JP2002214080A - トルク負荷試験装置 - Google Patents

トルク負荷試験装置

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JP2002214080A JP2001007452A JP2001007452A JP2002214080A JP 2002214080 A JP2002214080 A JP 2002214080A JP 2001007452 A JP2001007452 A JP 2001007452A JP 2001007452 A JP2001007452 A JP 2001007452A JP 2002214080 A JP2002214080 A JP 2002214080A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各ワークをできるだけ同一の条件で試験させ得
るのに有利なトルク負荷試験装置を提供する。 【解決手段】トルク負荷試験装置は、第1歯車11と第
2歯車12と第1ワーク設置部13とを有する第1回転
系装置1と、第3歯車23と第4歯車24と第2ワーク
設置部25とを有する第2回転系装置2と、ワークWを
回転させる主駆動モータ4と、減速機5を介して第2回
転系装置2に接続されたトルク負荷モータ6とをもつ。
第1歯車11の歯数は第3歯車23の歯数よりもn個
(n=1〜6)多い。第1回転系装置1の回転軸線PA
と第2回転系装置2の回転軸線PBとの平行度を高める
ように、第1歯車11と第3歯車23との組合せ、第2
歯車12と第4歯車24との組合せのうちの少なくとも
一方の組合せは、転位歯車を備えた構造を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は等速ジョイントや歯
車装置等のワークを回転させつつワークにトルクを負荷
させて試験を行うトルク負荷試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭60−18739号公報(198
5年公開)には、トルク負荷試験装置が開示されてい
る。このトルク負荷試験装置は、ワークを設置可能な第
1ワーク設置部をもつ第1回転系装置と、別のワークを
設置可能な第2ワーク設置部をもつ第2回転系装置と、
第1回転系装置に接続され駆動に伴い第1回転系装置及
び第2回転系装置を回転させる主駆動モータと、第1回
転系装置に遊星歯車式の減速機を介して接続されたサー
ボモータで形成されたトルク負荷モータとで構成されて
いる。
【0003】このトルク負荷試験装置によれば、主駆動
モータが駆動すると、第1回転系装置が回転し、第1回
転系装置の第1ワーク設置部のワークが回転すると共
に、第2回転系装置が回転し、第2回転系装置の第2ワ
ーク設置部の別のワークが回転する。そして、主駆動モ
ータを駆動させてワークを回転させている状態におい
て、トルク負荷モータを駆動させると、第1回転系装置
の第1ワーク設置部のワークにねじりトルクが負荷され
ると共に、第2回転系装置の第2ワーク設置部の別のワ
ークにもねじりトルクが同様に負荷される。これにより
各ワークを所定の回転速度領域で回転させつつ、各ワー
クのねじり試験を行うことができる。このトルク負荷試
験装置によれば、減速機を装備している関係で、主駆動
モータの駆動力が第1回転系装置を経て第2回転系装置
に伝達される際に、減速機により減速される。そこで上
記したトルク負荷試験装置によれば、減速機による減速
を相殺すべく、第1回転系装置と第2回転系装置との間
に配置されている互いに噛合する2個一対の歯車の歯数
を調整して増速機能を持たせるように設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したトルク負荷試
験装置によれば、減速比を小さくできれば、ワークに与
える負荷トルクの値も大きくできる。しかしながら遊星
歯車式の減速機の減速比は精々1/3〜1/5程度であ
り、減速比があまり大きくなく、このためワークに大き
なトルクを負荷させるには限界があり、必ずしも満足で
きるトルク負荷試験を行うことができない。
【0005】そこで本発明者は大きな減速比を有する減
速機を用いることを試みている。しかしトルク負荷モー
タの非駆動時における減速機が発揮する減速比の影響を
無視できず、このためトルク負荷モータの非駆動時にお
ける減速機の減速を相殺すべく、部分的に増速させるよ
うに、第1回転系装置の歯車と第2回転系装置の歯車と
を少数歯数差を有する構造を採用した。しかしながらこ
の場合には歯車の歯数差の相違の影響で、第1回転系装
置の回転軸線と第2回転系装置の回転軸線とが高精度で
整合せず、双方の回転軸線の平行度が必ずしも充分では
ない。このため、第1回転系装置に保持されているワー
クと、第2回転系装置に保持されているワークとを、で
きるだけ同じ条件で試験を行うには不利となる。
【0006】本発明は上記した実情に鑑みてなされたも
のであり、減速機による減速を補うべく、第1歯車の歯
数と第3歯車の歯数との相違による増速機構を採用し、
加えて、第1歯車の歯数と第3歯車の歯数との相違に対
処すべく転位歯車を採用し、第1回転系装置の回転軸線
と第2回転系装置の回転軸線との平行度を高め、これに
より第1回転系装置に保持されているワークと、第2回
転系装置に保持されているワークとを、できるだけ同じ
条件で試験を行うのに有利なトルク負荷試験装置を提供
することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るトルク負荷
試験装置は、互いに対向する位置に配置された第1歯車
及び第2歯車と、第1歯車及び第2歯車の軸長方向の間
に配置されワークを設置可能な第1ワーク設置部とを有
する第1回転系装置と、互いに対向する位置に配置され
た第3歯車及び第4歯車と、第3歯車及び第4歯車の軸
長方向の間に配置されワークを設置可能な第2ワーク設
置部とを有し、且つ、第3歯車が第1歯車と噛合すると
共に第2歯車が第4歯車と噛合する第2回転系装置と、
第1回転系装置に接続され、駆動に伴い第1回転系装置
及び第2回転系装置を回転させ、更に第1ワーク設置部
に設置されているワークと第2回転系装置の第2ワーク
設置部に設置されているワークとを駆動に伴い回転させ
る主駆動モータと、減速機を介して第2回転系装置に接
続され、第1ワーク設置部に設置されているワークと第
2回転系装置の第2ワーク設置部に設置されているワー
