JP2002224196A - 薬剤包装パック - Google Patents

薬剤包装パック

Info

Publication number
JP2002224196A
JP2002224196A JP2001021586A JP2001021586A JP2002224196A JP 2002224196 A JP2002224196 A JP 2002224196A JP 2001021586 A JP2001021586 A JP 2001021586A JP 2001021586 A JP2001021586 A JP 2001021586A JP 2002224196 A JP2002224196 A JP 2002224196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medicine
package
taken
packaging pack
morning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001021586A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaharu Mori
隆治 森
Masahiro Wada
将弘 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Pharmaceutical Industries Ltd
Original Assignee
Nitto Pharmaceutical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Pharmaceutical Industries Ltd filed Critical Nitto Pharmaceutical Industries Ltd
Priority to JP2001021586A priority Critical patent/JP2002224196A/ja
Publication of JP2002224196A publication Critical patent/JP2002224196A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの薬剤包装パックを購入するだけで、薬
効の異なる複数の薬剤を、それぞれ最も効果を有する生
理状態時に服用できるようにするとともに、それぞれの
薬剤の服用に関する用法・用量の誤用防止を確実に行う
ことが可能である薬剤包装パックの提供を目的とする。 【解決手段】 薬効の異なる複数の薬剤が、それぞれ個
別に包装された包装体の形で一つの容器に収容されてお
り、前記各包装体が、それぞれ包装している薬剤の種類
の違いを包装体の外部から一瞥で視認可能な識別手段を
備えているとともに、前記容器には、前記識別手段と関
連させた関連識別手段が施されている構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬剤包装パックに
関し、詳しくは、薬効の異なる複数の薬剤を、それぞれ
最も効果を有する生理状態時に服用できるようにすると
ともに、薬剤の服用時の誤用防止を確実に行うことが可
能である薬剤包装パックに関する。
【0002】
【従来の技術】我々は、風邪を引いたときや疲労時など
に、薬剤を服用して体の回復に努めるようにする。一般
に、市販されている感冒薬などは、同一処方されたもの
を、朝、昼、夜と1日3回服用するようになっているも
のが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、人間の体は、
朝および昼の生理状態と夜の生理状態が異なる。すなわ
ち内臓や神経の働きやホルモンバランスが、朝および昼
と夜とでは異なる。したがって、同一処方された感冒薬
を1日3回服用するよりも、朝および昼に服用する感冒
薬と夜に服用する感冒薬との成分をそのときの生理状態
に適したものに変えたほうが、より感冒薬の薬効を高め
ることが出来るとも考えられる。
【0004】また、一般に市販されている感冒薬などの
薬剤は、服用後眠くなるのを防止するために無水カフェ
インなどのカフェイン成分を配合しているものが多い。
しかし、このように無水カフェインを配合している感冒
薬を夜服用すると、眠れなくなってしまうという人がか
なり存在する。したがって、このような人が前記感冒薬
を夜服用すると、体調の回復を促進する睡眠が阻害され
てしまい、回復を遅らせてしまうことにもなりかねな
い。
【0005】また、一部の感冒薬には、無水カフェイン
を配合していない製品もあるが、この場合、たとえば鼻
水などの症状を抑える抗ヒスタミン剤など眠気の原因と
なる成分の配合を少なくしなければ、服用後、非常に眠
くなってしまい昼間の活動に支障が生じてしまう。
