JP2002220288A - 不定形耐火物の吹付け施工方法 - Google Patents

不定形耐火物の吹付け施工方法

Info

Publication number
JP2002220288A
JP2002220288A JP2001008307A JP2001008307A JP2002220288A JP 2002220288 A JP2002220288 A JP 2002220288A JP 2001008307 A JP2001008307 A JP 2001008307A JP 2001008307 A JP2001008307 A JP 2001008307A JP 2002220288 A JP2002220288 A JP 2002220288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refractory
spraying
parts
water
mass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001008307A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3864054B2 (ja
Inventor
Eiji Motoki
英二 元木
Katsumi Nonaka
克美 野中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Plibrico Co Ltd
Original Assignee
AGC Plibrico Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AGC Plibrico Co Ltd filed Critical AGC Plibrico Co Ltd
Priority to JP2001008307A priority Critical patent/JP3864054B2/ja
Priority to TW090132906A priority patent/TWI241996B/zh
Priority to DE60228351T priority patent/DE60228351D1/de
Priority to US10/044,949 priority patent/US6592048B2/en
Priority to AT02000285T priority patent/ATE405803T1/de
Priority to KR1020020002361A priority patent/KR100738843B1/ko
Priority to EP02000285A priority patent/EP1223399B1/en
Priority to AU10196/02A priority patent/AU780716B2/en
Priority to CNB021023263A priority patent/CN1199736C/zh
Publication of JP2002220288A publication Critical patent/JP2002220288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3864054B2 publication Critical patent/JP3864054B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】乾式吹付け施工法及び湿式吹付け施工法の難点
を解消し、材料の混練作業を不要とし、搬送管の閉塞を
伴わず、長距離搬送の施工ができ、かつ施工耐火物は高
品質を有する新規な吹付け施工法の提供。 【解決手段】耐火性骨材、耐火性粉末、結合剤、分散剤
及び急結剤を含む不定形耐火組成物2を、粉末の状態で
気流にのせて1搬送管内3に送り込み、搬送管内を浮遊
させながら搬送し、搬送管の途中にて施工水を添加4
し、その後も気流搬送し、吹付けノズル5を通じて吹付
けて炉壁を構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来の乾式吹付け
施工法及び湿式吹付け施工法の有する難点を解消し、吹
付け材料の混練作業を不要とし、搬送管内での閉塞を伴
わずに、長距離の搬送施工を可能にし、かつ施工された
不定形耐火物は高品質を有するという新規な吹付け不定
形耐火物の施工法に関する。
【0002】
【従来技術】不定形耐火物の有力な施工法として吹付け
施工法が知られている。この施工法は流し込み工法に比
べて流し込み用の型枠を必要とせず、また、形状が複雑
で枠組みが困難な箇所にも容易に施工ができるため、近
年ますます多くの分野で広範に使用されるようになって
いる。かかる吹付け施工法には大別して、空気圧送方式
の乾式吹付け施工法と、ポンプ圧送方式の湿式吹付け施
工法があるが各々には下記のような利点及び難点があ
る。
