JP2002214597A - 液晶表示素子用フィルムの貼り合せ装置 - Google Patents

液晶表示素子用フィルムの貼り合せ装置

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JP2002214597A JP2001010840A JP2001010840A JP2002214597A JP 2002214597 A JP2002214597 A JP 2002214597A JP 2001010840 A JP2001010840 A JP 2001010840A JP 2001010840 A JP2001010840 A JP 2001010840A JP 2002214597 A JP2002214597 A JP 2002214597A
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Michio Ogawa
路夫 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2枚のフィルムの貼り合せ部から十分に気泡
を排除でき、かつ貼り合わされたフィルム貼り合せ体に
内部ひずみを生じさせないこと。 【解決手段】 液晶表示素子用フィルムの貼り合せ装置
10において、一対のロータリーヘッド14A、14B
の円弧状支持面15A、15Bのそれぞれにフィルム1
A、1Bを保持可能とするとともに、両ロータリーヘッ
ド14A、14Bの支持面15A、15Bがそれらフィ
ルム1A、1Bの貼り合せ作業領域でそれら支持面15
A、15Bの一端側から他端側に向けて互いに移動して
会合する状態下で両ロータリーヘッド14A、14Bを
同期回転可能とするもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示素子用フィ
ルムの貼り合せ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、表示用透明電極を備え
る一対の基板の間に液晶を充填した液晶セルに、偏光板
を積層して構成される。偏光板は、2枚の偏光フィルム
を貼り合せて構成されたものである。
【0003】2枚の偏光フィルムを貼り合せる従来技術
は、一方の偏光フィルムを平面的に支持し、この一方の
偏光フィルムの粘着剤層の上に置かれた他方の偏光フィ
ルムを加圧ローラが加圧状態で回転しながら走行するこ
とにより、両偏光フィルムの間の気泡を排除しつつ貼り
合せるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術には以下の問
題点がある。 2枚の偏光フィルムの貼り合せ部から気泡を排除する
とき、一方の偏光フィルムを平面状にしていて、両偏光
フィルムの交差角を大きくできず、この交差角によって
両偏光フィルムが互いに形成する気泡押出し領域を外方
に大きく開放できないから、気泡を十分に排除すること
に困難がある。
【0005】一方の平面状の偏光フィルムに、張力の
付与された他方の偏光フィルムが加圧ローラの曲面に沿
う湾曲面状に伸ばされた状態で貼り合わされるものであ
り、両偏光フィルムの貼り合せ時における長さ方向での
ひずみ状態を互いに維持する。このため、貼り合された
偏光フィルム貼り合せ体に内部ひずみを生じさせ、反り
を生じ易い。
【0006】本発明の課題は、2枚のフィルムの貼り合
せ部から十分に気泡を排除でき、かつ貼り合わされたフ
ィルム貼り合せ体に内部ひずみを生じさせないことにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、2枚
のフィルムを貼り合せる液晶表示素子用フィルムの貼り
合せ装置において、一対のロータリーヘッドの円弧面状
支持面のそれぞれにフィルムを保持可能とするととも
に、両ロータリーヘッドの支持面がそれらフィルムの貼
り合せ作業領域でそれら支持面の一端側から他端側に向
けて互いに移動して会合する状態下で両ロータリーヘッ
ドを同期回転可能とし、両ロータリーヘッドの支持面が
上記貼り合せ作業領域で一端側から他端側に向けて会合
する過程で、両支持面が保持するフィルム同士をそれら
フィルムの長さ方向に沿って順に挟圧して貼り合せ可能
とするようにしたものである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て更に、前記両ロータリーヘッドの支持面のそれぞれに
