JP2002219577A - 抵抗溶接装置および抵抗溶接方法 - Google Patents

抵抗溶接装置および抵抗溶接方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロボットの先端に取り付けられた抵抗溶接ガン
において、ロボットの姿勢にかかわりなく、ガンユニッ
トの位置をイコライズ機構のスプリングの縮みがない中
立状態に保持する。 【解決手段】ガンユニット14に対して、押圧力および
引込力を発生するサーボモータ16および送りネジ機構
35を設ける。そして、ガンユニット14の鉛直軸に対
する傾斜角度θを算出して、この傾斜角度θとガンユニ
ット14の重量Wとからイコライズ機構18のスプリン
グ26a、26bに加わる力FZを求めてサーボモータ
16により力FZを相殺させるようにバランス制御を行
う。また、ロボットが動作するときには、ガンユニット
14が振動しないようにイコライズ機構18をロックし
ておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抵抗溶接装置およ
び抵抗溶接方法に関し、特に、ガンユニットを支持して
案内するイコライズ機構によってワークへの溶接を正確
に行うことを可能とする抵抗溶接装置および抵抗溶接方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、抵抗溶接装置を構成するロボッ
トとガンユニットとの間には、イコライズ機構が設けら
れている。このイコライズ機構は、例えば、溶接しよう
とするワークの高さ(厚さ)がそれぞれ不均一である場
合、該ワークの高さに追従してガンユニットを移動させ
るために該ガンユニットを支持して案内するものであ
る。
【0003】イコライズ機構を有する従来の抵抗溶接装
置としては、特開平10−52761号公報に開示され
た装置が知られている。この第1の従来技術に係る抵抗
溶接装置200は、図7に示すように、ロボットハンド
204を有し、該ロボットハンド204の先端に取着さ
れたイコライズ機構206を介してガンユニット208
が固着支持されている。
【0004】イコライズ機構206は、基板210と、
該基板210の上下に配された上ロッド支持部212と
下ロッド支持部214を備え、該上ロッド支持部212
と下ロッド支持部214との間にガイドロッド216が
橋架されている。このガイドロッド216には、該ガイ
ドロッド216の軸方向に摺動自在なスライダ218が
取り付けられている。前記上ロッド支持部212と前記
スライダ218との間には前記ガイドロッド216に巻
回された上スプリング220が介装され、同様に、前記
下ロッド支持部214と前記スライダ218との間には
前記ガイドロッド216に巻回された下スプリング22
2が介装される。前記スライダ218には、前記ガンユ
ニット208に固定されたベースブロック224が固着
されている。
【0005】また、他の従来技術の例としては、図8に
示すような抵抗溶接装置300が知られている(特開平
9−70671号公報参照)。この第2の従来技術に係
る抵抗溶接装置300は、スプリングに代えて主にモー
タM2によりイコライズ機構を構成しており、このモー
タM2と他のモータM1により押圧する力を制御しなが
らワークを把持している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術においては、図9に示すようにロボットが動作
すると、スプリングとガンユニットの重量による、いわ
ゆるバネ・マス系で振動してしまう。そのため、ガンユ
ニットの変位量zが静定するのに時間がかかり、結果と
して溶接作業のサイクルタイムが長くなっている。一般
にこのバネ・マス系の振動は検出することができないの
で、実際に振動が静定する時間trよりタイマ設定によ
り余裕をもって待ち時間tsを設けている場合が多く、
不要な待ち時間ts−trも発生している。さらに、バネ
・マス系の振動が大きいときには、近接する他の構造物
やワークとガンユニットが干渉(接触等)してしまうお
それもある。
【0007】また、イコライズ機構をより有効に動作さ
せるためにはスプリングのバネ定数を小さくしてガンユ
ニットが動きやすいようにすることが望ましいが、ガン
ユニットには比較的重量が大きいものもあるので、バネ
定数をあまり小さくするとスプリングが縮みきって片当
たりしてしまうことがある。
【0008】さらには、近時、ロボットの移動経路をコ
ンピュータで予め計画しておく、いわゆるオフラインテ
ィーチングが実施されているが、このオフラインティー
チングにおいて溶接ポイントの位置はスプリングの縮み
がゼロの状態を想定して計画されているので実際の溶接
ポイントと誤差が生じてしまうことがある。
【0009】上述の従来技術のうち、スプリングに代え
てモータによりイコライズ機構を構成しているものにお
