JP3543766B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、輪郭補正処理などの画像処理を施した後、原色成分の画像信号を出力する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像データには、R,G,Bの3原色成分の画像情報により規定されているもの、輝度成分Yおよび色差成分Cr,Cbの画像情報により規定されているものなどがある。そして、これらの画像情報を様々な形態で処理する画像処理装置が存在する。
【0003】
デジタルカメラでは、撮像した画像情報をたとえばJPEG等のデータ圧縮された形式で記録媒体に保存するようにしている。このためデジタルカメラに搭載された画像処理装置においては、圧縮記録処理に適した輝度成分Yおよび色差成分Cr,Cbで規定される画像情報で出力する方式が一般的である。
【0004】
これは、輝度成分Yのみに周波数変換(輪郭強調)を施すことが可能であり、色歪みを起こすことなく解像感の変更が可能だからである。また、色差成分Cr,Cbを処理することで色を独立に調整できるというメリットもある。
【0005】
このような理由から、一般の圧縮画像データ作成時には、R,G,Bの原色成分の画像信号に所定の処理を加えて、輝度成分Yおよび色差成分Cr,Cbの画像信号(以下、適宜、輝度信号Y、色差信号Cr,Cbと表現する)に変換し、変換後に輪郭強調処理や色の調整処理を行うようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、たとえば画像処理結果の記録形式によっては、R,G,Bの原色成分で規定された画像情報の出力が要求される場合がある。
【0007】
そこで、画像情報の出力形式に依存せず、同じ解像感や色調の画像処理を行う必要がある。
【0008】
図5は、R,G,Bの入力データに対して、輝度信号Yに代えてG成分を用いて輪郭強調処理を行う画像処理装置のブロック構成図である。入力されたG成分からは、HPF(High Pass Filter)等を通過して高周波成分が抽出され、輪郭強調信号が得られる。この信号を、LPF(Low Pass Filter)を通過したG成分およびB、R成分に加算することで輪郭強調を行っているのである。
【0009】
このように、R,G,Bで輪郭強調処理を行った場合には、輪郭の抽出をG成分で行うことになり、輪郭へのR成分およびB成分の寄与が無くなるという問題がある。さらに、強調の度合によって、RBとGの高周波成分のレベルが変わるためエッジ部の色が変色してしまう等の問題も生じる。
【0010】
このような問題を回避するために、R,G,Bの出力が要求される場合であっても、一旦、輝度信号Yおよび色差信号Cr,Cbへの変換を行い、輝度信号Yを用いて輪郭強調処理を施し、さらに、R,G,Bの画像情報に逆変換を行う方法が考えられる。
【0011】
図6で示す構成では、R,G,Bの入力データを、色差マトリクス回路101によって、一旦、輝度信号Yおよび色差信号Cr,Cbに変換する。そして、輪郭強調回路102において、輝度信号Yを用いた輪郭強調処理を行い、輪郭強調処理実行後、再び、変換マトリクス回路103によって、Y,Cr,Cbの画像信号をR,G,Bの画像信号に変換して出力するのである。
【0012】
このような処理を行うことで、輝度信号Yを用いた輪郭強調処理や、色差信号Cr,Cbを用いた画像処理が行えるので、R,G,Bの画像信号に対して画像処理を行うことにより発生する問題点を解消することが可能である。
【0013】
しかし、図6で示した構成では、輝度信号Yおよび色差信号Cr,Cbの画像データをR,G,B原色成分の画像データに変換するマトリクス回路があらたに必要になるという問題が発生する。
【0014】
一般的に電子機器のさらなる小型化と、低コスト化が要求されるなかで、あらたな回路の追加はできるだけ避けたい。特に、デジタルカメラ等の小型機器に画像処理装置を搭載する場合にあっては、限りあるスペースの中に多くの部品や回路を配置する必要がある。
【0015】
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、出力画像の形式によらず安定した画像出力を可能としながら、低コスト化および小型化を実現する画像処理装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、色演算用ハード回路と、前記色演算用ハード回路の色演算定数を切り換える演算切換手段とを備え、前記色演算定数の切り換えと同期しつつ、前記色演算用ハード回路の出力に基づいて得られる信号を、再度、前記色演算用ハード回路に入力し、前記色演算用ハード回路にて異なる処理を行うことを特徴とする。