クにねじりトルクを駆動に伴い負荷するトルク負荷モー
タとを具備するトルク負荷試験装置であって、トルク負
荷モータの非駆動時における減速機が発揮する減速比を
相殺すべく、第1歯車の回転を第3歯車に増速させるよ
うに、第1回転系装置の第1歯車の歯数は第2回転系装
置の第3歯車の歯数よりもn個(n=1〜6の整数)多
く設定されており、第1回転系装置の回転軸線と第2回
転系装置の回転軸線との平行度を高めるように、互いに
噛合する第1歯車と第3歯車との組合せ、互いに噛合す
る第2歯車と第4歯車との組合せのうちの少なくとも一
方の組合せは、転位歯車を備えた構造を有することを特
徴とするものである。
【0008】少数歯数差の内接構造を有する減速機は、
単なる遊星歯車式の減速機に比較して、周知のように大
きな減速比を得るのに有利であるため、ワークに与える
負荷トルクを大きくすることができる。減速機の減速比
が大きくなれば、減速機を介してワークに負荷させるト
ルクを大きくできるからである。
【0009】ワークに対するトルク負荷試験を行う場合
には、まず、トルク負荷モータを非駆動とした状態で主
駆動モータを駆動させ、第1回転系装置を回転させ、第
1回転系装置の第1ワーク設置部に保持されているワー
クを目標回転速度領域で回転させると共に、第2回転系
装置を回転させ、第2回転系装置の第2ワーク設置部に
保持されている別のワークを目標回転速度領域で回転さ
せる。主駆動モータの回転方向は正方向でも逆方向でも
良い。
【0010】そしてワークを目標回転速度領域で回転さ
せつつ、トルク負荷モータを駆動させると、第1回転系
装置の第1ワーク設置部に保持されて回転しているワー
クにねじりトルクが負荷されると共に、第2回転系装置
の第2ワーク設置部に保持されて回転している別のワー
クにねじりトルクが負荷される。これにより各ワークに
対してねじりトルクが負荷され、ねじりトルク負荷下に
おけるワークに対する疲労試験や耐久試験を行うことが
できる。
【0011】本発明装置によれば、主駆動モータを駆動
させてワークを目標回転速度領域で回転させているもの
の、トルク負荷モータを非駆動としている場合において
も、減速機が所定の減速比を発揮してしまう。このよう
な減速機による減速比があれば、第1回転系装置の第1
ワーク設置部のワークの回転速度と、第2回転系装置の
第2ワーク設置部の別のワークの回転速度とが相違する
傾向がある。この点本発明装置によれば、主駆動モータ
の駆動時で且つトルク負荷モータの非駆動時において減
速機が発揮する減速比を相殺すべく、第1歯車の回転を
第3歯車に増速させるように、第1回転系装置の第1歯
車の歯数は第2回転系装置の第3歯車の歯数よりもn個
(n=1〜6の整数)多く設定されている。これによ
り、第1回転系装置の第1ワーク設置部のワークの回転
速度と、第2回転系装置の第2ワーク設置部の別のワー
クの回転速度とが高精度に対応することになり、両者は
基本的には同じ回転速度となる。故に、第1回転系装置
の第1ワーク設置部のワークと、第2回転系装置の第2
ワーク設置部の別のワークとを、できるだけ同様な条件
で試験することができる。
【0012】しかし上記したように第1回転系装置の第
1歯車の歯数が第2回転系装置の第3歯車の歯数よりも
n個(n=1〜6の整数)多く設定されているため、第
1回転系装置の回転軸線と第2回転系装置の回転軸線と
の平行度が低下するおそれがある。この場合には、第1
回転系装置の第1ワーク設置部のワークの試験条件と、
第2回転系装置の第2ワーク設置部の別のワークの試験
条件とを、できるだけ近づけるには好ましくない。
【0013】そこで本発明装置によれば、互いに噛合す
る第1歯車と第3歯車との組合せ、互いに噛合する第2
歯車と第4歯車との組合せのうちの少なくとも一方の組
合せは、転位歯車を備えた構造を有することに設定され
ている。これにより第1回転系装置の回転軸線と第2回
転系装置の回転軸線との軸間距離の変動が抑えられる。
よって、第1回転系装置の回転軸線と第2回転系装置の
回転軸線との平行度が精度よく高められる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明装置によれば、次の少なく
とも一つの形態を採用することができる。 ・本発明装置によれば、減速機としては、減速比が大き
くコンパクト化に一層有利な少数歯数差の内接構造を有
する減速機が好ましい。この減速機は、径内方向に突出
する内歯をもつリング状またはスリーブ状の外歯車と、
径外方向に突出する外歯をもつ内歯車とを有し、外歯車
の内歯の歯数と内歯車の外歯の歯数との差を少なく設定
したものである。従って外歯車の内径と内歯の外径と接
近している。このような少数歯数差の内接構造を有する
減速機は、外歯車の内部に内歯車が配設されているた
め、コンパクト化に有利であり、しかも大きな減速比を
発揮でき、減速比を大きくできることから減速機を介し
てワークに負荷させるトルクの値を大きく設定するのに
有利である。この減速機の減速比の調整範囲としては、
例えば(1/1000)〜(999/1000)、(1
/500)〜(499/500)にすることができる
が、これらに限定されるものではない。 ・本発明装置によれば、互いに噛合する第1歯車と第3
歯車との組合せ、互いに噛合する第2歯車と第4歯車と
の組合せのうちの少なくとも一方の組合せは、転位歯車
を備えた構造を有する。この場合、互いに噛合する第1
歯車と第3歯車との組合せが、転位歯車を備えた構造と
されていても良い。あるいは、互いに噛合する第2歯車
と第4歯車との組合せが、転位歯車を備えた構造とされ
ていても良い。転位歯車を備えた上記した構成により、
互いに噛み合う第1歯車の歯数と第3歯車の歯数が相違
するとしても、第1回転系装置の回転軸線と第2回転系
装置の回転軸線との平行度をできるだけ精度よく高める
ことができる。この場合、第1回転系装置の回転軸線と
第2回転系装置の回転軸線とを互いに平行に、または、
実質的に平行にすることができる。転位歯車は歯数差が
1〜6個であれば転位量により良好に対処できる。 ・本発明装置によれば、第1回転系装置の回転軸線と第
2回転系装置の回転軸線との平行度を高めるためには、
互いに噛合する第1歯車と第3歯車との組合せが、負の
転位歯車を備えた構造とされていても良い。あるいは、
互いに噛合する第2歯車と第4歯車との組合せが、正の
転位歯車を備えた構造とされていても良い。 ・第1回転系装置は、ワークを設置する第1ワーク設置
部を有する。第1回転系装置に設けられている第1ワー
