JP2002224223A - ステント - Google Patents

ステント

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JP2002224223A JP2001026044A JP2001026044A JP2002224223A JP 2002224223 A JP2002224223 A JP 2002224223A JP 2001026044 A JP2001026044 A JP 2001026044A JP 2001026044 A JP2001026044 A JP 2001026044A JP 2002224223 A JP2002224223 A JP 2002224223A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】軸方向に柔軟で、拡張時にステント軸方向長さ
の収縮がなく、血管が収縮しようとする力に対する抵抗
が大きく、ストラットを均一に拡張させることが可能
で、更に拡張時にステント両端部が中央部よりも大きな
径に反り上がることがないステントを提供する。 【解決手段】略管状体に形成されたステントで、前記ス
テントが円周方向に伸張可能な略波形構成要素2と3
と、軸方向に伸張可能な略波形構成要素4とからなり、
複数の前記円周方向に伸張可能な略波形構成要素2が互
いに直接には連結せずにステントの略円周方向に配置さ
れ、複数の前記円周方向に伸張可能な略波形構成要素3
が互いに直接には連結せずにステント略円周方向に配置
され、複数の前記軸方向に伸張可能な略波形構成要素4
が互いに直接には連結せずにステントの略円周方向に配
置され、それらが互いにステント軸方向に交互に周期的
に連続してなるステント。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に生体に移植す
るためのステントに関する
【0002】
【従来の技術】ステントとは、血管あるいは他の生体内
管腔が狭窄もしくは閉塞することによって生じる様々な
疾患を治療するために、その狭窄もしくは閉塞部位を拡
張し、その管腔サイズを維持するためにそこに留置する
医療用具であって、1本の線状の金属もしくは高分子材
料からなるコイル状のステントからなるもの、金属チュ
ーブをレーザーによって切り抜いて加工したもの、線状
の部材をレーザーによって溶接して組み立てたもの、複
数の線状金属を織って作ったもの等がある。
【0003】これらのものはステントをマウントしたバ
ルーンによって拡張されるものと、外部からの拡張を抑
制する部材を取り除くことによって自ら拡張していくも
のとに分類することが出来る。
【0004】この内、バルーンによって拡張されるステ
ントは、広げようとする管状組織の状態やステントの機
械的な強度によって拡張圧を調整して用いられる。近
年、特に心臓や頚動脈の血管形成術に対してこれらのス
テントが多用されるようになってきている。
【0005】特公平4−6377号には、拡張させた
後、構成要素が連続した菱形形状となるステントが記載
されている。このステントは、血管が収縮しようとする
力に対する抵抗が非常に大きいという利点があった。し
かしながら、このステントは非拡張時に軸方向での柔軟
性に欠けため、屈曲した血管に挿入するのが非常に困難
であり、かつ血管内部を損傷してしまう可能性もあっ
た。また、拡張後においても軸方向柔軟性に欠けるため
に、屈曲した血管に移植した場合に、血管に過剰な刺激
を与えてしまい再狭窄を促進してしまう問題点があっ
た。また、拡張の際に、ステント軸方向長さが収縮して
しまい、血管の狭窄全体を拡張しずらい等の問題があっ
た。
【0006】また、特公平7−24688号には、ワイ
ヤーをジグザグ状に変形させ、これを更に円筒形状にな
るように螺旋状に巻いたステントが記載されている。こ
のステントは、軸方向の柔軟性に富んでおり、屈曲した
血管への挿入性に優れている。しかしながら、血管が収
縮しようとする力に対する抵抗が非常に小さく、血管が
収縮しようとする圧力により収縮しやすいという問題が
あった。また、目的とする径まで拡張させる際に、ステ
ントのストラットを均一に拡張させることが困難であ
り、同一周内でも部分的に大きく拡張する部分と、あま
り拡張しない部分が出来やすいという問題点があった。
このような不均一な拡張をしてしまうと、ストラットが
大きく開いた部分からは管状組織の内皮組織が大きくは
み出してきてしまい、再狭窄の原因となってしまうこと
がある。また、不均一拡張がひどい場合は、断面的に真
円を維持できなくなってしまうこともある。この問題を
解決するために、ステントをマウントするバルーンの折
り畳み方法に工夫がなされているが、それでも十分に均
一拡張させることは困難である。別な方法では、バルー
ン表面に均一拡張しやすいような部材を張り付ける等の
