JP2002025106A - 光ピックアップの組立装置 - Google Patents

光ピックアップの組立装置

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JP2002025106A
JP2002025106A JP2000207774A JP2000207774A JP2002025106A JP 2002025106 A JP2002025106 A JP 2002025106A JP 2000207774 A JP2000207774 A JP 2000207774A JP 2000207774 A JP2000207774 A JP 2000207774A JP 2002025106 A JP2002025106 A JP 2002025106A
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Japan
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light
hologram
optical pickup
stage
positioning
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JP2000207774A
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English (en)
Inventor
Hisayoshi Oshima
久慶 大島
Toshimichi Hagitani
利道 萩谷
Ikuo Maeda
育夫 前田
Tarou Teru
太郎 照
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ピックアップにおいてホログラムに予め位
置決め用の回折格子を設けておくことによって、ホログ
ラムの光ピックアップハウジングに対する位置を迅速、
正確に調整する。 【構成】 光ピックアップのハウジング1は組立装置の
基準面に保持され、ホログラムパターンと位置決め用回
折格子が形成されたホログラム2はX,Y,Zステージ
7a,7b,7cに保持されハウジング1に対して3軸
の調整が可能である。ホログラム2を透過した調整基準
光の中で、位置決め用回折格子を通過し異なる方向に回
折した回折光19,19は受光板9に取り付けられた受
光素子10a,10bで受光される。受光素子から出力
された電気信号からX,Y,θステージ7a,7b,7
cの調整量を演算し、調整量だけ移動調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ピックアップの
組立装置に関し、さらに詳しくは、光学部品として用い
られるホログラムに予め位置決め用の回折格子を設けて
おくことによって、ホログラムのハウジングに対する位
置を迅速、正確に調整することができる光ピックアップ
の組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップの組立装置の従来例とし
て、例えば特開平09−288249号公報(ホログラ
ム素子の光軸調整装置)が知られている。この従来例
は、ホログラムの光軸調整を一般的な集積型光ピックア
ップのシリコン基板上に取り付ける前に行うものであ
る。この従来例では、半導体レーザから出射されたレー
ザ光を集光レンズを介してステージ上に載置されたホロ
グラム素子の上面に形成した第1のホログラム面に入射
させ、このレーザ光を第1のホログラム面で直進する0
次光と、0次光に対して左右に回折される±1次光とに
夫々分光し、0次光を中央の光検出器で検出する一方、
±1次光を左右の光検出器で検出して、3つの光検出器
の夫々の光入射面の中心位置に各次光のスポット像が一
致するようにステージを移動させてホログラム素子の光
軸調整を行うことが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光ピックアップ装置
は、光源と、光源からの光束をディスク上に集束させる
対物レンズと、ディスクからの反射光を検出する受光素
子と、光源からディスクにいたる光束中に設けた種々の
光学部品により、ディスクに情報の記録、再生を行うも
のである。
【0004】この光ピックアップ装置を構成する部品と
して、発光素子とホログラムと受光素子をユニット化し
てあらかじめ調整組立をして一部品とし、光ピックアッ
プ装置の組立調整を簡易化しようという技術的流れがあ