ク設置部の数は特に限定されず、1個または複数個とす
ることができる。第2回転系装置は、ワークを設置する
第2ワーク設置部を有する。この場合、第2回転系装置
に設けられている第2ワーク設置部の数は特に限定され
ず、1個または複数個とすることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した第1実施例につい
て図面を参照して説明する。図1は試験装置の概念図
(トルク負荷モータ及び減速機を省略)である。図2は
試験装置の概念模式図である。本実施例で用いるワーク
Wは、車両の駆動系に搭載される等速ジョイントであ
る。従って本実施例に係るトルク負荷試験装置は、ワー
クWである等速ジョイントを目標回転速度領域で回転さ
せつつ、これに大きなねじりトルクを負荷させて耐久試
験を行うものである。本実施例に係るトルク負荷試験装
置は、第1回転系装置1と、第1回転系装置1に平行に
沿って配設された第2回転系装置2と、主駆動モータ4
と、トルク負荷モータ6とを備えている。第1回転系装
置1は、径外方向に突出する多数の外歯11rを有する
第1歯車11と、外歯11rと噛合すると共に径外方向
に突出する多数の外歯12rを有する第2歯車12と、
第1回転系装置1の軸長方向において第1歯車11及び
第2歯車12の軸長方向の間に配置されワークWを設置
可能な第1ワーク設置部13とを有する。第1歯車11
及び第2歯車12は、第1ワーク設置部13を介して互
いに対向する位置に配置されている。第1ワーク設置部
13は直列に2個配置されている。第1ワーク設置部1
3にワークWが着脱可能に設置される。2個の第1ワー
ク設置部13の間には軸受装置17が介在している。第
1ワーク設置部13と第1歯車11との間には第1トル
ク検出器18が介在している。
【0016】第2回転系装置2は、外歯11rと噛合す
ると共に径外方向に突出する多数の外歯23rを有する
第3歯車23と、外歯12rと噛合すると共に径外方向
に突出する多数の外歯24rを有する第4歯車24と、
第2回転系装置2の軸長方向において第3歯車23及び
第4歯車24の軸長方向の間に配置されワークWを設置
可能な第2ワーク設置部25とを有する。第3歯車23
及び第4歯車24は、第2ワーク設置部25を介して互
いに対向する位置に配置されている。第2ワーク設置部
25は直列に2個配置されている。第2ワーク設置部2
5にワークWが着脱可能に設置される。2個の第2ワー
ク設置部25の間には軸受装置17が介在している。第
2ワーク設置部25と第3歯車23との間には第2トル
ク検出器28が介在している。図2に示すように、互い
に噛合する第1歯車11と第3歯車23は、駆動側ギア
ボックス31に内蔵されている。互いに噛合する第2歯
車12と第4歯車24は、従動側ギアボックス32に内
蔵されている。
【0017】第1歯車11と第3歯車23とは互いに噛
合するため、第1歯車11及び第3歯車23のモジュー
ルは同一とされている。第2歯車12と第4歯車24と
は互いに噛合するため、第2歯車12及び第4歯車24
のモジュールは同一とされている。歯車のモジュールは
周知のようにピッチ円直径(ミリメートル)/歯数を意
味する。なお、第1歯車11、第2歯車12、第3歯車
23、第4歯車24は歯面がインボリュート曲線で規定
されたインボリュート歯車である。
【0018】図2に示すように、主駆動モータ4は第1
回転系装置1の第1歯車11の軸端側に接続されてい
る。トルク負荷モータ6は、第2回転系装置2の軸端2
n側に、少数歯数差の内接構造を有する市販の減速機5
(帝人精機株式会社:RV−Eシリーズ)を介して接続
されている。この減速機5について図3〜図5を参照し
て説明を加える。減速機5は、減速機能を有する遊星式
の第1減速部51と、第1減速部51と直列に結合され
た同じく減速機能を有する第2減速部52とをもつ。第
1減速部51は、トルク負荷モータ6のモータ軸に連結
され減速機5の中心軸線上に配置された駆動軸70と、
駆動軸70の先端部に設けられた外歯71rをもつ1個
のピニオンギア71と、ピニオンギア71と噛合する外
歯72rをもつと共に減速機5の中心軸線の回りで周方
向に沿って均等間隔で配置された3個の小遊星ギア72
とを有する。小遊星ギア72の外歯72rの歯数は、ピ
ニオンギア71の外歯71rの歯数よりも多くされてい
る。従って小遊星ギア72の歯数とピニオンギア71と
の歯数に基づいて、第1減速部51における減速が行わ
れる。
【0019】減速機5の第2減速部52は少数歯数差式
の内接式の構造を有するものであり、減速機5の中心軸
線に対して同軸的に配置された円筒形状のケースとも呼
ばれる回転可能な外歯車74と、外歯車74に内接可能
なRVギアとも呼ばれ且つ減速機5の中心軸線に沿って
直列に2個並設された回転可能な内歯車75と、出力軸
76fを結合ボルト76tで結合したハウジングシャフ
ト76と、先端部77sが小遊星ギア72に連結され偏
芯シャフト部77mをもつ複数本のクランクシャフト7
7と、外歯車74に保持されたピン78とをもつ。
【0020】図4に示すように、外歯車74の内周部に
は、これの周方向に沿って多数個の溝74mが均等間隔
で形成されている。各溝74mにピン78がそれぞれ嵌
合されて配置されている。ピン78は外歯車74の径内
方向に突出する内歯として機能することができる。内歯
車75は外歯車74の内部に回転可能に配置されてい
る。内歯車75の外周部に形成されている外歯75p
は、外歯車74の多数個のピン78と互いに噛合するも
のである。内歯車75の外歯75pは、外歯車74に対
して少数歯数差式として設定されているため、ピン78
の数よりも1個ぶん少ない数とされている。換言する
と、外歯車74の内部に配置されたRVギアとも呼ばれ
る内歯車75の外歯75pは、前記したように外歯車7
4のピン78と噛合する。つまり、ピン78を有する外
歯車74と外歯75pを有する内歯車75とは、少数歯
数式の内接歯車方式とされている。
【0021】図3に示すように、減速機5において、内
歯車75は、減速機5の中心軸線に沿って2個直列に並
設されている。これは内歯車75はクランクシャフト7
7により回転するためである。図4に示すように、内歯
車75においては、減速機5の中心軸線の回りで周方向
に沿って異形状の3個の第1孔75aが周方向に均等間
隔で形成されている。また内歯車75において、互いに
隣設する第1孔75a間に円形状の3個の第2孔75c
が周方向に均等間隔で形成されている。内歯車75の第
