JP2002221062A - エンジンの制御装置 - Google Patents

エンジンの制御装置

Info

Publication number
JP2002221062A
JP2002221062A JP2001019016A JP2001019016A JP2002221062A JP 2002221062 A JP2002221062 A JP 2002221062A JP 2001019016 A JP2001019016 A JP 2001019016A JP 2001019016 A JP2001019016 A JP 2001019016A JP 2002221062 A JP2002221062 A JP 2002221062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction amount
engine
ignition timing
catalyst
water temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001019016A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Kuwano
真幸 桑野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001019016A priority Critical patent/JP2002221062A/ja
Publication of JP2002221062A publication Critical patent/JP2002221062A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 触媒の早期暖機を目的とする点火時期の遅角
化によるエンジントルクの低下を補償し、エンジン回転
の安定化と触媒の早期暖機とを両立させる。 【解決手段】 触媒早期暖機を目的として冷却水温TW
に応じて設定された点火時期遅角補正量ARTDIに基
づきテーブルを参照して基本補正量IARTDIOを設
定すると(S301)、冷却水温TWに基づきテーブル
を参照して水温補正係数IARTWNを設定する(S3
02)。そして、基本補正量IARTDIOを水温補正
係数IARTWNにより補正し、ISC弁10の開度を
増加補正して吸入空気量を増加させる低温始動時補正量
IARTDIを算出する(S303)。これにより、触
媒の早期暖機に必要な遅角量に変化が生じたり、触媒を
早期に暖機するために遅角量を大きくする必要のある場
合においても、エンジン回転の不安定化を招くことなく
適正にエンジントルクの低下を補償することができ、エ
ンジン回転の安定化と触媒の早期暖機とを両立させるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、点火時期の遅角に
よる触媒の早期暖機とエンジン回転の安定化とを両立さ
せるエンジンの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンの冷態運転時において
は、排気温度を上昇させて触媒を早期に暖機するため、
点火時期を通常の進角値よりも遅角側に補正する技術が
知られているが、点火時期の遅角化によりエンジンの出
力トルクが低下し、アイドル運転時のエンジン回転数が
不安定になるという問題がある。
【0003】これに対処するに、特開平6−26432
号公報には、触媒の温度を上昇させるための点火時期の
基本遅角量を、アイドル制御弁の開度及び始動後の経過
時間に対応して補正し、この補正遅角量をもとに基本点
火時期を修正することで、触媒活性化のための遅角によ
るアイドル回転数の不安定化を防止する技術が開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ンの発生トルクと点火時期の遅角量との間には、一定の
相関がないため、前述の先行技術のように、触媒の温度
を上昇させるための点火時期遅角量をアイドル制御弁の
開度に対応して補正しても、必ずしもエンジン回転の安
定化に結び付くとは限らず、運転条件によって触媒の早
期暖機に必要な遅角量が変化したり、極低温時等、触媒
を早期に暖機するために遅角量を大きくする必要のある
場合、エンジン回転が不安定となる虞がある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、触媒の早期暖機を目的とする点火時期の遅角化によ
るエンジントルクの低下を補償し、エンジン回転の安定
化と触媒の早期暖機とを両立させることのできるエンジ
ンの制御装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、排気系に介装した触媒の早
期暖機を目的とする点火時期遅角補正量をエンジン冷却
水温に基づいて設定し、この点火時期遅角補正量により
点火時期を遅角補正する点火時期制御手段と、上記点火
時期遅角補正量に応じてアイドル制御弁による吸入空気
量を増加させるための低温始動時補正量を設定し、この
