JP2000338333A - 光ファイバ成端用のホットプレート加熱器 - Google Patents

光ファイバ成端用のホットプレート加熱器

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JP2000338333A
JP2000338333A JP11145700A JP14570099A JP2000338333A JP 2000338333 A JP2000338333 A JP 2000338333A JP 11145700 A JP11145700 A JP 11145700A JP 14570099 A JP14570099 A JP 14570099A JP 2000338333 A JP2000338333 A JP 2000338333A
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optical fiber
guide
plug
heating surface
hot plate
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JP11145700A
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Yukio Harada
幸夫 原田
Takao Kawashima
伯夫 川嶋
Akimitsu Okita
明光 沖田
Hidetomo Akaha
秀友 赤羽
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバをホットプレート処理法で成端す
るにあたり、成端作業を行う作業者の熟練を要せずに光
コネクタプラグを加熱面に対して垂直に保持して成端す
ることができる光ファイバ成端用のホットプレート加熱
器の提供を課題とする。さらには、この成端作業を光コ
ネクタプラグの種類及び形状に関わらずにできるように
することも課題とする。 【解決手段】 光ファイバ2bの光軸が加熱面11に対
して垂直をなすように光コネクタプラグ3を挿入する案
内部12aが形成されたプラグガイド12を備えた構成
を採用した。また、プラグガイド12を、加熱面11よ
り着脱自在な構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック製光
ファイバの成端に用いられる光ファイバ成端用のホット
プレート加熱器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチック製の光ファイバは、例え
ば、メタクリル樹脂等の繊維からなる芯材に、該芯材よ
りも屈折率の低いフッ素化メタクリル樹脂を被覆したも
のであり、光通信やライトガイド等の光伝送用途に利用
されている。この種の光ファイバの光通信等への適用に
際しては、その端面を出来るだけ平滑に処理することが
要求される。すなわち、この端面の仕上げが粗雑である
と、結合損失が増加する要因になるので、これを極力抑
えるために、平滑に仕上げる必要が有るのである。
【0003】このような仕上げ方法の主なものとして
は、例えば、端面を研磨することで平滑化する研磨処理
法や、端面を切断することで平滑化するフリーカット処
理法や、端面を平滑な加熱面に押し当てることで平滑化
するホットプレート処理法などがある。研磨処理法は、
高い精度の平滑面が得られるという長所を有している
が、処理に時間がかかるという短所も有している。ま
た、フリーカット処理法は、短時間で処理を行えるとい
う長所を有しているが、処理面の平滑性が低いという短
所も有している。
【0004】これらに対し、ホットプレート処理法は、
フリーカット処理法よりも高い精度の端面を、研磨処理
法よりも短時間で処理できるという優れた特長を有して
いる。このホットプレート処理法の詳細について、F0
7コネクタプラグへの光ケーブルの接続を例に、図面を
参照しながら以下に説明を行う。
【0005】図8に示すように、まず、ストリッパー1
を用いて光ケーブル2のジャケット2aを所定長さ分
(例えば約7mm)だけ剥ぎ取ることで、光ファイバ2
bを部分的に剥き出しの状態にする。そして、F07コ
ネクタプラグ3に形成されている挿入孔3a内に、所定
長さ寸法(例えば約0.3mm)だけフェルール4の先
端から突出するように光ファイバ2bを挿入した後、こ
のF07コネクタプラグ3のストッパ取り付け部3b内
にストッパ5を圧入する。この圧入により、F07コネ
クタプラグ3内のジャケット2aは、F07コネクタプ
ラグ3とストッパ5との間に挟み込まれるので、光ケー
ブル2が、抜出不可にF07コネクタプラグ3に固定さ
れることになる。
