JP2002213404A - 液圧サーボ弁 - Google Patents

液圧サーボ弁

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JP2002213404A
JP2002213404A JP2001005499A JP2001005499A JP2002213404A JP 2002213404 A JP2002213404 A JP 2002213404A JP 2001005499 A JP2001005499 A JP 2001005499A JP 2001005499 A JP2001005499 A JP 2001005499A JP 2002213404 A JP2002213404 A JP 2002213404A
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JP
Japan
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spool
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cylinder
working fluid
sleeve
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JP2001005499A
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Yoshimizu Takahashi
圭瑞 高橋
Katsutoshi Chiba
勝利 千葉
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Ebara Corp
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Ebara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変位センサ部の筒体内の液が排出できると共
に、組立時筒体の奥に残留した空気を外部に排出するこ
とができ、筒体内部の錆び発生を防止できるフィードバ
ック方式の液圧サーボ弁を提供すること。 【解決手段】 スプール40の変位を変位センサ部60
で検出し、該検出信号をフィードバックしてスプール4
0の位置を制御するフィードバック方式の液圧サーボ弁
において、変位センサ部60は、作動液流入室11L内
に連通する筒体62を有し、該筒体62内にスプール4
0の端部に連結部材65を介して連結されたコア64が
収容され、外側にコア64の変位を検出するコイル63
を配置した構成であり、連結部材65にスプール40の
外径より僅かに小さい大径部66を形成し、連結部材6
5とコア64を中空とし、大径部66に該中空に連通す
る縦穴68を設けた。これにより、スリーブ20とスプ
ール40の間の間隙を通って作動液流入室11Lに流れ
込む高速の作動液の流れにより、大径部66の外周部の
圧力が低下し、筒体62奥の作動液は、コア64及び連
結部材65の中空を通り、縦穴68から排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は作動流体に水道水等
の金属に対して腐食性を有する液体を使用する液圧サー
ボ弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来の作動流体に水を用いる液
圧サーボ弁の断面構成を示す図である。液圧サーボ弁
は、弁本体10と、弁本体10内に固定されたスリーブ
20と、スリーブ20の穴内に摺動可能に嵌挿されたス
プール40と、スプール40の移動を制御するノズルフ
ラッパ機構50と、スプール40の変位を検出する変位
センサ部60と、サーボアンプ70とを具備して構成さ
れている。また、スプール40の両端部は静圧軸受A、
Aで支持されている。
【0003】図示しないポンプから供給ポートPsに供
給された圧液は、スリーブポート21と通路13L、1
3Rを通って左右の静圧軸受Aの絞り孔31を介してポ
ケット25に供給されてスプール40をスリーブ20内
に非接触で軸支した後、スリーブ20とスプール40の
間の間隙を通って作動液流入室11L、11Rに排出さ
れる。その後も通路15L、15Rを通ってノズル57
L、57Rとフラッパ53の間隙から中央室19、通路
17L、17R、スリーブポート23L、23Rを通っ
て戻りポートPtからタンクTに戻される。
【0004】ノズルフラッパ機構50のトルクモータ5
1を駆動して、フラッパ53を例えば左方向に移動させ
ると、作動液流入室11Lの圧力が上昇し、作動液流入
室11Rの圧力が下降し、その結果スプール40は右方
向に移動する。これにより、供給ポートPsからの圧液
の一部はスリーブポート21から左側の制御ポートPc
を介して弁機構80に供給される。このとき弁機構80
からの液は右側の制御ポートPc、スリーブポート23
R、右側の戻りポートPtからタンクTに戻される。こ
こで弁機構80は、シリンダやモータなどのアクチュエ
ータを想定したものであり、流量、圧力を制御すること
でアクチュエータの速度、発生力を制御することができ
る。このようにスプール40の位置を調整することで、
両制御ポートPcへの作動流体の流れ方向や流量・圧力
を制御する。
【0005】スプール40の移動は変位センサ部60で