【0003】乾式吹付け施工法は、水との結合により硬
化するアルミナセメント等の硬化剤と、吹付け時の付着
性を良くするためのクレー等の耐火性粉末を含んだ粉末
状の吹付け用耐火材を、空気圧送方式の吹付け機に供給
し、搬送用配管内を空気圧送する。圧送された粉末状の
吹付け用耐火材に、吹付けノズル部で施工水を添加し、
ノズル内で粉末状の吹付け用耐火材を施工水を含んだ粘
性の高い付着性状態とし、これをノズルを通じて吹出し
て、炉壁構築部に付着させて硬化し、耐火炉壁を構築す
る施工法である。
【0004】かかる乾式吹付け施工法は、吹付け用耐火
材を粉末状で空気圧送するため、搬送配管の閉塞が起こ
らないために搬送が容易であり、長距離搬送が可能であ
る。このため、吹付け機械や吹付け用耐火材を地上に設
置した状態で遠く離れた場所や高所の施工が可能であ
る。
【0005】反面、乾式吹付け施工法は、粉末状の吹付
け用耐火材と施工水とをノズル内で混合させて粘性のあ
る吹付け耐火材とするため、施工水と吹付け用耐火材と
の接触時間が短い。その結果、施工水が粉末状の吹付け
用耐火材と充分均一に混合されないために、施工された
耐火炉壁の品質が不均一になり、強度の大きい安定した
高品質の耐火物が得られ難い傾向がある。
【0006】一方、湿式吹付け施工法は、乾式吹付け法
で得られる耐火物よりも品質がより均一で、物性が優れ
た炉壁を得るために開発され、近年多く採用されている
施工法である。湿式吹付け施工法は、吹付け用耐火材と
施工水とを予め充分に混練した「坏土」と称する混練物
を製造する。かかる坏土は、ミキサーを用いてポンプ圧
送が可能な流動性フロー値(JISコーン使用)が20
0mm前後になるまで混練し、これを圧送ポンプに供給
して搬送管内を搬送する。そして、ノズル部で坏土を凝
集させるための急結剤を添加し、圧縮空気により炉壁構
築部に吹付け、比較的瞬間的に凝集させて炉壁等の耐火
物を構築する。
【0007】かかる湿式吹付け施工法においては、上記
のように圧送ポンプに吹付け材料を供給するにあたり、
ミキサーを用いて充分な流動性が出るまで吹付け材料を
混練する必要があるため、大型のミキサーと多くの人員
を必要とする。また、ポンプで圧送するため適正な流動
性を得るための混練水量の管理が難しく、例えば、流動
性が小さいとポンプ中又は搬送管内で閉塞を起こしてし
まう。流動性を大きくするために混練水を添加し過ぎる
と吹付け用耐火材に含まれる細粒の耐火骨材と微粉状の
耐火粉末が分離し、材料の搬送が不可能となる。このよ
うに湿式吹付け施工法は現場での施工時の不安定要素が
多い。
【0008】更に、混練された坏土をポンプ圧送にて長
距離搬送施工するには、坏土の粘度が大きいために大型
のポンプが必要であり、搬送距離も乾式吹付け施工法に
比べて短く、高々100m程度である。更にポンプを用
いた湿式吹付け施工法においては施工完了時、搬送管内
に混練された坏土が残るため、材料のロスが多く、その
取り出しの清掃に多くの人員と時間を要するという問題
もある。
【0009】また、従来、特開昭62−36071号公
報に記載されるように、粉末状の吹付け耐火用組成物に
対して、最終的に必要な施工水分量の1/5〜3/4の
水分を使用して、これを耐火用組成物とを予めミキサー
で混練し、乾式用吹付けガンで圧送し、そのノズル部に
て、施工水分量の残量の水及び硬化促進剤よりなる溶液
を添加したものを吹付けて不定形耐火物を構築する施工
法が知られている。
【0010】しかしながら、この施工法は、従来の乾式
吹付け施工法と同様に、最終的にノズル内で吹付け用耐
火材に硬化促進剤と施工水を混ぜた水溶液を添加するた
めに、必要とされる量の水分が均一に耐火材に接触する
時間が短く、充分分散されないで吹付けられるため、高
品質の均一な炉壁の構築が困難であり、この結果、従来
の乾式吹付け施工法の範囲をでるものではなく、乾式吹
付け施工法の難点を改良した工法とはいえない。
【0011】また、搬送距離も高々100m以内と従来
の乾式吹付け施工法と比べて短いため施工箇所の制限も
多い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな、従来の乾式吹付け施工法及び湿式吹付け施工法の
有する難点を解消し、吹付け材料の混練作業を不要と
し、搬送管内での閉塞を伴わずに、長距離の搬送施工を
可能にし、かつ施工された不定形耐火物は高品質で均一
な特性を有するという不定形耐火物の新規な吹付け施工
法を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
達成するために、乾式吹付け施工法及び湿式吹付け施工
法のそれぞれの特性を充分に解析した結果により得られ
た新規な知見及び発想に基づきなされたものである。従
来の湿式吹付け施工法により得られるような優れた特性
の不定形耐火物は、事前に充分に混練した坏土を使用し
なくても製造できることが判明した。すなわち、粉末状
の不定形耐火組成物を使用して搬送し、搬送配管に途中
