JP2002206585A - 液体封入式振動吸収装置 - Google Patents

液体封入式振動吸収装置

Info

Publication number
JP2002206585A
JP2002206585A JP2001004775A JP2001004775A JP2002206585A JP 2002206585 A JP2002206585 A JP 2002206585A JP 2001004775 A JP2001004775 A JP 2001004775A JP 2001004775 A JP2001004775 A JP 2001004775A JP 2002206585 A JP2002206585 A JP 2002206585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
piston
absorbing device
main
electromagnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001004775A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3595772B2 (ja
Inventor
Takeshi Oku
岳史 奥
Shuichi Okamoto
修一 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP2001004775A priority Critical patent/JP3595772B2/ja
Publication of JP2002206585A publication Critical patent/JP2002206585A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3595772B2 publication Critical patent/JP3595772B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕切り用隔壁自体の剛性を可変にして、広い
高周波数領域の振動に対して所定の減衰効果を発揮させ
ることができるようにする。 【解決手段】 緩衝用オリフィス10を介して連通接続
されている主,副二つの液室9,8を区画する仕切り用
隔壁7が、主,副二つの液室9,8の体積を可変する方
向に変位可能なピストン状に構成され、このピストン状
隔壁7の外周部には、本体ボディ6の一部を構成するよ
うに電磁石11が環状に配設されているとともに、この
電磁石11とピストン状隔壁7との間に、磁界強さの大
きさによって粘度が変化するMR流体15が密封状態で
介在されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車用
エンジンを車体に弾性支持させて振動を吸収し減衰する
エンジンマウント等に用いられる液体封入式振動吸収装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の液体封入式振動吸収装置は、弾
性ゴム及びダイヤフラム等の弾性体を含む中空状本体ボ
ディの内部に仕切り用隔壁を設けることで主,副二つの
液室が区画形成され、振動付加時の弾性ゴムの変形に伴
って圧縮される主液室内の封入液体の一部が緩衝用オリ
フィスを通過して副液室側に流動することによって、主
液室内の液圧変動を吸収させて振動を減衰するように構
成されているのが一般的である。
【0003】しかし、上記のごとく緩衝用オリフィスの
みを有し、仕切り用隔壁が固定されてなる液体封入式振
動吸収装置では、振動が低周波数領域の場合は封入液体
がオリフィスを通過して副液室側に流動するので、主液
室内の液圧変動を吸収して振動を減衰することが可能で
あるものの、振動が高周波数領域の場合はオリフィスが
閉ざされたと同様な状態となるために、主液室内の液圧
変動を吸収することができず、高周波振動を減衰するこ
とができない。
【0004】そこで、従来、二つの液室を区画する仕切
り用隔壁をゴムエマトラマーなどを用いた弾性膜から構
成し、高周波数領域の振動が作用したとき、弾性膜から
なる仕切り用隔壁を弾性変位させることで主液室の液圧
変動を吸収させるように構成したものが提案されてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の液体封入式振動吸収装置の場合は、仕切り
用隔壁が弾性膜であっても、1つの部材である限りその
剛性は一定で、振動周波数に応じて剛性を変化させるこ
とができないために、特定(一つまたは非常に狭い範
囲)の周波数領域の振動に対してのみ減衰効果が発揮さ
れるだけで、それ以外の周波数領域の振動に対しては十
分な減衰効果を発揮することができないという問題があ
った。