【0017】
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記演算切換手段は、撮像素子からの出力信号に対して色補正処理を行うための色演算定数と、色空間の座標変換を行うための色演算定数とを相互に切り換えることを特徴とする。
【0018】
請求項3の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、撮像素子から出力された所定の色空間の画像信号に対して色補正を行う色補正手段と、前記所定の色空間の画像信号を、輝度成分と色差成分とをもつ色空間の画像信号に変換する第1色空間変換手段と、前記第1色空間変換手段から出力された輝度成分の画像信号を用いて輪郭補正処理を行う手段と、輝度成分と色差成分とをもつ色空間の画像信号を、再び、前記所定の色空間の画像信号に変換する第2色空間変換手段とを備え、前記演算切換手段は、前記色補正手段を実行するための色演算定数と前記第2色空間変換手段を実行するための色演算定数とを相互に切り換えることを特徴とする。
【0019】
請求項4の発明は、複数の色演算用ハード回路が直列接続されてなる色演算用回路群と、各色演算用ハード回路の色演算定数を切り換える演算切換手段とを備え、各色演算用ハード回路の色演算定数の切り換えと同期しつつ、前記色演算用回路群の出力に基づいて得られる信号を、再度、前記色演算用回路群に入力し、前記色演算用回路群にて異なる処理を行うことを特徴とする。
【0020】
請求項5の発明は、請求項4に記載の画像処理装置において、前記色演算用回路群は、第1の色演算定数が設定された状態では、撮像素子から出力された所定の色空間の画像信号に対する色補正処理を行い、第2の色演算定数が設定された状態では、輝度成分と色差成分とをもつ色空間の画像信号を前記所定の色空間の画像信号に変換する処理を行う第1の色演算用ハード回路と、第1の色演算定数が設定された状態では、前記所定の色空間の画像信号を輝度成分と色差成分とをもつ色空間の画像信号に変換する処理を行い、第2の色演算定数が設定された状態では、入力した信号をそのまま出力する第2の色演算用ハード回路とを含み、前記第1の色演算定数が設定された状態で前記色演算用回路群から出力された輝度成分の画像信号を用いて輪郭補正処理を行った後、輝度成分と色差成分の画像信号を、前記第2の色演算定数が設定された状態の前記色演算用回路群で処理することを特徴とする。
【0021】
請求項6の発明は、請求項5に記載の画像処理装置であって、前記色演算用回路群に入力された画像信号は最初に第1の色演算用ハード回路で処理されるものであり、前記撮像素子から出力された1フレーム分の画像信号が前記第1の色演算用ハード回路を通過した後、前記第1の色演算定数が前記第2の色演算定数に切り換えられることを特徴とする。
【0022】
請求項7の発明は、請求項5または請求項6に記載の画像処理装置において、前記色演算用回路群は、第1の色演算定数が設定された状態では、γ補正処理を行い、第2の色演算定数が設定された状態では、入力した信号をそのまま出力する第3の色演算用ハード回路を含むことを特徴とする。
【0023】
請求項8の発明は、請求項3または請求項5に記載の画像処理装置において、前記所定の色空間がRGB3原色成分の色空間であることを特徴とする。
【0024】
請求項9の発明は、請求項4に記載の画像処理装置において、前記色演算用回路群は、第1の色演算定数が設定された状態では、所定の色空間の画像信号を輝度成分と色差成分とをもつ色空間の画像信号に変換するとともに、第2の色演算定数が設定された状態では、輝度成分と色差成分とをもつ色空間の画像信号を前記所定の色空間の画像信号に変換することを特徴とする。
【0025】
請求項10の発明は、請求項9に記載の画像処理装置において、所定の色空間の画像信号を輝度成分と色差成分とをもつ色空間の画像信号に変換後、輝度成分の画像信号に対して輪郭補正処理を行い、輪郭補正処理が行われた輝度成分の画像信号を前記所定の色空間の画像信号に変換することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施形態にかかる画像処理装置のブロック構成図である。
【0027】
{1 ベイヤー式CCDおよび補間処理}
CCD1はベイヤー方式の色フィルタアレイを備えた単板式CCDである。CCD1には、光電変換をつかさどる多数のフォトダイオードがマトリクス状に配置されて各画素に対応しており、各画素は原色成分(R,G,B)のうちいずれかの色フィルタに覆われている。
