JP2002218511A - 光学素子の位置調整装置、および光学素子の位置調整方法 - Google Patents

光学素子の位置調整装置、および光学素子の位置調整方法

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JP2002218511A
JP2002218511A JP2001010575A JP2001010575A JP2002218511A JP 2002218511 A JP2002218511 A JP 2002218511A JP 2001010575 A JP2001010575 A JP 2001010575A JP 2001010575 A JP2001010575 A JP 2001010575A JP 2002218511 A JP2002218511 A JP 2002218511A
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Masashi Kitabayashi
雅志 北林
Koichi Kojima
広一 小島
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源から射出された光束の光路上に配置さ
れる光学素子を、該光路上の所定位置に位置調整するに
際し、調整用光源の影響を受けることなく、高精度に位
置調整を行うことができる光学素子の位置調整装置の提
供。 【解決手段】光学機器を製造するために、光学素子を光
学機器の光路上の所定位置に調整する光学素子の位置調
整装置は、光学素子を含む調整対象から射出された画像
光を、撮像素子55を用いて取り込む画像取込手段73
と、この画像取込手段73で取り込まれた画像の輝度値
を取得する輝度値取得手段711と、取得された輝度値
に基づいて、撮像素子55に入射する光束の光量を調整
するか否かを判定する光量調整判定手段712と、判定
結果に応じて撮像素子55に入射する光束の光量を調整
する光量調整手段713、552と、調整された光量に
基づいて、光学素子の位置調整を行う位置調整手段71
4、31を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源と、この光源
から射出された光束の光路上に配置される光学素子とを
備えた光学機器を製造するために、前記光学素子を前記
光路上の所定位置に位置調整する光学素子の位置調整装
置、および光学素子の位置調整方法に関する。
【0002】
【背景技術】光源から射出された光束を画像情報に応じ
て変調して光学像を形成し、投写レンズを介して投写面
上に拡大投写するプロジェクタ等の光学機器において
は、光学機器を構成する光学素子を、光源から射出され
た光束の光路上に高精度に配置することが重要であり、
このように構成する光学素子が光路上に高精度に配置さ
れた光学機器によれば、鮮明な高品質の画像を投写面上
に形成することができる。
【0003】例えば、光源から射出された光束をダイク
ロイックミラーによって、RGBの三色の色光に分離
し、3枚の液晶パネルにより各色光毎に画像情報に応じ
て変調し、変調後の光束をクロスダイクロイックプリズ
ムで合成し、投写レンズを介してカラー画像を拡大投写
するいわゆる三板式のプロジェクタにおいて、鮮明な投
写画像を得るには、各液晶パネル間での画素ずれ、投写
レンズからの距離のずれの発生を防止するために、プロ
ジェクタの製造時、各液晶パネル間相互のフォーカス、
アライメントを高精度に調整する必要がある。ここで、
フォーカス調整とは、各液晶パネルを投写レンズのバッ
クフォーカスの位置に正確に配置するための調整をい
い、アライメント調整とは、各液晶パネルの画素を一致
させるための調整をいい、以下の説明でも同様である。
【0004】そして、このような液晶パネルのフォーカ
ス、アライメント位置調整を行う場合、3枚の液晶パネ
ル、プリズム、および投写レンズを含む調整対象から投
写される投写画像を、CCDカメラ等の撮像素子を用い
た画像取込手段により、コンピュータに取り込んで、画
像処理プログラムにより解析し、解析結果に基づいて、
液晶パネルの位置調整を行うが、具体的には、以下のよ
うな手順で行われる。
【0005】(1) 液晶パネルに画像信号を入力して所
定のパターン画像を投写面上に形成して、これを撮像素
子を用いた画像取込手段を介して、コンピュータ等の演
算装置に取り込む。 (2) コンピュータは、取り込まれた画像と、前記画像
信号による基準パターン画像とに基づいて、取り込まれ
た画像のパターンが基準パターン画像の位置に重なるよ
うに、液晶パネルの位置調整機構の駆動制御を行い、液
晶パネルの位置調整を行う。
【0006】(3) 液晶パネルの位置調整が終了した
ら、その位置で液晶パネルの位置決めを行い、作業を終
了する。このような位置調整方法によれば、投写画像の
取り込みから液晶パネルの位置調整に至る工程をコンピ
ュータを用いて自動的に行うことができるため、調整対
象の調整の迅速化および省力化を図ることができる、と
いう利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな位置調整方法は、撮像素子を用いた画像取込手段が
撮像素子に入射する光束の光量によって、画像の取り込
み精度が影響を受けてしまうという問題がある。すなわ
ち、例えば、調整対象に光束を供給する光源が劣化し
て、その照度が低下している場合、取り込まれた画像中
のパターンを認識して、基準パターン画像のパターンと
一致させることが困難となり、液晶パネル等の光学素子
の位置調整を高精度に行うことが困難になる、という問
題がある。この場合、暗い画像を再度基準パターン画像
としてコンピュータに登録し、再度登録された基準パタ
ーン画像に基づいて、パターンマッチングを行う方法も
考えられるが、再登録作業は煩雑であり、また、調整精
度の点でも問題がある。
【0008】本発明の目的は、光源から射出された光束
の光路上に配置される光学素子を、該光路上の所定位置
に位置調整するに際し、調整用光源の影響を受けること
なく、高精度に位置調整を行うことができる光学素子の
位置調整装置、および光学素子の位置調整方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の光学素子の位置
調整装置は、調整対象から射出された画像光を撮像素子
を用いた画像取込手段により取り込むに際し、取り込ま
れた画像の輝度値を取得し、取得された輝度値に応じ
て、撮像素子に入射する光束の光量を調整することによ
り、前記目的を達成するものである。具体的には、本発
明の光学素子の位置調整装置は、光源と、この光源から
射出された光束の光路上に配置される光学素子とを備え
た光学機器を製造するために、前記光学素子を前記光路
上の所定位置に位置調整する光学素子の位置調整装置で
あって、前記光学素子を含む調整対象から射出された画
像光を、撮像素子を用いて取り込む画像取込手段と、こ
の画像取込手段で取り込まれた画像の輝度値を取得する
輝度値取得手段と、この輝度値取得手段で取得された輝
度値に基づいて、前記撮像素子に入射する光束の光量を
調整するか否かを判定する光量調整判定手段と、この光
量調整判定手段の結果に応じて、前記撮像素子に入射す
る光束の光量を調整する光量調整手段と、この光量調整
手段により調整された光量に基づいて、前記光学素子の
