JP2002219245A - シンボル可変表示遊技機 - Google Patents

シンボル可変表示遊技機

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JP2002219245A
JP2002219245A JP2001380695A JP2001380695A JP2002219245A JP 2002219245 A JP2002219245 A JP 2002219245A JP 2001380695 A JP2001380695 A JP 2001380695A JP 2001380695 A JP2001380695 A JP 2001380695A JP 2002219245 A JP2002219245 A JP 2002219245A
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lottery
winning
delay
time
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JP2001380695A
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English (en)
Inventor
Makoto Nishikawa
良 西川
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Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変表示動作の開始時期を所定時間遅延させ
ることによって、入賞に当選している可能性を遊技者に
知らせて、入賞に対する遊技者の期待感や遊技への興趣
を十分かつ確実に高める。 【解決手段】 第1の抽選によって、各可変表示部41
a,41b,41cの停止時に成立させるシンボルの組
合せが決定すると、制御部は、可変表示が開始される時
点で、所定の確率でいずれか1個の可変表示部41a,
41b,41cの可変表示動作を所定時間だけ遅延させ
る制御を実施する。この遅延の対象となる可変表示部お
よび遅延時間により、それぞれ異なる入賞確率が報知さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数種のシンボルを
可変表示させる複数個の可変表示部を備えたスロットマ
シンなどのシンボル可変表示遊技機であって、抽選によ
り所定位置に成立させるシンボルの組合せを決定し、各
可変表示が停止して入賞となるシンボルの組み合わせが
成立したとき、遊技者に特典を付与するシンボル可変表
示遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスロットマシンでは、始動レバー
の操作に応じて可変表示部の可変表示動作を開始させる
と共に、始動レバーの操作時に乱数による抽選が実施さ
れ、取得された乱数値が所定値であれば当たりフラグが
設定されて、各可変表示部が停止する都度、所定のライ
ン上に入賞となるシンボルを引き込むような制御がなさ
れる。
【0003】一方、近年のパチンコ遊技機は、図7に示
すように、盤面61の中央部にシンボル可変表示装置6
2が設けられ、このシンボル可変表示装置62の下方に
始動入賞口63が、さらにその下方に特別入賞口64
が、それぞれ配備されている。前記シンボル可変表示装
置62は、図8に示すように、通常、3個の可変表示部
65a,65b,65cで構成される。各可変表示部6
5a,65b,65cは、一斉に始動して複数種のシン
ボルを可変表示させ、その後、可変表示を順次停止し
て、対応するシンボル表示窓66a,66b,66cに
いずれかのシンボルを表示させる。
【0004】前記シンボル可変表示装置62として、外
周面に複数種のシンボルが表されたリールを用いたもの
や、複数種のシンボルを画像で表示する液晶表示器を用
いたものなどが存在する。前者のタイプは、リールを回
転させることで複数種のシンボルを可変表示するもの
で、リールの回転を停止させると、可変表示が停止す
る。また後者のタイプは、液晶表示器に表示する複数種
のシンボルをスクロールさせることで複数種のシンボル
を可変表示するもので、前記スクロールを停止させる
と、可変表示が停止する。
【0005】上記のパチンコ遊技機では、前記始動入賞
口63にパチンコ玉が入ると、機体内部で抽選処理が実