工夫が試みられているが、バルーンのプロファイルが大
きくなってしまい、ステントを目的とする部位までデリ
バリーさせることが困難になるという問題が生じてい
る。
【0007】また、バルーンによって拡張させるステン
トの大半は、拡張の際にステント両端部が中央部よりも
大きな径に反り上がってしまう問題がある。ステント両
端部が反り上がってしまうと、、管状組織の内皮組織を
刺激してしまい、細胞増殖により再狭窄の原因となる場
合があった。
【0008】さらに、従来のステントは一般的に拡張時
にステントストラット間により形成される空隙部分が大
きく、この空隙部分より管状組織の内皮組織が大きくは
み出してきてしまい、再狭窄の原因となってしまうこと
がある。これは、ステントを構成する基本セルの大きさ
が大きいためであるが、これを小さくするためにはスト
ラットの幅を小さくする必要があるが、単純にそうする
と、得られるラジアルフォース、すなわち外周から受け
る径方向の応力に対して耐えうる力が小さくなってしま
う問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これらの状況を鑑み本
発明が解決しようとするところは、軸方向に柔軟で、か
つ、拡張の際に、ステント軸方向長さに収縮がなく、血
管が収縮しようとする力に対する抵抗が非常に大きく、
ステントのストラットを均一に拡張させることが可能で
あり、さらには、拡張の際にステント両端部が中央部よ
りも大きな径に反り上がってしまう問題が生じないステ
ントを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、略管状体に形
成され、かつ略管状体の半径方向外方に伸張可能なステ
ントであって、前記ステントが円周方向に伸張可能な略
波形構成要素2と、円周方向に伸張可能な略波形構成要
素3と、軸方向に伸張可能な略波形構成要素4とからな
り、複数の前記円周方向に伸張可能な略波形構成要素2
が互いに直接には連結せずにステントの略円周方向に配
置されると共に、複数の前記略円周方向に伸張可能な略
波形構成要素3が互いに直接には連結せずにステントの
略円周方向に配置され、さらに、複数の前記軸方向に伸
張可能な略波形構成要素4が互いに直接には連結せずに
ステントの略円周方向に配置され、それらが互いにステ
ント軸方向に交互に周期的に連続してなることを特徴と
するステントとして提供される。
【0011】更に本発明は、略管状体に形成され、かつ
略管状体の半径方向外方に伸張可能なステントであっ
て、前記ステントが円周方向に伸張可能な略波形構成要
素2と前記ステントが円周方向に伸張可能な略波形構成
要素3と軸方向に伸張可能な略波形構成要素4とからな
り、前記円周方向に伸張可能な略波形構成要素2の一端
の連結部207と前記軸方向に伸張可能な略波形構成要
素4の一端の連結部401が連結し、かつ前記軸方向に
伸張可能な略波形構成要素4の残りの一端の連結部40
9と前記円周方向に伸張可能な略波形構成要素3の山ま
たは谷の凸部の連結部303が連結し、かつ前記円周方
向に伸張可能な略波形構成要素3の前記連結部303と
は逆側に存在する山または谷の凸部の連結部305と前
記とは別体の軸方向に伸張可能な略波形構成要素4の一
端の連結部401が連結し、かつ前記軸方向に伸張可能
な略波形構成要素4の残りの一端の連結部409と前記
とは別体の円周方向に伸張可能な略波形構成要素2の前
記連結部207とは逆側の一端の連結部201が連結す
ることにより、円周方向に伸張可能な前記略波形構成要
素2と円周方向に伸張可能な前記略波形構成要素3と軸
方向に伸張可能な略波形構成要素4が周期的に連続し、
更に前記円周方向に伸張可能な略波形構成要素2の山ま
たは谷の凸部の連結部203と前記軸方向に伸張可能な
略波形構成要素4の一端の連結部401が連結し、かつ
前記軸方向に伸張可能な略波形構成要素4の残りの一端
の連結部409と前記円周方向に伸張可能な略波形構成
要素3の一端の連結部307が連結し、かつ前記円周方
向に伸張可能な略波形構成要素3の前記連結部307と
は逆側に存在する一端の連結部301と前記とは別体の
軸方向に伸張可能な略波形構成要素4の一端の連結部4
01が連結し、かつ前記軸方向に伸張可能な略波形構成
要素4の残りの一端の連結部409と前記とは別体の円
周方向に伸張可能な略波形構成要素2の前記連結部20
3とは逆側の山または谷の凸部の連結部205が連結す
ることにより、円周方向に伸張可能な前記略波形構成要
素2と円周方向に伸張可能な前記略波形構成要素3と軸
方向に伸張可能な略波形構成要素4が周期的に連続する
ことにより、円周方向に伸張可能な前記略波形構成要素
2と円周方向に伸張可能な前記略波形構成要素3と軸方
向に伸張可能な略波形構成要素4が周期的に連続して形
成されるステントとしても提供される。
【0012】上記ステントは、ステントの円周方向に伸