位置調整を行う位置調整手段とを備えていることを特徴
とする。
【0010】ここで、光学素子としては、プロジェクタ
等に用いられる液晶パネル等の光変調装置や、拡大投写
用の投写レンズ等が考えられる。また、撮像素子として
は、CCD(Charged Coupled Device)カメラ、MOS
(Metal Oxide Semiconductour)センサ等の撮像素子を
採用することができ、画像取込手段としては、これらの
撮像素子からの出力が入力され、コンピュータ用の画像
信号に変換するビデオキャプチャボード等の画像データ
化手段を採用することができる。さらに、前述の光量調
整手段としては、CCDカメラ等に用いられる絞り機構
や、光源に印加される電圧を調整して、光源光の照度を
変更するようなものを採用することができる。
【0011】このような本発明によれば、輝度値取得手
段、光量調整判定手段、および光量調整手段を備えるこ
とにより、画像取込手段で取り込まれた画像の輝度値を
輝度値取得手段で取得し、取得された輝度値に基づい
て、光量調整判定手段で光量調整を行うか否かを判定
し、撮像素子に入射する光束の光量を光量調整手段で調
整できる。従って、画像取込手段で取り込まれた画像中
のパターンが認識しづらい場合、撮像素子に入射する光
束の光量をパターンを認識しやすいように調整して、光
学素子の位置調整を行うことができ、調整用の光源の影
響を受けることなく、高精度に光学素子の位置調整を行
うことができる。
【0012】また、機種切替が頻繁なプロジェクタの少
量多品種製造工程および修理対応設備においては、機種
切替の都度、調整用光源も光量調整しなければならない
が、本発明の光学素子の位置調整装置および位置調整方
法を採用することにより、機種切替を効率的に行うこと
ができる。さらに、本発明の位置調整装置および位置調
整方法を採用する以前は、調整用光源の光源ランプは、
メーカ等の保証期間内で交換していたが、本発明を採用
することにより、保証期間を超えて光源ランプの照度が
低下しても、絞り値を変更することで、調整用光源とし
て活用できるので、位置調整装置におけるランプ等の消
耗品を保証期間よりも長く使え、コスト低減に貢献でき
る。
【0013】以上において、前述の光学素子の位置調整
装置は、光量調整手段による調整結果を記憶する調整結
果記憶手段を備えていることが好ましい。このように調
整結果記憶手段を備えていることにより、複数の調整対
象を連続して調整する場合、最初の光量調整の結果をこ
の調整結果記憶手段に記憶することができるので、以後
の調整対象の位置調整は、この調整結果に基づいて行え
ばよく、調整対象毎に輝度値の取得、光量の調整を行う
必要がなくなり、光学素子の位置調整作業の簡素化、迅
速化が図られる。
【0014】また、前述の輝度値取得手段は、画像取込
手段で取り込まれた画像内で、輝度値の取得処理をおこ
なう処理エリアを設定する処理エリア設定部と、この処
理エリア設定部で設定された処理エリア内で複数の輝度
値を取得するエリア内輝度値取得部と、このエリア内輝
度値取得部で取得された複数の輝度値から、処理エリア
内の輝度代表値を演算する代表値演算部とを備えている
のが好ましい。
【0015】このように処理エリア設定部、エリア内輝
度値取得部、および代表値演算部とを備えることによ
り、設定された処理エリア内の複数の輝度値をエリア内
輝度値取得部で取得して、代表値演算部で輝度代表値を
演算できるるため、処理エリアの設定位置によって取得
される輝度値にばらつきが生じることを防止することが
できる。
【0016】さらに、前述のエリア内輝度値取得部は、
処理エリア内に輝度値を取得するための輝度値取得エリ
アを設定し、この輝度値取得エリア内の平均輝度値を取
得し、この平均輝度値を処理エリア内で複数回取得する
ことにより、複数の輝度値を取得するように構成されて
いるのが好ましい。ここで、輝度値取得エリアにおける
輝度値の取得は、例えば、撮像素子の画素単位で輝度値
を取得することにより行うことができ、平均輝度値の算
出は、画素単位で取得される輝度値を積算して、輝度値
取得エリア内の画素数で除算することにより算出するこ
とができる。このように輝度値取得エリア内の平均輝度
値を、処理エリア内で複数回取得することにより、輝度
値取得エリアの設定位置による平均輝度値のばらつきを
防止することができる。
【0017】そして、前述の代表値演算部は、エリア内
輝度値取得部で取得された複数の輝度値のうち、大きな
ものから少なくとも1以上の輝度値を採用し、小さなも
のからこれと同数の輝度値を採用し、採用された輝度値
の平均値を算出することにより輝度代表値を演算するよ
うに構成されているのが好ましい。このように、輝度代
表値の演算を、大きなものおよび小さなものの1以上の
輝度値を採用して平均化することにより、処理エリア内
で最も明るい部分、最も暗い部分に基づいて輝度代表値
が算出される。従って、処理エリアの設定位置のばらつ
きに伴う輝度値取得エリアで取得された平均輝度値のば
らつきが、輝度代表値に影響することを防止することが
でき、適切な輝度代表値を得ることができる。
【0018】また、本発明は、前述のような光学素子の
位置調整装置として成立するだけでなく、画像取込手
順、輝度値取得手順、光量調整判定手順、光量調整手
順、および位置調整手順を含む光学素子の位置調整方法
としても成立するものであり、このような方法の発明に
よれば、前述の作用および効果と同様の作用および効果
を享受することができる。ここで、これらの各手順は、
演算処理装置および記憶装置を備えたコンピュータ等で
実施することができ、各手順は、記憶装置内に記憶され
たプログラムとして格納することができる。
【0019】さらに、前述の光学素子の位置調整方法に
おいて、輝度値取得手順、光量調整判定手順、および光
量調整手順は、位置調整手順の後に再度実施されるのが
好ましく、再度実施された光量調整手順の結果は、調整
結果記憶手順により記憶するのが好ましい。ここで、再
度実施された光量調整手順の結果は、コンピュータの記
憶装置に登録するのが好ましい。
【0020】このように位置調整手順の後に、光量調整
に係るこれらの手順を再度実施することにより、光学素
子が位置調整された鮮明な画像に基づいて、輝度値の取
得を行うことができるので、より正確な輝度値を取得す
ることができ、光源の光量をより適切に調整することが
できる。そして、このようにして行われた光量調整手順
の結果が記憶されることにより、複数の調整対象を連続
して調整する場合、最初の光量調整の結果を利用して、
以後の調整対象の位置調整を行えばよく、調整対象毎に
輝度値の取得、光量の調整を行う必要がなくなり、光学
素子の位置調整作業の簡素化、迅速化を図ることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。 (1)プロジェクタの構造 図1には、本発明の実施形態に係る光学素子の位置調整
装置の調整対象とされる、複数の光変調装置、色合成光
学系、および投写光学系を含む光学ユニットが採用され
たプロジェクタ100の構造が示されている。このプロ
ジェクタ100は、インテグレータ照明光学系110、
色分離光学系120、リレー光学系130、電気光学装
置140、色合成光学系となるクロスダイクロイックプ
リズム150、および投写光学系となる投写レンズ16
