JP2002222351A - 乗り物相乗り装置及び方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、ネットワークによる相乗り予
約を行うことで乗り物利用者の利便性を向上し得る乗り
物相乗り装置を提供することにある。 【解決手段】本発明は、会員登録用端末１００から非会
員により入力された会員情報が適切であるかを判断して
会員番号を生成する会員登録受付装置６と、会員情報を
記憶する会員情報記憶装置８と、予約用端末２００から
会員により入力された乗車情報が適切であるかを確認す
る予約受付装置１４と、乗車情報に基づいて相乗り会員
を検索して相乗り計画をする相乗り計画処理装置１７
と、相乗り会員番号を表示する相乗り計画表示板２３
と、料金精算をする料金精算装置２０とを具備すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えばタクシーに
相乗りする際にネットワークによる相乗り予約を行うこ
とができる乗り物相乗り装置及び方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来は、タクシー乗り場において、各乗
客が、自分の乗車順番になるまで各自で待っていて、乗
車時に、自分の行きたい場所を指示して乗車していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】バスが走らない場所や
バスの便が悪い場所あるいは、最終から始発までのバス
が走らない時間帯での交通手段としては、タクシーの利
用となる。しかし、タクシーを利用したくてもタクシー
が来ない場合や利用客が多すぎて、乗車待ち行列となる
など、効率的にタクシーに乗れない場合がある。また、
運賃の面から考えると、タクシー料金は路線バスの運賃
と比較すると非常に割高となる。

【０００４】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、ネットワークによる相乗り予約を行うことで乗り物
利用者の利便性を向上し得る乗り物相乗り装置及び方法
を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の乗り物相乗り装置は、会員登録用端末から非
会員により入力された会員情報が受信され、会員情報が
適切であるかを判断して会員番号を生成し、会員番号を
前記会員登録用端末に送信する会員登録受付装置と、前
記会員登録受付装置で適切であると判断された会員情報
を記憶する会員情報記憶装置と、予約用端末から会員に
より入力された乗車情報が受信され、乗車情報が適切で
あるかを確認する予約受付装置と、前記予約受付装置で
適切であると確認された乗車情報に基づいて相乗り会員
を検索して相乗り計画をする相乗り計画処理装置と、前
記相乗り計画処理装置から相乗り会員通知を受信して相
乗り会員番号を表示する相乗り計画表示板と、前記相乗
り計画処理装置から料金精算要求が受信され料金精算を
する料金精算装置とを具備することを特徴とするもので
ある。

【０００６】また本発明の乗り物相乗り方法は、非会員
の氏名・住所等の会員情報が適切であるかを判断して会
員番号を生成し、会員番号を非会員に通知すると共に、
適切であると判断された会員情報を記憶する会員登録ス
テップと、会員から入力された乗車地・降車地区・乗車
時刻等の乗車情報が適切であるかを確認する予約ステッ
プと、前記予約ステップで適切であると確認された乗車
情報に基づいて同一条件の相乗り会員を検索して相乗り
会員番号を表示する確定ステップと、乗車地から降車地
までの時間距離併用運賃を確認し相乗り人数に応じた割
引率に基づいて料金精算する精算ステップとを有するこ
とを特徴とする。

【０００７】本発明は、乗り物乗車希望者が、インター
ネットからの操作により相乗り予約を可能とする。同一
方面に乗車希望の利用者による予約があった場合相乗り
することによって効率的な乗車を実現する。

【０００８】本発明によれば、ネットワークを利用した
乗り物相乗りの仲介をすることにより、相乗りによる効
率的な乗車による乗車待ち行列が軽減され、タクシー利
用者の利便性を向上させることができる。それにより、
タクシー利用者の増加が期待される。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態例を詳細に説明する。

【００１０】図１は本発明の実施形態例を示すシステム
構成図である。図において、１は非会員、２は会員登録
用端末の専用端末、３は会員登録用端末のパソコン、４
は会員登録用端末の携帯電話、５は電気通信網、６は会
員登録受付装置、７は配線、８は会員情報記憶装置、９
は会員、１０は予約用端末の専用端末、１１は予約用端
末のパソコン、１２は予約用端末の携帯電話、１３は電
気通信網、１４は予約受付装置、１５は配線、１６は配
線、１７は相乗り計画処理装置、１８は配線、１９は配
線、２０は料金精算装置、２１は配線、２２はタクシー
待ち乗客（会員）、２３は相乗り計画表示板、２４は電
気通信網、２５はタクシー運転手、２６は相乗り計画表
示更新用スイッチ、２７は電気通信網、１００は会員登
録用端末、２００は予約用端末、３００はタクシー相乗
りエージェント屋内設備、４００はタクシー乗場設置設
備である。

