JP4754107B2 - 展示見本のラベル保持枠 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば飲み物が封入された金属製やガラス製、合成樹脂製の容器、或いは、タバコや玩具、食品等の商品を販売する自動販売機に於いて、その商品の選択や宣伝を目的とするために陳列される展示見本のラベル保持枠に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述の展示見本としては、例えば商品見本を構成する表示体支持部材の上縁保持部と下縁保持部とを連結部材により連結し、上下保持部材と連結部材との対向面に形成した凹部と凸部とを互いに係止して、商品表示体が保持される上下間隔に伸縮調節する商品見本(特許第3143661号公報)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の商品見本は、上下保持部を、例えば内容量の大きい缶商品又は内容量の小さい缶商品と略対応するサイズの商品表示体が保持される上下間隔に係止規制する構造であるので、大小の商品表示体を上下保持部の間に対して嵌め込むとき、その上下保持部の間に対して嵌込み許容される状態に強制変形しなければならず、商品表示体の上縁部が変形したり、折れ曲がったりして商品価値が損なわれるだけでなく、商品表示体を交換する作業に手間が掛るという問題点を有している。
【0004】
また、容量の異なる大小の缶商品を販売する場合、その缶商品と略対応するサイズの商品見本を少なくとも二種類製作したり、予め準備したりしなければならず、商品見本の保管及び取扱いが煩わしくなるだけでなく、一つの商品見本に要する単価が高くなり、見本毎に複数の金型が必要となるため、製作コストが高くなるという問題点を有している。
【0005】
この発明は上記問題に鑑み、上側保持部を、表示ラベルの上縁部よりも上位となる高さに引上げることにより、表示ラベルのサイズや表示内容を変更する作業が無理せずに簡単且つ容易に行え、且つ、様々なサイズの表示ラベルを一つのラベル保持枠で保持することができる展示見本のラベル保持枠の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、商品と酷似する表示ラベルを湾曲した状態に保持する展示見本のラベル保持枠であって、上記ラベル保持枠の上面側中央部に起立した支持壁の上部側前面に、上記表示ラベルの上縁部を所定の曲率半径に湾曲した状態に保持する上側保持部を取付け、上記ラベル保持枠の下部側前面に、上記表示ラベルの下縁部を所定の曲率半径に湾曲した状態に保持する下側保持部を一体的に形成し、上記ラベル保持枠の上面側中央部に起立した支持壁と、上記上側保持部の後側縁部に垂設した支持板とを前後に対向し、上記支持壁の両側縁部に沿って形成した係止溝に、上記支持板の両側縁部に形成した係止片を上下動可能に係合して、上記上側保持部を、上記表示ラベルの上縁部よりも上位となる引上げ高さと、該上縁部が保持される引下げ高さとに上下動可能に設けた展示見本のラベル保持枠であることを特徴とする。
【0007】
上述の商品は、例えば飲み物が封入された容器、タバコ、玩具、食品等で構成することができる。つまり、ラベル保持枠の上側保持部を、表示ラベルの上縁部よりも上位となる高さに一旦引上げて、表示ラベルを上下保持部の間に湾曲して装填した後、上側保持部を、表示ラベルの上縁部が保持される高さに引下げて、上下保持部により湾曲した状態に保持する。
【0008】
実施の形態として、上側保持部を、ラベル保持枠の支持壁上端よりも上位に突出する高さに上下動可能に設けたり、ラベル保持枠の支持壁上端と略同等及び下位となる高さに上下動可能に設ける等することができる。また、上下保持部を、特定の方向から見て略多面形状を有するラベル保持枠の各面に設けることができる。さらにまた、各保持部を、上記表示ラベルが異なる曲率半径に保持される大きさに形成することができる。
