JP2002214448A - 光ファイバ端末処理方法及び光ファイバ端末処理装置 - Google Patents

光ファイバ端末処理方法及び光ファイバ端末処理装置

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JP2002214448A JP2001008755A JP2001008755A JP2002214448A JP 2002214448 A JP2002214448 A JP 2002214448A JP 2001008755 A JP2001008755 A JP 2001008755A JP 2001008755 A JP2001008755 A JP 2001008755A JP 2002214448 A JP2002214448 A JP 2002214448A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタハウジング部の保護壁部内に退避し
た位置に配設されるフェルール部の先端部において、プ
ラスチック光ファイバの端末処理を容易に行うこと。 【解決手段】 ホットプレート21の加熱面21h上に
直方体形状の熱伝導加工体25が突設され、その熱伝導
加工体25の上向き突出面が鏡面25aに仕上げられ
る。光コネクタ10のフェルール部11にプラスチック
光ファイバ2をその先端部が突出するように挿入して位
置決め保持する。ホットプレート21により熱伝導加工
体25を加熱した状態で、熱伝導加工体25を光コネク
タ10の保護壁部16内に挿入するようにして、フェル
ール部11の先端側に突出するプラスチック光ファイバ
2の先端部を熱伝導加工体25の鏡面25aに押し当て
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、OA・FA・車
載機器等の光通信分野で、光ファイバと光送受信素子
や、光ファイバ同士の接続部に用いられる光コネクタの
光ファイバ端末処理方法及び光ファイバ端末処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車等で用いられる光
コネクタでは、作業者等が誤ってプラスチック光ファイ
バの端面に触れたりしないように、プラスチック光ファ
イバの端部を保持したフェルールの先端部を、コネクタ
ハウジングに形成された保護壁内に退避した位置に配設
する構成が採用されている。
【0003】ところで、光コネクタでは、相手側との接
続端となるプラスチック光ファイバ端面における光の減
衰を防止するため、フェルールの先端部に露出するプラ
スチック光ファイバ端面を鏡面処理されたホットプレー
ト面に押し当てる等して端末処理する必要がある。
【0004】このため、従来では、保護壁を有するコネ
クタハウジングとフェルールとを別体とし、プラスチッ
ク光ファイバをフェルールに収容保持させて端末処理し
てから、当該フェルールをコネクタハウジングに組付け
るようにするのが一般的であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにフェルールとコネクタハウジングとを別体とした
光コネクタでは、部品点数が多く、フェルールとコネク
タハウジングとの組立が煩雑であるという問題がある。
【0006】かといって、フェルールとコネクタハウジ
ングとを一体化してしまうと、フェルールの先端部がコ
ネクタハウジングに形成された保護壁内に退避した位置
に配設されてしまうので、保護壁が邪魔になってフェル
ールの先端部に突出するプラスチック光ファイバの先端
部を平坦なホットプレート面に押し当てることができ
ず、その端末処理が困難になるという問題がある。
【0007】そこで、この発明の課題は、コネクタハウ
ジング部の保護壁部内に退避した位置に配設されるフェ
ルール部の先端部において、プラスチック光ファイバの
端末処理を容易に行うことができる光ファイバ端末処理
方法及び光ファイバ端末処理装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1記載の光ファイバ端末処理方法は、プラスチッ
ク光ファイバの端部を収容保持するフェルール部が、コ
ネクタハウジング部から突出するように一体形成される
と共に、前記コネクタハウジング部に、前記フェルール
部よりも先端側に延びるようにして略筒状の保護壁部が
一体形成された光コネクタの光ファイバ端末処理方法で
あって、ホットプレートの加熱面上に熱伝導加工体が突
設されると共に、その熱伝導加工体の突出面が鏡面に加
工された光ファイバ端末処理装置を準備し、前記フェル
ール部にプラスチック光ファイバをその先端部が突出す
るように挿入した後、前記熱伝導加工体を前記光コネク
タの前記保護壁部内に挿入するようにすることにより、
前記フェルール部の先端側に突出するプラスチック光フ
ァイバの先端部を、前記ホットプレートにより加熱され
た前記熱伝導加工体の鏡面に押し当てるようにしたもの
である。
【0009】なお、請求項2記載のように、前記光ファ
イバ端末処理装置として、前記ホットプレートと前記熱
伝導加工体とが別体とされ、前記熱伝導加工体が前記ホ
ットプレート上に分離可能な状態で載置されたものを準
備し、前記プラスチック光ファイバの先端部を前記熱伝
導加工体の鏡面に押し当てた後、加熱溶融された前記プ
ラスチック光ファイバの先端部が前記熱伝導加工体の鏡
面に粘着する力を利用して、前記光コネクタを前記熱伝
導加工体と共に前記ホットプレート上から取払い、前記
フェルール部の先端側より突出するプラスチック光ファ
イバの先端部と前記熱伝導加工体の冷却後、その熱伝導
加工体を前記プラスチック光ファイバの先端部から取外
すようにしてもよい。
【0010】また、請求項3記載のように、前記光ファ
イバ端末処理装置として、前記ホットプレートと前記熱
伝導加工体とが別体とされ、その熱伝導加工体が、少な
くとも一方面側が鏡面に加工された複数の熱伝導板材の
積層体とされたものを準備し、前記プラスチック光ファ
イバの先端部を前記熱伝導加工体の一番上に積層配置さ
れた熱伝導板材の鏡面に押し当てた後、加熱溶融された
前記プラスチック光ファイバの先端部が、前記熱伝導加
工体の一番上に積層配置された熱伝導板材の鏡面に粘着
する力を利用して、前記熱伝導加工体の上側の熱伝導板
材をその下側の熱伝導板材より分割して、前記光コネク
タを当該上側の熱伝導板材と共に前記ホットプレート上
から取払うようにしてもよい。
【0011】さらに、請求項4記載のように、前記光フ
ァイバ端末処理装置として、前記ホットプレートと前記
熱伝導加工体とが一体化されると共に、その熱伝導加工
体に当該熱伝導加工体を冷却するための冷却機構が組込
まれたものを準備し、前記プラスチック光ファイバの先
端部を前記熱伝導加工体の一番上に積層配置された熱伝
