JP2002219606A - 超音波ミリング装置 - Google Patents

超音波ミリング装置

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JP2002219606A
JP2002219606A JP2001013738A JP2001013738A JP2002219606A JP 2002219606 A JP2002219606 A JP 2002219606A JP 2001013738 A JP2001013738 A JP 2001013738A JP 2001013738 A JP2001013738 A JP 2001013738A JP 2002219606 A JP2002219606 A JP 2002219606A
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ultrasonic
sleeve main
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Masao Murakawa
正夫 村川
Masahiko Jin
雅彦 神
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高速回転、振動および横負荷に耐えられ、焼入
れなどの熱処理をされた材料などを高い加工能率と加工
精度で加工することができる超音波ミリング装置を提供
する。 【解決手段】主軸が軸方向やねじり方向に超音波振動し
ながら回転する形式の超音波ミリング装置であって、圧
電素子2aの軸方向前後にホーン2b,2cを一体にし
た超音波主軸2と、スリーブ主軸1との組み合わせから
なり、前側ホーン2cと後側ホーン2bがそれぞれ少な
くとも振動節部位S3,S1でスリーブ主軸1に支持さ
れ、かつ圧電素子2aが前記前側ホーン2cと後側ホー
ン2cの2か所の支持点間の略振動節部位S2にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金型などの加工に好
適な超音波ミリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金型加工などの分野において、高速ミリ
ング加工法が利用されつつある。この方法は、熱処理さ
れた材料を小径のボールエンドミルなどのフライス工具
を20000rpm以上の回転数で高速回転させて加工
する方法であり、概して1本の工具を用いて粗加工から
仕上げ加工まで行なうことを特徴としており、従来の放
電加工等による加工法に比べて加工能率及び加工精度の
向上を図ることができるとされている。
【0003】しかしながら、この高速ミリング加工法は
1本の工具を用いて高速切削するために工具にかる負担
が大きく、工具寿命が短いことが大きな問題となってい
た。この対策として、超硬工具に硬質膜をコーティング
する方法が開発されており、TiAlNコヘーティング
の工具、さらにはcBN焼結体工具の開発が進められて
いる。後者は硬くて耐熱性に優れているため前者よりも
工具寿命を長くすることができるが、刃先成形性が悪い
ため、工具として良好な形状に成形できない欠点があっ
た。
【0004】この対策としては、工具として、最も硬く
かつ刃先成形性もよい焼結ダイヤモンド、単結晶ダイヤ
モンド、気相ダイヤモンドなどのダイヤモンド工具を用
いることが効果的である。しかしながら、ダイヤモンド
工具により鉄系材料の切削を行なうと工具と工作物が化
学反応して化学的摩耗が激しいため、工具寿命が極端に
短く、実用に耐えないという問題があった。
【0005】かかる問題点を解決するため、本発明者ら
は、高速ミリング加工時に工具に超音波振動を与えると
化学反応が防止されて工具寿命が向上することを知見し
た。すなわち、工具にダイヤモンド工具を用い、主軸の
軸方向あるいは円周方向に超音波振動を付加しながら回
転数20000rpm以上で高速ミリングする方法が効
果的であることがわかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
超音波スピンドル装置は、研削用あるいはドリル孔明け
用としては使用可能であっても、主軸の軸方向あるいは
円周方向で超音波振動しながら20000rpm以上で
回転する加工条件に耐えられる構造となっていなかった
