JP2002222454A - 展示見本 - Google Patents

展示見本

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JP2002222454A
JP2002222454A JP2001017308A JP2001017308A JP2002222454A JP 2002222454 A JP2002222454 A JP 2002222454A JP 2001017308 A JP2001017308 A JP 2001017308A JP 2001017308 A JP2001017308 A JP 2001017308A JP 2002222454 A JP2002222454 A JP 2002222454A
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Masahiko Nakai
將彦 中井
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】様々なサイズを有する商品に略対応して、表示
ラベルの取付け方を自由に選択することができる展示見
本用のラベル保持枠を提供する。 【解決手段】展示見本7を構成するラベル保持枠8の枠
体9,10を所望サイズに伸縮調節した後、表示ラベル
12の両側端部を、背板11の後側両縁部と該後側両縁
部に形成した保持爪11a…との対向面間に差込み固定
して、表示ラベル12をラベル保持部13,16の外周
面に沿って所定の曲率半径に湾曲した状態に保持(又は
矯正)する。表示ラベル12を、上部枠体9のラベル保
持部13に形成した孔部13aから挿入したり、ラベル
保持枠8の前面側開口部から挿入する等して、様々なサ
イズを有する商品に略対応して、表示ラベル12を、ラ
ベル保持枠8の内周側又は外周側に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば清涼飲料
水、炭酸飲料水、酒類、コーヒ、お茶等の飲み物が封入
された缶や瓶等の商品を販売する自動販売機に於いて、
購入する商品を選択するために陳列される展示見本用の
ラベル保持枠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述の展示見本としては、例えば
表示ラベルを、略円筒状に形成したダミー本体の前面部
(曲面部)に装着すると共に、その表示ラベルの両端部
を、ダミー本体の後面部と該後面部に固定した保持部材
との対向面間に差込んで挾持固定するラベル保持構造
(実用新案登録第2563366号公報、実用新案登録
第3009785号公報)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のラベル
保持構造は、表示ラベルをダミー本体の前面部に装着す
るだけの構造であるので、ダミー本体の外径寸法と略対
応する特定の商品に用途が限定されてしまい、その他の
商品の展示見本として用いることができない。従って、
自動販売機により販売される商品のサイズを変更する場
合、その商品と酷似する外径寸法の展示見本に交換しな
ければならず、様々なサイズを有する複数種の商品に対
応して、展示見本を複数製作したり、予め準備したりし
なければならず、展示見本の保管及び取扱いが大変煩わ
しくなるだけでなく、一つの展示見本に要する単価が高
くなり、展示見本毎に複数の金型が必要となるため、製
作費が高くなるという問題点を有している。
【0004】この発明は上記問題に鑑み、表示ラベルを
ラベル保持枠の内周側又は外周側に保持して、展示見本
の模倣寸法を商品に略対応して変更するので、特定の商
品のみに用途が限定されず、様々なサイズを有する商品
を模倣する用途に用いることができる展示見本用のラベ
ル保持枠の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
商品の側部周面と略対応する形状に湾曲される表示ラベ
ルを、該所定の曲率半径に湾曲した状態に保持する展示
見本用のラベル保持枠であって、上記ラベル保持枠の後