施される。また前記始動入賞口63にパチンコ玉が入っ
たことに応じて、シンボル可変表示装置62の3個の可
変表示部65a,65b,65cが一斉に始動し、設定
時間の経過後に、まず左側の可変表示部65aが可変表
示を停止し、ついで右側の可変表示部65cが、さらに
中央の可変表示部65bが、順次可変表示を停止する。
このとき前記抽選が「当たり」であれば、各シンボル表
示窓66a,66b,66cに、例えば同じシンボルが
停止して並んで特別入賞となる。この特別入賞の成立に
応じて、常時は閉じた状態の特別入賞口64が開動作し
て大きく開口し、所定個数のパチンコ玉が入るまでの
間、この開口状態が保持される。
【0006】シンボル可変表示装置62の作動中に、始
動入賞口63にパチンコ玉が入ったときは、一定個数ま
では保留玉数として記憶される。また始動入賞口63に
パチンコ玉が入る都度、前記抽選が実施されてその結果
が記憶され、先のシンボル可変表示動作が終了すると、
つぎの保留玉に対応するシンボル可変表示動作が開始さ
れ、前記抽選結果に応じたシンボルが停止表示される。
なお保留玉数は、シンボル可変表示装置62の近傍に設
けられた複数個の保留ランプ67の点灯により各遊技者
へ知らされる。
【0007】前記の抽選処理では、機体内部で発生させ
た乱数の値に応じて、各シンボル表示窓66a,66
b,66cにどのシンボルを表示させるか、すなわち3
個の可変表示部65a,65b,65cにより、どのよ
うなシンボルの組み合わせを成立させるかが決定され
る。一般に抽選が当たっている場合には、「7」「7」
「7」の如く、同じシンボルの組み合わせが成立するよ
うに各可変表示部65a,65b,65cの停止動作が
制御されるので、左右の可変表示部65a,65cの可
変表示が停止して同じシンボルが表示されると、「リー
チ」と呼ばれる入賞成立前の状態となり、各遊技者は期
待感をもって、中央の可変表示部65bの停止動作を待
つことになる。
【0008】近年のパチンコ遊技機では、「リーチ」に
なったとき、最後の可変表示部65bの停止動作をゆっ
くりと行うことにより、入賞への各遊技者の期待感や興
奮度合を高めると共に、入賞確率に応じた複数種の停止
の態様を用意して、リーチの種別を、例えば「通常リー
チ」、「ロングリーチ」、「スーパーリーチ」、「スペ
シャルリーチ」の如く区分している。
【0009】例えばシンボル可変表示装置62が3個の
リールで構成されている場合、「通常リーチ」では、2
番目のリールが停止した後、1回転未満で中央のリール
を停止させ、同様に「ロングリーチ」では1〜2回転後
に、「スーパーリーチ」では2〜3回転後に、「スペシ
ャルリーチ」では3回転以上の後に、それぞれ中央のリ
ールを停止させる。
【0010】図9は、抽選の結果が入賞である場合と外
れである場合とについて、前記した「通常リーチ」、
「ロングリーチ」、「スーパーリーチ」、「スペシャル
リーチ」を発生させる確率を示している。同図の表から
明らかなように、入賞の確率が高くなるほど中央のリー
ル65bはすぐに停止しないように制御され、一方、外
れの確率が高くなるほど、前記リール65bはすぐに停
止するように制御される。従って各遊技者は、2番目の
リール停止後、中央のリール65bが長く回転すればす
る程、入賞の発生に対する期待感が高められることにな
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法では、リーチ時に中央のリール65bが停止す
るまで入賞の可能性がどの程度あるかを認識できないた
め、高い入賞確率を示唆するリーチが出現するまで、抽
選処理やシンボルの可変表示が単調に繰り返させること
になり、遊技者の期待感を十分かつ確実に高めるのが困
難である。
【0012】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、遊技者の始動操作に応じて可変表示を開始させ
るシンボル可変表示遊技機において、前記可変表示動作
の開始時期を所定時間遅延させることによって、抽選に
当選している可能性を遊技者に知らせて、入賞に対する
遊技者の期待感や遊技への興趣を十分かつ確実に高める
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】各請求項の発明は、複数
種のシンボルを可変表示させる可変表示部を複数個備
え、遊技者の始動操作に応じて抽選を行うシンボル可変
