JP2002212038A - 毛髪処理剤 - Google Patents
毛髪処理剤Info
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- JP2002212038A JP2002212038A JP2001008591A JP2001008591A JP2002212038A JP 2002212038 A JP2002212038 A JP 2002212038A JP 2001008591 A JP2001008591 A JP 2001008591A JP 2001008591 A JP2001008591 A JP 2001008591A JP 2002212038 A JP2002212038 A JP 2002212038A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 毛髪に与える柔軟性、しっとり感、なめらか
さ等のコンディショニング性に優れ、更に生分解性に優
れた毛髪処理剤及び毛髪処理剤組成物の提供。 【解決手段】 下記の一般式(1)で表される化合物か
らなる毛髪処理剤。 (式中、R1は水素原子、R1、R2、R3はメチル
基、エチル基、ヒドロキシエチル基又はシクロヘキシル
基を表わし、更にR3は−C2H4OCOR5は若しく
は−C2H4NHCOR6で表わされる基を表わし、R
4は−C2H4OCOR5又は−C2H4NHCOR6
で表わされる基を表わし、R5及びR6は炭化水素基を
表わし、Xはアニオン性原子又はアニオン性基を表わ
す。)
さ等のコンディショニング性に優れ、更に生分解性に優
れた毛髪処理剤及び毛髪処理剤組成物の提供。 【解決手段】 下記の一般式(1)で表される化合物か
らなる毛髪処理剤。 (式中、R1は水素原子、R1、R2、R3はメチル
基、エチル基、ヒドロキシエチル基又はシクロヘキシル
基を表わし、更にR3は−C2H4OCOR5は若しく
は−C2H4NHCOR6で表わされる基を表わし、R
4は−C2H4OCOR5又は−C2H4NHCOR6
で表わされる基を表わし、R5及びR6は炭化水素基を
表わし、Xはアニオン性原子又はアニオン性基を表わ
す。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘアリンス、ヘア
トリートメント、ヘアコンディショナー等の毛髪処理剤
及び毛髪処理剤組成物に関する。本発明の毛髪処理剤及
び毛髪処理剤組成物は、毛髪に与える柔軟性、しっとり
感、なめらかさ等のコンディショニング性に優れ、更に
生分解性に優れる。
トリートメント、ヘアコンディショナー等の毛髪処理剤
及び毛髪処理剤組成物に関する。本発明の毛髪処理剤及
び毛髪処理剤組成物は、毛髪に与える柔軟性、しっとり
感、なめらかさ等のコンディショニング性に優れ、更に
生分解性に優れる。
【0002】
【従来の技術】従来よりヘアリンス、ヘアトリートメン
ト、ヘアコンディショナー等の毛髪処理剤においては、
毛髪に対するコンディショニング性(使用時の柔軟性、
しっとり感、なめらかさ等)を付与するために、塩化ス
テアリルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメ
チルアンモニウム等の、アルキル基のみを有するアルキ
ル型の第4級アンモニウム塩を含むものが使われてい
た。しかしながら、これら従来の第4級アンモニウム塩
は、処理後の残存物が河川等の自然界に放出された場
合、ほとんど生分解されず、環境に対する負荷が大きい
という問題がある。また、アルキル基以外の基を有する
第4級アンモニウム塩を含む毛髪処理剤も提案されてい
るが(例えば、特開平6−178928号公報、特開平
9−301936号公報、特開平9−110814号公
報、特開平9−278728号公報、特開平10−29
8149号公報、特開平10−53796号公報等)、
これらも、柔軟性付与効果、生分解性、いずれにおいて
も満足いくものではなかった。
ト、ヘアコンディショナー等の毛髪処理剤においては、
毛髪に対するコンディショニング性(使用時の柔軟性、
しっとり感、なめらかさ等)を付与するために、塩化ス
テアリルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメ
チルアンモニウム等の、アルキル基のみを有するアルキ
ル型の第4級アンモニウム塩を含むものが使われてい
た。しかしながら、これら従来の第4級アンモニウム塩
は、処理後の残存物が河川等の自然界に放出された場
合、ほとんど生分解されず、環境に対する負荷が大きい
という問題がある。また、アルキル基以外の基を有する
第4級アンモニウム塩を含む毛髪処理剤も提案されてい
るが(例えば、特開平6−178928号公報、特開平
9−301936号公報、特開平9−110814号公
報、特開平9−278728号公報、特開平10−29
8149号公報、特開平10−53796号公報等)、
これらも、柔軟性付与効果、生分解性、いずれにおいて
も満足いくものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、毛髪
に与える柔軟性、しっとり感、なめらかさ等のコンディ
ショニング性に優れ、更に生分解性に優れた毛髪処理剤
及び毛髪処理剤組成物を提供することにある。
に与える柔軟性、しっとり感、なめらかさ等のコンディ
ショニング性に優れ、更に生分解性に優れた毛髪処理剤
及び毛髪処理剤組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成
するに至った。すなわち、本発明は、下記の一般式
(1) (式中、R1は水素原子、メチル基、エチル基、ヒドロ
キシエチル基又はシクロヘキシル基を表わし、R2はメ
チル基、エチル基、ヒドロキシエチル基又はシクロヘキ
シル基を表わし、R3はメチル基、エチル基、ヒドロキ
シエチル基、シクロヘキシル基又は−C2H4OCOR5
若しくは−C2H4NHCOR6で表わされる基を表わ
し、R4は−C2H4OCOR5又は−C2H4NHCOR6
で表わされる基を表わし、R5及びR6は炭化水素基を表
わし、Xはアニオン性原子又はアニオン性基を表わ
す。)で表される化合物からなり;全てのR3のうち、
0モル%以上49モル%以下が−C2H4OCOR5又は
−C2H4NHCOR6で表わされる基である場合は、R4
に含まれるR5及びR6を含む全てのR5及びR6のうち、
50〜100モル%が炭素数15〜21の炭化水素基で
あり;全てのR3のうち49モル%を超えて100モル
%以下が−C2H4OCOR5又は−C2H4NHCOR6で
表わされる基である場合は、R4に含まれるR5及びR6
を含む全てのR5及びR6のうち、50〜100モル%が
炭素数が7〜13の炭化水素基である;ことを特徴とす
る毛髪処理剤である。また、本発明は、上記毛髪処理剤
及びエタノールからなる毛髪処理剤エタノール溶液であ
る。また、本発明は、前記毛髪処理剤を、組成物全量に
対して0.1〜10質量%含有する毛髪処理剤組成物で
ある。
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成
するに至った。すなわち、本発明は、下記の一般式
(1) (式中、R1は水素原子、メチル基、エチル基、ヒドロ
キシエチル基又はシクロヘキシル基を表わし、R2はメ
チル基、エチル基、ヒドロキシエチル基又はシクロヘキ
シル基を表わし、R3はメチル基、エチル基、ヒドロキ
シエチル基、シクロヘキシル基又は−C2H4OCOR5
若しくは−C2H4NHCOR6で表わされる基を表わ
し、R4は−C2H4OCOR5又は−C2H4NHCOR6
で表わされる基を表わし、R5及びR6は炭化水素基を表
わし、Xはアニオン性原子又はアニオン性基を表わ
す。)で表される化合物からなり;全てのR3のうち、
0モル%以上49モル%以下が−C2H4OCOR5又は
−C2H4NHCOR6で表わされる基である場合は、R4
に含まれるR5及びR6を含む全てのR5及びR6のうち、
50〜100モル%が炭素数15〜21の炭化水素基で
あり;全てのR3のうち49モル%を超えて100モル
%以下が−C2H4OCOR5又は−C2H4NHCOR6で
表わされる基である場合は、R4に含まれるR5及びR6
を含む全てのR5及びR6のうち、50〜100モル%が
炭素数が7〜13の炭化水素基である;ことを特徴とす
る毛髪処理剤である。また、本発明は、上記毛髪処理剤
及びエタノールからなる毛髪処理剤エタノール溶液であ
る。また、本発明は、前記毛髪処理剤を、組成物全量に
