JP2002208156A - Hoe−ldユニットの組立調整方法及びその組立調整装置 - Google Patents

Hoe−ldユニットの組立調整方法及びその組立調整装置

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JP2002208156A
JP2002208156A JP2001005087A JP2001005087A JP2002208156A JP 2002208156 A JP2002208156 A JP 2002208156A JP 2001005087 A JP2001005087 A JP 2001005087A JP 2001005087 A JP2001005087 A JP 2001005087A JP 2002208156 A JP2002208156 A JP 2002208156A
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Tarou Teru
太郎 照
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光素子とホログラム素子とが予め組付けら
れたユニット構成に対して受光素子を調整しながら組付
ける方式としつつ、光スポットと受光素子との傾き調整
に関して、受光素子にフォーカス信号用の分割線が1本
しかない場合でも、高精度に傾きを検出・調整できるH
OE−LDユニットの組立調整方法を提供する。 【解決手段】 受光素子4において一般に各受光領域
B,C,E,G,IのエッジBe,Ce,Ee,Ge,
Ie及びフォーカス信号用の分割線7が互いに同一直線
上、或いは、平行又は直交する整然とした配置関係にあ
る点に着目し、受光素子組付け面に集光する複数個の光
スポット中で少なくとも2個以上の光スポットa〜dの
位置を対応する受光領域B,C,E,G,IのエッジB
e,Ce,Ee,Ge,Ieに合わせることで直交関係
が取れるよう受光素子4の傾きを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子とホログ
ラム素子(HOE=Holographic Optical Element)
と受光素子とをユニット化してなり光記録媒体に対する
情報の記録又は再生に用いられる光ピックアップ装置に
組み込まれるHOE−LDユニットの組立調整方法及び
組立調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップ装置は、光源(半導体レ
ーザ等の発光素子)と、光源からの光束を光ディスク上
に集束させる対物レンズと、光ディスクからの反射光を
検出する受光素子と、光源から光ディスクに至る光路中
に設けた種々の光学部品とにより、光ディスクに対して
情報の記録、再生を行うものである。
【0003】このような光ピックアップ装置を構成する
光学部品として、発光素子とホログラム素子と受光素子
とを筐体ユニットによりパッケージ化(ユニット化)し
て予め調整組立を施して一部品(HOE−LD(Laser
Device)ユニット)とし、光ピックアップ装置の組立
調整を簡易化しようという流れがある。
【0004】このようなHOE−LDユニットは、発光
素子とホログラム素子と受光素子との相対位置関係の要
求精度が高く、その組立調整方法としては、擬似的に光
ピックアップ装置の光学系と等価若しくは同じ効果が得
られる光学系を備える調整用光学系装置を用意し、HO
E−LDユニット内の発光素子の光を基準に組立調整を
行うということが考えられる。
【0005】このような組立調整に関する従来例とし
て、例えば、特開平8−111026号公報に示される
ピックアップの調整方法がある。これは、いうなれば、
ホログラム型半導体レーザ装置のホログラムの組立調整
を短時間かつ正確に行うことを目的とした提案であっ
て、発光素子と受光素子とを予め組付けた後にホログラ
ム素子を調整して組付けるようにしたものであり、発光
素子からの照射光を回折格子によって主ビームと2つの
副ビームとに分割させて対物レンズに与え、平滑な反射
板の反射面に集光させ、この反射面で反射された光を、
対物レンズを通過させ、ホログラムによって2つの光に
分割させて受光素子に与える際に、この受光強度の合計
値が最大となるように、回折格子、ホログラムを光軸中
心に角変位させるようにしたものである。
【0006】このための調整設備光学系としては、コリ
メートレンズ、対物レンズ及び反射板を備えている。
【0007】このような構成において、コリメートレン
ズが理想の平行光を作り、対物レンズの焦点が反射面に
一致した状態を作り出し、この時の受光素子の受光強度
が最大となり、かつ、対物レンズを光軸方向に+L、−
Lだけ各々動かした時の受光強度が等しくなるように光
学素子(回折格子とホログラム)を光軸中心に回転させ
るというものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平8−
111026号公報による提案例では、コリメートレン
ズが作る理想の平行光や対物レンズの合焦の位置への設
備光学系の調整(擬似的に光ピックアップ装置の光学系
と同じ又は等価な光学系)は、非常に難しいわけである
が、その調整方法、手段、若しくは装置構成については
言及されていないものである。
【0009】また、光スポットと受光素子との位置合わ
せについても、受光強度最大の位置で位置調整、傾き調
整を行うようにしているが、感度等の面から考えても、
高精度には対応しがたい。
【0010】また、受光素子のフォーカス信号用の受光
領域を形成する分割線上に位置する光スポットの受光量
の差信号により、位置決めする手段は公知であるが、そ
れでも、上記の特開平8−111026号公報による提
案例の受光素子形状(構成)では傾き調整を高精度に行
うためには、工夫が必要となる。
【0011】即ち、図11を参照すれば、受光素子10
0と複数の光スポットa〜dとが傾きθを持っている場
合で、フォーカス信号用の受光領域B,Cを形成する分
割線101に1つの光スポットaが存在し、その他の光