側外面に、該ラベル保持枠の外周面に沿って所定の曲率
半径に湾曲した状態に上記表示ラベルの両側端部を保持
する端部保持部を形成した展示見本用のラベル保持枠展
示見本用のラベル保持枠であることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記表示ラベルの端部と上記ラベル保
持枠又は端部保持部との対向面に、互いに係止される凹
部と凸部とを形成した展示見本用のラベル保持枠である
ことを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、上記請求項1又は
2記載の構成と併せて、上記ラベル保持枠の上部及び下
部に、上記表示ラベルの上下縁部を保持するラベル保持
部を形成すると共に、上記ラベル保持部の外面に、上記
表示ラベルの縁部を係止する係止部を設けた展示見本用
のラベル保持枠であることを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、上記請求項1,2
又は3記載の構成と併せて、上記ラベル保持枠を、上記
表示ラベルの上縁部を保持する上部枠体と、該表示ラベ
ルの下縁部を保持する下部枠体とに分割すると共に、上
記上部枠体の後縁部に垂下した支持部と、下部枠体の後
縁部に起立した支持部とを上下方向に対して伸縮可能に
連結した展示見本用のラベル保持枠であることを特徴と
する。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、表示ラベルをラベル
保持枠の内周側又は外周側に保持して、展示見本の模倣
寸法を商品のサイズに略対応して変更するので、様々な
サイズを有する商品を一つの展示見本により模倣するこ
とができると共に、特定の商品のみの用途が限定され
ず、複数の商品用の展示見本として用いることができ
る。しかも、表示ラベルのみを交換して、一つのラベル
保持枠を共通して使用するので、複数の商品見本を製作
及び準備したりする必要が無く、商品見本の保管及び取
扱いが容易に行える。且つ、商品の種類及びサイズに対
応した表示ラベルを複数製作するだけで済み、一つの商
品見本に要する製作費及び金型費の低減を図ることがで
きる。
【0010】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は自動販売機により販売される商品に略対
応してサイズを変更するときに用いられる展示見本及び
そのラベル保持枠を示し、図11に於いて、この展示見
本7は、自動販売機1により販売される商品(例えば缶
商品)と略酷似する外観及び意匠に形成され、上部前面
に設けた展示部2に複数陳列される。
【0011】展示部2の展示面3には、図7にも示すよ
うに、展示面3に陳列される展示見本7の陳列数に略対
応して、略丸形状の開口部4を所定間隔に隔てて複数形
成している。その展示部2の内部には、光源5(例えば
蛍光灯)を展示面3の開口部4と対向して配設してい
る。
【0012】光源5は、展示見本7が立体的に発光さ
れ、シート状の表示ラベル9に印刷した意匠(例えば商
標、文字、模様、図柄等)を明瞭に表示するのに必要な
光量を投光する。また、光源5の他の例として、例えば
白熱灯、照光ランプ、発光素子又はその他の照光機能を
備えた機器等を用いてもよい。
【0013】上述の缶型商品に代わる他の例として、例
えばプラスチック製容器(ペットボトル)やガラス製容
器(瓶)等の商品と酷似する展示見本を陳列してもよ
く、また、展示見本7を、任意の展示部(例えば机、
棚、陳列ケース等)に単独で陳列してもよい。
【0014】前述の展示見本7は、図1乃至図5に示す
ように、後面側を残して、前面側及び両側面が開口され
た略半円筒状のラベル保持枠8と、その前面側内周(又
は前面側外周)に保持されるフィルム状又はシート状の
表示ラベル9とで構成され、ラベル保持枠8及び表示ラ
ベル9は、例えばポリアセタール、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリエステル、ポリカーボネード、アクリ
ル等のプラスチックで形成している。