【0006】このようにしてF07コネクタプラグ3に
取り付けられた光ケーブル2の光ファイバ2bは、図9
に示す光ファイバ成端用のホットプレート加熱器6によ
って端面処理がなされる。すなわち、光ファイバ成端用
のホットプレート加熱器6には、加熱面6aが設けられ
ており、これを例えば約160℃に加熱し、ここに垂直
に光ファイバ2bを、例えば5秒間〜10秒間の間、F
07コネクタプラグ3ごと手で保持しながら押し付け
る。図10が、押し付け前の光ファイバ2bであり、前
述したように、フェルール4の先端より約0.3mmだ
け突出した状態となっている。なお、本説明のF07コ
ネクタプラグ3は、一対のフェルール4を有するもので
あるが、以下に説明する図10〜図12では、片方のフ
ェルール4内の光ファイバ2bを図示して説明を続け
る。
【0007】図10に示すように、フェルール4には、
光ファイバ2bが挿通される円柱形状空間であるガイド
孔4aと、該ガイド孔4aの下端よりフェルール4の先
端に向かって開拡する円錐台形状の空間であるテーパ孔
4bとが形成されている。また、テーパ孔4bと光ファ
イバ2bとの間には、間隙空間7が形成されているが、
この間隙空間7の容積は、光ファイバ2bの突出部分の
体積と略等しくなっている。
【0008】図11が押し付け中の光ファイバ2bであ
り、上述したように、間隙空間7の容積と前記突出部分
の体積は略等しくされているので、前記突出部分は、加
熱面6aからの伝熱により、間隙空間7を満たすように
溶融変形する。このようにして成形された光ファイバ2
bの先端部分は、テーパ孔4bの形状に合致する末広が
り形状になるとともに、その先端面2cは、平滑な加熱
面6aに密着することで平坦に成形される。この後、図
11の押し付け状態を保ったまま、加熱面6aの加熱を
止めることで、光ファイバ2bの先端部分は、平滑な先
端面2cを維持したまま冷却して固化され、端面処理が
完了する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記説明の
従来の光ファイバ成端用のホットプレート加熱器は、以
下に説明する問題を有していた。加熱面6aへの光ファ
イバ2bの押し当ては、作業者が手でF07コネクタプ
ラグ3ごと光ファイバ2bを保持しながら行うが、この
作業に不慣れな作業者が行った場合、例えば図12に示
すように、加熱面6aに対してフェルール4(光ファイ
バ2b)が垂直をなさずに傾いた状態で押し当ててしま
い、フェルール先端面4cと加熱面6aとの間に間隙を
生じ、光ファイバ2bの先端面2cがフェルール先端面
4cより傾いて突出した形状に成端される(すなわち、
先端面2cが、光ファイバ2bの軸線に垂直な面に対し
て傾いた状態となる)恐れがある。
【0010】光ファイバ2bの先端面2cがこのような
傾いた形状に成形されてしまうと、これを光通信系路中
などに使用した場合、モジュール(図示せず)等との間
で結合損失を生じる恐れがある上に、さらに悪い場合に
は、光ファイバ2bの突出部分が邪魔となって前記モジ
ュール等と嵌合することすらできない恐れがあるという
問題が発生する。
【0011】さらに、上記説明では2芯タイプのF07
コネクタプラグ3への光ファイバ2bの取り付けを例に
説明を行ったが、光コネクタプラグには単芯タイプのも
のもあり、この場合には、加熱面6aへの押し当てが一
箇所での接触となるために傾きを起こしやすい(すなわ
ち、2本のフェルール4を有するF07コネクタプラグ
3よりもフェルールの本数が1本である単芯の光コネク
タプラグの方が、加熱面6aに対して傾けられる自由度
が有るので傾きやすい)ので、さらにこの問題が生じや
すいこととなる。
【0012】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
であって、光ファイバをホットプレート処理法で成端す
るにあたり、成端作業を行う作業者の熟練を要せずに光
コネクタプラグを加熱面に対して垂直に保持して成端す
ることができる光ファイバ成端用のホットプレート加熱
器の提供を目的とする。さらには、この成端作業を光コ
ネクタプラグの種類及び形状に関わらずにできるように
することも目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバ成端
用のホットプレート加熱器は、上記課題を解決するため
に以下の手段を採用した。すなわち請求項1記載の光フ
ァイバ成端用のホットプレート加熱器は、光コネクタプ
ラグ内に挿通された光ファイバの端面が押し当てられ、
これを平滑処理する加熱面を備えた光ファイバ成端用の
ホットプレート加熱器において、前記光ファイバの端面
において光ファイバの光軸が前記加熱面に対して垂直を