張可能な要素と軸方向に伸張可能な要素とを併せ持つこ
とにより、拡張の際にステントの軸方向の収縮を低減す
ることができ、更に略波形構成要素の適切な配置によ
り、軸方向に柔軟で、拡張の際に均一に拡張し、更に血
管の収縮しようとする力に対し大きい抵抗力を示すこと
ができ、上記課題を達成するものである。
【0013】更に本発明は、ステントの軸方向両端のみ
が、直接に連続した複数の前記円周方向に伸張可能な略
波形構成要素2もしくは3、またはその両方が、ステン
トの円周に沿って配列されて形成されたことを特徴とす
る上記ステントとしても提供されるが、これによりステ
ント両端はステント中央部分に比して、血管が収縮しよ
うとする力に対する抵抗が大きくなり、かつ拡張の際に
ステント両端部が中央部よりも大きな径に反り上がるこ
とを低減し、上記課題を達成するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るステントの
実施形態について、図面を参照しながら説明するが、本
発明はこれに制限されるものではない。
【0015】図1は本発明に係るステント1の展開図で
ある。ステント1は略管状体に形成されかつ管状体の半
径方向外方に伸張可能なステントであって、円周方向に
伸張可能な略波形構成要素2と、円周方向に伸張可能な
略波形構成要素3と、軸方向に伸張可能な略波形構成要
素4とからなり、3つの前記円周方向に伸張可能な略波
形構成要素2が互いに直接には連結せずにステントの略
円周方向に配置されると共に、3つの前記円周方向に伸
張可能な略波形構成要素3が互いに直接には連結せずに
ステントの略円周方向に配置され、さらに6つの前記軸
方向に伸張可能な略波形構成要素4が互いに直接には連
結せずにステントの円周方向に配置され、それらが互い
にステントの軸方向に交互に周期的に連続してステント
を構成する。円周1周あたりの前記円周方向に伸張可能
な略波形構成要素2、前記円周方向に伸張可能な略波形
構成要素3および前記軸方向に伸張可能な略波形構成要
素4の個数は、作製するステントの長さ、外径に合わせ
て決定され、3つの前記略波形構成要素2、3つの前記
略波形構成要素3および6つの前記略波形構成要素4に
限定するものではない。ステント1はステントの円周方
向に伸張可能な要素と軸方向に伸張可能な要素とを併せ
持つことにより、半径方向外方に拡張可能で、その際に
ステントの軸方向の収縮を低減することができる。更に
前記円周方向または軸方向に伸張可能な略波形構成要素
2、3、4各々が互いに直接には連結せずにステントの
略円周方向に配置されることにより、ステントへの柔軟
性付与が可能である。
【0016】ここでいう円周方向、または軸方向に伸張
可能な構成要素とは、それぞれ管状のステントの円周方
向、ステントの軸方向(長手方向)に伸びることが可能
な構造を有する要素を意味するが、更に収縮が可能な構
造であることが望ましい。例えば、ステントがまっすぐ
な血管に配置される場合には基本的に伸張するのみの変
形で問題はないが、屈曲した血管に配置される場合に
は、屈曲部の外側では、拡張時に生じる伸張以外に血管
の形状に配置する為の余計な伸張が生じることとなる。
この場合、屈曲部の内側において収縮変形が可能であれ
ば、屈曲血管の外側での過剰な伸張によるステントスト
ラット間が大きくなりすぎることが低減できる。ステン
ト1に示す円周方向、更に軸方向に伸張可能な略波形構
成要素2、3、4は、それぞれ収縮も可能な構造であ
る。
【0017】また、略波形構成要素2、3と4は、それ
ぞれ円周方向と軸方向に伸張できる構造であれば、図1
に示した以外に各種形状が可能である。例えば、円周方
向に伸張可能な略波形構成要素2、3は、要求される伸
張時寸法、拡張力の調整のために、角度等の調整、また
全体を曲面で形成する等の形状変更が可能である。但
し、前記円周方向に伸張可能な略波形構成要素2、3は
共に山と谷の頂部を合わせて2個以上を有する構造であ
ることが望ましく、2よりも少ないと伸張能力をもった
上で連結箇所の数を確保することが難しい。更に好まし
くは4個を有する構造が好ましい。図1に示したステン
ト1の円周方向に伸張可能な略波形構成要素2、3は、
共に端部に山と谷の頂部を有し、その端部を含み山と谷
の頂部を合わせた数が4個である。更に軸方向に伸張可
能な略波形構成要素4は、要求される伸張時寸法、拡張
力の調整のために、例えば屈曲箇所の数、角度等に対し
各種形状が可能である。但し、軸方向に伸張可能な略波
形構成要素4の山と谷の頂部を合わせた数は1個以上を
有する構造であることが望ましく、1つもないと伸張能
力を持たせることが難しい。更に好ましくは2または4
個、更に好ましくは4個を有する構造が好ましい。図1
に示したステント1の軸方向に伸張可能な略波形構成要
素4の山と谷を合わせた数は4個である。
