JP2002224407A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2002224407A
JP2002224407A JP2001022193A JP2001022193A JP2002224407A JP 2002224407 A JP2002224407 A JP 2002224407A JP 2001022193 A JP2001022193 A JP 2001022193A JP 2001022193 A JP2001022193 A JP 2001022193A JP 2002224407 A JP2002224407 A JP 2002224407A
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Japan
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ball
medal
spare
medals
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JP2001022193A
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Atsushi Okuyama
敦士 奥山
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め遊技機本体側に予備球を準備でき、必要
に応じてその予備球を循環経路に容易に封入できる弾球
遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技機本体3に遊技盤15と発射手段1
6とを備え、発射手段16から遊技盤15へと遊技球を
案内する発射側経路45と、遊技盤15側から発射手段
16側へと遊技球を戻す戻り側経路46とを含む閉ルー
プ状の循環経路44を構成し、循環経路44中に複数個
の遊技球を封入し、遊技機本体3内に、封入用の予備球
を貯留する予備球容器93を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】弾球遊技機には、パチンコ機の他に、ア
レンジボール機、雀球遊技機等の組み合わせ遊技機があ
る。この種の弾球遊技機には、従来、遊技機本体に遊技
盤と発射手段とを備え、これら遊技盤及び発射手段の間
で遊技球の循環経路を構成し、その循環経路中に所定数
の遊技球を封入した封入式がある。
【0003】この封入式は、発射手段から遊技盤へと遊
技球を案内する発射側経路と、遊技盤側から発射手段側
へと遊技球を戻す戻り側経路とを含む閉ループ状の循環
経路を構成し、この循環経路中に複数個の遊技球を封入
して、ゲームに際しては、戻り側経路内の遊技球を球送
り手段により1個づつ発射手段側へと供給し、その遊技
球を発射手段により発射させて発射側経路を経て遊技盤
へと案内するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の封入式の弾球
遊技機では、循環経路中に多数の遊技球を封入すれば、
その遊技球分の重量が重たくなる。例えばアレンジボー
ル機、雀球遊技機等の組み合わせ遊技機では、1ゲーム
当たり所定数(16個)の遊技球を使用し、その所定数
の遊技球を遊技領域へと打ち込みながらゲームを行う。
このため機種、メーカー等によって循環経路中の遊技球
の封入個数に多少の違いはあるものの、多くの場合に
は、1ゲームの遊技球の打ち込み個数か、又はそれに近
い個数にする等、遊技球の重量が問題とならない程度に
抑えている。従って、循環経路には、必ず所定の封入個
数分の遊技球を封入しておく必要がある。
【0005】しかし、遊技球の循環経路に関連する部分
の修理等を行った場合には、遊技球を抜き取った際に紛
失して循環経路中の遊技球の封入個数が不足するような
ことがある。例えば、循環経路には球送り手段、その他
の部品があるが、球送り手段を交換する等の修理を行う
場合には、一旦循環経路中の遊技球を容器等に抜き取っ
て保存しておき、球送り手段の交換後にその遊技球を循
環経路中に戻すとしても、その途中で遊技球を紛失して
封入個数が不足することがある。
【0006】このような場合に、従来の遊技機では、遊
技機自体に予備球を貯留しておくものがないので、予め
予備球を準備しておかなければならず、非常に不便であ
るばかりでなく、修理後に予備球の補充を忘れがちにな
る問題がある。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑み、予め
遊技機本体側に予備球を準備でき、必要に応じてその予
備球を循環経路に容易に封入できる弾球遊技機を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技機本体3
に遊技盤15と発射手段16とを備え、前記発射手段1
6から前記遊技盤15へと遊技球を案内する発射側経路
45と、前記遊技盤15側から前記発射手段16側へと
遊技球を戻す戻り側経路46とを含む閉ループ状の循環
経路44を構成し、該循環経路44中に複数個の遊技球
を封入した弾球遊技機において、前記遊技機本体3内
に、封入用の予備球を貯留する予備球容器93を設けた
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図1〜図10は本発明をメダル投入
式のアレンジボール機に採用した第1の実施形態を例示
する。このアレンジボール機は、図1〜図4に示すよう
に、外枠1と、この外枠1の前側に配置された前枠2と
を備えた遊技機本体3を有し、その前枠2は左右一端側
の縦方向のヒンジ4を介して外枠1に開閉及び着脱自在
に装着されている。
【0010】遊技機本体3には、その前面側に前面パネ
ル5が装着されると共に、外枠1側にメダルホッパー
6、補助タンク7、電源ユニット8等が設けられ、前枠
2側に遊技盤15、発射手段16、メダル選別手段17
が設けられる等、遊技機本体3の内部で前面パネル5の
裏側に、遊技盤15を含む各種の内部機構が設けられて
いる。
【0011】外枠1は、左右一対の上下方向の側枠部1