0を備えている。
【0022】前記インテグレータ照明光学系110は、
光源ランプ111Aおよびリフレクタ111Bを含む光
源装置111と、第1レンズアレイ113と、第2レン
ズアレイ115と、反射ミラー117と、重畳レンズ1
19とを備えている。光源ランプ111Aから射出され
た光束は、リフレクタ111Bによって射出方向が揃え
られ、第1レンズアレイ113によって複数の部分光束
に分割され、反射ミラー117によって射出方向を90
°折り曲げられた後、第2レンズアレイ115の近傍で
結像する。第2レンズアレイ115から射出された各部
分光束は、その中心軸(主光線)が後段の重畳レンズ1
19の入射面に垂直となるように入射し、さらに重畳レ
ンズ119から射出された複数の部分光束は、後述する
電気光学装置140を構成する3枚の液晶パネル141
R、141G、141B上で重畳する。
【0023】前記色分離光学系120は、2枚のダイク
ロイックミラー121、122と、反射ミラー123と
を備え、これらのミラー121、122、123により
インテグレータ照明光学系110から射出された複数の
部分光束を赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有
している。前記リレー光学系130は、入射側レンズ1
31、リレーレンズ133、および反射ミラー135、
137を備え、この色分離光学系120で分離された色
光、例えば、青色光Bを液晶パネル141Bまで導く機
能を有している。
【0024】前記電気光学装置140は、3枚の光変調
装置となる液晶パネル141R、141G、141Bを
備え、これらは、例えば、ポリシリコンTFTをスイッ
チング素子として用いたものであり、色分離光学系12
0で分離された各色光は、これら3枚の液晶パネル14
1R、141G、141Bによって、画像情報に応じて
変調されて光学像を形成する。前記色合成光学系となる
クロスダイクロイックプリズム150は、前記3枚の液
晶パネル141R、141G、141Bから射出された
各色光ごとに変調された画像を合成してカラー画像を形
成するものである。尚、クロスダイクロイックプリズム
150には、赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を
反射する誘電体多層膜とが、4つ直角プリズムの界面に
沿って略X字状に形成され、これらの誘電体多層膜によ
って3つの色光が合成される。そして、クロスダイクロ
イックプリズム150で合成されたカラー画像は、投写
レンズ160から射出され、スクリーン上に拡大投写さ
れる。
【0025】(2)調整対象となる光学ユニットの構造 このようなプロジェクタ100において、電気光学装置
140、クロスダイクロイックプリズム150、および
投写レンズ160は、光学ユニットとして一体化されて
いる。すなわち、図2に示すように、光学ユニット17
0は、マグネシウム合金製の側面L字状の構造体となる
ヘッド体171を備えている。投写レンズ160は、ヘ
ッド体171のL字の垂直面外側にねじにより固定され
る。クロスダイクロイックプリズム150は、ヘッド体
171のL字の水平面上側に同様にねじにより固定され
ている。
【0026】電気光学装置140を構成する3枚の液晶
パネル141R、141G、141Bは、クロスダイク
ロイックプリズム150の側面三方を囲むように配置さ
れる。具体的には、図3に示すように、各液晶パネル1
41R、141G、141Bは、保持枠143内に収納
され、この保持枠143の四隅部分に形成される孔14
3Aに透明樹脂製のピン145を紫外線硬化型接着剤と
ともに挿入することにより、クロスダイクロイックプリ
ズム150の光束入射端面151に接着固定された、い
わゆるPOP(Panel On Prism)構造によりクロスダイ
クロイックプリズム150に固定されている。ここで、
保持枠143には、矩形状の開口部143Bが形成さ
れ、各液晶パネル141R、141G、141Bは、こ
の開口部143Bで露出し、この部分が画像形成領域と
なる。すなわち、各液晶パネル141R、141G、1
41Bのこの部分に各色光R、G、Bが導入され、画像
情報に応じて光学像が形成される。
【0027】このようなPOP構造が採用された光学ユ
ニット170では、液晶パネル141R、141G、1
41Bをクロスダイクロイックプリズム150に接着固
定する際に、各液晶パネル141R、141G、141
Bのフォーカス調整、アライメント調整、および固定を
同時に行わなければならないので、通常以下の手順で組
み立てが行われる。
【0028】(1) ヘッド体171に投写レンズ160
およびクロスダイクロイックプリズム150を取付固定
する。 (2) クロスダイクロイックプリズム150に第1の液
晶パネル、例えば、液晶パネル141Gを接着固定す
る。具体的には、まず、液晶パネル141Gの保持枠1
43の孔143Aに、先端に紫外線硬化型接着剤を塗布
したピン145を挿入する。
【0029】(3) 次に、該ピン145の先端部分をク
ロスダイクロイックプリズム150の光束入射端面15
1に当接させる。 (4) この状態で液晶パネル141Gの画像形成領域に
光束を導入し、投写レンズ160を介して投写面上に表
示された投写画像を確認しながら、光束入射端面151
に対する進退位置、平面位置、および回転位置を調整し
て、液晶パネル141Gのフォーカス、アライメント調
整を行う。
【0030】(5) 適切なフォーカス、アライメントが
得られたら、ピン145の基端部分から紫外線を照射
し、紫外線硬化型接着剤を完全に硬化させる。 (6) 他の液晶パネル141R、141Bも前記と同様
に接着固定されるが、調整に際しては、既に固定された
液晶パネル141Gの画像形成領域の画素位置を考慮し
ながら、光束入射端面151に対する平面位置、および
光束入射端面151に対する回転位置を調整する。従っ
て、このようなPOP構造を採用した光学ユニット17
0を組み立てる際には、各液晶パネル141R、141
G、141B相互のフォーカス、アライメントを調整す
る位置調整装置が必要となる。
【0031】(3)光変調装置の位置調整装置の構造 図4および図5には、前記の光学ユニット170の各液
晶パネル141R、141G、141B相互のフォーカ
ス、アライメントを調整する位置調整装置2が示されて
いる。この位置調整装置2は、調整装置本体30と、ス
クリーンユニット50とを備え、暗室20内部に配置さ
れている。暗室20は、スクリーンユニット50を囲む
側板21および天板22と、調整装置本体30を囲むカ
ーテン23とを備え、光学ユニット170のフォーカ
ス、アライメント調整は、この暗室20で行われる。
【0032】(3-1)調整装置本体の構造 前記調整装置本体30は、位置調整機構となる3つの6
軸位置調整ユニット31、調整対象となる光学ユニット
170を支持固定する固定治具33、および3つの6軸
位置調整ユニット31および固定治具33が載置される
載置台35を備えている。尚、図4では図示を略した
が、載置台35の下部には、調整装置本体30およびス
クリーンユニット50を制御する制御手段となるコンピ
ュータ70(後述)、調整対象である光学ユニット17
0の調整作業を行うに際し、調整用光源を導入する調整
用光源装置、および紫外線硬化型接着剤を硬化させて光
