JP2003065384A - 振動吸収装置及び液体封入式振動吸収装置 - Google Patents

振動吸収装置及び液体封入式振動吸収装置

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JP2003065384A
JP2003065384A JP2001255167A JP2001255167A JP2003065384A JP 2003065384 A JP2003065384 A JP 2003065384A JP 2001255167 A JP2001255167 A JP 2001255167A JP 2001255167 A JP2001255167 A JP 2001255167A JP 2003065384 A JP2003065384 A JP 2003065384A
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vibration
piston
fluid
flow path
absorbing device
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JP2001255167A
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Toshifumi Sakata
利文 坂田
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/26Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions
    • F16F13/30Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions comprising means for varying fluid viscosity, e.g. of magnetic or electrorheological fluids
    • F16F13/305Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions comprising means for varying fluid viscosity, e.g. of magnetic or electrorheological fluids magnetorheological

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体コンパクトで、設計自由度の高い構造に
してコスト低減を図りながら、少ない消費電力のもとで
低周波数領域だけでなく広範な高周波数領域の振動に対
しても適確かつ十分な振動減衰性能が発揮できるように
する。 【解決手段】 弾性体5の弾性変形に伴い加振方向に相
対変位可能なピストン状部材6とシリンダ状部材7との
間に、垂直流路部分9A,9Bと水平流路部分9Cとに
よりMR流体8を密封保持する断面クランク状のMR流
体流路9が形成されており、この流路9のうち水平流路
部分9Cを横断する磁路を形成しMR流体8の粘度を変
化させるための磁界強さを制御可能な電磁石10がピス
トン状部材6側に固定支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体製造
工場等に設置される各種機器を搭載支持した機器搭載台
が地震や車両走行等に起因して振動することを除去ある
いは低減するように機器搭載台と地面もしくは床面の間
に介在して用いられる台除振装置等に応用される振動吸
収装置、及び、主として自動車用エンジンを車体に弾性
支持させて振動を吸収し減衰するエンジンマウント等に
応用される液体封入式振動吸収装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】台除振装置等の振動吸収装置では、機器
搭載台上での励起振動に対しては瞬時にその振動を吸収
して低減し、地面もしくは床面側で起きる低周波数領域
の微振動に対しては常時その振動を吸収し低減すること
が要求される。このような要求に対応する振動吸収装置
として、従来、ゴムエマトラマーなどを用いた弾性膜か
ら構成されたものや、機器搭載台の振動に対して干渉す
るようにピエゾアクチュエータを外部から駆動制御させ
ることにより、機器搭載台の励起振動及び地面側で起き
る低周波数領域の微振動を低減可能としたアクティブ型
台除振装置が知られている。