表示遊技機についてなされたもので、請求項1の発明に
かかるシンボル可変表示遊技機は、少なくとも1つの可
変表示部について、前記始動操作に応じた可変表示動作
を所定時間遅延して開始させて前記抽選に当選している
可能性を報知することを特徴とする。
【0014】請求項2の発明にかかるシンボル可変表示
遊技機は、少なくとも1つの可変表示部について、前記
始動操作に応じた可変表示動作を所定時間遅延して開始
させて前記抽選に当選している可能性を報知するととも
に、この可変表示動作の遅延時間や可変表示動作の遅延
の対象となる可変表示部を当選した入賞の種類によって
変更することを特徴とする。
【0015】請求項3の発明にかかるシンボル可変表示
遊技機は、少なくとも1つの可変表示部について、前記
始動操作に応じた可変表示動作を前記抽選に当選してい
る可能性に応じた時間長さ分だけ遅延して開始させるこ
とを特徴とする。
【0016】
【作用】シンボルの可変表示を開始させるための始動操
作が行われたときに、少なくとも1つの可変表示部の可
変表示動作の開始を遅延させることによって入賞の可能
性を報知するので、遊技者は、以後の可変表示に惹きつ
けられて、入賞に対する期待感をもって各可変表示部の
停止動作を注視するようになる。
【0017】
【実施例】本発明にかかるスロットマシンは、始動レバ
ーの操作時に乱数による抽選が実施され、取得された乱
数値が所定値であれば当たりフラグが設定されて、各可
変表示部が停止する都度、所定のライン上に入賞となる
シンボルを引き込むような制御がなされる。そこでこの
当たりフラグが設定されたとき、可変表示部の可変表示
動作を所定時間遅延させて入賞の可能性を報知するよう
にすれば、遊技者を以後の可変表示に惹きつけて、ゲー
ムへの期待感を大いに高めることができる。
【0018】さらに、始動レバーの操作時に、「ビッグ
ボーナス」、「レギュラーボーナス」と称されるボーナ
スゲーム用の抽選を行うような機種においては、決定し
たボーナスゲームの種類に応じて、可変表示の遅延時間
や遅延制御される可変表示部を変更するように構成する
ことも可能である。
【0019】なお、この発明は、上記したスロットマシ
ンに限らず、パチンコ遊技機など、シンボル可変表示装
置を有する他の遊技機にも適用することが可能である。
図1は、この発明の他の実施例であるパチンコ遊技機1
の外観を示す。このパチンコ遊技機1は、機体の前面に
遊技盤1Aを備え、その下方にパチンコ玉投入皿3,操
作ハンドル4,パチンコ玉払出口5,受け皿6,余剰玉
放出口7,スピーカー9などが、その上方に表示ランプ
8a,8bが、それぞれ設けられた構成のものである。
【0020】前記遊技盤1Aはガラス扉を備え、盤面2
には、多数の障害釘(図示せず),入賞口10,チュー
リップ役物11などが、それぞれ所定の位置に配備され
ている。盤面2の中央部には、シンボル可変表示装置4
0が設けられ、このシンボル可変表示装置40の下方に
始動入賞口13が、さらにその下方に特別入賞口14
が、さらにその下方にアウト口16が、それぞれ設けら
れている。またシンボル可変表示装置40の上方位置に
は、複数個(図示例では4個)の保留ランプ15が、下
方位置には、後記する可変表示開始のタイミングを報知
するための時間表示器45が、それぞれ配備されてい
る。
【0021】前記パチンコ玉投入皿3は、ゲームに先立
ち、複数個のパチンコ玉を投入する部分であり、図示し
ないパチンコ玉の取込口に連通している。操作ハンドル
4は、図示しない打撃部を駆動させて前記取込口から取
り込まれたパチンコ玉を盤面2上へ打ち出すためのもの
である。
【0022】前記シンボル可変表示装置40は、1枚の
液晶表示器で構成されており、図2に示すように、3個
の可変表示部41a,41b,41cを含んでいる。各
可変表示部41a,41b,41cは、表示する画像を
スクロールさせることで複数種のシンボルを可変表示す
ると共に、スクロールを停止させて、いずれか1個のシ
ンボルを表示する。
【0023】なお各可変表示部41a,41b,41c
は、液晶以外にCRTのような表示器も用いることがで
きる他、外周面に複数種のシンボルが表されたリール、
さらにはリールに代えて、ディスク状やベルト状のもの
などを用いることもできる。また各可変表示部41a,
41b,41cに表示するシンボルは1個に限らず、複
数個ずつ表示させるようにしてもよい。この場合は、各