フィルムを供給する供給部と、前記貼り合せ作業領域で
貼り合されたフィルム貼り合せ体を排出する排出部とを
有するようにしたものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において更に、前記両ロータリーヘッドの支持面を貼り
合せ作業領域で互いに加圧する加圧手段を少なくとも一
方のロータリーヘッドに付帯してなるようにしたもので
ある。
【0010】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て更に、前記加圧手段を一方のロータリーヘッドにだけ
付帯し、他方のロータリーヘッドの支持面は上記一方の
ロータリーヘッドの支持面に対する方向で固定化されて
なるようにしたものである。
【0011】請求項5の発明は、請求項1〜4の発明に
おいて更に、前記ロータリーヘッドの支持面が弾性表面
を備えてなるようにしたものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば下記、の作用があ
る。 2枚のフィルムの貼り合せ部から気泡を排除すると
き、両フィルムがともに相対するロータリーヘッドの円
弧面状支持面に保持されるから、一方のフィルムを平面
状に保持するものに比して、両フィルムの交差角を大き
くとることができる。従って、この交差角によって両フ
ィルムが互いに形成する気泡押出し領域を外方に大きく
開放でき、気泡を十分に排除できる。
【0013】両フィルムはともに、特に張力が付与さ
れることなく一対のロータリーヘッドの円弧面状支持面
に沿う湾曲状に保持された状態で貼り合わされるから、
貼り合わされたフィルム貼り合せ体に内部ひずみを生じ
させることがなく、反りを生じさせない。
【0014】請求項2の発明によれば下記の作用があ
る。 両ロータリーヘッドの支持面のそれぞれに供給部から
フィルムを供給した後、両ロータリーヘッドの支持面が
会合する貼り合せ作業領域で両フィルムを貼り合せ、貼
り合わされたフィルム貼り合せ体を排出部から排出する
ことにより、両フィルムの貼り合わせの一連の動作を連
続化でき、生産性を向上できる。
【0015】請求項3の発明によれば下記の作用があ
る。 加圧手段により、両ロータリーヘッドの支持面を貼り
合せ作業領域で互いに加圧することにより、両フィルム
の貼り合せ部からの気泡の排除を確実化できる。
【0016】請求項4の発明によれば下記の作用があ
る。 上述において、一方のロータリーヘッドの支持面を
固定化することにより、この一方のロータリーヘッドの
支持面を貼り合せ作業の不動の基準面状に安定維持で
き、貼り合せ品質を向上できる。
【0017】請求項5の発明によれば下記の作用があ
る。 ロータリーヘッドの支持面をゴム等の弾性表面とする
ことにより、両支持面に保持された両フィルムを完全に
隙間なく密着させて転接させ合うことができ、両フィル
ムの貼り合せ部からの気泡の排除を確実化できる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は貼り合せ装置のロータリー
ヘッド停止状態を示す平面図、図2は貼り合せ装置のロ
ータリーヘッド回転状態を示す平面図、図3は一対のロ
ータリーヘッドの支持面の交差角を示す模式図である。
【0019】貼り合せ装置10は、液晶表示素子のため
の偏光板となる、2枚の偏光フィルム1A、1Bを貼り
合わせた偏光フィルム貼り合せ体1を製造するものであ
る。
【0020】貼り合せ装置10は、図1、図2に示す如
く、一対の旋回装置11A、11Bと、供給部20A、
20Bと、排出部30とを有して構成される。
【0021】両旋回装置11A、11Bは、旋回テーブ
ル12A、12Bを有し、それらの旋回テーブル12
A、12Bの駆動系を互いにギア連結し、両旋回テーブ
ル12A、12Bを互いに完全に同期的に間欠回転す
る。旋回装置11Aの旋回テーブル12Aは外周の4等
配位置のそれぞれに連結部材13Aを介してロータリー
ヘッド14Aを備え、旋回装置11Bの旋回テーブル1
2Bは外周の4等配位置のそれぞれに連結部材13Bを
介してロータリーヘッド14Bを備える。
【0022】旋回装置11Aの4つのロータリーヘッド
14Aの各1個と旋回装置11Bの4つのロータリーヘ
ッド14Bの各1個は互いに一対をなす。そして、一対
をなすロータリーヘッド14Aとロータリーヘッド14
Bは、供給部20A、20Bから供給された偏光フィル
