JP2002217767A - 信号検出装置 - Google Patents

信号検出装置

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JP2002217767A
JP2002217767A JP2001009303A JP2001009303A JP2002217767A JP 2002217767 A JP2002217767 A JP 2002217767A JP 2001009303 A JP2001009303 A JP 2001009303A JP 2001009303 A JP2001009303 A JP 2001009303A JP 2002217767 A JP2002217767 A JP 2002217767A
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frequency
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JP2001009303A
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Keiji Akiyama
啓次 秋山
Kazuto Kitakubo
和人 北久保
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Sony Corp
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数の異なる2つの信号を単一の回路構成
で高感度にそれぞれ検出する。 【解決手段】 受信信号の周波数を中間周波数に変換す
るミキサ5と、受信信号に混合させる基準信号をミキサ
5に供給するローカル発振器10と、ミキサ5から出力
された出力信号のレベルを所定のレベルに基づき判定す
るレベル判定器9とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数の異なる2
つの信号を単一の回路構成で高感度にそれぞれ検出でき
る信号検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体無線システム等に適用される信号
検出装置の多くは、スーパーヘテロダイン方式を用いて
いる。スーパーヘテロダイン方式は、受信信号を受信回
路内の局部発振器の出力信号と混合して、一定の中間周
波数に変換し、増幅する方式である。これにより、増幅
された信号に一定の周波数特性をもたせることができる
ため、雑音の影響を受けにくい、歪の少ない信号を得る
ことができる。
【0003】近年5.3GHz帯域の移動体無線システ
ムの導入が検討されている。しかし、5.3GHz帯域
においては、既に気象レーダが稼動している。気象レー
ダは、特定の周波数でレーダ信号を送信し、対象物から
の反射波を受信することで気象データを取得する。ま
た、レーダ信号の発信は一定の間隔でなされ、またその
間レーダアンテナは一定の周期で回転している。ここで
レーダアンテナの回転角速度をω(rad/s)、レーダ信号
の送信間隔をt(s)とすれば、1回の送受信の間で走査さ
れるレーダ走査エリアは、図4に示すように、レーダア
ンテナからみて角度θにある扇状の範囲内となる。角度
θは、以下の式で表すことができる。 θ=ωt(rad) 従って、移動体無線システムは、5.3GHz帯域にお
いて、上記レーダ走査エリアで動作させたとき、レーダ
信号に干渉を与えてしまうこととなる。
【0004】レーダ信号への干渉を回避しながら移動体
無線システムを動作させる方法として2つの方法が考え
られる。第1の方法として、移動体無線システムにおい
て送受信する電波の電界レベルをレーダ信号より十分低
いレベルに抑える方法である。また、第2の方法とし
て、上記角度θにある扇状のレーダ走査エリアが移動体
無線システムの動作地点に入る直前に移動体無線システ
ムの送信を停止させ、レーダ走査エリアが移動体無線シ
ステムの動作地点を通過した直後に送信を再開する方法
である。
【0005】しかしながら、上記第1の方法は、常にレ
ーダ信号への干渉を回避できるという利点はあるが、レ
ーダ方向への送信出力を非常に低いレベルに抑えなけれ
ばならないことと、レーダに近接した地域では運用が事
実上不可能であることから、実現には多くの障壁があ
る。一方、上記第2の方法は、地理的条件は緩和される
という利点はあるが、レーダ走査エリアが移動体無線シ
ステムの動作地点に入る直前及び通過した直後において
レーダ信号の有無を検出できるようにしなければならな
い。
【0006】以下に第2の方法を採用する場合について
述べる。5.3GHz帯域におけるレーダ信号の周波数
は、図5に示すように、5260MHzから5340M
Hzまでの間において10MHz間隔で設定されてい
る。そして、各レーダそれぞれが、運用事業者に対して
割り当てられている。各運用事業者は、レーダ相互間で
の干渉を防ぐため非同期にして運用を行っている。