る。このユニットの中でホログラムをハウジングに対し
て位置、角度調整して組付ける際に基準光源をホログラ
ムに当て、回折した光を使って調整するということが考
えられる。
【0005】しかし、前述の従来例では複数のホログラ
ムパターンを有するホログラムを調整する場合、各次光
のスポット像が多数現れ、特定のスポットを3つの光検
出器の光入射面の中心位置に調整するのは難しい。本発
明は上記課題に対して、容易に高精度なホログラムパタ
ーンの位置調整を行うことが可能な光ピックアップの組
立装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたものであって、その第1の技術手
段は、発光素子と、該発光素子からの光束をディスク上
に集束させる対物レンズと、前記ディスクからの反射光
を検出する受光素子と、ホログラムパターンと位置決め
用回折格子を同一面上に有するホログラム等の光学部品
からなり、前記ディスクに情報の記録、再生を行う光ピ
ックアップの前記ホログラムを前記光ピックアップのハ
ウジングに対して位置、角度調整して組付ける組立装置
において、前記ハウジングを基準面に保持する基準台
と、前記ホログラムを保持し前記ハウジングに対する位
置を調整するステージと、該ステージに保持された前記
ホログラムに調整用の基準光を照射する照射手段と、該
照射手段により照射された基準光の中で前記位置決め用
回折格子により異なる方向に回折された回折光を受光す
る受光手段と、該受光手段より出力された電気信号から
前記ステージの移動量、移動方向を演算する演算手段
と、該演算手段による演算結果をもとに前記ステージを
制御する制御手段を備え、前記受光手段より出力された
電気信号をもとに前記ホログラムの前記ハウジングに対
する位置、角度を調整することを特徴とする。
【0007】第2の技術手段は、発光素子と、該発光素
子からの光束をディスク上に集束させる対物レンズと、
前記ディスクからの反射光を検出する受光素子と、ホロ
グラムパターンと位置決め用回折格子を同一面上に有す
るホログラム等の光学部品からなり、前記ディスクに情
報の記録、再生を行う光ピックアップの前記ホログラム
を前記光ピックアップのハウジングに対して位置、角度
調整して組付ける組立装置において、前記ハウジングを
基準面に保持する基準台と、前記ホログラムを保持し前
記ハウジングに対する位置を調整するステージと、該ス
テージに保持された前記ホログラムに調整用の基準光を
照射する照射手段と、該照射手段により照射された基準
光の中で前記位置決め用回折格子により異なる方向に回
折された回折光を受光する受光板と、該受光板に受光さ
れた回折光スポットを検出するCCDカメラからなる検
出手段と、該検出手段により検出された回折光スポット
位置から前記ステージの移動量、移動方向を演算する演
算手段と、該演算手段による演算結果をもとに前記ステ
ージを制御する制御手段を備え、前記検出手段からの検
出結果をもとに前記ホログラムの位置、角度を調整する
ことを特徴とする。
【0008】第3の技術手段は、第1または第2の技術
手段の光ピックアップの組立装置において、前記ホログ
ラムに2つの位置決め用回折格子を設け、該回折格子に
よる回折光が前記受光手段または受光板で2つのスポッ
トを結び、該2つのスポットを用いて前記ホログラムの
位置、角度を調整することを特徴とする。
【0009】第4の技術手段は、第1または第2の技術
手段の光ピックアップの組立装置において、前記位置決
め用回折格子は反射ホログラムによって形成されること
を特徴とする。
【0010】第5の技術手段は、第1または第2の技術
手段の光ピックアップの組立装置において、前記位置決
め用回折格子以外の前記ホログラムパターンを遮光して
前記ホログラムパターンを透過する前記基準光の影響を
無くしたことを特徴とする。
【0011】第6の技術手段は、第1の技術手段の光ピ
ックアップの組立装置において、前記回折光の検出手段
として4分割受光素子と2分割受光素子を使用し、前記
4分割受光素子の出力から前記ホログラムの位置調整を
行い、前記2分割受光素子の出力から前記ホログラムの
角度調整を行うことを特徴とする。
【0012】第7の技術手段は、第2の技術手段の光ピ
ックアップの組立装置において、前記受光板上の回折光
スポットの検出手段として2つのCCDカメラを用い、
画像処理にて前記ステージの移動量、移動方向を演算す
ることを特徴とする。
【0013】第8の技術手段は、第2の技術手段の光ピ
