JP2002213974A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JP2002213974A
JP2002213974A JP2001011589A JP2001011589A JP2002213974A JP 2002213974 A JP2002213974 A JP 2002213974A JP 2001011589 A JP2001011589 A JP 2001011589A JP 2001011589 A JP2001011589 A JP 2001011589A JP 2002213974 A JP2002213974 A JP 2002213974A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両などの移動体が、携帯電話などの移動体
通信手段の通信可能なエリアから外れそうになっている
か否かを適切に判断することができ、その後の処理を適
切に行うことのできるナビゲーション装置を提供するこ
と。 【解決手段】 移動体の現在位置から誘導ルート上を所
定の距離又は所定の時間走行して到達する位置が、通信
可能なエリアに含まれているか否かを判断することによ
り、移動体が通信可能なエリアから外れそうになってい
るか否かを判断する判断手段を装備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はナビゲーション装置
に関し、より詳細には、車両などの移動体内において、
携帯電話などの移動体通信手段による通信を行う場合の
ナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車・携帯電話などの移動電話
の普及台数は急激な伸びを示しており、1997年度末
における移動電話の累計加入者数は3152万人(PH
Sは673万人)で、人口普及率は実に25%となって
いる。移動電話については、車両内で使用されることも
多く、その使われ方としては、知人や友人などとの会話
であったり、各種情報提供センターからの情報取得であ
ったりする。
【0003】ところが、移動電話などの無線通信では、
一般に基地局の設置状況などによって、通信可能なエリ
アと通信不可能なエリア(いわゆる、圏外)とがある。
このため、移動する車両内で移動電話を使用していると
きに、前記車両が通信可能なエリアから外れてしまった
り、トンネル内へ進入してしまうと、移動電話が突然使
用不能になって通信ができなくなることがある。
【0004】例えば、移動電話を使用して、ある情報提
供センターから送信される情報を受信している最中に、
通信が中断してしまうと、通信可能なエリアまで戻って
から、通信をもう一度最初からやり直さなければならな
いという不都合があった。
【0005】このような問題を解決する発明として、特
開平10−89984号公報(公報1)に開示された発
明がある。公報1には、携帯電話が車内から通信できる
地域を表示装置に表示したり、その通信できる地域を経
路探索の際に使用するための通信地域データが格納され
ている通信地域データファイルを利用して取得すること
が記載されている。
【0006】また、車両が通信可能な地域から外れそう
なった場合には、その旨の警告を表示装置に点滅表示さ
せたり、その旨の警告音を音声出力装置から出力させる
といったことが記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、車両が通信
可能な地域から外れそうになっているか否かの判断とい
うのは、決して簡単なことではなく、例えば、図13に
示したように、車両Mは通信不能なエリアEOUT へ接近
しており、車両Mが交差点Cをそのまま直進すれば、通
信可能なエリアEから外れてしまうが、交差点Cを左
折、又は右折すれば、通信可能なエリアEからは取りあ
えず外れない。
【0008】すなわち、車両Mが通信不能なエリアE
OUT へ接近しているからといって、車両Mが通信可能な
エリアEから外れると一義的に決まる訳ではない。この
ように、車両Mが通信可能なエリアEから外れそうにな
っているか否かの判断は非常に難しく、また、その後の
処理(例えば、警告メッセージの出力など)を考えた場
合、非常に重要なものとなる。
【0009】しかしながら、公報1には、車両が通信可
能な地域から外れそうになった場合に、その旨の警告を
行うといったことについては開示されているが、車両が
通信可能な地域から外れそうになっているか否かの判断
をどのように行うかといったことや、車両が通信可能な
地域外へ接近しているか否かの判断をどのように行うか
といったことについては全く開示されていない。
【0010】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、車両などの移動体が、携帯電話などの移動体通信
手段の通信可能なエリアから外れそうになっているか否
かを適切に判断することができ、その後の処理を適切に
行うことのできるナビゲーション装置を提供することを
目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係るナビゲーション装置(1)
は、携帯電話などの移動体通信手段による通信可能なエ
リア情報を取得するエリア情報取得手段と、該エリア情
報取得手段により取得される前記エリア情報、及び位置
情報検出手段により検出される移動体の現在位置情報に
基づいて、前記移動体が通信可能なエリアから外れそう
になっているか否かを判断する第1の判断手段と、該第
1の判断手段における判断結果に基づいて、所定の処理
を行う処理手段とを備えたナビゲーション装置におい
て、目的地までの誘導ルートを設定する第1の誘導ルー
ト設定手段を備えると共に、前記第1の判断手段が、前
記移動体の現在位置から前記誘導ルート上を所定の距離
又は所定の時間走行して到達する位置が、通信可能なエ
リアに含まれているか否かを判断することにより、前記
移動体が通信可能なエリアから外れそうになっているか
否かを判断するものであることを特徴としている。
【0012】上記したナビゲーション装置(1)によれ
ば、前記移動体が現在位置から前記誘導ルート上を前記
所定の距離(例えば、500m)又は前記所定の時間
(例えば、1分)走行して到達する位置が、通信可能な
エリアに含まれているか否かを判断することにより、前
記移動体が通信可能なエリアから外れそうになっている
か否かを判断する。例えば、前記移動体が誘導ルートに
従って、現在位置から500m走行して到達する位置
が、通信可能なエリアに含まれていないと判断すれば、
前記移動体が通信可能なエリアから外れそうになってい
ると判断する。
【0013】前記誘導ルートが設定されている場合、前
記移動体の運転者は前記誘導ルートに従って前記移動体
を運転する可能性が高いので、前記移動体が現在位置か
ら前記誘導ルート上を前記所定の距離又は前記所定の時
間走行する可能性も高いと言える。従って、前記移動体
が現在位置から前記誘導ルート上を前記所定の距離又は
前記所定の時間走行して到達する位置が、通信可能なエ
リアに含まれているか否かを判断することにより、前記
移動体が通信可能なエリアから外れそうになっているか
否かの判断を行うことは非常に有効、かつ適切なものと
なる。これにより、前記移動体が携帯電話などの前記移
動体通信手段の通信可能なエリアから外れそうになって
いるか否かを適切に判断することができるので、その後
の処理(例えば、警告メッセージの出力など)を適切に
行うことができる。
【0014】また本発明に係るナビゲーション装置
(2)は、携帯電話などの移動体通信手段による通信可
能なエリア情報を取得するエリア情報取得手段と、該エ
リア情報取得手段により取得される前記エリア情報、及
び位置情報検出手段により検出される移動体の現在位置
情報に基づいて、前記移動体が通信可能なエリアから外
れそうになっているか否かを判断する第1の判断手段
と、該第1の判断手段における判断結果に基づいて、所
定の処理を行う処理手段とを備えたナビゲーション装置
において、前記第1の判断手段が、前記移動体の現在位
置から道なりに所定の距離又は所定の時間走行して到達
する位置が、前記通信可能なエリアに含まれているか否
かを判断することにより、前記移動体が通信可能なエリ
アから外れそうになっているか否かを判断するものであ
ることを特徴としている。
【0015】上記したナビゲーション装置(2)によれ
ば、前記移動体が現在位置から道なりに前記所定の距離
(例えば、500m)又は前記所定の時間(例えば、1
分)走行して到達する位置が、通信可能なエリアに含ま
れているか否かを判断することにより、前記移動体が通
信可能なエリアから外れそうになっているか否かを判断
する。例えば、前記移動体が道なりに、現在位置から5
00m走行して到達する位置が、通信可能なエリアに含
まれていないと判断すれば、前記移動体が通信可能なエ
リアから外れそうになっていると判断する。
【0016】通常、前記移動体の運転者は、道なりに前
記移動体を運転する可能性が高いので、前記移動体が道
なりに現在位置から前記所定の距離又は前記所定の時間
走行する可能性も高いと言える。従って、前記移動体が
現在位置から道なりに前記所定の距離又は前記所定の時
