JP2002210097A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2002210097A
JP2002210097A JP2001011716A JP2001011716A JP2002210097A JP 2002210097 A JP2002210097 A JP 2002210097A JP 2001011716 A JP2001011716 A JP 2001011716A JP 2001011716 A JP2001011716 A JP 2001011716A JP 2002210097 A JP2002210097 A JP 2002210097A
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JP
Japan
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ball
handle
fixing member
handle mounting
game machine
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Application number
JP2001011716A
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English (en)
Inventor
Kishio Sugijima
紀志男 杉島
Keiji Mori
圭史 森
Yoshitaka Tsuchiya
良孝 土屋
Yasuhiro Hirano
泰弘 平野
Akio Osawa
晃央 大澤
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Sansei R&D Co Ltd
Original Assignee
Sansei R&D Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定部材を挿入した際には回動操作部の回動
位置が固定でき、回動操作部と固定部の接触面の削れに
よる回動操作都の機能の異常発生やメッキの剥がれによ
る外観の損ねる弊害を減少することのできる弾球遊技機
を提供することにある。 【解決手段】 遊技機本体に対して固定されるハンドル
取付部10と、ハンドル取付部10に対して回動自在に
設けられ、発射力を調節可能とする回動操作部11とを
備えた発射ハンドル手段を含む。ハンドル取付部10の
周囲の一部と回動操作部11との間に、固定部材40を
挿入して当該ハンドル取付部10に対する回動操作部1
1の回動位置を固定させるための固定部材挿入部41を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機本体に対し
て固定されるハンドル取付部と、ハンドル取付部の周囲
に対して回動自在に設けられ、発射力を調節可能とする
回動操作部とを備えた発射ハンドル手段を含む打球発射
手段を備えた弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊技機には、遊技領域に向けて遊技球を
発射する打球発射装置が設けられており、この打球発射
装置は、遊技機前面に固定されるハンドル取付部と、ハ
ンドル取付部の周囲に回動可能であって、回動量に応じ
て遊技球の発射力が調節可能となる回動操作部とを設け
た発射ハンドルを備えている。遊技者は、回動操作部を
手などで回動させることによって遊技球を発射させる
が、回動操作部から手を離すと、打球発射装置に組み込
まれたバネの力により、回動操作部が遊技球が発射され
ない初期位置に戻される。このため、遊技者は、遊技
中、バネの力で戻されないように回動操作部を手で支え
ているが、回動操作部を回動させた状態で固定せず長時
間遊技をすると手が疲れるため、遊技球を発射する発射
力を一定に保つために回動操作部を所望の回動位置に固
定しようとし、回動操作部とハンドル取付部との隙間
に、例えば、コイン等の固定部材を強引に挿入して回動
操作部を固定していた。
【0003】しかしながら、固定部材を挟むスペースが
ないのに強引に回動操作部とハンドル取付部との隙間に