ム1A、1Bを保持可能とする円弧面状支持面15A、
15Bを備える。支持面15A、15Bは、旋回テーブ
ル12A、12Bから延出するバキューム配管16A、
16Bに接続され、支持面15A、15Bの表面に設け
た多数の小孔を介して偏光フィルム1A、1Bを吸着保
持する。
【0023】尚、供給部20A、20Bからロータリー
ヘッド14A、14Bの支持面15A、15Bに供給さ
れた偏光フィルム1A、1Bは粘着剤層を備えるととも
に、この粘着剤層を保護フィルムによって被覆されてい
る。支持面15A、15Bは偏光フィルム1A、1Bの
反粘着剤層側を吸着保持し、偏光フィルム1A、1Bの
保護フィルムはロータリーヘッド14A、14Bが後述
する旋回装置11A、11Bの会合点(貼り合せ作業領
域)に到達する前に、剥離装置(不図示)により剥離さ
れる。
【0024】旋回装置11A、11Bは、偏光フィルム
1A、1Bの貼り合せ作業領域を形成するそれら旋回装
置11A、11Bの会合点で、一対をなすロータリーヘ
ッド14Aとロータリーヘッド14Bの支持面15A、
15Bをそれらの回転方向の一端側から他端側に向けて
互いに移動させて会合せしめるように、旋回テーブル1
2A、12Bを前述の如くに間欠回転させて両ロータリ
ーヘッド14A、14Bを同期的に間欠回転する。
【0025】これにより、貼り合せ装置10にあって
は、両ロータリーヘッド14A、14Bの支持面15
A、15Bが上述の貼り合せ作業領域で、回転方向の一
端側から他端側に向けて会合する過程で、両支持面15
A、15Bが保持する偏光フィルム1A、1B同士をそ
れら偏光フィルム1A、1Bの長さ方向に沿って順に挟
圧して貼り合せ、偏光フィルム貼り合せ体1を形成可能
とする。両偏光フィルム1A、1Bはともに相対するロ
ータリーヘッド14A、14Bの円弧面状の支持面15
A、15Bに保持され、両偏光フィルム1A、1Bの貼
り合せ部に存在していた気泡は、図3に示す如く、両支
持面15A、15Bの交差角θ、ひいては両偏光フィル
ム1A、1Bの交差角θが形成する気泡押出し領域から
外方に押し出されて排除される。
【0026】ここで、旋回装置11Aのロータリーヘッ
ド14Aは、両ロータリーヘッド14A、14Bの支持
面15A、15Bの上述の貼り合せ作業領域で、ロータ
リーヘッド14Aの支持面15Aをロータリーヘッド1
4Bの支持面15Bに加圧する加圧装置としてのばね1
7を、その連結部材13Aの周囲に備える。つまり、ロ
ータリーヘッド14Aは、ばね17により旋回テーブル
12Aに対して外方に付勢される状態で支持される。こ
のとき、ロータリーヘッド14Bの側では、その支持面
15Bを連結部材13Bにより固定保持し、支持面15
Bをロータリーヘッド14Aの支持面15Bに対する方
向で固定化している。
【0027】また、両ロータリーヘッド14A、14B
の支持面15A、15Bは、図3に示す如く、偏光フィ
ルム1A、1Bを保持する面にゴム板を貼付され、偏光
フィルム1A、1Bを弾発的に保持可能とする弾性表面
18を備えるものとしている。弾性表面18は前述のバ
キューム吸着用の多数の小孔を備える。
【0028】供給部20A、20Bはそれぞれ、偏光フ
ィルム1A、1Bのためのエレベータ付ストッカ21
と、偏光フィルム1A、1Bをストッカ21から取出し
て供給作業位置に位置付けられているロータリーヘッド
14A、14Bの支持面15A、15Bに供給する移載
装置22とを有する。移載装置22は、偏光フィルム1
A、1Bの前述の保護フィルムの面をバキューム吸着す
るチャック23を有し、チャック23の向きをストッカ
21に対向する取出し方向と、ロータリーヘッド14
A、14Bの支持面15A、15Bに対向する受渡し方
向とに切換えるロータリーアクチュエータ24と、ロー
タリーアクチュエータ24を支持し、チャック23をス
トッカ21に対する取出位置と、ロータリーヘッド14
A、14Bの支持面15A、15Bに対する受渡し位置
との間で横移動する横移動アクチュエータ25と、横移
動アクチュエータ25を支持し、チャック23を支持面
15A、15Bに対する受渡しレベルと、ストッカ21
の最上層の偏光フィルム1A、1Bに対する吸着レベル
との間で昇降する昇降テーブル26とを備える。
【0029】これにより、供給部20A、20Bにあっ
ては、移載装置22のロータリーアクチュエータ24に
よりチャック23をストッカ21に対する取出方向に位