【0006】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、仕切り用隔壁自体の剛性を可変にして、広い
高周波数領域の振動に対して所定の減衰効果を発揮させ
ることができる液体封入式振動吸収装置を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る液体封入式振動吸収装置は、弾性体を
含む中空状本体ボディの内部に仕切り用隔壁を介して
主,副二つの液室が形成されているとともに、それら
主,副二つの液室を連通させることにより振動付加時の
弾性体の変形に伴い圧縮される主液室内の封入液体の一
部を副液室側に流動させて主液室内の液圧変動を吸収す
る緩衝用オリフィスが設けられてなる液体封入式振動吸
収装置において、上記仕切り用隔壁が、主,副二つの液
室の体積を可変する方向に変位可能なピストン状部材か
ら構成され、このピストン状隔壁の外周部には、本体ボ
ディの一部を構成するようにピストン状隔壁と同芯に電
磁石が環状に配設されているとともに、この環状電磁石
とピストン状隔壁との間には、液体中に強磁性金属微粒
子を分散させてなり、磁界強さの大きさによって粘度が
変化するMR流体が密封状態で介在されていることを特
徴とするものである。
【0008】上記のような特徴構成を有する本発明によ
れば、電磁石への通電をオン・オフしたり、通電(印
加)電流をコントロールしたりして磁界強さの大きさを
調整しMR流体の粘度を増減変化させることによって、
低周波数領域では仕切り用ピストン状隔壁を一定位置に
固定し、かつ、高周波数領域では仕切り用ピストン状隔
壁を主,副二つの液室の体積が相対的に可変される方向
に変位させて隔壁自体の剛性を変化させることで、主,
副両液室の体積弾性率を任意に、かつ応答性よく変更す
ることが可能である。これによって、高周波数領域の振
動が作用するときの減衰係数のピーク周波数を可変させ
て広い高周波数領域での振動に対して十分な減衰効果を
発揮させることができる。
【0009】上記のごとき液体封入式振動吸収装置にお
けるピストン状隔壁としては、漏れ磁束を少なくしてピ
ストン状隔壁を少ない消費電力のもとで確実、円滑に駆
動変位させることからみて、非磁性あるいは弱磁性材質
からなる本体部と、上記電磁石の両極部に接続されたヨ
ークと共に磁路の一部を形成する、例えば鉄、コバル
ト、ニッケル等の強磁性材質からなるリング部とから構
成されていることが望ましい。
【0010】また、上記電磁石、MR流体及びピストン
状隔壁は、共に円環状形であることが最も好ましいが、
楕円環状形や矩形環状形であってもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面にも
とづいて説明する。図1は実施例1の液体封入式振動吸
収装置の縦断面構造を示し、この液体封入式振動吸収装
置は、自動車用エンジン等の振動発生源側に取付け可能
な取付金具1、環状形の主金具2、これら両金具1,2
間に連結された円錐形状の本体弾性ゴム3、自動車用フ
レーム等の振動受部側に取付け可能な環状形の取付け部
材4、この取付け部材4内に張設保持されたダイヤフラ
ム5とから中空状に構成されている本体ボディ6の内部
に仕切り用隔壁7を設置して該仕切り用隔壁7の上下に
主,副二つの液室9,8が区画形成されている。
【0012】上記主,副二つの液室9,8間には、両液
室9,8を相互に連通し、振動付加時の弾性ゴム3の弾
性変形に伴い圧縮される主液室9内の封入液体の一部を
副液室8側に流動させて主液室9内の液圧変動をダイヤ
フラム5の変形と相俟って吸収する緩衝用オリフィス1
0が設けられている。
【0013】上記のような基本構成を有する液体封入式
振動吸収装置において、上記仕切り用隔壁7が、非磁性
あるいは弱磁性材質からなる円形盤状の本体部7Aと鉄
やコバルト、ニッケル等の強磁性材質からなるリング部
7Bとからなり、上記主,副二つの液室9,8の体積を
相対的に可変するa−b方向に変位可能なピストン状部
材に構成されている。
【0014】このピストン状隔壁7におけるリング部7
Bの外周部には、本体ボディ6の一部を構成するように
ピストン状隔壁7と同芯に電磁石11が円環状に配設さ
れており、この電磁石11の両極部に接続された円環状
のヨーク12,13と上記ピストン状隔壁7におけるリ
ング部7Bとによって磁路14が形成されている。ま
た、上記緩衝用オリフィス10は、一方のヨーク12側
に主液室9側に開口接続するように一方のヨーク12側
に形成された通路10aと、この通路10aに一端を接
続して他方のヨーク13側に半円環状に形成された通路
10bと、この半円環状通路10bに一端を接続しかつ
他端をヨーク12側の通路10aの開口位置に対して、
例えば180°変位した箇所で副液室8に開口接続する
ようにヨーク13側に形成された通路10cとにより構
成されている。
【0015】そして、上記ピストン状隔壁7におけるリ
ング部7Bと電磁石11との間に形成される円環状隙間
