JP2002211330A - 自動車用内装部品構造および内装部品の成形型 - Google Patents
自動車用内装部品構造および内装部品の成形型Info
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- JP2002211330A JP2002211330A JP2001005327A JP2001005327A JP2002211330A JP 2002211330 A JP2002211330 A JP 2002211330A JP 2001005327 A JP2001005327 A JP 2001005327A JP 2001005327 A JP2001005327 A JP 2001005327A JP 2002211330 A JP2002211330 A JP 2002211330A
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内装部品のトリムアッパーとトリムロアとを
一体接合するために行う超音波溶着や熱風溶着による装
着方式を廃止して、しかもトリムロアに対してトリムア
ッパーが確実に装着されるように工夫した。 【解決手段】 互いに二分割したトリムアッパー2の一
端部とトリムロア3の一端部に、それぞれ接合部2a,
3aを形成して両接合部2a、3aを互いに重合装着す
ることによって一体のドアトリム1を構成しており、ト
リムアッパー2の接合部2aに一般部より肉厚に形成さ
れた厚肉部4を形成するとともに、トリムロア3の接合
部3aに固定用ボス5を突設して、固定用ボス5を厚肉
部4の成形後における内部が未固化状態にある未固化部
4aで差し込み、厚肉部4の未固化部4aの固化によっ
て固定用ボス5を固着し、トリムアッパー2とトリムロ
ア3とを接合一体形成した。
一体接合するために行う超音波溶着や熱風溶着による装
着方式を廃止して、しかもトリムロアに対してトリムア
ッパーが確実に装着されるように工夫した。 【解決手段】 互いに二分割したトリムアッパー2の一
端部とトリムロア3の一端部に、それぞれ接合部2a,
3aを形成して両接合部2a、3aを互いに重合装着す
ることによって一体のドアトリム1を構成しており、ト
リムアッパー2の接合部2aに一般部より肉厚に形成さ
れた厚肉部4を形成するとともに、トリムロア3の接合
部3aに固定用ボス5を突設して、固定用ボス5を厚肉
部4の成形後における内部が未固化状態にある未固化部
4aで差し込み、厚肉部4の未固化部4aの固化によっ
て固定用ボス5を固着し、トリムアッパー2とトリムロ
ア3とを接合一体形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに二分割した
トリムアッパーの一端部とトリムロアの一端部に、それ
ぞれ接合部を形成して両接合部を互いに重合装着するこ
とによって一体の内装部品を構成する自動車用内装部品
構造及び内装部品の成形型に関する。
トリムアッパーの一端部とトリムロアの一端部に、それ
ぞれ接合部を形成して両接合部を互いに重合装着するこ
とによって一体の内装部品を構成する自動車用内装部品
構造及び内装部品の成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の自動車用内装部品例えばド
アトリムは、互いに二分割したトリムアッパーの一端部
とトリムロアの一端部に、それぞれ接合部を形成して両
接合部を互いに重合装着することによって一体構成して
いた。
アトリムは、互いに二分割したトリムアッパーの一端部
とトリムロアの一端部に、それぞれ接合部を形成して両
接合部を互いに重合装着することによって一体構成して
いた。
【0003】そして、両接合部を重合装着するには、接
合部をネジを用いる場合があったが、この方式では、ネ
ジを螺合するために、大きな工数がかかることから、図
8および図9に示すような方式が知られている。
合部をネジを用いる場合があったが、この方式では、ネ
ジを螺合するために、大きな工数がかかることから、図
8および図9に示すような方式が知られている。
【0004】すなわち、図8および図9において、ドア
トリムaは、上下2分割されたトリムアッパーbとトリ
ムロアcとを有して構成しており、トリムアッパーbの
下端部に一般面より一段下がった状態のアッパー側接合
部dを形成し、アッパー側接合部dに複数個の取付け孔
eを穿設している。
トリムaは、上下2分割されたトリムアッパーbとトリ
ムロアcとを有して構成しており、トリムアッパーbの