スポットb,c,dも受光領域E,G,Jに入っている
と(丁度、図11に示すような状態)、初期的には何ら
問題ないが、発光素子に熱等の影響により波長変動が発
生すると、図11に示す分割線101上の光スポットa
は光スポットcの方向へシフトするので、結果として、
分割線101に対して傾きθだけ傾いた方向に光スポッ
トaがシフトすることになり、分割線101に対して均
等に位置していた光スポットaが偏った状態となってし
まい、受光領域B,Cにより検出されるフォーカスエラ
ー信号に誤差を生じるようになる。このために、傾き調
整は信頼性上高精度に行う必要がある。
【0012】ちなみに、受光素子100の受光領域の構
成を例えば図12に示すようにフォーカス信号用の受光
領域B,Cだけでなく、同列上に位置する受光領域G,
Hに関しても分割線102が形成されたものを用いるよ
うにすれば、図13に示すような複数個の光スポットa
〜dとの位置合わせをする場合は、図14に示すような
状態で位置合わせ完了であるが、その検出は、光スポッ
トaと光スポットcとが受光領域B,Cの分割線101
と受光領域G,Hの分割線102との線上に各々位置す
るため、受光領域B,C及び受光領域G,Hの差信号を
とることにより、分割線に対する直交方向の位置合わせ
と同時に傾き調整も行えることとなる。
【0013】ところが、光ピックアップ装置に用いられ
る受光素子の信号機能としては、分割線による一ヶ所の
差信号をとることによりフォーカスエラー信号を得るこ
とができるものであり、当該ユニットの組付け調整のた
めにわざわざ分割線を2本に増やした受光素子構成とす
るのは必ずしも適正な対応策とはいえない。
【0014】そこで、本発明は、発光素子とホログラム
素子とが予め組付けられたユニット構成に対して受光素
子を調整しながら組付ける方式としつつ、光スポットと
受光素子との傾き調整に関して、受光素子にフォーカス
信号用の分割線が1本しかない場合でも、高精度に傾き
を検出し、効率的に生産できるHOE−LDユニットの
組立調整方法及び組立調整装置を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
発光素子とホログラム素子と矩形状の複数の受光領域を
有する受光素子とをユニット筐体によりユニット化して
なり光記録媒体に対する情報の記録又は再生に用いられ
る光ピックアップ装置に組み込まれるHOE−LDユニ
ットの組立調整方法であって、前記発光素子と前記ホロ
グラム素子とが予め前記ユニット筐体に組付けられた状
態で、前記光ピックアップ装置の光学系と同じ又は等価
な光学系を有する調整用光学系装置を用い、前記発光素
子を発光させて前記ホログラム素子及び前記調整用光学
系装置を介して形成される複数個の光スポットが対応す
る前記受光素子の受光領域上に結像されるように調整し
て前記受光素子を前記ユニット筐体の受光素子組付け面
に組付ける際に、前記受光素子組付け面に集光する複数
個の前記光スポット中で少なくとも2個以上の光スポッ
トの位置をその光スポットに対応する前記受光領域のエ
ッジに合わせることで前記受光素子の傾きを調整するよ
うにした。
【0016】従って、受光素子において一般に各受光領
域のエッジ及びフォーカス信号用の分割線が互いに同一
直線上、或いは、平行又は直交する整然とした配列配置
関係にある点に着目し、受光素子組付け面に集光する複
数個の光スポット中で少なくとも2個以上の光スポット
の位置をその光スポットに対応する受光領域のエッジに
合わせることで受光素子の傾きを調整することにより、
フォーカス信号用の分割線が1つしかないような構成の
受光素子を用いる場合であっても光スポットとの傾き調
整が可能となり、よって、発光素子の経時、温度特性的
な変化にも対応可能なHOE−LDユニットの組立調整
を行える。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載のH
OE−LDユニットの組立調整方法において、傾き調整
の検出を行うための前記光スポットに対応する前記受光
領域の受光量が最大となるスポット光量の所定割合とな
る位置で前記光スポットの位置と前記受光領域のエッジ
とを合わせるようにした。
【0018】従って、請求項1記載の発明を実現する上
で、分割線が1つしかない構成の受光素子と光スポット
と間の傾きを高精度に調整できる。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項1記載のH
OE−LDユニットの組立調整方法において、傾き調整
の検出を行うための前記光スポットをその光スポットに
対応する前記受光領域のエッジ部分を通るようにスキャ
ニングさせて受光量のプロファイルをとり、そのプロフ
ァイルの微分値がピークとなる位置で前記光スポットの
位置と前記受光領域のエッジとを合わせるようにした。
【0020】従って、請求項1記載の発明を実現する上
で、分割線が1つしかない構成の受光素子と光スポット
と間の傾きを高精度に調整できる。
【0021】請求項4記載の発明は、発光素子とホログ
ラム素子と矩形状の複数の受光領域を有する受光素子と
をユニット筐体によりユニット化してなり光記録媒体に
対する情報の記録又は再生に用いられる光ピックアップ
装置に組み込まれるHOE−LDユニットの組立調整方
法であって、前記発光素子と前記ホログラム素子とが予
め前記ユニット筐体に組付けられた状態で、前記光ピッ
クアップ装置の光学系と同じ又は等価な光学系を有する
調整用光学系装置を用い、前記発光素子を発光させて前
記ホログラム素子及び前記調整用光学系装置を介して形
成される複数個の光スポットが対応する前記受光素子の
受光領域上に結像されるように調整して前記受光素子を
前記ユニット筐体の受光素子組付け面に組付ける際に、
前記受光素子組付け面に相対する位置に或る間隔をあけ
て前記受光素子を配置させた状態で、これらの受光素子
組付け面と受光素子との間に多視野同時観察光学系を備
える撮像手段を挿入し、前記発光素子を発光させて前記
ホログラム素子及び前記調整用光学系装置を介して形成