間走行して到達する位置が、通信可能なエリアに含まれ
ているか否かを判断することにより、前記移動体が通信
可能なエリアから外れそうになっているか否かの判断を
行うことは非常に有効、かつ適切なものとなる。これに
より、前記移動体が携帯電話などの前記移動体通信手段
の通信可能なエリアから外れそうになっているか否かを
適切に判断することができるので、その後の処理(例え
ば、警告メッセージの出力など)を適切に行うことがで
きる。
【0017】また本発明に係るナビゲーション装置
(3)は、携帯電話などの移動体通信手段による通信可
能なエリア情報を取得するエリア情報取得手段と、該エ
リア情報取得手段により取得される前記エリア情報、及
び位置情報検出手段により検出される移動体の現在位置
情報に基づいて、前記移動体が通信可能なエリアから外
れそうになっているか否かを判断する第1の判断手段
と、該第1の判断手段における判断結果に基づいて、所
定の処理を行う処理手段とを備えたナビゲーション装置
において、前記第1の判断手段が、前記移動体の現在位
置から所定の方向へ所定の距離離れた位置が、前記通信
可能なエリアに含まれているか否かを判断することによ
り、前記移動体が通信可能なエリアから外れそうになっ
ているか否かを判断するものであることを特徴としてい
る。
【0018】また本発明に係るナビゲーション装置
(4)は、上記ナビゲーション装置(3)において、前
記所定の方向が、前記移動体の進行方向であることを特
徴としている。
【0019】上記したナビゲーション装置(3)又は
(4)によれば、前記移動体が現在位置から前記所定の
方向(前記移動体の進行方向)へ前記所定の距離(例え
ば、500m)離れた位置が、通信可能なエリアに含ま
れているか否かを判断することにより、前記移動体が通
信可能なエリアから外れそうになっているか否かを判断
する。例えば、前記移動体の現在位置から進行方向へ5
00m離れた位置が、通信可能なエリアに含まれていな
いと判断すれば、前記移動体が通信可能なエリアから外
れそうになっていると判断する。
【0020】これにより、前記移動体がどの方向へどの
くらい進めば通信可能なエリアから外れるのかを運転者
に対して適切に告知することが可能となるので、運転者
は告知内容を考慮に入れて運転すれば、通信可能なエリ
ア内で走行し続けることを容易に行うことができる。
【0021】さらに上記したナビゲーション装置(4)
によれば、前記移動体の現在位置から進行方向へ前記所
定の距離(例えば、500m)離れた位置が、前記通信
可能なエリアに含まれているか否かを判断することによ
り、前記移動体が通信可能なエリアから外れそうになっ
ているか否かを適切に判断することができるので、その
後の処理(例えば、警告メッセージの出力など)を適切
に行うことができる。
【0022】また本発明に係るナビゲーション装置
(5)は、携帯電話などの移動体通信手段による通信可
能なエリア情報を取得するエリア情報取得手段と、該エ
リア情報取得手段により取得される前記エリア情報、及
び位置情報検出手段により検出される移動体の現在位置
情報に基づいて、前記移動体が通信可能なエリアから外
れそうになっているか否かを判断する第1の判断手段
と、該第1の判断手段における判断結果に基づいて、所
定の処理を行う処理手段とを備えたナビゲーション装置
において、前記第1の判断手段が、前記エリア情報取得
手段により取得される前記エリア情報、及び前記位置情
報検出手段により検出される移動体の現在位置情報に基
づいて、前記移動体の現在位置と通信可能なエリア外と
の距離を算出し、その算出結果に基づいて、前記移動体
が通信可能なエリアから外れそうになっているか否かを
判断するものであることを特徴としている。
【0023】上記したナビゲーション装置(5)によれ
ば、前記移動体の現在位置と通信可能なエリア外との距
離(すなわち、前記移動体と通信不能なエリアとの距
離)を算出し、その算出結果に基づいて、前記移動体が
通信可能なエリアから外れそうになっているか否かを判
断する。
【0024】前記移動体と通信不能なエリアとの距離か
ら、前記移動体と通信不能なエリアとの接近具合が明確
に分かり、この接近具合によって、前記移動体が通信可
能なエリアから外れそうになっているか否かを適切に判
断することができるので、その後の処理(例えば、警告
メッセージの出力など)を適切に行うことができる。
【0025】また本発明に係るナビゲーション装置
(6)は、携帯電話などの移動体通信手段による通信可
能なエリア情報を取得するエリア情報取得手段と、該エ
リア情報取得手段により取得される前記エリア情報、及
び位置情報検出手段により検出される移動体の現在位置
情報に基づいて、前記移動体が通信可能なエリアから外
れそうになっているか否かを判断する第1の判断手段
と、該第1の判断手段における判断結果に基づいて、所
定の処理を行う処理手段とを備えたナビゲーション装置
において、目的地までの誘導ルートを設定する第1の誘
導ルート設定手段と、前記移動体が前記誘導ルート上を
走行しているときに、前記第1の判断手段により、前記
移動体が通信可能なエリアから外れそうになっていると
判断されると、前記エリア情報取得手段により取得され
る前記エリア情報を加味して、前記目的地までの誘導ル
ートを設定する第2の誘導ルート設定手段とを備えてい
ることを特徴としている。
【0026】上記したナビゲーション装置(6)によれ
ば、前記移動体が前記誘導ルート上を走行しているとき
に、通信可能なエリアから外れそうになると、前記エリ
ア情報を加味して、新たに前記目的地までの前記誘導ル
ート(すなわち、迂回ルート)を算出する。
【0027】例えば、前記移動体が前記誘導ルート上を
走行しているときに、通信可能なエリアから外れそうに
なると、通信可能なエリアだけを通って、前記目的地ま
で到達する誘導ルートを算出する。但し、前記目的地が
通信可能なエリアから外れている場合には、通信可能な
エリアから外れる時間がなるべく短くなるようにすれば
良い。
【0028】このように、通信可能なエリアだけを通っ
て、前記目的地まで到達する前記誘導ルートを算出する
ことができるので、該誘導ルートに従った走行を行うこ
とによって、前記移動体からの前記移動体通信手段によ
る通信を確実に行うことができる。
【0029】また本発明に係るナビゲーション装置
(7)は、上記ナビゲーション装置(1)〜(6)のい
ずれかにおいて、前記移動体通信手段による通信中であ
るか否かを示す情報を取得する通信中情報取得手段を備
え、前記第1の判断手段が、前記通信中情報取得手段に
より取得される情報を加味し、前記移動体通信手段によ
る通信が行われている場合に、前記移動体が通信可能な
エリアから外れそうになっているか否かを判断するもの
であることを特徴としている。
【0030】携帯電話などの前記移動体通信手段による
通信を最優先に考えるのであれば、通信中である場合、
通信中でない場合に関わらず、前記移動体については常
時、通信可能なエリアだけを通っている方が良い。とこ
ろが、通信可能なエリアだけを通るようにすると、前記
目的地の到達までに大きく迂回しなければならなくなる
といった不具合を生じることが考えられるので、ユーザ
ーの中には、通信の中断さえ回避できれば十分であると
考えるユーザーも数多くいるはずである。
【0031】上記したナビゲーション装置(7)によれ
ば、前記移動体通信手段による通信が行われている場合
に限定して、前記第1の判断手段が、前記移動体が通信
可能なエリアから外れそうになっているか否かを判断す
る。
【0032】これにより、必要最小限の範囲内で、警告
メッセージを出力したり、迂回ルートを算出するので、
前記移動体が常時、通信可能なエリアだけを走行し続け
ることは難しくなるが、少なくも通信の中断を起こるの
を回避することができる装置を実現することができる。
【0033】また本発明に係るナビゲーション装置
(8)は、公衆電話の位置情報を含んだ地図情報を取得
する地図情報取得手段と、該地図情報取得手段により取
得される前記地図情報、及び位置情報検出手段により検
出される移動体に現在位置情報に基づいて、前記移動体
の現在位置に関連した位置に存在する公衆電話の位置情
報をユーザーに提供する公衆電話位置情報提供手段とを
備えていることを特徴としている。
【0034】また本発明に係るナビゲーション装置
(9)は、上記ナビゲーション装置(8)において、携
帯電話などの移動体通信手段による通信可能なエリア情
報を取得するエリア情報取得手段を備え、前記公衆電話
位置情報提供手段が、前記エリア情報取得手段により取
得される前記エリア情報、及び前記移動体の現在位置情
報を加味し、前記移動体が通信可能なエリアから外れて
いる場合、公衆電話の位置情報をユーザーに提供するも
のであることを特徴としている。
【0035】また本発明に係るナビゲーション装置(1
0)は、上記ナビゲーション装置(8)において、携帯
電話などの移動体通信手段による通信可能なエリア情報
を取得するエリア情報取得手段と、前記移動体通信手段
による通信を開始しようとしているか否かを示す情報を
取得する通信開始情報取得手段とを備え、前記公衆電話
位置情報提供手段が、前記エリア情報取得手段により取
得される前記エリア情報、前記移動体の現在位置情報、