【0003】また、エンジンマウント等に応用される液
体封入式振動吸収装置として、従来より、弾性ゴム及び
ダイヤフラム等の弾性体を含む中空状本体の内部に、該
内部を主,副二つの液室に仕切るようにゴムエマトラマ
ーなどを用いた弾性膜から構成された仕切り用隔壁を設
けるとともに、振動付加時の弾性ゴムの変形に伴って圧
縮される主液室内の封入液体の一部を副液室側に流動さ
せる緩衝用オリフィスを設けて、低周波数領域の振動が
作用した場合は、主液室内の封入液体をオリフィスを通
過して副液室側に流動させることで主液室内の液圧変動
を吸収して振動を減衰する一方、オリフィスが閉ざされ
た状態になる高周波数領域の振動が作用した場合は、弾
性膜からなる仕切り用隔壁を弾性変位させることで主液
室の液圧変動を吸収させるように構成したものや、例え
ば特開平7−224885号公報や特開平5−1641
81号公報等に開示されているように、主液室の側壁の
一部を可動板あるいは振動板(以下、可動板等と称す
る)から構成し、この可動板等を電磁石と磁性流体との
組み合わせによる電磁力を介して変位させることによ
り、高周波数領域の振動が作用したときの主液室内の液
圧変動を吸収させるように構成したもの、が提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、台除振装置等
に応用される従来の振動吸収装置及びエンジンマウント
等に応用される従来の液体封入式振動吸収装置のうち、
ゴムエマトラマーなどの弾性膜を用いて構成されるもの
では、弾性膜自体の剛性(ばね定数)が振動周波数にか
かわらず常に一定不変であるために、特定(一つまたは
非常に狭い範囲)の周波数領域の振動に対してのみ減衰
性能を発揮するものの、それ以外の周波数領域の振動に
対しては十分な減衰性能が発揮されない。
【0005】また、台除振装置等に応用される従来の振
動吸収装置のうち、ピエゾアクチュエータの駆動制御に
より機器搭載台の振動に干渉する振動を付与して台振動
を低減するように構成されたたアクティブ型台除振装置
は、機器搭載台の励起振動及び地面側で起きる低周波数
領域の微振動のいずれの場合もピエゾアクチュエータを
振動周波数に応じて常に適正な干渉振動が付与できるよ
うに細やかに駆動制御する必要があり、ピエゾアクチュ
エータの使用に伴い装置全体が大型化し、かつ、設計の
自由度が制約されてイニシャルコストがアップするに止
まらず、消費電力も大きくランニングコストの上昇も避
けられないという問題がある。
【0006】さらに、従来の液体封入式振動吸収装置の
うち、主液室の側壁の一部を構成する可動板等を電磁石
と磁性流体との組み合わせによる電磁力を介して変位さ
せる構成のものでは、可動板等の変位によって主液室内
の液圧を調整することは可能であるものの、共振周波数
を調整することはできない、あるいは、極く限られた狭
い周波数範囲でのみ共振周波数の調整が可能であるに過
ぎないので、広い範囲の高周波数領域の振動に対して十
分な減衰性能を発揮させることができないという問題が
あった。
【0007】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、全体をコンパクトで、かつ、設計自由度の高
い構造にしてコストの低減を図りながら、少ない消費電
力のもとで低周波数領域だけでなく広範な高周波数領域
の振動に対しても適確かつ十分な振動減衰性能を発揮さ
せることができる振動吸収装置及び液体封入式振動吸収
装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明に係る振動吸収装置は、振
動発生部側及び振動受部側に弾性体を介在させて取付け
られて振動付加時の弾性体の弾性変形に伴い加振方向に
相対変位可能なピストン状部材とシリンダ状部材の間
に、磁界強さの大きさによって粘度が変化するMR流体
を流動可能な状態に密封保持する流路が形成されている
とともに、この流路を横断する磁路を形成しMR流体の
粘度を変化させるための磁界強さを制御可能な電磁石が
設けられている振動吸収装置であって、上記MR流体の
流路が、上記ピストン状部材とシリンダ状部材の相対変
位方向に沿い互いに平行に位置する流路部分とそれら流
路部分を相互に連通するように上記相対変位方向に直交
またはほぼ直交する方向に沿って位置して磁路の横断部
を構成する流路部分とを有する断面クランク状に形成さ
れていることを特徴とするものである。
【0009】また、上記と同様な目的を達成するため
に、請求項4に記載の本発明に係る液体封入式振動吸収