にて施工に必要な全量の水分を添加することにより、湿
式吹付け施工法と同等の特性を有する耐火物が簡便に得
られる。これは、水の添加位置が乾式吹付け施工法のご
とく吹付けノズル近傍でないので、不定形耐火組成物と
施工水との充分な混合が行なわれるためと推測される。
【0014】ここで、搬送配管内を搬送される粉末状の
不定形耐火組成物に対して施工に必要な全量の水分を添
加した場合には、粘性が増大し、搬送管内に付着してし
まうことが予想される。しかし、本発明では、搬送管内
を搬送する粉末状の不定形耐火組成物が、たとえ急結剤
を含む場合においても、急結剤が粉末状である限り、耐
火性骨材、耐火性粉末、結合剤及び分散剤を含む組成物
は、搬送途中で上記水分を添加してもそれほど急速に凝
集することなく搬送でき、吹付けノズルより吹付け可能
なことが判明した。かくして、本発明では、上記した課
題である、乾式吹付け施工法及び湿式吹付け施工法の有
する難点を解消した施工法の開発に成功したものであ
る。
【0015】本発明は以下に記載される主な構成を有す
る。 (1)耐火性骨材、耐火性粉末、結合剤、分散剤及び急
結剤を含む不定形耐火組成物を、粉末の状態で気流にの
せて搬送管内に送り込み、搬送管内を浮遊させながら搬
送し、搬送管の途中にて施工水を添加し、その後も気流
搬送し、吹付けノズルを通じて吹付けることを特徴とす
る不定形耐火物の吹付け施工法。 (2)耐火性粉末が平均粒子直径が10μm以下の耐火
性超微であり、結合剤がアルミナセメントであり、分
散剤が縮合リン酸塩、カルボン酸塩又はスルホン酸塩で
あり、かつ急結剤がアルカリ金属若しくはアルカリ土類
金属のケイ酸塩、アルミン酸塩、炭酸塩又は硫酸塩であ
る上記(1)に記載の不定形耐火物の吹付け施工法。 (3)耐火性粉末、結合剤、分散剤及び急結剤の含有量
が、耐火性骨材100質量部あたり、それぞれ、30〜
60質量部、2.5〜20質量部、0.03〜1.5質
量部及び0.07〜4.5質量部である上記(1)又は
(2)に記載の不定形耐火物の吹付け施工法。 (4)施工水を、吹付ノズルの先端から0.3〜15m
の上流にて添加する上記(1)、(2)又は(3)に記
載の不定形耐火物の吹付け施工法。 (5)上記(1)〜(4)のいずれか1に記載の不定形
耐火物の吹付け施工法により構築された耐火物。 以下に、本発明について更に詳しく説明する。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の吹付け施工方法における
粉末状の不定形耐火組成物は、耐火性骨材、耐火性粉
末、結合剤、分散剤及び急結剤を含むものである。ここ
で、耐火性骨材としては、アルミナ、ボーキサイト、ダ
イアスポア、ムライト、カイヤナイト、バン土頁岩、シ
ャモット、ケイ石、パイロフィライト、シリマナイト、
アンダリュウサイト、クロム鉄鉱、スピネル、マグネシ
ア、ジルコニア、ジルコン、クロミア、窒化ケイ素、窒
化アルミニウム、炭化ケイ素、炭化ホウ素、黒鉛などの
炭素、ホウ化チタンおよびホウ化ジルコニウムから選ば
れる1種以上の使用が好ましい。本明細書において、耐
火性骨材は、平均粒子直径が30μmを超えるものをい
う。これらの耐火性骨材は、粒子直径が好ましくは12
mm以下、特には10mm以下が好ましい。粒度は、2
種類以上、例えば粗粒、中粒および細粒の組み合わせが
使用できるが、この場合、粒子の95質量%以上が、搬
送管の内径との関係として、最大粒子直径/搬送管の内
径の比率が1/7〜1/3になるようにするのが好まし
い。
【0017】また、不定形耐火組成物に含まれる耐火性
粉末は、耐火性骨材の隙間を埋めて耐火性骨材を結合す
る結合部を形成するもので、平均粒子直径が10μm以
下、好ましくは5μm以下の耐火性超微粉が好ましくは
使用される。耐火性超微粉としては、アルミナやヒュー
ムドシリカなどが好ましい。かかるアルミナやヒューム
シリカは、粉末だけでなく、その一部は、アルミナゾ
ル、シリカゾルやコロイダルシリカなどの形態で使用し
てもよい。耐火性粉末は、耐火性骨材100質量部に対
して、好ましくは30〜60質量部、特には40〜50
質量部含まれるのが好適である。
【0018】耐火性粉末としては、上記の耐火性超微粉
に加えて、耐火性超微粉よりも粒度は大きいが、平均粒
子直径が好ましくは30μm以下の他の材料を加えるこ
とができる。かかる材料としては、アルミナ、チタニ
ア、ボーキサイト、ダイアスポア、ムライト、バン土頁
岩、シャモット、パイロフィライト、シリマナイト、ア
ンダリュウサイト、ケイ石、クロム鉄鉱、スピネル、マ
グネシア、ジルコニア、ジルコン、クロミア、窒化ケイ
素、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、炭化ホウ素、ホウ
化チタン、ホウ化ジルコニウム、ベントナイトまたはシ
リカなどの無定形シリカ。これらは、単独または併用し
て使用される。しかしながら、本発明において、不定形
耐火組成物には、従来の乾式施工法の耐火材料において
