JP2002208446A - 圧接端子金具 - Google Patents

圧接端子金具

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JP2002208446A
JP2002208446A JP2001004204A JP2001004204A JP2002208446A JP 2002208446 A JP2002208446 A JP 2002208446A JP 2001004204 A JP2001004204 A JP 2001004204A JP 2001004204 A JP2001004204 A JP 2001004204A JP 2002208446 A JP2002208446 A JP 2002208446A
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press
electric wire
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crimping
side walls
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Eiji Kojima
映二 児嶋
Masahide Toio
昌秀 樋尾
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線を適切に圧接できる圧接端子金具を提供
する。 【解決手段】 圧接端子金具20は、全長にわたって延
びる底壁21の両側縁から一対の側壁22を対向状に立
ち上げて形成され、前端側に略箱形の本体部23を備
え、その後側に電線10を圧接可能な圧接部24を備え
ている。圧接部24には、両側壁22の中部22bから
内側に打ち出したV字型の圧接刃29が設けられてい
る。本体部23と圧接部24との間には、圧接部24側
に行くほど幅が狭くなる絞り部36が設けられること
で、圧接部24をなす両側壁22の中部22bは、圧接
する電線10の径寸法に応じて本体部23の外幅寸法よ
りも小さな外幅寸法となるように内側に引っ込んで配さ
れている。両側壁22と一体に設けられた両圧接刃29
の接触縁33間の距離は、電線10の芯線12に対して
圧接刃29が適切な接圧で接触できるような大きさとさ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧接端子金具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧接端子金具の一例として特開昭
50−114592号公報に記載されたものが知られて
いる。この圧接端子金具は、底壁から対向状に立ち上げ
た一対の側壁を部分的に底壁と切り離すとともにその部
分を打ち出して、内側に突出するV字型の圧接刃を設け
るようにしており、両圧接刃間に上方から電線を圧接す
ることで、圧接刃のV字縁によって電線の被覆が切り開
かれるとともに、圧接刃の内縁に露出した芯線が導通接
触されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、相手側端子
と接続される本体部の大きさを変更することなく、通常
圧接する電線よりも径寸法が小さいいわゆる細もの電線
を圧接する場合には、圧接刃が芯線に適切な接圧で接触
するように、圧接刃間の距離を狭くする必要がある。こ
れに対応するには、例えば圧接刃を内側へ突出させる量
を大きくすることが考えられる。しかしながら、例えば
底壁から側壁を切り離す量を大きくすることで圧接刃の
突出量を増加させようとすると、側壁の強度が低下し、
芯線に対する圧接刃の反力が小さくなって、結果として
芯線に対する圧接刃の接圧の低下を招くおそれがあっ
た。それを避けるには、側壁と底壁との連結部分を十分
に保ちつつ圧接刃を薄く延ばすことが考えられるが、そ
うすると今度は圧接刃自体の強度が低下するのが懸念さ
れる。本発明は上記のような事情に基づいて完成された
ものであって、電線を適切に圧接できる圧接端子金具を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、本体部の後側に
は、互いに対向する一対の側壁と、両側壁からそれぞれ
内側に突出する圧接刃とを備える圧接部が設けられてい
て、両圧接刃間に電線を押し込むことで電線の被覆を切
開して芯線と前記両圧接刃とを導通接触させるものにお
いて、前記本体部と前記圧接部との間には、圧接部側に
行くのに従って幅狭となる絞り部が設けられ、前記圧接
部の側壁が前記電線の径寸法に応じて前記本体部よりも
内側に引っ込むように形成されている構成としたところ