【0009】
【作用及び効果】
この発明によれば、上側保持部を、表示ラベルの上縁部よりも上位となる高さに引上げて、表示ラベルを上下保持部の間に対して装填した後、上側保持部を、表示ラベルの上縁部が保持される高さに引下げるので、表示ラベルを上下に変形する必要がなく、表示ラベルのサイズや表示内容を変更する作業が無理せずに簡単且つ容易に行える。
【0010】
しかも、上側保持部を、ラベル保持枠の上端よりも上位に突出して、ラベル保持枠よりもサイズの大きな表示ラベルを保持し、ラベル保持枠の上端よりも下位に降下して、ラベル保持枠よりもサイズの小さな表示ラベルを保持するので、様々なサイズの表示ラベルを一つのラベル保持枠で保持することができる。且つ、上側保持部を分離又は抜取らずに、表示ラベルのみを交換することができるので、作業性の向上を図ることができる。
【0011】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は自動販売機により販売される商品に応じて、表示ラベルのサイズと表示内容とを変更するときに用いられる展示見本のラベル保持枠を示し、図13及び図14に於いて、この展示見本7は、自動販売機1により販売される大中小の商品(例えば缶商品)と略酷似する外観及び意匠に形成され、販売機の上部前面に設けた展示部2に複数陳列される。
【0012】
上述の展示部2内に形成した水平側展示面3には、図7にも示すように、展示面3に陳列される展示見本7の陳列数に略対応して、略丸形状の開口部4を所定間隔に隔てて複数形成している。その展示部2の内部には、光源5(例えば蛍光灯)を展示面3の開口部4と対向して配設している。且つ、光源5は、展示見本7が立体的に発光され、シート状の表示ラベル9a,9bに印刷した意匠(例えば商標、文字、模様、図柄等)を明瞭に表示するのに必要な光量を投光する。
また、上述の光源5に代わる照光手段の他の例として、例えば白熱灯、照光ランプ、発光素子又はその他の投光機能を備えた照明機器等を用いることができる。
【0013】
前述の展示見本7は、図1乃至図4に示すように、後述する表示ラベル9a,9bを所定の起立姿勢及び曲率半径に保持するのに必要な強度又は構造を有する側面から見て略上下逆T字状のラベル保持枠8と、そのラベル保持枠8の前後両面側に保持されるフィルム状又はシート状に形成した表示ラベル9a,9bとで構成され、例えばポリアセタール、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリカーボネード、アクリル等のプラスチックで形成している。
【0014】
上述のラベル保持枠8は、上述のプラスチックにより不透明又は半透明(或いは透明)に形成され、サイズの大きい方の表示ラベル9aが保持されるラベル保持部10をラベル保持枠8の前面側に形成し、サイズの小さい方の表示ラベル9bが保持されるラベル保持部11をラベル保持枠8の後面側に形成し、例えば後側の表示ラベル9aに印刷された表示内容が前側の表示ラベル9bに写り込むのを防止又は少なくするための支持壁12を、ラベル保持枠8の中央部に形成すると共に、光源Bから投光される光を導光するための窓部12aを、支持壁12の下部中央面に切り欠き形成している。
【0015】
なお、上述のラベル保持枠8を、例えば金属や木、ガラス、セラミックス等の材質で形成してもよい。また、支持壁12を透明又は半透明に形成したり、後述する光源Bの光が導光される大きさに開口又は切り欠いたり、或いは、支持壁12を取り除いてもよい。
【0016】
且つ、表示ラベル9aの上縁部を湾曲した状態に保持する上側保持部10aをラベル保持部10の上部側前面に対して上下動可能に取付け、表示ラベル9aの下縁部を保持する下側保持部10bを、ラベル保持部10の下部側前面に対して一体的に形成している。
【0017】