【００１１】［会員登録］図２は本発明の実施形態例に
係る会員登録を説明するためのシーケンス図である。こ
こでは、タクシー乗合いサービスを利用する為の、会員
登録手順を示す。この会員登録手順は、サービスを円滑
に利用する為の手段として使用することが可能である。

【００１２】すなわち、会員の登録を希望する非会員１
は、会員登録を行う為に、会員登録用端末１００の専用
端末２、パソコン３、または携帯電話４に、自分の氏
名、住所、電話番号、クレジットカード番号、希望する
暗証番号等の会員情報を入力する。

【００１３】前記会員登録用端末１００の専用端末２、
パソコン３、または携帯電話４は、電気通信網５を介し
て会員登録受付装置６に対し、非会員から入力された自
分の氏名、住所、電話番号、クレジットカード番号、希
望する暗証番号等の会員情報を送信して会員登録要求２
８をする。

【００１４】前記会員登録受付装置６は、会員登録用端
末１００の専用端末２、パソコン３、または携帯電話４
から受信した自分の氏名、住所、電話番号、クレジット
カード番号、希望する暗証番号等の会員情報が適切であ
るかどうかを検査して判断する。

【００１５】会員登録受付装置６は、受信した自分の氏
名、住所、電話番号、クレジットカード番号、希望する
暗証番号等の会員情報が適切であると判断すると、会員
番号及び暗証番号を生成し、会員登録用端末１００の専
用端末２、パソコン３、または携帯電話４に送信して会
員登録結果応答２９をする。

【００１６】会員登録用端末１００の専用端末２、パソ
コン３、または携帯電話４は、受信した会員番号及び暗
証番号を表示する。

【００１７】また、会員登録受付装置６は、会員登録用
端末１００の専用端末２、パソコン３、または携帯電話
４に送信した会員番号及び暗証番号と会員登録用端末１
００の専用端末２、パソコン３、または携帯電話４から
受信した自分の氏名、住所、電話番号、クレジットカー
ド番号、希望する暗証番号等の会員情報を、会員情報記
憶装置８に会員情報登録要求３０をする。

【００１８】会員情報記憶装置８は会員番号及び暗証番
号と、非会員の氏名、住所、電話番号、クレジットカー
ド番号、希望する暗証番号等の会員情報を記憶して保存
する。

【００１９】［予約］図３は本発明の実施形態例に係る
予約を説明するためのシーケンス図である。

【００２０】すなわち、タクシー乗合サービスの利用を
希望する会員（予約者）は、予約用端末２００の専用端
末１０、パソコン１１、または携帯電話１２に対し、自
分の会員番号及び暗証番号を入力する。予約用端末２０
０の専用端末１０、パソコン１１、または携帯電話１２
は、電気通信網１３を介して予約受付装置１４に対し、
入力された会員番号及び暗証番号を送信して予約受付要
求３１をする。

【００２１】予約受付装置１４は、会員情報記憶装置８
に対し会員情報検索要求３２をし、会員情報記憶装置８
に、受信した会員番号と暗証番号が登録されているかど
うか会員情報検索する。

【００２２】会員情報記憶装置８に会員番号と暗証番号
が登録されている場合、会員番号・暗証番号・登録あり
・認証成功の結果応答３３が予約受付装置１４にあり、
予約受付装置１４は予約用端末２００の専用端末１０、
パソコン１１、または携帯電話１２に対し、認証成功の
予約受付結果応答３４をし認証された事を通知する。

【００２３】予約用端末２００の専用端末１０、パソコ
ン１１、または携帯電話１２は、予約受付装置１４から
会員番号と暗証番号が認証された事を通知されると、会
員に対し、希望する乗車地、降車する地区、乗車地に到
着する時刻等のタクシー乗車情報の入力（または選択）
を要求する。

【００２４】会員９は、要求された希望する乗車地、降
車する地区、乗車地に到着する時刻等のタクシー乗車情
報の入力（または選択）をする。

【００２５】予約用端末２００の専用端末１０、パソコ
ン１１、または携帯電話１２は会員から入力（または選
択）された希望する乗車地、降車する地区、乗車地に到
着する時刻等のタクシー乗車情報３５を予約受付装置１
４に対し送信する。予約受付装置１４は、予約用端末２
００の専用端末１０、パソコン１１、または携帯電話１
２から受信した希望する乗車地、降車する地区、乗車地
に到着する時刻等のタクシー乗車情報が適切かどうか判
断して確認する。