下端部に一般面より一段下がった状態のアッパー側接合
部dを形成し、アッパー側接合部dに複数個の取付け孔
eを穿設している。
【0005】トリムロアcにおけるロア側接合部fに
は、取付け孔eに対応して複数個の固定用ボスgが突設
されている。
は、取付け孔eに対応して複数個の固定用ボスgが突設
されている。
【0006】そして、アッパー側接合部dの取付け孔e
に、ロア側接合部fの固定用ボスgを挿通させて、両接
合部d、fを突き合わせて、固定用ボスgにおける取付
け孔eから突出した部分を超音波溶着や熱風溶着等によ
り溶融して、溶融部hの固化によって、トリムアッパー
bとトリムロアcとを一体構成して、ドアトリムaを構
成していた。
に、ロア側接合部fの固定用ボスgを挿通させて、両接
合部d、fを突き合わせて、固定用ボスgにおける取付
け孔eから突出した部分を超音波溶着や熱風溶着等によ
り溶融して、溶融部hの固化によって、トリムアッパー
bとトリムロアcとを一体構成して、ドアトリムaを構
成していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成する
従来構造においては、ネジ等を用いない分ネジ螺合工数
を省けるといえるが、超音波溶着や熱風溶着等による工
数がかかってしまい、コストアップの要因となってい
た。
従来構造においては、ネジ等を用いない分ネジ螺合工数
を省けるといえるが、超音波溶着や熱風溶着等による工
数がかかってしまい、コストアップの要因となってい
た。
【0008】そこで、本発明は、かかる点に鑑み、従来
の超音波溶着や熱風溶着による装着方式を廃止して、し
かもトリムロアに対してトリムアッパーが確実に装着さ
れるように工夫した自動車用内装部品財構造および内装
部品の成形型を提供することを目的としている。
の超音波溶着や熱風溶着による装着方式を廃止して、し
かもトリムロアに対してトリムアッパーが確実に装着さ
れるように工夫した自動車用内装部品財構造および内装
部品の成形型を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、互いに二分割したトリムアッパーの一端部
とトリムロアの一端部に、それぞれ接合部を形成して両
接合部を互いに重合装着することによって一体の内装部
品を構成する自動車用内装部品構造であって、トリムア
ッパー又はトリムロアのうち、一方の接合部に一般部よ
り肉厚に形成された厚肉部を形成するとともに、他方の
接合部に固定用ボスを突設して、固定用ボスを厚肉部の
成形後における内部が未固化状態で差し込み、厚肉部の
固化によって固定用ボスを固着し、トリムアッパーとト
リムロアとを接合一体形成して内装部品を構成したこと
を特徴とするものである。
に本発明は、互いに二分割したトリムアッパーの一端部
とトリムロアの一端部に、それぞれ接合部を形成して両
接合部を互いに重合装着することによって一体の内装部
品を構成する自動車用内装部品構造であって、トリムア
ッパー又はトリムロアのうち、一方の接合部に一般部よ
り肉厚に形成された厚肉部を形成するとともに、他方の
接合部に固定用ボスを突設して、固定用ボスを厚肉部の
成形後における内部が未固化状態で差し込み、厚肉部の
固化によって固定用ボスを固着し、トリムアッパーとト
リムロアとを接合一体形成して内装部品を構成したこと
を特徴とするものである。
【0010】本発明によれば、トリムアッパー又はトリ
ムロアのうち一方の接合部に一般部より肉厚に形成され
た厚肉部を形成するとともに、他方の接合部に固定用ボ
スを突設して、固定用ボスを厚肉部の成形後における内
部が未固化状態で差し込み、厚肉部の固化によって固定
用ボスを固着するようにしたので、従来の超音波溶着や
熱風溶着等の作業を廃止することができ、コスト軽減に
大きく寄与できることになる。
ムロアのうち一方の接合部に一般部より肉厚に形成され
た厚肉部を形成するとともに、他方の接合部に固定用ボ
スを突設して、固定用ボスを厚肉部の成形後における内
部が未固化状態で差し込み、厚肉部の固化によって固定
用ボスを固着するようにしたので、従来の超音波溶着や
熱風溶着等の作業を廃止することができ、コスト軽減に
大きく寄与できることになる。
【0011】又、本発明は、固定用ボスに厚肉部に更に
食い込む抜け止め用突起を突設したことにより、厚肉部
からの固定用ボスの抜け止めを確実に防ぐことができ
る。
食い込む抜け止め用突起を突設したことにより、厚肉部
からの固定用ボスの抜け止めを確実に防ぐことができ
る。