固定部材を挿入すると、回動操作部或いはハンドル取付
部が削れたり変形したりして回動操作部の機能に異常が
生じたり、回動操作都とハンドル取付部のメッキ部分が
固定部材によって強く擦れるため、メッキが剥がれて外
観が悪くなってしまうという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、固定
部材を挿入した際には回動操作部の回動位置が固定で
き、回動操作部とハンドル取付部の接触面の削れによる
回動操作都の機能の異常発生やメッキの剥がれによる外
観の損ねる弊害を減少することのできる弾球遊技機を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の弾球遊
技機は、遊技機本体に対して固定されるハンドル取付部
と、前記ハンドル取付部に対して回動自在に設けられ、
発射力を調節可能とする回動操作部とを備えた発射ハン
ドル手段を含む打球発射手段を備えた弾球遊技機におい
て、上記課題を解決するために、前記ハンドル取付部の
周囲の一部と前記回動操作部との間に、固定部材を挿入
して当該ハンドル取付部に対する前記回動操作部の回動
位置を固定させるための固定部材挿入部を形成したこと
を特徴とする。
【0006】請求項2に記載の弾球遊技機は、請求項1
に記載のものにおいて、前記固定部材挿入部は、前記ハ
ンドル取付部の後方側に開放されていることを特徴とす
るものである。
【0007】請求項3に記載の弾球遊技機は、請求項1
又は2に記載のものおいて、前記回動操作部と前記固定
部材挿入部を除く前記ハンドル取付部の周囲とが緊密に
近接していることを特徴とするものである。
【0008】請求項4に記載の弾球遊技機は、請求項1
乃至3のうちのいずれか1つに記載のものにおいて、前
記固定部材挿入部は、前記ハンドル取付部の周囲の一部
が平面に形成してあることを特徴とするものである。
【0009】請求項5に記載の弾球遊技機は、請求項1
乃至4のうちのいずれか1つに記載のものにおいて、前
記固定部材をコイン部材とし、前記固定部材挿入部を前
記コイン部材の少なくとも一部断面に合致する溝で構成
したことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、本実施形態では、弾球遊技
機の一態様としてパチンコ遊技機を用いて説明するが、
本発明はパチンコ遊技機に限らず、遊技機本体に対して
固定されるハンドル取付部と、ハンドル取付部に対して
回動自在に設けられ、発射力を調節可能とする回動操作
部とを備えた発射ハンドルを含む打球発射装置を備えた
弾球遊技機であれば、すべて対象となる。
【0011】図1は、本実施形態のパチンコ遊技機の正
面図である。図1に示すように、パチンコ遊技機の前面
枠1の前面には金枠2が設けられ、金枠2にはガラス扉
3が開閉自在に設けられ、ガラス扉3を通して視認され
る遊技盤4が前面枠1の裏面上部側に装着されている。
金枠2の前面下部側には打球発射装置(後述)に供給す
る遊技球(パチンコ球)を貯留する上受皿5が設けら
れ、上受皿5の内部にはスピーカ6が設けられている。
上受皿5の下方となる前面枠1の下部には上受皿5から
溢れたパチンコ球を貯留する下受皿7が設けられ、下受
皿7の右側部には打球発射装置8(図1においては発射
ハンドル9のみ図示)の発射ハンドル9が設けられてい
る。
【0012】図2は、本実施形態のパチンコ遊技機に配
備された打球発射装置の発射ハンドル9の斜視図であ
り、図3は発射ハンドル9の分解斜視図であり、図4
は、発射ハンドル9の平面図であり、図5は、図4のA
−A線で破断した発射ハンドル9の軸方向断面図であ
り、図6は図4のB−B線で破断した発射ハンドル9の
横断面図である。
【0013】発射ハンドル9は、遊技機本体に対して固
定されるハンドル取付部材(ハンドル取付部)10と、
ハンドル取付部材10に対して回動自在に設けられ、発
射力を調節可能とする回動ハンドル(回動操作部)11
と、遊技者に握られる握持部材12と、回動ハンドル1
1に固定された操作軸13を備える(図2及び図3参
照)。
【0014】ハンドル取付部材10は、遊技機本体に対
して固定される筒部14と、筒部の一端から径方向外側