低温始動時補正量によりアイドル制御弁に対する制御量
を補正するアイドル制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記アイドル制御手段は、上記点火時期遅
角補正量に基づいて設定した基本補正量を、エンジン冷
却水温に基づいて設定した水温補正係数により補正する
ことにより、上記低温始動時補正量を算出することを特
徴とする。
【0008】すなわち、請求項1記載の発明は、エンジ
ン冷却水温に基づいて設定した点火時期遅角補正量で点
火時期を遅角補正して触媒の早期暖機を図ると共に、点
火時期遅角補正量に応じて設定した低温始動時補正量に
よりアイドル制御弁に対する制御量を補正することで、
エンジントルクの低下に見合った量で吸入空気量を増加
させ、点火時期の遅角化によるエンジントルクの低下を
補償してエンジン回転の安定化と触媒の早期暖機とを両
立させる。
【0009】その際、請求項2記載の発明のように、ア
イドル制御弁に対する低温始動時補正量を、点火時期遅
角補正量に基づいて設定した基本補正量をエンジン冷却
水温に基づいて設定した水温補正係数により補正して算
出することが望ましく、エンジンの発生トルクへのエン
ジン冷却水温による影響を補正することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図7は本発明の実施の一形
態に係わり、図1はエンジン系の全体図、図2は電子制
御系の回路構成図、図3は点火時期制御ルーチンのフロ
ーチャート、図4はISC制御ルーチンのフローチャー
ト、図5は低温始動時補正量設定ルーチンのフローチャ
ート、図6は基本補正量テーブルの説明図、図7は水温
補正係数テーブルの説明図である。
【0011】先ず、図1に基づいてエンジンの全体構成
について説明する。同図において、符号1はエンジンで
あり、本形態においては水平対向型4気筒ガソリンエン
ジンを示す。このエンジン1のシリンダブロック1aの
左右両バンクには、シリンダヘッド2がそれぞれ設けら
れ、各シリンダヘッド2に吸気ポート2aと排気ポート
2bとが形成されている。
【0012】エンジン1の吸気系としては、シリンダヘ
ッド2の各吸気ポート2aにインテークマニホルド3が
連通され、このインテークマニホルド3に、各気筒の吸
気通路が集合するエアチャンバ4を介して、アクセルペ
ダルに連動するスロットル弁5aが介装されたスロット
ルチャンバ5が連通されている。更に、スロットルチャ
ンバ5の上流側に吸気管6を介してエアクリーナ7が取
り付けられ、エアクリーナ7がエアインテークチャンバ
8に連通されている。
【0013】また、吸気管6には、スロットル弁5aを
バイパスするバイパス通路9が接続され、このバイパス
通路9に、アイドル時にその弁開度によって該バイパス
通路9を流れるバイパス空気量を調整することでアイド
ル回転数を制御するアイドル制御弁(ISC弁)10が
介装されている。尚、ISC弁10は、本形態において
は、駆動パルス信号のデューティ比に応じて弁開度が比
例的に制御されるデューティソレノイド式ISC弁であ
り、駆動パルス信号のデューティ比が大きくなる程、I
SC弁10の開度が大きくなる。
【0014】また、インテークマニホルド3の各気筒の
吸気ポート2aの直上流側に、インジェクタ11が配設
され、燃料供給路12を介して燃料タンク13に連通さ
れている。燃料タンク13には、インタンク式の燃料ポ
ンプ14が設けられており、燃料ポンプ14からの燃料
が、燃料供給路12に介装された燃料フィルタ15を経
てインジェクタ11及びプレッシャレギュレータ16に
圧送され、プレッシャレギュレータ16から燃料タンク
13にリターンされてインジェクタ11への燃料圧力が
所定の圧力に調圧される。
【0015】また、シリンダヘッド2の各気筒毎に、先
端の放電電極を燃焼室に露呈する点火プラグ17が取り
付けられ、この点火プラグ17に、イグナイタ19を内
蔵するイグニッションコイル18が接続されている。
【0016】一方、エンジン1の排気系としては、シリ
ンダヘッド2の各排気ポート2bに連通するエキゾース
トマニホルド20の集合部に排気管21が連通され、こ
の排気管21に触媒22が介装されてマフラ23に連通
されている。
【0017】ここで、エンジン運転状態を検出するため
のセンサ類について説明する。吸気管6のエアクリーナ
7の直下流には、ホットワイヤ或いはホットフィルム等
を用いた熱式の吸入空気量センサ24が介装され、ま
た、スロットルチャンバ5に設けられたスロットル弁5
aに、スロットル弁5aの開度を検出するためのスロッ
トル開度センサ25が連設されている。
【0018】また、エンジン1のシリンダブロック1a
にノックセンサ26が取り付けられると共に、シリンダ
ブロック1aの左右バンクを連通する冷却水通路27に
冷却水温センサ28が臨まされている。更に、触媒22
の上流に空燃比センサの一例としてO2センサ29が配
設されている。
【0019】また、エンジン1のクランクシャフト30
に軸着するクランクロータ31の外周に、クランク角を
検出するためのクランク角センサ32が対設され、更
に、クランクシャフト30に対して1/2回転するカム