される複数個の光スポットと前記受光素子の複数個の前
記受光領域とを1つの画像として前記撮像手段により取
り込んでパターンマッチングを行い、パターンマッチン
グした状態で前記受光素子の前記光スポットに対する位
置調整と傾き調整を行い、その調整後、前記撮像手段を
排出させて前記受光素子を前記受光素子組付け面方向へ
直動オフセットさせるようにした。
【0022】従って、多視野同時観察光学系を備える撮
像手段を利用することにより、調整時の受光素子の出力
信号を用いることなく、フォーカス信号用の分割線が1
つしかないような構成の受光素子を用いる場合であって
も光スポットとの傾き調整が可能となり、よって、発光
素子の経時、温度特性的な変化にも対応可能なHOE−
LDユニットの組立調整を行える。
【0023】請求項5記載の発明は、発光素子とホログ
ラム素子と矩形状の複数の受光領域を有する受光素子と
をユニット筐体によりユニット化してなり光記録媒体に
対する情報の記録又は再生に用いられる光ピックアップ
装置に組み込まれるHOE−LDユニットの組立調整方
法であって、前記発光素子と前記ホログラム素子とが予
め前記ユニット筐体に組付けられた状態で、前記光ピッ
クアップ装置の光学系と同じ又は等価な光学系を有する
調整用光学系装置を用い、前記発光素子を発光させて前
記ホログラム素子及び前記調整用光学系装置を介して形
成される複数個の光スポットが対応する前記受光素子の
受光領域上に結像されるように調整して前記受光素子を
前記ユニット筐体の受光素子組付け面に組付ける際に、
前記ユニット筐体に予め組付けられた前記ホログラム素
子のホログラム素子面に相対する位置に或る間隔をあけ
て前記受光素子を配置させた状態で、これらのホログラ
ム素子面と受光素子との間に多視野同時観察光学系を備
える撮像手段を挿入し、前記ホログラム素子面と前記受
光素子とを1つの画像として取り込んで前記ホログラム
素子の格子と前記受光素子の前記受光領域に形成された
フォーカス信号検出用の分割線若しくはこの分割線に平
行な前記受光素子のエッジとが直交するように前記受光
素子の傾き調整を行い、その調整後、前記撮像手段を排
出させて前記受光素子を前記受光素子組付け面方向へ直
動オフセットさせるようにした。
【0024】従って、多視野同時観察光学系を備える撮
像手段を利用することにより、調整時の受光素子の出力
信号を用いることなく、フォーカス信号用の分割線が1
つしかないような構成の受光素子を用いる場合であって
も光スポットとの傾き調整が可能となり、よって、発光
素子の経時、温度特性的な変化にも対応可能なHOE−
LDユニットの組立調整を行える。
【0025】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
の何れか一記載のHOE−LDユニットの組立調整方法
において、前記調整対象となる前記受光素子は、フォー
カス信号検出用の分割線が1つだけの素子である。
【0026】従って、光ピックアップ装置に組み込む上
で最低限必要な受光素子構成で済ませる場合の組付け調
整を適正に行える。
【0027】請求項7記載の発明は、発光素子とホログ
ラム素子と矩形状の複数の受光領域を有する受光素子と
をユニット筐体によりユニット化してなり光記録媒体に
対する情報の記録又は再生に用いられる光ピックアップ
装置に組み込まれるHOE−LDユニットの組立調整装
置であって、前記発光素子と前記ホログラム素子とが予
め組付けられた状態の前記ユニット筐体の受光素子組付
け面に対して前記受光素子を可動調整自在に保持する駆
動源を含む受光素子可動保持機構と、前記光ピックアッ
プ装置の光学系と同じ又は等価な光学系を有する調整用
光学系装置と、前記受光素子の各受光領域からの受光信
号を取り込む信号取り込み手段と、前記発光素子を発光
させて前記ホログラム素子及び前記調整用光学系装置を
介して形成される複数個の光スポットが対応する前記受
光素子の受光領域上に結像されるように調整して前記受
光素子を前記ユニット筐体の受光素子組付け面に組付け
る際に、前記受光素子組付け面に集光する複数個の前記
光スポット中で少なくとも2個以上の光スポットの位置
をその光スポットに対応する前記受光領域のエッジに合
わせるように前記信号取り込み手段により取り込まれる
受光信号を用いて前記駆動源を制御する傾き調整制御手
段と、を備える。
【0028】従って、請求項1ないし3記載の調整方法
を実現し得る調整装置を提供できる。
【0029】請求項8記載の発明は、発光素子とホログ
ラム素子と矩形状の複数の受光領域を有する受光素子と
をユニット筐体によりユニット化してなり光記録媒体に
対する情報の記録又は再生に用いられる光ピックアップ
装置に組み込まれるHOE−LDユニットの組立調整装
置であって、前記発光素子と前記ホログラム素子とが予
め組付けられた状態の前記ユニット筐体の受光素子組付
け面に対してオフセットした位置で前記受光素子を可動
調整自在及び直動自在に保持する駆動源を含む受光素子
可動保持機構と、前記光ピックアップ装置の光学系と同
じ又は等価な光学系を有する調整用光学系装置と、前記
受光素子組付け面とオフセットした受光素子との間に挿
脱自在に挿入される多視野同時観察光学系を備えて、前
記発光素子を発光させて前記ホログラム素子及び前記調
整用光学系装置を介して形成される複数個の光スポット
と前記受光素子の複数個の前記受光領域とを1つの画像
として取り込んでパターンマッチングを行うための撮像
手段と、パターンマッチングした状態で前記駆動源を制
御して前記受光素子の前記光スポットに対する位置調整
と傾き調整を行う傾き調整制御手段と、この調整後、前
記撮像手段が排出された状態で前記受光素子を前記受光
素子組付け面方向へ直動オフセットさせるように前記駆
動源を制御する直動制御手段と、を備える。
【0030】従って、請求項4記載の調整方法を実現し
得る調整装置を提供できる。
【0031】請求項9記載の発明は、発光素子とホログ
ラム素子と矩形状の複数の受光領域を有する受光素子と
をユニット筐体によりユニット化してなり光記録媒体に
対する情報の記録又は再生に用いられる光ピックアップ