に向けて形成されたハンドル受け部15を備え、ハンド
ル受け部15の内側には収納凹部16が設けられ、収納
凹部16を取り囲むようにして環状周壁17が形成さ
れ、該環状周壁17がハンドル受け部15の外面を形成
している(図5参照)。
【0015】ハンドル取付部材10の収納凹部16の中
央には、操作軸13を挿通するボス部18が突設され、
ボス部18の側方には単発スイッチ19及び単発スイッ
チ用操作レバー20が配設されている。なお、単発スイ
ッチ19は、収納凹部16の底面に固定され、単発スイ
ッチ用操作レバー20は、収納凹部16の底面に突設さ
れた軸部21の回りに回動可能に設けられると共に、単
発スイッチ用操作レバー20の一側を単発スイッチ19
のアクチュエータに臨ませて設けられている(図5及び
図6参照)。
【0016】単発スイッチ用操作レバー20の先端に
は、ハンドル取付部材10の外側に向けて張り出すよう
に操作ノブ22が形成され、環状周壁17の一部を切り
欠いた切欠部23から操作ノブ22がハンドル受け部1
5の外面に突出した状態で配設される。また、切欠部2
3の側方には(図3においては切欠部23の左方)、環
状周壁17の外周面の一部をカットして平面に形成して
なる挿入用平面24を設けてある。
【0017】さらに、収納凹部16の環状周壁17寄り
には、ボス部18の中心(以下、軸心という)から径方
向に等距離となる位置に互いに所定間隔を開けて2つの
柱状突起25,26が設けられ、軸心を挟んで、2つの
柱状突起25,26とは反対側で、かつ軸心からの距離
が、軸心から2つの柱状突起25,26までの距離と等
距離となる位置に柱状突起27が設けられている(図3
及び図6参照)。
【0018】図5及び図6において、ハンドル取付部材
10の筒部14の側を後とすると、3つの柱状突起2
5,26,27は、収納凹部16の底面から前方に向け
てそれぞれ突設されると共に、各柱状突起25,26,
27の軸方向の長さは同じ長さであって、環状周壁17
の軸方向の長さよりも長い(図5参照)。各柱状突起2
5,26,27の先端には、挿入穴28,29,30が
それぞれ設けられている。
【0019】回動ハンドル11は、中央に操作軸13を
挿入する軸挿入孔31が設けられ、該軸挿入孔31に操
作軸13の一端が差し込まれ、操作軸13の先端に軸止
め部材32が係止されることにより操作軸13と一体に
回転するように固定されている。回動ハンドル11の前
面には環状凹部33が設けられ、環状凹部33には、ハ
ンドル取付部材10に突設された2つの柱状突起25,
26が挿通される円弧孔34とハンドル取付部材10に
突設された柱状突起27が挿通されると共に、円弧孔3
4よりも円弧長さの短い円弧孔35が設けられている
(図6参照)。
【0020】なお、回動ハンドル11の環状凹部33の
内径寸法は、ハンドル取付部材10のハンドル受部15
の外周面を形成する環状周壁17の外径寸法に比して僅
かに大きい。また、回動ハンドル11の全体には導電性
を得るための金属メッキが施されており、遊技者の接触
状態/非接触状態を検知するためのタッチ端子として機
能する。なお、符号39は、回動ハンドル11の周面か
ら膨出させて形成した回動操作の際に遊技者の指を掛け
る指掛部である。
【0021】握持部材12は、中空であって半球形状を
なし、握持部材12の内部には、ハンドル取付部材10
の3つの柱状突起25,26,27に対応して柱状のネ
ジ受け36,37,38がそれぞれ形成されている。
【0022】発射ハンドル9は、次のように組み立てら
れる。ハンドル取付部材10の前方から、回動ハンドル
11と一体の操作軸13をハンドル取付部材10のボス
部18に挿入し、ハンドル取付部材10に設けた2つの
柱状突起25,26を回動ハンドル11の円弧孔34に
挿通し、かつハンドル取付部材10に設けた柱状突起2
7を回動ハンドル11の円弧孔35に挿通すると、回動
ハンドル11の環状凹部33の内側にハンドル取付部材
10のハンドル受け部15の前部が挿入される。
【0023】次に、回動ハンドル11の前方から、握持
部材12に設けられたネジ受け36,37,38をハン
ドル取付部材10の3つの柱状突起25,26,27に
設けられた挿入穴28,29,30に挿入し、回動ハン