【0007】移動体無線システムの周波数については、
図6に示すように、5260MHzから5340MHz
までの間において、1ブロック20MHz単位で4つの
ブロックに帯域を分割し、分割した各帯域ブロックごと
事業者に割り当てる予定である。この場合、移動体無線
システムの帯域1ブロックにつき周波数の異なる2つ以
上のレーダ信号が重なる。
【0008】従って、第2の方法により移動体無線シス
テムの電波とレーダ信号との干渉を回避させるために
は、各ブロックごとに、周波数の異なる2つ以上のレー
ダ信号をそれぞれ検出しなければならない。
【0009】このような要求に対応するため、周波数の
異なる2つの受信信号それぞれに対し検出装置を設ける
方法が考え出されている。検出装置は、この方法を採用
する場合、2台必要となる。検出装置の受信帯域幅は、
1つの受信信号の周波数のみ検出できるように設定され
ている。例えば、レーダ信号の実際の帯域幅が1MHz
〜3MHz程度である場合、検出装置の受信帯域幅は、
1MHz〜3MHzまでをカバーできるように設定して
おけば足りる。
【0010】また、周波数の異なる2つの受信信号を1
つの検出装置で検出する方法も考え出されている。検出
装置の受信帯域幅は、2つの受信信号の周波数を双方と
も含むように設定されている。例えば、図5に示すよう
に、5.3GHz帯域おけるレーダ信号の周波数は、5
260MHzから5340MHzまでの間において10
MHz間隔で設定されている。そのため、2つの受信信
号の周波数を双方とも含むように帯域を設定するために
は、受信帯域幅を10MHz以上にする必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、周波数
の異なる2つの受信信号それぞれに対し検出装置を設け
る方法は、検出装置が2台必要となるため、複雑な構成
になり、コストが高くなるという問題点がある。
【0012】また、周波数の異なる2つの受信信号を1
つの検出装置で検出する方法では、受信帯域幅を広く設
定しなければならないため、熱雑音レベルが高くなり、
十分な検出感度を得ることができないという問題点があ
る。
【0013】本発明は、上述したような問題点を解決す
るものであり、周波数の異なる2つの信号を単一の回路
構成で高感度にそれぞれ検出できる信号検出装置を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る信号検出装
置は、上記の目的を達成するために、受信信号の周波数
を中間周波数に変換する周波数変換手段と、受信信号に
混合させる基準信号を周波数変換手段に供給する局部発
振回路と、周波数変換手段から出力された出力信号のレ
ベルを所定のレベルに基づき判定する判定手段とを備
え、基準信号の周波数は、検出する2つの受信信号の周
波数f、f(f<f)の中央値であることを特
徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る信号検出装置
の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0016】図1に第1の実施の形態として、周波数の
異なる2つのレーダ信号を検出する信号検出装置1を示
す。2つのレーダ信号の周波数は、f、fである。
【0017】この信号検出装置1は、アンテナ2と、受
信帯域フィルタ3と、増幅器4と、ミキサ5と、フィル
タ6と、高利得増幅器7と、A/D変換器8と、レベル
判定器9と、ローカル発振器10と、PLLループ11
と、制御回路12と、電源13と、基準信号発生器14
とを備えている。
【0018】アンテナ2は、レーダ信号を受信する。ア
ンテナ2は、受信信号を受信帯域フィルタ3に出力す
る。
【0019】受信帯域フィルタ3は、アンテナ2からの
受信信号が入力され、通過帯域を制限し、増幅器4に出
力する。受信帯域フィルタ3における通過帯域は、2つ
のレーダ信号の周波数fからfまでの帯域を含むよ
うに設定されている。
【0020】増幅器4は、受信帯域フィルタ3からの受
信信号を増幅する。増幅器4は増幅した受信信号をミキ
サ5に出力する。
【0021】ミキサ5は、ローカル発振器10から出力
される基準信号と受信信号を混合し、受信信号の周波数
を中間周波数に変換する。ミキサ5は、フィルタ6へ中
間周波数に変換した信号を出力する。
【0022】フィルタ6は、ミキサ5からの出力信号の
通過帯域fを制限する。通過帯域fは、0<f<f
である。フィルタ6を通過した出力信号は、高利得
増幅器7に入力される。
【0023】高利得増幅器7は、フィルタ6からの出力
信号を増幅し、増幅信号をA/D変換器8へ出力する。
【0024】A/D変換器8は、増幅信号をディジタル
データに変換し、変換信号をレベル判定器9へ出力す
る。
【0025】レベル判定器9は、変換信号の信号レベル
を所定の信号レベルと比較する。レベル判定器9は、変
換信号が所定のレベルより大きい場合にはレーダ信号が