【0006】一方、このような弊害を防止するために
は、無水カフェインなどのカフェイン成分を配合してい
る薬剤と、カフェイン成分を配合していない薬剤とを併
用することが考えられるが、いちいち2種類の薬剤を用
意するのは面倒であるのに加えて、コスト的にも問題が
ある。さらに、前記2種類の薬がカフェイン成分以外の
成分に違いがある場合、薬の服用による副作用が生じて
しまうおそれもある。
【0007】また、たとえ成分の異なる薬を用意したと
しても、その薬を朝および昼に服用すればよいのか、夜
に服用すればよいのかの識別が困難であると、非常に不
便であり、誤用してしまうおそれもある。
【0008】そこで、本発明は、上述した問題に鑑みて
なされ、1つの薬剤包装パックを購入するだけで、薬効
の異なる複数の薬剤を、それぞれ最も効果を有する生理
状態時に服用できるようにするとともに、それぞれの薬
剤の服用に関する用法・用量の誤用防止を確実に行うこ
とが可能である薬剤包装パックの提供を目的としてなさ
れた。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の請求項1にかかる薬剤包装パック
(以下、「請求項1の薬剤パック」とのみ記す。)は、
薬効の異なる複数の薬剤が、それぞれ個別に包装された
包装体の形で一つの容器に収容されており、前記各包装
体が、それぞれ包装している薬剤の種類の違いを包装体
の外部から一瞥で視認可能な識別手段を備えているとと
もに、前記容器には、前記識別手段と関連させた関連識
別手段が施されている構成とした。
【0010】上記構成において、薬効の異なる複数の薬
剤とは、たとえば、本発明の請求項9に記載した薬剤包
装パックに示したように、カフェイン成分を含む感冒薬
と、カフェイン成分を含まない感冒薬のように、同種薬
剤の一部成分を変えたもの、胃腸薬と頭痛薬のように異
なる種類の薬剤からなるもの、さらには、配合している
薬剤成分が同じであっても薬剤1つあたりにおける薬剤
成分の配合量が異なり、強い効果を有する薬剤と弱い効
果を有する薬剤などのことをいう。
【0011】また、薬剤の形態としては、特に限定され
ないが、たとえば粉末剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、
チュアブル剤、内用液剤などの形態が挙げられる。さら
に、包装体の形態としては、薬剤の形態に対応させるよ
うにした包装体であれば、特に限定されないが、たとえ
ば、薬剤が顆粒剤である場合、この顆粒剤を入れる小袋
などの形態が挙げられる。
【0012】また、容器の形状としては、特に限定され
ないが、たとえば、一般の市販用薬剤の外箱と同じよう
な形状などが挙げられる。このとき、容器は、薬効の異
なる複数の薬剤の包装体を分別して収納するための仕切
りが設けられていても構わない。
【0013】また、包装体が備えている識別手段として
は、この包装体が包装している薬剤と、他の包装体が包
装している薬剤との違いを一瞥で視認可能となっていれ
ば特に限定されないが、たとえば、フォントの大きい書
体の文字を包装体に付することや包装体の形状を包装し
ている薬剤に応じて変化させることなどが挙げられる。
【0014】特に、請求項2に記載の薬剤包装パック
(以下、「請求項2の薬剤パック」と記す。)のよう
に、包装体の識別手段が、色彩、記号、図形、またはこ
れらの組み合わせであるようにすると、非常に容易な操
作で高い識別性をもたらすことができるため好ましい。
ここで、識別手段が色彩であるとは、包装している薬剤
の薬効に応じて包装体自身の一部または全部に着色する
色彩を変える事により、他の包装体が包装している薬剤
との違いを一瞥で視認可能な状態とすることをいう。
【0015】また、本発明における記号としては、たと
えば、A,B,Cなどのアルファベットなどの一般的に
用いられている記号だけに限らず、たとえば、太陽、
月、星などを表す略号も含まれる。また、図形として
は、特に限定されないが、たとえば、鶏の絵柄やふくろ
うの絵柄など朝や夜をイメージさせる動物や、頭や胃な
どの薬効効果を有する患部の絵柄などが挙げられる。
【0016】また、請求項1の薬剤パックにおいて、容
器に施されている関連識別手段とは、包装体の識別手段
に関連させるようにしていれば特に限定されないが、た
とえば、包装体が、識別手段として異なる色彩を施した
場合、この包装体の色彩と略同じ色彩を施したもののこ
とをいい、包装体が識別手段として特殊な記号を付した
場合は、この包装体に付した特殊な記号を容器の外表面
に付したもののことをいう。すなわち、関連識別手段と
は、容器自身を視認することにより、包装体の識別手段
がどのように行われているかが分かるような識別手段の
ことをいう。
【0017】特に、本発明にかかる薬剤包装パックが、
請求項2の薬剤パックのように、包装体の識別手段が、