【0018】更に、図1に示したステント1は、円周方
向に伸張可能な略波形構成要素2と3が互いに線対称形
状の関係にある。線対称形状の場合、拡張時にストラッ
トをが均一に拡張することが容易となる。
【0019】また直接には連続しない複数の前記円周方
向に伸張可能な略波形構成要素2がステントの略円周方
向に配置され構成する円周要素5、直接には連続しない
複数の前記円周方向に伸張可能な略波形構成要素3がス
テントの略円周方向に配置され構成する円周要素6は、
その軸方向長さが短いほうが、屈曲した血管へ挿入され
る場合に、ステントが滑らかに屈曲するために、血管壁
を傷つけることがなく好適である。好ましくは、ステン
トの長さ10mmあたり、円周要素5と円周要素6を併
せて5個以上を有するほうが望ましい。
【0020】円周1周あたりの前記円周方向に伸張可能
な略波形構成要素2、3および略波形構成要素4の個数
が少なければ、大きな血管保持力が期待できない。好ま
しくは、円周1周あたり、円周方向に伸張可能な前記略
波形構成要素2もしくは円周方向に伸張可能な前記略波
形構成要素3が3つ以上、前記軸方向に伸張可能な略波
形構成要素4が6つ以上であり、この場合には高い血管
保持力が発現できる。
【0021】ステント1の両端は前記円周方向に伸張可
能な略波形構成要素2もしくは円周方向に伸張可能な前
記略波形構成要素3が直接に連続的に連結されており、
円周方向に伸張可能な略波形形状が1周にわたって構成
される。これによりステント両端はステント中央部分に
比して、血管が収縮しようとする力に対する抵抗が大き
くなり、かつ拡張の際にステント両端部が中央部よりも
大きな径に反り上がってしまう問題も生じない。
【0022】また、ステントの軸方向両端を構成する円
周方向に伸張可能な略波形構成要素2もしくは3のステ
ント軸方向長さが、ステントの軸方向両端以外を構成す
る円周方向に伸張可能な略波形構成要素2もしくは3の
ステント軸方向長さと比して短くすることが可能であ
る。この場合、これを行なわない場合に比してさらに血
管が収縮しようとする力に対する抵抗が大きくなり、か
つ拡張の際にステント両端部が中央部よりも大きな径に
反り上がってしまう問題も生じない。
【0023】また、ステントの軸方向両端のみが、ステ
ント軸方向両端以外の箇所と比して、円周方向に伸張可
能な略波形構成要素2もしくは3、またはその両方のス
トラットの幅を広くすることが可能である。この場合、
これを行なわない場合に比してさらに血管が収縮しよう
とする力に対する抵抗が大きくなり、かつ拡張の際にス
テント両端部が中央部よりも大きな径に反り上がってし
まう問題も生じない。但しここでいうストラットとは、
ステントを構成する線状部材を意味する。
【0024】また、ステントの軸方向両端のみが、ステ
ント軸方向両端以外の箇所と比して、円周方向に伸張可
能な略波形構成要素2もしくは3、またはその両方のス
トラットの厚みを厚くすることが可能である。この場
合、これを行なわない場合に比してさらに血管が収縮し
ようとする力に対する抵抗が大きくなり、かつ拡張の際
にステント両端部が中央部よりも大きな径に反り上がっ
てしまう問題も生じない。
【0025】また、ステントの軸方向両端のみが、ステ
ント軸方向両端以外の箇所と比して、円周方向に伸張可
能な略波形構成要素2もしくは3、またはその両方のス
テント軸方向長さが短いこと、ストラットの幅が広いこ
と、ストラットの厚みが厚いことを併用することも可能
である。
【0026】また、ステントの軸方向の中央部分から端
部へ移り変わるに従って、円周方向に伸張可能な略波形
構成要素2と3と軸方向に伸張可能な略波形構成要素4
から選ばれる1つ以上の、ステントの軸方向長さを段階
的に短くすることが可能である。この場合、これを行な
わない場合に比してさらに血管が収縮しようとする力に
対する抵抗が大きくなり、かつ拡張の際にステント両端
部が中央部よりも大きな径に反り上がってしまう問題も
生ず、さらにステント軸方向柔軟性が大きな変化を有さ
ず、段階的に柔軟性を変化させることができる。
【0027】また、ステントの軸方向の中央部分から端
部へ移り変わるに従って、円周方向に伸張可能な略波形
構成要素2と3と軸方向に伸張可能な略波形構成要素4
から選ばれる1つ以上のストラットの幅を段階的に大き
くすることが可能である。この場合、これを行なわない
場合に比してさらに血管が収縮しようとする力に対する
抵抗が大きくなり、かつ拡張の際にステント両端部が中
央部よりも大きな径に反り上がってしまう問題も生ず、
さらにステント軸方向柔軟性が大きな変化を有さず、段
階的に柔軟性を変化させることができる。
【0028】また、ステントの軸方向の中央部分から端
部へ移り変わるに従って、円周方向に伸張可能な略波形
構成要素2と3と軸方向に伸張可能な略波形構成要素4
から選ばれる1つ以上のストラットの厚みを段階的に大