学ユニット170の液晶パネル141R、141G、1
41Bをクロスダイクロイックプリズム150上に固定
するための固定用紫外線光源装置が設置されている。
【0033】前記6軸位置調整ユニット31は、クロス
ダイクロイックプリズム150の光束入射端面151に
対して、液晶パネル141R、141G、141Bの配
置位置を調整するものである。この6軸位置調整ユニッ
ト31は、図6に示すように、載置台35のレール35
1に沿って移動可能に設置される変調装置用位置調整装
置としての平面位置調整部311と、この平面位置調整
部311の先端部分に設けられる面内回転位置調整部3
13と、この面内回転位置調整部313の先端部分に設
けられる面外回転位置調整部315と、この面外回転位
置調整部315の先端部分に設けられる液晶パネル狭持
部317とを備えている。
【0034】平面位置調整部311は、クロスダイクロ
イックプリズム150の光束入射端面151に対する進
退位置および平面位置を調整する部分であり、載置台3
5上に摺動可能に設けられる基部311Aと、この基部
311A上に立設される脚部311Bと、この脚部31
1Bの上部先端部分に設けられ、面内回転位置調整部3
13が接続される接続部311Cを備えている。基部3
11Aは、図示しないモータなどの駆動機構により、載
置台35のZ軸方向(図6中左右方向)を移動する。脚
部311Bは、側部に設けられるモータなどの駆動機構
(図示略)によって基部311Aに対してX軸方向(図
6の紙面と直交する方向)に移動する。接続部311C
は、図示しないモータなどの駆動機構によって、脚部3
11Bに対してY軸方向(図6中上下方向)に移動す
る。
【0035】面内回転位置調整部313は、クロスダイ
クロイックプリズム150の光束入射端面151に対す
る液晶パネル141R、141G、141Bの面内方向
回転位置の調整を行う部分であり、平面位置調整部31
1の先端部分に固定される円柱状の基部313Aと、こ
の基部313Aの円周方向に回転自在に設けられる回転
調整部313Bを備えている。そして、この回転調整部
313Bの回転位置を調整することにより、光束入射端
面151に対する液晶パネル141R、141G、14
1Bの面内方向回転位置を高精度に調整することができ
る。
【0036】面外回転位置調整部315は、クロスダイ
クロイックプリズム150の光束入射端面151に対す
る液晶パネル141R、141G、141Bの面外方向
回転位置の調整を行う部分である。この面外回転位置調
整部315は、前記面内回転位置調整部313の先端部
分に固定されるとともに、水平方向で円弧となる凹曲面
が先端部分に形成された基部315Aと、この基部31
5Aの凹曲面上を円弧に沿って摺動可能に設けられ、垂
直方向で円弧となる凹曲面が先端部分に形成された第1
調整部315Bと、この第1調整部315Bの凹曲面上
を円弧に沿って摺動可能に設けられる第2調整部315
Cとを備えている。そして、基部315Aの側部に設け
られた図示しないモータを回転駆動すると、第1調整部
315Bが摺動し、第1調整部315の上部に設けられ
た図示しないモータを回転すると、第2調整部315C
が摺動し、光束入射端面151に対する液晶パネル14
1R、141G、141Bの面外方向回転位置を高精度
に調整することができる。
【0037】液晶パネル狭持部317は、調整対象とな
る液晶パネル141R、141G、141Bを保持する
部分であり、前記第2調整部315Cの先端部分に固定
される固定狭持片317Aと、第2調整部315Cの先
端部分でスライド自在に設けられる可動狭持片317B
と、可動狭持片317Bを動作させるアクチュエータ3
17Cとを備えている。そして、アクチュエータ317
Cによって可動狭持片317Bを動作させることによ
り、液晶パネル141R、141G、141Bを狭持す
ることができる。さらに、可動狭持片317Bのスライ
ド初期位置を変更することにより、大きさの異なる液晶
パネル141R、141G、141Bを狭持することが
できる。
【0038】このような液晶パネル狭持部317の固定
狭持片317Aおよび可動狭持片317Bの間には、光
源ユニット37が配置されている。この光源ユニット3
7は、液晶パネル141R、141G、141Bに調整
用光源光、固定用光源光を供給するものであり、液晶パ
ネル141R、141G、141Bと当接するユニット
本体371と、このユニット本体371に各光源光を供
給するための光ファイバ372とを含んで構成される。
【0039】光ファイバ372の先端は、載置台35の
下部に設置される調整用光源装置および固定用光源装置
に接続されている。ユニット本体371の液晶パネル1
41R、141G、141Bとの当接面には、図7
(A)に示すように、液晶パネル141R、141G、
141Bの矩形状の画像形成領域の角隅部分に応じて設
定された調整用光源部371Aと、該画像形成領域の外
側に配置され、透明樹脂製のピン145の基端部分と当
接する固定用光源部371Bとが設けられている。尚、
液晶パネル141R、141G、141Bとの当接部分
となるユニット本体371は、図7(A)に示されるも
のの他、図7(B)に示されるように、調整用光源部3
71Aの外側側方に沿って固定用光源部371Cが配置
されるものや、図7(C)に示されるように、固定用光
源部371Bの配置が異なるものがあり、液晶パネル1
41R、141G、141Bの種類に応じて、これらの
ユニット本体371を適宜使い分けることにより、固定
構造の異なる液晶パネルに対応できるようになってい
る。
【0040】(3-2)スクリーンユニットの構造 前記スクリーンユニット50は、図4および図5に示す
ように、調整装置本体30と所定の距離を設けて配置さ
れる載置台51と、この載置台51の上面に配置され、
調整対象となる光学ユニット170の投写面としての透
過型スクリーン53と、この透過型スクリーン53の裏
面に設置される撮像素子を含むCCDカメラ55と、こ
のCCDカメラ55を透過型スクリーン53の面に沿っ
て移動させる移動機構57とを備えている。
【0041】載置台51の上面には、光学ユニット17
0の投写方向に沿って延びる3本のレール511が配置
され、透過型スクリーン53は、この3本のレール51
1上を移動可能となっていて、調整装置本体30と透過
型スクリーン53との相対距離を調整できるようになっ
ている。尚、透過型スクリーン53の移動は、載置台5
1の内部に設けられるサーボ制御機構または手動操作に
よって行われる(図示略)。透過型スクリーン53は、
図8に示されるように、周囲に設けられる矩形状の枠体
531、およびこの枠体531の内側に設けられるスク
リーン本体533を備えている。スクリーン本体533
は、例えば、不透明樹脂層上に光学ビーズを均一に分散
配置して構成することができ、光学ビーズが配置された
側から光束を入射すると、光学ビーズがレンズとなっ
て、該光束をスクリーン本体533の裏面側に射出する
ようになっている。
【0042】CCDカメラ55は、電荷結合素子(Char
ge Coupled Device)を撮像素子としたエリアセンサで
あり、スクリーン本体533の背面側で形成される投写
画像を検出して、電気信号として出力するものである。
本実施形態では、CCDカメラ55は、透過型スクリー
ン53上に表示される矩形状の投写画像の四隅部分近傍