装置は、振動発生部及び振動受部にそれぞれ連結される
二つの取付部材及びこれら二つの取付部材間に設けられ
た弾性体により形成される中空状本体の内部に、該内部
を主,副二つの液室に仕切るように配置されて振動付加
時の弾性体の変形に伴い両液室の体積を相対的に可変す
る方向に変位可能なピストン状隔壁が設けられていると
ともに、このピストン状隔壁と該ピストン状隔壁の外周
を取り巻く中空状本体側のシリンダ状部材との間には、
磁界強さの大きさによって粘度が変化するMR流体を流
動可能な状態に密封保持する流路が形成され、かつ、こ
の流路を横断する磁路を形成しMR流体の粘度を変化さ
せるための磁界強さを制御可能な電磁石が設けられてい
る液体封入式振動吸収装置であって、上記MR流体を密
封保持する流路が、上記ピストン状隔壁の変位方向に沿
い互いに平行に位置する流路部分とそれら流路部分を相
互に連通するようにピストン状隔壁の変位方向に直交ま
たはほぼ直交する方向に沿って位置して磁路の横断部を
構成する流路部分とを有する断面クランク状に形成され
ていることを特徴とするものである。
【0010】上記のような特徴構成をそれぞれ有する請
求項1及び請求項4に記載の本発明によれば、低周波数
領域の振動作用下では電磁石への通電によりMR流体の
粘度を最大にしピストン状部材またはピストン状隔壁
(以下、ピストン体と称する)のばね定数の増加させて
ピストン体を剛体化することで、低周波数領域の振動を
弾性体または主液室内の封入液体を緩衝用オリフィスを
通して副液室に流動させるという本来の液圧変動吸収作
用により吸収して所定の振動減衰性能が発揮される一
方、高周波数領域の振動作用下では電磁石への通電電流
をコントロールしてMR流体の粘度を増減調整しピスト
ン体自体の剛性を任意に、かつ、幅広く変化させること
により、ピストン体の振動の共振系、つまり、共振周波
数を広い範囲に亘ってきめ細かく調整して広範な高周波
数領域の振動に対しても十分な減衰性能を発揮させるこ
とができる。
【0011】特に、MR流体流路を断面クランク状に形
成し、そのクランク状流路のうちピストン体の変位方向
に対して直交またはほぼ直交する方向に沿って位置する
流路部分に磁路を横断させる構成を採用したことによ
り、通電に伴い磁路横断箇所に対応する流路部分のMR
流体の硬化(粘度増大)によってMR流体の流れを堰止
めてピストン体の剛性を急速に増大させることが可能で
ある。詳述すると、例えば、MR流体流路を一直線状に
形成し、その直線状流路の一部分に磁路を横断させるこ
とにより、通電に伴い粘度増大するMR流体の内部摩擦
力に依存して剛性の増大を図るように構成したものに比
べて、通電電流に対するばね定数(剛性)の変化率を大
きくすることが可能である。したがって、既述したよう
に低周波数領域及び広範な高周波数領域の振動に対する
適確かつ十分な振動減衰性能を、少ない消費電力のもと
で発揮させてランニングコストの低減が図れるととも
に、振動周波数に対する剛性切替えの迅速化が図れる。
【0012】上記構成の振動吸収装置及び液体封入式振
動吸収装置において、電磁石はピストン体の外周に位置
するシリンダ状部材側に固定支持させてもよいが、特
に、請求項2及び請求項5に記載のように、電磁石をピ
ストン体側に固定支持させることにより、ピストン体側
の内部空間を電磁石の設置スペースに有効利用して装置
全体をコンパクトに構成しやすい。
【0013】また、上記構成の振動吸収装置及び液体封
入式振動吸収装置において、請求項3及び請求項6に記
載のように、シリンダ部材を、MR流体流路のうちピス
トン体との相対変位方向に直交またはほぼ直交する方向
に沿って位置する流路部分を横断するような磁路を形成
するための強磁性材質からなるヨーク部とこのヨーク部
を取り囲み保持する非磁性あるいは弱磁性材質からなる
リング部とから構成することによって、電磁石により発
生される磁束の漏れをできるだけ少なくしてMR流体流
路のうち磁路横断箇所に対応する流路部分に磁束を集中
させることが可能で、所定の振動減衰性能を発揮させる
ための消費電力の一層の軽減が図れるとともに、振動周
波数に対する剛性切替えをより迅速化することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面にも
とづいて説明する。図1は請求項1乃至3に記載の本発
明に係る振動吸収装置の一例である台除振装置の半縦断
面構造を示す。この台除振装置Aは、図2に示すよう
に、振動発生部となる機器搭載台1と振動受部となる半