aと、この一対の側枠部1aの上下両端を連結する上枠
部1b及び下枠部1cと、側枠部1aの上下方向の中間
を左右に連結する中間枠部1dとを備えた縦方向に長い
矩形枠等により構成され、この外枠1の内部の下部側、
即ち下枠部1c上にメダルホッパー6、補助タンク7、
電源ユニット8等が配置されている。なお、外枠1に
は、その裏側に裏板9が装着されている。
【0012】外枠1内には、図4〜図6に示すように、
その中間枠部1d上に予備球容器93が設けられてい
る。予備球容器93は、封入用の予備球を予め貯留して
おくためのもので、前枠2側の各部材と干渉せず、また
修理等の邪魔にならないように、中間枠部1dの上側で
一方の側枠部1a側の近傍の隅等に配置する等、適当箇
所に着脱自在に設けられている。なお、予備球容器93
は、所定数の予備球を貯留可能な大きさ、形状であれ
ば、箱状、皿状、ボトル状、その他の何れであっても良
く、また内部の予備球が零れないように開閉自在な蓋を
備えたものでも良い。
【0013】前枠2は、外枠1に対応して左右一対の上
下方向の側枠部2aと、この一対の側枠部2aの上下両
端を連結する上枠部2b及び下枠部2cとを備えた縦方
向に長い矩形枠等により構成されている。前枠2には、
その前面側に前面パネル5が装着され、また前面パネル
5の裏側の内部に遊技盤15、発射手段16、メダル選
別手段17等が配置されている。
【0014】メダルホッパー6はメダルを貯留するため
のもので、このメダルホッパー6には、投入メダルを受
け入れるメダルシュート10と、内部のメダルが満杯状
態のときに、余剰メダルを補助タンク7へと溢流させる
溢流口11と、景品用のメダルを払い出すメダル払い出
し手段12とが設けられている。メダル払い出し手段1
2は、メダルホッパー6内のメダルを景品用又は返却用
として払い出すためのもので、メダルホッパー6の下部
側に設けられ、モータ等の駆動手段13によりメダルホ
ッパー6内の回転体(図示省略)を駆動して、メダル払
い出し口14から前側へとメダルを払い出すようになっ
ている。なお、補助タンク7は出し入れ自在である。
【0015】遊技盤15は、前枠2の内部の遊技盤装着
枠18と支持枠19との間に裏側から嵌脱自在に嵌合さ
れ、遊技盤装着枠18の裏側に設けられた複数個の締結
手段18aにより着脱自在に固定されている。従って、
遊技盤15は、遊技機本体3の前部側、取り分け前枠2
に裏側から着脱自在である。遊技盤装着枠18は門型状
で、その上側及び左右両側が支持枠19の上側で前枠2
の内側面に固定されている。支持枠19は、遊技盤15
を下側から受ける遊技盤受け部20を上縁側に一体に備
え、前枠2の内部に左右方向に架設されている。
【0016】遊技盤15の前面には、図1に示すよう
に、ガイドレール21が環状に装着されると共に、この
ガイドレール21の内側の遊技領域27の下部に入賞口
手段22が配置され、また入賞口手段22の上側に誘導
図柄表示手段23、特定入賞手段24、得点増加手段2
5、作動手段26a,26b、普通入賞手段26c,2
6d等の各遊技部品が配置されている。なお、入賞口手
段22と各遊技部品との間には、多数の遊技釘(図示省
略)が設けられている。
【0017】誘導図柄表示手段23は液晶表示手段によ
り構成され、作動手段26aの遊技球の検出を条件に1
個又は複数個、例えば3個の誘導図柄23aが所定時間
変動して停止するようになっている。なお、誘導図柄2
3aには数字図柄、キャラクター、その他の適宜図柄、
例えば数字図柄が使用されている。
【0018】入賞口手段22は、図5、図7に示すよう
に、遊技盤15の開口部15aに裏側から着脱自在に装
着された入賞ケース28と、この入賞ケース28に横一
列状等に形成され且つ前側から入賞した遊技球を遊技盤
15の裏側へと誘導する複数個、例えば16個の入賞口
29と、各入賞口29に入賞した遊技球を検出する複数
個、例えば16個の入賞検出スイッチ30とを備え、遊
技盤15に沿って落下する遊技球が何れかの入賞口29
に入賞して、入賞検出スイッチ30がその遊技球を検出
するようになっている。
【0019】特定入賞手段24、得点増加手段25等
は、遊技盤15の前側で入賞した遊技球を遊技盤15の
裏側に案内するように構成され、これらに遊技球が入賞
したときに、それに対応する1個又は複数個の入賞口2
9への遊技球の入賞と同等に取り扱われるようになって
いる。
【0020】遊技盤15の裏面には、図2及び図3に示
すように入賞口手段22、誘導図柄表示手段23、特定
入賞手段24、得点増加手段25、作動手段26a,2
6b、普通入賞手段26c,26d等の各遊技部品を裏
側から覆う裏カバー31と、この裏カバー31の下側に
配置された球集合ケース32とが着脱自在に装着され、
その裏カバー31の裏面に、主制御基板33を収納する
主基板ケース34と、音声基板35を収納する音声基板
ケース36とが着脱自在に装着されている。
【0021】裏カバー31には、図5に示すように、そ
の底壁31aの前縁部に開口部31bが形成されてい
る。球集合ケース32は、入賞口手段22、特定入賞手
段24、得点増加手段25等の遊技部品を経て遊技盤1
5の裏側に誘導された遊技球を集合させるためのもの
で、図5、図7及び図8に示すように、上側が開口する
球集合部32aと、この球集合部32aで集合した遊技
球を下方へと排出する球排出口32bとを有し、入賞ケ
ース28の下側で遊技盤15の裏側に装着されている。
なお、入賞口29に入賞した遊技球は、入賞検出スイッ
チ30で検出された後、入賞口手段22等の内部に停留
することなく、球集合ケース32を経て球排出口32b
から排出されるようになっている。
【0022】球集合ケース32の球排出口32bは、後
述の待機通路47の長さを容易に確保できるように、球
集合ケース32の左右方向の略中央よりも球送り手段4
8と反対側に偏位して配置されている。また、入賞口手
段22の左右両側には、特定入賞手段24、得点増加手
段25等からの遊技球を球集合ケース32の球集合部3
2aへと案内する案内通路32cが、裏カバー31の開
口部31bを経て球集合ケース32側に突出するように
装着されている。