に移動機構57を介して4つ配置されている。尚、この
CCDカメラ55は、投写画像を高精度に検出するため
に、ズーム・フォーカス機構を備え、遠隔制御により自
由にズーム・フォーカスを調整できるようになってい
る。
【0043】移動機構57は、枠体531の四隅部分近
傍に設けられる基部571と、この基部571に対し
て、X軸方向(図8では左右方向)に摺動可能に設けら
れる4本の軸部材573と、各々の軸部材573にY軸
方向(図8では上下方向)に摺動自在に取り付けられ、
CCDカメラ55が取り付けられる4つのカメラ取付部
575とを備えている。そして、各カメラ取付部575
は、載置台51内部のサーボ制御機構によってX軸方向
およびY軸方向に移動する。
【0044】(3-3)位置調整装置の制御構造 このような調整装置本体30およびスクリーンユニット
50を備えた位置調整装置2は、図9に示すように、コ
ンピュータ70により制御され、このコンピュータ70
には、CCDカメラ55で撮像された画像信号が入力さ
れ、コンピュータ70は、入力された画像信号に基づい
て、6軸位置調整ユニット31、スクリーンユニット5
0、およびCCDカメラ55の駆動制御を行う。
【0045】より詳しく説明すれば、図10に示すよう
に、コンピュータ70は、CPU71、ハードディスク
72、および画像取込手段73を備え、図10では図示
を略したが、このコンピュータ70には、CRTディス
プレイ等の画像表示装置や、キーボード、マウス等の入
力装置等が接続されている。CCDカメラ55は、投写
画像光を受光する受光部551、およびこの受光部55
1への入射光の光量を調整する絞り機構552を備えて
いる。絞り機構552は、開口率を変更して受光部55
1に入射する光束の光量を調整する機構本体と、この機
構本体を駆動するためのモータとを備えている。この絞
り機構552を構成するモータは、後述する絞り制御手
段713から所定のパルスステップ数が入力されること
により動作し、受光部551への光束を遮断した状態、
すなわち絞り0%の状態から100%絞りを開いた状態
までを、256ステップで調整することができるように
なっている。
【0046】CPU71は、該CPU71を制御するマ
ルチタスク機能を具備するOS(Operating System)上
に展開されるプログラムとしての、輝度値取得手段71
1、光量調整判定手段712、絞り制御手段713、画
像処理手段714、および調整機構制御手段715を備
えている。輝度値取得手段711は、画像取込手段73
で取り込まれた画像信号に基づいて、該画像信号の輝度
値を取得する部分であり、図示を略したが、輝度値を取
得する処理エリアを設定する処理エリア設定部と、設定
された処理エリア内の複数の輝度値を取得するエリア内
輝度値取得部と、取得された複数の輝度値から処理エリ
ア内の輝度代表値を演算する代表値演算部とを備えてい
る。
【0047】光量調整判定手段712は、輝度値取得手
段711で取得された輝度代表値に基づいて、CCDカ
メラ55の受光部551に入射する光束の光量を調整す
るか否かを判定する部分である。具体的には、図11に
示すように、輝度値取得手段711で取得された輝度値
が、フォーカス、アライメント調整を行うことができる
範囲よりも内側に設定された上限値および下限値の範囲
内にある場合、光量調整判定手段712は、光量調整を
行わないと判定し、上限値および下限値の範囲外にある
場合、光量調整を行うと判定する。
【0048】絞り制御手段713は、CCDカメラ55
の絞り機構552に制御信号を出力する部分であり、前
述の光量調整判定手段712により光量調整を行うべき
であると判定された場合、絞り機構552に対して動作
制御指令を生成して出力する。動作制御指令は、絞り機
構552を構成するステッピングモータへのパルスステ
ップ数として生成される。尚、この絞り制御手段71
3、および絞り機構552により、光量調整手段が構成
される。
【0049】画像処理手段714は、画像取込手段73
により取り込まれた画像信号に基づいて、予め登録され
た基準パターン画像と、現在、CCDカメラ55によっ
て撮像された画像とを対比して、パターンマッチング処
理を行う部分である。調整機構制御手段715は、画像
処理手段714によるパターンマッチング処理の結果に
基づいて、6軸位置調整ユニット31に対する制御指令
を生成し、出力する部分である。具体的には、調整機構
制御手段715は、画像処理手段714のパターンマッ
チング処理の結果として算出される位置のずれとして与
えられる6軸位置調整ユニット31の移動量を、ステッ
ピングモータ駆動用のパルスステップ数として制御指令
を生成し、6軸位置調整ユニット31の制御系に出力す
る。
【0050】このような輝度値取得手段711、光量調
整判定手段712、絞り制御手段713、および画像処
理手段715の実行中、コンピュータ70に接続される
ディスプレイ上には、図12に示される表示画面80が
表示され、各手段の実行状態は、この表示画面上で操作
者が確認できるようになっている。この表示画面80
は、4つのCCDカメラ55で撮像され、画像取込手段
73を介して入力された4つの画像を直接表示する画像
表示ビュー81と、画像表示ビュー81に表示された画
像を、基準パターン画像に基づいてパターンマッチング
処理を行う画像処理ビュー82と、画像処理の結果、6
軸位置調整ユニット31の各軸移動量を表示する軸移動
量表示ビュー83とを含んで構成される。尚、画像表示
ビュー81の各画像表示領域81A〜81Dは、4つの
CCDカメラ55のそれぞれにより撮像された投写画像
の角隅部分の画像と対応している。
【0051】ハードディスク72には、図10に示すよ
うに、調整結果記憶手段721の他、コンピュータ70
の起動時に動作するOSや、OS上に展開される各手段
に係るプログラムが記憶されている。調整結果記憶手段
721は、絞り制御手段713で行った絞り制御の結果
を格納する部分であり、位置調整装置2の起動時は、こ
の調整結果記憶手段721に記憶された絞り制御の結果
を絞り制御手段713が呼び出し、CCDカメラ55
は、この絞り量でスクリーンユニット50上に表示され
た投写画像を撮像する。画像取込手段73は、CCDカ
メラ55で撮像された画像信号をコンピュータ70に適
合するように、変換してCPU71に出力する部分であ
り、コンピュータ70のマザーボード上に設けられるA
GP、PCIスロット等に接続されるビデオキャプチャ
ボード等から構成されている。
【0052】(4)位置調整装置による調整操作 次に、このような構造の位置調整装置2による液晶パネ
ル141R、141G、141Bの位置調整方法を、図
13に示すフローチャートに基づいて説明する。 (1) まず、調整対象となる光学ユニット170を調整
装置本体30の固定治具33にセットするとともに(処
理S1)、液晶パネル141R、141G、141B
を、紫外線硬化型接着剤が塗布されたピン145を挿入
した状態で、6軸位置調整ユニット31の液晶パネル狭
持部317に取り付ける(処理S2)。
【0053】(2) 次に、実際の調整に先だって、CP
U71で実行されるプログラムにより初期化処理を行う
(処理S3)。初期化処理は、CPU71に付設される
RAM(Random Access Memory)等のメモリを初期化す
る他、調整する光学ユニット170の機種に応じて予め