含まれているごとき、水分を加えた場合に急激に粘度が
上昇するような粘土質材料である、耐火粘土、カオリ
ン、ベントナイトなどはできるだけ少なくするのが好ま
しく、耐火性骨材100質量部に対して好ましくは3質
量部以下にするのが好適である。
【0019】不定形耐火組成物に含まれる結合剤は、不
定形耐火物の結合剤として機能するもので、好ましく
は、アルミナセメントが使用される。アルミナセメント
を結合剤として使用した場合には、施工体は常温から高
温までの広い範囲で強度を維持できる。結合剤として
は、リン酸、リン酸アルミニウムなどのリン酸塩、ケイ
酸ナトリウム、ケイ酸カリウムなどのケイ酸塩、リグニ
ンスルホン酸塩、水溶性フェノールなどを使用すること
もできる。結合剤は、耐火性骨材100質量部に対し
て、好ましくは2.5〜20質量部、特には5〜12質
量部含有させるのが好適である。
【0020】本発明において不定形耐火組成物に含まれ
る分散剤は重要であり、分散剤が含まれない場合には、
粉末状の組成物に施工水を添加した場合に粘性が増大
し、搬送管が閉塞してしまう。分散剤としては、テトラ
ポリリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウムな
どの縮合リン酸塩、ポリカルボン酸塩、ポリアクリル酸
塩などのカルボン酸塩、メラミンスルホン酸塩、及びβ
−ナフタレンスルホン酸塩などのスルホン酸塩から選ば
れる1種以上が好ましい。分散剤は、耐火性骨材100
質量部に対して、好ましくは0.03〜1.5質量部、
特には0.08〜0.35質量部添加することのが好適
である。
【0021】更に、不定形耐火組成物に含まれる急結剤
は、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウムなどのケイ酸
塩、アルミン酸ナトリウム、アルミン酸カリウム、アル
ミン酸カルシウムなどのアルミン酸塩、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウムなどの炭酸塩、
硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウムなど
の硫酸塩、CaO・Al23、12CaO・7Al
23、CaO・2Al23、3CaO・Al23、3C
aO・3Al23・CaF2、11CaO・7Al23
・CaF2などのカルシウムアルミネート類、酸化カル
シウム、水酸化カルシウム、塩化カルシウムなどのカル
シウム塩、または混合物から選ばれる1種以上が使用さ
れる。上記急結剤のなかでも、入手が容易であり、また
安価であり、かつその特性が優れていることから、アル
ミン酸ナトリウムを使用するのが好ましい。アルミン酸
ナトリウムはその融点が高いので耐火物の耐火度を低下
させず、耐火物の特性を損なうことがない。
【0022】これらの急結剤は、粉末状で不定形耐火組
成物中に含有されることが必要であり、その平均粒子直
径は、好ましくは20〜200μm、特には50〜10
0μmが好適である。急結剤の含有量は、急結剤の種類
によってある程度変化するが、耐火性骨材100質量部
に対して、好ましくは0.07〜4.5質量部、特には
0.7〜2.5質量部であるのが好適である。0.07
質量部より少ないと、水を添加しても急結速度が不足し
て吹付け施工された耐火物が流れ落ちる恐れがあり、一
方、4.5質量部を超えて多く注入すると急速に硬化し
て吹付け施工が難しくなったり、耐熱性や耐食性などの
耐火物としての性能が低下することになる。
【0023】図1は、本発明の代表的な吹付け施工法を
実施する概略図である。上記の各成分を含み、充分に混
合された粉末状の不定形耐火組成物2は、気流搬送機1
を使用して、粉末状のまま搬送管3内に送り込まれる。
気流搬送機としては粉を空気搬送できるものであれば特
に制限はないが、例えば、吹付け機などが使用できる。
気流源として、通例コンプレッサー6から圧縮空気が供
給される。ここで使用される搬送管3の内径は、好まし
くは65mm以下が好ましい。搬送管の内径が65mm
を超えると単位時間当りの吹付け量が大きくなりすぎ
る。逆に内径が過度に小さいと、圧損失が大きくなるた
め、特には38mm以上で65mm以下が好ましい。
【0024】搬送管3の長さは、気流搬送機1の能力に
も関係するが、本発明では、粉末状での搬送が可能なた
め極めて長距離の施工ができることが特徴であり、従来
の湿式吹付け法では高々100m程度であった搬送距離
が、本発明では、水平距離で約200m、高さで約15
0mもの長距離の搬送ができる。また、搬送管3として
は、気流搬送機1と吹付けノズル5を接続できるもので
あれば特に特定されず、既知の金属配管やゴムホースな
どが使用できる。
【0025】搬送管3内を搬送された不定形耐火組成物
2には、施工水が施工水供給部4で添加される。施工水
供給部4の位置は、吹付けノズル5の先端の位置から好
ましくは0.3〜15mの上流にて行なわれる。水の添
