JP2002223916A - 繊維構造物およびそれを用いた寝装品 - Google Patents
繊維構造物およびそれを用いた寝装品Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、従来になかった耐久性のあるマイナ
スイオン効果、吸湿性、抗菌性、消臭性等の優れた機能
性を有する繊維構造物、さらに詳しくは、枕、布団、ベ
ッドマット、クッション、ソファー等の寝装材を提供せ
んとするものである。 【解決手段】本発明の繊維構造物は、ポリアミド系化合
物を含有する側地と、竹、桐、月桃、熊笹および茶から
選ばれた少なくとも１種を含有する充填材からなること
を特徴とするものである。
スイオン効果、吸湿性、抗菌性、消臭性等の優れた機能
性を有する繊維構造物、さらに詳しくは、枕、布団、ベ
ッドマット、クッション、ソファー等の寝装材を提供せ
んとするものである。 【解決手段】本発明の繊維構造物は、ポリアミド系化合
物を含有する側地と、竹、桐、月桃、熊笹および茶から
選ばれた少なくとも１種を含有する充填材からなること
を特徴とするものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来になかった耐
久性のあるマイナスイオン効果、吸湿性、抗菌性、消臭
性等の優れた機能性を有する繊維構造物、さらに詳しく
は、枕、布団、ベッドマット、クッション、ソファー等
の寝装材に関する。
久性のあるマイナスイオン効果、吸湿性、抗菌性、消臭
性等の優れた機能性を有する繊維構造物、さらに詳しく
は、枕、布団、ベッドマット、クッション、ソファー等
の寝装材に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、地球温暖化や酸性雨などの環境問
題が大きく取り上げられている。その中で、特に都会に
おける日常生活では、排気ガス等により空気中のプラス
イオンが増加、マイナスイオンが減少した結果、我々の
体に対しては酸化腐敗、体内異常ならびに老化等の悪影
響や、環境に対しても悪影響が生じていると言われてい
る。今、我々の体や環境、植物、水までが弱酸性化して
おり、不足しているマイナスイオンを作り出し、弱酸性
状態の人体や環境等を中性状態やアルカリ性状態に還元
していくのがマイナスイオン効果である。マイナスイオ
ンは自然界で水分の多い森林や滝壺、海岸線などに多く
発生し、人々の心を安らげる癒し効果を発揮している。
このようなマイナスイオンを発生するものにトルマリン
鉱石が見出されているが、該鉱石は別名電気石と呼ばれ
永久自発電気分極をしている物質で、外部からの応力で
マイナスイオンを発生する。例えば特公平６−１０４９
２６号公報には、微粒子化したトルマリンを有機繊維に
固着もしくは含有させたエレクトレット繊維が提案され
ている。しかし、元来、トルマリン自体が発するマイナ
スイオンは微弱であり、また繊維への付着量も３〜４％
と微量なため、マイナスイオン効果はそれほど期待でき
ないという問題があった。
題が大きく取り上げられている。その中で、特に都会に
おける日常生活では、排気ガス等により空気中のプラス
イオンが増加、マイナスイオンが減少した結果、我々の
体に対しては酸化腐敗、体内異常ならびに老化等の悪影
響や、環境に対しても悪影響が生じていると言われてい
る。今、我々の体や環境、植物、水までが弱酸性化して
おり、不足しているマイナスイオンを作り出し、弱酸性
状態の人体や環境等を中性状態やアルカリ性状態に還元
していくのがマイナスイオン効果である。マイナスイオ
ンは自然界で水分の多い森林や滝壺、海岸線などに多く
発生し、人々の心を安らげる癒し効果を発揮している。
このようなマイナスイオンを発生するものにトルマリン
鉱石が見出されているが、該鉱石は別名電気石と呼ばれ
永久自発電気分極をしている物質で、外部からの応力で
マイナスイオンを発生する。例えば特公平６−１０４９
２６号公報には、微粒子化したトルマリンを有機繊維に
固着もしくは含有させたエレクトレット繊維が提案され
ている。しかし、元来、トルマリン自体が発するマイナ
スイオンは微弱であり、また繊維への付着量も３〜４％