対して0.1〜10質量%含有する毛髪処理剤組成物で
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の一般式(1)において、
R1及びR2はメチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基
又はシクロヘキシル基を表わす。また、R1は水素原子
でもよく、R1が水素原子の場合は、一般式(1)で表
される化合物は、便宜上、3級アミンの中和物を表わす
ものとする。R3はメチル基、エチル基、ヒドロキシエ
チル基、シクロヘキシル基、又は−C2H4OCOR5若
しくは−C2H4NHCOR6で表わされる基を表わす。
R4は−C2H4OCOR5又は−C2H4NHCOR6で表
わされる基を表わす。
R1及びR2はメチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基
又はシクロヘキシル基を表わす。また、R1は水素原子
でもよく、R1が水素原子の場合は、一般式(1)で表
される化合物は、便宜上、3級アミンの中和物を表わす
ものとする。R3はメチル基、エチル基、ヒドロキシエ
チル基、シクロヘキシル基、又は−C2H4OCOR5若
しくは−C2H4NHCOR6で表わされる基を表わす。
R4は−C2H4OCOR5又は−C2H4NHCOR6で表
わされる基を表わす。
【0006】R5及びR6は、炭化水素基を表わし、好ま
しくはアルキル基又はアルケニル基であるが、全てのR
3のうち、0モル%以上49モル%以下が−C2H4OC
OR5又は−C2H4NHCOR6で表わされる基である場
合は、R4に含まれるR5及びR6を含む全てのR5及びR
6のうち、50〜100モル%、好ましくは70〜10
0モル%が炭素数15〜21の炭化水素基である。炭素
数15〜21の炭化水素基の割合が50モル%に満たな
いと、本発明の毛髪処理剤のコンディショニング性が悪
くなる可能性がある。また、炭素数15〜21の炭化水
素基のうち、80〜100モル%が炭素数17〜21の
炭化水素基であるとより好ましい。
しくはアルキル基又はアルケニル基であるが、全てのR
3のうち、0モル%以上49モル%以下が−C2H4OC
OR5又は−C2H4NHCOR6で表わされる基である場
合は、R4に含まれるR5及びR6を含む全てのR5及びR
6のうち、50〜100モル%、好ましくは70〜10
0モル%が炭素数15〜21の炭化水素基である。炭素
数15〜21の炭化水素基の割合が50モル%に満たな
いと、本発明の毛髪処理剤のコンディショニング性が悪
くなる可能性がある。また、炭素数15〜21の炭化水
素基のうち、80〜100モル%が炭素数17〜21の
炭化水素基であるとより好ましい。
【0007】また、全てのR3のうち、49モル%を超
えて100モル%以下が−C2H4OCOR5又は−C2H
4NHCOR6で表わされる基である場合は、R4に含ま
れるR5及びR6を含む全てのR5及びR6のうち、50〜
100モル%、好ましくは60〜90%が炭素数が7〜
13の炭化水素基である。炭素数7〜13の炭化水素基
の割合が50モル%に満たないと、本発明の毛髪処理剤
の流動性が悪くなる可能性がある。また、炭素数7〜1
3の炭化水素基のうち、90〜100モル%が炭素数1
0〜13の炭化水素基であるとより好ましい。また、R
5及びR6は通常、R5COOH又はR6COOHで表わさ
れる脂肪酸からカルボキシル基を除いた残基でもあり、
R5及びR6で表わされる基を上記のような条件とするに
は、一般式(1)で表わされる化合物を製造する際に、
原料として使用する脂肪酸の組成を調整すればよい。
えて100モル%以下が−C2H4OCOR5又は−C2H
4NHCOR6で表わされる基である場合は、R4に含ま
れるR5及びR6を含む全てのR5及びR6のうち、50〜
100モル%、好ましくは60〜90%が炭素数が7〜
13の炭化水素基である。炭素数7〜13の炭化水素基
の割合が50モル%に満たないと、本発明の毛髪処理剤
の流動性が悪くなる可能性がある。また、炭素数7〜1
3の炭化水素基のうち、90〜100モル%が炭素数1
0〜13の炭化水素基であるとより好ましい。また、R
5及びR6は通常、R5COOH又はR6COOHで表わさ