加が、上記よりも近い位置にて添加されたときには、不
定形耐火組成物2と施工水との混合が充分に行なわれる
前に、吹付けノズルからの吹付けが行なわれことにな
り、好ましくない。一方、上記より遠い位置で水の添加
が行なわれるときには、圧送抵抗が大きくなり、圧縮空
気での搬送力不足により搬送管が閉塞される傾向がある
ので好ましくない。水の添加は、なかでも、吹き付けノ
ズルの先端から3〜5m上流の位置であるのが好適であ
る。
【0026】本発明で不定形耐火組成物2に添加される
水の量は、耐火物の吹付け施工に必要な実質上全量の水
が添加される。ここで、実質上とは、ほとんど全ての必
要な量ということで、場合により少量の水を他の位置で
加えることもできる。例えば、粉体の舞い上がりを防止
するために少量の水を不定形耐火組成物2に添加し、所
謂プレモイストとしてもよい。このようなプレモイスト
にするためにプレダンプナーなどが適宜使用できる。本
発明では、かかる水の添加により湿潤状態になった後で
も不定形耐火組成物は、搬送管に付着するような粘性に
はならず、これは本発明で水を添加した湿潤状の不定形
耐火組成物についての特異な現象であるが、必ずしも理
論的に合わないことではない。
【0027】例えば、粉体、水及び空気の分散系の構造
における研究では、一般には、かかる3つの系は種々の
構造を取り得るが、本発明の搬送管内での不定形耐火組
成物の湿潤状態は、粉体と水との連続した粒子に空気が
閉じ込められた、所謂、「繊条(II)域」(梅屋:学振
136委員会、不定形耐火物施工技術協議会研究会資
料)を構成し、このために、本発明の湿潤状態の不定形
耐火組成物は、搬送管内を浮遊しながら搬送されるもの
と思われる。しかし、これはメカニズムの推定であり、
本発明の解釈を拘束するものではない。
【0028】なお、上記の粉末状の不定形耐火組成物2
を搬送管3に送り込むにあたっては、かかる不定形耐火
組成物を収納した不定形耐火組成物収納袋8から不定形
耐火組成物2を定量搬送機7により気流搬送機1に供給
することは、従来の施工法と変わりはない。
【0029】かくして、湿潤状の不定形耐火組成物は、
搬送用の空気とともに吹付けノズル5から吹付けされ
る。吹付け用耐火材は施工部位である炉壁構築部等に高
圧で吹付けられが、搬送用空気は炉壁構築部に吹付けら
れた時の衝撃により外気中に脱し、脱気された後の吹付
け耐火物は、急結剤の効果で急速に凝集し、その後硬化
して施工体となり、強固な炉壁が構築される。なお、施
工の際には、必要に応じて、型枠等を使用してもよい。
【0030】
【実施例】以下に、実施例を挙げて、本発明をさらに詳
しく説明するが、本発明はかかる実施例により何ら制限
して解釈されるべきでないことはもちろんである。 実施例1
【0031】本発明の吹付け工法と従来の湿式吹付け工
法及び乾式吹付け工法で得られた施工体である不定形耐
火組成物のついての比較試験結果を以下に示した。 試験材料:内訳を表1に示す。なお、含有量は、分散剤
及び遅延剤を除き、不定形耐火組成物100質量部当り
の質量部の数値である。 試験方法:各吹付け工法により、縦400mm×横40
0mm×厚み100mmの吹付けパネルを各5枚作成し
乾燥後、パネルの物性を比較し、その試験結果を表2に
まとめた。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】表2から、従来の乾式吹付け施工法及び湿
式吹付け施工法に比べて、本発明の吹付け施工法は、乾
燥後の耐火物の物性のバラツキが小さい。このことは従
来の吹付け施工法に比較して本発明の吹付け施工法で構
築される施工体組織が均質であることを示している。ま
た本発明の吹付け施工法は、水との混合性が良く、施工
水の供給量が従来の湿式吹付け工法より少なくて済むの
で結果的に品質のよい施工体であることがわかる。 実施例2
【0035】本発明の吹付け施工法と従来の湿式吹付け
施工法の作業工数とを比較した結果を表3にまとめて示
した。 吹き付け材料:いずれも実施例1で使用したのと同じ。 吹付け施工部位:セメント装置のプレヒーターサイクロ
ン(地上からの高さ50m)
【0036】
【表3】 表3から従来の湿式吹付け工法に比べて、本発明の吹付
け施工法では大幅に作業工数の減少と工期の短縮ができ
たことがわかる。
【0037】実施例3 本発明の吹付け施工法において、搬送管中を流れる不定
形耐火組成物に対して施工水を添加する適性な位置につ
いての試験結果を表4に示した。 試験材料:実施例1で使用したのと同じ。 試験方法:内径38mm×全長100mの搬送管を接続
し、施工水の添加位置、すなわち、施工水供給部4の位
置を変えながら吹付けパネル(縦1000cm×横10
00cm)に吹付けてその特性比較した。吐出量300
0kg/時間、吹付け圧力0.6MPaと一定にした。
【0038】また、吐出性の良否、吹付けロスの有無、
施工性の総合判定について定性的に評価した。いずれの
場合も○印は、問題のないレベル、△印は、実用上差し