【0028】
本実施の形態においては、CCD1の備える色フィルタアレイは、市松状に輝度信号に寄与するGのフィルタを配置し、残りの部分にR、Bのフィルタをさらに市松状に配置している。このようにして、各画素にはR,G,Bいずれかの原色成分に対応した電荷が蓄積されることとなる。
【0029】
なお、ベイヤー方式の色フィルタアレイとしては、この他に、Gを上下方向に並べたタイプ等、いくつかの方式が存在するが、本実施形態の画像処理装置に適用できる色フィルタアレイのタイプは特に限定されるものではない。ただし、後述する補間処理においては、色フィルタアレイのタイプに応じた処理が行われる必要がある。
【0030】
また、色フィルタアレイとして、補色系のYe,Mg,G,Cyの色フィルタを用いたものとしてもよい。
【0031】
CCD1において蓄積された電荷は、1ラインずつ順次取り出され、1次元の電気信号として出力される。さらに、各画素の電気信号は、A/D変換回路(図示せぬ)において12bitのデジタル電気信号に変換された後、WB(ホワイトバランス)回路2に入力され、RGBのレベル変換が行われることでホワイトバランスが調整される。
【0032】
ホワイトバランスの調整が行われた後、各画素の電気信号は補間回路3に入力され、各画素について補間処理が行われる。
【0033】
つまり、各画素は、R,G,Bいずれか1つの原色成分に関する情報しか持っていないため、他の原色成分の情報を周辺の画素の値を基に推測する補間処理を行うのである。この補間処理により、各画素に対して、R,G,Bそれぞれ12bitの情報が与えられることになる。
【0034】
以上の処理により出力されたR,G,B各原色成分の画像信号を用いて、次に、第1変換処理を実行して輝度信号および色差信号よりなる画像信号を取得し、さらに、輝度信号を用いた輪郭強調処理を施した後、第2変換処理を実行して、再びR,G,Bの原色成分の画像信号を出力する。以下、第1変換処理、輪郭強調処理、第2変換処理についてそれぞれ説明する。
【0035】
{2 第1変換処理}
<2−1 色補正処理>
補間処理が行われた後、各画素についてのR,G,Bの画像信号は、第1マトリクス回路4に入力される。
【0036】
第1マトリクス回路4のブロック構成を図2に示す。第1マトリクス回路4は、乗算器91、レジスタ92、設定切換手段93、タイミング送出手段94、ROM95等から構成されている。
【0037】
ROM95には、第1マトリクス回路4において変換処理を行う際の設定情報、つまり、変換マトリクスが記録されている。
【0038】
第1マトリクス回路4は、後述するが、第2変換処理においても利用されることになる。そして、第1変換処理実行時と第2変換処理実行時では、変換マトリクスが異なるため、本実施の形態においては、この変換マトリクスを切り換えながら、同一の回路を利用するようにしているのである。
【0039】
数1式は、第1変換処理実行時に第1マトリクス回路4で実行される変換式を示している。また、数2式は、第2変換処理実行時に第1マトリクス回路4で実行される変換式を示している。
【0040】
【数1】
【0041】
【数2】
【0042】
ここで、第1変換処理実行時に使用されるマトリクスをA1、第2変換処理実行時に使用されるマトリクスをA2とする。つまり、ROM95には、マトリクスA1およびマトリクスA2が記録されている。
【0043】
第1マトリクス回路4では、第1変換処理実行時に、γ補正処理に先だって、CCD1の分光特性に基づいた色補正処理が行われる。従って、数1式に示したマトリクスA1の各成分α1〜α9は、CCD1の分光特性に応じてそれぞれ決定される定数となる。
【0044】
図2を用いて第1マトリクス回路4の実行状態を説明する。タイミング送出手段94は、画像処理装置の全体制御を司る制御部(図示せず)からの指令を受けて、設定切換手段93にマトリクス切換のタイミングを送出する。
【0045】
設定切換手段93は、タイミング送出手段94から第1変換処理の実行指示を受けると、ROM95からマトリクスA1を読み込む。読み込まれたマトリクスA1はレジスタ92に書き込まれる。
【0046】
レジスタ92にマトリクスA1が読み込まれた状態で、R,G,B原色成分の画像信号が入力されると、乗算器91において、数1式で示された変換処理が実行される。第1マトリクス回路4からは変換後のR,G,Bの画像信号が出力される。これにより、CCD1の分光特性に基づいた色補正処理が施されたR,G,Bの画像信号が出力されることとなる。