ドル11の前側に握持部材12を配置させる。ハンドル
取付部材10のハンドル受け部15の後ろに設けられた
孔42,42(図2参照)からネジ(図示せず)をそれ
ぞれ挿入し、ネジの先端を握持部材12に設けられたネ
ジ受け36,37,38にそれぞれねじ込む。
【0024】以上に説明した発射ハンドル9は、回動ハ
ンドル11と一体の操作軸13がハンドル取付部材10
のボス部18に支持されており、回動ハンドル11がハ
ンドル取付部材10に対して回動自在に設けられてい
る。また、ハンドル取付部材10のハンドル受け部15
の外周面の一部に設けた挿入用平面24と回動ハンドル
11の環状凹部33との間に、固定部材40を挿入して
当該ハンドル取付部10に対する回動ハンドル11の回
動位置を固定させるための固定部材挿入部41が形成さ
れる(図2参照)。なお、固定部材挿入部41は、ハン
ドル取付部10の後方側に開放されている。
【0025】なお、回動ハンドル11の環状凹部33の
内径寸法は、ハンドル取付部材10のハンドル受部15
の外周面を形成する環状周壁17の外径寸法に比して僅
かに大きく形成してあることにより、回動ハンドル11
と固定部材挿入部41を除くハンドル取付部材10のハ
ンドル受け部15とが緊密に近接する。
【0026】また、図6は、回動ハンドル11のハンド
ル取付部材10に対する回動の初期位置であり、後述す
る弾発用スプリングの付勢力により、回動ハンドル11
のハンドル取付部材10に対する回動位置が初期位置を
取るように常時付勢されている。初期位置では、回動ハ
ンドル11の円弧孔34に挿通されている柱状突起2
5,26のうち、図6において反時計方向側に位置する
柱状突起26が円弧孔34の一端34aに当接し、かつ
回動ハンドル11の円弧孔35に挿通されている柱状突
起27が円弧孔35の一端35aに当接し、回動ハンド
ル11は、ハンドル取付部材10に対して図6において
反時計回りの回動のみ可能な状態とされている。
【0027】図7は、ハンドル取付部材10に対する回
動ハンドル11の最高回動位置を示す断面図である。最
高回動位置(発射力を最大とする位置)では、回動ハン
ドル11の円弧孔34に挿通されている柱状突起25,
26のうち、図7において時計方向側に位置する柱状突
起25が円弧孔34の他端34bに当接し、かつ回動ハ
ンドル11の円弧孔35に挿通されている柱状突起27
が円弧孔35の他端35bに当接し、回動ハンドル11
は、ハンドル取付部材10に対して図7において反時計
回りの回動が不可能とされ、時計回りの回動のみが可能
な状態とされている。
【0028】本実施形態では、図2に示すように、固定
部材40をコイン部材とし、図7に示すように、固定部
材挿入部41をコイン部材の少なくとも一部断面に合致
する溝で構成してある。回動ハンドル11を回動させた
後、所望の回動位置でハンドル取付部10に対して固定
するには、固定部材40を後方から固定部材挿入部41
に挿入する。回動ハンドル11とハンドル取付部10と
の間に固定部材40が挿入されることにより摩擦力が増
大し、回動ハンドル11がハンドル取付部10に対して
固定される。このため、遊技者は、長時間遊技をする時
でも快適に遊技を行うことができる。
【0029】また、回動ハンドル11と固定部材挿入部
41を除くハンドル取付部材10のハンドル受け部15
とが緊密に近接しているので、固定部材挿入部41以外
には、回動ハンドル11とハンドル受け部15との間に
固定部材40を挿入することが不可能であり、固定部材
40を強引に回動ハンドル11とハンドル取付部10と
の隙間に挿入することがなくなり、回動ハンドル11と
ハンドル取付部10の接触面の削れによる回動ハンドル
11の機能の異常発生やメッキの剥がれによる外観の損
ねるという弊害を減少することができる。
【0030】また、固定部材挿入部41は、ハンドル受
け部15の環状周壁17の一部が挿入用平面24に形成
してあるので、固定部材挿入部41に固定部材40を挿
入する際も、挿入用平面24に沿ってスムースに挿入で
きるため容易に行うことができる。
【0031】なお、ハンドル取付部10に対する回動ハ
ンドル11の固定状態を解除するには、固定部材40を
後方に向けて引き、固定部材挿入部41から外せばよ
