JP3595772B2 - 液体封入式振動吸収装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として自動車用エンジンを車体に弾性支持させて振動を吸収し減衰するエンジンマウント等に用いられる液体封入式振動吸収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の液体封入式振動吸収装置は、弾性ゴム及びダイヤフラム等の弾性体を含む中空状本体ボディの内部に仕切り用隔壁を設けることで主,副二つの液室が区画形成され、振動付加時の弾性ゴムの変形に伴って圧縮される主液室内の封入液体の一部が緩衝用オリフィスを通過して副液室側に流動することによって、主液室内の液圧変動を吸収させて振動を減衰するように構成されているのが一般的である。
【0003】
しかし、上記のごとく緩衝用オリフィスのみを有し、仕切り用隔壁が固定されてなる液体封入式振動吸収装置では、振動が低周波数領域の場合は封入液体がオリフィスを通過して副液室側に流動するので、主液室内の液圧変動を吸収して振動を減衰することが可能であるものの、振動が高周波数領域の場合はオリフィスが閉ざされたと同様な状態となるために、主液室内の液圧変動を吸収することができず、高周波振動を減衰することができない。
【0004】
そこで、従来、二つの液室を区画する仕切り用隔壁をゴムエマトラマーなどを用いた弾性膜から構成し、高周波数領域の振動が作用したとき、弾性膜からなる仕切り用隔壁を弾性変位させることで主液室の液圧変動を吸収させるように構成したものが提案されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の液体封入式振動吸収装置の場合は、仕切り用隔壁が弾性膜であっても、1つの部材である限りその剛性は一定で、振動周波数に応じて剛性を変化させることができないために、特定(一つまたは非常に狭い範囲)の周波数領域の振動に対してのみ減衰効果が発揮されるだけで、それ以外の周波数領域の振動に対しては十分な減衰効果を発揮することができないという問題があった。
【0006】
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、仕切り用隔壁自体の剛性を可変にして、広い高周波数領域の振動に対して所定の減衰効果を発揮させることができる液体封入式振動吸収装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る液体封入式振動吸収装置は、弾性体を含む中空状本体ボディの内部に仕切り用隔壁を介して主,副二つの液室が形成されているとともに、それら主,副二つの液室を連通させることにより振動付加時の弾性体の変形に伴い圧縮される主液室内の封入液体の一部を副液室側に流動させて主液室内の液圧変動を吸収する緩衝用オリフィスが設けられてなる液体封入式振動吸収装置において、上記仕切り用隔壁が、主,副二つの液室の体積を可変する方向に変位可能なピストン状部材から構成され、このピストン状隔壁の外周部には、本体ボディの一部を構成するようにピストン状隔壁と同芯に電磁石が環状に配設されているとともに、この環状電磁石とピストン状隔壁との間には、液体中に強磁性金属微粒子を分散させてなり、磁界強さの大きさによって粘度が変化するMR流体が密封状態で介在され、上記ピストン状隔壁は、非磁性あるいは弱磁性材質からなる本体部と、上記電磁石の両極部に接続されたヨークと共に磁路の一部を形成する強磁性材質からなるリング部とから構成されていることを特徴とするものである。
【0008】
上記のような特徴構成を有する本発明によれば、電磁石への通電をオン・オフしたり、通電(印加)電流をコントロールしたりして磁界強さの大きさを調整しMR流体の粘度を増減変化させることによって、低周波数領域では仕切り用ピストン状隔壁を一定位置に固定し、かつ、高周波数領域では仕切り用ピストン状隔壁を主,副二つの液室の体積が相対的に可変される方向に変位させて隔壁自体の剛性を変化させることで、主,副両液室の体積弾性率を任意に、かつ応答性よく変更することが可能である。これによって、高周波数領域の振動が作用するときの減衰係数のピーク周波数を可変させて広い高周波数領域での振動に対して十分な減衰効果を発揮させることができる。
【0009】
上記のごとき液体封入式振動吸収装置におけるピストン状隔壁としては、漏れ磁束を少なくしてピストン状隔壁を少ない消費電力のもとで確実、円滑に駆動変位させることからみて、非磁性あるいは弱磁性材質からなる本体部と、上記電磁石の両極部に接続されたヨークと共に磁路の一部を形成する、例えば鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性材質からなるリング部とから構成されていることが望ましい。
【0010】
また、上記電磁石、MR流体及びピストン状隔壁は、共に円環状形であることが最も好ましいが、楕円環状形や矩形環状形であってもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
