JP3764045B2 - 合成樹脂製チャック付の袋体 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、スライダーによって開閉される雌雄咬合型のチャックを開口部に備えた合成樹脂製チャック付の袋体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6で示すように、熱接着性を有する表裏2枚の胴部フィルム1a、1bの袋体1の開口部2の内側に雌雄咬合型のチャック3が設けられ、前記袋体1の両サイド5に、内側面が前記胴部フィルム1a、1bの内側面と熱接着性を有する樹脂フィルムで、外側面を内にして折り込み稜線4aでV字状に折り込まれた横ガゼット4を、その上端縁4bが前記チャック3より下方に位置する長さ寸法で接着し、かつこの横ガゼット4の上端縁4bは前記チャック3と別体のシールテープ8によって、表裏2枚の胴部フィルム1a、1bの何れか一方の内側面に寄せて接着4cし、斜め接着4dした合成樹脂製チャック付の袋体は特開平8−34450号で公知である。この袋体1はチャック3上方の開口部2にチャック3と平行に引き裂き予定線6が施されており、開口部2の両側に前記引き裂き予定線6と対応するよう刻設されている開封用ノッチ7によって引き裂き開封し、図7で示すように、チャック3上方に摘み片を残した開口部2bとしている。
【0003】
また、この種の袋体において、前記チャック3を開閉するために、チャック3に取り付けたり取り外したりするスライダーとしては、例えば、特公昭49―43582号、実公平2−23132号やアメリカ特許第3324520号等で周知となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般の袋体についても同様なことが言えるが、特に前記特開平8−34450号で開示された発明による袋体にあっては、袋体の開口部が全幅に渡って開口幅が大きく得られる特徴を有し、内容物充填の際には極めて有利であるが、内容物の取り出しに際しては同じく有利である半面、その取り出し易さが仇となる場合がある。すなわち、内容物を小出しで取り出そうとする場合で、開口幅が大きいために袋体を少しばかり傾けただけで内容物が開口部の方へ一挙に殺到してしまい、受け皿等の外に散逸してしまったり、必要量以上に取出されてしまうようなことが往々にして生じていた。
【0005】
本発明者は鋭意検討の結果、開口幅が大きく得られるというメリットを損なうことなく、内容物の小出しを適当ならしめる手段として従来周知のスライダーをこの種袋体に適用することに思い至った。そして、小出しを繰り返すということで、スライダーの摺動を円滑なものとし、また、該部の耐久性を高める配慮が必要である。加えて、この種袋体のもう一つの特徴である「内容物の大きな収容容積が得られるというメリット」により、その内容物が開口部に殺到した場合の、荷重集中によりスライダーがチャックから外れて弾け飛び、内容物の散乱を招くような事態の発生を回避する配慮が必要である。さらには、一般的にスライダーを適用した袋体にあっては、スライダーの取付部分に間隙が生じるため、この間隙を通しての内容物の劣化や変質等の問題を解決しておく必要がある。
【0006】
一方、袋体のチャック部にスライダーを取り付けるにあたっては、先ずチャックの開放が必要となるが、そのため従来のチャック付袋体にあっては、例えば、実公昭35−22217号に見られるように、チャック上方に開口のための摘み片を前記図7と同様に持たせた構造が一般的であり、このような構造が一般的となる以前は、実公昭30―9422号に見られる開蓋片や、実公昭30―15483号に見られる突片により開口操作を助ける工夫がなされていた。このような摘み片、開蓋片、突片は指先で確かに摘むことができるものが要求される。仮にこのような摘み片、開蓋片、突片が設けられていない場合を想定して見ると、先ずチャックの開口操作が極めて不便なものとなる。次にその場合はチャックを開放するために、チャックをこじ開けることになるから、チャック部分に損傷を来たし易くなる。この損傷はいわゆるチャックが馬鹿になる状態を引き起こす恐れがあり、すなわち、咬み合いが外れ易くなったり、密封機能が損なわれることになったりする。