のピストン状隔壁7変位方向の両端部をそれぞれ円環状
弾性ゴム16,16によりシールし、そのシールされた
円環状隙間内にMR流体15が密封状態に介在されてい
るとともに、両端の円環状弾性ゴム16,16によりピ
ストン状隔壁7が上記a−b方向に変位可能に弾性支持
されている。上記MR流体15は、高濃度の懸濁液中に
1〜10μm程度の粒子径をもつ強磁性金属微粒子を分
散させてなるビンガム流体で、−40〜150℃の作動
温度域を有し磁界強さの大きさによって粘度が変化する
ものであり、磁気粘性流体あるいは磁気流動学的流体と
呼ばれている。
【0016】上記構成の液体封入式振動吸収装置におい
て、低周波数領域の振動が作用する条件下では、電磁石
スイッチ(図示省略)をONにして電磁石11へ一定の
印加電流を通電させることによって、磁路14に形成さ
れる磁界強さが大きくなり、これに伴ってMR流体15
の粘度が増大して、図2(a)中の点線で示すように、
ピストン状隔壁7の剛性、つまり、動ばね定数が大きく
なる。これによって、ピストン状隔壁7は殆ど固定さ
れ、主液室9の封入液体が緩衝用オリフィス10を通過
して副液室8側に流動して主液室9内の液圧変動を吸収
することになり、図2(b)中の点線で示すように、低
周波数領域で大きな減衰係数が得られる。
【0017】一方、高周波数領域の振動が作用する条件
下では、電磁石スイッチをOFFにして電磁石11への
通電を停止することによって、磁界強さが小さくなり、
これに伴ってMR流体15の粘度が減少して、図2
(a)中の実線に示すように、ピストン状隔壁7の剛
性、つまり、動ばね定数が通電時よりも小さくなる。こ
れによって、ピストン状隔壁7は自由変位可能な状態と
なり、低周波数領域での減衰係数は図2(b)中の実線
で示すように、電磁石スイッチがONの場合に比べて小
さくなる反面、主、副二つの液室9,8の体積弾性率が
応答性よく変更されることになるため、高周波数領域で
の振動に対して十分大きな減衰効果を発揮させることが
可能となる。
【0018】また、電磁石スイッチがONにある時の電
磁石11への印加電流値を増減して磁界強さを変化させ
ることによって、MR流体15の粘度が変動して図3
(a)中に太さの相違する複数の実線で示すように、ピ
ストン状隔壁7の動ばね定数のピーク値及びそのピーク
値周波数を変更可能となり、これによって、図3(b)
中に太さの相違する複数の実線で示すように、低周波数
領域での減衰係数のピーク周波数を可変し、これに伴っ
て電磁石スイッチが0FFの時、つまり、高周波数領域
での主,副二つの液室9,8の体積弾性率を任意に変更
して、高周波数領域の広い周波数範囲での振動に対して
大きな減衰効果を発揮させることが可能となる。
【0019】図4は実施例2の液体封入式振動吸収装置
の縦断面構造を示し、この実施例2では、オリフィス1
0をピストン状隔壁7における本体部7Aに形成してい
る点で実施例1と相違するのみで、その他の構成は実施
例1と同様であるため、該当部分に同一の符号を付し
て、それらの詳しい構造説明は省略する。
【0020】図5は実施例3の液体封入式振動吸収装置
の縦断面構造、図6は実施例4の液体封入式振動吸収装
置の縦断面構造を示し、これら実施例3及び4では、ピ
ストン状隔壁7におけるリング部7Bと電磁石11との
間に形成される円環状隙間のうち、ピストン状隔壁7の
変位方向(a−b)の一端部近くの磁路14形成部分に
のみ円環状弾性ゴム16,16を介してMR流体15を
密封状態に介在させている点で実施例1と相違し、その
他の構成は実施例1と同様であるため、該当部分に同一
の符号を付して、それらの詳しい構造説明は省略する。
これら実施例3及び4では、漏れ磁束が少なくなって磁
束を一層効率よく形成できる。特に、図6に示す実施例
4のように、ピストン状隔壁7における本体部7Aの外
周縁部7eとヨーク12の内周縁部12eとを共に先鋭
形状にして対向させギャップを小さくすることにより、
印加電流の割に電磁力を高めることができる。
【0021】図7は実施例5の液体封入式振動吸収装置
の縦断面構造、図8は実施例6の液体封入式振動吸収装
置の縦断面構造を示し、これら実施例5及び6では、共
に弾性ゴム16,16を磁路14から外側に食み出るよ
うな略山型断面形状に形成することで弾性ゴム16,1
6が磁束の邪魔にならないようにした点が実施例1と相
違し、また、実施例6ではそれに加えて電磁石11を内
外二重に配設している点でも実施例1と相違し、その他
の構成は実施例1と同様であるため、該当部分に同一の
符号を付して、それらの詳しい構造説明は省略する。
【0022】図9は実施例7の液体封入式振動吸収装置
の縦断面構造、図10は実施例8の液体封入式振動吸収
装置の縦断面構造、図11は実施例9の液体封入式振動
吸収装置の縦断面構造を示し、これら実施例7、8及び
9では、共にピストン状隔壁7におけるリング部7Bの
中間位置から外側に向けて突出部7bを一体に形成する