い。また、図2に示すように、単発スイッチ19に接続
された信号線及びタッチ端子に接続された信号線は、筒
部14内を通って引き出され、これらの信号線の先端に
接続コネクタ63が設けられる。
【0032】図8は、発射ハンドル9を備えた打球発射
装置8の分解斜視図である。また、図9乃至図11は、
発射動作及び球送り動作を説明するための打球発射装置
8の正面図である。符号43は、打球発射装置9のベー
ス基板であり、ベース基板43の左側寄りには通孔44
が開設され、ベース基板43の裏面に通孔44に臨ませ
てハンドルベース45が配設され、ベース基板43の正
面に通孔44に臨ませてプーリユニット46が配設され
ている。発射ハンドル9はベース基板43の裏面側に配
置され、図5に示す発射ハンドル9の筒部14の内部の
挿入部14aにハンドルベース45の筒部45aが挿入
され、図4の発射ハンドル9の筒部14に設けられたネ
ジ孔14bに図示しないネジがねじ込まれることによ
り、発射ハンドル9がハンドルベース45に対して抜け
止めされる。また、発射ハンドル9の操作軸13がハン
ドルベース45に挿通され、操作軸13の先端がプーリ
ユニット46の図示しないプーリに固着されている。
【0033】ベース基板43の中央部には球打軸47が
設けられ、球打軸47には打球槌48の下部寄りが回動
自在に軸支されている。打球槌48は、その軸支部分の
一側に、側方に向けて延出した従動レバー部49が一体
に形成されると共に、従動レバー部49の先端にカムフ
ォロア50が設けられ、軸支部分よりも上部に掛止部5
1が設けられ、該掛止部51には、打球槌48に球打力
(発射力)を与える弾発用スプリング52の一端が掛着
されている。さらに、打球槌48の下端左側縁に臨ん
で、ゴム製の下部ストッパ53がベース基板43に固定
され、打球槌48の上部右側縁に臨んで、ゴム製の上部
ストッパ54がベース基板43に固定されている。この
ため、打球槌48は、球打軸47を中心に弾発用スプリ
ング52の付勢力により常時時計回りに回動するよう付
勢されると共に、時計回りの回動姿勢が下部ストッパ5
3に打球槌48の下端左側縁が当接し、かつ上部ストッ
パ54に打球槌48の上部右側縁が当接することで球打
位置に規制されている。
【0034】打球槌48を往復動作させるための打球発
射用モータM1は、図8においてベース基板43の前方
側に配設され、モータベース55を介してベース基板4
3に取り付けられる。打球発射用モータM1のモータ軸
(図示せず)の前端にはカム56が固着され、該カム5
6が打球槌の従動レバー部49に設けたカムフォロア5
0と衝接可能となっている。なお、発射ハンドル9から
の信号線及び打球発射用モータM1の信号線は、発射装
置制御基板64にコネクタ接続される。
【0035】遊技者が回動ハンドル11に触れると、タ
ッチ信号が発射装置制御基板64に入力される。発射装
置制御基板64では、タッチ信号の入力に基いて打球発
射用モータM1を駆動する。打球発射用モータM1が駆
動すると、カム56が時計回りに回転する。カム56の
時計回りの回転によってカム56がカムフォロア50に
衝接し、カム56がカムフォロア50を通じて従動レバ
ー部49を弾発用スプリング52の付勢力に抗して押し
下げることで、打球槌48を反時計回りに回動し、カム
56とカムフォロア50との衝接が解けて両者が離間し
た時点で弾発用スプリング52の付勢力で打球槌48が
時計回りに回動することで、打球槌48が往復回動運動
して弾発動作させるよう構成されている。なお、打球発
射用モータM1、カム56、カムフォロア50、打球槌
48及び弾発用スプリング52により球打機構が構成さ
れている。また、単発スイッチ用操作レバー22の操作
ノブ22を押すと、単発スイッチ19がオンとなり、遊
技者が回動ハンドル11に接触した状態であっても、打
球発射モータM1が停止し、パチンコ球の発射動作が停
止する。
【0036】ベース基板43の右側寄りには、弾発力調
整器57が配設されている。弾発力調整器57は、支軸
58に弾発力調整器57が回動可能に設けられ、弾発用
スプリング52の他端が弾発力調整器57に掛着されて
いる。また、弾発力調整器57の下端にフック59が設
けられ、該フック59にはワイヤ60の一端が掛着され