【0047】
第1マトリクス回路4において、色補正処理等が行われた後、R,G,Bの画像信号はγ補正回路5に入力される。γ補正回路5において、R,G,Bの画像信号はγ補正テーブル(γ設定値)51によって、表示ディスプレイの再現特性に応じた補正が行われる。
【0048】
ここで、γ補正回路5においては、第1変換処理実行時と、第2変換処理実行時では、γ設定値51が異なる。γ補正回路5では、第1変換処理実行時においては、数3式で示されるγ設定値51による処理が行われ、第2変換処理実行時においては、数4式で示されるγ設定値51による処理が行われる。
【0049】
【数3】
【0050】
【数4】
【0051】
さらに、第1変換処理実行時には、γ補正回路5において、12bitの電気信号が8bitに圧縮される。
【0052】
これらγ設定値の切換処理は、画像処理装置の制御部からの指令を受けた所定の切換手段が、第1変換処理と第2変換処理の実行状態を判別したうえで、γ設定値の切換処理を行うようにしている。なお、γ補正回路5を図2に示した回路と同様な構成とし、γ設定値を切り換えるようにしてもよい。
【0053】
<2−2 色空間変換処理>
8bitに圧縮されたR,G,Bの画像信号は、次に、第2マトリクス回路6に入力される。
【0054】
第2マトリクス回路6のブロック構成は、図2に示した第1マトリクス回路4と同様であるので、同一の図面を用いて説明する。従って、第2マトリクス回路6の各構成ブロックについても、同一の符合を用いて説明する。
【0055】
第2マトリクス回路6のROM95には、第2マトリクス回路6において変換処理を行う際の設定情報、つまり、変換マトリクスが蓄積されている。
【0056】
第2マトリクス回路6についても、第1変換処理と第2変換処理において共通して利用される構成としている。そして、第1変換処理実行時と第2変換処理実行時では、変換マトリクスが異なるため、変換マトリクスを切り換えながら、同一の回路を利用するようにしているのである。
【0057】
数5式は、第1変換処理実行時に第2マトリクス回路6で実行される変換式を示している。また、数6式は、第2変換処理実行時に第2マトリクス回路6で実行される変換式を示している。
【0058】
【数5】
【0059】
【数6】
【0060】
ここで、第1変換処理実行時に使用されるマトリクスをB1、第2変換処理実行時に使用されるマトリクスをB2とする。つまり、第2マトリクス回路6のROM95には、マトリクスB1およびマトリクスB2が記録されている。第1変換処理実行時のマトリクスB1は、数5式に示すように、R,G,B原色成分の色空間(以下、RGB色空間と称す)を、輝度信号Yと色差成分Cr,Cbからなる色空間(以下、YCrCb色空間と称す)に変換するマトリクスである。
【0061】
図2を用いて第2マトリクス回路6の実行状態を説明する。タイミング送出手段94は、画像処理装置の全体制御を司る制御部(図示せず)からの指令を受けて、設定切換手段93にマトリクス切換のタイミングを送出する。
【0062】
設定切換手段93は、タイミング送出手段94から第1変換処理の実行指示を受けると、ROM95からマトリクスB1を読み込む。読み込まれたマトリクスB1はレジスタ92に書き込まれる。
【0063】
レジスタ92にマトリクスB1が読み込まれた状態で、R,G,B原色成分の画像信号が入力されると、乗算器91において、数5式で示された変換処理が実行される。第2マトリクス回路6からは変換後のYCrCb色空間における画像信号が出力される。
【0064】
なお、図1で示した第2マトリクス回路6は、色空間の変換マトリクスとして図示しているが、後述するように第2変換処理実行時には、色空間の変換処理は行われない。
【0065】
{3 輪郭強調フィルタ処理}
第2マトリクス回路6において出力されたYCrCb色空間の画像信号のうち、輝度成分Yの画像信号(以下の説明においては、適宜、輝度成分の電気信号を輝度信号Yと表現する。)は、次に、輪郭強調フィルタ回路7に入力される。輪郭強調フィルタ回路7において、輝度信号Yは3つに分岐される。分岐された輝度信号Yのうち1つは、HPF(High Pass Filter)72を通過し、1つは、LPF(Low Pass Filter)71を通過する。
【0066】
HPF72を通過した輝度信号Yからは、高周波成分が検出され、この検出された高周波成分をアンプ73に入力して増幅させた後、さらにベースクリップ74において所定値以上の高周波成分のみが検出され、出力される。
【0067】