導体製造工場等の地面もしくは床面2(以下、床面等と
称する)との間に介在して用いられるものであって、機
器搭載台1の下面への取付金具3と床面等2への設置固
定部材4との間に弾性ゴム等の弾性体5を介して取付け
られたピストン状部材6とシリンダ状部材7とを備えて
おり、これらピストン状部材6とシリンダ状部材7は、
機器搭載台1上での励起振動あるいは床面等2側で起き
る微振動等の振動付加時における弾性体5の弾性変形に
伴い加振方向、つまり、上下方向に相対変位可能に構成
されている。
【0015】上記シリンダ状部材7は、強磁性材質から
なりピストン部材6側に向けて突出する円環状のヨーク
部7Aとこのヨーク部7Aの外周部分を取り囲んで固定
保持する非磁性あるいは弱磁性材質からなるリング部7
Bとから構成されており、このシリンダ状部材7のヨー
ク部7Aとピストン状部材6との間には、磁界強さの大
きさによって粘度が変化するMR流体8を流動可能な状
態に密封保持するMR流体流路9が上記両部材6,7A
及び弾性体5により形成されている。
【0016】このMR流体流路9は、上記ピストン状部
材6とシリンダ状部材7との上下相対変位方向に沿って
互いに平行に位置する上下一対の垂直流路部分9A,9
A及び中間垂直流路部分9Bとそれら上下一対の垂直流
路部分9A,9A及び中間垂直流路部分9Bをそれぞれ
相互に連通するように上下相対変位方向に直交またはほ
ぼ直交する方向に沿って位置し、各垂直流路部分9A,
9A,9Bの幅d2よりも狭い幅d1の上下一対の水平
流路部分9C,9Cとを有し全体として断面クランク状
に形成されている。
【0017】上記ピストン状部材6の外周部で上記シリ
ンダ部材7のヨーク部7Aの内周端に対向する箇所に
は、上記MR流体流路9の上下一対の水平流路部分9
C,9Cを横断するような磁路mpを形成する電磁石1
0が円環状に配置されピストン状部材6に固定支持され
ており、この電磁石10への通電電流をコントロールす
ることにより上記MR流体流路9の上下一対の水平流路
部分9C,9Cを横断する磁路mpに流れる磁界強さを
制御してMR流体8の粘度を増減変化可能に構成してい
る。
【0018】なお、上記MR流体8は、高濃度の懸濁液
中に1〜10μm程度の粒子径をもつ強磁性金属微粒子
を分散させてなるビンガム流体で、−40〜150℃の
作動温度域を有し磁界強さの大きさによって粘度が変化
するものであり、磁気粘性流体あるいは磁気流動学的流
体と呼ばれている。
【0019】上記構成の台除振装置Aにおいては、機器
搭載台1上で振動が励起された時には電磁石スイッチ
(図示省略)をONにして電磁石10へ通電電流を流
し、MR流体流路9のうち上下一対の水平流路部分9
C,9Cを横断する磁路mpに流れる磁界強さを大きく
してMR流体8の粘度を最大に増大させることより、台
除振装置Aが剛体化され弾性体5によって機器搭載台1
の励起振動を吸収し低減することができる。そして、機
器搭載台1上の振動が収まった時には電磁石10への通
電を停止して、MR流体8の粘度を減少しピストン状部
材6とシリンダ状部材7の上下相対変位を許容すること
により、台除振装置Aが柔の状態となり床面等2で常時
発生する低周波数領域の微振動が弾性体5の弾性変形に
伴うピストン状部材6とシリンダ状部材7との上下相対
変位によって吸収され機器搭載台1への振動の伝達を低
減することができる。
【0020】図3は請求項1乃至3に記載の本発明に係
る液体封入式振動吸収装置の一例であるエンジンマウン
トの第1実施例を示す全体縦断面図、図4はその要部の
拡大縦断面図である。この第1実施例のエンジンマウン
トBは、自動車用エンジン等の振動発生源側に取付け可
能な取付金具11と、環状形の主金具12と、これら両
金具11,12間に連結された略円柱形状の本体弾性ゴ
ム13と、自動車用フレーム等の振動受部側に取付け可
能な皿形状の取付部材14と、上記主金具12の内周面
に設けられたシリンダ状部材15と、上記取付部材14
内に張設保持されたダイヤフラム16とにより中空状の
本体ボディ17が構成されている。この本体ボディ17
におけるシリンダ状部材15の内部にピストン状隔壁1
8を設置することにより該ピストン状隔壁18の上下に
主,副二つの液室19,20が区画形成されている。
【0021】上記主,副二つの液室19,20間には、
両液室19,20を相互に連通し、振動付加時の本体弾
性ゴム13の弾性変形に伴い圧縮される主液室19内の
封入液体の一部を副液室20側に流動させて主液室19
内の液圧変動をダイヤフラム16の変形と相俟って吸収
