JP2000348845A - 圧接端子金具の製造方法 - Google Patents

圧接端子金具の製造方法

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JP2000348845A
JP2000348845A JP11158591A JP15859199A JP2000348845A JP 2000348845 A JP2000348845 A JP 2000348845A JP 11158591 A JP11158591 A JP 11158591A JP 15859199 A JP15859199 A JP 15859199A JP 2000348845 A JP2000348845 A JP 2000348845A
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JP11158591A
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English (en)
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Eiji Kojima
映二 児嶋
Yasushi Saito
寧 齋藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレス加工後にも再度のメッキ加工を行うこ
となく、電線との良好な接触状態を維持できる圧接端子
金具の製造方法を提供すること。 【解決手段】 圧接部6は、電線の被覆に切り込みを入
れる切り刃部8と、この切り刃部8の下方において切り
刃部8によって切り込まれた部分の芯線7Bに接触する
接触部14とから構成されている。接触部14は、断面
略三角形状に形成されており、その先端部分は、芯線に
接触可能な尖端14Aとされている。接触部14は、略
長方形状の切り出し部がプレス金型の凹所内で圧潰され
ることによって形成されているので、導電性板材の表面
に施されるメッキが保持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧接端子金具の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12および図13には、特開平6−3
33613号に開示された圧接端子金具100を示し
た。この圧接端子金具100の中央には、図示しない被
覆電線の被覆部分に切り込みを入れる圧接部101が設
けられている。圧接部101は、図13に示すように、
上方に開口する略U字状に形成されており、その開口縁
側には、電線の被覆に切り込みを入れる切り刃部102
が設けられ、その下方には、電線の芯線との接触を行う
接触部103が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、圧接端子金具1
00の材料となる導電性板材は、錆止め等の目的から、
プレス加工の前に予めメッキ加工が施されている。この
ため、プレス加工が行われると、その破断面部分のメッ
キが脱落してしまう。従来の圧接端子金具100では、
切り刃部102と接触部103とは、いずれも破断面に
形成されているため、接触部103と電線との良好な接
触状態を保つために、プレス加工後に再度のメッキ加工
を行わなければならなかった。
【0004】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、プレス加工後にも再度のメッ
キ加工を行うことなく、電線との良好な接触状態を維持
できる圧接端子金具の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに請求項1の発明に係る圧接端子金具の製造方法は、
表面にメッキが施された導電性板材よりなり、一対の側
壁を有しかつ両側壁からは圧接部が対向するようにして
設けられるとともに、両圧接部は、電線被覆に切り込み
を入れる切り刃部と、この切り刃部の下方に配置され切
り刃部によって切り込まれた部分の芯線に接触する尖端
を有した接触部とが備えられるものを製造するための方
法であって、前記圧接部のうちの接触部は、前記側壁か
ら内向きに切り起こされた切り出し部が形成された後、
前記尖端に対応する鋭角部を底部に設けた凹所を有する
プレス金型を用い、前記切り出し部を前記凹所内の形状
に適合させて変形させることによって形成されることを
特徴とする。なお、上記手段において、「鋭角部」と
は、芯線に接触する尖端を備えた鋭い角を備えた部分の
ことを意味しており、数学的な意味の90度以下の角の
みを備えた部分を意味するものではない。つまり、「鋭
角部」の角度は、90度よりも小さくても大きくても同
じでもよい。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載の製造
方法であって、前記凹所の内部は、前記圧接部とほぼ同
じ容量に形成され、前記切り出し部を前記この凹所内で
圧潰することによって、前記切り出し部を凹所内の形状
に適合させて前記圧接部を成形することを特徴とする。
【0007】
【発明の作用、および発明の効果】請求項1の発明によ
れば、圧接部には、導電性板材のメッキが保持されてい
るので、プレス後にメッキ加工を施さなくても、被覆電
線と圧接端子金具との良好な接続状態が維持される。
【0008】請求項2の発明によれば、切り出し部は、
凹所内で圧潰することによって成形されるので、圧接部
の形状が安定する。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図1〜図11を参照しつつ詳細に説明する。まず、
図1〜図4を参照しつつ、圧接端子金具1の構成につい
て説明する。圧接端子金具1は、後述するように、表面
にメッキが施された導電性板材2から形成される。圧接
端子金具1の前端(図1において左端)には、図示しな
い相手側端子金具と接続可能な略角筒状の連結部3が設
けられている。この連結部3の後方には、圧接端子金具
1の長さ方向に沿って、底壁10の両縁部から左右一対
の側壁4が折り立てられている。側壁4の後端部分に
は、被覆電線7(以下、「電線7」という)をかしめ付
けるバレル片5が、前後に互い違いに突設されている。
【0010】また、両側壁4の中央には、前後一対の圧
接部6が、両側壁4から互いに対向するようにして設け
られている。圧接部6は、電線7の被覆7Aに切り込み
を入れる切り刃部8と、この切り刃部8の下方において
切り刃部8によって切り込まれた部分の芯線7Bに接触
する接触部14とから構成されている。接触部14は、
断面略二等辺三角形状に形成されており、その先端部分
(左右一対の圧接部6において、互いに最も近接してい
るところ)は、芯線7Bに接触可能な尖端14Aとされ
ている。また、同じ側の側壁4に設けられている前後一
対の圧接部6の間には、開口20が開放されている。ま
た、左右一対の切り刃部8の間には、電線7の被覆7A
に切り込んで芯線7Bと電気的に導通可能とする圧接溝
9が前後方向に設けられている。
【0011】次に、この圧接端子金具1を製造する方法
について、図5〜図11を参照しつつ説明する。なお、
圧接端子金具1の圧接部6以外の製造方法については、
従来より当業者に周知のものであるため、説明の便宜の
ために省略する。
【0012】まず、図5を参照しつつ、導電性板材2に
ついて説明する。図5は、圧接端子金具1における圧接
部6として形成される部分の構造を示したものである。
図示左右方向には、導電性板材2の中央に沿って、底壁
10となる部分が設けられており、その部分の上下両側
には、一対の側壁4となる部分が設けられている。各側
壁4の中央には、それぞれ左右一対の切り出し部11が
形成されている。この切り出し部11は、後述するよう
に第三プレス金型25によってプレスされることで、圧
接部6として形成される。左右一対の切り出し部11
は、おのおのの基部11Aから、互いに対向する方向に
延設されており、その先端部分で溝部13によって隔離
されている。切り出し部11の基部11A付近には、斜
面15が設けられており、その斜面15よりも先端部分
の幅が基部の幅よりも狭くされている。この斜面15
は、圧接端子金具1の切り刃部8となる。
【0013】次に、図6〜図11を参照しつつ、圧接部
6の製造工程について説明する。なお、これらの図6〜
図11は、図5におけるA−A線断面を示したものであ
る。まず、両切り出し部11を、基部11Aにおいて、
圧接端子金具1の内側に折り立てる(図7を参照)。次
に、第一プレス金型16の底面を側壁4となる面に載せ
た状態で、切り出し部11の中央部19から先端を互い
に離間する方向に、略直角に折り曲げる(図8を参
照)。なお、第一プレス金型16の先端には、切り出し
部11を角張ったC字状に折り曲げたときに、その先端
縁11Bが当接する位置に段差16Aが設けられた先細
形状とされている。
【0014】次に、上下一対の第二プレス金型17,1
8により、中央部19から先端を断面略U字状に折り返
した状態とする(図9を参照)。ここで、下側の第二プ
レス金型18には、左右一対の切り出し部11の間に設
けられる開口20とほぼ等幅を備えた凸部21が備えら
れており、この凸部21を開口20に挿入した状態で、
上側の第二プレス金型17が押し付けられてくる。上側
の第二プレス金型17には、凸部21と同等の断面形状
を備えた受部22と、この受部22の左右両側部に断面
略U字状に設けられる折曲げ凹部23とが備えられてい
る。また、折曲げ凹部23を挟んで、受部22と反対側
には、側壁当接部24が設けられており、上下の第二プ
レス金型17,18が組み合わせられて凸部21と受部
22とが面接触した状態では、丁度、側壁当接部24
が、圧接端子金具1における側壁4となる部分に当接す
る。
【0015】最後に、本発明のプレス金型に該当する第
三プレス金型25によって、圧接部6の形成を完了させ
る。第三プレス金型25には、両切り出し部11に対応
する位置に、凹所27が設けられており、この凹所27
の底部(図10における上側)には、圧接部6における
接触部14の尖端14Aに対応する断面三角形状の鋭角
部26が設けられている。凹所27の内部空間は、圧接
部6の容量とほぼ同じとされている。また、第三プレス
金型25の下方には、平板状の受け金型28が備えられ
ている。
【0016】導電性板材2の底面側を受け金型28に載
置した状態で、上側から第三プレス金型25を押し付け
ると、断面略U字状に折り曲げられた切り出し部11が
凹所27の内部で圧潰され、鋭角部26に対応して尖端
14Aを備えた接触部14が設けられ、切り出し部11
全体が断面略三角形状の圧接部6として成型される(図
11を参照)。このようにして、圧接部6が形成された
後には、図示しないプレス金型によって、残りの部分が
折曲げ加工されて、圧接端子金具1が形成される。
【0017】このように本実施形態によれば、圧接部6
には、導電性板材2のメッキが保持されているので、プ
レス後にメッキ加工を施さなくても、電線7と圧接端子
金具1との良好な接続状態が維持される。また、切り出
し部11は、圧接部6とほぼ同容量の凹所27の内部で
圧潰することによって成形されるので、圧接部6の形状
が安定する。
【0018】本発明は前記実施形態に限定されるもので
はなく、例えば次に記載するようなものも本発明の技術
的範囲に含まれる。 (1)本実施形態では、雌側の圧接端子金具1を示した
が、本発明によれば、圧接端子金具は雄側のものでもよ
い。 (2)本実施形態では、圧接部6は凹所27内で圧潰さ
れているが、本発明によれば、切り出し部を圧潰させる
必要はなく、例えば凹所の壁面に沿って折り曲げるよう
にしてもよい。 (3)本実施形態では、圧接部6は圧接端子金具1の前
後方向に一対に設けられているが、本発明によれば、圧
接部の個数は問わず、一つまたは三つ以上でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における圧接端子金具の平面図
【図2】圧接端子金具の側面図
【図3】圧接端子金具の正面図
【図4】圧接部の様子を示す一部切り欠き斜視図
【図5】導電性板材における圧接部付近の図
【図6】圧接部の形成工程を示す図ー1
【図7】圧接部の形成工程を示す図ー2
【図8】圧接部の形成工程を示す図ー3
【図9】圧接部の形成工程を示す図ー4
【図10】圧接部の形成工程を示す図ー5
【図11】圧接部の形成工程を示す図ー6
【図12】従来例における圧接端子金具の斜視図
【図13】図12におけるC−C線断面図
【符号の説明】
1…圧接端子金具 2…導電性板材 4…側壁 6…圧接部 7…被覆電線 7A…被覆 7B…芯線 8…切り刃部 9…圧接溝 10…底壁 11…切り出し部 14…接触部 14A…尖端 25…第三プレス金型(プレス金型) 26…鋭角部 27…凹所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児嶋 映二 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 齋藤 寧 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5E012 AA01 5E063 GA08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にメッキが施された導電性板材より
    なり、一対の側壁を有しかつ両側壁からは圧接部が対向
    するようにして設けられるとともに、両圧接部は、電線
    被覆に切り込みを入れる切り刃部と、この切り刃部の下
    方に配置され切り刃部によって切り込まれた部分の芯線
    に接触する尖端を有した接触部とが備えられる圧接端子
    金具を製造するための方法であって、 前記圧接部のうちの接触部は、前記側壁から内向きに切
    り起こされた切り出し部が形成された後、前記尖端に対
    応する鋭角部を底部に設けた凹所を有するプレス金型を
    用い、前記切り出し部を前記凹所内の形状に適合させて
    変形させることによって形成されることを特徴とする圧
    接端子金具の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記凹所の内部は、前記圧接部とほぼ同
    じ容量に形成され、前記切り出し部を前記この凹所内で
    圧潰することによって、前記切り出し部を凹所内の形状
    に適合させて前記圧接部を成形することを特徴とする請
    求項1記載の圧接端子金具の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6848955B2 (en) 2002-12-10 2005-02-01 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Method for producing male terminal fittings and terminal fitting
US7202766B2 (en) 2003-07-10 2007-04-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic element

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US6848955B2 (en) 2002-12-10 2005-02-01 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Method for producing male terminal fittings and terminal fitting
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