そして、加算器75において、LPF71を通過した輝度信号Yに、ベースクリップ74から出力された所定値以上の高周波成分を加算することによって、輝度信号Yは輪郭強調されたうえで出力されるのである。
【0068】
輪郭強調フィルタ回路7内で分岐された輝度信号Yのうち、残る1つは抑圧回路76に入力される。抑圧回路76では、輝度信号Yからエッジ成分等を検出し、当該エッジ成分については、色差成分Cr,Cbに対して抑圧処理を行うことで、偽色の発生を抑圧している。
【0069】
{4 第1変換処理から第2変換処理への移行}
以上の第1変換処理および輪郭強調処理を終了することにより、輪郭強調処理が施された状態のYCrCb色空間の画像信号が出力される。
【0070】
出力されたYCrCb色空間の画像信号は、順次画像メモリ8に保存される。
【0071】
ここで、CCD1から1次元の電気信号として出力される画像信号は、第1変換処理実行により、順次、第1マトリクス回路4、γ補正回路5、第2マトリクス回路6、輪郭強調フィルタ回路7を経て画像メモリ8に保存されることとなるが、本実施の形態においては、続く第2変換処理実行で再び同一の制御回路を使用するため、第1マトリクス回路4においてCCDから出力された1フレーム分の画素全てに対する処理が終了するのを待って、第2変換処理が開始されることとなる。
【0072】
つまり、第1変換処理実行後、輪郭強調処理を施されたY,Cr,Cbの画像信号は、バッファメモリとしての画像メモリ8に記録され、第1マトリクス回路4の空きをまって第2変換処理を開始するのである。
【0073】
図3は、第1変換処理と第2変換処理における各制御回路の処理タイムチャートである。これら各ハード回路のタイミング設定は、画像処理装置の全体制御を司る制御部(図示せず)によって制御される。第1変換処理において、入力された先頭の画素について第1マトリクス回路4における処理を終了すると、引き続き、先頭画素についてγ補正回路5における処理が開始される。以降、同様に先頭画素について第2マトリクス回路6における処理、画像メモリ8への書き込み処理が開始される。
【0074】
また、先頭の画素に続いて順次入力される画素についても、第1マトリクス回路4、γ補正回路5、第2マトリクス回路6を通過しながら、順次処理が行われ、画像メモリ8に書き込まれる。
【0075】
なお、図中省略しているが、画像メモリ8に書き込まれる前には、各画素について、輪郭強調処理が行われている。
【0076】
画像メモリ8に書き込まれた先頭画素は、第1マトリクス回路4に順次入力される1フレーム分の画素が処理される間は、処理されることなく待機状態としており、第1マトリクス回路4における最後の画素についての処理が終了すると、第1マトリクス回路4、γ補正回路5、第2マトリクス回路6の設定値が切り替えられ、再び、第1マトリクス回路4に読み込まれ、第2変換処理が開始される。以降、後述するが、γ補正回路5、第2マトリクス回路6における処理、画像メモリ9への書き込み処理が行われる。さらに、先頭画素に続いて、順次画像メモリ8に書き込まれた画素についても第2変換処理が行われる。このように、各制御回路が全ての処理時間において有効に利用されるようにしている。
【0077】
{5 第2変換処理}
<5−1 色空間変換処理>
第1変換処理実行後、画像メモリ8に保存されたYCrCb色空間の画像信号は、順次読み出され、第1マトリクス回路4に入力される。
【0078】
図2を用いて第1マトリクス回路4の実行状態を説明する。タイミング送出手段94は、画像処理装置の全体制御を司る制御部(図示せず)からの指令を受けて、設定切換手段93にマトリクス切換のタイミングを送出する。
【0079】
設定切換手段93は、タイミング送出手段94から第2変換処理の実行指示を受けると、ROM95からマトリクスA2を読み込む。読み込まれたマトリクスA2はレジスタ92に書き込まれる。
【0080】
ここで、マトリクスA2は、数2式で示したように、YCrCb色空間の画像信号をRGB色空間の画像信号に変換するマトリクスである。
【0081】
レジスタ92にマトリクスA2が読み込まれた状態で、YCrCb色空間の画像信号が入力されると、乗算器91において、数2式で示された変換処理が実行される。第1マトリクス回路4からは変換後のR,G,Bの画像信号が出力される。
【0082】
このようにして、第1変換処理において、YCrCb色空間の画像信号に変換され、輝度信号Yを用いて輪郭強調された画像情報が、再び、RGB原色成分の画像信号に変換されるのである。
【0083】
第1マトリクス回路4において、色空間の変換処理が行われた後、R,G,Bの画像信号はγ補正回路5に入力される。