と微量なため、マイナスイオン効果はそれほど期待でき
ないという問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の背景に鑑み、従来になかった耐久性のあるマイナ
スイオン効果、吸湿性、抗菌性、消臭性等の優れた機能
性を有する繊維構造物、さらに詳しくは、枕、布団、ベ
ッドマット、クッション、ソファー等の寝装材を提供せ
んとするものである。
技術の背景に鑑み、従来になかった耐久性のあるマイナ
スイオン効果、吸湿性、抗菌性、消臭性等の優れた機能
性を有する繊維構造物、さらに詳しくは、枕、布団、ベ
ッドマット、クッション、ソファー等の寝装材を提供せ
んとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、下記の構成を採用するものである。 「(1)ポリアミド系化合物を含有する側地と、竹、桐、
月桃、熊笹および茶から選ばれた少なくとも１種を含有
する充填材からなることを特徴とするものである。
決するために、下記の構成を採用するものである。 「(1)ポリアミド系化合物を含有する側地と、竹、桐、
月桃、熊笹および茶から選ばれた少なくとも１種を含有
する充填材からなることを特徴とするものである。
【０００５】(2)上記(1)に記載の繊維構造物を用いた寝
装品。
装品。
【０００６】(3)上記(1)に記載の繊維構造物を用いた
枕。
枕。
【０００７】(4)上記(1)に記載の繊維構造物を用いた布
団。
団。
【０００８】(5)上記(1)に記載の繊維構造物を用いたベ
ッドマット。
ッドマット。
【０００９】(6)上記(1)に記載の繊維構造物を用いたク
ッション。
ッション。
【００１０】(7)上記(1)に記載の繊維構造物を用いたク
ッション。」
ッション。」
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明でいう側地とは、織物、編
物または不織布等からなり、充填材を直接包み込む中
地、または充填材を包み込んだ中地を覆うカバー地をい
う。
物または不織布等からなり、充填材を直接包み込む中
地、または充填材を包み込んだ中地を覆うカバー地をい
う。
【００１２】本発明の側地については、構成する繊維と
して、合成繊維および／または天然繊維を使用すること
ができる。該合成繊維としては、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート等のポリエステル系繊維やこれらを主
成分とした共重合ポリエステル系繊維、ナイロン６やナ
イロン６，６等のナイロン系繊維、それ以外の合成繊維
や再生繊維等を使用することができる。また、該天然繊
維としては、セルロース系繊維、獣毛、絹等を使用する
ことができ、該セルロース系繊維としては、木綿、麻、
パルプ等の天然セルロース系繊維、ビスコースレーヨン
等の再生セルロース繊維等を使用することができる。
して、合成繊維および／または天然繊維を使用すること
ができる。該合成繊維としては、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート等のポリエステル系繊維やこれらを主
成分とした共重合ポリエステル系繊維、ナイロン６やナ
イロン６，６等のナイロン系繊維、それ以外の合成繊維
や再生繊維等を使用することができる。また、該天然繊
維としては、セルロース系繊維、獣毛、絹等を使用する
ことができ、該セルロース系繊維としては、木綿、麻、
パルプ等の天然セルロース系繊維、ビスコースレーヨン
等の再生セルロース繊維等を使用することができる。
【００１３】本発明でいう側地は、上記繊維の単独使用
でもよく、各々が混紡もしくは混繊されて構成されてい
てもよいが、充填材との組合せにより、マイナスイオン
発生量を増加させるポリアミド系繊維やセルロース系繊
維が好ましく、羊毛等の獣毛、ナイロン系繊維、絹がさ
らに好ましい。
でもよく、各々が混紡もしくは混繊されて構成されてい
てもよいが、充填材との組合せにより、マイナスイオン
発生量を増加させるポリアミド系繊維やセルロース系繊
維が好ましく、羊毛等の獣毛、ナイロン系繊維、絹がさ
らに好ましい。