に特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記両側壁には、前記両圧接刃とは反対の外
側へ突出する拡開規制突部がそれぞれ設けられていて、
両拡開規制突部の外幅寸法が前記本体部の外幅寸法とほ
ぼ同じ大きさに設定されているところに特徴を有する。
【0006】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載のものにおいて、前記圧接部の後側には、前記
電線をかしめ付けて固定するための一対のかしめ片を備
える圧着部が設けられているものにおいて、前記圧接部
と前記圧着部との間には、圧着部側に行くのに従って幅
狭となる圧着部用絞り部が設けられ、前記圧着部の両か
しめ片が前記電線の径寸法に応じて前記両側壁よりも内
側に引っ込んで形成されているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>圧接刃間の
距離は、電線の芯線に対して適切な接圧が得られるよう
に電線の径寸法に対応させる必要がある。本発明では、
本体部と圧接部との間に絞り部を設けて、圧接刃を備え
た側壁を本体部よりも内側に引っ込むように形成するこ
とで圧接刃間の距離を調節できるようにしたから、圧接
刃を側壁から突出させる量を小さく済ませつつ、芯線に
対する圧接刃の接圧を適切に保つことができる。
【0008】<請求項2の発明>電線を圧接する際に
は、所定の治具内に圧接端子金具を収容した状態で行
う。このとき、圧接に伴って電線から作用する力によっ
て圧接刃及び側壁が外側へ開こうとするのを受けるため
に、治具の内面に対して側壁の外面を近接または当接さ
せておく必要がある。本発明によれば側壁を内側に引っ
込めた分だけ拡開規制突部を外側に突出させて、その拡
開規制突部を治具の内面に近接または当接させることが
できるから、治具については、その内面が本体部と平行
に真っ直ぐに延びる従来のものを使用することができ、
低コストとなる。しかも、治具に圧接端子金具を収容す
る際に、治具と水平な向きに沿って圧接端子金具を収容
することができるから、圧接作業の自動化にも対応しや
すくなる。
【0009】<請求項3の発明>両側壁間の距離よりも
細い径寸法を有する電線をかしめ付ける場合でも、圧接
部と圧着部との間に圧着部用絞り部を設けて、その電線
の径寸法に合わせて両かしめ片を側壁よりも内側に引っ
込むように形成することにより、かしめ付ける電線をし
っかりと固定することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1ないし図
8によって説明する。この実施形態では、雌側の圧接端
子金具について示す。
【0011】本実施形態の圧接端子金具20は、所定の
形状に打ち抜いた導電性の金属板材に対し曲げ加工及び
打ち出し加工を施すことによって製造される。この圧接
端子金具20は、図1及び図2に示すように、全体とし
て、前後方向に細長く、底壁21の全長に亘ってその両
側縁から一対の側壁22を対向状に立ち上げた形状をな
す。圧接端子金具20は、大まかには前側から順に、略
箱型の本体部23と、電線10を圧接可能な圧接部24
と、電線10を圧着して固定可能な圧着部25とが並ん
だ構成となっている。
【0012】本体部23は、底壁21の前部と、両側壁
22の前部22aと、この両側壁22の前部22aにお
ける立ち上がり端縁から内側へ互いに重なるように延出
する天井壁26とからなり、全体として前後に貫通した
略箱型に形成されていて、その前方からは図示しない相
手側の雄端子金具が進入可能とされている。本体部23
内には、底壁21から前方へ延出する舌片を折り返して
形成した弾性接触片27が設けられており、この弾性接
触片27が本体部23内に進入される雄端子金具に対し
て弾性的に接触されるようになっている。本体部23
は、底壁21が中央より後ろ寄りの位置で切欠されると
ともに、その側縁には、下方へ突出するスタビライザ2
8が一対設けられている。
【0013】圧接部24は、底壁21の中部と、両側壁
22の中部22bとを備え、全体が図3に示す上方に開
口した略チャンネル型に形成されるとともに、両側壁2
2の中部22bを部分的に内側に突出させて形成した圧
接刃29を有している。なお、この圧接部24をなす両
側壁22の中部22bが特許請求の範囲に記載した側壁
に相当している。
【0014】圧接刃29は、図1及び図2に示すよう
に、幅方向について対向して配されるとともに前後に所
定の間隔を空けて一対ずつ並んで設けられている。この
圧接刃29は、詳しくは、側壁22の中部22bのうち
スリット30によって底壁21と切離された部分を内側
に打ち出すことにより形成されていて、上方から視てV
字型に形成されている。なお、このスリット30により