れる脂肪酸からカルボキシル基を除いた残基でもあり、
R5及びR6で表わされる基を上記のような条件とするに
は、一般式(1)で表わされる化合物を製造する際に、
原料として使用する脂肪酸の組成を調整すればよい。
【0008】脂肪酸としては、例えば、酢酸、プロピオ
ン酸、酪酸、ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オ
クタン酸、2−エチルヘキサン酸、ノナン酸、デカン
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、アラキン酸、ベヘン酸、モンタン酸、リグノセ
リン酸、ゾーマリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノ
レン酸、ガドレン酸、エルカ酸、セラコレイン酸、リシ
ノレイン酸、ヒドロキシステアリン酸等が挙げられる。
また、天然油脂から得られる混合脂肪酸であってもよ
い。天然油脂としては、例えば、アマニ油、エノ油、オ
イチシカ油、オリーブ油、カカオ脂、カポック油、白カ
ラシ油、ゴマ油、コメヌカ油、サフラワー油、シアナッ
ト油、シナキリ油、大豆油、茶実油、ツバキ油、コーン
油、ナタネ油、パーム油、パーム核油、ひまし油、ひま
わり油、綿実油、ヤシ油、木ロウ、落花生油等の植物性
油脂;馬脂、牛脂、牛脚脂、牛酪脂、豚脂、山羊脂、羊
脂、乳脂、魚油、鯨油等の動物性油脂が挙げられる。
ン酸、酪酸、ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オ
クタン酸、2−エチルヘキサン酸、ノナン酸、デカン
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、アラキン酸、ベヘン酸、モンタン酸、リグノセ
リン酸、ゾーマリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノ
レン酸、ガドレン酸、エルカ酸、セラコレイン酸、リシ
ノレイン酸、ヒドロキシステアリン酸等が挙げられる。
また、天然油脂から得られる混合脂肪酸であってもよ
い。天然油脂としては、例えば、アマニ油、エノ油、オ
イチシカ油、オリーブ油、カカオ脂、カポック油、白カ
ラシ油、ゴマ油、コメヌカ油、サフラワー油、シアナッ
ト油、シナキリ油、大豆油、茶実油、ツバキ油、コーン
油、ナタネ油、パーム油、パーム核油、ひまし油、ひま
わり油、綿実油、ヤシ油、木ロウ、落花生油等の植物性
油脂;馬脂、牛脂、牛脚脂、牛酪脂、豚脂、山羊脂、羊
脂、乳脂、魚油、鯨油等の動物性油脂が挙げられる。
【0009】一般式(1)で表わされる化合物のうち、
−C2H4OCOR5で表わされる基を1つ又は2つ有す
る化合物は、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、N−メチルエタノールアミ
ン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタ
ノールアミン等のアルカノールアミンと、脂肪酸をエス
テル化反応させた後に、4級化又は中和すれば得ること
ができる。
−C2H4OCOR5で表わされる基を1つ又は2つ有す
る化合物は、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、N−メチルエタノールアミ
ン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタ
ノールアミン等のアルカノールアミンと、脂肪酸をエス
テル化反応させた後に、4級化又は中和すれば得ること
ができる。
【0010】−C2H4NHCOR6で表わされる基を1
つ又は2つ有する化合物は、エチレンジアミン、ジエチ
レントリアミン、ジプロピレントリアミン、エチレンプ
ロピレントリアミン等の1級窒素原子を2個有するポリ
アミンと、上記のような脂肪酸をアミド化反応させ、2
級窒素原子をアルキル化又はヒドロキシエチル化した後
に、4級化又は中和すれば得ることができる。
つ又は2つ有する化合物は、エチレンジアミン、ジエチ
レントリアミン、ジプロピレントリアミン、エチレンプ
ロピレントリアミン等の1級窒素原子を2個有するポリ
