JP2002179086A - 合成樹脂製チャック付の袋体 - Google Patents

合成樹脂製チャック付の袋体

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JP2002179086A
JP2002179086A JP2000381194A JP2000381194A JP2002179086A JP 2002179086 A JP2002179086 A JP 2002179086A JP 2000381194 A JP2000381194 A JP 2000381194A JP 2000381194 A JP2000381194 A JP 2000381194A JP 2002179086 A JP2002179086 A JP 2002179086A
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Tadahiro Kochiyama
忠広 河内山
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Seisan Nipponsha KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内容物の取り出しを手頃な感じで行えるように
し、スライダーの弾け飛びをなくし、密封性が要求され
る内容物に対しても適用できるスライダーを備えた合成
樹脂製チャック付の袋体を提供する。 【解決手段】表裏2枚の胴部フィルム1a、1bの両サ
イド5にV字状に折り込まれた横ガゼット4を、その上
端縁4bがチャック3より下方に位置する長さ寸法で表
裏2枚の胴部フィルム1a、1bの何れか一方の内側面
に寄せてシールテープ8で接着4cした合成樹脂製チャ
ック付の袋体において、前記チャック3を開口部2の内
側上部に位置し、このチャック3両側端の爪潰し接着部
9間を摺動して前記チャック3を開閉するスライダー1
0が前記チャック3に嵌挿されており、前記横ガゼット
4のV字状の折り込み幅W2が、前記スライダー3本体
の摺動方向の長さSを含むその取付幅W4と前記爪潰し
接着部9の幅W5との総和W3(W4+W5)よりも深
くなるように設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スライダーによって開
閉される雌雄咬合型のチャックを開口部に備え、かつ両
サイドにV字状に折り込んだ横ガゼットが接着された合
成樹脂製チャック付の袋体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7で示すように、熱接着性を有する表
裏2枚の胴部フィルム1a、1bの袋体1の開口部2の
内側に雌雄咬合型のチャック3が設けられ、前記袋体1
の両サイド5に、内側面が前記胴部フィルム1a、1b
の内側面と熱接着性を有する樹脂フィルムで、外側面を
内にしてV字状に折り込まれた横ガゼット4を、その上
端縁4bが前記チャック3より下方に位置する長さ寸法
で接着し、かつこの横ガゼット4の上端縁4bは前記チ
ャック3と別体のシールテープ8によって、表裏2枚の
胴部フィルム1a、1bの何れか一方の内側面に寄せて
接着した合成樹脂製チャック付の袋体は特開平8−34
450号で公知である。尚、図7における符号4aは横
ガゼット4の折り込み稜線、4dは斜め接着、6は開口
部2にチャック3と平行に施されている切り裂き予定
線、7は前記切り裂き予定線6と対応するよう開口部2
の両側に刻設した開封用ノッチを示す。
【0003】また、この種の袋体において、雌雄咬合型
のチャック3とシールテープ8とを一体としたものが特
開平9−216642号により公知となっている。さら
に、前記チャック3を実公平2−23132号で開示さ
れているようなスライダーによって開閉する袋体も周知
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような袋体は、
袋体の開口部が全幅に渡って開口幅が大きく得られ、か
つ内容物の大きな収容容積が得られる特徴を有してい
る。そして、内容物の出し入れの際に内容物が横ガゼッ
トの上端縁に干渉することなく円滑な出し入れを可能と
している。これらの特徴により内容物の充填の際には極
めて有効であるが、内容物の取り出しにあたっては、必
ずしも便利とは言いきれない側面がある。すなわち、内
容物を小出しで取り出そうとする場合で、開口幅が大き
いために袋体を少しばかり傾けただけで内容物が開口部
の方へ一挙に殺到してしまい、受け皿等の外に散逸して
しまったり、必要量以上に取り出されてしまうようなこ
とが往々にして生じていた。
【0005】本発明者は鋭意検討の結果、開口幅が大き