圧接刃29を打ち出す際に底壁21が変形するのが防が
れている。また、前後に並んだスリット30間におい
て、側壁22と底壁21とは連結部31によって連結さ
れている。この圧接刃29には、上端にV字縁32が形
成されるとともに、内側に突出した端縁に接触縁33が
形成されている。このV字縁32は、側壁22側から接
触縁33側へかけて下り勾配となる谷状に形成されてい
る。接触縁33は、図3の上下方向(電線10の押し込
み方向)と平行に真っ直ぐに形成されている。
【0015】そして、両圧接刃29間には、電線10が
その軸線方向を前後に向けた状態で上方から押し込まれ
ることで圧接されるようになっている。圧接の過程で
は、電線10は圧接刃29における左右のV字縁32の
傾斜によって両圧接刃29間の中央位置へ案内され、電
線10の被覆11がV字縁32によって切開されるとと
もに、この切開部分に接触縁33が食い込んで芯線12
と導通接触されるようになっている(図6参照)。な
お、後に詳しく説明するように、両接触縁33間の距離
は、圧接する電線10の芯線12に対して両圧接刃29
が適切な接圧で接触できるような大きさとなっている。
【0016】圧着部25は、底壁21の後部と、両側壁
22の後部22cと、両側壁22の後部22cから立ち
上げて形成した一対のかしめ片34とを備えている。両
かしめ片34は、互いに前後に位置をずらして配設され
ていて、底壁21に載せられた電線10に対してかしめ
付けられることにより、電線10を固定できるようにな
っている。圧着部25の底壁21における前後のかしめ
片34の中間の位置には、打ち出しにより突部35が上
方に突出して形成されている。両かしめ片34によりか
しめ付けられる電線10は、突部35の逆V字型の上面
に沿って屈曲した状態で保持される(図7参照)。ま
た、突部35の頂点部分は、電線10に食い込んで傷を
つけないように丸みを帯びた形状に形成されている。
【0017】さて、本体部23と圧接部24との間に
は、図2に示すように、圧接部24側に行くのに従って
幅狭となる絞り部36が設けられるとともに、圧接部2
4をなす側壁22の両中部22bの外幅寸法Bは、本体
部23の外幅寸法Aよりも小さくなっている。絞り部3
6は、底壁21及び両側壁22のうち、本体部23と圧
接部24との間の部分を有しており、この絞り部36に
おいて両側壁22は、スリット37によって底壁21と
切り離されていて、その切離部分38は、後側(圧接部
24側)へ行くほど互いに接近するように屈曲して形成
されている。これにより、圧接部24をなす底壁21の
中部及び両側壁22の中部22bは、本体部23をなす
底壁21の前部及び両側壁22の前部22aに対してほ
ぼ金属板の板厚一枚分ずつ内側に引っ込んで形成されて
いる。そして、圧接部24における側壁22の両中部2
2bの外幅寸法Bは、中部22bと一体に設けた両圧接
刃29の接触縁33が電線10の芯線12に適切な接圧
で接触できるように、電線10の径寸法Wに対応した大
きさに設定されている(図8参照)。また、底壁21
は、圧接部24と圧着部25においてほぼ同じ幅寸法と
されていて、両側壁22についても圧接部24をなす中
部22bと圧着部25をなす後部22cとがほぼ同じ外
幅寸法とされている。
【0018】ここで、例えば、側壁が本体部から圧接部
にかけて真っ直ぐに形成した場合と比べると、本実施形
態では両側壁22の中部22bが前部22aに対して内
側に引っ込んでいる分だけ、圧接刃29を内側に突出さ
せる量が少なくて済んでいる。また、仮に圧接する電線
10の径寸法がWよりも小さい場合は、それに合わせて
側壁22の両中部22bの外幅寸法Bを狭くすればよい
から、側壁22の中部22bからの圧接刃29の突出代
を増加させる必要がない。従って、側壁22を打ち出し
て形成している圧接刃29は、電線10の径寸法の大小
に拘わらず、その内側への突出代を一定とすることがで
き、その板厚を適度な強度が得られるような大きさに保
つことができる。さらには、圧接刃29を設ける上で側
壁22の中部22bと底壁21とを切離しているスリッ
ト30についてその長さ寸法を小さく保つことができる
から、前後のスリット30間において底壁21と側壁2
2とを連結する連結部31の長さ寸法Cを適度な強度が
得られるような大きさに保つことができ、その結果、側
壁22の強度が高く保つことができる。
【0019】両側壁22の中部22bのうち、圧接刃2
9の前後3箇所には、圧接刃29とは反対の外側に突出
する拡開規制突部39がそれぞれ打ち出して形成されて
いる。これらの拡開規制突部39は、圧接部24の長さ
方向における前側、中央及び後側に配され、各圧接刃2
9と交互に配されている。この拡開規制突部39は、図
2に示すように、上方から視て前後方向の中央を頂点と
した略円弧状に形成されるとともに、図3に示すよう
に、側壁22の高さ方向について細長く延びた形状とさ
れていて、正面から視て上下端部がテーパ状の略台形状
に形成されている。そして、両拡開規制突部39の外幅
寸法Dは、図2に示すように、本体部23の外幅寸法A
とほぼ同じ大きさに設定されており、言い換えると、圧
接部24をなす側壁22の中部22bの最外端である拡
開規制突部39の外面が本体部23の外面とほぼ面一と
なる位置に配されている。
【0020】本実施形態の圧接端子金具20は以上のよ
うな構造であり、続いて圧接端子金具20に電線10を
圧接する作業について説明する。まず、図4及び図5に
示すように、圧接端子金具20を圧接用治具40の収容
室41内に収容する。このとき、圧接端子金具20は、
圧接用治具40に対して水平な向きに沿って収容されて
おり、圧接用治具40の収容室41の内側面は、圧接用
治具40に対する圧接端子金具20の収容方向と平行に
真っ直ぐに形成されている。収容された圧接端子金具2
0は、図5及び図6に示すように、本体部23の外側面
及び圧接部24の拡開規制突部39の外面が収容室41
の内側面に当接または近接した位置に配される。
【0021】そして、圧接部24の上方に配した電線1
0を圧接刃29へ向けて押し込むと、降下される電線1
0は、圧接刃29のV字縁32によって圧接部24の幅
方向中央位置に誘導された後、図6及び図8に示すよう
に、被覆11が圧接刃29のV字縁32によって切り開
かれるとともに、露出した芯線12に圧接刃29の接触
縁33が接触される。このとき、電線10から圧接刃2
9及び側壁22を外側へ拡開させようとする力が作用す
るものの、拡開規制突部39が圧接用治具40の収容室
41の内面に当接されることによってその力を受け止め
られ、もって側壁22及び圧接刃29が拡開変形するこ
とが防がれる。
【0022】一方、図示しない圧着用治具により圧着部
25においてはかしめ片34が電線10の外周面を包み
込むようにして屈曲されて、電線10が圧着状態に固定
される。なお、この電線10の圧接作業と圧着作業は、
両作業を同時に行う場合と、圧接作業の後に圧着作業を
行う場合とがあるが、いずれの方法をとってもよい。こ
のとき、電線10は、図7に示すように、突部35の逆
V字型の上面に沿って屈曲した状態で、その前後でかし
め片34により保持される。これにより、圧着状態にお
いて電線10をその軸線方向に沿って後方へ引っ張った
場合でも、その引張力が直接電線10が圧接された部分
に作用することを防いで、電線10と圧接刃29との接
触状態を良好に保つことができる。
【0023】以上説明したように本実施形態によれば、
本体部23と圧接部24との間に圧接部24側に行くほ
ど幅狭となる絞り部36を設けるとともに、圧接する電
線10の径寸法Wに応じて、圧接部24をなす両側壁2
2の中部22bを本体部23よりも内側に引っ込むよう
に形成しているから、圧接刃29を側壁22の中部22
bから突出させる量が少なくて済ませつつ、芯線12に
対する圧接刃29の接圧を適切に保つことができる。
【0024】さらには、両側壁22に圧接刃29とは反
対の外側へ突出する拡開規制突部39を設け、これら両
拡開規制突部39の外幅寸法Dを本体部23の外幅寸法
Aとほぼ同じ大きさに設定しているから、圧接用治具4
0についてその収容室41の内面が本体部23の外面と
平行な従来のものを使用することができる。しかも、圧
接端子金具20を圧接用治具40に対して水平な向きに
沿って収容することができるから、収容作業の自動化を
図る上で好ましい。
【0025】<第2実施形態>本発明の第2実施形態を
図9によって説明する。この第2実施形態では、上記し
た第1実施形態に示した電線よりもさらに細い電線を圧
接する場合に好適な圧接端子金具を示す。
【0026】この圧接端子金具20Aに圧接する電線1
0Aは、その径寸法W’が圧接部24Aをなす両側壁2
2Aの中部22Ab間の距離よりも小さくなっている。
圧接端子金具20Aにおける圧接部24Aと圧着部25
Aとの間には、圧着部25A側に行くのに従って幅狭と
なる圧着部用絞り部50が設けられるとともに、圧着部
25Aをなす側壁22Aの両後部22Acの外幅寸法E
が圧接部24Aをなす側壁22Aの両中部22Abの外
幅寸法B’よりも小さくなっている。圧着部用絞り部5
0は、底壁21A及び両側壁22Aのうち、圧接部24
Aと圧着部25Aとの間の部分を有しており、この圧着
部用絞り部50において底壁21Aの両側縁が後ろ窄み
となるテーパ状に形成されるとともに、その底壁21A
の両側縁から立ち上がる両側壁22Aが後側(圧着部2
5A側)に行くのに従って互いに接近するように屈曲し
て形成されている。圧着部25Aにおける側壁22Aの