シャフト33に連設するカムロータ34に、現在の燃焼
行程気筒、燃料噴射対象気筒や点火対象気筒を判別する
ための気筒判別センサ35が対設されている。
【0020】次に、エンジン1を制御する電子制御系の
構成について説明する。インジェクタ11、イグナイタ
19、ISC弁10等のアクチュエータ類に対する制御
量の演算や制御信号の出力、すなわち燃料噴射制御、点
火時期制御、ISC制御等のエンジン制御は図2に示す
電子制御装置(ECU)40によって実行される。
【0021】ECU40は、CPU41、ROM42、
RAM43、バックアップRAM44、カウンタ・タイ
マ群45、及びI/Oインターフェイス46がバスライ
ンを介して互いに接続されるマイクロコンピュータを中
心として構成され、各部に安定化電源を供給する定電圧
回路47、I/Oインターフェイス46に接続される駆
動回路48及びA/D変換器49等の周辺回路が内蔵さ
れている。
【0022】尚、カウンタ・タイマ群45は、フリーラ
ンカウンタ、気筒判別センサ信号(気筒判別パルス)の
入力計数用カウンタ等の各種カウンタ、燃料噴射用タイ
マ、点火用タイマ、定期割り込みを発生させるための定
期割り込み用タイマ、クランク角センサ信号の入力間隔
計時用タイマ、及びシステム異常監視用のウオッチドッ
グタイマ等の各種タイマを便宜上総称するものであり、
その他、各種のソフトウエアカウンタ・タイマが用いら
れる。
【0023】定電圧回路47は、2回路のリレー接点を
有する電源リレー50の第1のリレー接点を介してバッ
テリ51に接続されると共に、直接、バッテリ51に接
続されており、イグニッションスイッチ52がONされ
て電源リレー50の接点が閉になるとECU40内の各
部へ電源を供給する一方、イグニッションスイッチ52
のON,OFFに拘らず、常時、バックアップRAM4
4にバックアップ用の電源を供給する。更に、バッテリ
51には、燃料ポンプリレー53のリレー接点を介して
燃料ポンプ14が接続されている。尚、電源リレー50
の第2のリレー接点には、バッテリ51から各アクチュ
エータに電源を供給するための電源線が接続されてい
る。
【0024】I/Oインターフェイス46の入力ポート
には、イグニッションスイッチ52、ノックセンサ2
6、クランク角センサ32、気筒判別センサ35、及
び、車速を検出するための車速センサ36等が接続され
ており、更に、A/D変換器49を介して、吸入空気量
センサ24、スロットル開度センサ25、冷却水温セン
サ28、及びO2センサ29等が接続されると共に、バ
ッテリ電圧VBが入力されてモニタされる。一方、I/
Oインターフェイス46の出力ポートには、電源リレー
50のリレーコイル、燃料ポンプリレー53のリレーコ
イル、ISC弁10、及びインジェクタ11等が駆動回
路48を介して接続されると共に、イグナイタ19が接
続されている。
【0025】CPU41では、ROM42に記憶されて
いる制御プログラムに従って、I/0インターフェイス
46を介して入力されるセンサ・スイッチ類からの検出
信号、及びバッテリ電圧等を処理し、RAM43に格納
される各種データ、及びバックアップRAM44に格納
されている各種学習値データ,ROM42に記憶されて
いる固定データ等に基づき、燃料噴射量、点火時期、I
SC弁10に対する駆動信号のデューティ比等を演算
し、燃料噴射制御、点火時期制御、ISC制御等のエン
ジン制御を行う。
【0026】このようなエンジン制御において、ECU
40では、エンジン始動後の暖機途上において点火時期
を遅角補正して排気温度を上昇させ、触媒の早期暖機を
図る。同時に、点火時期の遅角量に応じてISC弁10
の開度を増加させることで、点火時期の遅角化によるエ
ンジントルクの低下を適正に補償可能な量で吸入空気量
を増加させ、エンジン回転数の低下やエンストを防止し
つつ、触媒の早期暖機とエンジン回転数の安定化とを両
立させる。
【0027】すなわち、ECU40は、本発明に係る点
火時期制御手段及びアイドル制御手段の機能を有し、具
体的には、図3〜図5に示すルーチンによって各手段の
機能を実現する。以下、ECU40による本発明の触媒
早期暖機に係わる処理について、図3〜図5のフローチ
ャートを用いて説明する。
【0028】図3は、システムがイニシャライズされた
後、所定周期毎に実行される点火時期制御ルーチンであ
り、先ず、ステップS101で、エンジン負荷とエンジ
ン回転数NEとに基づいて基本進角値ADVBを設定す
る。本形態においては、エンジン負荷として基本燃料噴
射量を定める基本燃料噴射パルス幅Tpを用い、この基
本燃料噴射パルス幅Tpとエンジン回転数NEとに基づ
き基本点火時期テーブルを補間計算付で参照し、基本進
角値ADVBを設定する。
【0029】次に、ステップS102へ進み、冷却水温
TWに基づきテーブルを補間計算付で参照して点火時期
遅角補正量ARTDIを設定する。点火時期遅角補正量
ARTDIは、触媒の早期暖機を目的とするものであ
り、冷却水温TWが低くなる程、点火時期の遅角量を増
加させて排気温度の上昇度合いを大きくし、触媒を早期
に暖機する。本形態の遅角補正のテーブル特性において
