JP2002208706A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置及び半導体装置の製造方法Info
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Abstract
リコン活性層(SOI層)の厚さが従来よりも薄くな
り、完全空乏型SOIトランジスタ等では、不純物を導
入した後、例えば、熱処理によってアニールを行って
も、不純物拡散層の結晶状態を充分に回復させることが
できない。 【解決手段】シリコン活性層3のソース、ドレイン領域
の位置に不純物を導入し、例えば、熱処理によってアニ
ールを行い、不純物拡散層12、13を形成する。その
後、シリコン活性層3のチャネル形成領域14の厚さ
を、不純物拡散層12、13の厚さよりも薄くなるよう
に加工する。
Description
−On−Insulater)構造に基づいた半導体装置及び半導
体装置の製造方法に関する。
造するにあたって、動作速度の向上、消費電力の低減を
実現するために、単結晶シリコン基板に替わって、所謂
SOI(Silicon−On−Insulater)基板(=シリコン支
持基板と表面のシリコン層の間に、シリコン酸化膜等の
埋め込み絶縁膜が介在する基板)が使われ始めている。
は、大きく分けて、完全空乏型SOI(Silicon−On−I
nsulater)トランジスタと部分空乏型SOIトランジス
タ等がある。このなかで、完全空乏型SOIトランジス
タには、低寄生容量による消費電力の低減、また低閾値
であることによって、ゲート電極の材料を多結晶シリコ
ンから金属へと替え、所謂メタルゲートの使用が可能と
なる等の特長があることが知られている。
トランジスタの動作時に、ソース、ドレインの各領域、
及び埋め込み絶縁膜によって囲まれる領域を略完全に空
乏化するので、SOI基板のシリコン活性層の厚さは、
部分空乏型SOIトランジスタの場合と比べて、自ずと
薄くする必要がある。
ト長が0.1μm以下の世代で使用する場合には、例え
ば、完全空乏型のSOIトランジスタでは、素子形成領
域となるシリコン活性層(=SOI層)の厚さを20n
m以下にまで薄くして、トランジスタ動作時のショート
チャネル効果を押さえることが必要になってくる。
では、トランジスタのソース及びドレイン領域の位置に
不純物を導入し、不純物拡散層を形成する。この不純物
拡散層を形成する方法として、イオン注入法、気相拡散
法、または固相拡散法等が知られている。なかでも、イ
オン注入法は、不純物拡散層の不純物濃度を容易に高
め、その抵抗値を抑えることができるので、トランジス
タの高速性、高駆動力を実現する上で適している。
る過程では、以下の如く、イオン注入によって不純物を
シリコン活性層に導入し、所定の位置に不純物拡散層を
形成する。
01/埋め込みシリコン酸化膜102/シリコン活性層
103)のシリコン活性層103上に、ダミーゲートパ
ターン104(=バッファ酸化膜6/多結晶シリコン膜
7/シリコン窒化膜8(の積層パターン))を形成す
る。その後、ダミーゲートパターン104をマスクにし
て、イオン注入法によって、不純物108をシリコン活
性層103に導入し、図11(a)に示すように、トラ
ンジスタのソース及びドレイン領域の位置に不純物拡散
層109、110を形成する。
チャネル形成領域111となる。
ン基板103に導入する過程で、加速電圧量、不純物濃
度、イオン種等から一意に決まる深さまで、不純物拡散
層109、110のように非結晶化される。不純物拡散
層109、110が、非結晶化されたまま、結晶状態が
回復しなと、電気抵抗値が上昇し、トランジスタの動作
速度を低下させることになる。
熱処理によって、不純物拡散層109、110にアニー
ルを行い、導入された不純物108の活性化、及び非結
晶化した部分の結晶状態を回復させることが必要とな
る。
型SOIトランジスタ等を製造する場合、SOI基板
は、シリコン活性層を20nm以下の厚さにまで薄くし
て使用する必要がある。このように、シリコン活性層が
非常に薄いものとなる場合、イオン注入法によって、不
純物108を、シリコン活性層103に高濃度に導入す
ると、図11(a)に示すように、トランジスタのソー
ス及びドレイン領域の位置に形成された不純物拡散層1
09、110が、各々、埋め込みシリコン酸化膜102
まで容易に達してしまう。
9、110する過程で、再結晶化の起点となる単結晶シ
リコン(=種結晶)の面積が非常に小さくなってしま
う。従って、その後、熱処理によってアニールを行って
も、不純物拡散層109、110の結晶状態は回復しに
くくなり、図11(b)に示すように、依然、非結晶化
されたままとなる。このように、不純物拡散層109、
110が非結晶化されたままであると、トランジスタの
ソース及びドレイン領域の抵抗値が上昇し、トランジス
タの動作速度を低下させることになる。
によって、シリコン活性層103のソース及びドレイン