【0023】発射手段16は、遊技球をガイドレール2
1を経て遊技盤15の遊技領域27へと発射させるため
のもので、図1〜図3に示すように、発射レール37
と、発射レール37上の遊技球をガイドレール21側に
向かって打撃する打撃槌38と、打撃槌38を遊技球の
打撃方向に付勢する発射バネ(図示省略)と、カム機構
39を介して発射バネに抗しながら打撃槌38を反打撃
方向へと間欠的に揺動させるモータ等の発射駆動手段4
0と、遊技者の把持により発射駆動手段40を起動させ
且つその回動操作により発射バネのバネ圧を調整可能な
発射ハンドル41とを備え、取り付け板16a等を介し
て支持枠19に着脱自在に装着されている。
【0024】発射レール37は、遊技盤15側のガイド
レール21に対応して支持枠19の前側等に装着されて
いる。打撃槌38は発射レール37上の遊技球を打撃で
きるように、発射レール37に対応して支持枠19の前
側等に配置され、取り付け板16aに前後方向の枢軸に
より揺動自在に軸支されている。発射ハンドル41は、
図5に示すように、前面パネル5側の通孔42を貫通し
て前側に突出する支持筒43の前端部側に設けられてお
り、遊技者が前面パネル5の前側で把持して回動操作で
きるようになっている。なお、発射ハンドル41には、
遊技者の把持又は操作を検出するタッチスイッチ(図示
省略)のタッチ片が設けられている。
【0025】発射レール37の前側には、発射レール3
7及びガイドレール21の発射レール37側の一部分を
前側から覆うレールカバー90が設けられている。この
レールカバー90は、例えば前面パネル5に左右方向に
架設された支持部材91に着脱自在に装着されている。
【0026】発射手段16側と遊技盤15側との間に
は、図3、図5及び図8に示すように、これらを含む遊
技球用の循環経路44が閉ループ状に形成され、その循
環経路44内に複数個の遊技球が封入されている。循環
経路44は、発射手段16により発射された遊技球を遊
技盤15側へと案内する発射側経路45と、遊技盤15
の裏側に通過した遊技球を発射手段16側へと戻す戻り
側経路46とを備えている。発射側経路45は発射レー
ル37、ガイドレール21等により構成され、また戻り
側経路46は球集合ケース32、待機通路47、球送り
手段48等により構成されている。
【0027】待機通路47は、遊技盤15を通過して戻
って来た遊技球を待機させるためのもので、図8及び図
9に示すように、球集合ケース32の球排出口32bの
下側に連通する縦通路部47aと、この縦通路部47a
の下側に連通する左右方向の傾斜通路部47bとを一体
に備え、支持枠19の裏側等の前枠2側に、発射手段1
6側が低くなるように左右方向に傾斜させて着脱自在に
装着されている。なお、待機通路47は、縦通路部47
aの上端側が遊技盤15の下端と干渉しない位置で球集
合ケース32の球排出口32bに下側から連通してい
る。
【0028】この待機通路47は、その内部に封入され
た遊技球を前枠2の裏側から視認できるように、透明な
合成樹脂材料等に構成されている。なお、待機通路47
の後壁又は上壁等に、その長手方向に連続的又は間欠的
に透視孔、透視スリット等を設けて、内部の遊技球を視
認可能にしても良い。
【0029】待機通路47の傾斜通路部47bの上流側
の中途部分には、ガイドレール21と発射レール37と
の間のファール球戻り口94に入ったファール球を待機
通路47側に戻すファール球通路95が接続されてい
る。なお、ファール球通路95は戻り側経路46の一部
を構成し、支持枠19を前後方向に貫通している。
【0030】なお、循環経路44中の遊技球の封入個数
は、1ゲームに必要な最低の所定数以上(例えば16〜
25個程度)が望ましいが、少なくとも発射手段16が
遊技球を所定の時間間隔で発射できるに十分な個数であ
れば良く、1ゲームに必要な所定数未満でも良い。また
待機通路47は、その封入個数分の遊技球の全て、又は
下流側の一部(数個程度)が一列状に整列する程度の長
さであることが望ましい。
【0031】循環経路44は、発射側経路45を除く戻
り側経路46が閉鎖状であり、この循環経路44の一部
に、前枠2の裏側から予備球を入れる球入れ口96が設
けられている。この球入れ口96は、例えば待機通路4
7の縦通路部47aの後部側に形成される等、戻り側経
路46の内、発射前の遊技球が待機する箇所である傾斜
通路部47bの上流側に設けられている。なお、球入れ
口96は、遊技盤15の裏側で上向きに開口しており、
修理後に予備球を入れる場合には、前枠2を開放した状
態でその裏側から入れるようになっている。予備球は、
予備球容器93内のものを使用すれば良い。
【0032】球送り手段48は、発射手段16の発射動
作に連動して待機通路47内の遊技球を1個づつ発射レ
ール37上へと送るためのもので、発射レール37と待
機通路47の下流側端部との間で支持枠19等に着脱自
在に装着されている。
【0033】メダル選別手段17は、後述のメダル投入
口49から投入されたメダルの正否を選別するためのも
ので、図6及び図8に示すように、メダル投入口49に
対応して支持枠19等に着脱自在に装着されている。そ
して、このメダル選別手段17は、メダルの移動中に重
量、外形、材質等を基準に正否を判別し、その判別結果
に応じて不良なメダルを不良シュート50を経て後述の
メダル案内樋51へと戻し、正常な(正規の)メダルを
メダルホッパー6のメダルシュート10へと案内するよ
うになっている。メダル選別手段17には、正規のメダ
ルを検出するためのメダル検出スイッチ52がその判別
部よりも下流側に設けられている。
【0034】前面パネル5は、少なくとも遊技盤15の
前側に対応するガラス扉53と、その他の部分との複数
個に分割されている。前面パネル5は、図5及び図6に
示すように、例えば遊技盤15の前面側に対応するガラ
ス扉53の他に、ガラス扉53の上側に配置された上パ
ネル54と、ガラス扉53の下側に配置された中間パネ
ル55と、中間パネル55の下側に配置された下パネル
56との複数個に分割され、その下パネル56を除く上
パネル54、ガラス扉53、中間パネル55が、前枠2
