JP2002213517A - 磁性流体利用の減衰力調整装置 - Google Patents

磁性流体利用の減衰力調整装置

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利文 坂田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型、軽量で、かつ、消費電力の軽減を図り
ながらも、磁束を効率よく収束可能として減衰力の可変
範囲を十分に広く確保できるようにする。 【解決手段】 相対移動可能な内外二つの磁性体材料製
部材1,2のうち、外側の部材2に同極が対向する状態
に配置して二つの電磁石5A,5Bを固定保持させ、こ
れら二つの電磁石5A,5Bの対向極間を一部として形
成される磁気回路6中で二つの電磁石5A,5Bの対向
極間の磁気回路部分6aに磁束の大きさにより粘度が変
化するカプセル状の磁性流体4を介在させて、二つの電
磁石5A,5Bの磁力を変化によって磁気回路6,6a
の磁束の大きさを調整することで、磁性流体4の粘度を
増減変化させて二つの部材1,2の相対移動時の減衰力
を調整可能に構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建物等の構
造物が地震や風等によって振動されたとき、その振動エ
ネルギーを吸収して構造物全体を防振したり、構造部材
同士の相対変位を抑制したりするためのダンパーの減衰
力調整や、自動車用エンジンを車体に弾性支持させて振
動を吸収し減衰する液体封入式エンジンマウントの振動
吸収力調整等に適用される減衰装置で、詳しくは、電磁
石と、その磁力の変化に伴い磁束の大きさを調整するこ
とで粘度が変化する磁性流体とを用いて減衰力を可変に
構成してなる磁性流体利用の減衰力調整装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の磁性流体利用の減衰力調整装置
として、従来、例えば特開平7−197976号公報等
に開示されているように、磁性流体を充填したシリンダ
状ケーシングと該ケーシング内の磁性流体中を相対移動
可能なピストンとからなるダンパーにおけるピストンの
移動抵抗を変化させる可変機構として、ケーシング側に
その内部に充填した磁性流体に対し磁束を付与するため
の電磁石を配設し、この電磁石の磁力を調整して磁性流
体に付与する磁束の大きさを変化させ、磁性流体の粘度
を増減変化させることにより、ピストンの移動抵抗を変
化させて減衰力を可変にしたダンパーの減衰力調整装置
や、例えば特開平5−26287号公報等に開示されて
いるように、磁性流体を収容したシリンダ内にピストン
を相対摺動可能に嵌装するとともに、シリンダに連通し
た磁性流体通路に電磁石を配設し、この電磁石の磁力を
調整して磁性流体に付与する磁束の大きさを変化させ、
磁性流体の粘度を増減変化させることにより、上記と同
様に減衰力を可変にした減衰力調整装置などが提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の減衰力調整装置はいずれも、磁性流体の周りに
単一の電磁石が環状形に配置されているだけのものであ
るから、この電磁石の磁力を調整して磁性流体に付与す
る磁束の大きさを変化させることにより、磁性流体の粘
度を変化させることが可能であるものの、磁束が発散し
てロスを生じやすいために、磁性流体の粘度変化のみで
減衰力を広い範囲にわたり可変とすることが技術的に難
しい。特に、ピストンとケーシングまたはシリンダとの
相対移動が規制(位置固定)されるまで磁性流体の粘度
を上昇させるには磁束のロス分も含めて相当大きな電力
を必要する。また、単一の電磁石を用いて減衰力の可変
範囲を大きくとるためには、磁束を収束するために磁性
体で作られた大きな磁気回路を使用するか、もしくは、
大出力の電磁石を使用しなければならず、その結果、装
置全体が大型化、重量化するだけでなく、消費電力が益
々増加し、ランニングコストの面でも好ましくないとい
う問題があった。