領域のみにシリコンを成長させて、選択的に厚くする方
法も考えられる。しかしながら、この場合でも、チャネ
ル領域の厚さを薄くするには、予め、シリコン活性層の
厚さを薄くしたSOI基板を使用しなければならない。
従って、トランジスタの閾値調整を行うために、イオン
注入でチャネル領域に不純物を導入すると、前述と同様
に、熱処理を行っても結晶状態の回復が充分に為されな
いという問題が生じる。
問題に鑑みてなされた、半導体装置及び半導体装置の製
造方法を提供する。
絶縁膜を介して形成されたシリコン層と、このシリコン
層上に形成されるゲート電極と、前記シリコン層に形成
されるソース領域及びドレイン領域と、前記ソース領域
及び前記ドレイン領域の間に形成されるチャネル形成領
域とを有し、前記シリコン層の深さ方向において、前記
ソース領域及びドレイン領域の厚さよりも、チャネル形
成領域の厚さが薄く形成されていることを特徴とする半
導体装置を提供する。
されたシリコン層上に、ダミーゲートパターンを形成す
る工程と、前記ダミーゲートパターンをマスクにして、
シリコン層に不純物を導入し、ソース及びドレイン領域
の位置に不純物拡散層を形成する工程と、前記ダミーゲ
ートパターンを埋め込むように、前記シリコン層上に絶
縁膜を形成する工程と、前記ダミーゲートパターンを除
去し、前記絶縁膜に溝を形成する工程と、前記溝の形成
された絶縁膜をマスクにして、前記シリコン層のチャネ
ル形成領域の位置にシリコン酸化膜を形成する工程と、
前記シリコン酸化膜を除去し、前記シリコン層のチャネ
ル形成領域の厚さを薄くする工程と、前記シリコン層の
チャネル形成領域上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記絶縁膜の溝内部に導電材を埋め込み、ゲート電極を
形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の
製造方法を提供する。
されたシリコン層上に、ダミーゲートパターンを形成す
る工程と、前記ダミーゲートパターンをマスクにして、
シリコン層に不純物を導入し、ソース及びドレイン領域
の位置に、第1、第2の不純物拡散層を形成する工程
と、前記ダミーゲートパターンの側面にシリコン窒化膜
からなる側壁を形成する工程と、前記ダミーゲートパタ
ーン及び前記シリコン窒化膜からなる側壁をマスクにし
て、前記シリコン層に不純物を導入し、ソース及びドレ
イン領域の位置に第3、第4の不純物拡散層を形成する
工程と、前記ダミーゲートパターンを埋め込むように、
絶縁膜を形成する工程と、前記ダミーゲートパターンを
除去し、前記絶縁膜に溝を形成する工程と、前記溝の形
成された絶縁膜をマスクにして、前記シリコン層のチャ
ネル領域の位置にシリコン酸化膜を形成する工程と、前
記シリコン酸化膜を深さ方向に除去し、前記シリコン層
のチャネル領域の厚さを薄くする工程と、前記シリコン
層のチャネル形成領域上にゲート絶縁膜を形成する工程
と、前記絶縁膜の溝内部に導電材を埋め込み、ゲート電
極を形成する工程とを有することを特徴とする半導体装
置の製造方法。
明の各実施の形態について説明する。
(Silicon−On−Insulater)基板の深さ方向(=厚さ方
向)を表す断面図である。シリコン支持基板1上には、
埋め込みシリコン酸化膜2を介して、所定の厚さまで薄
膜化処理されたシリコン活性層3(=SOI層)が形成
されている。
やSIMOX(Separation by Inplamted Oxygen)法
等、設計条件等に応じ、適当な方法によって作成された
SOI(Silicon−On−Insulater)基板を使用する。
活性層3(=SOI層)に浅い溝型素子分離領域4(=
STI領域:Shallow-Trench-Isolation)を形成する。
また、各素子分離領域4の間は、MOS型トランジスタ
等、半導体素子が形成される素子形成領域5として使用
される。
性層3に以下のように形成する。
に、バッファ酸化膜を形成し、その後、その上に、シリ
コン窒化膜、フォトレジスト膜を順次形成する。その
後、リソグラフィー技術を施して、露光工程及び現像工
程を行い、フォトレジスト膜にパターンを形成する。そ
の後、フォトレジスト膜に形成されたパターンをマスク
にして、反応性イオンエッチング法(RIE法:Reacti
ve-Ion-Etching法)等、異方性エッチングで、シリコン
窒化膜に素子形成領域5に対応するパターンを形成す
る。
として、埋め込みシリコン酸化膜2に達するまで、シリ
コン活性層3を深さ方向にエッチングして、素子分離溝
を形成する。その後、フォトレジスト膜のパターンを除
去して、素子分離溝に埋め込むように、シリコン酸化膜
等、絶縁膜をシリコン活性層3上の面全体に堆積させ
る。その後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)
法等を用いて、シリコン窒化膜のパターンの上面で停止
するように、シリコン酸化膜を除去し、シリコン活性層