1孔75aには、ハウジングシャフト76の挿通部76
aが隙間を介して挿通され、両者が係合している。また
内歯車75の第2孔75cには、クランクシャフト77
の偏芯シャフト部77mがころがり軸受77kを介して
回転可能に保持されている。
【0022】図2に示すように第3歯車23は、中空状
の中間連結部材90を介して減速機5のケースとも呼ば
れる外歯車74にボルトにより着脱可能に連結されてい
る。ハウジングシャフト76の出力軸76fは中間連結
部材90の中空部分90fに挿通され、第2回転系装置
2のうちの第2トルク検出器28側に連結されており、
従って、出力軸76fは第2回転系装置2の回転軸線P
Bに沿って同軸的に配置されている。なお94〜98は
軸受を示す。
【0023】ここで、トルク負荷モータ6が回転駆動す
ると、トルク負荷モータ6に連結された減速機5の駆動
軸70が回転する。そして駆動軸70の先端部のピンオ
ンギア71が回転し、ピンオンギア71と噛合する小遊
星ギア72が回転する。このとき小遊星ギア72は自転
回転しつつ、減速機5の中心軸線回りで公転回転する。
すると、小遊星ギア72に連結されたクランクシャフト
77が自転回転しつつ減速機5の中心軸線回りで公転回
転する。このため、クランクシャフト77は第2減速部
52における入力駆動軸となる。ここで、ケースである
外歯車74が固定されている状態でクランクシャフト7
7が自転回転しつつ公転回転すると、クランクシャフト
77の偏芯シャフト部77mの偏芯運動により、各内歯
車75が減速機5の中心軸線に対して偏芯運動しつつ回
転する。この場合、クランクシャフト77が減速機5の
中心軸線回りで1回転(360度)すると、内歯車75
はクランクシャフト77の回転方向と反対の方向に1歯
ぶんだけ回転する。この結果、内歯車75の回転に応じ
てハウジング76が回転し、ひいてはハウジングシャフ
ト76の出力軸76fが回転する。これが減速機5の第
2減速部52における減速機構となる。このようにトル
ク負荷モータ6の回転は、減速機5により減速され、ハ
ウジングシャフト76の出力軸76fの回転として出力
される。
【0024】上記した減速機5の減速特性値Rについて
は、R=1+(Z2/Z1)×Z4=101とされる。こ
こで、Z1は駆動軸70のピンオンギア71の歯数を示
し、Z2は小遊星ギヤ72の歯数を示し、Z4はピン7
8の数を示す。
【0025】この減速機5の第1使用形態について説明
する。減速機5の第1使用形態おいては、減速機5の駆
動軸70を固定した状態で、減速機5の外歯車74を入
力として用いると共に、ハウジングシャフト76の出力
軸76fを出力として用いる。この第1使用形態におい
ては、減速機5における減速比iは、i=(R−1)/
Rとして示される。ここでR=101として設定されて
いるため、減速比i=(101−1)/101=100
/101となり、減速比は小さいものである。従って、
入力側の外歯車74の回転速度に対してハウジングシャ
フト76の出力軸76fの回転速度は、あまり減速され
ない。
【0026】またこの減速機5の第2使用形態について
説明する。減速機5の第2使用形態おいては、減速機5
の外歯車74を固定した状態で、減速機5の駆動軸70
を入力として用いると共に、ハウジングシャフト76の
出力軸76fを出力として用いる。この第2使用形態に
おいては、減速機5における減速比iは、i=1/Rと
して示される。ここで本実施例に係る減速機5では前述
したようにR=101として設定されているため、減速
比i=1/101となり、駆動軸70の回転速度に対し
てハウジングシャフト76の出力軸76fの回転速度
は、かなり大きな減速比(1/101)で減速される。
【0027】さて本実施例においては、第1回転系装置
1の第1歯車11の外歯11rの歯数は、第2回転系装
置2の第3歯車23の外歯23rの歯数よりもn個(n
=1)多く設定されている。具体的には、第1回転系装
置1の第1歯車11の外歯11rの歯数は101個、第
2回転系装置2の第3歯車23の外歯23rの歯数は1
00個とされている。つまり第1歯車11と第3歯車2
3とは少数歯数差式とされている。第1歯車11と第3
歯車23との歯数差は、減速機5の外歯車74のピン7
8と内歯車75の外歯75pとの歯数差と同一に設定さ
れている。また第1回転系装置1の第2歯車12の外歯
12rの歯数は100個であり、第2回転系装置2の第
4歯車24の外歯24rの歯数は同数つまり100個と
されている。
【0028】(トルク負荷試験)次にワークWに対して
トルク負荷試験を行う場合について説明を加える。ま
ず、第1ワーク設置部13にワークWを着脱可能に保持
すると共に、第2ワーク設置部25にもワークWを着脱
可能に保持する。この状態でトルク負荷モータ6をオフ
として非駆動とした状態で、主駆動モータ4をオンして
駆動させる。主駆動モータ4の駆動方向は正方向でも逆
方向でも良い。主駆動モータ4の駆動力は第1トルク検
出器18、第1ワーク設置部13のワークW、第2歯車
12、第2歯車12と噛合する第4歯車24、第2ワー
ク設置部25のワークW、第2トルク検出器28に伝達
され、更に減速機5の出力軸76f、減速機5の外歯車
74を介して第3歯車23に伝達される。即ち、第1回
転系装置1が回転し、第1回転系装置1の第1ワーク設
置部13のワークWが目標回転速度領域で回転すると共
に、第2回転系装置2が回転し、第2回転系装置2の第
2ワーク設置部25の別のワークWが目標回転速度領域
で回転する。このとき第1歯車11の外歯11rと第3
歯車23の外歯23rとが噛合って回転する。第2歯車
12の外歯12rと第4歯車24の外歯24rとが噛合
って回転する。よって第1回転系装置1及び第2回転系
装置2における駆動力伝達経路は、閉ループとされてい
る。
【0029】ところで、上記したようにトルク負荷モー
タ6を非駆動としつつ主駆動モータ4を駆動させてワー
クWを回転させている場合においても、前記した減速機
5が駆動力伝達経路に配置されているため、減速機5が
所定の減速比(100/101)を発揮してしまう。こ
の場合には、トルク負荷モータ6が非駆動であるため、
減速機5の駆動軸70は固定された状態とみなし得る。
またこの場合には、第3歯車23の回転が中間連結部材
90を介して減速機5の外歯車74にも伝達される。こ
のためトルク負荷モータ6を非駆動としつつ主駆動モー
タ4を駆動させてワークWを回転させている場合は、駆
動軸70が固定であり、外歯車74が入力として取り扱