のヒンジ4と同一側で縦方向のヒンジ57により前枠2
に対して個別に開閉自在に枢着されている。なお、前面
パネル5は前枠2と一体に形成してもよい。
【0035】ガラス扉53は、遊技盤15の遊技領域2
7に対応する窓孔58が形成された扉枠59と、その窓
孔58を塞ぐように扉枠59に装着されたガラス板60
とを備えている。上パネル54は前枠2の上部側に配置
され、特別遊技状態、その他の遊技状態等を表示する上
部表示手段61が装着されている。上部表示手段61
は、上パネル54に着脱自在に装着された表示カバー6
2と、表示カバー62内に設けられた1個又は複数個の
表示ランプ63とを備え、その表示ランプ63がゲーム
状態に応じて点滅発光するようになっている。表示カバ
ー62は、遊技機本体3の左右方向の略全幅に亘って前
方に突出すると共に、その下側が後ろ下がりに傾斜状に
構成されている。
【0036】中間パネル55は、図5〜図7に示すよう
に、前方に張り出す張り出し部64を有し、この張り出
し部64の上部側に、前下がりに傾斜する表示パネル部
65と操作パネル部66とが設けられ、また張り出し部
64の下側に、その下端から前枠2側へと後方に屈曲す
る底壁部64aが設けられている。なお、中間パネル5
5の下端部は、その開閉時に発射ハンドル41と干渉し
ないように、発射ハンドル41よりも上側で下パネル5
6と分離され、中間パネル55を閉じたときに、下パネ
ル56の上端部に前側から当接するか、又は下パネル5
6の上端部と上下に重なるようになっている。
【0037】表示パネル部65はガラス扉53の下辺側
の近傍に左右方向に細長く形成され、この表示パネル部
65の手前側に操作パネル部66が設けられている。表
示パネル部65には、左右方向の略中央部分に入賞表示
手段67が設けられ、この入賞表示手段67の左右方向
の一方にメダル数表示手段68が、他方に得点表示手段
69が夫々設けられている。なお、表示パネル部65
は、各表示手段67〜69の表示状態が確認し易くなる
ように操作パネル部66よりも傾斜角度が大になってい
るが、操作パネル部66と略同一角度にしても良い。
【0038】入賞表示手段67は、入賞口手段22の各
入賞口29と対応する複数個、例えば16個の入賞表示
部70を備え、その各入賞表示部70が入賞口手段22
の各入賞口29と相対応して前後方向に近接するように
横一列状に配置されている。そして、各入賞表示部70
は、遊技球が何れかの入賞口29に入賞したときに、そ
れに対応する入賞表示部70が発光、その他によってそ
の入賞を遊技者に表示するようになっている。各入賞表
示部70には、各入賞口29に対応して一端側から順番
に番号が付されている。なお、入賞表示手段67は、入
賞口手段22よりも上側の遊技領域27の中央部等に、
入賞表示部70を縦横に所定数(例えば4個)づつ組み
合わせて配置しても良い。
【0039】メダル数表示手段68は、メダル投入口4
9から投入されたメダルの保有枚数(預託メダル数)を
表示するためのものであり、表示パネル部65上の左右
方向の一方側、例えば向かって左側の後述するメダル投
入口49の近傍に配置されており、例えば2桁表示可能
な7セグメントによる表示手段により構成されている。
メダル投入口49にメダルが投入されると、メダル数表
示手段68にはその投入枚数の合計が預託メダル数とし
て表示される。また、ゲームを開始する毎に、1ゲーム
に必要な規定の複数枚のメダル数が預託メダル数から減
算され、その減算された預託メダル数がメダル数表示手
段68に表示される。なお、メダル数表示手段68に表
示される預託メダル数には上限(例えば50枚)が設定
されており、預託メダル数がその上限を超えると、その
所定数を超えた枚数分は払い出されるようになってい
る。
【0040】得点表示手段69は、入賞役の成立により
付与された得点又は景品用メダルの未払い出し分の得点
を表示するためのものであり、表示パネル部65上の左
右方向の一方側、例えばメダル数表示手段68の反対側
に配置されている。得点表示手段69は、例えばメダル
数表示手段68と同様、2桁表示可能な7セグメントに
よる表示手段により構成されている。ゲーム中に入賞役
が成立すると、その入賞役に応じた得点の合計が得点表
示手段69に表示される。ゲームで付与される得点には
上限(例えば10点)が設定されている。ゲーム終了時
にその得点に応じた景品用メダルが払い出されると、得
点表示手段69の表示は例えば“0”となる。
【0041】なお、得点表示手段69に代えて、又は得
点表示手段69と共に獲得メダル数表示手段を設け、そ
の獲得メダル数表示手段により、得点に応じて獲得した
獲得メダル数又は未払い出し分の獲得メダル数を表示す
るようにしても良い。
【0042】操作パネル部66には、メダル投入口4
9、手動選択スイッチ71、自動選択スイッチ72及び
返却スイッチ73が設けられている。メダル投入口49
は、操作パネル部66の左右方向の一方側でヒンジ4,
57に近い側の端部若しくはその近傍に配置され、この
メダル投入口49よりも左右方向の中央側に手動選択ス
イッチ71と自動選択スイッチ72と返却スイッチ73
とが左右方向に一列状に配置されている。
【0043】メダル投入口49は、少なくとも1ゲーム
に必要な規定の複数枚、好ましくは複数ゲーム分の多数
枚のメダルを投入可能な大きさのホッパー状であって、
その下部側の出口49aは、メダル選別手段17に対し
てメダルを1枚づつ供給し得るように狭くなっている。
メダル投入口49の外側には、多数枚のメダルを投入し
たときにも、出口49a側でメダルが整列するようにメ
ダル投入口49を微震動させる振動付与手段74が装着
されている。振動付与手段74は、メダル投入口49に
メダルを投入したときに作動するようになっている。な
お、メダル投入口49は、一度の投入枚数が1ゲームに
必要な規定数以下のメダル数、例えばメダルを1枚づつ
投入できる程度のものでも良い。
【0044】手動選択スイッチ71は、その操作毎に1
ゲームづつのゲームを開始可能にするためのもので、こ
の手動選択スイッチ71を操作したときに、預託メダル
数から規定の複数枚、例えば4枚分のメダルを減算する
