JP2002209228A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2002209228A
JP2002209228A JP2001003785A JP2001003785A JP2002209228A JP 2002209228 A JP2002209228 A JP 2002209228A JP 2001003785 A JP2001003785 A JP 2001003785A JP 2001003785 A JP2001003785 A JP 2001003785A JP 2002209228 A JP2002209228 A JP 2002209228A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 RGBやYCrCBなど、出力画像の形式が
異なる場合であっても、輪郭強調処理実行後に安定した
画像出力を可能とする画像処理装置を、低コストで提供
することを課題とする。 【解決手段】 入力されたRGBの画像情報は、第1マ
トリクス回路4、γ補正回路5、第2マトリクス回路6
を経て第1変換処理が実行され、YCrCbの画像情報
が出力される。次に、出力された輝度信号Yを用いて輪
郭強調処理を施した後、YCrCbの画像情報は、再
び、第1マトリクス回路4、γ補正回路5、第2マトリ
クス回路6を経て第2変換処理が実行され、RGBの画
像情報として出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輪郭補正処理など
の画像処理を施した後、原色成分の画像信号を出力する
画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像データには、R,G,Bの3原色成
分の画像情報により規定されているもの、輝度成分Yお
よび色差成分Cr,Cbの画像情報により規定されてい
るものなどがある。そして、これらの画像情報を様々な
形態で処理する画像処理装置が存在する。
【0003】デジタルカメラでは、撮像した画像情報を
たとえばJPEG等のデータ圧縮された形式で記録媒体
に保存するようにしている。このためデジタルカメラに
搭載された画像処理装置においては、圧縮記録処理に適
した輝度成分Yおよび色差成分Cr,Cbで規定される
画像情報で出力する方式が一般的である。
【0004】これは、輝度成分Yのみに周波数変換(輪
郭強調)を施すことが可能であり、色歪みを起こすこと
なく解像感の変更が可能だからである。また、色差成分
Cr,Cbを処理することで色を独立に調整できるとい
うメリットもある。
【0005】このような理由から、一般の圧縮画像デー
タ作成時には、R,G,Bの原色成分の画像信号に所定
の処理を加えて、輝度成分Yおよび色差成分Cr,Cb
の画像信号(以下、適宜、輝度信号Y、色差信号Cr,
Cbと表現する)に変換し、変換後に輪郭強調処理や色
の調整処理を行うようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、たとえば画像
処理結果の記録形式によっては、R,G,Bの原色成分
で規定された画像情報の出力が要求される場合がある。
【0007】そこで、画像情報の出力形式に依存せず、
同じ解像感や色調の画像処理を行う必要がある。
【0008】図5は、R,G,Bの入力データに対し
て、輝度信号Yに代えてG成分を用いて輪郭強調処理を
行う画像処理装置のブロック構成図である。入力された
G成分からは、HPF(High Pass Filter)等を通過し
て高周波成分が抽出され、輪郭強調信号が得られる。こ
の信号を、LPF(Low Pass Filter)を通過したG成
分およびB、R成分に加算することで輪郭強調を行って
いるのである。
【0009】このように、R,G,Bで輪郭強調処理を
行った場合には、輪郭の抽出をG成分で行うことにな
り、輪郭へのR成分およびB成分の寄与が無くなるとい
う問題がある。さらに、強調の度合によって、RBとG
の高周波成分のレベルが変わるためエッジ部の色が変色
してしまう等の問題も生じる。
【0010】このような問題を回避するために、R,
G,Bの出力が要求される場合であっても、一旦、輝度
信号Yおよび色差信号Cr,Cbへの変換を行い、輝度
信号Yを用いて輪郭強調処理を施し、さらに、R,G,
Bの画像情報に逆変換を行う方法が考えられる。
【0011】図6で示す構成では、R,G,Bの入力デ
ータを、色差マトリクス回路101によって、一旦、輝
度信号Yおよび色差信号Cr,Cbに変換する。そし
て、輪郭強調回路102において、輝度信号Yを用いた
輪郭強調処理を行い、輪郭強調処理実行後、再び、変換
マトリクス回路103によって、Y,Cr,Cbの画像
信号をR,G,Bの画像信号に変換して出力するのであ
る。
【0012】このような処理を行うことで、輝度信号Y
を用いた輪郭強調処理や、色差信号Cr,Cbを用いた
画像処理が行えるので、R,G,Bの画像信号に対して