【0007】
本発明の目的は、上記の問題点に鑑み、内容物の取り出しを手頃な感じで行えるようにし、スライダーの取付の際にチャック部が損傷しないようにし、スライダーの摺動を円滑なものとして該部の耐久性を高め、また、スライダーの弾け飛びをなくし、密封性が要求される内容物に対しても適用できるようにしたスライダーによって開閉する合成樹脂製チャック付の袋体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するために、請求項1に記載のとおり、熱接着性を有する袋体の開口部の内側上部にスライダーによって開閉される雌雄咬合型のチャックが設けられ、このチャックの上部に前記開口部を所定方向に引き裂くための引き裂き手段を備え、前記袋体の両サイドにV字状に折り込まれた横ガゼットを、その上端縁が前記チャックより下方に位置する長さ寸法で接着し、かつこの横ガゼットの上端縁は前記チャックと一体若しくは別体のシールテープによって、表裏何れか一方の袋体内側面に寄せて接着した合成樹脂製チャック付の袋体において、前記チャックの基部近傍は厚肉部となっており、この厚肉部に接近して前記引き裂き手段が設けられ、この引き裂き手段を引き裂くことによってチャックと近接した開口部が得られ、前記チャックの上部はチャック基部近傍の丈の短い厚肉部がチャックを開放する際の指爪先の挿入片としてチャックに沿って残置し、この指爪先の挿入片に指爪先を差し込んで左右相対方向に動かす力がチャックの咬み合い部に作用し易くなっており、この指爪先の挿入片を指爪先により左右相対方向に動かしてチャックを開放してスライダーを取り付けた際に、前記横ガゼットのV字状の折り込み幅が 、前記スライダー本体の摺動方向の長さを含むその取付幅と前記チャック端の接着部幅との総和よりも深くなるように設定したことを特徴とするものである
【0009】
請求項2に記載の通り、請求項1に記載の合成樹脂製チャック付の袋体において、前記雌雄咬合型のチャックの基部近傍の厚肉部は、チャックの開口部側上部では厚くチャックの下部収納部側では上部と比較してその断面の一部若しくは全部において薄くなっていることを特徴とするものである。
【0010】
請求項3に記載の通り、請求項1に記載の合成樹脂製チャック付の袋体において、前記雌雄咬合型のチャックと少しく間隔を置く内側下部に、別途雌雄咬合型のチャックを設けたことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【実施例1】
図1および図2は本発明の実施例1であり、図1は袋体1の開口部2を引き裂く前の状態を示し、図2は前記開口部2を引き裂いた後の開口部2aにスライダー9を嵌挿した状態を示すものである。袋体1は表胴部フィルム1a及び裏胴部フィルム1bの2枚のフィルムによって形成されており、前記開口部2の内側上部に前記スライダー9によって開閉される雌雄咬合型のチャック3が設けられている。また、前記チャック3の僅かに上方の開口部2にチャック3と平行に引き裂き予定線6が施されており、開口部2の両側に前記引き裂き予定線6と対応するよう開封用ノッチ7が刻設されている。なお、このような引き裂き手段自体は周知のものであり上記に限定されるものではないが、引き裂き手段を設けないで印刷によりチャック3に近接して僅かに上方を鋏で切断するよう表示したものであっても良いし、当初から図2の形態に製袋するものであっても良い。しかしながら、開口部2が封緘されており、この封緘部を備え付けの引き裂き手段により引き裂いてチャック3にスライダー9を嵌挿し用いることで、後述の数々の利点がもたらされるものである。
【0012】
4はフィルムをV字状に折り込んだ横ガゼットであり、袋体1の両サイド5に所要部を接着されている。この横ガゼット4は、その折り込み稜線4aが袋体1のサイド5の線と平行で、横ガゼット4の上端縁4bを前記チャック3より下方に位置する長さ寸法とし、この横ガゼット4の上端縁4bを裏胴部フィルム1b若しくは表胴部フィルム1a側の内側面にのみにチャック3と別体のシールテープ8によって接着4cした構造である。尚、チャック3は前記シールテープ8と一体でも良い。前記横ガゼット4の上端縁4bを接着した側の裏胴部フィルム1b若しくは表胴部フィルム1aと対接する横ガゼットフィルムを横ガゼット4の上端縁4bから袋体1の両サイド5に向かって表胴部フィルム1a若しくは裏胴部フィルム1bに斜め接着4dしても良い。また、この横ガゼット4も必ずしも設ける必要はなく、表胴部フィルム1a及び裏胴部フィルム1bの2枚のフィルムの両サイド5を接着した平袋体であっても良いし、1枚のフィルムを折り返して両サイド5を接着した同じく平袋体であっても良い。