一方、表示ラベル9bの上縁部を湾曲した状態に保持する上側保持部11aを、ラベル保持部11の上部側前面に対して上下動可能に取付け、その表示ラベル9bの下縁部を保持する下側保持部11bを、ラベル保持部11の下部側前面に対して一体的に形成している。
【0018】
上述の保持部10a,11aは、例えば缶商品の上部(プルトップ側)と略酷似する形状に形成され、保持部10b,11bは、缶商品の下部(底部側)と略酷似する形状に形成している。且つ、保持部10a,10b,11a,11bを、平面から見て略半円形状(又は略円弧状)に形成すると共に、表示ラベル9a,9bを所定の曲率半径に湾曲した状態に挿入ガイド及び抜取りガイドされる略円弧状の孔部10c,11cを、保持部10a,11aの上面側前縁部に沿って形成している。
【0019】
且つ、孔部10a,11aは、表示ラベル9a,9bを上下方向に対して差込み及び抜取りが許容される溝幅で、上面側開口部から下面側開口部に向けて徐々に狭くなる形状(テーパ形状)に形成され、表示ラベル9a,9bの上縁部が抜止め又は係止される段部(抜止め部)を、孔部10a,11aの内周縁部に沿って円周方向に連続(又は部分的)して形成している。
【0020】
一方、図5にも示すように、係止片10dを、保持部10aの後側縁部に垂設した支持板10fの両側縁部に形成し、その係止片10dが上下動可能に係止される係止溝10eを、ラベル保持部10と対応する支持壁12の両側縁部に形成している。且つ、係止片11dを、保持部11aの後側縁部に垂設した支持板11fの両側縁部に形成し、その係止片11dが上下動可能に係止される係止溝11eを、ラベル保持部11と対応する支持壁12の両側縁部に形成している。
【0021】
且つ、滑らかな曲面を有する略半球形状の突起21,22を、支持壁12と対向する係止片10d,11d(又は支持板10f,11f)に形成し、突起21,22が係止される孔部23を、係止片10d,11dと対向する支持壁12に形成すると共に、その孔部23を、上述の内容量を有する商品と略対応する上下間隔に隔てて複数形成している。また、孔部23を、係止片10d,11d側に形成し、突起21,22を、支持壁12側に形成してもよい。
【0022】
つまり、突起21を、何れか一つの孔部23に係止して、保持部10aを、例えば略280ml、略350ml、略500ml等の内容量を有する商品と略対応する高さに規制する。一方、突起22を、何れか一つの孔部23に係止して、保持部11aを、例えば略160ml、略190ml、略250ml等の内容量を有する商品と略対応する高さに規制する。また、上述の内容量を、例えば略160ml以下、略500ml以上の内容量に変更してもよい。
【0023】
また、上述の突起21,22と孔部23とに代わる他の係止手段として、例えばネジ部材で締付け固定したり、バネ部材の弾性で押付け固定したり、ゴム部材の接触抵抗で固定したり、マグネットの吸着力で吸着固定したり、凹凸状の歯面を係止する等してもよい。
【0024】
且つ、係止片10d,11dの下端側を垂直方向に対して延長すると共に、最大サイズの表示ラベル9a,9bを差込み及び抜取るとき、係止溝10e,11eに対する係止状態が維持される長さに形成している。つまり、保持部10aは、例えば略500mlサイズの表示ラベル9aが差込み及び抜取りが許容される高さに引き上げたとき、支持壁12上端よりも上方に突出した状態に支持される。上述と同様に、保持部10bは、略250mlサイズの表示ラベル9bが差込み及び抜取りが許容される高さに引き上げたとき、支持壁12上端と略同等又は上方に突出した状態に支持される。
【0025】
また、係止溝10e,11eの下端部に形成した段部10g,11gは、保持部10a,11aを最小サイズの表示ラベル9a,9bと略同等又は下位となる高さに降下規制する。
【0026】