【００２６】予約受付装置１４は、予約用端末２００の
専用端末１０、パソコン１１、または携帯電話１２から
受信した希望する乗車地、降車する地区、乗車地に到着
する時刻等のタクシー乗車情報が適切であると判断する
と、相乗り計画処理装置１７に対し、希望する乗車地、
降車する地区、乗車地に到着する時刻等のタクシー乗車
情報を送信して相乗り計画決定要求３６をする。

【００２７】相乗り計画処理装置１７は相乗り計画を保
持する。

【００２８】［確定］図４は本発明の実施形態例に係る
確定を説明するためのシーケンス図である。

【００２９】相乗り計画処理装置１７にて処理される、
相乗りの確定手順について、以下に示す。すなわち、相
乗り計画処理装置１７では、予約用端末２００の専用端
末１０、パソコン１１、または携帯電話１２から送信さ
れた情報（希望する乗車地、降車する地区、乗車地に到
着する時刻）に基づき、相乗り確定判断処理を行い、同
一条件の相乗り会員を検索し、相乗り会員が３人そろう
か、あるいは乗車時刻の５分前になるまで繰り返し定期
検索して相乗り計画を更新し、相乗り確定後、相乗り計
画処理装置１７は、各乗車地にある相乗り計画表示板２
３に対し、相乗り会員通知（３人の会員番号）３７を通
知すると共にタクシー会社に配車を手配してタクシーを
確保する。相乗り計画表示板２３は相乗り会員番号を待
ち順番とともに表示する。

【００３０】尚、相乗り確定後、タクシー会社に配車を
手配してタクシー番号を確定し、相乗り計画処理装置１
７から各乗車地にある相乗り計画表示板２３に対し、相
乗り確定情報として、乗車時刻、相乗り者の会員番号、
タクシー番号を送信し、該情報を表示するようにしても
よい。

【００３１】相乗り確定判断処理により確定される場合
は、以下の通りである。

【００３２】・確定１ 予約可能時刻（例えば、乗車地に到着する時刻の５分前
以前）に、希望する乗車地、降車する地区、乗車地に到
着する時刻が一致する予約者を検索した結果、タクシー
の乗車可能人数分検出でき、かつ乗車地に到着する時刻
にタクシーを確保できた場合。

【００３３】・確定２ 予約可能最終時刻（例えば、乗車地に到着する時刻の５
分前）に、希望する乗車地、降車する地区、乗車地に到
着する時刻が一致する予約者を検索した結果、タクシー
を乗車可能人数分検出できなかったが、少なくとも１人
の予約者が確認でき、かつ乗車地に到着する時刻にタク
シーを確保できた場合。

【００３４】［乗車］図５は本発明の実施形態例に係る
乗車を説明するためのシーケンス図である。

【００３５】相乗り予約者は、各乗車地の相乗り計画表
示板２３の、相乗り確定情報（乗車時刻、相乗り者の会
員番号、タクシー番号）に基づき、タクシー番号に該当
するタクシーに乗車する。また、相乗り予約者の乗車が
完了した時点で、タクシーの運転手２５は、会員の乗車
の確認後、相乗り計画表示板更新用スイッチ２６を押下
して、相乗り計画処理装置１７に相乗り会員乗車完了通
知（３人の会員番号）３８をする。相乗り計画処理装置
１７は相乗り会員乗車完了通知３８を受けると、相乗り
計画表示板２３に対し表示板情報消去要求（３人の会員
番号）３９をする。相乗り計画表示板２３は相乗り計画
処理装置１７から表示板情報消去要求３９を受けると表
示板情報を消去する。

【００３６】［課金］図５に示すように、相乗り計画処
理装置１７は料金精算装置２０に対して料金精算要求
（３人の会員番号）４０をし、相乗り計画を消去する。
料金精算装置２０は、相乗り計画処理装置１７から料金
精算要求４０を受けると、会員情報記憶装置８に対し、
クレジットカード番号検索要求（３人の会員番号）４１
をしてクレジットカード番号を検索し、会員情報記憶装
置８からクレジットカード番号検索結果応答（３人のク
レジットカード番号）４２を受ける。料金精算装置２０
はクレジットカード番号検索結果応答４２を受けると、
料金精算をする。相乗りサービス利用者は、乗車地から
降車地までの時間距離併用運賃と確定した相乗り人数に
応じた割引率に基づく、相乗り乗車運賃をタクシー会社
へ支払う。