画像処理を行うことにより発生する問題点を解消するこ
とが可能である。
【0013】しかし、図6で示した構成では、輝度信号
Yおよび色差信号Cr,Cbの画像データをR,G,B
原色成分の画像データに変換するマトリクス回路があら
たに必要になるという問題が発生する。
【0014】一般的に電子機器のさらなる小型化と、低
コスト化が要求されるなかで、あらたな回路の追加はで
きるだけ避けたい。特に、デジタルカメラ等の小型機器
に画像処理装置を搭載する場合にあっては、限りあるス
ペースの中に多くの部品や回路を配置する必要がある。
【0015】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、出力
画像の形式によらず安定した画像出力を可能としなが
ら、低コスト化および小型化を実現する画像処理装置を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、色演算用ハード回路と、前記色
演算用ハード回路の色演算定数を切り換える演算切換手
段とを備え、前記色演算定数の切り換えと同期しつつ、
前記色演算用ハード回路の出力に基づいて得られる信号
を、再度、前記色演算用ハード回路で処理することを特
徴とする。
【0017】請求項2の発明は、請求項1に記載の画像
処理装置において、前記演算切換手段は、撮像素子から
の出力信号に対して色補正処理を行うための色演算定数
と、色空間の座標変換を行うための色演算定数とを相互
に切り換えることを特徴とする。
【0018】請求項3の発明は、請求項1に記載の画像
処理装置において、撮像素子から出力された所定の色空
間の画像信号に対して色補正を行う色補正手段と、前記
所定の色空間の画像信号を、輝度成分と色差成分とをも
つ色空間の画像信号に変換する第1色空間変換手段と、
前記第1色空間変換手段から出力された輝度成分の画像
信号を用いて輪郭補正処理を行う手段と、輝度成分と色
差成分とをもつ色空間の画像信号を、再び、前記所定の
色空間の画像信号に変換する第2色空間変換手段とを備
え、前記演算切換手段は、前記色補正手段を実行するた
めの色演算定数と前記第2色空間変換手段を実行するた
めの色演算定数とを相互に切り換えることを特徴とす
る。
【0019】請求項4の発明は、複数の色演算用ハード
回路が直列接続されてなる色演算用回路群と、各色演算
用ハード回路の色演算定数を切り換える演算切換手段と
を備え、各色演算用ハード回路の色演算定数の切り換え
と同期しつつ、前記色演算用回路群の出力に基づいて得
られる信号を、再度、前記色演算用回路群で処理するこ
とを特徴とする。
【0020】請求項5の発明は、請求項4に記載の画像
処理装置において、前記色演算用回路群は、第1の色演
算定数が設定された状態では、撮像素子から出力された
所定の色空間の画像信号に対する色補正処理を行い、第
2の色演算定数が設定された状態では、輝度成分と色差
成分とをもつ色空間の画像信号を前記所定の色空間の画
像信号に変換する処理を行う第1の色演算用ハード回路
と、第1の色演算定数が設定された状態では、前記所定
の色空間の画像信号を輝度成分と色差成分とをもつ色空
間の画像信号に変換する処理を行い、第2の色演算定数
が設定された状態では、入力した信号をそのまま出力す
る第2の色演算用ハード回路とを含み、前記第1の色演
算定数が設定された状態で前記色演算用回路群から出力
された輝度成分の画像信号を用いて輪郭補正処理を行っ
た後、輝度成分と色差成分の画像信号を、前記第2の色
演算定数が設定された状態の前記色演算用回路群で処理
することを特徴とする。
【0021】請求項6の発明は、請求項5に記載の画像
処理装置であって、前記色演算用回路群に入力された画
像信号は最初に第1の色演算用ハード回路で処理される
ものであり、前記撮像素子から出力された1フレーム分
の画像信号が前記第1の色演算用ハード回路を通過した
後、前記第1の色演算定数が前記第2の色演算定数に切
り換えられることを特徴とする。
【0022】請求項7の発明は、請求項5または請求項
6に記載の画像処理装置において、前記色演算用回路群
は、第1の色演算定数が設定された状態では、γ補正処
理を行い、第2の色演算定数が設定された状態では、入
力した信号をそのまま出力する第3の色演算用ハード回
路を含むことを特徴とする。
【0023】請求項8の発明は、請求項3または請求項
5に記載の画像処理装置において、前記所定の色空間が
RGB3原色成分の色空間であることを特徴とする。
【0024】請求項9の発明は、請求項4に記載の画像
処理装置において、前記色演算用回路群は、第1の色演
算定数が設定された状態では、所定の色空間の画像信号
を輝度成分と色差成分とをもつ色空間の画像信号に変換
するとともに、第2の色演算定数が設定された状態で
は、輝度成分と色差成分とをもつ色空間の画像信号を前
記所定の色空間の画像信号に変換することを特徴とす
る。
【0025】請求項10の発明は、請求項9に記載の画
像処理装置において、所定の色空間の画像信号を輝度成
分と色差成分とをもつ色空間の画像信号に変換後、輝度