支えないレベル、×印は、問題のとなるレベルであるこ
とをそれぞれ示す。
【0039】
【表4】
【0040】表4から、本発明の施工法における施工水
の適性な添加位置は、0.3〜15mの範囲であること
がわかる。
【発明の効果】本発明は、従来の湿式吹付け工法及び乾
式吹付け工法の難点を解決した新規な吹付け施工法を提
供する。すなわち、本発明の施工法による場合、次のご
とき大きな利点が得られる。 (1)粉末状の不定形耐火組成物の気流による搬送によ
るために、大型ミキサーによる吹付け不定形耐火組成物
の混練作業を不要とし、また、圧損失の大きい混練物を
圧送するポンプの使用をも不要とした。 (2)従来の湿式吹付け施工法では、不定形耐火組成物
を坏土状で搬送するため供給先から吹付け箇所までの搬
送距離が水平距離で100mm程度、高所で60m程度
が限界であったが、本発明では搬送管内で不定形耐火組
成物と施工水との混合が行われるため、搬送管内での閉
塞の心配がなく、200m程度の長距離の搬送や150
m程度までの高所の施工を可能にした。 (3)不定形耐火組成物中に急結剤をも含有せしめたた
め、搬送管途中で急結剤を添加する設備やその制御を行
なう必要がない。 (4)搬送管内への不定形耐火組成物の付着がないこと
と、施工後の搬送管内への残存もないため、清掃やメン
テナンス作業を大幅に減少させ、さらに搬送管内の残留
による不定形耐火材料のロスを著しく低減させた。 (5)得られた吹付け耐火物は、均一で強度の大きい優
れた特性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の代表的な吹付け施工法を実施する概
略図。
【符号の説明】
1: 気流搬送機 2: 不定形耐
火組成物 3: 搬送管 4: 施工水供
給部 5: 吹付けノズル 6: コンプレ
ッサー 7: 定量搬送機 8: 不定形耐
火組成物収納袋 9: 施工水量調整器 10: 施工壁面 11: 施工耐火物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐火性骨材、耐火性粉末、結合剤、分散剤
    及び急結剤を含む不定形耐火組成物を、粉末の状態で気
    流にのせて搬送管内に送り込み、搬送管内を浮遊させな
    がら搬送し、搬送管の途中にて施工水を添加し、その後
    も気流搬送し、吹付けノズルを通じて吹付けることを特
    徴とする不定形耐火物の吹付け施工法。
  2. 【請求項2】耐火性粉末が平均粒子直径10μm以下の
    耐火性超微であり、結合剤がアルミナセメントであ
    り、分散剤が縮合リン酸塩、カルボン酸塩又はスルホン
    酸塩であり、かつ急結剤がアルカリ金属若しくはアルカ
    リ土類金属のケイ酸塩、アルミン酸塩、炭酸塩又は硫酸
    塩である請求項1に記載の不定形耐火物の吹付け施工
    法。
  3. 【請求項3】耐火性粉末、結合剤、分散剤及び急結剤の
    含有量が、耐火性骨材100質量部あたり、それぞれ3
    0〜60質量部、2.5〜20質量部、0.03〜1.
    5質量部及び0.07〜4.5質量部である請求項1又
    は2に記載の不定形耐火物の吹付け施工法。
  4. 【請求項4】施工水を、吹付けノズルの先端から0.3
    〜15mの上流にて添加する請求項1、2又は3に記載
    の不定形耐火物の吹付け施工法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の不定
    形耐火物の吹付け施工法により構築された耐火物。
JP2001008307A 2001-01-16 2001-01-16 不定形耐火物の吹付け施工方法 Expired - Fee Related JP3864054B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001008307A JP3864054B2 (ja) 2001-01-16 2001-01-16 不定形耐火物の吹付け施工方法
TW090132906A TWI241996B (en) 2001-01-16 2001-12-28 Spray method for monolithic refractories
US10/044,949 US6592048B2 (en) 2001-01-16 2002-01-15 Spray method for monolithic refractories
AT02000285T ATE405803T1 (de) 2001-01-16 2002-01-15 Spritzverfahren für monolithische feuerfeste massen
DE60228351T DE60228351D1 (de) 2001-01-16 2002-01-15 Spritzverfahren für monolithische feuerfeste Massen