【0004】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、小型、軽量で、かつ、消費電力の軽減を図り
ながらも、磁束を効率よく収束可能として減衰力の可変
範囲を十分に広く確保することができる磁性流体利用の
減衰力調整装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る磁性流体利用の減衰力調整装置は、相
対移動可能な二つの部材のうち一方の部材に同極が対向
する状態に配置して固定保持された少なくとも二つの電
磁石と、二つの電磁石の対向極間を一部とする磁気回路
を形成するように上記二つの部材側それぞれに設けられ
た磁性体と、上記磁気回路中で少なくとも二つの電磁石
の対向極間の磁気回路部分に介在されて磁束の大きさに
より粘度が変化する磁性流体と、上記二つの電磁石の磁
力を変化させて磁気回路の磁束の大きさを調整する磁束
制御装置とを備えていることを特徴とするものである。
【0006】上記のような特徴構成を有する本発明によ
れば、二つの電磁石の同極を対向状態に配置してその対
向極間に磁気回路の一部分を形成し、この磁気回路部分
に磁性流体を介在させることにより、磁性流体の介在領
域に磁束を高密度に収束させて磁性流体の粘度を少ない
消費電力のもとで大きく増減変化させることが可能であ
る。これによって、二つの電磁石を用いるものの、それ
ら各電磁石の出力は小さいものでよく、かつ、大型の磁
気回路を用いる必要もないので、装置全体を小型、軽量
で、かつ、消費電力の軽減を図りつつ、減衰力の可変範
囲を十分に広く確保することができる。
【0007】上記のごとき磁性流体利用の減衰力調整装
置において、請求項2に記載のように、磁性流体とし
て、その周囲がシール材で密封状態に包囲されたカプセ
ル状体に構成されたものを使用することにより、磁性流
体を高密度磁束で効率よく粘度変化させて減衰力調整性
能を一層高めることができる。
【0008】上記のように減衰力の可変範囲が広い装置
であるために、ダンパーの減衰力調整装置や、液体封入
式マウントの振動吸収調整装置等のように、広範囲の振
動吸収性能が望まれる装置として有効に利用することが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面にも
とづいて説明する。図1は本発明に係る磁性流体利用の
減衰力調整装置の実施例1を示す原理構成図であり、磁
性体材料から作製された内外二つの環状部材1,2を軸
芯方向(矢印a−b方向)に相対移動可能な状態で互い
に同芯に配置し、内側の環状部材1の外周面と外側の環
状部材2の内周面との対向面間には、その周囲がシール
材3で密封状態に包囲されてカプセル状体に構成された
磁性流体4が環状形に介在されている。
【0010】上記内外二つの環状部材1,2及びカプセ
ル状の磁性流体4の軸芯方向両側には、環状形の二つの
電磁石5A,5Bがそれらの同極(NとNまたはSと
S)を対向させた状態で配置され、かつ、これら二つの
電磁石5A,5Bは外側の環状部材2に固定保持されて
いる。以上の構成によって、二つの電磁石5A,5Bと
磁性体材料製の内外二つの環状部材1,2とにより二つ
の電磁石5A,5Bの対向極を一部とする磁気回路6が
形成されており、この磁気回路6のうち二つの電磁石5
A,5Bの対向極間の磁気回路部分6aにカプセル状磁
性流体4が介在されている。
【0011】上記二つの電磁石5A,5Bを構成するコ
イル(図示省略する)には、通電電流を調整して磁力を
変化させることにより、磁気回路6及び磁気回路部分6
aに形成される磁束の大きさを調整することが可能な磁
束制御装置7が電気的に接続されている。
【0012】上記のような構成を有する実施例1の磁性
流体利用の減衰力調整装置Aにおいては、磁束制御装置
7を通して二つの電磁石5A,5Bのコイルに通電電流
を流すことによって、磁気回路6に磁束が発生され、こ
のとき、二つの電磁石5A,5Bの同極が対向している
磁気回路部分6aでは磁束が高密度状態に収束され、こ
の収束された磁束によりカプセル状磁性流体4の粘度が