可変表示部41a,41b,41cにまたがる所定ライ
ン上に成立したシンボルの組合せにより入賞の有無が判
定されることになる。なお図2中の符号50は、パチン
コ玉の落下方向を規制するための障害釘である。
【0024】このパチンコ遊技機も、従来の機種と同
様、始動入賞口13にパチンコ玉が入ると、各可変表示
部41a,41b,41cのどのシンボルを停止させ
て、どのようなシンボルの組み合わせを成立させるかを
決定するための乱数による抽選を実施し(以下この抽選
「第1の抽選」という)、この抽選により決定されたシ
ンボルの組合せが成立するように、各可変表示部41
a,41b,41cの可変表示の停止動作を制御してい
る。
【0025】またこのパチンコ遊技機では、前記第1の
抽選によりリーチとなるシンボルの組み合わせが決定さ
れたとき、最後の可変表示部41bの可変表示停止時に
入賞が成立する確率を、前記した「通常リーチ」,「ロ
ングリーチ」,「スーパーリーチ」,「ロングリーチ」
の4種類の態様のリーチにより報知するほか、可変表示
動作の開始を所定時間だけ遅延させることによっても、
入賞が成立する確率を報知するようにしている。
【0026】図3は、この可変表示動作の遅延の態様の
一例を示す。この実施例では、各可変表示部41a,4
1b,41cのうちのいずれか1個の可変表示の開始時
刻を遅延させるようにしてあり、それぞれの可変表示に
「1秒」,「2秒」,「3秒」という異なる遅延時間を
設定するとともに、各遅延の態様後にそれぞれ「通常リ
ーチ」,「ロングリーチ」,「スーパーリーチ」の3種
類のリーチのいずれかを出現させることにより、リーチ
出現後に入賞となるシンボルの組合せが出現する確率
(ここではこの確率を「大当たり信頼度」と呼ぶ)を表
すようにしている。
【0027】なお各可変表示部41a,41b,41c
とも、高い入賞確率を示すリーチほど大当たり信頼度を
高くして、長い遅延時間を設定してある。さらに各遅延
の態様毎に、対応させるリーチの種類やその出現頻度を
変えることにより、各遅延の態様は、それぞれ異なる入
賞確率を示すことになる。
【0028】例えば、左側の可変表示部41aの可変表
示が3秒遅れて開始された後にスーパーリーチが出現す
ると、70%の確率で入賞が成立する。同様にして、右
側の可変表示部41bの可変表示が3秒遅れて開始され
た後にスーパーリーチが出現すると、80%の確率で入
賞が成立し、中央の可変表示部41cの可変表示が3秒
遅れて開始された後にスーパーリーチが出現すると、9
0%の確率で入賞が成立することになる。
【0029】なおこの例では、入賞確率が100%であ
ることを示す「スペシャルリーチ」に対しては、可変表
示の開始を遅延させていないが、この「スペシャルリー
チ」に対して、可変表示を最も長く遅延させる遅延の態
様を設定し、この遅延の態様が実施されたときに高い確
率で「スペシャルリーチ」を出現させるようにしてもよ
い。またここではいずれか1個の可変表示部についての
み可変表示を遅延させるようにしているが、これに限ら
ず、2個以上の可変表示部を同じ時間だけ遅延させた
り、それぞれ異なる時間だけ遅延させるなど、種々の遅
延の態様を設定することが可能である。また各遅延の態
様は、必ずしもリーチと組み合わせる必要はなく、遅延
させる可変表示部と遅延時間とを複数通り設定するだけ
でも、異なる入賞確率を報知することができる。
【0030】始動入賞口13にパチンコ玉が入って第1
の抽選が行われ、リーチとなるシンボルの組合せを出現
させることが決定されると、制御部内では、さらに前記
4種類のリーチのうちのいずれのリーチを出現させるか
を決定するための抽選(以下これを「第2の抽選」とい
う)が実施される。また成立させるシンボルの組合せに
かかわらず、可変表示の開始を遅延させるか否かを決定
するための抽選(以下これを「第3の抽選」という)が
実施される。
【0031】機体内部の制御部には、前記第2の抽選に
ついて、「通常リーチ」,「ロングリーチ」,「スーパ
ーリーチ」,「スペシャルリーチ」の各リーチ毎に、そ
れぞれそのリーチを図9に示した確率に基づき出現させ
るための乱数値を記憶した抽選テーブルが設定される。
また第3の抽選については、各リーチ毎に、各遅延の態
様を前記図3に示した大当たり信頼度別に出現させるた
めの乱数値を記憶した抽選テーブルが設定されている。
なおこれら抽選テーブルとしては、第1の抽選により決