3上の面全体を平坦化する。その後、シリコン窒化膜と
バッファ酸化膜を除去して、図1(b)に示すように、
素子分離領域4と素子形成領域5が形成される。
域5に、MOS型トランジスタを形成する工程を具体的
に説明する。
理、またはCVD(Chemical−Vapour−Deposition)法
等でバッファ酸化膜6を形成する。その後、図2(a)
に示すように、多結晶シリコン膜7、シリコン窒化膜
8、フォトレジスト膜9を、順次積層するように形成す
る。
は、バッファ酸化膜4上に、CVD法を用いて、各々堆
積させる。ここでは、一例として、多結晶シリコン膜7
を200nm、また、シリコン窒化膜8を40nm程度
の膜厚で、各々堆積させる。また、フォトレジスト膜9
は、スピンコーティング法等、公知の塗布を用いて、シ
リコン窒化膜6上に形成させる。
膜7、バッファ酸化膜6に、順次、ドライエッチングに
よる加工を行って、パターンを転写し、図2(b)に示
すように、シリコン活性層3上の所定の位置にダミーゲ
ートパターン10(=バッファ酸化膜6/多結晶シリコ
ン膜7/シリコン窒化膜8(の積層パターン))を形成
する。
用いて、露光工程及び現像工程を施し、フォトレジスト
膜9にパターンを形成する。シリコン窒化膜8には、フ
ォトレジスト膜9に形成されたパターンをマスクに用い
て、RIE法等、異方性エッチングによって、パターン
を形成する。その後、シリコン窒化膜8に形成されたパ
ターンをマスクに用いて、RIE法等、異方性エッチン
グによって、多結晶シリコン膜7にパターンを形成す
る。バッファ酸化膜6には、多結晶シリコン膜7に形成
されたパターンをマスクに用いて、RIE法等、異方性
エッチングによってパターンを形成し、図2(b)に示
すように、ダミーゲートパターン10を形成する。
入法によって、シリコン活性層3に不純物11を導入
し、MOS型トランジスタのソース及びドレイン領域の
位置に、不純物拡散層12、13形成する。本実施の形
態では、例えば、不純物11としてAs(砒素)をシリ
コン活性層3に導入し、N+型の不純物拡散層12、1
3を形成する。このとき、シリコン活性層3において、
不純物拡散層12、13の間に挟まれた領域が、MOS
型トランジスタのチャネル形成領域14となる。その
後、熱処理によって不純物拡散層12、13をアニール
し、シリコン活性層3に導入された不純物11の活性化
と不純物拡散層12、13の結晶状態の回復を行う。
コン活性層3に導入されると、不純物11が通過した部
分は非結晶化される。完全空乏型SOIトランジスタ
等、シリコン活性層の厚さが薄いMOS型トランジスタ
では、深さ方向において、非結晶化された部分が埋め込
みシリコン酸化膜2に達し易い。このような状態では、
再結晶化の起点となる単結晶シリコン(=種結晶)が、
不純物の通過した部分の周辺領域に限られ、単結晶シリ
コン(=種結晶)の表面積が非常に小さくなってしま
い、その後、熱処理を行っても、非結晶化された部分の
結晶状態を完全に回復することができなくなる。本実施
の形態であれば、不純物拡散層12、13、即ち、ソー
ス及びゲート領域の抵抗値が非常に高くなり、ひいて
は、高速性を有するMOS型トランジスタを製造するこ
とができなくなる。
問題が生じないように、イオン注入の各条件を調整し、
前述の如く、不純物11としてAs(砒素)をシリコン
活性層3に導入し、N+型の不純物拡散層12、13を
形成する。この場合、イオン注入の条件は、シリコン活
性層3の膜厚が30nmであるので、加速電圧を5Ke
v、ドーズ量(=不純物11As(砒素)の導入量)を
1×1014/cm2程度に設定すれば良い。この程度に
各条件を設定すれば、本実施の形態の場合、図2(c)
に示すように、埋め込みシリコン酸化膜2に達する程に
は、シリコン活性層3が深さ方向に非結晶化されること
はない。ここでは、非結晶領域の界面は、シリコン活性
層3の表面から深さ方向に、20nm程度の位置で留め
ることができた。
た後は、温度条件を900℃に設定して、熱処理を30
秒程度行う。この熱処理を行うことによって、導入され
た不純物11は活性化され、不純物拡散層12、13の
結晶状態を単結晶シリコンへと回復させることができ
る。この段階で、不純物拡散層12、13は、各々、M
OS型トランジスタのソース領域及びドレイン領域とし
て形成される。
3の厚さに応じて設定される。但し、イオン注入によっ
て、シリコン活性層3が過剰に非結晶化されないよう
に、各条件を設定する必要がある。つまり、非結晶化さ
れた部分がSOI基板の絶縁層に達し、再結晶化の起点
となる単結晶シリコン(=種結晶)の表面積が過剰に小
さくならないように、各条件を設定することが必要であ
る。それゆえ、本実施の形態では、不純物が導入された
段階で、不純物拡散層12、13が埋め込みシリコン酸
化膜2に達しないように、シリコン活性層3の厚さとイ
オン注入の各条件を設定している。
3上の全面に、シリコン酸化膜15を300nm程度の
膜厚で堆積させる。その後、図3(a)に示すように、