アミンと、上記のような脂肪酸をアミド化反応させ、2
級窒素原子をアルキル化又はヒドロキシエチル化した後
に、4級化又は中和すれば得ることができる。
【0011】一般式(1)において、Xはアニオン性原
子又はアニオン性基を表わす。アニオン性原子又はアニ
オン性基としては、例えば、塩素原子、臭素原子、よう
素原子等のハロゲン原子;メチル硫酸基、エチル硫酸
基、水酸基等が挙げられる。一般式(1)で表わされる
化合物におけるXは、製造時に用いられる4級化剤又は
中和剤に対応して決定される。4級化剤としては、例え
ば、塩化メチル、塩化エチル、塩化プロピル、臭化メチ
ル、臭化エチル、臭化プロピル、硫酸ジメチル、硫酸ジ
エチル、エチレンオキサイド等が挙げられ、中和剤とし
ては、例えば、塩酸、硫酸、リン酸等の無機酸等が挙げ
られる。
子又はアニオン性基を表わす。アニオン性原子又はアニ
オン性基としては、例えば、塩素原子、臭素原子、よう
素原子等のハロゲン原子;メチル硫酸基、エチル硫酸
基、水酸基等が挙げられる。一般式(1)で表わされる
化合物におけるXは、製造時に用いられる4級化剤又は
中和剤に対応して決定される。4級化剤としては、例え
ば、塩化メチル、塩化エチル、塩化プロピル、臭化メチ
ル、臭化エチル、臭化プロピル、硫酸ジメチル、硫酸ジ
エチル、エチレンオキサイド等が挙げられ、中和剤とし
ては、例えば、塩酸、硫酸、リン酸等の無機酸等が挙げ
られる。
【0012】このように、R5及びR6を特定の基とする
ことで、毛髪に与える柔軟性、しっとり感、なめらかさ
等のコンディショニング性は、従来の毛髪処理剤に比べ
て格段に向上しており、生分解性も良好なものとなって
いる。また、本発明の毛髪処理剤は、配合、保存、輸送
等を行う場合は、エタノール溶液で行うと、沈殿物等を
生じることがなく、流動性が向上するので好ましい。こ
の場合の毛髪処理剤エタノール溶液は、エタノールの含
有量が全量に対して30質量%以下であることが好まし
い。
ことで、毛髪に与える柔軟性、しっとり感、なめらかさ
等のコンディショニング性は、従来の毛髪処理剤に比べ
て格段に向上しており、生分解性も良好なものとなって
いる。また、本発明の毛髪処理剤は、配合、保存、輸送
等を行う場合は、エタノール溶液で行うと、沈殿物等を
生じることがなく、流動性が向上するので好ましい。こ
の場合の毛髪処理剤エタノール溶液は、エタノールの含
有量が全量に対して30質量%以下であることが好まし
い。
【0013】本発明の毛髪処理剤は、実際に毛髪処理剤
組成物として使用される場合には、毛髪処理剤組成物全
量に対して好ましくは0.1〜10質量%、より好まし
くは1.0〜3.0質量%配合される。毛髪処理剤組成
物には、本発明の効果を損なわない範囲で、通常の毛髪
処理剤組成物に使用される他の成分を1種又は2種以上
併用してもよい。例えば、エタノール、イソプロパノー
ル、プロピレングリコール、セチルアルコール、ステア
リルアルコール、アラキンアルコール、ベヘニルアルコ
ール、カラナービルアルコール、セリルアルコール等の
直鎖又は分岐のアルキル基又はアルケニル基を有する高
級アルコール;流動パラフィン、ワセリン、固形パラフ
ィン等の炭化水素類;液状ラノリン、ラノリン脂肪酸等
のラノリン誘導体;高級脂肪酸エステル類、ステアリン
酸、ミリスチン酸、ベヘン酸、イソステアリル酸、18
−メチルイコサン酸、ヤシ油脂肪酸等の高級脂肪酸;ア
ルキル基又はアルケニル基を有する長鎖アミドアミン類
の油脂類;ミンクオイル、オリーブ油等の動植物性油脂
類;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロ
キサン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリ
コーン等のシリコーン類;従来公知の第4級アンモニウ
ム塩のようなカチオン界面活性剤;ノニオン界面活性
剤;グリセリン、尿素等の保湿剤;カチオン性ポリマ
ー;多糖類、ポリペプタイド等の高分子物質;α−ヒド
ロキシカルボン酸類、色素、香料、噴射剤、溶剤、キレ
ート剤、pH調節剤、防腐剤、抗フケ剤等が挙げられ
る。
組成物として使用される場合には、毛髪処理剤組成物全
量に対して好ましくは0.1〜10質量%、より好まし
くは1.0〜3.0質量%配合される。毛髪処理剤組成