ため、前記高速超音波振動ミリング法の実用化が困難で
あった。
【0007】詳述すると、図9は従来の超音波スピンド
ル装置の一例を示しており、裏当て部材c1と前面部材
c2とそれらの間の振動素子c3をボルトで締結したボ
ルトランジュバン型超音波振動子Cを使用し、この超音
波振動子Cの前面部材c2の軸方向前端部位にホーン取
付け用雌ねじ穴を設けておき、前記ホーン取付け用雌ね
じ穴にねじ込んだ連結ねじeで前面部材c2に対してホ
ーンfを直列状に連結した構造となっていた。そして、
ホーンfの前端に近くフランジf1を形成し、このフラ
ンジf1をスリーブ主軸gに固定部材により固定してい
た。
【0008】また、別のタイプとしては、図10のよう
に、振動の節(振幅最小部)に相当するフランジ部位お
よびホーンの途中部分の2か所を支持するようにしてい
た。さらに別のタイプとしては、図11のように、ホー
ン部分の途中の振動節部位にリフレクタリングhを設け
てこれをスリーブ主軸gに支持させるとともに、振動節
でないホーン先端外周にリフレクタリングh’を設けて
これをスリーブ主軸gに支持させるようにしたものもあ
った。
【0009】しかし、しかしいずれの先行技術も、ホー
ン部分のみが支持されているだけであるため支持作用が
脆弱となり、高速ミリング加工時の高速回転および横方
向の負荷に耐えられないという問題があった。また、超
音波主軸を駆動するための振動子が軸方向後端部にねじ
止めされている構造となっているため、主軸の回転バラ
ンスが悪く、高速ミリング加工の高速回転時に超音波振
動子Cが連れ回り、図10と図11の仮想線に示すよう
な有害な振動が発生したり、スリーブ主軸gの内壁との
衝突で破壊を招くといった問題があった。
【0010】さらに、従来ではホーンhの先端に取り付
けた工具ホルダiに工具jをねじ止めする方式であった
ため、工具支持剛性が低く、また動バランス特性も悪
く、高速ミリング加工時の高速回転および横方向の負荷
に耐えられないという問題もあった。
【0011】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、高速回転、振動お
よび横負荷に耐えられ、焼入れなどの熱処理をされた材
料などを高い加工能率と加工精度で加工することができ
る超音波ミリング装置を提供することにある。
【0012】本発明の第2の目的は、上記に加え、工具
を高速ミリング加工時の高速回転および横方向の負荷に
安定して耐えられ、超音波振動を効率よく伝達できる超
音波ミリング装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、主軸が軸方向やねじり方向に超音波振動しな
がら回転する形式の超音波ミリング装置であって、圧電
素子の軸方向前後にホーンを一体にした超音波主軸と、
スリーブ主軸との組み合わせからなり、前側ホーンと後
側ホーンがそれぞれ振動節部位でスリーブ主軸に支持さ
れ、かつ圧電素子が前記前側ホーンと後側ホーンの2か
所の支持点間の略振動節部位にあることを特徴としてい
る。
【0014】また、本発明は、主軸が軸方向やねじり方
向に超音波振動しながら回転する形式の超音波ミリング
装置であって、圧電素子の軸方向前後にホーンを一体に
した超音波主軸と、スリーブ主軸との組み合わせからな
り、前側ホーンと後側ホーンがそれぞれ振動節部位でス
リーブ主軸に支持され、圧電素子が前記前側ホーンと後
側ホーンの2か所の支持点間の略振動節部位にあり、し
かも前側ホーンは、前記支持部位と圧電素子の振動節部
位の間の振動節部位においてスリーブ主軸に支持されて
いることを特徴としている。
【0015】支持構造の好適な例としては、後側ホーン
と前側ホーンはそれぞれ外周に肩部を有し、後側ホーン
の肩部がスリーブ主軸内に設けた肩部に当接され、スリ
ーブ主軸の開口部分に取り付けた固定リングの内周肩部
で前側ホーンの肩部が圧締めされるとともに、後側ホー
ンの肩部がスリーブ主軸内の肩部に圧締めされている。
支持構造の好適な他例としては、後側ホーンの外周に
肩部を、前側ホーンの外周にはフランジを設け、後側ホ
ーンの肩部がスリーブ主軸内に設けた肩部に当接され、
前側ホーンのフランジ肩部がスリーブ主軸の開口付近の
肩部に当接しつつ固定リングの上面にて圧締めされ、後
側ホーンの肩部がスリーブ主軸内の肩部に圧締めされて