うことができ、減速機5の前記第1使用形態に該当する
ことになる。前記したように第1使用形態における減速
機5の減速比iとしては、i=(101−1)/101
=100/101となり、外歯車74の回転速度に対し
てハウジングシャフト76の出力軸76fの回転速度は
あまり減速されないものの、100/101に減速され
てしまう。このため、第1回転系装置1の第1ワーク設
置部13のワークWの回転速度と、第2回転系装置2の
第2ワーク設置部25の別のワークWの回転速度とが相
違する傾向がある。換言すれば、減速機5による減速比
の影響を受けるため、第1回転系装置1の第1ワーク設
置部13のワークWの回転速度よりも、第2回転系装置
2の第2ワーク設置部25のワークWの回転速度が減速
する傾向がある。このようなことは、第1ワーク設置部
13のワークWと第2ワーク設置部25のワークWとを
できるだけ同一の条件で試験を行うためには、好ましく
ないといえる。
【0030】このように本実施例によれば、トルク負荷
モータ6の非駆動時においても減速機5が所定の減速比
(100/101)を発揮するため、この減速比(10
0/101)を相殺する必要がある。このため本実施例
においては、第1回転系装置1の第1歯車11の歯数
は、第2回転系装置2の第3歯車23の歯数よりもn個
(n=1)多く設定されている。換言すれば、第1回転
系装置1の第1歯車11の歯数は101個に設定され、
第2回転系装置2の第3歯車23の歯数は100個に設
定されている。これにより第1歯車11と第3歯車23
とが噛合する際に、歯数に応じて、第1歯車11の回転
速度が第3歯車23に所定の増速比(101/100)
で増速とされる。したがって、第1歯車11と第3歯車
23との間における増速比(101/100)と、前記
した第1使用形態における減速機5による減速比(10
0/101)とが実質的に相殺される。この結果、トル
ク負荷モータ6を非駆動としつつ主駆動モータ4を駆動
させることにより、第1回転系装置1の第1ワーク設置
部13のワークW、第2回転系装置2の第2ワーク設置
部25のワークWをそれぞれ目標回転速度に到達させる
にあたり、各ワークWを同様に目標回転速度領域に到達
させることが可能となる。換言すれば、トルク負荷モー
タ6を非駆動としつつ主駆動モータ4を駆動させれば、
第1回転系装置1の第1ワーク設置部13のワークWの
回転速度と、第2回転系装置2の第2ワーク設置部25
の別のワークWの回転速度とは、基本的には等速の回転
速度となる。これにより第1ワーク設置部13のワーク
Wと第2ワーク設置部25のワークWとをできるだけ同
一条件で試験するのに有利となる。
【0031】次に、主駆動モータ4により目標回転速度
領域で回転されているワークWにトルクを負荷する場合
について説明を加える。主駆動モータ4の駆動に伴い、
ワークWの回転速度が試験すべき目標回転速度に到達し
ている状態において、トルク負荷モータ6をオンして駆
動させる。するとトルク負荷モータ6の駆動力が減速機
5のハウジングシャフト76の出力軸76fを介して第
2回転系装置2に伝達される。よって、第1回転系装置
1の第1ワーク設置部13のワークWにねじりトルクが
負荷されると共に、第2回転系装置2の第2ワーク設置
部25の別のワークWにねじりトルクが負荷される。こ
れによりワークWに対してトルク負荷試験が行われ、こ
のようなトルク負荷下におけるワークWに対する疲労試
験、耐久試験を行うことができる。この場合、減速機5
の外歯車74が固定されている状態において減速機5の
駆動軸70が入力軸として駆動するものと考えることが
できる。このように減速機5の外歯車74を固定した状
態で減速機5の駆動軸70が入力として駆動すれば、こ
れは減速機5の前記した第2使用形態に相当する。第2
使用形態に係る減速機5における減速比iとしては、前
記したように、i=1/R=1/101となり、減速機
5の駆動軸70の回転速度に対してハウジングシャフト
76の出力軸76fの回転速度はかなり減速される。こ
のため主駆動モータ4の回転中にトルク負荷モータ6が
駆動してワークWにトルクを負荷させるとしても、目標
回転速度で回転しているワークWに与える回転速度の変
動は、小さく実質的に無視することができる。
【0032】この場合、減速比とトルクとは逆相関性が
あるため、トルク負荷モータ6の回転速度が減速機5に
よって大きな減速比(1/101)で減速されていれ
ば、トルク負荷モータ6の駆動により第1ワーク設置部
のワークW、第2ワーク設置部のワークWにそれぞれ負
荷されるトルクの値は大きくなる。従って本実施例によ
れば、ワークWに必要トルクを負荷させるにあたりトル
ク負荷モータ6を小型化してこれのコンパクト化を図り
つつも、目標回転速度領域で回転している各ワークWに
対して大きなねじりトルクを効果的に負荷させることが
できる。
【0033】なお、トルク負荷モータ6はサーボモータ
であるため、第1トルク検出器18、第2トルク検出器
28からの検出信号が図略の制御装置に入力されてお
り、制御装置はトルク負荷モータ6の駆動を制御するこ
とにより、各ワークWに負荷すべき負荷トルクの変動を
抑えている。
【0034】ところで本実施例においては、前記したよ
うに第1歯車11の外歯11rの歯数(101個)は、
第3歯車23の外歯23rの歯数(100個)よりもn
個(n=1)多く設定されている。一方、第2歯車12
の外歯12rの歯数、第4歯車24の外歯24rの歯数
は共に同数(100個)である。従って、通常の標準歯
車を用いただけでは、第1回転系装置1の回転軸線PA
と第2回転系装置2の回転軸線PBとの平行度は低下す
る。このように平行度が低下した場合、できるだけ同一
条件で各ワークWの試験を行うには好ましくなく、円滑
な回転性も損なわれる。回転軸線PAと回転軸線PBと
の平行度の低下に対処すべく、ユニバーサルジョイント
などを利用するとしても同様に円滑な回転性が損なわれ
る。
【0035】この点本実施例において、従動側ギアボッ
クス32内の互いに噛合する第2歯車12と第4歯車2
4とは『標準歯車』で形成されているものの、駆動側ギ
アボックス31内の互いに噛合する第1歯車11と第3
歯車23との組合せは、転位歯車を備えた構造となるよ
うに設定されており、具体的には駆動側ギアボックス3
1内の第3歯車23を標準歯車としつつも、第1歯車1
1は負の転位をもつ転位歯車として設定されている。
【0036】転位歯車について説明を加える。『標準歯
車』は、図6に示すように、ラック形工具の基準ピッチ