導板材の鏡面に押し当てた後、前記冷却機構により前記
熱伝導加工体を冷却し、その後前記プラスチック光ファ
イバの先端部を前記熱伝導加工体の鏡面より剥がすよう
にして、前記光コネクタをホットプレート上から取払う
ようにしてもよい。
【0012】また、この発明の請求項5記載の光ファイ
バ端末処理装置は、前記ホットプレート上に、前記熱伝
導加工体が突設される位置を囲うようにして、前記保護
壁部を内嵌め可能でかつ前記フェルール部に収容保持さ
れたプラスチック光ファイバをその軸方向が前記熱伝導
加工体の鏡面に対して略垂直となる姿勢で前記鏡面に向
けてガイドする略筒状のガイド部が突設されたものであ
る。
【0013】なお、請求項7記載のように、前記熱伝導
加工体は、前記ホットプレートとは別体に形成されてい
てもよい。
【0014】また、請求項8記載のように、前記熱伝導
加工体は、少なくとも異なる2方向から前記保護壁部内
に挿入可能に形成され、それぞれの挿入状態で前記プラ
スチック光ファイバの先端部に当接可能な少なくとも2
つの鏡面を有するものであってもよい。
【0015】さらに、請求項9記載のように、前記熱伝
導加工体は、少なくとも一方面側が鏡面に加工された複
数の熱伝導板材の積層体とされていてもよい。
【0016】また、請求項10記載のように、前記熱伝
導加工体が、前記ホットプレートと一体化されていても
よく、この場合、請求項11記載のように、熱伝導加工
体内に、冷却媒体を通流可能な冷媒流路が形成されてい
てもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明の最も基本的な実施の形
態に係る光ファイバ端末処理方法及び光ファイバ端末処
理装置について説明する。
【0018】まず、図1(a)〜図1(e),図2及び
図3を参照して、光ファイバ端末処理の対象となる光コ
ネクタ10について説明する。
【0019】この光コネクタ10は、プラスチック光フ
ァイバ2の端部を収容保持するフェルール部11がコネ
クタハウジング部15から突出するように一体形成され
ると共に、前記コネクタハウジング部15に前記フェル
ール部11よりも先端側に延びるようにして略筒状の保
護壁部16が一体形成されてなる。
【0020】この光コネクタ10は、プラスチック光フ
ァイバ2の周囲に第1被覆部3及び第2被覆部4が被覆
された光ファイバコード1(図2参照)を収容保持可能
なものを想定している。
【0021】即ち、前記コネクタハウジング部15は略
角筒状に形成され、その内部にその軸方向に沿って被覆
部収容孔部15aが形成される。また、コネクタハウジ
ング部15の先端側に突出するようにして略円筒状のフ
ェルール部11が突設され、このフェルール部11内に
その軸方向に沿ってファイバ収容孔部11aが形成され
る。これら被覆部収容孔部15a及びファイバ収容孔部
11aは、コネクタハウジング部15内で直線状に連通
するように形成される。そして、光ファイバコード1の
端部にプラスチック光ファイバ2を露出させて、これを
コネクタハウジング部15の後方から被覆部収容孔部1
5a及びファイバ収容孔部11a内に挿入すると、露出
したプラスチック光ファイバ2が前記ファイバ収容孔部
11a内に収容されると共に、その露出したプラスチッ
ク光ファイバ2の手前の第1被覆部3及び第2被覆部4
が被覆部収容孔部15a内に収容可能に構成される。
【0022】また、このコネクタハウジング部15に
は、プラスチック光ファイバ2の先端部を前記フェルー
ル部11の先端側に若干突出させた状態で、光ファイバ
コード1の被覆部分である第1被覆部3及び第2被覆部
4を位置決め保持する手段が備えられる。
【0023】具体的には、コネクタハウジング部15の
一側部にストッパ取付孔15bが形成され、このストッ
パ取付孔15bを通じて前記被覆部収容孔部15a内
に、図示省略のストッパ部材を挿入配置して、当該スト
ッパ部材を光ファイバコード1の被覆部分である第1被
覆部3に係合させると、光ファイバコード1が位置決め
保持される構成としている。
【0024】なお、その他、接着剤等で光ファイバコー
ド1を位置決め保持する構成であってもよい。
【0025】また、本光コネクタ10では、上記ファイ
バ収容孔部11aの先端部が、その先端側に向けて内周
面が順次拡開するテーパ凹部11bに形成される。そし
て、プラスチック光ファイバ2の先端部を前記フェルー
ル部11の先端側に若干突出させた状態で、そのプラス
チック光ファイバ2の先端部を後述する熱伝導加工体2
5に押し当てて加熱溶融させると、その加熱溶融した部
分がテーパ凹部11bに充填状に収容され、これにより
フェルール部11に対するプラスチック光ファイバ2の
抜止め係合がなされる構成となる。
【0026】また、保護壁部16は、略角筒状で、フェ
ルール部11を囲うようにしてそのフェルール部11よ
りも先端側に延びるようにして、コネクタハウジング部
15の先端側より突出して当該コネクタハウジング部1
5に一体形成される。
【0027】つまり、フェルール部11の先端部が保護
壁部16の先端部よりその内方に退避した位置に配設さ
れた構成とされる。この保護壁部16により、作業者等
が誤ってフェルール部11の先端部に露出するプラスチ
ック光ファイバ2の端面に触れたりすることのないよう
に、当該プラスチック光ファイバ2の端面が保護され
る。
【0028】また、この保護壁部16の先端部には、所
定形状の切欠部16aが形成される。この切欠部16a
は、少なくともフェルール部11の先端部を側方より観
測可能な形状で、かつ、保護壁部16がフェルール部1
1の先端部に露出するプラスチック光ファイバ2の端面
保護機能を損わない形状に形成される。本実施の形態で
は、保護壁部16の一側部に略方形状の切欠部16aを
形成している。この切欠部16aの機能については後述
する。
【0029】次に、図4〜図6を参照して、上記光コネ
クタ10のフェルール部11に収容保持されたプラスチ
ック光ファイバ2の端末処理を行うための光ファイバ端
末処理装置20及び光ファイバ端末処理方法について説
明する。
【0030】この光ファイバ端末処理装置20は、平坦
な加熱面21hを有するホットプレート21と、そのホ
ットプレート21上に突設された熱伝導加工体25とを
備える。
【0031】上記ホットプレート21と熱伝導加工体2
5とは、一体化されたものであってもよいし、別体とさ
れたものであってもよいが、本実施の形態では、一応別
体とされたものとして説明する。なお、これらを一体化
した場合或は別体とした場合において、採用し得る光フ
ァイバ端末処理装置の特有の構成、又は、特有の光ファ
イバ端末処理方法等については、後述する変形例1及び
2で説明する。
【0032】ホットプレート21は、金属(鉄等)等の
熱伝導性の良い材料により略方形板状に形成され、中空