とともに、ヨーク12,13の内周端部から突出部7b
に向けて延長ヨーク部12a,13aを一体に突出形成
することにより、複数の磁路14を形成して磁界強さの
大きさによるMR流体15の粘度の増減変化を一層効率
よく行なえるようにした点で実施例1と相違し、実施例
8ではそれに加えて、リング部7Bの突出部7bにMR
流体15の流動を制限するオリフィス17を設けて高周
波数領域でのピストン状隔壁7の変位速度を適正にコン
トロールするようにした点でも実施例1と相違し、ま
た、実施例9ではそれらに加えて、リング部7Bの突出
部7bに設けられるオリフィス17を変位方向(a−
b)に対して傾斜させてMR流体15の流動に抵抗を与
えるようにした点でも実施例1と相違し、その他の構成
は実施例1と同様であるため、該当部分に同一の符号を
付して、それらの詳しい構造説明は省略する。
【0023】図12は実施例10の液体封入式振動吸収
装置の縦断面構造を示し、この実施例10では、ピスト
ン状隔壁7が円盤状の本体部7Aのみからなり、この円
盤状の本体部7Aの周端部分を、MR流体15を密封し
たゴムチューブ状弾性体18で保持させることによりピ
ストン状隔壁7を上記a−b方向に変位可能に構成した
点で実施例1と相違し、その他の構成は実施例1と同様
であるため、該当部分に同一の符号を付して、それらの
詳しい構造説明は省略する。
【0024】また、図13は実施例11の液体封入式振
動吸収装置の縦断面構造を示し、この実施例11では、
ピストン状隔壁7におけるリング部7Bをヨーク12,
13の内周端部に貼付固定した非磁性環状弾性部材19
と電磁石11との間に形成され、内部にMR流体15を
密封した円環状隙間内に収納保持させて上記a−b方向
に変位可能に構成した点で実施例1と相違し、その他の
構成は実施例1と同様であるため、該当部分に同一の符
号を付して、それらの詳しい構造説明は省略する。
【0025】上記実施例2〜実施例11のいずれの液体
封入式振動吸収装置においても、低周波数領域の振動に
対しては、ピストン状隔壁7を固定し、主液室9の封入
液体が緩衝用オリフィス10を通過して副液室8側に流
動し主液室9内の液圧変動を吸収することによって大き
な減衰係数が得られ、また、高周波数領域の振動に対し
てはMR流体15の粘度の減少に伴いピストン状隔壁7
の動ばね定数が小さくて自由変位可能な状態となり、
主,副二つの液室9,8の体積弾性率が応答性よく変更
されることによって十分大きな減衰効果を発揮するとい
ったように、実施例1とほぼ同様な防振作用を発揮させ
ることが可能である。
【0026】なお、上記各実施例においては、ピストン
状隔壁7が円形であり、それに伴って、電磁石11を円
環状形とし、かつ、MR流体15も円環状に配置介在さ
せたものについて説明したが、ピストン状隔壁7を楕円
形や矩形とした場合、それに応じて電磁石11の形状及
びMR流体15の配置介在形状を楕円環状形や矩形環状
形としてもよいこともちろんである。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、電磁石
とそれによって発生される磁界強さの大きさによって粘
度が変化するMR流体との組み合わせによって、仕切り
用ピストン状隔壁を固定したり、主,副二つの液室の体
積を相対的に可変する方向に変位させて隔壁自体の剛性
を変化させたりすることが可能であるため、低周波数領
域の振動に対しては液封式振動吸収装置が本来備えてい
る高い減衰係数を確保して振動を十分に低減できる上
に、高周波数領域の振動が作用する場合は、主,副両液
室の体積弾性率を任意に、かつ応答性よく変更させて減
衰係数のピーク周波数を可変させることができ、したが
って、広い高周波数領域での振動に対しても十分な減衰
効果を発揮させることができるという効果を奏する。
【0028】特に、請求項2に記載のような構成を採用
することにより、漏れ磁束を少なくしてピストン状隔壁
を少ない消費電力のもとで確実、円滑に駆動変位させ、
所定の振動減衰効果を確実に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体封入式振動吸収装置で、実施
例1の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造図である。
【図2】(a)は電磁石スイッチをON/0FFした時
の動ばね定数と周波数との相関関係を示す特性図、
(b)はその時の減衰係数と周波数との相関関係を示す
特性図である。
【図3】(a)は電磁石スイッチをONにして印加電流
を増減した時の動ばね定数と周波数との相関関係を示す
特性図、(b)はその時の減衰係数と周波数との相関関
係を示す特性図である。
【図4】本発明に係る液体封入式振動吸収装置で、実施
例2の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造図である。