及び前記通信開始情報取得手段により取得される情報を
加味し、前記移動体が通信可能なエリアから外れている
ときに、前記移動体通信手段による通信を開始しようと
している場合、公衆電話の位置情報をユーザーに提供す
るものであることを特徴としている。
【0036】上記したナビゲーション装置(8)〜(1
0)のいずれかによれば、前記移動体の現在位置に関連
した位置(例えば、前記移動体の周辺)に存在する公衆
電話の位置情報をユーザーに提供するので、例えば、携
帯電話などを携帯するのを忘れたり、電池が切れていた
り、又は通信可能なエリアから外れていた場合などにそ
の効力を発揮する。
【0037】また上記したナビゲーション装置(9)に
よれば、前記移動体が通信可能なエリアから外れている
場合、公衆電話の位置情報をユーザーに提供し、また上
記したナビゲーション装置(10)によれば、前記移動
体が通信可能なエリアから外れているときに、携帯電話
などの前記移動体通信手段による通信を開始しようとし
ている場合、公衆電話の位置情報をユーザーに提供する
ので、ユーザーにとって大変使い勝手の良い装置を実現
することができる。
【0038】また本発明に係るナビゲーション装置(1
1)は、公衆電話の位置情報を含んだ地図情報を取得す
る地図情報取得手段と、該地図情報取得手段により取得
される前記地図情報、及び位置情報検出手段により検出
される移動体に現在位置情報に基づいて、前記移動体の
現在位置に関連した位置に存在する公衆電話までの誘導
ルートを設定し、設定した誘導ルート情報をユーザーに
提供する誘導ルート情報提供手段とを備えていることを
特徴としている。
【0039】また本発明に係るナビゲーション装置(1
2)は、上記ナビゲーション装置(11)において、携
帯電話などの移動体通信手段による通信可能なエリア情
報を取得するエリア情報取得手段を備え、前記誘導ルー
ト情報提供手段が、前記エリア情報取得手段により取得
される前記エリア情報、及び前記移動体の現在位置情報
を加味し、前記移動体が通信可能なエリアから外れてい
る場合、前記誘導ルート情報をユーザーに提供するもの
であることを特徴としている。
【0040】また本発明に係るナビゲーション装置(1
3)は、上記ナビゲーション装置(11)において、携
帯電話などの移動体通信手段による通信可能なエリア情
報を取得するエリア情報取得手段と、前記移動体通信手
段による通信を開始しようとしているか否かを示す情報
を取得する通信開始情報取得手段とを備え、前記誘導ル
ート情報提供手段が、前記エリア情報取得手段により取
得される前記エリア情報、前記移動体の現在位置情報、
及び前記通信開始情報取得手段により取得される情報を
加味し、前記移動体が通信可能なエリアから外れている
ときに、前記移動体通信手段による通信を開始しようと
している場合、前記誘導ルート情報をユーザーに提供す
るものであることを特徴としている。
【0041】上記したナビゲーション装置(11)〜
(13)のいずれかによれば、前記移動体の現在位置に
関連した位置(例えば、前記移動体から最も近い位置)
に存在する公衆電話までの誘導ルート情報をユーザーに
提供するので、例えば、携帯電話などを携帯するのを忘
れたり、電池が切れていたり、又は通信可能なエリアか
ら外れていた場合などにその効力を発揮する。
【0042】また上記したナビゲーション装置(12)
によれば、前記移動体が通信可能なエリアから外れてい
る場合、前記誘導ルート情報をユーザーに提供し、また
上記したナビゲーション装置(13)によれば、前記移
動体が通信可能なエリアから外れているときに、携帯電
話などの前記移動体通信手段による通信を開始しようと
している場合、前記誘導ルート情報をユーザーに提供す
るので、ユーザーにとって大変使い勝手の良い装置を実
現することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るナビゲーショ
ン装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1
は、実施の形態(1)に係るナビゲーション装置の要部
を概略的に示したブロック図である。
【0044】図1に示したナビゲーション装置において
は、車速から演算して走行距離を取得するための車速セ
ンサ2と、進行方向を取得するためのジャイロセンサ3
とがマイコン1に接続されており、マイコン1は、演算
した走行距離、及び進行方向に基づいて自車位置を割り
出すようになっている(自律航法)。
【0045】GPS受信機4は、アンテナ5を介して衛
星からのGPS信号を受信するものであり、マイコン1
に接続されており、マイコン1は、GPS信号に基づい
て自車位置を割り出すようになっている(GPS航
法)。
【0046】また、電子地図データ等が記憶されたDV
D−ROM7(CD−ROMなどの大容量記憶装置も可
能)から電子地図データ等を取り込むことのできるDV
Dドライブ6がマイコン1に接続されており、マイコン
1は、割り出した自車位置と電子地図データとを合わせ
る(いわゆる、マップマッチング処理を行う)ことによ
って、自車位置が正確に示された地図を表示パネル9b
へ表示するようになっている。また、DVD−ROM7
には、携帯電話の通信可能なエリア情報が、携帯電話1
0のタイプ別に記憶され、さらには公衆電話の位置情報
が記憶されている。なお、前記通信可能なエリア情報
や、公衆電話の位置情報については、随時変更される可
能性があるため、車両外のセンターからの情報を取得し
てメンテナンスするようにしても良い。
【0047】リモコン8に設けられたジョイスティック
8aやボタンスイッチ8bから出力されたスイッチ信号
や、表示装置9に設けられたボタンスイッチ9aから出
力されたスイッチ信号がマイコン1に入力され、これら
スイッチ信号に応じた処理がマイコン1で行われるよう
になっている。例えば、マイコン1は、これらスイッチ
から移動目的地の情報を取り込むと、自車位置から目的
地までの最適ルートを探索し、これを誘導ルートとして
地図と共に表示パネル9b上に表示するようになってい
る。
【0048】マイコン1には音声処理手段10が接続さ
れており、マイコン1は音声処理手段10を制御するこ
とによって、スピーカ11から所定の音声を外部へ出力
させることができるようになっている。また、マイコン
1には携帯電話12が接続されるようになっており、マ
イコン1には携帯電話12による通信が行われているか
否かを示す信号や、携帯電話12による通信を開始しよ
うとしているか否か(例えば、携帯電話12の電話番号
転送ボタンが押されたか否か)を示す信号が入力される
ようになっている。
【0049】実施の形態(1)に係るナビゲーション装
置では、表示パネル9b上に表示された画面を通じて、
ユーザーが各種設定を行うことができ、例えば、図2に
示したような『携帯電話のタイプ設定』画面を通じて、
自車M内で使用する携帯電話12のタイプ(ここでは、
会社別になっている)が「A社」、「B社」、「C
社」、「D社」のうちのいずれであるかの設定や、図3
に示したような『警告等の希望時期設定』画面を通じ
て、自車Mが通信可能なエリアから外れそうになってい
ることなどをユーザーに警告する時期が、「常時」、
「通信中のみ」、「不要」のうちのいずれであるかの設
定を行うことができるようになっている。
【0050】次に、実施の形態(1)に係るナビゲーシ
ョン装置におけるマイコン1の行う処理動作を図4、
図5に示したフローチャートに基づいて説明する。
【0051】まず、ユーザーが前記警告を常時要求して
いるか否かを、『警告等の希望時期設定』画面(図3参
照)を通じて設定された内容に基づいて判断し(ステッ
プS1)、ユーザーが前記警告を常時要求していると判
断すれば、ステップS2、S3を飛ばして、ステップS
4へ進む。
【0052】一方、ユーザーが前記警告を常時要求して
いる訳ではないと判断すれば、ユーザーが前記警告を携
帯電話12による通信中のときに限って要求しているか
否かを、『警告等の希望時期設定』画面(図3参照)を
通じて設定された内容に基づいて判断し(ステップS
2)、ユーザーが前記警告を携帯電話12による通信中
のときに限って要求していると判断すれば、携帯電話1
2から出力される信号に基づいて、携帯電話12による
通信が行われているか否かを判断し(ステップS3)、
携帯電話12による通信が行われていると判断すれば、
ステップS4へ進む。
【0053】ところで、ステップS2における判断処理
で、ユーザーが前記警告を携帯電話12による通信中の
ときに限っても要求していないと判断すれば、前記警告
を行う必要がないので、そのまま処理動作を終了す
る。なお、ステップS3における判断処理で、携帯電話
12による通信が行われていないと判断した場合は、ス
テップS25へ進む。
【0054】ステップS4では、GPS信号などから算
出される自車位置情報(位置P)を取得し(ステップS
4)、その後、自車Mが通信可能なエリアEから外れて
いるか否かを示すフラグf1 が1であるか否かを判断し
(ステップS5)、フラグf 1 が0である(すなわち、
自車Mが通信可能なエリアEから外れていない)と判断
すれば、次に、自車Mが通信不能なエリアEOUT へ接近
中であるか否かを示すフラグf2 が1であるか否かを判