する緩衝用オリフィス21が設けられている。
【0022】上記のような基本構成を有するエンジンマ
ウントBにおいて、上記シリンダ状部材15は、強磁性
材質からなりピストン状隔壁18側に向けて突出する円
環状のヨーク部15Aとこのヨーク部15Aの外周部分
を取り囲んで固定保持する非磁性あるいは弱磁性材質か
らなるリング部15Bとから構成されており、このシリ
ンダ状部材15とピストン状隔壁18との間には、磁界
強さの大きさによって粘度が変化するMR流体22を薄
肉カバーゴム23を介して密封状態で流動可能に保持す
るMR流体流路24が形成されている。
【0023】このMR流体流路24は、図5に明示する
ように、上記ピストン状隔壁18とシリンダ状部材15
との上下相対変位方向に沿って互いに平行に位置する上
下一対の垂直流路部分24A,24A及びそれらよりも
エンジンマウントBの中心に近い内側に位置する中間垂
直流路部分24Bとそれら上下一対の垂直流路部分24
A,24A及び中間垂直流路部分24Bをそれぞれ相互
に連通するように上下相対変位方向に直交またはほぼ直
交する方向に沿って位置し、各垂直流路部分24A,2
4A,24Bの幅d2よりも狭い幅d1の上下一対の水
平流路部分24C,24Cとを有し全体として断面クラ
ンク状に形成されている。
【0024】上記シリンダ状部材15のヨーク部15A
の内周端に対向する箇所のピストン状隔壁18には、非
磁性材質のカバー25により被覆され上記MR流体流路
24の上下一対の水平流路部分24C,24Cを横断す
るような磁路mpを形成する電磁石26が円環状に配置
されピストン状隔壁18に固定支持されており、この電
磁石26への通電電流をコントロールすることにより上
記MR流体流路24の上下一対の水平流路部分24C,
24Cを横断する磁路mpに流れる磁界強さを制御して
MR流体22の粘度を増減変化可能に構成している。
【0025】上記構成のエンジンマウントBにおいて
は、低周波数領域の振動が作用する条件下では電磁石ス
イッチ(図示省略)をONにして電磁石26に通電電流
を流し、磁路mpに形成される磁界強さを大きく調整し
てMR流体22の粘度を最大に増大させることより、ピ
ストン状隔壁18が剛体化される。この状態では、振動
付加に伴う本体弾性ゴム13の弾性変形に伴い圧縮され
る主液室19内の封入液体が緩衝用オリフィス21を通
過して副液室20側に流動されるという本来の液圧変動
吸収作用により低周波数領域の振動を十分に減衰するこ
とができる。
【0026】一方、高周波数領域の振動が作用する条件
下では、電磁石スイッチをOFFにして電磁石26への
通電を停止、あるいは、電磁石スイッチをONにして電
磁石26への通電電流をコントロールして、磁路mpに
形成される磁界強さをゼロ、あるいは、その大きさを調
整してMR流体22の粘度を増減変化させることによ
り、ピストン状隔壁18全体の剛性及び振動振幅を任意
に、かつ、広い範囲に亘って可変することが可能とな
り、これによって、ピストン状隔壁18の共振周波数を
広い範囲に亘ってきめ細かく調整し、広範な高周波数領
域の振動に対して十分大きな減衰効果を発揮させること
ができる。
【0027】図6はエンジンマウントBの第2実施例を
示す要部の拡大縦断面図であり、この第2実施例では、
断面クランク状に形成されているMR流体流路24の中
間垂直流路部分24Bを、上下一対の垂直流路部分24
A,24AよりもエンジンマウントBの中心から遠い外
側に位置させた点で第1実施例と相違し、その他の構成
は第1実施例と同様であるため、該当部分に同一の符号
を付してそれらの詳しい構造説明及び振動吸収動作説明
は省略する。
【0028】図7はエンジンマウントBの第3実施例を
示す要部の拡大縦断面図であり、この第3実施例では、
MR流体流路24の中間垂直流路部分24Bと下部の垂
直流路部分24Aとを一直線状に配置してMR流体流路
24の全体を片クランク状に形成した点で第1実施例と
相違し、その他の構成は第1実施例と同様であるため、
該当部分に同一の符号を付してそれらの詳しい構造説明
及び振動吸収動作説明は省略する。
【0029】図8及び図9はエンジンマウントBの第4
及び第5実施例を示す要部の拡大縦断面図であり、これ
ら第4及び第5実施例では電磁石26がシリンダ状部材
15側に配置固定されており、この電磁石26の配置の
関係から第1及び第2実施例のものと比べてエンジンマ
ウントB全体の径が少し大きくなる点で相違し、その他
の構成は第1及び第2実施例と同様であるため、該当部