図1は実施例1の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造を示し、この液体封入式振動吸収装置は、自動車用エンジン等の振動発生源側に取付け可能な取付金具1、環状形の主金具2、これら両金具1,2間に連結された円錐形状の本体弾性ゴム3、自動車用フレーム等の振動受部側に取付け可能な環状形の取付け部材4、この取付け部材4内に張設保持されたダイヤフラム5とから中空状に構成されている本体ボディ6の内部に仕切り用隔壁7を設置して該仕切り用隔壁7の上下に主,副二つの液室9,8が区画形成されている。
【0012】
上記主,副二つの液室9,8間には、両液室9,8を相互に連通し、振動付加時の弾性ゴム3の弾性変形に伴い圧縮される主液室9内の封入液体の一部を副液室8側に流動させて主液室9内の液圧変動をダイヤフラム5の変形と相俟って吸収する緩衝用オリフィス10が設けられている。
【0013】
上記のような基本構成を有する液体封入式振動吸収装置において、上記仕切り用隔壁7が、非磁性あるいは弱磁性材質からなる円形盤状の本体部7Aと鉄やコバルト、ニッケル等の強磁性材質からなるリング部7Bとからなり、上記主,副二つの液室9,8の体積を相対的に可変するa−b方向に変位可能なピストン状部材に構成されている。
【0014】
このピストン状隔壁7におけるリング部7Bの外周部には、本体ボディ6の一部を構成するようにピストン状隔壁7と同芯に電磁石11が円環状に配設されており、この電磁石11の両極部に接続された円環状のヨーク12,13と上記ピストン状隔壁7におけるリング部7Bとによって磁路14が形成されている。また、上記緩衝用オリフィス10は、一方のヨーク12側に主液室9側に開口接続するように一方のヨーク12側に形成された通路10aと、この通路10aに一端を接続して他方のヨーク13側に半円環状に形成された通路10bと、この半円環状通路10bに一端を接続しかつ他端をヨーク12側の通路10aの開口位置に対して、例えば180°変位した箇所で副液室8に開口接続するようにヨーク13側に形成された通路10cとにより構成されている。
【0015】
そして、上記ピストン状隔壁7におけるリング部7Bと電磁石11との間に形成される円環状隙間のピストン状隔壁7変位方向の両端部をそれぞれ円環状弾性ゴム16,16によりシールし、そのシールされた円環状隙間内にMR流体15が密封状態に介在されているとともに、両端の円環状弾性ゴム16,16によりピストン状隔壁7が上記a−b方向に変位可能に弾性支持されている。上記MR流体15は、高濃度の懸濁液中に1〜10μm程度の粒子径をもつ強磁性金属微粒子を分散させてなるビンガム流体で、−40〜150℃の作動温度域を有し磁界強さの大きさによって粘度が変化するものであり、磁気粘性流体あるいは磁気流動学的流体と呼ばれている。
【0016】
上記構成の液体封入式振動吸収装置において、低周波数領域の振動が作用する条件下では、電磁石スイッチ(図示省略)をONにして電磁石11へ一定の印加電流を通電させることによって、磁路14に形成される磁界強さが大きくなり、これに伴ってMR流体15の粘度が増大して、図2(a)中の点線で示すように、ピストン状隔壁7の剛性、つまり、動ばね定数が大きくなる。これによって、ピストン状隔壁7は殆ど固定され、主液室9の封入液体が緩衝用オリフィス10を通過して副液室8側に流動して主液室9内の液圧変動を吸収することになり、図2(b)中の点線で示すように、低周波数領域で大きな減衰係数が得られる。
【0017】
一方、高周波数領域の振動が作用する条件下では、電磁石スイッチをOFFにして電磁石11への通電を停止することによって、磁界強さが小さくなり、これに伴ってMR流体15の粘度が減少して、図2(a)中の実線に示すように、ピストン状隔壁7の剛性、つまり、動ばね定数が通電時よりも小さくなる。これによって、ピストン状隔壁7は自由変位可能な状態となり、低周波数領域での減衰係数は図2(b)中の実線で示すように、電磁石スイッチがONの場合に比べて小さくなる反面、主、副二つの液室9,8の体積弾性率が応答性よく変更されることになるため、高周波数領域での振動に対して十分大きな減衰効果を発揮させることが可能となる。
【0018】
また、電磁石スイッチがONにある時の電磁石11への印加電流値を増減して磁界強さを変化させることによって、MR流体15の粘度が変動して図3(a)中に太さの相違する複数の実線で示すように、ピストン状隔壁7の動ばね定数のピーク値及びそのピーク値周波数を変更可能となり、これによって、図3(b)中に太さの相違する複数の実線で示すように、低周波数領域での減衰係数のピーク周波数を可変し、これに伴って電磁石スイッチが0FFの時、つまり、高周波数領域での主,副二つの液室9,8の体積弾性率を任意に変更して、高周波数領域の広い周波数範囲での振動に対して大きな減衰効果を発揮させることが可能となる。
【0019】
図4は実施例2の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造を示し、この実施例2では、オリフィス10をピストン状隔壁7における本体部7Aに形成している点で実施例1と相違するのみで、その他の構成は実施例1と同様であるため、該当部分に同一の符号を付して、それらの詳しい構造説明は省略する。
【0020】