いる。
【0016】また、支持構造の他の好適な例としては、
後側ホーンが外周に肩部を、前側ホーンは外周に肩部ま
たはフランジを有し、スリーブ主軸の開口部分に取り付
けた固定リングで前側ホーンの肩部またはフランジが圧
締めされ、後側ホーンは、肩部外周面がスリーブ主軸1
の肩部内周面に当接されるが軸方向は自由となってい
る。
【0017】第2の目的を達成するため本発明は、前側
ホーンの前端部に奥部に雌ねじ穴を有するテーパコーン
穴を設け、該テーパコーン穴に対応するテーパ部を有す
るチャックをねじ込み固定し、このチャックに工具を焼
き嵌めしたことを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を添付図面を
参照して説明する。図1ないし図3は本発明による超音
波ミリング装置の第1実施例を示しており、1はスリー
ブ主軸、2はスリーブ主軸1内に配置された超音波主
軸、3はスリーブ主軸1を軸受9,9を介して支持した
スピンドルハウジング、4は超音波主軸2に連結された
チャック、5はチャック4に装着された工具、6は駆動
装置、7は超音波発振装置である。Wは工作物である。
【0019】超音波主軸2はホーンと圧電素子が一体型
構造としており、図2に分解状態を示すように、圧電素
子2aと、該圧電素子2aの後端側に重合される裏打ち
部材を兼ねた後側ホーン2bと、圧電素子2aの前端側
に重合される前面部材を兼ねた前側ホーン2cと、前記
後側ホーン2bと圧電素子2aおよび前側ホーン2cの
3者を締結一体化させるボルト2dとからなっている。
【0020】前記後側ホーン2bは、振動節S1に対応
する外周部分にL状の肩部20を有し、この肩部20よ
りも後方が縮径された軸部21となっており、軸部21
の後端面から軸心上には段付き穴25が設けられてい
る。圧電素子2aはたとえば圧電セラミックスと電極板
とを交互にサンドイッチ構造とした複数枚(図面では4
枚)ものからなっており、中心にはボルト2dの貫通を
許容する通孔が形成されている。圧電素子2aは厚さ方
向の中央がほぼ振動節S2に対応するように設定されて
いる。
【0021】前側ホーン2cは振動節S3に対応する外
周部分にL状の肩部22を有し、この肩部22よりも前
方が縮径されたボス部23となっており、後端面から軸
心上には前記ボルト2dと螺合する雌ねじ穴24が設け
られている。また、ボス部23には先端面中央部にテー
パーコーン穴26が形成されるとともに、このテーパー
コーン穴26の奥端から雌ねじ穴260が形成されてい
る。前側ホーン2cの肩部22と後側ホーン2bの肩部
20はホーンの外径を2段に縮径することにより構成さ
れており、圧電素子2aの中央部からそれぞれの肩部2
2,20の水平面までの長さはほぼ等しい。
【0022】前記後側ホーン2bと圧電素子2aおよび
前側ホーン2cは直列状に重ね合わされ、軸部21の段
付き穴25に挿入されたボルト2dが圧電素子2aの通
孔を貫通し前側ホーン2cの雌ねじ穴24に螺合される
ことにより締付け一体化されている。
【0023】チャック4は、前記テーパーコーン穴26
に対応するテーパコーン部40の頂部に雌ねじ穴260
と螺合する雄ねじ軸41を有しており、テーパコーン部
40の基部には回動操作用の多角形部42を介して工具
取り付け部43が連成されている。工具取り付け部43
には下端面から軸心上に圧入用穴430が設けられてお
り、この圧入用穴430に工具5のシャンク部50が焼
き嵌めされている。工具5はエンドミルなどが用いられ
るが、材質としては、焼結ダイヤモンド、単結晶ダイヤ
モンド、気相合成ダイヤモンドなどのダイヤモンド工具
が本発明の効果を最もよく発揮できるため好適である。
もちろん超硬工具、コーテッド工具などであってもよ
い。
【0024】スリーブ主軸1は上端付近と下端付近の外
周に段部を有し、これら段部に軸受9,9が位置され、
スピンドルハウジング3に相対回転可能に保持されるよ
うになっている。スリーブ主軸1は、前記超音波主軸2
を内挿保持するために筒状をなし、下端開口部内周には
固定用リング8により前側ホーン2cを支持するために
雌ねじ部が所要範囲にわたって設けられている。固定用
リング8は前側ホーン2cのボス部23を容入しうると
ともに肩部22と当接可能な内径を有している。
【0025】前記雌ねじ部よりも後方は、超音波主軸2