分に同一の符号を付してそれらの詳しい構造説明及び振
動吸収動作説明は省略する。
【0030】上記した台除振装置A及び第1実施例〜第
5実施例のいずれのエンジンマウントBにおいても、M
R流体流路9及び24が断面クランク状に形成され、そ
のクランク状流路9及び24のうちピストン体6及びピ
ストン状隔壁18の変位方向に対して直交またはほぼ直
交する方向に沿って位置し、かつ、幅d1の小さい水平
流路部分9C及び24Cに対して磁路mpを横断させる
構成が採用されているので、通電に伴い磁路横断箇所に
対応する水平流路部分9C及び24CのMR流体8及び
22が硬化(粘度増大)することによって、そのMR流
体8及び22の流れが堰止められてピストン体6及びピ
ストン状隔壁18の剛性が急速に増大されることにな
り、例えば、MR流体流路を一直線状に形成し、その直
線状流路の一部分に磁路を横断させるように構成するも
のに比べて、通電電流に対するばね定数(剛性)の変化
率を大きくすることが可能である。
【0031】因みに、図10に示すように、上記第1実
施例で説明したエンジンマウントにおけるMR流体流路
と同様に、電磁石26を固定支持した鉄製のピストン状
隔壁18と鉄製ヨーク部15A及び真鍮製リング部15
Bからなるシリンダ状部材15との間に断面内向きクラ
ンク状のMR流体流路24を形成し、各部の寸法を図1
0中に記入した数値(単位:mm)に設定してなる本発
明品と、図11に示すように、電磁石26’を固定支持
しその外側にアクリル板30’を配置した鉄製のピスト
ン状隔壁18’と鉄製シリンダ状部材15’との間に上
下方向一直線状のMR流体流路24’を形成し、各部の
寸法を本発明品と同様に設定してなる比較品とについ
て、電流(A)に対するばね定数(N/mm)の変化率
を測定する実験を行ったところ、図12に示すような結
果が得られた。
【0032】図12に示す実験結果からも明らかなよう
に、本発明品は比較品に比べて、小さい電流でばね定数
を大きく増加させることが可能であり、したがって、低
周波数領域及び広範な高周波数領域の振動に対する適確
かつ十分な振動減衰性能を、少ない消費電力のもとで発
揮させてランニングコストの低減が図れるとともに、振
動周波数に対する剛性切替えの迅速化が図れる。また、
比較品の場合は、ばね定数(剛性)を増加させる際、M
R流体自身の内部摩擦力への依存性が高いために、高価
なMR流体の使用量を多くしなければならないが、本発
明品の場合は、MR流体の流れを堰止めて物理的な係合
力でばね定数を増加させることができるので、MR流体
の使用量も非常に少なくてすみ、その面でのコスト低減
も図ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、請求項1及び請求項4に
記載の本発明によれば、電磁石への通電(印加)電流の
コントロールにより磁界強さを調整するだけで、ピスト
ン体自体の剛性を任意に、かつ、幅広く変化させること
が可能なMR流体を用いていることと、そのMR流体流
路を断面クランク状に形成してMR流体の電流に対する
ばね定数(剛性)の変化率を大きくすることが可能な構
成を採用していることとの相乗によって、全体をコンパ
クトで、かつ、設計自由度の高い構造にしてイニシャル
コストの低減を図りながら、少ない消費電力のもとで低
周波数領域の振動だけでなく広範な高周波数領域の振動
に対しても適確かつ十分な振動減衰性能を発揮させるこ
とができ、その上、振動周波数に対する剛性切替えも迅
速に行えて高周波数領域の振動と低周波数領域の振動が
混在し繰り返し発生される箇所の振動吸収装置として極
めて有効に用いることができるという効果を奏する。
【0034】特に、請求項2及び5に記載のような構成
を採用することにより、装置全体を一層コンパクトにし
て用途範囲を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至3に記載の本発明に係る振動吸収
装置の一例である台除振装置の半縦断面図である。
【図2】同上台除振装置の使用状態を示す概略斜視図で
ある。
【図3】請求項4乃至6に記載の本発明に係る液体封入
式振動吸収装置の一例であるエンジンマウントの第1実
施例を示す全体縦断面図である。
【図4】図3の要部の縦断面図である。
【図5】図4の要部の拡大半縦断面図である。
【図6】エンジンマウントの第2実施例を示す要部の拡
大半縦断面図である。
【図7】エンジンマウントの第3実施例を示す要部の拡
大半縦断面図である。