置付け、このチャック23を横移動アクチュエータ25
によりストッカ21に対する取出位置に位置付け、昇降
テーブル26によりチャック23をストッカ21の最上
層の偏光フィルム1A、1Bに対する吸着レベルに下降
し、チャック23により偏光フィルム1A、1Bを吸着
する。そして、偏光フィルム1A、1Bを吸着したチャ
ック23を昇降テーブル26により支持面15A、15
Bに対する受渡しレベルに上昇し、ロータリーアクチュ
エータ24によりチャック23を支持面15A、15B
に対する受渡し方向に位置付け、横移動アクチュエータ
25によりチャック23を支持面15A、15Bに対す
る受渡し位置に横移動し、偏光フィルム1A、1Bをチ
ャック23から支持面15A、15Bに受渡す。移載装
置22は、偏光フィルム1A、1Bの左右上下の4位置
に対応する4個のチャック23を備え、左側2個のチャ
ック23を支持面15A、15Bの中央より左側面に押
付け、右側2個のチャック23を支持面15A、15B
の中央より右側面に押付け、結果として偏光フィルム1
A、1Bの全面を隙間なく支持面15A、15Bに密着
させて受渡す。尚、昇降テーブル26に代え、ストッカ
21を昇降させることにより、ストッカ21の最上層の
偏光フィルム1A、1Bをチャック23による吸着レベ
ルに上昇させても良い。
【0030】排出部30は、一対をなすロータリーヘッ
ド14A、14Bの支持面15A、15Bが会合する貼
り合せ作業領域の出側(ロータリーヘッド14A、14
Bの回転の接線方向)に、排出コンベヤ31と、相対す
るガイド板32とを配置して構成される。これにより、
排出部30は、ロータリーヘッド14A、14Bの回転
とともにそれらの支持面15A、15Bの間から搾り出
されてくる偏光フィルム1A、1Bの貼り合せ体1の下
端面を排出コンベヤ31に受取り、貼り合せ体1の両側
をガイド板32で支えて該貼り合せ体1を作業者の側に
排出する。33は偏光フィルム貼り合せ体1のためのス
トッカである。
【0031】従って、貼り合せ装置10は以下の如くに
動作する。 (1)旋回装置11A、11Bの停止時に、供給作業位置
に位置付けられているロータリーヘッド14A、14B
の支持面15A、15Bに、供給部20A、20Bの移
載装置22により、ストッカ21の偏光フィルム1A、
1Bを供給する。
【0032】(2)旋回装置11A、11Bの回転によ
り、上述(1)のロータリーヘッド14A、14Bの支持
面15A、15Bが会合する貼り合せ作業領域に到達す
るまでの過程で、偏光フィルム1A、1Bの保護フィル
ムを剥離する。
【0033】(3)旋回装置11A、11Bの回転によ
り、上述(2)のロータリーヘッド14A、15Bの支持
面15A、15Bを上述の貼り合せ作業領域で、回転方
向の一端側から他端側に向けて会合する過程で、両支持
面15A、15Bが保持する偏光フィルム1A、1B同
士をそれら偏光フィルム1A、1Bの長さ方向に沿って
順に挟圧して貼り合せ、偏光フィルム貼り合せ体1を得
る。
【0034】(4)旋回装置11A、11Bの回転によ
り、ロータリーヘッド14A、14Bの両支持面15
A、15Bから搾り出されてくる偏光フィルム貼り合せ
体1を排出部30により排出する。
【0035】本実施形態によれば、以下の作用がある。 2枚の偏光フィルム1A、1Bの貼り合せ部から気泡
を排除するとき、両偏光フィルム1A、1Bがともに相
対するロータリーヘッド14A、14Bの円弧面状支持
面15A、15Bに保持されるから、一方の偏光フィル
ムを平面状に保持するものに比して、両偏光フィルム1
A、1Bの交差角θを大きくとることができる。従っ
て、この交差角θによって両偏光フィルム1A、1Bが
互いに形成する気泡押出し領域を外方に大きく開放で
き、気泡を十分に排除できる。
【0036】両偏光フィルム1A、1Bはともに、特
に張力を付与されることなく一対のロータリーヘッド1
4A、14Bの円弧面状支持面15A、15Bに沿う湾
曲状に保持された状態で貼り合わされるから、貼り合わ
された偏光フィルム貼り合せ体1に内部ひずみを生じさ
せることがなく、反りを生じさせない。
【0037】両ロータリーヘッド14A、14Bの支
持面15A、15Bのそれぞれに供給部20A、20B
から偏光フィルム1A、1Bを供給した後、両ロータリ
ーヘッド14A、14Bの支持面15A、15Bが会合
する貼り合せ作業領域で両偏光フィルム1A、1Bを貼