【0084】
γ補正回路5においては、第2変換処理の実行を判別すると、数4式で示したγ補正値51が設定される。
【0085】
γ補正処理は既に第1変換処理実行時に行われているため、第2変換処理実行時には、数4式に示すように、γ=1の設定で処理が行われる。つまり、γ補正は行われない。また、入力8bitに対して、そのまま8bitの信号が出力される。
【0086】
<5−2 第2マトリクス回路における処理>
次に、R,G,Bの画像信号は第2マトリクス回路6に入力される。
【0087】
図2を用いて第2マトリクス回路6の実行状態を説明する。タイミング送出手段94は、画像処理装置の全体制御を司る制御部(図示せず)からの指令を受けて、設定切換手段93にマトリクス切換のタイミングを送出する。
【0088】
設定切換手段93は、タイミング送出手段94から第2変換処理の実行指示を受けると、ROM95からマトリクスB2を読み込む。読み込まれたマトリクスB2はレジスタ92に書き込まれる。
【0089】
レジスタ92にマトリクスB2が読み込まれた状態で、R,G,B原色成分の画像信号が入力されると、乗算器91において、数6式で示された変換処理が実行される。ここで、マトリクスB2は単位行列であるので、入力画像データがそのまま出力されることとなる。
【0090】
このように、処理が不要な場合であっても、単位行列を設定することにより、第2マトリクス回路6を通過させるようにしたので、第1マトリクス回路4と第2マトリクス回路6とからなる制御回路全体として、ハード回路を共通化させることが可能となる。
【0091】
また、前述の如く、γ補正回路5においても、第2変換処理時には入力信号をそのまま出力するようにしているので、第1マトリクス回路4、γ補正回路5、第2マトリクス回路6とからなる制御回路全体として、ハード回路を共通化させることが可能となる。
【0092】
{6 RGB出力}
以上の第1変換処理および第2変換処理を終えることにより、輪郭強調処理が施されたうえでRGB色空間の画像情報が出力される。出力された画像情報は、画像メモリ9に記録される。さらに、画像メモリ9に記録された画像情報は、たとえばTiff形式などのR,G,B原色成分により規定される画像形式ファイルに変換された後、メモリカード等に保存されるのである。
【0093】
そして、出力されたR,G,Bを規定とする画像情報は、YCrCb色空間によって、輝度信号Yを利用した輪郭強調処理等が施されているため、JPEG出力と同様の処理画像を出力することができる。
【0094】
図4は、以上説明した本実施の形態における第1変換処理と第2変換処理の切り換え動作を概念的に示した図である。第1マトリクス回路4においては、マトリクスA1とマトリクスA2が切り換えられることにより、また、γ補正回路5においては、γ設定値が切り換えられることにより、また、第2マトリクス回路6においては、マトリクスB1とマトリクスB2が切り換えられることにより、第1変換処理と第2変換処理が同一のハード回路を利用して実現されていることを示している。
【0095】
なお、本実施の形態においては、YCrCbの色空間座標をRGBの色空間座標に変換する処理を第1マトリクス回路4において実行しているが、この処理を第2マトリクス回路6で実行するようにしてもよい。つまり、マトリクスB2を数2式で示したマトリクスとし、マトリクスA2は単位行列とするようにしてもよい。
【0096】
本実施の形態によれば、RGB色空間およびYCrCb色空間のいずれの色空間の画像情報を規定とした画像形式ファイルをも出力可能であり、且つ、出力画像の形式によらず、同様の画像処理効果が得られるという効果がある。
【0097】
なお、JPEG形式のファイル出力をする場合には、画像メモリ8に記録された画像情報に圧縮処理を実行するようにすればよい。
【0098】
さらに、本実施の形態の画像処理装置においては、YCrCb色空間における画像情報を出力する制御回路をそのまま利用しながら、制御回路の動作状態を切り換えることで、RGB色空間における画像情報を出力可能としている。
【0099】
つまり、本実施の形態においては、第1マトリクス回路4、第2マトリクス回路6などのハード回路を直列接続するとともに、これらのハード回路においてマトリクス切り換えを行うことにより、異なる処理を実行することを可能としているのである。
【0100】
これにより、ソフトウェアによる画像処理とは異なり、各ハード回路において独立して色演算処理が行われるため、処理速度の向上が図れる。また、マトリクス切り換えを行うことにより、1つのハード回路に対して複数の処理を実行させることが可能となり、ハード回路の共通化による低コスト化と処理装置のコンパクト化が可能となる。