前述の表示ラベル9a,9bは、図6にも示すように、透光性を有するプラスチックにより透明又は半透明に形成され、商品の外周面と略対応する曲率半径に湾曲可能な材質又は厚みに形成すると共に、その表示面に、商品と略同一の色彩、模様、文字等の意匠を印刷又は形成している。且つ、表示ラベル9aは、例えば略280mlサイズのラベルと、略350mlサイズのラベルと、略500mlサイズのラベルとで構成され、表示ラベル9bは、例えば略160mlサイズのラベルと、略190mlサイズのラベルと、略250mlサイズのラベルとで構成され、これら複数サイズのラベルの中から、販売される商品と略対応するサイズの表示ラベル9a,9bを選択して使用する。
【0027】
なお、保持部10a,10b,11a,11bの前側周縁部に形成した略円弧状の壁部は、表示ラベル9a,9bの上下縁部を所定の曲率半径に湾曲した状態(シリンドリカル状)に矯正及び保持する。また、壁部に代わる矯正手段の他の例として、例えば溝部や突起等でも矯正することができる。
【0028】
前述のラベル保持枠8の下面側中央部には、図7にも示すように、光源5からの光を導光する採光窓25を前述の開口部4と対向して形成している。この採光窓25は、開口部4よりも小径で、展示見本7の内部空間に対して光源Bの光が導光される大きさ及び形状に形成している。
【0029】
且つ、採光窓25の下面側周縁部に、開口部4の裏面側周縁部よりも下方に所定長さ突出される筒状部26を、展示部2の開口部4に対して略垂直に差込み可能に形成し、筒状部26の対向周縁部に、開口部4の裏面側周縁部に対して係止される支持板27を、開口部4の対向周縁部に形成した切欠き部4aに対して差込み可能に形成している。
【0030】
且つ、支持板27の上位側に、開口部4の内周縁部に対して圧接される凸状の突起28を形成している。突起28は、開口部4の内周縁部に圧接したときに生じる接触抵抗により、ラベル保持枠8を、表示ラベル3側が前向きとなる状態に回り止めする。また、突起28を、開口部4の周縁部に形成した凹部や溝部に係止したり、その内周縁部に食い込ませる等して所望角度又は段階的に回り止めしてもよい。
【0031】
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、展示見本7を構成する表示ラベル9a,9bの保持及び交換する方法を説明する。
【0032】
先ず、表示ラベル9aのサイズ又は表示内容を変更する場合、図1乃至図3に示すように、ラベル保持部10の保持部10aを係止溝10eに沿って上方に引上げ、保持部10a,10bを、略280mlサイズの表示ラベル9aが差込み許容される上下間隔に離間する。表示ラベル9aを湾曲して、その両側縁部を係止溝10e,10eの外側縁部に係止した後、保持部10aを引下げて、表示ラベル9aを保持部10a,10bにより湾曲状態に保持する。また、略350mlサイズ又は略500mlサイズの表示ラベル9aを保持する場合、保持部10aを、支持壁12上端よりも上方に突出する高さに一旦引上げて装填及び保持する。
【0033】
一方、表示ラベル9bのサイズ又は表示内容を変更する場合、図2、図4にも示すように、ラベル保持部11の保持部11aを係止溝11eに沿って上方に引上げ、保持部11a,11bを、略160mlサイズ又は略190mlサイズの表示ラベル9bが差込み許容される上下間隔に離間する。表示ラベル9bを湾曲して、その両側縁部を係止溝11e,11eの内側縁部に係止した後、保持部11aを引下げて、表示ラベル9aを保持部11a,11bにより湾曲状態に保持する。また、略250mlサイズの表示ラベル9bを保持する場合、保持部11aを、支持壁12上端よりも上方に突出又は略同等となる高さに一旦引上げて装填及び保持する。或いは、表示ラベル9a,9bを、保持部10a,11aに形成した孔部10c,11cから差込み又は抜取ってもよい。
【0034】
上述の表示ラベル9a,9bを保持した展示見本7は、図13及び図14に示すように、自動販売機1の展示部2に陳列される。また、ラベル保持枠8を所定角度(略180度)に水平回転して、表示ラベル9a又は9bが正面向きとなる状態に向き変更してもよい。加えて、ラベル保持枠8の前後両面に、同一又は異なる表示内容で、同一サイズの表示ラベル9a又は9bを保持することもできる。