公知のCMP法を用いて、ダミーゲートパターン10を
構成するシリコン窒化膜8が露出するまで、シリコン酸
化膜15を除去し、シリコン活性層3上の面全体を平坦
化する。
ートパターン10を除去し、ゲート溝16の空間を形成
する。
シリコン窒化膜8のパターンを除去する。その後、ケミ
カルドライエッチング法(CDE法:Chemical-Dry-Etc
hing法)を施し、シリコン酸化膜15内に埋め込まれ
た、多結晶シリコン膜7のパターンを除去する。その
後、希弗酸(HF)処理を行って、バッファ酸化膜6の
パターンを除去する。このように、ダミーゲートパター
ン10を除去し、図3(b)に示すように、MOS型ト
ランジスタのゲート電極が埋め込み形成される領域とし
て、ゲート溝16の空間を形成しておく。その後、ゲー
ト溝16を形成した後、チャネル形成領域14に相当す
る位置に不純物を導入して、閾値を調整すると良い。
前に、チャネル形成領域14に相当する部分に不純物を
導入し、閾値の調整を行うことも可能である。
活性層3のゲート溝16に露出する領域に、800乃至
900℃の温度で熱酸化処理を行い、シリコン酸化膜1
7を22nm程度の薄い膜厚で形成する。従って、シリ
コン活性層3の厚さが30nmであり、その深さ方向に
おいて、チャネル形成領域14の厚さを約8nmにまで
薄膜化することができる。
ル形成領域14以外は、厚いシリコン酸化膜15に覆わ
れているので、熱酸化処理を行ってもシリコン活性層3
に酸化剤が殆ど到達しない。従って、MOS型トランジ
スタの動作時に悪影響を与える程には、不純物拡散層1
2、13(=ソース及びドレイン領域)が酸化されるこ
とはない。
ジスタのソース及びドレイン領域に相当するので、熱酸
化処理を行う場合には、不純物拡散層12、13の領域
が必要以上に広がらないように温度範囲を設定する必要
がある。前述の如く、熱酸化処理の温度範囲が800乃
至900℃であれば、特にそのような問題は生じない。
ターン10を構成するバッファ酸化膜6を除去したが、
通常、バッファ酸化膜6は非常に薄い酸化膜として形成
されるため、熱酸化処理を行う過程で、酸化剤はバッフ
ァ酸化膜6を通過する。従って、ダミーゲートパターン
10を除去する過程で、熱酸化処理を行う前に、必ずし
もバッファ酸化膜6を除去する必要はない。但し、熱酸
化処理を行う場合、ゲート溝16の領域に露出するシリ
コン活性層3の深さ方向に、シリコン酸化膜17を約2
2nmの膜厚で形成するように、酸化剤や処理温度等の
各条件を調整して酸化する。具体的には、シリコン基板
に直に、シリコン酸化膜が50nm程度形成する場合と
略同等の酸化条件となるように、酸化剤や処理温度等の
各条件を調整することが必要となる。
エットエッチング処理を行い、熱酸化処理によって形成
されたシリコン酸化膜17を除去し、図4(a)に示す
ように、シリコン活性層3のチャネル形成領域14を薄
膜化することができる。
膜を形成する替わりに、シリコン活性層3のゲート溝1
6に露出する領域を、直接、所定量エッチングして、シ
リコン活性層3のチャネル形成領域14を薄膜化するこ
とも可能である。例えば、シリコン活性層3のゲート溝
16に露出する領域を、RIE法等、異方性のドライエ
ッチング法を用いて直接除去し、シリコン活性層3のチ
ャネル領域14を薄膜化することも可能である。また、
弗酸系の薬液に替えて、弗酸と硝酸を混合した薬液を用
いてウエットエッチング処理を行い、直接、シリコン活
性層3を所定量除去し、同様にチャネル形成領域14
を、その深さ方向において薄膜化することも可能であ
る。
パターン10を除去する過程で、バッファ酸化膜6を除
去し、その後、RIE法等の異方性のドライエッチン
グ、または弗素と硝酸を混合した薬液を用いてウエット
エッチング処理を行い、シリコン活性層3を所定量除去
する必要がある。また、シリコン活性層3を所定量除去
した後、シリコン活性層3の表面を清浄化処理して、ゲ
ート絶縁膜の信頼性を高めるように備えておくと、尚一
層良い。
トプロセスを用いて、MOS型トランジスタのゲート絶
縁膜、埋め込みゲート電極を順番に形成する。
16の領域に露出するシリコン活性層3の表面を酸化し
て、チャネル形成領域14上にシリコン酸化膜18を形
成する。シリコン酸化膜18は、MOS型トランジスタ
において、ゲート絶縁膜として作用する。
8上に、窒化チタン(TiN)膜19を10nm程度の
膜厚で形成する。その後、CVD法やブランケット成膜
法等、公知の成膜方法によって、ゲート溝16の内部を
埋め込むように、窒化チタン(TiN)膜19上にタン
グステン(W)20を250nm程度の膜厚で堆積させ
る。
テン(W)20と窒化チタン(TiN)膜19を除去し
て、シリコン活性層3上の面全体を平坦化し、図4
(c)に示すように、ゲート溝16内部にタングステン
(W)20を埋め込むように残す。
16内部に埋め込まれたタングステン(W)20は、ゲ
ート電極として、ソース、ドレイン領域(=不純物拡散
層12、13)とともに機能する。