装置に組み込まれるHOE−LDユニットの組立調整装
置であって、前記発光素子と前記ホログラム素子とが予
め組付けられた状態の前記ユニット筐体の受光素子組付
け面に対してオフセットした位置で前記受光素子を可動
調整自在及び直動自在に保持する駆動源を含む受光素子
可動保持機構と、前記光ピックアップ装置の光学系と同
じ又は等価な光学系を有する調整用光学系装置と、前記
ホログラム素子面とオフセットした受光素子との間に挿
脱自在に挿入される多視野同時観察光学系を備えて、前
記ホログラム素子面と前記受光素子とを1つの画像とし
て取り込む撮像手段と、前記ホログラム素子の格子と前
記受光素子の前記受光領域に形成されたフォーカス信号
検出用の分割線若しくはこの分割線に平行な前記受光素
子のエッジとが直交するように前記駆動源を制御して前
記受光素子の傾き調整を行う傾き調整制御手段と、この
調整後、前記撮像手段が排出された状態で前記受光素子
を前記受光素子組付け面方向へ直動オフセットさせるよ
うに前記駆動源を制御する直動制御手段と、を備える。
【0032】従って、請求項5記載の調整方法を実現し
得る調整装置を提供できる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図5に基づいて説明する。本実施の形態の組立調
整方法及び組立調整装置が対象とする部材は、光ピック
アップ装置中に組み込まれて使用されるHOE−LDユ
ニット1である。このHOE−LDユニット1は、発光
素子としての半導体レーザ2とこの半導体レーザ2から
出射されたレーザ光を複数本の光ビームに分割して複数
個の光スポットとして光記録媒体(図示せず)に照射さ
せるためのホログラム素子3と、光記録媒体に照射され
た各光スポットからの反射光を各々の対応する受光領域
で受光してRF信号、トラッキングエラー信号、フォー
カスエラー信号等を検出するためのフォトダイオード等
による受光素子4とを、ユニット筐体としてのハウジン
グ5により一体ユニット化したものである。
【0034】ここに、本実施の形態では、このようなH
OE−LDユニット1に関して、半導体レーザ2とホロ
グラム素子3とがハウジング5の基準面5a,5bに対
して予め組付けられた状態にあり、後述するような調整
工程を経て、受光素子4をハウジング5の受光素子組付
け面5cに組付けることでユニットを完成させることを
前提とする。なお、HOE−LDユニット1の構成の仕
方によっては、図1中に示すように、半導体レーザ2か
らの光を90°偏向させてホログラム素子3に入射させ
るプリズム(ミラー)6を介在させてもよい。
【0035】ここで、本実施の形態の場合の受光素子4
の受光領域の構成例及び光スポットとの関係について図
2及び図3を参照して説明する。まず、本実施の形態で
は、ホログラム素子3により図3に示すような4個の光
スポットa,b,c,dを形成させるものであり、光ス
ポットaがフォーカス信号用、光スポットb,dがトラ
ッキング信号用、光スポットa〜dがRF信号用であ
り、光スポットb,c,d列と光スポット列a,cとは
直交する位置関係に設定されている。受光素子4にあっ
ては、図2(b)に示すように光スポットb,c,d列
に対応させた受光領域列とこの受光領域列に平行で光ス
ポットaに対応させた受光領域列とを有する。これらの
受光領域を各々A〜Iとすると、受光領域B,Cは光ス
ポットaに対応するもので分割線7により2分されてい
る。受光領域E,G,Iは各々光スポットb,c,dに
対応する。
【0036】これにより、基本的には、 EF信号=(B+D)+E+G+I トラッキングエラー信号=E−I フォーカスエラー信号=B−C により算出される。なお、この他の受光領域A,D,
F,Hは光記録媒体の種類等によっては必要なものを併
せて示しているが、本実施の形態では、特に必要のない
領域であり、説明を省略する。
【0037】何れにしても、これらの各受光領域A〜I
は長方形なる矩形状に形成され、それらの各エッジ部分
や分割線7が一直線上に並び、或いは、平行又は直交す
るように整然と配列形成されている。
【0038】ここに、このような受光素子4は、ハウジ
ング5の受光素子組付け面5cに対して対向させつつ受
光素子可動保持機構としてのXYθ調整+Z可動ステー
ジ8に搭載されて可動調整自在に保持されている。この
ステージ8自体は傾き調整制御手段の機能を果たすパソ
コン9からの制御信号を受けて駆動される4軸方向の駆
動源としてのモータ(ドライバを含む)10により変位
駆動される。また、受光素子4の各受光領域からの受光
信号は信号取り込み手段として機能するA/D変換器1
1を介して前記パソコン9に取り込まれる構成とされて
いる。
【0039】一方、このような受光素子4の組付け調整
には擬似的に光ピックアップ装置の光学系と同じ又は等
価となる光学系が設備に求められる。このような光学系
を有する調整用光学系装置12の構成例を図1を参照し
て説明する。
【0040】調整用光学系装置12の光学系は、ユニッ
ト1側からの光束を受けるコリメートレンズ13とこの
コリメートレンズ13による平行光を受けるハーフミラ
ー14とオートコリメータ15とを有する。ハーフミラ
ー14とオートコリメータ15とは正対した状態となる
ように調整した上で、α軸(X軸回りの回転軸)とβ軸
(Y軸回りの回転軸)とを有するαβ調整ステージ16
に搭載され、一対となって光軸に反射面が垂直となるよ
うにパソコン9による制御の下、2軸方向のモータ(ド
ライバを含む)17によりあおり調整可能な構成とされ
ている。即ち、装置の調整光学系としては、半導体レー
ザ2、ホログラム素子3、ハウジング5等のバラツキに
より、組付けの度に、コリメートレンズ13の平行光調
整とハーフミラー14のあおり調整が必要となる。
【0041】この2種類の調整の検出系として、オート
コリメータ15を使用する。平行光調整はオートコリメ
ータ15に写るスポットが最小化するようコリメートレ
ンズ13を光軸方向に位置調整する。あおり調整は図5
に示すように、オートコリメータ15に写る光スポット