く得られるというメリットを損なうことなく、内容物の
小出しを適当ならしめる手段として、従来周知のスライ
ダーをこの種袋体に適用することに思い至った。しかし
ながら、この種袋体のもう一つの特徴である「内容物の
大きな収容容積が得られるというメリット」により、そ
の内容物が開口部に集中すると、スライダー部分へ荷重
が集中し、あるいは、袋体が落下や転倒等の衝撃でスラ
イダーがチャックから外れて弾け飛び、内容物が散逸す
る等の事態が引き起こされる懸念がある。また、スライ
ダーを適用した袋体にあっては、スライダーの取り付け
部分に間隙が生じるため、密封性が要求されるような内
容物に対しては、その間隙を通して内容物の劣化、変質
等の問題がある。
【0006】本発明の目的は、上記従来の問題点に鑑み
て、内容物の取り出しを手頃な感じで行えるようにし、
スライダーの弾け飛びをなくし、密封性が要求される内
容物に対しても適用できるスライダーを備えた合成樹脂
製チャック付の袋体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載の発明の特徴とする構成は、熱接着性
を有する袋体の開口部の内側に雌雄咬合型のチャックが
設けられ、前記袋体の両サイドにV字状に折り込まれた
横ガゼットを、その上端縁が前記チャックより下方に位
置する長さ寸法で接着し、かつこの横ガゼットの上端縁
は前記チャックと一体若しくは別体のシールテープによ
って、表裏何れか一方の袋体内側面に寄せて接着した合
成樹脂製チャック付の袋体において、前記チャックは前
記開口部の内側上部に位置すると共に、このチャック両
側端の接着部間を摺動して前記チャックを開閉するスラ
イダーを前記チャックに嵌挿してなり、前記横ガゼット
のV字状の折り込み幅が、前記スライダー本体の摺動方
向の長さを含むその取付幅と前記接着部幅との総和より
も深くなるように設定したものである。
【0008】また、請求項2に記載の発明の特徴とする
構成は、熱接着性を有する袋体の開口部の内側に雌雄咬
合型のチャックが設けられ、前記袋体の両サイドにV字
状に折り込まれた横ガゼットを、その上端縁が前記チャ
ックより下方に位置する長さ寸法で接着し、かつこの横
ガゼットの上端縁は前記チャックと一体若しくは別体の
シールテープによって、表裏何れか一方の袋体内側面に
寄せて接着した合成樹脂製チャック付の袋体において、
前記チャックは前記開口部の内側上部に位置すると共
に、このチャック両側端の接着部間を摺動して前記チャ
ックを開閉するスライダーを前記チャックに嵌挿してな
り、前記横ガゼットのV字状の折り込み幅が、前記スラ
イダー本体の摺動方向の長さを含むその取付幅と前記接
着部幅との総和よりも深くなるように設定し、前記スラ
イダーを嵌挿したチャックと前記横ガゼット両サイドの
広がり開始位置となる横ガゼット上端縁の接着位置とに
適宜間隔を持たせたものである。
【0009】さらに、請求項3に記載の発明の特徴とす
る構成は、熱接着性を有する袋体の開口部の内側に雌雄
咬合型のチャックが設けられ、前記袋体の両サイドにV
字状に折り込まれた横ガゼットを、その上端縁が前記チ
ャックより下方に位置する長さ寸法で接着し、かつこの
横ガゼットの上端縁は前記チャックと一体若しくは別体
のシールテープによって、表裏何れか一方の袋体内側面
に寄せて接着した合成樹脂製チャック付の袋体におい
て、前記チャックは前記開口部の内側上部と、これと少
しく間隔を置く内側下部に設けられており、前記開口部
の内側上部に位置するチャックには、このチャック両側
端の接着部間を摺動して前記内側上部に位置するチャッ
クを開閉するスライダーを前記チャックに嵌挿してな
り、前記横ガゼットのV字状の折り込み幅が、前記スラ
イダー本体の摺動方向の長さを含むその取付幅と前記接
着部幅との総和よりも深くなるように設定したものであ
る。
【0010】請求項4に記載の通り、請求項3に記載の
合成樹脂製チャック付の袋体における開口部の内側上部
と、これと少しく間隔を置く内側下部に設けられたチャ
ックが、シールテープと一体であることを特徴とするも
のである。
【0011】請求項5に記載の通り、請求項3に記載の
合成樹脂製チャック付の袋体における開口部の内側下部
に設けられたチャックが、シールテープと一体であるこ
とを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。
【実施例1】図1および図2は本発明の実施例1であ
り、1は表胴部フィルム1a及び裏胴部フィルム1bの
2枚のフィルムによって形成された袋体、2は開口部、
3は前記開口部2の内側上部に開口部2に沿って設けら
れている雌雄咬合型のチャックである。このチャック3
にはスライダー10が嵌挿されており、前記チャック3
の両側端の爪潰し接着部9の間を摺動して前記チャック