処理を行い、1ゲーム分のゲームが開始可能な状態にな
るようになっている。
【0045】自動選択スイッチ72は、所定の休止期間
をおいて繰り返し連続的にゲームを開始可能にするため
のもので、この自動選択スイッチ72を操作したとき
に、規定数以上の預託メダル数があれば、手動選択スイ
ッチ71を操作しない限り、各ゲームの開始前に規定数
のメダルを減算する処理を行い、その後にゲームが開始
可能な状態になるようになっている。
【0046】返却スイッチ73は、預託メダルの返却を
求めるためのもので、この返却スイッチ73を操作した
ときに、メダル払い出し手段12が作動して預託メダル
数分のメダルをメダルホッパー6から払い出すようにな
っている。
【0047】手動選択スイッチ71、自動選択スイッチ
72、返却スイッチ73には、押しボタン式、その他の
ものが使用されている。また手動選択スイッチ71、自
動選択スイッチ72には、その操作部側にランプ等の選
択表示手段(図示省略)が設けられ、その選択表示手段
で選択状況を表示するようになっている。なお、選択表
示手段は、手動選択スイッチ71、自動選択スイッチ7
2の近傍に設けても良い。
【0048】下パネル56は、前枠2の下部側に固定さ
れている。下パネル56には、その下部側の左右方向の
略中央にメダル受け皿75とメダル案内樋51とが前後
に設けられ、またメダル受け皿75の左右方向の一方側
で且つヒンジ4,57に近い側に灰皿76が、反対側に
手乗せ台77が夫々設けられている。メダル受け皿7
5、灰皿76及び手乗せ台77は、下パネル56から前
方に突出しており、その前端は面一状になっている。な
お、下パネル56に、発射ハンドル41を支持する支持
筒43を前後方向に貫通させるための通孔42が形成さ
れている。
【0049】メダル受け皿75は、メダル払い出し手段
12から払い出されたメダル、及び不良シュート50を
経て返却された不良メダル等を貯留するためのものであ
る。メダル案内樋51は、メダル払い出し手段12から
払い出されたメダル、不良シュート50を経て返却され
た不良メダルをメダル受け皿75へと案内するためのも
ので、下パネル56から後方に突出するようにメダル受
け皿75に一体又は別体に設けられている。
【0050】手乗せ台77の上側には発射ハンドル41
があり、これら手乗せ台77及び発射ハンドル41は、
ヒンジ4,57、メダル投入口49に対して左右方向の
反対側の端部若しくはその近傍に配置されている。手乗
せ台77は、発射ハンドル41を操作するときに手の一
部を乗せておくためのもので、この手乗せ台77と発射
ハンドル41との間隔は、手乗せ台77上に手の一部を
乗せた状態でも発射ハンドル41を操作できるし、乗せ
ない状態でも操作できる程度に設定されている。また発
射ハンドル41の上側には、中間パネル55の張り出し
部64に、上側へと円弧状に凹入する凹部78が形成さ
れ、発射ハンドル41と張り出し部64との間に、発射
ハンドル41を把持したときに、手が中間パネル55の
張り出し部64に接触しない程度の間隔が確保されてい
る。
【0051】図10はアレンジボール機の制御系のブロ
ック図である。この制御系は、図10に示すように主制
御手段80、入賞表示制御手段81、精算処理手段8
2、払い出し制御手段83、メダル計数手段84、預託
処理手段85、ゲーム選択手段86、発射制御手段8
7、返却制御手段88、等を備えている。
【0052】主制御手段80は、入賞役の成否、誘導図
柄表示手段23の変動条件の成否、特定入賞手段24の
作動条件の成否、得点増加手段25の作動条件の成否
等、遊技盤15側の各ゲーム毎の遊技動作を制御する機
能を備えている。
【0053】入賞表示制御手段81は、入賞口手段22
の各入賞口29に遊技球が入賞したとき等に、入賞表示
手段67のその入賞口29等に対応する入賞表示部70
に入賞表示をさせるようになっている。精算処理手段8
2は、主制御手段80からの信号により、ゲーム中又は
ゲームの終了毎に入賞役の成否等に応じて得点を算出す
る精算処理を行い、その得点を得点表示手段69に表示
させると共に、ゲームの終了と同時又はその後に精算処
理の終了指令があったときに精算処理を終了するように
なっている。
【0054】払い出し制御手段83は、精算処理手段8
2の精算処理により得点が付与されたときに、ゲーム中
又はゲームの終了後にメダル払い出し手段12を制御し
て、その得点に応じてメダルホッパー6内のメダルをメ
ダル払い出し手段12によりメダル受け皿75へと払い
出させるようになっている。
【0055】メダル計数手段84は、メダル投入口49
から投入された正規のメダルを計数するためのもので、
メダル検出スイッチ52からの信号により投入メダル数
を計数するようになっている。預託処理手段85は、メ
ダル計数手段84で計数された投入メダル数を記憶中の
預託メダル数に順次加算して預託メダル数を更新し、ゲ
ーム選択手段86からの指令に基づいて、ゲーム毎にそ
の預託メダル数から1ゲームに必要なメダルの規定数分
を減算処理して預託メダル数を更新し、更に預託メダル
数を更新する都度、その時点の実預託メダル数をメダル
数表示手段68に表示させるようになっている。
【0056】ゲーム選択手段86は、手動選択スイッチ
71、自動選択スイッチ72で選択された選択結果に基
づいて、預託処理手段85、発射制御手段87、その他
の各部に1ゲーム又は連続ゲームの指令を送るためのも
ので、例えば手動選択スイッチ71を操作したときにそ
の操作毎に1ゲーム分のメダル数を減算する指令を、自
動選択スイッチ72を操作したときに各ゲーム毎に1ゲ
ーム分のメダル数を順次減算する指令を夫々出して、預
託処理手段85にゲームの開始前に預託メダル数から規
定数分を減算処理させると共に、手動選択スイッチ71
を操作したときに1ゲームの指令を発射制御手段87
に、自動選択スイッチ72を操作したときに連続ゲーム
の指令を発射制御手段87に夫々出すようになってい
る。
【0057】発射制御手段87は、各ゲームの終了毎に
所定の休止時間をおいて発射手段16の発射動作を制御
するためのもので、預託処理手段85が規定数のメダル