断し(ステップS6)、フラグf2 が0である(すなわ
ち、自車Mは通信不能なエリアEOUT へ接近中ではなか
った)と判断すれば、『携帯電話のタイプ設定』画面
(図2参照)を通じて設定された内容に基づいて、携帯
電話12における通信可能なエリア情報を取得して、位
置Pが通信可能なエリアE内であるか否かを判断する
(ステップS7)。
【0055】位置Pが通信可能なエリアE内である(す
なわち、自車Mが通信可能なエリアE内に存在する)と
判断すれば、ナビゲーション装置の機能の一つである、
ルート探索機能を用いて設定された誘導ルートに従っ
て、自車Mが走行しているか否かを判断し(ステップS
8)、自車Mが設定された誘導ルートに従って走行して
いると判断すれば、電子地図データを利用して、ルート
に従って距離S(例えば、500m)進んだ位置Q1
算出し(ステップS9)、算出した位置Q1 を到達予定
位置Qとして(ステップS10)、その後、ステップS
13へ進む。
【0056】一方、自車Mが誘導ルートに従って走行し
ていないと判断すれば、電子地図データを利用し、道な
りに距離S進んだ位置Q2 を算出し(ステップS1
1)、算出した位置Q2 を到達予定位置Qとして(ステ
ップS12)、その後、ステップS13へ進む。
【0057】ステップS13では、『携帯電話のタイプ
設定』画面(図2参照)を通じて設定された内容に基づ
いて、携帯電話12における通信可能なエリア情報を取
得して、到達予定位置Qが通信可能なエリアE内である
か否かを判断し(ステップS13)、到達予定位置Qが
通信可能なエリアE内でない(すなわち、自車Mが通信
可能なエリアEから外れそうになっている)と判断すれ
ば、表示パネル9b上に表示されている自車位置が示さ
れた地図に、通信可能なエリア情報を重畳表示するよう
に、表示装置9を制御すると共に(ステップS14)、
「このまま進むと、携帯電話による通信圏外になりま
す。」といったメッセージをスピーカ11から出力する
ように、音声処理手段10を制御し(ステップS1
5)、その後、自車Mが通信不能なエリアEOUT へ接近
中であるか否かを示すフラグf2 を1にし(ステップS
16)、タイマtを0にして起動させる(ステップS1
7)。
【0058】一方、到達予定位置Qが通信可能なエリア
E内である(すなわち、自車Mが通信可能なエリアEか
ら外れそうになっていない)と判断すれば、上記したよ
うなメッセージを出力する必要がないので、ステップS
14〜S17を飛ばして、そのまま処理動作を終了す
る。
【0059】他方、ステップS7における判断処理で、
位置Pが通信可能なエリアE内でない(すなわち、自車
Mが通信可能なエリアEから外れている)と判断すれ
ば、表示パネル9b上に表示されている自車位置が示さ
れた地図に、通信可能なエリア情報を重畳表示するよう
に、表示装置9を制御すると共に(ステップS18)、
「現在、携帯電話による通信圏外です。」といったメッ
セージをスピーカ11から出力するように、音声処理手
段10を制御し(ステップS19)、その後、自車Mが
通信可能なエリアEから外れているか否かを示すフラグ
1 を1にする(ステップS20)。
【0060】また、ステップS5における判断処理で、
フラグf1 が1である(すなわち、自車Mが通信可能な
エリアEから外れていた)と判断すれば、『携帯電話の
タイプ設定』画面(図2参照)を通じて設定された内容
に基づいて、携帯電話12における通信可能なエリア情
報を取得して、位置Pが通信可能なエリアE内であるか
否かを判断する(ステップS21)。
【0061】位置Pが通信可能なエリアE内である(す
なわち、先程まで、自車Mは通信可能なエリアEから外
れていたが、今し方、自車Mが通信可能なエリアE内に
入った)と判断すれば、ステップS18における処理
で、地図上に重畳表示させた通信可能なエリア情報を消
去するように、表示装置9を制御すると共に(ステップ
S22)、「只今、携帯電話による通信圏内に入りまし
た。」といったメッセージをスピーカ11から出力する
ように、音声処理手段10を制御し(ステップS2
3)、その後、自車Mが通信可能なエリアEから外れて
いるか否かを示すフラグf1 を0にする(ステップS2
4)。
【0062】また、ステップS2における判断処理で、
ユーザーが前記警告を携帯電話12による通信中のとき
に限って要求していると判断したが、ステップS3にお
ける判断処理で、携帯電話12による通信が行われてい
ないと判断した場合には、ステップS25へ進み、自車
Mが通信不能なエリアEOUT へ接近中であるか否かを示
すフラグf2 が1であるか否かを判断する(ステップS
25)。
【0063】ここで、フラグf2 が1である(すなわ
ち、自車Mは通信不能なエリアEOUTへ接近中であっ
た)と判断したとしても、携帯電話12による通信が行
われておらず、ユーザーに前記警告を行う必要がなくな
ったので、ステップS14における処理で、地図上に重
畳表示させた通信可能なエリア情報を消去するように、
表示装置9を制御し(ステップS26)、タイマtの稼
働を終了させて(ステップS27)、フラグf2 を0に
する(ステップS28)。
【0064】一方、ステップS25における判断処理
で、フラグf2 が0であると判断した場合には、ステッ
プS26〜S28の処理を行う必要がないので、そのま
ま処理動作を終了する。
【0065】また、ステップS6における判断処理で、
自車Mが通信不能なエリアEOUT へ接近中であるか否か
を示すフラグf2 が1である(すなわち、自車Mが通信
不能なエリアEOUT へ接近中であった)と判断すれば、
自車Mが通信不能なエリアE OUT へ進入したか否かを示
すフラグf3 が1であるか否かを判断する(ステップS
31)。
【0066】フラグf3 が0である(すなわち、自車M
は通信不能なエリアEOUT へ接近中ではあるが、自車M
は通信不能なエリアEOUT へ進入していなかった)と判
断すれば、『携帯電話のタイプ設定』画面(図2参照)
を通じて設定された内容に基づいて、携帯電話12にお
ける通信可能なエリア情報を取得して、位置Pが通信可
能なエリアE内であるか否かを判断する(ステップS3
2)。
【0067】位置Pが通信可能なエリアE内である(す
なわち、自車Mは通信不能なエリアEOUT へ接近中では
あるが、通信可能なエリアE内に存在する)と判断すれ
ば、次に、自車Mが停車中であるか否かを判断し(ステ
ップS33)、自車Mが停車中である(すなわち、運転
者が通信の不能や中断に対して、事前に対処するために
自車Mを停車させている)と判断すれば、新たに警告メ
ッセージ(後述するステップS38)を出力する必要が
ないので、そのまま処理動作を終了する。
【0068】一方、自車Mが停車中でないと判断すれ
ば、ナビゲーション装置の機能の一つである、ルート探
索機能を用いて設定された誘導ルートに従って、自車M
が走行しているか否かを判断し(ステップS34)、自
車Mが設定された誘導ルートに従って走行していると判
断すれば、前記誘導ルート上に(ステップS13におけ
る判断処理で通信可能なエリアE内に存在しないと判断
された)到達予定位置Qが存在するか否かを判断する
(ステップS35)。
【0069】前記誘導ルート上に到達予定位置Qが存在
する(すなわち、今なお、自車Mは通信不能なエリアE
OUT へ接近中である)と判断すれば、警告メッセージを
出力する必要があるので、ステップS37へ進む。一
方、前記誘導ルート上に到達予定位置Qが存在しない
(すなわち、新たに設定し直した誘導ルートに従って、
走行している)と判断すれば、タイマtの稼働を終了さ
せて(ステップS40)、自車Mが通信不能なエリアE
OUT へ接近中であるか否かを示すフラグf2 を0にする
(ステップS41)。
【0070】また、ステップS34における判断処理
で、自車Mが設定された誘導ルートに従って走行してい
ないと判断すれば、道なりに進んだところに(ステップ
S13における判断処理で通信可能なエリアE内に存在
しないと判断された)到達予定位置Qが存在するか否か
を判断する(ステップS36)。
【0071】前記道なりに進んだところに到達予定位置
Qが存在する(すなわち、運転者が走行ルートを変更し
ていないため、今なお、自車Mは通信不能なエリアE
OUT へ接近中である)と判断すれば、警告メッセージを
出力する必要があるので、ステップS37へ進む。一
方、前記道なりに進んだところに到達予定位置Qが存在
しない(すなわち、運転者が走行ルートを変更した)と
判断すれば、タイマtの稼働を終了させて(ステップS
40)、自車Mが通信不能なエリアEOUT へ接近中であ
るか否かを示すフラグf2 を0にする(ステップS4
1)。
【0072】ステップS37では、前回の音声告知から
の経過時間を示すタイマtが時間t 1 (例えば、20
秒)経過しているか否かを判断し(ステップS37)、
タイマtが時間t1 経過している(すなわち、前回の音
声告知から時間t1 経過している)と判断すれば、「こ
のまま進むと、携帯電話による通信圏外になります。」
といったメッセージをスピーカ11から出力するよう
に、音声処理手段10を制御し(ステップS38)、タ
イマtを0にして起動させる(ステップS39)。一
方、タイマtが時間t1 経過していない(すなわち、音