り合せ、貼り合わされた偏光フィルム貼り合せ体1を排
出部30から排出することにより、両偏光フィルム1
A、1Bの貼り合わせの一連の動作を連続化でき、生産
性を向上できる。
【0038】加圧手段を構成するばね17により、両
ロータリーヘッド14A、14Bの支持面15A、15
Bを貼り合せ作業領域で互いに加圧することにより、両
偏光フィルム1A、1Bの貼り合せ部からの気泡の排除
を確実化できる。
【0039】上述において、一方のロータリーヘッ
ド14Bの支持面15Bを固定化することにより、この
一方のロータリーヘッド14Bの支持面15Bを貼り合
せ作業の不動の基準面状に安定維持でき、貼り合せ品質
を向上できる。
【0040】ロータリーヘッド14A、14Bの支持
面15A、15Bをゴム等の弾性表面18とすることに
より、両支持面15A、15Bに保持された両偏光フィ
ルム1A、1Bを完全に隙間なく密着させて転接させ合
うことができ、両偏光フィルム1A、1Bの貼り合せ部
からの気泡の排除を確実化できる。
【0041】尚、両ロータリーヘッド14A、14Bの
支持面15A、15Bを貼り合せ作業領域で互いに加圧
する加圧手段は、ばね17に限らず、加圧力の大きさを
調整できるエアシリンダ等であっても良い。
【0042】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明は、2枚の偏光フィルムの貼り合せに限らず、液晶
表示素子用の他の機能フィルムの貼り合せにも適用でき
る。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、2枚のフ
ィルムの貼り合せ部から十分に気泡を排除でき、かつ貼
り合わされたフィルム貼り合せ体に内部ひずみを生じさ
せない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は貼り合せ装置のロータリーヘッド停止状
態を示す平面図である。
【図2】図2は貼り合せ装置のロータリーヘッド回転状
態を示す平面図である。
【図3】図3は一対のロータリーヘッドの支持面の交差
角を示す模式図である。
【符号の説明】
1A、1B 偏光フィルム(フィルム) 1 貼り合せ体 10 貼り合せ装置 14A、14B ロータリーヘッド 15A、15B 支持面 17 ばね(加圧手段) 18 弾性表面 20A、20B 供給部 30 排出部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のフィルムを貼り合せる液晶表示素
    子用フィルムの貼り合せ装置において、 一対のロータリーヘッドの円弧面状支持面のそれぞれに
    フィルムを保持可能とするとともに、両ロータリーヘッ
    ドの支持面がそれらフィルムの貼り合せ作業領域でそれ
    ら支持面の一端側から他端側に向けて互いに移動して会
    合する状態下で両ロータリーヘッドを同期回転可能と
    し、 両ロータリーヘッドの支持面が上記貼り合せ作業領域で
    一端側から他端側に向けて会合する過程で、両支持面が
    保持するフィルム同士をそれらフィルムの長さ方向に沿
    って順に挟圧して貼り合せ可能とすることを特徴とする
    液晶表示素子用フィルムの貼り合せ装置。
  2. 【請求項2】 前記両ロータリーヘッドの支持面のそれ
    ぞれにフィルムを供給する供給部と、 前記貼り合せ作業領域で貼り合されたフィルム貼り合せ
    体を排出する排出部とを有する請求項1記載の液晶表示
    素子用フィルムの貼り合せ装置。
  3. 【請求項3】 前記両ロータリーヘッドの支持面を貼り
    合せ作業領域で互いに加圧する加圧手段を少なくとも一
    方のロータリーヘッドに付帯してなる請求項1又は2記
    載の液晶表示素子用フィルムの貼り合せ装置。
  4. 【請求項4】 前記加圧手段を一方のロータリーヘッド
    にだけ付帯し、他方のロータリーヘッドの支持面は上記
    一方のロータリーヘッドの支持面に対する方向で固定化
    されてなる請求項3記載の液晶表示素子用フィルムの貼
    り合せ装置。
  5. 【請求項5】 前記ロータリーヘッドの支持面が弾性表
    面を備えてなる請求項1〜4のいずれかに記載の液晶表
    示素子用フィルムの貼り合せ装置。
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