なすように前記光コネクタプラグを挿入する案内部が形
成されたプラグガイドを備えていることを特徴とする。
【0014】上記請求項1記載の光ファイバ成端用のホ
ットプレート加熱器によれば、成端処理を行う作業者
は、案内部の案内受けながらこの内部に光コネクタプラ
グを挿入して光ファイバを加熱面に押し当てる。このと
き、案内部によって光ファイバ及び光コネクタプラグ
は、光ファイバの光軸が加熱面に対して垂直をなすよう
に維持される。
【0015】また、請求項2記載の光ファイバ成端用の
ホットプレート加熱器は、請求項1記載の光ファイバ成
端用のホットプレート加熱器において、前記プラグガイ
ドが、前記ホットプレート加熱器より着脱自在であるこ
とを特徴とする。上記請求項2記載の光ファイバ成端用
のホットプレート加熱器によれば、単芯や2芯などの異
なる種類や形状の光コネクタプラグに取り付けられた光
ファイバを成端する場合には、光コネクタプラグの種類
及び形状に合致した形状の案内部を有するプラグガイド
をホットプレート加熱器に交換して使用する。
【0016】また、請求項3記載の光ファイバ成端用の
ホットプレート加熱器は、請求項1または2記載の光フ
ァイバ成端用のホットプレート加熱器において、前記プ
ラグガイドには、前記案内部内の前記光ファイバを観察
する観察部が形成されていることを特徴とする。上記請
求項3記載の光ファイバ成端用のホットプレート加熱器
によれば、端面処理作業を行う作業者は、外部から観察
部内を通して光ファイバの成形状態を確認しながら成端
する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の光ファイバ成端用のホッ
トプレート加熱器は、光コネクタプラグ内に挿通された
光ファイバの端面が押し当てられてこれを平滑処理する
加熱面を備えたものであり、その第1の実施の形態を、
図面を参照しながら以下に説明するが、本発明がそれら
に限定解釈されるものでないことはもちろんである。な
お、従来の技術の図8〜図12で説明したものと同一構
成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0018】図1及び図2に示すように、本実施の形態
の光ファイバ成端用のホットプレート加熱器10は、光
ファイバ2bの光軸が加熱面11(斜線の部分)に対し
て垂直をなすようにF07コネクタプラグ3を挿入する
案内部12aが形成されたプラグガイド12を筐体13
に設けた点が従来に比較して特に異なっているので、こ
の点を中心に以下に説明する。プラグガイド12は、例
えばガラス入り樹脂やベークライトなど、熱伝導性が低
くて熱変形を起こしにくい材質からなる板状の部品であ
り、平面視して概略コ字形状を有している。
【0019】また、このプラグガイド12には、一対の
ネジ14が通される一対の貫通孔12bが案内部12a
を挟んで両側に形成されており、ネジ14によってホッ
トプレート加熱器10の加熱面11より着脱自在(すな
わち、筐体13の上面より着脱自在)となっている。前
記案内部12aは、平面視して略長方形形状を有する貫
通溝であり、その形状は、光コネクタプラグを加熱面1
1に押し当てた状態で案内部12aに隣接する位置の光
コネクタプラグの断面形状に応じて設計される。本実施
形態においては、F07コネクタプラグ3ががたつか
ず、かつ、挿入しやすい程度の遊びを有する最適寸法に
溝の長さ方向寸法及び幅寸法が設計されている。さら
に、案内部12aの鉛直方向深さでもあるプラグガイド
12の板厚寸法は、F07コネクタプラグ3を挿入した
際にこれを加熱面11に対して垂直に精度良く維持でき
ると共に、フェルール4が加熱面11まで届くような最
適寸法に設計されている。また、この案内部12aは、
筐体13に固定された状態のプラグガイド12を平面視
した場合、加熱面11と重なるように配置されている。
また、図2及び図3に示すように、プラグガイド12に
は、案内部12a内の光ファイバ2b及びフェルール4
を観察するための切り欠きである観察部12cが形成さ
れている。
【0020】図1に示す符号15は、加熱面11の裏面
に当接してこれを加熱する内蔵ヒータ(図示せず)の温
度を設定調節するヒータ温度設定つまみであり、符号1
6は、前記内蔵ヒータを上昇させてこれを前記加熱面1
1の裏面に接触させるために押圧するレバーであり、符
号17は、電力を外部より導く電源ケーブルであり、符
号18は、ゴム製の滑り止めである。
【0021】以上説明の本実施の形態の光ファイバ成端
用のホットプレート加熱器10を用いた光ファイバの成
端方法について、以下に説明を行う。前記光ケーブル2
のジャケット2aを剥ぎ取って光ファイバ2bを部分的
に剥き出しの状態にしてから例えばF07コネクタプラ
グ3に接続する図8の工程までは、従来の技術で説明し
たものと同様である。なお、光ファイバ2bとしてはプ
ラスチック製のものが好ましく使用され、その屈折率等
分布や構造は特に限定されず、公知のものが使用され
る。
【0022】続いて、成端処理を行う作業者は、ホット
プレート加熱器10の電源ケーブル17をコンセント
(図示せず)に差し込んで通電状態とする。そして前記
作業者は、温度設定つまみ15を調節して前記内蔵ヒー
タを例えば約160℃の温度に設定する。この後、前記
作業者は、図3に示すように案内部12aの案内を受け
ながらこの内部にF07コネクタプラグ3を挿入して光
ファイバ2bを加熱面11に押し当てる。このとき、案
内部12aによって光ファイバ2b及びF07コネクタ
プラグ3は、加熱面11に対して垂直をなすように保持
される。この状態でレバー16を下方に押圧すると、前
記内蔵ヒータが上昇して加熱面11の裏面に当接し、加
熱面11を介して光ファイバ2bが加熱される。この加
熱中の光ファイバ2bの成形状態は、観察部12cを通
して外部より観察する。
【0023】所定時間(例えば約5秒間)の加熱を行っ
た後、レバー18の押し下げを止め、前記内蔵ヒータを
加熱面11の裏面より離間させる。この後も光ファイバ
2bの押し当てを継続し、光ファイバ2bの先端が硬化
するのに必要である所定時間(例えば約5秒間)の自然
放熱冷却を行ってから、加熱面11より光ファイバ2b
をF07コネクタプラグ3ごと引き上げる。
【0024】すると、光ファイバ2bの先端部分は、放
熱冷却により既に固化しており、平滑で、かつフェルー
ル4の先端面と面一な平坦面2cを形成している。この
取り付け後のF07コネクタプラグ3は、図示されない
レセプタクルにおいて他の光ファイバと突き合わせ接続
され、この接続部分を介して通光され、他端から出てく
る光量を測定することで、結合損失の評価が行われる。
【0025】本実施の形態の光ファイバ成端用のホット
プレート加熱器10によれば、光ファイバ2bが加熱面
11に対して垂直をなすようにF07コネクタプラグ3
を挿入する案内部12aが形成されたプラグガイド12
を備えたことで、案内部12aの案内を受けながらこの
内部にF07コネクタプラグ3を挿入するだけで、自動
的に加熱面11に対する光ファイバ2b及びフェルール
4の角度が垂直に維持されるので、成端作業を行う作業
者の熟練を要せずにF07コネクタプラグ3を加熱面1
1に対して垂直に保持して成端することが可能となる。
したがって、成端後の光ファイバ2bの平坦面2cが光
ファイバ光軸に垂直な平面に対して斜めに成形されるこ
とがないので、例えば光通信経路中等への接続にこれを
用いても、結合損失を低く押さえることが可能となる。
【0026】また、本実施の形態の光ファイバ成端用の
ホットプレート加熱器10によれば、プラグガイド12
を加熱面11より着脱自在とすることで、単芯や2芯な
どの光コネクタプラグの種類及び形状に合致した案内部
12aを有する他のプラグガイド12と交換することが
できるので、光コネクタプラグの種類及び形状に関わら
ずにこれを加熱面11に対して垂直に保持して成端する
ことが可能となる。また、プラグガイド12を取り外す
ことによって、加熱面11に付着した樹脂等の汚れを容
易に取り除くことも可能となる。
【0027】また、本実施の形態の光ファイバ成端用の
ホットプレート加熱器10によれば、プラグガイド12
に観察部12cを形成することで、この観察部12cを
通じて外部から光ファイバ2bの成形状態を確認しなが
ら成端することが可能となる。
【0028】次に、図4を参照しながら第2の実施の形
態について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同
一構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態では、上記第1の実施の形態に比較して、
平面視して概略コ字形状であった前記プラグガイド12
の形状を、加熱面11を周囲より覆う枠形状とするとと
もに、プラグガイド12の一側面から案内部12a内に
通じる溝を形成し、これを観察部12cとした点が異な
っている。本実施の形態においても、上記第1の実施の
形態と同様の作用効果を得ることが可能となる。
【0029】次に、図5を参照しながら第3の実施の形
態について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同
一構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態では、上記第1の実施の形態に比較して、
一対の前記貫通孔12bの一方を溝19とし、他方を前
記ネジ14を軸としてプラグガイド12を回動自在に固
定した点と、このプラグガイド12の回動をロックする
ロック機構20を設けた点とが異なっている。溝19
は、貫通孔12bを中心とした円弧形状を有しており、
その溝19内をネジ14が通れるような溝幅tを備えて
いる。ロック機構20は、プラグガイド12の一側面に
形成された係合溝20aに係合可能であるとともに前記
筐体13に固定された板バネ20bとから構成されてい
る。本実施の形態においても、上記第1の実施の形態と
同様の作用効果を得ることが可能となる。ただし、加熱
面11に付着した樹脂等を除去する場合には、図5の実
線の位置から2点鎖線のようにプラグガイド12を回動
させるだけで加熱面11を露出させることができるの
で、より簡便に作業を行うことが可能となる。
【0030】次に、図6を参照しながら第4の実施の形
態について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同
一構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態では、上記第1の実施の形態に比較して、
一対のネジ14でプラグガイド12を筐体13に取り付
けていたのに対して、プラグガイド12の両側面より下
方に向かう一対の係合板21を固定するとともに、加熱
面11を挟むように一対の係合スリット22を筐体13
に形成した点が異なっている。各係合板21は、凸部2
1aがそれぞれ折曲形成された弾性を有する板体であ
り、スリット22内に挿入された際に凸部21aが引っ
かかりとなって係合できるようになっている。本実施の
形態においても、上記第1の実施の形態と同様の作用効
果を得ることが可能となる。ただし、加熱面11に付着
した樹脂等を除去する場合に、図6に示す矢印23の方
向にスライドさせるだけで加熱面11の全面を露出させ
ることができるので、より簡便に作業を行うことが可能
となる。
【0031】次に、図7を参照しながら第5の実施の形
態について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同
一構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態では、上記第1の実施の形態に比較して、
一対のネジ14でプラグガイド12を筐体13に取り付
けていたのに対して、プラグガイド12を一対のヒンジ
24によって回動自在に筐体13に固定した点が異なっ
ている。本実施の形態においても、上記第1の実施の形
態と同様の作用効果を得ることが可能となる。ただし、
加熱面11に付着した樹脂等を除去する場合には、図7
に示す矢印25の方向にプラグガイド12をヒンジ24
を中心に回動させるだけで加熱面11の全面を露出させ
ることができるので、より簡便に作業を行うことが可能
となる。
【0032】なお、上記第1〜第5の実施の形態の光フ
ァイバ成端用のホットプレート加熱器10では、F07
コネクタプラグ3に光ファイバ2bを取り付ける場合を
例に説明を行ったが、F07コネクタプラグ3に限ら
ず、その他のタイプの光コネクタプラグへの取り付けに
使用しても良い。また、上記第1〜第5の実施の形態の
光ファイバ成端用のホットプレート加熱器10では、2
芯タイプのF07コネクタプラグ3に光ファイバ2bを
取り付ける場合を例に説明を行ったが、2芯のものに限
らず、単芯やその他の光コネクタプラグへの取り付けに
使用しても良い。
【0033】また、プラグガイド12の固定方法は、上
記第1〜第4の実施の形態に示したものに限らず、その
他の固定方法を採用しても良い。また、固定機構を設け
ずに、プラグガイド12を手で押さえながら端面処理を
行うものとしても良い。また、上記第3の実施の形態
で、図6に示す天板30とプラグガイド12は別体とし
たが、これに限らず、例えば筐体13の一方の側面から
他方の側面に向かって加熱面11上方を通るスリット溝
(図示せず)を形成し、ここに天板30とプラグガイド
12とを一体化したものを加熱面11上でスライド移動
させる機構を採用しても良い。また、上記第1〜第5の
実施の形態においては、プラグガイド12が加熱面11
に隣接して配置されているが、光コネクタプラグを十分
に固定可能であれば、プラグガイド12を加熱面11か
ら所定距離離れた位置に配置することも可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明の上記請求項1記載の光ファイバ
成端用のホットプレート加熱器によれば、光ファイバが
加熱面に対して垂直をなすように光コネクタプラグを挿
入する案内部が形成されたプラグガイドを備えたこと
で、案内部の案内受けながらこの内部に光コネクタプラ
グを挿入するだけで、自動的に加熱面に対する光ファイ
バの角度が垂直に維持されるので、成端作業を行う作業
者の熟練を要せずに光コネクタプラグを加熱面に対して
垂直に保持して成端することが可能となる。したがっ
て、成端後の光ファイバの端面が加熱面に対して斜めに
成形されることがないので、例えば光通信経路中等への
接続にこれを用いても、結合損失を低く押さえることが
可能となる。
【0035】また、上記請求項2記載の光ファイバ成端
用のホットプレート加熱器によれば、プラグガイドを加
熱面より着脱自在とすることで、単芯や2芯などの光コ
ネクタプラグの種類及び形状に合致した案内部を有する
プラグガイドと容易に交換することができるので、光コ
ネクタプラグの種類及び形状に関わらずにこれを加熱面
に対して垂直に保持して成端することが可能となる。ま
た、プラグガイドを取り外すことによって、加熱面に付
着した樹脂等の汚れを容易に取り除くことも可能とな
る。
【0036】また、上記請求項3記載の光ファイバ成端
用のホットプレート加熱器によれば、プラグガイドに観
察部を形成することで、この観察部内より外部から光フ
ァイバの成形状態を確認しながら成端することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ファイバ成端用のホットプレート
加熱器の第1の実施の形態を示す図であって、斜視図で
ある。
【図2】 同光ファイバ成端用のホットプレート加熱器
の要部を示す図であって、斜視図である。
【図3】 同光ファイバ成端用のホットプレート加熱器
の要部を示す図であって、図2の矢印Aから見た拡大図
である。
【図4】 本発明の光ファイバ成端用のホットプレート
加熱器の第2の実施の形態を示す図であって、斜視図で
ある。
【図5】 本発明の光ファイバ成端用のホットプレート
加熱器の第3の実施の形態を示す図であって、平面図で
ある。
【図6】 本発明の光ファイバ成端用のホットプレート
加熱器の第4の実施の形態を示す図であって、斜視図で
ある。
【図7】 本発明の光ファイバ成端用のホットプレート
加熱器の第5の実施の形態を示す図であって、斜視図で
ある。
【図8】 ホットプレート処理法による光ファイバの成
端処理工程の一部を示す図であって、斜視図である。
【図9】 同成端処理工程の次の工程を示す図であっ
て、斜視図である。
【図10】 同成端処理工程の同工程を示す図であっ
て、フェルールの側断面図である。
【図11】 同成端処理工程の次の工程を示す図であっ
て、フェルールの側断面図である。
【図12】 図11の工程で失敗した場合を示す図であ
って、フェルールの側断面図である。
【符号の説明】
2b・・・光ファイバ 3・・・光コネクタプラグ 10・・・光ファイバ成端用のホットプレート加熱器 11・・・加熱面 12・・・プラグガイド 12a・・・案内部 12c・・・観察部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沖田 明光 愛知県豊橋市牛川通四丁目1番地の2 三 菱レイヨン株式会社豊橋事業所内 (72)発明者 赤羽 秀友 愛知県豊橋市牛川通四丁目1番地の2 三 菱レイヨン株式会社豊橋事業所内 Fターム(参考) 2H038 CA23

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光コネクタプラグ内に挿通された光ファ
    イバの端面が押し当てられ、これを平滑処理する加熱面
    を備えた光ファイバ成端用のホットプレート加熱器にお
    いて、 前記光ファイバの端面において光ファイバの光軸が前記
    加熱面に対して垂直をなすように前記光コネクタプラグ
    を挿入する案内部が形成されたプラグガイドを備えてい
    ることを特徴とする光ファイバ成端用のホットプレート
    加熱器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ファイバ成端用のホッ
    トプレート加熱器において、 前記プラグガイドは、前記ホットプレート加熱器より着
    脱自在であることを特徴とする光ファイバ成端用のホッ
    トプレート加熱器
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の光ファイバ成端
    用のホットプレート加熱器において、 前記プラグガイドには、前記案内部内の前記光ファイバ
    を観察する観察部が形成されていることを特徴とする光
    ファイバ成端用のホットプレート加熱器。
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