3を開閉する。前記チャック3の両側端は所要のサイズ
にカットされたチャックによる爪潰し不要の接着部であ
ってもよい。
【0013】4はフィルムをV字状に折り込んだ横ガゼ
ットであり、袋体1の両サイド5に所要部を接着されて
いる。この横ガゼット4は、その折り込み稜線4aが袋
体1のサイド5の線と平行で、横ガゼット4の上端縁4
bを前記チャック3より下方に位置する長さ寸法とし、
この横ガゼット4の上端縁4bを裏胴部フィルム1b若
しくは表胴部フィルム1aにチャック3と別体のシール
テープ8によって接着4cした構造である。尚、チャッ
ク3は前記シールテープ8と一体でもよい。前記横ガゼ
ット4の上端縁4bを接着した側の裏胴部フィルム1b
若しくは表胴部フィルム1aと対接する横ガゼットフィ
ルムを横ガゼット4の上端縁4bから袋体1の両サイド
5に向かって表胴部フィルム1a若しくは裏胴部フィル
ム1bに斜め接着4dしてもよい。
【0014】本発明は上記のような袋体1において、前
記横ガゼット4のV字状の折り込み幅W2が、前記スラ
イダー10本体の摺動方向の長さSを含むその取付幅W
4と前記爪潰し接着部9の幅W5との総和W3(W4+
W5)よりも深くなるようW2>W3に設定したことで
ある。ここで横ガゼット4のV字状の折り込み幅W2が
深くなるように設定するということは、折り込み稜線4
aが袋体1の幅方向に延ばすということであり、この横
ガゼット4のV字状の折り込み幅W2は袋体1の全幅W
1の2分の1を限度とする。
【0015】
【実施例2】実施例2の基本構造は上記実施例1と同様
である。この実施例2は図1で示すように、スライダー
10と横ガゼット4の両サイドの広がり開始位置となる
横ガゼット4の上端縁4b位置とに適宜間隔Hを持たせ
た構造である。前記適宜間隔Hを持たせる意味は、すら
いだー10が横ガゼット4の上端縁4bに極度に接近し
ていると内容物の収納で横ガゼット4による膨らみの影
響がスライダー10の部分に及ぼすことになり、スライ
ダー10の摺動が極めて円滑さを欠くものとなったり、
また、これによってスライダー10が接触するフィルム
が擦り切れやすく、耐久性の乏しいものとなってしまう
弊害がある。一方、横ガゼット4の上端縁4bをチャッ
ク3から相当離れた下方に位置した場合は、内容物の収
容量が少なくなってしまうだけでなく、横ガゼット4の
折り込み幅W2を深くした後述する作用効果が薄れてし
まう。このようなことが避けられるよう、前記間隔Hを
適宜設定することである。
【0016】
【実施例3】図3は本発明の実施例3であり、基本構造
は上記実施例1と同様である。この実施例3は前記スラ
イダー10が嵌挿されている開口部2の内側上部に位置
したチャック3と少しく間隔を置く開口部2の内側下部
にチャック3aを前記チャック3と平行に設けた、いわ
ゆるダブルチャック構造である。この内側下部のチャッ
ク3aは図3では横ガゼット4の上端縁4bより上方位
置に設けているが、横ガゼット4の上端縁4bと同等位
置、あるいは横ガゼット4の上端縁4bより下方位置に
設けられてもよい。そして、前記内側上部のチャック3
と内側下部のチャック3aはシールテープ8と一体若し
くは内側下部のチャック3aのみシールテープ8と一体
としてもよい。
【0017】図4及び図5は本発明に用いられるチャッ
ク3並びにスライダー10の変形例の一つを示すもので
ある。このスライダー10は前記実施例1〜3のように
取り付け取り外しが自在なものではなく、常時チャック
3に取りつけられているものである。また、チャック3
は図5に示すようなダブル型の雌雄咬合爪によるもので
あり、前記チャック3の雌雄咬合爪のそれぞれにはテー
プ8aが一体に延在されており、一方のテープ8aは横
ガゼット4の上端縁4bを表裏何れか一方の胴部フィル
ムの内側面に寄せて接着するシールテープとして用いら
れている。さらにチャック3の両端は損傷を防止する目
的をもって広幅に接着強化された爪潰し接着部9となっ
ている。このような形態の袋体であっても上記W2>W
3という関係が成立するよう横ガゼット4のV字状折り
込み幅W2が設定されているものである。
【0018】図4で示す袋体1は、当初からスライダー
10がチャック3に嵌挿されている形態のものであり、
この場合は袋体1の開口部2をスライダー10によるチ
ャツク3の開放によって自由に開口することができ、例
えば、店頭に陳列している袋体1から内容物が取り出さ
れる恐れがある。そこで、図6の開口部2を鎖線で示す
ように、図7の従来の袋体1と同様に封緘しておき、こ
の封緘部を開口部2の両側に刻設した開封用ノッチ7よ
りチャック3に近接し、かつチャック3と平行に設けた
図略の切り裂き予定線によって切り裂き切除するように
し、スライダー10は袋体1と別体でセットし、内容物
