JP2002211592A - チャック付きシールテープを備えた袋体 - Google Patents

チャック付きシールテープを備えた袋体

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JP2002211592A
JP2002211592A JP2001014977A JP2001014977A JP2002211592A JP 2002211592 A JP2002211592 A JP 2002211592A JP 2001014977 A JP2001014977 A JP 2001014977A JP 2001014977 A JP2001014977 A JP 2001014977A JP 2002211592 A JP2002211592 A JP 2002211592A
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seal tape
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body film
bag
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Tadahiro Kochiyama
忠広 河内山
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Seisan Nipponsha KK
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Seisan Nipponsha KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 チャック付きシールテープを備えた袋体にお
いて、チャックの追従性を向上させること。 【解決手段】 袋体10は、表裏の胴部フィルム12,
14と、サイドガゼット16,18と、表裏のチャック
付きシールテープ20,22を備えている。表側のチャ
ック付きシールテープ20は、サイドガゼット16,1
8の上端縁と表側の胴部フィルム12に跨がるように配
置されて接着される。裏側のチャック付きシールテープ
22は、裏側の胴部フィルム14に接着される。チャッ
ク付きシールテープ20,22の接着部位に関し、接着
部位の下端を基準にW1の幅で差が設けられている。裏
側のチャック付きシールテープ22の追従性を向上させ
ることでチャックに作用する変形や荷重を吸収すること
ができ、袋体の十分な密封性を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表裏の合成樹脂製
フィルム間にサイドガゼットを備え、サイドガゼットの
上縁が表裏一方の合成樹脂製フィルムにチャック付きシ
ールテープによって接着された合成樹脂製の袋体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】容量増大を目的とするサイドガゼット付
き袋体は、例えば、特開平8−34450号公報に記載
されている。前記公報記載の袋体は、表裏の矩形の合成
樹脂製胴部フィルム間に、V字状の一対のサイドガゼッ
トを接着してなる。サイドガゼットは、胴部フィルムの
フィルム丈より短く、胴部フィルムの下縁を基準にして
その胴部フィルムに接着される。また、前記公報記載の
袋体では、シールテープを利用して、サイドガゼットの
上縁が表裏の胴部フィルムの何れか一方の内側面に寄せ
られている。ところで、出願人は、既に、特公昭54−
16794号公報に記載されるように、チャック付袋体
を提案している。この公報記載の袋体は、胴部フィルム
とチャックとの間の接着部位を工夫することにより、開
口側から開きやすく、反開口側からは開きにくい構成と
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特開平8−
34450号公報記載のシールテープ付き袋体に、特公
昭54−16794号公報記載のチャックの考え方を採
用しようとするものである。すなわち、シールテープ自
体にチャックを一体化し、チャック付きシールテープを
利用することにより、袋体の開封力に配慮しながら、量
産性を向上させようとしている。しかし、チャック付き
シールテープによりサイドガゼットを一方の胴部フィル
ムに寄せて接着すると、表裏の胴部フィルムのそれぞれ
に接着されたチャック付きシールテープは非対象に変形
する。サイドガゼットが接着されたチャック付きシール
テープは、サイドガゼットの厚み及び膨らみによって、
サイドガゼットが接着されないチャック付きシールテー
プ側に向って下傾するように変形する。このような状態
において、袋体内部の収納物からチャック付きシールテ
ープに衝撃等によって開封力が作用すると、その開封力
はチャック自体に不均等に作用する。したがって、開封