【図8】エンジンマウントの第4実施例を示す要部の拡
大半縦断面図である。
【図9】エンジンマウントの第5実施例を示す要部の拡
大半縦断面図である。
【図10】実験に用いた本発明品を示す要部の拡大半縦
断面図である。
【図11】実験に用いた比較品を示す要部の拡大半縦断
面図である。
【図12】本発明品及び比較品における電流/ばね定数
の実験結果を示すグラフである。
【符号の説明】
5 弾性体 6 ピストン状部材 7,15 シリンダ状部材 7A,15A ヨーク部 7B,15B リング部 8,22 MR流体 9,24 MR流体流路 9A,9B,24A,24B 垂直流路部分 9C,24C 水平流路部分 10,26 電磁石 11 取付金具 13 本体弾性ゴム 14 取付部材 18 ピストン状隔壁 19 主液室 29 副液室 A 台除振装置(振動吸収装置の一例) B エンジンマウント(液体封入式振動吸収装置の一
例)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動発生部側及び振動受部側に弾性体を
    介在させて取付けられて振動付加時の弾性体の弾性変形
    に伴い加振方向に相対変位可能なピストン状部材とシリ
    ンダ状部材の間に、磁界強さの大きさによって粘度が変
    化するMR流体を流動可能な状態に密封保持する流路が
    形成されているとともに、この流路を横断する磁路を形
    成しMR流体の粘度を変化させるための磁界強さを制御
    可能な電磁石が設けられている振動吸収装置であって、 上記MR流体の流路が、上記ピストン状部材とシリンダ
    状部材の相対変位方向に沿い互いに平行に位置する流路
    部分とそれら流路部分を相互に連通するように上記相対
    変位方向に直交またはほぼ直交する方向に沿って位置し
    て磁路の横断部を構成する流路部分とを有する断面クラ
    ンク状に形成されていることを特徴とする振動吸収装
    置。
  2. 【請求項2】 上記電磁石が、ピストン状部材側に固定
    支持されている請求項1に記載の振動吸収装置。
  3. 【請求項3】 上記シリンダ部材は、上記相対変位方向
    に直交またはほぼ直交する方向に沿って位置する流路部
    分を横断するような磁路を形成するための強磁性材質か
    らなるヨーク部とこのヨーク部を取り囲み保持する非磁
    性あるいは弱磁性材質からなるリング部とから構成され
    ている請求項1または2に記載の振動吸収装置。
  4. 【請求項4】 振動発生部及び振動受部にそれぞれ連結
    される二つの取付部材及びこれら二つの取付部材間に設
    けられた弾性体により形成される中空状本体の内部に、
    該内部を主,副二つの液室に仕切るように配置されて振
    動付加時の弾性体の変形に伴い両液室の体積を相対的に
    可変する方向に変位可能なピストン状隔壁が設けられて
    いるとともに、このピストン状隔壁と該ピストン状隔壁
    の外周を取り巻く中空状本体側のシリンダ状部材との間
    には、磁界強さの大きさによって粘度が変化するMR流
    体を流動可能な状態に密封保持する流路が形成され、か
    つ、この流路を横断する磁路を形成しMR流体の粘度を
    変化させるための磁界強さを制御可能な電磁石が設けら
    れている液体封入式振動吸収装置であって、 上記MR流体を密封保持する流路が、上記ピストン状隔
    壁の変位方向に沿い互いに平行に位置する流路部分とそ
    れら流路部分を相互に連通するようにピストン状隔壁の
    変位方向に直交またはほぼ直交する方向に沿って位置し
    て磁路の横断部を構成する流路部分とを有する断面クラ
    ンク状に形成されていることを特徴とする液体封入式振
    動吸収装置。
  5. 【請求項5】 上記電磁石が、ピストン状隔壁側に固定
    支持されている請求項4に記載の液体封入式振動吸収装
    置。
  6. 【請求項6】 上記シリンダ状部材が、断面クランク状
    流路のうちピストン状隔壁の変位方向に直交またはほぼ
    直交する方向に沿って位置する流路部分を横断するよう
    な磁路を形成するための強磁性材質からなるヨーク部と
    このヨーク部を取り囲む非磁性あるいは弱磁性材質から
    なるリング部とから構成されている請求項4または5に
    記載の液体封入式振動吸収装置。
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