検出されたという判定をし、所定のレベルより小さい場
合にはレーダ信号が検出されなかったという判定をす
る。所定のレベルは、周波数の異なる2つのレーダ信号
のみ検出できるレベルに設定されている。これにより、
レベル判定器9は、周波数の異なる2つのレーダ信号の
どちらを受信してもレーダ信号が検出されたという判定
をする。すなわち、信号検出装置1は、周波数の異なる
2つのレーダ信号につき別々のレベル判定器を設けるこ
となく、一つのレベル判定器で検出結果を処理すること
ができる。
【0026】PLLループ11は、基準信号発生器14
から出力された信号に基づき、基準信号の周波数を制御
する。基準信号発生器14から出力された信号の精度
は、基準信号の周波数に大きく寄与する。
【0027】次に、ミキサ5においてなされる中間周波
数変換について説明する。例として、5.3GHz帯域
において、アンテナ2が、周波数f、f(f<f
)であるレーダ信号を受信する場合について説明す
る。
【0028】5.3GHz帯域におけるレーダ信号の周
波数は、図5に示したように、5260MHzから53
40MHzまでの間において10MHz間隔で割り当て
られている。そのため、アンテナ2が受信する2つのレ
ーダ信号の周波数f、fは、以下のように記述する
ことができる。 f=f+10(MHz) ここで、ローカル発振器10から出力される基準信号の
周波数fosuをfとf の中央値に設定する。 fosu=(f+f)/2=f+5(MHz) 周波数fのレーダ信号を受信したとき、ミキサ5から
の出力信号の周波数foutは、以下のようになる。 fout=|f±(f+5(MHz))|=2f+5(M
Hz),5(MHz) このとき、フィルタ6の通過帯域を5MHz付近に設定
しておけば、中間周波数に変換された周波数のうち、2
+5(MHz)の周波数成分は、フィルタ6で制限さ
れてしまうため、フィルタ6からの出力信号の周波数fo
utは、5MHzとなる。
【0029】一方、周波数fのレーダ信号を受信した
とき、ミキサ5からの出力信号の周波数は、以下のよう
になる。 fout=|f±(f+5(MHz))|=|f+10
(MHz)±(f+5(MHz))|=2f+15(MH
z),5(MHz) このときも同様にフィルタ6の通過帯域を5(MHz)付
近に設定しておけば、中間周波数に変換された周波数の
うち、2f+15(MHz)の周波数成分はフィルタ6
で制限されてしまうため、フィルタ6からの出力信号の
周波数foutは、5(MHz)となる。
【0030】このようにして、信号検出装置1は、基準
信号の周波数fosuをfとfの中央値(fosu=(f
+f)/2=f+5(MHz))に設定すれば、f
どちらの周波数のレーダ信号に対しても、同一の中
間周波数の出力信号を出力することができる。
【0031】本発明にかかる信号検出装置1は、移動体
無線システムと気象レーダの間で周波数帯域を共用する
際に、移動体無線システムに対して適用される。信号検
出装置1は、例えば5.3GHz帯域における移動体無
線システムに対して適用される。移動体無線システム
は、5.3GHz帯域において、レーダ走査エリアで動
作させたとき、レーダ信号に干渉を与えてしまう。レー
ダ操作エリアは、レーダアンテナからみて角θにある扇
状の範囲内である。角θは、レーダアンテナの回転角速
度をω(rad/s)、レーダ信号の送信間隔をt(s)としたと
き、θ=ωt(rad)で表すことができる。この場合、信号
検出装置1は、レーダ走査エリアが移動体無線システム
の動作地点に入る直前において、レーダ信号を受信し、
レーダ信号が検出されたという判定結果を移動体無線シ
ステムに出力することができる。また移動体無線システ
ム1は、信号検出装置からの出力に基づき、電波の送受
信を停止させることで、レーダ信号への干渉を回避する
ことができる。信号検出装置1は、移動体無線システム
が送受信を停止させた後においても、レーダ走査エリア
が移動体無線システムの動作地点を通過した直後にレー
ダ信号を受信することができ、レーダ信号が検出された
という判定結果を移動体無線システムに出力することが
できる。移動体無線システムは、信号検出装置1からの
出力に基づき、電波信号の送受信を再開することができ
る。
【0032】また、信号検出装置1は、例えば図6に示
すように5260MHzから5340MHzまでの帯域
において、移動体無線システムの1帯域ブロックにつき
周波数の異なる2つのレーダ信号が重なる場合であって
も、移動体無線システム中に組み込むことにより、周波
数の異なる2つのレーダ信号をそれぞれ検出することが
できる。
【0033】更に、信号検出装置1は、単一の回路構成
で周波数の異なる2つのレーダ信号をそれぞれ検出する
ことができるため、システムを複雑化させることなく、
コストダウンが図れる。また、信号検出装置1は、受信
帯域幅を狭く設定できるため、熱雑音の影響を軽減した
高感度の検出を行うことができる。
【0034】図2に第2の実施の形態として、周波数の