きくすることが可能である。この場合、これを行なわな
い場合に比してさらに血管が収縮しようとする力に対す
る抵抗が大きくなり、かつ拡張の際にステント両端部が
中央部よりも大きな径に反り上がってしまう問題も生
ず、さらにステント軸方向柔軟性が大きな変化を有さ
ず、段階的に柔軟性を変化させることができる。
【0029】また、ステントの軸方向の中央部分から端
部へ移り変わるに従って、前記円周方向に伸張可能な略
波形構成要素2と3と軸方向に伸張可能な略波形構成要
素4から選ばれる1つ以上のステント軸方向の長さを段
階的に短くする、ストラットの幅を段階的に広くする、
ストラットの厚みを段階的に厚くする等を併用すること
が可能である。
【0030】図1に示すとおり、前記円周方向に伸張可
能な略波形構成要素2および3はステントの円周方向に
並び、しかも直接には連続しない。また前記軸方向に伸
張可能な略波形構成要素4もステントの円周方向に並
び、しかも直接には連続しない。
【0031】図2に円周方向に伸張可能な略波形構成要
素2の1態様、図3に円周方向に伸張可能な略波形構成
要素3の1態様、図4に軸方向に伸張可能な略波形構成
要素4の1態様を示した。前記円周方向に伸張可能な略
波形構成要素2は直線部202、204、206と連結
部201、203、205、207から構成され、前記
略波形構成要素3は直線部302、304、306と連
結部301、303、305、307から構成され、前
記略波形構成要素4は直線部403、405、407と
連結部401、409および湾曲部402、404、4
06、408から構成される。前記円周方向に伸張可能
な略波形構成要素2および3のすべての連結部201、
203、205、207、301、303、305、3
07が、それぞれ前記軸方向に伸張可能な略波形構成要
素4の連結部401もしくは409のいずれかと連結さ
れているため、ステントが拡張される際に、前記略波形
構成要素2、3および前記略波形構成要素4に力が均等
に伝わりやすく、ステントストラットを均一に拡張する
ことが可能である。
【0032】前記円周方向に伸張可能な略波形構成要素
2の直線部202、204、206、前記円周方向に伸
張可能な略波形構成要素3の直線部302、304、3
06、および前記軸方向に伸張可能な略波形構成要素4
の直線部403、405、407に関し、ストラットの
幅および厚みを大きく(厚く)するとステント軸方向の
柔軟性を損ない、逆に幅および厚みを小さく(薄く)す
ると外周から受ける径方向の応力に対して耐えうる力が
小さくなってしまう。従って、ステント軸方向の柔軟
性、および外周から受ける径方向の応力に対して耐えう
る力の双方の性能を好適に満たすために、前記円周方向
に伸張可能な略波形構成要素2および3の直線部20
2、204、206、302、304、306は幅80
マイクロメートルから150マイクロメートルかつ厚み
70マイクロメートルから150マイクロメートルが好
ましく、さらに好ましくは幅120マイクロメートルか
ら140マイクロメートルかつ厚み100マイクロメー
トルから120マイクロメートルが好ましい。また前記
軸方向に伸張可能な略波形構成要素4の直線部403、
405、407は幅50マイクロメートルから100マ
イクロメートルかつ厚み50マイクロメートルから15
0マイクロメートルが好ましく、さらに好ましくは幅6
0マイクロメートルから80マイクロメートルかつ厚み
80マイクロメートルから120マイクロメートルが好
ましい。但し、円周方向に伸張可能な略波形構成要素
2、3、軸方向に伸張可能な略波形構成要素4共に、ス
テントを構成する材料、使用される部位によっては、上
記寸法以外の各種サイズに調整をすることが可能であ
る。
【0033】前記円周方向に伸張可能な略波形構成要素
2および3の軸方向長さが長いと、ステントが屈曲した
血管へ挿入される時に、ステントが滑らかに屈曲できず
にストラットの角が立ちやすく、逆に前記円周方向に伸
張可能な略波形構成要素2および3の軸方向長さが短い
と、ステントを拡張するときに必要なステント径まで拡
張することができない。また前記軸方向に伸張可能な略
波形構成要素4の軸方向長さが長いと、拡張時にステン
トストラット間により形成される空隙が大きくなり、こ
の空隙部分から管状組織の内皮細胞が大きくはみ出して
きてしまい、再狭窄の原因となる場合もある。逆に前記
略波形構成要素4の軸方向長さが短いと、ステント軸方
向柔軟性が損なわれることとなる。従って、前記円周方
向に伸張可能な略波形構成要素2および3の軸方向長さ
は0.8ミリメートルから1.8ミリメートルであるこ
とが好ましく、さらに好ましくは1.0ミリメートルか
ら1.4ミリメートルである。また前記軸方向に伸張可
能な略波形構成要素4の軸方向長さは、0.5ミリメー
トルから1.5ミリメートルであることが好ましく、さ
らに好ましくは、0.7ミリメートルから1.0ミリメ