力はチャック自体を抉じ開けるように作用することにな
るので、弱い力でも袋体が開封してしまうという問題が
ある。
【0004】本発明の目的は、チャック付きシールテー
プを利用してサイドガゼットを備えた袋体を開閉自在に
封緘する場合において、チャックの追従性を向上させた
チャック付きシールテープを備えた袋体を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、表裏の胴部フ
ィルムと、前記胴部フィルムよりフィルム丈が短いV字
状の一対のサイドガゼットと、前記胴部フィルムのフィ
ルム幅に実質的に等しく、雌雄のチャックが形成された
表裏のシールテープとを有し、一対のサイドガゼット
が、胴部フィルムの下縁及び両側縁を基準にV字状の山
側を対峙して表裏の胴部フィルム間に配置され、表側の
チャック付きシールテープがそれぞれのサイドガゼット
の上端縁と表側の胴部フィルムに跨がるように配置さ
れ、裏側のチャック付きシールテープが表側のチャック
付きシールテープと対向して裏側の胴部フィルムに配置
され、サイドガゼットが胴部フィルムの下縁及び両側縁
に接着されるとともに、前記サイドガゼットの上端縁が
チャック付きシールテープで一方の胴部フィルムに接着
された袋体であって、表側のチャック付きシールテープ
におけるサイドガゼット及び表側の胴部フィルムとの接
着部位の下端と裏側のチャック付きシールテープにおけ
る胴部フィルムとの接着部位の下端に差を設け、表側の
チャック付きシールテープの接着部位の下端より裏側の
チャック付きシールテープの接着部位の下端が上方に位
置するチャック付きシールテープを備えた袋体により前
記課題を解決した。
【0006】本発明のチャック付きシールテープを備え
た袋体では、サイドガゼットが表側の胴部フィルムに接
着される。表裏のシールテープにはチャックが形成され
ており、このチャック付きシールテープを利用すること
で、サイドガゼットの上端が表側の胴部フィルムに接着
される。チャック付きシールテープの機能は、主として
2つある。1つは、サイドガゼットを表側の胴部フィル
ムに寄せて接着して、袋体の開口部を大きくして内容物
の出入を容易にする機能である。もう1つは、シールテ
ープにチャックを一体形成することにより、製造面でコ
ストを削減することである。
【0007】この種のチャック付きシールテープを備え
た袋体では、内容物を多く収納したときや、落下等によ
って袋体に衝撃が生じたときに、チャックをこじ開けよ
うとする開封力が作用する。すなわち、一方のチャック
付きシールテープは、サイドガゼットとともに表側の胴
部フィルムに接着されている。また、サイドガゼットの
厚みによって、袋体の高さ方向と幅方向には段差があ
る。段差に跨がるチャック付きシールテープにも段差の
影響ができる。さらに、開封時等にサイドガゼットの変
形に引き攣られてチャック付きシールテープも変形す
る。これらの原因によって、一方のチャック付きシール
テープは、予期しにくい変形を生じる。しかしながら、
他方のチャック付きシールテープは、裏側の胴部フィル
ムに接着されているだけである。一方のチャック付きシ
ールテープのように変形が生じにくい。
【0008】そこで、本発明は、表側のチャック付きシ
ールテープにおけるサイドガゼット及び表側の胴部フィ
ルムとの接着部位が当該チャック付きシールテープの上
縁から所定範囲で形成され、裏側のチャック付きシール
テープにおける胴部フィルムとの接着部位が当該チャッ
ク付きシールテープの上縁から所定範囲で形成される
が、表側のチャック付きシールテープの接着部位の下端
と裏側のチャック付きシールテープの接着部位の下端に
差が設けられている。さらに、表側のチャック付きシー
ルテープの接着部位の下端より裏側のチャック付きシー
ルテープの接着部位の下端が上方に位置するという技術
事項を特徴として含んでいる。
【0009】上記事項によって、裏側の胴部フィルムに
のみ接着される裏側のチャック付きシールテープは、袋
体自体の変形やサイドガゼット及びその変形の影響を受
けにくい。裏側のチャック付きシールテープの接着部位
の下端が、表側のチャック付きシールテープの接着部位
より上方に位置するので、裏側のチャック付きシールテ
ープの追従性が向上する。表側のチャック付きシールテ
ープが変形すると、比較的自由な裏側のチャック付きシ
ールテープはその変形に応答するのである。チャック自
体に求められる機能は、袋体を閉じた状態に維持するこ
とである。シールテープにチャックを一体形成した場合
においても、このように追従性を向上させることで、チ
ャックに作用する荷重負担を軽減でき、変形や衝撃によ
って袋体から内容物が飛び出すことを防止することがで
きるのである。
【0010】また、チャック付きシールテープに着目す
ると、一対のチャック付きシールテープ同士の接着部位
の相対関係に加えて、雌雄のチャックに対して接着部位