は、点火時期の遅角化により触媒を意図的に暖機する必
要のある運転状態として冷却水温TWが40°C以下の
運転状態で遅角補正を行い、冷却水温が低くなる程、遅
角量を増加させ、最大14°CAの遅角を行う。
【0030】その後、ステップS103へ進み、ノック
センサ26からの出力により検出されるノック発生の有
無に応じて点火時期を遅角/進角補正するためのノック
補正値ADVKを設定する。次いで、ステップS104
で、基本進角値ADVBにノック補正値ADVNを加算
してノック補正すると共に点火時期遅角補正量ARTD
Iをマイナス項として与えて遅角補正し、制御進角AD
Vを設定する(ADV←ADVB+ADVK−ARTD
I)。そして、ステップS105で、制御進角ADVを
点火タイマにセットしてルーチンを抜ける。
【0031】以上の点火時期制御ルーチンに対し、IS
C弁10の開度を制御する図4のISC制御ルーチンに
おいては、触媒早期暖機を目的とする点火時期遅角補正
量ARTDIに応じてISC弁10の開度を増大させて
吸入空気量を増加させ、点火時期遅角によるエンジント
ルクの低下を補償する。
【0032】このISC制御ルーチンは所定時間(例え
ば、10msec)毎に実行され、先ず、ステップS2
01で、ISC弁10の基本流量を定める基本ISC流
量ITWを、エンジン水温(冷却水温)TWに基づくテ
ーブル参照等により設定する。次に、ステップS202
へ進み、パワーステアリング用ポンプやエアコン等の各
種負荷に応じた補正量を定める負荷補正量ILを設定
し、ステップS203で、冷却水温TWに基づいて設定
される基本目標回転数NSETと実エンジン回転数NE
との偏差に基づくフィードバック補正量IFBを設定す
る。
【0033】続くステップS204では、図5に示す低
温始動時補正量設定サブルーチンを実行し、点火時期遅
角補正量ARTDIによるエンジントルクの低下を補償
するための低温始動時補正量IARTDIを設定する。
この低温始動時補正量IARTDIの設定については後
述する。その後、ステップS205へ進み、基本ISC
流量ITWに、上述の各種補正量すなわち負荷補正量I
Lとフィードバック補正量IFBと低温始動時補正量I
ARTDIとを加算し、ISC弁10の開度を制御する
ための最終的なISC開度制御量(出力デューティ比)
DISCを算出する(DISC←ITW+IL+IFB
+IARTDI)。そして、ステップS206で、IS
C開度制御量(デューティ比)DISCをセットし、ル
ーチンを抜ける。
【0034】次に、図5の低温始動時補正量設定サブル
ーチンについて説明する。このサブルーチンでは、先
ず、ステップS301で、触媒早期暖機を目的として冷
却水温TWに応じて設定された点火時期遅角補正量AR
TDIに基づき、図6に示す基本補正量テーブルを補間
計算付で参照し、基本補正量IARTDIOを設定す
る。基本補正量IARTDIOは、点火時期遅角補正量
ARTDIによるエンジントルクの低下を補償し、エン
ジン発生トルクを均一化してエンジン回転の安定化を図
るに適正な吸入空気量の増加分に相当するものであり、
エンジン特性を考慮して予めシミュレーション或いは実
験等により求めて作成されたテーブルを参照して設定さ
れる。本形態においては、図6(a)に示すように、点
火時期遅角補正量ARTDIの増加に対応して漸次的に
増加させる特性とし、図6(b)に示すように、最大遅
角の点火時期遅角補正量ARTDI=14°CAに対
し、基本補正量IARTDIO=20%を上限とする。
【0035】次いで、ステップS302へ進み、冷却水
温TWに基づき、図7に示す水温補正係数テーブルを補
間計算付で参照して水温補正係数IARTWNを設定す
る。水温補正係数IARTWNは、エンジン冷却水温に
よってエンジンの発生トルクが変化することを考慮し、
冷却水温TWに応じて基本補正量IARTDIOを補正
するためのものであり、エンジン特性を考慮して予めシ
ミュレーション或いは実験等により求めて作成されたテ
ーブルを参照して設定される。本形態における水温補正
係数テーブルは、図7(a)の特性図及び(b)のデー
タ例に示すように、極低温域の冷却水温TW=−40°
Cで水温補正係数IARTWN=200%を最大補正と
して、冷却水温の上昇に従って水温補正係数IARTW
Nの値を小さく(補正量を減少)し、TW=60°C以
上の高温域ではエンジントルクへの影響が無いため、実
質補正無しのIARTWN=0%としている。
【0036】その後、ステップS303へ進み、基本補
正量IARTDIOを水温補正係数IARTWNにより
補正し、点火時期遅角補正量ARTDIによるエンジン
トルクの低下を補償するため、ISC弁10の開度を増
加補正して吸入空気量を増加させる低温始動時補正量I
ARTDIを算出し(IARTDI←IARTDIO×
IARTWN)、ルーチンを抜ける。
【0037】以上の低温始動時補正量IARTDIがI
SC開度制御量DISCに反映され、ISC開度制御量
DISCが大きくなる程、吸入空気量が増加し、触媒の
早期暖機を目的とする点火時期の遅角化に対してエンジ