いては、ワークを押圧する力を制御するためにゆっくり
動作することから、サイクルタイムは長くなってしま
う。また重量の大きいガンユニットを支えながら、かつ
微少の振動を吸収するという動作をモータだけで実現す
ることは実際上は非常に困難である。
【0010】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、抵抗溶接装置および抵抗溶接方法におい
て、イコライズ機構の振動を抑えることにより溶接のサ
イクルタイムを短縮するとともに周辺の構造物やワーク
と干渉することを防止することを目的とする。
【0011】また、本発明の他の目的は、ロボットの姿
勢によらずガンユニットの位置をイコライズ機構のスプ
リングの縮みがない中立位置に保持することにより、オ
フラインティーチングで計画したガンユニットの位置に
合わせることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る抵抗溶接装
置は、移動機構にガンユニットを備えた抵抗溶接装置に
おいて、前記移動機構と前記ガンユニットとの接続部に
介設され、少なくとも1つの弾性体により前記ガンユニ
ットを支持するイコライズ機構と、前記ガンユニットに
対して、前記弾性体が伸縮する方向に力を発生させるア
クチュエータと、前記アクチュエータに接続され、前記
アクチュエータの発生する力を制御する制御手段とを有
し、前記制御手段は、前記弾性体が受圧する少なくとも
前記ガンユニットの重量成分に対する反力を前記アクチ
ュエータを通じて発生させる(バランス制御)ことを特
徴とする。
【0013】このようにすることで、前記ガンユニット
の重量成分は相殺されるので、前記スプリングはバネ定
数の小さいものを採用することができる。
【0014】また、前記ガンユニットの傾斜角を検出す
る傾斜角検出手段を有し、前記制御手段は、予め記憶し
た前記ガンユニットの重量と、前記傾斜角から、前記弾
性体が受圧する前記ガンユニットの重量成分を算出し、
該重量成分に対する反力を前記アクチュエータを通じて
発生させるようにすると、前記傾斜方向成分が相殺され
てイコライズ機構は中立位置を保持するとともに前記弾
性体には小さいバネ定数のものを採用することができ
る。
【0015】またさらに、前記イコライズ機構の動作を
ロックするロック手段を有するようにしてもよい。この
場合、例えばロボットの移動が終了して停止し、かつバ
ランス制御を行っている期間だけガンユニットのロック
を解除するという手法を採用することができるためガン
ユニットが振動することがない。そのため溶接工程のサ
イクルタイムの短縮を図ることができる。
【0016】また、前記ガンユニットはC型溶接ガンで
あってもよい。
【0017】本発明に係る抵抗溶接方法は、移動機構
と、ガンユニットと、前記移動機構と前記ガンユニット
の接続部に介設し、少なくとも1つの弾性体により前記
ガンユニットを支持するイコライズ機構と、前記ガンユ
ニットに対して、前記弾性体が伸縮する方向に力を発生
するアクチュエータとを備える抵抗溶接装置を用いた抵
抗溶接方法において、前記移動機構により前記ガンユニ
ットを溶接箇所へ移動させる第1のステップと、前記弾
性体が受圧する前記ガンユニットの重量成分に対する反
力を前記アクチュエータを通じて発生させる第2のステ
ップとを有することを特徴とする。
【0018】また、前記弾性体が受圧する前記ガンユニ
ットの重量成分を、前記ガンユニットの重量と、前記ガ
ンユニットの傾斜角から算出するようにしてもよい。
【0019】また、前記第1および第2のステップの実
行中は、前記イコライズ機構の動作をロックし、前記ア
クチュエータが、前記重量成分に対する反力を前記アク
チュエータを通じて発生させた状態で前記イコライズ機
構の動作のロックを解除する第3のステップを有するよ
うにすると前記ガンユニットが振動してしまうことがな
い。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る抵抗溶接装置
および抵抗溶接方法の実施の形態例について、図1〜図
6を参照しながら説明する。
【0021】本実施の形態に係る抵抗溶接装置10は、
図1に示すように多間接型のロボット(移動機構)12
とロボット制御部(制御手段)22から構成されてい
る。ロボット12の関節部には回転角を検出する角度セ
ンサ(傾斜角検出手段)S1、S2、S3が組み込まれ
ておりロボット制御部22において処理する。本実施の
形態ではロボット12は3軸型として説明するが、4軸
以上であっても適用可能であることはもちろんである。
【0022】ロボット12の先端部にはスプリング(弾
性体)26a、26bを有するイコライズ機構18があ
り、該イコライズ機構18を介してガンユニット14が
取り付けられている。また、イコライズ機構18には後
述する電磁ブレーキ(ロック手段)42を有するサーボ