【００１４】また、獣毛、ナイロン、絹等の粉体を樹脂
で側地に付着させることにより、マイナスイオン発生量
を増加させることができる。該樹脂は、特に限定される
ものではなく、アクリル系、ポリウレタン系、シリコー
ン系、ポリアミド系、メラミン系、グリオキザール系、
セルロース系樹脂等を用いることができるが、マイナス
イオン発生量を増加させる点で、ポリアミド系やセルロ
ース系が好ましい。粉体を樹脂で側地に付着させる方法
としては、樹脂を併用した粉体の水分散剤からなる加工
液に側地を含浸させた後、マングルロールなどで一定量
に絞り、ドライ−キュア工程を経る方法や該加工液を適
当な粘度に調整して、ナイフコーターやグラビアロール
コーター、捺染などで塗布した後、２００℃以下の温度
で固着させる方法の他、該粉体を含有するラミネートシ
ートをボンディングまたは熱接着する方法等が挙げられ
る。
で側地に付着させることにより、マイナスイオン発生量
を増加させることができる。該樹脂は、特に限定される
ものではなく、アクリル系、ポリウレタン系、シリコー
ン系、ポリアミド系、メラミン系、グリオキザール系、
セルロース系樹脂等を用いることができるが、マイナス
イオン発生量を増加させる点で、ポリアミド系やセルロ
ース系が好ましい。粉体を樹脂で側地に付着させる方法
としては、樹脂を併用した粉体の水分散剤からなる加工
液に側地を含浸させた後、マングルロールなどで一定量
に絞り、ドライ−キュア工程を経る方法や該加工液を適
当な粘度に調整して、ナイフコーターやグラビアロール
コーター、捺染などで塗布した後、２００℃以下の温度
で固着させる方法の他、該粉体を含有するラミネートシ
ートをボンディングまたは熱接着する方法等が挙げられ
る。
【００１５】また、本発明の側地に、抗菌剤、消臭剤、
難燃剤、撥水剤、撥油剤、防汚剤および帯電防止剤等の
各種機能剤を付与してもよい。
難燃剤、撥水剤、撥油剤、防汚剤および帯電防止剤等の
各種機能剤を付与してもよい。
【００１６】本発明で用いられる充填材として、竹、
桐、月桃、熊笹、茶から選ばれた少なくとも１種を含有
していればよいが、マイナスイオン発生量、吸湿性、抗
菌性ならびに消臭性の点から、細繊維化した竹材、桐
材、月桃葉、熊笹葉、茶葉がさらに好ましく、細繊維化
した、孟宗竹、真竹、唐竹、淡竹等の竹材が特に好まし
い。また、上記成分に、ポリエステル綿や木綿綿等の第
３成分を添加してもよい。
桐、月桃、熊笹、茶から選ばれた少なくとも１種を含有
していればよいが、マイナスイオン発生量、吸湿性、抗
菌性ならびに消臭性の点から、細繊維化した竹材、桐
材、月桃葉、熊笹葉、茶葉がさらに好ましく、細繊維化
した、孟宗竹、真竹、唐竹、淡竹等の竹材が特に好まし
い。また、上記成分に、ポリエステル綿や木綿綿等の第
３成分を添加してもよい。
【００１７】本発明において、充填材となる原料を細繊
維化する方法としては、例えばハンマーミルやターボミ
ル等を用いた常法に従えばよい。
維化する方法としては、例えばハンマーミルやターボミ
ル等を用いた常法に従えばよい。
【００１８】本発明で得られる繊維構造物の効果として
は、マイナスイオンの発生による癒し効果、優れた吸湿
性に基づく吸湿発熱効果ならびに吸湿後の放湿による放
湿冷却効果、抗菌性、消臭性等が挙げられる。
は、マイナスイオンの発生による癒し効果、優れた吸湿
性に基づく吸湿発熱効果ならびに吸湿後の放湿による放
湿冷却効果、抗菌性、消臭性等が挙げられる。
【００１９】本発明の繊維構造物は、従来になかった耐
久性のあるマイナスイオン効果、吸湿性、抗菌性、消臭
性等の優れた機能を有し、枕、布団、ベッドマット、ク
ッション、ソファー等の寝装材として好適に用いられ
る。
久性のあるマイナスイオン効果、吸湿性、抗菌性、消臭
性等の優れた機能を有し、枕、布団、ベッドマット、ク
ッション、ソファー等の寝装材として好適に用いられ
る。
【００２０】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。なお、実施例中の％および部とは、断らない限
り重量基準である。 ＜評価方法＞実施例中での品質評価は次の方法に従っ
た。 ［イオン発生量］側地と充填材からなる繊維構造物につ