【0015】上述のラベル保持枠8は、上述のプラスチ
ックにより不透明又は半透明(或いは透明)に形成さ
れ、上下に分割した上部枠体9と下部枠体10との後側
対向縁部間を、平面から見て略円弧状(又は略門形状、
略台形状、略馬蹄形状)に形成した背板11により上下
方向に対して相対移動可能に連結している。また、ラベ
ル保持枠8を、例えば金属や木等の材質で形成してもよ
い。
【0016】上述の枠体9は、商品の上部(プルトップ
側)と略対応する形状に形成され、その枠体9上部に、
表示ラベル12の上端側縁部を所定の曲率半径に保持
(又は矯正)するラベル保持部13を形成している。且
つ、ラベル保持部13の前側縁部には、上方から見て略
半円形状(又は略円弧状)で、表示ラベル12を所定の
曲率半径に湾曲した状態に挿入ガイドする孔部13aを
形成している。
【0017】孔部13aは、表示ラベル12を上下方向
に対して差込み及び抜取りが許容される溝幅で、上面側
開口部から下面側開口部に向けて徐々に狭くなる形状
(テーパ形状)に形成され、その内周縁部には、表示ラ
ベル12の上縁部が抜止め又は係止される段部13b
(抜止め部)を円周方向に連続(又は部分的)して形成
している。
【0018】且つ、ラベル保持部13の下面側後縁部
に、商品の後側周面と略対応する形状で、背板11の上
端側内周面に対して重合される上方から見て略円弧状の
支持部14を下方に向けて形成すると共に、支持部14
の内側両縁部に、表示ラベル12の両側端部が係止され
るガイド部15を、上述の孔部13aの両端部から下方
に向けて該孔部13aの両端部間と略対応する左右間隔
に隔てて上下方向に連続(又は部分的)に形成し、その
支持部14の内側中央部に、背板11の上端側内側中央
部に形成した左右の突起19が係止される長孔20を、
所定の左右間隔に隔てて上下方向に形成している。
【0019】且つ、支持部14の両側縁部に、背板11
の両端部と対向して該背板11を上下方向にガイドする
突起14aを上下方向に連続形成(又は所定間隔に隔て
て)し、背板11と支持部14との対向面間に対して表
示ラベル12の端部が誤って差し込まれたり、枠体10
が前後に撓んだりするのを防止している。
【0020】前述の枠体10は、商品の下部(底部側)
と略対応する形状に形成され、その枠体10下部に、表
示ラベル12の下縁部を所定の曲率半径に保持(又は矯
正)するラベル保持部16を形成している。且つ、ラベ
ル保持部16の上面側後縁部に、商品の後側周面と略対
応する形状で、背板11の下端側内周面に対して重合さ
れる上方から見て略円弧状の支持部17を上方に向けて
形成している。
【0021】且つ、支持部17の内側両縁部に、表示ラ
ベル12の両側端部が係止されるガイド部18を、上述
の孔部13aの両端部間と略対応する左右間隔に隔てて
上下方向に連続(又は部分的)して形成し、その支持部
17の内側中央部に、背板11の下端側内側中央部に形
成した左右の突起19が係止される長孔20を、所定の
左右間隔に隔てて上下方向に形成している。なお、ガイ
ド部15,18は、略同一間隔に隔てて略同一線上に形
成している。
【0022】ガイド部15,18の対向端部は、枠体
9,10を最小サイズに伸縮調節して、支持部14,1
7を互いに当接したとき互い違いに係止され、表示ラベ
ル12の端部を係止する方の側面が略垂直となる状態に
重合される。
【0023】且つ、支持部17の両側縁部に、背板11
の両端部と対向して該背板11を上下方向にガイドする
突起17aを上下方向に連続形成(又は所定間隔に隔て
て)し、背板11と支持部17との対向面間に対して表
示ラベル12の端部が誤って差し込まれたり、枠体9が
前後に撓んだりするのを防止している。
【0024】上述の突起19は、側面から見て略T字状
に形成され、縦長の長孔20に対して上下動可能に係止
される。一方、長孔20は、上述の突起19と対向する
左右間隔に隔てて上下方向に略平行して複数本形成(実
施例では2本)され、ラベル保持枠8を、例えば略19
0ml、略250ml等の内容量を有する商品と略対応する
サイズに伸縮調節可能な長さに形成している。
【0025】且つ、枠体9の長孔20下端及び枠体10