図5は実施例3の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造、図6は実施例4の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造を示し、これら実施例3及び4では、ピストン状隔壁7におけるリング部7Bと電磁石11との間に形成される円環状隙間のうち、ピストン状隔壁7の変位方向(a−b)の一端部近くの磁路14形成部分にのみ円環状弾性ゴム16,16を介してMR流体15を密封状態に介在させている点で実施例1と相違し、その他の構成は実施例1と同様であるため、該当部分に同一の符号を付して、それらの詳しい構造説明は省略する。これら実施例3及び4では、漏れ磁束が少なくなって磁束を一層効率よく形成できる。特に、図6に示す実施例4のように、ピストン状隔壁7における本体部7Aの外周縁部7eとヨーク12の内周縁部12eとを共に先鋭形状にして対向させギャップを小さくすることにより、印加電流の割に電磁力を高めることができる。
【0021】
図7は実施例5の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造、図8は実施例6の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造を示し、これら実施例5及び6では、共に弾性ゴム16,16を磁路14から外側に食み出るような略山型断面形状に形成することで弾性ゴム16,16が磁束の邪魔にならないようにした点が実施例1と相違し、また、実施例6ではそれに加えて電磁石11を内外二重に配設している点でも実施例1と相違し、その他の構成は実施例1と同様であるため、該当部分に同一の符号を付して、それらの詳しい構造説明は省略する。
【0022】
図9は実施例7の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造、図10は実施例8の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造、図11は実施例9の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造を示し、これら実施例7、8及び9では、共にピストン状隔壁7におけるリング部7Bの中間位置から外側に向けて突出部7bを一体に形成するとともに、ヨーク12,13の内周端部から突出部7bに向けて延長ヨーク部12a,13aを一体に突出形成することにより、複数の磁路14を形成して磁界強さの大きさによるMR流体15の粘度の増減変化を一層効率よく行なえるようにした点で実施例1と相違し、実施例8ではそれに加えて、リング部7Bの突出部7bにMR流体15の流動を制限するオリフィス17を設けて高周波数領域でのピストン状隔壁7の変位速度を適正にコントロールするようにした点でも実施例1と相違し、また、実施例9ではそれらに加えて、リング部7Bの突出部7bに設けられるオリフィス17を変位方向(a−b)に対して傾斜させてMR流体15の流動に抵抗を与えるようにした点でも実施例1と相違し、その他の構成は実施例1と同様であるため、該当部分に同一の符号を付して、それらの詳しい構造説明は省略する。
【0023】
図12は実施例10の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造を示し、この実施例10では、ピストン状隔壁7が円盤状の本体部7Aのみからなり、この円盤状の本体部7Aの周端部分を、MR流体15を密封したゴムチューブ状弾性体18で保持させることによりピストン状隔壁7を上記a−b方向に変位可能に構成した点で実施例1と相違し、その他の構成は実施例1と同様であるため、該当部分に同一の符号を付して、それらの詳しい構造説明は省略する。
【0024】
また、図13は実施例11の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造を示し、この実施例11では、ピストン状隔壁7におけるリング部7Bをヨーク12,13の内周端部に貼付固定した非磁性環状弾性部材19と電磁石11との間に形成され、内部にMR流体15を密封した円環状隙間内に収納保持させて上記a−b方向に変位可能に構成した点で実施例1と相違し、その他の構成は実施例1と同様であるため、該当部分に同一の符号を付して、それらの詳しい構造説明は省略する。
【0025】
上記実施例2〜実施例11のいずれの液体封入式振動吸収装置においても、低周波数領域の振動に対しては、ピストン状隔壁7を固定し、主液室9の封入液体が緩衝用オリフィス10を通過して副液室8側に流動し主液室9内の液圧変動を吸収することによって大きな減衰係数が得られ、また、高周波数領域の振動に対してはMR流体15の粘度の減少に伴いピストン状隔壁7の動ばね定数が小さくて自由変位可能な状態となり、主,副二つの液室9,8の体積弾性率が応答性よく変更されることによって十分大きな減衰効果を発揮するといったように、実施例1とほぼ同様な防振作用を発揮させることが可能である。
【0026】