ている。
【0037】また、ワイヤ60は、小プーリ61に掛け
回わされると共に、ワイヤ60の他端がプーリユニット
46の図示しないプーリに固着されている。なお、符号
62は、発射力調整用ダイヤルであり、手動で回動する
ことにより、発射力の調整が可能となっている。
【0038】図8において、発射ハンドル9の回動ハン
ドル11を反時計方向に回動すると、回動ハンドル11
と一体に操作軸13が反時計回りに回転し、この結果、
操作軸13に固着されているプーリユニット46の図示
しないプーリが反時計回りに回転してワイヤ60を巻き
込み、小プーリ61を通じてワイヤ60をプーリユニッ
ト46側に引っ張る。ワイヤ60によって弾発力調整器
57の下端がプーリユニット46側に引っ張られること
により、支軸58を中心として弾発力調整器57が時計
方向に回動する結果、弾発用スプリング52の他端が引
き込まれ、弾発用スプリング52が伸長し、打球槌48
に付勢する発射力が増加する。
【0039】次に、打球発射装置8における発射レール
へのパチンコ球の球送り機構について説明する。球送り
機構は、球送出部材65と、球送り用の連動レバー66
及び打球槌48の中間部に固着された球送りアーム67
とにより構成される。図1に示す上受皿5の裏側には、
上受皿5に供給されたパチンコ球を発射レール68の打
球位置まで誘導するための球送りユニット69が配設さ
れている。該球送りユニット69は、球送出部材65
と、球送出部材65を揺動自在に軸支するための球送り
ケース70とを備えている。
【0040】球送りケース70には、図9に示すよう
に、下方の球送出口(図示せず)に向けて傾斜がかけら
れた球誘導樋71と、球誘導樋71の下端の側方に球送
出部材65を軸支する支軸部72と、球送出部材65の
揺動姿勢を規制するためのストッパ73がそれぞれ突設
されており、該支軸部72には球送出部材65が揺動自
在に軸支されている。
【0041】球送出部材65は、中央後部が球送りケー
スの支軸部72に軸支され、球送出部材65の中央下部
には重錘部74が設けられ、支軸部72を中心として重
錘部74により常時時計回りに付勢がかけられている。
尚、球送出部材65は、軸支部分から後部がストッパ7
3に当接することで、球送出部材65の揺動姿勢が常態
において略水平となる球送出姿勢に維持されている。さ
らに、球誘導樋71の下端に臨んで位置する球送出部材
65の前部には球受部75が設けられている。
【0042】また、連動レバー66は、その中間が揺動
可能に軸支され、軸支部分よりも上部は球送出部材65
の重錘部74に対して下側から当接可能に配置され、軸
支部分よりも下部が打球槌48の中間に臨ませてあり、
打球槌48の中間部に固着された球送りアーム67の先
端部が軸支部分よりも下部に当接可能となっている。
【0043】次に、打球発射装置の球送り機構の作動に
ついて説明する。パチンコ球が上受皿5内に供給される
と、パチンコ球は、球誘導樋71に順次転入し、該球誘
導樋71の下端に至って傾斜に沿って整列する。打球槌
48の回動姿勢が球打位置にある状態では、図11に示
すように、打球槌48の中間部に固着した球送りアーム
67の先端部が連動レバー66に対して離間した状態に
ある。よって、連動レバー66の揺動姿勢は、軸支部分
から下側部分が上下方向に沿う姿勢となり、連動レバー
66の上部が上方に配置されている球送り部材65に対
して離間し、この時には、球送出部材65は、その重錘
部74の重さにより支軸部72を中心とする時計回りに
付勢され、球送出部材65の後部が上側に位置するスト
ッパ73に当接することで、球送出部材65の揺動姿勢
が略水平となる球送出姿勢に維持され、同時に球送り部
材65の球受部75を形成する上側の突片が、球誘導樋
71の下端前方に配置される。このため、球誘導樋71
の下端に至ったパチンコ球は、球送り部材65の上側の
突片に当接し、発射レール68へ送られる前段階の待機
位置に係止される。
【0044】図9乃至図10に示すように、打球槌48
が球打軸47を中心として弾発用スプリング52に抗し
て反時計回りに回動すると、打球槌48の中間に固着し
た球送りアーム67が打球槌48と一体に左方に移動す