色彩、記号、図形、またはこれらの組み合わせである場
合、請求項3に記載の薬剤包装パックのように、関連識
別手段が、少なくとも外部から視認可能な位置に、包装
体が備えている識別手段と対応させた色彩、記号、図
形、またはこれらの組み合わせの何れかからなるととも
に、前記関連識別手段が施されている部分には、それぞ
れ前記包装体の識別手段の有する意味合いを一瞥で視認
可能とする識別情報が設けられている構成をしている
と、包装体の識別手段の識別力を高めることができるた
め好ましい。
【0018】さらに、本発明にかかる薬剤包装パック
は、請求項4に記載の薬剤包装パックのように、包装体
が備えている識別手段と対応させた色彩、記号、図形、
またはこれらの組み合わせの何れかからなる対応識別手
段が施された使用説明書が、容器内に収容されている構
成をしていると、包装体の識別手段の識別力を高めるこ
とができるため好ましい。
【0019】このとき、使用説明書は一枚の説明書に複
数種類の対応識別手段が施されておいても良いし、異な
る対応識別手段が異なる説明書にそれぞれ施されるよう
になっていてもよい。ここで、対応識別手段とは、たと
えば、包装体が、識別手段として異なる色彩を施した場
合、この包装体の色彩と略同じ色彩を説明書に施したも
ののことをいい、包装体が識別手段として、特殊な記号
を付した場合は、この包装体に付した特殊な記号を説明
書に付したもののことをいう
【0020】また、本発明の請求項5に示した薬剤包装
パックは、上記構成に加えて、朝昼に服用する薬剤が包
装された包装体と、前記薬剤と薬効の異なる夜に服用す
る薬剤が包装された包装体とが、一つの容器に収容され
てなる構成とした。朝昼に服用する薬剤および夜に服用
する薬剤としては、特に限定されないが、たとえば、本
発明の請求項8に記載した薬剤包装パックのように、朝
昼に服用する薬剤が、人間の活動時に適した生理機能に
影響を与える薬効を有する薬剤であり、夜に服用する薬
剤が人間の睡眠時に適した生理機能に影響を与える薬効
を有する薬剤であると、朝昼の活動時における生理的状
態のときに服用する薬剤と、夜の睡眠時における生理的
状態のときに服用する薬剤とを一つの容器に入っている
薬剤で補うことができるため好ましい。
【0021】また、人間の活動時に適した生理機能に影
響を与える薬効を有する薬剤とは、特に限定されない
が、たとえば、興奮剤などの人間の活動を促進するよう
な薬効を有する薬剤のことをいい、人間の睡眠時に適し
た生理機能に影響を与える薬効を有する薬剤とは、特に
限定されないが、たとえば、鎮静剤など人間の睡眠を妨
げないような薬効を有する薬剤のことをいう。
【0022】また、上述したような場合は、本発明の請
求項6に示した薬剤包装パックのように、朝昼に服用す
る薬剤の包装体の識別手段が、朝昼をイメージさせる色
彩に着色を施すことにより行われており、夜に服用する
薬剤の包装体の識別手段が、夜をイメージさせる色彩に
着色を施すように行われていると、識別性がより向上す
るため好ましい。
【0023】ここで、朝昼をイメージさせる色彩として
は、特に限定されないが、赤や黄色などのいわゆる明る
い色彩が挙げられ、夜をイメージさせる色彩としては、
青や紫などのいわゆる暗い色彩が挙げられる。具体的に
は、本発明の請求項7に記載したように、朝昼に服用す
る薬剤の包装手段が、橙色系の色彩に着色を施すことに
より行われており、夜に服用する薬剤の包装体の識別手
段が、濃紺色の色彩に着色を施すことにより行われてい
る構成とすると、橙色系というだけで朝昼時に服用する
ことを連想させることができ、濃紺色というだけで夜間
時に服用することを連想させることができるため好まし
い。
【0024】さらに、上述したような場合は、容器に施
す色彩を、包装体に施した色彩に対応させるようにし
て、関連識別手段として、橙色系と濃紺系の2色を使用
するとともに、橙色系の色彩が着色された容器部分に朝
昼を連想させるような表示を付し、濃紺系の色彩が着色
された容器部分に夜を連想させるような表示を付すよう
にすると、さらに効果的に包装体の識別性を高めること
ができるため、好ましい。
【0025】加えて、使用説明書も対応識別手段とし
て、橙色系と濃紺系の2色刷りにするとともに、橙色系
の色彩が施された部分には、朝昼に服用する薬剤の使用
説明を記載し、濃紺系の色彩が施された部分には、夜に
服用する薬剤の使用説明を記載するようにすると、さら
に効果的に包装体の識別性を高めることができ薬剤の誤
用防止を図ることができるため、好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1は、本発明にか
かる薬剤包装パックの位置実施の形態を示した説明図で
ある。図1に示したように、薬剤包装パック1は、包装
体としての内袋2と、容器3と、使用説明書4とを備え
ている。
【0027】内袋2は、朝および昼に服用するカフェイ