の減算処理を行ったこと及び遊技者が発射手段16の発
射ハンドル41を操作することを条件に、ゲーム選択手
段86の指令に基づいて発射手段16を発射動作させ、
発射手段16が最大所定数(16個)の遊技球を遊技領
域27に打ち込んだ場合に、その発射手段16の作動を
停止させるようになっている。なお、制御系は、メダル
投入口49に規定数以上のメダルを投入すれば、発射ハ
ンドル41の把持によって発射制御手段87が発射手段
16を制御可能になるため、ゲームを開始可能な状態に
なる。
【0058】返却制御手段88は、返却スイッチ73を
操作したときに、預託処理手段85側に記憶されている
預託メダル数に残高があることを条件に、メダル払い出
し手段12がその預託メダル数分のメダルを払い出すよ
うに制御するためのものである。
【0059】次に、上記構成のアレンジボール機におけ
る動作を説明する。ゲームの開始に際しては、メダル投
入口49に1ゲームに必要な規定数以上の複数枚のメダ
ルを投入する。すると、各メダルはメダル投入口49内
で整列してメダル選別手段17へと入り、そのメダル選
別手段17で正否の判別を受け、不良メダルは不良シュ
ート50からメダル受け皿75へと戻され、正規のメダ
ルのみがメダルシュート10を経てメダルホッパー6へ
と落下する。
【0060】このときメダル検出スイッチ52が正規の
メダルを検出し、メダル計数手段84がそのメダル数を
計数して、預託処理手段85が記憶中の預託メダル数に
加算して更新する。これによって預託処理手段85がゲ
ーム選択手段86の指令に基づいてメダルの減算処理を
行うことが可能になるので、ゲームを開始可能な状態に
なる。またメダルを投入すれば、預託処理手段85の制
御によってメダル数表示手段68が預託メダル数を表示
する。このため遊技者は、その表示によってその時点の
預託メダル数を容易に確認できる。
【0061】次に手動選択スイッチ71を操作すると、
ゲーム選択手段86が1ゲーム選択の指令を預託処理手
段85、発射制御手段87、その他の各部に送り、預託
処理手段85が預託メダル数から規定数分を減算し更新
する処理を行い、これによって発射手段16が実際に遊
技球を発射可能な状態になる。なお、預託処理手段85
が減算処理を行えば、メダル数表示手段68はその減算
後の預託メダル数を表示する。
【0062】例えば預託メダル数が“0”の状態で新た
にメダルを投入した場合には、手動選択スイッチ71を
操作することなく預託処理手段85が預託メダル数から
規定数分を自動的に減算し、ゲームを開始可能な状態に
なるように構成しても良い。また預託処理を経ずにゲー
ムを開始可能にしても良い。
【0063】その後、遊技者が発射ハンドル41を把持
して操作すると、発射制御手段87がゲーム選択手段8
6からの指令に基づいて発射手段16を作動させ、球送
り手段48が待機通路47内の遊技球を1個づつ発射レ
ール37上に供給し、その発射レール37上の遊技球を
打撃槌38で打撃して順次ガイドレール21を経て遊技
盤15の遊技領域27へと打ち込んで行き、これによっ
て通常のゲームが進行する。
【0064】遊技領域27に打ち込まれた遊技球は、入
賞口手段22の何れかの入賞口29に入賞するか、又は
特定入賞手段24等に入賞して、遊技盤15の裏側へと
案内された後、球集合ケース32を経て待機通路47へ
と順次戻されて行く。例えば、遊技球が入賞口手段22
の何れかの入賞口29に入賞すると、その遊技球は入賞
口29から遊技盤15の裏側へと案内され、球集合ケー
ス32を経て待機通路47へと戻される。また、遊技球
が入賞口29から遊技盤15の裏側へと通過するとき
に、入賞検出スイッチ30がその遊技球を検出し、入賞
表示制御手段81の制御によって、入賞表示手段67の
対応する入賞表示部70が入賞を表示する。
【0065】入賞口手段22の入賞口29の内、その隣
り合う4個の入賞口29に遊技球が入賞して入賞役が成
立すると、主制御手段80が入賞役の成立を判定し、そ
の入賞役の成立の難易度に応じて精算処理手段82が得
点を付与する精算処理を行い、得点表示手段69がその
得点を表示する。このため遊技者は、そのゲームで獲得
した得点を得点表示手段69の表示によって容易に確認
できる。
【0066】入賞役の成立により得点が付与されると、
メダル払い出し手段12が払い出し制御手段83の制御
により作動して、その得点に応じてメダルホッパー6内
のメダルをメダル払い出し口14からメダル受け皿75
へと払い出す。これによって遊技者は、所定の利益を享
受できる。なお、1ゲーム当たりの得点は最高10点で
あり、また1点当たりのメダルの払い出し個数は4枚で
ある。
【0067】自動選択スイッチ72を操作したときに
は、預託メダル数が1ゲームに必要な規定数以上である
限り、預託処理手段85が各ゲーム毎に規定数のメダル
の減算処理を行い、発射手段16が各ゲーム毎に遊技領
域27へと所定数の遊技球を打ち込んで行く。従って、
遊技者は、発射ハンドル41を操作するだけで、所定の
休止時間をおきながら自動的に連続してゲームを行うこ
とができる。
【0068】返却スイッチ73を操作したときには、預
託処理手段85側に記憶された預託メダル数に残高があ
ることを条件に、返却制御手段88の制御により、メダ
ル払い出し手段12が作動してメダルホッパー6から預
託メダル数分のメダルをメダル受け皿75へと払い出
す。
【0069】遊技機本体3の内部側の各種機器類を修理
する場合には、前枠2をヒンジ4廻りに開放する。例え
ば、球送り手段48が故障した場合には、前枠2を開放
して、その裏側から球送り手段48を取り外して交換等
を行う。この場合、循環経路44の戻り側経路46内に
待機中の遊技球を容器等に抜き取って保存しておき、球
送り手段48の修理の完了後に、その遊技球を戻り側経
路46内に戻す。
【0070】この遊技球の封入に当たっては、待機通路
47の上流側に球入れ口96があるので、この球入れ口
96から遊技球を入れて封入すれば良い。また遊技球の
封入個数が不足する場合には、外枠1側の予備球容器9
3内の予備球を取り出して、球入れ口96から入れれば
良い。このように外枠1側の予備球容器93に予備球を