として、タングステン(W)以外の材料を使用すること
ができる。例えば、アルミニウム(Al)、銅(C
u)、またはルチニウム(Ru)等の金属を使用するこ
とができる。また、多結晶シリコンと高融点金属等の化
合物であるシリサイド、あるいは、不純物を導入した多
結晶シリコンをゲート電極の材料として使用することも
できる。
20)を覆うように、層間絶縁膜として、シリコン酸化
膜21を形成する。その後、シリコン酸化膜21に、R
IE法等、異方性エッチングで、ゲート電極20(=タ
ングステン(W))、ソース及びドレインの各領域(=
各々、不純物拡散層12、13)に達するコンタクトホ
ール22を形成する。その後、CVD法やスパッタリン
グ法等を用いて、コンタクトホール22内に、チタン
(Ti)膜、窒化チタン(TiN)膜の順に各々堆積さ
せ、Ti/TiN層23を形成する。その後、600℃
程度の熱処理を行い、アニールによってTi/TiN層
23と反応させ、不純物拡散層12、13(=ソース及
びドレイン領域)の表面をシリサイド化させ、接触抵抗
の値を低減させる。その後、図5に示すように、アルミ
ニウム(Al)配線層24をスパッタリング法等で堆積
させ、所望の寸法及び形状の配線層及び電極等を形成
し、完全空乏型のMOS型トランジスタを完成する。
コン酸化膜をゲート絶縁膜の材料に使用し、MOS型ト
ランジスタ及びその製造方法に関する説明を行った。こ
れに加えて、窒素を含むシリコン酸化膜(SiON)、
五酸化タンタル(Ta2O5)を一例とする高誘電体絶縁
膜等、他の絶縁膜をゲート絶縁膜の材料に使用し、前述
した要領で、所謂MIS(Metal-Insulated-Semiconduc
tor)型トランジスタ及びその製造方法に適用すること
も可能である。
ない範囲で、種々に変形して実施することが出来る。 (実施の形態2)本実施の形態では、SOI基板に形成
された、LDD(Light-Doped-Drain)構造を有するト
ランジスタを例に説明を行う。
いたSOI基板(シリコン支持基板1/埋め込みシリコ
ン酸化膜2/シリコン活性層3(=SOI層))をその
まま使用する。
1)で説明したものと同じ要領で、シリコン活性層3
(=SOI層)に素子分離領域4を形成し、各素子分離
領域4の間、即ち、素子形成領域5にMOS型トランジ
スタを形成する。従って、重複する点は、(実施の形態
1)に関する説明及び図面を参照し、再度の詳細な説明
は省略する。
活性層3上に、ダミーゲートパターン28(=バッファ
酸化膜25/多結晶シリコン膜26/シリコン窒化膜2
7(の積層パターン))を形成する。
バッファ酸化膜25、多結晶シリコン膜26、シリコン
窒化膜27を、順次積層させて形成する。シリコン活性
層3上には、熱酸化処理、またはCVD法等でバッファ
酸化膜25を形成し、多結晶シリコン膜26、シリコン
窒化膜27は、バッファ酸化膜25上に、CVD法を用
いて、各々順次堆積させる。ここでは、一例として、多
結晶シリコン膜26を200nm、また、シリコン窒化
膜27を40nm程度の膜厚で、各々堆積させる。その
後、スピンコーティング法等、公知の塗布法を用いて、
シリコン窒化膜27上にフォトレジスト膜を形成する。
このフォトレジスト膜には、リソグラフィイー技術を用
いて、露光工程及び現像工程を施し、パターンを形成す
る。
ーンをマスクにして、(実施の形態1)と同様の要領
で、シリコン窒化膜27、多結晶シリコン膜26、バッ
ファ酸化膜25に順次ドライエッチングによる加工を行
って、パターンを転写する。
3上の所定の位置にダミーゲートパターン10(=バッ
ファ酸化膜6/多結晶シリコン膜7/シリコン窒化膜8
(の積層パターン))を形成する。
ートパターン28をマスクに用いて、イオン注入法によ
って、シリコン活性層3に不純物29を導入し、MOS
型トランジスタのソース、ドレイン領域を含む位置に、
エクステンション拡散層30、31を形成する。本実施
の形態では、例えば、不純物29としてAs(砒素)を
シリコン活性層3に導入し、N-型のエクステンション
拡散層30、31を形成する。
物の導入された部分は、非結晶化されている。このと
き、完全空乏型SOIトランジスタ等、シリコン活性層
の厚さが薄いMOS型トランジスタでは、深さ方向にお
いて、非結晶化された部分がSOI基板の埋め込みシリ
コン酸化膜に達し易い。このような場合、不純物をシリ
コン活性層に導入した後は、熱処理を行い、導入された
不純物の活性化及び不純拡散層の結晶状態の回復を行う
が、その後の熱処理でも結晶性を回復することが出来
ず、高性能なトランジスタを製造することができない。
問題が生じないように、イオン注入の各条件を調整し、
前述の如く、不純物29としてAs(砒素)をシリコン
活性層3に導入し、N-型のエクステンション拡散層3
0、31を形成する。この場合、イオン注入の条件は、
シリコン活性層3の膜厚が30nmであるので、加速電
圧を5Kev、ドーズ量(=不純物29As(砒素)の
導入量)を1×1014/cm2程度に設定すれば良い。