両後部22Ac間の距離は、電線10Aの径寸法W’と
ほぼ同じかあるいはそれよりも若干広い大きさとなって
いる。両側壁22Aの後部22Acからは、一対のかし
め片34Aが立ち上げて設けられている。
【0027】そして、電線10Aを圧接部24Aに圧接
する一方、図示しない圧着用治具により両かしめ片34
Aを屈曲させて電線10Aの外周面にかしめ付けること
で、電線10Aは圧着部25Aに固定される。圧着状態
の電線10Aに対して圧着部25Aをなす側壁22Aの
後部22Ac及びかしめ片34Aは、その周りを緊密に
取り囲むとともに、電線10Aを幅方向について隙間な
く保持しているから、電線10Aをしっかりと固定する
ことができる。なお、圧接部24Aの外幅寸法B’は、
強度上の問題などからそれ以上小さくすることが困難な
大きさとなっていて、圧接刃29Aについては、接触縁
が電線10Aの芯線に適切な接圧で接触できるような位
置まで側壁22Aの中部22Abから打ち出して形成さ
れている。なお、その他の構造、作用及び効果は上記し
た第1実施形態と同様であるため重複する説明は省略す
る。
【0028】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態では、拡開規制突部が側壁を打
ち出して高さ方向に細長い形状とされる場合について示
したが、それ以外にも例えば側壁を円形に打ち出して拡
開規制突部を円ボス状とした形態のものや、圧接部の側
壁の後端に突片を設けるとともにこの突片を外側へ屈曲
させて拡開規制突部とした形態のものも本発明に含まれ
る。
【0029】(2)上記した実施形態では、側壁を打ち
出してV字型の圧接刃を形成したものについて示した
が、例えば側壁を内側に切り起こすことで圧接刃を形成
するようにしてもよく、そのようなものも本発明に含ま
れる。 (3)上記した実施形態では、側壁及び底壁が圧接端子
金具の全長にわたって連続して形成されている場合につ
いて示したが、例えば圧接部の側壁が本体部や圧着部と
切り離されているものや、圧接部の底壁が本体部や圧着
部と切り離されているものも本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る圧接端子金具の側
面図
【図2】圧接端子金具の平面図
【図3】圧接端子金具の横断面図
【図4】圧接端子金具を圧接用治具に収容する動作を示
す側面図
【図5】圧接端子金具を圧接用治具に収容する動作を示
す平面図
【図6】電線を圧接する動作を示す横断面図
【図7】電線を圧接した状態を示す一部切欠側面図
【図8】電線を圧接した状態を示す平面図
【図9】本発明の第2実施形態に係る圧接端子金具に対
して電線を圧接した状態を示す平面図
【符号の説明】
10,10A…電線 11…被覆 12…芯線 20,20A…圧接端子金具 22b,22Ab…側壁の中部(側壁) 23…本体部 24,24A…圧接部 25,25A…圧着部 29,29A…圧接刃 34,34A…かしめ片 36…絞り部 39…拡開規制突部 50…圧着部用絞り部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部の後側には、互いに対向する一対
    の側壁と、両側壁からそれぞれ内側に突出する圧接刃と
    を備える圧接部が設けられていて、両圧接刃間に電線を
    押し込むことで電線の被覆を切開して芯線と前記両圧接
    刃とを導通接触させるものにおいて、 前記本体部と前記圧接部との間には、圧接部側に行くの
    に従って幅狭となる絞り部が設けられ、前記圧接部の側
    壁が前記電線の径寸法に応じて前記本体部よりも内側に
    引っ込むように形成されていることを特徴とする圧接端
    子金具。
  2. 【請求項2】 前記両側壁には、前記両圧接刃とは反対
    の外側へ突出する拡開規制突部がそれぞれ設けられてい
    て、両拡開規制突部の外幅寸法が前記本体部の外幅寸法
    とほぼ同じ大きさに設定されていることを特徴とする請
    求項1記載の圧接端子金具。
  3. 【請求項3】 前記圧接部の後側には、前記電線をかし
    め付けて固定するための一対のかしめ片を備える圧着部
    が設けられているものにおいて、 前記圧接部と前記圧着部との間には、圧着部側に行くの
    に従って幅狭となる圧着部用絞り部が設けられ、前記圧
    着部の両かしめ片が前記電線の径寸法に応じて前記両側
    壁よりも内側に引っ込んで形成されていることを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の圧接端子金具。
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