JP2002210147A - 遊技機の表示制御装置 - Google Patents

遊技機の表示制御装置

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JP2002210147A
JP2002210147A JP2001009042A JP2001009042A JP2002210147A JP 2002210147 A JP2002210147 A JP 2002210147A JP 2001009042 A JP2001009042 A JP 2001009042A JP 2001009042 A JP2001009042 A JP 2001009042A JP 2002210147 A JP2002210147 A JP 2002210147A
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Takanori Kamiyama
貴徳 神山
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技に対する期待値に変化を持たせる遊技機
の表示制御装置を得ることを目的とする。さらに、ゴト
行為等の不正に対するセキュリティの向上が図れる遊技
機の表示制御装置を得ることを目的とする。 【解決手段】 リーチモード又は大当り終了後に第2の
制御部に設けられた振り分け乱数テーブルの選択を前記
第2の制御部内で行い、前記選択によって選択された振
り分け乱数テーブルに基づいて遊技状態を表示部に表示
させて、大当り等の図柄表示パターンの出現確率にバラ
ツキを持たせることで、遊技に対する期待値を変化させ
ることができるだけでなく、ゴト行為等の不正に対する
セキュリティの向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機の表示制御
装置に係り、特に、振り分け乱数テーブルに基づいてリ
ーチモード時における図柄表示パターンの出現確率にバ
ラツキを持たせることで、遊技に対する期待値に変化を
持たせるだけでなく、ゴト行為等の不正に対するセキュ
リティの向上が図れる遊技機の表示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機、特にパチンコ機においては、ゲ
ーム内容の高度化に伴い、単一の制御回路で遊技を制御
することが困難であるため、遊技機の遊技状態を制御す
る主制御基板の他に、遊技球の払出や画像を用いた遊技
状態の報知等を制御する副制御基板を設けて役割分担を
行い、複雑な遊技の制御をしている。このような遊技機
では、前記主制御基板は一方的に命令信号(コマンド)
を送信するのみであり、前記副制御基板は前記主制御基
板から送信されたコマンドを一方的に受信するのみであ
るように構成され、正確に遊技の制御を行っている。
【0003】このような遊技機では、複数のリーチモー
ドの中から1つのリーチモードを選択して遊技を進行さ
せている。
【0004】上述のリーチモードにおける所定の当り確
率Pは一定に設定されており、前記所定の当り確率Pに
対応したn回目のリーチモード時における当りの期待値
は数1に示された数式により求められる。
【0005】
【数1】
【0006】前記所定の当り確率Pが一定であることか
ら、前記n回目の当りの期待値が一定となってしまい、
遊技者は遊技に対して飽きてしまう場合がある。
【0007】これを解消するために、特開平10−15
175号公報には、乱数を用いて複数のリーチモードの
中から1つのリーチモードを選択することで、リーチモ
ードの発生確率等が固定概念として遊技者に記憶される
ことを困難にする技術(以下、先行技術という。)が記
載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
先行技術では、リーチモード時において、主制御基板及
び表示制御基板の少なくともいずれか一方とリーチモー
ドを選択する、乱数を用いたテーブルとの構成関係を明
確にした技術ではなく、ゴト行為等の不正に対する記載
がない。そのため、例えば、主制御基板内で複数のリー
チモードの中から1つのリーチモードを選択し、前記1
つのリーチモードに従って遊技状態を報知するコマンド
を前記主制御基板から表示制御基板へ送信する構成であ
る場合には、前記コマンドの解析が容易であるため、ゴ
ト行為等の不正に対するセキュリティが不十分である場
合がある。
【0009】本発明は、上記の問題点を解決すべく成さ
れたもので、遊技に対する期待値に変化を持たせる遊技
機の表示制御装置を得ることを目的とする。
【0010】さらに、上記目的に加えて、ゴト行為等の
不正に対するセキュリティの向上が図れる遊技機の表示
制御装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、所定の始動口に入賞することで抽選され、抽選の結
果で遊技者に有利な遊技状態である大当りとなり得る遊
技機に用いられ、それぞれ複数の図柄で構成された複数
列の図柄群を、表示画面内に表示することで、遊技者に
抽選結果を報知する表示部を備えた遊技機であって、前
記抽選の際に当り又ははずれを決定するための乱数テー
ブルを備え、遊技状態を制御する第1の制御部と、予め
設定された複数の図柄表示パターンの中から1つを選択
する際に用いられる振り分け乱数テーブルを備え、前記
第1の制御部から送信されるコマンドを受信すること
で、前記振り分け乱数テーブルにより決定された図柄表
示パターンに基づいて、前記表示部による図柄の表示状
態を制御する第2の制御部と、を有することを特徴とし
ている。
【0012】請求項1に記載の発明によれば、リーチモ
ード又は大当り終了後に第2の制御部に設けられた振り
分け乱数テーブルの選択を前記第2の制御部内で行い、
前記選択によって選択された振り分け乱数テーブルに基
づいて遊技状態を表示部に表示させて、例えば、大当り
等の図柄表示パターンの出現確率にバラツキを持たせる
ことで、遊技に対する期待値を変化させることができる
だけでなく、ゴト行為等の不正に対するセキュリティの
向上を図ることができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記振り分け乱数テーブルにより
決定される図柄表示パターンは、それぞれ異なる期待値
が設定されることを特徴としている。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、前記図柄
表示パターンの出現確率にバラツキを持たせることで、
期待値にそれぞれ異なる値を持たせることができるだけ
でなく、ゴト行為等の不正に対するセキュリティの向上
を図ることができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、前記請求項1又
は前記請求項2に記載の発明において、複数存在するそ
れぞれの抽選結果の報知において、前記振り分け乱数テ
ーブルによる各図柄表示パターンの出現確率の総和によ
って期待値が演算され、この演算された期待値が全ての
抽選結果で同一である、ことを特徴としている。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、前記期待
値が全ての抽選結果で同一であることで、例えば、遊技
全体にわたって、大当り図柄の出現確率が従来の遊技機
よりも高くなり、遊技球の払出総数が増加してしまい、
その結果としてホール側(店側)が不利益を被ってしま
うということが無くなる。これに加え、前記各図柄表示
パターンの出現確率にバラツキを持たせていることか
ら、遊技に対する期待値を変化させることができるだけ
でなく、ゴト行為等の不正に対するセキュリティの向上
を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0018】図2には、本実施の形態に係るパチンコ機
110の遊技盤111が示されている。この遊技盤11
1における円弧状のレール112で囲まれた領域が遊技
領域であるゲージ部114とされている。ゲージ部11
4には、全面に渡って複数の釘が打ち込まれ、レール1
12を通って打ち出されたパチンコ球がこの釘116に
当たって跳ねたり、釘116によって形成される案内路
に案内されながら、落下していくようになっている。ま
た、この釘116のほか、ゲージ部114に向かって左
右対称の位置には、風車118が取り付けられており、
パチンコ球を予期しない方向へ方向転換させるようにな
っている。
【0019】さらに、ゲージ部114には複数の位置に
入賞口120が設けられ、この入賞口120にパチンコ
球が入ることにより、所定数のパチンコ球が遊技者に払
い出されるようになっている。
【0020】このようなゲージ部114は、ほぼ左右対
称系とされており、この中央部には特別図柄変動装置1
22が配置され、その表示部124が露出されている。
この表示部124の下方には特別図柄変動装置122を
始動するための第1の始動口としての特別図柄始動入賞
口126が設けられている。
【0021】特別図柄始動入賞口126のさらに下方に
は、大入賞口128が配置され、前記特別図柄変動装置
122での所謂当りの表示状態で所定時間開放され、大
量のパチンコ球を入賞させることができる構成となって
いる。
【0022】なお、特別図柄始動入賞口126に入賞し
たパチンコ球は、最大4球分保留され、特別図柄変動装
置122による抽選結果の案内が終了した時点で、保留
された分が消化されるようになっている。この保留球の
数は、ゲージ部114の一部に設けられた4個の特別図
柄保留ランプ(図示省略)の点灯/消灯状態によって報
知している(点灯が保留)。
【0023】また、ゲージ部114には、第2の始動口
としての普通図柄始動領域130と、0〜9までの一桁
の数字を表示可能な普通図柄表示部132とが設けられ
ており、普通図柄始動領域130にパチンコ球が入賞す
ると、普通図柄表示部132の表示が変動し、所定の当
り数字になると、前記特別図柄始動入賞口126に設け
られた可動部としての電動チューリップ134が所定時
間開放するようになっている。この電動チューリップ1
34の開放により、特別図柄始動入賞口126への入賞
の確率が物理的に高まることになる。なお、この普通図
柄始動領域130に入賞したパチンコ球は、最大4球分
保留され、電動チューリップ134の一連の動作が終了
した時点で、保留された分が消化されるようになってい
る。
【0024】上記ゲージ部114の下部にはパネル14
0が設けられており、このパネル140の前面側にはパ
チンコ球を発射するためのハンドル136と、パチンコ
球を受ける受け皿138とが設けられている。ハンドル
136は、前記パネル140の内部から突出された回転
軸に取付けられており、この回転軸を中心に回転可能と
されている。すなわち、遊技者がこのハンドル136を
把持して回転することで、発射装置300(図3参照)
が稼動すると共に、前記ハンドル136の回転角度に基
づいて発射強度が設定されるようになっている。なお、
この回転には、付勢力が付与されており、遊技者が手を
離すと自動的にもとの回転位置に戻る構造となってい
る。
【0025】図3の(A)には、上記パネル140内部
に設けられ、パチンコ球をゲージ部114へ打ち出すた
めの発射装置300の概略が示されている。なお、図3
の(B)には、図3の矢印A方向からみた、発射装置3
00の概略が示されている。
【0026】発射装置300は駆動部302を有してい
る。パチンコ球の案内面が略V字型に形成されたレール
112の一端(基部側)に、駆動部304が設置されて
いる。
【0027】駆動部302は、直方体形状のカバー部材
304で覆われたソレノイド306を備えている。ソレ
ノイド306には、プランジャー308が嵌挿されてお
り、ソレノイド306の軸線方向に沿って移動可能とさ
れている。このプランジャー308の一端には略台形円
錐状の杵先部308Aが設けられ、他端にはその外周に
沿ってフランジが設けられている。
【0028】杵先部308Aはカバー部材304の外側
に突出しており、杵先部308Aの下底端面がカバー部
材304の外壁面に当接することによってプランジャー
308の移動が制限される。また、プランジャー308
の中央部は拡径されており、拡径された部分の端面がカ
バー部材304の内壁面に当接するように構成されてい
る。これにより、上述した杵先部308Aとカバー部材
304とが当接することによりプランジャー308の移
動が制限される構成に代わり、プランジャー308の拡
径された部分の端面がカバー部材312の内壁面に当接
することによってプランジャー308の移動を制限する
ようにしてもよい。また、プランジャー308のフラン
ジを有する一端はカバー部材304の外側に突出してお
り、プランジャー308のフランジとカバー部材304
の一端の外壁面との間でプランジャー308に圧縮コイ
ルばね310が巻装されている。これにより、移動した
プランジャー308が圧縮コイルばね310の付勢力に
よって、移動する前の所定の位置へ戻るようになってい
る。
【0029】これにより、ソレノイド306の通電状態
及び非通電状態を選択的に切り換えてプランジャー30
8を往復運動させることによって生じる衝撃力が、プラ
ンジャー308の杵先部308Aの上底端面を介してパ
チンコ球に伝達され、パチンコ球を打ち出すことができ
る。
【0030】図4には、パチンコ機110を制御するた
めの制御系の概略が示されている。制御系は、主制御基
板150を中心として、払出制御基板152、音声制御
基板154、ランプ制御基板156、発射制御基板15
8、表示制御基板160等、機能毎に分類されている
(なお、以下これらを総称する場合副制御基板151と
いう)。
【0031】主制御基板150には、遊技に関する基本
的なプログラムが記憶されており、この主制御基板15
0からの命令信号(コマンド)に基づいて、その他の副
制御基板151が独自に実行する。
【0032】払出制御基板152は、パチンコ球の払出
し数を制御するものであり、音声制御基板154は、パ
チンコ機110に設けられたスピーカ162からの効果
音等の出力を制御する。また、ランプ制御基板156
は、パチンコ機110に取り付けられた電飾部材(遊技
盤状態表示灯)164、及び図示しない特別図柄保留ラ
ンプ及び普通図柄保留ランプ等の点灯・消灯を制御す
る。
【0033】ハンドル136を操作すると、ハンドル操
作をしている信号が前記主制御基板150を介して発射
制御基板158に伝えられ、前記発射制御基板158
は、遊技者によるパチンコ球の発射を制御する。
【0034】表示制御基板160は、前記表示部124
が表示ドライバ166を介して接続されており、主制御
基板150からの命令信号に基づいて、所定の演出効果
をもたらす表示を実行する。また、表示制御基板160
は、普通図柄表示部132も制御する。
【0035】なお、前記表示制御基板160には、3個
の振り分け乱数テーブルが設けられている(後述)。
【0036】前記主制御基板150には、特別図柄始動
入賞口126に設けられた特別図柄入賞センサ168及
び普通図柄始動領域130に設けられた普通図柄入賞セ
ンサ170、並びに各入賞口120に設けられた入賞セ
ンサ172が接続されている。また、この主制御基板1
50には、電動チューリップ134を開閉させるための
ソレノイド174が接続されている。
【0037】また、主制御基板150では、特別図柄や
普通図柄の抽選がなされ、この抽選結果に基づく表示部
124での表示内容を選択し、表示制御部160へ命令
信号を出力する。すなわち、表示制御部160には、複
数の命令信号に基づく異なる表示内容のデータが予め記
憶されており、命令信号に基づいてデータが選択され
て、起動するようになっている。また、主制御基板15
0及び副制御基板151は、信号線202により管理制
御基板200に接続されている。この管理制御基板20
0は、信号線208を介して、管理制御基板200で処
理した様々なデータをホールコンピュータ206へ出力
する。これにより、店側で各パチンコ機110の状況を
把握することができる。
【0038】なお、前記発射制御基板158には、上述
の発射装置300が備えるソレノイド306が接続され
ている。
【0039】図1には、本実施の形態に係る主制御基板
150及び表示制御基板160の概略が示されている。
【0040】前記表示制御基盤160には、第1振り分
け乱数テーブル350、第2振り分け乱数テーブル35
2及び第3振り分け乱数テーブル354の3個の振り分
け乱数テーブルが設けられている。
【0041】
【表1】
【0042】前記第1振り分け乱数テーブル350に
は、上記の表1と対応するデータが記憶されている。
【0043】
【表2】
【0044】前記第2振り分け乱数テーブル352に
は、上記の表2と対応するデータが記憶されている。
【0045】
【表3】
【0046】前記第3振り分け乱数テーブル354に
は、上記の表3と対応するデータが記憶されている。
【0047】なお、前記第1振り分け乱数テーブル35
0、第2振り分け乱数テーブル352及び第3振り分け
乱数テーブル354のデータには、前記主制御基板15
0において同一条件下におけるデータが用いられてい
る。
【0048】前記第1振り分け乱数テーブル、第2振り
分け乱数テーブル及び第3振り分け乱数テーブルは、予
告1としてA、B、C及びDの4パターンの図柄表示パ
ターンが設けられている。前記A、B、C及びDの4パ
ターンの図柄表示パターンに従った図柄の出現確率にバ
ラツキを持たせている。
【0049】また、予告2として、E及びFの2パター
ンの表示図柄に従った図柄の出現確率にバラツキを持た
せている。
【0050】これにより、予告1及び予告2において表
示される図柄の出現確率にバラツキを持たせていること
で、遊技に対する期待値を変化させることができる。
【0051】なお、A、B、C、D、E及びFの各図柄
表示パターンの出現確率の総和によって期待値が演算さ
れ、この演算された期待値が全ての抽選結果で同一であ
るように設定しておく。
【0052】これにより、例えば、遊技全体にわたって
の大当り図柄の出現確率が従来の遊技機よりも高くなっ
て遊技球の払出総数が増加してしまうといったことが起
こらなくなり、ホール側(店側)が不利益を被ることが
無くなる。また、例えば、遊技全体にわたってのハズレ
図柄の発生確率が従来の遊技機よりも高くなってしまう
ことが起こらなくなって遊技者の投資金額が増加するこ
とが無くなり、その結果として遊技者の台離れが増加す
ることを防ぐことができる。
【0053】また、リーチになった場合又は大当り終了
後に、主制御基板150から送信されるコマンドが表示
制御基板160に受信されたことをトリガとして前記第
1振り分け乱数テーブル350、第2振り分け乱数テー
ブル352及び第3振り分け乱数テーブル354の選択
が前記表示制御基板160内で選択されるように構成さ
れている。
【0054】これにより、前記主制御基板150から前
記表示制御基板160へ送信されるコマンドが解析され
た場合であっても、前記表示制御基板160の内部で表
示部124で表示される図柄表示パターンが決定される
ため、前記表示パターンが前記ゴト行為によって解析さ
れることはなくなる。
【0055】前記表示制御基板160に設けられている
前記第1振り分け乱数テーブル350、第2振り分け乱
数テーブル352及び第3振り分け乱数テーブル354
を参照して、遊技状態の演出を行う図柄表示パターンを
選び、前記図柄表示パターンに応じて前記表示部124
が制御される。
【0056】なお、本実施の形態では、振り分け乱数テ
ーブルの個数を3個としているが、これに限らず、大当
り等の図柄表示パターンの発生確率のバラツキを考慮し
て、振り分け乱数テーブルの個数を決定すればよい。
【0057】次に、本実施の形態の作用について詳細に
説明する。
【0058】大当り等の図柄を表示する際に用いられる
振り分け乱数テーブルは、リーチになった場合又は大当
り終了後に主制御基板150から表示制御基板160へ
送信されたコマンドを前記表示制御基板160が受信し
たことをトリガとして、前記表示制御部160内で乱数
を用いて選択される。
【0059】リーチパターンが前記乱数により決定さ
れ、前記乱数を用いて選択された振り分け乱数テーブル
を参照して遊技者に報知する、予告1の図柄表示パター
ンが前記乱数を用いて選択される。
【0060】前記予告1の図柄表示パターンが選択され
ると、予告2の図柄表示パターンが前記乱数を用いて選
択される。
【0061】次に、主制御基板150から送信されたコ
マンドを表示制御基板160が受信した場合の動作を図
5(A)及び(B)に示すフローチャートを用いて説明
する。
【0062】図5(A)には、割り込み処理のフローチ
ャートが示されている。
【0063】表示制御基板160にコマンドの割り込み
が開始されると、ステップ250において、主制御基板
150から出力されたコマンドを表示制御基板160が
入力し、入力ポート処理が行われる。前記入力ポート処
理が終了すると、ステップ252へ移行する。
【0064】ステップ252では、前記コマンドに対し
て入力エラーであるか否かが判断される。
【0065】前記判断が肯定されると、割り込みを終了
する。
【0066】一方、前記判断が否定されると、ステップ
254へ移行する。
【0067】ステップ254では、前記コマンドの記憶
保存が行われ、前記記憶保存が終了すると、割り込み終
了となる。
【0068】次に、前記ステップ254において、コマ
ンドの記憶保存が終了した場合での表示制御基板160
での動作を図5(B)に示されているフローチャートを
用いて説明する。
【0069】表示制御処理を開始すると、ステップ25
6において、表示制御処理の初期化処理を行う。前記初
期化処理が終了すると、ステップ258へ移行する。
【0070】ステップ258では、前記ステップ254
において記憶保存されたコマンドが新しいコマンドであ
るか否かの判断を行う。
【0071】前記判断が肯定されると、ステップ260
へ移行する。
【0072】ステップ260では、入力されたコマンド
をセットする処理が行われ、前記コマンドをセットする
タイミングにより振り分け乱数テーブルが選択される。
前記選択が終了すると、ステップ262へ移行する。
【0073】ステップ262では、予告1を表示する際
の図柄表示パターンを決定する。前記決定が終了する
と、ステップ264へ移行する。
【0074】ステップ264では、予告2を表示する際
の図柄表示パターンを決定する。前記決定が終了する
と、ステップ266へ移行する。
【0075】ステップ266では、前記ステップ262
及び前記ステップ264で決定された図柄表示パターン
を表示部124に表示する。
【0076】前記ステップ266においての表示部12
4に前記図柄表示パターンが表示されると、表示制御処
理を終了する。
【0077】一方、前記ステップ258における判断が
否定された場合には、ステップ266においての表示制
御処理が終了した場合と同様に、表示制御処理が終了す
る。
【0078】以上、本発明の実施の形態によれば、リー
チになった場合または大当り終了後毎に表示部124で
の図柄表示パターンを乱数を用いて変更することで、図
柄表示パターンの発生確率にバラツキが生じるために、
遊技に対する期待値を変動させることができる。
【0079】また、振り分け乱数テーブルを表示制御基
板に設けることによって、主制御基板から送信されたコ
マンドが解析されたとしても前記表示制御基板内に設け
られた振り分け乱数テーブルを用いて図柄表示パターン
が変更されるため、ゴト行為等の不正に対するセキュリ
ティの向上を図ることができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る遊技機
は、コマンドを主制御基板から表示制御基板へ入力する
構成において、第2の制御部に振り分け乱数テーブルを
設け、リーチモード時における図柄表示パターンの出現
確率にバラツキを持たせることで、遊技に対する期待値
に変化を持たせるだけでなく、ゴト行為等の不正に対す
るセキュリティの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るコマンドテーブル群
の概略図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るパチンコ機の概略正
面図である。
【図3】(A)は本発明の実施の形態に係る発射装置の
概略図であり、(B)は(A)の矢印A方向からの概略
図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るパチンコ機の制御系
を示すブロック図である。
【図5】(A)は本実施の形態に係る表示制御基板での
割り込み処理を示すフローチャートであり、(B)は本
実施の形態に係る表示制御基板の動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
110 パチンコ機(遊技機) 124 表示部 150 主制御基板 160 表示制御基板 350 第1振り分け乱数テーブル 352 第2振り分け乱数テーブル 354 第3振り分け乱数テーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の始動口に入賞することで抽選さ
    れ、抽選の結果で遊技者に有利な遊技状態である大当り
    となり得る遊技機に用いられ、それぞれ複数の図柄で構
    成された複数列の図柄群を、表示画面内に表示すること
    で、遊技者に抽選結果を報知する表示部を備えた遊技機
    であって、 前記抽選の際に当り又ははずれを決定するための乱数テ
    ーブルを備え、遊技状態を制御する第1の制御部と、 予め設定された複数の図柄表示パターンの中から1つを
    選択する際に用いられる振り分け乱数テーブルを備え、
    前記第1の制御部から送信されるコマンドを受信するこ
    とで、前記振り分け乱数テーブルにより決定された図柄
    表示パターンに基づいて、前記表示部による図柄の表示
    状態を制御する第2の制御部と、を有することを特徴と
    する遊技機の表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記振り分け乱数テーブルにより決定さ
    れる図柄表示パターンは、それぞれ異なる期待値が設定
    されることを特徴とする請求項1記載の遊技機の表示制
    御装置。
  3. 【請求項3】 複数存在するそれぞれの抽選結果の報知
    において、前記振り分け乱数テーブルによる各図柄表示
    パターンの出現確率の総和によって期待値が演算され、
    この演算された期待値が全ての抽選結果で同一である、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機の
    表示制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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