検出されサーボアンプ70のオシレータ/デモジュレー
タ71を介してフィードバック信号S1に変換され、該
フィードバック信号S1と指令信号S2との差信号がア
ンプ72で増幅され、偏差信号S3としてトルクモータ
51に加えられ、スプール40が指令位置になるように
フィードバック制御される。
【0006】図2は図1の変位センサ部60の拡大図で
ある。変位センサ部60はセンサカバー61を具備し、
該センサカバー61の内部に内部が作動液流入室11L
に連通する筒体62が配置され、該筒体62の外周にコ
イル63が配置され、筒体62内にスプール40の端部
に連結部材65を介して接続されたコア64が配置され
ている。コイル63は2個の励磁コイル63a、63a
と出力コイル63bとから構成され、励磁コイル63
a、63aには互いに逆相になるように交流電流がオシ
レータ/デモジュレータ71から通電されている。
【0007】コア64が2個の励磁コイル63a、63
aの中間に位置するときには、出力コイル63bに発生
する出力電圧はゼロとなり、2個の励磁コイル63a、
63aのいずれかの側に移動すれば、移動量に応じてそ
れぞれの位相成分の振幅が増大する。この出力信号をオ
シレータ/デモジュレータ71で検波し、上記フィード
バック信号S1を得る。
【0008】図2において、連結部材65に径が大きく
なっている大径部65aが形成されているのは、スプー
ル40が左側に最大変化したときこの大径部65aが変
位センサ部60の筒体62の右側面に当接して止まるよ
うにするためである。即ち、コア64がセンサの検出範
囲を超えないようにするためのストッパーの役割を果た
している。
【0009】上記構成の変位センサ部60でスプール4
0の位置を検出し、指令信号との偏差によりスプールを
位置決めする電気フィードバック方式の液圧サーボ弁に
おいて、変位センサ部60の筒体62は細く長いため、
筒体62内をコアが軸方向に移動しても、該筒体62の
奥に満たされた作動流体が筒体62内から排出されにく
い。また、組立時に筒体62の奥に残留した空気も排出
されにくい。作動流体が水である場合、水と空気が筒体
62内部に混在すると筒体62の内壁に錆びを発生する
という問題があった。また、作動流体が水でなくとも空
気と混在することにより、筒体62の内壁に錆びを発生
する液体である場合は同様な問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたもので、変位センサ部の筒体内の液が排出
できると共に、組立時筒体の奥に残留した空気を外部に
排出することができ、筒体内部の錆び発生を防止できる
フィードバック方式の液圧サーボ弁を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明は、スリーブ、該スリーブ内を摺
動して弁開度を調整するスプール、該スリーブ両端部に
形成され該スリーブとスプールの間の間隙を通った作動
液が流入する作動液流入室、該スプール変位を検出する
変位センサを具備し、該変位センサで検出した検出信号
をフィードバックして前記スプールの位置を制御するフ
ィードバック方式の液圧サーボ弁において、変位センサ
は、内部がスリーブの端部に形成された作動液流入室内
に連通する筒体を有し、該筒体内にスプールの端部に連
結部材を介して連結された被検出体が収容され、該筒体
の外側に被検出体の変位を検出する検出手段を配置した
構成であり、連結部材のスプール側に該スプール外径よ
り僅かに小さい大径部を形成し、連結部材と被検出体を
中空とし、連結部材の大径部に該中空に連通する縦穴を
設けたことを特徴とする。
【0012】上記のように連結部材のスプール側に該ス
プール外径より僅かに小さい大径部を形成し、連結部材
と被検出体を中空とし、連結部材の大径部に該中空に連
通する縦穴を設けたので、スリーブとスプールの間の間
隙を通って作動液流入室に流れ込む高速の作動液の流れ
により、連結部材の大径部に設けた縦穴の出口部近傍
(大径部の外周部)の圧力が低下するから、該圧力と筒
体内の作動液液圧との間に差圧を生じ、該差圧により筒
体奥の作動液は、被検出体及び連結部材の中空を通り、
大径部の縦穴から作動液流入室に排出され、筒体内に作
動液が滞留することがない。また、組立時に筒体の奥に
残留した空気も同様に排出される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基いて説明する。図3は本発明に係る液圧サーボ弁
の変位センサ部近傍の拡大断面図である。センサ部以外
の構造は従来の液圧サーボ弁と同様である。なお、本実
施形態では液圧サーボ弁の作動液は水である。
【0014】変位センサ部60のコア64と該コア64
とスプール40を連結する連結部材65の中心部には、
それぞれ互いに連通する中空孔64a、65bが設けら
れている。また、連結部材65のスプール40側には該
スプール40の外径より僅かに小さい外径を有する大径
部66が形成され、該大径部66には中空孔65bに連
通する縦穴68が形成されている。該大径部66の外径
をスプール40の外径より僅かに小さくしているのは、
大きくするとスプール40が図示する右側へ変位したと
きに大径部66がスリーブ20に当接し、スプール40
が止まってしまうためであり、逆に該大径部66の外径
がスプール40の外径に比べて小さすぎると、以下に説