物には、本発明の効果を損なわない範囲で、通常の毛髪
処理剤組成物に使用される他の成分を1種又は2種以上
併用してもよい。例えば、エタノール、イソプロパノー
ル、プロピレングリコール、セチルアルコール、ステア
リルアルコール、アラキンアルコール、ベヘニルアルコ
ール、カラナービルアルコール、セリルアルコール等の
直鎖又は分岐のアルキル基又はアルケニル基を有する高
級アルコール;流動パラフィン、ワセリン、固形パラフ
ィン等の炭化水素類;液状ラノリン、ラノリン脂肪酸等
のラノリン誘導体;高級脂肪酸エステル類、ステアリン
酸、ミリスチン酸、ベヘン酸、イソステアリル酸、18
−メチルイコサン酸、ヤシ油脂肪酸等の高級脂肪酸;ア
ルキル基又はアルケニル基を有する長鎖アミドアミン類
の油脂類;ミンクオイル、オリーブ油等の動植物性油脂
類;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロ
キサン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリ
コーン等のシリコーン類;従来公知の第4級アンモニウ
ム塩のようなカチオン界面活性剤;ノニオン界面活性
剤;グリセリン、尿素等の保湿剤;カチオン性ポリマ
ー;多糖類、ポリペプタイド等の高分子物質;α−ヒド
ロキシカルボン酸類、色素、香料、噴射剤、溶剤、キレ
ート剤、pH調節剤、防腐剤、抗フケ剤等が挙げられ
る。
【0014】本発明の毛髪処理剤及び毛髪処理剤組成物
は、例えば、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘア
トリートメント、ヘアパック、ヘアクリーム、スタイリ
ングローション、スタイリングムース、コンディショニ
ングムース、ヘアムース、ヘアスプレー、シャンプー、
洗い流さないコンディショニング剤、永久又は塩基性ヘ
アカラー、パーマ剤等に用いることができる。
は、例えば、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘア
トリートメント、ヘアパック、ヘアクリーム、スタイリ
ングローション、スタイリングムース、コンディショニ
ングムース、ヘアムース、ヘアスプレー、シャンプー、
洗い流さないコンディショニング剤、永久又は塩基性ヘ
アカラー、パーマ剤等に用いることができる。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
する。尚、以下の実施例中、%は特に記載がない限り質
量基準である。表1に示した本発明の一般式(1)の毛
髪処理剤を用い、下記配合の毛髪処理剤組成物を調整し
た。この実施例及び比較例の毛髪処理剤組成物(ヘアリ
ンス組成物)の、柔軟性、しっとり感、べとつきについ
て官能評価をした。更に、一般式(1)の毛髪処理剤に
ついて、生分解性評価試験と流動性の試験を行った。結
果を表1に示す。
する。尚、以下の実施例中、%は特に記載がない限り質
量基準である。表1に示した本発明の一般式(1)の毛
髪処理剤を用い、下記配合の毛髪処理剤組成物を調整し
た。この実施例及び比較例の毛髪処理剤組成物(ヘアリ
ンス組成物)の、柔軟性、しっとり感、べとつきについ
て官能評価をした。更に、一般式(1)の毛髪処理剤に
ついて、生分解性評価試験と流動性の試験を行った。結
果を表1に示す。
【0016】<<毛髪処理組成物の調整>>以下の成分
を加熱溶解後、80℃の精製水を攪拌しながら加えてヘ
アリンス組成物を得た。 ・一般式(1)の毛髪処理剤 2% ・セチルアルコール 3% ・プロピレングルコール 2.5% ・精製水 残部
を加熱溶解後、80℃の精製水を攪拌しながら加えてヘ
アリンス組成物を得た。 ・一般式(1)の毛髪処理剤 2% ・セチルアルコール 3% ・プロピレングルコール 2.5% ・精製水 残部
【0017】<官能評価の方法>パネラー10人の毛髪
を予め市販のシャンプーにより洗浄し、ヘアリンス組成
物10gを塗布した。1分間放置した後、40℃の流水
で30秒間すすぎ、タオルで水分を拭き取った後、ドラ
イヤーで乾燥した。毛髪の手触りについて、パネラー1
0人による評価を行った。評価の基準は以下の基準で行
なった。得られた結果を表1に示す。