筺状に形成された装置本体部24の上側開口24aに当
該開口24aを閉塞するように配設固定される。
【0033】ホットプレート21の一方面側は平坦な加
熱面21hに形成され、その加熱面21hを上向きした
略水平姿勢で、前記開口24aに配設固定される。そし
て、その加熱面21hに熱伝導加工体25を分離可能な
状態で載置可能とされる。
【0034】また、装置本体部24の内部においてホッ
トプレート21の下面側には、その下面全域に亘って又
は部分的に、ヒータ23が配設される(図4ではホット
プレート21の下面略全域に亘ってヒータ23が配設さ
れた様子を示す)。ヒータ23は、例えば、それへの通
電のオンオフ切換等により、加熱可能状態と非加熱状態
とを切替え可能に構成される。そして、通電によりヒー
タ23を加熱可能状態とすることにより、ホットプレー
ト21がその下面側より加熱されて前記加熱面21hが
加熱される構成となる。
【0035】熱伝導加工体25は、前記光コネクタ10
の保護壁部16内に挿入可能に形成され、保護壁部16
内に挿入された状態でその保護壁部16内のフェルール
部11の先端部に突出するプラスチック光ファイバ2の
先端部に当接可能な鏡面25aを有している。
【0036】本実施の形態では、熱伝導加工体25は、
金属(鉄や銅,アルミニウム等)等の熱伝導性の良い材
料により略角筒状の保護壁部16内に挿入可能な略直方
体形状に形成され、その挿入方向に沿って一方側の面
(図4〜図6で上向面)が研磨,コーティング等により
鏡面25aに形成されると共にその他方側の面が前記加
熱面21hに面接触可能な接触面25bに形成される。
また、この熱伝導加工体25の前記保護壁部16への挿
入方向に沿った長さ寸法H1(図5参照)は、フェルー
ル部11の先端部と保護壁部16の先端部間の距離寸法
H2,即ち、保護壁部16の先端部からのフェルール部
11の退避寸法H2(図5参照)よりも大きく形成され
る。
【0037】そして、前記鏡面25aを上向きにした姿
勢で、前記接触面25bを加熱面21hに面接触させる
ようにして、熱伝導加工体25を上記加熱面21h上に
載置し、この状態でヒータ23によりホットプレート2
1を加熱すると、ホットプレート21の熱が主として加
熱面21hと接触面25bとの接触部分を介して熱伝導
加工体25に伝達され、これにより熱伝導加工体25が
加熱される構成となる。また、この熱伝導加工体25を
保護壁部16内に挿入すると、保護壁部16の先端部が
ヒットプレート21の加熱面21hに当接する手前で、
フェルール部11の先端部に突出するプラスチック光フ
ァイバ2が上記のように加熱された熱伝導加工体25の
鏡面25aに当接可能な構成とされる。
【0038】以上のように構成された光ファイバ端末処
理装置20を用いた光ファイバ端末処理方法について図
5及び図6を参照して説明する。
【0039】まず、図5に示すように、上記熱伝導加工
体25がホットプレート21の加熱面21h上に載置さ
れた上記光ファイバ端末処理装置20を準備すると共
に、フェルール部11にプラスチック光ファイバ2をそ
の先端部が突出するように挿入する。この際、被覆部収
容孔部15a内に挿入配置されたストッパ部材を光ファ
イバコード1の被覆部分に係合させる等して、プラスチ
ック光ファイバ2の先端部をフェルール部11の先端側
に若干突出させた状態で、光ファイバコード1を被覆部
収容孔部15a内でその軸方向に沿って位置決め保持し
ておく。
【0040】次に、図6に示すように、熱伝導加工体2
5を保護壁部16内に挿入するようにして光コネクタ1
0を下方に押下げることにより、フェルール部11の先
端側に突出するプラスチック光ファイバ2の先端部を、
ホットプレート21により加熱された熱伝導加工体25
の鏡面25aに押し当てる。すると、プラスチック光フ
ァイバ2の先端部が加熱溶融し、その加熱溶融した部分
がテーパ凹部11bに充填されると共に、プラスチック
光ファイバ2の端面に前記鏡面25aが転写され、当該
端面が平滑な鏡面に仕上げられることになる。なお、ホ
ットプレート21により熱伝導加工体25を加熱するタ
イミングは、熱伝導加工体25を保護壁部16内に挿入
するように押下げる前後,又は押下げの途中であっても
よい。
【0041】この後、プラスチック光ファイバ2の端面
を前記鏡面25aから剥がすようにして、光コネクタ1
0をホットプレート21上から取払うと、フェルール部
11の先端部においてプラスチック光ファイバ2が端末
処理された光コネクタ10の製造が終了する。
【0042】なお、この際、プラスチック光ファイバ2
の先端部が加熱溶融して前記鏡面25aに粘着したまま
の状態で、プラスチック光ファイバ2の端面を前記鏡面
25aから無理矢理剥がしてしまうと、プラスチック光
ファイバ2の端面にしわが発生する等して、その端末処
理精度が悪くなってしまう。そこで、プラスチック光フ
ァイバ2の先端部を鏡面25aに押し当てた後、ヒータ
23による加熱を停止し、プラスチック光ファイバ2の
端面及び熱伝導加工体25が自然冷却するのを待って或
はプラスチック光ファイバ2の端面及び熱伝導加工体2
5を冷却エアーや液体窒素で強制冷却してから、プラス
チック光ファイバ2の端面を前記鏡面25aから剥がす
ようにするとよい。
【0043】以上のように構成された光ファイバ端末処
理方法及び光ファイバ端末処理装置20によると、ホッ
トプレート21の加熱面21h上に熱伝導加工体25が
突設されると共に、その熱伝導加工体25の突出面が鏡
面25aに加工された光ファイバ端末処理装置20を準
備し、フェルール部11にプラスチック光ファイバ2を
その先端部が突出するように挿入した後、熱伝導加工体
25を光コネクタ10の保護壁部16内に挿入するよう
にして、フェルール部11の先端側に突出するプラスチ
ック光ファイバ2の先端部を、ホットプレート21によ
り加熱された熱伝導加工体25の鏡面25aに押し当て
るようにしているため、コネクタハウジング部15の保
護壁部16内に退避した位置に配設されるフェルール部
11の先端部において、プラスチック光ファイバ2の端
末処理を容易に行うことができる。
【0044】特に、本実施の形態では、光コネクタ10
の保護壁部16に、フェルール部11の先端部を側方よ
り観測可能な切欠部16aが形成されているため、その
切欠部16aを通じてフェルール部11の先端部と所定
の熱伝導加工体25との相対的な位置関係を目視しなが
ら当該プラスチック光ファイバ2の端末処理を行う等、
当該切欠部16aを利用してその端末処理作業を正確か
つ容易に行うことができる。
【0045】加えて、端末処理作業後においても、前記
切欠部16aを通じて側方からフェルール部11を観測
することにより、フェルール部11の先端部の状態(例
えば、フェルール部11の先端部からのプラスチック光