KR1020020002361A KR100738843B1 (ko) 2001-01-16 2002-01-15 부정형 내화물의 분사시공방법
EP02000285A EP1223399B1 (en) 2001-01-16 2002-01-15 Spray method for monolithic refractories
AU10196/02A AU780716B2 (en) 2001-01-16 2002-01-16 Spray method for monolithic refractories
CNB021023263A CN1199736C (zh) 2001-01-16 2002-01-16 不定形耐火材料的喷涂施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001008307A JP3864054B2 (ja) 2001-01-16 2001-01-16 不定形耐火物の吹付け施工方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006117145A Division JP2006298756A (ja) 2006-04-20 2006-04-20 吹付け用不定形耐火組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002220288A true JP2002220288A (ja) 2002-08-09
JP3864054B2 JP3864054B2 (ja) 2006-12-27

Family

ID=18875943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001008307A Expired - Fee Related JP3864054B2 (ja) 2001-01-16 2001-01-16 不定形耐火物の吹付け施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3864054B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007152237A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Kurosaki Harima Corp 吹付け施工装置、吹付け施工方法、及び不定形耐火物
US7762475B2 (en) 2004-06-07 2010-07-27 Krosakiharima Corporation Method of spray application of monolithic refractory, spray material for use therein, and application apparatus
JP2011208837A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Plibrico Japan Co Ltd 不定形耐火物の吹付け施工装置及び施工方法
WO2013147080A1 (ja) * 2012-03-30 2013-10-03 Agcプライブリコ株式会社 不定形耐火物の気流搬送式吹付け施工法
CN106738312A (zh) * 2017-01-09 2017-05-31 安徽临涣化工有限责任公司 一种焦炉烟道修补剂配料装置
KR20190039181A (ko) * 2016-07-28 2019-04-10 리프랙토리 인터렉추얼 프라퍼티 게엠베하 운트 코. 카게 스프레이 노즐 유닛을 갖는 시스템과 무기 질량의 스프레이 방법

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7762475B2 (en) 2004-06-07 2010-07-27 Krosakiharima Corporation Method of spray application of monolithic refractory, spray material for use therein, and application apparatus
JP2007152237A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Kurosaki Harima Corp 吹付け施工装置、吹付け施工方法、及び不定形耐火物
JP4638813B2 (ja) * 2005-12-06 2011-02-23 黒崎播磨株式会社 吹付け施工装置、及び吹付け施工方法
JP2011208837A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Plibrico Japan Co Ltd 不定形耐火物の吹付け施工装置及び施工方法
WO2013147080A1 (ja) * 2012-03-30 2013-10-03 Agcプライブリコ株式会社 不定形耐火物の気流搬送式吹付け施工法