【0012】更に本発明に係る内装部品の成形型は、互
いに二分割したトリムアッパーの一端部とトリムロアの
一端部に、それぞれ接合部を形成して両接合部を互いに
重合装着することによって一体構成する自動車用内装部
品のトリムアッパー又はトリムロアのうち一方を成形す
るための内装部品の成形型であって、成形型を構成する
上型および下型によって、トリムアッパー又はトリムロ
アのうち一方を成形するキャビティを形成すると共に、
キャビティに、接合部にトリムアッパー又はトリムロア
のうち一方の一般部肉厚より厚く形成されてトリムアッ
パー又はトリムロアのうち他方の接合部に突設された固
定用ボスを差し込む厚肉部を形成する厚肉部形成部位を
設けて構成し、且つ、厚肉形成部位に対向する成形型の
部位に保温部を設置したことを特徴とする。
いに二分割したトリムアッパーの一端部とトリムロアの
一端部に、それぞれ接合部を形成して両接合部を互いに
重合装着することによって一体構成する自動車用内装部
品のトリムアッパー又はトリムロアのうち一方を成形す
るための内装部品の成形型であって、成形型を構成する
上型および下型によって、トリムアッパー又はトリムロ
アのうち一方を成形するキャビティを形成すると共に、
キャビティに、接合部にトリムアッパー又はトリムロア
のうち一方の一般部肉厚より厚く形成されてトリムアッ
パー又はトリムロアのうち他方の接合部に突設された固
定用ボスを差し込む厚肉部を形成する厚肉部形成部位を
設けて構成し、且つ、厚肉形成部位に対向する成形型の
部位に保温部を設置したことを特徴とする。
【0013】本発明によれば、厚肉形成部位によって形
成された接合部の厚肉部が保温部によって固化の促進が
遅速させることができ、この結果、厚肉部への固定ボス
の差し込み時間を短縮することができる。
成された接合部の厚肉部が保温部によって固化の促進が
遅速させることができ、この結果、厚肉部への固定ボス
の差し込み時間を短縮することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明における第1の実施
の形態について、図1および図2を用いて説明する。
の形態について、図1および図2を用いて説明する。
【0015】図1は、自動車用内装部品であるドアトリ
ムの斜視図、図2は図1のA−A断面図である。
ムの斜視図、図2は図1のA−A断面図である。
【0016】図1および図2において、ドアトリム1
は、互いに上下に分割したトリムアッパー2の下端部の
接合部2aとトリムロア3の上端部に形成した接合部3
aとを重合装着することによって構成している。
は、互いに上下に分割したトリムアッパー2の下端部の
接合部2aとトリムロア3の上端部に形成した接合部3
aとを重合装着することによって構成している。
【0017】トリムアッパー2の接合部2aには、トリ
ムアッパー2の一般部より肉厚となった厚肉部4が形成
されており、トリムロア3の接合部3aには、複数個の
固定用ボス5が突設されている。
ムアッパー2の一般部より肉厚となった厚肉部4が形成
されており、トリムロア3の接合部3aには、複数個の
固定用ボス5が突設されている。
【0018】そして、トリムアッパー2の成形後、厚肉
部4の内部が未固化状態で、厚肉部4に固定用ボス5を
差し込み、厚肉部4の固化によって固定用ボス5を固着
することにより、トリムアッパー2とトリムロア3とを
両接合部2a,3a同士で接合して、一体形成し、単一
のドアトリム1を構成している。
部4の内部が未固化状態で、厚肉部4に固定用ボス5を
差し込み、厚肉部4の固化によって固定用ボス5を固着
することにより、トリムアッパー2とトリムロア3とを
両接合部2a,3a同士で接合して、一体形成し、単一
のドアトリム1を構成している。
【0019】この結果、トリムアッパー2の接合部2a
に一般部より肉厚に形成された厚肉部にトリムロア3の
接合部3a側の固定用ボス5を差し込むだけで、トリム
アッパーに及びトリムロア3を接合装着することができ
るので、従来の超音波溶着や熱風溶着等の作業を廃止す
ることができ、コスト軽減に大きく寄与できることにな
る。
に一般部より肉厚に形成された厚肉部にトリムロア3の
接合部3a側の固定用ボス5を差し込むだけで、トリム
アッパーに及びトリムロア3を接合装着することができ
るので、従来の超音波溶着や熱風溶着等の作業を廃止す
ることができ、コスト軽減に大きく寄与できることにな
る。
【0020】このように構成するドアトリム1を構成す
るトリムロア3は、従来と同様な成形型により成形され