を容入し得る径の筒室11となっており、この筒室11
の端部には、後側ホーン2bに設けられている肩部20
と当接するL状の肩部12が設けられている。この肩部
12は図1のように振動節S1に略対応する部位にあ
る。そして、前記肩部12より後方には軸部21を容入
しうるような縮径筒室13が形成されている。
【0026】前記超音波主軸2はスリーブ主軸1の筒室
11に挿入され、軸部21が縮径筒室13に挿入される
ことにより自動的に後側ホーン2bの肩部20とスリー
ブ主軸1の肩部12が軸方向と半径方向の面で当接しあ
う。そして、開口側の雌ねじ部に固定用リング6が螺合
されることにより該固定用リング6の上端内径肩部60
と前側ホーン2cの肩部22とが軸方向と半径方向の面
で当接しあう。これにより、超音波主軸2はスリーブ主
軸1に対し前端側から軸方向に押圧され、後側ホーン2
bの肩部20とスリーブ主軸1肩部12とが圧締めさ
れ、図1のように前端領域と後端領域の2か所のしかも
略振動節S1,S3の位置で軸方向および半径方向に動
かないように固定される。この状態では、圧電素子2a
は前記支持点である振動節S1,S3の間の略振動節S
2に位置している。
【0027】高速回転用の駆動装置6は任意であるが、
この実施例では、スピンドルハウジング3から突出した
スリーブ主軸1にプーリ15を設け、これを駆動用モー
タのプーリ16とベルト17で連携させて高速回転を得
るようにしている。そして、プーリ15よりも軸方向後
方にスリップリング18を設け、これに外部の超音波発
振装置7からのブラシを接触させ、スリップリング18
と接続した導線19を圧電素子2aと接続している。導
線19はスリーブ主軸1の肩部を避けた位置に設けた孔
を通して筒室11に導かれている。
【0028】図4は本発明による超音波ミリング装置の
第2実施例を示している。この実施例においては、前側
ホーン2cが振動節S3に相当する部位にフランジ部2
7を有している。該フランジ部27の外周面と上端面が
第1実施例の肩部相当する。スリーブ主軸1の筒室11
には、開口の雌ねじ部の直近部位に、前記フランジ部2
7の上端面および外周面(肩部)に接触可能な肩部とし
ての段付き拡径部10を形成している。超音波主軸2は
第1実施例と同じように振動節S1の部位で後側ホーン
2bの肩部20と肩部12とが軸方向と半径方向の両面
で当接しあう一方、開口側の雌ねじ部に固定用リング8
が螺合されることにより、フランジ部27が段付き拡径
部10で固定される。他の構成は第1実施例と同様であ
るから、同じ部分および部品に同じ符号を付し、説明は
省略する。
【0029】図5は本発明の第3実施例を示している。
この実施例は超音波主軸2を前端部と後端部および中間
部の各振動節S1,S3,S4の位置で3点支持した例
を示している。3点支持のために、超音波主軸2の前側
ホーン2cの中間部外周につば28を設けており、該つ
ば28がスリーブ主軸1の筒室内壁110に接触するよ
うになっている。フランジ28は圧電素子2aの中央部
と肩部22とから等距離の位置にあるように設けられ
る。他の構成は第1実施例と同様であるから、同じ部分
および部品に同じ符号を付し、説明は省略する。
【0030】図6は本発明の第4実施例を示している。
この実施例は、前側ホーン2cの先端部付近に第2実施
例と同じようにフランジ部27を有し、フランジ部27
がスリーブ主軸1の筒室壁に設けた段付き拡径部10と
接触し、固定用リング8により固定されるようになって
いる。他の構成は第3実施例と同様であるから、同じ部
分および部品に同じ符号を付し、説明は省略する。
【0031】なお、図示するものは本発明の数例であ
り、他に種々の構成を採用しうるものである。 1)後側ホーン2bのL状の「肩部」20は、図7
(a)のように、後側ホーン2bの外径から突出するつ
ばの形態である場合を含んでいる。 2)後側ホーン2bの「肩部」20は、必ずしも軸部2
1の基部から2段に拡径されている形態に限らず、図7
(b)のように1段とし、スリーブ主軸1の肩部12を
2段に拡径してもよい。
【0032】3)本発明においては、後側ホーン2bの
肩部20は半径方向においてはスリーブ主軸1により支
持されていることが必要であるが、軸方向については必
ずしも圧締めさていなくてもよい。すなわち、図7
(c)のように半径方向ではスリーブ主軸1の肩部12