Sの位置を中心に持ってくるように、ハーフミラー14
とオートコリメータ15との対であおる。
【0042】このような調整をすることで、擬似的に光
ピックアップ装置の光学系と同じ又は等価な光学系が達
成できたことになる。
【0043】なお、このような調整を自動で行う場合に
は、図1中に示すようにオートコリメータ15の画面を
CCD18に取込み、画像処理部19で画像処理してパ
ソコン9に取り込むことで対応することも可能である。
【0044】上述したように調整用光学系装置12の調
整完了後、半導体レーザ2を発光させて受光素子組付け
面5cに集光する複数の光スポットa〜dと受光素子4
の受光領域とを位置合せ調整するわけであるが、受光素
子4の形状(構成)によっては、信号(各受光領域の受
光量)による調整には工夫が必要となる。
【0045】即ち、前述した図12に示したように分割
線を2本有する受光素子の構成で、図13に示したよう
な光スポットa〜dとの位置合わせをする場合は、図1
4に示すような状態で位置合わせ完了であるが、その検
出は、光スポットaと光スポットcとが受光領域B,C
の分割線101と受光領域G,Hの分割線102との上
に各々位置するため、受光領域B,C及び受光領域G,
Hの差信号をとることにより、分割線直交方向の位置合
わせと同時に傾き調整も行える。
【0046】ところが、本実施の形態では、図2(b)
に示すように1本の分割線7のみを有する構成の受光素
子4を用いることを前提としている。この場合、単純に
位置合わせすると、正規の位置合わせ状態は図2(b)
に示す状態であるが、前述した図11に示すように光ス
ポットと受光領域B,Cの分割線7が傾きθだけ傾いた
状態でも受光領域B,C間の差信号は0であり、RF信
号も図2(b)に示す正規の場合と同じ値となる。
【0047】このため、本実施の形態で対象としている
構成の受光素子4と図3に示すような光スポットa〜d
とを位置合わせする場合は、受光領域B,C間の差信号
の他に、傾き調整用の検出処理が必要となる。
【0048】そこで、本実施の形態における傾き調整用
の検出処理について説明する。本実施の形態では、受光
素子4において各受光領域B,C,E,G,Iのエッジ
及び分割線7が互いに同一直線上、或いは、平行又は直
交する配置関係にある点を利用し、複数個の光スポット
a〜dの位置を対応する受光領域B,C,E,G,Iの
エッジに合わせることで傾きを検出しその傾きがなくな
るように調整させるものである。
【0049】その方法として、例えば、図5(a)のよ
うに、光スポットa〜dに対して受光素子4をスキャニ
ングさせることで、分割線7と直交する複数のエッジB
e,Ce,Ee,Ge,Ieに対して、それに対応する
光スポットa〜dの位置を合わせる。図5(b)が分割
線7と直交する複数のエッジBe,Ce,Ee,Ge,
Ieに光スポットa〜dが位置合わせできた状態であ
り、互いの傾き調整が完了したことになる。
【0050】もちろん、これと同様のことを、分割線7
と平行な複数のエッジとそれに対応する光スポットとの
間で行うようにしてもよい。
【0051】この場合の実際的な光スポットによるエッ
ジ位置の検出方法について、図6を参照して説明する。
実際の調整動作としては、光スポットS(a〜d)は不
動で受光素子4側をスキャニング移動させるが、この説
明上は、逆に光スポットSが受光素子(一つの受光領
域)4上をスキャニングする形で説明する。光スポット
Sが受光素子4上をスキャニングすると(図6(a)参
照)、図6(b)に示すグラフのようにスポット位置に
応じて受光量が変化する。光スポットSが前端側のエッ
ジeにかかっている間は受光量が増加し、光スポットS
が受光領域に完全に入ってしまうと一定となり、光スポ
ットSが後端側のエッジeにかかると受光量が減少して
いく。
【0052】よって、最大となる受光量の所定の割合に
なる位置を検出して、傾き調整に使う全ての光スポット
a〜dをこの受光量割合になった位置に合わせれば、傾
き調整が可能となる。この割合は、数%〜100%まで
どこを使っても可能であるが、感度から考えて、50%
付近が最も適当であると考えられる。
【0053】光スポットa〜dと対応する受光領域B,
C,E,G,Iとの位置合せ調整が終了したら、パソコ
ン9によりモータ10を駆動させてステージ8をZ方向
に直動させることにより、受光素子4を受光素子組付け
面5cに接合させ、組付ける。
【0054】なお、光スポットSによる受光素子4の受
光領域エッジ位置の検出方法に関しては、このような受
光量割合ではなく、別の検出方法も可能である。例え
ば、図8に示すように、図7(b)のA部分の受光量曲
線を微分した曲線をプロファイルし、このプロファイル
に従いピーク値になるよう、傾き調整に使う光スポット
Sの位置を合わせるようにしてもよい。
【0055】本発明の第二の実施の形態を図8に基づい
て説明する。前述の実施の形態で示した部分と同一部分
は同一符号を用いて示し、説明も省略する(以降の実施
の形態でも同様とする)。
【0056】本実施の形態は、前述の実施の形態とは異
なる方式の調整用光学系装置21を用いるようにしたも
のである。
【0057】この調整用光学系装置21の光学系は、ユ
ニット1からの光束を受けるコリメートレンズ22とこ
のコリメートレンズ22からの平行光を受ける対物レン
ズ23と、この対物レンズ23で集束された光スポット
を受けるハーフミラー24とを有し、コリメートレンズ
22と対物レンズ23との間の往路復路各々の平行光を
検出する平行光検出手段25,26と、コリメートレン
ズ22及び対物レンズ23を焦点方向(光軸方向)に稼
動させる可動機構27を有する。本実施の形態の構成の
場合、平行光調整のみで擬似的に光ピックアップ装置の
光学系と同じ又は等価な光学系が達成できる(ハーフミ
ラー24は光ピックアップ装置の光ディスクと同じ役割
となり、焦点位置での反射であるため、略垂直で可)。
【0058】平行光検出手段25,26は、例えば、ダ
ブルナイフエッジ法を利用すればよい。或いは、平行光
に調整したい光束中に所定の角度を持って2枚の平板を
設置し、この光束の干渉縞を計測することにより行うよ
うにしてもよい。
【0059】これらの平行光検出手段25,26からの
情報でコリメートレンズ22と対物レンズ23とを光軸
方向に動作させて平行光調整を行った状態で、擬似的に
光ピックアップ装置の光学系と同じ又は等価な光学系が
達成できたことになる。
【0060】後の処理は、第一の実施の形態の場合と同
様である。
【0061】本発明の第三の実施の形態を図9及び図1
0に基づいて説明する。本実施の形態は、受光素子4か
らの信号を用いずに傾き調整を行うようにしたものであ
る。
【0062】図9に示すように、受光素子組付け面5c
と受光素子4とを相対する位置にある間隔をあけて配置
させ、その間に多視野同時観察光学系31を装備した撮
像手段(例えば、CCD)32を挿入し、半導体レーザ
2を発光させて光スポットa〜dと受光素子4の受光領
域B,C,E,G,Iとを1つの画像として取り込むこ
とでパターンマッチングを行い、マッチングした状態で
受光素子4の光スポットa〜dに対する位置調整と傾き
調整を行わせる(図9には図示していないが、前述した
場合と同様にパソコン9によりモータ10を動作させて
受光素子4を保持しているステージ8を可動させればよ
い…傾き調整制御手段)。
【0063】なお、多視野同時観察光学系31は、基本
的には図10に示すように、プリズム33、ミラー3
4,35,36等により構成されて、多視野の画像が重
なって撮像される光学系であればよい。
【0064】このような調整の後、多視野同時観察光学
系31を装備した撮像手段32を受光素子4・受光素子
組付け面5c間から排出させ、パソコン9によりモータ
10を動作させてステージ8により受光素子4を受光素
子組付け面5c方向へ直動オフセットさせることで(直
動制御手段)、位置合わせ完了となる。
【0065】なお、特に図示しないが、本実施の形態と
同様なことを、ホログラム素子3の面と受光素子4との
間に多視野同時観察光学系31を装備した撮像手段32
を介在させ、ホログラム素子3の格子と受光素子4の受
光領域の分割線7若しくはそれと平行なエッジが直交す
るように受光素子4の傾き調整を行うようにしてもよ
い。
【0066】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、受光素子
において一般に矩形状の各受光領域のエッジ及びフォー
カス信号用の分割線が互いに同一直線上、或いは、平行
又は直交する配置関係にある点に着目し、受光素子組付
け面に集光する複数個の光スポット中で少なくとも2個
以上の光スポットの位置をその光スポットに対応する受
光領域のエッジに合わせることで受光素子の傾きを調整
するようにしたので、フォーカス信号用の分割線が1つ
しかないような構成の受光素子を用いる場合であっても
光スポットとの傾き調整が可能となり、よって、発光素
子の経時、温度特性的な変化にも対応可能なHOE−L
Dユニットの組立調整を行うことができる。
【0067】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明を実現する上で、分割線が1つしかない構成の
受光素子と光スポットと間の傾きを高精度に調整するこ
とができる。
【0068】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明を実現する上で、分割線が1つしかない構成の
受光素子と光スポットと間の傾きを高精度に調整するこ
とができる。
【0069】請求項4記載の発明によれば、多視野同時
観察光学系を備える撮像手段を利用することにより、調
整時の受光素子の出力信号を用いることなく、フォーカ
ス信号用の分割線が1つしかないような構成の受光素子
を用いる場合であっても光スポットとの傾き調整が可能
となり、よって、発光素子の経時、温度特性的な変化に
も対応可能なHOE−LDユニットの組立調整を行うこ
とができる。
【0070】請求項5記載の発明によれば、多視野同時
観察光学系を備える撮像手段を利用することにより、調
整時の受光素子の出力信号を用いることなく、フォーカ
ス信号用の分割線が1つしかないような構成の受光素子
を用いる場合であっても光スポットとの傾き調整が可能
となり、よって、発光素子の経時、温度特性的な変化に
も対応可能なHOE−LDユニットの組立調整を行うこ
とができる。
【0071】請求項6記載の発明によれば、請求項1な
いし5の何れか一記載のHOE−LDユニットの組立調
整方法において、調整対象となる受光素子は、フォーカ
ス信号検出用の分割線が1つだけの素子としているの
で、光ピックアップ装置に組み込む上で最低限必要な受
光素子構成で済ませる場合の組付け調整を適正に行うこ
とができる。
【0072】請求項7記載の発明によれば、請求項1な
いし3記載の調整方法を実現し得る調整装置を提供する
ことができる。
【0073】請求項8記載の発明によれば、請求項4記
載の調整方法を実現し得る調整装置を提供することがで
きる。
【0074】請求項9記載の発明によれば、請求項5記
載の調整方法を実現し得る調整装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の組立調整装置を示
すブロック図的な構成図である。
【図2】受光素子を示し、(a)は側面図、(b)は受
光領域と光スポットとを示す正面図である。
【図3】光スポットの分散状態を示す説明図である。
【図4】オートコリメータを示し、(a)は側面図、
(b)はコリメータのCCD取込画像の概略正面図であ
る。
【図5】エッジを利用した傾き検出方法を示し、(a)
は調整前の正面図、(b)は調整後の正面図である。
【図6】検出方法を示し、(a)は模式的正面図、
(b)はスポット位置−受光量の特性のグラフである。
【図7】検出方法の変形例を示すスポット位置−受光量
微分値の特性図である。
【図8】本発明の第二の実施の形態の組立調整装置を示
すブロック図的な構成図である。
【図9】本発明の第三の実施の形態の組立調整装置を示
すブロック図的な構成図である。
【図10】その多視野同時観察光学系の構成例を示す概