いて評価した。
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。なお、実施例中の％および部とは、断らない限
り重量基準である。 ＜評価方法＞実施例中での品質評価は次の方法に従っ
た。 ［イオン発生量］側地と充填材からなる繊維構造物につ
いて評価した。
【００２１】測定装置：ＡＩＲ ＩＯＮ ＣＯＵＮＴＥ
Ｒ（ＵＳＡ製） 測定条件：室温２０±１℃、湿度５０±３％、室内広さ
３ｍ×５ｍ×５ｍ、測定時間５分、吸引量６０Ｌ／分、
サンプル圧縮周期１秒、 評価結果：測定時間５分間のイオン平均発生量（個／ｃ
ｃ）マイナスイオンが発生する場合は負の値、プラスイ
オンが発生する場合は正の値で示される。 ［吸湿性（ΔＭＲ）］充填材について評価した。
Ｒ（ＵＳＡ製） 測定条件：室温２０±１℃、湿度５０±３％、室内広さ
３ｍ×５ｍ×５ｍ、測定時間５分、吸引量６０Ｌ／分、
サンプル圧縮周期１秒、 評価結果：測定時間５分間のイオン平均発生量（個／ｃ
ｃ）マイナスイオンが発生する場合は負の値、プラスイ
オンが発生する場合は正の値で示される。 ［吸湿性（ΔＭＲ）］充填材について評価した。
【００２２】ΔＭＲ（％）＝ＭＲ2−ＭＲ1 ここで、ＭＲ1とは絶乾状態から２０℃×６５％ＲＨ雰
囲気下に２４時間放置した時の吸湿率（％）を指し、洋
服ダンスの中に入っている状態、すなわち着用前の環境
に相当する。また、ＭＲ2とは絶乾状態から３０℃×９
０％ＲＨ雰囲気下に２４時間放置した時の吸湿率（％）
を指し、運動状態における衣服内の環境にほぼ相当す
る。
囲気下に２４時間放置した時の吸湿率（％）を指し、洋
服ダンスの中に入っている状態、すなわち着用前の環境
に相当する。また、ＭＲ2とは絶乾状態から３０℃×９
０％ＲＨ雰囲気下に２４時間放置した時の吸湿率（％）
を指し、運動状態における衣服内の環境にほぼ相当す
る。
【００２３】ΔＭＲは、ＭＲ2からＭＲ1の値を差し引い
た値で表されるものであり、衣服を着用してから運動し
た時に、衣服内のムレをどれだけ吸収するかに相当し、
ΔＭＲ値が高いほど快適であると言える。一般に、ポリ
エステルのΔＭＲは０％、ナイロンで２％、木綿で４
％、ウールで６％と言われている。 ［抗菌性］充填材について評価した。
た値で表されるものであり、衣服を着用してから運動し
た時に、衣服内のムレをどれだけ吸収するかに相当し、
ΔＭＲ値が高いほど快適であると言える。一般に、ポリ
エステルのΔＭＲは０％、ナイロンで２％、木綿で４
％、ウールで６％と言われている。 ［抗菌性］充填材について評価した。
【００２４】評価方法は、統一試験法を採用し、試験菌
体は黄色ブドウ状球菌臨床分離株を用いた。試験方法
は、滅菌試験綿に上記試験菌を注加し、１８時間培養後
の生菌数を計測し、殖菌数に対する菌数を求め、次の基
準に従った。
体は黄色ブドウ状球菌臨床分離株を用いた。試験方法
は、滅菌試験綿に上記試験菌を注加し、１８時間培養後
の生菌数を計測し、殖菌数に対する菌数を求め、次の基
準に従った。
【００２５】ｌｏｇ（Ｂ／Ａ）＞１．５の条件下、ｌｏ
ｇ（Ｂ／Ｃ）を静菌活性値とし、２．２以上を合格とし
た。ただし、Ａは無加工品の接種直後分散回収した菌
数、Ｂは無加工品の１８時間培養後分散回収した菌数、
Ｃは加工品の１８時間培養後分散回収した菌数を表す。 ［消臭性］充填材について評価した。
ｇ（Ｂ／Ｃ）を静菌活性値とし、２．２以上を合格とし
た。ただし、Ａは無加工品の接種直後分散回収した菌
数、Ｂは無加工品の１８時間培養後分散回収した菌数、
Ｃは加工品の１８時間培養後分散回収した菌数を表す。 ［消臭性］充填材について評価した。
【００２６】５００ｍｌのポリエチレン製容器に１０ｇ
の充填材を入れ、初期濃度が２００ｐｐｍになるように
アンモニアガスを入れて密閉し、３０分間放置後、ガス
検知管で残留アンモニアガス濃度を測定した。なお、消
臭率は下記式で算出した。
の充填材を入れ、初期濃度が２００ｐｐｍになるように
アンモニアガスを入れて密閉し、３０分間放置後、ガス
検知管で残留アンモニアガス濃度を測定した。なお、消
臭率は下記式で算出した。
【００２７】消臭率（％）＝｛（初期濃度−３０分後の