増減変化されることになる。したがって、二つの電磁石
5A,5Bへの通電電流を磁束制御装置7を介してコン
トロールして磁気回路6及び磁気回路部分6aに発生さ
れる磁束の大きさを調整することによって、カプセル状
磁性流体4の粘度が少ない消費電力のもとで急速に、か
つ、大きく増減変化され、二つの環状部材1,2の軸芯
a−b方向への相対移動による減衰力の可変範囲を広く
確保することが可能である。
【0013】図2は本発明に係る磁性流体利用の減衰力
調整装置の実施例2を示す原理構成図であり、磁性体材
料から作製された内外二つの環状部材1,2及び1´,
2´を軸芯方向で二段に形成し、これら各段の内側の環
状部材1,1´の外周面と外側の環状部材2,2´の内
周面との対向面間にそれぞれ周囲がシール材3,3´で
密封状態に包囲されてカプセル状体に構成された磁性流
体4,4´を環状形に介在させるとともに、各段の内外
二つの環状部材1,1´、2,2´及びカプセル状磁性
流体4,4´の軸芯方向両側にそれぞれ、環状形の二つ
の電磁石5A,5B及び5B,5Cを同極(NとN及び
SとS)が対向する状態に配置し、これら電磁石5A,
5B,5Cは外側の環状部材2,2´に固定保持する一
方、内側の環状部材1,1´には、三つの電磁石5A,
5B,5Cの中心部を貫通する磁性体材料製の芯部材8
が一連一体に連設されている。
【0014】以上の構成によって、各段それぞれにおけ
る二つの電磁石5A,5B及び5B,5Cと磁性体材料
製の内外二つの環状部材1,2及び1´,2´と芯部材
8とにより二つの電磁石5A,5B及び5B,5Cの対
向極を一部とする磁気回路6,6´が二段に形成され、
各段の磁気回路6,6´のうち二つの電磁石5A,5B
及び5B,5Cの対向極間の磁気回路部分6a,6a´
にカプセル状磁性流体4,4´が介在される実施例2の
磁性流体利用の減衰力調整装置Aにおいて、三つの電磁
石5A,5B,5Cへの通電電流を磁束制御装置7を介
してコントロールして磁気回路6,6´及び磁気回路部
分6a,6a´に発生される磁束の大きさを調整するこ
とによって、カプセル状磁性流体4,4´の粘度を少な
い消費電力のもとで急速に、かつ、大きく増減変化させ
て、内側環状部材1,1´と外側環状部材2,2´及び
芯部材8との軸芯a−b方向への相対相対移動による減
衰力の可変範囲を広く確保することが可能である。
【0015】図3は本発明に係る磁性流体利用の減衰力
調整装置の実施例3を示す原理構成図であり、外側の部
材2を磁性体材料より筒状体に形成する一方、内側の部
材1を上記筒状外側部材2内に軸芯方向に摺動可能に嵌
装される磁性体材料製のピストン状体に形成し、このピ
ストン状内側部材1に形成した上下二段の凹部1a,1
a内に二つの電磁石5A,5Bを同極が対向する状態で
収納配置して固定するとともに、筒状外側部材2の内周
面とピストン状内側部材1の外周面との間に磁性流体4
を環状形に介在させたものである。
【0016】上記のような構成を有する実施例3の磁性
流体利用の減衰力調整装置Bにおいては、磁束制御装置
7を通して二つの電磁石5A,5Bのコイルに通電電流
を流すことによって、磁気回路6,6に磁束が発生さ
れ、このとき、二つの電磁石5A,5Bの同極が対向し
ている磁気回路部分6a,6aでは磁束が高密度状態に
収束される。したがって、二つの電磁石5A,5Bへの
通電電流を磁束制御装置7を介してコントロールして磁
気回路6,6に発生される磁束の大きさを調整すること
によって、カプセル状磁性流体4の粘度を少ない消費電
力のもとで急速に、かつ、大きく増減変化させて、ピス
トン状内側部材1と筒状外側部材2との軸芯a−b方向
への相対移動による減衰力可変範囲を広く確保すること
が可能である。
【0017】図4は上記実施例1に示したような原理構
成の磁性流体利用の減衰力調整装置Aを、自動車用エン
ジンを車体に弾性支持させて振動を吸収し減衰する液体
封入式マウントにおける振動吸収力調整装置に適用した
場合の縦断面構造である。ここで適用対象となる液体封