ファイバ2の突出しやへこみ、プラスチック光ファイバ
2自体の歪み、傷、クラック等)を容易に検査すること
ができる。このため、光コネクタ10の不良品を未然に
発見しこれを排除することができるという利点もある。
【0046】{変形例1}次に、図7〜図9を参照して
変形例1に係る光ファイバ端末処理方法及び光ファイバ
端末処理装置20Bについて説明する。
【0047】この変形例1の光ファイバ端末処理装置2
0Bでは、上記熱伝導加工体25に相当する熱伝導加工
体25Bがホットプレート21と別体に形成され、当該
熱伝導加工体25Bがホットプレート21の加熱面21
h上に分離可能な状態で載置される。
【0048】さらに、ホットプレート21上に、熱伝導
加工体25Bが配設される位置を囲うようにして、保護
壁部16を内嵌め可能でかつフェルール部11に収容保
持されたプラスチック光ファイバ2をその軸方向が熱伝
導加工体25Bの鏡面25Baに対して略垂直姿勢とな
るように鏡面25Baに向けてガイドする略筒状のガイ
ド部30が突設される。このガイド部30は、プラスチ
ック光ファイバ2の端末処理に必要な程度の高温に耐え
得かつ保護壁部16を円滑にガイドできる材料、例え
ば、フッ素樹脂(テフロン(商標名))等により形成す
るのが好ましい。
【0049】なお、本変形例1に係る光ファイバ端末処
理装置20Bにおいて、上述した構成要素以外の要素
は、上記実施の形態と同様構成要素となっており、それ
らについての説明は同一符号を付する等してその説明を
省略する。
【0050】本光ファイバ端末処理装置20Bを用いた
光ファイバ端末処理方法について図7〜図9を参照して
説明する。
【0051】まず、図7に示すように、ホットプレート
21の加熱面21h上に熱伝導加工体25Bが分離可能
な状態で載置された上記光ファイバ端末処理装置20B
を準備すると共に、フェルール部11にプラスチック光
ファイバ2をその先端部が突出するように挿入する。こ
の際、光ファイバ端末処理装置20B側では、保護壁部
16をガイド部30内に内嵌めした際に、フェルール部
11の先端部に突出するプラスチック光ファイバ2の先
端部が当該熱伝導加工体25Bに当接可能なように、熱
伝導加工体25Bをガイド部30の中央部に配設する。
また、光コネクタ10側では、上記実施の形態と同様態
様に光ファイバコード1を被覆部収容孔部15a内でそ
の軸方向に沿って位置決め保持しておく。
【0052】次に、図8に示すように、保護壁部16を
ガイド部30内に内嵌めするようにして、光コネクタ1
0を下方に押下げる。これにより、プラスチック光ファ
イバ2が、その軸方向が鏡面25Baに対して略垂直姿
勢となる姿勢で鏡面25Baに向けてガイドされ、当該
プラスチック光ファイバ2の先端部がホットプレート2
1により加熱された鏡面25Baに押し当てられる。す
ると、プラスチック光ファイバ2の先端部が加熱溶融
し、その加熱溶融した部分がテーパ凹部11bに充填状
に収容されると共に、プラスチック光ファイバ2の端面
に前記鏡面25Baが転写され、当該端面が平滑な鏡面
に仕上げられることになる。なお、ホットプレート21
により熱伝導加工体25を加熱するタイミングは、光コ
ネクタ10を下方に押下げる前後,又は押下げ途中であ
ってもよい。
【0053】この後、図9に示すように、加熱溶融され
たプラスチック光ファイバ2の先端部が熱伝導加工体2
5Bの鏡面25Baに粘着する力を利用して、光コネク
タ10を熱伝導加工体25Bと共にホットプレート21
上から取払う。即ち、プラスチック光ファイバ2の先端
部が熱伝導加工体25Bの鏡面25Baに押し当てられ
て加熱溶融すると前記鏡面25Baに粘着するようにな
るので、そのまま光コネクタ10を上方に持上げると、
熱伝導加工体25Bがプラスチック光ファイバ2の端面
に粘着したまま光コネクタ10と共に上方に持上げられ
ることになる。
【0054】最後に、プラスチック光ファイバ2の先端
部と熱伝導加工体25Bを、自然冷却、又は、液体窒素
や冷却エアー等により強制冷却した後、その熱伝導加工
体25Bをプラスチック光ファイバ2の先端部から取外
すと、フェルール部11の先端部においてプラスチック
光ファイバ2が端末処理された光コネクタ10の製造が
終了する。
【0055】この変形例1では、上記実施の形態におけ
る効果に加えて、次の各効果を奏する。
【0056】即ち、上記熱伝導加工体25Bをホットプ
レート21の加熱面21h上に分離可能な状態に載置し
ているため、加熱溶融されたプラスチック光ファイバ2
の先端部が熱伝導加工体25Bの鏡面25Baに粘着す
る力を利用して、光コネクタ10を熱伝導加工体25B
と共にホットプレート21上から取払い、当該熱伝導加
工体25B等の冷却後に熱伝導加工体25Bをプラスチ
ック光ファイバ2の先端部から取外すことができる。こ
の場合、当該熱伝導加工体25B等をホットプレート2
1から分離させることにより素早く冷却可能となるの
で、短時間で精度よくプラスチック光ファイバの端末処
理を行うことができる。
【0057】なお、この場合、加熱溶融されたプラスチ
ック光ファイバ2の先端部の粘着力により、熱伝導加工
体25Bがホットプレート21上から容易に持ち上がる
ように、当該熱伝導加工体25Bを軽量かつ熱伝導性の
よい材料、例えば、アルミニウムにより形成するのが好
ましい。
【0058】また、本変形例1のように、熱伝導加工体
25Bとホットプレート21とを別体とした場合、熱伝
導加工体25Bを、少なくとも異なる2方向から保護壁
部16内に挿入可能に形成し、それぞれの挿入状態でプ
ラスチック光ファイバ2の先端部に当接可能な少なくと
も2つの鏡面を形成しておくのが好ましい。
【0059】具体的には、熱伝導加工体25Bを保護壁
部16内に挿入可能な略直方体形状に形成し、その挿入
方向に沿って一方側及び他方側の面(図7〜図9では熱
伝導加工体25Bの上下両面)を鏡面に仕上げておくと
よい。
【0060】この場合、プラスチック光ファイバ2の端
末処理に用いていた所定の一の鏡面が汚れた場合には、
他の一の鏡面を上向きに指向させるように熱伝導加工体
25Bを上下反転させ、当該他の一の鏡面を用いること
により継続してプラスチック光ファイバ2の端末処理を
行うことができ、便利である。
【0061】なお、熱伝導加工体25Bを、立方体形状
に形成してその6面側のそれぞれより保護壁部16内に
挿入可能に形成し、さらに、6つの面全てを鏡面に仕上
げておくと、端末処理に用いていた鏡面が汚れた場合に
は、次々に他の鏡面に入替えて端面処理作業を継続して
行うことができ、より便利である。
【0062】さらに、本変形例1では、ホットプレート
21上に、熱伝導加工体25Bが配設される位置を囲う
ようにして、保護壁部16を内嵌め可能でかつフェルー
ル部11に収容保持されたプラスチック光ファイバ2を