成分の画像信号に対して輪郭補正処理を行い、輪郭補正
処理が行われた輝度成分の画像信号を前記所定の色空間
の画像信号に変換することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。図1は、本実施形態にか
かる画像処理装置のブロック構成図である。
【0027】{1 ベイヤー式CCDおよび補間処理}
CCD1はベイヤー方式の色フィルタアレイを備えた単
板式CCDである。CCD1には、光電変換をつかさど
る多数のフォトダイオードがマトリクス状に配置されて
各画素に対応しており、各画素は原色成分(R,G,
B)のうちいずれかの色フィルタに覆われている。
【0028】本実施の形態においては、CCD1の備え
る色フィルタアレイは、市松状に輝度信号に寄与するG
のフィルタを配置し、残りの部分にR、Bのフィルタを
さらに市松状に配置している。このようにして、各画素
にはR,G,Bいずれかの原色成分に対応した電荷が蓄
積されることとなる。
【0029】なお、ベイヤー方式の色フィルタアレイと
しては、この他に、Gを上下方向に並べたタイプ等、い
くつかの方式が存在するが、本実施形態の画像処理装置
に適用できる色フィルタアレイのタイプは特に限定され
るものではない。ただし、後述する補間処理において
は、色フィルタアレイのタイプに応じた処理が行われる
必要がある。
【0030】また、色フィルタアレイとして、補色系の
Ye,Mg,G,Cyの色フィルタを用いたものとして
もよい。
【0031】CCD1において蓄積された電荷は、1ラ
インずつ順次取り出され、1次元の電気信号として出力
される。さらに、各画素の電気信号は、A/D変換回路
(図示せぬ)において12bitのデジタル電気信号に
変換された後、WB(ホワイトバランス)回路2に入力
され、RGBのレベル変換が行われることでホワイトバ
ランスが調整される。
【0032】ホワイトバランスの調整が行われた後、各
画素の電気信号は補間回路3に入力され、各画素につい
て補間処理が行われる。
【0033】つまり、各画素は、R,G,Bいずれか1
つの原色成分に関する情報しか持っていないため、他の
原色成分の情報を周辺の画素の値を基に推測する補間処
理を行うのである。この補間処理により、各画素に対し
て、R,G,Bそれぞれ12bitの情報が与えられる
ことになる。
【0034】以上の処理により出力されたR,G,B各
原色成分の画像信号を用いて、次に、第1変換処理を実
行して輝度信号および色差信号よりなる画像信号を取得
し、さらに、輝度信号を用いた輪郭強調処理を施した
後、第2変換処理を実行して、再びR,G,Bの原色成
分の画像信号を出力する。以下、第1変換処理、輪郭強
調処理、第2変換処理についてそれぞれ説明する。
【0035】{2 第1変換処理} <2−1 色補正処理>補間処理が行われた後、各画素
についてのR,G,Bの画像信号は、第1マトリクス回
路4に入力される。
【0036】第1マトリクス回路4のブロック構成を図
2に示す。第1マトリクス回路4は、乗算器91、レジ
スタ92、設定切換手段93、タイミング送出手段9
4、ROM95等から構成されている。
【0037】ROM95には、第1マトリクス回路4に
おいて変換処理を行う際の設定情報、つまり、変換マト
リクスが記録されている。
【0038】第1マトリクス回路4は、後述するが、第
2変換処理においても利用されることになる。そして、
第1変換処理実行時と第2変換処理実行時では、変換マ
トリクスが異なるため、本実施の形態においては、この
変換マトリクスを切り換えながら、同一の回路を利用す
るようにしているのである。
【0039】数1式は、第1変換処理実行時に第1マト
リクス回路4で実行される変換式を示している。また、
数2式は、第2変換処理実行時に第1マトリクス回路4
で実行される変換式を示している。
【0040】
【数1】
【0041】
【数2】
【0042】ここで、第1変換処理実行時に使用される
マトリクスをA1、第2変換処理実行時に使用されるマ
トリクスをA2とする。つまり、ROM95には、マト
リクスA1およびマトリクスA2が記録されている。
【0043】第1マトリクス回路4では、第1変換処理
実行時に、γ補正処理に先だって、CCD1の分光特性
に基づいた色補正処理が行われる。従って、数1式に示
したマトリクスA1の各成分α1〜α9は、CCD1の
分光特性に応じてそれぞれ決定される定数となる。
【0044】図2を用いて第1マトリクス回路4の実行
状態を説明する。タイミング送出手段94は、画像処理
装置の全体制御を司る制御部(図示せず)からの指令を
受けて、設定切換手段93にマトリクス切換のタイミン
グを送出する。
【0045】設定切換手段93は、タイミング送出手段
94から第1変換処理の実行指示を受けると、ROM9
5からマトリクスA1を読み込む。読み込まれたマトリ
クスA1はレジスタ92に書き込まれる。
【0046】レジスタ92にマトリクスA1が読み込ま
れた状態で、R,G,B原色成分の画像信号が入力され