線と歯車の基準ピッチ円とが合致するように歯切り加工
されたものである。一方、転位歯車については、ラック
形工具の基準ピッチ線と歯車の基準ピッチ円とを矢印S
1方向または矢印S2方向にずらせるようにラック形工
具を転位させた状態で歯切り加工される。転位歯車は2
つのピッチ円をもち、即ち、そのモジュール及び歯数で
規定される基準ピッチ円の他に、噛み合いピッチ円を有
する。互いに噛み合う歯車のうち少なくとも一方が転位
歯車である場合には、その歯車間の軸間距離が転位量に
応じて変化する。一般的には、ラック形工具を矢印S1
方向にずらせた場合を正の転位歯車、ラック形工具を矢
印S2方向にずらせた場合を負の転位歯車という。
【0037】互いに噛み合う2個1組の歯車のうち少な
くとも一方が負の転位歯車である場合には、双方の歯車
が、モジュール及び歯数で規定された基準ピッチ円を有
する標準歯車である場合に比較して、互いに噛み合う歯
車の軸間距離が短縮される。また、互いに噛み合う2個
1組の歯車のうち少なくとも一方が正の転位歯車である
場合には、双方の歯車が標準歯車である場合に比較し
て、互いに噛み合う歯車の軸間距離が増加する。
【0038】本実施例においては、第2歯車12、第3
歯車23、第4歯車24の歯数を100個として設定し
ている。そして図7に示すように第2歯車12の基準ピ
ッチ円直径をd2とし、第3歯車23の基準ピッチ円直
径をd3(d2=d3)とし、第4歯車24の基準ピッ
チ円直径をd4(d2=d3=d4)とされている。第
2歯車12の基準ピッチ円直径d2,第3歯車23の基
準ピッチ円直径d3,第4歯車24の基準ピッチ円直径
d4は、そのモジュール及び歯数に基づいて規定される
それぞれ標準歯車の基準ピッチ円直径として設定されて
いる。しかしながら転位歯車として形成された第1歯車
11については、これのモジュール及び歯数に基づいて
規定される標準歯車の基準ピッチ円直径d1に設定され
ているのではなく、標準歯車の基準ピッチ円直径d1よ
りもαぶん小さめである噛み合いピッチ円直径d1xを
有するように設定されている。この意味で第1歯車11
は歯切りが深い負の転位をもつ転位歯車として設定され
ている。従って本実施例においては歯数の相違が存在す
るものの、公差や製造誤差等を無視すれば、図7から理
解できるように、下記の(1)式が基本的には成立す
る。
【0039】d1x+d3=d2+d4……(1) 上記したように(1)式が基本的に成立すると、第1回
転系装置1の回転軸線PAと第2回転系装置2の回転軸
線PBとの間の軸間距離を考えるとき、図7に示すよう
に、第1歯車11と第3歯車23とを有する駆動側ギア
ボックス31の側の軸間距離LLと、第3歯車23と第
4歯車24とを有する従動側ギアボックス32の側の軸
間距離LRとを、基本的には同じ値に設定することがで
きる。このため減速機5による減速比(100/10
1)を相殺させるために第1歯車11(歯数:101
個)の歯数が第3歯車23の歯数(歯数:100個)よ
りも増加している場合であっても、第1回転系装置1の
回転軸線PAと第2回転系装置2の回転軸線PBとの平
行度を精度良く高めることができる。
【0040】この結果、第1回転系装置1の回転及び第
2回転系装置2の回転が円滑となると共に、第1回転系
装置1の第1ワーク設置部13のワークWと、第2回転
系装置2の第2ワーク設置部25のワークWとをできる
だけ同一条件で回転させることができ、各ワークWに対
してできるだけ同一条件でトルク負荷試験を行うことが
できる。
【0041】更に、減速機5の減速比が大きくなればな
るほど、減速機5を介して負荷されるトルクを大きくで
きる特性が得られる。この点本実施例においては、トル
ク負荷モータ6の回転速度は、通常の遊星歯車式の減速
機を用いる場合に比較して、減速機5により大きな減速
比(1/101)で減速されているため、トルク負荷モ
ータ6の駆動により第1ワーク設置部13のワークW、
第2ワーク設置部25のワークWにそれぞれ負荷される
トルクの値は大きいものである。従って、ワークWに負
荷トルクを与えるためのトルク負荷モータ6の小型化を
図り、トルク負荷モータ6のコンパクト化を図りつつ
も、目標回転速度領域で回転している各ワークWに対し
て大きなねじりトルクを効果的に負荷させることがで
き、充分に大きな必要ねじりトルクを負荷させた試験を
行うことができる。
【0042】(他の実施例)図8に示す第2実施例は第
1実施例と基本的には同様の構成を有し、同様の作用効
果を奏する。以下、第1実施例と異なる部分を中心とし
て説明する。第2実施例においては、駆動側ギアボック
ス31内の互いに噛合する第1歯車11と第3歯車23
とを『標準歯車』で形成しているものの、従動側ギアボ
ックス32内の互いに噛合する第2歯車12と第4歯車
24との組合せが、転位歯車を備えた構造となるように
設定されている。具体的には、第2歯車12は、浅い切
り込みで形成された正の転位をもつ転位歯車として設定
されている。
【0043】即ち第2実施例においては、第1歯車11
(歯数:101個)、第3歯車23(歯数:100
個)、第4歯車24(歯数:100個)を標準歯車とし
つつ、第2歯車12(歯数:100個)を、正の転位を
もつ転位歯車として設定している。第1歯車11の基準
ピッチ円直径d1,第3歯車23の基準ピッチ円直径d
3,第4歯車24の基準ピッチ円直径d4は、それらの
モジュール及び歯数に基づく標準歯車の基準ピッチ円直
径として設定されている。しかし第2実施例において
は、標準歯車で形成された第1歯車11については、前
記した第1実施例に係る転位歯車で形成された第1歯車
11の噛み合いピッチ円直径d1xよりもαぶん大きな
基準ピッチ円直径d1で設定されている。この結果、第
1回転系装置1の回転軸線PAと第2回転系装置2の回
転軸線PBとの軸間距離は、第1実施例に係る第1回転
系装置1の回転軸線PAと第2回転系装置2の回転軸線
PBとの軸間距離よりも大きめとされている。
【0044】これに対処すべく第2実施例においては、
正の転位歯車で形成された第2歯車12については、こ
れのモジュール及び歯数に基づく標準歯車の基準ピッチ
円直径d2で設定されているのではなく、基準ピッチ円
直径d2よりもαぶん大きめであるかみあいピッチ円直
径d2xを有するように設定されている。従って本実施
例においては歯数の相違が存在するものの、公差や製造
誤差等を無視すれば、下記の(2)式が基本的には成立
する。
【0045】d1+d3=d2x+d4……(2) よって第2実施例においては図8に示すように、第1回