定されたシンボルの組合せに応じた複数とおりの抽選テ
ーブルが設定されており、各抽選時には、それぞれ第1
の抽選の結果に応じた抽選テーブルが選択される。
【0032】前記した可変表示の遅延が行われない場合
には、始動入賞口13にパチンコ玉が入った時点から所
定時間後に、各可変表示が一斉に開始される。また保留
玉がある場合も同様であって、可変表示が遅延されない
場合には、前の可変表示が終了してから所定時間が経過
した後に、各可変表示が一斉に再開される。一方、可変
表示の遅延制御が設定されている場合には、通常の可変
表示開始時刻に、遅延の対象とならない可変表示部が先
に始動した後、設定された遅延時間をおいて残りの可変
表示部の可変表示が開始される。
【0033】前記時間表示器45は、可変表示が開始さ
れるまでの時間を表示するもので、図2に示すように、
三角形状に形成されたランプL1 〜L4 ,R1 〜R4
左右に4個ずつ向き合わせて配置して成る。各ランプL
1 とR1 ,L2 とR2 ,L3とR3 ,L4 とR4 は、そ
れぞれ対応して動作するように構成されており、可変表
示が遅延されない場合には、一番外側のランプL1 ,R
1 が可変表示開始の直前に一瞬だけ点灯する。一方、可
変表示が遅延される場合には、遅延時間が1秒であれば
左右2個のランプL1 ,L2 ,R1 ,R2 が、遅延時間
が2秒であれば左右3個のランプL1 ,L2 ,L3 ,R
1 ,R2 ,R3 が、遅延時間が3秒であればすべてのラ
ンプL1 〜L4 ,R1 〜R4 が、それぞれ通常の可変表
示の開始時刻に一斉に点灯し、その後、1秒が経過する
毎に左右1個ずつのランプが消灯して、可変表示開始ま
での時間長さを表示する。
【0034】なお時間表示器45は、上記の構成に限ら
ず、可変表示開始までの時間長さをディジタル表示する
構成のものであってもよく、また音声により残り時間を
報知するようにしてもよい。さらに表示器と音声との組
合せにより可変表示開始までの時間を報知するととも
に、すべての可変表示部41a,41b,41cの可変
表示が開始される時点で「スタート」などの音声を出力
して、遊技者の期待感を高めるようにしてもよい。
【0035】図4は、上記のパチンコ遊技機1の電気的
な構成例を示す。図中、20は、マイクロコンピュータ
で構成される制御装置であり、CPU21を制御・演算
の主体とし、プログラム記憶部23、パターン記憶部2
4、乱数抽選部25、RAM26などを含んでいる。
【0036】前記プログラム記憶部23には、ゲーム実
行のためのプログラムが、またパターン記憶部24に
は、シンボル可変表示装置40で表示するシンボルなど
の画像データが、それぞれ記憶される。前記乱数抽選部
25は、第1〜第3の抽選を実行するための乱数を発生
し、また抽選のために照合される抽選テーブルを有して
いる。
【0037】前記CPU21には、バス22を介して、
複数の入賞玉検知センサ30,始動入賞玉検知センサ3
1,払出玉検知センサ32,打出玉検知センサ33,玉
払出機構34,液晶表示回路27、ランプ表示回路2
8,29,入賞口駆動機構46などが接続されている。
【0038】各入賞玉検知センサ30は、各入賞口1
0、特別入賞口14、チューリップ役物11に設けら
れ、パチンコ玉が入賞口10,14やチューリップ役物
11に入ったことを検知して電気信号を出力する。始動
入賞玉検知センサ31は、始動入賞口13に設けられ、
パチンコ玉が始動入賞口13に入ったことを検知して電
気信号を出力する。
【0039】払出玉検知センサ32は、機体内部のパチ
ンコ玉貯留部(図示せず)から前記パチンコ玉払出口5
への払出通路に設けられ、払い出されるパチンコ玉を検
知して電気信号を出力する。打出玉検知センサ33は、
打撃部の近傍や遊技盤1Aの玉通路などに設けられ、盤
面2上に打ち出されたパチンコ玉を検知して電気信号を
出力する。玉払出機構34は、パチンコ払出口5にパチ
ンコ玉を送り出すためのもので、CPU21からの指令
により、前記したパチンコ玉貯留部に貯留されたパチン
コ玉を所定数だけ払出通路へ放出する。
【0040】液晶表示回路27は、シンボル可変表示装
置40の各可変表示部41a,41b,41cの表示動
作を制御する。またランプ表示回路28は保留ランプ1
5などの点灯動作を、第2のランプ表示回路29は、前
記時間表示器45の各ランプL1 〜L4 ,R1 〜R4
点灯動作を、それぞれ制御する。入賞口駆動機構46