この程度に各条件を設定すれば、本実施の形態の場合、
図6(b)に示すように、埋め込みシリコン酸化膜2に
達する程には、シリコン活性層3が深さ方向に非結晶化
されることはない。ここでは、エクステンション拡散層
30、31は、シリコン活性層3の深さ方向において、
20nm程度の位置までに留めることができた。
処理を30秒程度行う。この熱処理を行うことによっ
て、導入された不純物29は活性化され、エクステンシ
ョン拡散層30、31の結晶状態を単結晶シリコンへと
回復させる。
ートパターン28の側面に沿って、シリコン窒化膜ライ
ナー33とシリコン酸化膜側壁34を各々形成する。
8を覆うように、CVD法を用いて、シリコン活性層3
上の全面に、シリコン窒化膜ライナー33を20nm程
度の膜厚で形成する。
窒化膜ライナー33上に、シリコン酸化膜を70nm程
度の膜厚で堆積させる。その後、このシリコン酸化膜
を、ダミーゲートパターン28の側面に沿って残るよう
に、RIE法等、異方性エッチングによって一部除去
し、シリコン酸化膜側壁34を形成する。
ートパターン28の側面部分に沿って形成されたシリコ
ン酸化膜側壁34をマスクにして、イオン注入法で、不
純物35としてAs(砒素)をシリコン活性層3に導入
する。イオン注入の条件は、シリコン活性層3の膜厚が
30nmであるので、加速電圧を5Kev、ドーズ量
(=不純物35As(砒素)の導入量)を1×1015/
cm2程度に設定すれば良い。
行って、活性化アニールを行うことで、MOS型トラン
ジスタのソース及びドレインの各領域に相当する位置
に、不純物拡散層36、37を形成する。
ソース及びドレインの各領域を低抵抗化するために、不
純物拡散層36、37の表層部にシリサイド層を形成す
ることも可能である。この場合、不純物拡散層36、3
7上に、例えば、チタン(Ti)、コバルト(Co)等
の高融点金属の薄膜を形成し、この状態で熱処理を行
い、不純物拡散層36、37の表層部にシリサイド層を
形成する。このようにシリサイド層を形成すると、金属
配線とソース、ドレインの各領域の接触抵抗が下がり、
MOS型トランジスタの高速性を、尚一層、高めること
ができる。
形成する場合は、従来の技術を用いる場合よりも、SO
I基板のシリコン活性層3を、ソース及びドレイン領域
において厚くすることが可能となる。従って、熱処理の
温度や熱処理時間の制御に余裕ができ、シリサイド層の
形成を容易に行うことができる。
によって、シリコン活性層3上の全面にシリコン酸化膜
38を300nm程度堆積させる。その後、公知のCM
P法等を用いて、ダミーゲートパターン28を構成する
シリコン窒化膜27が露出する迄、シリコン酸化膜38
を除去し、シリコン活性層3上の面全体を平坦化する。
ートパターン28の各層を順次除去して、ゲート溝39
の空間を形成する。
処理、多結晶シリコン膜26をCDE、バッファ酸化膜
25を希弗酸(HF)処理により、エッチングすること
でダミーゲートパターン28を除去し、MOS型トラン
ジスタのゲート電極が形成される領域にゲート溝39の
空間を形成しておく。
エッチング除去される過程で、ゲート溝39の空間に
は、常時、シリコン窒化膜ライナー33が露出すること
になる。シリコン窒化膜ライナー33は、弗酸(HF)
に対するエッチング耐性が高く、従って、ゲート溝39
の幅を所定の寸法に維持し、ゲート電極を寸法精度良く
形成することができる。
理を800乃至900℃で行い、ゲート溝39に露出す
るシリコン活性層3のチャネル形成領域32に、シリコ
ン酸化膜40を22nm程度の薄い膜厚で形成する。こ
こで、シリコン活性層3のゲート溝40に露出するチャ
ネル形成領域32は、シリコン活性層3の深さ方向にお
いて、薄膜化される。一方、シリコン活性層3におい
て、チャネル形成領域32以外は、厚いシリコン酸化膜
38に覆われているので、熱酸化処理を行っても酸化剤
が殆ど到達しない。従って、MOS型トランジスタの動
作時に悪影響を与える程には、エクステンション拡散層
30、31、及び不純物拡散層36、37(=ソース及
びドレイン領域)が酸化されることはない。
ジスタのソース及びドレイン領域に相当するので、熱酸
化処理を行う場合には、不純物拡散層36、37の領域
が必要以上に広がらないように温度範囲を設定する必要
がある。前述の如く、熱酸化処理の温度範囲が800乃
至900℃であれば、特にそのような問題は生じない。
エットエッチング処理を行い、熱酸化処理によって形成
されたシリコン酸化膜40を除去し、図9(a)に示す
ように、シリコン活性層3のチャネル形成領域32を薄
膜化する。
出する領域を、直接、所定量除去して、シリコン活性層
3のチャネル形成領域32を薄膜化することも可能であ
る。例えば、シリコン活性層3のゲート溝39に露出す
る領域を、RIE法等、異方性ドライエッチング法を用
いて直接除去し、シリコン活性層3のチャネル領域32
を薄膜化することも可能である。
ッチング処理を行い、直接、シリコン活性層3を所定量
除去し、同様にチャネル形成領域32を薄膜化すること