ると、乗算器91において、数1式で示された変換処理
が実行される。第1マトリクス回路4からは変換後の
R,G,Bの画像信号が出力される。これにより、CC
D1の分光特性に基づいた色補正処理が施されたR,
G,Bの画像信号が出力されることとなる。
【0047】第1マトリクス回路4において、色補正処
理等が行われた後、R,G,Bの画像信号はγ補正回路
5に入力される。γ補正回路5において、R,G,Bの
画像信号はγ補正テーブル(γ設定値)51によって、
表示ディスプレイの再現特性に応じた補正が行われる。
【0048】ここで、γ補正回路5においては、第1変
換処理実行時と、第2変換処理実行時では、γ設定値5
1が異なる。γ補正回路5では、第1変換処理実行時に
おいては、数3式で示されるγ設定値51による処理が
行われ、第2変換処理実行時においては、数4式で示さ
れるγ設定値51による処理が行われる。
【0049】
【数3】
【0050】
【数4】
【0051】さらに、第1変換処理実行時には、γ補正
回路5において、12bitの電気信号が8bitに圧
縮される。
【0052】これらγ設定値の切換処理は、画像処理装
置の制御部からの指令を受けた所定の切換手段が、第1
変換処理と第2変換処理の実行状態を判別したうえで、
γ設定値の切換処理を行うようにしている。なお、γ補
正回路5を図2に示した回路と同様な構成とし、γ設定
値を切り換えるようにしてもよい。
【0053】<2−2 色空間変換処理>8bitに圧
縮されたR,G,Bの画像信号は、次に、第2マトリク
ス回路6に入力される。
【0054】第2マトリクス回路6のブロック構成は、
図2に示した第1マトリクス回路4と同様であるので、
同一の図面を用いて説明する。従って、第2マトリクス
回路6の各構成ブロックについても、同一の符合を用い
て説明する。
【0055】第2マトリクス回路6のROM95には、
第2マトリクス回路6において変換処理を行う際の設定
情報、つまり、変換マトリクスが蓄積されている。
【0056】第2マトリクス回路6についても、第1変
換処理と第2変換処理において共通して利用される構成
としている。そして、第1変換処理実行時と第2変換処
理実行時では、変換マトリクスが異なるため、変換マト
リクスを切り換えながら、同一の回路を利用するように
しているのである。
【0057】数5式は、第1変換処理実行時に第2マト
リクス回路6で実行される変換式を示している。また、
数6式は、第2変換処理実行時に第2マトリクス回路6
で実行される変換式を示している。
【0058】
【数5】
【0059】
【数6】
【0060】ここで、第1変換処理実行時に使用される
マトリクスをB1、第2変換処理実行時に使用されるマ
トリクスをB2とする。つまり、第2マトリクス回路6
のROM95には、マトリクスB1およびマトリクスB
2が記録されている。第1変換処理実行時のマトリクス
B1は、数5式に示すように、R,G,B原色成分の色
空間(以下、RGB色空間と称す)を、輝度信号Yと色
差成分Cr,Cbからなる色空間(以下、YCrCb色
空間と称す)に変換するマトリクスである。
【0061】図2を用いて第2マトリクス回路6の実行
状態を説明する。タイミング送出手段94は、画像処理
装置の全体制御を司る制御部(図示せず)からの指令を
受けて、設定切換手段93にマトリクス切換のタイミン
グを送出する。
【0062】設定切換手段93は、タイミング送出手段
94から第1変換処理の実行指示を受けると、ROM9
5からマトリクスB1を読み込む。読み込まれたマトリ
クスB1はレジスタ92に書き込まれる。
【0063】レジスタ92にマトリクスB1が読み込ま
れた状態で、R,G,B原色成分の画像信号が入力され
ると、乗算器91において、数5式で示された変換処理
が実行される。第2マトリクス回路6からは変換後のY
CrCb色空間における画像信号が出力される。
【0064】なお、図1で示した第2マトリクス回路6
は、色空間の変換マトリクスとして図示しているが、後
述するように第2変換処理実行時には、色空間の変換処
理は行われない。
【0065】{3 輪郭強調フィルタ処理}第2マトリ
クス回路6において出力されたYCrCb色空間の画像
信号のうち、輝度成分Yの画像信号(以下の説明におい
ては、適宜、輝度成分の電気信号を輝度信号Yと表現す
る。)は、次に、輪郭強調フィルタ回路7に入力され
る。輪郭強調フィルタ回路7において、輝度信号Yは3
つに分岐される。分岐された輝度信号Yのうち1つは、
HPF(High Pass Filter)72を通過し、1つは、L
PF(Low Pass Filter)71を通過する。
【0066】HPF72を通過した輝度信号Yからは、
高周波成分が検出され、この検出された高周波成分をア
ンプ73に入力して増幅させた後、さらにベースクリッ
プ74において所定値以上の高周波成分のみが検出さ
れ、出力される。
【0067】そして、加算器75において、LPF71
を通過した輝度信号Yに、ベースクリップ74から出力