の長孔20上端には、突起19の差込み及び抜取りが許
容される開口部21を形成している。また、長孔20の
対向縁部を、突起19の軸部18aに対して接触抵抗が
付与される幅狭間隔に形成したり、長孔20と突起19
との対向面に小さな凹凸を形成する等して、接触抵抗を
付与してもよい。
【0026】且つ、互いに係止される突起22と孔部2
3とを、背板11と支持部14との対向面及び背板11
と支持部17との対向面に相対向して形成し、背板11
側に形成した孔部23を、上述の内容量を有する商品と
略対応する伸縮サイズに枠体9,10が保持される上下
間隔に隔てて形成している。また、突起22と孔部23
とに代わる他の係止手段として、例えば支持部14,1
7の対向面に凹凸を形成したり、接触抵抗を付与する部
材を介在する等してもよい。加えて、背板11と支持部
14,17との対向面に小さい突起を形成して、伸縮時
の接触抵抗を軽減してもよい。
【0027】実施例では、背板11を支持部14,17
の外面側に重合するが、支持部14,17の内面側に重
合してもよい。また、上述の突起19や孔部23を支持
部17側に形成し、長孔20や突起22を、支持部14
側に形成してもよい。
【0028】なお、ラベル保持部13に形成した孔部1
3aと、ラベル保持部16の前側縁部に形成した略半円
形状(又は略円弧状)の溝部16aとは、表示ラベル1
2の上下縁部を所定の曲率半径に湾曲した状態(シリン
ドリカル状)に矯正及び保持し、溝部16aに沿って円
周方向に対して所定間隔に隔てて形成した支持片16b
は、表示ラベル12の下縁部を湾曲した状態に差込みガ
イド及び保持する。また、壁部の代わりに、溝部や突起
等を形成してもよい。
【0029】且つ、ラベル保持部16の両側外周面(及
び前側外周面)に、表示ラベル12の下縁部が係止され
る略L字状の係止部24を円周方向に対して所定間隔に
隔てて複数形成し、表示ラベル12の下縁部を係止部2
4…に係止して、ラベル保持部16の外周面に沿って所
定の曲率半径に湾曲した状態に保持(又は矯正)すると
共に、表示ラベル12を所定高さに支持して、表示ラベ
ル12が自重により下方に変位するのを防止する。ま
た、係止部24を、ラベル保持部13の両側外周面(及
び前側外周面)にも形成してもよい。或いは、表示ラベ
ル12の縁部を係止する溝部(図示省略)を、ラベル保
持部13,16の外周面に沿って形成してもよい。
【0030】一方、背板11の外側両縁部に、表示ラベ
ル12の端部と対向して該表示ラベル12の端部を保持
する保持爪11aを形成すると共に、その保持爪11a
を上下方向に対して所定間隔に隔てて複数形成(又は連
続的に形成)している。図6に示すように、表示ラベル
12の端部を背板11と保持爪11aとの対向面間に対
して強制的に差し込み、その保持爪11aの弾性により
表示ラベル12の端部を抜止めして、表示ラベル12を
ラベル保持部16の外周面に沿って所定の曲率半径に湾
曲した状態に保持(又は矯正)する。
【0031】また、図7に示すように、保持爪11a
(又は背板11)に形成した突起11bを、表示ラベル
12の端部に形成した孔部12bに係止して所定の曲率
半径に湾曲した状態に抜止め保持してもよい。なお、突
起を、表示ラベル12側に形成し、孔部を、保持爪11
a又は背板11に形成してもよい。
【0032】前述の表示ラベル12は、上述の透光性を
有するプラスチックにより透明又は半透明に形成され、
商品の外周面と略対応する曲率半径に湾曲可能な厚みに
形成し、その表示面には、商品と略同一の色彩、模様、
文字等の意匠を印刷又は形成している。予め、上述の内
容量を有する商品と略対応するサイズ(例えば略190
ml、略250ml等)に形成している。
【0033】前述のラベル保持部13の下面側中央部に
は、図8にも示すように、光源5からの光を導光する採
光窓25を前述の開口部4と対向して形成している。こ
の採光窓25は、開口部4よりも小径で、展示見本7の
内部空間に対して光源Bの光が導光される大きさ及び形
状に形成している。
【0034】且つ、採光窓25の下面側周縁部に、開口