【0101】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明では、色演算用ハード回路の色演算定数を切り換えることにより、色演算用ハード回路の出力に基づいて得られる信号を、再度、当該色演算用ハード回路に入力し、異なる処理を行うことが可能となる。これにより、ハード回路が共通化され、画像処理装置の低コスト化、コンパクト化および省電力化が可能となる。
【0102】
請求項2の発明では、撮像素子からの出力信号に対する色補正処理と、色空間の座標変換処理とが同一のハード回路において実現され、ハード回路の共通化が可能となる。
【0103】
請求項3の発明では、撮像素子から出力された所定の色空間の画像信号について、輝度成分と色差成分とをもつ色空間の画像信号に変換後、輪郭強調処理を行い、さらに、所定の色空間の画像信号に逆変換するので、出力形式に依存することなく、同じ輪郭強調処理を施した画像信号を出力することが可能となる。また、撮像素子の出力信号に対する色補正処理と、所定の色空間の画像信号に逆変換する処理とは、同一のハード回路において実現され、画像処理装置の低コスト化、コンパクト化および省電力化が可能となる。
【0104】
請求項4の発明では、直列接続された色演算用ハード回路において、各色演算用ハード回路の色演算定数を切り換えるようにしたので、各色演算用ハード回路において、異なる複数の処理を実行することが可能となる。これにより、ハード回路が共通化され、画像処理装置の低コスト化、コンパクト化および省電力化が可能となる。
【0105】
請求項5の発明では、撮像素子から出力された所定の色空間の画像信号について、輝度成分と色差成分とをもつ色空間の画像信号に変換後、輪郭強調処理を行い、さらに、所定の色空間の画像信号に逆変換するので、出力形式に依存することなく、同じ輪郭強調処理を施した画像信号を出力することが可能となる。また、撮像素子からの出力信号に対する色補正処理と、所定の色空間の画像信号に逆変換する処理とは、同一のハード回路において実現され、ハード回路の共通化が可能となる。さらに、所定の色空間の画像信号を輝度成分と色差成分とをもつ色空間の画像信号に変換する処理は、第2の設定として入力された信号をそのまま出力するようにしたので、直列接続された色演算用ハード回路を全体として共通化させることが可能となる。
【0106】
請求項6の発明では、撮像素子から出力される1フレーム分の画像信号について第1の設定による処理が行われた後、第2の設定に切り換えることにより、再度、当該色演算用ハード回路を利用するので、処理速度の向上を図ることが可能となる。
【0107】
請求項7の発明では、γ補正回路は、第2の設定として、入力された信号をそのまま出力するようにしたので、直列接続された色演算用ハード回路を全体として共通化させることが可能となる。
【0108】
請求項8の発明では、所定の色空間をRGB3原色成分の色空間としたので、TIFF等のRGBにより規定される画像ファイルについて画像出力が可能となる。
【0109】
請求項9の発明では、全体として共通化させたハード回路により画像処理装置の低コスト化、コンパクト化および省電力化が図れるとともに、輝度成分、色差成分をもつ色空間上での画像処理が可能となるので、人間の視覚に適合した画像処理を、画像信号の出力形式を問わず行うことができる。
【0110】
請求項10の発明では、画像信号の出力形式を問わず、適切な輪郭補正処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかる画像処理装置のブロック構成図である。
【図2】第1マトリクス回路および第2マトリクス回路の共通ブロック構成図である。
【図3】第1変換処理および第2変換処理のタイムチャートである。
【図4】第1変換処理および第2変換処理で制御回路を共通化した概念図である。
【図5】RGBデータを用いた輪郭強調処理を行う従来の画像処理装置のブロック構成図である。
【図6】輝度信号を用いて輪郭強調処理実行後、RGBデータへの逆変換処理を行う従来の画像処理装置のブロック構成図である。
【符号の説明】
1 CCD
3 補間回路
4 第1マトリクス回路
5 γ補正回路
6 第2マトリクス回路
7 輪郭強調フィルタ回路
8 画像メモリ
9 画像メモリ
Claims (10)
- 色演算用ハード回路と、
前記色演算用ハード回路の色演算定数を切り換える演算切換手段と、
を備え、
