JP2002217940A - 伝送装置 - Google Patents

伝送装置

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JP2002217940A
JP2002217940A JP2001012884A JP2001012884A JP2002217940A JP 2002217940 A JP2002217940 A JP 2002217940A JP 2001012884 A JP2001012884 A JP 2001012884A JP 2001012884 A JP2001012884 A JP 2001012884A JP 2002217940 A JP2002217940 A JP 2002217940A
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将人 富沢
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由明 木坂
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ATMなど中間のフレーム化処理や上位レイヤー
の終端を必要としない、処理回路の複雑化、伝送遅延を
解決した伝送装置を提供する。 【解決手段】ITU-T G.709で定義されているOTNのインタ
フェースとIEEE 802.zで定義されているギガビットLAN
(GbE)信号のインタフェースを備え、GbEインタフェー
スから受信した信号をOTNに収容する際の空き容量を埋
めるためのスタッフビットを挿入して、OTNの同期クロ
ックに乗せ換えてOTNインタフェースに出力するGbE-OTN
クロック乗せ換え手段と、OTNインタフェースから受信
した信号のスタッフビットを削除し、GbEの自走クロッ
クに乗せ換えるOTN-GbEクロック乗せ換え手段とを備
え、入力されたGbE信号をOTNに収容して伝送し、かつOT
Nから受け取った信号をGbE信号として出力する伝送装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Gb(Gbit)によるLA
N(Local Area Network)間の通信を、例えば、ITU-TG.70
9において定義されている光伝達網(OTN:Optical Trans
port Network)を介してより高速かつ長距離で行うこと
を可能とする伝送システムに適用される伝送装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】Gbによるイーサネット(登録商標)には
伝送距離の制限があり、その長さは1000BASE-LXで規格
上5km程度である。よって、イーサネット接続機器同士
がこれ以上の長距離通信を行うためには、イーサネット
信号を長距離伝送装置に収容する必要がある。従来、ギ
ガビットイーサネットなどIP(Internet Protocol)系の
フレームを長距離伝送する際には、一般にSDH(Synchron
ous Digital Hierarchy:同期デジタルハイアラーキ)に
収容する方法が用いられていた。
【0003】この場合、1.クロック乗せ換え、2.フレー
ムへのマッピング、という2つの課題を解決しなくては
ならない。1.は、端末同士が非同期で動作するイーサー
ネットの信号を、網全体で同期を取るSDHに収容した
り、逆にSDHにより伝送された信号を再度イーサーネッ
トに戻す際に、信号が同期するクロックを変更すること
である。2.は、ギガビットイーサネットとSDHの伝送速
度が一致していない場合に、過不足分のデータをどう処
理するかということである。例えば、光伝送路上でのビ
ットレートが1.25Gbit/sであるギガビットイーサネット
信号を、それとは違う速度(2.48832Gbit/s, 9.95328Gb
it/sなど)を持つSDHのフレームにマッピングする技術で
ある。
【0004】従来、これらを解決するため、一旦IP系の
信号をATM(Asynchronous TransferMode:非同期転送モ
ード)に収容した上でSDHフレームにマッピングする方法
や、Layer 3(OSI基本参照モデル第3層:ネットワーク
層)などのより上位のレイヤーで、一旦IPフレームを終
端した上で、SDHフレームに収容するなどの方法を用い
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法は、ATMな
ど中間のフレーム化処理や、上位レイヤーの終端を必要
とし、オーバーヘッド(無駄な処理)が大きくなるため、