明する本発明の作用が得られないからである。
【0015】静圧軸受Aからスリーブ20とスプール4
0の間の間隙を通って作動液流入室11Lへ流れ込む作
動液である水の流れを図3中の矢印Bで示す。この流れ
は連結部材65の大径部66の外周に形成した縦穴68
の付近を通過して作動液流入室11Lへ流れ込む。この
静圧軸受Aから水の流れは高速であるため、大径部66
の縦穴68が形成された付近、即ち連結部材65の大径
部66の外周部での圧力が低くなる。
【0016】一方、筒体62内の奥の空間は静圧であり
作動液流入室11L内の圧力と同圧となっている。この
ように、静圧軸受Aからの高速な流れが作動液流入室1
1Lに流れ込むことにより、連結部材65の外周領域と
筒体62の奥側の領域に圧力差が生じる。そして、大径
部66の縦穴68とコア64の中空孔64aと連結部材
65の中空穴65bが連通しているため、この圧力差に
より筒体62内の奥側から縦穴側へ矢印Cに示すような
流れが生じる。筒体62には連結部材65の小径部の外
周側から水が矢印Dに示すように流れ込み、筒体62内
の奥に滞留する水は縦穴68の外部へと放出され、コア
64と連結部材65の外周と中空孔64a、65bの間
に水の流れが生じ、筒体62内の水を入れ替えることが
できる。
【0017】また、筒体62内の流体が入れ替わること
によって、筒体62内に錆びが発生することを防止する
ことができる。また、組立時に筒体62の奥部に残留し
た空気だまりを外部に排出することができる。
【0018】上記のように連結部材65のスプール40
側に該スプール40の外径より僅かに小さい大径部66
を形成し、コア64と連結部材65の中心部に中空孔6
4a、65bを形成し、大径部66に該中空孔64a、
65bに連通する縦穴68を設けたことにより、液圧サ
ーボ弁の制御時でも非制御時でも静圧軸受Aから作動液
流入室11Lに流れ込む水の流れがあれば、この水の流
れが高速であるから縦穴68の出口部の圧力が低下し、
筒体62内の水を吸込み排出することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、連結部材のスプール側に該スプール外径よ
り僅かに小さい大径部を形成し、連結部材と被検出体を
中空とし、連結部材の大径部に該中空に連通する縦穴を
設けたので、スリーブとスプールの間の間隙を通って作
動液流入室に流れ込む高速の作動液の流れにより、連結
部材の大径部に設けた縦穴の出口部近傍(大径部の外周
部)の圧力が低下するから、筒体内の作動液液圧との間
に差圧を生じ、該差圧により筒体奥の作動液は、被検出
体及び連結部材の中空を通り、大径部の縦穴から作動液
流入室に排出され、筒体内に作動液が滞留することがな
く、錆びの発生を防止できる。また、組立時に筒体の奥
に残留した空気も同様に排出され、錆びの発生を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の液圧サーボ弁の断面構成を示す図であ
る。
【図2】図1の変位センサ部の拡大図である。
【図3】本発明に係る液圧サーボ弁の変位センサ部の拡
大断面図である。
【符号の説明】
10 弁本体 11L,R 作動液流入室 13L,R 通路 15L,R 通路 17L,R 通路 19 中央室 20 スリーブ 21 スリーブポート 23L,R スリーブポート 25 ポケット 31 絞り孔 40 スプール 50 ノズルフラッパ機構 51 トルクモータ 53 フラッパ 57L,R ノズル 60 変位センサ部 61 カバー 62 筒体 63 コイル 64 コア 65 連結部材 66 大径部 68 縦穴 70 サーボアンプ 71 オシレータ/デモジュレータ 72 アンプ 80 弁機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリーブ、該スリーブ内を摺動して弁開
    度を調整するスプール、該スリーブ両端部に形成され該
    スリーブとスプールの間の間隙を通った作動液が流入す
    る作動液流入室、該スプール変位を検出する変位センサ
    を具備し、該変位センサで検出した検出信号をフィード
    バックして前記スプールの位置を制御するフィードバッ
    ク方式の液圧サーボ弁において、 前記変位センサは、内部が前記スリーブの端部に形成さ
    れた作動液流入室内に連通する筒体を有し、該筒体内に
    前記スプールの端部に連結部材を介して連結された被検
    出体が収容され、該筒体の外側に前記被検出体の変位を
    検出する検出手段を配置した構成であり、 前記連結部材の前記スプール側に該スプール外径より僅
    かに小さい大径部を形成し、連結部材と被検出体を中空
    とし、前記連結部材の大径部に該中空に連通する縦穴を
    設けたことを特徴とする液圧サーボ弁。
JP2001005499A 2001-01-12 2001-01-12 液圧サーボ弁 Pending JP2002213404A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009299767A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Komatsu Ltd 油圧サーボ駆動装置

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