るのであるが、トリムアッパー2側は図3に示すような
成形型により成形される。
るトリムロア3は、従来と同様な成形型により成形され
るのであるが、トリムアッパー2側は図3に示すような
成形型により成形される。
【0021】すなわち、図3において、成形型10は、
上型11および下型12で構成している。上型11およ
び下型12は、図3(2)で示すように互いに型締めさ
れた状態で、トリムアッパー2の形成部位を構成するた
めの凹状のキャビティ13が形成されている。
上型11および下型12で構成している。上型11およ
び下型12は、図3(2)で示すように互いに型締めさ
れた状態で、トリムアッパー2の形成部位を構成するた
めの凹状のキャビティ13が形成されている。
【0022】そして、キャビティ13は、トリムアッパ
ー2の接合部を形成するための接合部形成部位14を有
しており、接合部形成部位14は、トリムアッパー2の
接合部2aに一般部より肉厚な厚肉部4を形成するため
の厚肉形成部位15を有して構成している。
ー2の接合部を形成するための接合部形成部位14を有
しており、接合部形成部位14は、トリムアッパー2の
接合部2aに一般部より肉厚な厚肉部4を形成するため
の厚肉形成部位15を有して構成している。
【0023】上記のように構成する成形型10を用い
て、トリムアッパー2を成形する場合、先ず、図3に示
す上型11と下型12との型開き状態で、下型12に設
けたゲート16から溶融樹脂17を下型12上に射出す
る。
て、トリムアッパー2を成形する場合、先ず、図3に示
す上型11と下型12との型開き状態で、下型12に設
けたゲート16から溶融樹脂17を下型12上に射出す
る。
【0024】次に、下型12に対して、上型11を下降
させて、図3(2)に示すように、型締めを行う。
させて、図3(2)に示すように、型締めを行う。
【0025】この結果、溶融樹脂17は、キャビティ1
3全体に伝播して、トリムアッパー2を成形する。
3全体に伝播して、トリムアッパー2を成形する。
【0026】トリムアッパー2は、一般部においてはキ
ャビティ13内で固化して取り出されるが、厚肉部4
は、一般部より肉厚のため固化時間が遅速して、内部に
未固化部4aが形成されたままで、成形型10より取り
出されることになる。
ャビティ13内で固化して取り出されるが、厚肉部4
は、一般部より肉厚のため固化時間が遅速して、内部に
未固化部4aが形成されたままで、成形型10より取り
出されることになる。
【0027】この結果、厚肉部4に別の成形型(不図
示)により成形されたトリムロア3の接合に3aにおけ
る固定用ボス5を差し込むことができ(図4参照)、未
固化部4aが完全に固化すれば、固定用ボス5を厚肉部
4に固着して、トリムアッパー2とトリムロア3とを接
合一体形成して単一のドアトリム1が完成する。
示)により成形されたトリムロア3の接合に3aにおけ
る固定用ボス5を差し込むことができ(図4参照)、未
固化部4aが完全に固化すれば、固定用ボス5を厚肉部
4に固着して、トリムアッパー2とトリムロア3とを接
合一体形成して単一のドアトリム1が完成する。
【0028】又、上記成形型10において、図5に示す
ように、厚肉形成部位15に対向する部位にヒーター等
の保温部18を設置することにより、厚肉形成部位15
によって形成された接合部2aの厚肉部4が保温部18
によって固化の促進を更に遅速させて未固化部4aを拡
大することができ(図6参照)、この結果、厚肉部4へ
の固定ボス5の差し込み時間を益々短縮することができ
る。
ように、厚肉形成部位15に対向する部位にヒーター等
の保温部18を設置することにより、厚肉形成部位15
によって形成された接合部2aの厚肉部4が保温部18
によって固化の促進を更に遅速させて未固化部4aを拡
大することができ(図6参照)、この結果、厚肉部4へ
の固定ボス5の差し込み時間を益々短縮することができ
る。
【0029】図7は、ドアトリム1の別の実施の形態を
示す図1におけるA-A断面図で、図7(1)はトリムアッ
パー2側の未固化部4aにトリムロア3の固定用ボス5
を差し込んだ状態を示しており、図7(2)は未固化部4
aの固化後の状態を示している。
示す図1におけるA-A断面図で、図7(1)はトリムアッ
パー2側の未固化部4aにトリムロア3の固定用ボス5
を差し込んだ状態を示しており、図7(2)は未固化部4
aの固化後の状態を示している。
【0030】本実施の形態によれば、固定用ボス5に互
いに反対方向に延在する抜け止め用突起6を突設して構
成しており、抜け止め用突起6が厚肉部4に更に食い込