された所定値以上の高周波成分を加算することによっ
て、輝度信号Yは輪郭強調されたうえで出力されるので
ある。
【0068】輪郭強調フィルタ回路7内で分岐された輝
度信号Yのうち、残る1つは抑圧回路76に入力され
る。抑圧回路76では、輝度信号Yからエッジ成分等を
検出し、当該エッジ成分については、色差成分Cr,C
bに対して抑圧処理を行うことで、偽色の発生を抑圧し
ている。
【0069】{4 第1変換処理から第2変換処理への
移行}以上の第1変換処理および輪郭強調処理を終了す
ることにより、輪郭強調処理が施された状態のYCrC
b色空間の画像信号が出力される。
【0070】出力されたYCrCb色空間の画像信号
は、順次画像メモリ8に保存される。
【0071】ここで、CCD1から1次元の電気信号と
して出力される画像信号は、第1変換処理実行により、
順次、第1マトリクス回路4、γ補正回路5、第2マト
リクス回路6、輪郭強調フィルタ回路7を経て画像メモ
リ8に保存されることとなるが、本実施の形態において
は、続く第2変換処理実行で再び同一の制御回路を使用
するため、第1マトリクス回路4においてCCDから出
力された1フレーム分の画素全てに対する処理が終了す
るのを待って、第2変換処理が開始されることとなる。
【0072】つまり、第1変換処理実行後、輪郭強調処
理を施されたY,Cr,Cbの画像信号は、バッファメ
モリとしての画像メモリ8に記録され、第1マトリクス
回路4の空きをまって第2変換処理を開始するのであ
る。
【0073】図3は、第1変換処理と第2変換処理にお
ける各制御回路の処理タイムチャートである。これら各
ハード回路のタイミング設定は、画像処理装置の全体制
御を司る制御部(図示せず)によって制御される。第1
変換処理において、入力された先頭の画素について第1
マトリクス回路4における処理を終了すると、引き続
き、先頭画素についてγ補正回路5における処理が開始
される。以降、同様に先頭画素について第2マトリクス
回路6における処理、画像メモリ8への書き込み処理が
開始される。
【0074】また、先頭の画素に続いて順次入力される
画素についても、第1マトリクス回路4、γ補正回路
5、第2マトリクス回路6を通過しながら、順次処理が
行われ、画像メモリ8に書き込まれる。
【0075】なお、図中省略しているが、画像メモリ8
に書き込まれる前には、各画素について、輪郭強調処理
が行われている。
【0076】画像メモリ8に書き込まれた先頭画素は、
第1マトリクス回路4に順次入力される1フレーム分の
画素が処理される間は、処理されることなく待機状態と
しており、第1マトリクス回路4における最後の画素に
ついての処理が終了すると、第1マトリクス回路4、γ
補正回路5、第2マトリクス回路6の設定値が切り替え
られ、再び、第1マトリクス回路4に読み込まれ、第2
変換処理が開始される。以降、後述するが、γ補正回路
5、第2マトリクス回路6における処理、画像メモリ9
への書き込み処理が行われる。さらに、先頭画素に続い
て、順次画像メモリ8に書き込まれた画素についても第
2変換処理が行われる。このように、各制御回路が全て
の処理時間において有効に利用されるようにしている。
【0077】{5 第2変換処理} <5−1 色空間変換処理>第1変換処理実行後、画像
メモリ8に保存されたYCrCb色空間の画像信号は、
順次読み出され、第1マトリクス回路4に入力される。
【0078】図2を用いて第1マトリクス回路4の実行
状態を説明する。タイミング送出手段94は、画像処理
装置の全体制御を司る制御部(図示せず)からの指令を
受けて、設定切換手段93にマトリクス切換のタイミン
グを送出する。
【0079】設定切換手段93は、タイミング送出手段
94から第2変換処理の実行指示を受けると、ROM9
5からマトリクスA2を読み込む。読み込まれたマトリ
クスA2はレジスタ92に書き込まれる。
【0080】ここで、マトリクスA2は、数2式で示し
たように、YCrCb色空間の画像信号をRGB色空間
の画像信号に変換するマトリクスである。
【0081】レジスタ92にマトリクスA2が読み込ま
れた状態で、YCrCb色空間の画像信号が入力される
と、乗算器91において、数2式で示された変換処理が
実行される。第1マトリクス回路4からは変換後のR,
G,Bの画像信号が出力される。
【0082】このようにして、第1変換処理において、
YCrCb色空間の画像信号に変換され、輝度信号Yを
用いて輪郭強調された画像情報が、再び、RGB原色成
分の画像信号に変換されるのである。
【0083】第1マトリクス回路4において、色空間の
変換処理が行われた後、R,G,Bの画像信号はγ補正
回路5に入力される。
【0084】γ補正回路5においては、第2変換処理の
実行を判別すると、数4式で示したγ補正値51が設定
される。
【0085】γ補正処理は既に第1変換処理実行時に行
われているため、第2変換処理実行時には、数4式に示
すように、γ=1の設定で処理が行われる。つまり、γ
補正は行われない。また、入力8bitに対して、その