ートルである。但し、円周方向もしくは軸方向に伸張可
能な略波形構成要素2、3、4共に、ステントを構成す
る材料、使用される部位によっては、上記寸法以外の各
種サイズに調整をすることが可能である。
【0034】本発明に係るステントは、適切な剛性かつ
弾性を有するステンレス鋼、Ni−Ti合金、Cu−A
l−Mn合金等の金属、適切な剛性かつ弾性を有する高
分子素材で作製することが可能である。
【0035】ステント1は、保護材料のプレーティン
グ、医薬品の含浸及び材料でのカバーのうちいずれかに
より仕上げられても良い。
【0036】またステント成型方法としては、レーザー
加工法、放電加工法、機械的な切削方法、エッチング方
法などが可能である。
【0037】図5にバルーンカテーテルにマウントされ
た時の、本発明にかかるステントの展開図を示す。図5
に示すとおり、バルーンカテーテルにマウントされた時
においても、前記円周方向に伸張可能な略波形構成要素
2は互いに直接に連結せずにステントの円周方向に並び
円周要素5を構成し、かつ前記円周方向に伸張可能な略
波形構成要素3も互いに直接に連結せずにステントの円
周方向に並び円周要素6を構成し、かつ前記軸方向に伸
張可能な略波形構成要素4も互いに直接に連結せずにス
テントの円周方向に並び円周要素7を構成し、かつ前記
円周要素5、前記円周要素6、前記円周要素7が、円周
要素5、円周要素7、円周要素6,円周要素7の順にス
テント軸方向に周期的に連続する。これにより、ステン
トが拡張される際、円周方向に伸張可能な略波形構成要
素2もしくは3が軸方向に収縮しても、記略波形構成要
素4が軸方向に拡張されるため、ステント全長は、ステ
ント拡張前後でほぼ同じ長さを保つことができる。
【0038】図6には拡張後のステントの展開図を示し
た。図6のとおり、拡張後のステント1は、ステント両
端部分を除いて、長方の四辺形が組み合わさって構成さ
れており、更に前記長方の四辺形はステント軸方向と一
定角度を有する2方向の四辺形が存在し、図6に示すよ
うな規則性を有して連続している。ここで言う四辺形が
ステント軸方向と一定角度を有するとは、四辺形がステ
ント軸方向と平行の辺を有さないという事である。この
ようにステント拡張後に、ステント軸方向と一定角度を
有して存在する2種の長方の四辺形が図6のような規則
性を有して配置されることにより、血管が収縮しようと
する力に対する抵抗が大きく、かつ軸方向に柔軟なステ
ントを実現できる。
【0039】図7には、本発明に係る別の実施形態であ
って、ステントの軸方向両端のみが、直接に連続した複
数の円周方向に伸張可能な略波形構成要素2もしくは略
波形構成要素3がステントの円周方向に配列されて形成
され、さらに上記ステントの軸方向両端のみの軸方向長
さが、ステントの軸方向両端以外を構成する円周方向に
伸張可能な略波形構成要素2もしくは3の軸方向長さと
比して短くなっている。これにより、ステント端部のス
トラットの反り返りを低減できると共に、両端部の血管
が収縮しようとする力に対する抵抗力を大きくすること
ができる。さらに両端部のみのストラット幅、厚みを厚
くすることで、血管が収縮しようとする力に対する抵抗
力を大きくすることが可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明により、軸方向に柔軟で、かつ、
拡張の際に、ステント軸方向長さが収縮がなく、血管が
収縮しようとする力に対する抵抗が非常に大きく、ステ
ントのストラットを均一に拡張させることが可能であ
り、さらには、拡張の際にステント両端部が中央部より
も大きな径に反り上がってしまう問題が生じないステン
トが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るステント1の展開図
【図2】円周方向に伸張可能な略波形構成要素2
【図3】円周方向に伸張可能な略波形構成要素3
【図4】軸方向に伸張可能な略波形構成要素4
【図5】本発明の未拡張時のステントの展開図
【図6】本発明の拡張後のステントの展開図
【図7】本発明に係る他の例のステントの展開図
【符号の説明】
1 ステント 2 円周方向に伸張可能な略波形構成要素 3 円周方向に伸張可能な略波形構成要素 4 軸方向に伸張可能な略波形構成要素 5、6、7 円周要素 201、203、205、207 連結部 202、204、206 直線部 301、303、305、307 連結部 302、304、306 直線部 401、409 連結部 402、404、406、408 湾曲部 403、405、407 直線部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略管状体に形成され、かつ略管状体の半
    径方向外方に伸張可能なステントであって、前記ステン
    トが円周方向に伸張可能な略波形構成要素2と、円周方