【図5】本発明に係る液体封入式振動吸収装置で、実施
例3の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造図である。
【図6】本発明に係る液体封入式振動吸収装置で、実施
例4の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造図である。
【図7】本発明に係る液体封入式振動吸収装置で、実施
例5の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造図である。
【図8】本発明に係る液体封入式振動吸収装置で、実施
例6の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造図である。
【図9】本発明に係る液体封入式振動吸収装置で、実施
例7の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造図である。
【図10】本発明に係る液体封入式振動吸収装置で、実
施例8の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造図であ
る。
【図11】本発明に係る液体封入式振動吸収装置で、実
施例9の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造図であ
る。
【図12】本発明に係る液体封入式振動吸収装置で、実
施例10の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造図であ
る。
【図13】本発明に係る液体封入式振動吸収装置で、実
施例11の液体封入式振動吸収装置の縦断面構造図であ
る。
【符号の説明】
3 本体弾性ゴム 5 ダイヤフラム 6 中空状本体ボディ 7 ピストン状隔壁 7A 本体部 7B リング部 8 副液室 9 主液室 10 オリフィス 11 電磁石 12,13 ヨーク 14 磁路 15 MR流体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性体を含む中空状本体ボディの内部に
    仕切り用隔壁を介して主,副二つの液室が形成されてい
    るとともに、それら主,副二つの液室を連通させること
    により振動付加時の弾性体の変形に伴い圧縮される主液
    室内の封入液体の一部を副液室側に流動させて主液室内
    の液圧変動を吸収する緩衝用オリフィスが設けられてな
    る液体封入式振動吸収装置において、 上記仕切り用隔壁が、主,副二つの液室の体積を可変す
    る方向に変位可能なピストン状部材から構成され、 このピストン状隔壁の外周部には、本体ボディの一部を
    構成するようにピストン状隔壁と同芯に電磁石が環状に
    配設されているとともに、 この環状電磁石とピストン状隔壁との間には、液体中に
    強磁性金属微粒子を分散させてなり、磁界強さの大きさ
    によって粘度が変化するMR流体が密封状態で介在され
    ていることを特徴とする液体封入式振動吸収装置。
  2. 【請求項2】 上記ピストン状隔壁は、非磁性あるいは
    弱磁性材質からなる本体部と、上記電磁石の両極部に接
    続されたヨークと共に磁路の一部を形成する強磁性材質
    からなるリング部とから構成されている請求項1に記載
    の液体封入式振動吸収装置。
  3. 【請求項3】 上記MR流体が、ピストン状隔壁の外周
    部に環状に配置して介在されている請求項1または2に
    記載の液体封入式振動吸収装置。
JP2001004775A 2001-01-12 2001-01-12 液体封入式振動吸収装置 Expired - Fee Related JP3595772B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001004775A JP3595772B2 (ja) 2001-01-12 2001-01-12 液体封入式振動吸収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001004775A JP3595772B2 (ja) 2001-01-12 2001-01-12 液体封入式振動吸収装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004163453A Division JP2004301332A (ja) 2004-06-01 2004-06-01 液体封入式振動吸収装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002206585A true JP2002206585A (ja) 2002-07-26
JP3595772B2 JP3595772B2 (ja) 2004-12-02