転系装置1の回転軸線PAと第2回転系装置2の回転軸
線PBとの軸間距離を考えると、第1歯車11と第3歯
車23とを有する駆動側ギアボックス31の側の軸間距
離LL1と、第3歯車23と第4歯車24とを有する従
動側ギアボックス32の側の軸間距離LR1とを、基本
的には同じ値に設定することができる。故に各ワークW
をできるだけ同一の条件で試験を行うのに適する。
【0046】(第3実施例)図9に示す第3実施例は第
1実施例と基本的には同様の構成を有し、同様の作用効
果を奏する。以下、第1実施例と異なる部分を中心とし
て説明する。第3実施例においては、第1歯車11(歯
数:101個)、第3歯車23(歯数:100個)、第
2歯車12(歯数:100個)を標準歯車としつつ、第
4歯車24(歯数:100個)を正の転位をもつ転位歯
車として設定している。
【0047】本実施例においては、第1歯車11(歯
数:101個)の基準ピッチ円直径d1,第3歯車23
(歯数:100個)の基準ピッチ円直径d3,第2歯車
12(歯数:100個)の基準ピッチ円直径d2は、そ
れぞれ標準歯車の基準ピッチ円直径とされている。ここ
で、標準歯車で形成された第1歯車11の基準ピッチ円
直径d1は、前記した第1実施例に係る転位歯車で形成
された第1歯車11の噛み合いピッチ円直径d1xより
もαぶん大きくなる。
【0048】一方、転位歯車で形成された第4歯車24
については、これのモジュール及び歯数で規定された標
準歯車の基準ピッチ円直径d4で設定されているのでは
なく、標準歯車の基準ピッチ円直径d4よりもαぶん大
きめの噛み合いピッチ円直径d4xで設定されている。
よって第4歯車24は正の転位とされている。従って本
実施例においては、歯数の相違が存在するとしても、公
差や製造誤差等を無視すれば、図9から理解できるよう
に、下記の(3)式が基本的には成立する。
【0049】d1+d3=d2+d4x……(3) よって第3実施例においては、第1回転系装置1の回転
軸線PAと第2回転系装置2の回転軸線PBとの軸間距
離を考えると、第1歯車11と第3歯車23とを有する
駆動側ギアボックス31の側の軸間距離LL2と、第3
歯車23と第4歯車24とを有する従動側ギアボックス
32の側の軸間距離LR2とを、基本的には同じ値に設
定することができる。故に各ワークWをできるだけ同一
の条件で試験を行うのに適する。
【0050】(第4実施例)図10に示す第4実施例は
第1実施例と基本的には同様の構成を有し、同様の作用
効果を奏する。以下、第1実施例と異なる部分を中心と
して説明する。第4実施例においては、第1歯車11
(歯数:101個)、第3歯車23(歯数:100個)
を標準歯車としつつ、第2歯車12(歯数:100
個)、第4歯車24(歯数:100個)の双方を正の転
位をもつ転位歯車として設定している。換言すれば、第
1歯車11(歯数:101個)の基準ピッチ円直径d
1,第3歯車23(歯数:100個)の基準ピッチ円直
径d3は、それぞれのモジュール及び歯数で規定された
標準歯車の基準ピッチ円直径とされている。ここで、標
準歯車で形成された第1歯車11の基準ピッチ円直径d
1は、前記した第1実施例に係る転位歯車で形成された
第1歯車11の噛み合いピッチ円直径d1xよりもαぶ
ん大きくなる。
【0051】一方、転位歯車で形成された第2歯車12
については、これのモジュール及び歯数で規定された標
準歯車の基準ピッチ円直径d2で設定されているのでは
なく、標準歯車の基準ピッチ円直径d2よりもα/2ぶ
ん大きめの噛み合いピッチ円直径d2yで設定されてい
る。同様に、転位歯車で形成された第4歯車24につい
ても、これのモジュール及び歯数で規定された標準歯車
の基準ピッチ円直径d4で設定されているのではなく、
これの標準歯車の基準ピッチ円直径d4よりもα/2ぶ
ん大きめの噛み合いピッチ円直径d4yで設定されてい
る。よって第2歯車12、第4歯車24は正の転位とさ
れている。従って本実施例においては、公差や製造誤差
等を無視すれば、歯数の相違が存在するとしても、下記
の(4)式が基本的には成立する。
【0052】d1+d3=d2y+d4y……(4) よって第4実施例においては、図10に示すように、第
1回転系装置1の回転軸線PAと第2回転系装置2の回
転軸線PBとの軸間距離を考えると、第1歯車11と第
3歯車23とを有する駆動側ギアボックス31の側の軸
間距離LL3と、第3歯車23と第4歯車24とを有す
る従動側ギアボックス32の側の軸間距離LR3とを、
基本的には同じ値に設定することができる。故に各ワー
クWをできるだけ同一の条件で試験を行うのに適する。
【0053】(その他)第1実施例においては、第1回
転系装置1に設けられている第1ワーク設置部13は2
個であり、第2回転系装置2に設けられている第2ワー
ク設置部25も2個であるが、これに限らず、第1回転
系装置1に設けられている第1ワーク設置部13、第2
回転系装置2に設けられている第2ワーク設置部25を
それぞれ1個づつとしても良い。あるいは、第1回転系
装置1に設けられている第1ワーク設置部13、第2回
転系装置2に設けられている第2ワーク設置部25をそ
れぞれ3個づつとしても良い。あるいは4個づつつして
も良く、それ以上の数としても良い。なお、各ワークW
をできるだけ同一の条件で試験するためには、第1回転
系装置1に設けられている第1ワーク設置部13の数
と、第2回転系装置2に設けられている第2ワーク設置
部25の数とは同数であることが好ましい。
【0054】第1回転系装置1の第1歯車11の外歯1
1rの歯数は、第2回転系装置2の第3歯車23の外歯
23rの歯数よりもn個多く設定されている。ここで減
速機5の機構によるが、nは1〜6(n=2,3,4,
5または6)とすることができる。第1実施例のような
少数歯数差をもつ減速機5が用いられる場合には、nと
しては1、または2、または3が好ましい。
【0055】第1歯車11の歯数は101個であり、第
2歯車12の歯数、第3歯車23の歯数、第4歯車24
の歯数は共に100個であるが、これに限られるもので
ない。要するに、第1歯車11の歯数が第3歯車23の
歯数よりもn個多く設定されていれば良い。上記した実
施例においては、ワークWは車両に搭載される等速ジョ
イントであるが、これに限らず、通常のジョイント、歯
車、複数の歯車をもつ歯車装置、プロペラシャフト等で
も良い。この場合にはワークであるジョイント、歯車装
置、プロペラシャフト等を回転させつつ、これらのワー