部4の裏面側周縁部よりも下方に所定長さ突出される筒
状部26を、展示部2の開口部4に対して略垂直に差込
み可能に形成し、筒状部26の対向周縁部に、開口部4
の裏面側周縁部に対して係止される支持部27を、開口
部4の対向周縁部に形成した切欠き部4aに対して差込
み可能に形成している。
【0035】且つ、支持部27の上位側に、開口部4の
内周縁部に対して圧接される凸状の突起28を形成して
いる。突起28は、開口部4の内周縁部に圧接したとき
に生じる接触抵抗により、ラベル保持枠8を、表示ラベ
ル3側が前向きとなる状態に回り止めする。また、突起
28を、開口部4の周縁部に形成した凹部や溝部に係止
したり、その内周縁部に食い込ませる等して所望角度又
は段階的に回り止めしてもよい。
【0036】図示実施例は上記の如く構成するものとし
て、以下、上述の展示見本7を商品と略対応するサイズ
に変更する方法を説明する。
【0037】先ず、内容量の小さい商品と略対応するサ
イズの表示ラベル12をラベル保持枠8内周に装填する
場合、図1乃至図5に示すように、展示見本7を、自動
販売機1の展示部2に陳列する前又は陳列した後、ラベ
ル保持枠8の枠体9,10を伸縮調節して、所望サイズ
(例えば略190ml、略250ml)の表示ラベル12
を、枠体9のラベル保持部13に形成した孔部13aか
ら挿入し、表示ラベル12の上縁部を、ラベル保持部1
3に形成した孔部13aの段部13bに係止し、下縁部
を、ラベル保持部16に形成した溝部16aに係止し
て、表示ラベル12を所定の曲率半径に湾曲した状態に
矯正及び保持する。
【0038】また、枠体9,10を伸縮して、ラベル保
持部13,16の間を表示ラベル12の高さよりも広い
上下間隔に離間した後、表示ラベル12を、ラベル保持
枠8の前面側開口部から挿入して、湾曲した状態に保持
してもよい。
【0039】次に、内容量の大きい商品と略対応するサ
イズの表示ラベル12をラベル保持枠8外面に装着する
場合、図6、図7にも示すように、表示ラベル12の一
端を、背板11の一側縁部と該一側縁部に形成した保持
爪11a…との対向面間に差込み固定した後、表示ラベ
ル12をラベル保持部13,16の外周面に沿って湾曲
し、表示ラベル12の下縁部をラベル保持部16の両側
外周面に形成した係止部24…に係止する。
【0040】続いて、表示ラベル12の他端を、背板1
1の他側縁部と保持爪11a…との対向面間に差込み固
定して、表示ラベル12を、ラベル保持部16の外周面
に沿って所定の曲率半径に湾曲した状態に保持(又は矯
正)する。
【0041】以上のように、表示ラベル12をラベル保
持枠8の内周側又は外周側に保持したり、ラベル保持枠
8を所望するサイズに伸縮調節する等して、展示見本7
の模倣寸法を商品のサイズに略対応して変更するので、
様々なサイズを有する商品を一つの展示見本7により模
倣することができ、特定の商品のみの用途が限定され
ず、複数の商品用の展示見本7として用いることができ
る。しかも、表示ラベルのみを交換して、一つのラベル
保持枠8を共通して使用するので、複数の商品見本7を
製作及び準備したりする必要が無く、商品見本7の保管
及び取扱いが容易に行える。且つ、商品の種類及びサイ
ズに対応した表示ラベル12を複数製作するだけで済
み、一つの商品見本7に要する製作費及び金型費の低減
を図ることができる。
【0042】図9は、展示見本7のを構成する枠体9,
10の他の固定構造を示し、ラベル保持枠8を前後に傾
けて、採光窓25の下面側後縁部に形成した係止爪30
を、展示部2の展示面3に形成した開口部4の後側内周
縁部に係止し、下面側前縁部に形成した係止爪31を、
開口部4の前側内周縁部に係止する。係止爪31の両側
部に形成した略円弧状の突起32を、開口部4の内周縁
部に係止し、両側縁部に形成した凸部33を、開口部4
の両側縁部に形成した切欠き部4aに係止して回り止め
するので、上述の実施例と略同様に、展示見本7を着脱
可能に固定することができる。
【0043】図10は、展示見本7のその他の固定構造
を示し、ラベル保持枠8を構成する枠体10のラベル保
持部16に形成した筒状部35を、展示面3に形成した