る。球送りアーム67が左方に移動することにより、連
動レバー66の軸支部分より下の側部が球送りアーム6
7の先端部によって左方に押され、その軸支部を中心と
して時計回りに回動し、連動レバー66の上部が球送出
部材65の下側から接近していき、球送り部材65の重
錘部をその重さに抗して上方に持ち上げていく。
【0045】球送出部材65の重錘部74が上方に持ち
上げられることにより、球送出部材65は、図9に示す
パチンコ球を待機位置に係止する姿勢から、支軸部72
を中心として反時計回りに揺動し、球送り部材65の球
受部75が、球誘導樋71の下端前方に配置されて揺動
姿勢が球受姿勢となる。球送出部材65の球受部75
が、上下方向において球誘導樋71の下端とほぼ同じレ
ベルとなることで、待機位置にあったパチンコ球が球送
出部材65の球受部75に転入する(図10参照)。
【0046】次いで、図11に示すように、カム56と
打球槌48に設けられたカムフォロア50とが離脱する
と、打球槌48は、弾発用スプリング52によって与え
られた弾発力により、球打軸47を中心として図11に
おいて時計回りに回動され、打球槌48の打球動作が行
われてパチンコ球を発射することとなる。これとほぼ同
時に、打球槌48が図10において時計回りに回動され
ることにより、打球槌48に設けた球送りアーム67に
よる連動レバー66に対する押動力が消滅し、球送出部
材65はその重錘部74に対する連動レバー66による
揚力がなくなるため、球送出部材65が支軸部72を中
心として時計回りに揺動し、この結果、球送出部材65
の球受部75が下降して原位置に復帰すると共に、球送
出部材65の球受部75に転入したパチンコ球は、球送
出部材65の球受部75が上下方向において球送りケー
スの球送口(図示せず)と同じレベルとなることによ
り、球送口から発射レール68上に転出される。
【0047】
【発明の効果】請求項1の構成によれば、遊技機本体に
対して固定されるハンドル取付部の周囲の一部と、ハン
ドル取付部に対して回動自在に設けられた回動操作部と
の間に、固定部材を挿入して当該ハンドル取付部に対す
る回動操作部の回動位置を固定させるための固定部材挿
入部を形成したので、固定部材挿入部に固定部材を挿入
することで、ハンドル取付部に対して回動操作部を固定
でき、長時間遊技をする時でも快適に遊技を行うことが
できる。また、固定部材を強引に回動操作部とハンドル
取付部との隙間に挿入することがなくなるので、回動操
作部とハンドル取付部の接触面の削れによる回動操作都
の機能の異常発生やメッキの剥がれによる外観の損ねる
という弊害を減少することができる。
【0048】請求項2に記載の構成によれば、固定部材
挿入部がハンドル取付部の後方側に開放されているの
で、回動操作部をハンドル取付部に対して固定する際
に、固定部材を後方から固定部材挿入部に挿入すること
になり、回動操作部を固定した場合、正面側から見て固
定部材が隠れるため、違和感がない。
【0049】請求項3に記載の構成によれば、回動操作
部と固定部材挿入部を除くハンドル取付部の周囲とが緊
密に近接しているので、回動操作部と固定部材挿入部を
除くハンドル取付部との間に固定部材を挿入不可能とす
ることができ、さらに、回動操作部とハンドル取付部の
接触面の削れによる回動操作都の機能の異常発生やメッ
キの剥がれによる外観の損ねるという弊害を減少するこ
とができる。
【0050】請求項4に記載の構成によれば、固定部材
挿入部は、ハンドル取付部の周囲の一部が平面に形成し
てあるので、容易に固定部材挿入部を設けることがで
き、固定部材挿入部に固定部材を挿入する際も、平面に
沿ってスムースに挿入できるため容易に行うことができ
る。
【0051】請求項5に記載の構成によれば、固定部材
をコイン部材とし、固定部材挿入部をコイン部材の少な
くとも一部断面に合致する溝で構成したので、格別な形
状の固定部材を必要としないで、遊技者が通常所持する
コインを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の弾球遊技機の一態様としてのパチ
ンコ遊技機の正面図
【図2】本実施形態のパチンコ遊技機に配備された打球
発射装置の発射ハンドルの斜視図
【図3】発射ハンドルの分解斜視図