声告知を行うタイミングではない)と判断すれば、ステ
ップS38、S39を飛ばして、そのまま処理動作を
終了する。
【0073】ところで、ステップS32における判断処
理で、位置Pが通信可能なエリアEから外れている(す
なわち、先程まで通信不能なエリアEOUT へ接近中であ
った自車Mが、今し方、通信可能なエリアEから外れ
た)と判断すれば、「只今、携帯電話による通信圏外に
入りました。」といったメッセージをスピーカ11から
出力するように、音声処理手段10を制御し(ステップ
S42)、タイマtの稼働を終了させて(ステップS4
3)、自車Mが通信不能なエリアEOUT へ進入したか否
かを示すフラグf3 を1にする(ステップS44)。
【0074】また、ステップS31における判断処理
で、自車Mが通信不能なエリアEOUTへ進入したか否か
を示すフラグf3 が1である(すなわち、自車Mは通信
不能なエリアEOUT へ進入していた)と判断すれば、
『携帯電話のタイプ設定』画面(図2参照)を通じて設
定された内容に基づいて、携帯電話12における通信可
能なエリア情報を取得して、位置Pが通信可能なエリア
E内であるか否かを判断する(ステップS45)。
【0075】位置Pが通信可能なエリアE内である(す
なわち、先程まで、自車Mは通信不能なエリアEOUT
進入していたが、今し方、通信可能なエリアE内へ戻っ
た)と判断すれば、ユーザーに前記警告を行う必要がな
くなったので、ステップS14における処理で、地図上
に重畳表示させた通信可能なエリア情報を消去するよう
に、表示装置9を制御すると共に(ステップS46)、
「只今、携帯電話による通信圏内へ戻りました。」とい
ったメッセージをスピーカ11から出力するように、音
声処理手段10を制御し(ステップS47)、フラグf
2 、f3 を0にする(ステップS48)。
【0076】一方、位置Pが通信可能なエリアEから外
れている(すなわち、今なお、自車Mは通信可能なエリ
アEから外れている)と判断すれば、ステップS46〜
S48における処理を行う必要がないので、そのまま処
理動作を終了する。
【0077】上記実施の形態(1)に係るナビゲーショ
ン装置によれば、自車Mが現在位置から誘導ルート上を
距離S(例えば、500m)走行して到達する位置Q1
が、通信可能なエリアEに含まれているか否かを判断す
ることにより、又は自車Mが現在位置から道なりに距離
S(例えば、500m)走行して到達する位置Q2 が、
通信可能なエリアEに含まれているか否かを判断するこ
とにより、自車Mが通信可能なエリアEから外れそうに
なっているか否かを判断する。
【0078】これにより、自車Mが通信可能なエリアE
から外れそうになっているか否かの判断を非常に有効、
かつ適切に行うことができるので、その後の処理(例え
ば、警告メッセージの出力など)を適切に行うことがで
きる。
【0079】また、上記実施の形態(1)に係るナビゲ
ーション装置では、自車Mが現在位置から前記誘導ルー
ト上を距離S走行して到達する位置Q1 や、現在位置か
ら道なりに距離S走行して到達する位置Q2 が、通信可
能なエリアEに含まれているか否かを判断するようにし
ているが、別の実施の形態に係るナビゲーション装置で
は、距離Sではなく、時間T(例えば、1分)走行して
到達する位置が、通信可能なエリアEに含まれるか否か
を判断するようにしても良い。
【0080】次に、実施の形態(2)に係るナビゲーシ
ョン装置について説明する。但し、実施の形態(2)に
係るナビゲーション装置の構成については、マイコン1
を除いて、図1に示したナビゲーション装置の構成と同
様であるため、マイコンには異なる符号を付し、その他
の構成部分の説明をここでは省略する。
【0081】実施の形態(2)に係るナビゲーション装
置におけるマイコン1Aの行う処理動作を図6、図7
に示したフローチャートに基づいて説明する。但し、実
施の形態(2)に係るナビゲーション装置におけるマイ
コン1Aの行う処理動作については、実施の形態
(1)に係るナビゲーション装置におけるマイコン1の
行う処理動作と異なる部分のみをここでは説明する。
【0082】図4に示したステップS7における判断処
理で、位置Pが通信可能なエリアE内である(すなわ
ち、自車Mが通信可能なエリアE内に存在する)と判断
すれば、位置Pから自車Mの進行方向へ距離S(例え
ば、500m)離れた位置Q3 を算出し(ステップS5
1)、『携帯電話のタイプ設定』画面(図2参照)を通
じて設定された内容に基づいて、携帯電話12における
通信可能なエリア情報を取得して、位置Q3 が通信可能
なエリアE内であるか否かを判断する(ステップS5
2)。
【0083】位置Q3 が通信可能なエリアE内でない
(すなわち、自車Mが通信可能なエリアEから外れそう
になっている)と判断すれば、表示パネル9b上に表示
されている自車位置が示された地図に、通信可能なエリ
ア情報を重畳表示するように、表示装置9を制御すると
共に(ステップS53)、「このまま進むと、携帯電話
による通信圏外になります。」といったメッセージをス
ピーカ11から出力するように、音声処理手段10を制
御し(ステップS54)、その後、自車Mが通信不能な
エリアEOUT へ接近中であるか否かを示すフラグf2
1にし(ステップS55)、タイマtを0にして起動さ
せる(ステップS56)。
【0084】一方、位置Q3 が通信可能なエリアE内で
ある(すなわち、自車Mが通信可能なエリアEから外れ
そうになっていない)と判断すれば、上記したようなメ
ッセージを出力する必要がないので、ステップS53〜
S56を飛ばして、そのまま処理動作を終了する。
【0085】また、図5に示したステップS33におけ
る判断処理で、自車Mが停車中でないと判断すれば、位
置Pから自車Mの進行方向へ距離S(例えば、500
m)離れた位置Q3 を算出し(ステップS61)、『携
帯電話のタイプ設定』画面(図2参照)を通じて設定さ
れた内容に基づいて、携帯電話12における通信可能な
エリア情報を取得して、線分PQ3 のうち通信不能なエ
リアEOUT と重なる部分があるか否かを判断する(ステ
ップS62)。
【0086】線分PQ3 のうち通信不能なエリアEOUT
と重なる部分がある(すなわち、今なお、自車Mは通信
不能なエリアEOUT へ接近中である)と判断すれば、警
告メッセージを出力する必要があるので、前回の音声告
知からの経過時間を示すタイマtが時間t1 (例えば、
20秒)経過しているか否かを判断し(ステップS6
3)、タイマtが時間t1 経過している(すなわち、前
回の音声告知から時間t 1 経過している)と判断すれ
ば、「このまま進むと、携帯電話による通信圏外になり
ます。」といったメッセージをスピーカ11から出力す
るように、音声処理手段10を制御し(ステップS6
4)、タイマtを0にして起動させる(ステップS6
5)。一方、タイマtが時間t1 経過していない(すな
わち、音声告知を行うタイミングではない)と判断すれ
ば、ステップS64、S65を飛ばして、そのまま処理
動作を終了する。
【0087】ところで、ステップS62における判断処
理で、線分PQ3 のうち通信不能なエリアEOUT と重な
る部分がない(すなわち、運転者が走行ルートを変更し
た)と判断すれば、タイマtの稼働を終了させて(ステ
ップS66)、自車Mが通信不能なエリアEOUT へ接近
中であるか否かを示すフラグf2 を0にする(ステップ
S67)。
【0088】上記実施の形態(2)に係るナビゲーショ
ン装置によれば、自車Mが現在位置から所定の方向(こ
こでは、自車Mの進行方向)へ距離S(例えば、500
m)離れた位置が、通信可能なエリアEに含まれている
か否かを判断することにより、自車Mが通信可能なエリ
アEから外れそうになっているか否かを判断する。
【0089】これにより、自車Mが通信可能なエリアE
から外れそうになっているか否かの判断を非常に有効、
かつ適切に行うことができるので、その後の処理(例え
ば、警告メッセージの出力など)を適切に行うことがで
きる。
【0090】次に、実施の形態(3)に係るナビゲーシ
ョン装置について説明する。但し、実施の形態(3)に
係るナビゲーション装置の構成については、マイコン1
を除いて、図1に示したナビゲーション装置の構成と同
様であるため、マイコンには異なる符号を付し、その他
の構成部分の説明をここでは省略する。
【0091】実施の形態(3)に係るナビゲーション装
置におけるマイコン1Bの行う処理動作を図8、図9
に示したフローチャートに基づいて説明する。但し、実
施の形態(3)に係るナビゲーション装置におけるマイ
コン1Aの行う処理動作については、実施の形態
(1)に係るナビゲーション装置におけるマイコン1の
行う処理動作と異なる部分のみをここでは説明する。
【0092】図4に示したステップS7における判断処
理で、位置Pが通信可能なエリアE内である(すなわ
ち、自車Mが通信可能なエリアE内に存在する)と判断
すれば、『携帯電話のタイプ設定』画面(図2参照)を
通じて設定された内容に基づいて、携帯電話12におけ
る通信可能なエリア情報を取得して、位置Pと通信不能
なエリアEOUT との距離S1 を算出し(ステップS7
1)、距離S1 が距離S2(例えば、500m)以下で