まま8bitの信号が出力される。
【0086】<5−2 第2マトリクス回路における処
理>次に、R,G,Bの画像信号は第2マトリクス回路
6に入力される。
【0087】図2を用いて第2マトリクス回路6の実行
状態を説明する。タイミング送出手段94は、画像処理
装置の全体制御を司る制御部(図示せず)からの指令を
受けて、設定切換手段93にマトリクス切換のタイミン
グを送出する。
【0088】設定切換手段93は、タイミング送出手段
94から第2変換処理の実行指示を受けると、ROM9
5からマトリクスB2を読み込む。読み込まれたマトリ
クスB2はレジスタ92に書き込まれる。
【0089】レジスタ92にマトリクスB2が読み込ま
れた状態で、R,G,B原色成分の画像信号が入力され
ると、乗算器91において、数6式で示された変換処理
が実行される。ここで、マトリクスB2は単位行列であ
るので、入力画像データがそのまま出力されることとな
る。
【0090】このように、処理が不要な場合であって
も、単位行列を設定することにより、第2マトリクス回
路6を通過させるようにしたので、第1マトリクス回路
4と第2マトリクス回路6とからなる制御回路全体とし
て、ハード回路を共通化させることが可能となる。
【0091】また、前述の如く、γ補正回路5において
も、第2変換処理時には入力信号をそのまま出力するよ
うにしているので、第1マトリクス回路4、γ補正回路
5、第2マトリクス回路6とからなる制御回路全体とし
て、ハード回路を共通化させることが可能となる。
【0092】{6 RGB出力}以上の第1変換処理お
よび第2変換処理を終えることにより、輪郭強調処理が
施されたうえでRGB色空間の画像情報が出力される。
出力された画像情報は、画像メモリ9に記録される。さ
らに、画像メモリ9に記録された画像情報は、たとえば
Tiff形式などのR,G,B原色成分により規定され
る画像形式ファイルに変換された後、メモリカード等に
保存されるのである。
【0093】そして、出力されたR,G,Bを規定とす
る画像情報は、YCrCb色空間によって、輝度信号Y
を利用した輪郭強調処理等が施されているため、JPE
G出力と同様の処理画像を出力することができる。
【0094】図4は、以上説明した本実施の形態におけ
る第1変換処理と第2変換処理の切り換え動作を概念的
に示した図である。第1マトリクス回路4においては、
マトリクスA1とマトリクスA2が切り換えられること
により、また、γ補正回路5においては、γ設定値が切
り換えられることにより、また、第2マトリクス回路6
においては、マトリクスB1とマトリクスB2が切り換
えられることにより、第1変換処理と第2変換処理が同
一のハード回路を利用して実現されていることを示して
いる。
【0095】なお、本実施の形態においては、YCrC
bの色空間座標をRGBの色空間座標に変換する処理を
第1マトリクス回路4において実行しているが、この処
理を第2マトリクス回路6で実行するようにしてもよ
い。つまり、マトリクスB2を数2式で示したマトリク
スとし、マトリクスA2は単位行列とするようにしても
よい。
【0096】本実施の形態によれば、RGB色空間およ
びYCrCb色空間のいずれの色空間の画像情報を規定
とした画像形式ファイルをも出力可能であり、且つ、出
力画像の形式によらず、同様の画像処理効果が得られる
という効果がある。
【0097】なお、JPEG形式のファイル出力をする
場合には、画像メモリ8に記録された画像情報に圧縮処
理を実行するようにすればよい。
【0098】さらに、本実施の形態の画像処理装置にお
いては、YCrCb色空間における画像情報を出力する
制御回路をそのまま利用しながら、制御回路の動作状態
を切り換えることで、RGB色空間における画像情報を
出力可能としている。
【0099】つまり、本実施の形態においては、第1マ
トリクス回路4、第2マトリクス回路6などのハード回
路を直列接続するとともに、これらのハード回路におい
てマトリクス切り換えを行うことにより、異なる処理を
実行することを可能としているのである。
【0100】これにより、ソフトウェアによる画像処理
とは異なり、各ハード回路において独立して色演算処理
が行われるため、処理速度の向上が図れる。また、マト
リクス切り換えを行うことにより、1つのハード回路に
対して複数の処理を実行させることが可能となり、ハー
ド回路の共通化による低コスト化と処理装置のコンパク
ト化が可能となる。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、色演算用ハード回路の色演算定数を切り換えること
により、色演算用ハード回路の出力に基づいて得られる
信号を、再度、当該色演算用ハード回路に入力し、異な
る処理を行うことが可能となる。これにより、ハード回
路が共通化され、画像処理装置の低コスト化、コンパク
ト化および省電力化が可能となる。
【0102】請求項2の発明では、撮像素子からの出力
信号に対する色補正処理と、色空間の座標変換処理とが
同一のハード回路において実現され、ハード回路の共通
化が可能となる。
【0103】請求項3の発明では、撮像素子から出力さ
れた所定の色空間の画像信号について、輝度成分と色差
成分とをもつ色空間の画像信号に変換後、輪郭強調処理
を行い、さらに、所定の色空間の画像信号に逆変換する
ので、出力形式に依存することなく、同じ輪郭強調処理
を施した画像信号を出力することが可能となる。また、
撮像素子の出力信号に対する色補正処理と、所定の色空
間の画像信号に逆変換する処理とは、同一のハード回路
において実現され、画像処理装置の低コスト化、コンパ
クト化および省電力化が可能となる。
【0104】請求項4の発明では、直列接続された色演
算用ハード回路において、各色演算用ハード回路の色演
算定数を切り換えるようにしたので、各色演算用ハード
回路において、異なる複数の処理を実行することが可能
となる。これにより、ハード回路が共通化され、画像処
理装置の低コスト化、コンパクト化および省電力化が可
能となる。
【0105】請求項5の発明では、撮像素子から出力さ
れた所定の色空間の画像信号について、輝度成分と色差
成分とをもつ色空間の画像信号に変換後、輪郭強調処理
を行い、さらに、所定の色空間の画像信号に逆変換する
ので、出力形式に依存することなく、同じ輪郭強調処理
を施した画像信号を出力することが可能となる。また、
撮像素子からの出力信号に対する色補正処理と、所定の
色空間の画像信号に逆変換する処理とは、同一のハード
回路において実現され、ハード回路の共通化が可能とな
る。さらに、所定の色空間の画像信号を輝度成分と色差
成分とをもつ色空間の画像信号に変換する処理は、第2
の設定として入力された信号をそのまま出力するように
したので、直列接続された色演算用ハード回路を全体と
して共通化させることが可能となる。
【0106】請求項6の発明では、撮像素子から出力さ
れる1フレーム分の画像信号について第1の設定による
処理が行われた後、第2の設定に切り換えることによ
り、再度、当該色演算用ハード回路を利用するので、処
理速度の向上を図ることが可能となる。
【0107】請求項7の発明では、γ補正回路は、第2
の設定として、入力された信号をそのまま出力するよう
にしたので、直列接続された色演算用ハード回路を全体
として共通化させることが可能となる。
【0108】請求項8の発明では、所定の色空間をRG
B3原色成分の色空間としたので、TIFF等のRGB
により規定される画像ファイルについて画像出力が可能
となる。
【0109】請求項9の発明では、全体として共通化さ
せたハード回路により画像処理装置の低コスト化、コン
パクト化および省電力化が図れるとともに、輝度成分、
色差成分をもつ色空間上での画像処理が可能となるの
で、人間の視覚に適合した画像処理を、画像信号の出力
形式を問わず行うことができる。
【0110】請求項10の発明では、画像信号の出力形
式を問わず、適切な輪郭補正処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかる画像処理装置のブロック構
成図である。
【図2】第1マトリクス回路および第2マトリクス回路
の共通ブロック構成図である。
【図3】第1変換処理および第2変換処理のタイムチャ
ートである。
【図4】第1変換処理および第2変換処理で制御回路を
共通化した概念図である。
【図5】RGBデータを用いた輪郭強調処理を行う従来
の画像処理装置のブロック構成図である。
【図6】輝度信号を用いて輪郭強調処理実行後、RGB
データへの逆変換処理を行う従来の画像処理装置のブロ
ック構成図である。
【符号の説明】
1 CCD 3 補間回路 4 第1マトリクス回路 5 γ補正回路 6 第2マトリクス回路 7 輪郭強調フィルタ回路 8 画像メモリ 9 画像メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/67 H04N 9/67 A D 9/68 103 9/68 103A 9/69 9/69 Fターム(参考) 5C021 PA33 PA34 PA78 XA34 XB03 XB07 5C065 AA03 BB10 BB12 BB14 BB15 CC02 CC03 CC08 CC09 DD02 DD17 EE06 EE07 GG02 GG13 GG23 GG30 GG31 GG50 5C066 AA01 CA05 CA09 CA17 EC02 EC05 EE03 GA01 GA02 GA05 HA01 KC02 KC03 KE04 KE09 KM05 KM06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色演算用ハード回路と、 前記色演算用ハード回路の色演算定数を切り換える演算
    切換手段と、を備え、 前記色演算定数の切り換えと同期しつつ、前記色演算用
    ハード回路の出力に基づいて得られる信号を、再度、前
    記色演算用ハード回路で処理することを特徴とする画像