クに大きなトルクを負荷でき、疲労試験や耐久試験を行
うことができる。
【0056】なお、本発明は上記し且つ図面に示した実
施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない
範囲内で適宜変更して実施できるものである。実施の形
態、実施例に記載の語句は一部であっても請求項に記載
できるものである。
【0057】
【発明の効果】本発明装置によれば、ワークを目標回転
速度領域で回転させつつ、トルク負荷モータを駆動させ
ると、第1回転系装置の第1ワーク設置部に保持されて
回転しているワークにねじりトルクを負荷できると共
に、第2回転系装置の第2ワーク設置部に保持されて回
転している別のワークにねじりトルクを負荷できる。こ
れにより各ワークに対してねじりトルクが負荷され、ね
じりトルク負荷下におけるワークに対する疲労試験や耐
久試験を行うことができる。
【0058】本発明装置によれば、主駆動モータ駆動時
で且つトルク負荷モータの非駆動時において減速機が発
揮する減速比を相殺すべく、第1歯車の回転を第3歯車
に増速させるように、第1回転系装置の第1歯車の歯数
は第2回転系装置の第3歯車の歯数よりもn個(n=1
〜6の整数)多く設定されている。これにより、第1回
転系装置の第1ワーク設置部のワークの回転速度と、第
2回転系装置の第2ワーク設置部のワークの回転速度と
が対応することになり、両者は基本的には同じ回転速度
となる。故に、第1回転系装置の第1ワーク設置部のワ
ークと、第2回転系装置の第2ワーク設置部の別のワー
クとを、できるだけ同様な条件で試験することができ
る。
【0059】本発明装置によれば、第1回転系装置の第
1歯車の歯数が第2回転系装置の第3歯車の歯数よりも
n個(n=1〜6の整数)多く設定されているため、第
1回転系装置の回転軸線と第2回転系装置の回転軸線と
の平行度が低下するおそれがある。この点本発明装置に
よれば、互いに噛合する第1歯車と第3歯車との組合
せ、互いに噛合する第2歯車と第4歯車との組合せのう
ちの少なくとも一方の組合せは、転位歯車を備えた構造
を有することに設定されている。これにより第1回転系
装置の回転軸線と第2回転系装置の回転軸線との平行度
が高められる。故に、第1回転系装置の第1ワーク設置
部に保持されているワークと、第2回転系装置の第2ワ
ーク設置部に保持されている別のワークとを、できるだ
け同様な条件で試験することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係り、装置全体(トルク負荷モー
タ及び減速機は省略)の斜視図である。
【図2】装置全体の模式図である。
【図3】減速機の模式図である。
【図4】減速機の正面図である。
【図5】減速機の断面図である。
【図6】標準歯車の説明図である。
【図7】第1回転系装置及び第2回転系装置を構成する
歯車機構の模式図である。
【図8】第2実施例に係り、第1回転系装置及び第2回
転系装置を構成する歯車機構の模式図である。
【図9】第3実施例に係り、第1回転系装置及び第2回
転系装置を構成する歯車機構の模式図である。
【図10】第4実施例に係り、第1回転系装置及び第2
回転系装置を構成する歯車機構の模式図である。
【符号の説明】
図中、1は回転系装置、11は第1歯車、12は第2歯
車、13は第1ワーク設置部、2は回転系装置、23は
第3歯車、24は第4歯車、25は第2ワーク設置部、
4は主駆動モータ、5は減速機、6はトルク負荷モー
タ、Wはワークを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩原 輝行 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 岩田 智治 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 長田 茂 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 2G024 AB02 BA12 CA12 DA05 3J027 FA37 FA38 GA01 GB03 GB05 GC02 GD02 GD08 GE01 GE11

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに対向する位置に配置された第1歯車
    及び第2歯車と、前記第1歯車及び前記第2歯車の軸長
    方向の間に配置されワークを設置可能な第1ワーク設置
    部とを有する第1回転系装置と、 互いに対向する位置に配置された第3歯車及び第4歯車
    と、前記第3歯車及び前記第4歯車の軸長方向の間に配
    置されワークを設置可能な第2ワーク設置部とを有し、
    且つ、前記第3歯車が前記第1歯車と噛合すると共に前
    記第2歯車が前記第4歯車と噛合する第2回転系装置
    と、 前記第1回転系装置に接続され、駆動に伴い前記第1回
    転系装置及び前記第2回転系装置を回転させ、更に前記
    第1回転系装置の前記第1ワーク設置部に設置されてい
    るワークと前記第2回転系装置の前記第2ワーク設置部
    に設置されているワークとを駆動に伴い回転させる主駆
    動モータと、 減速機を介して前記第2回転系装置に接続され、前記第
    1回転系装置の前記第1ワーク設置部に設置されている
    ワークと前記第2回転系装置の前記第2ワーク設置部に
    設置されているワークにねじりトルクを駆動に伴い負荷
    するトルク負荷モータとを具備するトルク負荷試験装置
    であって、 前記トルク負荷モータの非駆動時における前記減速機が
    発揮する減速比を相殺すべく、前記第1歯車の回転を前
    記第3歯車に増速させるように、前記第1回転系装置の
    前記第1歯車の歯数は前記第2回転系装置の前記第3歯
    車の歯数よりもn個(n=1〜6の整数)多く設定され
    ており、 前記第1回転系装置の前記回転軸線と前記第2回転系装
    置の回転軸線との平行度を高めるように、互いに噛合す
    る前記第1歯車と前記第3歯車との組合せ、互いに噛合
    する前記第2歯車と前記第4歯車との組合せのうちの少
    なくとも一方の組合せは、転位歯車を備えた構造を有す
    ることを特徴とするトルク負荷試験装置。
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