その軸方向が熱伝導加工体25Bの鏡面25Baに対し
て略垂直姿勢となるように鏡面25Baに向けてガイド
する略筒状のガイド部30が突設されているため、プラ
スチック光ファイバ2をその軸方向が鏡面25Baに対
して略垂直姿勢となるように当該鏡面25Baに正確に
ガイドすることができるので、端末処理後のプラスチッ
ク光ファイバ2の端面がその軸方向に対して斜めとなっ
てしまうことによる端末処理ミス或は光学的性質のバラ
ツキを抑えることが可能となる。
【0063】{変形例2}次に、図10〜図13を参照
して変形例2に係る光ファイバ端末処理方法及び光ファ
イバ端末処理装置20Cについて説明する。
【0064】この変形例2の光ファイバ端末処理装置2
0Cでは、上記熱伝導加工体25に相当する熱伝導加工
体25Cがホットプレート21と一体化された構成とさ
れる。
【0065】また、この光ファイバ端末処理装置20C
には、熱伝導加工体25Cを冷却するための冷却機構が
組込まれる。
【0066】即ち、熱伝導加工体25Cは、上向きの鏡
面25Caを有し、その内部に冷却媒体を通流可能な冷
媒流路26Cが形成される。
【0067】より具体的には、上記熱伝導加工体25C
内に、上下逆略U字状の冷媒流路26Cが形成される。
冷媒流路26Cの流入側開口部26Ca及び流出側開口
部26Cbは熱伝導加工体25Cの下面側に開口してお
り、流入側開口部26Ca及び流出側開口部26Cbの
それぞれに、ホットプレート21に形成された貫通孔を
介して、冷媒流入管27a,冷媒流出管27bが連結さ
れる(図10参照)。
【0068】なお、ヒータ23は、これら冷媒流入管2
7a,冷媒流出管27bを避けた位置に設けられる。
【0069】そして、図示省略の冷媒供給部より供給さ
れる冷却水等の冷媒を、前記冷媒流入管27aから前記
冷媒流路26C内に流して冷媒流出管27bから外部に
流出させると、前記熱伝導加工体25Cが冷却される構
成となる。
【0070】なお、本変形例2に係る光ファイバ端末処
理装置20Cにおいて、上述した構成要素以外の要素
は、上記実施の形態と同様構成要素となっており、それ
らについての説明は同一符号を付する等してその説明を
省略する。
【0071】また、本変形例2の光ファイバ端末処理装
置20Cでは、上記変形例1において説明したものと同
様構成のガイド部30も突設される。
【0072】本光ファイバ端末処理装置20Cを用いた
光ファイバ端末理方法について図11〜図13を参照し
て説明する。
【0073】まず、図11に示すように、上記光ファイ
バ端末処理装置20Cを準備すると共に、フェルール部
11にプラスチック光ファイバ2をその先端部が突出す
るように挿入する。この際、光コネクタ10側では、上
記実施の形態と同様態様に光ファイバコード1を被覆部
収容孔部15a内でその軸方向に沿って位置決め保持し
ておく。
【0074】次に、図12に示すように、保護壁部16
をガイド部30内に内嵌めするようにして、光コネクタ
10を下方に押下げる。これにより、プラスチック光フ
ァイバ2が、その軸方向が鏡面25Caに対して略垂直
となる姿勢で鏡面25Caに向けてガイドされ、フェル
ール部11の先端側に突出するプラスチック光ファイバ
2の先端部がホットプレート21により加熱された鏡面
25Caに押し当てられる。すると、プラスチック光フ
ァイバ2の先端部が加熱溶融し、その加熱溶融した部分
がテーパ凹部11bに充填されると共に、プラスチック
光ファイバ2の端面に前記鏡面25Caが転写され、当
該端面が平滑な鏡面に仕上げられることになる。なお、
ホットプレート21により熱伝導加工体25Cを加熱す
るタイミングは、保護壁部16をガイド部30内に内嵌
めするようにして、光コネクタ10を下方に押下げる前
後又は押下げの途中であってもよい。
【0075】この後、ヒータ23による加熱を停止し
て、冷媒を前記冷媒流入管27aから前記冷媒流路26
C内に流して冷媒流出管27bから外部に流出させて、
前記熱伝導加工体25Cを冷却する。
【0076】最後に、プラスチック光ファイバ2の先端
部を熱伝導加工体25の鏡面25aより剥がすようにし
て、光コネクタ10をホットプレート21上から取払う
と、フェルール部11の先端部においてプラスチック光
ファイバ2が端末処理された光コネクタ10の製造が終
了する。
【0077】この変形例2では、上記実施の形態におけ
る効果に加えて、次の効果を奏する。
【0078】即ち、熱伝導加工体25C内に、冷却媒体
を通流可能な冷媒流路26Cが形成されているので、プ
ラスチック光ファイバ2の先端部を熱伝導加工体25C
の鏡面25Caに押し当てた後、前記冷媒流路26Cに
冷却媒体を通流させることにより熱伝導加工体25Cを
素早く冷却することができ、従って、短時間で精度よく
プラスチック光ファイバ2の端末処理を行うことができ
る。
【0079】また、ホットプレート21に突設されたガ
イド部30により、変形例1で説明したのと同様の効果
が得られる。
【0080】{変形例3}次に、図14〜図16を参照
して変形例3に係る光ファイバ端末処理方法及び光ファ
イバ端末処理装置20Dについて説明する。
【0081】この変形例3の光ファイバ端末処理装置2
0Dでは、上記実施の形態において説明した熱伝導加工
体25に代えて、少なくとも一方面側が鏡面28Daに
加工された複数の熱伝導板材28Dの積層体とされた熱
伝導加工体25Dが用いられる。なお、各鏡面28Da
がホットプレート21上で上向きとなるように、各熱伝
導板材28Dが積層される。
【0082】前記各熱伝導板材28Dは、金属等の熱伝
導性の良い略方形板材により形成されるもので、少なく
ともその一方面側が研磨,コーティング等されて鏡面2
8Daに仕上げられている。なお、熱伝導板材28Dの
両面を鏡面28Daに加工しておくと、例えば、後述す
るように端末処理に用いていた一方側の鏡面28Daが
汚れた場合等には、熱伝導板材28Dを裏返して再利用
できる。
【0083】なお、本変形例3に係る光ファイバ端末処
理装置20Dにおいて、上述した構成要素以外の要素
は、上記実施の形態と同様構成要素となっており、それ
らについての説明は同一符号を付する等してその説明を
省略する。
【0084】また、本変形例3の光ファイバ端末処理装
置20Dにおいても、上記変形例1において説明したガ
イド部30と同様構成のものを突設してもよい。
【0085】本光ファイバ端末処理装置20Dを用いた
光ファイバ端末理方法について図14〜図16を参照し
て説明する。
【0086】まず、図14に示すように、上記熱伝導加
工体25Dを備えた光ファイバ端末処理装置20Dを準
備すると共に、フェルール部11にプラスチック光ファ
イバ2をその先端部が突出するように挿入する。この
際、光コネクタ10側では、上記実施の形態と同様態様