入れて準備しておくことができるので、予備球を容易に
補充できる。特に外枠1側に予備球容器93があり、前
枠2の裏側に開口する球入れ口96があるため、遊技盤
15の前側でガラス扉53を開放してファール球戻り口
94から予備球を補充する場合に比較して、その補充が
更に容易である。
【0071】図11及び図12は本発明の第2の実施形
態を例示し、この実施形態では、球入れ口96を開閉自
在に塞ぐ開閉蓋97を設けている。開閉蓋97は、端部
側に操作部97aを有し、縦通路部47aに形成された
案内溝98に開閉方向に摺動自在に挿入されている。こ
のように球入れ口96側に開閉蓋97を設けることも可
能である。なお、開閉蓋97は開閉自在に枢支する等、
他の手段で開閉自在に設けても良い。このようにすれ
ば、通路内へのゴミ等の進入を防止できる。
【0072】図13は本発明の第3の実施形態を例示
し、この実施形態では、予備球容器93を前枠2の内
部、取り分けその下部側で下枠部2c上に設けている。
このように予備球容器93は前枠2側に設けても良い。
なお、前枠2側に予備球容器93を設ける場合には、邪
魔にならないように下枠部2cの左右方向の端部側に配
置するのが望ましい。また予備球容器93を前枠2側に
設ける場合にも、その予備球容器93に蓋を設けても良
い。
【0073】図14は本発明の第4の実施形態を例示す
る。この実施形態では、予備球容器93を引出し状に構
成している。予備球容器93は前側に把手93aを有
し、外枠1の中間枠部1dと、その下側の設けられた受
け部98との間に前側から出し入れ自在に挿入されてい
る。
【0074】このように予備球容器93を引出し状に構
成すれば、その中の予備球が零れるようなこともない。
なお、予備球容器93は外枠1側の他の箇所に設けても
良い。また予備球容器93を前枠2側に設ける場合に
も、この実施形態と同様の引出し状に構成しても良い。
【0075】以上、本発明の各実施形態について詳述し
たが、これらの実施形態に限定されるものではなく、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能であ
る。例えば、実施形態では、外枠1の中間枠部1dの上
側、又は前枠2の下枠部2cの上側に予備球容器93を
設けているが、外枠1の内部、又は前枠2の内部であれ
ば、他の箇所に予備球容器93を設けることも可能であ
る。
【0076】また循環経路44の戻り側経路46が閉鎖
状の場合に、戻り側経路46に裏側から予備球を補充す
るためには、その戻り側経路46に球入れ口96を設け
る必要があるが、その箇所は待機通路に限定されるもの
ではなく、球集合ケース32の後壁等に設けることも可
能である。更にガラス扉53を開けて予備球を入れる場
合には、ファール球戻り口94を利用できるので、球入
れ口96を別途設ける必要はない。
【0077】戻り側経路46は前枠2の前側に配置し
て、その戻り側経路46に対応して前面パネル5等に透
視部を設けることにより、戻り側経路46内の遊技球を
前側から視認できるようにしても良い。
【0078】更に実施形態では、メダル投入口49から
投入されたメダルをメダル計数手段84で1枚づつ計数
するようにしているが、規定の複数枚を単位として検出
し、その検出を条件にゲームを開始可能にしても良い。
またメダルを1枚投入すれば、それを条件にゲームを開
始可能にしても良い。
【0079】複数枚のメダルの投入でゲームを開始可能
にするとき、実施形態では手動・自動の別を選択するよ
うにしているが、1ゲームに必要な預託メダルがあり、
発射ハンドル41を操作している限り、所定の休止時間
をおいて自動的にゲームを繰り返すようにしても良い。
この場合にも、発射ハンドル41のタッチ片から手を放
したときに、そのゲームの終了を待ってゲームの継続を
停止するように構成すれば、別段問題はない。
【0080】手動、自動を選択する選択スイッチを設け
る場合にも、実施形態のように手動選択スイッチ71と
自動選択スイッチ72とを別々に設ける必要はなく、1
個の選択スイッチで手動、自動を選択するようにしても
良い。この場合、選択スイッチの近傍等の適当箇所に手
動選択表示手段、自動選択表示手段を設けることによ
り、遊技者は容易に手動、自動の区別が可能である。な
お、選択表示手段を1個として、その表示の色、点滅の
有無等により自動、手動を識別可能に表示するようにし
ても良い。
【0081】また実施形態では、手動選択スイッチ71
を操作するときには、その操作によって預託処理手段8
5がそのゲームの開始前に規定数のメダルの減算処理を
行い、自動選択スイッチ72を操作するときには、その
操作によって預託処理手段85がその各ゲームの開始前
に規定数のメダルの減算処理を行うようにしているが、
何れの場合にもメダルの投入後に遊技者が発射ハンドル
41を操作することを条件に、預託処理手段85がゲー
ムの開始前に規定数のメダルの減算処理を行うようにし
ても良い。
【0082】遊技機本体3は、外枠1とその前側の前枠
2とから構成し、その前枠2の前面側に前面パネル5を
設けているが、外枠1及び前枠2を一体にして遊技機本
体3を構成し、この遊技機本体3の前面側に前面パネル
5を開閉自在に設けても良い。遊技機本体3の前面に前
面パネル5を設けるに当たっても、その前面パネル5を
複数個に分割する必要は必ずしもない。なお、遊技機本
体3は、外枠1と前枠2と前面パネル5とを含めて構成
しても良い。従って、予備球容器93を設ける場合に
は、前面パネル5を含む遊技機本体3内に予備球容器9
3を配置すれば良く、予備球容器93を前面パネル5の
裏側に取り付けることも可能である。
【0083】ガラス扉53を含む前面パネル5の全体を
一体に構成し、その前面パネル5を遊技機本体3に対し
て開閉自在に設けても良い。前枠2と前面パネル5とを
一体に構成しても良い。1ゲームに必要なメダルの枚数
は4枚である必要はなく、1枚以上であれば良い。また
複数種類のメダルを使用可能にしても良い。
【0084】更に実施形態では、アレンジボール機につ
いて例示しているが、アレンジボール機の他、雀球遊技
機等の各種の組み合わせ遊技機、或いはパチンコ機でも