【0013】
本発明は上記の何れの袋体1において、図3及び図4で示すように、チャック3の上部はチャック基部近傍の丈の短い厚肉部10が位置し、この厚肉部10がチャック3を開放する際の指爪先の挿入片11となっているものである。この厚肉部10はチャック3の開口部側上部では厚く、一方チャック3の下部収納部側では上部と比較してその断面の一部若しくは全部において薄く形成されることが望ましい。
【0014】
また、本発明は上記のような横ガゼット4を設けた袋体1において、前記横ガゼット4のV字状の折り込み幅W2が、前記スライダー9本体の摺動方向の長さSを含むその取付幅W4とチャック端の接着部12の幅W5との総和であるW3(W4+W5)よりも深くなるようW2>W3に設定したことである。尚、チャック3端の接着部12は、スライダー9の開閉に伴う損傷を防ぐ目的で広幅に接着強化されるが、そのような場合であってもW2>W3の関係を満足するよう横ガゼット4のV字状の折り込み幅W2が決定されるものである。
【0015】
【実施例2】
図5は本発明の実施例2であり、基本構造は上記実施例1と同様である。この実施例2は前記スライダー9が嵌挿されている開口部2aの内側に位置したチャック3と少しく間隔を置く開口部2aの内側下部にチャック3aを前記チャック3と平行に設けた、いわゆるダブルチャック構造である。この内側下部のチャック3aは図5では横ガゼット4の上端縁4bより上方位置に設けているが、横ガゼット4の上端縁4bと同等位置、あるいは横ガゼット4の上端縁4bより下方位置に設けられても良い。そして、前記内側上部のチャック3と内側下部のチャック3aはシールテープ8と一体、若しくは内側下部のチャック3aのみシールテープ8と一体としても良い。
【0016】
この実施例2においても、チャック3の上部はチャック基部近傍の丈の短い厚肉部10が位置し、この厚肉部10がチャック3を開放する際の指爪先の挿入片11となっているものである。また、チャック3aが適格に閉じられていない場合を想定すると、この厚肉部10はチャック3の開口部側上部では厚く、一方チャック3の下部収納部側では上部と比較してその断面の一部若しくは全部において薄く形成されていることが望ましく、さらに、第1実施例の場合と同様にW2>W3の関係を満足するよう横ガゼット4のV字状の折り込み幅W2が設定されていることが望ましい。
【0017】
上記本発明の実施例1及び実施例2の何れにおいても、チャック3は開口部と近接しており、チャック3の上部はチャック基部近傍の丈の短い厚肉部10が位置し、この厚肉部10がチャック3を開放する際の指爪先の挿入片11となっているため、該部には剛性を保有し、しかも丈が短いことで、この指爪先の挿入片11に指爪先を差し込んで左右相対方向に動かす力がチャック3の咬み合い部に作用し易く、比較的小さな力でチャック3の咬合を外すことが出来る。加えて、チャック3の咬み合い部分を直接こじ開けるものではないから、チャック3の損傷を招くことがない。従って、スライダー9をチャック3に嵌挿する際のチャック3の咬合を外す操作を容易に行うことができる。
【0018】
チャック3の下部収納部側開口部側上部と比較して、その断面の一部若しくは全部において薄く形成されることが望ましいとした点は、例えば、落下や転倒により内圧が生じて、その内圧がチャック3に作用しようとした場合に、上部と逆にその断面の一部若しくは全部において薄くなっている部分を設けたことでチャック3に内圧が作用しにくくなるよう配慮したものである。
【0019】