異なる2つのレーダ信号を2回にわたり周波数変換する
信号検出装置15を示す。2つのレーダ信号の周波数
は、f 、fである。
【0035】以下、信号検出装置15の詳細を説明す
る。なお、第1の実施の形態である信号検出装置1と同
一の回路構成要素、部材は、第1の実施の形態の説明を
引用し、説明を省略する。
【0036】この信号検出装置15は、アンテナ2と、
受信帯域フィルタ3と、増幅器4と、高利得増幅器7
と、A/D変換器8と、レベル判定器9と、制御回路1
2と、電源回路13と、基準信号発生器14と、第1ミ
キサ16と、第1フィルタ17と、中間増幅器18と、
第2ミキサ19と、第2フィルタ20と、第1ローカル
発振器21と、第1PLLループ22と、第2ローカル
発振器23と、第2PLLループ24とを備えている。
【0037】増幅器4は、受信帯域フィルタ3からの受
信信号を増幅し、増幅した受信信号を第1ミキサ16に
出力する。
【0038】第1ミキサ16は、第1ローカル発振器2
1から出力される基準信号と受信信号を混合し、受信信
号の周波数を中間周波数に変換する。第1ミキサ16
は、第1フィルタ17へ中間周波数に変換した信号を出
力する。基準信号の周波数fsは、任意の周波数である。
【0039】第1フィルタ17は、第1ミキサ16から
の出力信号の通過帯域を制限する。通過帯域は、中間周
波数に変換された出力信号の周波数f−fsからf
fsまでの帯域を含むように設定されている。
【0040】中間増幅器18は、第1フィルタ17から
の出力信号を増幅し、増幅した出力信号を第2ミキサ1
9へ出力する。
【0041】第2ミキサ19は、第2ローカル発振器2
3から出力された基準信号と中間増幅器18から出力さ
れた出力信号を混合し、出力信号の周波数を中間周波数
に変換する。第2ミキサ19は、第2フィルタ20へ中
間周波数に変換した信号を出力する。第2ローカル発振
器23から出力される基準信号は、第1ミキサにおいて
中間周波数に変換された出力信号の周波数f−fs、f
−fsの中央値に設定されている。
【0042】第2フィルタ20は、第2ミキサ19から
の出力信号の通過帯域を制限する。通過帯域fは、0<
f<f−fである。第2フィルタ20から通過した
出力信号は、高利得増幅器7に入力される。
【0043】第1PLLループ22は、基準信号発生器
14から入力される一定周波数の信号に基づき、第1ロ
ーカル発振器21から出力される基準信号の周波数を制
御している。
【0044】第2PLLループ24は、基準信号発生器
14から入力される一定周波数の信号に基づき、第2ロ
ーカル発振器23から出力される基準信号の周波数を制
御している。
【0045】このようにして、信号検出装置15は、第
1ミキサ16における周波数変換で、受信信号の雑音成
分を選択的に除去することができ、第2ミキサ19にお
ける周波数変換で、同一の中間周波数の出力信号を出力
することができる。
【0046】本発明に係る信号検出装置15は、第1の
実施の形態で得られる効果に加えて、更に雑音成分を除
去した、レーダ信号の周波数成分のみ選択的に検出でき
る。これにより、信号検出装置15は、周波数の異なる
2つの信号を受信する場合において、さらに高感度に信
号を検出することができる。また、信号検出装置15
は、雑音成分の多い地点においても安定した信号検出を
行うことができる。
【0047】図3に第3の実施の形態として、周波数の
異なる2つのレーダ信号を2回にわたり周波数変換し、
移動体無線システムの電波の送受信と共用可能な信号検
出装置25を示す。2つのレーダ信号の周波数は、
、fである。
【0048】以下、信号検出装置25の詳細を説明す
る。なお、第1の実施の形態である信号検出装置1又は
第2の実施の形態である信号検出装置15と同一の回路
構成要素、部材の説明は、第1の実施の形態の説明又は
第2の実施の形態の説明を引用し、説明を省略する。
【0049】この信号検出装置25は、アンテナ2と、
受信帯域フィルタ3と、増幅器4と、高利得増幅器7
と、A/D変換器8と、レベル判定器9と、制御回路1
2と、電源回路13と、基準信号発生器14と、第1ミ
キサ16と、第1フィルタ17と、中間増幅器18と、
第2ミキサ19と、第2フィルタ20と、第1ローカル
発振器21と、第1PLLループ22と、第2ローカル
発振器23と、第2PLLループ24と、主信号処理系
26とを備えている。
【0050】アンテナ2は、レーダ信号又は移動体無線
システムの電波を受信する。アンテナ2は、受信信号を
受信帯域フィルタ3に出力する。
【0051】中間増幅器18は、第2ミキサ19と主信
号処理系26に接続されている。中間増幅器18から出
力されたレーダ信号は、第2ミキサ19へ入力される。
また、中間増幅器18から出力された移動体無線システ
ムの受信信号は、主信号処理系26へ入力される。
【0052】主信号処理系26は、移動体無線システム
の受信信号の信号処理を行うためのシステムである。主
信号処理系26は、中間増幅器から出力された移動体無