ックアップの組立装置において、前記受光板上の回折光
スポットの検出手段としてCCDカメラを回折光スポッ
トのピッチ分だけ移動できる移動手段に載せ、前記CC
Dカメラの視野を切り替えて前記ホログラムの位置調
整、角度調整を繰り返し行うことを特徴とする。
【0014】第9の技術手段は、第2の技術手段の光ピ
ックアップの組立装置において、前記回折光を受光する
受光板にX、Y、θの基準となる線、マークを入れ、そ
れらと前記受光板上の回折光スポットの相対位置からス
テージ移動量、移動方向を演算することを特徴とする。
【0015】第10の技術手段は、第3の技術手段の光
ピックアップの組立装置において、前記2つの位置決め
用回折格子は、前記基準光を光軸に対して同一方向、ま
たは光軸を挟んで両側に回折し、さらに前記ホログラム
の位置決め用回折格子以外の部分を透過した前記基準光
と干渉せずに前記受光面でスポットを結ぶように回折角
をもたせた回折光を用いて前記ホログラムの位置、角度
を調整することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図7に示す実施例に基づいて説明する。 (実施例1)本発明の第1の実施例の構成について説明
する。図1は、第1の実施例の構成を示す一部破断斜視
図、図2は、同じく平面図である。第1の実施例の光ピ
ックアップの組立装置は、光ピックアップの部品調整組
付けの中で、光ピックアップのハウジング1に対してホ
ログラム2のホログラムパターン2aを位置調整し、組
付けする装置である。そして、本発明の光ピックアップ
の組立装置において対象とする光ピックアップの基本的
な構成は、発光素子、発光素子からの光束をディスク上
に集束させる対物レンズ、ディスクからの反射光を検出
する受光素子、光源からディスクにいたる光束中に設け
た光学部品等からなり、ディスクに情報の記録、再生を
行うもので、従来知られているものである。本発明の光
ピックアップの組立装置が対象とする光ピックアップ
は、光学部品としてホログラム部品を使用し、そのホロ
グラム部品にはホログラムパターン2aが形成されてい
るとともに、ホログラムパターン2aが形成された面と
同一面にホログラム2をハウジング1に組み付ける工程
で使用する位置決め用の回折格子2b,2cが予め形成
されている。
【0017】第1の実施例の光ピックアップの組立装置
は、光ピックアップのハウジング1をクランプする基準
台、ホログラム2をホログラムクランプ3で保持する調
整ステージ7、ホログラム2に対して調整基準光を照射
するレーザーユニット8aからなる照射手段8、受光板
9に取り付けられた受光素子10、ステージ7の調整量
を演算し移動調整するコンピュータ17、ステージドラ
イバ18等から形成される。
【0018】ハウジング1を保持する基準台はハウジン
グストッパ6を有し、その基準面に光ピックアップのハ
ウジング1がエアシリンダ5で駆動されるハウジングク
ランプ4によってしっかりと保持される。ホログラム2
の調整ステージ7は、それぞれX軸、Y軸、θ軸を有す
る各ステージ7a,7b,7cからなり、ハウジング1
に対して3軸の調整ができるようなっており、ホログラ
ム2は調整ステージ7に取り付けられたホログラムクラ
ンプ3で保持され、ハウジングクランプ4で保持された
ハウジング1に対して押し付けられている。基準光の照
射手段8は、ホログラム2に対してレーザーユニット8
aで調整基準光を照射し、コンピュータ17、ステージ
ドライバ18はこの光を基準として調整できる構成であ
る。調整基準光はハウジング1に対して光軸が調整され
ており、レーザーユニット8aに設けられたエキスパン
ダ8bにより出射角が調整された光である。
【0019】図5は、光ピックアップのハウジング1に
組み付けられるホログラム2を示す平面図であって、中
央部にホログラムパターン2aが形成され、ホログラム
パターン2aの外方対称位置に2つの位置決め用回折格
子2b、2cが形成されている。レーザーユニット8a
から射出され、ホログラム2を透過した調整基準光の中
で、ホログラムパターン2aと同一面上に形成された位
置決め用回折格子2b、2cを通過し、異なる方向に回
折した回折光19,19は、受光板9に取り付けられた
受光素子10a,10bで受光される。受光素子10
a,10bから出力された電気信号は、増幅回路16で
増幅された後、コンピュータ17でX、Y、θステージ
7a,7b,7cの調整量を演算し、ステージドライバ
18で調整量だけX、Y、θステージ7a,7b,7c