の周面120に接触していることが必要であるが、軸方
向では端面121に対して移動自由な構成としてもよ
い。この態様は発熱が激しい加工条件の場合に適してお
り、超音波主軸2が加工熱により発熱し膨張により伸び
たときにその伸び分を吸収して主軸の曲りを抑制するこ
とができる。また、組立て当初から圧締めされはていな
いが、超音波主軸2が加工熱により発熱し膨張により伸
びたときに後側ホーン2bの肩部20が端面121に接
触して圧締めされるように端面121の位置を設定して
もよい。
【0033】4)チャック5への工具の取り付けは、好
適には焼きはめであるが、コレット式でもダイヤフラム
式であってもよい。 5)本発明はスピンドルハウジング3を含むユニットA
となっており、専用の高速ミリング装置としてもよい
し、既存のマシニングセンタなどの工作機械に取り付け
て使用してもよい。図8は使用例を示しており、(a)
はスリーブ主軸1の上端にACサーボモータのごとき駆
動用モータ60を直結している。(b)はエア軸受・ビ
ルトインモータ型の例を示しており、スリーブ主軸1の
下部外周に軸受用リング1aを設ける一方、中間部外周
には縮径部1bを設け、スピンドルハウジング3には軸
受用リング1aを囲むエア軸受3aを内設し、縮径部1
bの外周と対応するスピンドルハウジング内部にはビル
ドインモータ61を設けている。(c)はMC主軸取り
付け型を示しており、スリーブ主軸1の上部にコーン部
1cとチャック部1dを設け、それらコーン部1cとチ
ャック部1dをマシニングセンタの主軸端Mに挿着し、
スピンドルハウジング3を支持部材mによりマシニング
センタの静止部に吊持させている。
【0034】6)被削材としての工作物Wの材質は任意
であり、炭素鋼、プレハードン鋼、ステンレス鋼、金型
用焼入れ鋼などのほか、アルミニウムなどの非鉄金属も
含まれる。 7)軸受9は転がり軸受だけでなく、エア軸受、流体静
圧軸受など任意である。 8)本発明は高速ミリングに好適であるが、もちろん低
速の通常のミリングでも効果を発揮することができる。
また、ミリングだけでなく、研削やドリル加工にも適用
可能である。
【0035】
【実施例の作用】本発明において、駆動装置6によりス
リーブ主軸1と超音波主軸2を20000rpm以上の
高速で回転させつつ、超音波発振装置7からの電流で圧
電素子2aを軸方向あるいはねじれ方向に振動させ、工
具5により工作物Wをミーリング加工した場合、工具5
がダイヤモンド、工作物が鉄系材料である場合にも化学
反応による化学的摩耗が回避される。
【0036】第1実施例ないし第4実施例のいずれにお
いては、超音波主軸2はスリーブ主軸1に対し前端側か
ら軸方向後側に強力に押圧されたかたちで組立てられて
いるため、単にスリーブ主軸1の前端部位だけでなく後
側ホーン2bの肩部20とスリーブ主軸1の肩部12と
が圧締めされ、図1のように前端領域と後端領域の2か
所のしかも略振動節S1,S3の位置で軸方向および半
径方向に動かされないようにしっかりと固定される。こ
のため、前記のような高速回転と振動とが作用しても、
超音波主軸2は高速回転と横方向の負荷に耐えることが
でき、円滑に安定して長距離の高速ミーリング加工を行
なうことができる。第4実施例および第5実施例のよう
に前後と中間の3か所で支持固定した場合には、一段と
高速回転と横方向の負荷に耐えることができる。また、
図7(c)のように後側ホーン2bの肩部20の軸方向
を拘束せずに自由にしたときには、発熱の激しい加工時
において、加工熱により超音波主軸2が膨張し伸長した
ときに超音波主軸2の曲りを抑制することができる。
【0037】また、本発明は超音波主軸2が前側ホーン
2cと後側ホーン2bを圧電素子2aを挟んで直結した
一体型とし、前側ホーン2cと後側ホーン2bの振動節
部分を支持固定し、圧電素子2aを支持固定部の中間に
配置しているため、超音波主軸2の回転バランスがよく
なり、従来のような振動子が回転に伴って連れ回りして
振動を発生したりスリーブ主軸と衝突して破壊するとい
った現象が起こらなくなる。
【0038】チャック5に対する工具5の取り付けを焼
き嵌めとし、チャック5をテーパコーン式に超音波主軸
2の前側ホーン2cに挿着させるようにした場合には、
工具支持剛性が高く、動バランス特性もよく、超音波振
動を効率よく工具5に伝達することができる。