で光ファイバコード1を被覆部収容孔部15a内でその
軸方向に沿って位置決め保持しておく。
【0087】次に、図15に示すように、光コネクタ1
0のフェルール部11の先端部を熱伝導加工体25Dに
向けて押下げ当該熱伝導加工体25Dを保護壁部16内
に挿入するようにすることにより、プラスチック光ファ
イバ2の先端部を、ホットプレート21により加熱され
た熱伝導加工体25Dの一番上に積層配置された熱伝導
板材28Dの鏡面28Daに押し当てる。すると、その
プラスチック光ファイバ2の先端部が加熱溶融し、その
加熱溶融した部分がテーパ凹部11bに充填されると共
に、プラスチック光ファイバ2の端面に前記鏡面28D
aが転写され、当該端面が平滑な鏡面に仕上げられるこ
とになる。なお、ホットプレート21により熱伝導加工
体25を加熱するタイミングは、熱伝導加工体25Dを
保護壁部16内に挿入するようにして光コネクタ10を
押下げる前後又は途中であってもよい。
【0088】この後、図16に示すように、加熱溶融さ
れたプラスチック光ファイバ2の先端部が熱伝導加工体
25Dの一番上に積層配置された熱伝導板材28Dの鏡
面28Daに粘着する力を利用して、熱伝導加工体25
Dの上側の熱伝導板材28Dを、その下側の熱伝導板材
28Dより分離して、光コネクタ10を当該上側の熱伝
導板材28Dと共にホットプレート21上から取払う。
【0089】次に、前記フェルール部11の先端側より
突出するプラスチック光ファイバ2の先端部とそれに粘
着した熱伝導板材28Dを自然冷却、又は、液体窒素や
冷却エアー等により強制冷却した後、熱伝導板材28D
をプラスチック光ファイバ2の先端部から剥がすように
して取外すと、フェルール部11の先端部においてプラ
スチック光ファイバ2が端末処理された光コネクタ10
の製造が終了する。
【0090】なお、光コネクタ10を実際に使用するま
で、熱伝導板材28Dをプラスチック光ファイバ2の先
端部に取付けたままにしておいてもよく、この場合、そ
の熱伝導板材28Dにより光ファイバ2の端面保護を図
ることができる。
【0091】さらに、この状態では、ホットプレート2
1上に他の熱伝導板材28Dが残留しているので、当該
残留した熱伝導板材28Dにより構成される熱伝導加工
体25Dによって、上記と同様に他の光コネクタ10に
おいて光ファイバ2の端末処理を行うことができる。
【0092】この変形例3では、上記実施の形態におけ
る効果に加えて、次の効果が得られる。
【0093】即ち、光ファイバ端末処理装置20Dとし
て、ホットプレート21と熱伝導加工体25Dとが別体
とされ、その熱伝導加工体25Dが、少なくとも一方面
側が鏡面28Daに加工された複数の熱伝導板材28D
の積層体とされたものを用いているため、プラスチック
光ファイバ2の先端部を熱伝導加工体25Dの一番上に
積層配置された熱伝導板材28Dの鏡面28Daに押し
当てた後、光ファイバ2の先端部及び熱伝導加工体25
Dが冷却するのを待つことなく、加熱溶融されたプラス
チック光ファイバ2の先端部が、熱伝導加工体25Dの
一番上に積層配置された熱伝導板材28Dの鏡面28D
aに粘着する力を利用して、熱伝導加工体25Dの上側
の熱伝導板材28Dをその下側の熱伝導板材28Dより
分割して、光コネクタ10を当該上側の熱伝導板材28
Dと共にホットプレート21上から取払うことができ
る。そして、ホットプレート21上に残留した熱伝導板
材28Dにより構成される熱伝導加工体25Dによっ
て、継続して他の光ファイバ2の端末処理を繰返し行え
るので、複数の光ファイバ2の端末処理を効率よく行え
る。
【0094】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1記載
〜請求項4記載の光ファイバ端末処理方法によると、ホ
ットプレートの加熱面上に熱伝導加工体が突設されると
共に、その熱伝導加工体の突出面が鏡面に加工された光
ファイバ端末処理装置を準備し、前記フェルール部にプ
ラスチック光ファイバをその先端部が突出するように挿
入した後、前記熱伝導加工体を前記光コネクタの前記保
護壁部内に挿入するようにすることにより、前記フェル
ール部の先端側に突出するプラスチック光ファイバの先
端部を、前記ホットプレートにより加熱された前記熱伝
導加工体の鏡面に押し当てるようにしているため、コネ
クタハウジング部の保護壁部内に退避した位置に配設さ
れるフェルール部の先端部において、プラスチック光フ
ァイバの端末処理を容易に行うことができる。
【0095】この場合、請求項2記載のように、前記光
ファイバ端末処理装置として、前記ホットプレートと前
記熱伝導加工体とが別体とされ、前記熱伝導加工体が前
記ホットプレート上に分離可能な状態で載置されたもの
を準備し、前記プラスチック光ファイバの先端部を前記
熱伝導加工体の鏡面に押し当てた後、加熱溶融された前
記プラスチック光ファイバの先端部が前記熱伝導加工体
の鏡面に粘着する力を利用して、前記光コネクタを前記
熱伝導加工体と共に前記ホットプレート上から取払い、
前記フェルール部の先端側より突出するプラスチック光
ファイバの先端部と前記熱伝導加工体の冷却後、その熱
伝導加工体を前記プラスチック光ファイバの先端部から
取外すようにすると、当該熱伝導加工体等をホットプレ
ートから分離させて素早く冷却することができ、短時間
で精度よくプラスチック光ファイバの端末処理を行うこ
とができる。
【0096】また、請求項3記載のように、前記光ファ
イバ端末処理装置として、前記ホットプレートと前記熱
伝導加工体とが別体とされ、その熱伝導加工体が、少な
くとも一方面側が鏡面に加工された複数の熱伝導板材の
積層体とされたものを準備し、前記プラスチック光ファ
イバの先端部を前記熱伝導加工体の一番上に積層配置さ
れた熱伝導板材の鏡面に押し当てた後、加熱溶融された
前記プラスチック光ファイバの先端部が、前記熱伝導加
工体の一番上に積層配置された熱伝導板材の鏡面に粘着
する力を利用して、前記熱伝導加工体の上側の熱伝導板
材をその下側の熱伝導板材より分割して、前記光コネク
タを当該上側の熱伝導板材と共に前記ホットプレート上
から取払っているため、ホットプレート上に残留した熱
伝導板材により構成される熱伝導加工体によって、上記
と同様に他の光ファイバの端末処理を繰返し行えるの
で、複数の光ファイバの端末処理を効率よく行える。
【0097】さらに、請求項4記載のように、前記光フ
ァイバ端末処理装置として、前記ホットプレートと前記
熱伝導加工体とが一体化されると共に、その熱伝導加工
体に当該熱伝導加工体を冷却するための冷却機構が組込
まれたものを準備し、前記プラスチック光ファイバの先
端部を前記熱伝導加工体の鏡面に押し当てた後、前記冷
却機構により前記熱伝導加工体を冷却し、その後前記プ
ラスチック光ファイバの先端部を前記熱伝導加工体の鏡