Family

ID=18872916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001004775A Expired - Fee Related JP3595772B2 (ja) 2001-01-12 2001-01-12 液体封入式振動吸収装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3595772B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004067993A1 (ja) * 2003-01-29 2004-08-12 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. 液体封入式防振装置
WO2004067991A1 (ja) * 2003-01-29 2004-08-12 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. 液体封入式防振装置
WO2004067992A1 (ja) * 2003-01-29 2004-08-12 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. 液体封入式防振装置
WO2004067994A1 (ja) * 2003-01-29 2004-08-12 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. 液体封入式防振装置
KR101239989B1 (ko) 2011-03-29 2013-03-21 한밭대학교 산학협력단 멤브레인을 구비한 mr댐퍼

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004067993A1 (ja) * 2003-01-29 2004-08-12 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. 液体封入式防振装置
WO2004067991A1 (ja) * 2003-01-29 2004-08-12 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. 液体封入式防振装置
WO2004067992A1 (ja) * 2003-01-29 2004-08-12 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. 液体封入式防振装置
WO2004067994A1 (ja) * 2003-01-29 2004-08-12 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. 液体封入式防振装置
KR101239989B1 (ko) 2011-03-29 2013-03-21 한밭대학교 산학협력단 멤브레인을 구비한 mr댐퍼

Also Published As

Publication number Publication date
JP3595772B2 (ja) 2004-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5905233B2 (ja) Mr流体を封入したダンピング制御装置および前記ダンピング制御装置を備えるエンジンマウント
JP2003065384A (ja) 振動吸収装置及び液体封入式振動吸収装置
JP2019060442A (ja) 能動型制振装置
JP2001082531A (ja) 流体封入式能動的マウント
US5261649A (en) Elastic mount having main fluid chamber communicating with auxiliary fluid chamber partially defined by oscillating plate actuated by moving coil in annular gap between two yokes connected to permanent magnet
JP3595772B2 (ja) 液体封入式振動吸収装置
JP3503288B2 (ja) 流体封入式防振装置
JP3595774B2 (ja) 液体封入式防振装置
JP3603029B2 (ja) 液体封入式振動吸収装置
JP3518095B2 (ja) 流体封入式防振装置
JP2004301333A (ja) 液体封入式振動吸収装置
JP3595773B2 (ja) 液体封入式振動吸収装置
JP2004301332A (ja) 液体封入式振動吸収装置
JP2004232708A (ja) 液体封入式防振装置
JP2000213586A (ja) 流体封入式能動型防振装置
JP6257230B2 (ja) 流体封入式防振装置
JP2004232706A (ja) 液体封入式防振装置
JPH05180263A (ja) 流体封入式防振装置
JPH028528A (ja) 振動減衰装置
JP2001059540A (ja) アクティブマウント
JP2003269527A (ja) 液体封入式エンジンマウント
JP4623428B2 (ja) 流体封入式防振装置
JP2004301334A (ja) 液体封入式防振装置
JPH1047426A (ja) 流体封入式マウント装置
JP2004257568A (ja) 液体封入式振動吸収装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040324

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040420

A521 Written amendment

Effective date: 20040609

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040810

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040906

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees