JP3819736B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機にかかり、特に、遊技の基本的な進行を制御する主制御基板と各種の遊技演出を制御する副制御基板を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的に知られている遊技機、例えばパチンコ遊技機では、表示装置に表示する図柄を変動表示させる始動入賞口にパチンコ玉が入賞した場合等の所定の条件に基づいて、遊技者にとって有利な状態の抽選が行なわれると共に表示装置の図柄変動が開始される。そして、変動装置は所定時間経過等の図柄変動を停止させる状態に従って表示装置の図柄変動を停止させる。そして、停止した表示装置の表示態様に応じて所定数の賞品球等を遊技者に提供するように構成されている。
【0003】
例えば、パチンコ遊技機では、表示装置の図柄変動を開始する始動入賞口にパチンコ球が入賞したとき、当たりの抽選が行なわれると共に、表示装置の図柄変動が開始され、所定時間経過後に表示装置の表示態様で抽選結果が表示される。この時、当たりを表す表示態様が表示された場合には、大入賞口と呼ばれる入賞口がパチンコ球の入賞しやすい状態へと移行する。そして、所定時間、又は、大入賞口に所定数のパチンコ球が入賞することにより、大入賞口が通常の状態へと移行する。この時、大入賞口の所定位置(所謂Vゾーン)にパチンコ球が入賞することによって、さらに、大入賞口がパチンコ球の入賞しやすい状態へと移行する。そして、大入賞口がパチンコ球の入賞しやすい状態が所定回数に達すると一連の当たり処理を終了する。このような上述の一連の当たり処理により、遊技者に賞品球を提供することにより遊技性を提供している。
【0004】
遊技店では、このような遊技機を多数設置しており、新たな機種に入れ替える際には、G盤(遊技領域を含むゲージ部及び遊技を制御する主制御基板や副制御基板を含むユニット)交換が盛んに行なわれている。G盤交換は、汎用性の高い本体機構部分を交換対象としないで、該本体部分のリサイクル使用や機種入れ替えコスト低減の見地で非常に有効な方法である。
【0005】
G盤には遊技進行に即した遊技状態毎の報知を遊技者に行なう目的と、図柄表示や役物動作に応じた様々な演出を行ない遊技を盛り上げる目的で、各種表示報知手段や効果音発生報知手段が設けられているが、近年の遊技機は複雑(所謂確変や時短の諸仕様、一見同じ外観のCR機と現金機の遊技仕様差異等)な遊技構成へと変化しており、複雑な遊技構成についての遊技者理解を向上させるべく、報知手段の制御内容も高度かつ多様化してきている。そのため、遊技状態報知や遊技演出に係るプログラム処理の負担も増加の一途である。
【0006】
このような背景に基づいて機種入れ替え環境をより改善するものとして、特許第2724696号公報に記載の技術などが提案されている。特許第2724696号公報に記載の技術では、効果音発生手段の所定部分を本体に移設し、入れ替え時の交換対象から所定部分を除外する手段が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許第2724696号公報に記載の技術では、遊技状態報知や遊技演出に係るプログラム処理の負担の増加については、考慮されておらず、効果データを生成する生成手段がG盤側に設けられているので、主制御部におけるプログラム処理の負担を軽減することができない、という問題がある。
【0008】
遊技の中央処理装置である主制御基板のプログラム処理負担が大きいと、遊技の進行速度に対してプログラム処理の応答速度が追いつかなくなってしまうので(例えば、大きなシステム容量のワープロ等では、動きが鈍くなるように、プログラム処理負荷が増加すると処理速度が遅くなる)、特に液晶画面の表示動作においては、例えば表示コマ数を間引いたりして遊技の進行速度に対応している。従って、表示動作を円滑に行なうことができなくなってしまう。
【0009】
また、特許2724696号公報に記載の技術では、効果音発生手段を制御する機種固有の制御プログラムは、効果音発生手段側に記憶されているので、効果音発生手段の汎用性が低い。
【0010】
本発明は、上記事実を考慮して、主制御基板のプログラム処理の負荷を増加させることなく、機種入れ替えを容易に行なうことができる遊技機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、遊技に関する基本的な遊技進行プログラムを記憶すると共に、遊技演出を行なうための演出プログラム及び演出データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記演出プログラム及び演出データを所定のタイミングで送信する送信手段と、を備え、前記遊技進行プログラムを実行して、前記演出プログラム及び演出データがどのような前記遊技演出を実行するか決定するための命令信号を出力する主制御基板と、前記演出プログラム及び演出データを格納するための格納手段と、前記送信手段より送信された前記演出プログラム及び演出データを受信して前記格納手段に分配する受信手段と、を備え、前記主制御基板からの前記命令信号に基づいて、前記格納手段に格納された前記演出プログラム及び演出データを用いた前記遊技演出を制御する副制御基板と、を備えることを特徴としている。
【0012】
請求項1に記載の発明によれば、主制御基板では、遊技に関する基本的なプログラムに沿って遊技進行が制御される。また、主制御基板の記憶手段に記憶された演出プログラム及び演出データは、所定のタイミングで送信手段によって受信手段を介して副制御基板に送信される。
【0013】
受信手段では、送信手段より送信された演出プログラム及び演出データが受信されて、副制御基板の格納手段に分配される。これによって、副制御基板は、主制御基板の指示に応じて遊技演出の制御を行なうことができる。なお、受信手段は、副制御基板が複数で構成される場合には、それぞれ対応する演出プログラム及び演出データを各制御基板に分配する。
【0014】
また、機種毎に異なる遊技演出を行なうための演出プログラム及び演出データは、主制御基板に記憶されているので、機種入れ替えを行なう場合には、副制御基板を入れ替える必要がなくなり、主制御基板を入れ替えることにより、機種入れ替えを行なうことができ、副制御基板をリサイクルすることができる。言い換えれば、副制御基板には、機種固有の演出プログラム及び演出データを記憶しておく必要がないので、そのままリサイクルすることができる。
【0015】
また、主制御基板の記憶手段に記憶された演出プログラム及び演出データは、所定のタイミングで送信手段によって副制御基板に送信されるので、主制御基板におけるプログラム処理の負荷を増加させることがない。
【0016】
従って、主制御基板のプログラム処理の負荷を増加させることなく、機種入れ替えを容易に行なうことができる。
【0017】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記送信手段が、前記所定のタイミングとして電源投入時に前記演出プログラム及び前記演出データを送信し、前記受信手段が前記送信手段から送信される前記演出プログラム及び演出データを受信して前記格納手段へ格納した後に、発射装置を無効状態から有効状態にして遊技開始可能な状態となることを特徴としている。
【0018】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、送信手段が演出プログラム及び演出データの送信を遊技機の電源投入時に行なうことによって、電源を投入することにより、副制御基板の格納手段に演出プログラム及び演出データが送信されるので、電源投入時には、従来の遊技機と同様に、主制御基板の指示に応じて副制御基板による遊技演出を制御することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
【0020】
図1には、本実施の形態に係るパチンコ遊技機110が示されている。このパチンコ遊技機110は、矩形の枠体113でその外形が構成されており、店側のベース面115に支持されている。また、枠体113には、装飾版113A、スピーカ162、キーシリンダ113B等が配設されている。なお、スピーカ162は、図示は省略するが、右スピーカと左スピーカとが配設されており、両者のスピーカのステレオ効果により臨場感のある効果音を発生させて様々な音の演出を行ないながら、同時に遊技の進行状態を報知するようになっている。
【0021】
枠体113の内側正面には、透明ガラス板110Aがガラス枠110Bに嵌め込まれた状態で配設されている。この透明ガラス板110Aで仕切られた内側領域には、遊技盤111が配設されている。また、この遊技盤111における円弧状のレール112で囲まれた領域が遊技領域であるゲージ部114とされている。
【0022】
遊技盤111はパチンコ遊技機110の枠体113に対して着脱可能とされており、該遊技盤111を別のものに交換することで機種入れ替えを実施できるようになっている。
【0023】
図2に示される如く、ゲージ部114には、全面に渡って複数の釘116が打ち込まれ、レール112を通って打ち出されたパチンコ球がこの釘116に当たって跳ねたり、釘116によって形成される案内路に案内されながら、落下していくようになっている。また、この釘116の他、ゲージ部114に向かって左右対称の位置には、風車118が取り付けられており、パチンコ球を予期しない方向へ方向転換させるようになっている。
【0024】
さらに、ゲージ部114には複数の位置に入賞口120が設けられ、この入賞口120にパチンコ球が入ることにより、所定数のパチンコ球が遊技者に払い出されるようになっている。
【0025】
このようなゲージ部114は、ほぼ左右対称系とされており、この中央部には表示装置としての役物ユニット122が配置され、その表示部124が露出されている。この表示部124の下方には役物ユニット122を始動するための特別図柄始動入賞口126が設けられている。
【0026】
特別図柄始動入賞口126のさらに下方には、大入賞口128が配置され、この大入賞口128を開閉する開閉部材129は、前記役物ユニット122での所謂当りの表示状態で所定時間開放され、大量のパチンコ球を入賞させることができる構成となっている。
【0027】
なお、この特別図柄始動入賞口126に入賞したパチンコ球は、最大4球分保留され、役物ユニット122による抽選結果の案内が終了した時点で、保留された分が消化されるようになっている。
【0028】
また、ゲージ部114には、普通図柄始動入賞口130が設けられおり、普通図柄始動入賞口130にパチンコ球が入賞すると、図示しない普通図柄表示部の表示が変動し、所定当り数字になると、前記特別図柄始動入賞口126に設けられた可動部としての電動チューリップ134が所定時間開放するようになっている。この電動チューリップ134の開放により、特別図柄始動入賞口126への入賞の確率が物理的に高まることになる。
【0029】
図1に示される如く、上記ゲージ部114の下部、すなわち、透明ガラス板110Aの下部は、パネル部140とされ、その上部パネル140Aには上皿141が設けられ、下部パネル140Bには、発射装置の操作部としてのハンドル136と、上皿141から落下するパチンコ球を受ける下皿138とが設けられている。なお、下部パネル140Bには、灰皿143も設けられている。
【0030】
ハンドル136は、前記パネル140の内部から突出された回転軸に取付けられており、この回転軸を中心に回転可能とされている。すなわち、遊技者がこのハンドル136を把持して回転することで、発射装置が稼動すると共に、前記回転角度に基づいて発射強度が設定されるようになっている。なお、この回転には、復帰付勢力が付与されており、遊技者が手を離すと自動的に元の回転位置に戻る構造となっている。
【0031】
図3には、パチンコ遊技機110を制御するための制御系の概略が示されている。制御系は、主制御基板10を中心として、音声制御基板14、ランプ制御基板16、図柄表示制御基板18、払出制御基板(図示省略)、発射制御基板(図示省略)等、機能毎に分類されている(なお、以下これらを総称する場合、副制御基板12という)。主制御基板10及び副制御基板12はそれぞれ遊技盤111の裏面側に設けられている。
【0032】
なお、主制御基板10並びに副制御基板12は、図示しない管理制御基板を介してパチンコ店側のホールコンピュータに接続することにより、パチンコ遊技機の可動状況等を管理することも可能とされている。
【0033】
主制御基板10には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御基板10からの命令信号に基づいて、その他の副制御基板12が独自に実行する。すなわち、主制御基板10は基本的に命令を出力するのみで、その結果等のフィードバックは受けない構成となっている。
【0034】
主制御基板10には、上述の遊技の基本的なプログラムが格納されたROM20、RAM22及び該プログラムを実行するためのCPU24が設けられており、該CPU24には、特別図柄始動入賞口126に設けられた特別図柄入賞センサ26、普通図柄入賞口130に設けられた普通図柄入賞センサ28、各入賞口120に設けられた入賞センサ30、大入賞口128に入賞したパチンコ球を検出する大入賞口センサ32、及び大入賞口128の開閉部材129の開閉動作を継続するために所定位置に設けられたVゾーンに入賞したパチンコ球を検出するVゾーンセンサ34が入力インターフェース36を介して接続されている。
【0035】
また、主制御基板10のCPU24には、普通図柄表示装置38、大入賞口128の開閉部材129を作動する大入賞口ソレノイド40、及び特別図柄始動入賞口126を開閉させる特別図柄始動入賞口ソレノイド42が出力インターフェース44を介して接続されている。
【0036】
さらに、本実施の形態のパチンコ遊技機110の主制御基板のROM20には、副制御基板12のそれぞれにおける遊技の演出制御を行なうための演出プログラム(以下、サブ制御プログラムという)及び演出データ(以下、サブ制御用データという)が格納されている。
【0037】
音声制御基板14には、遊技の態様に応じてスピーカ162より出力するためのサブ制御プログラムとしての音声制御プログラム及びサブ制御用データとしての音声データを格納するRAM46と、音声を制御するためのCPU48が設けられており、スピーカ162が出力インターフェース(I/F)49を介してCPU48に接続され、CPU48によって音声出力が制御される。
【0038】
図柄表示制御基板18には、遊技の態様に応じた図柄を表示部124に表示するためのサブ制御プログラムとしての図柄表示プログラム及びサブ制御用データとしての図柄表示データを格納するRAM50と、表示部124に表示する図柄を制御するCPU52が設けられており、表示部124が出力I/F53を介してCPU52に接続され、CPU52によって図柄表示が制御される。
【0039】
ランプ制御基板16には、パチンコ遊技機110に設けられた電飾部材等のランプ、LED表示装置54を制御するためのサブ制御プログラムとしてのランプ制御プログラム及びサブ制御用データとしてのランプ制御データを格納するRAM56と、ランプ、LED表示装置54を制御するCPU58が設けられており、ランプ、LED装置54が出力I/F59を介してCPU58に接続され、CPU58によってランプ、LEDの点灯/消灯が制御される。
【0040】
また、図示しない払出制御基板は、パチンコ球の払出し数を制御し、発射制御基板は、遊技者によるパチンコ球の発射を制御する。
【0041】
また、主制御基板10のCPU24には、ROM20に格納された副制御基板12のそれぞれにおける制御を行なうためのサブ制御プログラム及びサブ制御用データを副制御基板12に送信するための送信ユニット60が接続されていると共に、電源回路63、及び該電源回路63の出力が接続されたリセット回路64が接続されており、パチンコ遊技機110の電源投入時に、ROM20に格納された副制御基板12のそれぞれにおける制御を行なうためのサブ制御プログラム及びサブ制御用データを副制御基板12に送信するようになっている。
【0042】
副制御基板12側には、受信ユニット62が設けられており、主制御基板10より送信される副制御基板12のそれぞれにおける制御を行なうためのサブ制御プログラム及びサブ制御用データを各副制御基板(図柄表示制御基板18、音声制御基板14、ランプ制御基板16等)に分配するように構成されている。
【0043】
主制御基板10では、特別図柄や普通図柄の抽選がなされ、この抽選結果に基づいて表示部124での表示内容を選択し、図柄表示制御基板18へ命令信号を出力する。すなわち、図柄表示制御基板18には、複数種の命令信号に基づく異なる表示内容のデータがRAM50に格納されており、命令信号に基づいてデータが選択されて、起動するようになっている。なお、RAM50に格納されるデータは、上述したように、パチンコ遊技機110の電源投入時に主制御基板10のROM20より送信されたデータが格納される。
【0044】
ここで、本実施の形態のゲーム内容として、特別図柄始動入賞口126にパチンコ球が入賞し、内部で抽選が行なわれた結果、大当たりとなると、主制御基板10では、パチンコ遊技機110の遊技状態を、遊技者に有利な状態に切り換える(以下、大当たり処理という。)すなわち、この大当たりとなった時点で、大入賞口128の開閉部材129を所定時間開放状態とする。開閉部材129が開放状態となると、アウト球となっていた多くのパチンコ球を入賞させることが可能となり、短時間で大量の出球が保証される。なお、大入賞口128の開放時間は通常30秒と定められており、この30秒を限度とすると共に、例えばパチンコ球が10球入賞した時点で閉止されるようになっている。
【0045】
主制御基板10では、上記大入賞口128の開放から閉止までを1ラウンドとして、所定のラウンド数(例えば10〜16ラウンド)繰り返すようにしている。
【0046】
一方、主制御基板10から図柄表示制御基板18に図柄変動を制御するコマンド信号を送出すると共に、このコマンド信号は音声制御基板14にも送出されるようなっている。すなわち、表示部124に表示する図柄(画像)の動きに同期して、スピーカ162から効果音(音声、音楽等の音を含む)が出力される。
【0047】
以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0048】
はじめにパチンコ遊技機110の電源投入時の遊技開始処理について図4のフローチャートを参照して説明する。
【0049】
パチンコ遊技機110の電源が投入されると、遊技開始処理が開始され、ステップ200で、発射装置の発射機能が停止され、遊技者による遊技球の発射が静止される(発射装置不能動化)。
【0050】
ステップ202では、サブ制御プログラムが送信される。すなわち、主制御基板10のROM20から読み出されたサブ制御プログラムが送信ユニット60を介して受信ユニット62に送信され、副制御基板12のそれぞれに対応するサブ制御プログラムが分配される。
【0051】
ステップ204では、サブ制御用データが送信される。すなわち、主制御基板10のROM20から読み出されたサブ制御用データが送信ユニット60を介して受信ユニット62に送信され、副制御基板12のそれぞれに対応するサブ制御用データが分配される。
【0052】
ステップ206では、タイマセットされる。タイマセットはサブ制御プログラム及びサブ制御用データが送信されてからRAM46、50、56に格納されるまでに必要な時間を考慮して決定される。
【0053】
ステップ208では、ステップ206でセットされたタイマがタイマアウトしたか否か主制御基板10のCPU24によって判定される。該判定が肯定されるまで待機して、判定が肯定された場合にステップ210へ移行する。
【0054】
ステップ210では、サブ制御初期化処理が行なわれる。サブ制御初期化処理は、主制御基板10のCPU24から副制御基板12のそれぞれに対して初期化を行なう指示を送信することによって、各副制御基板12毎に初期化が行なわれる。
【0055】
ステップ212では、副制御基板12の初期化が完了すると、各副制御基板12は主制御基板10からの指示コマンド実行可能となるので、発射装置能動化により発射装置が有効状態に制御されて、遊技開始可能となる。
【0056】
すなわち、本実施の形態のパチンコ遊技機110では、主制御基板10にROM20に格納された各副制御基板12で各種制御を行なうためのサブ制御プログラム及びサブ制御用データが電源投入時にそれぞれの副制御基板12のRAM46、50、56に送信されるようになっている。従って、本実施の形態のパチンコ遊技機110では、機種入れ替え時に副制御基板12を入れ替える必要がなく、主制御基板10を入れ替えるのみで、機種の入れ替えを行なうことが可能となり、副制御基板12のリサイクル及び汎用性を向上することができる。
【0057】
なお、パチンコ遊技機110の機種入れ替えは、遊技盤111を入れ替えることによって行なわれるが、この時、本実施の形態では、遊技盤111に副制御基板12を設けて遊技盤111を交換してから副制御基板12を回収してから副制御基板12のリサイクルを行なってもよいし、遊技盤111の入れ替え時は副制御基板12は入れ替えないで副制御基板12をそのまま使用することによってリサイクルを行なうようにしてもよい。また、本実施の形態では、副制御基板12を遊技盤111の裏面側に配置したが、パチンコ遊技機110の枠体113側に設けるようにしてもよい。
【0058】
一方、上述のように遊技開始処理が行なわれ、遊技が開始され、まず、パチンコ球が発射されると、レール112に案内されてゲージ部114の釘116や風車118等に当接しながら、予測し得ない移動をしながら落下していく。ここで、入賞口120に入賞すると、予め定めた数のパチンコ球が払い出される(賞球)。また、普通図柄始動入賞口130に入賞するとこれを普通図柄入賞センサ28で検出する。
【0059】
この検出により、主制御基板10では、普通図柄の抽選が開始される。すなわち、乱数カウンタを用いて、所定の確率で0〜9までの数字を抽選する。抽選の結果、外れの場合には、特に遊技状態に変化はない。一方、抽選の結果、当たり(例えば、当たり数字の7が抽選される)の場合には、主制御基板10は、特別図柄指導入賞口126に設けられた電動チューリップ134を開放状態とするべく、ソレノイドへ通電する。これにより、特別図柄始動入賞口126にパチンコ球が入り易い、高確率状態とすることができる。
【0060】
前記特別図柄始動入賞口126にパチンコ球が入賞すると、主制御基板10では、乱数カウンタ(図示省略)を用いて所定の確率で大当たり抽選が開始される。この大当たり抽選の結果、当たり/外れが決定すると、それぞれにおいて、予め準備された図柄変動パターンを選択(乱数カウンタで選択してもよい)し、図柄表示制御基板18を含む演出に関連する副制御基板12へコマンド信号を送出する。
【0061】
図柄表示制御基板18では、受信したコマンド信号に基づいて、表示部124に図柄変動パターンを表示する。この図柄変動パターンにおいては、リーチを経由した当たり、外れリーチ、リーチを経由しない外れ等、様々な演出があり、遊技者は期待を持って抽選結果を待つことができる。
【0062】
ここで、当たりとなった場合には、大入賞口128の開閉部材129が所定時間、所定回数開放することで、パチンコ球の入賞の確率を極めて大きくなる、遊技者にとって有利な状態とすることができる。
【0063】
上記図柄変動表示中に特別図柄始動入賞口126にパチンコ球が入賞すると、抽選はその時点でなされるが、現在進行中の図柄変動表示中が終了するまで図柄変動表示を待機する。これは、保留ランプが点灯することで、遊技者に報知される。
【0064】
このように、本実施の形態に係るパチンコ遊技機110は、図4に示す遊技開始処理を行なった後は、従来のパチンコ遊技機同様に遊技を行なうことができる。パチンコ遊技機110の機種入れ替えは、上述したように、遊技盤111と共に主制御基板10を交換することによって、パチンコ遊技機110の機種入れ替えを容易に行なうことができる。また、主制御基板10に記憶された演出プログラム及び演出データは、電源投入時に副制御基板12へ送信されるので、遊技中は従来のパチンコ遊技機と同様に主制御基板10及び副制御基板12が作用し、主制御基板10におけるプログラム処理の負荷の増加を招くことはない。
【0065】
なお、上記の実施の形態では、パチンコ遊技機110を例に挙げて説明したが、これに限るものではなく、例えば、所謂パチスロ機等のスロットマシンに本発明を適用するようにしてもよい。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、主制御基板の記憶手段に記憶された演出プログラム及び演出データを、所定のタイミングで送信手段によって送信し、受信手段で、該演出プログラム及び演出データを受信して副制御基板の格納手段に分配することにより、主制御基板を入れ替えることによって機種入れ替えを行なうことができると共に、演出プログラム及び演出データが副制御基板で利用されるので、主制御基板のプログラム処理の負荷を増加させることなく、機種入れ替えを容易に行なうことができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機の正面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機におけるゲージ部の正面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機の制御系を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機における電源投入時の遊技開始処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 主制御基板
12 副制御基板
20 ROM
46、50、56 RAM
60 送信ユニット
62 受信ユニット

Claims (2)

  1. 遊技に関する基本的な遊技進行プログラムを記憶すると共に、遊技演出を行なうための演出プログラム及び演出データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記演出プログラム及び演出データを所定のタイミングで送信する送信手段と、を備え、前記遊技進行プログラムを実行して、前記演出プログラム及び演出データがどのような前記遊技演出を実行するか決定するための命令信号を出力する主制御基板と、
    前記演出プログラム及び演出データを格納するための格納手段と、前記送信手段より送信された前記演出プログラム及び演出データを受信して前記格納手段に分配する受信手段と、を備え、前記主制御基板からの前記命令信号に基づいて、前記格納手段に格納された前記演出プログラム及び演出データを用いた前記遊技演出を制御する副制御基板と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記送信手段が、前記所定のタイミングとして電源投入時に前記演出プログラム及び前記演出データを送信し、前記受信手段が前記送信手段から送信される前記演出プログラム及び演出データを受信して前記格納手段へ格納した後に、発射装置を無効状態から有効状態にして遊技開始可能な状態となることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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