また、指爪先の挿入片11は、指爪先が差し込まれる程度の必要最低限の丈さえあれば十分に役目を果たし、仮に丈が長い場合はその撓みによってチャック3を開放しようとする力が吸収されてしまうので、むしろ丈が短ければ短いほど好ましいと言うことになり、これによってスライダー9の丈もコンパクトなものとすることが出来、さらにスライダー9の摺動時に上下のブレが少なくなるので円滑にスライダー9を摺動させることができる。このスライダー9の円滑な摺動により、スライダー9が摺動する部分の擦り切れ等の損傷が防止できるので長期に渡っての使用が可能であり、内容物を使い切った後も小物入れ等としてアフターユーズできる利便性を有する。
【0020】
加えて本発明においては、スライダー9を適当な位置に止め置き、それによって得られる開口部2aから内容物を取り出すようにすることにより、内容物が開口部2aより一挙に飛び出してしまうようなことがなくなり、内容物の適量取り出しが容易となる。そして、開口部2aが封緘されており、この封緘部を備え付けの引き裂き手段により引き裂いてチャック3にスライダー9を嵌挿し用いるようにしたことで、封緘部を引き裂くまでは密封性が確実に保たれており、店頭陳列等における異物の混入や内容物抜き取りの不都合を防止することができる。
【0021】
また、前記横ガゼット4のV字状の折り込み幅W2が、前記スライダー9本体の摺動方向の長さSを含むその取付幅W4とチャック端の接着部12の幅W5との総和であるW3(W4+W5)よりも深くなるようW2>W3に設定したことにより、スライダー9の部分への集中荷重を避け、袋体1の落下や転倒等の衝撃によってもスライダー9がチャック3より外れて弾け飛ぶことがなくなる。これは、横ガゼット4のV字状の折り込み幅W2が深くなることによって、チャック3部分方向に作用するテンションがチャック3部に至るまでに吸収、あるいは分散されてしまう割合が多くなるためで、特に横ガゼット4の上方に位置するチャック3部分方向に働く内圧は、表胴部フィルム1a若しくは裏胴部フィルム1bと、これと対接する横ガゼット4の上端縁4bが非接着であるため若干の影響は及ぶものの、主として横ガゼット4のV字状の折り込み部分に作用することになり、チャック3部に作用するテンションを特に小さくすることができ、スライダー9がチャック3より外れて弾け飛び、内容物が散逸する等の事態を引き起こすことがなくなる。
【0022】
さらに、スライダー9の取付幅W4は、スライダー9本体の摺動方向の長さSだけでなくスライダー9の前後方に生じる取付幅を含むものであり、この取付幅はチャック3間に存在するスライダー9の案内部フィンガー部分の厚みあるいはチャック3の厚み及びその嵌合強度によって、ある程度広くなったり狭くなったりする。そして、チャック3の雌雄を分離する前記案内部のフィンガーによって生じる間隙が、スライダー9が弾け飛んだり横摺動する大きな要因となっているが、本発明のように、横ガゼット4のV字状の折り込み幅W2を、スライダー9本体の摺動方向の長さSを含むその取付幅W4とチャック端の接着部12の幅W5との総和であるW3(W4+W5)よりも深くなるようW2>W3に設定したことにより、その上方に位置するスライダー9の前方に生じる間隙部分やスライダー9部分には、加わる荷重がごく小さくなり、過度の衝撃に対してもチャック3の開放を防止できるものである。
【0023】
さらにまた、前記折り込み幅W2を深くした横ガゼット4のV字状の折り込み部分が、内容物を取り出す際の流動抵抗となり、内容物飛び出しの勢いを緩和する作用を果たし、前記内容物の適量取り出しをより確実なものとする。
【0024】
上記本発明の実施例2の構造では、上記の作用効果に加えて、袋体1に包入されている内容物が密封性を要求するものについて、スライダー9を嵌挿したチャック3の下方にさらに設けたチャック3aを閉めておくことにより、上下2重のチャック3、3aで密封性をより一層高めた状態で内容物を保存することができる。また、下方のチャック3aを閉めてしまえば、スライダー9による上方のチャック3を閉め忘れた場合でも、内容物が開口部2aより一挙に飛び出してしまうようなことがない。
【0025】
上記本発明による袋体1は、食品類その他各種内容物の包装用袋や袋仕様の書類入れ、携帯用小物入れ等に用いられ、その形態も明細書中で説明したものに限定されるものではなく、例えば、V字状の折り込みを底部に設けた底ガゼット付の自立袋や、実公昭57―40876号に示されるような袋体の胴部より延長した合掌部分に開口部を持ってきた袋体等にも適用されるものである。
【0026】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、チャックにスライダーを嵌挿する際にチャックの開放を指爪先で比較的小さな力で容易に行えるようにし、これによりチャック部の損傷を防いで、チャック機能の低下を防止した。また、指爪先を差し込む部分は、指爪先が差し込まれる程度の必要最低限でチャックの長手方向に残置しているため、スライダーの丈のコンパクト化を可能にし、これによりスライダーの摺動時に上下のブレが少なくなり円滑にスライダーを摺動させることができ、このスライダーの円滑な摺動によりスライダーが摺動する部分の擦り切れ等の損傷が防止できる耐久性を確保した。さらに、内容物の適量取り出しが容易、かつ確実に得られると共に、スライダーの弾け飛びを防止し内容物の散逸を防ぎ、密封性が要求される内容物に対しての密封性を確保した。さらに加えて、店頭陳列等における異物の混入や内容物の抜き取りの不都合を防止したスライダー付による合成樹脂製チャック付の袋体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による袋体の開口部を引き裂く前の状態を示す実施例1の正面図
【図2】本発明による袋体の開口部を引き裂いた後の状態を示す実施例1の正面図
【図3】図2のA−A線断面図
【図4】本発明を平袋に適用した場合で、厚肉部の変形例を示す図2のA−A線相当断面図
【図5】本発明による袋体の実施例2の正面図
【図6】従来の袋体の一部破断正面図
【図7】図6のB−B線断面図
【符号の説明】
1 袋体
1a 表胴部フィルム
1b 裏胴部フィルム
2a 開口部
2b 開口部
3 チャック
3a チャック
4 横ガゼット
4a 稜線
4b 上端縁
4c 接着
4d 斜め接着
8 シールテープ
9 スライダー
10 厚肉部
11 指爪先の挿入片
12 接着部
W2 横ガゼットの折り込み幅
W3 スライダー本体の摺動方向の長さを含むその取付幅と接着部幅の総和

Claims (3)

  1. 熱接着性を有する袋体の開口部の内側上部にスライダーによって開閉される雌雄咬合型のチャックが設けられ、このチャックの上部に前記開口部を所定方向に引き裂くための引き裂き手段を備え、前記袋体の両サイドにV字状に折り込まれた横ガゼットを、その上端縁が前記チャックより下方に位置する長さ寸法で接着し、かつこの横ガゼットの上端縁は前記チャックと一体若しくは別体のシールテープによって、表裏何れか一方の袋体内側面に寄せて接着した合成樹脂製チャック付の袋体において、前記チャックの基部近傍は厚肉部となっており、この厚肉部に接近して前記引き裂き手段が設けられ、この引き裂き手段を引き裂くことによってチャックと近接した開口部が得られ、前記チャックの上部はチャック基部近傍の丈の短い厚肉部がチャックを開放する際の指爪先の挿入片としてチャックに沿って残置し、この指爪先の挿入片に指爪先を差し込んで左右相対方向に動かす力がチャックの咬み合い部に作用し易くなっており、この指爪先の挿入片を指爪先により左右相対方向に動かしてチャックを開放してスライダーを取り付けた際に、前記横ガゼットのV字状の折り込み幅が、前記スライダー本体の摺動方向の長さを含むその取付幅と前記チャック端の接着部幅との総和よりも深くなるように設定したことを特徴とする合成樹脂製チャック付の袋体。
  2. 前記雌雄咬合型のチャックの基部近傍の厚肉部は、チャックの開口部側上部では厚くチャックの下部収納部側では上部と比較してその断面の一部若しくは全部において薄くなっていることを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製チャック付の袋体。
  3. 前記雌雄咬合型のチャックと少しく間隔を置く内側下部に、別途雌雄咬合型のチャックを設けたことを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製チャック付の袋体。
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