を取り出す際に封緘部を切り裂き切除してスライダー1
0をチャック3に嵌挿するようにしておけば前記のよう
な不都合が防止される。なお、この場合に適用されるス
ライダー10は実施例1〜3におけるような取り付け取
り外しが自在なものが望ましい。
【0019】本発明の実施例1の構造によると、スライ
ダー10を適当な位置に止め置き、それによって得られ
る開口部2から内容物を取り出すようにすることによ
り、内容物が開口部2より一挙に飛び出してしまうよう
なことがなくなり、内容物の適量取り出しが容易とな
る。
【0020】前記横ガゼット4のV字状の折り込み幅W
2が、スライダー10本体の摺動方向の長さSを含むそ
の取付幅W4と前記爪潰し接着部9の幅W5との総和W
3(W4+W5)よりも深くなるようW2>W3に設定
したことにより、スライダー10の部分への集中荷重を
避け、袋体1の落下や転倒等の衝撃によってもスライダ
ー10がチャック3より外れて弾け飛ぶことがなくな
る。これは、横ガゼット4のV字状の折り込み幅W2が
深くなることによって、チャック3部分方向に作用する
テンションがチャック3部に至るまでに吸収、あるいは
分散されてしまう割合が多くなる。特に横ガゼット4の
上方に位置するチャック3部分方向に働く内圧は、図5
で説明すると表胴部フィルム1aと、これと対接する横
ガゼット4の上端縁4bが非接着であるため、若干の影
響は及ぶものの、主として横ガゼット4のV字状の折り
込み部分に作用することになり、チャック3部分に作用
するテンションを特に小さくすることができ、スライダ
ー10がチャック3より外れて弾け飛び、内容物が散逸
する等の事態を引き起こすことがなくなる。
【0021】また、スライダー10の取付幅W4はスラ
イダー10本体の摺動方向の長さSだけでなくスライダ
ー10の前後方に生じる取付幅を含むものであり、この
取付幅はチャック3間に存在するスライダー10の案内
部フィンガー部分の厚みあるいはチャック3の厚み及び
その嵌合強度によって、ある程度広くなったり狭くなっ
たりする。そして、チャック3の雌雄を分離する案内部
のフィンガーによって生じる間隙が、スライダー10が
弾け飛んだり横摺動する大きな要因となっているが、本
発明のように、横ガゼット4のV字状の折り込み幅W2
をスライダー10本体の摺動方向の長さSを含むその取
付幅W4と前記爪潰し接着部9の幅W5との総和W3よ
りも深くなるようW2>W3に設定が深くなることによ
って、その上方に位置するスライダー10前方に生じる
間隙部分やスライダー10部分には、荷重が加わること
はなく、過度の衝撃に対してもチャック3の開放を防止
できるものである。
【0022】さらに、前記折り込み幅W2を深くした横
ガゼット4のV字状の折り込み部分が、内容物を取り出
す際の流動抵抗となり、内容物飛び出しの勢いを緩和す
る作用を果たし、前記内容物の適量取り出しをより確実
なものとする。
【0023】本発明の実施例2の構造では、上記実施例
1の作用効果に加えて、チャック3と横ガゼット4の両
サイドの広がり開始位置となる横ガゼット4の上端縁4
b位置とに適宜間隔Hを持たせることにより、前述の通
り、内容物の収納で横ガゼット4による膨らみの影響が
スライダー10の部分に及ぼすことなくスライダー10
の摺動を円滑とし、スライダー10が接触するフィルム
の擦り切れが防止され耐久性を確保することができる。
【0024】本発明の実施例3の構造では、上記実施例
1の作用効果に加えて、袋体1に包入されている内容物
が密封性を要求するものについて、スライダー10を嵌
挿したチャック3の下方にさらに設けたチャック3aを
閉めておくことにより、上下2重のチャック3、3aで
密封性をより一層高めた状態で内容物を保存することが
できる。また、下方のチャック3aを閉めてしまえば、
スライダー10による上方のチャック3を閉め忘れた場
合でも、内容物が開口部2より一挙に飛び出してしまう
ようなことがない。
【0025】上記本発明による袋体1は、食品類その他
各種内容物の包装用袋や図4,5で示すような袋仕様の
書類入れ、携帯用小物入れ等に用いるものである。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によると、内容物の
適量取り出しが容易、かつ確実に得られると共に、スラ
イダーの弾け飛びを防止し内容物の散逸を防ぎ、また、
密封性が要求される内容物に対しては密封性を確保し、
さらに、スライダーの摺動の円滑性とスライダーが接触
するフィルムの擦り切れを防止して耐久性を確保する。
また、さらには、店頭陳列等における異物の混入や内容
物の抜き取りの不都合を防止したスライダー付による合