あるか否かを判断する(ステップS72)。
【0093】距離S1 が距離S2 以下である(すなわ
ち、自車Mが通信不能なエリアEOUTへ接近している)
と判断すれば、表示パネル9b上に表示されている自車
位置が示された地図に、通信可能なエリア情報を重畳表
示するように、表示装置9を制御すると共に(ステップ
S73)、「携帯電話による通信圏外に接近中です。」
といったメッセージをスピーカ11から出力するよう
に、音声処理手段10を制御し(ステップS74)、そ
の後、自車Mが通信不能なエリアEOUT へ接近中である
か否かを示すフラグf2 を1にし(ステップS75)、
タイマtを0にして起動させる(ステップS76)。
【0094】一方、距離S1 が距離S2 以下でない(す
なわち、自車Mが通信不能なエリアEOUT へ接近してい
ない)と判断すれば、上記したようなメッセージを出力
する必要がないので、ステップS73〜S76を飛ばし
て、そのまま処理動作を終了する。
【0095】また、図5に示したステップS33におけ
る判断処理で、自車Mが停車中でないと判断すれば、
『携帯電話のタイプ設定』画面(図2参照)を通じて設
定された内容に基づいて、携帯電話12における通信可
能なエリア情報を取得して、位置Pと通信不能なエリア
OUT との距離S1 を算出し(ステップS81)、距離
1 が距離S2 以下であるか否かを判断する(ステップ
S82)。
【0096】距離S1 が距離S2 以下である(すなわ
ち、今なお、自車Mは通信不能なエリアEOUT へ接近中
である)と判断すれば、警告メッセージを出力する必要
があるので、前回の音声告知からの経過時間を示すタイ
マtが時間t1 (例えば、20秒)経過しているか否か
を判断し(ステップS83)、タイマtが時間t1 経過
している(すなわち、前回の音声告知から時間t1 経過
している)と判断すれば、「携帯電話による通信圏外に
接近しています。」といったメッセージをスピーカ11
から出力するように、音声処理手段10を制御し(ステ
ップS84)、タイマtを0にして起動させる(ステッ
プS85)。一方、タイマtが時間t1 経過していない
(すなわち、音声告知を行うタイミングではない)と判
断すれば、ステップS84、S85を飛ばして、そのま
ま処理動作を終了する。
【0097】ところで、ステップS82における判断処
理で、距離S1 が距離S2 以下でない(すなわち、自車
Mが通信不能なエリアEOUT から離れた)と判断すれ
ば、タイマtの稼働を終了させて(ステップS86)、
自車Mが通信不能なエリアEOU T へ接近中であるか否か
を示すフラグf2 を0にする(ステップS87)。
【0098】上記実施の形態(3)に係るナビゲーショ
ン装置によれば、自車Mの現在位置と通信不能なエリア
OUT との距離S1 を算出し、その算出結果に基づい
て、自車Mが通信可能なエリアEから外れそうになって
いるか否かを判断する。
【0099】これにより、自車Mが通信可能なエリアE
から外れそうになっているか否かの判断を非常に有効、
かつ適切に行うことができるので、その後の処理(例え
ば、警告メッセージの出力など)を適切に行うことがで
きる。
【0100】次に、実施の形態(4)に係るナビゲーシ
ョン装置について説明する。但し、実施の形態(4)に
係るナビゲーション装置の構成については、マイコン1
を除いて、図1に示したナビゲーション装置の構成と同
様であるため、マイコンには異なる符号を付し、その他
の構成部分の説明をここでは省略する。
【0101】実施の形態(4)に係るナビゲーション装
置におけるマイコン1Cの行う処理動作を図10に示
したフローチャートに基づいて説明する。まず、ユーザ
ーが自車Mが通信可能なエリアEから外れそうになって
いる旨の警告を常時要求しているか否かを、『警告等の
希望時期設定』画面(図3参照)を通じて設定された内
容に基づいて判断し(ステップS91)、ユーザーが前
記警告を常時要求していると判断すれば、ステップS9
2、S93を飛ばして、ステップS94へ進む。
【0102】一方、ユーザーが前記警告を常時要求して
いる訳ではないと判断すれば、ユーザーが前記警告を携
帯電話12による通信中のときに限って要求しているか
否かを、『警告等の希望時期設定』画面(図3参照)を
通じて設定された内容に基づいて判断し(ステップS9
2)、ユーザーが前記警告を携帯電話12による通信中
のときに限って要求していると判断すれば、携帯電話1
2から出力される信号に基づいて、携帯電話12による
通信が行われているか否かを判断し(ステップS9
3)、携帯電話12による通信が行われていると判断す
れば、ステップS94へ進む。
【0103】ところで、ステップS92における判断処
理で、ユーザーが前記警告を携帯電話12による通信中
のときに限っても要求していないと判断すれば、前記警
告を行う必要がないので、そのまま処理動作を終了
し、また、ステップS93における判断処理で、携帯電
話12による通信が行われていないと判断した場合に
も、そのまま処理動作を終了する。
【0104】ステップS94では、GPS信号などから
算出される自車位置情報(位置P)を取得し(ステップ
S94)、ナビゲーション装置の機能の一つである、ル
ート探索機能を用いて設定された誘導ルートに従って、
自車Mが走行しているか否かを判断し(ステップS9
5)、自車Mが設定された誘導ルートに従って走行して
いると判断すれば、電子地図データを利用して、ルート
に従って距離S(例えば、500m)進んだ位置Q1
算出し(ステップS96)、『携帯電話のタイプ設定』
画面(図2参照)を通じて設定された内容に基づいて、
携帯電話12における通信可能なエリア情報を取得し
て、位置Q1 が通信可能なエリアE内であるか否かを判
断する(ステップS97)。
【0105】位置Q1 が通信可能なエリアE内でない
(すなわち、自車Mが通信可能なエリアEから外れそう
になっている)と判断すれば、表示パネル9b上に表示
されている自車位置が示された地図に、通信可能なエリ
ア情報を重畳表示するように、表示装置9を制御すると
共に(ステップS98)、「このまま進むと、携帯電話
による通信圏外となるため、新たにルート探索を行いま
す。」といったメッセージをスピーカ11から出力する
ように、音声処理手段10を制御し(ステップS9
9)、その後、通信可能なエリア情報を加味して、通信
不能なエリアEOUT を通らない誘導ルートを算出・設定
する(ステップS100)。
【0106】次に、設定した誘導ルート情報を、地図に
重畳表示するように、表示装置9を制御すると共に(ス
テップS101)、「ルート探索を完了しました。」と
いったメッセージをスピーカ11から出力するように、
音声処理手段10を制御する(ステップS102)。
【0107】一方、位置Q3 が通信可能なエリアE内で
ある(すなわち、自車Mが通信可能なエリアEから外れ
そうになっていない)と判断すれば、上記したようなル
ート算出や、メッセージを出力する必要がないので、ス
テップS98〜S102を飛ばして、そのまま処理動作
を終了する。
【0108】ところで、ステップS95における判断処
理で、自車Mが誘導ルートに従って走行していないと判
断すれば、電子地図データを利用し、道なりに距離S進
んだ位置Q2 を算出し(ステップS103)、『携帯電
話のタイプ設定』画面(図2参照)を通じて設定された
内容に基づいて、携帯電話12における通信可能なエリ
ア情報を取得して、位置Q2 が通信可能なエリアE内で
あるか否かを判断し(ステップS104)、位置Q2
通信可能なエリアE内でない(すなわち、自車Mが通信
可能なエリアEから外れそうになっている)と判断すれ
ば、表示パネル9b上に表示されている自車位置が示さ
れた地図に、通信可能なエリア情報を重畳表示するよう
に、表示装置9を制御すると共に(ステップS10
5)、「このまま進むと、携帯電話による通信圏外にな
ります。」といったメッセージをスピーカ11から出力
するように、音声処理手段10を制御する(ステップS
106)。
【0109】一方、位置Q2 が通信可能なエリアE内で
ある(すなわち、自車Mが通信可能なエリアEから外れ
そうになっていない)と判断すれば、上記したようなメ
ッセージを出力する必要がないので、ステップS10
5、S106を飛ばして、そのまま処理動作を終了す
る。
【0110】上記実施の形態(4)に係るナビゲーショ
ン装置によれば、自車Mが誘導ルート上を走行している
ときに、通信可能なエリアEから外れそうになると、エ
リア情報を加味して、新たに目的地までの誘導ルート
(すなわち、迂回ルート)を算出・設定する。
【0111】これにより、通信可能なエリアEだけを通
って、前記目的地まで到達する前記誘導ルートを設定す
ることができるので、該誘導ルートに従った走行を行う
ことによって、自車Mからの携帯電話による通信を確実
に行うことができる。
【0112】次に、実施の形態(5)に係るナビゲーシ
ョン装置について説明する。但し、実施の形態(5)に
係るナビゲーション装置の構成については、マイコン1
を除いて、図1に示したナビゲーション装置の構成と同
様であるため、マイコンには異なる符号を付し、その他
の構成部分の説明をここでは省略する。
【0113】実施の形態(5)に係るナビゲーション装