【0039】次に本発明を適用した加工例を示す。装置
として図1に示す構造のものを使用した。超音波圧電素
子はピエゾタイプを使用した。工具として焼結ダイヤモ
ンドコーテッドエンドミル(R1.5,一枚刃)を使用
し、プレハードン鋼HRC40を加工形状:波形に高速
超音波ミリング加工した。工具回転数は20000rp
m、超音波振動数は60.1KHz、送りは0.05m
m/刃、切込みは軸方向0.2mm、送りピッチ0.1
mm、切削油は不水溶性を使用した。比較のため、超音
波振動を付加しないて同条件にて加工を行なった。
【0040】この結果、比較例の場合は、ダイモンド膜
が急速に摩耗し、切削距離18m時には母材の超硬が露
出してしまった。これに対して本発明の場合には、30
m切削時点でも工具の摩耗は生じていなかった。この摩
耗状況を検討したところ、初期摩耗が17μm発生した
ものの、その後はほぼ摩耗ゼロの状態で推移していた。
負荷に対する効果を見るため切削距離250mまでの連
続切削を行なったところ、摩耗ゼロの状態で推移してい
た。また、負荷に対する耐久性を見るため、切削距離1
0500mまでの連続切削を行なったが、超音波主軸お
よびスリーブ主軸はなんらの損傷もなく、安定した耐久
性のあることが確認された。
【0041】また、比較のため、図9に示す装置を使用
して前記条件で高速ミリングを行なった結果、切削距離
1050mで超音波振動子に亀裂が入って異常音が発生
し、使用不能となった。この結果から、前側ホーンと超
音波圧電素子と後側ホーンとを一体化した構造とし、前
側ホーンと後側ホーンの双方を振動節位置で支持固定す
ることが効果的であることがわかる。
【0042】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1によると
きには、圧電素子2aの軸方向前後にホーン2b,2c
を一体にした超音波主軸2と、スリーブ主軸1との組み
合わせからなり、前側ホーン2cと後側ホーン2bがそ
れぞれ振動節部位S3,S1でスリーブ主軸1に支持さ
れ、かつ圧電素子2aが前記前側ホーン2cと後側ホー
ン2cの2か所の支持点間の略振動節部位S2にあるの
で、高速回転と超音波振動が重畳された厳しい使用条件
においても負荷に十分に耐えられ、安定した高速ミリン
グ加工を行うことができるというすぐれた効果が得られ
る。
【0043】請求項2によれば、主軸が軸方向やねじり
方向に超音波振動しながら回転する形式の超音波ミリン
グ装置であって、圧電素子2aの軸方向前後にホーン2
b,2cを一体にした超音波主軸2と、スリーブ主軸1
との組み合わせからなり、前側ホーン2cと後側ホーン
2bがそれぞれ振動節部位でスリーブ主軸1に支持さ
れ、圧電素子2aが前記前側ホーン2cと後側ホーン2
bの2か所の支持点間の略振動節部位にあり、しかも前
側ホーン2cは、前記支持部位と圧電素子の振動節部位
の間の振動節部位においてスリーブ主軸1に支持されて
いるので、超音波主軸2は前後及び中間の3点で支持さ
れ、これによりさらに一段と高速回転と振動による横荷
重に十分に耐えられ、安定した高速ミリング加工を行う
ことができるというすぐれた効果が得られる。
【0044】本発明の請求項3によれば、後側ホーン2
bが外周に肩部20を、前側ホーン2cが外周に肩部2
2またはフランジ27を有し、スリーブ主軸1の開口部
分に取り付けた固定リング8で前側ホーン2cの肩部2
2またはフランジ27が圧締めされるとともに、後側ホ
ーン2bの肩部20がスリーブ主軸内の肩部12に圧締
めされているので、半径方向と軸方向のいずれの方向も
しっかりと拘束され、高速回転と超音波振動が重畳され
た厳しい使用条件で負荷に十分に耐えられ、安定した高
速ミリング加工を行うことができるというすぐれた効果
が得られる。
【0045】請求項4によれば、後側ホーン2bの肩部
20が半径方向では支持拘束されるが、軸方向では自由
であるため、発熱が激しい加工条件において、振動主軸
の曲りを抑制することができるというすぐれた効果が得
られる。
【0046】請求項5によれば、前側ホーン2cの前端
部に奥部に雌ねじ穴261を有するテーパコーン穴26
を設け、該テーパコーン穴26に対応するテーパ部40
を有するチャック4をねじ込み固定し、このチャック4
に工具5を焼き嵌めしているので、工具支持剛性が高
