JP2001110467A - 圧接端子金具 - Google Patents

圧接端子金具

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JP2001110467A
JP2001110467A JP28800299A JP28800299A JP2001110467A JP 2001110467 A JP2001110467 A JP 2001110467A JP 28800299 A JP28800299 A JP 28800299A JP 28800299 A JP28800299 A JP 28800299A JP 2001110467 A JP2001110467 A JP 2001110467A
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JP
Japan
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press
terminal fitting
wire
electric wire
ridge
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Pending
Application number
JP28800299A
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English (en)
Inventor
Kenji Tsuji
健司 辻
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線圧接部の強度を高めることで、導通接続
の信頼性を向上させることが可能な圧接端子金具を提供
する。 【解決手段】 端子金具10の圧接部12には、左右の
側壁15,15を上下に亘り内側へ屈曲することで一対
の突条21,21が内側へ膨出するように形成された前
後2組の圧接刃20,20が設けられ、前後に隣接する
突条21,21とその間に位置する側壁15との上端縁
にはフランジ25が突条21の膨出方向とは反対側に屈
曲して形成される。このフランジ25が、圧接部12に
電線Wを押しこむ際に、突条21が潰されることを規制
するので、電線Wの芯線Mに対して適正な接触圧が確保
されて導通接続の信頼性を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧接端子金具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、圧接端子金具は、圧接刃を有
し、ここに電線を押しこむと電線被覆に切り込みが入
り、内部の芯線との接触を可能にする。こうした圧接端
子金具は、金属平板の表面にメッキ処理を施した後、そ
の金属平板を所定形状に打ち抜き、曲げ加工を行って製
造される。このとき、電線の芯線に接触させる端面が打
ち抜きの際の破断面である場合には、メッキ処理がされ
ておらず、破断面に酸化被膜が生じて接触信頼性が低下
してしまう問題がある。このため、従来より、この破断
面に後メッキ処理を施すことが行われてきた。しかし、
こうした2度のメッキ処理の煩わしさから他の製造様式
が考えられてきた。その圧接端子金具として、特開平8
−241740号公報に記載のものが知られている。図
6に示すように、圧接端子金具1は、相手の端子金具と
の接続部2に連ねて電線を圧接させるための電線圧接部
3を前後に2組設けたものである。それぞれの電線圧接
部3は、左右の側壁から上下に亘り内側へ膨出する一対
の突条4,4を向かい合わせるように設けてなり、電線
が電線圧接部3に圧入されると、両突条4,4で電線の
被覆に食い込み、突条4同士の向かい合う先端面を電線
の芯線に接触させて導通接続を行っている。上述した圧
接端子金具1では、電線圧接部3の突条4は、メッキ処
理された側壁の壁面を内側に屈曲させて形成されている
ので、後メッキ処理を施さなくても、突条4の先端面は
メッキ処理された端面とすることができ、電線圧接部3
と電線との接触信頼性を確保できるという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の圧接端子金具1では、電線圧接部3は両側壁を
内側に屈曲させて突条4を形成しているため、電線を押
しこむときに電線から電線圧接部3の突条4に対して外
側へ向かう力が作用すると、突条4が伸び方向へ変形
し、その結果、対向する突条4,4間の間隔が広がるよ
うに潰れてしまうことがあった。すると、電線に対する
接触圧が不足して導通接続の状態が不安定となってしま
う虞があった。本発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、電線圧接部の強度を高めることで、導通接続の信
頼性を向上させることが可能な圧接端子金具の提供を目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、相手の端子金具と接続可能
な接続部と、前記接続部に連ねて形成されると共に底壁