開口部4に差込み、筒状部35の対向縁部に形成した係
止部36を、開口部4の対向縁部に形成した切欠き部4
aに挿入し、その係止部36近傍に形成した支持片37
を、開口部4の内周縁部に当接して筒状部35中心に向
けて変位又は可撓する。ラベル保持枠8を水平回動し
て、係止部36を切欠き部4aの一端に係止し、支持片
37をその復元力により切欠き部4aの他端に係止して
回り止めするので、前述の実施例と略同様に、展示見本
7を着脱可能に固定することができる。
【0044】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の端部保持部は、実施例の背板11
の保持爪11aに対応し、以下同様に、凸部は、保持爪
11a又は背板11に形成したの爪部11bに対応し、
凹部は、表示ラベル12に形成した孔部12bに対応
し、係止部は、係止部24に対応するも、この発明は、
上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0045】上述した展示見本7の構造は、例えば25
0ml以下や340ml以上の内容量と、250mlと340
mlとの間の内容量とを有する商品と略対応するサイズに
伸縮するのにも適用することができる。
【0046】また、ラベル保持枠8を、展示部2の展示
面3に固定する他の固定方法として、例えばマグネット
や面ファスナー、両面粘着テープ、ネジ、ボルト等の部
材で固定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 展示見本のラベル保持枠を示す斜視図。
【図2】 ラベル保持枠を示す正面図。
【図3】 ラベル保持枠を示す背面図。
【図4】 表示ラベルをラベル保持枠内側に装着した状
態を示す横断平面図。
【図5】 ラベル保持枠の伸縮状態を示す縦断側面図。
【図6】 表示ラベルをラベル保持枠外側に装着した状
態を示す縦断側面図。
【図7】 表示ラベルの他の保持構造を示す要部横断平
面図。
【図8】 ラベル保持枠の固定構造を示す底面側斜視
図。
【図9】 ラベル保持枠の他の固定構造を示す底面側斜
視図。
【図10】 ラベル保持枠のその他の固定構造を示す底
面側斜視図。
【図11】 展示見本が陳列された自動販売機を示す正
面図。
【符号の説明】
7…展示見本 8…ラベル保持枠 9,10…枠体 11…背板 11a…保持爪 11b…爪部 12…表示ラベル 12b…孔部 13,16…ラベル保持部 14,17…支持部 24…係止部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商品の側部周面と略対応する形状に湾曲さ
    れる表示ラベルを、該所定の曲率半径に湾曲した状態に
    保持する展示見本用のラベル保持枠であって、上記ラベ
    ル保持枠の後側外面に、該ラベル保持枠の外周面に沿っ
    て所定の曲率半径に湾曲した状態に上記表示ラベルの両
    側端部を保持する端部保持部を形成した展示見本用のラ
    ベル保持枠。
  2. 【請求項2】上記表示ラベルの端部と上記ラベル保持枠
    又は端部保持部との対向面に、互いに係止される凹部と
    凸部とを形成した請求項1記載の展示見本用のラベル保
    持枠。
  3. 【請求項3】上記ラベル保持枠の上部及び下部に、上記
    表示ラベルの上下縁部を保持するラベル保持部を形成す
    ると共に、上記ラベル保持部の外面に、上記表示ラベル
    の縁部を係止する係止部を設けた請求項1又は2記載の
    展示見本用のラベル保持枠。
  4. 【請求項4】上記ラベル保持枠を、上記表示ラベルの上
    縁部を保持する上部枠体と、該表示ラベルの下縁部を保
    持する下部枠体とに分割すると共に、上記上部枠体の後
    縁部に垂下した支持部と、下部枠体の後縁部に起立した
    支持部とを上下方向に対して伸縮可能に連結した請求項
    1,2又は3記載の展示見本用のラベル保持枠。
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