線システムの受信信号が入力される。
【0053】このようにして、信号検出装置25は、第
1ミキサ16における周波数変換により、受信信号の雑
音成分を選択的に除去することができる。また信号検出
装置25は、第2ミキサ19における周波数変換によ
り、同一の中間周波数の出力信号を出力することができ
る。信号検出装置25は、レーダ信号の検出と移動体無
線システムの電波の検出を一つの回路で共用できる。
【0054】信号検出装置25は、第2の実施の形態に
おいて得られる効果に加えて、更にレーダ信号の検出と
移動体無線システムの電波の検出を、それぞれ独立した
2つの検出装置を設けることなく行うことができる。こ
れにともない、信号検出装置25は、装置の小型化、低
価格化を図ることができる。
【0055】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではない。本発明に係る信号検出装置は、5.3GH
z帯域と異なる帯域において、周波数の異なる2つの信
号をそれぞれ検出しなければならない場合においても適
用可能である。また、本発明に係る信号検出装置を組み
込む通信システムは、上記実施の形態において示した移
動体無線システムに限定されず、一箇所に固定して動作
させる通信システム、回線を利用する通信システムにも
適用することができる。更に、本発明に係る信号検出装
置は、レーダ信号以外の信号と周波数帯域を共用しなけ
ればならない通信システムにも適用可能である。
【0056】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る信号検出装置は、受信信号の周波数を周波数変換手段
によって中間周波数に変換させるが、変換の際に混合さ
れる基準信号の周波数は、2つの受信信号の周波数
、f(f<f)の中央値として設定されてい
る。また、出力信号を帯域制限するフィルタを備え、フ
ィルタの通過帯域fは、0<f<f−fである構成
を採っている。これにより、信号検出装置は、f、f
どちらの周波数の信号に対しても同一の中間周波数の
出力信号を出力することができるため、受信帯域幅を狭
く設定でき、熱雑音の影響を軽減した高感度の検出を行
うことができる。また、信号検出装置は、f、f
ちらの周波数の信号が受信されても単一の回路構成で検
出をすることができるため、システムの簡略化、コスト
削減を図ることができる。
【0057】また、本発明にかかる信号検出装置は、受
信信号がレーダ信号である構成を採ることにより、レー
ダ走査エリアが移動体無線システムの動作地点に入る直
前にレーダ信号を検出できるので、移動体無線システム
の送受信を停止させることで、レーダ波への干渉を防止
することができる。また、信号検出装置は、レーダ走査
エリアが移動体無線システムの動作地点を通過した直後
にレーダ信号を検出し、移動体無線システムの送受信を
再開することができる。更に、信号検出装置は、移動体
無線システムの周波数ブロックに対して周波数の異なる
2つのレーダ信号が重なる場合であっても、それぞれの
レーダ信号を検出することができるため、移動体無線シ
ステムのレーダ信号への干渉を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のブロック構成例を示した図
である。
【図2】第2の実施の形態のブロック構成例を示した図
である。
【図3】第3の実施の形態のブロック構成例を示した図
である。
【図4】レーダ走査エリアを説明するための図である。
【図5】5.3GHz帯域におけるレーダ信号の周波数
配置を示す図である。
【図6】5.3GHz帯域におけるレーダ信号及び移動
体無線システムの周波数配置を示す図である。
【符号の説明】
1 信号受信装置、2 アンテナ、3 受信帯域フィル
タ、4 低雑音増幅器、5 ミキサ、6 フィルタ、7
高利得増幅器、8 A/D変換器、9 レベル判定
器、10 ローカル発振器、11 PLLループ、12
制御回路、13電源回路、14 基準信号発生器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号の周波数を中間周波数に変換す
    る周波数変換手段と、 前記受信信号に混合させる基準信号を前記周波数変換手
    段に供給する局部発振回路と、 前記周波数変換手段から出力された出力信号のレベルを
    所定のレベルに基づき判定する判定手段とを備え、 前記基準信号の周波数は、検出する2つの受信信号の周
    波数f、f(f<f)の中央値であることを特
    徴とする信号検出装置。
  2. 【請求項2】 前記出力信号を帯域制限するフィルタを
    備え、 前記フィルタの通過帯域fは、 0<f<f−f であることを特徴とする請求項1記載の信号検出装置。
  3. 【請求項3】 前記受信信号は、レーダ信号であること
    を特徴とする請求項1記載の信号検出装置。
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