面より剥がすようにして、前記光コネクタをホットプレ
ート上から取払うようにすると、前記冷却機構により素
早く冷却することができ、短時間で精度よくプラスチッ
ク光ファイバの端末処理を行うことができる。
【0098】また、この発明の請求項5〜請求項11記
載の光ファイバ端末処理装置によると、プラスチック光
ファイバの端部を収容保持するフェルール部が、コネク
タハウジング部から突出するように一体形成されると共
に、前記コネクタハウジング部に、前記フェルール部よ
りも先端側に延びるようにして略筒状の保護壁部が一体
形成された光コネクタの光ファイバ端末処理装置であっ
て、平坦な加熱面を有するホットプレートと、前記ホッ
トプレート上に突設されると共に、前記光コネクタの保
護壁部内に挿入可能に形成され、前記保護壁部内に挿入
された状態で前記保護壁部内のフェルール部の先端側に
突出するプラスチック光ファイバの先端部に当接可能な
鏡面を有する熱伝導加工体と、を備えているため、前記
ホットプレートにより前記熱伝導加工体を加熱すると共
に、フェルール部にプラスチック光ファイバをその先端
部が突出するように挿入した状態で、前記熱伝導加工体
を光コネクタの前記保護壁部内に挿入するようにして、
前記フェルール部の先端側に突出するプラスチック光フ
ァイバの先端部を前記熱伝導加工体の鏡面に押し当てる
ことにより、コネクタハウジング部の保護壁部内に退避
した位置に配設されるフェルール部の先端部において、
プラスチック光ファイバの端末処理を容易に行うことが
できる。
【0099】この場合、請求項6記載のように、前記ホ
ットプレート上に、前記熱伝導加工体が突設される位置
を囲うようにして、前記保護壁部を内嵌め可能でかつ前
記フェルール部に収容保持されたプラスチック光ファイ
バをその軸方向が前記熱伝導加工体の鏡面に対して略垂
直となる姿勢で前記鏡面に向けてガイドする略筒状のガ
イド部を突設すると、プラスチック光ファイバをその軸
方向が鏡面に対して略垂直姿勢となるように前記鏡面に
向けて正確にガイドすることができるので、端末処理ミ
スやプラスチック光ファイバの端面における光学的性質
のバラツキを抑えることが可能となる。
【0100】この場合、請求項7記載のように、前記熱
伝導加工体が、前記ホットプレートとは別体に形成され
たものにあっては、プラスチック光ファイバの先端部を
熱伝導加工体の鏡面に押し当てた後、加熱溶融された前
記プラスチック光ファイバの先端部が熱伝導加工体の鏡
面に粘着する力を利用して、光コネクタを熱伝導加工体
と共にホットプレート上から取払うことができるので、
当該熱伝導加工体等をホットプレートから分離させて素
早く冷却することができ。従って、短時間で精度よくプ
ラスチック光ファイバの端末処理を行うことができる。
【0101】また、請求項8記載のように、前記熱伝導
加工体が、少なくとも異なる2方向から前記保護壁部内
に挿入可能に形成されると共に、それぞれの挿入状態で
前記プラスチック光ファイバの先端部に当接可能な少な
くとも2つの鏡面を有する構成とすると、いずれか一つ
の所定の鏡面を用いてプラスチック光ファイバの端末処
理をしているときに、当該所定の鏡面が汚れた場合に
は、他の鏡面を用いることにより継続してプラスチック
光ファイバの端末処理を行うことができ、便利である。
【0102】また、請求項9記載のように、前記熱伝導
加工体は、少なくとも一方面側が鏡面に加工された複数
の熱伝導板材の積層体とされたものにあっては、プラス
チック光ファイバの先端部を熱伝導加工体の一番上に積
層配置された熱伝導板材の鏡面に押し当てた後、加熱溶
融された前記プラスチック光ファイバの先端部が、熱伝
導加工体の一番上に積層配置された熱伝導板材の鏡面に
粘着する力を利用して、熱伝導加工体の上側の熱伝導板
材をその下側の熱伝導板材より分割して、光コネクタを
当該上側の熱伝導板材と共にホットプレート上から取払
うことができる。そして、この後、ホットプレート上に
残留した熱伝導板材により構成される熱伝導加工体によ
って、上記と同様に他の光ファイバの端末処理を繰返し
行えるので、複数の光ファイバの端末処理を効率よく行
える。
【0103】また、請求項11記載のように、前記熱伝
導加工体内に、冷却媒体を通流可能な冷媒通過孔が形成
されたものにあっては、プラスチック光ファイバの先端
部を熱伝導加工体の鏡面に押し当てた後、前記冷媒通過
孔に冷却媒体を通流させることにより当該熱伝導加工体
を素早く冷却することができ、従って、短時間で精度よ
くプラスチック光ファイバの端末処理を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は光ファイバ端末処理の対象となる
光コネクタを示す平面図、図1(b)は同光コネクタを
示す正面図、図1(c)は同光コネクタを示す側面図、
図1(d)は同光コネクタを示す背面図、図1(e)は
同光コネクタを示す底面図である。
【図2】図1(b)のII−II線断面図である。
【図3】図1(b)のIII−III線断面図である。
【図4】この発明の実施の形態に係る光ファイバ端末処
理装置を示す斜視図である。
【図5】光ファイバ端末処理の一工程を示す要部拡大断
面図である。
【図6】光ファイバ端末処理の他の一工程を示す要部拡
大断面図である。
【図7】変形例1に係る光ファイバ端末処理の一工程を
示す要部拡大断面図である。
【図8】変形例1に係る光ファイバ端末処理の他の工程
を示す要部拡大断面図である。
【図9】変形例1に係る光ファイバ端末処理のさらに他
の工程を示す要部拡大断面図である。
【図10】変形例2に係る光ファイバ端末処理装置を示
す要部拡大断面図である。
【図11】変形例2に係る光ファイバ端末処理の一工程
を示す要部拡大断面図である。
【図12】変形例2に係る光ファイバ端末処理の他の工
程を示す要部拡大断面図である。
【図13】変形例2に係る光ファイバ端末処理のさらに
他の工程を示す要部拡大断面図である。
【図14】変形例3に係る光ファイバ端末処理の一工程
を示す要部拡大断面図である。
【図15】変形例3に係る光ファイバ端末処理の他の工
程を示す要部拡大断面図である。
【図16】変形例3に係る光ファイバ端末処理のさらに
他の工程を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
2 プラスチック光ファイバ 10 光コネクタ 11 フェルール部 11a ファイバ収容孔部 15 コネクタハウジング部 16 保護壁部 20 光ファイバ端末処理装置 21 ホットプレート 21h 加熱面 23 ヒータ 25,25B,25C,25D 熱伝導加工体 25a,25Ba,25Ca,28Da 鏡面 26C 冷媒流路 28D 熱伝導板材 30 ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅田 一宏 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 2H038 CA23