ン回転数の低下を防止する。すなわち、エンジンの発生
トルクと点火時期の遅角量との間に一定の相関がなく、
運転条件によって触媒の早期暖機に必要な遅角量に変化
が生じたり、極低温時等、触媒を早期に暖機するために
遅角量を大きくする必要のある場合においても、エンジ
ン回転の不安定化を招くことなく適正にエンジントルク
の低下を補償することができ、エンジン回転の安定化と
触媒の早期暖機とを両立させることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、触
媒の早期暖機を目的とする点火時期の遅角化によるエン
ジントルクの低下を補償し、エンジン回転の安定化と触
媒の早期暖機とを両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジン系の全体図
【図2】電子制御系の回路構成図
【図3】点火時期制御ルーチンのフローチャート
【図4】ISC制御ルーチンのフローチャート
【図5】低温始動時補正量設定ルーチンのフローチャー
【図6】基本補正量テーブルの説明図
【図7】水温補正係数テーブルの説明図
【符号の説明】
1 エンジン 10 アイドル制御弁 22 触媒 40 電子制御装置(点火時期制御手段、アイドル制御
手段) TW 冷却水温 ARTDI 点火時期遅角補正量 IARTDI 低温始動時補正量 IARTDIO 基本補正量 IARTWN 水温補正係数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 43/00 301 F02D 43/00 301B 301L 45/00 312 45/00 312Q F02P 5/15 F02P 5/15 E Fターム(参考) 3G022 AA03 CA01 CA02 DA02 EA07 FA06 GA01 GA05 GA06 GA08 GA09 GA12 GA13 GA17 3G065 AA04 AA11 CA00 CA12 DA07 EA02 EA03 FA12 GA00 GA05 GA09 GA11 GA16 GA41 HA21 HA22 3G084 BA03 BA06 BA17 CA01 CA03 DA01 DA11 EB08 EB11 EC02 EC03 EC06 FA08 FA10 FA18 FA20 FA25 FA29 FA33 FA36 FA38 FA39 3G091 AA02 AA17 AA23 AA29 AB01 BA03 BA32 CA13 CB02 CB05 CB07 DA01 DA02 DB06 DB10 DB13 DC01 DC02 EA00 EA01 EA05 EA07 EA12 EA16 EA26 EA30 EA31 EA34 EA39 FA02 FA04 FA12 FC07 HA36 3G301 HA01 HA08 JA01 JA04 JB09 KA01 KA07 LA00 LA04 LB06 MA11 NC02 NC06 ND01 ND41 NE01 NE17 PA04Z PA11Z PA17Z PC08Z PD03A PE01A PE01Z PE03Z PE05Z PE08Z PF13Z PF14Z PF16Z PG01Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気系に介装した触媒の早期暖機を目的
    とする点火時期遅角補正量をエンジン冷却水温に基づい
    て設定し、この点火時期遅角補正量により点火時期を遅
    角補正する点火時期制御手段と、 上記点火時期遅角補正量に応じてアイドル制御弁による
    吸入空気量を増加させるための低温始動時補正量を設定
    し、この低温始動時補正量によりアイドル制御弁に対す
    る制御量を補正するアイドル制御手段とを備えたことを
    特徴とするエンジンの制御装置。
  2. 【請求項2】 上記アイドル制御手段は、 上記点火時期遅角補正量に基づいて設定した基本補正量
    を、エンジン冷却水温に基づいて設定した水温補正係数
    により補正することにより、上記低温始動時補正量を算
    出することを特徴とする請求項1記載のエンジンの制御
    装置。
JP2001019016A 2001-01-26 2001-01-26 エンジンの制御装置 Pending JP2002221062A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001019016A JP2002221062A (ja) 2001-01-26 2001-01-26 エンジンの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001019016A JP2002221062A (ja) 2001-01-26 2001-01-26 エンジンの制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002221062A true JP2002221062A (ja) 2002-08-09

Family