残留濃度）／初期濃度｝×１００ （実施例１）ＪＩＳ染色堅ろう度試験用（ＪＩＳ Ｌ
０８０３準拠）の毛織物（（財）日本規格協会品）を用
い、３０ｃｍ×３０ｃｍサイズの袋状に縫製したものを
側地とし、孟宗竹を切断、分割した後、ハンマーミル型
粉砕装置を用いて、平均径２ｍｍ、平均長５０ｍｍに細
繊維化したもの５００ｇを充填材として、繊維構造物を
作成した。
残留濃度）／初期濃度｝×１００ （実施例１）ＪＩＳ染色堅ろう度試験用（ＪＩＳ Ｌ
０８０３準拠）の毛織物（（財）日本規格協会品）を用
い、３０ｃｍ×３０ｃｍサイズの袋状に縫製したものを
側地とし、孟宗竹を切断、分割した後、ハンマーミル型
粉砕装置を用いて、平均径２ｍｍ、平均長５０ｍｍに細
繊維化したもの５００ｇを充填材として、繊維構造物を
作成した。
【００２８】得られた繊維構造物についての評価結果を
表１に示す。マイナスイオン発生量、吸湿性、抗菌性、
消臭性は非常に優れたものであった。 （実施例２）孟宗竹の替わりに桐材を用いる以外は、実
施例１と同様に処理を行った。
表１に示す。マイナスイオン発生量、吸湿性、抗菌性、
消臭性は非常に優れたものであった。 （実施例２）孟宗竹の替わりに桐材を用いる以外は、実
施例１と同様に処理を行った。
【００２９】得られた繊維構造物についての評価結果を
表１に示す。マイナスイオン発生量、吸湿性、抗菌性、
消臭性は非常に優れたものであった。 （実施例３）単糸平均繊度が３．３デシテックスのナイ
ロン１００％の紡績糸を用いた目付１５０ｇ／ｍ2の織
物を用い、３０ｃｍ×３０ｃｍサイズの袋状に縫製した
ものを側地とし、月桃葉を切断、分割した後、ハンマー
ミル型粉砕装置を用いて、平均径２ｍｍ、平均長３０ｍ
ｍに細繊維化したもの５００ｇを充填材として、繊維構
造物を作成した。
表１に示す。マイナスイオン発生量、吸湿性、抗菌性、
消臭性は非常に優れたものであった。 （実施例３）単糸平均繊度が３．３デシテックスのナイ
ロン１００％の紡績糸を用いた目付１５０ｇ／ｍ2の織
物を用い、３０ｃｍ×３０ｃｍサイズの袋状に縫製した
ものを側地とし、月桃葉を切断、分割した後、ハンマー
ミル型粉砕装置を用いて、平均径２ｍｍ、平均長３０ｍ
ｍに細繊維化したもの５００ｇを充填材として、繊維構
造物を作成した。
【００３０】得られた繊維構造物についての評価結果を
表１に示す。マイナスイオン発生量、吸湿性、抗菌性、
消臭性は非常に優れたものであった。 （実施例４）月桃葉の替わりに熊笹葉を用いる以外は、
実施例３と同様に処理を行った。
表１に示す。マイナスイオン発生量、吸湿性、抗菌性、
消臭性は非常に優れたものであった。 （実施例４）月桃葉の替わりに熊笹葉を用いる以外は、
実施例３と同様に処理を行った。
【００３１】得られた繊維構造物についての評価結果を
表１に示す。マイナスイオン発生量、吸湿性、抗菌性、
消臭性は非常に優れたものであった。 （実施例５）単糸平均繊度が３．３デシテックスのポリ
エステル１００％の紡績糸を用いた目付１８０ｇ／ｍ2
の織物を用い、３０ｃｍ×３０ｃｍサイズの袋状に縫製
したものを側地とし、茶葉を切断、分割した後、ハンマ
ーミル型粉砕装置を用いて、平均径２ｍｍ、平均長２０
ｍｍに細繊維化したもの５００ｇを充填材として、繊維
構造物を作成した。
表１に示す。マイナスイオン発生量、吸湿性、抗菌性、
消臭性は非常に優れたものであった。 （実施例５）単糸平均繊度が３．３デシテックスのポリ
エステル１００％の紡績糸を用いた目付１８０ｇ／ｍ2
の織物を用い、３０ｃｍ×３０ｃｍサイズの袋状に縫製
したものを側地とし、茶葉を切断、分割した後、ハンマ
ーミル型粉砕装置を用いて、平均径２ｍｍ、平均長２０
ｍｍに細繊維化したもの５００ｇを充填材として、繊維
構造物を作成した。
【００３２】得られた繊維構造物についての評価結果を
表１に示す。マイナスイオン発生量、吸湿性、抗菌性、
消臭性は非常に優れたものであった。 （比較例１）孟宗竹の替わりに単糸平均繊度２０デシテ
ックス、平均長３８ｍｍのポリエステル綿を用いる以外
は、実施例１と同様に処理を行った。
表１に示す。マイナスイオン発生量、吸湿性、抗菌性、