【0035】
以上のように、展示見本7を構成するラベル保持枠8の上側保持部10a,11aを、表示ラベル9a,9bの上縁部よりも上位となる高さに引上げて、表示ラベル9a,9bを上下保持部10a,11aの間に対して装填した後、上側保持部10a,11aを、表示ラベル9a,9bの上縁部が保持される高さに引下げるので、表示ラベル9a,9bを上下に変形する必要がなく、表示ラベル9a,9bのサイズや表示内容を変更する作業が無理せずに簡単且つ容易に行える。
【0036】
しかも、上側保持部10aを、ラベル保持枠8の上端よりも上位に突出して、略500mlサイズの表示ラベル9aを保持したり、ラベル保持枠8の上端と略同等又は下位に降下して、略280mlや略350mlサイズの表示ラベル9a又は略160mlや略190ml、略250mlサイズの表示ラベル9bを保持するので、様々なサイズの表示ラベル9a,9bを一つのラベル保持枠8で保持することができる。且つ、上側保持部10a,11aを分離又は抜取らずに、表示ラベル9a,9bのみを交換することができるので、作業性の向上を図ることができる。
【0037】
さらに、展示見本7を水平回転して、表示ラベル9a又は9bを正面向けたり、その表示内容を変更したりするので、表示ラベル9a,9bを交換する必要が無く、交換時及び変更時の作業性が向上する。且つ、商品の種類に対応して、複数の展示見本7を製作したり、準備したりする必要が無く、展示見本7の管理及び取扱いが容易に行える。且つ、ラベル保持枠8を共通して使用するので、一つの展示見本7に要する製作費や金型費の低減を図ることができる。
【0038】
図8、図9は、片面保持式のラベル保持枠8による他のラベル保持例を示し、表示ラベル9aを、ラベル保持枠8の前面側に取付けた保持部10a,10bで保持するので、上述の実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
【0039】
なお、図9のラベル保持枠8は、展示部2の垂直側展示面3に形成した開口部4の上下縁部に係止して取付ける。また、壁部12に、窓部12aを切り欠き形成してもよい。また、上述の保持構造は、表示ラベル9bを保持するのにも適用することができる。
【0040】
図10は、ラベル保持枠8によるその他のラベル保持例を示し、表示ラベル9a,9bを、平面から見て略三角形状を有するラベル保持枠8の各面に保持し、ラベル保持枠8を水平回転して、特定の表示ラベル9aが前向きとなる状態に回転したり、表示ラベル9a,9bを交換する等して表示変更するので、前述の実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。また、上述のラベル保持枠8を、例えば略四角形状、略五角形状等の略多角形状に形成したり、展示部2の垂直側展示面3に形成した開口部4に対して回転可能に取付ける等してもよい。
【0041】
図11は、ラベル保持枠8の他の固定構造を示し、ラベル保持枠8を前後に傾けて、採光窓25の下面側後縁部に形成した係止爪30を、展示部2の展示面3に形成した開口部4の後側内周縁部に係止し、下面側前縁部に形成した係止爪31を、開口部4の前側内周縁部に係止する。係止爪31の両側部に形成した略円弧状の係止片32を、開口部4の内周縁部に係止し、両側縁部に形成した凸部33を、開口部4の両側縁部に形成した切欠き部4aに係止して回り止めするので、前述の実施例と略同様に、展示見本7を着脱可能に固定することができる。
【0042】