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック光ファイバの端部を収容保
    持するフェルール部が、コネクタハウジング部から突出
    するように一体形成されると共に、前記コネクタハウジ
    ング部に、前記フェルール部よりも先端側に延びるよう
    にして略筒状の保護壁部が一体形成された光コネクタの
    光ファイバ端末処理方法であって、 ホットプレートの加熱面上に熱伝導加工体が突設される
    と共に、その熱伝導加工体の突出面が鏡面に加工された
    光ファイバ端末処理装置を準備し、 前記フェルール部にプラスチック光ファイバをその先端
    部が突出するように挿入した後、 前記熱伝導加工体を前記光コネクタの前記保護壁部内に
    挿入するようにすることにより、前記フェルール部の先
    端側に突出するプラスチック光ファイバの先端部を、前
    記ホットプレートにより加熱された前記熱伝導加工体の
    鏡面に押し当てる光ファイバ端末処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ファイバ端末処理方法
    であって、 前記光ファイバ端末処理装置として、前記ホットプレー
    トと前記熱伝導加工体とが別体とされ、前記熱伝導加工
    体が前記ホットプレート上に分離可能な状態で載置され
    たものを準備し、 前記プラスチック光ファイバの先端部を前記熱伝導加工
    体の鏡面に押し当てた後、 加熱溶融された前記プラスチック光ファイバの先端部が
    前記熱伝導加工体の鏡面に粘着する力を利用して、前記
    光コネクタを前記熱伝導加工体と共に前記ホットプレー
    ト上から取払い、前記フェルール部の先端側より突出す
    るプラスチック光ファイバの先端部と前記熱伝導加工体
    の冷却後、その熱伝導加工体を前記プラスチック光ファ
    イバの先端部から取外す光ファイバ端末処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光ファイバ端末処理方法
    であって、 前記光ファイバ端末処理装置として、前記ホットプレー
    トと前記熱伝導加工体とが別体とされ、その熱伝導加工
    体が、少なくとも一方面側が鏡面に加工された複数の熱
    伝導板材の積層体とされたものを準備し、 前記プラスチック光ファイバの先端部を前記熱伝導加工
    体の一番上に積層配置された熱伝導板材の鏡面に押し当
    てた後、加熱溶融された前記プラスチック光ファイバの
    先端部が、前記熱伝導加工体の一番上に積層配置された
    熱伝導板材の鏡面に粘着する力を利用して、前記熱伝導
    加工体の上側の熱伝導板材をその下側の熱伝導板材より
    分割して、前記光コネクタを当該上側の熱伝導板材と共
    に前記ホットプレート上から取払う光ファイバ端末処理
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光ファイバ端末処理方法
    であって、 前記光ファイバ端末処理装置として、前記ホットプレー
    トと前記熱伝導加工体とが一体化されると共に、その熱
    伝導加工体に当該熱伝導加工体を冷却するための冷却機
    構が組込まれたものを準備し、 前記プラスチック光ファイバの先端部を前記熱伝導加工
    体の一番上に積層配置された熱伝導板材の鏡面に押し当
    てた後、前記冷却機構により前記熱伝導加工体を冷却
    し、その後前記プラスチック光ファイバの先端部を前記
    熱伝導加工体の鏡面より剥がすようにして、前記光コネ
    クタをホットプレート上から取払う光ファイバ端末処理
    方法。
  5. 【請求項5】 プラスチック光ファイバの端部を収容保
    持するフェルール部が、コネクタハウジング部から突出
    するように一体形成されると共に、前記コネクタハウジ
    ング部に、前記フェルール部よりも先端側に延びるよう
    にして略筒状の保護壁部が一体形成された光コネクタの
    光ファイバ端末処理装置であって、 平坦な加熱面を有するホットプレートと、 前記ホットプレート上に突設されると共に、前記光コネ
    クタの保護壁部内に挿入可能に形成され、前記保護壁部
    内に挿入された状態で前記保護壁部内のフェルール部の
    先端側に突出するプラスチック光ファイバの先端部に当
    接可能な鏡面を有する熱伝導加工体と、 を備えた光ファイバ端末処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の光ファイバ端末処理装置
    であって、 前記ホットプレート上に、前記熱伝導加工体が突設され
    る位置を囲うようにして、前記保護壁部を内嵌め可能で
    かつ前記フェルール部に収容保持されたプラスチック光
    ファイバをその軸方向が前記熱伝導加工体の鏡面に対し
    て略垂直となる姿勢で前記鏡面に向けてガイドする略筒
    状のガイド部が突設された光ファイバ端末処理装置。
  7. 【請求項7】 前記熱伝導加工体は、前記ホットプレー
    トとは別体に形成された請求項5又は請求項6記載の光
    ファイバ端末処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の光ファイバ端末処理装置
    であって、 前記熱伝導加工体は、少なくとも異なる2方向から前記
    保護壁部内に挿入可能に形成され、それぞれの挿入状態
    で前記プラスチック光ファイバの先端部に当接可能な少
    なくとも2つの鏡面を有する光ファイバ端末処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の光ファイバ端末処理装置
    であって、 前記熱伝導加工体は、少なくとも一方面側が鏡面に加工
    された複数の熱伝導板材の積層体とされた光ファイバ端
    末処理装置。
  10. 【請求項10】 前記熱伝導加工体は、前記ホットプレ
    ートと一体化された請求項5又は請求項6記載の光ファ
    イバ端末処理装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の光ファイバ端末処理装
    置であって、 前記熱伝導加工体内に、冷却媒体を通流可能な冷媒流路
    が形成された光ファイバ端末処理装置。
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