を如何にすれば好ましいかという改良すべき点がある。
雌雄のチャックの機能は袋体を閉じた状態に維持するこ
とであるから、チャックにはサイドガゼットによる影響
を及ぼさないことが好ましい。
【0011】そのため、本発明の好適な実施形態では、
表側のチャック付きシールテープの接着部位の下端が、
当該チャック付きシールテープにおけるチャックより上
方に位置している。この技術事項により、雌雄のチャッ
クにサイドガゼットの影響が及ぶことが少ないので、雌
雄のチャックはいずれも追従性が向上し、変形や衝撃に
よって袋体から内容物が飛び出すことを防止する効果が
高まるのである。
【0012】なお、明細書において、表裏又は表側及び
裏側という語句は、便宜的に用いる言葉であって、袋体
の印刷内容の如何に拘らず、表又は表側という語句は、
サイドガゼットの上端が接着される側を意味し、裏又は
裏側という語句は、サイドガゼットの上端が接着されな
い側を意味するものとする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明によ
る袋体の実施形態を説明する。図1乃至図3は、本発明
によるチャック付きシールテープを備えた袋体の第1実
施形態、図4は、本発明によるチャック付きシールテー
プを備えた袋体の第2実施形態をそれぞれ示している。
【0014】第1実施形態において、袋体10は、表裏
の合成樹脂製胴部フィルム12,14と、一対のサイド
ガゼット16,18を備えている。サイドガゼット1
6,18は、合成樹脂フィルムをV字状に折り込んで形
成されている。サイドガゼット16,18は、胴部フィ
ルム12,14の下縁及び両側縁を基準にしてV字状の
山側稜線を対峙させて表裏の胴部フィルム12,14間
に配置される。サイドガゼット16,18は、胴部フィ
ルム12,14よりフィルム丈が短い。したがって、サ
イドガゼット16,18の上端縁は、袋体10の上部開
口部の下方に位置することになる。
【0015】袋体10は、さらに、チャック付きシール
テープ20,22を備えている。シールテープ20,2
2は、長手方向に延びる雌雄のチャック24,26を備
えている。雄型のチャック24と雌型のチャック26
は、互いに逆の関係でもよい。それぞれのチャック付き
シールテープ20,22の幅は、胴部フィルム12,1
4のフィルム幅に実質的に等しくなっている。もっと
も、製造工程において、横方向に連続する袋体10を切
断するので、後発的に幅が等しくなる。
【0016】雄型チャック24を備えたチャック付きシ
ールテープ20は、その背面がそれぞれのサイドガゼッ
ト16,18の上端縁と表側の胴部フィルム12に跨が
るように配置される。本実施形態では、雄型チャック2
4は、サイドガゼット16,18上に位置する。雌型の
チャック26を備えたチャック付きシールテープ22
は、その背面が裏側の胴部フィルム14に接するように
配置される。表側のチャック付きシールテープ20と裏
側のチャック付きシールテープ22は、雌雄のチャック
24,26が互いに対向する位置にある。
【0017】積層された表側の胴部フィルム12、一対
のサイドガゼット16,18、表側のチャック付きシー
ルテープ20、裏側のチャック付きシールテープ22、
裏側の胴部フィルム14は、互いに熱溶着等により所要
部位を接着される。上述のように、製造工程において、
横方向に連続する袋体10を切断する場合、胴部フィル
ム12,14及びチャック付きシールテープ20,22
は、それぞれ、細長いフィルム、細長いチャック付きシ
ールテープとなる。
【0018】本発明では、接着部位を工夫することによ
り、雌雄のチャック24,26に作用する荷重負担を軽
減する。まず、胴部フィルム12,14とサイドガゼッ
ト16,18とは、胴部フィルム12,14の両縁及び
下縁が接着され、袋体10が形成される。これにより、
サイドガゼット16,18を利用して袋体10の開口部
から収容物の出し入れができるようになる。なお、サイ
ドガゼット16,18と表側の胴部フィルム12との間
において、サイドガゼット16,18の上端から胴部フ
ィルム12の両側に向って斜め接着してもよい。
【0019】表側のチャック付きシールテープ20は、
その上縁から所定範囲で表側の胴部フィルム12及び一
対のサイドガゼット16,18に接着される。チャック
付きシールテープ20は、サイドガゼット16,18の
上縁を跨いで接着される。表側のチャック付きシールテ
ープ12の下縁は、胴部フィルム12及び一対のサイド
ガゼット16,18に接着されていない。もっとも、表
側のチャック付きシールテープ20は、全面で胴部フィ
ルム12及び一対のサイドガゼット16,18に接着さ
れていてもよい。裏側のチャック付きシールテープ22
は、その上縁から所定範囲で裏側の胴部フィルム14に
接着される。裏側のチャック付きシールテープ22の下
縁は、胴部フィルム14に接着されていない。これらの
チャック付きシールテープ20,22、特に、表側のチ
ャック付きシールテープ20によって、サイドガゼット
16,18は表側の胴部フィルム12に寄せられる。こ
うすることにより、開口部が広くなる。なお、サイドガ
ゼット16,18は、チャック付きシールテープ20の
接着部位の下端から広がることができるようになる。
【0020】それぞれのチャック付きシールテープ2
0,22の接着部位に関し、チャック付きシールテープ
の接着部位の下端を基準にして、図3に示されるよう
に、表側のチャック付きシールテープ20と裏側のチャ
ック付きシールテープ22とで、接着部位はW1の幅で
相違する。こうすることにより、表側のチャック付きシ
ールテープ20は、表側の胴部フィルム12及び一対の
サイドガゼット16,18に拘束されやすい状態にあ
り、裏側のチャック付きシールテープ22は、サイドガ
ゼット16,18には拘束されにくい状態にある。
【0021】表側のチャック付きシールテープ20で
は、雄型チャック24が、接着部位上に形成されてい
る。したがって、表側のチャック24は、チャック付き
シールテープ20が表側の胴部フィルム12及び一対の
サイドガゼット16,18に拘束されやすいことと相俟
って、同様に、表側の胴部フィルム12及び一対のサイ
ドガゼット16,18に拘束されやすい状態にある。裏
側のチャック付きシールテープ22では、雄型チャック
24に対向する雌型チャック26が、非接着部位上に形
成されている。したがって、裏側のチャック26は、チ
ャック付きシールテープ22自体が裏側の胴部フィルム
14に拘束されにくい状態にあり、さらに、接着部位か
ら離れた部位において形成されていることと相俟って、
裏側の胴部フィルム14に拘束されにくい状態にある。
【0022】本実施形態の袋体10によると、チャック
付きシールテープ20,22を利用し、サイドガゼット
16,18を表側の胴部フィルム12に寄せて強固に接
着することで開口部を広くでき、その上で、一体物のチ
ャック24,26により開口部を開閉自在に封緘するこ
とができるが、その反面、チャック24,26には、開
封力が作用しがちである。第1に、サイドガゼット1
6,18には厚みがあり、チャック付きシールテープ2
0には、サイドガゼット16,18の境目において段差
が生じる。この段差は、図1から理解できるように、袋
体10を横切る表側のチャック24の途中にも生じる。
本発明では、雌型チャック26が、裏側の胴部フィルム
14に拘束されにくく、比較的自由な浮動状態にあり、
これに対向する雄型チャック24への追従性が良好であ
る。第2に、袋体10に収容物が入っている場合、サイ
ドガゼット16,18が変形し、その変形が表側のチャ
ック付きシールテープ20に影響しやすい構造である。
特に、落下等によって袋体10に衝撃が生じると、その
影響により表側のチャック付きシールテープ20も変形
しやすくなる。本発明では、上述の通り、裏側の雌型チ
ャック26が表側の雄型チャック24に追従するので、
チャック24,26に作用する衝撃が吸収される。以上
のように、一方の表側のチャック付きシールテープ20
を表側の胴部フィルム12及び一対のサイドガゼット1
6,18に拘束させ、他方の裏側のチャック付きシール
テープ22を比較的自由な浮動状態とすることにより、
袋体10の強度向上と、開封力に抗する密封性向上を確
保している。
【0023】図4は、第2実施形態の袋体110を示し
ている。この実施形態では、第1実施形態と、表側のチ
ャック付きシールテープの接着部位が異なっている。
【0024】表側のチャック付きシールテープ120
は、その上縁から所定範囲で表側の胴部フィルム112
及び一対のサイドガゼット116,118に接着され
る。チャック付きシールテープ120は、サイドガゼッ
ト116,118の上縁を跨いで接着される。表側のチ
ャック付きシールテープ112の下縁は、胴部フィルム
112及び一対のサイドガゼット116,118に接着
されていない。裏側のチャック付きシールテープ122
は、第1実施形態と同様に、その上縁から所定範囲で裏
側の胴部フィルム114に接着される。裏側のチャック
付きシールテープ122の下縁は、胴部フィルム114
に接着されていない。それぞれのチャック付きシールテ
ープ120,122の接着部位に関し、チャック付きシ
ールテープの接着部位の下端を基準にして、接着部位は
W2の幅で相違する。
【0025】表側のチャック付きシールテープ120及
び裏側のチャック付きシールテープ122とも、雌雄の
チャック124,126が、非接着部位上に形成されて
いる。すなわち、接着部位が、雌雄のチャック124,
126より上方に位置する。こうすることにより、第1
実施形態よりも表側のチャック124は、表側の胴部フ
ィルム112及び一対のサイドガゼット116,118
に拘束されにくくなる。ただし、胴部フィルム112及
びサイドガゼット116,118の影響を受けやすい表
側のチャック124の方を強度的に有利にし、裏側のチ
ャック126の追従性を利用することができるように、
接着部位に差W2を設けておくことが重要である。
【0026】以上の実施形態では、表側のチャック付き
シールテープにおいて、チャックがサイドガゼットに重
なっていたが、チャックは表側の胴部フィルム上に形成
されていてもよい。
【0027】各実施形態において設けられた接着部位の
差W1,W2は、内圧がチャックとその周辺部分(開口
部方向)に掛かった場合に、チャック部に対する荷重負
担を軽減する役割を果たす。仮にこ接着部位の差のW
1,W2を設けなかった場合には、荷重がサイドガゼッ
ト部分の広がり等に分散吸収されることなくチャック部
に直接的に掛かることになり、チャックが開口したり、
接着部位が剥離破袋する危険性を増す。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、表側のチャック付
きシールテープが一対のサイドガゼットの上縁を跨いで
胴部フィルム及びサイドガゼットに接着されており、そ
の表側のチャック付きシールテープによってサイドガゼ
ットが強固に表側の胴部フィルムに一体化され、表側の
チャック付きシールテープがサイドガゼットの厚みやサ
イドガゼットに作用する変形の影響を受けやすいが、裏
側のチャック付きシールテープが比較的拘束されにくい
浮動状態にあって表側のチャック付きシールテープへの
追従性が良好となっている。これにより、チャック付き
シールテープを利用してサイドガゼットを表側の胴部フ
ィルムに寄せた場合においても、チャックに作用する変
形や荷重を吸収することができ、袋体の十分な密封性を
得ることができる。
【0029】請求項2の発明では、表側のチャック付き
シールテープの接着部位が、当該チャック付きシールテ
ープにおけるチャックより上方に位置するので、雌雄の
チャックとも追従性が向上する。したがって、サイドガ
ゼットに作用する変形や荷重を吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるチャック付きシールテープを備
えた袋体の第1実施形態の平面図。
【図2】 図1の袋体の使用状態を示す斜視図。
【図3】 胴部フィルム、サイドガゼット及びチャック
付きシールテープの相対関係を示す断面図。
【図4】 第2実施形態における胴部フィルム、サイド
ガゼット及びチャック付きシールテープの相対関係を示
す断面図。
【符号の説明】
10,110 袋体 12,112 表側の胴部フィルム 14,114 裏側の胴部フィルム 16,18,116,118 サイドガゼット 20,120 表側のチャック付きシールテープ 22,122 裏側のチャック付きシールテープ 24,124 雄型のチャック 26,126 雌型のチャック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏の胴部フィルムと、 前記胴部フィルムよりフィルム丈が短いV字状の一対の
    サイドガゼットと、 前記胴部フィルムのフィルム幅に実質的に等しく、雌雄
    のチャックが形成された表裏のシールテープとを有し、 一対のサイドガゼットが、胴部フィルムの下縁及び両側
    縁を基準にV字状の山側を対峙して表裏の胴部フィルム
    間に配置され、 表側のチャック付きシールテープがそれぞれのサイドガ
    ゼットの上端縁と表側の胴部フィルムに跨がるように配
    置され、 裏側のチャック付きシールテープが表側のチャック付き
    シールテープと対向して裏側の胴部フィルムに配置さ
    れ、 サイドガゼットが胴部フィルムの下縁及び両側縁に接着
    されるとともに、前記サイドガゼットの上端縁がチャッ
    ク付きシールテープで一方の胴部フィルムに接着された
    袋体であって、 表側のチャック付きシールテープにおけるサイドガゼッ
    ト及び表側の胴部フィルムとの接着部位の下端と裏側の
    チャック付きシールテープにおける胴部フィルムとの接
    着部位の下端に差を設け、 表側のチャック付きシールテープの接着部位の下端より
    裏側のチャック付きシールテープの接着部位の下端が上
    方に位置する、 チャック付きシールテープを備えた袋体。
  2. 【請求項2】 前記表側のチャック付きシールテープの
    接着部位の下端が、当該チャック付きシールテープにお
    けるチャックより上方に位置する、請求項1記載のチャ
    ック付きシールテープを備えた袋体。
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Cited By (3)

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