モータ(アクチュエータ)16が備えられている。この
サーボモータ16は出力トルクを制御できるように構成
されておりガンユニット14に対して押圧力および引込
力を与えることができる。
【0023】つまり、本実施の形態においては、イコラ
イズ機構18のスプリング26a、26bが伸縮する方
向に力を発生するアクチュエータを設けて、該アクチュ
エータによりガンユニット14の自重を相殺するように
力を発生させて、コイルスプリングであるスプリング2
6a、26bとガンユニット14を中立位置に保持させ
ることができる。
【0024】ガンユニット14は、いわゆるC型溶接ガ
ン形式であり内部モータ32により上下方向に駆動され
る電極チップ30aと、その対の電極チップ30bを有
する略C字状のアーム38等から構成されており、この
一対の電極チップ30aおよび30bによりワーク28
を把持できるようになっている。
【0025】一方、制御装置20は、主にロボット12
を制御するロボット制御部22と、サーボモータ16と
電磁ブレーキ42(図2参照)を制御するサーボアンプ
部24を有し、このロボット制御部22とサーボアンプ
部24は互いに情報を伝達しながら同期をとって動作す
る。
【0026】イコライズ機構18は、図2に示すように
コ字状のアーム38と、ガンユニット14を一方向に移
動させる送りネジ機構35と、アーム38のコ字状内部
空間38aでガンユニット14の突出部14aを上下両
端から支持する2つのスプリング26a、26bと、前
記サーボモータ16とを有する。
【0027】送りネジ機構35は、サーボモータ16に
より回転トルクを受けるボールネジ36と、該ボールネ
ジ36の回転力によりボールネジ36の軸方向に駆動力
を発生するボールネジナット40とを有する。
【0028】ボールネジナット40は前記突出部14a
の孔14bの内部に固定されており、ボールネジ36の
回転力によりガンユニット14が軸方向(スプリング2
6a、26bの伸縮方向)の作用力を受ける。
【0029】スプリング26a、26bの軸心空間部分
にボールネジ36が挿通している。スプリング26bの
一端はコ字状内部空間38aの上面38bに、他端は突
出部14aの上面14cにそれぞれ固設されている。ま
た、スプリング26aの一端はコ字状内部空間38aの
下面38cに、他端は突出部14aの下面14dにそれ
ぞれ固設されている。
【0030】このように、ガンユニット14はその突出
部14aとスプリング26a、26bを介してアーム3
8と接続されており、スプリング26a、26bのばね
定数がともにkで、アーム38に対するガンユニット1
4の変位量をzとすれば、ガンアーム14に働く力の軸
方向成分の力FZは次の(1)式で表されることにな
る。
【0031】FZ=2kz …(1) 2つのスプリング26a、26bの各端部はガンユニッ
ト14およびアーム38にそれぞれ固設されているの
で、力FZが大きいときおよびガイドユニット14が受
ける加速度が比較的大きいときでも、スプリング26
a、26bのばね定数kが直線性を有する範囲内で上記
(1)式は常に成立する。
【0032】アーム38と突出部14aには、対向する
三角マーク52a、52bが刻印されておりスプリング
26aおよび26bが中立状態のときに該三角マーク5
2a、52bのそれぞれの頂部が一致するようになって
いる。また、アーム38の三角マーク52aを中心とし
て目盛り54が刻印されており、ガンユニット14が自
重などの力によりアーム38に対して変位しているとき
は変位量zをこの目盛り54と三角マーク52bとから
読み取ることができる。
【0033】サーボモータ16は該サーボモータ16を
貫通しているモータ軸48を有し、該モータ軸48の下
端側はカップリング44を介してボールネジ36と連結
している。モータ軸48の上端側には十分な摩擦力を有
する第1のクラッチ板49が設けられている。
【0034】モータ本体16aの上方にはソレノイドで
ある電磁ブレーキ42がモータ本体16aと軸線が一致
するように設けられておりその出力軸42aは励磁によ
り軸線方向に動作する。そして、この出力軸42aの端
部には十分な摩擦力を有する第2のクラッチ板50が設
けられている。第1および第2のクラッチ板49、50
は、電磁ブレーキ42の発生する力により押圧されてモ
ータ軸48の回転をロックする機能を有する。
【0035】なお、電磁ブレーキ42は励磁状態で第2
のクラッチ板50を押し出してロック動作させるもので
もよいし、逆に非励磁状態でロック動作をする形式のも
のでもよい。この場合、サーボアンプ部24が電磁ブレ
ーキ42の極性に応じて励磁電流を与えるようにしてお
く。
【0036】次に、抵抗溶接装置10の動作について図
3〜図5を参照しながら説明する。
【0037】まず、図3のステップS1において、ロボ
ット制御部22の指令によりロボット12を動作させて
ガンユニット14を所定の溶接ポイントへ移動させる。
このとき、サーボアンプ部24の指令により電磁ブレー
キ42はガンユニット14をアーム38に対してロック
しているので、該ガンユニット14が振動することはな
い。
【0038】次のステップS2において、ロボット制御
部22は角度センサS1、S2、S3の信号を読み取り
ガンユニット14の傾斜角度θを算出する。ここで傾斜
角度θは、図4に示すように、電極チップ30aおよび
30bの軸線で形成されるベクトルZ0と水平方向Hと
のなす角である。角度センサS1、S2、S3の値から
傾斜角度θを算出する計算方法は周知の座標演算手法に
従えばよい。
【0039】さらに、予め記憶部に記憶されているガン
ユニット14の重量Wとからスプリング26a、26b
に加わる力FZを算出する。
【0040】この力FZの算出方法を図5を参照しなが
ら説明する。
【0041】図5は説明のための模式図であり、電磁ブ
レーキ42によるロックを解除して、かつモータ本体1
6aにも電流を流さないでガンユニット14の重量Wに
よりスプリング26aは収縮しスプリング26bは伸長
させた状態を表している。ただし、本実施の形態では電
磁ブレーキ42によりロックされているので変位量zは
z=0となっている。
【0042】図5において、Gはガンユニット14の重
心を示しており、このポイントに重量Wが鉛直方向に働
いている。この重量Wのうち2つのスプリング26a、
26bに加わる力FZは、図5から明らかなように、 FZ=Wsinθ …(2) となる。
【0043】また、この力FZの方向に対して垂直方向
の成分、つまりWcosθはガンユニット14の突出部1
4aの先端面14eが前記コ字状内部空間38aの内壁
38dと接触する接触面により同じ大きさの反力Wcos
θを受けて支えられる。
【0044】上記(2)式においては予め記憶されてる
ガンユニット14の重量Wを用いているが、この重量W
は設計値を制御装置20に入力しておけばよい。また、
より正確にはガンユニット14の傾斜角度θをθ=90
°としておき、さらにガンユニット14のロックとバラ
ンス制御を停止した状態でガンユニット14をバネばか
りなどで直接計測してもよい。またこの状態ではW=F
Zであることから三角マーク52bと目盛り54から変
位量zを読み取れば、上記(1)式を用いて重量Wを算
出することもできる。
【0045】次に図3に戻り、ステップS3において、
ボールネジナット40とボールネジ36による送りネジ
機構35が−FZの力を発生させて前記力FZを打ち消す
ようにモータ本体16aに電流Iを流してバランス制御
を開始する。この電流Iはモータ本体16aの電流−ト
ルク特性や送りネジ機構35の効率およびその他の摩擦
力などを考慮してロボット制御部22にて算出される。
そして、その結果を受けたサーボアンプ部24がモータ
本体16aに対して電流フィードバック制御により電流
値がIになるように制御する。
【0046】このとき、ガンユニット14は電磁ブレー
キ42によりロックされているので、電流Iが流れてい
ても変位量zはz=0を保っている。
【0047】次に、ステップS4において、ロボット制
御部22はサーボアンプ部24を介して電磁ブレーキ4
2によるロックを解除する。
【0048】ここで、ガンユニット14は上述のバラン
ス制御により変位量zはz≒0であり中立状態をほぼ保
ち、ガンユニット14が大きく変位したり振動してしま
うことはない。ただし、実際には考慮できない摩擦力等
があり、前記変位量zは完全には「0」になっていな
い。
【0049】次に、ステップS5において、内部モータ
32を加圧動作させて電極チップ30aを電極チップ3
0bに接近させる。
【0050】そして、ステップS6において、接近する
電極チップ30a、30bがワーク28を把持する設定
加圧力に達しているか判別し、設定加圧力未満であれば
ステップS4に戻り加圧動作を続ける。設定圧力に達し
たならば加圧動作を終了する。
【0051】電極チップ30a、30bがワーク28を
把持する際に、アーム38の変位量zは上記のとおり完
全には0になっていないが、イコライズ機構18の働き
によりワーク28をたわませたり、ワーク28の片側面
だけに過大な力を加えてしまうことはない。ガンユニッ
ト14の変位によりスプリング26a、26bに加わる
力FZは上述の通りバランス制御により相殺されている
ので、スプリング26a、26bはこの力FZを支持す
る必要がない分、弱いバネ定数に設定することができ、
そのためワーク28に加わる力はほぼ均等になってい
る。
【0052】次に、ステップS7において、ワーク28
を溶接する。溶接工程は図示しないトランスから電極チ
ップ30a、30bに電圧を印加してワーク28に電流
を流すことによりなされる。
【0053】次に、ステップS8において、電磁ブレー
キ42によりガンユニット14を再びロックする。
【0054】そして、ステップS9において、モータ本
体16aへの電流Iの供給を停止してバランス制御を終
了する。
【0055】次に、ステップS10において、ガン解放
動作を行う。このガン解放動作はステップS4において
電極チップ30a、30bを接近させた動作の逆の動作
であり、内部モータ32を逆回転させる。ガン解放動作
を行うと当該溶接ポイントにおける溶接工程は終了する
ので、ロボット12を動作させてガンユニット14を次
の溶接ポイントへ移動させる。
【0056】このように、本実施の形態に係る抵抗溶接
装置および抵抗溶接方法においては、ロボット12が溶
接ポイントへ移動して、かつバランス制御を行っている
期間だけガンユニット14のロックを解除するので、ガ
ンユニット14が振動することがなく、振動の静定時間
待ちが不要となり溶接工程のサイクルタイムの短縮を図
ることができる。
【0057】また、ガンユニット14の重量Wによりス
プリング26a、26bに加わる力FZはバランス制御
により相殺されているので、その分、該スプリング26
a、26bのバネ定数を小さく設定でき、結果としてイ
コライズ機構18の性能を高めることができる。
【0058】さらに、ガンユニット14の傾斜角度θは
角度センサS1、S2、S3により計算され、それに応
じて前記力FZおよびモータ本体16aの電流Iを求め
るので、ガンユニット14がいかなる向きに位置してい
ても精密なバランス制御を行うことができる。特に、サ
ーボモータ16・ボールネジ36・ボールネジナット4
0による送りネジ機構35はガンユニット14に対して
押圧力や引込力を与えることができるのでガンユニット
14の向きが重力鉛直方向に対して反転していてもバラ
ンス制御を行うことができる。
【0059】また、溶接工程においてガンユニット14
の変位量zは常にz≒0の状態を保つので、オフライン
ティーチングなどの計画におけるガンユニット14の位
置および移動経路と整合させることができる。
【0060】またさらに、ガンユニット14をロックし
ている間は、バランス制御を停止しているのでモータ本
体16aの電流消費量を抑えることができる。
【0061】なお、本実施の形態においては、イコライ
ズ機構18は2つのスプリング26a、26bを有する
ものとして説明したが、どちらか一方だけで構成しても
よい。
【0062】また、ガンユニット14はC型溶接ガンを
例に示したが、いわゆるX型溶接ガン(共通の支軸に軸
支された一対のガンアームを備える溶接ガン)でもよ
く、さらに、電極チップ30a、30bを駆動する方式
も電動サーボ式でも空圧式であってもよい。
【0063】次に、本実施の形態の変形例を図6を参照
しながら説明する。
【0064】この変形例では、図6に示すように、アー
ム38の横側面および背面に傾斜角度センサ56、58
が設けられている。傾斜角度センサ56はアーム38の
前後方向の傾斜φを、傾斜角度センサ58は左右方向の
傾斜ψをそれぞれ検出し、各検出値はロボット制御部2
2においてそれぞれ処理される。
【0065】そして、上述の実施の形態におけるステッ
プS2において、ガンユニット14の傾斜角度θを、傾
斜角度センサ56、58からのアーム38の前後方向の
傾斜φ、左右方向の傾斜ψから算出するものとする。
【0066】このようにすることで、傾斜角度θは傾斜
φおよびψの2つの値だけから算出することが可能とな
り、演算を簡易、かつ迅速に行うことができる。
【0067】また、傾斜角度センサ56、58はアーム
38に固設されているので傾斜角度θを求める際に誤差
が少ない。つまり、上述の実施の形態のようにロボット
12の各軸に角度センサS1、S2、S3を設けて演算
する方法では各軸間のロボット12のたわみや、ロボッ
ト12自体の寸法精度誤差が演算結果に影響することが
考えられるが、この変形例ではそのおそれがない。
【0068】なお、この発明に係る抵抗溶接装置および
抵抗溶接方法は、上述の実施の形態に限らず、この発明
の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ること
はもちろんである。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る抵抗
溶接装置および抵抗溶接方法によれば、ロボットの姿勢
によらずガンユニットの位置をイコライズ機構のスプリ
ングの縮みがない中立位置に保持することができ、オフ
ラインティーチングで計画したガンユニットの位置と精
度よく合わせることがでる。これは溶接のサイクルタイ
ムの短縮化にもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る抵抗溶接装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本実施の形態に係るイコライズ機構の構成を示
す拡大図である。
【図3】本実施の形態に係る抵抗溶接方法を示す工程ブ
ロック図である。
【図4】ガンユニットの傾斜角を説明する図である。
【図5】ガンユニットの重量がスプリングに作用する力
の大きさを説明する図である。
【図6】本実施の形態の変形例に係る傾斜角度センサの
取り付け状態を示す図である。
【図7】第1の従来技術に係るイコライズ機構を表す図
である。
【図8】第2の従来技術に係るイコライズ機構を表す図
である。
【図9】従来技術に係るイコライズ機構の振動を表す図
である。
【符号の説明】
10…抵抗溶接装置 12…ロボ
ット 14…ガンユニット 16…サー
ボモータ 16a…モータ本体 18…イコ
ライズ機構 20…制御装置 22…ロボ
ット制御部 26a、26b…スプリング 42…電磁
ブレーキ FZ…ガンユニットの重量の傾斜方向成分 S1、S
2、S3…角度センサ W…ガンユニットの重量 θ…傾斜角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中園 佳治 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 栗原 治 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 井上 英一 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 4E065 AA06 BA06 CB04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動機構にガンユニットを備えた抵抗溶接
    装置において、 前記移動機構と前記ガンユニットとの接続部に介設さ
    れ、少なくとも1つの弾性体により前記ガンユニットを
    支持するイコライズ機構と、 前記ガンユニットに対して、前記弾性体が伸縮する方向
    に力を発生させるアクチュエータと、 前記アクチュエータに接続され、前記アクチュエータの
    発生する力を制御する制御手段とを有し、 前記制御手段は、前記弾性体が受圧する少なくとも前記
    ガンユニットの重量成分に対する反力を前記アクチュエ
    ータを通じて発生させることを特徴とする抵抗溶接装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の抵抗溶接装置において、 前記ガンユニットの傾斜角を検出する傾斜角検出手段を
    有し、 前記制御手段は、予め記憶した前記ガンユニットの重量
    と、前記傾斜角から、前記弾性体が受圧する前記ガンユ
    ニットの重量成分を算出し、該重量成分に対する反力を
    前記アクチュエータを通じて発生させることを特徴とす
    る抵抗溶接装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の抵抗溶接装置にお
    いて、 前記イコライズ機構の動作をロックするロック手段を有
    することを特徴とする抵抗溶接装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載の抵抗
    溶接装置において、 前記ガンユニットはC型溶接ガンであることを特徴とす
    る抵抗溶接装置。
  5. 【請求項5】移動機構と、ガンユニットと、前記移動機
    構と前記ガンユニットの接続部に介設し、少なくとも1
    つの弾性体により前記ガンユニットを支持するイコライ
    ズ機構と、前記ガンユニットに対して、前記弾性体が伸
    縮する方向に力を発生するアクチュエータとを備える抵
    抗溶接装置を用いた抵抗溶接方法において、 前記移動機構により前記ガンユニットを溶接箇所へ移動
    させる第1のステップと、 前記弾性体が受圧する前記ガンユニットの重量成分に対
    する反力を前記アクチュエータを通じて発生させる第2
    のステップとを有することを特徴とする抵抗溶接方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載の抵抗溶接方法において、 前記弾性体が受圧する前記ガンユニットの重量成分を、
    前記ガンユニットの重量と、前記ガンユニットの傾斜角
    から算出することを特徴とする抵抗溶接方法。
  7. 【請求項7】請求項5または6記載の抵抗溶接方法にお
    いて、 前記第1および第2のステップの実行中は、前記イコラ
    イズ機構の動作をロックし、 前記アクチュエータが、前記重量成分に対する反力を前
    記アクチュエータを通じて発生させた状態で前記イコラ
    イズ機構の動作のロックを解除する第3のステップを有
    することを特徴とする抵抗溶接方法。
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