むことにより、厚肉部4からの固定用ボス5の抜け止め
を確実に防ぐことができる。
いに反対方向に延在する抜け止め用突起6を突設して構
成しており、抜け止め用突起6が厚肉部4に更に食い込
むことにより、厚肉部4からの固定用ボス5の抜け止め
を確実に防ぐことができる。
【0031】上記実施の形態においては、内装部品とし
て、ドアトリム1に適用した実施の形態について説明し
たが、これに限定されるものではなく、例えば、内装部
品として、ボディサイドトリムあるいはラゲージサイド
トリム等に適用できる。
て、ドアトリム1に適用した実施の形態について説明し
たが、これに限定されるものではなく、例えば、内装部
品として、ボディサイドトリムあるいはラゲージサイド
トリム等に適用できる。
【0032】又、上記の実施の形態においては、トリム
アッパー2の接合部2a側に厚肉部4を設けると共に、
トリムロア3の接合部3a側に固定用ボス5を設けてい
たが、これに限定されることなく、トリムロア3の接合
部32a側に厚肉部4を設けると共に、トリムアッパー
2の接合部2a側に固定用ボス5を設ける実施の形態も
考えられる。
アッパー2の接合部2a側に厚肉部4を設けると共に、
トリムロア3の接合部3a側に固定用ボス5を設けてい
たが、これに限定されることなく、トリムロア3の接合
部32a側に厚肉部4を設けると共に、トリムアッパー
2の接合部2a側に固定用ボス5を設ける実施の形態も
考えられる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る内装
部品によれば、トリムアッパー又はトリムロアのうち一
方の接合部に一般部より肉厚に形成された厚肉部を形成
するとともに、他方の接合部に固定用ボスを突設して、
固定用ボスを厚肉部の成形後における内部が未固化状態
で差し込み、厚肉部の固化によって固定用ボスを固着す
るようにしたので、従来の超音波溶着や熱風溶着等の作
業を廃止することができ、コスト軽減に大きく寄与でき
ることになる。
部品によれば、トリムアッパー又はトリムロアのうち一
方の接合部に一般部より肉厚に形成された厚肉部を形成
するとともに、他方の接合部に固定用ボスを突設して、
固定用ボスを厚肉部の成形後における内部が未固化状態
で差し込み、厚肉部の固化によって固定用ボスを固着す
るようにしたので、従来の超音波溶着や熱風溶着等の作
業を廃止することができ、コスト軽減に大きく寄与でき
ることになる。
【0034】又、本発明に係る成形型においては、厚肉
形成部位によって形成された接合部の厚肉部が保温部に
よって固化の促進が遅速させることができ、この結果、
厚肉部への固定ボスの差し込み時間を短縮することがで
きる。
形成部位によって形成された接合部の厚肉部が保温部に
よって固化の促進が遅速させることができ、この結果、
厚肉部への固定ボスの差し込み時間を短縮することがで
きる。
【図1】自動車用内装部品であるドアトリムの斜視図で
ある。
ある。
【図2】本発明に係る第1の実施の形態におけるドアト
リムを示すもので、図1のA−A断面図である。
リムを示すもので、図1のA−A断面図である。
【図3】図2におけるドアトリムを構成するトリムアッ
パーを成形するための成形型における一実施の形態の縦
断面図であり、(1)は型開き状態、(2)は型締め態をそ
れぞれ示している。
パーを成形するための成形型における一実施の形態の縦
断面図であり、(1)は型開き状態、(2)は型締め態をそ
れぞれ示している。
【図4】本発明に係る第1の実施の形態におけるトリム
アッパー側厚肉部の未固化部にトリムロア側の固定用ボ
ス5を差し込む工程の説明図である。
アッパー側厚肉部の未固化部にトリムロア側の固定用ボ
ス5を差し込む工程の説明図である。
【図5】本発明に係る成形型の他の実施の形態を示す縦
断面である。
断面である。
【図6】図5における成形型により成形されたトリムア
ッパーの接合部付近を拡大して描画する断面図である。
ッパーの接合部付近を拡大して描画する断面図である。
【図7】本発明に係る第2の実施の形態をおけるドアト
リムを示すもので、厚肉部の未固化状態を示す図1のA
−A断面図である。
リムを示すもので、厚肉部の未固化状態を示す図1のA
−A断面図である。
【図8】同じく、厚肉部の固化後の状態を示す図1のA
−A断面図である。
−A断面図である。
【図9】従来における自動車用ドアトリムの分解斜視図
である。
である。