    向に伸張可能な略波形構成要素3と、軸方向に伸張可能
    な略波形構成要素4とからなり、複数の前記円周方向に
    伸張可能な略波形構成要素2が互いに直接には連結せず
    にステントの略円周方向に配置されると共に、複数の前
    記略円周方向に伸張可能な略波形構成要素3が互いに直
    接には連結せずにステントの略円周方向に配置され、さ
    らに、複数の前記軸方向に伸張可能な略波形構成要素4
    が互いに直接には連結せずにステントの略円周方向に配
    置され、それらが互いにステント軸方向に交互に周期的
    に連続してなることを特徴とするステント。
  2. 【請求項2】 略管状体に形成され、かつ略管状体の半
    径方向外方に伸張可能なステントであって、前記ステン
    トは円周方向に伸張可能な略波形構成要素2と、円周方
    向に伸張可能な略波形構成要素3と、軸方向に伸張可能
    な略波形構成要素4とからなり、直接には連続しない複
    数の前記略波形構成要素2がステントの円周方向に配置
    されてなる円周要素5と、直接には連続しない複数の前
    記略波形構成要素3がステントの円周方向に配置されて
    なる円周要素6と、直接には連続しない複数の前記略波
    形構成要素4がステントの円周方向に配置されてなる円
    周要素7を有しており、ステント軸方向へ円周要素5、
    7、6、7の順に周期的に連続することを特徴とするス
    テント。
  3. 【請求項3】 略管状体に形成され、かつ略管状体の半
    径方向外方に伸張可能なステントであって、前記ステン
    トが円周方向に伸張可能な略波形構成要素2と前記ステ
    ントが円周方向に伸張可能な略波形構成要素3と軸方向
    に伸張可能な略波形構成要素4とからなり、前記円周方
    向に伸張可能な略波形構成要素2の一端の連結部207
    と前記軸方向に伸張可能な略波形構成要素4の一端の連
    結部401が連結し、かつ前記軸方向に伸張可能な略波
    形構成要素4の残りの一端の連結部409と前記円周方
    向に伸張可能な略波形構成要素3の山または谷の凸部の
    連結部303が連結し、かつ前記円周方向に伸張可能な
    略波形構成要素3の前記連結部303とは逆側に存在す
    る山または谷の凸部の連結部305と前記とは別体の軸
    方向に伸張可能な略波形構成要素4の一端の連結部40
    1が連結し、かつ前記軸方向に伸張可能な略波形構成要
    素4の残りの一端の連結部409と前記とは別体の円周
    方向に伸張可能な略波形構成要素2の前記連結部207
    とは逆側の一端の連結部201が連結することにより、
    円周方向に伸張可能な前記略波形構成要素2と円周方向
    に伸張可能な前記略波形構成要素3と軸方向に伸張可能
    な略波形構成要素4が周期的に連続し、更に前記円周方
    向に伸張可能な略波形構成要素2の山または谷の凸部の
    連結部203と前記軸方向に伸張可能な略波形構成要素
    4の一端の連結部401が連結し、かつ前記軸方向に伸
    張可能な略波形構成要素4の残りの一端の連結部409
    と前記円周方向に伸張可能な略波形構成要素3の一端の
    連結部307が連結し、かつ前記円周方向に伸張可能な
    略波形構成要素3の前記連結部307とは逆側に存在す
    る一端の連結部301と前記とは別体の軸方向に伸張可
    能な略波形構成要素4の一端の連結部401が連結し、
    かつ前記軸方向に伸張可能な略波形構成要素4の残りの
    一端の連結部409と前記とは別体の円周方向に伸張可
    能な略波形構成要素2の前記連結部203とは逆側の山
    または谷の凸部の連結部205が連結することにより、
    円周方向に伸張可能な前記略波形構成要素2と円周方向
    に伸張可能な前記略波形構成要素3と軸方向に伸張可能
    な略波形構成要素4が周期的に連続することにより、円
    周方向に伸張可能な前記略波形構成要素2と円周方向に
    伸張可能な前記略波形構成要素3と軸方向に伸張可能な
    略波形構成要素4が周期的に連続して形成されるステン
    ト。
  4. 【請求項4】 前記円周方向に伸張可能な略波形構成要
    素2と3が、波の進行方向がステントの円周方向で、山
    と谷の頂部を合わせた数が2以上である略波形で、前記
    軸方向に伸張可能な略波形構成要素4が、波の進行方向
    がステントの軸方向で、山と谷の頂部を合わせた数が1
    以上である略波形である、請求項1から3記載のステン
    ト。
  5. 【請求項5】 前記円周方向に伸張可能な略波形構成要
    素2と3が、その端部に山と谷の頂部を有し、その端部