【図4】発射ハンドルの平面図
【図5】図4のA−A線で破断した発射ハンドルの軸方
向断面図
【図6】図4のB−B線で破断した発射ハンドルの横断
面図(回動ハンドルの初期位置)
【図7】図4のB−B線で破断した発射ハンドルの横断
面図(回動ハンドルの最高回動位置)
【図8】打球発射装置の分解斜視図
【図9】打球発射装置の正面図
【図10】打球発射装置の正面図(打球槌の最大傾動状
態)
【図11】打球発射装置の正面図(打球槌が球打位置に
ある状態)
【符号の説明】
1 前面枠 2 金枠 3 ガラス扉 4 遊技盤 5 上受皿 6 スピーカ 7 下受皿 8 発射ハンドル 9 打球発射装置 10 ハンドル取付部材 11 回動ハンドル 12 握持部材 13 操作軸 14 筒部 14a 挿入部 14b ネジ孔 15 ハンドル受け部 16 収納凹部 17 環状周壁 18 ボス部 19 単発スイッチ 20 単発スイッチ用操作レバー 21 軸部 22 操作ノブ 23 切欠部 24 挿入用平面 25 柱状突起 26 柱状突起 27 柱状突起 28 挿入穴 29 挿入穴 30 挿入穴 31 軸挿入孔 32 軸止め部材 33 環状凹部 34 円弧孔 35 円弧孔 36 ネジ受け 37 ネジ受け 38 ネジ受け 39 指掛部 40 固定部材 41 固定部材挿入部 42 孔 43 ベース基板 44 通孔 45 ハンドルユニット 45a 筒部 46 プーリユニット 47 球打軸 48 打球槌 49 従動レバー部 50 カムフォロア 51 掛止部 52 弾発用スプリング 53 下部ストッパ 54 上部ストッパ 55 モータベース 56 カム 57 弾発力調整器 58 支軸 59 フック 60 ワイヤ 61 小プーリ 62 発射力調整用ダイヤル 63 接続コネクタ 64 発射装置制御基板 65 球送出部材 66 連動レバー 67 球送りアーム 68 発射レール 69 球送りユニット 70 球送りケース 71 球誘導樋 72 支軸部 73 ストッパ 74 重錘部 75 球受部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 良孝 愛知県名古屋市中区丸の内2丁目11番13号 株式会社三星内 (72)発明者 平野 泰弘 愛知県名古屋市中区丸の内2丁目11番13号 株式会社三星内 (72)発明者 大澤 晃央 愛知県名古屋市中区丸の内2丁目11番13号 株式会社三星内 Fターム(参考) 2C088 BA44 BA45 BA46 EA41

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機本体に対して固定されるハンドル
    取付部と、前記ハンドル取付部に対して回動自在に設け
    られ、発射力を調節可能とする回動操作部とを備えた発
    射ハンドル手段を含む打球発射手段を備えた弾球遊技機
    において、前記ハンドル取付部の周囲の一部と前記回動
    操作部との間に、固定部材を挿入して当該ハンドル取付
    部に対する前記回動操作部の回動位置を固定させるため
    の固定部材挿入部を形成したことを特徴とする弾球遊技
    機。
  2. 【請求項2】 前記固定部材挿入部は、前記ハンドル取
    付部の後方側に開放されていることを特徴とする請求項
    1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記回動操作部と前記固定部材挿入部を
    除く前記ハンドル取付部の周囲とが緊密に近接している
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記固定部材挿入部は、前記ハンドル取
    付部の周囲の一部が平面に形成してあることを特徴とす
    る請求項1乃至3のうちのいずれか1つに記載の弾球遊
    技機。
  5. 【請求項5】 前記固定部材をコイン部材とし、前記固
    定部材挿入部を前記コイン部材の少なくとも一部断面に
    合致する溝で構成したことを特徴とする請求項1乃至4
    のうちのいずれか1つに記載の弾球遊技機。
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