も可能である。
パターン28を除去する過程で、バッファ酸化膜25を
除去し、その後、RIE法等の異方性のドライエッチン
グ、または弗素と硝酸を混合した薬液を用いてウエット
エッチング処理を行い、シリコン活性層3を所定量除去
する必要がある。また、シリコン活性層3を所定量除去
した後、シリコン活性層3の表面を清浄化処理して、ゲ
ート絶縁膜の信頼性を高めるように備えておくと、尚一
層良い。
いて、MOS型トランジスタのゲート絶縁膜、埋め込み
ゲート電極を順番に形成する。
39の領域に露出するシリコン活性層3の表面を酸化し
て、チャンネル形成領域32上にシリコン酸化膜41を
形成する。シリコン酸化膜41は、MOS型トランジス
タにおいて、ゲート絶縁膜として作用する。
41上に、窒化チタン(TiN)膜42を10nm程度
の膜厚で形成する。その後、CVD法やブランケット成
膜等、公知の成膜方法によって、ゲート溝39の内部を
埋め込むように、窒化チタン(TiN)膜42上にタン
グステン(W)43を250nm程度の膜厚で堆積させ
る。その後、公知のCMP法によって、タングステン
(W)43と窒化チタン(TiN)膜42を除去して、
シリコン活性層3上の面全体を平坦化し、図9(c)に
示すように、ゲート溝39内にタングステン(W)43
を埋め込むように残し、MOS型トランジスタのゲート
電極を形成する。
と同様に、ゲート電極の材料として、タングステン
(W)以外の材料を使用することができる。例えば、ア
ルミニウム(Al)、銅(Cu)、またはルチニウム
(Ru)等の金属を使用することができる。また、多結
晶シリコンと高融点金属等の化合物であるシリサイド、
あるいは、不純物を導入した多結晶シリコンをゲート電
極の材料として使用することもできる。
43)を覆うように、層間絶縁膜として、シリコン酸化
膜44を形成する。その後、シリコン酸化膜44に、R
IE法等、異方性エッチングで、ゲート電極(=タング
ステン43(W))、ソース及びドレインの各領域(=
各々、不純物拡散層36、37)に達するコンタクトホ
ール45を形成する。その後、CVD法やスパッタリン
グ法等を用いて、コンタクトホール45内に、チタン
(Ti)膜、窒化チタン(TiN)膜の順に各々堆積さ
せ、Ti/TiN層46を形成する。その後、600℃
程度の熱処理を行い、アニールによってTi/TiN層
46と反応させ、不純物拡散層36、37(=ソース及
びドレイン領域)の表面をシリサイド化させ、接触抵抗
の値を低減させる。その後、図10に示すように、アル
ミニウム(Al)配線層47をスパッタリング法等で堆
積させ、所望の寸法及び形状の配線層及び電極等を形成
し、完全空乏型のMOS型トランジスタを完成する。
コン酸化膜をゲート絶縁膜の材料に使用し、MOS型ト
ランジスタ及びその製造方法に関する説明を行った。こ
れに加えて、(実施の形態1)と同様に、窒素を含むシ
リコン酸化膜(SiON)、五酸化タンタル(Ta
2O5)を一例とする高誘電体絶縁膜等、他の絶縁膜をゲ
ート絶縁膜の材料に使用し、前述した要領で、所謂MI
S(Metal-Insulated-Semiconductor)型トランジスタ
及びその製造方法に適用することも可能である。
ない範囲で、種々に変形して実施することができる。
散層に熱処理を行い、その後、シリコン活性層のチャネ
ル形成領域の厚さを薄くする。これより、半導体装置を
製造する過程において、完全空乏型SOIトランジスタ
等では、従来よりもシリコン活性層が厚く形成された基
板を用い、尚且つ不純物拡散層の結晶状態の回復を容易
に行うことが可能となる。
ら、高速性、低消費電力を有する半導体装置を実現する
ことができる。
図(=SOI基板の断面図)である。
図である。
図である。
図である。
の断面図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
の断面図である。
ある。
ン酸化膜 3・・・シリコン活性層 4・・・溝型の素子分離
領域 5・・・素子形成領域 6、25・・・バッファ
酸化膜 7、26・・・多結晶シリコン膜 8、27・・・シ
リコン窒化膜 9・・・フォトレジスト膜、 10、28・・・ダミー
ゲートパターン 11、29、35・・・不純物、12、13、36、3
7・・・不純物拡散層 14、32・・・チャネル形成領域 15、17、18、38、40、41・・・シリコン酸
化膜 16、39・・・ゲート溝 19、42・・・窒化チタン膜(=バリアメタル層) 20、43・・・タングステン(=ゲート電極) 21、44・・・シリコン酸化膜(層間絶縁膜) 22、45・・・コンタクトホール 23、46・・・
Ti/TiN層 24、47・・・アルミニウム配線層 30、31・・・エクステンション拡散層 33・・・シリコン窒化ライナー 34・・・シリコン酸化膜側壁
Claims (10)
- 【請求項1】半導体基板と、 この半導体基板上に絶縁膜を介して形成されたシリコン