ン成分を含有する顆粒状の感冒薬が包装された朝昼用内
袋21と、夜に服用するカフェイン成分を含有しない顆
粒状の感冒薬が包装された夜用内袋22とからなり、そ
れぞれが容器3に収容されている。
【0028】また、内袋2は、朝昼用内袋21と、夜用
内袋22とを、外部から一瞥で視認可能とする識別手段
として、朝昼用内袋21を、橙色系の色彩に着色してい
るとともに、夜用内袋22を、濃紺色系の色彩に着色し
ている。さらに、図示していないが、複数の朝昼用内袋
21同士が、それぞれ切り離し容易な状態で連結されて
いるとともに、複数の夜用内袋22同士が、それぞれ切
り離し容易な状態で連結されている。
【0029】外箱3は、紙製で直方体形状に形成されて
おり、内側に朝昼用内袋21と、夜用内袋22と、使用
説明書4とを収容するようになっている。また、外箱3
の外表面は、図1に示したように、関連識別手段とし
て、橙色系の色彩で着色されている橙色系着色部分31
と、濃紺色系の色彩で着色されている濃紺色系着色部分
32とを備えているとともに、この着色部分の意味合い
を表示する識別情報として、橙色系着色部分31に朝昼
用という表示が付されており、濃紺色系着色部分32に
夜用という表示が付されている。
【0030】使用説明書4は、図1に示したように、対
応識別手段として、橙色系の色彩で着色されている橙色
系着色部分41と、濃紺色系の色彩で着色されている濃
紺色系着色部分42とを備えているとともに、橙色系着
色部分41に朝昼用の薬剤の用法・用量などの使用説明
が付されており、濃紺色系着色部分42に夜用の薬剤の
用法・用量などの使用説明が付されている。
【0031】以上のような構成をしている薬剤包装パッ
ク1は、朝昼に服用する感冒薬と、夜に服用する感冒薬
とが、一つの外箱3に収容されているため、一つの薬剤
包装パック1を購入するだけで、1日の中で、朝昼に服
用するカフェイン成分を含有した感冒薬と、夜に服用す
るカフェイン成分を含有しない感冒薬とを服用し分ける
ことができる。したがって、1日の内の生理的状態に適
した感冒薬を服用することができ、活動時には眠くなら
ず、休息時には睡眠を十分に取ることができることとな
り、効率良く体調の回復に努めることができるのであ
る。
【0032】また、朝昼に服用するカフェイン成分を含
有した感冒薬は、橙色系の色彩が施された朝昼用内袋2
1に包装されており、夜に服用するカフェイン成分を含
有しない感冒薬は、濃紺色系の色彩が施された夜用内袋
22に包装されているため、外部から一瞥で朝昼に服用
すればよいのか、夜に服用すればよいのかが識別可能と
なっている。したがって、朝昼用の感冒薬と夜用の感冒
薬とを誤って服用することがない。
【0033】また、外箱3が、朝昼用内袋21および夜
用内袋22の施されている色彩と略同じ色彩をした橙色
系の色彩で着色されている橙色系着色部分31と、濃紺
色系の色彩で着色されている濃紺色系着色部分32とを
備えているとともに、橙色系着色部分31に朝昼用とい
う表示が付されており、濃紺色系着色部分32に夜用と
いう表示が付されている。したがって、外箱3を見ただ
けで、外箱3が内部に収容している朝昼用内袋21は、
朝昼に服用する感冒薬を包装しており、夜用内袋22
は、夜に服用する感冒薬を包装していることが一瞥で分
かるのである。
【0034】なお、本発明にかかる薬剤包装パックは、
上記実施の形態に限定されるものでない。たとえば、上
記薬剤包装パック1は、カフェイン成分を含有する薬剤
とカフェイン成分を含有しない薬剤とを一つの外箱3に
収容していたが、カフェイン成分を多く含有する薬剤と
カフェイン成分を少なく含有する薬剤とを一つの外箱に
収容するようにしてもよい。
【0035】さらに、使用説明書3も、朝昼用内袋21
および夜用内袋22の施されている色彩と略同じ色彩を
した橙色系の色彩で着色されている橙色系着色部分41
と、濃紺色系の色彩で着色されている濃紺色系着色部分
42とを備えているとともに、橙色系着色部分41に朝
昼用の薬剤の用法・用量などの使用説明が付されてお
り、濃紺色系着色部分42に夜用の薬剤の用法・用量な
どの使用説明が付されている。したがって、朝昼用内袋
21が包装している感冒薬と、夜用内袋22が包装して
いる感冒薬との誤用を確実に防止することができる。
【0036】以下、本発明の実施例を説明する。図1に
示したように、表1に示したAの処方を施した感冒薬を
分包した朝昼用内袋21と、表1に示したBの処方を施
した感冒薬を分包した夜用内袋22と、使用説明書4と
を外箱3に収容した薬剤包装パック1を用意し、風邪を
引いている被験者に対して、この薬剤包装パック1の使
い勝手を試した。
【0037】
【表1】
【0038】被験者は、全く戸惑うことなく朝昼用の感
冒薬と、夜用の感冒薬とを正しく服用し、朝昼は眠気を
感じることなく、夜はぐっすりと眠ることができ、非常