入式マウントMは、振動発生源側に取付け可能な部材1
0と振動受部側に取付け可能な筒状部材11とを円錐状
弾性ゴム12を介して連結してなる中空状本体ボディ1
3内に、その内部空間を仕切って主,副二つの液室1
4,15を形成するように弾性変位可能な可動壁16を
水平姿勢に張設し、振動付加時の弾性ゴム12の変形に
伴い圧縮される主液室14の封入液体の一部を制限流路
17を通して副液室15側に流動させることと、可動壁
16を弾性変位させることとにより主液室14内の液圧
変動を吸収するように構成されたものである。
【0018】上記のごとき基本構成を有する液体封入式
マウントMにおける中空状本体ボディ13の筒状部材1
1に減衰力調整装置Aの一方(外側)の部材2が連結さ
れ、かつ、可動壁16の周囲を支持する環状部材が他方
(内側)の部材1とされ、これら内外の部材1,2の対
向面間に上述したカプセル状の磁性流体4を介在させる
とともに、筒状部材11側に二つの電磁石5A,5Bを
同極対向状態に配置して固定保持させたものである。
【0019】このように構成された液体封入式マウント
Mによれば、低周波領域の振動が作用する条件下では磁
性流体4の粘度を最大にして可動壁16を固定し、振動
付加時の弾性ゴム12の変形に伴い圧縮される主液室1
4の封入液体の一部を制限流路17を通して副液室15
側に流動させるという封入液体の制限流動により本来の
高い減衰性能を確保しつつ、高周波領域の振動が作用す
る条件下では二つの電磁石5A,5Bへの通電電流をコ
ントロールし磁気回路6及び磁気回路部分6aに発生さ
れる磁束の大きさを調整してカプセル状磁性流体4の粘
度を増減変化させることによって、可動壁16の剛性を
変化させて広い高周波領域での振動に対しても十分な減
衰効果を発揮させることが可能となる。
【0020】図5は上記実施例3に示したような原理構
成の磁性流体利用の減衰力調整装置をダンパーの減衰力
調整装置に適用した場合の縦断面構造である。ここで適
用対象となるダンパーDは、磁性流体4を充填した筒状
ケーシング20内にその軸線方向に相対移動可能にピス
トン21を嵌合保持させて構成されたものであり、この
ようなダンパーDにおける筒状ケーシング20を減衰力
調整装置Bの一方(外側)の部材2とし、かつ、ピスト
ン21を他方(内側)の部材1とし、かつ、ピストン2
1に二つの電磁石5A,5Bを同極対向状態に配置して
固定保持させるべく適用したものである。
【0021】このように構成されたダンパーDによれ
ば、二つの電磁石5A,5Bへの通電電流をコントロー
ルして磁性流体4に付与する磁束の大きさを変化させ、
磁性流体4の粘度を増減変化させることにより、ピスト
ン21(1)の移動抵抗を変化させて減衰力を広い範囲
にわたり可変にして、十分なダンパー効果を発揮させる
ことが可能となる。
【0022】なお、本発明における磁性流体としては、
磁束の大きさによって粘度が変化するものであればよい
が、特に、高濃度の懸濁液中に1〜10μm程度の粒子
径をもつ強磁性金属微粒子を分散させてなるビンガム流
体で、−40〜150℃の作動温度域を有し磁束の大き
さによって粘度が変化する磁気粘性流体あるいは磁気流
動学的流体と呼ばれるMR流体を使用することが望まし
い。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、二つの
電磁石をそれらの同極が対向する状態に配置してその対
向極間に形成される磁気回路の一部分に磁性流体を介在
させることにより、少ない消費電力のもとで磁性流体の
介在領域に磁束を高密度に収束させて磁性流体の粘度を
大きく増減変化させることができる。したがって、二つ
の電磁石を用いるものの、それら各電磁石の出力は小さ
いものでよく、かつ、大型の磁気回路を用いる必要もな
いので、装置全体を小型、軽量で、かつ、消費電力の軽
減を図りつつ、減衰力の可変範囲を十分に広く確保する
ことができるという効果を奏し、各種タンパーの減衰力
調整装置や液体封入式マウントの振動吸収調整装置等の
ように、軽量小型で、かつ、広範囲の振動吸収性能が望