登録された機種データを呼び出し、液晶パネル141
R、141G、141Bを、設計上の所定位置に配置
し、位置調整を実行できるような処理を行うものであ
る。 (3) 位置調整装置2による位置調整の準備ができた
ら、光学ユニット170からの投写画像に基づいて、C
CDカメラ55の絞り機構552を駆動して、受光部5
51に入射する光束の光量を調整するが(処理S4)、
具体的には、図14に示されるフローチャートに基づい
て実施される。
【0054】(3-1) 輝度値取得手段711の処理エリ
ア設定部は、画像表示ビュー81に表示される4つの画
像表示領域81A〜81D上で処理エリアの設定を行う
(処理S41)。具体的には、図15に示すように、処
理エリアPAは、各CCDカメラ55により撮像された
画像81A〜81Dの最も内側(投写面上の中心側)か
ら所定の寸法dx、dyだけ離れた位置で正方形状に設
定される。尚、dx、dy等の値は、前述の初期化処理
においてロードされた機種データに、調整対象となる光
学ユニット170の機種毎に設定されていて、処理エリ
アPAの設定時に輝度値取得手段711が必要に応じて
呼び出すようになっている。また、画像81A〜81D
の内側に処理エリアを設定するのは、最初の光量調整が
デフォーカス状態で行われるので、各画像81A〜81
D上で液晶パネル141R、141G、141Bの画素
位置が特定できず、処理エリアPAが液晶パネル141
R、141G、141Bの画素領域CAを確実に含むよ
うにするために、このような位置としている。
【0055】(3-2) 処理エリアPAの設定が終了した
ら、絞り制御手段713は、調整結果記憶手段721に
格納された絞り値を呼び出し(処理S42)、これに基
づいて制御信号を生成、出力して、絞り機構552を駆
動させ(処理S43)、調整用光源を点灯して、スクリ
ーン53上に調整対象からの投写画像を表示する(処理
S44)。 (3-3) 画像取込手段73は、CCD55で撮像された
画像信号を、コンピュータ70に適合するデジタルデー
タに変換した後、CPU71に取り込む(処理S45:
画像取込手順)。
【0056】(3-4) 輝度値取得手段711のエリア内
輝度値取得部は、取り込まれた画像の処理エリア内にお
ける輝度値を取得する。具体的には、エリア内輝度値取
得部は、図16に示すように、処理エリアPA内に輝度
値取得エリアLAを設定し(処理S46)、この輝度値
取得エリアLA内の平均輝度値を取得する(処理S4
7)。平均輝度値の取得は、所定数の平均輝度値がでる
まで、処理エリアPA内で複数回行われる(処理S4
8)。尚、本例では、正方形状の処理エリアPAの各辺
10箇所ずつ輝度値取得エリアLAが設定され、10×
10の100個の平均輝度値が取得される。
【0057】(3-5) 処理エリアPA内で所定数(本例
では100個)の平均輝度値が取得されたら、輝度値取
得手段711の輝度代表値演算部は、得られた複数の輝
度値に基づいて、処理エリアPAにおける輝度代表値を
演算する(処理S49)。具体的には、本例では、所定
数の平均輝度値のうち、大きな順に3つの平均輝度値
と、小さな順に3つの平均輝度値を採用し、6つの平均
輝度値の平均をもって輝度代表値としている。尚、前述
の処理S46〜処理S49が輝度値取得手順とされる。
【0058】(3-6) 輝度値取得手段711による輝度
代表値の取得が終了したら、光量調整判定手段712
は、取得された輝度代表値に基づいて、絞り機構552
の調整を行うか否かの判定を行う。まず、取得された輝
度代表値が図11における上限値よりも大きいか否かを
判定し、続けて輝度代表値が図11における下限値より
も小さいかを判定する(処理S50、S51:光量調整
判定手順)。そして、輝度代表値が上限値および下限値
の間に入っている場合、光量調整は不要であると判定し
て、光量の調整に係る処理S4を終了する。 (3-7) 処理S50において、輝度代表値が上限値より
も大きいと判定されたら、絞り制御手段713は、絞り
値を5ステップ分小さくする旨の制御指令を生成する
(処理S52:光量調整手順)。一方、処理S51にお
いて、輝度代表値が下限値よりも小さいと判定された
ら、絞り制御手段713は、絞り値を5ステップ分大き
くする旨の制御指令を生成する(処理S53:光量調整
手順)。
【0059】(3-8) 絞り制御手段713は、生成した
制御指令が絞り100%を超える値であるか、絞り0%
を下回る値であるか否かを判定し(処理S54)、生成
した制御指令により、絞りが0〜100%の範囲外とな
るようであれば、異常な状態にあるとして処理を中断す
る。尚、このような場合の異常としては、例えば、CC
Dカメラ55の受光部551、または絞り機構552が
故障している場合や、調整用光源が破損していたり、光
源の劣化が著しい場合が考えられる。 (3-9) 絞りが0〜100%の範囲内の場合、上記制御
指令を絞り機構552に出力し、絞り機構552を駆動
させ(処理S43)、以後、輝度値の取得および光量調
整判定を行う処理S44〜S54を、輝度代表値が上限
値および下限値の間に入るまで繰り返す。
【0060】(4) 光量調整が終了したら、画像処理手
段714は、フォーカス位置調整(処理S5:位置調整
手順)、およびアライメント位置調整(処理S6:位置
調整手順)を順次実施する。尚。フォーカス位置調整お
よびアライメント位置調整は、画像処理手段714によ
るパターンマッチング処理を行いつつ、調整機構制御手
段715が制御指令を生成、出力し、6軸位置調整ユニ
ット31を駆動制御することにより行われる。 (5) フォーカス、アライメント位置調整が終了した
ら、前述の図14に示されるフローチャートに基づい
て、再度、輝度値取得手順S46〜S49、光量調整判
定手順S50、S51、および光量調整手順S52、S
53を繰り返し、フォーカス状態における光量調整を行
う(処理S7)。この場合、図17に示すように、処理
エリアPAは、液晶パネル141R、141G、141
Bの画素領域CAの外周端縁角隅部からdx、dyから
内側に入り込んだ位置に正方形状に設定する。
【0061】(6) フォーカス、アライメント位置調整
は液晶パネル141R、141G、141Bから投写さ
れ、取り込まれて画像領域に表示された画像が基準パタ
ーン画像と完全に一致するまで繰り返され(処理S
8)、位置調整が終了したら、ピン145に紫外線を照
射して液晶パネル141R、141G、141Bを固定
する(処理S9)。 (7) 液晶パネル141R、141G、141Bの固定
とともに、絞り制御手段713は、光量調整手順S49
で生成した制御指令に基づく絞り値を、調整結果記憶手
段721に記憶する(処理S10:調整結果記憶手
順)。
【0062】(5)実施形態の効果 前述のような本実施形態によれば、次のような効果があ
る。 (1) 位置調整装置2が、輝度値取得手段711、光量
調整判定手段712、および光量調整手段となる絞り機
構552および絞り制御手段713を備えることによ
り、画像取込手段73で取り込まれた画像の輝度値を、
輝度値取得手段711で取得し、取得された輝度値(輝
度代表値)に基づいて、光量調整判定手段712で光量
調整を行うか否かを判定し、CCDカメラ55の受光部
551に入射する光束の光量を、絞り機構552で調整
できる。従って、画像取込手段73で取り込まれた画像