に良好な回復を示した。以上のことより、薬剤包装パッ
ク1は、内袋2の識別手段として朝昼用内袋21および
夜用内袋22、外箱3の関連識別手段として橙色系着色
部分31および濃紺色系着色部分32、使用説明書4の
対応識別手段として橙色系着色部分41および濃紺色系
着色部分42の3段階で朝昼用の感冒薬と、夜用の感冒
薬とを識別させるようにしているため、朝昼に服用する
感冒薬と、夜に服用する感冒薬とを確実に正しく識別す
ることができる。
【0039】なお、上記感冒薬の処方AとBとは、無水
カフェインを25mg含有しているか、していないかの
違いしかないため、風邪の各症状に対する有効性は全く
変わらず、安全性においても無水カフェインの1回服用
量からして全く問題にならない。
【0040】
【発明の効果】本発明にかかる請求項1の薬剤包装パッ
クは、1つの薬剤包装パックを購入するだけで、薬効の
異なる複数の薬剤を、それぞれ最も効果を有する生理状
態時に服用できるようにするとともに、それぞれの薬剤
の服用に関する用法・用量の誤用防止を図ることが出来
る。また、請求項2の薬剤包装パックは、請求項1の効
果に加えて、より包装体の識別性が高まり、それぞれの
薬剤の服用に関する用法・用量の誤用防止を確実に図る
ことが出来る。
【0041】また、請求項3の薬剤包装パックは、請求
項2の効果に加えて、容器に関連識別手段が施されてい
るため、容器を外部から視認することにより、収容して
いる包装体の識別性をさらに高めることができる。ま
た、請求項4の薬剤包装パックは、請求項2または請求
項3の効果に加えて、使用説明書に対応識別手段が施さ
れているため、容器に収容されている包装体の識別性を
さらに高めることができる。
【0042】また、請求項5の薬剤包装パックは、請求
項1〜請求項4の効果に加えて、朝昼に服用する薬剤が
包装された包装体と、夜に服用する薬剤が包装された包
装体とが一つの容器に収容されているため、一つの薬剤
包装パックを購入するだけで、1日の中で活動時および
休息時に服用する薬剤をそれぞれ服用することができ
る。
【0043】また、請求項6および請求項7の薬剤包装
パックは、請求項5の効果に加えて、朝昼に服用する薬
剤の包装体の識別手段が朝昼をイメージさせる(橙色系
の)色彩に着色を施して、夜に服用する薬剤の包装体の
識別手段が夜をイメージさせる(濃紺色の)色彩に着色
を施しているため、それぞれの色彩の有するイメージか
ら包装体に包装されている薬剤の服用時を連想させるこ
とができる。
【0044】また、請求項8の薬剤包装パックは、請求
項5〜請求項7の何れかの効果に加えて、朝昼の活動時
に優れた薬効を有する薬剤と、夜の睡眠時とに優れた薬
効を有する薬剤との両方を一つの薬剤パックで得ること
ができる。また、請求項9の薬剤包装パックは、請求項
8の効果に加えて、朝昼に服用する薬剤がカフェイン成
分を含む感冒薬であり、夜に服用する薬剤がカフェイン
成分を含む感冒薬であるため、活動時は眠くなることが
なく、休息時はぐっすり睡眠をとることができるため、
より効率的に回復を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる薬剤包装パックの1実施形態を
示した説明図である。
【符号の説明】
1 薬剤包装パック 2 包装体(内袋) 21 識別手段を備えた包装体(橙色に着色された
内袋) 22 識別手段を備えた包装体(濃紺色に着色され
た内袋) 3 容器(外箱) 31 関連識別手段(橙色着色部分) 32 関連識別手段(濃紺色着色部分) 4 使用説明書 41 対応識別手段(橙色着色部分) 42 対応識別手段(濃紺色着色部分)
フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA05 AA11 AB81 AB82 AC03 BA06C BA11B BB01C BB14B BC04B BC06C EE06 FA04 FC01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薬効の異なる複数の薬剤が、それぞれ個別
    に包装された包装体の形で一つの容器に収容されてお
    り、前記各包装体が、それぞれ包装している薬剤の種類
    の違いを包装体の外部から一瞥で視認可能な識別手段を
    備えているとともに、前記容器には、前記識別手段と関
    連させた関連識別手段が施されている薬剤包装パック。
  2. 【請求項2】包装体の識別手段が、色彩、記号、図形、
    またはこれらの組み合わせの何れかからなる請求項1に
    記載の薬剤包装パック。
  3. 【請求項3】関連識別手段が、少なくとも外部から視認
    可能な位置に、包装体が備えている識別手段と対応させ
    た色彩、記号、図形、またはこれらの組み合わせの何れ