は、前記特別入賞口14,入賞口10,チューリップ役
物11などの開閉動作を制御するためのものである。
【0041】図5および図6は、前記制御装置20によ
るパチンコ遊技機1の制御の流れを示す。ただしここで
は、パチンコ遊技機の通常の処理については、図示およ
び説明を省略するものとし、以下、図5,6に沿って、
始動入賞口13にパチンコ玉が入ったことに応じた制御
の流れを説明する。なお図中、STは制御の流れにおけ
る各ステップを示す。
【0042】図5は、始動入賞口13にパチンコ玉が入
ったときに、その入賞玉に対し、特別入賞口14を開放
させる特別入賞を出現させるか否かを決定する制御の流
れを示すもので、図5のST1では、始動入賞口13へ
パチンコ玉が入ったかどうかを監視している。もしST
1の判定が「YES」になれば、CPU21は入賞玉数
の計数値nを1加算し、この入賞玉に対する第1の抽選
を実行する(ST2,3)。さらにその抽選結果は、前
記制御部20のRAM26内に記憶される(ST4)。
【0043】なお上記の手順では、保留玉分の第1の抽
選も、パチンコ玉が始動入賞口13に入ったことに応じ
て実施されるが、これに限らず、保留玉に対する可変表
示が開始させる直前に実施するようにしてもよい。
【0044】図6は、各入賞玉に対する制御の流れを示
す。まず図6のST11では入賞玉があるか否かがチェ
ックされ、この判定が「YES」であれば、前記第1の
抽選により、リーチとなるシンボルの組合せを成立させ
るように決定されたか否かがチェックされる(ST1
2)
【0045】このST12の判定が「YES」であれば
続くST13へと進み、CPU21は、前記第2の抽選
を実行して、前記4種類のリーチの中のいずれのリーチ
を出現させるかを決定する。なおこの場合、前記図5の
ST2の第1の抽選で入賞を成立するように決定されて
いるか、はずれとするように決定されているかにより、
異なる抽選テーブルが選択され、前記図9に応じた確率
で各リーチが出現するように制御される。
【0046】このST13の処理が完了したとき、また
はST12が「NO」のとき、CPU21は、つぎのS
T14で第3の抽選を実行する。これにより前記可変表
示の開始を遅延させるか否か、また遅延させる場合に
は、前記図3に示したどの遅延の態様を採用するかが決
定される。なおこの場合の抽選も、リーチとなるシンボ
ルの組合せが成立させるか否かにより異なる抽選テーブ
ルが選択され、リーチを成立させる場合には、前記図3
に示した大当たり信頼度で入賞となるシンボルの組合せ
が出現するように制御される。
【0047】つぎにST15では遅延時間Tの値がチェ
ックされる。T>0すなわち可変表示の遅延処理が行わ
れる場合には、続くST16で、時間表示器45のラン
プL 1 〜L4 ,R1 〜R4 のうち、この遅延時間Tの大
きさに応じた数のランプが点灯した後、遅延の対象でな
い可変表示部が可変表示を開始する(ST17)。この
後、1秒経過する毎に、Tがディクリメントされるとと
もに、時間表示器45の左右1対のランプが消灯され、
Tが「0」になった時点で、遅延されていた残りの可変
表示が開始される(ST18〜22)。
【0048】一方、T=0のときはST29へと移行し
て、時間表示器45のランプL1 ,R1 が一瞬点灯した
後、各可変表示部41a,41b,41cの可変表示が
一斉に開始される(ST30)。
【0049】こうして各可変表示が開始された後、前記
第1の抽選によりリーチとなるシンボルの組合せを成立
させることが決定している場合には、ST23が「YE
S」となり、CPU21は、ST24で、左右の各可変
表示部41a,41cの可変表示を、それぞれリーチと
なるシンボルが表示されるタイミングで停止させた後、
残りの可変表示部41bの可変表示動作を、決定された
リーチ種別に基づく時間長さだけ継続する。そしてこの
設定時間が経過すると、最後の可変表示部41bの可変
表示を停止させるが、このとき第1の抽選で入賞となる
シンボルの組合せを成立することが決定されている場合
は、ST25が「YES」となり、可変表示部41bに
入賞のシンボルが停止表示され、特別入賞口14が開放
される特別ゲームが開始される(ST26,27)。他
方、はずれとなるシンボルの組合せを成立することが決
定されている場合は、ST25は「NO」となり、可変
表示部41bには、はずれのシンボルが停止表示される
(ST28)。