中のパターンが認識しづらい場合、受光部551に入射
する光束の光量をパターンを認識し易いように調整し
て、液晶パネル141R、141G、141Bの位置調
整を行うことができ、調整用光源の劣化に伴う光量の低
下等の影響を受けることなく、高精度に液晶パネル14
1R、141G、141Bの位置調整を行うことができ
る。
【0063】(2) 本実施形態の位置調整方法が、輝度
値取得手順S46〜S49、光量調整判定手順S50、
S51、および光量調整手段S52、S53を備えてい
ることにより、前記と同様に調整用光源の劣化に伴う光
量の低下等の影響を受けることなく、液晶パネル141
R、141G、141Bの位置調整を高精度に行うこと
ができる。 (3) 位置調整装置2が調整結果記憶手段721を備え
ていることにより、複数の光学ユニット170を連続し
て調整する場合、最初の光量調整の結果をこの調整結果
を調整結果記憶手段721に記憶することができるの
で、以後の光学ユニット170の位置調整を、この調整
結果に基づいて行えばよく、調整する光学ユニット17
0毎に輝度値の取得、光量の調整を行う必要がなくな
り、液晶パネル141R、141G、141Bの位置調
整作業の簡素化、迅速化が図られる。
【0064】(4) 輝度値取得手段711が処理エリア
設定部(処理としてはS41)、エリア内輝度値取得部
(処理としてはS46〜S48)、および代表値演算部
(処理としてはS49)を備えることにより、設定され
た処理エリアPA内の複数の輝度値をエリア内輝度値取
得部で取得して、代表値演算部で輝度代表値を演算でき
るので、処理エリアPAの設定位置によって取得される
輝度代表値にばらつきが生じることを防止できる。 (5) 輝度値取得手段711のエリア内輝度値取得部
が、輝度値取得エリアLA内の平均輝度値を、処理エリ
アPA内で複数回取得することにより、輝度値取得エリ
アLAの設定位置による平均輝度値のばらつきを防止す
ることができる。
【0065】(6) 輝度値取得手段711の代表値演算
部が、エリア内輝度値取得部で取得された複数の平均輝
度値のうち、大きなものから順に3つの平均輝度値と、
小さな順に3つの平均輝度値を採用し、6つの平均輝度
値の平均をもって輝度代表値とすることにより、処理エ
リアPA内で最も明るい部分、最も暗い部分に基づいて
輝度代表値が算出されることになる。従って、処理エリ
アPAの設定位置のばらつきに伴う輝度値取得エリアL
Aで取得された平均輝度値のばらつきが、輝度代表値に
影響することを防止することができ、適切な輝度代表値
を得ることができる。
【0066】(6)実施形態の変形 尚、本発明は、前述の実施形態に限定されるものではな
く、以下に示すような変形をも含むものである。前述の
実施形態では、プロジェクタ100を構成する液晶パネ
ル141R、141G、141Bの位置調整を行うため
に、位置調整装置2に輝度値取得手段711、光量調整
判定手段712、絞り制御手段713を設けていたが、
これに限られない。すなわち、プロジェクタ等の光学機
器に採用される投写レンズを評価するために、所定のテ
ストパターンの画像を調整対象となる投写レンズを介し
て表示し、これを画像取込装置で取り込んで、投写レン
ズの解像度を評価する投写レンズの評価装置に、本発明
を採用してもよく、種々の光学素子の位置調整装置に採
用することができる。
【0067】また、前記実施形態は、画像信号に応じて
光変調を行う光学素子として液晶パネル141R、14
1G、141Bが採用されていたが、これに限られな
い。すなわち、光変調を行う光学素子として、マイクロ
ミラーを用いたデバイスなど、液晶以外のものの位置調
整のために、本発明を採用してもよい。
【0068】また、前記実施形態では、光量調整判定手
段712の結果に基づいて、CCDカメラ55の絞り機
構552の動作制御を絞り制御手段713により行うよ
うに構成されていたが、これに限られない。すなわち、
光量調整判定の結果に基づいて、調整用光源装置から射
出される光線の照射量を調整制御するように構成しても
よい。この場合、コンピュータ70には、絞り制御手段
713の代わりに、調整用光源装置を構成する光源ラン
プに印加される電圧を制御する印加電圧制御手段を設け
ればよい。さらに、印加電圧制御の他に、光源装置の射
出側に絞り機構を設け、これをモータ等により駆動制御
するように構成してもよい。
【0069】さらに、前記実施形態では、処理エリアP
A内の輝度代表値を、輝度値取得エリアを設定し(S4
6)、この輝度値取得エリア内の平均輝度値を取得し
(S47)、これを所定数まで繰り返す(S48)、と
いう形で取得していたが、これに限られない。要する
に、本発明は、処理エリア内の輝度代表値を取得する上
で、好適なものを任意に採用することができる。
【0070】そして、前記実施形態では、エリア内輝度
値取得部で取得された複数の平均輝度値のうち、大きな
順から3つ、小さな順から3つの平均輝度値を採用し
て、さらにこれらの平均を算出することにより、輝度代
表値を演算していたが、これに限られず、エリア内輝度
値取得部で取得された平均輝度値のすべての平均を取っ
て輝度代表値をしてもよい。その他、本発明の実施の際
の具体的な構造および形状等は、本発明の目的を達成で
きる範囲で、他の構造等としてもよい。
【0071】
【発明の効果】前述のような、本発明の光学素子の位置
調整装置および位置調整方法によれば、調整用光源を介
して投写された調整対象の画像を、撮像素子を用いた画
像取込手段で取り込む場合において、取り込まれた画像
の輝度値を取得して、取得された輝度値に基づいて、撮
像素子に入射する光束の光量を調整するように構成され
ているので、調整用光源の影響を受けることなく、高精
度に位置調整を行うことができる、という効果がある。
【0072】また、機種切替が頻繁なプロジェクタの少
量多品種製造工程および修理対応設備においては、機種
切替の都度、調整用光源も光量調整しなければならない
が、本発明の光学素子の位置調整装置および位置調整方
法を採用することにより、機種切替を効率的に行うこと
ができる。さらに、本発明の位置調整装置および位置調
整方法を採用する以前は、調整用光源の光源ランプは、
メーカ等の保証期間内で交換していたが、本発明を採用
することにより、保証期間を超えて光源ランプの照度が
低下しても、絞り値を変更することで、調整用光源とし
て活用できるので、位置調整装置におけるランプ等の消
耗品を保証期間よりも長く使え、コスト低減に貢献でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る光学素子の位置調整装
置の調整対象となる光学ユニットを含むプロジェクタの
構造を表す模式図である。
【図2】前記実施形態における調整対象となる光学ユニ
ットの構造を表す外観斜視図である。
【図3】前記実施形態における調整対象となる光学ユニ
ットの構造を表す分解斜視図である。
【図4】前記実施形態における光学素子の位置調整装置
の構造を表す側面図である。
【図5】前記実施形態における光学素子の位置調整装置
の構造を表す平面図である。
【図6】前記実施形態における光学素子の位置調整を行
う位置調整機構の構造を表す側面図である。
【図7】前記実施形態における調整用光源を照射する部
分の構造を表す正面図である。
【図8】前記実施形態における調整対象からの画像が投
写される透過型スクリーンの構造を表す正面図である。
【図9】前記実施形態における光学素子の位置調整装置
の制御構造を説明するためのブロック図である。
【図10】前記実施形態における光学素子の位置調整装
置を制御するコンピュータ内部の構造を表すブロック図
である。
【図11】前記実施形態における撮像素子の絞り調整に
おける上限値および下限値を説明するための模式図であ
る。
【図12】前記実施形態における画像取込手段により取
り込まれた画像を表示する表示画面を表す図である。
【図13】前記実施形態における光学素子の位置調整方
法の手順を表すフローチャートである。
【図14】前記実施形態における光学素子の位置調整方
法を実施する際、光量調整を行う手順を表すフローチャ
ートである。
【図15】図14のフローチャートの処理エリアの設定
方法を説明するための模式図である。
【図16】図14のフローチャートの処理エリア内の輝
度値取得方法を説明するための模式図である。
【図17】図14のフローチャートの再度の光量調整に
おいて、処理エリアの設定方法を説明するための模式図
である。
【符号の説明】
2 位置調整装置 31 6軸位置調整ユニット(位置調整手段) 55 CCDカメラ(撮像素子) 73 画像取込手段 100 プロジェクタ(光学機器) 141R、141G、141B 液晶パネル(光学素
子) 552 絞り機構(光量調整手段) 711 輝度値取得手段 712 光量調整判定手段 713 絞り制御手段(光量調整手段) 714 調整機構制御手段(位置調整手段) 721 調整結果記憶手段 PA 処理エリア LA 輝度値取得エリア S6 S7 位置調整手順 S10 調整結果記憶手順 S45 画像取込手順 S46〜S49 輝度値取得手順 S50、S51 光量調整判定手順 S52、S53 光量調整手順
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/74 H04N 5/74 B Fターム(参考) 2H002 DB14 DB24 GA70 2H088 EA12 EA19 MA01 MA20 5C058 AB06 BA35 EA01 EA02 EA11 EA42 5C061 BB15 CC05 EE09 EE13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、この光源から射出された光束の光
    路上に配置される光学素子とを備えた光学機器を製造す
    るために、前記光学素子を前記光路上の所定位置に位置
    調整する光学素子の位置調整装置であって、 前記光学素子を含む調整対象から射出された画像光を、
    撮像素子を用いて取り込む画像取込手段と、 この画像取込手段で取り込まれた画像の輝度値を取得す
    る輝度値取得手段と、この輝度値取得手段で取得された
    輝度値に基づいて、前記撮像素子に入射する光束の光量
    を調整するか否かを判定する光量調整判定手段と、 この光量調整判定手段の判定結果に応じて、前記撮像素
    子に入射する光束の光量を調整する光量調整手段と、 この光量調整手段により調整された光量に基づいて、前
    記光学素子の位置調整を行う位置調整手段とを備えてい
    ることを特徴とする光学素子の位置調整装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の光学素子の位置調整装置
    において、 前記光量調整手段による調整結果を記憶する調整結果記
    憶手段を備えていることを特徴とする光学素子の位置調
    整装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の光学素子
    の位置調整装置において、 前記輝度値取得手段は、前記画像取込手段で取り込まれ
    た画像内で、輝度値の取得処理を行う処理エリアを設定
    する処理エリア設定部と、 この処理エリア設定部で設定された処理エリア内で複数
    の輝度値を取得するエリア内輝度値取得部と、 このエリア内輝度値取得部で取得された複数の輝度値か
    ら、前記処理エリア内の輝度代表値を演算する代表値演
    算部とを備えていることを特徴とする光学素子の位置調
    整装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の光学素子の位置調整装置
    において、 前記エリア内輝度値取得部は、前記処理エリア内に輝度
    値を取得するための輝度値取得エリアを設定し、この輝
    度値取得エリア内の平均輝度値を取得し、この平均輝度
    値を前記処理エリア内で複数回取得することにより、前
    記複数の輝度値を取得することを特徴とする光学素子の
    位置調整装置。
  5. 【請求項5】請求項3または請求項4に記載の光学素子
    の位置調整装置において、 前記代表値演算部は、前記エリア内輝度値取得部で取得
    された複数の輝度値のうち、大きなものから少なくとも
    1以上の輝度値を採用し、小さなものからこれと同数の
    輝度値を採用し、採用された輝度値の平均値を算出する
    ことにより輝度代表値を算出することを特徴とする光学
    素子の位置調整装置。
  6. 【請求項6】光源と、この光源から射出された光束の光
    路上に配置される光学素子とを備えた光学機器を製造す
    るために、前記光学素子を前記光路上の所定位置に位置
    調整する光学素子の位置調整方法であって、 前記光学素子を含む調整対象から射出された画像光を、
    撮像素子を用いて取り込む画像取込手順と、 この画像取込手順で取り込まれた画像の輝度値を取得す
    る輝度値取得手順と、この輝度値取得手順で取得された
    輝度値に基づいて、前記撮像素子に入射する光束の光量
    を調整するか否かを判定する光量調整判定手順と、 この光量調整判定手順の判定結果に応じて、前記撮像素
    子に入射する光束の光量を調整する光量調整手順と、 この光量調整手順で調整された光量に基づいて、前記光
    学素子の位置調整を行う位置調整手順とを備えているこ
    とを特徴とする光学素子の位置調整方法。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の光学素子の位置調整方法
    において、 前記輝度値取得手順、光量調整判定手順、および前記光
    量調整手順は、前記位置調整手順の後に再度実施される
    ことを特徴とする光学素子の位置調整方法。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の光学素子の位置調整方法
    において、 前記位置調整手順の後に実施された前記光量調整手順の
    結果を記憶する調整結果記憶手順を備えていることを特
    徴とする光学素子の位置調整方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005266468A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Seiko Epson Corp プロジェクタ及びパターン画像表示方法

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