ID=18884963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001019016A Pending JP2002221062A (ja) 2001-01-26 2001-01-26 エンジンの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002221062A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7121084B2 (en) 2003-08-12 2006-10-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Device for controlling an internal combustion engine
JP2007321590A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Denso Corp 内燃機関の触媒早期暖機制御装置
JP2011502222A (ja) * 2006-12-28 2011-01-20 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 内燃機関の排気ガス領域内に配置された触媒の加熱方法及び装置
WO2022113228A1 (ja) * 2020-11-26 2022-06-02 日産自動車株式会社 エンジンの制御方法及び制御装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7121084B2 (en) 2003-08-12 2006-10-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Device for controlling an internal combustion engine
JP2007321590A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Denso Corp 内燃機関の触媒早期暖機制御装置
JP2011502222A (ja) * 2006-12-28 2011-01-20 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 内燃機関の排気ガス領域内に配置された触媒の加熱方法及び装置
JP2013231447A (ja) * 2006-12-28 2013-11-14 Robert Bosch Gmbh 内燃機関の排気ガス領域内に配置された触媒の加熱方法及び装置
WO2022113228A1 (ja) * 2020-11-26 2022-06-02 日産自動車株式会社 エンジンの制御方法及び制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003138960A (ja) 内燃機関の触媒早期暖機制御装置
JP2003056439A (ja) エンジンの点火時期制御装置
US7377258B2 (en) Electronic control unit and method for controlling an ignition timing of an internal-combustion engine
JP2002221062A (ja) エンジンの制御装置
JP2003065111A (ja) エンジンの燃料噴射制御装置
JP3353416B2 (ja) 内燃機関の燃料制御装置
JPH1047039A (ja) エンジンの触媒活性化方法及び触媒活性化装置
JP2004116372A (ja) エンジンの点火時期制御装置
JP2001050081A (ja) エンジンの燃料噴射制御装置
JP2979872B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置における暖機制御方法
JP2572405B2 (ja) 酸素濃度センサに備えられたヒータの制御装置
JP3780766B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JPH04353267A (ja) エンジンの点火時期制御装置
JPH1018885A (ja) 内燃機関のアイドル回転数制御装置
JPH05272396A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JPH07269453A (ja) 内燃機関の点火時期制御方法
JP2001090581A (ja) 内燃機関の制御装置
JPH09144575A (ja) 過給機付エンジンの出力制限装置
JPH1018892A (ja) エンジンの燃料噴射制御装置
JP2000170586A (ja) エンジンの制御装置
JP2004116370A (ja) エンジンの点火時期制御装置
JP3344048B2 (ja) 内燃機関のアイドル回転数制御装置
JPH0450449A (ja) 内燃エンジンのアイドル回転数制御方法
JPH09126021A (ja) 内燃機関のアイドル回転数制御装置
JP3337501B2 (ja) エンジンの制御装置