消臭性は非常に優れたものであった。 （比較例１）孟宗竹の替わりに単糸平均繊度２０デシテ
ックス、平均長３８ｍｍのポリエステル綿を用いる以外
は、実施例１と同様に処理を行った。
【００３３】得られた繊維構造物についての評価結果を
表１に示す。マイナスイオン発生量、吸湿性、抗菌性、
消臭性の効果は、どれも満足できるものではなかった。 （比較例２）孟宗竹の替わりに脱脂綿（白鶴綿業（株）
製）を用いる以外は、実施例１と同様に処理を行った。
表１に示す。マイナスイオン発生量、吸湿性、抗菌性、
消臭性の効果は、どれも満足できるものではなかった。 （比較例２）孟宗竹の替わりに脱脂綿（白鶴綿業（株）
製）を用いる以外は、実施例１と同様に処理を行った。
【００３４】得られた繊維構造物についての評価結果を
表１に示す。マイナスイオン発生量、吸湿性、抗菌性、
消臭性の効果は、どれも満足できるものではなかった。
表１に示す。マイナスイオン発生量、吸湿性、抗菌性、
消臭性の効果は、どれも満足できるものではなかった。
【００３５】
【表１】
【００３６】
【発明の効果】本発明により、従来になかった耐久性の
あるマイナスイオン効果、吸湿性、抗菌性、消臭性等の
優れた機能性を有する繊維構造物、さらには、枕、布
団、ベッドマット、クッション、ソファー等の寝装材を
提供することができる。
あるマイナスイオン効果、吸湿性、抗菌性、消臭性等の
優れた機能性を有する繊維構造物、さらには、枕、布
団、ベッドマット、クッション、ソファー等の寝装材を
提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｄ０４Ｈ 1/42 Ｄ０４Ｈ 1/42 Ｐ Ｒ Ｆターム(参考） 3B096 AC16 AD04 BA03 3B102 AB03 AB07 AB09 BA10 BA11 4C058 AA03 BB07 CC02 CC08 JJ02 4C080 AA03 BB02 BB04 BB05 BB06 CC01 CC12 HH05 JJ05 KK08 MM31 NN28 NN30 QQ20 4L047 AA09 AA10 AA23 CB10 CC00 CC06
Claims (11)
- 【請求項１】側地と、竹、桐、月桃、熊笹および茶から
選ばれた少なくとも１種を含有する充填材からなること
を特徴とする繊維構造物。 - 【請求項２】側地と、細繊維化した竹を含有する充填材
からなることを特徴とする繊維構造物。 - 【請求項３】該側地が、ポリアミド系化合物を含有する
ことを特徴とする請求項１または２記載の繊維構造物。 - 【請求項４】該側地が、獣毛、ナイロンおよび絹から選
ばれた少なくとも１種を構成繊維として含むことを特徴
とする請求項１〜３のいずれかに記載の繊維構造物。 - 【請求項５】マイナスイオンを発生することを特徴とす
る、請求項１〜４のいずれかに記載の繊維構造物。 - 【請求項６】請求項１〜５のいずれかに記載の繊維構造
物を用いた寝装品。 - 【請求項７】請求項１〜５のいずれかに記載の繊維構造
物を用いた枕。 - 【請求項８】請求項１〜５のいずれかに記載の繊維構造
物を用いた布団。 - 【請求項９】請求項１〜５のいずれかに記載の繊維構造
物を用いたベッドマット。 - 【請求項１０】請求項１〜５のいずれかに記載の繊維構
造物を用いたクッション。 - 【請求項１１】請求項１〜５のいずれかに記載の繊維構
造物を用いたソファー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001028176A JP2002223916A (ja) | 2001-02-05 | 2001-02-05 | 繊維構造物およびそれを用いた寝装品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001028176A JP2002223916A (ja) | 2001-02-05 | 2001-02-05 | 繊維構造物およびそれを用いた寝装品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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