図12は、ラベル保持枠8のその他の固定構造を示し、ラベル保持枠8に形成した筒状部35を、展示面3に形成した開口部4に差込み、筒状部35の対向縁部に形成した係止部36を、開口部4の対向縁部に形成した切欠き部4aに挿入し、その係止部36近傍に形成した支持片37を、開口部4の内周縁部に当接して筒状部35中心に向けて変位又は可撓する。ラベル保持枠8を水平回動して、係止部36を切欠き部4aの一端に係止し、支持片37をその復元力により切欠き部4aの他端に係止して回り止めするので、前述の実施例と略同様に、展示見本7を着脱可能に固定することができる。
【0043】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
なお、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0044】
上述したラベル保持枠8の構成は、例えばプラスチック製容器(ペットボトル)やガラス製容器(瓶)、タバコ、玩具等の商品と酷似する展示見本のラベル保持枠にも適用することができる。また、展示見本7を、任意の展示部(例えば机、棚、陳列ケース等)に単独で陳列してもよい。
【0045】
さらに、ラベル保持枠8の他の固定方法として、例えば筒状部26を開口部4に挿し込んだり、マグネットや面ファスナー、両面粘着テープ、ネジ、ボルト等の固定手段で固定することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 表示ラベルを前後両面に保持する展示見本を示す斜視図。
【図2】 展示見本の保持構造を示す縦断側面図。
【図3】 大サイズ側のラベル保持部を示す正面図。
【図4】 小サイズ側のラベル保持部を示す正面図。
【図5】 前後保持部の差込み状態を示す平面図。
【図6】 表示ラベルの保持状態を示す横断平面図。
【図7】 展示見本の固定構造を示す底面側斜視図。
【図8】 ラベル保持枠による他のラベル保持状態を示す斜視図。
【図9】 ラベル保持枠によるその他のラベル保持状態を示す斜視図。
【図10】 ラベル保持枠によるその他のラベル保持状態を示す平面図。
【図11】 ラベル保持枠の他の固定構造を示す底面側斜視図。
【図12】 ラベル保持枠のその他の固定構造を示す底面側斜視図。
【図13】 展示見本を展示部に陳列した状態を示す正面図。
【図14】 展示見本を陳列した自動販売機を示す正面図。
【符号の説明】
7…展示見本
8…ラベル保持枠
9a,9b…表示ラベル
10,11…ラベル保持部
10a,10b…保持部
11a,11b…保持部
10d,11d…係止片
10e,11e…係止溝
Claims (5)
- 商品と酷似する表示ラベルを湾曲した状態に保持する展示見本のラベル保持枠であって、
上記ラベル保持枠の上面側中央部に起立した支持壁の上部側前面に、上記表示ラベルの上縁部を所定の曲率半径に湾曲した状態に保持する上側保持部を取付け、
上記ラベル保持枠の下部側前面に、上記表示ラベルの下縁部を所定の曲率半径に湾曲した状態に保持する下側保持部を一体的に形成し、
上記ラベル保持枠の上面側中央部に起立した支持壁と、上記上側保持部の後側縁部に垂設した支持板とを前後に対向し、
上記支持壁の両側縁部に沿って形成した係止溝に、上記支持板の両側縁部に形成した係止片を上下動可能に係合して、
上記上側保持部を、上記表示ラベルの上縁部よりも上位となる引上げ高さと、該上縁部が保持される引下げ高さとに上下動可能に設けた
展示見本のラベル保持枠。 - 上記上側保持部を、上記ラベル保持枠の支持壁上端よりも上位に突出する高さに上下動可能に設けた
請求項1記載の展示見本のラベル保持枠。 - 上記上側保持部を、上記ラベル保持枠の支持壁上端と略同等及び下位となる高さに上下動可能に設けた
請求項1又は2記載の展示見本のラベル保持枠。 - 上記上下保持部を、特定の方向から見て略多面形状を有するラベル保持枠の各面に設けた
請求項1記載の展示見本のラベル保持枠。 - 上記各保持部を、上記表示ラベルが略同一又は異なる曲率半径に保持される大きさに形成した
請求項4記載の展示見本のラベル保持枠。
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