1 ドアトリム本体 2 トリムアッパー 2a 接合部 3 トリムロア 3a 接合部 4 厚肉部 4a 未固化部 5 固定用ボス 6 抜け止め用突起 10 成形型 11 上型 12 下型 13 キャビティ 14 接合部形成部位 15 厚肉形成部位 18 保温部
Claims (3)
- 【請求項1】 互いに二分割したトリムアッパーの一端
部とトリムロアの一端部に、それぞれ接合部を形成して
両接合部を互いに重合装着することによって一体の内装
部品を構成する自動車用内装部品構造であって、 前記トリムアッパー又はトリムロアのうち、一方の接合
部に一般部より肉厚に形成された厚肉部を形成するとと
もに、他方の接合部に固定用ボスを突設して、 該固定用ボスを前記厚肉部の成形後における内部が未固
化状態で差し込み、前記厚肉部の固化によって前記固定
用ボスを固着し、前記トリムアッパーと前記トリムロア
とを接合一体形成して前記内装部品を構成したことを特
徴とする自動車用内装部品構造。 - 【請求項2】 前記固定用ボスに、前記厚肉部に更に食
い込む抜け止め用突起を突設したことを特徴とする請求
項1記載の自動車用内装部品構造。 - 【請求項3】 互いに二分割したトリムアッパーの一端
部とトリムロアの一端部に、それぞれ接合部を形成して
両接合部を互いに重合装着することによって一体構成す
る自動車用内装部品の前記トリムアッパー又は前記トリ
ムロアのうち一方を成形するための内装部品の成形型で
あって、 前記成形型を構成する上型および下型によって、前記ト
リムアッパー又は前記トリムロアのうち一方を成形する
キャビティを形成すると共に、該キャビティに、前記接
合部に前記トリムアッパー又は前記トリムロアのうち一
方の一般部肉厚より厚く形成されて前記トリムアッパー
又は前記トリムロアのうち他方の接合部に突設された固
定用ボスを差し込む厚肉部を形成する厚肉部形成部位を
設けて構成し、 且つ、該厚肉形成部位に対向する前記成形型の部位に保
温部を設置したことを特徴とする内装部品の成形型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001005327A JP2002211330A (ja) | 2001-01-12 | 2001-01-12 | 自動車用内装部品構造および内装部品の成形型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001005327A JP2002211330A (ja) | 2001-01-12 | 2001-01-12 | 自動車用内装部品構造および内装部品の成形型 |
Publications (1)
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JP (1) | JP2002211330A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2869005A1 (fr) * | 2004-04-15 | 2005-10-21 | Faurecia Interieur Ind Snc | Piece d'equipement pour vehicule automobile, procede de realisation et vehicule automobile associes. |
JP2007500641A (ja) * | 2003-07-31 | 2007-01-18 | ファウレシア イネンラウム システム ゲーエムベーハー | トリム部分のための表面装飾とその製造方法 |
-
2001
- 2001-01-12 JP JP2001005327A patent/JP2002211330A/ja active Pending
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JP2007500641A (ja) * | 2003-07-31 | 2007-01-18 | ファウレシア イネンラウム システム ゲーエムベーハー | トリム部分のための表面装飾とその製造方法 |
FR2869005A1 (fr) * | 2004-04-15 | 2005-10-21 | Faurecia Interieur Ind Snc | Piece d'equipement pour vehicule automobile, procede de realisation et vehicule automobile associes. |
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