    処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、 前記演算切換手段は、 撮像素子からの出力信号に対して色補正処理を行うため
    の色演算定数と、色空間の座標変換を行うための色演算
    定数とを相互に切り換えることを特徴とする画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、 撮像素子から出力された所定の色空間の画像信号に対し
    て色補正を行う色補正手段と、 前記所定の色空間の画像信号を、輝度成分と色差成分と
    をもつ色空間の画像信号に変換する第1色空間変換手段
    と、 前記第1色空間変換手段から出力された輝度成分の画像
    信号を用いて輪郭補正処理を行う手段と、 輝度成分と色差成分とをもつ色空間の画像信号を、再
    び、前記所定の色空間の画像信号に変換する第2色空間
    変換手段と、を備え、 前記演算切換手段は、 前記色補正手段を実行するための色演算定数と前記第2
    色空間変換手段を実行するための色演算定数とを相互に
    切り換えることを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 複数の色演算用ハード回路が直列接続さ
    れてなる色演算用回路群と、 各色演算用ハード回路の色演算定数を切り換える演算切
    換手段と、を備え、 各色演算用ハード回路の色演算定数の切り換えと同期し
    つつ、前記色演算用回路群の出力に基づいて得られる信
    号を、再度、前記色演算用回路群で処理することを特徴
    とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の画像処理装置におい
    て、 前記色演算用回路群は、 第1の色演算定数が設定された状態では、撮像素子から
    出力された所定の色空間の画像信号に対する色補正処理
    を行い、第2の色演算定数が設定された状態では、輝度
    成分と色差成分とをもつ色空間の画像信号を前記所定の
    色空間の画像信号に変換する処理を行う第1の色演算用
    ハード回路と、 第1の色演算定数が設定された状態では、前記所定の色
    空間の画像信号を輝度成分と色差成分とをもつ色空間の
    画像信号に変換する処理を行い、第2の色演算定数が設
    定された状態では、入力した信号をそのまま出力する第
    2の色演算用ハード回路と、を含み、 前記第1の色演算定数が設定された状態で前記色演算用
    回路群から出力された輝度成分の画像信号を用いて輪郭
    補正処理を行った後、輝度成分と色差成分の画像信号
    を、前記第2の色演算定数が設定された状態の前記色演
    算用回路群で処理することを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像処理装置であっ
    て、前記色演算用回路群に入力された画像信号は最初に
    第1の色演算用ハード回路で処理されるものであり、 前記撮像素子から出力された1フレーム分の画像信号が
    前記第1の色演算用ハード回路を通過した後、前記第1
    の色演算定数が前記第2の色演算定数に切り換えられる
    ことを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の画像処
    理装置において、 前記色演算用回路群は、 第1の色演算定数が設定された状態では、γ補正処理を
    行い、第2の色演算定数が設定された状態では、入力し
    た信号をそのまま出力する第3の色演算用ハード回路、
    を含むことを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項3または請求項5に記載の画像処
    理装置において、前記所定の色空間がRGB3原色成分
    の色空間であることを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項4に記載の画像処理装置におい
    て、 前記色演算用回路群は、 第1の色演算定数が設定された状態では、所定の色空間
    の画像信号を輝度成分と色差成分とをもつ色空間の画像
    信号に変換するとともに、 第2の色演算定数が設定された状態では、輝度成分と色
    差成分とをもつ色空間の画像信号を前記所定の色空間の
    画像信号に変換することを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の画像処理装置におい
    て、 所定の色空間の画像信号を輝度成分と色差成分とをもつ
    色空間の画像信号に変換後、輝度成分の画像信号に対し
    て輪郭補正処理を行い、輪郭補正処理が行われた輝度成
    分の画像信号を前記所定の色空間の画像信号に変換する
    ことを特徴とする画像処理装置。
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