を予め市販のシャンプーにより洗浄し、ヘアリンス組成
物10gを塗布した。1分間放置した後、40℃の流水
で30秒間すすぎ、タオルで水分を拭き取った後、ドラ
イヤーで乾燥した。毛髪の手触りについて、パネラー1
0人による評価を行った。評価の基準は以下の基準で行
なった。得られた結果を表1に示す。
【0018】(柔軟性評価基準) ◎:未処理の毛髪に比べて非常に柔らかい。 ○:未処理の毛髪に比べて柔らかい。 △:未処理の毛髪と同程度。 ×:未処理の毛髪に比べて劣っている。
【0019】(しっとり感評価基準) ◎:未処理の毛髪に比べて非常にしっとりしている。 ○:未処理の毛髪に比べてしっとりしている。 △:未処理の毛髪と同程度。 ×:未処理の毛髪に比べて劣っている。
【0020】(べとつき評価基準) ○:未処理の毛髪と同程度。 △:未処理の毛髪に比べてややべとつきがある。 ×:未処理の毛髪に比べてべとつきがある。
【0021】<生分解性評価試験>生分解性について、
表1の一般式(1)の毛髪処理剤及び比較例の4級アン
モニウム塩のBOD5を、JIS−K−0102に準じ
て測定した。
表1の一般式(1)の毛髪処理剤及び比較例の4級アン
モニウム塩のBOD5を、JIS−K−0102に準じ
て測定した。
【0022】<流動性試験>表1の一般式(1)の毛髪
処理剤及び比較例の4級アンモニウム塩70gをビーカ
ーに測り取り、これにエタノール30gを加え、マグネ
チックスターラーで1時間攪拌後の流動性を確認した。 (流動性評価基準) ○:流動する。 △:沈殿物がある。 ×:流動していない。
処理剤及び比較例の4級アンモニウム塩70gをビーカ
ーに測り取り、これにエタノール30gを加え、マグネ
チックスターラーで1時間攪拌後の流動性を確認した。 (流動性評価基準) ○:流動する。 △:沈殿物がある。 ×:流動していない。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】尚、上記表1中、Meはメチル基を、c−
Hexはシクロヘキシル基を示す。Cの後の数字は炭素
数を示す。C17F1は炭素数17のモノ不飽和炭化水素
基(オレイン酸残基)を示す。
Hexはシクロヘキシル基を示す。Cの後の数字は炭素
数を示す。C17F1は炭素数17のモノ不飽和炭化水素
基(オレイン酸残基)を示す。
【0027】
【発明の効果】本発明により、毛髪に与える柔軟性、し
っとり感、なめらかさ等のコンディショニング性に優
れ、更に生分解性に優れた毛髪処理剤及び毛髪処理剤組
成物を提供することができた。
っとり感、なめらかさ等のコンディショニング性に優
れ、更に生分解性に優れた毛髪処理剤及び毛髪処理剤組
成物を提供することができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅澤 昌平 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 (72)発明者 小宮 薫 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 Fターム(参考) 4C083 AC072 AC101 AC122 AC691 AC692 CC39 DD23 EE06 EE07 EE28
Claims (3)
- 【請求項1】 下記の一般式(1) (式中、R1は水素原子、メチル基、エチル基、ヒドロ
キシエチル基又はシクロヘキシル基を表わし、R2はメ
チル基、エチル基、ヒドロキシエチル基又はシクロヘキ
シル基を表わし、R3はメチル基、エチル基、ヒドロキ
シエチル基、シクロヘキシル基又は−C2H4OCOR5
若しくは−C2H4NHCOR6で表わされる基を表わ
し、R4は−C2H4OCOR5又は−C2H4NHCOR6
で表わされる基を表わし、R5及びR6は炭化水素基を表
わし、Xはアニオン性原子又はアニオン性基を表わ
す。)で表される化合物からなり;全てのR3のうち、
0モル%以上49モル%以下が−C2H4OCOR5又は
−C2H4NHCOR6で表わされる基である場合は、R4
に含まれるR5及びR6を含む全てのR5及びR6のうち、
50〜100モル%が炭素数15〜21の炭化水素基で
あり;全てのR3のうち49モル%を超えて100モル
%以下が−C2H4OCOR5又は−C2H4NHCOR6で