成樹脂製チャック付の袋体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による袋体の実施例1の正面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】本発明による袋体の実施例3の正面図
【図4】本発明による袋体を書類入れ、携帯用小物入れ
とした斜視図
【図5】図4のB−B線断面図
【図6】本発明による袋体の正面図
【図7】従来の袋体の一部破断正面図
【符号の説明】
1 袋体 1a 表胴部フィルム 1b 裏胴部フィルム 2 開口部 3 チャック(内側上部) 3a チャック(内側下部) 4 横ガゼット 4a 稜線 4b 上端縁 4c 接着 4d 斜め接着 8 シールテープ 8a テープ(チャック付シールテープ) 9 爪潰し接着部 10 スライダー S スライダー本体の摺動方向の長さ W2 横ガゼットの折り込み幅 W3 スライダー本体の摺動方向の長さを含むその
取付幅と爪潰し接着部幅の総和

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱接着性を有する袋体の開口部の内側に
    雌雄咬合型のチャックが設けられ、前記袋体の両サイド
    にV字状に折り込まれた横ガゼットを、その上端縁が前
    記チャックより下方に位置する長さ寸法で接着し、かつ
    この横ガゼットの上端縁は前記チャックと一体若しくは
    別体のシールテープによって、表裏何れか一方の袋体内
    側面に寄せて接着した合成樹脂製チャック付の袋体にお
    いて、前記チャックは前記開口部の内側上部に位置する
    と共に、このチャック両側端の接着部間を摺動して前記
    チャックを開閉するスライダーを前記チャックに嵌挿し
    てなり、前記横ガゼットのV字状の折り込み幅が、前記
    スライダー本体の摺動方向の長さを含むその取付幅と前
    記接着部幅との総和よりも深くなるように設定したこと
    を特徴とする合成樹脂製チャック付の袋体。
  2. 【請求項2】 熱接着性を有する袋体の開口部の内側に
    雌雄咬合型のチャックが設けられ、前記袋体の両サイド
    にV字状に折り込まれた横ガゼットを、その上端縁が前
    記チャックより下方に位置する長さ寸法で接着し、かつ
    この横ガゼットの上端縁は前記チャックと一体若しくは
    別体のシールテープによって、表裏何れか一方の袋体内
    側面に寄せて接着した合成樹脂製チャック付の袋体にお
    いて、前記チャックは前記開口部の内側上部に位置する
    と共に、このチャック両側端の接着部間を摺動して前記
    チャックを開閉するスライダーを前記チャックに嵌挿し
    てなり、前記横ガゼットのV字状の折り込み幅が、前記
    スライダー本体の摺動方向の長さを含むその取付幅と前
    記接着部幅との総和よりも深くなるように設定し、前記
    スライダーを嵌挿したチャックと前記横ガゼット両サイ
    ドの広がり開始位置となる横ガゼット上端縁の接着位置
    とに適宜間隔を持たせたことを特徴とする合成樹脂製チ
    ャック付の袋体。
  3. 【請求項3】 熱接着性を有する袋体の開口部の内側に
    雌雄咬合型のチャックが設けられ、前記袋体の両サイド
    にV字状に折り込まれた横ガゼットを、その上端縁が前
    記チャックより下方に位置する長さ寸法で接着し、かつ
    この横ガゼットの上端縁は前記チャックと一体若しくは
    別体のシールテープによって、表裏何れか一方の袋体内
    側面に寄せて接着した合成樹脂製チャック付の袋体にお
    いて、前記チャックは前記開口部の内側上部と、これと
    少しく間隔を置く内側下部に設けられており、前記開口
    部の内側上部に位置するチャックには、このチャック両
    側端の接着部間を摺動して前記内側上部に位置するチャ
    ックを開閉するスライダーを前記チャックに嵌挿してな
    り、前記横ガゼットのV字状の折り込み幅が、前記スラ
    イダー本体の摺動方向の長さを含むその取付幅と前記接
    着部幅との総和よりも深くなるように設定したことを特
    徴とする合成樹脂製チャック付の袋体。
  4. 【請求項4】 開口部の内側上部と、これと少しく間隔
    を置く内側下部に設けられたチャックが、シールテープ
    と一体であることを特徴とする請求項3に記載の合成樹
    脂製チャック付の袋体。
  5. 【請求項5】 開口部の内側下部に設けられたチャック
    が、シールテープと一体であることを特徴とする請求項
    3に記載の合成樹脂製チャック付の袋体。
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