略側面図である。
【図11】受光素子に対する光スポットの位置合せ例を
示す正面図である。
【図12】受光素子の受光領域構成例を示す正面図であ
る。
【図13】光スポットの分散状態を示す説明図である。
【図14】受光素子に対する光スポットの位置合せ例を
示す正面図である。
【符号の説明】
1 HOE−LDユニット 2 発光素子 3 ホログラム素子 4 受光素子 5 ユニット筐体 5c 受光素子組付け面 8 受光素子可動保持機構 10 駆動源 11 信号取り込み手段 12 調整用光学系装置 21 調整用光学系装置 31 多視野同時観察光学系 32 撮像手段 B,C,E,G,I 受光領域 Be,Ce,Ee,Ge,Ie エッジ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子とホログラム素子と矩形状の複
    数の受光領域を有する受光素子とをユニット筐体により
    ユニット化してなり光記録媒体に対する情報の記録又は
    再生に用いられる光ピックアップ装置に組み込まれるH
    OE−LDユニットの組立調整方法であって、 前記発光素子と前記ホログラム素子とが予め前記ユニッ
    ト筐体に組付けられた状態で、前記光ピックアップ装置
    の光学系と同じ又は等価な光学系を有する調整用光学系
    装置を用い、前記発光素子を発光させて前記ホログラム
    素子及び前記調整用光学系装置を介して形成される複数
    個の光スポットが対応する前記受光素子の受光領域上に
    結像されるように調整して前記受光素子を前記ユニット
    筐体の受光素子組付け面に組付ける際に、 前記受光素子組付け面に集光する複数個の前記光スポッ
    ト中で少なくとも2個以上の光スポットの位置をその光
    スポットに対応する前記受光領域のエッジに合わせるこ
    とで前記受光素子の傾きを調整するようにしたことを特
    徴とするHOE−LDユニットの組立調整方法。
  2. 【請求項2】 傾き調整の検出を行うための前記光スポ
    ットに対応する前記受光領域の受光量が最大となるスポ
    ット光量の所定割合となる位置で前記光スポットの位置
    と前記受光領域のエッジとを合わせるようにしたことを
    特徴とする請求項1記載のHOE−LDユニットの組立
    調整方法。
  3. 【請求項3】 傾き調整の検出を行うための前記光スポ
    ットをその光スポットに対応する前記受光領域のエッジ
    部分を通るようにスキャニングさせて受光量のプロファ
    イルをとり、そのプロファイルの微分値がピークとなる
    位置で前記光スポットの位置と前記受光領域のエッジと
    を合わせるようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    HOE−LDユニットの組立調整方法。
  4. 【請求項4】 発光素子とホログラム素子と矩形状の複
    数の受光領域を有する受光素子とをユニット筐体により
    ユニット化してなり光記録媒体に対する情報の記録又は
    再生に用いられる光ピックアップ装置に組み込まれるH
    OE−LDユニットの組立調整方法であって、 前記発光素子と前記ホログラム素子とが予め前記ユニッ
    ト筐体に組付けられた状態で、前記光ピックアップ装置
    の光学系と同じ又は等価な光学系を有する調整用光学系
    装置を用い、前記発光素子を発光させて前記ホログラム
    素子及び前記調整用光学系装置を介して形成される複数
    個の光スポットが対応する前記受光素子の受光領域上に
    結像されるように調整して前記受光素子を前記ユニット
    筐体の受光素子組付け面に組付ける際に、 前記受光素子組付け面に相対する位置に或る間隔をあけ
    て前記受光素子を配置させた状態で、これらの受光素子
    組付け面と受光素子との間に多視野同時観察光学系を備
    える撮像手段を挿入し、前記発光素子を発光させて前記
    ホログラム素子及び前記調整用光学系装置を介して形成
    される複数個の光スポットと前記受光素子の複数個の前
    記受光領域とを1つの画像として前記撮像手段により取
    り込んでパターンマッチングを行い、パターンマッチン
    グした状態で前記受光素子の前記光スポットに対する位
    置調整と傾き調整を行い、その調整後、前記撮像手段を
    排出させて前記受光素子を前記受光素子組付け面方向へ
    直動オフセットさせるようにしたことを特徴とするHO
    E−LDユニットの組立調整方法。
  5. 【請求項5】 発光素子とホログラム素子と矩形状の複
    数の受光領域を有する受光素子とをユニット筐体により
    ユニット化してなり光記録媒体に対する情報の記録又は
    再生に用いられる光ピックアップ装置に組み込まれるH
    OE−LDユニットの組立調整方法であって、 前記発光素子と前記ホログラム素子とが予め前記ユニッ
    ト筐体に組付けられた状態で、前記光ピックアップ装置
    の光学系と同じ又は等価な光学系を有する調整用光学系
    装置を用い、前記発光素子を発光させて前記ホログラム
    素子及び前記調整用光学系装置を介して形成される複数
    個の光スポットが対応する前記受光素子の受光領域上に
    結像されるように調整して前記受光素子を前記ユニット
    筐体の受光素子組付け面に組付ける際に、 前記ユニット筐体に予め組付けられた前記ホログラム素
    子のホログラム素子面に相対する位置に或る間隔をあけ
    て前記受光素子を配置させた状態で、これらのホログラ
    ム素子面と受光素子との間に多視野同時観察光学系を備
    える撮像手段を挿入し、前記ホログラム素子面と前記受
    光素子とを1つの画像として取り込んで前記ホログラム
    素子の格子と前記受光素子の前記受光領域に形成された
    フォーカス信号検出用の分割線若しくはこの分割線に平
    行な前記受光素子のエッジとが直交するように前記受光
    素子の傾き調整を行い、その調整後、前記撮像手段を排