く、動バランス性もよいので、超音波振動を効率よく加
工物に伝えることができるとともに高速ミリング加工時
の高速回転及び振動や負荷に耐えることができるという
すぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波ミリング装置の第1実施例
を示す縦断面図である。
【図2】第1実施例における超音波主軸を分解状態で示
す部分切欠正面図である。
【図3】チャツク機構の部分切欠正面図である。
【図4】本発明装置の第2実施例を示す一部切欠断面図
である。
【図5】本発明装置の第3実施例を示す一部切欠断面図
である。
【図6】本発明装置の第4実施例を示す一部切欠断面図
である。
【図7】(a)本発明の超音波主軸の他の例を示す部分
図、(b)は後側ホーンとスリーブ主軸の肩部構造の他
の例を示す部分的断面図、(c)は後側ホーンの他の支
持例を示す部分的断面図である。
【図8】(a)は本発明を適用した装置の第1例を示す
正面図、(b)は第2例を示す正面図、(c)は第3例
を示す正面図である。
【図9】従来装置の第1例を示す断面図である。
【図10】従来装置の第2例を示す断面図である。
【図11】従来装置の第3例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 スリーブ主軸 2 超音波主軸 2a 圧電素子 2b 後側ホーン 2c 前側ホーン 3 スピンドルハウジング 4 チャック 5 工具 8 固定リング 12 肩部 20,22 肩部 26テーパコーン穴 27 フランジ 261 雌ねじ穴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主軸が軸方向やねじり方向に超音波振動し
    ながら回転する形式の超音波ミリング装置であって、圧
    電素子2aの軸方向前後にホーン2b,2cを一体にし
    た超音波主軸2と、スリーブ主軸1との組み合わせから
    なり、前側ホーン2cと後側ホーン2bがそれぞれ振動
    節部位S3,S1でスリーブ主軸1に支持され、かつ圧
    電素子2aが前記前側ホーン2cと後側ホーン2cの2
    か所の支持点間の略振動節部位S2にあることを特徴と
    する超音波ミリング装置。
  2. 【請求項2】主軸が軸方向やねじり方向に超音波振動し
    ながら回転する形式の超音波ミリング装置であって、圧
    電素子2aの軸方向前後にホーン2b,2cを一体にし
    た超音波主軸2と、スリーブ主軸1との組み合わせから
    なり、前側ホーン2cと後側ホーン2bがそれぞれ振動
    節部位でスリーブ主軸1に支持され、圧電素子2aが前
    記前側ホーン2cと後側ホーン2bの2か所の支持点間
    の略振動節部位にあり、しかも前側ホーン2cは、前記
    支持部位と圧電素子の振動節部位の間の振動節部位にお
    いてスリーブ主軸1に支持されていることを特徴とする
    超音波ミリング装置。
  3. 【請求項3】後側ホーン2bの外周に肩部20を、前側
    ホーン2cの外周には肩部20またはフランジ27を有
    し、前側ホーン2cの肩部20またはフランジ27が固
    定リング8にて圧締めされるとともに、後側ホーン2b
    の肩部20がスリーブ主軸1内の肩部12に圧締めされ
    ている請求項1または2に記載の超音波ミリング装置。
  4. 【請求項4】後側ホーン2bが外周に肩部20を、前側
    ホーン2bは外周に肩部22またはフランジ27を有
    し、スリーブ主軸1の開口部分に取り付けた固定リング
    8で前側ホーン2cの肩部22またはフランジ27が圧
    締めされ、後側ホーン2bは肩部外周面がスリーブ主軸
    1の肩部内周面に当接されるが軸方向は自由となってい
    る請求項1または2に記載の超音波ミリング装置。
  5. 【請求項5】前側ホーン2cの前端部に奥部に雌ねじ穴
    261を有するテーパコーン穴26を設け、該テーパコ
    ーン穴26に対応するテーパ部40を有するチャック4
    をねじ込み固定し、このチャック4に工具5を焼き嵌め
    している請求項1ないし4のいずれかに記載の超音波ミ
    リング装置。
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