    かからなるとともに、前記関連識別手段が施されている
    部分には、それぞれ前記包装体の識別手段の有する意味
    合いを一瞥で視認可能とする識別情報が設けられている
    請求項2に記載の薬剤包装パック。
  4. 【請求項4】包装体が備えている識別手段と対応させた
    色彩、記号、図形、またはこれらの組み合わせの何れか
    からなる対応識別手段が施された使用説明書が、容器内
    に収容されている請求項2または請求項3に記載の薬剤
    包装パック。
  5. 【請求項5】朝昼に服用する薬剤が包装された包装体
    と、前記薬剤と薬効の異なる夜に服用する薬剤が包装さ
    れた包装体とが、一つの容器に収容されてなる請求項1
    〜請求項4の何れかに記載の薬剤包装パック。
  6. 【請求項6】朝昼に服用する薬剤の包装体の識別手段
    が、朝昼をイメージさせる色彩に着色を施すことにより
    行われており、夜に服用する薬剤の包装体の識別手段
    が、夜をイメージさせる色彩に着色を施すことにより行
    われている請求項5に記載の薬剤包装パック。
  7. 【請求項7】朝昼に服用する薬剤の包装体の識別手段
    が、橙色系の色彩に着色を施すことにより行われてお
    り、夜に服用する薬剤の包装体の識別手段が、濃紺色系
    の色彩に着色を施すことにより行われている請求項6に
    記載の薬剤包装パック。
  8. 【請求項8】朝昼に服用する薬剤が、人間の活動時に適
    した生理機能に影響を与える薬効を有する薬剤であり、
    夜に服用する薬剤が人間の睡眠時に適した生理機能に影
    響を与える薬効を有する薬剤である請求項5〜請求項7
    に記載の薬剤包装パック。
  9. 【請求項9】朝昼に服用する薬剤が、カフェイン成分を
    含む感冒薬であり、夜に服用する薬剤がカフェイン成分
    を含まない感冒薬である請求項8に記載の薬剤包装パッ
    ク。
JP2001021586A 2001-01-30 2001-01-30 薬剤包装パック Pending JP2002224196A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001021586A JP2002224196A (ja) 2001-01-30 2001-01-30 薬剤包装パック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001021586A JP2002224196A (ja) 2001-01-30 2001-01-30 薬剤包装パック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002224196A true JP2002224196A (ja) 2002-08-13

Family

ID=18887118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001021586A Pending JP2002224196A (ja) 2001-01-30 2001-01-30 薬剤包装パック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002224196A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009113827A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 梱包箱
JP2019034751A (ja) * 2017-08-14 2019-03-07 東洋製罐グループホールディングス株式会社 複室包装体
WO2021100592A1 (ja) * 2019-11-18 2021-05-27 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品の包装体及び吸収性物品の収容体

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1072349A (ja) * 1996-08-30 1998-03-17 Taisho Pharmaceut Co Ltd 鎮咳剤
JPH1091700A (ja) * 1996-09-13 1998-04-10 Asahi:Kk 服薬指導支援システム
JP2000043898A (ja) * 1998-08-03 2000-02-15 Saitama Medicom Kk 区分薬袋および区分薬袋の薬剤情報を表示した薬剤指導書
JP2001000508A (ja) * 1999-06-22 2001-01-09 Yuyama Manufacturing Co Ltd 薬剤分包装置