表わされる基である場合は、R4に含まれるR5及びR6
を含む全てのR5及びR6のうち、50〜100モル%が
炭素数が7〜13の炭化水素基である;ことを特徴とす
る毛髪処理剤。 - 【請求項2】 請求項1に記載の毛髪処理剤及びエタノ
ールからなる毛髪処理剤エタノール溶液。 - 【請求項3】 請求項1に記載の毛髪処理剤を、組成物
全量に対して0.1〜10質量%含有する毛髪処理剤組
成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001008591A JP2002212038A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | 毛髪処理剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001008591A JP2002212038A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | 毛髪処理剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002212038A true JP2002212038A (ja) | 2002-07-31 |
Family
ID=18876189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001008591A Pending JP2002212038A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | 毛髪処理剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002212038A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008291007A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-12-04 | Cognis Ip Management Gmbh | 不斉カチオン性界面活性剤 |
JP2013534516A (ja) * | 2010-06-02 | 2013-09-05 | エヴォニク ゴールドシュミット ゲーエムベーハー | 第四級ジアルカノールアミンエステル |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09118606A (ja) * | 1995-10-24 | 1997-05-06 | Sanyo Chem Ind Ltd | 毛髪処理剤 |
JPH10273425A (ja) * | 1997-01-30 | 1998-10-13 | Sanyo Chem Ind Ltd | 毛髪処理剤 |
JP2000128740A (ja) * | 1998-10-23 | 2000-05-09 | Kao Corp | 毛髪化粧料 |
JP2000143459A (ja) * | 1998-11-11 | 2000-05-23 | Kao Corp | 毛髪化粧料 |
JP2000510133A (ja) * | 1996-05-15 | 2000-08-08 | ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチエン | ヘアトリートメント製剤 |
JP2000327544A (ja) * | 1999-05-21 | 2000-11-28 | Nof Corp | ヘアリンス組成物 |
-
2001
- 2001-01-17 JP JP2001008591A patent/JP2002212038A/ja active Pending
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US9073818B2 (en) | 2010-06-02 | 2015-07-07 | Evonik Degussa Gmbh | Quaternary dialkanolamine esters |
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