処理回路が複雑になったり、遅延が大きくなったりする
という問題点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、ギガビットLANのGbE信号を、SDHより
柔軟性の高いOTNに収容することにより、SDHにおいて必
要なトリビュタリのフレーム化処理を簡易化し、簡易な
回路で低遅延な伝送を可能とした。また、FIFO(First I
n First Out)メモリを用いてGbE-OTN双方向で、クロッ
ク乗換えを行うとともに、スタッフビットによる伝送速
度の調整を行うことで、OTNへの信号の収容を可能とし
た。かつ、入力信号と全く同じビットパターンの信号が
伝送されるため、100%トランスペアレントな伝送が保証
され、GbEにはこの信号乗せ換えの影響が全く表れない
ような伝送システムを構築することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の伝送装置が適用
される伝送システムの概要構成を示す。この伝送システ
ムは複数のギガビットLAN(以下、「GbE」と呼ぶ)に接
続された伝送装置を光伝達網(OTN:Optical Transport N
etwork、以下、「OTN」と呼ぶ)で結ぶことにより構成さ
れる。この伝送装置はGbEに接続されたGbEインターフェ
ースと、GbEインターフェースと接続されたGbE-OTN/OT
N-GbEクロック乗せ換え手段と、GbE-OTNクロック乗せ換
え手段とOTNに接続されたOTNインターフェースから構成
される。
【0008】伝送装置に入力されたGbE信号は、GbEイン
ターフェースで電気信号に変換(光/電気変換)され、Gb
EはOTNとは非同期で動作しているため、ここでOTNのク
ロックに乗せ換えられる。この際に、スタッフビット挿
入手段により、0chの空き容量をスタッフビットで埋め
る。この後は一般の0chと全く同様に扱われ、目的地の
伝送装置へ伝送された後、0chに分割される。そして、
伝送されたOTN信号をOTNインターフェースで受信し、デ
ータ/スタッフの判別が行われ送信端で挿入されたスタ
ッフビットがスタッフビット削除手段により削除され、
OTN-GbEクロック乗せ換え手段により、再度GbEのクロッ
クに同期してGbEインターフェースを介してギガビットL
AN(GbE)に出力される。
【0009】図2に、GbE-OTNクロック乗せ換え手段の
実施例の説明図を示す。GbEインターフェースから入力
された信号は2経路に分けられ、一方はクロック抽出手
段に、もう一方はFIFOメモリに書き込まれる。この書き
込みの際にはクロック抽出手段で抽出された書き込み同
期用クロックが用いられる。ここで、同じクロックがス
タッフビット挿入手段にも出力され、スタッフビット挿
入のタイミングやスタッフビットの長さの決定に用いら
れる。FIFOメモリに書き込まれたデータは読み出し停止
信号が無い限り、OTNインターフェースから提供される
読み出し同期クロックに従って読み出されていく。(こ
の場合の読み出し信号を図2右に示す。)読み出し停止
信号が入力されると、FIFOメモリからのデータの読み出
しは停止され、スタッフビット挿入手段(図5参照)に
よりスタッフビットが挿入される。
【0010】図3に、OTN-GbEクロック乗せ換え手段の
実施例1の説明図を示す。OTNインターフェースから入
力された信号は、まず後述するデータ/スタッフビット
判別手段(図8参照)により、スタッフビット部分の識
別、およびGbEデータ部分のクロック周波数の計算が行
われる。その後OTN-GbEクロック乗せ換え手段に入力さ
れた信号は2経路に分けられ、一方はクロック抽出手段
に、他方はFIFOメモリに書き込まれる。この書き込みの
際にはクロック抽出手段で抽出された書き込み同期用ク
ロックが用いられる。この際、データ/スタッフ判別手
段からの書き込み停止信号により、スタッフビットはFI
FOメモリには書き込まれず単に捨てられる。FIFOメモリ
に書き込まれたデータは、データ/スタッフ判別手段か
らのクロック周波数制御信号を入力とするGbE信号送信
用クロック発生手段が生成する読み出し同期用クロック
に従って読み出され、GbEインターフェースへ出力され
る。この際、このGbE信号送信用クロックと、本伝送装
置への入力側のGbEクロックの周波数とはGbEの規格の範
囲内で一致しない可能性がある。よってデータ/スタッ
フ判別手段から入力されるクロック周波数制御信号によ
って、両者、すなわち送信側GbEの受信クロックと受信
側GbEへ送信する送信クロックが一致するようにGbE信号
送信用クロック発生手段の発信周波数が制御される。
【0011】図4に、OTN-GbEクロック乗せ換え手段の
実施例2の説明図を示す。OTNインターフェースから入
力された信号は、まず後述するデータ/スタッフ判別手
段(図8参照)により、スタッフビット部分の識別、お
よびGbEデータ部分のクロック周波数の計算が行われ
る。その後OTN-GbEクロック乗せ換え手段に入力された
信号は、実施例1のクロック抽出手段で抽出された書き
込み同期用クロックに代えてOTNインターフェースから
提供されるOTNクロックに同期してFIFOメモリに書き込
まれる。この際、データ/スタッフ判別手段からの書き
込み停止信号により、スタッフビットはFIFOメモリには
書き込まれず単に捨てられる。FIFOメモリに書き込まれ
たデータは、GbE信号送信用クロック発生手段が発生す
る読み出し同期用クロックに従って読み出され、GbEイ
ンターフェースへ出力される。この際、このGbE信号送
信用クロックと、本伝送装置への入力側のGbEクロック
の周波数とはGbEの規格の範囲内で一致しない可能性が
ある。よってデータ/スタッフ判別手段から入力される
クロック周波数制御信号によって、両者が一致するよう
にGbE信号送信用クロック発生手段の発振周波数が制御
される。
【0012】また、図2〜4において、GbEインターフ
ェース、OTNインターフェースで信号の並列化処理を行
い、読み出し同期用クロックを1/並列数とすることも
できる。(なお、図2〜4における各信号にはスタッフ
ビットは示されていない。) 図5に、スタッフビット挿入手段の実施例の説明図を示
す。スタッフビット挿入手段は、データ/スタッフ決定
手段、データ/スタッフ選択手段、スタッフ生成手段か
ら構成される。通常、図中のデータ/スタッフ決定手段
は、読み出し停止信号およびスタッフ選択信号ともにOF
Fの状態にあり、GbE-OTNクロック乗せ換え手段のFIFOメ
モリから読み出されたGbEのデータ信号がOTNインターフ
ェースへ出力される。
【0013】しかし、このデータ/スタッフ決定手段
は、書き込み同期用クロックと読み出し同期用クロック
の周波数差および位相差を比較し、ある条件に従って読
み出し停止信号およびスタッフ選択信号をON,OFFする。
この信号がONの間、FIFOメモリからのデータの読み出し
は停止され、またデータ/スタッフ選択手段は、この信
号に従ってスタッフ生成手段からの入力(すなわち、ス
タッフビット)を選択し、OTNインターフェースへ出力
する。スタッフ生成手段は、本来のデータ中には現れな
いビットパターンを生成することで、データ/スタッフ
判別手段におけるスタッフビットの識別を容易に行える
ようにする。
【0014】このようにして、データ間にスタッフビッ
トが挿入された後、読み出し停止信号およびスタッフ選
択信号はOFFにされると、再びFIFOメモリから読み出さ
れたデータがOTNインターフェースへ出力される。図6
に、データ/スタッフ決定手段の実施例1の説明図を示
す。これは、データ長固定、スタッフ長可変の方式であ
る。データ/スタッフ決定手段は、ビット計数手段、位
相比較手段、スタッフ挿入判断手段から構成される。
【0015】ビット計数手段は、読み出し同期用クロッ
クをカウントすることで、FIFOメモリから読み出された
データのビット数をカウントし、これが予め設定された
ある閾値を超えた場合にスタッフ挿入開始信号をONにす
る。スタッフ挿入判断手段はこの信号を受けて、読み出
し停止信号およびスタッフ選択信号をONにする。一方、
位相比較手段は、スタッフ挿入開始信号、書き込み同期
用クロック、読み出し同期用クロックを入力し、書き込
み同期用クロックおよび読み出し同期用クロックの位相
差を比較することで、挿入すべきスタッフビットの長さ
を求め、必要なスタッフビットが挿入されるとスタッフ
挿入停止信号をONにする。
【0016】スタッフ挿入判断手段は、スタッフ挿入開
始信号とスタッフ挿入停止信号を受けて、読み出し停止
信号およびスタッフ選択信号を出力する。データ/スタ
ッフ選択手段は、スタッフ選択信号によりFIFOメモリの
出力データあるいはスタッフ生成手段により生成された
スタッフを選択して出力する。図7に、データ/スタッ
フ決定手段の実施例2の説明図を示す。これは、データ
長可変、スタッフ長固定の方式である。データ/スタッ
フ決定手段は、ビット計数手段、位相比較手段、スタッ
フ挿入判断手段から構成される。
【0017】ビット計数手段は、読み出し同期用クロッ
クをカウントし、一定数を超えるごとにスタッフ(+1)
信号を出力する。スタッフ挿入判断手段では、この信号
を受け取ると、内部のカウンタを+1増やす。カウンタが
ある閾値を超えると一定のビット数の間だけ読み出し停
止信号およびスタッフ選択信号をONにする。一方、位相
比較手段は、書き込み同期用クロックおよび読み出し同
期用クロックの位相差を比較し、挿入スタッフ信号、ス
タッフ(+)信号またはスタッフ(−)信号を出力する。
【0018】スタッフ挿入判断手段はこの信号により挿
入すべきスタッフの長さを調節するスタッフ選択信号を
出力する。データ/スタッフ選択手段は、このスタッフ
選択信号によりデータ及びスタッフ生成手段により生成
されたスタッフを選択して出力する。図8に、データ/
スタッフ判別手段の実施例の説明図を示す。データ/ス
タッフ判別手段は、スタッフ識別手段とクロック周波数
演算回路から構成される。
【0019】OTNインターフェースから入力された信号
は2分岐され、一方はOTN-GbEクロック乗せ換え手段
へ、もう一方はデータ/スタッフ判別手段へ送られる。
スタッフ識別手段では、スタッフを識別して、入力信号
がスタッフの場合書き込み停止信号をONにしてOTN-GbE
クロック乗せ換え手段へ出力すると共に、データ/スタ
ッフ識別信号をクロック周波数演算回路に出力する。ク
ロック周波数演算回路では、OTNインターフェースから
入力された信号のクロックにより、データおよびスタッ
フのビット数をカウントし、両者の比率から本来のGbE
信号の同期周波数を求め、OTN-GbEクロック乗せ換え手
段のGbE信号送信用クロック発生手段へのクロック周波
数制御信号を出力する。
【0020】なお、データ/スタッフ判別手段と、この
出力信号である書き込み停止信号によりスタッフビット
をFIFOメモリに書き込みを禁止することによりスタッフ
ビット削除手段を構成する。図9に、OTN-GbEクロック
乗せ換え手段の実施例3の説明図を示す。クロック停止
手段は書き込み停止信号を受けると、クロック抽出手段
から出力される書き込み同期用クロックをブロックし、
これによりスタッフのFIFOメモリへの書き込みを停止す
る。この書き込みクロックを計数手段で1/n(n:整
数)とした信号とGbE信号送信用クロック発生手段の出
力(すなわち、読み出し同期用クロック)を計数手段で
1/nとした信号との位相を位相比較器で比較し、この
出力をフィルタ(FIL:Filter)を介して電圧制御発振器
(VCO:Voltage Controlled Oscllator)を駆動し、VCOの
出力をn倍して読み出し同期用クロックを出力する。こ
のようにして読み出し同期用クロックを制御する。(こ
の読み出し同期用クロックの制御は「重井芳治編著 電
子工学進歩シリーズ7 高速PCM コロナ社 1975年発
行 第139頁図3」に記載されている。)
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、従来、イーサネットの信号をSDHに収容し
てから送信し、受信側で再びイーサネットの信号に変換
する代わりに、柔軟性の高いOTNを用いることにより、
回路の簡略化、遅延時間の短縮を実現できる。また、FI
FOメモリを用いてGbE-OTN双方向で、クロック乗換えを
行うとともに、スタッフビットによる伝送速度の調整を
行うことで、OTNへの信号の収容を可能とした。かつ、
入力信号と全く同じビットパターンの信号が伝送される
ため、100%トランスペアレントな伝送が保証され、GbE
にはこの信号乗せ換えの影響が全く表れないような伝送
システムを構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の伝送装置を用いた伝送システムの概要
構成図。
【図2】本発明のGbE-OTNクロック乗せ換え手段の実施
例の説明図。
【図3】本発明のOTN-GbEクロック乗せ換え手段の実施
例1の説明図。
【図4】本発明のOTN-GbEクロック乗せ換え手段の実施
例2の説明図。
【図5】本発明のスタッフビット挿入手段の実施例の説
明図。
【図6】本発明のデータ/スタッフ決定手段の実施例1
の説明図。
【図7】本発明のデータ/スタッフ決定手段の実施例2
の説明図。
【図8】本発明のデータ/スタッフ判別手段の実施例の
説明図。
【図9】本発明のOTN-GbEクロック乗せ換え手段実施例
3の説明図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木坂 由明 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 片岡 智由 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K028 AA07 BB08 NN51 TT05 5K030 GA05 HC14 HD06 JL03 LA15 5K033 CB15 DA05 DB19 5K047 AA16 BB02 GG10 LL01 MM26

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】LANのインタフェースとLANより大容量の伝
    送網のインタフェースを備えた伝送装置において、 LANのインタフェースで受信した信号を伝送網に収容す
    る際の空き容量を埋めるためのスタッフビットを挿入す
    るスタッフビット挿入手段を備え、LANから受信した信
    号を伝送網の同期クロックに乗せ換えるLAN-伝送網クロ
    ック乗せ換え手段と、 LANより大容量の伝送網のインタフェースで受信した信
    号のスタッフビットを削除するスタッフビット削除手段
    を備え、抽出したLANの信号をLANのクロックに乗せ換え
    る伝送網-LANクロック乗せ換え手段とから構成され、 入力された前記LANの信号を前記伝送網に収容して伝送
    し、かつ伝送網から受け取った信号からLANの信号を復
    元して出力することを特徴とする伝送装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の伝送装置において、 LANのインタフェースは、IEEE 802.3zにおいて定義され
    ているギガビットLAN(以下「GbE」と呼ぶ)信号のイン
    タフェースであり、 LANより大容量の伝送網のインタフェースは、ITU-T G.7
    09において定義されている光伝達網(OTN:Optical Tran
    sport Network、以下「OTN」と呼ぶ)のインタフェース
    であり、 GbEインタフェースから受信したGbE信号をOTNに収容す
    る際の空き容量を埋めるためのスタッフビットを挿入す
    るスタッフビット挿入手段を備え、OTNの同期クロック
    に乗せ換えてOTNインタフェースに出力するGbE-OTNクロ
    ック乗せ換え手段と、 OTNインタフェースから受信したOTN信号のスタッフビッ
    トを削除するスタッフビット削除手段を備え、GbEクロ
    ックに乗せ換えるOTN-GbEクロック乗せ換え手段とから
    構成され、 入力されたGbE信号をOTNに収容して伝送し、かつOTNか
    ら受け取った信号をGbE信号として出力することを特徴
    とする伝送装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の伝送装置において、 GbE-OTNクロック乗せ換え手段は、 GbE信号からクロックを抽出するGbEクロック抽出手段
    と、 GbE信号をGbEクロック抽出手段のGbEクロックに同期し
    て書き込み、OTNクロックに同期し、スタッフビット挿
    入手段のスタッフビット挿入信号に基づいて生成された
    読み出し停止および再開信号により読み出すFIFOメモリ
    を備えたことを特徴とする伝送装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の伝送装置において、 OTN-GbEクロック乗せ換え手段は、 OTN信号からOTNクロックを抽出するOTNクロック抽出手
    段と、 OTN信号のスタッフ信号を識別して書き込み停止信号を
    生成し、OTNクロックとOTN信号のデータ/スタッフ識別
    信号に基づいて送信側GbEの受信クロックと受信側GbEの
    送信クロックを一致させるためのクロック周波数制御信
    号を生成する書き込み停止・クロック周波数制御信号生
    成手段と、 前記クロック周波数制御信号によりGbE信号送信用クロ
    ック周波数を変化させて出力するGbE信号送信用クロッ
    ク発生手段と、 OTN信号をOTNクロック抽出手段のOTNクロックに同期
    し、前記書き込み停止信号により書き込み停止および再
    開により書き込み、GbE信号送信用クロックに同期して
    読み出すFIFOメモリを備えたことを特徴とする伝送装
    置。
  5. 【請求項5】請求項2に記載の伝送装置において、 OTN-GbEクロック乗せ換え手段は、 OTN信号のスタッフ信号を識別して書き込み停止信号を
    生成し、OTNクロックとOTN信号のデータ/スタッフ識別
    信号に基づいて送信側GbEの受信クロックと受信側GbEの