    を含み山と谷の頂部を合わせた数が4の略波形であり、
    前記軸方向に伸張可能な略波形構成要素4が、波の進行
    方向がステントの軸方向で、山と谷の頂部を合わせた数
    が4の略波形である、請求項4記載のステント。
  6. 【請求項6】 前記円周方向に伸張可能な略波形構成要
    素2と3が互いに線対称形状であることを特徴とする請
    求項1から5記載のステント。
  7. 【請求項7】 略管状体に形成され、かつ略管状体の半
    径方向外方に伸張可能なステントであって、前記ステン
    トが図2と図3に示した円周方向に伸張可能な略波形構
    成要素2と3、図4に示した軸方向に伸張可能な略波形
    構成要素4とからなり、前記略波形構成要素2は連結部
    201、203、205、207、直線部202、20
    4、206から構成され、前記略波形構成要素3は連結
    部301、303、305、307、直線部302、3
    04、306から構成され、前記略波形構成要素4は連
    結部401、409、湾曲部402、404、406、
    408、直線部403、405、407から構成され、
    前記略波形構成要素2の連結部207と前記略波形構成
    要素4の連結部401が連結し、かつ前記略波形構成要
    素4の連結部409と前記略波形構成要素3の連結部3
    03が連結し、かつ前記略波形構成要素3の連結部30
    5と前記略波形構成要素4の連結部401が連結し、か
    つ前記略波形構成要素4の連結部409と前記略波形構
    成要素2の連結部201が連結することにより、前記略
    波形構成要素2と略波形構成要素3と略波形構成要素4
    が周期的に連続し、さらに、前記略波形構成要素2の連
    結部203と前記略波形構成要素4の連結部401、前
    記略波形構成要素4の連結部409と前記略波形構成要
    素3の連結部307が連結し、さらに、前記略波形構成
    要素3の連結部301と前記略波形構成要素4の連結部
    401、前記略波形構成要素4の連結部409と前記略
    波形構成要素2の連結部205が連結しすることによ
    り、前記略波形構成要素2と略波形構成要素3と略波形
    構成要素4が周期的に連続し、前記略波形構成要素2の
    連結部201、203、205、207の総てが、前記
    略波形構成要素4の連結部401、409のいずれかと
    連結され、また、前記略波形構成要素3の連結部30
    1、303、305、307の総てが、前記略波形構成
    要素4の連結部401、409のいずれかと連結され、
    かつ、前記略波形構成要素4の連結部401、409の
    総てが前記略波形構成要素2もしくは前記略波形構成要
    素3の連結部201、203、205、207、30
    1、303、305、307のいずれかと連結されるこ
    とを特徴とするステント。
  8. 【請求項8】 略管状体に形成され、かつ略管状体の半
    径方向外方に伸張可能な、図1に展開図を示したステン
    ト。
  9. 【請求項9】 ステントの軸方向両端のみが、直接に連
    続した複数の前記円周方向に伸張可能な略波形構成要素
    2もしくは3、またはその両方が、ステントの円周に沿
    って配列されて形成されたことを特徴とする請求項1か
    ら8記載のステント。
  10. 【請求項10】 ステントの軸方向両端を構成する前記
    円周方向に伸張可能な略波形構成要素2もしくは3、ま
    たはその両方が、ステントの軸方向両端以外を構成する
    前記円周方向に伸張可能な略波形構成要素2もしくは
    3、またはその両方各々に比べて、 1.ステント軸方向の長さが短い 2.ストラットの幅が広い 3.ストラットの厚みが厚い から選ばれる1つ以上に該当する請求項9記載のステン
    ト。
  11. 【請求項11】 前記円周方向に伸張可能な略波形構成
    要素2と3と前記軸方向に伸張可能な略波形構成要素4
    から選ばれる1つ以上が、ステントの軸方向の中央部分
    から端部へ移り変わるに従って、 1.ステント軸方向の長さが段階的に短くなる 2.ストラットの幅が段階的に広くなる 3.ストラットの厚みが厚くなる から選ばれる1つ以上に該当する請求項9記載のステン
    ト。
  12. 【請求項12】 前記円周方向に伸張可能な略波形構成
    要素2もしくは3各々が、互いに直接には連結せずにス
    テントの略円周方向に配列されてなる円周要素が、ステ
    ントの長さ10mmあたり、併せて5個以上を有するこ
    とを特徴とする請求項1〜11記載のステント。
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