を移動し、ホログラム2の位置調整する。
【0020】回折光19,19の受光素子10として一
方を4分割受光素子10a、他方を2分割受光素子10
bとした場合、4分割受光素子10aの出力PD11−
PD13、PD12−PD14が0となるようにホログ
ラム調整ステージ7のXステージ7a、Yステージ7b
を調整し、X,Y方向の位置調整が終了した後、2分割
受光素子10bの出力PD21−PD22が0となるよ
うにホログラム調整ステージ7のθステージ7cを調整
する。
【0021】(実施例2)本発明の第2の実施例の構成
について説明する。図3は、第2の実施例の構成を示す
一部破断斜視図、図4は、同じく平面図である。第2の
実施例の光ピックアップの組立装置の前提及び主要部の
構成は第1の実施例の光ピックアップの組立装置と同様
である。第2の実施例の光ピックアップの組立装置は、
調整基準光がホログラム2を透過した調整基準光の中
で、ホログラムパターン2aと同一面上に形成された位
置決め用回折格子2b、2cを通過し、異なる方向に回
折した回折光19,19が受光板9で受光されるまでの
構成は、第1の実施例の光ピックアップの組立装置と同
様である。しかし、第2の実施例の光ピックアップの組
立装置は、受光板9の上の回折光19,19のスポット
をCCDカメラ13で検出し、CCDカメラ13で得ら
れた画像に対し画像処理を行い、回折光のずれ量を求
め、X、Y、θステージ7a,7b,7cの調整量を演
算し、調整量だけステージ7を移動調整する構成であ
る。
【0022】受光板9の上の回折光スポットを検出する
CCDカメラ13は、2つの回折光スポットを検出する
2台のCCDカメラとすることもできるし、また1台の
CCDカメラ13をカメラ移動シリンダ15等の移動手
段に搭載し、回折光スポットのピッチ分だけ移動するこ
とでCCDカメラ13の視野を切り替えて検出を行うこ
ともできる。
【0023】回折光スポットの調整は、正規位置に調整
されたホログラム2の位置決め用回折格子2b,2cを
通過し、回折した回折光のスポットの画像処理座標での
絶対位置を記憶させ、その位置と調整を行うホログラム
の回折光スポットの画像処理座標での絶対位置が等しく
なるように調整するが、受光板9にX、Y、θの基準と
なる線、マークを付け、正規位置に調整されたホログラ
ムの回折光スポットが基準の線、マークに合うように受
光板9を調整しておき、調整するホログラムの回折光ス
ポットとその基準との相対位置が0になるように調整を
行ってもよい。
【0024】ホログラム2のホログラムパターン2aと
同一面上に設ける位置決め用回折格子2b、2cは、少
なくとも2つ形成する必要がある。以上は、位置決め用
回折格子2b、2cを透過ホログラムで形成した構成で
あるが、反射ホログラム用いて形成した構成とすること
もできる。
【0025】(実施例3)本発明の第3の実施例の構成
について説明する。図6は、第3の実施例の構成を示す
平面図である。図1、2に示す光ピックアップの組立装
置は、位置決め用回折格子2b、2cを透過ホログラム
によって形成した場合の調整装置の構成を示す図であっ
たが、位置決め用回折格子2b,2cを反射ホログラム
で形成した場合は図6のような構成となる。第3の実施
例の光ピックアップの組立装置では、基準光の照射手段
8から照射された光束は光ピックアップのハウジング1
中を通過することなく、位置決め用回折格子2b、2c
に対して光束が照射され、それぞれの回折光19,19
のスポットが受光板9に受光される。第3の実施例の光
ピックアップの組立装置によれば、ホログラム2に調整
用基準光を照射する向きが図1〜4に示す透過ホログラ
ムを使用した光ピックアップの組立装置の場合と逆にな
り、ホログラム調整用の回折格子2b,2cによる回折
光スポット検出に、光ピックアップ装置で使用するホロ
グラムの回折光が影響しないため、安定した高精度な調
整が可能となる。
【0026】受光板9上の位置決め用回折格子2b,2
cによる回折光スポットが、ホログラムのその他の部分
を透過した光と干渉しないように、調整用基準光の光軸
に対して図7(A)に示すように同一方向、または図7
(B)に示すように光軸を挟んで両側に回折する際に、
ホログラム2の位置決め用回折格子2b,2c以外の部
分を透過した調整用基準光と干渉せずに受光面9でスポ
ットを結ぶように回折角をもたせたることもできる。ま
た、位置決め用回折格子2b,2c以外のホログラム2