JP2001019639A (ja) * 1999-07-07 2001-01-23 Nitto Yakuhin Kogyo Kk 感冒固形製剤

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1072349A (ja) * 1996-08-30 1998-03-17 Taisho Pharmaceut Co Ltd 鎮咳剤
JPH1091700A (ja) * 1996-09-13 1998-04-10 Asahi:Kk 服薬指導支援システム
JP2000043898A (ja) * 1998-08-03 2000-02-15 Saitama Medicom Kk 区分薬袋および区分薬袋の薬剤情報を表示した薬剤指導書
JP2001000508A (ja) * 1999-06-22 2001-01-09 Yuyama Manufacturing Co Ltd 薬剤分包装置
JP2001019639A (ja) * 1999-07-07 2001-01-23 Nitto Yakuhin Kogyo Kk 感冒固形製剤

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009113827A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 梱包箱
JP4677436B2 (ja) * 2007-11-05 2011-04-27 日本電信電話株式会社 梱包箱
JP2019034751A (ja) * 2017-08-14 2019-03-07 東洋製罐グループホールディングス株式会社 複室包装体
WO2021100592A1 (ja) * 2019-11-18 2021-05-27 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品の包装体及び吸収性物品の収容体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6758338B2 (en) Accessable medicinal dosage carrier
US6226564B1 (en) Method and apparatus for dispensing drugs to prevent inadvertent administration of incorrect drug to patient
AU595516B2 (en) Tablet package and method of use
US8814216B2 (en) Pharmacy bottles
Hermann et al. Package inserts for prescribed medicines: what minimum information do patients need?
US20070138048A1 (en) Modular pill case with separable pill-holding members
EA012830B1 (ru) Футляр для упаковки с лекарственным средством и применение такого футляра
CN108697585A (zh) 药物提醒牙刷
US7614358B2 (en) Method and device for recording periodic medicinal dosages
JP2002224196A (ja) 薬剤包装パック
US20030025320A1 (en) Method and apparatus for making medicine container
JP3165642B2 (ja) 薬剤等の収納容器
US20060169601A1 (en) Medicinal container
WO2005065628A1 (en) Patient specific medication dispenser
US4230226A (en) Emergency prescription kit for travelers
US20050133383A1 (en) Attachable medicinal container
CA2064959C (en) Unit dose packaging
JP3068718U (ja) 薬 袋
JP2003010290A (ja) 薬剤収納容器
JPH10248905A (ja) 錠剤シート及び薬剤カプセル
JP2003002361A (ja) 薬包及び薬包帯
JP2000043898A (ja) 区分薬袋および区分薬袋の薬剤情報を表示した薬剤指導書
JPH0329661A (ja) 薬容器
JPH048907Y2 (ja)
JPH0119950Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100406