なお、上記各実施例においては、ピストン状隔壁7が円形であり、それに伴って、電磁石11を円環状形とし、かつ、MR流体15も円環状に配置介在させたものについて説明したが、ピストン状隔壁7を楕円形や矩形とした場合、それに応じて電磁石11の形状及びMR流体15の配置介在形状を楕円環状形や矩形環状形としてもよいこともちろんである。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、電磁石とそれによって発生される磁界強さの大きさによって粘度が変化するMR流体との組み合わせによって、仕切り用ピストン状隔壁を固定したり、主,副二つの液室の体積を相対的に可変する方向に変位させて隔壁自体の剛性を変化させたりすることが可能であるため、低周波数領域の振動に対しては液封式振動吸収装置が本来備えている高い減衰係数を確保して振動を十分に低減できる上に、高周波数領域の振動が作用する場合は、主,副両液室の体積弾性率を任意に、かつ応答性よく変更させて減衰係数のピーク周波数を可変させることができ、したがって、広い高周波数領域での振動に対しても十分な減衰効果を発揮させることができるという効果を奏する。
【0028】
特に、ピストン状隔壁を、非磁性あるいは弱磁性材質からなる本体部と、電磁石の両極部に接続されたヨークと共に磁路の一部を形成する強磁性材質からなるリング部とから構成することにより、漏れ磁束を少なくしてピストン状隔壁を少ない消費電力のもとで確実、円滑に駆動変位させ、所定の振動減衰効果を確実に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体封入式振動吸収装置で、実施例1の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造図である。
【図2】(a)は電磁石スイッチをON/0FFした時の動ばね定数と周波数との相関関係を示す特性図、(b)はその時の減衰係数と周波数との相関関係を示す特性図である。
【図3】(a)は電磁石スイッチをONにして印加電流を増減した時の動ばね定数と周波数との相関関係を示す特性図、(b)はその時の減衰係数と周波数との相関関係を示す特性図である。
【図4】本発明に係る液体封入式振動吸収装置で、実施例2の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造図である。
【図5】本発明に係る液体封入式振動吸収装置で、実施例3の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造図である。
【図6】本発明に係る液体封入式振動吸収装置で、実施例4の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造図である。
【図7】本発明に係る液体封入式振動吸収装置で、実施例5の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造図である。
【図8】本発明に係る液体封入式振動吸収装置で、実施例6の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造図である。
【図9】本発明に係る液体封入式振動吸収装置で、実施例7の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造図である。
【図10】本発明に係る液体封入式振動吸収装置で、実施例8の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造図である。
【図11】本発明に係る液体封入式振動吸収装置で、実施例9の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造図である。
【図12】本発明に係る液体封入式振動吸収装置で、実施例10の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造図である。
【図13】本発明に係る液体封入式振動吸収装置で、実施例11の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造図である。
【符号の説明】
3 本体弾性ゴム
5 ダイヤフラム
6 中空状本体ボディ
7 ピストン状隔壁
7A 本体部
7B リング部
8 副液室
9 主液室
10 オリフィス
11 電磁石
12,13 ヨーク
14 磁路
15 MR流体

Claims (1)

  1. 弾性体を含む中空状本体ボディの内部に仕切り用隔壁を介して主,副二つの液室が形成されているとともに、それら主,副二つの液室を連通させることにより振動付加時の弾性体の変形に伴い圧縮される主液室内の封入液体の一部を副液室側に流動させて主液室内の液圧変動を吸収する緩衝用オリフィスが設けられてなる液体封入式振動吸収装置において、
    上記仕切り用隔壁が、主,副二つの液室の体積を可変する方向に変位可能なピストン状部材から構成され、
    このピストン状隔壁の外周部には、本体ボディの一部を構成するようにピストン状隔壁と同芯に電磁石が環状に配設されているとともに、
    この環状電磁石とピストン状隔壁との間には、液体中に強磁性金属微粒子を分散させてなり、磁界強さの大きさによって粘度が変化するMR流体が密封状態で介在され
    上記ピストン状隔壁は、非磁性あるいは弱磁性材質からなる本体部と、上記電磁石の両極部に接続されたヨークと共に磁路の一部を形成する強磁性材質からなるリング部とから構成されている液体封入式振動吸収装置。
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