まれる装置として有効に利用することができる。
【0024】特に、請求項2に記載のようなカプセル状
の磁性流体を使用することにより、装置の一層の軽量、
小型化とともに磁性流体を高密度磁束で効率よく粘度変
化させて減衰力調整性能の一層の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁性流体利用の減衰力調整装置の
実施例1を示す原理構成図である。
【図2】本発明に係る磁性流体利用の減衰力調整装置の
実施例2を示す原理構成図である。
【図3】本発明に係る磁性流体利用の減衰力調整装置の
実施例3を示す原理構成図である。
【図4】実施例1に示した原理構成の磁性流体利用の減
衰力調整装置を液体封入式マウントにおける振動吸収力
調整装置に適用した場合の縦断面構造図である。
【図5】実施例3に示した原理構成の磁性流体利用の減
衰力調整装置をダンパーにおける減衰力調整装置に適用
した場合の縦断面構造図である。
【符号の説明】
1,1´ 一方(内側)の部材 2,2´ 他方(外側)の部材 3 シール材 4,4´ 磁性流体 5A,5B,5C 電磁石 6,6´ 磁気回路 6a,6a´ 磁気回路部分 7 磁束制御装置 13 中空本体ボディ 14 主室 15 副室 16 可動壁 20 筒状ケーシング 21 ピストン M 液体封入式マウント D ダンパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥 岳史 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 (72)発明者 岡本 修一 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 Fターム(参考) 3J047 AA03 AA15 AB05 CA03 CA16 CD02 DA01 FA02 3J048 AA06 AB07 AB08 AC04 BE05 CB11 EA38 3J069 AA50 CC09 CC13 DD25 EE35 EE63

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対移動可能な二つの部材のうち一方の
    部材に同極が対向する状態に配置して固定保持された少
    なくとも二つの電磁石と、二つの電磁石の対向極間を一
    部とする磁気回路を形成するように上記二つの部材側そ
    れぞれに設けられた磁性体と、上記磁気回路中で少なく
    とも二つの電磁石の対向極間の磁気回路部分に介在され
    て磁束の大きさにより粘度が変化する磁性流体と、上記
    二つの電磁石の磁力を変化させて磁気回路の磁束の大き
    さを調整する磁束制御装置とを備えていることを特徴と
    する磁性流体利用の減衰力調整装置。
  2. 【請求項2】 上記磁性流体は、その全周囲がシール材
    で密封状に包囲されたカプセル状体に構成されている請
    求項1に記載の磁性流体利用の減衰力調整装置。
  3. 【請求項3】 対象とする装置は、磁性流体を充填した
    筒状ケーシングを一方の部材とし、この筒状ケーシング
    内にその筒軸線方向に相対移動可能に嵌合保持されたピ
    ストンを他方の部材として構成されるダンパーの減衰力
    調整装置である請求項1に記載の磁性流体利用の減衰力
    調整装置。
  4. 【請求項4】 対象とする装置は、その内部が可動壁を
    介して主,副二つの液室に仕切られている中空状本体ボ
    ディを一方の部材とし、可動壁を中空状本体ボディに支
    持する支持部材を他方の部材として、振動付加時の可動
    壁の変位に伴い主液室内の封入液体の一部を副液室側に
    流動させて主液室内の液圧変動を吸収するように構成さ
    れる液体封入式マウントの振動吸収力調整装置である請
    求項1または2に記載の磁性流体利用の減衰力調整装
    置。
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