置におけるマイコン1Dの行う処理動作を図11に示
したフローチャートに基づいて説明する。まず、携帯電
話12による通信を開始しようとしているか否か(例え
ば、携帯電話12の電話番号転送ボタンが押されたか否
か)を判断し(ステップS111)、携帯電話12によ
る通信を開始しようとしていると判断すれば、GPS信
号などから算出される自車位置情報(位置P)を取得し
(ステップS112)、『携帯電話のタイプ設定』画面
(図2参照)を通じて設定された内容に基づいて、携帯
電話12における通信可能なエリア情報を取得して、位
置Pが通信可能なエリアE内であるか否かを判断する
(ステップS113)。
【0114】位置Pが通信可能なエリアE内でない(す
なわち、自車Mが通信可能なエリアEから外れているの
で、携帯電話12による通信を行うことができない)と
判断すれば、表示パネル9b上に表示されている自車位
置が示された地図に、通信可能なエリア情報を重畳表示
するように、表示装置9を制御すると共に(ステップS
114)、さらに公衆電話の位置情報を用いて、地図上
に公衆電話の位置を重畳表示するように、表示装置9を
制御する(ステップS115)。なお、公衆電話の位置
情報については、電子地図データに含めて格納させてお
き、その情報を利用すれば良い。また、公衆電話の他
に、一時的に使用可能な電話を有する施設などの位置を
重畳表示するようにしても良い。
【0115】ところで、ステップS111における判断
処理で、携帯電話12による通信を開始しようとしてい
ないと判断した場合や、ステップS113における判断
処理で、位置Pが通信可能なエリアE内であると判断し
た場合には、そのまま処理動作を終了する。
【0116】上記実施の形態(5)に係るナビゲーショ
ン装置によれば、自車Mが通信可能なエリアEから外れ
ているときに、携帯電話12による通信を開始しようと
している場合、自車Mの現在位置に関連した位置(例え
ば、自車Mの周辺)に存在する公衆電話の位置情報をユ
ーザーに提供するので、ユーザーにとって大変使い勝手
の良い装置を実現することができる。
【0117】次に、実施の形態(6)に係るナビゲーシ
ョン装置について説明する。但し、実施の形態(6)に
係るナビゲーション装置の構成については、マイコン1
を除いて、図1に示したナビゲーション装置の構成と同
様であるため、マイコンには異なる符号を付し、その他
の構成部分の説明をここでは省略する。
【0118】実施の形態(6)に係るナビゲーション装
置におけるマイコン1Eの行う処理動作を図12に示
したフローチャートに基づいて説明する。まず、携帯電
話12による通信を開始しようとしているか否か(例え
ば、携帯電話12の電話番号転送ボタンが押されたか否
か)を判断し(ステップS121)、携帯電話12によ
る通信を開始しようとしていると判断すれば、GPS信
号などから算出される自車位置情報(位置P)を取得し
(ステップS122)、『携帯電話のタイプ設定』画面
(図2参照)を通じて設定された内容に基づいて、携帯
電話12における通信可能なエリア情報を取得して、位
置Pが通信可能なエリアE内であるか否かを判断する
(ステップS123)。
【0119】位置Pが通信可能なエリアE内でない(す
なわち、自車Mが通信可能なエリアEから外れているの
で、携帯電話12による通信を行うことができない)と
判断すれば、表示パネル9b上に表示されている自車位
置が示された地図に、通信可能なエリア情報を重畳表示
するように、表示装置9を制御する(ステップS12
4)。
【0120】次に、公衆電話の位置情報を利用して、最
寄りの公衆電話までのルートR1 を算出・設定すると共
に(ステップS125)、最も近い通信可能なエリアE
までのルートR2 を算出・設定し(ステップS12
6)、その後、ルートR1 とルートR2 とではどちらが
最適であるか否かを判断する(ステップS127)。な
お、判断の基準としては、走行距離や走行時間などが挙
げられる。
【0121】公衆電話までのルートR1 が最適であると
判断すれば、「公衆電話までのルートを表示します。」
といったメッセージをスピーカ11から出力するよう
に、音声処理手段10を制御し(ステップS128)、
ルートR1 情報を地図上に重畳表示するように、表示装
置9を制御する(ステップS129)。
【0122】一方、通信可能なエリアEまでのルートR
2 が最適であると判断すれば、「携帯電話による通信圏
内までのルートを表示します。」といったメッセージを
スピーカ11から出力するように、音声処理手段10を
制御し(ステップS130)、ルートR2 情報を地図上
に重畳表示するように、表示装置9を制御する(ステッ
プS131)。
【0123】上記実施の形態(6)に係るナビゲーショ
ン装置によれば、自車Mが通信可能なエリアEから外れ
ているときに、携帯電話12による通信を開始しようと
している場合、自車Mの現在位置に関連した位置(例え
ば、自車Mから最も近い位置)に存在する公衆電話まで
の誘導ルート情報をユーザーに提供するので、ユーザー
にとって大変使い勝手の良い装置を実現することができ
る。
【0124】また、上記実施の形態(1)〜(6)のい
ずれかに係るナビゲーション装置においては、『携帯電
話のタイプ設定』画面(図2参照)を通じて設定された
内容に基づいて、携帯電話12における通信可能なエリ
ア情報を取得するようにしているが、携帯電話12とマ
イコン1とは接続されているので、使用する携帯電話1
2のタイプの識別を、マイコン1側で自動的に行うよう
にしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係るナビゲーショ
ン装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図2】、
【図3】実施の形態(1)にナビゲーション装置の表示
パネルに表示される操作画面を示した図である。
【図4】、
【図5】実施の形態(1)にナビゲーション装置におけ
るマイコンの行う処理動作を示したフローチャートであ
る。
【図6】、
【図7】実施の形態(2)にナビゲーション装置におけ
るマイコンの行う処理動作を示したフローチャートであ
る。
【図8】、
【図9】実施の形態(3)にナビゲーション装置におけ
るマイコンの行う処理動作を示したフローチャートであ
る。
【図10】実施の形態(4)にナビゲーション装置にお
けるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートで
ある。
【図11】実施の形態(5)にナビゲーション装置にお
けるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートで
ある。
【図12】実施の形態(6)にナビゲーション装置にお
けるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートで
ある。
【図13】車両が通信可能なエリアへ接近した状態の一
例を示した図である。
【符号の説明】
1、1A〜1E マイコン 7 DVD−ROM 9 表示装置 10 音声処理手段 11 スピーカ 12 携帯電話
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/00 G09B 29/00 C 29/10 29/10 A H04B 7/26 H04B 7/26 E H04Q 7/34 106A Fターム(参考) 2C032 HB25 HC08 HD04 2F029 AA02 AB01 AB07 AC02 AC09 AC14 AD01 5H180 AA01 BB05 BB13 BB15 CC12 FF04 FF05 FF22 FF27 FF32 FF38 5K067 AA21 AA25 BB04 BB36 EE02 EE16 FF03 FF17 FF26 HH05 HH22 JJ52 JJ56

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話などの移動体通信手段による通
    信可能なエリア情報を取得するエリア情報取得手段と、 該エリア情報取得手段により取得される前記エリア情
    報、及び位置情報検出手段により検出される移動体の現
    在位置情報に基づいて、前記移動体が通信可能なエリア
    から外れそうになっているか否かを判断する第1の判断
    手段と、 該第1の判断手段における判断結果に基づいて、所定の
    処理を行う処理手段とを備えたナビゲーション装置にお
    いて、 目的地までの誘導ルートを設定する第1の誘導ルート設
    定手段を備えると共に、 前記第1の判断手段が、前記移動体の現在位置から前記
    誘導ルート上を所定の距離又は所定の時間走行して到達
    する位置が、通信可能なエリアに含まれているか否かを
    判断することにより、前記移動体が通信可能なエリアか
    ら外れそうになっているか否かを判断するものであるこ
    とを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 携帯電話などの移動体通信手段による通
    信可能なエリア情報を取得するエリア情報取得手段と、 該エリア情報取得手段により取得される前記エリア情