JPWO2013147080A1 (ja) * 2012-03-30 2015-12-14 Agcプライブリコ株式会社 不定形耐火物の気流搬送式吹付け施工法
KR20190039181A (ko) * 2016-07-28 2019-04-10 리프랙토리 인터렉추얼 프라퍼티 게엠베하 운트 코. 카게 스프레이 노즐 유닛을 갖는 시스템과 무기 질량의 스프레이 방법
KR102490243B1 (ko) * 2016-07-28 2023-01-18 리프랙토리 인터렉추얼 프라퍼티 게엠베하 운트 코. 카게 스프레이 노즐 유닛을 갖는 시스템과 무기 덩어리의 스프레이 방법
US11642685B2 (en) 2016-07-28 2023-05-09 Refractory Intellectual Property Gmbh & Co. Kg System with a spraying nozzle unit and method for spraying an inorganic mass
CN106738312A (zh) * 2017-01-09 2017-05-31 安徽临涣化工有限责任公司 一种焦炉烟道修补剂配料装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3864054B2 (ja) 2006-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100738843B1 (ko) 부정형 내화물의 분사시공방법
JP3137625B2 (ja) 不定形耐火物の吹付け施工方法
KR101604259B1 (ko) 분체 급결제 및 부정형 내화물의 분사 시공 방법
JP3226260B2 (ja) 緻密質不定形耐火物用耐火組成物の湿式吹付け施工法
RU2733573C1 (ru) Смесительная насадка для устройства для нанесения торкретбетона, устройство для нанесения торкретбетона, имеющее такую смесительную насадку, и способ нанесения торкретбетона
JP2011208837A (ja) 不定形耐火物の吹付け施工装置及び施工方法
JP2006220348A (ja) 不定形耐火材の吹付け施工方法
JP3864054B2 (ja) 不定形耐火物の吹付け施工方法
WO2013147080A1 (ja) 不定形耐火物の気流搬送式吹付け施工法
JP2006298756A (ja) 吹付け用不定形耐火組成物
JPWO2006106879A1 (ja) 不定形耐火物の吹付け施工法
JP2002213880A (ja) 不定形耐火物の気流搬送式吹付け施工法
JPH10118762A (ja) 緻密質流し込み耐火組成物の湿式吹付け施工方法
JP7282539B2 (ja) 不定形耐火組成物
JP2002048481A (ja) 不定形耐火物の湿式吹付け施工方法
JP3098230B2 (ja) 吹付け用坏土、及び不定形耐火物
JP2003254672A (ja) 耐食性に優れた不定形耐火物の吹付け施工方法
JP3592877B2 (ja) 不定形耐火物の吹付施工方法
JP3449673B2 (ja) 吹付け施工方法
JP2004245574A (ja) 不定形耐火物の吹付施工方法
JP3531702B2 (ja) 不定形耐火物の吹付け施工方法
JP2005042532A (ja) 不定形耐火物の吹付施工方法
JPH09315872A (ja) 湿式吹付け施工法
JP2001002477A (ja) 湿式吹付け施工方法およびこの方法に使用する吹付材
JPH11240775A (ja) 吹き付け施工用耐火組成物およびその施工法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051011

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060731

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3864054

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091006

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131006

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131006

Year of fee payment: 7

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131006

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees