JP2002214215A - クロマトグラフフィンガープリントならびに単一の医薬および処方物の標準化のための新規な方法 - Google Patents

クロマトグラフフィンガープリントならびに単一の医薬および処方物の標準化のための新規な方法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】植物、動物もしくは天然または人工の材料から
の有機分子および有機金属分子のクロマトグラフィーフ
ィンガープリント、化学的標準化および治療的標準化な
らびにバーコード付けの新たな方法を提唱する。 【解決手段】有機分子または有機金属分子の溶媒抽出物
を、高圧液体クロマトグラフィーで分離分析し、溶出成
分の等高線および3Dクロマトグラムを、pHおよび極
性に基づいて作成し、その三次元特性を内蔵ソフトウエ
アによって分析し、溶出した構成成分の濃度を経時的に
表示し、成分中の化合物を画像中の構成成分のUV−可
視吸収特性によって同定し、溶出化合物を極性または共
役特性に基づいて分類し、X軸を保持時間、Y軸を波長
として、選択したピークについてバーコードを作成し、
さらにフィンガープリントおよびバーコードのデータベ
ースを作成して、それぞれの化合物を同定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学的および治療
的標準化に有用なクロマトグラフフィンガープリント化
の新規な方法に関する。より具体的には、本発明は、単
一の薬物または処方された薬物として使用され得る、植
物、動物または任意の他の供給源中に存在するUV−可
視照射吸収特性を有する有機分子および有機金属分子の
クロマトグラフフィンガープリント化に関する。本発明
は、フィンガープリント画像に存在する1つ以上の構成
成分のバーコード付けを容易にする。本発明は、薬物に
関する全ての情報を有するフィンガープリント化データ
ベースの商業的利用、すなわち自動販売機などのよう
な、ERP(Enterprise Resource
Planning)およびCRM(Customer
Relationship Management)ネ
ットワークアプリケーションの開発と使用を促進する。
【0002】本発明は、薬物のクロマトグラフフィンガ
ープリント化として提唱される標準化実験(化学物質お
よび機器)条件下で開発される漢方薬および処方物の、
等高線および3Dクロマトグラムの利用の新規の方法を
使用する。
【0003】さらに、本発明は、そのようなクロマトグ
ラムの分析のための、コンピューターベースの方法に関
する。この新規の方法は、単一の薬物および処方物の化
学的構成成分の信頼できる同定のために、大いに使用さ
れる。
【0004】
【従来の技術】(世界中での伝統的薬物の歴史)多年の
進化の後、古代人は、自らについて考え始め、そして自
然を理解しようと試みた。古代人は、保護(洞窟および
集団の中)の下での生活を始めた。思考の過程は、古代
人が自然および生命と自然の相互作用を理解すること
を、促進した。古代人は、古代人の日常生活に必要な物
のために、天然に利用可能な動植物を使用し始めた。そ
こで、古代人は、古代人の食事および健康に必要な物の
ために、植物および動物の物質を使用した。
【0005】この過程において、古代人は、世界の種々
の構成成分の特性(種々の生物学的物質および植物物質
の地質学的特性、星の特性、および医薬の特性)を調査
した。この調査は、いわゆる石器時代から生じ始めた。
古代人は、古代人の毎日の生活のための、天然に利用可
能な物質を、発見、標準化、および使用し続けた。
【0006】このことは、世界の異なる場所において並
行して、地球上の多くの場所で生じ、文明化が知性に基
づいてより発達した場所において、より発達した。従っ
て、薬物の歴史は、文明化の歴史と直接的な関係を持
つ。
【0007】インドにおける薬物の十分に組織化された
体系の証拠は、ハラッパおよびモヘンジョダロにおいて
追跡された(History of Medicine
in India、Priya Vrit Shar
ma博士、Indian National Scie
nce Academy、New Delhi)。イン
ダス川流域の文明化において、薬物の体系が普及してい
た。この体系において、野菜、動物および鉱物起源の薬
剤が使用された。リグヴェーダのオサディスクタ(Os
adhisukta)は、植物および漢方薬についての
最古の書類である。インドの薬物は、アーユルヴェーダ
がそのウパヴェーダであるとされる、アタルヴァヴェー
ダの伝統的知識に多くを負っている。多くの疾患−症候
群の関係は、その医学専門書「サンヒター」中のチャラ
カおよびスシュルタによって定義および記載された。こ
の処置はまた、体系的様式において、そして論理的根拠
において処方されていた。
【0008】他方、各個人が、患者に対する食餌療法ま
たは薬物を処方する間に心に留めておかなくてはならな
いその基本的性質、すなわちプラクリティにおいて異な
るので、生物学的現象が、機械的手段によっては、普遍
的に説明され得ないことが、認識された。プラクリティ
−プルシャ、陰−陽、正常−異常のような二元的概念
が、ほとんど全ての哲学において見られた。
【0009】疾患は、気質の不均衡の現れであり、心身
相関の決定的特質において包括的に取り組まれなければ
ならない。従って、健康は、身体、精神および霊性のレ
ベルにおいて維持される均衡である。従って、ススルト
ゥータ(Susrtuta)によって述べられる健康の
三次元的定義は、理想的なものであり、現代においてW
HOによって採用される定義において反映されている。
【0010】古代の文献を詳しく検討した後に、薬物が
物質の物理化学的性質を使用して標準化されたことが、
見出された。色、触感、においおよび味覚が、任意の薬
物の効力の尺度として使用された。薬物の形状でさえ
も、その薬物の医薬的性質を理解するために使用され
た。治療において使用された、異なる哲学および種々の
要因の要約を、本明細書の後半にある表1〜6において
示す。明細書に添付する図1は、インドのアーユルヴェ
ーダおよび中国の伝統的薬物(H.M.Saisによる
Medicine in China、およびDani
el Reid、SimonおよびSchusterに
よるA Handbook of Chinese H
ealing Herbs)について具体的に、そして
他の哲学について一般的に、個々の哲学および概念につ
いての詳細な情報を提供する。薬物の治療的効力は、最
終的には使用下の薬物中に存在する化学的構成成分に依
存し、そして生きている動物の化学的組成における必要
な変化をもたらすであろうものは、その構成成分の化学
的性質である。
【0011】多くのアーユルヴェーダ(インドの薬物の
体系の1つ)の学者は、色およびそれらの治療的効力に
基づいて、薬物を定義し、そして分類した。簡単な要約
を、本明細書の後半にある表7に提供する。従って、物
質およびヒトの物理化学的性質を考慮して、物質および
ヒトの性質および治療のための使用を理解し、必要な治
療的結果を得る。本明細書の後半にある表8〜9は、物
理的性質(色)および化学的性質(味覚)が、いかにし
て薬物の治療的効力およびヒトの身体の生理に対するそ
れらの影響を理解するために使用されるかについての、
情報を提供する。本発明の一部はまた、機器を用いる
が、同一の方法論を使用する。
【0012】一般に、薬物および食品中に存在する構成
成分である分子は、極性分子、中程度の極性分子、およ
び非極性分子として3つのカテゴリーに広く分類され得
る。分子の全体の極性は、共役によるその分子の不飽和
を伴って、その分子に付着する全体の求電子部分および
求核部分に依存する。生きているヒトの身体、動物の身
体および植物はまた、同一の型の分子を含み、ここで、
異なる極性分子は、異なる機能を行う。疾患は、疾患を
生じ得る化学的構成成分と同一の極性の薬物を使用して
治癒された、すなわち、Hanemann博士によって
述べられたように、障害を生じ得る薬物は、同一の障害
を治癒し得る。
【0013】(漢方薬のWHOの定義)WHOは、漢方
薬を「粗生成物状態中または植物調製物にかかわらず、
活性成分としての植物の大気中または地中の部分または
他の植物物質、あるいはその組み合わせを含む、完成し
た、ラベルを付けた製品」と定義する。植物物質として
は、ジュース、ガム、脂肪油、精油、およびこの性質の
任意の他の物質が挙げられる。漢方薬は、活性成分に加
えて、賦形剤を含み得る。化学的に規定された活性物質
(化学的に規定され、植物から単離された構成成分を含
む)と組み合わせた植物物質を含む薬物は、漢方薬とは
みなされない。例外的に、いくつかの国においては、漢
方薬はまた、伝統的に、植物起源ではない天然の有機活
性成分または天然の無機活性成分を含み得る。
【0014】従って、これらの指針の目的は、「漢方薬
の品質、安全性、および効力の評価のための基本的な判
定基準を規定し、それによって国家の監督機関、科学的
組織、および製造業者が、そのような製品に関する文書
/提出書類/関係書類の評価の着手を助ける」ことであ
る。この評価の一般的規則として、伝統的な経験とは、
これらの製品の長期の使用、ならびに医学的、歴史的お
よび民族学的背景を考慮することを、意味する。長期の
使用の定義は、国によって変化し得るが、少なくとも数
十年であるべきである。従って、この評価は、医学的/
薬学的文献または類似の供給源における記載、あるいは
明確に規定された時間の制限をともなわない漢方薬の適
用についての知識の文献を考慮すべきである。類似の製
品の市場での売買の認可もまた、考慮されるべきであ
る。報告のとおり、品質の評価は、以下のパラメーター
についてなされるべきである。
【0015】WHOの指針が、完成した製品の、効力の
評価、活性、表示を支持するために必要な証拠および組
み合わせ産物について、提供された。多くの薬草の療法
はいくつかの活性成分の組み合わせからなり、そして伝
統的療法の使用の経験は、しばしば組み合わせた製品に
基づくので、評価は、旧来の組み合わせ製品と新しい組
み合わせ製品との間で区別されるべきである。旧来の組
み合わせ製品と新しい組み合わせ製品の評価について同
一のことを要求することは、特定の伝統的薬物の不適切
な評価を生じる。伝統的に使用される組み合わせ製品の
場合において、伝統的使用の文献(例えば、アーユルヴ
ェーダ、伝統的中国薬物、ウナニ(Unani)および
シッダ(Siddha)の古典的テキスト)および経験
が、効力の証拠として役立ち得る。
【0016】有効用量範囲および適合性を含む、周知の
物質の新規な組み合わせの説明は、各単一の成分の伝統
的知識の文献に加えて、必要とされるべきである。各活
性成分は、薬物の効力に寄与しなければならない。臨床
研究は、新規の成分の効力および全体の組み合わせに対
するその陽性の効果を正当化するために必要とされ得
る。
【0017】報告において、製造手順および処方(賦形
剤の量を含む)が詳細に記載されるべきであることもま
た言及された。「完成した製品の仕様書は、規定される
べきである。同定の方法、そして可能である場合、完成
した製品中の植物物質の定量方法もまた、規定されるべ
きである。活性の本質の同定が可能でない場合、製品の
一貫した品質を保証するために、特徴的な物質または物
質の混合物を同定すること(例えば、「クロマトグラフ
フィンガープリント化」)が十分であるべきである。」
完成した製品は、特定の投薬形態についての一般的必要
性を満たすべきである。
【0018】「輸入した完成製品について、元の国の規
制状態の確認が提供されるべきである。」国際貿易に供
される薬学的製品の品質についてのWHOの認可案が、
適用されるべきである。安定性についてのより詳細な記
述、安全性の評価および利用が、このWHOの報告にお
いて提供された。
【0019】国際貿易に供される漢方薬の品質の効果的
な規制にはまた、製品の全ての局面および漢方薬の使用
を通常の検査のもとにおくことができる国家機関の間で
の密接な連絡が必要である。また、その効力、毒性、安
全性、受容可能性、費用および相対的価値を評価する研
究の実行、またはその研究の後援がまた、現在の医療に
おいて使用される他の薬物と比較される。
【0020】従って、上述のように、本発明において提
唱される信頼できる品質管理の方法が必要である。上記
の全ての目的のための方法が必要であることが、明らか
に言及される。提唱される分析は、上記の必要のほとん
ど全てに対する回答を与える。
【0021】(既存の標準化の方法:)標準化の本発明
の方法を説明する前に、標準化(化学的および治療的)
の既存の方法およびクロマトグラフフィンガープリント
化を以下に考察する。
【0022】(A.化学的標準化についての先行技術) ((I)伝統的:)偉大な賢者チャラカは、彼のチャラ
カサンヒターの中で、「実体の全体性の理解は、その断
片化された知識からは生じない(チャラカサンヒター、
VI.4.5)」と説明した。このことは、全ての構成
成分を考慮に入れない任意の薬物の標準化および治療的
効力が役に立たないことを、明らかにする。
【0023】漢方薬の定量的および定性的プロフィール
は、多くの地質学的要因、生態学的要因、収集時期、収
集場所、収集年代および収集時期の天候条件などが原因
で変化する。
【0024】伝統的な薬草収集者は、色、触感、におい
および味覚など、当時利用可能であった感覚器官で感じ
る方法に基づいて薬物を選択するのが常であった。伝統
的な薬草収集者は、色、触感、においおよび味覚などに
よって、薬物の化学的および治療的効力を評価するのが
常であった。
【0025】これらの方法は、疾患を治療するための薬
物および身体構成成分の、内部および相互の、治療的相
互作用の、本来備わっている知識および理解を含む。こ
の知識は、個人間で異なり、そして個人の技能および能
力に依存する。実際には、この方法を使用して、任意の
メカニズムについて説明するための合理的正当化を提供
するのは、困難である。従って、現代の科学は、種々の
目的のための機器を使用する。このことは、個人の要因
を取り除き、そしてデータおよび情報の再現性を容易に
する。
【0026】((ii)現代:)任意の食品または薬物
の治療的特性は、その化学的および物理的状態に依存す
る。従って、物理化学的特性を使用する化学的構成成分
の理解は、薬物の治療的効力の理解を助ける。
【0027】薬物の物理化学的特性は、薬物の治療活性
において、主要な役割を果たす。分子のこれらの特性
は、2つのパラメーターである極性および共役特性を使
用して研究され得る。極性は、分子内に存在する不飽和
二重結合および三重結合を伴う分子に付着した異なる電
子供与(求核)部分および電子受容(求電子)部分に起
因して生じる電気化学的特性である。これらは、化学的
反応および生化学的反応における分子の活性および反応
性の速度に影響する。分子の全体の極性の綿密な推定は
単一の分子または分子群が、化学的および治療的にいか
に活性であるかについて、それらの効力を提供する。従
って、上記の特性を評価する任意の標準化が、その活性
を知るために有用である。
【0028】分子の電気化学的特性に主に関連する極性
とともに、分子の物理的構造もまた、分子の反応性にお
いて重要な役割を果たす。分子により多数の活性部位が
付着すると、その分子は、より反応性となる。より多く
の分子が共役する(あるいは、二重結合および三重結合
を有する)と、その分子はより化学的に反応性となり、
それゆえ治療的に反応性となる。
【0029】分子の活性に影響する第2のパラメーター
は、同一分子内の原子の空間的配置であり、これは構造
的に異なる。この理由により、異性体(幾何学的および
キラル)分子は、生物学的活性において重要な役割を果
たす。この立体選択的な性質は、大多数の生化学的経路
が、交差相互作用および干渉することなく並行して機能
する身体中で、分子を、その活性において高度に選択的
にする。従って、キラル薬物の化学は、非常に重要とな
る。すなわち、異なる錠前(レセプター)を開ける鍵
(キラル分子)は存在しない。
【0030】植物は、同一の基本的な母体となる構造を
有し、そしてそこに付着する官能基が異なる分子の、多
数の/コンビナトリアルのライブラリーを通常調製す
る。例えば、天然に存在し、そしてフラボノイドのフラ
ボン、オーロン、およびカルコンのような分子のセット
を有する単一の植物中に存在するような、フラボノイド
のフラボン、オーロン、およびカルコンは、多剤のよう
に作用する。
【0031】通常、不飽和およびより多くの共役を有す
る分子は、UV−可視照射(200〜800nm)にお
ける電磁照射を吸収する。化合物が照射と相互作用する
場合、その化合物は、その化学的特性、共役特性および
構造的特性に基づき、特定の波長(吸収極大)を吸収す
る。それは、特性波長と呼ばれる。ある分子は、その構
造的および機能的特性に基づき、1つより多い吸収極大
を有し得る。ある化合物が白色光の有益な部分から特定
の色を吸収する場合、その化合物は、他の吸収されない
複数の色の結果としての色を表す。従って、その物質
は、白色光から種々の色を吸収するそれらの化学的構成
成分に基づく異なる色を表し、そしてその色はその物質
に付着する種々の官能基に起因することを示す。(本明
細書の後半にある表10は、このことを説明する)。こ
のことは、分光光度計における分子の化学的および物理
学的特性の尺度として考慮される。
【0032】例えば、赤色の薬物は、500〜600n
mの範囲で吸収する。従って、全ての赤色の薬物は、こ
の波長範囲においてピークを有し、特定の構造および活
性を有する。従って、薬物の色を、その薬物の治療的効
力および化学的効力の尺度として使用する。古代におい
て、薬物は、色に基づいて治療的に分類された。本発明
の方法は、同一であると分かる。本明細書に添付した図
2は、色と気質との関係を示し、異なる色の異なる疾患
に対する効果を示す。
【0033】本明細書に添付した図3の、本発明の方法
によって調製された2つのシラジット(Shilaji
t)サンプルのフィンガープリントは、両方のサンプル
の化学的プロフィールにおける差異を示す。シラジット
は、野菜および動物質の、地中での多年の間の貯蔵に起
因して形成される炭素質の物質である。主に、動植物を
破壊し、森を覆って流れる溶岩に起因する。多くの地質
学的変化を受けた後、これはシラジットと呼ばれる炭素
質の物質となる。これはロシアで大量に入手可能であ
る。これは、世界中で薬物として最も広範に使用され
る。異なる供給源のシラジットサンプル中で、分子の一
般的なパターンは類似していることが見出されるが、こ
れら分子の共役特性の変動が異なることが見出されるこ
とが、観察される。このことは、これらの薬物を、その
治療的効果において異なるものとし、従って、このタイ
プのフィンガープリント化が有用である。
【0034】現代の化学的分析的方法において、活性の
本質、すなわち、アルカロイド、フラボノイド、酵素、
ビタミン、精油、脂肪、糖質、タンパク質、灰分、酸不
溶性灰分、および粗繊維の割合の決定は、種々の分析的
機器によってなされる。いくつかの以下の実施例は、現
在の科学において、いかにして標準化がなされるのかを
説明する。
【0035】インドの体系の薬物シラジットにおいて使
用される非常に重要な薬物の1つは、フルボ酸とともに
多くの化合物を有すると報告され、そして活性の本質で
あると主張されることが、報告されている(www//
Shilajit,Fulvic acid et
c,.html)。この瀝青炭供給源由来のこの薬物
は、多年の間に蓄積された陸地から収集されるので、よ
り多くが、より多く陸地において蓄積されると、より治
療的に活性であると理解され得る。それにもかかわら
ず、地球全体において、地質学的変動が、世界の異なる
部分より収集された全てのサンプルにおいて、同一の分
子を生み出さないのかもしれない。これらの薬物の化学
に影響する他の要因は、精製の過程であり、この精製の
過程も標準化を必要とする。
【0036】標準化が、主に個々の重要な構成成分につ
いてなされ、そしてヒトの体系のためにもっとも有利で
あることが経験的に、そして科学的に証明されているこ
とが、報告されている(www//Herbolog
y.html)。そのため通常は、標準化は、存在する
全てのうち、活性を有することが見出された特定の分子
について行われる。しかし、薬物の全体としてのプロフ
ィールを作製する薬物中に存在する他の化合物の相乗的
効果が、その効力のために考慮されるべきである。
【0037】Tribulus Terrestriu
sの果物のアルコール抽出物が抗尿結石(antiur
olithiatic)活性を示すことが、報告されて
いる(www//Tribulus Terrestr
ius puncturevine.html)。これ
に加えて、この抽出物はまた、有意な利尿活性を示す。
アルカロイドのハルマンが、ハーブから報告され、種子
からハルミンが報告されている。植物はサポニンを含有
し、加水分解の際に、サポニンは、ステロイドのサポゲ
ニンを生じる。天然の多くのフラボノイドの分子が、そ
の活性の本質がサポニンであることが見出されていると
して、報告されている。分析的報告が、重金属分析およ
び全サポニン含量(20% w/w)について提供され
ている。
【0038】ヒトの生命は、精神、身体および霊性の構
成成分の相乗作用であり、このことは、ピッタ、カフ
ァ、およびヴァータがヒトの全体的な健康の基礎として
考慮されるインドのアーユルヴェーダの哲学と関連する
ことが報告されている(www//Charak_co
m.−Quality control page−h
tml)。標準化のより詳細な記述は、治療的標準の伝
統的方法の記載において提供される。
【0039】European Guaranteed
Potency Lawに起因して、漢方薬を標準化
することが必須となったことが報告されている(www
//Standardized Herbal Ext
racts\A herbalists Perspe
ctive’s,Dr.Micheal Tierra
L.Ac.O.M.D html)。薬草標準化の意
味が、活性構成成分またはマーカー抽出物(活性におい
て最大となるように寄与する)の定量化として規定され
る。
【0040】植物Berberis Aristata
において、抽出物の抗菌特性が、5−ヒドロキシヒドノ
カルピン(抗菌剤として作用するベルベリン)の存在に
起因し、この物質がない場合、作用しないことが説明さ
れている(Frank RStermitzら、PAI
NS/Feb 15、200/97巻、第4号、143
3〜1437頁)。従って、活性構成成分のみではな
く、全体の構成成分の相乗的効果が、漢方薬を扱う間に
考慮されるべきである。
【0041】WHOは、その特定地域の刊行物(Dr.
Ranjit Roy Choudary、Herba
l Medicine for Human Heal
th、Searo no 20)の中で、何が標準化で
あり、そして人々によるより良好なその薬物の使用のた
めに、構成員の国が何をなすべきかを、明確に述べた。
【0042】酸性およびアルカリ性の役割が、抽出溶媒
の異なるpH値での、薬物からの構成成分の抽出プロセ
スを注意深く理解することによって、理解され得る。こ
のことは、異なる腸内pHを有する人々によって消費さ
れる薬物からの、腸内における薬物放出機構の理解を助
ける。酸性とアルカリ性の役割が研究され、そして薬物
の治療的効力を理解することにおいて、注意深く理解さ
れた。有機分子および無機分子の酸性およびアルカリ性
が徹底的に研究され、本明細書の後半にある表11に示
すようなその特性が知られる。酸性とアルカリ性とか
ら、健康における酸性とアルカリ性との役割が示される
(Health in Hands byDevend
ra Vora、Navaneet publicat
ions(India)Ltd)。
【0043】研究において、酸性の系を有する人々が、
適切な血液のアルカリ性を確立した人々よりも、より多
くの公害を吸収することが観察されたことが報告されて
いる(www//Chewing.Html)。酸性/
アルカリ性(pH)バランスは、正常の細胞機能にとっ
て重要である。より詳細が、文献において提供される。
従って、「極性」に関する酸性またはアルカリ性の研究
(有機または無機)は、薬物の治療的効力の情報を提供
する。従って、この仕事を行い得る本発明の方法は、薬
物の治療的効力を知るために、たいへん有用である。こ
の提唱された方法を用いて、酸性およびアルカリ性は、
薬物の治療的標準化のために確立され得る。
【0044】上記の参考文献は、標準化の従来の方法お
よび報告された方法を説明し、ここで個々の構成成分
が、調製用のスケールで単離され、そして研究中のサン
プル薬物内に存在する同一の化合物と、定性的および定
量的に比較される。
【0045】報告の1つ(Pharmaceutica
l grade Saw Palmetto、Khwa
jaら、米国特許第6,039,950号)において、
Saw Palmettoのエタノール抽出物の異なる
個々の画分が、アンドロゲンレセプター結合阻害アッセ
イにおけるIC50の決定を測定することによって、そ
の生物学的活性について研究されたことが報告された。
全抽出物および各画分の全脂肪酸アッセイの測定が考察
された。リノール酸エチルエステルおよびラウリン酸エ
チルエステルを含む画分が同定された。サンプルの全生
物学的活性と比較してアンドロゲンレセプター結合阻害
がアッセイされた各画分について、その活性が計算され
た。個々の脂肪酸の分子量および量が同定され、そして
生物学的活性の計算中に取り込まれた。抽出物の全生物
学的活性が、リノール酸エチルエステル画分およびラウ
リン酸エチルエステル画分の活性の全割合と比較して計
算された。
【0046】伝統的な薬物標準化において、漢方薬の治
療的効力について、全プロフィールが、考慮されるべき
である。従って、本発明のコンピューターに基づく機器
的方法において、全ての構成成分の全特性が、世界中の
伝統的概念において示唆されるように、考慮される。薬
物のフィンガープリントが、薬物(特に伝統的薬物)の
処理の多くの目的のための、可視的ツールおよび可視的
試験として提唱された。本発明の方法を考察する前に、
現存する分析方法を以下に提供する。
【0047】(化学的標準化の現存する分析方法:)現
在の分析方法および分析機器の改善および使用は、薬物
の品質管理方法における長所を、明確にもたらす。分析
における改善は、上記に説明したように、多くの薬草の
より正確な獲得をもたらし、標準化抽出物の調製を助け
る。
【0048】感覚器官で感じる方法、顕微鏡的方法およ
び物理学的方法のような、薬用植物の同定の伝統的方法
が存在するが、これらのいずれも、化学的プロフィール
を考慮する限りにおいて、植物物質のフィンガープリン
トによって提供されるような、信頼できる同定をもたら
さない。
【0049】従って、クロマトグラフフィンガープリン
トが、他の感覚器官で感じる研究および顕微鏡的研究に
代わって、薬用植物の品質管理のために非常に有用であ
ることが提唱される。最終的には、化学的構成成分が、
漢方薬の他の特性とともに、薬物の治療的効力に大いに
関与するであろうから;化学的構成成分の分析的データ
が薬物の信頼できる効力を提供し得るはずである。個人
の同一性を提供するものは、その個人のフィンガープリ
ントのようである。
【0050】現在まで、薄層クロマトグラフィー(TL
C)、高速薄層クロマトグラフィー(HPTLC)およ
び高圧(高速)液体クロマトグラフィーは、任意の有機
化合物および有機金属化合物の分析およびフィンガープ
リント化のために一般に使用される方法である。しか
し、全ての方法が薬物の信頼できる分析について、いく
つかの長所と短所とを有する。本明細書の後半にある添
付の表12は、種々の一般に現存する分析方法を比較
し、これらの方法の長所および短所の一般的な見解を提
供する。
【0051】明細書に添付した図4は、TLC方法から
展開されたクロマトグラムが、市販の製品のラベルにつ
いて、いかにして「クロマトグラフフィンガープリン
ト」として使用されるかを示す。構成成分のアッセイ以
外に、フィンガープリントにおいて、その他の情報は、
提供されない。
【0052】上記の表を観察した後、化合物の混合物の
分析のために利用可能な最も適切な技術が、「クロマト
グラフィー」であることが見出される。クロマトグラフ
ィーは、適切な検出器を用いる分離および同定の後、混
合物のプロフィールを提供する。
【0053】利用可能なクロマトグラフィー技術の異な
るタイプの中で、最も適切なものは、「高圧液体クロマ
トグラフィー」(HPLC)である。薄層クロマトグラ
フィーは、近年まで使用されたが、HPLCの装置およ
び分離カラムにもたらされた進歩は、クロマトグラフィ
ーの分析の分野に革命をもたらした。
【0054】薬学的分析のほとんどは、移動相によって
溶出される分子に起因するピークを有するクロマトグラ
ムの形態において報告されており、そのほとんどが公定
方法および薬局方において報告された。分析のための任
意の適切な検出器を使用して検出されるHPLC分離カ
ラムにおける溶出の後、構成成分を分析する。
【0055】通常、クロマトグラフィー分析は、参照標
準(内部または外部)を使用して行われる。標準参照物
質を用いなければ、分析は意味をなさない。なぜなら
ば、クロマトグラムのピークは、溶出される化合物のい
かなる種類の化学的特性についても提供しないからであ
る。従って、構成成分の定性的および定量的特性(スペ
クトルまたは化学的)の確認は、明確ではない。
【0056】薬物(medicine/drug)(単
一または処方物)の定性的および定量的分析において、
サンプルの分析後に、溶出される成分のスペクトル特性
および化学的特性が、主に強調される。分析は、被分析
物に対する電磁照射(例えば、UV可視光)の影響およ
びそれに対する応答に基づいて、行われる。クロマトグ
ラフィーの現存する方法において、分析のレポート(す
なわち、クロマトグラム)は、構成成分の極性およびU
V可視吸収特性のような化学的特性を全く提供しない。
クロマトグラムは、その波長で吸収しない分子、または
設定された波長(例えば、225nmまたは254n
m)以外での異なる「吸収極大」を有する分子の存在を
示し得ない。サンプルが、100%純粋であり、かつそ
のサンプルが公知の分子であるならば固定された波長で
の分析が受け入れられ得るが、1つより多い活性分子が
存在する薬物の場合、この方法は、非常に非現実的であ
る。単一の波長において示されるいくつかの実施例を、
図5〜12に提供する。図5〜12の実施例では、種々
の波長でのクロマトグラムが提供される。単一のクロマ
トグラムは、1つより多い活性の決定的特質が存在し得
る薬物(特に伝統的薬物)中に存在する構成成分の化学
的性質についての完全な情報を提供し得ない。クロマト
グラムおよびフィンガープリントが比較される場合、フ
ィンガープリントの有用性が理解され得る。
【0057】従って、特定の波長で示されるクロマトグ
ラムは、単一の薬物および処方物中に存在する成分の完
全な化学的プロフィールを提供し得ない。そのため、ク
ロマトグラムは、その報告において、不完全であり、受
け入れられない。分析の完全な情報を提供しないいずれ
の分析方法も、科学的に受け入れられ得ない。
【0058】漢方薬の分析において、異なるスペクトル
特性(吸収極大)を有する異なるタイプの分子が存在す
る場合、固定された単一の波長のクロマトグラムは、意
味のある分析レポートでも意味のあるクロマトグラムで
もない。
【0059】漢方薬の使用において、薬物は全体とし
て、古代の文献および筆写本において処方されたいくつ
かの標準的治療的状態とともに使用される。従って、活
性成分を探索するという構想は、不完全であるといわれ
る。なぜなら、薬物の医薬的特性の原因であるのは、全
プロフィールだからである。そのため、研究中の薬物中
に存在する全ての構成成分の完全な化学的特性に言及し
ないいずれの分析方法も、有用ではない。
【0060】漢方薬の定性的および定量的プロフィール
はまた、収集時期、収集場所、収集年代、および収集の
一部の雨季状態などのような多くの環境学的要因に依存
して変化する。
【0061】主要な構成成分とともに存在する他の構成
成分の相乗作用が同等に重要であることが、既に言及さ
れている(Frank R Stermirtzら)。
なぜなら、始めに説明したように、第1の構成成分は、
抽出物中に存在する他の構成成分なしには、その機能を
行い得ないからである。
【0062】(B.治療的標準化についての先行技術) ((I)伝統的方法:)偉大なインドの医学の賢者は、
生物の特性、構成成分および気質を明確に規定すること
によって、インド医薬の概念を理解し、そして規定し
た。彼らはまた、それらの、内部および相互の関係を理
解した。ほとんど全ての伝統哲学において、基本的概念
は、自然、およびヒトの気質に対する自然の役割を含
む。ヒトの身体は、7つのタイプの構成成分(サプタド
ータス(Saptadhatus))から作製されると
言われる。通常の障害(トリドーシャ)は、3つのタイ
プである。宇宙の任意の物質の物質的特性は、5つの元
素(パンチャブータ(Pancha bhutas))
に起因する。これらの元素の異なる並べ換えおよび組み
合わせの相互作用は健康に影響を与える。従って、これ
らの特性の理解は、その物理的測定および化学的特性の
理解をたすけ、そのため、その治療的効力の理解を助け
る。世界の異なる部分の哲学者はまた、その伝統および
社会に適切な概念を発達させた。
【0063】古代(インドにおける、サンヒターの前、
およびスシュルタの前)において、医師は、ナディシャ
ーストラ(Nadisastra)(脈診の科学)を使
用して、診断時のトリドーシャ(ヴァータ、カファおよ
びピッタ)の状態を識別し、患者の健康状態を識別す
る。脈の特定のタイプ(心臓の脈拍ではない)を研究し
て、患者において優勢な障害のタイプを説明する(Hi
story of Medicine in Indi
a、Priya Vrat Sharma博士、Ind
ian National Science Acad
emy)。
【0064】脈診は、診断時に患者において優勢なドー
シャ(単数または複数)のタイプを理解し、そして障害
を治癒するために、対応する乱れているドーシャ(単数
または複数)を理解するために使用される。しかし、ナ
ディ(脈)を読むこの技術は、非常に優秀な、多くの訓
練を積んだ個人の技能および能力を有するある人々に制
限された。従って、全ての伝統医師が、これを実施でき
るわけではなかった。
【0065】このことを克服するために、薬物の物理化
学的特性およびヒトの気質を理解する技術が開発され、
そして標準化されている。これらの特性と、健康に影響
を与える自然の、内部のおよび相互の関係が、研究され
そして標準化されている。そのようにして、薬理学およ
び薬理学的−治療の技術が、医師によって開発された。
【0066】薬物の治療的効力は、ヒトの身体において
(薬理学的)作用を生じ得る物質の使用と規定され(ク
リヤグナバット(Kriyagunavat))、そし
て、ちょうど一片の布がその布を縫う多くの成分が共に
作用することにより生じるように、多くの要因の集合的
な作用に起因する(サマバイカラナム(samavay
ikaranam))。
【0067】世界中で、生物の2つの主なタイプ(動物
および植物)が存在する。この世界が5つの偉大な元
素、すなわち、地、水、風、火、および空(アーユルヴ
ェーダにおいてパンチャブータと呼ばれる)から作られ
るともまた、言われる。これらの元素の基本的特性は、
2つのタイプである、すなわち、強い(強力)および穏
やか(柔らかい)である。もし我々が、この高度に支持
されている論理に同意するのであれば、我々は、この世
界において、全ての作用が、上記の特性の異なる一連の
並べ換えおよび組み合わせに起因して、その強度におい
て異なる広範な特性および物質を生じるということが言
える。
【0068】世界中のほとんどの伝統的薬物の哲学にお
いて、身体が作られる5つの元素の性質に共通して備わ
る属性(co−inherence)が考慮される。こ
れらは、患者の疾患および障害の理解を助ける。この共
通の属性はアーユルヴェーダにおいてプルシャと呼ば
れ、中国医学では陰陽と呼ばれる。本明細書の後半にあ
る表6は、中国の体系がいかにして上記の2つの要因を
使用してきたか、治療および疾患を標準化するために、
いかにしてこれらが分類および規定されたかを示す。
【0069】中国医学は、ヒトの身体の状態を、上記の
ように、悲哀と幸福を表す陰陽として分類する。これら
の要因は、薬物および生物の種々の特性に寄与する。こ
れらの要因の維持は、化学的要因、生理学的要因および
社会的要因の役割を全体的に考慮することによって、な
される。ほとんどの時代、中国の医学は、身体中に位置
する種々の生物エネルギーの中心と、直接的または間接
的な関係を持つ。鍼の技術は、これを使用する。他の哲
学において報告された他の要因は、中国医学に似てい
る。パンチャブータの概念の後に、トリドーシャ(ピッ
タ、カファおよびヴァータ)の概念、および身体を作る
7つの元素(サプタドータス)が、インドの伝統医学に
おいて主要な役割を担う。アーユルヴェーダは、生命の
全体的な哲学を信じ、そして疾患の治癒よりも、疾患の
予防を強調する。
【0070】アーユルヴェーダの全体的なアプローチ
は、霊性、精神および身体が生命の3つの必須の部分で
あり、これらが動的平衡および調和の中にある時、その
状態は健康(アロージャ(Arogya))と呼ばれる
と主張する。これらが平衡しておらず、そして調和して
いない時、その状態は疾患(バイシャミャ(Vaish
amya))と呼ばれる。
【0071】アーユルヴェーダに従うと、トリドーシャ
は、動的平衡状態における種々の体系の生理学的特徴を
維持する。すなわち、トリドーシャの調和が良好な健康
をもたらし、不調和が疾患を生じる。従って、ほとんど
の場合において、トリドーシャが、任意の疾患の治癒に
おいて、扱われる。薬物の選択は、処置されるべき疾患
についてなされる。
【0072】疾患は、「ヒト(プルシャ)に悲哀および
悲痛をもたらす任意のものが、疾患である」として定義
される。疾患には4つのタイプがある。1.偶然(アガ
ンタバーハ(agantavaha))。2.生まれな
がらの身体(サリラー(Sarirah))。3.生ま
れながらの精神(マナサー(Manasah))。4.
自然(スワブハビカー(Swabhavikah))。
ほとんどの伝統的概念が、疾患を治癒するために、精神
身体的要因、ならびに規律され、そして標準化された生
活方法の両方をともに扱うのは、この理由による。
【0073】疾患を、一般的に3つのクラスに分類し
た。1.治癒可能(サーディヤ(Sadhya))。
2.軽減可能または管理可能(ヤピヤ(Yapy
a))。3.治癒不能(アサディヤ(Asadhy
a))。上記に述べたように、トリドーシャ(すなわ
ち、ヴァータ、カファおよびピッタ)および血液が、個
々にまたはお互いの組み合わせにおける不適合より生じ
る疾患の供給源を有することは、それらの身体的疾患と
して主に考慮される。しかし、心理学理由のような、上
記の理由に起因せずに生じた疾患は、異なる方法におい
て関係する。そういう訳で、任意の伝統的概念が、全て
の精神身体因子を考慮して、疾患を扱うために使用され
る。ドーシャの個々の特性は、以下に説明される。
【0074】大まかには、以下のように概説される;ヴ
ァータすなわち、ヴァーユドーシャが、内分泌活動、神
経筋肉活動および神経活動を扱う:生命の主要な動きま
たは総体的な動きを生じる全ての活動、ガスを形成する
食物は、このカテゴリーに分類される。ピッタドーシャ
は、消化機能および化学的機能、またはラサクリヤ(r
asa kriya)のことを一般的にいう。そしてカ
ファドーシャは、形態、安定性および結合および滑らか
にすることを提供する因子を含む。第1のドーシャとし
ての「ヴァータ」は、他の2つに影響を与えることが考
慮されるので、任意の疾患について重要な要因であると
して考慮される。これら体液についての精密な記載は、
明細書の本文の別の箇所において、提供される。
【0075】ヴァータの減少は、一般的な活性の鈍さを
もたらす。従って、この鈍さを減少する薬物は、ヴァー
タハラ(Hara)である。消化能力の減少は、ピッタ
ドーシャであると呼ばれる。消化能力を増加するか、ま
たは胆汁機構を活性化する薬物は、ピッタハラの性質で
ある。流動性または粘液の減少は、荒っぽさ、内部の燃
焼、空腹、関節のゆるさ、乾き、弱さおよび連続的な不
眠症をもたらす。これらは、カファ障害の基本的徴候で
ある。この障害を乱す任意の薬物は、カファハラの性質
である。
【0076】世界中の異なる伝統的薬物について、より
広く理解するために、種々の哲学についての全ての要因
の詳細な記載を提供する。表1および表2(本明細書の
後半にある)は、インドのアーユルヴェーダ哲学および
アーユルヴェーダ哲学の中の種々の成分の綿密な記載を
提供する。
【0077】従って、薬物または食品の治療的効力を理
解するために、その物理的および化学的特性を理解する
必要がある。古代、ヒトは、物質の味覚、におい、およ
び色のような感覚器官で感じる方法を使用して、これら
の特性を理解するのが常であった。基本的な特性を1.
味覚(ラサ(Rasa))、2.質(グナ)、3.効能
(ビーリャ(Virya))、4.構成成分の同化後の
状態および効果(ビパカ)および5.特定の作用(プラ
ブハーバ(prabhava)、幾何学的異性体および
光学異性体)。
【0078】疾患または障害を治癒するために主に与え
られるものは、これら3つの要因、すなわち、ドーシャ
(障害)、ダータス(Dhatus)(構成成分)およ
びマラス(Malas)(老廃物)である。薬物の上記
の特性がドーシャと一致する場合、そのドーシャは乱さ
れるかまたは中和され、従って、疾患が治癒される。
【0079】アーユルヴェーダの薬物動態学および一般
的な原則に従う薬物の分類および識別は、患者における
ドーシャの優勢に従って、状況毎に変化する。すなわ
ち、ドラブヤ(dravya)グナ(薬物の特性)とド
ーシャ(障害)との間の関係が存在する。1つ以上の薬
物の添加または削除は、異なる個々のドーシャまたは異
なるドーシャの組み合わせを有する患者の同一の疾患を
処置するために、必要とされ得る。従って、アーユルヴ
ェーダ薬物治療は、患者に優勢なドーシャに従って、よ
り個別的であり、そして現代の薬物治療の場合のように
は一般化されない。ドーシャに適合性である特性(ラ
サ、グナ、ビーリャ)、ビパカおよびプラブハーバ)の
同定は、アーユルヴェーダ薬物治療において、独特であ
り、そしてより信頼できる。
【0080】((ii):治療的標準化の現代的方法)
既存の薬物治療は、上記の概念を考慮してこなかった。
植物化学者は、それら植物からの活性の決定的特質の単
離、精製および単離した成分の構造解明にのみ関心を有
しており、植物化学者は、それら植物の生物学的活性を
研究するために、それら研究結果を薬理学者に伝えるの
みであった。次いで、薬理学者は、現代医学において用
いられる既存の標準的な薬物との比較で、その分子を薬
理学的活性についてスクリーニングし、その作用の機構
を確立し、そして実質的にその効力を評価する。
【0081】この概念は、伝統的医学の実施者を補助す
るものではない。なぜなら、その活性の決定的特質の単
離は、医薬の全体的な特性およびその治療効力を劇的に
変更するからである。
【0082】個々の植物から得られた溶媒抽出画分、活
性の決定的特質などをアッセイする代わりに、ヒト細胞
および身体の細胞膜に匹敵する溶媒を用いた、医薬から
の全体的な抽出物の分析は、そのような医薬の薬理学的
活性を評価するために非常に有用である。
【0083】治療的標準化のために行われる現代の臨床
試験において、臨床試験は、三相で行われる(国際的有
用性の場合には四相)。これには、多数の人々が関与す
る。医薬品規制局(薬事審議会など)に申請される新た
な医薬に関する情報は、一般に、以下からなる: 1.化学構造 2.薬理学的分類 3.処方の詳細 4.毒性研究に関するデータを含む動物でのデータ 5.薬物速度論を含む臨床薬理学に関するデータ(人体
内の薬物の挙動) 6.薬力学(身体内での薬物の作用) 7.残りの世界(ROW)での薬物の特定の研究および
状況 8.生体等価物(Bio−Equivalence)研
究に関するデータ。
【0084】第I相試験は、主に、その医薬が人体内で
吸収され、代謝され、そして排泄される方法を知るため
に、薬物の安全性を評価することに関する。第I相試験
はまた、副作用および投薬量を見積もることも意図す
る。
【0085】第II相試験は、無作為化した方法でその
効力を試験することに関する。患者の一群に、実際の医
薬を与え、そして第二の群にプラセボを与える。
【0086】第III相試験では、大規模な試験が行わ
れて、その薬物の有効性、利点および可能な有害反応の
範囲を研究する。この工程の首尾よい完了の後、その企
業は、薬物を市場に出す。
【0087】第III相試験の後期および第IV相試験
では、製薬会社は、いくつかの目的を有する。ここでの
研究は、既存の薬物に比較して、新たな薬物の効力を知
ることを補助する。新たな薬物に起因する、長期にわた
る有効性および患者の生命の質(いわゆる、クオリティ
ーオブライフ(QOL、quality of lif
e)への影響が分かる。他の伝統的治療および新たな治
療に比較した、その薬物治療の費用効果も分かる。
【0088】しかし、上記の試験は全て、高価でかつ時
間がかかる。それらの試験は、エコロジー的要素、遺伝
的戒律(インドの家族および結婚関係において実施され
る)、その患者の心理学的変動パラメータ、社会学的変
動パラメータおよび他の変動パラメータの役割を考慮す
ることを無視している。これは、特定の群または遺伝的
型の人々にとって、薬物の有効性が限定される原因とな
る。
【0089】(C.バーコード付けおよび企業資源プラ
ニング(ERP)顧客関係管理のアプリケーションの先
行技術)どのような商品をも専有的とさせる現代的な方
法は、バーコード付けである。全ての商業取引につい
て、このバーコードは、多くの方法で広汎に使用されて
いる。医薬を特定の商品と認識させるために、バーコー
ド付けの新規方法が本発明において提唱される。
【0090】ピアネット(Peernet)バーコード
ストア(Java ActiveXサーブレット(se
rvlet)Eビジネス)では、1800文字および2
700桁(9、99、999の数字でさえ)が、任意の
品目のバーコードを生成する市販のバーコードソフトウ
ェアに供給され得ることが報告されている。デジタル値
および/または数量での数字(numerical n
umber)がバーコードソフトウェアに与えられる
と、そのソフトウェアは、ソフトウェア専有的に特定さ
れる論理によって、特定のバーコードパターンをユーザ
ーのために生成する。
【0091】このように生成されるバーコードは、バー
コード読み取り販売機が、その製品のバーコードを(電
子の目またはセンサを通じて)検知するとき、その製品
/ラベルの全ての詳細を有する、添付の「表示ウインド
ウ」ファイル情報を提示および表示する。このバーコー
ドは、世界中どこでも、ネットワークを介してどのよう
なERPおよびCRMのアプリケーションからも読み取
られ得る。
【0092】現在、医薬および関連製品をバーコード付
けするためのカタログ番号が使用されつつある。このカ
タログ番号は、本発明の方法において提唱されるような
製品の化学的特性を何ら具体的に含まない。
【0093】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主な課題は、
医薬として使用される、植物、動物もしくは天然に利用
可能なまたは人工の材料からの有機分子および有機金属
分子の、クロマトグラフィーフィンガープリント、化学
的標準化および治療的標準化ならびにバーコード付けの
新たな方法を提唱することである。
【0094】本発明の別の課題は、上記に詳細に説明し
た欠点を回避する薬草療法および処方の新規なクロマト
グラフィーフィンガープリントを提供することである。
【0095】本発明の別の課題は、研究中の医薬に存在
する構成成分およびその関連する特性の完全な化学分析
(これは、新たに開発されたソフトウェアを用いてその
医薬の伝統的な概念について治療効力を示す)を提供す
ることである。
【0096】本発明のさらに別の課題は、使用される医
薬に存在する化合物の実際のプロファイルの迅速な同定
のために有用な薬草医薬ならびにその構成成分の治療効
力のクロマトグラフィーフィンガープリントのための新
規方法を提供することである。
【0097】本発明の方法のさらに別の課題は、薬草医
薬および処方物の、等高線および3Dクロマトグラムを
用いた薬草医薬および処方物の新規のクロマトグラフィ
ーフィンガープリントを提供することである。
【0098】本発明のさらに別の課題は、使用される医
薬に存在する化合物の粗悪品をチェックするために有用
な薬草医薬のクロマトグラフィーフィンガープリントの
ための新規方法を提供することである。
【0099】本発明の研究のさらに別の課題は、以下の
ような標準的な分析パラメータを準備することである:
同じ溶媒であるエチルアルコールを用いた抽出、同じ実
行時間である0〜60分、同じ移動相である、5.5〜
7.5の範囲のpHを有するリン酸緩衝液を伴うアセト
ニトリル、ならびに同じUV可視光範囲である200〜
800nm。
【0100】本発明のさらに別の課題は、3Dおよび等
高線のクロマトグラムからの極性および共役に基づく医
薬の構成成分の分類および定量、ならびに医薬が作用
(無効に(vitiate))する体液における医薬の
治療効力を評価することである。
【0101】本発明のさらに別の課題は、画像に与えら
れた分子の選択されたピークのためのバーコードを提供
することである。
【0102】本発明のさらに別の課題は、すべてのタイ
プのデータベースアプリケーションのために有用に開発
されたフィンガープリントについてのバーコードデータ
ベースを準備することである。
【0103】本発明のさらに別の課題は、3Dおよび等
高線フィンガープリント、バーコード、起源の詳細(企
業もしくは国)、製造日、有効期限日、報告されたドー
シャ(dosha)、使用される個々の構成成分、その
アッセイ、バッチ番号、ロット番号、MRP(希望小売
価格)などのようなサンプルの詳細を有するフィンガー
プリントのサンプルすべてについて表示ウインドウを生
成することである。
【0104】本発明のさらに別の課題は、表示ウインド
ウにそれぞれのバーコードを付着させ、バーコードがデ
ータおよび情報のソースとして使用される場合にはいつ
でも、すべての適用において表示ウインドウを処理する
ことを容易にすることである。
【0105】本発明のさらに別の課題は、このように生
成され、そしてそれぞれのバーコードが付着された表示
ウインドウのデータベースを準備して、その医薬および
サンプルのすべての商用ネットワーク取引についての企
業資源プラニング(ERP)および顧客関係管理(CR
M)のアプリケーションにおいて使用することである。
【0106】本発明のさらに別の課題は、バーコードお
よび表示ウインドウならびに任意の情報(特に、その国
の中および外での医薬の動きを制御する規制当局にとっ
て必要である)のデータベースを準備することである。
【0107】本発明のさらに別の課題である化合物のU
V可視光スペクトルは、その分子の極性とともに、その
分子の共役特性およびその分子の個々の濃度を提供す
る。
【0108】本発明のさらに別の課題である等高線およ
び3Dクロマトグラフィーのフィンガープリントの使用
は、本発明の範囲を制限する化学構成成分の同定につい
ての基礎である。
【0109】本発明のさらに別の課題は、粗悪品の食品
および薬物のサンプル、代用および偽(contrad
ictual)の食品および薬物のサンプルならびに食
品および薬物のサンプルの商用サンプルについてのフィ
ンガープリントを作成することおよび純粋および粗悪品
を同定することである。
【0110】本発明のさらに別の課題は、品質管理およ
びプロセス標準化の種々の目的のために、任意の型のサ
ンプルにおける有機構成成分および有機金属構成成分に
ついてのフィンガープリントを作成してその中に存在す
る化学構成成分を同定する方法を開発することである。
【0111】本発明のさらに別の課題は、逆症療法、ア
ーユルヴェーダ、ホメオ、シッダ、ウナーニ、中国、チ
ベットおよび漢方(日本)の医薬のサンプルについて、
品質管理および化学的および治療的標準化のためのフィ
ンガープリント作成の方法を開発することである。
【0112】本発明のさらに別の課題は、天然に存在す
るサンプルまたは合成的に調製されたサンプルにおいて
化学的構成成分の変動を研究するため、およびそのサン
プルの中の化学構成成分を同定し、そして標準化するた
めのフィンガープリント作成方法を開発することであ
る。
【0113】本発明のさらに別の課題は、天然に存在す
るサンプルまたは合成的に調製されたサンプルにおける
化学的構成成分の変動の研究のため、および地質的、エ
コロジー的、遺伝型的、および表現型的な変動因子に起
因して、そのサンプルの中における化学的構成成分にお
ける変動を同定し、そして標準化するためのフィンガー
プリント作成方法を開発することである。
【0114】本発明のさらに別の課題は、単一の医薬サ
ンプルおよび処方された医薬サンプルの薬草製品におけ
る化学構成成分の研究のため、ならびに化学的標準化お
よび治療的標準化のためにそのサンプルにおける化学的
構成成分を同定するためのフィンガープリント作成方法
を開発することである。
【0115】本発明のなお別の目的は、生物学的サンプ
ル中の化学構成成分の変動を研究するためのフィンガー
プリント化法を開発し、そしてその中の化学構成成分を
同定および標準化することである。
【0116】本発明のなお別の目的は、大きなデータベ
ースを調製することである。これは、特定の疾患または
治療分類の群として分類された特定の群の植物の治療効
力の多くの普遍化を与える。
【0117】本発明のなお別の目的は、個々の構成成分
および全体の医薬の共役特性および極性特性を使用する
伝統的な治療標準化法において使用される色のような、
医薬の物理化学的特性を理解および標準化することを可
能にする方法を提供することである。
【0118】本発明のなお別の目的は、個々の構成成分
および全体の医薬の共役特性および極性特性を使用する
伝統的な治療標準化法において使用される味覚(ラサ
(Rasa))、すなわち、酸味、塩味、辛味、苦味お
よび渋味(アムラ(Amla)、ラヴァナ(Lavan
a)、カツ(Katu)、チクタ(Tikta)および
カシャヤ(Kashaya)、それぞれアーユルヴェー
ダでこのように呼ばれている)のような、医薬の物理化
学的特性を理解および標準化することを可能にする方法
を提供することである。
【0119】本発明のなお別の目的は、品質、効力、同
化後の代謝物またはそのような改変物、および分子のキ
ラリティーのような特異的特性(グナ(Guna)、ヴ
ェエルヤ(Veerya)、ヴィパカ(Vipaka)
およびプラブハヴァ(Prabhava)、それぞれア
ーユルヴェーダでこのように呼ばれている)のような、
医薬の物理化学的特性を理解および標準化することを可
能にする方法を提供することである。
【0120】本発明のなお別の目的は、個々の構成成分
および全体の医薬の共役特性および極性特性を使用する
伝統的な治療標準化法において使用される重い、軽い、
冷たい、熱い、柔らかな滑らかにされた軟らか(Sof
t LubricatedSupple)、乾燥、緩
慢、鋭い(グル(Guru)、ラグフ(Laghu)、
シェエタ(Sheeta)、ウシュナ(Ushna)、
スニグドハ(Snigdha)、マンダ(Mand
a)、テエクシュナ(Teekshna)、それぞれア
ーユルヴェーダでこのように呼ばれている)のような医
薬の物理化学的特性を理解および標準化することを可能
にする方法を提供することである。
【0121】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、植物も
しくは動物の抽出物、または天然もしくは合成源の抽出
物から、決定的特質を、クロマトグラフフィンガープリ
ント技術を使用して検出および同定するための方法であ
って、この方法が、以下の工程:(i)有機分子または
有機金属分子を、適切な溶媒を使用して抽出する工程;
(ii)工程(i)で得られた抽出物を、高圧液体クロ
マトグラフィー技術を使用して、分離分析に供する工
程;(iii)溶出された成分の等高線および3Dクロ
マトグラムを、pHおよび極性に基づいて作成する工
程;(iv)得られたこの等高線および3Dクロマトグ
ラムをカラー画像に変換し、このカラー画像を、個々の
色について、この画像の三次元特性の全てを表す座標を
使用して、内蔵ソフトウェアの使用によって、分析する
工程;(v)溶出した様々な構成成分の濃度を、経時的
に表示する工程;(vi)分析された色に基づいてクロ
マトグラムを作成する工程であって、このクロマトグラ
ムが、分子の共役特性に関連する様々な保持時間におけ
るピークを有する、工程;(vii)この成分中の化合
物を、この画像中のこの様々な構成成分のUV−可視吸
収特性によって、同定する工程;(viii)溶出した
化合物を、これら極性および共役特性に基づいて、極
性、中程度の極性、および低極性または非極性として、
同定し、決定し、そして分類する工程;(ix)X軸を
保持時間として、Y軸を波長として、Rを赤色ピクセル
の数として、Gを緑色ピクセルの数として、そしてBを
青色ピクセルの数として、使用することによって、選択
したピークについてのバーコードを作成する工程;およ
び(x)フィンガープリントおよびバーコードのデータ
ベースを作成し、そしてサンプル中のそれぞれの化合物
を同定する工程、を包含する、方法であり、これによっ
て上記目的が達成される。
【0122】一つの実施態様では、上記溶媒が、異なる
極性を有し、そして研究中の上記サンプルの親水性およ
び疎水性に基づいて選択され、エチルアルコールが医薬
の標準化のために使用される。
【0123】一つの実施態様では、上記フィンガープリ
ントが、異なるpH範囲で抽出された同一の医薬に関し
て生じる。
【0124】一つの実施態様では、使用されるHPLC
装置が、フォトダイオードアレイ検出器を備える、市販
のHPLC装置の任意のものから選択され、好ましく
は、グラジエントまたは三成分系のポンプを備える。
【0125】一つの実施態様では、移動相のpHおよび
極性が、水性溶媒、水、または塩(リン酸二水素カリウ
ム、またはリン酸水素二カリウム、および所望のpHに
維持されたリン酸など)の使用により所望のpHを有す
る緩衝液と、非水性溶媒との、0〜100%の混合物の
比率を変動させることによって制御される。
【0126】一つの実施態様では、既知のpHの、非水
性有機溶媒、および水性溶媒、水または緩衝液が、工程
(iii)において使用される溶媒であり、極性の範囲
に基づいて選択される。
【0127】一つの実施態様では、上記等高線クロマト
グラムをカラー画像に変換する工程が、研究中の医薬の
構成成分の共役特性および極性を含む。
【0128】一つの実施態様では、医薬(単体または処
方物)の治療効力が、特定の極性およびUV−可視吸収
領域に存在する構成成分の性質を使用して評価される。
【0129】一つの実施態様では、上記ソフトウェア
が、このソフトウェアにより適用される座標として、X
軸を保持時間として、Y軸を波長として、Rを赤色ピク
セルの数として、Gを緑色ピクセルの数として、そして
Bを青色ピクセルの数として使用して、選択されたピー
クまたは画像のバーコードを作成し、このバーコード
が、製品特性を産業用のものとする。
【0130】一つの実施態様では、使用されるソフトウ
ェアがRainbowと呼ばれ、そして以下の特性を有
する:(a)クロマトグラフフィンガープリント画像
を、.BMP、.JPEG、.TIF、.GIFなどの
異なるフォーマット(拡張子)で、ファイルフォルダか
ら開き、そしてこの画像内に存在する異なる色につい
て、単一のピクセル感度を用いて、この画像を分析する
機能を有する、ソフトウェア;(b)このピクセルの情
報を、以下:1.X座標スケール(0〜(分、時間スケ
ール))およびY座標スケール(200〜800nm)
を有するグラフ、および2.各ピーク(自動および手
動)の個々の値を、このグラフの隣の2つの別個の欄に
有する、パイ図表、の形態で表示する機能を有する、ソ
フトウェア;(c)分析の後に生成される全てのデータ
を、PRINTアイコンを使用して印刷する機能を有す
る、ソフトウェア;(d)印刷のためのページ設定を、
PAGESETUPアイコンを使用して変更する機能を
有する、ソフトウェア;(e)この画像および分析の一
部を、RESIZEアイコンを使用して選択する機能を
有する、ソフトウェア;(f)異なる画像についての多
数の画像分析ウィンドウを開き、状態をWINDOWS
アイコンに表示するための機能を有する、ソフトウェ
ア;(g)この画像を、20分間隔の3つのゾーンに、
ZONEアイコンを使用して分割する機能を有する、ソ
フトウェア;(h)選択した画像を、INVERTアイ
コンを使用して反転させる機能を有する、ソフトウェ
ア;(i)EDITORアイコンを使用して、Note
pad、Word padおよびMSWordにわたっ
て切り換える機能を有する、ソフトウェア;(j)HE
LPアイコンを使用して、このソフトウェアの様々な特
徴に関する操作情報の機能を有する、ソフトウェア;お
よび(k)作成したデータを、SAVE ASアイコン
を使用して、.JEPGファイルフォーマットなどで保
存する機能を有する、ソフトウェア。
【0131】本発明の、成分の3Dクロマトグラムおよ
び色等高線画像の、ソフトウェアに基づくデータ処理
は、以下:(a)この色等高線画像を、経時的に溶出し
た様々な成分の濃度、および保持時間に基づく極性を示
す、様々な色の選択に基づいて、(リリースノートに記
載の注釈、寿命、処理を用いて)分析(色を抽出)する
工程;(b)医薬の画像の全ての三次元特性を使用し
て、この医薬の3Dクロマトグラムを分析する工程;
(c)経時的に溶出した分子の共役特性に関連する様々
な保持時間においてピークを有するクロマトグラムを、
時間と共に、特定の極性の順に作成する工程;(d)こ
の分子における化合物を、この画像中の様々な構成成分
のUV−可視吸収特性によって同定する工程;(e)研
究中のこの医薬に存在する様々な構成成分の、報告され
た生物学的治療活性を、この分子の極性および共役特性
に基づいて、このフィンガープリントをX軸およびY軸
上の治療ゾーンに分割することによって、相関付ける工
程;(f)提唱されるこのソフトウェアにより提供され
るこの画像の座標、すなわち、保持時間に関するX、波
長に関するY、赤色ピクセルの数に関するR、緑色ピク
セルの数に関するG、および青色ピクセルの数に関する
B、を使用して、選択したピークに関するバーコードを
作成する工程;(g)企業資源プラニング(ERP)ア
プリケーションおよび顧客資源管理(CRM)アプリケ
ーションのような全ての種類のデータベースの利用を容
易にする、このサンプルに関するフィンガープリントお
よびバーコードのデータベースを作成する工程;および
(h)企業資源プラニング(EPR)アプリケーション
および顧客関係管理(CRM)タイプのビジネスアプリ
ケーションにより使用されるべき全てのサンプルに対し
て、「表示ウィンドウ」のデータベースを作成する工
程、を包含する、処理であり、これによって上記目的が
達成される。
【0132】一つの実施態様では、抽出に使用される上
記溶媒が、研究中の上記構成成分、サンプルおよびその
構成成分の、極性、親水性および疎水性に基づいて選択
される。
【0133】一つの実施態様では、上記使用されるHP
LC装置が、フォトダイオードアレイ検出器を備える市
販のHPLC装置の任意のものから選択され、好ましく
は、グラジエントまたは三成分系のポンプを有する。
【0134】一つの実施態様では、特定のpHの水性溶
媒および非水性溶媒の移動相の極性が、非水性溶媒とと
もに、水または既知のpHの緩衝液のような水性溶液を
0%から100%に、またはその逆に、この移動相の比
率を変動させることによって制御される。
【0135】一つの実施態様では、Rainbowと呼
ばれる新規のソフトウェアを使用して、3−Dおよび等
高線クロマトグラムを分析すると、この分析が、X軸が
保持時間であり、そしてY軸が波長であるクロマトグラ
ムを与える。
【0136】一つの実施態様では、新規のソフトウェア
を使用して、3−Dおよび等高線クロマトグラムを分析
すると、この分析が、ドーシャの乱れが定量的に、百分
率比で示されたデータを与える。
【0137】一つの実施態様では、単一の溶媒エタノー
ルが、上記構成成分の抽出のために使用され;同一の分
析条件および器具パラメータを全てのサンプルについて
使用して、治療の一般化がもたらされ;これによって治
療の標準化が達成される。
【0138】一つの実施態様では、使用される上記ソフ
トウェアがRainbowと呼ばれ、そして以下の特徴
を有する:(i)クロマトグラフフィンガープリント画
像を、.BMP、.JPEG、.TIF、.GIFなど
の異なるフォーマット(拡張子)で、ファイルフォルダ
から開き、そしてこの画像内に存在する異なる色につい
て、単一のピクセル感度を用いて、この画像を分析する
機能を有する、ソフトウェア;(ii)このピクセルの
情報を、以下:1.X座標スケール(0〜(分、時間ス
ケール))およびY座標スケール(200〜800n
m)を有するグラフ、および2.各ピーク(自動および
手動)の個々の値を、このグラフの隣の2つの別個の欄
に有する、パイ図表、の形態で表示する機能を有する、
ソフトウェア;(iii)分析の後に生成される全ての
データを、PRINTアイコンを使用して印刷する機能
を有する、ソフトウェア;(iv)印刷のためのページ
設定を、PAGE SETUPアイコンを使用して変更
する機能を有する、ソフトウェア;(v)これら画像お
よび分析の一部を、RESIZEアイコンを使用して選
択する機能を有する、ソフトウェア;(vi)異なる画
像についての多数の画像分析ウィンドウを開き、状態を
WINDOWSアイコンに表示するための機能を有す
る、ソフトウェア;(vii)この画像を、20分間隔
の3つのゾーンに、ZONEアイコンを使用して分割す
る機能を有する、ソフトウェア;(viii)選択した
画像を、INVERTアイコンを使用して反転させる機
能を有する、ソフトウェア;(ix)EDITORアイ
コンを使用して、Notepad、Word padお
よびMS Wordにわたって切り換える機能を有す
る、ソフトウェア;(x)HELPアイコンを使用し
て、このソフトウェアの様々な特徴に関する操作情報の
機能を有する、ソフトウェア;および(xi)作成した
データを、SAVE ASアイコンを使用して、.JE
PGファイルフォーマットなどで保存する機能を有す
る、ソフトウェア。
【0139】本発明の方法は、植物、動物、または天然
に得られる材料、あるいは人工の材料に由来の、医薬と
して使用される有機分子および有機金属分子の、クロマ
トグラフフィンガープリント、化学的および治療的標準
化、およびバーコード化の、計算方法であって、この方
法は、以下:a)医薬を選択し、そして構成成分を抽出
する工程;b)これら構成成分を個々の構成成分に分離
し、3−Dおよび等高線クロマトグラムを作成し、そし
てフィンガープリントに変換する、工程;c)開発した
ソフトウェアを使用して、このフィンガープリントを分
析する工程;およびd)データを解析する工程、を包含
する方法であって、これにより上記目的が達成される。
【0140】一つの実施態様では、上記方法が研究中の
上記医薬中に存在する構成成分の化学的分析を提供し、
そしてこの構成成分の共役特性および極性が、上記新規
に開発したソフトウェアを使用して、この医薬の伝統的
な概念に従って、治療効力を示す。
【0141】一つの実施態様では、上記方法が、薬草医
薬のクロマトグラフフィンガープリントの新規な概念を
提供し、この新規な概念が、構成成分の治療的効力とと
もに、使用中の上記医薬に存在する化合物の実際のプロ
ファイルの迅速な同定に有用である。
【0142】一つの実施態様では、薬草医薬および処方
物の等高線3−Dクロマトグラムを使用して、この薬草
医薬および処方物の新規なクロマトグラフフィンガープ
リントが提唱され、そしてこのクロマトグラフフィンガ
ープリントが、高圧液体クロマトグラフのフォトダイオ
ードアレイ検出器(PDA)によって生じ、そしてこの
薬草医薬に存在する構成成分のスペクトル特性のデータ
を、類似の実験分析条件下における極性の特定の順で表
現する。
【0143】一つの実施態様では、上記方法が、上記化
合物のUV−可視スペクトルを提供し、この分子の共役
特性および極性を表示し、そしてこの分子の個々の構成
成分の濃度を、この分子の極性とともに表示する。
【0144】一つの実施態様では、上記方法が、単一の
画像「The Chromatographic Fi
ngerprint」に示される全ての構成成分のUV
−可視スペクトルを提供し、上記フィンガープリント
が、研究中の医薬のアッセイおよび迅速な同定のため
に、薬草医薬または処方物に存在する構成成分の青写真
となる。
【0145】一つの実施態様では、上記方法が、同一の
溶媒であるエチルアルコールを用いる抽出、同一の稼動
時間である0〜60分、同一の移動相である、5.5〜
7.5の範囲のpHを有するリン酸緩衝液を伴うアセト
ニトリル、およびフィンガープリントのための200〜
800nmの同一のUV−可視範囲のような標準分析パ
ラメータ、ならびに化学的および治療的標準化により特
徴付けられる。
【0146】一つの実施態様では、フィンガープリント
が、粗悪品の食物および薬物のサンプル、代用された食
物および薬物のサンプル、偽の食物および薬物のサンプ
ル、ならびに市販の食物および薬物のサンプルを研究
し、純粋および不純を見分けるために使用される。
【0147】一つの実施態様では、フィンガープリント
法が、アロパシー、アーユルヴェーダ、ホメオパシー、
シッダ、ユナミ、中国、チベット、漢方(日本)の医薬
の処理の、標準化、品質管理活動および治療標準化の目
的で、この医薬に存在する化学的構成成分を同定するた
めに使用される。
【0148】一つの実施態様では、フィンガープリント
法が、天然に存在するサンプルにおける様々なエコロジ
ー的要因、地質学的要因、遺伝子的変化および(植物に
おいては)表現型変化に起因する化学的構成成分の変動
の研究のため、ならびにこれらにおける化学的構成成分
の同定および標準化のために、使用される。
【0149】一つの実施態様では、フィンガープリント
が、合成により調製されたサンプルにおける化学的構成
成分の研究のため、ならびにこのサンプルにおけるこの
化学的構成成分を、一体どれが適用可能であるかの化学
的および治療的標準化のために、同定および標準化する
ために使用される。
【0150】一つの実施態様では、フィンガープリント
が、単一の医薬サンプルの薬草製品の化学的構成成分の
研究のため、ならびに化学的および治療的標準化のため
のこの単一の医薬サンプルの化学的構成成分の同定のた
めに使用される。
【0151】一つの実施態様では、フィンガープリント
が、処方された医薬サンプルの薬草製品の化学的構成成
分の研究のため、ならびに化学的および治療的標準化の
ためのこれらの化学的構成成分の同定のために使用され
る。
【0152】一つの実施態様では、フィンガープリント
が、生物学的サンプルにおける化学的構成成分の変動の
研究のため、ならびにこのサンプルにおけるこの化学的
構成成分の同定および標準化のために使用される。
【0153】一つの実施態様では、フィンガープリント
が、単体および処方された食物および医薬サンプルの、
異なる銘柄の製品の化学的構成成分の変動の研究のた
め、ならびに化学的および治療的標準化のためにこれら
の化学的構成成分を同定するために、使用される。
【0154】一つの実施態様では、多数のサンプルのデ
ータベースの準備が、特定の疾患または治療分類に関す
る群として分類された、特定の群の植物の治療効力の多
数の一般化を与える。
【0155】一つの実施態様では、医薬のフィンガープ
リントが、医薬の構成成分の、3−Dおよび等高線クロ
マトグラムからの極性および共役に基づいたカテゴリー
化および定量を容易にし、そしてこの医薬がどの気質に
対して作用するか(乱すか)の治療効力を評価する。
【0156】一つの実施態様では、フィンガープリント
が、上記クロマトグラフフィンガープリントに与えられ
る、共役特性および極性特性を使用して、医薬および気
質の治療的標準化の使用のための色のような、この医薬
の物理化学的特性の、理解および標準化を可能とする。
【0157】一つの実施態様では、上記フィンガープリ
ント法が、上記クロマトグラフフィンガープリントに示
される共役特性および極性特性を使用して、治療的標準
化に使用される、酸味、塩辛さ、辛味、苦味、渋味(ア
ーユルヴェーダに記載のアムラ(Amla)、ラバナ
(Lavana)、カツ(Katu)、ティクタ(Ti
kta)、カシャヤ(Kashaya))のような味
(ラサ(Rasa))のような、この医薬の物理化学的
特性の理解および標準化を可能とする。
【0158】一つの実施態様では、上記フィンガープリ
ント法が、上記クロマトグラフフィンガープリントに示
される、個々の構成成分および医薬全体の、共役特性お
よび極性特性を使用して、治療的標準化に使用される、
特性、効力、代謝産物、分子のキラリティのような特異
性の特性(グナ(Guna)、ウェーリャヴィパカ(V
eerya Vipaka)、プラバヴァ(Prabh
ava))のような、この医薬の物理化学的特性の理解
および標準化を可能とする。
【0159】一つの実施態様では、上記フィンガープリ
ント法が、クロマトグラフフィンガープリントに示され
る医薬の共役特性および極性特性を使用して、治療的標
準化に使用される、冷たい、熱い、作用が遅い、作用が
鋭い、重い、軽い、柔らかく潤滑されて柔軟な、乾燥し
た(アーユルヴェーダに記載のシェータ(Sheet
a)、ウシュナ(Ushna)、マンダ(Mand
a)、テークシュナ(Teekshna)、グル(Gu
ru)、ラグー(Laghu)、スニグダ(Snigd
ha)、ロークシャ(Rooksha))などの、この
医薬の物理化学的特性(グナ)の理解および標準化を可
能とする。
【0160】本発明のプロセッサは、成分の3Dクロマ
トグラムおよび色等高線画像の、ソフトウェアベースの
データプロセッサであって、このプロセッサは電算手段
を備え、そして以下が可能である:(i)この色等高線
画像を、経時的に溶出した様々な成分の濃度、および保
持時間に基づく極性を示す、様々な色の選択に基づい
て、(リリースノートに記載の注釈、寿命、処理を用い
て)分析する、(色を抽出する)分析器;(ii)医薬
の画像の全ての三次元特性を使用して、この医薬の3D
クロマトグラムを分析する、分析器;(iii)経時的
に溶出した分子の共役特性に関連する様々な保持時間に
おいてピークを有するクロマトグラムを、時間と共に、
特定の極性の順に作成する手段;(iv)この分子にお
ける化合物を、この画像中の様々な構成成分のUV−可
視吸収特性によって同定する、同定器;(v)研究中の
この医薬に存在する様々な構成成分の、報告された生物
学的治療活性を、この分子の極性および共役特性に基づ
いて、このフィンガープリントをX軸およびY軸上の治
療ゾーンに分割することによって、相関させる手段;
(vi)提唱されるこのソフトウェアにより提供される
この画像の座標、すなわち、保持時間に関するX、波長
に関するY、赤色ピクセルの数に関するR、緑色ピクセ
ルの数に関するG、および青色ピクセルの数に関する
B、を使用して、選択したピークに関するバーコードを
作成する手段;(vii)企業資源プラニング(ER
P)アプリケーションおよび顧客資源管理(CRM)ア
プリケーションのような全ての種類のデータベースの利
用を容易にする、このサンプルに関するフィンガープリ
ントおよびバーコードのデータベースを作成する手段;
および(viii)企業資源プラニング(ERP)アプ
リケーションおよび顧客関係管理(CRM)タイプのビ
ジネスアプリケーションにより使用されるべき全てのサ
ンプルに対して、「表示ウィンドウ」のデータベースを
作成する手段、を有する、プロセッサであり、これによ
って上記目的が達成される。
【0161】一つの実施態様では、抽出に使用される溶
媒が、研究中の構成成分、サンプル、およびこのサンプ
ルの構成成分の、極性、親水性、および疎水性に基づい
て選択される。
【0162】一つの実施態様では、使用されるHPLC
装置が、市販のHPLC装置の任意のものから選択さ
れ、フォトダイオードアレイ検出器を備え、好ましくは
グラジエントまたは三成分系のポンプを含む。
【0163】一つの実施態様では、非水性溶媒および特
定のpHの水性溶媒の移動相の極性が、非水性溶媒とと
もに、水または既知のpHの緩衝液のような水性溶液を
0%から100%に、またはその逆に、この移動相の比
率を変動させることによって制御される。
【0164】一つの実施態様では、「Rainbow」
と呼ばれる新規のソフトウェアを使用して、3−Dおよ
び等高線クロマトグラムを分析すると、X軸およびY軸
に保持時間および波長を有するクロマトグラムを与え
る。
【0165】一つの実施態様では、新規のソフトウェア
を使用して、3−Dおよび等高線クロマトグラムを分析
すると、ドーシャの乱れを定量的に、百分率比で指示す
るデータを与える。
【0166】一つの実施態様では、単一の溶媒エタノー
ルが、上記構成成分の抽出に使用され、同一の分析条件
および機器パラメータを、全てのサンプルについて使用
して治療的一般化をもたらし、これによって、治療的標
準化が達成される。
【0167】一つの実施態様のプロセッサは、上記ソフ
トウェアRainbowが、以下の特徴を有する:
(a)「Rainbow」と名付けられた、ソフトウェ
ア;(b)クロマトグラフフィンガープリント画像
を、.BMP、.JPEG、.TIF、.GIFなどの
異なるフォーマット(拡張子)で、ファイルフォルダか
ら開き、そしてこの画像内に存在する異なる色につい
て、単一のピクセル感度を用いて、この画像を分析する
機能を有する、ソフトウェア;(c)このピクセルの情
報を、以下:1.X座標スケール(0〜(分、時間スケ
ール))およびY座標スケール(200〜800nm)
を有するグラフ、および2.各ピーク(自動および手
動)の個々の値を、このグラフの隣の2つの別個の欄に
有する、パイ図表、の形態で表示する機能を有する、ソ
フトウェア;(d)分析の後に生成する全てのデータ
を、PRINTアイコンを使用して印刷する機能を有す
る、ソフトウェア;(e)印刷のためのページ設定を、
PAGE SETUPアイコンを使用して変更する機能
を有する、ソフトウェア;(f)該画像および分析の一
部を、RESIZEアイコンを使用して選択する機能を
有する、ソフトウェア;(g)異なる画像についての多
数の画像分析ウィンドウを開き、状態をWINDOWS
アイコンに表示するための機能を有する、ソフトウェ
ア;(h)この画像を、20分間隔の3つのゾーンに、
ZONEアイコンを使用して分割する機能を有する、ソ
フトウェア;(i)選択した画像を、INVERTアイ
コンを使用して反転させる機能を有する、ソフトウェ
ア;(j)EDITORアイコンを使用して、Note
pad、Word padおよびMS Wordにわた
って切り換える機能を有する、ソフトウェア;(k)H
ELPアイコンを使用して、このソフトウェアの様々な
特徴に関する操作情報の機能を有する、ソフトウェア;
および(l)生じたデータを、SAVE ASアイコン
を使用して、.JEPGファイルフォーマットなどで保
存する機能を有する、ソフトウェア。
【0168】本発明はさらに、化学的構成成分の同定の
基礎となる、化学物質の等高線および3−Dクロマトグ
ラムのフィンガープリントの使用に関し、これによって
上記目的が達成される。
【0169】本発明は、クロマトグラフィーフィンガー
プリント化技術を使用する、植物または動物の抽出物、
天然供給源または合成供給源から決定的特質(prin
ciple)を検出および同定するための方法に関す
る。この方法は、 i)適切な溶媒を使用して有機または有機金属の分子を
抽出する工程; ii)高圧液体クロマトグラフィー技術を使用して、工
程i)で得られた抽出物を分離分析に供する工程; iii)pHおよび極性に基いて溶出される成分の等高
線および3Dクロマトグラムを作成する工程; iv)得られた3Dおよび等高線クロマトグラムをカラ
ー画像に変換し、組み込まれたソフトウエアを使用する
ことによって、その画像のすべての3次元特性を示す座
標を使用してそのカラー画像を個々の色について分析す
る工程; v)時間と共に、溶出する種々の構成成分の濃度を示す
工程; vi)分析された色に基いて、分子の共役特性と共に種
々の保持時間にピークを有するクロマトグラムを作成す
る工程; vii)画像における種々の構成成分のUV−Vis吸
収特性により成分中の化合物を同定する工程; viii)溶出した化合物を、極性特性および共役特性
に基いて、極性、中度極性、および、より極性でないか
または非極性として同定、決定および分類する工程; ix)X軸を保持時間、Y軸を波長、Rを赤色ピクセル
の数、Gを緑色ピクセルの数、そしてBを青色ピクセル
の数として使用して、選択されたピークについて、バー
コードを作成する工程;および x)フィンガープリントおよびバーコードのデータベー
スを作成し、そしてサンプル中のそれぞれの化合物を同
定する工程 を包含する。
【0170】
【好ましい実施態様の詳細な説明】したがって、本発明
の方法の新規な基本は、フィンガープリント化の新規な
方法として、3Dおよび等高線クロマトグラフに示され
た化学構成成分のスペクトル特性を提示することであ
る。本方法により作成されるクロマトグラムは、医薬中
に存在する、その医薬の治療効力を与える個々の分子の
共役特性および極性特性を提供する。
【0171】分子において、その分子のUV−可視吸収
能力は分子の構造に依存する。二重結合または三重結合
が分子中あるいは構造中に存在する場合、それは共役さ
れていると呼ばれる。分子は、より多く共役されればさ
れるほど、化学的にも生物学的にも活性である。したが
って、分子は、より多く共役されればされるほど、治療
上活性である。したがって、共役特性の測定は、医薬品
の治療効力を示す。したがって、治療標準化のための共
役特性の使用が、本発明の新規性である。
【0172】単一波長での医薬の分析について活性成分
(これは多くの薬草医薬において未知である)のみを分
析するために使用される方法とは異なり、従来の医薬の
フィンガープリント化および標準化(化学的および治療
上)に大抵有用な薬草医薬および処方物の品質管理のた
めの新規な方法が提案される。これにより、その化合物
の物理特性および化学特性(例えば、UV−可視吸収特
性および極性特性)と共に、伝統的医薬に存在する化学
構成成分の総合的なプロフィールが与えられる。この方
法の最初の部分では、医薬のフィンガープリントの画像
が作成される。しかし、画像は分析データにはなり得な
いので、分析クロマトグラフィーリポートの形式で成分
の定性的および定量的データを与えるためのコンピュー
タに基く方法が開発される。このことは、本発明の方法
の新規性として提唱される。
【0173】任意の分子の反応性は、その分子上の求電
子部位および求核部位と共に分子中に存在する二重結合
および三重結合の数に依存する。電子を供与する部位お
よび電子を受容する部位は、分子の総電荷の差を創出す
る。このことが分子を極性にする。したがって、分子の
極性は、別の分子と電子を供与または受容するその分子
の能力ついての情報を提供する。これが分子の活性を制
御する。したがって、分子の極性の情報は、その分子の
反応性を物語る。本発明の方法において、この方法によ
って提供されるクロマトグラムは、フィンガープリント
における、医薬中に存在する構成成分の共役特性および
極性特性を与える。したがって、本方法は、医薬の共役
特性および極性特性を使用してその医薬の治療効力を知
るための医薬の標準化に使用される。
【0174】上記のように、化合物のUV−可視スペク
トルおよび極性は、その化合物の共役特性および極性特
性を示し、したがってその医薬の化学特性/医学特性を
示す。単一の像(picture;ここで提案されるよ
うな「フィンガープリント」)におけるすべての構成成
分のこのスペクトルプロフィールは、薬草医薬および処
方物に存在する構成成分の青写真となる。これは、ピー
クが、その構成成分の定量と共に単一波長で取られた従
来のクロマトグラム中とは異なり、構成成分のUV−V
IS特性または共役特性および極性特性を表現するの
で、現存する方法より薬草医薬の同定および標準化の優
れた方法になる。
【0175】伝統的な標準化法において記載されるよう
に、医薬の色は、その治療効力を知りそして標準化する
ために使用された。分子の色は、照射のUV−可視範囲
の照射の吸収特性によって理解される。特定の波長の吸
収は、構造、官能基、共役、および不飽和の程度に依存
する。分子がより多く共役されればされるほど、吸収波
長は長くなる。したがって、任意の分子のUV−可視吸
収が、構成成分の定性的および定量的特性において広く
使用される。種々の医薬の色および治療効力は、古文書
に見られる。
【0176】結局、分子の色は、その分子の特定の化学
的性質に起因する。分子の色が研究される場合、化学特
性もまた理解され得る。大昔、炎の色は、金属および関
連生成物の品質管理に使用された。これには基本的な分
光光度の原理が含まれる。したがって、電磁放射の相互
作用の研究および理解は、医薬の化学的性質、したがっ
て治療効力を研究するために有用である。同じ原理は、
本発明のフィンガープリント化および標準化の分光光度
法において使用された。本発明の方法の主要な新規性に
は、装置およびソフトウエアに基くプログラムを使用し
て、「単一のまたは処方された医薬の治療効力(伝統的
な意味での)を理解するために、波長(共役)および保
持時間(極性)のスケールに基いて、フィンガープリン
トを異なる治療域へ分割すること」が含まれる。
【0177】開発されたコンピュータに基くソフトウエ
アを使用して、画像中に与えられた分子の選択されたピ
ークについてバーコードが作成される。Xが保持時間で
あり、Yが等高線クロマトグラムにおける波長および3
Dクロマトグラムにおける吸光度である場合、構成成分
の最高濃度を示す赤色R、構成成分のより低い濃度を示
す緑色G、および構成成分のなおより低い濃度を示す青
色Bは、本発明のソフトウエアによって提供される座標
であり、これらの座標が任意の市販の再販売可能なバー
コーディングソフトウエアに入れられ、このバーコーデ
ィングソフトウエアは、単一の構成成分または多くの構
成成分についてバーコードを作成する本ソフトウエアに
付加される。フィンガープリントの画像は、それに付属
する表示ウィンドウ上で見られる。これは、自動販売機
の電子の眼がバーコードを読み取る場合にはいつでも表
示される。このことは、画像(フィンガープリント)お
よびバーコードを、工業製品または国について占有させ
る。このことは、本発明の方法の別の新規性として特許
請求される。
【0178】カラムの極性が固定され、そして移動相の
極性が、逆相カラムにおいて、増加順または減少順で一
定に変化する場合、サンプル中に存在する構成成分は、
最初に高極性の構成成分が、次に中間の極性の構成成分
が、続いて非極性の構成成分が溶出するという順序で溶
出する。極性の増加順または減少順での構成成分の溶出
において、いずれの極性の構成成分もカラムから溶出さ
れず残らないで全溶出が達成されるように注意を払う。
順相カラムの場合での極性および溶出の順序および特性
は、逆相カラムの場合と同様に(しかし、逆に)適用可
能である。順相カラムでは、非極性構成成分が最初に溶
出し、極性の構成成分が、溶出に使用される移動相の極
性の順序に基いて続く。
【0179】したがって、化学構成成分が極性の増加順
または減少順に配置されている、開発されたフィンガー
プリントは、医薬についての治療普遍化をもたらすこと
の手助けとなる。これが提案する方法の別の新規性であ
る。
【0180】分析後に現像した等高線クロマトグラムの
画像は、XおよびY軸の3つのゾーンに分割される。移
動相組成物の極性を使用して構成成分の溶出を制御する
場合、共役特性(放射の特定波長の吸収)をY軸にと
り、そして極性をX軸にとる。ここで、文献で報告され
るように、Y軸は、波長に基づく治療効果(色)毎に目
盛りが付けられる。全体の画像は、6つのチャンバに分
割され、ここで、化学構成成分は特定の共役特性および
極性特性を有する。次に、これは、チャンバにおいて、
構成成分の治療効果に比例する。従って、医薬が特定波
長の吸収を表す色に基づいてフィンガープリントされ、
そして特定の極性を有する場合、このゾーン内の色の合
計は、そのゾーンの中に存在する構成成分の治療効果に
ついて計算され、そして解明される。従って、全体的な
治療的標準化および化学的標準化は、この方法を使用し
て達成される。
【0181】大抵、サンプルの溶出を高い極性の移動相
から低い極性の移動相まで実施した。従って、このフィ
ンガープリントにおいて、第一ゾーン(ゾーン1)に存
在する構成成分は、性質上、高い極性を有する。同一の
パターンが他のゾーンにもあてはまり、中程度の極性の
溶出構成成分は、中程度の極性ゾーン(ゾーン2)に、
そして、低い極性または非極性の溶出構成成分は、非極
性ゾーン(ゾーン3)に存在する。このパターンは、順
相カラムが使用される場合、上記のようなカラムの溶出
特性に起因して逆転する。
【0182】高い極性の分子の殆どは、化学的に高い反
応性を有し、従って、生物学的である。高い極性の分子
が、消化系の第一部分である口に入ると、それらは、直
ちに、生体系およびそこに存在する酵素に作用し始め
る。次いで、構成成分は、胃および腸に入り、ここで、
これらの構成成分は、この部分に存在する消化液および
消化酵素による種々の変化(同化後の効果(アーユルヴ
ェーダにおけるヴィパカ))を受ける。吸収過程におい
て、このとき、高い反応性(高い極性)の分子は、直ち
に、生体系と相互作用し始め、その治療特性を示す。こ
れは、アーユルヴェーダ(人体の腸部分は、ピッタゾー
ンとして分類され、ここで、高い極性の分子は、主要な
役割を演じている)と比較される。機構を引き起こす熱
は、疾患およびそれに関連した生物学的機構において重
要な役割を演じる。このことは、間接的に、高い反応性
の、高い極性の分子を支持する。吸収後、すっかり吸収
した構成成分を伴う血液は、それらを心臓およびその関
連部分に運搬する。次いで血液は、身体の種々の部分に
送達される。アーユルヴェーダにおいて、上半身はカフ
ァゾーンと定義され、ここで、冷却機構は、重要な役割
を演じる。従って、中程度の極性を有する分子は、この
ゾーンに関連した機構において、重要な役割を演じる。
【0183】低い極性の構成成分および非極性の構成成
分は、輸血によってのみ人体内に入ることが可能であ
る。従って、身体器官(ここで、化学構成成分のアベイ
ラビリティーの機構は、血液によってのみである)は、
極性の最も新しいカテゴリーになりつつある。非極性オ
イル、脂肪、ならびにそのような他の分子および人体内
の機構は、ヴァータ(Vata)障害として分類され、
全てのこのような疾患は、同じタイプの物質を使用して
治療される。
【0184】低い極性および非極性の構成成分は、フィ
ンガープリントの最後のゾーンで溶出される。従って、
このゾーン(ゾーン3)は、ヴァータゾーンとみなされ
る。従って、分子の基本的な気質(basic hum
or)は、それらの極性に基づいて識別され得、これ
は、これが作用するのはどの障害(ドーシャ)であるの
かを知ることを容易にする。従って、本発明の方法は、
医薬の治療的標準化に有用である。
【0185】従って、ゾーン1 ピッタゾーン、ゾーン
2 カファゾーン、ゾーン3 ヴァータゾーンに存在す
る全構成成分は、各障害に対する医薬の効力の比を表す
パイ図表の形態で提示される。従って、50:20:3
0のオーダーで構成成分を含む医薬は、50%:20
%:30%のオーダーのトリドーシャハラ(trido
shahara)の医薬となる。従って、治療効果は、
定量的に標準化される。他のドーシャの任意の1つまた
は2つの増加または減少は、他の医薬を添加することに
よって医薬を処方することで実施され、そして特定の個
体を治療するため必要とされる、適切な処方物を調製す
る。
【0186】従って、フィンガープリントは、共役、吸
光度および極性のスケールを有するので、3−Dクロマ
トグラムは、医薬の治療効果についての情報を与える。
上記画像のその三次元特性を全て使用してそれを分析す
ることは、医薬の3−Dクロマトグラムの定量化を実施
する。例えば、3−Dクロマトグラムが「フード付きキ
ャップ」としてみなされる場合、種々の定性的および定
量的特性を有する別のサンプルとの、全キャップの三次
元的な一致、それが一致する程度は、定性的および定量
的な分析報告として示される。ここで、キャップのフー
ドは、特定波長における分子のピークと比較される。こ
れより多い数のサンプルは、多くのフードを有するキャ
ップを好む。従って、三次元座標の一致は、簡単な比較
および分析の方法を提供する。それが一致する座標は、
定性的なデータを与え、そしてそれが一致する程度は、
研究中のサンプル理解の定量的なデータを与える。これ
は、この目的のために準備された特別なソフトウェアに
よって可能となる。これは、品質管理の究極の方法とな
る。これは、本発明の方法のもう1つの新規性である。
【0187】本発明はまた、3Dクロマトグラムのデー
タプロセッサに基づくソフトウェア、および構成成分の
カラー等高線画像に関し、このプロセッサはコンピュー
タ計算手段を備え、そして以下のa〜hを含み得る: a.様々な色(リリースノート、ライフサイクル、プロ
セッシングにおいて言及された標準を伴う)の選択に基
づくカラー等高線画像(時間と共に溶出された種々の構
成成分の濃度、および保持時間に基づく極性を表す)を
解析するための解析器(色を抽出する); b.上記画像の3次元特性を全て使用して、医薬の3−
Dクロマトグラムを解析するための解析器; c.極性による特定の順序で時間と共に溶出された分子
の共役特性に従って、様々な保持時間においてピークを
有するクロマトグラムを生成するための手段; d.画像において、種々の構成成分が有するUV−可視
吸収特性によって、上記分子の化合物を識別するための
識別子(identifier); e.フィンガープリントをX軸およびY軸の治療ゾーン
に分割することによって、分子の極性および共役特性に
基づく研究中の医薬に存在する様々な構成成分の、報告
された生物学的、治療的活性を相関するための手段; f.上記画像座標を使用して、選択されたピーク(単数
または複数)に関するバーコードを生成するための手段
(すなわち、X=保持時間、Y=波長、R=赤色ピクセ
ル数、G=緑色ピクセル数およびB=青色ピクセル数で
あって、これらは提唱されたソフトウェアによって提供
される); g.サンプル用のフィンガープリントおよびバーコード
のデータベースを生成するための手段であり、企業資源
プランニング(ERP)および顧客関係管理(CRM)
アプリケーションなどの、全種類のデータベースユーテ
ィリティーを促進するための、手段;ならびに h.ビジネスアプリケーションの、ENTERPRIS
E RESOURCEPLANNING(ERP)およ
びCUSTOMER RELATIONSHIP MA
NAGEMENT(CRM)タイプによって使用される
全てのサンプルに関する「表示ウィンドウ」のデータベ
ースを生成するための手段。
【0188】(本明細書中に使用される略語) 1.ERP:企業資源プランニング(Enterpri
se ResourcePlanning)。 2.CRM:顧客関係管理(Customer Rel
ationship Management)。 3.UV−可視:200nm〜800nmの範囲の電磁
気放射。 4.有機分子:その構造内に、基本元素であるC、H、
N、O、Sを有する分子 5.有機金属分子:その構造内に、基本元素であるC、
H、N、O、Sとともに金属を有する分子。 6.等高線クロマトグラム:フォトダイオードアレイ検
出器(Photo Diode Array dete
ctor)(200nm〜800nmの範囲の電磁気放
射を使用してサンプルをスキャンする)から生成される
データで表示される、クロマトグラムの一種。このよう
に生成したクロマトグラムは、X軸に保持時間、Y軸に
吸光度の範囲(nm)を提供する。種々の色は、個々の
構成成分の異なる濃度を示すために使用される。 7.3−Dクロマトグラム:これは、また、上記で与え
られる機器と同一セットの機器を使用して生成される。
これは、混合物からの分離後の各成分のUV−可視スペ
クトルを提供する際により有益である。これは、スペク
トルを使用する、構成成分の同定に役立つ。 8.アーユルヴェーダ:医学および健康の戒律について
まとめられた科学を例示する、インド人の哲人により書
かれた、インド哲学である。 9.オシャディシュクタ(Oshadisukta):
医学に使用される医薬の特性を詳細に説明するリグヴェ
ーダ(Rigveda)における挿話。 10.ラサ、グナ、ヴェエルヤ、ヴィパカ、およびプラ
ブハヴァ:インド系医学に使用される医薬の効力を理解
するために使用される、医薬および物質の様々な物理化
学的特性。 11.ロカプルシャサマンニャ(Lokapurush
a Samanya):自然の均等性の法(Law o
f Uniformity of Nature) 12.トリドーシャ:人体を研究する場合に用いる、3
つの気質(すなわち、インド系医学に使用される、ピッ
タ、カファおよびヴァータ)。 13.プラクリティ−プルシャ(Prakriti−P
urusha):プラクリティは、インド系医学に使用
される、母なる自然(Mother nature)
(女性)に例えられ、そしてプルシャは(男性)に例え
られる。 14.ピッタ:インド系医学に使用される用語であっ
て、これは、消化および人体において一般的な化学的機
能(すなわち、ラサキリヤ(rasa kriya))
を付与する疾患または性格を付与するために、インド系
医学における体内の上記気質のうちの1つに関する。 15.カファ:インド系医学に使用される用語であっ
て、これは、人体において、形態、安定性および粘着力
を提供する因子、ならびに潤滑因子を付与する、疾患ま
たは性格を付与するために、インド系医学における身体
の上記気質のうちの1つに関する。 16.ヴァータ:インド系医学に使用される用語であっ
て、これは、人体において、精神学的活性、内分泌学的
活性、および神経の活性を付与する、疾患または性格を
与えるために、インド系医学における身体の上記気質の
うちの1つに関する。 17.地質学的因子(Geological fact
or):地球の構成要素に関する土壌の性質および地下
水などにおける地球的変動。 18.生態学的因子(Ecological fact
or):熱帯領域、季節風状態および温度における地球
的変動。 19.感覚刺激性の方法:ヒトの感覚器官を使用して以
下のような医薬の特性を同定する方法:1.味覚(酸味
(アムラ)、塩味(ラヴァナ)、辛味(カツ)、苦味
(チクタ)、渋味(カシャヤ)など)2.色覚、3.嗅
覚および4.触覚など。 20.味覚(ラサの物理化学的特性):視覚的に見受け
られる特性(色、大きさ)、および感じられる特性(触
覚)、ならびに全ての物理的特性(味覚などの特性、な
らびに医薬中に存在する各構成成分の化学に関連する薬
用の特性)。 21.医薬を以下のような特性を使用して標準化した:
味覚(ラサ)、品質(グナ)、効力(ヴィルヤ(Vir
ya))、同化後の状態および構成成分の効果(ヴィパ
カ)ならびに特別な作用(プラブハーヴェ(Prabh
ave))。 22.サプタダハツ(Saptadhatus):イン
ド系医学において使用される7つの元素(人体に存在す
る、ラサ(体液)、ラクタ(血液)、マンサ(Mams
a)(筋肉)、マージャ(Majja)(骨髄)、アス
ティ(Asthi)(骨格系)、メダス(Medas)
(脂肪)、およびシュクラ(Shukra)(再現性)
の構成成分) 23.パンチブタス(Panchbhutas):イン
ド系医学に使用される、5つの天然元素(世界に存在す
るプリティビ(Prithivi)(地)、エイプ(A
p)(水)、テジャ(Teja)(火)、ヴァーユ(V
ayu)(空)およびアカシャ(Akasha)(宇
宙))。 24.ナディサストラ(Nadisastra):ヒト
の脈拍を研究することによって人体の健康状態を説明す
るインド系医学に使用される科学。 25.インド系医学において、疾患の原因となる因子
は、アガンタバーハ(偶然)、サリラー(生まれながら
の身体)、マナサー(Manasah)(生まれながら
の心)、およびスワブハビカー(当然)として説明され
る。 26.疾患は、インド系医学によると3つのクラスに分
類された。3つのクラスとは、治療可能(サーディ
ヤ)、軽減可能または管理可能(ヤピヤ)、治療不可能
(Asadhya)である。 27.共役特性:分子が、交互の単結合と二重結合、な
らびに電子供与特性および受容特性を有する場合を共役
という。これは分子のUV−可視スペクトルにおいて観
測される。電磁放射による、分子のσおよびπ電子の励
起に関するエネルギー吸収に基づいて、分子は放射の特
定波長を吸収する。分子の最大吸光度は、従って、研究
中の分子の共役特性を示す。 28.極性特性:分子がその電気化学的特性において差
異を有する場合、これを極性という。これは、電子供与
性(求核性)または電子受容性(求電子性)の部分もし
くは官能基を伴って分子に結合された原子に依存する。
この分子は、その分子軌道において電荷が異なる。これ
によって、分子が正の末端および負の末端を有するよう
になる。このタイプの分子を極性分子という。電荷の程
度およびタイプによって、分子が性質上、極性、中程度
の極性および非極性となる。 29.HPLCの勾配または三次元システム:HPLC
機器は、水性溶媒または非水溶媒の比率を変えるために
2つまたは3つの液体ポンプを有する。これは、要件に
応じて、全体的な移動相の極性を制御するに役立つ。
【0189】(ソフトウェアに使用される幾つかの略
語) 1.JDK:Java展開キット(Java Deve
lopment Kit) 2.Con:等高線クロマトグラム(Contour
Chromatogram) 3.3−D:3次元クロマトグラム(3−Dimens
ional Chromatogram) 4.WOS:スケールなし(Without Scal
e) 5.X:クロマトグラムの保持時間を示す 6.Y:3−Dクロマトグラムにおける吸光度、および
等高線クロマトグラムにおける波長の範囲を示す。 7.R:特定のピクセルの位置における、赤色の強度 8.G:特定のピクセルの位置における、緑色の強度 9.B:特定のピクセルの位置における、青色の強度 (実施態様)本発明の1実施態様は、植物、動物あるい
は天然物質または合成物由来の有機分子および有機金属
分子の、クロマトグラフィーによるフィンガープリント
化、化学的および治療的標準化ならびにバーコード化の
ための方法に関する。
【0190】本発明の別の実施態様は、上記の欠点を除
去する、薬草医薬および処方物のクロマトグラフィーに
よるフィンガープリント化のための新規方法に関する。
【0191】本発明のさらに別の実施態様は、新たに開
発されたソフトウェアを使用して、研究中の医薬に存在
する構成成分ならびにそれらの共役特性(これは、この
医学の伝統的な概念に従った治療的効力を与える)の完
全な化学分析のための方法に関する。
【0192】本発明のさらに別の実施態様は、医薬のク
ロマトグラフィーによる新規フィンガープリント化の方
法に関し、この方法は、その構成成分の治療的効力に伴
って使用される医薬に存在する、化合物の実際のプロフ
ィールの迅速な同定に有用である。
【0193】本発明のさらに別の実施態様において、薬
草医薬および処方物の等高線ならびに3−Dクロマトグ
ラムを使用して、薬草医薬および処方物のクロマトグラ
フィーによるフィンガープリント化の新規概念の具現化
を提唱する。これらは、高圧液体クロマトグラフのフォ
トダイオードアレイ検出器(PDA)において現像され
た。これは、実験的な分析条件下で抽出された薬草医薬
に存在する構成成分が有するスペクトル特性のデータを
図示する。
【0194】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、放射の紫外および可視範囲(200〜800)
または電磁放射の任意の範囲を吸収する分子を含有す
る、任意の性質を有する医薬からの抽出物のクロマトグ
ラフによるフィンガープリント化の方法に関する。
【0195】本発明の別の実施態様において、化合物の
UV−可視スペクトルは、分子の共役特性およびそれぞ
れの濃度の分子の濃度を提供する。
【0196】本発明の別の実施態様において、異なるp
H値のもとで抽出される同一の医薬に関して現像された
フィンガープリントは、個体の様々なpH値での腸系に
おける薬物放出を理解するために有用である。
【0197】本発明のさらに別の実施態様において、全
ての構成成分のUV−可視スペクトルは、単一画像の
「クロマトグラフィーによるフィンガープリント(Ch
romatographic Finfgerprin
t)」において示される。
【0198】本発明のさらに別の実施態様において、フ
ィンガープリントは、アッセイおよび医薬品代用品の迅
速な同定のために、薬草医薬品または処方物中に存在す
る構成成分の青写真となる。
【0199】本発明のさらに別の実施態様において、等
高線および3−Dクロマトグラムを使用するフィンガー
プリントは、既存の、および/または新たに形成された
化学構成成分の同定のための基礎である。
【0200】さらに別の実施態様において、化合物のU
V−VISスペクトルおよび極性は、化合物の共役の性
質および極性の性質を示し、従って薬品の化学的/医学
的性質を示す。単一ピクチャにおける全構成成分のスペ
クトルのこのプロフィール(ここで提唱されるような
「フィンガープリント」)は、薬草医薬品および処方物
に存在する構成成分の青写真となる。これはピークがU
V−VISを表す場合、現存の方法よりも、薬草医薬品
を同定および標準化するより優れた方法となる。その構
成成分の性質または共役の性質、ならびに極性の性質は
従来のクロマトグラムとは異なり、その構成成分の定量
とともに単一の波長で得られる。
【0201】本方法のさらに他の実施態様において、
「フィンガープリントを波長のスケール(共役)および
保持時間(極性)に基づいた異なる治療帯に区分して、
単一または処方物された医薬品の治療的有効性(従来の
用語)を理解すること」は、計測機器およびソフトウェ
アに基づくプログラムを使用することによって実施され
る。
【0202】本発明のさらに他の実施態様において、こ
の方法を使用して、準備された大きなデータベースか
ら、特定の疾患についてのグループとして治療的に分類
される植物の特定のグループの治療的有効性の多数の一
般化が与えられる。
【0203】本発明のさらに他の実施態様において、本
発明は、フィンガープリント内の選択されたピークの座
標としてX,Y,R,G,Bを使用し、バーコードがバ
ーコードソフトウェアを使用して生成され、それにより
その医薬品を工業用として独占的にする。
【0204】本発明のさらに他の実施態様において、そ
の医薬品の3−Dクロマトグラムは、上記画像の3次元
的性質全てを使用して分析される。3−Dクロマトグラ
ムがフードを有するキャップとして考えられる場合、3
次元的に全キャップを異なる定性的および定量的性質の
別のサンプルとともに整合させると、それが整合する程
度は、分析報告として定性的かつ定量的に提示される。
ここで、キャップのフードは、特定の波長での分子のピ
ークと比較される。より多くの数を有するサンプルは多
くのフードを有するキャップを望む。従って3次元座標
の整合は、比較および分析の簡単な方法を提供する。そ
れが整合する座標は、定性データを与え、それが整合す
る程度は、サンプル代用品の定量的データを与える。こ
れは、この目的のために準備された特定のソフトウェア
によって可能となる。これは品質管理の究極の方法とな
る。
【0205】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、薬草医薬品および処方物の等高線および3−D
クロマトグラムを使用する、薬草医薬品および処方物の
新規なクロマトグラフィックフィンガープリンティング
を提供するための方法に関する。それらは、高圧液体ク
ロマトグラフのフォトダイオードアレイ検出器(PD
A)として開発された。これは実験的分析条件下で特定
のオーダーの極性において提示される薬草医薬品中に存
在する構成成分のスペクトル性質のデータを示す。
【0206】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、化合物のUV−VISを使用することに関し、
分子の極性とともに分子の共役の性質、および分子の個
々の濃度の濃度を提供する。
【0207】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、単一画像「クロマトグラフィックフィンガープ
リント」において示される全構成成分のUV−VISス
ペクトルを提供するための方法に関する。次いでそのフ
ィンガープリントは、医薬品代用品のアッセイおよび迅
速な同定のために、単一医薬品または処方物内に存在す
る構成成分の青写真となる。
【0208】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、本発明の範囲を限定するために、化学構成成分
の同定のための基礎として等高線および3−Dクロマト
グラムのフィンガープリントの使用に関する。
【0209】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、エチルアルコールを使用する抽出のような標準
分析パラメータを有し、同じ実行時間0〜60分を維持
し、pH5.5〜7.5の範囲を有するリン酸緩衝液と
ともに同一移動層アセトニトリルを使用し、そして同一
の200〜800nmの範囲のUV−VISを使用する
方法に関する。
【0210】本発明のさらに別の実施態様において、あ
る方法が、サンプルの特定の治療グループのフィンガー
プリント化のため、全サンプルについて同一の溶媒エチ
ルアルコールを使用する抽出のような標準分析パラメー
タを使用し、治療的一般化を行う。
【0211】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、粗悪な(adulterated)食品、薬
物、および化学サンプルに対するフィンガープリント化
の方法に関し、純粋なものと混合物を含むものとを同定
する。
【0212】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、代用(substituted)食品、薬物、
および化学サンプルに対するフィンガープリント化の方
法に関し、純粋なものと置換されたものを同定する。
【0213】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、偽の食品、薬物、および化学サンプルに対する
フィンガープリント化の方法に関し、純粋なものと置換
されたものを同定する。
【0214】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、市販の食品、および薬物のサンプルに対するフ
ィンガープリント化の方法に関し、純粋なものと置換さ
れたものを同定する。
【0215】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、任意のタイプのサンプルにおけるの有機および
有機金属構成成分についてのフィンガープリント化の方
法に関し、様々な品質管理およびプロセス標準化の目的
のため、そのサンプルに存在する化学構成成分を同定す
る。
【0216】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、品質管理、化学的、および治療標準化のため、
逆症療法(Allopatic)医薬品サンプル、Ay
urvedic医薬品サンプル、Homoeo医薬品サ
ンプル、Siddha医薬品サンプル、Unani医薬
品サンプル、中国の医薬品サンプル、チベットの医薬品
サンプル、および漢方(日本の)医薬品サンプルについ
てのフィンガープリント化の方法に関する。
【0217】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、天然に存在するサンプル中の化学構成成分の変
動の研究についてのフィンガープリント化の方法に関
し、サンプルの化学構成成分を同定および標準化する。
【0218】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、天然に存在するサンプル中の化学構成成分の変
動の研究についてのフィンガープリント化方法に関し、
地質学的および生態学的因子による、サンプルの化学構
成成分の変動を同定および標準化する。
【0219】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、天然に存在するサンプル中の化学構成成分の変
動の研究についてのフィンガープリント化の方法に関
し、遺伝子型および表現型改変因子による、サンプルの
化学構成成分の変動を同定および標準化する。
【0220】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、合成的に調製されたサンプル中の化学構成成分
の研究についてのフィンガープリント化方法に関し、こ
れまで適用可能な化学的および治療的標準化のために、
サンプルの化学構成成分を同定および標準化する。
【0221】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、単一および処方された医薬品サンプルの薬草医
薬品中の化学構成成分の研究についてのフィンガープリ
ント化方法に関し、化学的および治療的標準化のため
に、サンプルの化学構成成分を同定する。
【0222】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、生物学的サンプルの化学構成成分の変動の研究
についてのフィンガープリント化方法に関し、サンプル
の化学構成成分を同定および標準化する。
【0223】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、単一および処方された食品、ならびに医薬品サ
ンプルの製品の異なるブランド内の化学構成成分の変動
を研究するためのフィンガープリント化方法に関し、化
学的および治療的標準化のため、そのサンプル中の化学
構成成分を同定する。
【0224】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、植物の特定のグループの治療的効率について多
くの一般化与え、特定の疾患または治療的分類のために
グループとして分類されるデータべースを作成する方法
に関する。
【0225】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、フィンガープリント化を発展させ、3−Dおよ
び等高線クロマトグラムから極性および共役に基づいて
医薬品の構成成分を分類および定量する方法に関する。
【0226】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、画像で与えられる分子の選択されたピークにつ
いてのバーコードを提供(ここで、X−保持時間、Y−
波長、R−赤ピクセルの数、G−緑ピクセルの数、およ
びB−青ピクセルの数は現存のコンピュータに基づくソ
フトウェア(マイクロチップ、ドングルスイッチ、ロッ
クされたハードウェアおよびソフトウェア)によって提
供された座標である)し、その方法は、提示されたソフ
トウェア内に常駐する任意の市販の再販可能なバーコー
ド化するソフトウェアに提供され、バーコードを生成す
る方法に関する。X−保持時間、Y−波長、R−赤ピク
セルの数、G−緑ピクセルの数、およびB−青ピクセル
の数を表示する画像のいくつかの例は、特定のピークの
座標であり、特定のピークは製品特有であり、生成した
バーコードは同封される。
【0227】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、全タイプのデータベースアプリケーションにつ
いて有用な発展したフィンガープリント化についてのバ
ーコードのデータベースを作成する方法に関する。
【0228】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、フィンガープリント化が発展した全サンプルに
対する表示ウィンドウを生成する方法に関する。「表示
ウィンドウ」内で、3−Dおよび等高線フィンガープリ
ントの両方、バーコード、出所の詳細(製造者または製
造国)、製造日、期限満了日、報告されたドーシャ(r
eported dosha)、使用された個々の構成
成分、それらのアッセイ、バッチ番号、ロット番号、
M.R.P、および他の情報ようなサンプルの全詳細が
表示される。ラベル上のバーコードが販売機に示された
場合、それは、取付られた表示ウィンドウを表示する。
これは全タイプの規制および市販用途において、販売/
購入された医薬品の化学的および治療的信頼性を知る上
で役立つ。
【0229】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、各バーコードを有する表示ウィンドウを取付け
る方法に関し、データおよび情報のソースとして使用さ
れた場合はいつでも、全用途において表示ウインドウの
処理を促進する。
【0230】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、各バーコードに生成され、取付けられた表示ウ
インドウのデータベースを作成し、データベースが作成
された医薬品およびサンプルの全市販ネットワークトラ
ンザクションのための、企業資源プラニング(ENTE
RPRISE RESOUCE PLANNING(E
RP))、および顧客関係管理(CUSTOMER R
ELATIONSHIP MANAGEMENT(CR
M))用途に使用する。
【0231】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、バーコードのデータベース、表示ウインドウ、
および特に国内外における医薬品の移動を制御するため
の監督機関のために要する任意の情報を作製する方法に
関する。
【0232】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、クロマトグラフィックフィンガープリント化に
ついての方法に関し、その方法は、医薬品および気質
(humor)の治療的標準化のために、色のような医
薬品の物理化学的性質を理解および標準化することを可
能にする。
【0233】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、クロマトグラフィックフィンガープリント化に
ついての方法に関し、その方法は、医薬品および気質の
治療的標準化のために、医薬品の(食味(ラサ))、
((例えば酸味(アムラ))、(塩辛さ(ラヴァ
ナ))、(辛み(カツ))、(苦味(チクタ))、(収
斂性(カシャヤ))のような物理化学的性質を理解およ
び標準化することを可能にする。
【0234】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、クロマトグラフィックフィンガープリント化に
ついての方法に関し、その方法は、医薬品の治療的標準
化のために、医薬品の冷たい、熱い、作用が遅い、作用
が鋭い、重い、軽い、軟らかい、滑らかな(Lubri
cated)、柔軟な(Supple)、乾燥した(D
ry)(Ayurvedaに記載されるGuna’s
like Sheeta,Ushna,Manda,T
eekshna,Guru,Laghu,Snigdh
a,およびRooksha)のような医薬品の化学的性
質を理解および標準化することを可能にする。
【0235】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、クロマトグラフィックフィンガープリント化に
ついての方法に関し、その方法は、医薬品および気質の
治療的標準化のために、分子のシャルロット(Char
lotte)のような同化作用および特定の性質の後で
効力、代謝産物形成のような医薬品の物理化学的性質を
理解および標準化することを可能にする(ヴェエルヤ、
ヴィパカ、およびプラブハヴァとして記載される)。
【0236】本発明のさらに別の実施態様において、本
発明は、成分の3−Dクロマトグラムおよび等高線画像
のソフトウェアに基づくデータプロセッサを提供する。
【0237】本発明の方法は、添付の表、図面、フロー
チャート、および実施例に関する工程において記載さ
れ、本発明の実施形態のいくつかを例示するため提供さ
れ、同時に本明細書で実現される発明の概念に関する制
限として構成されるべきではない。
【0238】(添付の表および図面の説明)以下の実施
例は、例示によって与えられ、そしてこれらは、本発明
の範囲を制限すると解釈されるべきでない。
【0239】(I.表) 1.異なる医薬において使用される、異なる哲学および
種々の専門用語を示す表。 2.気質、特性、および人体の異なる部分の関係−アー
ユルヴェーダのアプローチを示す表。 3.中国医薬における大宇宙の観点からの区分を示す
表。 4.中国医薬における小宇宙の観点からの区分を示す
表。 5.5個の自然元素の関係およびそれらの関係を示す
表。 6.中国医薬において使用される陰および陽の意味を示
す表。 7.医薬の治療学的分類のための色の基本を示す表。 8.異なる色の異なる疾患に対する効果を示す表。 9.6個の味覚(アーユルヴェーダにおけるラサ)の特
性ならびにそれらの特性および効力を示す表。 10.色の表および波長との関係。 11.人体における酸性およびアルカリ性の役割を示す
表。 12.フィンガープリントおよび化学的標準化のために
使用される異なる分析技術の比較を示す表。 13.いくつかの医薬のフィンガープリントを発色させ
るために使用されるパラメータを示す表。 14.提案される発明において報告される医薬の治療学
的分類を示す表。 15.サムネイル(thumbnail)として示され
る医薬の表。 16.結合および極性に基づいた治療学的ゾーンへのフ
ィンガープリントの区分を示す表。
【0240】本発明は、添付の図面、フローチャートお
よび実施例を参照して以下で詳細に説明され、これら
は、本発明のいくつかの実施態様を例示するために提供
され、そしてこれらは、本明細書中に具現化された発明
の概念における制限として解釈されるべきではない。
【0241】(化学的標準化方法)よって、現在使用さ
れている方法(単一波長で与えられるクロマトグラム)
とは異なる、クロマトグラフィー標準化、フィンガープ
リント化およびバーコード化の新規な方法(等高線およ
び3Dクロマトグラムを使用する)が、提案される。化
学構成成分の全化学的プロフィール(その中の極性およ
び共役のような特性)は、漢方薬および処方物などの複
合医薬または任意の医薬中に存在する。さらに、生じた
フィンガープリントをバーコード化することは、ERP
およびCRMアプリケーションを使用するこのような医
薬を取り扱う際に、多くの商業的特性を提供する。
【0242】TLCフィンガープリント化の現存する方
法(図4)(クロマトグラフィーフィンガープリントと
して使用される)は、その中に存在する構成成分のアッ
セイのみを示している。この方法は、共役または極性な
どの化学的特性を何も提供しない。HPLCによるフィ
ンガープリント化の別の方法は、医薬の「クロマトグラ
フィーフィンガープリント」として示される単一波長に
おけるクロマトグラムを示す。この方法において、選択
されたピークは、化学的に同定され、構造の評価のため
のNMR、LC−MSおよびIRのような様々な別の分
析技術を使用して、構造によって、選択されたピークが
何であるかを同定する。そのため、それ自体の単一のク
ロマトグラムは、他のより費用のかかる分析装置の支持
なしでこの医薬の有効性が何かを言うことは出来ない。
特定の治療の目的に様々な有機および無機の医薬を処方
し、調製される複合漢方薬および処方物のために、この
ように費用のかかる技術を使用することは、かなり非実
用的である。
【0243】任意の処方された医薬の質は、それが製造
されるプロセスに依存する。これは、各々の薬学または
薬剤師で異なる。漢方薬および処方物を品質管理するの
に実際に必要なことは、単一医薬または処方物およびに
存在する構成成分(定性的および定量的)の数、ならび
に研究中の医薬の治療的有効性を提供し得る単一の分析
方法である。よって、上の情報を提供しない方法は、い
ずれも不完全である。
【0244】本発明の化学的標準化の方法において、こ
れらの構成成分を、まず適切な溶媒で抽出した。この抽
出液を、個々の構成成分に分離するために標準化分析条
件において高圧液体クロマトグラフィーにかけた。この
器具によって与えられる3−Dおよび等高線クロマトグ
ラムを、クロマトグラフィーフィンガープリント画像に
変換した。この画像を、この研究のために特別に準備さ
れる画像分析ソフトウェアを使用して分析した。出力デ
ータを、上記の標準化のために解釈する。本方法の詳細
な記載は、この実験方法の記載において提供される。
【0245】(治療的標準化の方法)伝統的な治療的標
準化は、医者の能力および知覚によって高く特異的であ
る。このような方法の一般的なアベイラビリティーは、
実際には困難である。しかし、存在する化学的なシナリ
オは、任意の方法または機構が、標準化されそして再現
性でなければならないことを強調する。従って、化学的
および治療的標準化の現在の方法において、役に立つ方
法(これは、ヒトの因子を減少させる)を提案する。こ
の方法は、機器分析技術(単一の方法における研究の下
で医薬の化学的および治療的有効性について説明する)
により可能となる。現代科学の最も科学的でかつ組織化
された団体において、医薬の治療的効果をアッセイする
知識が、個々で異なりそして非再現性であるような、個
々の技術おおび能力よりむしろ合理的な正しさで説明さ
れるべきである。本発明の方法は、伝統的な概念から逸
脱することなく、同じことを認識する。
【0246】上記で説明したように、物理化学的特性
(極性および共役)によって医薬の治療的有効性を評価
する場合、医薬の活性により、治療的標準化を達成する
ことを理解する。本方法において、共役および極性の特
性は、医薬の治療的有効性を評価するための考察を取り
入れる。
【0247】古代の文献において、土壌および植物の明
確な分類は、物理化学的特性および治療的効果に基づい
て与えられた。特定の疾患のための医薬の選択は、色、
構成、匂い、および物理的形状のような指針に基づいて
なされた。図8の異なる身体部分における異なる色の効
果は、どの色が本目的のために使用されたのかを示す。
土壌の型および薬物作用の多様性がまた、医薬を選択す
る際に言及された。気候の効果および薬草における有効
性の効果がまた、明確に言及された。植物中の化学的構
成成分は、地質学的および生態学的な可変性の因子に依
存しているので、指針は、収集の場所、収集の時間(季
節および日)、収集ための植物の部分、収集のための植
物の年代に存在し、特別な治療的作用を必要とした。
【0248】疾患の共通の型に使用される植物の属に基
づいて、この植物を、37群に分類した(Wealth
of Susrutha、K.H.Krishnam
urthy,Indian Institute of
Ayurveda、Coimbatore、Indi
a(Susruta Samhita sutrast
hana 38起源)。従って、これらの植物は、報告
された疾患における同様の治療的効果を有する構成成分
を含むべきである。
【0249】異なるクラスのフィンガープリントを研究
する場合、いくつかの共通する特徴が、医薬の治療的効
果について見出される。同じ有効性がまた、伝統的な文
献で報告されている。言い換えれば、すなわち、実験、
および報告された結果は、同じである。よって、異なる
治療的効果を有する異なる医薬を研究することにより、
この方法を確証した。
【0250】図13に全ての医薬(これらは、黄色であ
る)を示す。アーユルヴェータの古代の文献において、
これらすべての医薬(全ての医薬は、ハリドラ(ターメ
リック)のように黄色である)を、ハリドラクラスとし
て分類した。フィンガープリントを研究する場合、これ
らの全ての医薬が、カファハラ(身体のムコジェナス
(mucogeneous)構成成分に関連する疾患の
無効化)として使用されることが報告されていることを
見出した。よって、医薬の治療的効果に直接関係を有す
ることが、理解される。合理的に、医薬の色および有効
性は、化学的構成成分および物理化学的特性のためであ
ることがまた、真実である。
【0251】ルビアコルジホリア(Rubia cor
difolia)、サラカインディカ(Saraca
Indica)、ピクロリヒザクロー(Picrorr
hiza Kurro)およびフェランタスニルリ(P
hyllanthus Niruri)のような単一の
医薬ならびにアロギヤヴァルドヒニ(ArogyaVa
rdhini)およびアヴィタカラクルナ(Avipa
ttakara Churna)のような処方物のフィ
ンガープリントを、図14に示す。区分1に抜き出した
分子は、一連の分析条件による溶出パターンに基づく極
性構成成分の存在を示す。ピッタハラであると報告され
ている医薬のこの溶出パターンの一般的傾向により、高
い極性構成成分がピッタハラとして主に作用することを
確認する。
【0252】オフィシナリスジィンジィベル(Zinz
iber)(処理される)、イニュララシモサ(inn
ula racimosa)、サウセレアラッパ(Sa
usserea Lappa)、オシマムサンクタム
(Ocimum Sanctum)、グリセルジアグラ
ブラ(Glycerzia glabra)およびシラ
ジット(Shilajit)のような単一の医薬のフィ
ンガープリントが、カファハラであるとして報告され
る。ゾーン2で溶出される分子は、中程度の極性構成成
分の存在を示す。カファハラであるとして報告される医
薬のこの溶出パターンの一般的な傾向により、中程度の
極性構成成分が、図15に示されるようにカファハラと
して主に作用することを確認する。
【0253】オフィシナリスアルピニア(Alpini
a)、リシナスカミュニス(Ricinus comm
unis)のような単一の医薬、サヴァルナヤガラジャ
グギュル(Suvarna yogaraja Gug
gulu)、ベリハトヴァタチンタマニ(Brihat
vata chintamani)(これらは、スワル
ナマクシャカム(swarnamakshkam)、フ
タサナ(Huthasana)およびマハヨガラジャグ
ギュル(Mahayogaraja Guggulu)
を有する)のような処方物のフィンガープリントが、こ
の図に示される。ゾーン3に溶出される分子は、一連の
分析条件による溶出パターンに基づいて、非常に低極性
または非極性構成成分、天然でほとんど油状であるもの
の存在を示す。この障害のために使用される任意の医薬
は、オイル状物を含むか、または混合されることが観測
された。油状型の構成成分と合わせて、このゾーンで溶
出する薬草ミネラル有機金属分子はまた、ヴェータハラ
に見出される。ヴェータハラであるとして報告される医
薬のためのこの溶出パターンの一般的傾向により、図1
6に示されるように、低極性または非極性構成成分が、
ヴァータハラとして主に作用することを確認する。
【0254】アザディラクタインディカ(Azadir
acta indica)、クルクマロンガ(Curc
uma longa)、ホロルヘアナアンチディセント
リカ(Hollarrheana Antidysse
ntrica)、ベルベリスアリスタッタ(Berbe
ris aristata)、プサラリアコルディホリ
ア(Psoralia Cordifolia)および
シトルラスコロシンティス(Citrullus Co
losynthis)のような単一の医薬のフィンガー
プリントを、この図に示す。ゾーン1および2で溶出さ
れる分子は、高い極性および中程度の極性構成成分の存
在を示す。従って、中程度の極性構成成分を有するこれ
らの医薬は、ピッタカファハラであると見出される。こ
のことにより、医薬の有効性が、図17に示されるよう
に、そこに存在する構成成分の極性に立脚していること
を確認する。
【0255】トリブラステレストリアス(Tribul
us Terrestrius)、モリンガオリフェラ
(Moringa Olifera)およびピペルベー
トル(Piper Beetle)のような単一の医薬
ならびにトリカツ(Trikatu)のような処方物の
フィンガープリントは、図18で同様に説明されるよう
に、天然のカファヴァータハラとして有効性を示すゾー
ン2およびゾーン3の構成成分の存在を示す。
【0256】バコパモンエリ(Bacopa monn
eri)およびオロキシルムインディカム(Oroxy
lum Indicum)のような単一の医薬ならびに
カンチャナラグギュル(Kanchanara Gug
gulu)のような処方物のフィンガープリントは、天
然のピッタヴァータハラとしての有効性を示すゾーン1
およびゾーン3の構成成分の存在を示す。アナダブハリ
ラヴィ(Anadabhairavi)と呼ばれる処方
物において、報告される有効性がピッタヴァータハラで
ある場合でさえ、フィンガープリント化によってカファ
ヴァータハラが見出される。このことは、医薬の人工的
調製が、必要とされる有効性の医薬を調製することがで
きなかったことを示す。よって、この方法は、上記図1
9で言及される複雑な処方物の調製のプロセスの標準化
において有用であることを、同じく示す。
【0257】アリウムセパ(Allium Cep
a)、ウィティニアプビッセンス(Withinia
Pubiscence)(レッドシード(Red Se
eds))およびエンボリカ(Embalika)オフ
ィシナリスのような単一の医薬ならびにマハラクシャミ
ヴィラスラス(Mahalakshmi vilas
ras)のような処方物のフィンガープリントは、全範
囲の極性の分子の存在を示す3つのゾーン1、2および
3全てにおいて構成成分の存在を示す。このことは、そ
れらが、有効性によりトリドーシャハラ(Tri Do
sha Hara)であることを示す。マハラクシャミ
ヴィラスラス(Mahalakshmi vilas
ras)のフィンガープリントにおいて、分子の2つの
同じ型の存在は、天然の異性体のように考えられ得る。
プラブハヴァ効果は、このようなタイプの異性体(ジオ
メトリおよびキラル)の構成成分が存在する場合に、こ
れらの型の医薬において理解される。図20は、トリド
ーシャハラの全ての医薬のフィンガープリントを示す。
【0258】カリムサリ(Kalimusali)(ク
ルクリゴオルティオイディス(Curculigo O
rchioidis))およびサフェドムサリ(Saf
edmusali)(アスパラガスアデスセンデンス
(Asparagus Adescendens))の
フィンガープリントは、異なるファミリーの2種の植物
がどのように、同じ治療グループに分類されたかを示
す。このフィンガープリントは、図21に示されるよう
に、トリドーシャハラ特性を示すアッセイにおいてほと
んど違いを有さない全3個のゾーンにおいて、類似の構
成成分を示す。
【0259】アーユルヴェータおよびHomoeoの両
方において使用されるシトルリウスコロシンテェス(C
itrullus Colosynthis)のような
2個の異なる原料の単一の医薬のフィンガープリント
が、提供される。フィンガープリントを観測すると、3
種の極性の構成成分を含むが、より極性の数の高い分子
の数が多いことが、見出される。フィンガープリントの
注意深い観測において、12分での分子の存在および非
存在が、両方の画像の間で唯一異なるということが観測
される。第1の医薬の味覚は、第2の医薬と比較した場
合により非常に苦かった。従って、医薬の有効性の測定
として、味覚の使用はまた提案され、これが、図22に
示されるように古代の文献で主に使用された。
【0260】ホラッレナアンチディセントリカ(Hol
larrena Antidysentrica)(国
の異なる2つの場所から採取される医薬)のフィンガー
プリントは、化学的プロフィールにおいてかなり異なる
ことを示した。このことは、漢方薬の化学的構成成分に
おける地質学的、生態学的、遺伝子型、表現型および他
の可変因子の影響を示す;これは、図23に示される。
【0261】大きな違いは、一方のアンドラパラデス
(Andhra Pradesh)からおよび他方のイ
ンドのカルクッタ(Calcutta)からのビートル
の葉の2つのサンプルに見出した(図24)。このこと
により、植物部分の化学構成成分において生態学的、遺
伝子型および表現型の変動の役割を確認した。
【0262】図25において、インドの環境領域、降水
量、温度、気候を、その植物相および動物相の生態系に
おける季節の役割を理解するために示す。季節の変動
は、薬草植物(それらから生成される医薬)の化学構成
成分に影響を有する。このことは、薬草植物が世界の異
なる場所からいつ採取されるかにかかわらず、全世界に
ついて当てはまる。
【0263】ハーブヘッドバス(Herbal hea
d Bath)粉末のような化粧品として使用される2
つの処方物のフィンガープリントを与える。純粋な薬草
物質のフィンガープリントは、粗悪な物質と全く異な
る。25〜40分で溶出される人工の界面活性剤および
発泡剤が、明らかに粗悪なサンプルにおいて見出され、
天然では、非常に塩基性で、石鹸のようである。これ
は、本発明の方法が、図26に例示されるように、伝統
的な医薬の盗品と粗悪品および代替物とをチェックする
ための監督機関として有用であることを示す。
【0264】2つの異なるブランドの処方物(いわゆる
トリカツ)のフィンガープリントは、アッセイにおいて
異なることを示す。これは、単一医薬(単数または複
数)の利用が、異なる原料から処方物を調製するために
使用されたからであり得る。この方法は、図27に示さ
れるように、定性的におよび定量的に異なる範囲を示
し、標準化医薬および漢方薬の抽出を調製することを容
易にすることを示す。
【0265】ターメリックのような同じ食品材料の3つ
の異なるブランドの単一医薬のフィンガープリントが、
図28に与えられる。天然のターメリックのフィンガー
プリントにおいて、黄色のクルクミン分子が、20分で
溶出されることが観測される。同じ分子が、一般的に全
てのブランドにおいて見出される。プロフィールにおい
て、市販のサンプルは異なる。なぜなら、それらは、処
理された(沸騰させた)ターメリックの根茎で調製さ
れ、天然物は、処理されない(沸騰させない)根茎であ
るからである。
【0266】図29〜92は、表13に与えられる全て
の医薬の3−Dおよび等高線クロマトグラムに使用され
る様々な医薬および画像パラメータ(エレベーションお
よびローテイション)のために開発されたフィンガープ
リントを提供する。表14において、この分析される医
薬は、治療効果に基づいて分類される。提供されるソフ
トウェアを使用したそれぞれの医薬のフィンガープリン
トの分析は、治療的標準化のための本発明の方法の有用
性の主張を支持する。
【0267】このことにより、この方法が、伝統的な医
薬を扱う多くの目的において有用であることを確認す
る。現代の医薬にとって、伝統的な用語で治療的効力を
理解することがまた有用である。
【0268】(バーコード化、統合業務用パッケージ
(ERP)および顧客情報管理(CRM)の方法)本発
明の方法において、ソフトウェアによって画像を分析
し、座標Xに保持時間を、Yに波長を、Rに赤色ピクセ
ル数を、Gに緑色ピクセル数を、そしてBに青色ピクセ
ル数を、等高線クロマトグラムのため(特に、生成物に
対して特異的である特定のピークのため)のソフトウェ
アに基づいた本コンピュータ(マイクロチップドングル
スイッチ、ハードウェアおよびソフトウェアはロックさ
れている)によって、表示し得る。このデータを、構築
された販売に適したバーコード化ソフトウェアにおい
て、常駐プログラム(resident)に伝達/送り
込む場合、自動的に画像におけるピークの任意のピクセ
ル値は、研究中の生成物の全ての詳細を「表示ウインド
ウ」に接続したバーコードを発生させる。
【0269】本発明の方法は、ソフトウェアおよび本ソ
フトウェアによって提供される成分の各々の値に基づい
た本コンピュータ(マイクロチップドングルスイッチ、
ハードウェアおよびソフトウェアはロックされている)
によって、提供される座標としてXに保持時間を、Yに
波長を、Rに赤色ピクセル数を、Gに緑色ピクセル数
を、そしてBに青色ピクセル数を使用して、漢方薬のク
ロマトグラフィーフィンガープリントにおいて存在する
任意の数の構成成分をバーコード化することを容易にす
る。これらの因子により、構成成分の化学的および治療
学的有効性が表される。よって、現在の単なるカタログ
ナンバーとしてバーコード使用する代わりに、バーコー
ド化の新規な方法(構成成分の座標値を他の詳細と共に
表示する)を提案する。従って、バーコードおよび座標
は、生成物の化学的および治療学的特性について語り掛
ける。
【0270】これは、薬物制御者(drug cont
rolier)、公の分析者(public anal
ysts)、食品不純物混和施行当局、法廷、税関、薬
草生成物の規制のための中心消費税局などの規制当局の
ための手段となる。医薬のフィンガープリントはラベル
上にプリントされるべきであり、それをチェックする場
合に照合されなければならない。これにより、モニタ産
業にとって同じ医薬の他の様々なブランドをモニタする
ことをまた助ける。図93〜94は、ソフトウェアが、
選択される画像のピークに対してどのように座標を与え
るかを示す。これらの値は、発生されるべきバーコード
のために与えられる。図95、96は、このようにして
発せられるバーコードである。図97、98は、表示ウ
インドウが、全てのラベルの詳細を有する漢方薬に対し
てどうであるかを示す。バーコードは、この表示ウイン
ドウが、個々の製品のバーコードにいつ取りつけられる
かを示すことができる。大きなデータベースが、この目
的のために調製され、ネットワークで利用された場合、
任意のERPおよびCRMアプリケーションは、ネット
ワーク上での任意の必要とされる目的のために使用され
る。図99は、ERPおよびCRMアプリケーションに
おけるネットワーク研究が、どのようにネットワーク化
されるかを示す。
【0271】(本発明に含まれる様々な方法)本方法の
分析において、二成分勾配ポンプシステム、フォトダイ
オードアレイ(PDA)検出器にクロマトグラムの提示
のためのソフトウェアデータプロセッサを備える、有効
な高圧液体クロマトグラフを使用した。全ての成分の完
全な溶出の後、3Dおよび等高線クロマトグラム(単一
医薬または処方物に存在する全ての構成成分の紫外−可
視スペクトル、吸光度、および保持時間の情報を有す
る)を、画像に変換し、そしてフィンガープリントとし
て提示した。このことにより、現在の医薬の分析方法と
は異なり、医薬中に存在する全ての成分の確実な定性お
よび定量分析のために任意の内部または外部の標準サン
プルを必要としない利点を享受する。
【0272】(実験方法の説明)提案される方法が、添
付図面、フローチャートおよび実施例(本発明の実施態
様のいくつかを説明するために提供される)を参照とし
て4工程で記載され、これによって、本明細書中で具体
化される発明の概念を限定するものとして解釈されるべ
きではない。
【0273】全方法が、以下に記載の工程において記載
される: 工程1:医薬の選択および構成成分の抽出 工程2:構成成分の、個々の構成成分への分離および3
−Dおよび等高線クロマトグラムをフィンガープリント
に発生させそして変換する工程 工程3:開発したソフトウェアを使用するフィンガープ
リントの分析 工程4:データの解析 (本分析方法の説明) (工程1:サンプル調製)構成成分は、サンプルの化学
的性質(極性)に基づいて選択されるエチルアルコール
を使用して、医薬から抽出される。水性アルコール抽出
物のpHが変わる場合、構成成分の抽出もまた変わる。
塩基性pHは、酸性pHよりも多数の構成成分を抽出し
た。異なる医薬の抽出のための適切なpHが選択され、
そしてこのpHは、緩衝液を用いて維持された。酸性お
よびアルカリ性の役割は、抽出のためのpHを選択する
際に、考慮された。
【0274】(工程2:機器でなされる実験研究)抽出
物は、高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)機器を
使用して、分離分析に供された。本分析方法において、
ポンプの二成分勾配システムを備えた確証(valid
ated)高圧液体クロマトグラフ、フォトダイオード
アレイ検出器(PDA)、およびクロマトグラムの調製
のためのソフトウェアベースのデータプロセッサを使用
した。抽出物の既知量のサンプル(約20μl)が、レ
オダイン(rheodyne)インジェクタ(20μl
ループに適合される)に注入される。このサンプルの溶
出は、固定流速(1ml/分)で移動相の適切な時間プ
ログラム化勾配システムで行われた。サンプルの部分が
カラム中に溶出されないまま残らないように留意のこ
と。以下の分析条件を、分析のために設定する。
【0275】a.逆相カラムは、水性リン酸緩衝液
(5.5〜7.5のpH範囲で)の時間プログラム化勾
配溶出に沿って使用された。そして非水性溶媒(アセト
ニトリルまたはメタノール)は、分析下のサンプルの化
学的性質に基づく溶出物として使用される。
【0276】b.200〜800nmの波長範囲を、P
DA検出器のために使用した。そしてこの実行時間は、
時間プログラムに基づいて固定される。
【0277】c.時間プログラム(これは、有機溶媒の
アセトニトリル0〜100%のように非水性溶媒の濃度
を変える)は、機器に存在する機器パラメータで使用さ
れる。
【0278】機器は、このサンプルをインジェクタに注
入した後、分析のためにトリガーされた。実行は、分析
が完了するといつでも停止されるか、または全時間プロ
グラムが完了した後に機器が自動的に実行を停止する。
【0279】3つのタイプのデータ表示のうち、クロマ
トグラムにおいては、1つのウィンドウは、選択波長で
のクロマトグラムを表示し、別のウィンドウにおいて、
等高線クロマトグラムを表示し、これはX軸で分析物の
保持時間(実行時間)(分)、そしてY軸で波長範囲を
表示した。別のウィンドウにおいて、これは、サンプル
の3−Dクロマトグラムを示し、ここで、これはX軸で
分析物の保持時間(実行時間)(分)を、Y軸で濃度範
囲を、そしてZ軸で波長範囲を表示した。このシステム
によってこのように展開された3−Dおよび等高線クロ
マトグラムは、画像に変換された。
【0280】このように生成された画像は、提唱された
ソフトウェアによって分析された。これは、医薬中に存
在する勾配なし(in−gradient)の定性およ
び定量分析データならびに新規のクロマトグラムを提供
する。ピクセル値は、色に釣り合う構成成分の濃度(定
量)の測定値として起因するバイオレット、インディ
ゴ、青色、緑色、黄色、橙色および赤色から異なる色に
よって表された。上記個々の色の抽出は、各色に関する
別個のウィンドウで示される。これは、化学標準化の基
礎である。このようにして生成されたいくつかのクロマ
トグラムは、図100〜102に示される。
【0281】ソフトウエアによってこのように提供され
たクロマトグラムは、共役情報(UV−VIS吸収によ
って示される)および一緒に個々の構成成分の極性特性
を与える。画像は、3つのゾーンに分割され、これは、
使用したカラムおよび移動相に依存して、溶出パターン
に基づいて保持時間によってスケールされる、ゾーン1
(高い極性ゾーン)、ゾーン2(中程度の極性ゾーン)
およびゾーン3(低い極性ゾーンまたは無極性ゾーン)
を表す。分析条件を逆転させると、溶出パターンが逆転
し得る。
【0282】医薬の3−Dクロマトグラムは、上記画像
のすべてのこの3次元特性を使用して分析される。3−
Dクロマトグラムが、フードを有するキャップとして考
えられる場合(3次元の全キャップと別のサンプルの異
なる定性および定量特性とマッチングする)、マッチン
グされた程度は、分析報告の定性および定量として表さ
れる。ここで、このキャップのフードは、特定波長で分
子のピークに匹敵する。より多い数のサンプルは、多数
のフードを有するキャップのように見える。このよう
に、3次元座標のマッチングは、比較および分析のフー
ルプルーフ(foolproof)方法を提供する。こ
れをマッチングされた座標は、定性を提供し、そしてマ
ッチングされた程度は、研究中のサンプルの定量データ
を与える。これは、この目的のために準備された特定の
ソフトウエアによって可能にさせられる。これは、品質
管理の最終方法となる。
【0283】分離される分子の極性と、使用される固定
相の極性と、サンプルの溶出のために使用される移動相
の極性との相互作用は、分子の溶出パターンを制御す
る。得られた作用間のすべての3つのおよび他の関連の
パラメータ(温度などのような)は、それらの極性に基
づく構成成分の溶出パターンおよび溶出の順を決定す
る。従って、医薬において、すべての極性分子は、第1
「ゾーン1」(画像の極性ゾーン)において溶出し、そ
してすべての中程度の極性分子は、「ゾーン2」(画像
の中程度極性ゾーン)において溶出し、そしてすべての
低い極性分子または無極性分子は、「ゾーン3」(画像
の無極性ゾーン)において溶出する。分子が、多数のフ
ィンガープリントのこれらの3つのゾーンにおいて溶出
した場合、多数の一般化が、この医薬の化学的および治
療的有用性に関してなされた。これは、治療的標準化の
別の基礎である。ゾーンは、図103〜105において
マーク付けされて示される。
【0284】従って、クロマトグラムは、どのように化
学的に、治療学的に作用しているかの情報を提供する。
個々の構成成分が、各ゾーンにおいて存在し、そして映
像的にまたはデータ表示の任意の手段によって表される
場合、それぞれのゾーンの全構成成分は、特定ドーシャ
で作用している割合を提供する。従って、このデータ
は、どのように医薬が医薬中に存在する構成成分の定性
および定量特性に基づいて選択的に各ドーシャにおける
無効化に治療的に作用しているかを説明する。例えば、
医薬が高い極性ゾーン(量として特定ゾーンの緑色、黄
色、橙色および赤色のような種々の色のピクセル量)に
おける30%構成成分を有している場合、医薬として示
され得る中程度の極性ゾーンにおける70%は、医薬が
ピッタで30%およびカファで70%色がフィンガープ
リントにおける異なる濃度を示すように作用する。それ
ゆえ、医薬がピッタ−カファ ハラ(30〜70%)と
して評価され得る。従って、ドーシャの乱れは、定量化
される。このことは、医者がこの医薬の有用性を理解
し、そして投薬量を決定するのを助ける。いくつかの例
のパイ図表が図106〜108に与えられる。
【0285】報告された生薬の3−Dおよび等高線スペ
クトルは、報告された分析条件を使用して達成された。
医薬のサムネイルビューは、ヒトフィンガープリントの
処理において使用されるソフトウェアにおいてなされる
ように、どのようにフィンガープリントがソフトウェア
によって処理され得るかを示す。類似物の検索および類
似のフィンガープリントの比較などのようなすべての特
徴は、必要なソフトウェア機能を入れることによってな
され得る。図109〜114において、種々の医薬のた
めのフィンガープリントのサムネイルが与えられる。フ
ィンガープリントとして示される医薬のリストを、表1
5中に示した。
【0286】(工程3:画像分析ソフトウエアを使用す
る画像分析)すべての成分の完全な溶出の後、3Dおよ
び等高線クロマトグラムは、画像に変換され、そしてフ
ィンガープリントとして提供される。これは、合成医薬
の分析とは異なり、生薬中に存在するすべての成分の信
頼できる定性および定量分析のための任意の内部または
外部標準サンプルを必要としないというメリットを享受
する。
【0287】研究下での医薬の3−Dおよび等高線クロ
マトグラムの画像を展開した後、(これからは、クロマ
トグラフィーフィンガープリントと呼ばれる)、これ
は、その中に存在する構成成分の定性および定量特性を
表示する種々の色の分析のために提供されるソフトウエ
アによって分析される。
【0288】科学的には、画像は、分析データとはなり
得ない。それゆえ、コンピュータベースの画像分析ソフ
トウエア(保護されたソフトウエアおよびハードウエ
ア)は、画像を分析し、そして研究下の医薬の成分の比
率濃度を与えるために開発されてきた。成分の色に基づ
いて、画像の種々の保持時間およびピクセル値で表す。
【0289】ここで、フィンガープリントの画像が、上
記のように画像分析ソフトウエアに与えられた。種々の
色の分析は、成分をクロマトグラムのピークとして表
し、従ってカラーバーチャートの形態でクロマトグラム
の新規表示を提供することによって、なされた。これ
は、溶出された成分のすべての化合物の数およびそれら
の共役特性UV−VIS吸収特性を示す。画像分析に包
含されるプロセスの詳細な説明は、ソフトウエアの技術
的特徴において議論する。
【0290】このように展開されたクロマトグラムのバ
ーチャートタイプは、X軸に保持時間スケール(0〜6
0)、そしてY軸に200〜800nmの範囲の波長を
有するクロマトグラムを提供する。これは、画像におけ
る各無勾配の各色によって占められるピクセルの数を提
供し、この中に存在する個々の構成成分の定性および定
量分析を容易にする。従って、生成されたクロマトグラ
ムは、医薬中に存在する構成成分の数を表しており、そ
してそれらのUV吸収は、分子濃度に釣り合うピクセル
の量を有する範囲である。
【0291】画像が分割される場合、3つのゾーンは、
分子の溶出パターンおよび移動相の極性の変化に基づい
た。ゾーン1は、使用されるカラムが逆相カラムである
ので、極性ゾーンであり、ゾーン2は、中程度の極性ゾ
ーン(ここで、中程度の極性分子が溶出される)であ
り、そして最後に、ゾーン3は、無極性および非常に低
い極性分子がこのゾーンで溶出されるので、低い極性ゾ
ーンまたは無極性ゾーンである。従って、ゾーン1で溶
出される分子は、極性であり、ゾーン2で溶出される分
子は、中程度の極性の性質であり、そしてゾーン3で溶
出される分子は、非常に低い極性または無極性の性質で
ある。それゆえ、画像の3つのゾーンは、溶出されたす
べての構成成分の極性を提供する。
【0292】溶出された分子の極性に基づいて、医薬
は、治療的有効性の伝統的なシステムに従って分類され
る。ここで、極性化合物はピッタ ハラであり、中程度
の極性の化合物はカファ ハラであり、そして低い極性
または無極性の化合物はヴァータ ハラであることが見
出される。これは、医薬の治療的標準化に基づく。構成
成分の極性は、ラジエーションの連続スペクトルと比較
される。ここで、ドーシャは、各ドーシャの急性から慢
性までとして分類される。このゾーンの始めは急性であ
り、そしてこのゾーンの終わりは慢性を示す。従って、
上記ゾーン中に存在する化合物は、上記疾患強度で作用
する。
【0293】表16は、極性および吸収の色に基づく、
異なる治療的ゾーンへのフィンガープリントの分割を示
す。X軸のスケールは、移動相の極性に基づく分子の極
性のスケールを示し、そしてY軸は、吸収された波長範
囲(200〜800nm)を示す。物理化学的特性(色
および化学的特性)に基づく文献において報告された治
療的有効性ならびに実験に基づいて、種々の医薬の治療
的有効性が規定化される。いくらかの偏差が見出され、
これは医薬の化学的構成成分に影響する種々の環境因子
の効果のためであり得た。
【0294】従って、この方法は、研究下の医薬の治療
的有効性を知るための助けである。それゆえ、提案され
る方法は、報告された、または新規の、単一のまたは処
方される、医薬の治療的有効量を理解するための新規の
視覚プルーフとなる。
【0295】画像の分析は、この目的のために開発され
たソフトウエアを使用してなされた。ソフトウエアの詳
細な説明は、関連注釈および図115において与えられ
る。
【0296】(工程4:データ解釈)生成されたフィン
ガープリントは、それらの化学的および治療的特性に関
して分析される。フィンガープリントの基礎特徴は、以
下であることが見出される: 1)構成成分が溶出される極性のゾーン;および 2)存在する個々の構成成分の共役特性。
【0297】カラムの極性は、固定される。これは、順
相または逆相固定相である。順相カラムにおいて、固定
相は極性であり、そして逆相カラムにおいて、固定相は
無極性である。固定相の極性の程度は、同じタイプの逆
相または順相カラムにおいてでさえも、ブランドによっ
て変わる。固定相の極性は、移動相の極性、緩衝液のよ
うな添加剤、およびpHを用いて制御される。移動相の
極性が、逆相カラムにおいて、増加または減少順で絶え
ず変わる場合、サンプル中に存在する構成成分は、同じ
順で溶出される(すなわち、高い極性の構成成分は、高
い極性の移動相によって溶出され、中程度の相の移動相
は、中程度の極性の構成成分を溶出し、そして無極性の
構成成分は、無極性または低い極性の移動相によって溶
出される)。最も好ましいパターンは、極性の増加また
は減少のいずれかの順での移動相の極性を変化させる。
この結果、いずれの極性の構成成分も、カラムから溶出
されずに残ることはなく、従って、総溶出を達成する。
従って、固定相の極性を制御することによって、移動相
の極性が、この構成成分の極性に要求される効果をもた
らすように管理され、溶出の要求される順の分離を達成
する。
【0298】順相カラムの場合における極性および溶出
の順および特性は、逆相カラムの場合と同様に適用可能
であるが、逆相カラムの場合と逆転する。無極性の構成
成分がまず溶出し、続いて極性の構成成分と、溶出のた
めに使用される移動相の極性の順に基づいて溶出する。
【0299】したがって、この溶出においてまた、構成
成分の溶出が制御され、そして移動相の極性および規則
的な様式で、その極性を変える順番を制御することで要
求されたパターンにされる。
【0300】サンプルの溶出の大部分は、高極性移動相
から低極性移動相まで起こった。したがって、フィンガ
ープリントにおいて、第1ゾーン(ゾーン1)に存在す
る構成成分は、本来高い極性である。同じパターンを他
のゾーンに適用し、中程度の極性構成成分は中程度の極
性ゾーン(ゾーン2)で溶出し、そして低いまたは非極
性構成成分は非極性ゾーン(ゾーン3)で溶出した。順
相カラムが上記のようなその溶出特性に基づいて使用さ
れる場合、このパターンは逆転する。
【0301】ほとんどの高極性分子は、化学的に、した
がって生物学的に高度に反応性である。それらが消化器
系の第1の部分である口に入ると、生体系およびそこに
存在する酵素に直ちに作用し始める。次いで、構成成分
が胃および腸に入り、ここでこれらの構成成分は、消化
液および別々に存在するそれらの酵素により種々の変化
(同化後効果、アーユルヴェーダのヴィパカ)を受け
る。吸収のプロセスにおいて、高活性(高極性)の分子
により、生体系との相互作用が直ちに開始し、それらの
治療的特性を示す。これは、アーユルヴェーダの場合に
匹敵し、人体の腸の部分がピッタゾーンとして分類され
る(ここで、高極性分子は主要な役割を果たす)。発熱
を引き起こすメカニズムは、疾患および関連する生体メ
カニズムにおいて重要な役割を果たす。それは、高反応
性の分子、高極性分子を間接的に示す。
【0302】吸収後、吸収された構成成分全てを含む血
液は、それらを心臓およびそれに関連した部位に輸送す
る。次いで、血液は身体の異なる部位へ送られる。アー
ユルヴェーダでは、身体の上部がカファゾーンとして規
定され、ここでは冷却メカニズムが重要な役割を果た
す。したがって、中程度の極性分子の分子は、このゾー
ンに関係するメカニズムにおいて重要な役割を果たす。
【0303】低極性構成成分および非極性構成成分は、
血液の移動によってのみ人体に入ることができる。した
がって、化学構成成分の適用可能性のメカニズムが血液
によってのみである身体器官は、極性の最後の分類に入
る。非極性オイル、脂肪、ならびに人体における他のこ
のような分子およびメカニズムは、ヴァータ疾患として
分類され、そして全てのこのような疾患は、いくつかの
タイプの物質を使用して治療される。
【0304】低極性構成成分および非極性構成成分は、
フィンガープリントの最後のゾーンに溶出する。したが
って、このゾーン(ゾーン3)はヴァータゾーンとして
考慮される。したがって、分子の基本となる気質は、そ
れらの極性により同定され得、これは何の疾患(ドーシ
ャ)が作用しようとしているかを知ることを容易にす
る。したがって、本発明の方法は、医薬の治療的標準化
に有用である。
【0305】画像が、X−軸およびY−軸上で3つのゾ
ーンに分割される。構成成分の溶出が移動相組成物の極
性を使用して制御されるとき、共役特性(特定の波長の
放射の吸収)がY−軸にとられ、極性がX−軸にとられ
る。ここで、文献中に報告されるように、Y−軸は、波
長(色)に基づいた治療効力に従うスケールである。全
体の画像は、化学的構成成分が特定の共役特性および極
性特性を有する6個のチャンバーへ分割される。これは
順に、チャンバー中の構成成分の治療効力に比例する。
したがって、特定の波長の吸収を示し、そして特定の極
性を有する色に基づいて、医薬品にフィンガープリント
が付けられた場合、そのゾーンにある全ての色が、それ
に存在する構成成分の治療効力について計算され、そし
て解釈される。したがって、全体的な治療的標準化およ
び化学的標準化が、この方法を使用して達成される。概
略的な提示が表15に示され、これは医薬品に存在する
異なる構成成分の治療効力に対する共役と極性との関係
を示す。
【0306】医薬品の3−Dクロマトグラムが分析され
る場合、上記画像のその3次元特性全てを使用する。3
−Dクロマトグラムが、別のサンプルの種々の定性的特
性および定量的特性とともに、3次元的にキャップと完
全に適合するフードを有するキャップとして見なされる
場合、それが適合する程度は、分析的報告として定性的
および定量的に表される。ここで、このキャップのフー
ドは、特定の波長の分子のピークに匹敵する。より多く
の数を有するサンプルは、多くのフードを有するキャッ
プに類似する。したがって、3次元座標の適合は、比較
および分析の非常に簡単な方法を提供する。適合する座
標は、定性性を示し、そしてそれが適合する程度は、サ
ンプルの代わりである定量的データを提供する。これ
は、この目的のために準備された特定のソフトウェアに
より可能にされる。これは、品質管理の最良の方法とな
る。
【0307】しかし、定量化を伴わない方法は、いずれ
も役に立たない。ゆえに、特定のゾーンの画像における
構成成分のすべての色は、医薬品中に存在する極性構成
成分の量の表示として見なされる。したがって、ゾーン
1(ピッタゾーン)、ゾーン2(カファゾーン)、ゾー
ン3(ヴァータゾーン)に存在するすべての構成成分
は、各障害における医薬品の効力の比を示すパイ図表の
形で表される。したがって、50:20:30のオーダ
ーの構成成分を有する医薬品は、50%:20%:30
%のオーダーのトリドーシャハラの医薬品である。これ
は、開発したソフトウェアを使用してなされた。したが
って、治療効力が定性的に標準化される。任意の1つま
たは2つの他のドーシャの増加または減少が、他の医薬
品を添加することによる医薬品の処方によりなされ得、
そして特定の個体を治療するために、必要とされる適切
な処方物を調製し得る。
【0308】この化学的標準化は、勾配内(in−gr
adient)濃度を示す色に基づく各構成成分を定量
することにより、ソフトウェアを使用してなされた。分
子が吸収した波長範囲は、共役的特性を示す。
【0309】伝統的な標準化法に記載されるように、医
薬品の色は、それらの色およびそれらの治療的効力に基
づいて標準化される。任意の分子の場合においてさえ、
それが適用される。表8の色およびそれらの効力は、色
が医薬品の効力を標準化するために使用される方法を説
明する。これらの分子の色は、Uv−Visの放射範囲
の放射のそれらの吸収特性により理解され得る。表10
の色、および波長との関係において、医薬品の色および
それらの特徴的波長が示される。構造、官能基、共役お
よび不飽和度に基づいて、分子の吸収波長(最大吸光
度)に影響する。分子が共役されればされるほど、吸収
波長は長くなる。ゆえに、任意の分子のUV−VIS吸
光度が、構成成分の定量的および定性的特性において広
く使用される。
【0310】種々の医薬品の色および治療効果が古代の
文献で示された。分子の色は、分子の特定の化学的性質
による。炎光色が、金属および関連生成物の品質管理に
使用される。これは、基本的な分光光度の原理に関連す
る。したがって、電磁放射の相互作用の研究および理解
は、化学的性質の研究、したがって医薬品の治療効力を
研究するために有用である。本発明の分光光度法である
フィンガープリント化および標準化において、同様の原
理が使用された。言い換えると、既存の概念は、新規な
分析的方法(これは、ヒト因子の誤りを排除する)の形
態で存在する。すべての医薬品について、開発されたフ
ィンガープリントが医薬品の治療効力の表に示され、こ
れは表14に示される。ソフトウェアの技術的詳細が、
このソフトウェアのリリースノートに示される。
【0311】(提案したソフトウェア用のリリースノー
ト) I)システム要件(最低) a.プロセッサ :Pentium II以上 b.OS :Windows95、Window
s98、Win NT4.0およびLinux c.RAM :64MB以上 d.モニター :14インチカラーモニター(102
4×768)以上 e.ソフトウェア:Java Development
Kit(JDK 1.2.X)。
【0312】II)ソフトウェアの動作機構 種々の動作機構が以下に記載される:種々の機能を持っ
た動作順序を図115に示す。 ソフトウェア名:RAINBOW(クロマトグラフフィ
ンガープリント用画像解析ソフトウェア) このソフトウェアは、クロマトグラフフィンガープリン
ト用および顕微鏡画像用に開発された。 1.GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)
に基づくソフトウェアである。 2.本ソフトウェアは、任意の種類の画像の解析(特
に、クロマトグラフフィンガープリントの解析)のため
に設計された。 3.レポートは、グラフの形態で得られる。 4.ライフサイクル。 a.インプット:画像 b.処理:分析は以下を含む: 色の抽出(標準7色およびいくつかのそれらの異なるシ
ェード) サイズ変更、20分間隔での3つのゾーンへの分割 グラフ作成(棒およびパイ図表) バーコード付け 色抽出に続く標準:このソフトウェアは、8色(すなわ
ち、赤、緑、青、黄、シアン、マゼンタおよび橙色)を
抽出する。
【0313】どの色も完全ではない。それは、その前後
に示される下記の色のシェードの混合物であり、それら
は、値の範囲の間を変化する。上記の各値を示した色と
して同定するために使用される色についての範囲は、国
際標準256色スケールから採用される。本ソフトウェ
アで使用されるこれらの値は、以下である: 赤色用 赤 青 緑 200〜255 0〜64 0〜64 192〜200 0〜64 0〜32 緑色用 赤 青 緑 0〜64 0〜48 200〜255 0〜65 0〜64 65〜191 青色用 赤 青 緑 0〜96 200〜255 0〜191 同様に、他の色が、色の抽出のための標準として採用さ
れた(これらの標準は、本ソフトウェアの要件に独占的
であり、必要であれば変更可能である)。
【0314】画像が分析される間、ソフトウェアはピク
セル毎に画像を読み込み、そして指定された色標準に従
って色を読みそして抽出し、記憶し、それらを棒グラフ
としてさらに表示するために移動する。 c.アウトプット:レポート方法 1.グラフによる。 2.画像、グラフのようなデータを保存すること、画像
ディスプレイを3つのゾーンに分割することによる。 3.X(画像の保持時間またはピクセル値)、Y(それ
ぞれ、画像の等高線および3−Dクロマトグラムの波長
または吸光度)、R(赤色)、G(緑色)およびB(青
色)座標を表示することによる。 4.これらの値を内臓バーコード付けソフトウェアへ伝
達し、バーコードを生成することによる。 d.ユーザーインタラクション:ユーザーは、種々の方
法において、製品と相互作用が可能になる 1.所望の画像の入力(1つ以上)。 2.画像の所望のサイズへのサイズ変更およびそれの解
析。 3.画像、サイズ変更した画像およびそれに対するグラ
フの保存。 4.画像、サイズ変更した画像およびそれに対するグラ
フの印刷。
【0315】III)ソフトウェアの技術的特徴 1.ソフトウェア名は「Rainbow」である。 2.ファイルフォルダーから異なるフォーマット(拡張
子)(.BMP、.JPEG、.TIF、.GIFな
ど)のクロマトグラフフィンガープリント画像を開ける
ことを容易にしたソフトウェアであり、そして単一のピ
クセル感度で画像に示された種々の色について解析す
る。 3.以下の形態で、ピクセル情報の表示を容易にしたソ
フトウェアである:1.X(0〜分、時間スケール)お
よびY(200〜800nm)座標のスケールを有する
グラフ、ならびに2.パイ図表であって、この図表の横
の2つの別個の欄内に、各ピークのそれぞれの値(自動
および手動)を有する、パイ図表。 4.PRINTアイコンを使用して解析した後に生成し
たすべてのデータの印刷を容易にしたソフトウェア。 5.PAGE SETUPアイコンを使用して印刷する
ためのページセットアップの変更を容易にしたソフトウ
ェア。 6.RESIZEアイコンを使用して画像の一部および
解析の選択を容易にしたソフトウェア。 7.異なる画像についての任意の数の画像解析ウインド
ウを開けることを容易にしたソフトウェアであって、W
INDOWアイコンに状態を表示する。 8.ZONEアイコンを使用して、20分間隔で画像を
3つのゾーンに分割することを容易にしたソフトウェ
ア。 9.INVERTアイコンを使用して選択された画像の
反転を容易にしたソフトウェア。 10.EDITORアイコンを使用してNotepa
d、Word padおよびMS Word間の切り換
えを容易にしたソフトウェア。 11.HELPアイコンを使用してこのソフトウェアの
種々の特徴に関する操作情報を容易にしたソフトウェ
ア。 12.SAVE ASアイコンを使用して生成したデー
タ(例えば、JPEGファイルフォーマット)を保存す
ることを容易にしたソフトウェア。
【0316】IV)ソフトウェアのインストール命令 a.本ソフトウェアが作動するJava 1.2.xソ
フトウェアプラットフォームのインストール手順 ・Java CD−ROMを検索する。 ・jdk1.2.0/jdk1.2.1/jdk1.
2.2セットアップアイコンをダブルクリックする。 ・このセットアップはファイルを展開し、そしてユーザ
ーに対してシステム中にこのソフトウェアをロードする
か否かを確認する。 ・「yes」をクリックすれば、それがファイルをイン
ストールするディレクトリについてたずねる。 ・デフォルトにより、
【0317】
【数1】
【0318】ディレクトリが示される。 ・「d」ドライブにインストールしたい場合、ディレク
トリを変更し、ソフトウェアをインストールする。 ・一旦インストールが終了すると、c:に進み、「au
toexec.bat」という名称のファイルを開く。 ・autoexec.batファイルにおいて以下のパ
スを与える。 ・auto exe.Batを開き、以下のように書き
込む。
【0319】
【数2】
【0320】リブートして、使用する。
【0321】b.提唱された画像解析ソフトウェアのイ
ンストール 1.所望のディレクトリでシステム上のCDから画像解
析ソフトウェアのフォルダをコピーする。 2.画像解析ソフトウェアがコピーされたソフトウェア
フォルダからバッチファイルを検索する。 3.それを右クリックし、そして「ショートカットとし
てデスクトップに送る(send to deskto
p as short cut)」をクリックする。 4.「MS dos」アイコンショートカットがデスク
トップ上に現れる。このアイコンを右クリックし、プロ
パティーに進み、プログラムタブを選択し、そして「チ
ェックボックスを出るように閉じる(close on
exit check box)」上でチェックし、
ウインドウ状態を「アイコン化する(Tominimi
zed)」に変換する。 5.適用し、閉じる。 6.いまや画像解析ソフトウェアは、使用可能な状態で
ある。画像解析器アイコンをダブルクリックし、それを
作動させる。 7.開いているウインドウにおいて、「CSIR」の付
いたボックスが開き、そこにパスワード「dvk」をタ
イプする。 8.開いている画像の右下角の矢印マーク(手)をクリ
ックし、ソフトウェアを開く。 9.尺度のない等高線画像の画像のディレクトリを開
き、解析する画像を選択する。この画像が、画像ウイン
ドウに示される。 10.赤の境界でマークされたRED解析ウインドウを
クリックする。パイ図表は、X軸上に保持時間およびY
軸上にナノメートルを有するクロマトグラムと共に表示
される。 11.より薄い濃度の構成要素については、緑色、黄
色、および橙色をクリックする。他の色は、ほとんどベ
ースラインであるかまたはそれ未満であり、従って無視
し得る。 12.このソフトウェアの他の特徴を使用する詳細は、
ソフトウェアのヘルプメニュー中に示される。ここに
は、ソフトウェアの種々の特徴およびアプリケーション
が含まれる。
【0322】V.既知のバグ:見当たらず。
【0323】VI.使用した略語: a.JDK:Java開発キット b.Con:等高線クロマトグラム c.3−D:三次元クロマトグラム d.WOS:尺度なし e.X:クロマトグラムの保持時間を示す f.Y:三次元クロマトグラムにおける吸光度および等
高線クロマトグラムにおける波長範囲を示す g.R:特定のピクセル位置での赤色の強度 h.G:特定のピクセル位置での緑色の強度 i.B:特定のピクセル位置での青色の強度。
【0324】VII.種々のアイコンおよびファンクシ
ョンの意味 a.PRINTアイコンは、解析後に作成された全ての
データを印刷を容易にする。 b.PAGE SETUPアイコンは、印刷のためのペ
ージ設定を変更を容易にする。 c.RESIZEアイコンは、画像の部分の選択を容易
にし、そして画像の選択された部分を解析する。 d.WINDOWアイコンは、異なる画像についていく
つかの画像解析ウインドウを開くことを容易にし、その
状態を表示する。 e.ZONEアイコンは、20分間隔で3つのゾーンに
その画像を分割することを容易にする。 f.INVERTアイコンは、選択された画像の反転を
容易にする。 g.EDITORアイコンは、メモ帳、Wordパッ
ド、およびMS Wordへの切り替えを容易にする。 h.HELPアイコンは、ソフトウェア利用の種々の特
徴に関する操作情報を容易にする。 i.SAVE ASアイコンは、*.JPEGファイル
形式で作成されたデータを保存することを容易にする。
【0325】VIII.制限: a)本ソフトウェアは、尺度のない等高線クロマトグラ
ムについてのみ作動する。 b)X軸上の尺度は、1−(等高線クロマトグラムの保
持時間を表す「分」である。 c)Y軸上の尺度は、解析が行われる波長の範囲を表す
200〜800nmである。 d)展開された画像は、画像処理ソフトウェアを使用し
てリサイズされ、X軸およびY軸の実行時間および波長
範囲を適合させる。 e)解析後の画像は、尺度のないJPEG形式でのみ保
存される。 f)クリップ画像は、座標の拡張子(すなわち、X1お
よびY2)と共に保存されるべきである。
【0326】本発明の主要な利点は以下の通りである: 1.医薬品の等高線クロマトグラムは、それのフィンガ
ープリントになる。なぜなら、それは、分子の極性と一
緒に成分の濃度を有する、UV−Visスペクトルバン
ドを含むからである。異なるpH値で抽出された同じ医
薬品に対して展開されたフィンガープリントは、異なる
pHでの腸系での薬物放出を理解することを助け、従っ
て研究中の医薬品の薬力学を促進する。 2.全ての構成要素の治療特性および性質について医薬
品を評価する、そのスペクトルバンドは、非常に容易
に、単一の画面に与えられる。 3.3−Dクロマトグラムは、単一の画面において各構
成要素の全波長のUVスペクトルの全ての写真になる。
これは、溶出された分子の化学(結合および極性)特性
を示す。 4.国内で利用可能な種々の生薬のフィンガープリント
のデータベースは、Quality control、
Forensic and customs depa
rtmentsが公共の利益となる生薬の使用および誤
用を管理するために有用である。 5.このデータベースはまた、国内における国の種々の
薬用植物の医薬価値(治療的に分類される)および国の
種々の熱帯域で入手可能な同じ植物の化学構成要素に対
する生態学的要因の役割についての情報を与える。この
ことは、医療従事者または植物貿易業者に対して、治療
的利用のために使用されるのに適切な生薬の収集のため
に、植物を選択することを容易にする。 6.このソフトウェアプログラムを使用するフィンガー
プリントの解析は、国内で利用可能な種々の生薬に対す
る生態学的要因の役割を与え、そしてこれは、Qual
ity Control、Forensic and
CustomsDepartmentsが国の利益とな
る生薬の使用および誤用を管理するために有用である。 7.フィンガープリントの解析は、古代の文献において
報告された医薬品の物理化学的特性を用いる医薬品の治
療効力を理解するために有用である。 8.本解析はまた、国内における種々の薬用植物の医療
価値および国の種々の地域の国で入手可能な同じ医薬品
の化学成分に対する生態学的要因の役割についての情報
を与える。 9.フィンガープリントの治療的およびエタノ植物(e
thano−botanical)分類は、フィンガー
プリントを解析することにより、伝統的な医薬品の完全
な理解のために、医師および研究者にとって有用ないく
らかの一般化をもたらすことを助ける。 10.画像特性をバーコード化することにより、医薬品
/植物抽出液/植物は、ノートパッド機能を通した画像
の特性を用いてバーコードを作成する機能のような、著
作権侵害から保護される。 11.バーコードは、近代のERPおよびCRMアプリ
ケーションの全ての商取引において利用される。
【0327】(本発明の適用の有用性) (国際)これは、その国の伝統的な医薬品をフィンガー
プリントしかつ特許にするために、任意の国に対して有
用である。単一の薬用植物のフィンガープリントは、そ
の化学的なプロフィールにおける変動に起因して、別の
場所または国における同じ植物のフィンガープリントと
同様ではないからである。化学的なプロフィールにおけ
る変動は、熱帯地方の変動、土壌、水質ならびに植物の
化学上の遺伝型および表現型変動の要因のような生態学
的な要因の影響に起因する。
【0328】この方法は、国が、生薬およびそれらの調
節の有用性および品質管理のための方法を標準化するた
めに、WHO加盟国について、WHOにより作成された
規則のうちの1つを満たすことを補助する。
【0329】(国内)これは、「フィンガープリントが
展開された薬用植物は、国有財産である」という法律を
通過させることによって、伝統的な医薬品の国際的な著
作権侵害を防ぐための道具として有用である。ある医薬
品が、世界の任意の場所で、任意の型の特許に対して出
願され、そしてフィンガープリントが、興味深い国にお
いて利用可能なその医薬品のフィンガープリントと一致
する場合、この特許は、拒絶され得る。
【0330】(戦略)医薬品のフィンガープリントをバ
ーコード化することは、薬用植物の認証の取り締まりお
よび保護を補助する。
【0331】薬用植物のフィンガープリントのバーコー
ドを機械が読み取り可能な言語に変換することによっ
て、商業的および取り締まりの活動が容易になる。
【0332】医薬品のフィンガープリントは、Food
and Drug controllers、Cus
troms and Central Excise
departmentsが、国内の生薬の使用、誤用お
よび盗難を、および一方でこのような医薬品の輸入を許
可しながら、取り締まり、調査することを補助する。
【0333】(産業性)医薬品または処方物に対して展
開されたフィンガープリントは、産業が他のブランドの
同じ医薬品のフィンガープリントを比較することによっ
てそれらのプロセス技術を保護することを補助する。従
って、これは、特許法をより効率的に履行することを補
助する。
【0334】このフィンガープリントは、医薬品が、処
方物を調製するプロセスの異なる段階での別の医薬品の
添加により、その医薬特性をどれだけ変化させているか
をモニターすることを補助する。
【0335】産業は、医薬品の収集の場所のそれらの選
択のために、その国において入手可能である全ての天然
の植物について展開されたフィンガープリントのデータ
ベースを使用し得る。これは、その国の一部であり、お
よび生態学的な要因がその医薬品の治療効力を変化させ
るので、季節が生薬の収集に適切である産業を補助す
る。
【0336】(科学)この方法は、研究者が、調製され
た伝統的な処方物を理解することを補助する。これはま
た、調製中の新たな処方物をモニターすることを補助す
る。
【0337】これは、複雑な伝統的な処方物が調製され
る場合に、新たな分子がどのように形成されるかを知る
ために役立つ。
【0338】異なるpH値の下で抽出された同じ医薬品
について展開されたフィンガープリントは、個体の異な
るpH値にて、腸系における薬物放出を理解するために
役立つ。
【0339】医薬品の等高線クロマトグラムが、それの
フィンガープリントになる。なぜなら、これは、分子の
極性と共に成分の濃度を有する、UV−Visスペクト
ルバンドを含むからである。
【0340】全ての構成要素のスペクトルバンドは、1
つの画面にて与えられ、医薬品をその治療特性および性
質について、非常に容易に評価する。
【0341】3−Dクロマトグラムは、1つの画面にお
いて、各々の構成要素の全ての波長の全てのUV−スペ
クトルの写真になり、このことは溶出した分子の化学的
(結合性および極性)特性を示す。
【0342】このデータベースはまた、その国における
その国の種々の薬用植物の医薬の価値(治療的に分類さ
れる)およびその国の種々の熱帯域において入手可能な
同じ植物の化学的構成要素に対する生態学的要因の役割
についての情報を与える。これは、医薬従事者または薬
草貿易業者に対して、治療用途のために使用されるため
に適切な生薬の収集のために、植物を選択することを容
易にする。
【0343】フィンガープリントの治療的およびエタノ
植物学的な分類は、このフィンガープリントを解析する
ことによって、伝統的な医薬品の完全な理解のための、
医者および研究者にとって有用なある程度の一般化をも
たらすのに役立つ。
【0344】本方法は、多くの品質管理および取り締ま
り目的に有用である、生薬および処方物のクロマトグラ
フィーフィンガープリントを調製することを容易にす
る。
【0345】本方法は、医薬品中に存在する個々の分子
あるいはUV−VIS吸収特性を有する任意の有機化合
物または有機金属化合物のいずれかの結合特性および極
性特性を提供することによって、この医薬品の化学的な
標準化、(定性的および定量的)を容易にする。この種
類の解析は、外部標準および内部標準の使用が、現実的
に可能でない場合、単独での生薬および処方物の生薬の
クロマトグラフィー分析に大いに有用である。
【0346】本発明は、研究中のその医薬品の治療効力
を研究、理解およびモニターすることを容易にする。こ
れは、古代文献にて報告された伝統的な医薬品の治療作
用および特性を理解し、そして再現性のある分析データ
の形態において同じことを確認するために役立つ。従っ
て、これは、研究中の医薬品の治療的標準化を提供す
る。これは、サンプル中に存在する極性の、中程度に極
性のおよび非極性の分子のような極性帯を示し、それに
よって医薬品の効力を全体として理解することを容易に
する。
【0347】この方法は、現在の治療必要性に対して、
報告された医薬品を再標準化することを容易にする。こ
れは、報告された処方物または新たな処方物を調製する
過程において、UV−VIS吸収特性を有する、新たな
有機分子および有機金属分子の形成をモニターおよび研
究するために役立つ。これはまた、その構成要素ならび
にそれらの変化する化学特性および治療特性をモニター
することによって、報告された処方物または新たな処方
物を調製するプロセス技術を標準化するために役立つ。
【0348】これは、作りつけの(in built)
バーコードソフトウェアによってバーコードを作成する
ことを容易にし、ここでX保持時間、Y波長、R赤ピク
セル数、G緑ピクセル数およびB青ピクセル数は、本発
明のソフトウェアによって与えられる座標である。クロ
マトグラムに対するバーコードのいくつかの例が、与え
られる。本発明はまた、フィンガープリントに存在する
1以上の構成要素をバーコード化することを容易にし、
それによってENTERPRISE RESOURCE
PLANNING(ERP)およびCUSTOMER
RELATIONSHIP MANAGEMENT
(CRM)アプリケーションによる商取引を容易にす
る。このように作成されたデータベースは、取り締まり
機関が、生産から消費者への、国内のまたは国外からの
この医薬品の動向をモニターすることに役立つ。このよ
うに作成されたバーコードのデータベースは、ERP自
動販売機に対する供給源またはこのような種類のいずれ
かの供給源となる。この機械は、この医薬品の会社、そ
の化学的なフィンガープリントおよび医薬品の治療効力
のような医薬品の全ての詳細を表示する。これは、医薬
品の識別を現在よりもより確実にする。
【0349】この方法を使用してこのように作製された
フィンガープリントのデータベースは、植物の特定の治
療クラスの治療効力の多くの一般化をもたらすために役
立つ。従って、なぜ特定の植物がそのクラスに加えられ
るのかを理解し得る。これは、添付された表14におい
て説明される。
【0350】この医薬品のラベルに印刷されたフィンガ
ープリントは、医者が使用の直前に医薬品の治療効力を
理解し、そしてあらゆるバッチについて医薬品の品質管
理を確認することに役立つ。
【0351】展開された任意の決定的特質(単体および
処方物)の種々の医薬品のクロマトグラフィーフィンガ
ープリント画像(等高線クロマトグラム)の画像分析
は、本出願の種々の段階において記載されたような多く
の目的のために有用である。
【0352】(社会性)これは、消費者が、ラベルに求
められた単独または処方された医薬品の治療効力を知る
ために、そしてその医薬品を含むことを確認するために
有用である。
【0353】これは、消費者の活動が、市場で販売され
る生薬の品質管理をモニターし、そして消費者の関心を
保護することを補助する。
【0354】(粗悪品)展開された任意の決定的特質
(単体および処方物)の種々の医薬品のクロマトグラフ
ィーフィンガープリント画像(等高線クロマトグラム)
の画像分析は、医薬品のいかなる粗悪品の検出のために
も有用である。
【0355】本発明は、一般的および伝統的な医薬の、
クロマトグラフフィンガープリント、化学的および治療
的標準化、そのフィンガープリントのバーコード化、な
らびに企業資源プラニング(ERP)および顧客関係管
理(CRM)の機械およびアプリケーションのためのデ
ータベースの準備のための方法を提供する。特に、本発
明は、ソフトウェアに基づく機器的方法を含み、そして
フィンガープリントおよび標準化の新規な方法が、上記
目的のために提唱され、そしてクロマトグラフフィンガ
ープリントのためのこの方法は、伝統的な治療的標準化
法を、その医薬および体液の化学的特性と相関付けるこ
とを容易にする。そして本発明は、この目的のために使
用される方法を理解するための合理的な基本を提供す
る。
【0356】
【表1】
【0357】
【0358】
【表2】
【0359】
【0360】
【表3】
【0361】
【表4】
【0362】
【表5】
【0363】
【表6】
【0364】
【表7】
【0365】
【表8】
【0366】
【表9】
【0367】
【表10】
【0368】
【表11】
【0369】
【表12】
【0370】
【0371】
【表13】
【0372】
【0373】
【0374】
【0375】
【表14】
【0376】
【0377】
【0378】
【0379】
【0380】
【0381】
【0382】
【0383】
【表15】
【0384】
【0385】
【表16】
【0386】
【発明の効果】本発明により、医薬として使用される、
植物、動物もしくは天然に利用可能なまたは人工の材料
からの有機分子および有機金属分子の、クロマトグラフ
ィーフィンガープリント、化学的標準化および治療的標
準化ならびにバーコード付けの新たな方法提唱される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1のAおよびBは、中国医薬における5個の
基本元素およびそれらの間の関係を示す。任意の1個の
元素の不均衡(過剰または不足)は、他の元素の妨害を
導き、そして疾患の根本的原因となる。人体の健康は、
中国医薬における上記の要素を管理および制御すること
によって達成される。
【図2】図2は、色の基本的気質に対する効果を示し、
これに基づいて、同一の色の医薬が、対応する気質を乱
すために選択される。医薬の色は、その中に存在する構
成成分の化学的特性に起因し、従って、間接的に、この
化学的特性は、治療学的標準化のために使用される。
【図3】図3は、2つの異なる等級のシラジット(Sh
ilajit)のフィンガープリントを示す。このフィ
ンガープリントにおける化学的プロフィールは、広範な
共役特性を有する分子のより多い数の存在に起因する治
療学的効力を示す。この化学的プロフィールは、サンプ
ルが地中で費やした期間と共に変動し、そしてそれが古
いほど、それは治療学的に活性である。そして回収の場
所および精製プロセスに依存し得る。
【図4】図4は、ラベルにおけるクロマトグラフィーの
現存の使用を示す。
【図5】図5は、市販のターメリック(食物)のクロマ
トグラムを示す。
【図6】図6は、フラゾリジン(逆症療法の)のクロマ
トグラムを示す。
【図7】図7は、クリミクタラ ラス(処方物)のクロ
マトグラムを示す。
【図8】図8は、シラジット(効力が良い)のクロマト
グラムを示す。
【図9】図9は、シラジット(効力が乏しい)のクロマ
トグラムを示す。
【図10】図10は、スルヤバルチ(Suryavar
ti)(処方物)のクロマトグラムを示す。
【図11】図11は、茶(食物)のクロマトグラムを示
す。
【図12】図12は、トリカツ(処方物)のクロマトグ
ラムを示す。
【図13】図13は、全ての黄色の医薬のフィンガープ
リントを示す。ここで、サンジグドーハ ドラビアス
(Sandigdha Dravyas)(コントラバ
ーシャル(contraversial)な医薬物)の
フィンガープリントは、外見上、明らかな差異を示し、
その同定をより容易にする。
【図14】図14は、自然におけるピッタ ハラの全て
の医薬のフィンガープリントを示す。ゾーン1における
構成成分の存在は、この医薬の効力を示す。
【図15】図15は、自然におけるカファ ハラの全て
の医薬のフィンガープリントを示す。ゾーン2における
構成成分の存在は、この医薬の効力を示す。
【図16】図16は、自然におけるヴァータ ハラの全
ての医薬のフィンガープリントを示す。ゾーン3におけ
る構成成分の存在は、この医薬の効力を示す。
【図17】図17は、自然におけるピッタ カファ ハ
ラの全ての医薬のフィンガープリントを示す。ゾーン1
およびゾーン2における構成成分の存在は、この医薬の
効力を示す。
【図18】図18は、自然におけるカファ ヴァータ
ハラの全ての医薬のフィンガープリントを示す。ゾーン
2およびゾーン3における構成成分の存在は、この医薬
の効力を示す。
【図19】図19は、自然におけるピッタ ヴァータ
ハラの全ての医薬のフィンガープリントを示す。ゾーン
1およびゾーン3における構成成分の存在は、この医薬
の効力を示す。
【図20】図20は、自然におけるトリ ドーシャ ハ
ラの全ての医薬のフィンガープリントを示す。3つの全
てのゾーンにおける構成成分の存在は、この医薬の効力
を示す。
【図21】図21は、トリドーシャ ハラ医薬として使
用されるカリ ムサリおよびサフェド ムサリ(Saf
ed musali)のフィンガープリントを示す。
【図22】図22は、シトラルス コロシンシス(Ci
trallus Colosynthis)の異なるサ
ンプルのフィンガープリントを示す。このフィンガープ
リントは、この方法が植物からのホメオ(homeo)
マザーチンキの抽出プロセスの標準化のために使用され
ることに起因する、いくつかの構成成分の欠如を示す。
【図23】図23は、本国の異なる場所から収集された
ホラレナ アンチジセントリック(Holarrena
Antidyssentric)の異なるサンプルの
フィンガープリントを示す。このフィンガープリント
は、植物物質の化学的構成成分に対するエコロジー的因
子の影響を示す。
【図24】図24は、異なる場所由来のビートル(Be
etle)葉の2つのサンプルのフィンガープリントを
示す。30〜40分の時間範囲において存在するフラボ
ノイドは、この植物物質の化学的構成成分における遺伝
型表現型の変異およびエコロジー的因子の影響を示す。
【図25】図25は、インドの衛星画像を示す。これら
の衛星画像は、インドは異なる熱帯領域を有することを
示す。
【図26】図26は、ハーブヘッドバスパウダーのよう
な化粧品として使用される2つの処方物のフィンガープ
リントを示す。
【図27】図27は、2つの異なる等級のトリカツのフ
ィンガープリントを示す。こられらのアッセイにおける
差異は、トリカツの構成成分要素における変動に起因し
得る。
【図28】図28は、ターメリックおよびその3個の異
なる市販製品のフィンガープリントを示す。共通のピー
クは、これら全てのフィンガープリントにおいて20分
で生じる。
【図29】図29〜92は、表13において報告された
医薬の全てのフィンガープリントを示す。図29は、A
bel moschus、Moschatus med
icumの全植物の両方のフィンガープリントを示す。
【図30】図30は、アカシア スマ(Acacia
suma)の樹皮の両方のフィンガープリントを示す。
【図31】図31は、アカリファ インディカ(Aca
lypha indica)の小葉の両方のフィンガー
プリントを示す。
【図32】図32は、アドハトダ バサカ(Adhat
oda vasaka)の葉の両方のフィンガープリン
トを示す。
【図33】図33は、アジアンタム カウダタム(Ad
iantum caudatum)の葉の両方のフィン
ガープリントを示す。
【図34】図34は、アイランサス エクセルサ(Ai
lanthus excelsa)の幹樹皮の両方のフ
ィンガープリントを示す。
【図35】図35は、アコラス カラムス(Acoru
s calamus)の根茎の両方のフィンガープリン
トを示す。
【図36】図36は、アリウム ポルム(Allium
porum)の大きな単一の小球根の両方のフィンガ
ープリントを示す。
【図37】図37は、アリウム サチバン(Alliu
m sativam)の小球根の両方のフィンガープリ
ントを示す。
【図38】図38は、アルピナ ガランガ(Alpin
ia galanga)の根茎の両方のフィンガープリ
ントを示す。
【図39】図39は、アルピニア オフィシナルム(A
lpinia officinarum)の根茎の両方
のフィンガープリントを示す。
【図40】図40は、アルピニア スペシオサ(Alp
inia speciosa)の根茎の両方のフィンガ
ープリントを示す。
【図41】図41は、アレカ カテチュ(Areca
catechu)の未処理の生の果物ナッツの両方のフ
ィンガープリントを示す。
【図42】図42は、アレカ カテチュのミルク処理ナ
ッツの両方のフィンガープリントを示す。
【図43】図43は、アレカ カティー(Areca
kateeh)の幹樹皮の両方のフィンガープリントを
示す。
【図44】図44は、アルニカ(Arnica)のホメ
オマザーチンキの両方のフィンガープリントを示す。
【図45】図45は、バコパ モネリ(Bacopa
monneri)の全薬草の両方のフィンガープリント
を示す。
【図46】図46は、バルベリス アリタータ(Ber
beris aristata)の幹樹皮の両方のフィ
ンガープリントを示す。
【図47】図47は、ボルヒエビア ジフサ(Borr
hievia diffusa)の全植物の両方のフィ
ンガープリントを示す。
【図48】図48は、カプスクム アヌム リン(Ca
pscicum Annum linn)の大きな熟し
た果物の両方のフィンガープリントを示す。
【図49】図49は、カプスクム アヌム リンの大き
な熟していない果物の両方のフィンガープリントを示
す。
【図50】図50は、カプスクム アヌム リンの小さ
な熟していない果物の両方のフィンガープリントを示
す。
【図51】図51は、コシニウム フェネストラタム
(Coscinium fenestratum)の幹
樹皮の両方のフィンガープリントを示す。
【図52】図52は、コシニジウム グランジス(Co
ccinidium grandis)の根および葉の
両方のフィンガープリントを示す。
【図53】図53は、D アクトリルアクチニウム ア
エジプチウム(D−actlylactinium A
egyptium)(直立)の葉の両方のフィンガープ
リントを示す。
【図54】図54は、D アクトリルアクチニウム ア
エジプチウム(湾曲)の葉の両方のフィンガープリント
を示す。
【図55】図55は、ジリスタチス シネラリア(Di
ristachis cineraria)の葉および
樹皮の両方のフィンガープリントを示す。
【図56】図56は、エンブリカ オフィシナリス(E
mblica officinalis)の果物の外果
皮の両方のフィンガープリントを示す。
【図57】図57は、フェースパックの処方物の両方の
フィンガープリントを示す。
【図58】図58は、フェースパックの処方物の両方の
フィンガープリントを示す。
【図59】図59は、グリセルザ グラバ(Glyce
rrhzia glabra)の根樹皮の両方のフィン
ガープリントを示す。
【図60】図60は、グリセルザ グラバの全植物のパ
ウダーの両方のフィンガープリントを示す。
【図61】図61は、ギムネマ シルヴストラエ(Gy
mnema sylvestrae)の全植物の両方の
フィンガープリントを示す。
【図62】図62は、ホレロナ アンチジセントリカ
(Hollerona Antidysentric
a)の幹樹皮の両方のフィンガープリントを示す。
【図63】図63は、イヌア レセモサ(Innula
recemosa)の根の両方のフィンガープリント
を示す。
【図64】図64は、ミケリア チャンパカ(Mich
ellia champaka)の花の両方のフィンガ
ープリントを示す。
【図65】図65は、モリンガ オリフェラ(Mori
nga olifera)の葉の両方のフィンガープリ
ントを示す。
【図66】図66は、ミリカ セレフェラ(Myric
a cerefera)のホメオパシーの(homeo
pathic)マザーチンキの両方のフィンガープリン
トを示す。
【図67】図67は、ナヒ アクシラエ(Nahi a
xillae)の全植物の両方のフィンガープリントを
示す。
【図68】図68は、オロキシラム インジカム(Or
oxylum indicum)の幹樹皮の両方のフィ
ンガープリントを示す。
【図69】図69は、オシマム サクタム(Ocimu
m sanctum)の葉の両方のフィンガープリント
を示す。
【図70】図70は、プルヘア ランセオラタ(Plu
chea lanceolata)の葉の両方のフィン
ガープリントを示す。
【図71】図71は、ピクロルヒザ クロロー(Pic
rorrhiza kurroh)幹樹皮の両方のフィ
ンガープリントを示す。
【図72】図72は、パイパービートル(Piper
beetle)の葉の両方のフィンガープリントを示
す。
【図73】図73は、パソラリア コリフォリア(Ps
oralia corilifolia)の種子の両方
のフィンガープリントを示す。
【図74】図74は、ラファヌス サチブス(Raph
anus sativus)の葉の両方のフィンガープ
リントを示す。
【図75】図75は、リシヌス クムリス(Ricin
us cummunis)の根の両方のフィンガープリ
ントを示す。
【図76】図76は、ルビア コルジホリア(Rubi
a cordifolia)の幹および根の両方のフィ
ンガープリントを示す。
【図77】図77は、サウスレア ラッパ(Sauss
rea lappa)の根の両方のフィンガープリント
を示す。
【図78】図78は、スフェランサス インジクス(S
pheranthus indicus)の全薬草の両
方のフィンガープリントを示す。
【図79】図79は、シンプロカス ラセモサス(Sy
mplocus racemosus)の幹樹皮の両方
のフィンガープリントを示す。
【図80】図80は、ターミナリア シェブラ(Ter
minalia chebula)の果実の両方のフィ
ンガープリントを示す。
【図81】図81は、ターミナリア ベレリカ(bel
lerica)の果実の両方のフィンガープリントを示
す。
【図82】図82は、トリゴネラ フィーヌム g(T
rigonella faenum g)の全植物の両
方のフィンガープリントを示す。
【図83】図83は、トリブラス テレストリアス(T
ribulus terrestrias)の幹および
根の両方のフィンガープリントを示す。
【図84】図84は、チロホラ アストマチカ(Tyl
ophora asthmatica)の葉の両方のフ
ィンガープリントを示す。
【図85】図85は、ホメオ医薬ビブルナム(Vibu
rnum)のマザーチンキの両方のフィンガープリント
を示す。
【図86】図86は、ウイジニア ソニフェラ(Wit
hinia somnifera)の根の両方のフィン
ガープリントを示す。
【図87】図87は、処理したジンジバー オフィシナ
リス(Zinziber officinalis)の
根茎の両方のフィンガープリントを示す。
【図88】図88は、アビパッタカラ シュルナ(Av
ipattakara churna)のパウダーの両
方のフィンガープリントを示す。
【図89】図89は、カマヅガ ラス(Kamadug
a Ras)の薬草の処方物の両方のフィンガープリン
トを示す。
【図90】図90は、発酵プロセスによる薬草の医薬で
あるクマヤラサバ(Kumarayasava)の両方
のフィンガープリントを示す。
【図91】図91は、マハラクシミ ビラス ラス(M
ahalakshmi vilas ras)の薬草の
処方物の両方のフィンガープリントを示す。
【図92】図92は、スバルナ ヨガラジャ ググル
(Suvarna yogaraja Guggul
u)の薬草の処方物の両方のフィンガープリントを示
す。