    送信クロックを一致させるためのクロック周波数制御信
    号を生成する書き込み停止・クロック周波数制御信号生
    成手段と、 前記クロック周波数制御信号によりGbE信号送信用クロ
    ック周波数を変化させて出力するGbE信号送信用クロッ
    ク発生手段と、 OTN信号をOTNクロックに同期し、前記書き込み停止信号
    により書き込み停止および再開により書き込み、GbE信
    号送信用クロックに同期して読み出すFIFOメモリを備え
    たことを特徴とする伝送装置。
  6. 【請求項6】請求項2に記載の伝送装置において、 スタッフビット挿入手段は、 GbEの伝送路符号上に現れないビットパターンを生成す
    るスタッフ生成手段と、 GbE-OTNクロック乗せ換え手段で生成された書き込み用
    同期クロックとOTNインタフェースから出力される読み
    出し同期用クロックを入力し、GbE-OTNクロック乗せ換
    え手段の読み出し停止信号とスタッフ選択信号を出力す
    るデータ/スタッフ決定手段と、 前記OTNクロックに乗せ換えたデータと、スタッフ生成
    手段の出力であるスタッフの2つを入力とし、スタッフ
    選択信号によりデータまたはスタッフのどちらか一方の
    みをOTNインタフェースへ出力するデータスタッフ選択
    手段を備えたことを特徴とする伝送装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の伝送装置において、 データ/スタッフ決定手段は、 OTNインタフェースから出力される読み出し同期用クロ
    ックを入力とし、クロック数をカウントして設定された
    一定の値を超えた時にスタッフ挿入開始信号を出力する
    ビット計数手段と、 GbE-OTNクロック乗せ換え手段から出力される書き込み
    同期用クロックと、OTNインタフェースから出力される
    読み出し同期用クロックを入力とし、両者の位相を比較
    して、位相差の絶対値が設定された閾値を超えた時に挿
    入スタッフ数制御信号を出力する位相比較手段と、 前記スタッフ挿入開始信号と挿入スタッフ数制御信号を
    入力とし、スタッフ挿入開始信号が’1’の時にスタッ
    フ選択信号を’1’とし、同時に読み出し停止信号を’
    1’として出力し、挿入スタッフ数制御信号が’+1’
    ならスタッフ数を増やし、’0’なら変えず、’−1’
    なら減らしたビット数分だけ、スタッフ選択、読み出し
    停止状態をするスタッフ選択信号を出力するスタッフ挿
    入判断手段を備えたことを特徴とする伝送装置。
  8. 【請求項8】請求項6に記載の伝送装置において、 データ/スタッフ決定手段は、 OTNインタフェースから出力される読み出し同期用クロ
    ックを入力とし、クロック数をカウントして設定された
    一定の値を超えた時にスタッフ(+1)信号を出力 するビット計数手段と、GbE-OTNクロック乗せ換え手段
    から出力される書き込み同期用クロックと、OTNインタ
    フェースから出力される読み出し同期用クロックを入力
    とし、両者の位相を比較して、位相差の絶対値が設定さ
    れた閾値を超えたときにスタッフ(±1)信号を出力する
    位相比較手段と、 ビット数計数手段のスタッフ(+1)信号と位相比較手段の
    スタッフ(±1)信号を入力とし、スタッフ(+1)信号が’
    1’ならカウンタを増やし、’0’なら変えず、’−
    1’なら減らし、カウンタが設定された閾値を超えた場
    合にスタッフ選択信号を’1’とし、一定ビット数分だ
    けスタッフ選択、読み出し停止状態を保持するスタッフ
    選択信号を出力するスタッフ挿入判断手段を備えたこと
    を特徴とする伝送装置。
  9. 【請求項9】請求項2に記載の伝送装置において、 スタッフ削除手段は、 OTNインタフェースから出力される信号をパターンマッ
    チングし、GbEの伝送路符号に含まれないビットパター
    ンが現れた場合に書き込み停止信号を’1’にし、前記
    OTNインタフェースからの入力信号の中のデータとスタ
    ッフをそれぞれカウントし、両者の比率に従って送信側
    GbEの受信クロックと受信側GbEの送信クロックを一致さ
    せるためのクロック周波数制御信号を出力するデータ/
    スタッフ判別手段を備えたことを特徴とする伝送装置。
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