【0050】なお第1の抽選により、はずれのシンボル
の組合せを成立させることが決定している場合には、S
T23が「NO」となり、CPU21は、各可変表示部
41a,41b,41cを、それぞれ定められたシンボ
ルを表示するタイミングで、左,右,中央の順に停止さ
せる(ST31)。
【0051】上記した一連の制御手順が終了すると最終
のST32へと移行して、前記入賞玉数nのディクリメ
ント処理が実施され、始動入賞口13への入賞玉1個分
に対する処理を終了する。
【0052】このように、可変表示の開始時にいずれか
の可変表示部の動作を所定時間だけ遅延させることによ
り、入賞となるシンボルの組合せが成立する可能性を報
知するようにしたので、遊技者は、リーチが成立する前
に入賞の可能性があることを認識して、以後の可変表示
を注視するようになる。また遅延制御される可変表示部
や遅延時間によって異なる入賞確率を報知するようにし
たので、出現した遅延の態様が高い入賞確率を示すもの
であるほど、遊技者は、以後の可変表示に期待をもって
注視するようになる。
【0053】さらに前記時間表示器45により、可変表
示の通常の開始時に、可変表示の遅延時間を目視で確認
することができるので、遊技者は、遅延された可変表示
が開始される前に、入賞確率を推測するようになり、遊
技者の入賞への期待感を早くから高めることができる。
【0054】
【発明の効果】この発明では上記の如く、シンボルの可
変表示を開始させるための始動操作が行われたときに、
少なくとも1つの可変表示部の可変表示動作を遅延させ
ることによって入賞の可能性を報知するので、遊技者を
以後の可変表示に惹きつけて、ゲームへの期待感を大い
に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるパチンコ遊技機の外
観を示す正面図である。
【図2】シンボル可変表示装置の構成を示す正面図であ
る。
【図3】可変表示の遅延の態様と、各態様により示され
る入賞確率とを示す説明図である。
【図4】パチンコ遊技機の電気的な構成を示すブロック
図である。
【図5】パチンコ遊技機の制御手順を示すフローチャー
トである。
【図6】パチンコ遊技機の制御手順を示すフローチャー
トである。
【図7】従来のパチンコ遊技機の外観を示す正面図であ
る。
【図8】図7の従来例のシンボル可変表示装置の構成を
示す正面図である。
【図9】複数種のリーチの発生確率を示す説明図であ
る。
【符号の説明】 1 パチンコ遊技機 40 シンボル可変表示装置 41a,41b,41c 可変表示部 20 制御装置 21 CPU 23 プログラム記憶部 45 時間表示器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年12月20日(2001.12.
20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種のシンボルを可変表示させる可変
    表示部を複数個備え、遊技者の始動操作に応じて抽選を
    行うシンボル可変表示遊技機において、 少なくとも1つの可変表示部について、前記始動操作に
    応じた可変表示動作を所定時間遅延して開始して前記抽
    選に当選している可能性を報知することを特徴とするシ
    ンボル可変表示遊技機。
  2. 【請求項2】 複数種のシンボルを可変表示させる可変
    表示部を複数個備え、遊技者の始動操作に応じて抽選を
    行うシンボル可変表示遊技機において、 少なくとも1つの可変表示部について、前記始動操作に
    応じた可変表示動作を所定時間遅延して開始させて前記
    抽選に当選している可能性を報知するとともに、この可
    変表示動作の遅延時間や可変表示動作の遅延の対象とな
    る可変表示部を当選した入賞の種類によって変更するこ
    とを特徴とするシンボル可変表示遊技機。
  3. 【請求項3】 複数種のシンボルを可変表示させる可変
    表示部を複数個備え、遊技者の始動操作に応じて抽選を
    行うシンボル可変表示遊技機において、 少なくとも1つの可変表示部について、前記始動操作に
    応じた可変表示動作を前記抽選に当選している可能性に
    応じた時間長さ分だけ遅延して開始させることを特徴と
    するシンボル可変表示遊技機。
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