層と、 このシリコン層上に形成されるゲート電極と、 前記シリコン層に形成されるソース領域及びドレイン領
域と、 前記ソース領域及び前記ドレイン領域の間に形成される
チャネル形成領域とを有し、 前記シリコン層の深さ方向において、前記ソース領域及
びドレイン領域の厚さよりも、チャネル形成領域の厚さ
が薄く形成されていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】前記チャネル形成領域の厚さが、20nm
以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装
置。 - 【請求項3】前記ゲート電極は、金属からなることを特
徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項4】半導体基板上に絶縁膜を介して形成された
シリコン層上に、ダミーゲートパターンを形成する工程
と、 前記ダミーゲートパターンをマスクにして、シリコン層
に不純物を導入し、ソース及びドレイン領域の位置に不
純物拡散層を形成する工程と、 前記ダミーゲートパターンを埋め込むように、前記シリ
コン層上に絶縁膜を形成する工程と、 前記ダミーゲートパターンを除去し、前記絶縁膜に溝を
形成する工程と、 前記溝の形成された絶縁膜をマスクにして、前記シリコ
ン層のチャネル形成領域の位置にシリコン酸化膜を形成
する工程と、 前記シリコン酸化膜を除去し、前記シリコン層のチャネ
ル形成領域の厚さを薄くする工程と、 前記シリコン層のチャネル形成領域上にゲート絶縁膜を
形成する工程と、 前記絶縁膜の溝内部に導電材を埋め込み、ゲート電極を
形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の
製造方法。 - 【請求項5】半導体基板上に絶縁膜を介して形成された
シリコン層上に、ダミーゲートパターンを形成する工程
と、 前記ダミーゲートパターンをマスクにして、シリコン層
に不純物を導入し、ソース及びドレイン領域の位置に、
第1、第2の不純物拡散層を形成する工程と、 前記ダミーゲートパターンの側面にシリコン窒化膜から
なる側壁を形成する工程と、 前記ダミーゲートパターン及び前記シリコン窒化膜から
なる側壁をマスクにして、前記シリコン層に不純物を導
入し、ソース及びドレイン領域の位置に、第3、第4の
不純物拡散層を形成する工程と、 前記ダミーゲートパターンを埋め込むように、絶縁膜を
形成する工程と、 前記ダミーゲートパターンを除去し、前記絶縁膜に溝を
形成する工程と、 前記溝の形成された絶縁膜をマスクにして、前記シリコ
ン層のチャネル領域の位置にシリコン酸化膜を形成する
工程と、 前記シリコン酸化膜を深さ方向に除去し、前記シリコン
層のチャネル領域の厚さを薄くする工程と、 前記シリコン層のチャネル形成領域上にゲート絶縁膜を
形成する工程と、 前記絶縁膜の溝内部に導電材を埋め込み、ゲート電極を
形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の
製造方法。 - 【請求項6】前記シリコン酸化膜を除去し、前記シリコ
ン層のチャネル形成領域の厚さを20nm以下にするこ
とを特徴とする請求項4または5の何れかに記載の半導
体装置の製造方法。 - 【請求項7】前記ゲート電極は、金属からなることを特
徴とする請求項4または5の何れかに記載の半導体装置
の製造方法。 - 【請求項8】前記シリコン酸化膜を、弗酸を含む薬液で
除去することを特徴とする請求項4または5の何れかに
記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】前記シリコン層のチャネル形成領域の厚さ
を薄くする工程は、前記絶縁膜の溝内にシリコン活性層
を露出させるように前記ダミーゲートパターンを除去
し、前記シリコン活性層にドライエッチングまたは弗酸
と硝酸を混合した薬液でウエットエッチングを行い、前
記シリコン層の厚さを薄くすることを特徴とする請求項
4または5の何れかに記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項10】前記ゲート絶縁膜は、シリコン酸化膜、
窒素を含むシリコン酸化膜(SiON)、または五酸化
タンタル(Ta2O5)の何れかであることを特徴とする
請求項4または5の何れかに記載の半導体装置の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001002413A JP2002208706A (ja) | 2001-01-10 | 2001-01-10 | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-01-10 JP JP2001002413A patent/JP2002208706A/ja active Pending
Cited By (8)
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