から同方向に立ち上がって向かい合う一対の側壁に設け
られて電線の端末に圧接される電線圧接部とを備え、前
記電線圧接部を、前記両側壁に上下に亘り内側へ膨出す
るよう形成された一対の突条により構成した圧接端子金
具において、前記突条の上端縁及び/又は下端縁に突条
の膨出方向とは反対側に屈曲するフランジを形成したと
ころに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記底壁には、前記突条間に位置して抜き孔が形成
されているところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>請求項1の
発明によれば、電線から電線圧接部の突条に対して外側
へ向かう力が作用した場合にも、突条の膨出方向とは反
対側に形成されたフランジによって、対向する突条の間
隔が広がるように潰れてしまうことを防いで、電線に対
して電線圧接部を適正に保持することができる。従っ
て、圧接端子金具は、電線圧接部の強度を高めて、導通
接続の信頼性を向上させることが可能となる。
【0007】<請求項2の発明>請求項2の発明によれ
ば、抜き孔が設けてあるから突条を膨出形成する際に底
壁が障害となりにくく、従って、フランジを備えた突条
の形成が容易となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜図4に基づいて説明する。本実施形態は、雌型の圧接
端子金具(以下「端子金具」という)10に本発明を適
用したものである。端子金具10は、表面にメッキ処理
を施した金属板をプレスにより打ち抜いてから曲げ加工
することにより形成され、図示しない相手の雄型端子金
具と接続される接続部11と、電線Wの端末を圧接する
圧接部12と、電線Wの圧接部分の後方をかしめ固着す
るバレル部13とが、前方から順に形成される(図1参
照)。
【0009】接続部11は、角筒形をなし、その内部に
は、相手の雄側端子金具のタブ部と弾性的に接触可能な
弾性接触片11Aが開口先端から内部へ向けて屈曲形成
されている。バレル部13は、底壁14の左右両側に備
える側壁15,15から上方に延出するバレル片13A
を形成し、このバレル片13Aによって電線Wの被覆S
にかしめ付け可能である。
【0010】圧接部12は、左右両側壁15の間に前後
2組の圧接刃(本発明の電線圧接部に相当する)20,
20を備える。各圧接刃20は、一対の突条21,21
を向かい合わせて構成される(図1参照)。これらの突
条21は、側壁15を、上下に亘り内側へ打ち出すこと
で形成されており、突条21は、先端縁をメッキ処理さ
れた端面とすることができるので、圧接刃20と電線W
との接触信頼性を確保することができる。また、圧接刃
20において、向かい合う両突条21の先端縁同士の間
隔は、電線Wにおける芯線Mの直径よりも少し短い所定
寸法に設定されており、芯線Mに対する接触圧を確保す
る(図4参照)。
【0011】ここで、圧接部12の底壁14には、前後
の圧接刃20,20のそれぞれの下端縁と対応する部分
に、方形状の抜き孔17,17が穿設されている。この
抜き孔17は、図3に示す展開状態において、底壁14
のうち、突条21に隣接している箇所を左右両側縁に亘
って打ち抜いて形成されている。突条21を形成する
際、圧接部12の側壁15の打ち出しに伴って、圧接部
12は前後方向に収縮され、抜き孔17の前端縁と後端
縁とが互いに近付くようにして突条21が形成される。
【0012】このとき、従来例に示した圧接端子金具1
のように、突条を形成する側壁の打ち出し部分が底壁に
連結されているものである場合には、突条を形成する
際、底壁を食い込ませてながら打ち出されたり、底壁を
前後方向に収縮させながら打ち出されることにより、底
壁が歪んでしわが生じたり(図6の電線圧接部に隣接す
る底壁を参照)、突条が底板に引っ張られて均一の厚さ
に形成されないことがあった。さらに、突状が底壁と連
結されているので打ち出すために大きな力が必要であっ
たり、打ち出した後の戻りも大きくなってしまい、突条
の先端縁同士の間隔を適正に管理すること等が困難であ
った。
【0013】それに対し、本実施形態のように抜き孔1
7が設けられている場合では、抜き孔17の前端縁と後
端縁とが互いに近付くことで、底壁14は、食い込み部
分が形成されたり、前後方向に収縮されたりすることが
ないので、しわが生じることがない。さらに、突条21
の厚さも均一に保ち易く、突条21の形成が容易にでき
ると共に、対向する突条21,21間の間隔も適正値に
管理し易い。
【0014】さて、上述した圧接部12における側壁1
5の上端縁には、フランジ25が、突条21の膨出方向
とは反対側に向けて水平に張り出し形成されている(図
1参照)。このフランジ25の曲げ加工は、突条21の
曲げ加工に先立ってなされるものである。詳細には、フ
ランジ25は、図3に示す展開状態において側壁15の
端縁から均一幅をもって延設されており、圧接部12の
全範囲に亘って連続して形成されている。この箇所は、
同図に破線で示される折り曲げ線Xを境として側壁15
となる領域に対して外方へかつほぼ直角をなすように折
り曲げられる。この工程の後、或いは、この工程と複合
的に、側壁15及び突条21は底壁14となる領域より
曲げ加工されることで、圧接部12が形成される。ここ
で、圧接刃20は側壁15から突条21の先端縁に至る
につれてその高さが徐々に低くなる形状をなすと共に、
フランジ25が外側に水平に突出するようにして形成さ
れているから、圧接部12に電線を押しこむ際に、電線
Wを突条21の先端縁同士が向かい合う位置まで電線W
を案内をすることができる(図4参照)。
【0015】このように構成される本実施形態の端子金
具10について、電線Wの圧接工程を説明する。電線W
の端末が、端子金具10の圧接部12の上面側から両圧
接刃20に向けて圧入される。すると、電線Wは、前後
の圧接刃20において、突条21が被覆Sを破って食い
込ませつつ圧入されて、芯線Mが突条21の先端縁に接
触される(図4参照)。これにより、電線Wと端子金具
10とは前後2箇所の圧接刃20において導通接続がな
される。ここで、圧接部12にはフランジ25が設けら
れていて、電線Wが圧接される場合に、突条21の膨出
方向とは反対側に設けられたフランジ25によって、突
条21が伸び方向へ変形し、対向する突条21間の間隔
が広がって、両突条21が前後方向へ開いて潰れること
を防止して、突条21同士の間隔が適正に維持されるの
で、良好な圧接が可能となる。
【0016】また、上記の圧接が完了したら、あるいは
圧接と同時に圧接部12の後方に設けられたバレル部1
3において、バレル片13Aが巻き付け状に電線Wにか
しめられて、端子金具10が電線Wに対して固着され、
図示しないコネクタハウジングに装着される。
【0017】このように、本実施形態に係る端子金具1
0によれば、圧接部12の上端縁にフランジ25が形成
されているので、電線圧接時において突条21間が広が
るように潰れてしまうことを規制する。これにより、電
線Wの芯線Mに対して適正な接触圧が確保されて導通接
続の信頼性が高められる。
【0018】また、本実施形態の端子金具10のよう
に、圧接部12の底壁に抜き孔17を備えるので、打ち
出しにより突条21を形成しても底壁14に歪みが生じ
ることがなく突条21を容易に形成できる。それと共
に、このような抜き孔17を底壁14に設けたものであ
っても、フランジ25が形成されているので、圧接部1
2の強度を向上させることができる。
【0019】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。 (1)上記実施形態の端子金具10において、抜き孔1
7は、底壁14のうち、突条21に隣接している箇所を
左右両側縁に亘って打ち抜いて形成したものであった
が、図5に示すように、底壁14のうち、突条21に隣
接している箇所の左右両側縁付近のみをそれぞれ打ち抜
いて、抜き孔17を形成するものであっても良い。 (2)上記実施形態において、突条21の上端縁にフラ
ンジ25を設けたが下端縁に設けるものであっても良
い。また上端縁と下端縁との双方に設けるものであって
も良い。 (3)上記実施形態において、フランジ25は前後の突
条21とその間に位置する側壁との上端縁に亘って形成
されていたが突条21の上端にのみ形成されるものであ
っても良い。 (4)上記実施形態において、端子金具10は底壁14
に抜き孔17を設けたものであったが、底壁14に抜き
孔を設けていないものであっても良い。 (5)上記実施形態において、雌型の圧接端子金具に適
用していたが、雄型の圧接端子金具に適用するものであ
っても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る圧接端子金具の平面図
【図2】圧接端子金具の側面図
【図3】圧接部付近の展開図
【図4】圧接後における圧接部の断面図
【図5】他の実施形態に係る圧接端子金具の平面図
【図6】従来例の平面図
【符号の説明】
10…圧接端子金具 11…接続部 14…底壁 15…側壁 20…圧接刃(電線圧接部) 21…突条 25…フランジ W…電線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手の端子金具と接続可能な接続部と、 前記接続部に連ねて形成されると共に底壁から立ち上が
    って向かい合う一対の側壁に設けられて電線の端末に圧
    接される電線圧接部とを備え、 前記電線圧接部を、前記両側壁に上下に亘り内側へ膨出
    するよう形成された一対の突条により構成した圧接端子
    金具において、 前記突条の上端縁及び/又は下端縁に突条の膨出方向と
    は反対側に屈曲するフランジを形成したことを特徴とす
    る圧接端子金具。
  2. 【請求項2】 前記底壁には、前記突条間に位置して抜
    き孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の圧接端子金具。
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