【図93】図93は、アナンダバイラヴィ ラス(An
andabhairavi Ras)のフィンガープリ
ントを示す。任意の特定のピークにおいて右クリックを
すると、その画像ソフトウエアは、そのピークのX、
Y、R、GおよびB座標を表示し、これらは、バーコー
ド作成のために使用される。これらの座標は、ボックス
の内に(このピークの付近)かつツールバー内に示され
る。
【図94】図94は、クリミクタラ ラス(Krimi
kutara Ras)のフィンガープリントを示す。
この画像ソフトウエアは、特定のピークのバーコード値
を表示する。
【図95】図95は、アナンダバイラヴィ ラス(An
andabhairavi Ras)について生成され
たバーコードを示す。
【図96】図96は、クリミクタラ ラスについて作ら
れたバーコードを示す。
【図97】図97は、アナンダバイラヴィ ラスに対す
る表示ウィンドウを示す。
【図98】図98は、クリミクタラ ラスに対する表示
ウィンドウを示す。
【図99】図99は、提案された方法によって作製され
たデータベースを使用してネットワーク化された、企業
資源プラニングおよび顧客関係管理アプリケーションに
おいて、ネットワークが作動する方法を示す。
【図100】図100は、2月に収集されたアザジラク
タインジカの若葉についての色付けされたバーチャート
の形態で、新しいクロマトグラムを示す。
【図101】図101は、薬草の処方物であるアナンダ
バイラヴィ ラスの医薬についての色付けされたバーチ
ャートの形態で、新しいクロマトグラムを示す。
【図102】図102は、薬草の処方物であるクリミク
タラ ラスの医薬についての色付けされたバーチャート
の形態で、新しいクロマトグラムを示す。
【図103】図103は、アザジラクタ インジカ(A
zadiracta indica)のクロマトグラム
についてのパイ図表を示す。
【図104】図104は、アナンダバイラヴィ ラスの
クロマトグラムについてのパイ図表を示す。
【図105】図105は、クリミクタラ ラスのクロマ
トグラムについてのパイ図表を示す。
【図106】図106は、定量的な乱れ障害(viti
ation disorder)(ドーシャ)のパイ図
表を示す。
【図107】図107は、定量的な乱れ障害(ドーシ
ャ)のパイ図表を示す。
【図108】図108は、定量的な乱れ障害(ドーシ
ャ)のパイ図表を示す。
【図109】図109は、数種の薬草の医薬の3Dおよ
び等高線の画像としてのフィンガープリントを示し、こ
れらの画像は、データベースへ供給され、そして様々な
ERPおよびCRMアプリケーションのために使用され
る。
【図110】図110は、数種の薬草の医薬の3Dおよ
び等高線の画像としてのフィンガープリントを示し、こ
れらの画像は、データベースへ供給され、そして様々な
ERPおよびCRMアプリケーションのために使用され
る。
【図111】図111は、3Dおよび等高線の画像とし
て粗悪品の化粧品サンプルのフィンガープリントを示
す。
【図112】図112は、3Dおよび等高線の画像とし
てマザーチンキのフィンガープリントを示し、これら
は、マザーチンキの希釈を調べるために使用され得る。
【図113】図113は、3Dおよび等高線の画像とし
て、単離された医薬のUVスペクトルおよびそれらのフ
ィンガープリントを示す。
【図114】図114は、3Dおよび等高線の画像とし
て、逆療法の医薬のフィンガープリントを示す。
【図115】図115は、種々の機能を有するソフトウ
エアの操作シーケンスの図を示す。
フロントページの続き (72)発明者 コンダプラム ビジャヤ ラグハバン インド国 アンドハラ プラデシ, ハイ デラバッド 500 007, ザ インディア ン インスティテュート オブ ケミカル テクノロジー内

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物もしくは動物の抽出物、または天然
    もしくは合成源の抽出物から、決定的特質を、クロマト
    グラフフィンガープリント技術を使用して検出および同
    定するための方法であって、該方法が、以下の工程: (i)有機分子または有機金属分子を、適切な溶媒を使
    用して抽出する工程; (ii)工程(i)で得られた抽出物を、高圧液体クロ
    マトグラフィー技術を使用して、分離分析に供する工
    程; (iii)溶出された成分の等高線および3Dクロマト
    グラムを、pHおよび極性に基づいて作成する工程; (iv)得られた該等高線および3Dクロマトグラムを
    カラー画像に変換し、該カラー画像を、個々の色につい
    て、該画像の三次元特性の全てを表す座標を使用して、
    内蔵ソフトウェアの使用によって、分析する工程; (v)溶出した様々な構成成分の濃度を、経時的に表示
    する工程; (vi)分析された色に基づいてクロマトグラムを作成
    する工程であって、該クロマトグラムが、分子の共役特
    性に関連する様々な保持時間におけるピークを有する、
    工程; (vii)該成分中の化合物を、該画像中の該様々な構
    成成分のUV−可視吸収特性によって、同定する工程; (viii)溶出した化合物を、該極性および共役特性
    に基づいて、極性、中程度の極性、および低極性または
    非極性として、同定し、決定し、そして分類する工程; (ix)X軸を保持時間として、Y軸を波長として、R
    を赤色ピクセルの数として、Gを緑色ピクセルの数とし
    て、そしてBを青色ピクセルの数として、使用すること
    によって、選択したピークについてのバーコードを作成
    する工程;および (x)フィンガープリントおよびバーコードのデータベ
    ースを作成し、そしてサンプル中のそれぞれの化合物を
    同定する工程、を包含する、方法。
  2. 【請求項2】 前記溶媒が、異なる極性を有し、そして
    研究中の前記サンプルの親水性および疎水性に基づいて
    選択され、エチルアルコールが医薬の標準化のために使
    用される、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記フィンガープリントが、異なるpH
    範囲で抽出された同一の医薬に関して生じる、請求項1
    に記載の方法。
  4. 【請求項4】 使用されるHPLC装置が、フォトダイ
    オードアレイ検出器を備える、市販のHPLC装置の任
    意のものから選択され、好ましくは、グラジエントまた
    は三成分系のポンプを備える、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 移動相のpHおよび極性が、水性溶媒、
    水、または塩(リン酸二水素カリウム、またはリン酸水
    素二カリウム、および所望のpHに維持されたリン酸な
    ど)の使用により所望のpHを有する緩衝液と、非水性
    溶媒との、0〜100%の混合物の比率を変動させるこ
    とによって制御される、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 既知のpHの、非水性有機溶媒、および
    水性溶媒、水または緩衝液が、工程(iii)において
    使用される溶媒であり、極性の範囲に基づいて選択され
    る、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記等高線クロマトグラムをカラー画像
    に変換する工程が、研究中の医薬の構成成分の共役特性
    および極性を含む、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 医薬(単体または処方物)の治療効力
    が、特定の極性およびUV−可視吸収領域に存在する構
    成成分の性質を使用して評価される、請求項1に記載の
    方法。
  9. 【請求項9】 前記ソフトウェアが、該ソフトウェアに
    より適用される座標として、X軸を保持時間として、Y
    軸を波長として、Rを赤色ピクセルの数として、Gを緑
    色ピクセルの数として、そしてBを青色ピクセルの数と
    して使用して、選択されたピークまたは画像のバーコー
    ドを作成し、該バーコードが、製品特性を産業用のもの
    とする、請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 使用されるソフトウェアがRainb
    owと呼ばれ、そして以下の特性を有する、請求項1に
    記載の方法: (a)クロマトグラフフィンガープリント画像を、.B
    MP、.JPEG、.TIF、.GIFなどの異なるフ
    ォーマット(拡張子)で、ファイルフォルダから開き、
    そして該画像内に存在する異なる色について、単一のピ
    クセル感度を用いて、該画像を分析する機能を有する、
    ソフトウェア; (b)該ピクセルの情報を、以下: 1.X座標スケール(0〜(分、時間スケール))およ
    びY座標スケール(200〜800nm)を有するグラ
    フ、および 2.各ピーク(自動および手動)の個々の値を、該グラ
    フの隣の2つの別個の欄に有する、パイ図表、の形態で
    表示する機能を有する、ソフトウェア; (c)分析の後に生成される全てのデータを、PRIN
    Tアイコンを使用して印刷する機能を有する、ソフトウ
    ェア; (d)印刷のためのページ設定を、PAGE SETU
    Pアイコンを使用して変更する機能を有する、ソフトウ
    ェア; (e)該画像および分析の一部を、RESIZEアイコ
    ンを使用して選択する機能を有する、ソフトウェア; (f)異なる画像についての多数の画像分析ウィンドウ
    を開き、状態をWINDOWS(登録商標)アイコンに
    表示するための機能を有する、ソフトウェア; (g)該画像を、20分間隔の3つのゾーンに、ZON
    Eアイコンを使用して分割する機能を有する、ソフトウ
    ェア; (h)選択した画像を、INVERTアイコンを使用し
    て反転させる機能を有する、ソフトウェア; (i)EDITORアイコンを使用して、Notepa
    d、Word padおよびMS Wordにわたって
    切り換える機能を有する、ソフトウェア; (j)HELPアイコンを使用して、該ソフトウェアの
    様々な特徴に関する操作情報の機能を有する、ソフトウ
    ェア;および (k)作成したデータを、SAVE ASアイコンを使
    用して、.JEPGファイルフォーマットなどで保存す
    る機能を有する、ソフトウェア。
  11. 【請求項11】 成分の3Dクロマトグラムおよび色等
    高線画像の、ソフトウェアに基づくデータ処理であっ
    て、該処理が、以下: (a)該色等高線画像を、経時的に溶出した様々な成分
    の濃度、および保持時間に基づく極性を示す、様々な色
    の選択に基づいて、(リリースノートに記載の注釈、寿
    命、処理を用いて)分析(色を抽出)する工程; (b)医薬の画像の全ての三次元特性を使用して、該医
    薬の3Dクロマトグラムを分析する工程; (c)経時的に溶出した分子の共役特性に関連する様々
    な保持時間においてピークを有するクロマトグラムを、
    時間と共に、特定の極性の順に作成する工程; (d)該分子における化合物を、該画像中の様々な構成
    成分のUV−可視吸収特性によって同定する工程; (e)研究中の該医薬に存在する様々な構成成分の、報
    告された生物学的治療活性を、該分子の極性および共役
    特性に基づいて、該フィンガープリントをX軸およびY
    軸上の治療ゾーンに分割することによって、相関付ける
    工程; (f)提唱される該ソフトウェアにより提供される該画
    像の座標、すなわち、保持時間に関するX、波長に関す
    るY、赤色ピクセルの数に関するR、緑色ピクセルの数
    に関するG、および青色ピクセルの数に関するB、を使
    用して、選択したピークに関するバーコードを作成する
    工程; (g)企業資源プラニング(ERP)アプリケーション
    および顧客資源管理(CRM)アプリケーションのよう
    な全ての種類のデータベースの利用を容易にする、該サ
    ンプルに関するフィンガープリントおよびバーコードの
    データベースを作成する工程;および (h)企業資源プラニング(EPR)アプリケーション
    および顧客関係管理(CRM)タイプのビジネスアプリ
    ケーションにより使用されるべき全てのサンプルに対し
    て、「表示ウィンドウ」のデータベースを作成する工
    程、を包含する、処理。
  12. 【請求項12】 抽出に使用される前記溶媒が、研究中
    の前記構成成分、サンプルおよびその構成成分の、極
    性、親水性および疎水性に基づいて選択される、請求項
    11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記使用されるHPLC装置が、フォ
    トダイオードアレイ検出器を備える市販のHPLC装置
    の任意のものから選択され、好ましくは、グラジエント
    または三成分系のポンプを有する、請求項11に記載の
    方法。
  14. 【請求項14】 特定のpHの水性溶媒および非水性溶
    媒の移動相の極性が、非水性溶媒とともに、水または既
    知のpHの緩衝液のような水性溶液を0%から100%
    に、またはその逆に、該移動相の比率を変動させること
    によって制御される、請求項11に記載の方法。
  15. 【請求項15】 Rainbowと呼ばれる新規のソフ
    トウェアを使用して、3−Dおよび等高線クロマトグラ
    ムを分析すると、該分析が、X軸が保持時間であり、そ
    してY軸が波長であるクロマトグラムを与える、請求項
    11に記載の方法。
  16. 【請求項16】 新規のソフトウェアを使用して、3−
    Dおよび等高線クロマトグラムを分析すると、該分析
    が、ドーシャの乱れが定量的に、百分率比で示されたデ
    ータを与える、請求項11に記載の方法。
  17. 【請求項17】 単一の溶媒エタノールが、前記構成成
    分の抽出のために使用され;同一の分析条件および器具
    パラメータを全てのサンプルについて使用して、治療の
    一般化がもたらされ;これによって治療の標準化が達成
    される、請求項11に記載の方法。
  18. 【請求項18】 使用される前記ソフトウェアがRai
    nbowと呼ばれ、そして以下の特徴を有する、請求項
    11に記載の方法: (i)クロマトグラフフィンガープリント画像を、.B
    MP、.JPEG、.TIF、.GIFなどの異なるフ
    ォーマット(拡張子)で、ファイルフォルダから開き、
    そして該画像内に存在する異なる色について、単一のピ
    クセル感度を用いて、該画像を分析する機能を有する、
    ソフトウェア; (ii)該ピクセルの情報を、以下: 1.X座標スケール(0〜(分、時間スケール))およ
    びY座標スケール(200〜800nm)を有するグラ
    フ、および 2.各ピーク(自動および手動)の個々の値を、該グラ
    フの隣の2つの別個の欄に有する、パイ図表、の形態で
    表示する機能を有する、ソフトウェア; (iii)分析の後に生成される全てのデータを、PR
    INTアイコンを使用して印刷する機能を有する、ソフ
    トウェア; (iv)印刷のためのページ設定を、PAGE SET
    UPアイコンを使用して変更する機能を有する、ソフト
    ウェア; (v)該画像および分析の一部を、RESIZEアイコ
    ンを使用して選択する機能を有する、ソフトウェア; (vi)異なる画像についての多数の画像分析ウィンド
    ウを開き、状態をWINDOWSアイコンに表示するた
    めの機能を有する、ソフトウェア; (vii)該画像を、20分間隔の3つのゾーンに、Z
    ONEアイコンを使用して分割する機能を有する、ソフ
    トウェア; (viii)選択した画像を、INVERTアイコンを
    使用して反転させる機能を有する、ソフトウェア; (ix)EDITORアイコンを使用して、Notep
    ad、Word padおよびMS Wordにわたっ
    て切り換える機能を有する、ソフトウェア; (x)HELPアイコンを使用して、該ソフトウェアの
    様々な特徴に関する操作情報の機能を有する、ソフトウ
    ェア;および (xi)作成したデータを、SAVE ASアイコンを
    使用して、.JEPGファイルフォーマットなどで保存
    する機能を有する、ソフトウェア。
  19. 【請求項19】 植物、動物、または天然に得られる材
    料、あるいは人工の材料に由来の、医薬として使用され
    る有機分子および有機金属分子の、クロマトグラフフィ
    ンガープリント、化学的および治療的標準化、およびバ
    ーコード化の、計算方法であって、該方法が、以下: a)医薬を選択し、そして構成成分を抽出する工程; b)該構成成分を個々の構成成分に分離し、3−Dおよ
    び等高線クロマトグラムを作成し、そしてフィンガープ
    リントに変換する、工程; c)開発したソフトウェアを使用して、該フィンガープ
    リントを分析する工程;および d)データを解析する工程、を包含する、方法。
  20. 【請求項20】 前記方法が研究中の前記医薬中に存在
    する構成成分の化学的分析を提供し、そして該構成成分
    の共役特性および極性が、前記新規に開発したソフトウ
    ェアを使用して、該医薬の伝統的な概念に従って、治療
    効力を示す、請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記方法が、薬草医薬のクロマトグラ
    フフィンガープリントの新規な概念を提供し、該新規な
    概念が、構成成分の治療的効力とともに、使用中の前記
    医薬に存在する化合物の実際のプロファイルの迅速な同
    定に有用である、請求項19に記載の方法。
  22. 【請求項22】 薬草医薬および処方物の等高線3−D
    クロマトグラムを使用して、該薬草医薬および処方物の
    新規なクロマトグラフフィンガープリントが提唱され、
    そして該クロマトグラフフィンガープリントが、高圧液
    体クロマトグラフのフォトダイオードアレイ検出器(P
    DA)によって生じ、そして該薬草医薬に存在する構成
    成分のスペクトル特性のデータを、類似の実験分析条件
    下における極性の特定の順で表現する、請求項19に記
    載の方法。
  23. 【請求項23】 前記方法が、前記化合物のUV−可視
    スペクトルを提供し、該分子の共役特性および極性を表
    示し、そして該分子の個々の構成成分の濃度を、該分子
    の極性とともに表示する、請求項19に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記方法が、単一の画像「The C
    hromatographic Fingerprin
    t」に示される全ての構成成分のUV−可視スペクトル
    を提供し、前記フィンガープリントが、研究中の医薬の
    アッセイおよび迅速な同定のために、薬草医薬または処
    方物に存在する構成成分の青写真となる、請求項19に
    記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記方法が、同一の溶媒であるエチル
    アルコールを用いる抽出、同一の稼動時間である0〜6
    0分、同一の移動相である、5.5〜7.5の範囲のp
    Hを有するリン酸緩衝液を伴うアセトニトリル、および
    フィンガープリントのための200〜800nmの同一
    のUV−可視範囲のような標準分析パラメータ、ならび
    に化学的および治療的標準化により特徴付けられる、請
    求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 フィンガープリントが、粗悪品の食物
    および薬物のサンプル、代用された食物および薬物のサ
    ンプル、偽の食物および薬物のサンプル、ならびに市販
    の食物および薬物のサンプルを研究し、純粋および不純
    を見分けるために使用される、請求項24に記載の方
    法。
  27. 【請求項27】 フィンガープリント法が、アロパシ
    ー、アーユルヴェーダ、ホメオパシー、シッダ、ユナ
    ミ、中国、チベット、漢方(日本)の医薬の処理の、標
    準化、品質管理活動および治療標準化の目的で、該医薬
    に存在する化学的構成成分を同定するために使用され
    る、請求項24に記載の方法。
  28. 【請求項28】 フィンガープリント法が、天然に存在
    するサンプルにおける様々なエコロジー的要因、地質学
    的要因、遺伝子的変化および(植物においては)表現型
    変化に起因する化学的構成成分の変動の研究のため、な
    らびにこれらにおける化学的構成成分の同定および標準
    化のために、使用される、請求項24に記載の方法。
  29. 【請求項29】 フィンガープリントが、合成により調
    製されたサンプルにおける化学的構成成分の研究のた
    め、ならびに該サンプルにおける該化学的構成成分を、
    一体どれが適用可能であるかの化学的および治療的標準
    化のために、同定および標準化するために使用される、
    請求項24に記載の方法。
  30. 【請求項30】フィンガープリントが、単一の医薬サン
    プルの薬草製品の化学的構成成分の研究のため、ならび
    に化学的および治療的標準化のための該単一の医薬サン
    プルの化学的構成成分の同定のために使用される、請求
    項24に記載の方法。
  31. 【請求項31】 フィンガープリントが、処方された医
    薬サンプルの薬草製品の化学的構成成分の研究のため、
    ならびに化学的および治療的標準化のためのこれらの化
    学的構成成分の同定のために使用される、請求項24に
    記載の方法。
  32. 【請求項32】 フィンガープリントが、生物学的サン
    プルにおける化学的構成成分の変動の研究のため、なら
    びに該サンプルにおける該化学的構成成分の同定および
    標準化のために使用される、請求項24に記載の方法。
  33. 【請求項33】 フィンガープリントが、単体および処
    方された食物および医薬サンプルの、異なる銘柄の製品
    の化学的構成成分の変動の研究のため、ならびに化学的
    および治療的標準化のためにこれらの化学的構成成分を
    同定するために、使用される、請求項24に記載の方
    法。
  34. 【請求項34】 多数のサンプルのデータベースの準備
    が、特定の疾患または治療分類に関する群として分類さ
    れた、特定の群の植物の治療効力の多数の一般化を与え
    る、請求項24に記載の方法。
  35. 【請求項35】 医薬のフィンガープリントが、医薬の
    構成成分の、3−Dおよび等高線クロマトグラムからの
    極性および共役に基づいたカテゴリー化および定量を容
    易にし、そして該医薬がどの気質に対して作用するか
    (乱すか)の治療効力を評価する、請求項24に記載の
    方法。
  36. 【請求項36】 フィンガープリントが、前記クロマト
    グラフフィンガープリントに与えられる、共役特性およ
    び極性特性を使用して、医薬および気質の治療的標準化
    の使用のための色のような、該医薬の物理化学的特性
    の、理解および標準化を可能とする、請求項24に記載
    の方法。
  37. 【請求項37】 前記フィンガープリント法が、前記ク
    ロマトグラフフィンガープリントに示される共役特性お
    よび極性特性を使用して、治療的標準化に使用される、
    酸味、塩辛さ、辛味、苦味、渋味(アーユルヴェーダに
    記載のアムラ(Amla)、ラバナ(Lavana)、
    カツ(Katu)、ティクタ(Tikta)、カシャヤ
    (Kashaya))のような味(ラサ(Rasa))
    のような、該医薬の物理化学的特性の理解および標準化
    を可能とする、請求項24に記載の方法。
  38. 【請求項38】 前記フィンガープリント法が、前記ク
    ロマトグラフフィンガープリントに示される、個々の構
    成成分および医薬全体の、共役特性および極性特性を使
    用して、治療的標準化に使用される、特性、効力、代謝
    産物、分子のキラリティのような特異性の特性(グナ
    (Guna)、ウェーリャヴィパカ(Veerya V
    ipaka)、プラバヴァ(Prabhava))のよ
    うな、該医薬の物理化学的特性の理解および標準化を可
    能とする、請求項24に記載の方法。
  39. 【請求項39】 前記フィンガープリント法が、クロマ
    トグラフフィンガープリントに示される医薬の共役特性
    および極性特性を使用して、治療的標準化に使用され
    る、冷たい、熱い、作用が遅い、作用が鋭い、重い、軽
    い、柔らかく潤滑されて柔軟な、乾燥した(アーユルヴ
    ェーダに記載のシェータ(Sheeta)、ウシュナ
    (Ushna)、マンダ(Manda)、テークシュナ
    (Teekshna)、グル(Guru)、ラグー(L
    aghu)、スニグダ(Snigdha)、ロークシャ
    (Rooksha))などの、該医薬の物理化学的特性
    (グナ)の理解および標準化を可能とする、請求項24
    に記載の方法。
  40. 【請求項40】 成分の3Dクロマトグラムおよび色等
    高線画像の、ソフトウェアベースのデータプロセッサで
    あって、該プロセッサが電算手段を備え、そして以下が
    可能である: (i)該色等高線画像を、経時的に溶出した様々な成分
    の濃度、および保持時間に基づく極性を示す、様々な色
    の選択に基づいて、(リリースノートに記載の注釈、寿
    命、処理を用いて)分析する、(色を抽出する)分析
    器; (ii)医薬の画像の全ての三次元特性を使用して、該
    医薬の3Dクロマトグラムを分析する、分析器; (iii)経時的に溶出した分子の共役特性に関連する
    様々な保持時間においてピークを有するクロマトグラム
    を、時間と共に、特定の極性の順に作成する手段; (iv)該分子における化合物を、該画像中の様々な構
    成成分のUV−可視吸収特性によって同定する、同定
    器; (v)研究中の該医薬に存在する様々な構成成分の、報
    告された生物学的治療活性を、該分子の極性および共役
    特性に基づいて、該フィンガープリントをX軸およびY
    軸上の治療ゾーンに分割することによって、相関させる
    手段; (vi)提唱される該ソフトウェアにより提供される該
    画像の座標、すなわち、保持時間に関するX、波長に関
    するY、赤色ピクセルの数に関するR、緑色ピクセルの
    数に関するG、および青色ピクセルの数に関するB、を
    使用して、選択したピークに関するバーコードを作成す
    る手段; (vii)企業資源プラニング(ERP)アプリケーシ
    ョンおよび顧客資源管理(CRM)アプリケーションの
    ような全ての種類のデータベースの利用を容易にする、
    該サンプルに関するフィンガープリントおよびバーコー
    ドのデータベースを作成する手段;および (viii)企業資源プラニング(ERP)アプリケー
    ションおよび顧客関係管理(CRM)タイプのビジネス
    アプリケーションにより使用されるべき全てのサンプル
    に対して、「表示ウィンドウ」のデータベースを作成す
    る手段、を有する、プロセッサ。
  41. 【請求項41】 抽出に使用される溶媒が、研究中の構
    成成分、サンプル、および該サンプルの構成成分の、極
    性、親水性、および疎水性に基づいて選択される、請求
    項40に記載のプロセッサ。
  42. 【請求項42】 使用されるHPLC装置が、市販のH
    PLC装置の任意のものから選択され、フォトダイオー
    ドアレイ検出器を備え、好ましくはグラジエントまたは
    三成分系のポンプを含む、請求項40に記載のプロセッ
    サ。
  43. 【請求項43】 非水性溶媒および特定のpHの水性溶
    媒の移動相の極性が、非水性溶媒とともに、水または既
    知のpHの緩衝液のような水性溶液を0%から100%
    に、またはその逆に、該移動相の比率を変動させること
    によって制御される、請求項40に記載のプロセッサ。
  44. 【請求項44】 「Rainbow」と呼ばれる新規の
    ソフトウェアを使用して、3−Dおよび等高線クロマト
    グラムを分析すると、X軸およびY軸に保持時間および
    波長を有するクロマトグラムを与える、請求項40に記
    載のプロセッサ。
  45. 【請求項45】 新規のソフトウェアを使用して、3−
    Dおよび等高線クロマトグラムを分析すると、ドーシャ
    の乱れを定量的に、百分率比で指示するデータを与え
    る、請求項40に記載のプロセッサ。
  46. 【請求項46】 単一の溶媒エタノールが、前記構成成
    分の抽出に使用され、同一の分析条件および機器パラメ
    ータを、全てのサンプルについて使用して治療的一般化
    をもたらし、これによって、治療的標準化が達成され
    る、請求項40に記載のプロセッサ。
  47. 【請求項47】 請求項40に記載のプロセッサであっ
    て、前記ソフトウェアRainbowが、以下の特徴を
    有する、プロセッサ: (a)「Rainbow」と名付けられた、ソフトウェ
    ア; (b)クロマトグラフフィンガープリント画像を、.B
    MP、.JPEG、.TIF、.GIFなどの異なるフ
    ォーマット(拡張子)で、ファイルフォルダから開き、
    そして該画像内に存在する異なる色について、単一のピ
    クセル感度を用いて、該画像を分析する機能を有する、
    ソフトウェア; (c)該ピクセルの情報を、以下: 1.X座標スケール(0〜(分、時間スケール))およ
    びY座標スケール(200〜800nm)を有するグラ
    フ、および 2.各ピーク(自動および手動)の個々の値を、該グラ
    フの隣の2つの別個の欄に有する、パイ図表、の形態で
    表示する機能を有する、ソフトウェア; (d)分析の後に生成する全てのデータを、PRINT
    アイコンを使用して印刷する機能を有する、ソフトウェ
    ア; (e)印刷のためのページ設定を、PAGE SETU
    Pアイコンを使用して変更する機能を有する、ソフトウ
    ェア; (f)該画像および分析の一部を、RESIZEアイコ
    ンを使用して選択する機能を有する、ソフトウェア; (g)異なる画像についての多数の画像分析ウィンドウ
    を開き、状態をWINDOWSアイコンに表示するため
    の機能を有する、ソフトウェア; (h)該画像を、20分間隔の3つのゾーンに、ZON
    Eアイコンを使用して分割する機能を有する、ソフトウ
    ェア; (i)選択した画像を、INVERTアイコンを使用し
    て反転させる機能を有する、ソフトウェア; (j)EDITORアイコンを使用して、Notepa
    d、Word padおよびMS Wordにわたって
    切り換える機能を有する、ソフトウェア; (k)HELPアイコンを使用して、該ソフトウェアの
    様々な特徴に関する操作情報の機能を有する、ソフトウ
    ェア;および (l)生じたデータを、SAVE ASアイコンを使用
    して、.JEPGファイルフォーマットなどで保存する
    機能を有する、ソフトウェア。
  48. 【請求項48】 化学的構成成分の同定の基礎となる、
    化学物質の等高線および3−Dクロマトグラムのフィン
    ガープリントの使用。
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