【００３７】タクシー会社は、タクシー相乗りサービス
の総売上げの中から、事前の取決めに基づく顧客紹介手
数料を予約エージェントヘ支払う。

【００３８】図６は本発明の実施形態例に係る会員登録
から到着／課金までの概略シーケンス図である。すなわ
ち、会員登録後、予約者は会員番号、暗証番号、乗車時
刻、乗車地、降車地区を入力する。乗車時刻、乗車地、
降車地区の同一条件で検索し、登録順に３人を決定し、
タクシーを確保する。乗車地にて３人乗車し、降車地区
にて各人は降車し、課金する。尚、予約は乗車するまで
キャンセル可能である。

【００３９】

【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ネッ
トワークを利用したタクシー相乗りの仲介をすることに
より、タクシー利用者の利便性を向上させることができ
る。それにより、タクシー利用者が増加し、ネットワー
クトラヒックも増加する。

【００４０】また、本発明により、タクシー相乗りサー
ビスの各会員は、単独乗車した場合に支払う運賃よりも
割安な運賃で希望する地域へ移動することが可能とな
る。

【００４１】タクシー会社は、相乗り人数に応じた割引
率を適切に設定することにより、従来の単独乗車時の売
上高よりも、単位時間あたりの売上高を伸ばすことが可
能となる。

【００４２】また、予約エージェントは、タクシー会社
から徴収する顧客紹介手数料により収入を得ることが可
能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態例を示すシステム構成図であ
る。

【図２】本発明の実施形態例に係る会員登録を説明する
ためのシーケンス図である。

【図３】本発明の実施形態例に係る予約を説明するため
のシーケンス図である。

【図４】本発明の実施形態例に係る確定を説明するため
のシーケンス図である。

【図５】本発明の実施形態例に係る乗車を説明するため
のシーケンス図である。

【図６】本発明の実施形態例に係る会員登録から到着／
課金までの概略シーケンス図である。

【符号の説明】

１ 非会員 ２ 会員登録用端末の専用端末 ３ 会員登録用端末のパソコン ４ 会員登録用端末の携帯電話 ５ 電気通信網 ６ 会員登録受付装置 ７ 配線 ８ 会員情報記憶装置 ９ 会員 １０ 予約用端末の専用端末 １１ 予約用端末のパソコン １２ 予約用端末の携帯電話 １３ 電気通信網 １４ 予約受付装置 １５ 配線 １６ 配線 １７ 相乗り計画処理装置 １８ 配線 １９ 配線 ２０ 料金精算装置 ２１ 配線 ２２ タクシー待ち乗客（会員） ２３ 相乗り計画表示板 ２４ 電気通信網 ２５ タクシー運転手 ２６ 相乗り計画表示更新用スイッチ ２７ 電気通信網 １００ 会員登録用端末 ２００ 予約用端末 ３００ タクシー相乗りエージェント屋内設備 ４００ タクシー乗場設置設備

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑田 浩樹 東京都千代田区大手町二丁目３番１号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 林 和仁 東京都千代田区大手町二丁目３番１号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 小林 心 東京都千代田区大手町二丁目３番１号 日 本電信電話株式会社内

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 会員登録用端末から非会員により入力さ
   れた会員情報が受信され、会員情報が適切であるかを判
   断して会員番号を生成し、会員番号を前記会員登録用端
   末に送信する会員登録受付装置と、 前記会員登録受付装置で適切であると判断された会員情
   報を記憶する会員情報記憶装置と、 予約用端末から会員により入力された乗車情報が受信さ
   れ、乗車情報が適切であるかを確認する予約受付装置
   と、 前記予約受付装置で適切であると確認された乗車情報に
   基づいて相乗り会員を検索して相乗り計画をする相乗り
   計画処理装置と、 前記相乗り計画処理装置から相乗り会員通知を受信して
   相乗り会員番号を表示する相乗り計画表示板と、 前記相乗り計画処理装置から料金精算要求が受信され料
   金精算をする料金精算装置とを具備することを特徴とす
   る乗り物相乗り装置。
2. 【請求項２】 非会員の氏名・住所等の会員情報が適切
   であるかを判断して会員番号を生成し、会員番号を非会
   員に通知すると共に、適切であると判断された会員情報
   を記憶する会員登録ステップと、 会員から入力された乗車地・降車地区・乗車時刻等の乗
   車情報が適切であるかを確認する予約ステップと、 前記予約ステップで適切であると確認された乗車情報に
   基づいて同一条件の相乗り会員を検索して相乗り会員番
   号を表示する確定ステップと、 乗車地から降車地までの時間距離併用運賃を確認し相乗
   り人数に応じた割引率に基づいて料金精算する精算ステ
   ップとを有することを特徴とする乗り物相乗り方法。