    報、及び位置情報検出手段により検出される移動体の現
    在位置情報に基づいて、前記移動体が通信可能なエリア
    から外れそうになっているか否かを判断する第1の判断
    手段と、 該第1の判断手段における判断結果に基づいて、所定の
    処理を行う処理手段とを備えたナビゲーション装置にお
    いて、 前記第1の判断手段が、前記移動体の現在位置から道な
    りに所定の距離又は所定の時間走行して到達する位置
    が、前記通信可能なエリアに含まれているか否かを判断
    することにより、前記移動体が通信可能なエリアから外
    れそうになっているか否かを判断するものであることを
    特徴とするナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 携帯電話などの移動体通信手段による通
    信可能なエリア情報を取得するエリア情報取得手段と、 該エリア情報取得手段により取得される前記エリア情
    報、及び位置情報検出手段により検出される移動体の現
    在位置情報に基づいて、前記移動体が通信可能なエリア
    から外れそうになっているか否かを判断する第1の判断
    手段と、 該第1の判断手段における判断結果に基づいて、所定の
    処理を行う処理手段とを備えたナビゲーション装置にお
    いて、 前記第1の判断手段が、前記移動体の現在位置から所定
    の方向へ所定の距離離れた位置が、前記通信可能なエリ
    アに含まれているか否かを判断することにより、前記移
    動体が通信可能なエリアから外れそうになっているか否
    かを判断するものであることを特徴とするナビゲーショ
    ン装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の方向が、前記移動体の進行方
    向であることを特徴とする請求項3記載のナビゲーショ
    ン装置。
  5. 【請求項5】 携帯電話などの移動体通信手段による通
    信可能なエリア情報を取得するエリア情報取得手段と、 該エリア情報取得手段により取得される前記エリア情
    報、及び位置情報検出手段により検出される移動体の現
    在位置情報に基づいて、前記移動体が通信可能なエリア
    から外れそうになっているか否かを判断する第1の判断
    手段と、 該第1の判断手段における判断結果に基づいて、所定の
    処理を行う処理手段とを備えたナビゲーション装置にお
    いて、 前記第1の判断手段が、前記エリア情報取得手段により
    取得される前記エリア情報、及び前記位置情報検出手段
    により検出される移動体の現在位置情報に基づいて、前
    記移動体の現在位置と通信可能なエリア外との距離を算
    出し、その算出結果に基づいて、前記移動体が通信可能
    なエリアから外れそうになっているか否かを判断するも
    のであることを特徴とするナビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 携帯電話などの移動体通信手段による通
    信可能なエリア情報を取得するエリア情報取得手段と、 該エリア情報取得手段により取得される前記エリア情
    報、及び位置情報検出手段により検出される移動体の現
    在位置情報に基づいて、前記移動体が通信可能なエリア
    から外れそうになっているか否かを判断する第1の判断
    手段と、 該第1の判断手段における判断結果に基づいて、所定の
    処理を行う処理手段とを備えたナビゲーション装置にお
    いて、 目的地までの誘導ルートを設定する第1の誘導ルート設
    定手段と、 前記移動体が前記誘導ルート上を走行しているときに、
    前記第1の判断手段により、前記移動体が通信可能なエ
    リアから外れそうになっていると判断されると、前記エ
    リア情報取得手段により取得される前記エリア情報を加
    味して、前記目的地までの誘導ルートを設定する第2の
    誘導ルート設定手段とを備えていることを特徴とするナ
    ビゲーション装置。
  7. 【請求項7】 前記移動体通信手段による通信中である
    か否かを示す情報を取得する通信中情報取得手段を備
    え、 前記第1の判断手段が、前記通信中情報取得手段により
    取得される情報を加味し、前記移動体通信手段による通
    信が行われている場合に、前記移動体が通信可能なエリ
    アから外れそうになっているか否かを判断するものであ
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載
    のナビゲーション装置。
  8. 【請求項8】 公衆電話の位置情報を含んだ地図情報を
    取得する地図情報取得手段と、 該地図情報取得手段により取得される前記地図情報、及
    び位置情報検出手段により検出される移動体に現在位置
    情報に基づいて、前記移動体の現在位置に関連した位置
    に存在する公衆電話の位置情報をユーザーに提供する公
    衆電話位置情報提供手段とを備えていることを特徴とす
    るナビゲーション装置。
  9. 【請求項9】 携帯電話などの移動体通信手段による通
    信可能なエリア情報を取得するエリア情報取得手段を備
    え、 前記公衆電話位置情報提供手段が、前記エリア情報取得
    手段により取得される前記エリア情報、及び前記移動体
    の現在位置情報を加味し、 前記移動体が通信可能なエリアから外れている場合、公
    衆電話の位置情報をユーザーに提供するものであること
    を特徴とする請求項8記載のナビゲーション装置。
  10. 【請求項10】 携帯電話などの移動体通信手段による
    通信可能なエリア情報を取得するエリア情報取得手段
    と、 前記移動体通信手段による通信を開始しようとしている
    か否かを示す情報を取得する通信開始情報取得手段とを
    備え、 前記公衆電話位置情報提供手段が、前記エリア情報取得
    手段により取得される前記エリア情報、前記移動体の現
    在位置情報、及び前記通信開始情報取得手段により取得
    される情報を加味し、 前記移動体が通信可能なエリアから外れているときに、
    前記移動体通信手段による通信を開始しようとしている
    場合、公衆電話の位置情報をユーザーに提供するもので
    あることを特徴とする請求項8記載のナビゲーション装
    置。
  11. 【請求項11】 公衆電話の位置情報を含んだ地図情報
    を取得する地図情報取得手段と、 該地図情報取得手段により取得される前記地図情報、及
    び位置情報検出手段により検出される移動体に現在位置
    情報に基づいて、前記移動体の現在位置に関連した位置
    に存在する公衆電話までの誘導ルートを設定し、設定し
    た誘導ルート情報をユーザーに提供する誘導ルート情報
    提供手段とを備えていることを特徴とするナビゲーショ
    ン装置。
  12. 【請求項12】 携帯電話などの移動体通信手段による
    通信可能なエリア情報を取得するエリア情報取得手段を
    備え、 前記誘導ルート情報提供手段が、前記エリア情報取得手
    段により取得される前記エリア情報、及び前記移動体の
    現在位置情報を加味し、 前記移動体が通信可能なエリアから外れている場合、前
    記誘導ルート情報をユーザーに提供するものであること
    を特徴とする請求項11記載のナビゲーション装置。
  13. 【請求項13】 携帯電話などの移動体通信手段による
    通信可能なエリア情報を取得するエリア情報取得手段
    と、 前記移動体通信手段による通信を開始しようとしている
    か否かを示す情報を取得する通信開始情報取得手段とを
    備え、 前記誘導ルート情報提供手段が、前記エリア情報取得手
    段により取得される前記エリア情報、前記移動体の現在
    位置情報、及び前記通信開始情報取得手段により取得さ
    れる情報を加味し、 前記移動体が通信可能なエリアから外れているときに、
    前記移動体通信手段による通信を開始しようとしている
    場合、前記誘導ルート情報をユーザーに提供するもので
    あることを特徴とする請求項11記載のナビゲーション
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004200780A (ja) * 2002-12-16 2004-07-15 Nec Commun Syst Ltd 移動通信端末における通話圏内位置提供方法及び移動通信端末における通話圏内位置提供方式
KR100661705B1 (ko) 2006-03-14 2006-12-26 주식회사 케이티프리텔 전파 수신 가능 위치를 추적하는 장치 및 이를 포함하는이동 통신 단말기
JP2007333586A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Denso Corp 車載ナビゲーション装置

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