同様に実施できることはいうまでもない。またメダル投
入式の他、カード式の弾球遊技機でも同様に実施可能で
ある。
【0085】
【発明の効果】本発明では、遊技機本体3に遊技盤15
と発射手段とを備え、前記発射手段16から前記遊技盤
15へと遊技球を案内する発射側経路45と、前記遊技
盤15側から前記発射手段16側へと遊技球を戻す戻り
側経路46とを含む閉ループ状の循環経路44を構成
し、該循環経路44中に複数個の遊技球を封入した弾球
遊技機において、前記遊技機本体3内に、封入用の予備
球を貯留する予備球容器93を設けているので、予め遊
技機本体3側に予備球を貯留しておくことができ、循環
経路44に遊技球を補充する場合に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール
機の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール
機の側面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す前枠の背面図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す外枠の正面図で
ある。
【図5】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール
機の縦断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール
機の縦断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール
機の横断面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示す戻り側経路部分
の縦断面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を示す戻り側経路部分
の斜視図である。
【図10】本発明の第1の実施形態を示す制御系のブロ
ック図である。
【図11】本発明の第2の実施形態を示す戻り側経路部
分の縦断面図である。
【図12】本発明の第2の実施形態を示す戻り側経路部
分の縦断面図である。
【図13】本発明の第3の実施形態を示す前枠の背面図
である。
【図14】本発明の第4の実施形態を示すアレンジボー
ル機の縦断面図である。
【符号の説明】
1 外枠 2 前枠 3 遊技機本体 15 遊技盤 16 発射手段 44 循環経路 45 発射側経路 46 戻り側経路 49 メダル投入口 93 予備球容器 96 球入れ口 97 開閉蓋
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月19日(2001.2.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 弾球遊技機

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機本体(3) に遊技盤(15)と発射手段
    (16)とを備え、前記発射手段(16)から前記遊技盤(15)へ
    と遊技球を案内する発射側経路(45)と、前記遊技盤(15)
    側から前記発射手段(16)側へと遊技球を戻す戻り側経路
    (46)とを含む閉ループ状の循環経路(44)を構成し、該循
    環経路(44)中に複数個の遊技球を封入した弾球遊技機に
    おいて、前記遊技機本体(3) 内に、封入用の予備球を貯
    留する予備球容器(93)を設けたことを特徴とする弾球遊
    技機。
  2. 【請求項2】 前記遊技機本体(3) は、外枠(1) と、該
    外枠(1) に開閉自在に装着された前枠(2) とを備え、前
    記外枠(1) 内に前記予備球容器(93)を設けたことを特徴
    とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技機本体(3) は、外枠(1) と、該
    外枠(1) に開閉自在に装着された前枠(2) とを備え、前
    記前枠(2) 内に前記予備球容器(93)を設けたことを特徴
    とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記循環経路(44)は閉鎖状であり、該循
    環経路(44)の一部に、該循環経路(44)内に予備球を入れ
    る球入れ口(96)を設けたことを特徴とする請求項1〜3
    の何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記球入れ口(96)を開閉する開閉蓋(97)
    を設けたことを特徴とする請求項4に記載の弾球遊技
    機。
  6. 【請求項6】 前記戻り側経路(46)は、内部の遊技球を
    視認可能であり、該戻り側経路(46)の上流側に、裏側か
    ら予備球を入れるように前記球入れ口(96)を設けたこと
    を特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の弾球遊技
    機。
  7. 【請求項7】 前記遊技機本体(3) の前側にメダルを投
    入するメダル投入口(49)を備え、該メダル投入口(49)に
    規定の1枚又は複数枚のメダルを投入することを条件に
    ゲームを開始可能に構成したことを特徴とする請求項1
    〜6の何れかに記載の弾球遊技機。
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JP2009082221A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Sammy Corp 遊技機
JP2010022396A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Sammy Corp 遊技媒体循環ユニット、及び遊技機

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