    出させて前記受光素子を前記受光素子組付け面方向へ直
    動オフセットさせるようにしたことを特徴とするHOE
    −LDユニットの組立調整方法。
  6. 【請求項6】 前記調整対象となる前記受光素子は、フ
    ォーカス信号検出用の分割線が1つだけの素子であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし5の何れか一記載のHO
    E−LDユニットの組立調整方法。
  7. 【請求項7】 発光素子とホログラム素子と矩形状の複
    数の受光領域を有する受光素子とをユニット筐体により
    ユニット化してなり光記録媒体に対する情報の記録又は
    再生に用いられる光ピックアップ装置に組み込まれるH
    OE−LDユニットの組立調整装置であって、 前記発光素子と前記ホログラム素子とが予め組付けられ
    た状態の前記ユニット筐体の受光素子組付け面に対して
    前記受光素子を可動調整自在に保持する駆動源を含む受
    光素子可動保持機構と、 前記光ピックアップ装置の光学系と同じ又は等価な光学
    系を有する調整用光学系装置と、 前記受光素子の各受光領域からの受光信号を取り込む信
    号取り込み手段と、 前記発光素子を発光させて前記ホログラム素子及び前記
    調整用光学系装置を介して形成される複数個の光スポッ
    トが対応する前記受光素子の受光領域上に結像されるよ
    うに調整して前記受光素子を前記ユニット筐体の受光素
    子組付け面に組付ける際に、前記受光素子組付け面に集
    光する複数個の前記光スポット中で少なくとも2個以上
    の光スポットの位置をその光スポットに対応する前記受
    光領域のエッジに合わせるように前記信号取り込み手段
    により取り込まれる受光信号を用いて前記駆動源を制御
    する傾き調整制御手段と、を備えることを特徴とするH
    OE−LDユニットの組立調整装置。
  8. 【請求項8】 発光素子とホログラム素子と矩形状の複
    数の受光領域を有する受光素子とをユニット筐体により
    ユニット化してなり光記録媒体に対する情報の記録又は
    再生に用いられる光ピックアップ装置に組み込まれるH
    OE−LDユニットの組立調整装置であって、 前記発光素子と前記ホログラム素子とが予め組付けられ
    た状態の前記ユニット筐体の受光素子組付け面に対して
    オフセットした位置で前記受光素子を可動調整自在及び
    直動自在に保持する駆動源を含む受光素子可動保持機構
    と、 前記光ピックアップ装置の光学系と同じ又は等価な光学
    系を有する調整用光学系装置と、 前記受光素子組付け面とオフセットした受光素子との間
    に挿脱自在に挿入される多視野同時観察光学系を備え
    て、前記発光素子を発光させて前記ホログラム素子及び
    前記調整用光学系装置を介して形成される複数個の光ス
    ポットと前記受光素子の複数個の前記受光領域とを1つ
    の画像として取り込んでパターンマッチングを行うため
    の撮像手段と、 パターンマッチングした状態で前記駆動源を制御して前
    記受光素子の前記光スポットに対する位置調整と傾き調
    整を行う傾き調整制御手段と、 この調整後、前記撮像手段が排出された状態で前記受光
    素子を前記受光素子組付け面方向へ直動オフセットさせ
    るように前記駆動源を制御する直動制御手段と、を備え
    ることを特徴とするHOE−LDユニットの組立調整装
    置。
  9. 【請求項9】 発光素子とホログラム素子と矩形状の複
    数の受光領域を有する受光素子とをユニット筐体により
    ユニット化してなり光記録媒体に対する情報の記録又は
    再生に用いられる光ピックアップ装置に組み込まれるH
    OE−LDユニットの組立調整装置であって、 前記発光素子と前記ホログラム素子とが予め組付けられ
    た状態の前記ユニット筐体の受光素子組付け面に対して
    オフセットした位置で前記受光素子を可動調整自在及び
    直動自在に保持する駆動源を含む受光素子可動保持機構
    と、 前記光ピックアップ装置の光学系と同じ又は等価な光学
    系を有する調整用光学系装置と、 前記ホログラム素子面とオフセットした受光素子との間
    に挿脱自在に挿入される多視野同時観察光学系を備え
    て、前記ホログラム素子面と前記受光素子とを1つの画
    像として取り込む撮像手段と、 前記ホログラム素子の格子と前記受光素子の前記受光領
    域に形成されたフォーカス信号検出用の分割線若しくは
    この分割線に平行な前記受光素子のエッジとが直交する
    ように前記駆動源を制御して前記受光素子の傾き調整を
    行う傾き調整制御手段と、 この調整後、前記撮像手段が排出された状態で前記受光
    素子を前記受光素子組付け面方向へ直動オフセットさせ
    るように前記駆動源を制御する直動制御手段と、を備え
    ることを特徴とするHOE−LDユニットの組立調整装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7274012B2 (en) 2004-07-12 2007-09-25 Ricoh Company, Ltd. Optical fiber probe, light detection device, and light detection method

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US7274012B2 (en) 2004-07-12 2007-09-25 Ricoh Company, Ltd. Optical fiber probe, light detection device, and light detection method

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