前記色演算定数の切り換えと同期しつつ、前記色演算用ハード回路の出力に基づいて得られる信号を、再度、前記色演算用ハード回路に入力し、前記色演算用ハード回路にて異なる処理を行うことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置において、
前記演算切換手段は、
撮像素子からの出力信号に対して色補正処理を行うための色演算定数と、色空間の座標変換を行うための色演算定数とを相互に切り換えることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置において、
撮像素子から出力された所定の色空間の画像信号に対して色補正を行う色補正手段と、
前記所定の色空間の画像信号を、輝度成分と色差成分とをもつ色空間の画像信号に変換する第1色空間変換手段と、
前記第1色空間変換手段から出力された輝度成分の画像信号を用いて輪郭補正処理を行う手段と、
輝度成分と色差成分とをもつ色空間の画像信号を、再び、前記所定の色空間の画像信号に変換する第2色空間変換手段と、
を備え、
前記演算切換手段は、
前記色補正手段を実行するための色演算定数と前記第2色空間変換手段を実行するための色演算定数とを相互に切り換えることを特徴とする画像処理装置。 - 複数の色演算用ハード回路が直列接続されてなる色演算用回路群と、
各色演算用ハード回路の色演算定数を切り換える演算切換手段と、
を備え、
各色演算用ハード回路の色演算定数の切り換えと同期しつつ、前記色演算用回路群の出力に基づいて得られる信号を、再度、前記色演算用回路群に入力し、前記色演算用回路群にて異なる処理を行うことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項4に記載の画像処理装置において、
前記色演算用回路群は、
第1の色演算定数が設定された状態では、撮像素子から出力された所定の色空間の画像信号に対する色補正処理を行い、第2の色演算定数が設定された状態では、輝度成分と色差成分とをもつ色空間の画像信号を前記所定の色空間の画像信号に変換する処理を行う第1の色演算用ハード回路と、
第1の色演算定数が設定された状態では、前記所定の色空間の画像信号を輝度成分と色差成分とをもつ色空間の画像信号に変換する処理を行い、第2の色演算定数が設定された状態では、入力した信号をそのまま出力する第2の色演算用ハード回路と、
を含み、
前記第1の色演算定数が設定された状態で前記色演算用回路群から出力された輝度成分の画像信号を用いて輪郭補正処理を行った後、輝度成分と色差成分の画像信号を、前記第2の色演算定数が設定された状態の前記色演算用回路群で処理することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項5に記載の画像処理装置であって、前記色演算用回路群に入力された画像信号は最初に第1の色演算用ハード回路で処理されるものであり、
前記撮像素子から出力された1フレーム分の画像信号が前記第1の色演算用ハード回路を通過した後、前記第1の色演算定数が前記第2の色演算定数に切り換えられることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項5または請求項6に記載の画像処理装置において、
前記色演算用回路群は、
第1の色演算定数が設定された状態では、γ補正処理を行い、第2の色演算定数が設定された状態では、入力した信号をそのまま出力する第3の色演算用ハード回路、
を含むことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項3または請求項5に記載の画像処理装置において、前記所定の色空間がRGB3原色成分の色空間であることを特徴とする画像処理装置。
- 請求項4に記載の画像処理装置において、
前記色演算用回路群は、
第1の色演算定数が設定された状態では、所定の色空間の画像信号を輝度成分と色差成分とをもつ色空間の画像信号に変換するとともに、
第2の色演算定数が設定された状態では、輝度成分と色差成分とをもつ色空間の画像信号を前記所定の色空間の画像信号に変換することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項9に記載の画像処理装置において、
所定の色空間の画像信号を輝度成分と色差成分とをもつ色空間の画像信号に変換後、輝度成分の画像信号に対して輪郭補正処理を行い、輪郭補正処理が行われた輝度成分の画像信号を前記所定の色空間の画像信号に変換することを特徴とする画像処理装置。
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