を透過する光を遮光する遮光板を設けることもできる。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であるので、
次のような効果を奏する。請求項1に係る発明によれ
ば、ホログラムパターンに調整用基準光を照射し、ホロ
グラムに予め形成されている位置決め用回折格子による
回折光を使ってホログラムの位置、角度調整をすること
で、光ピックアップで使用するホログラムの回折光を使
わなくてもホログラムパターンの調整ができるため、光
ピックアップで使用するホログラムパターンが複雑な場
合でも容易に組立調整をすることが可能となる。
【0028】請求項2に係る発明によれば、ホログラム
パターンに調整用基準光を照射し、ホログラムに予め形
成された位置決め用回折格子による回折光を受光板で受
光したスポットをCCDカメラで検出することで、画像
処理によってスポットの位置検出ができ、容易に高精度
な組立調整をすることが可能となる。
【0029】請求項3に係る発明によれば、ホログラム
パターンに調整用基準光を照射し、ホログラムに形成さ
れた2つの位置決め用回折格子による2つの回折光スポ
ットを発生させることで、一方のスポットでホログラム
パターンの位置調整、他方のスポットで角度調整を効率
的に行うことができ、容易に高精度な組立調整が可能と
なる。
【0030】請求項4に係る発明によれば、ホログラム
パターンと同一面上に形成された位置決め用回折格子を
反射ホログラムにすることで、ホログラムパターンに調
整用基準光を照射する向きが透過ホログラムの場合と逆
になり、ホログラムパターン調整用の回折格子によるス
ポット検出に、ピックアップ装置で使用するホログラム
パターンの回折光が影響しないため、安定した高精度な
組立調整が可能となる。
【0031】請求項5に係る発明によれば、位置決め用
回折格子以外のピックアップ装置で使用するホログラム
パターンを遮光することでホログラムパターン調整用の
回折格子によるスポット検出に、ピックアップ装置で使
用するホログラムの回折光が影響しないため、安定した
高精度な組立調整が可能となる。
【0032】請求項6に係る発明によれば、回折光スポ
ットの検出手段として4分割受光素子と2分割受光素子
を使用し、4分割受光素子の出力からホログラムパター
ンの位置調整を行い、2分割受光素子の出力からホログ
ラムパターンの角度調整することで、容易に高精度な組
立調整が可能となる。
【0033】請求項7に係る発明によれば、受光板上の
回折光スポットの検出手段として2つのCCDカメラを
使うことで、カメラ倍率を上げ視野を狭くしてもホログ
ラムパターンの位置、角度調整ができ、安定した高精度
な組立調整が可能となる。
【0034】請求項8に係る発明によれば、CCDカメ
ラを回折光スポットのピッチ分だけ移動できる移動手段
に搭載し、CCDカメラの視野を切り替えることで、カ
メラ倍率を上げ視野を狭くしてもホログラムパターンの
位置、角度調整ができ、安定した高精度な組立調整が可
能となる。
【0035】請求項9に係る発明によれば、回折光を受
光する受光板にX、Y、θの基準となる線、マークを入
れ、それらと受光板上の回折光スポットの相対位置から
ホログラムパターンの位置、角度調整を行うことで、調
整中のホログラムパターン調整の状態、調整完了後の調
整の善し悪しが受光板上のスポットの動きで確認するこ
とが可能となる。
【0036】請求項10に係る発明によれば、ホログラ
ムパターンに調整用基準光を照射し、その光軸に対して
同一方向又は、光軸を挟んで両側に回折し、さらにホロ
グラムパターンと同一面上に形成された位置決め用回折
格子による回折光の回折角をホログラムパターンの位置
決め用回折格子以外の部分を透過した調整用基準光と干
渉せずに受光面でスポットを結ぶようにすることで、ホ
ログラムパターン調整用の回折格子によるスポット検出
に、ピックアップ装置で使用するホログラムパターンの
回折光が影響しないため、安定した高精度な組立調整が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例による光ピックアップ
の組立装置の構成を示す一部断面斜視図である。
【図2】 本発明の第1の実施例による光ピックアップ
の組立装置の構成を示す平面図である。
【図3】 本発明の第2の実施例による光ピックアップ
の組立装置の構成を示す一部断面斜視図である。
【図4】 本発明の第2の実施例による光ピックアップ
の組立装置の構成を示す平面図である。
【図5】 本発明の実施例による光ピックアップの組立
装置で使用するホログラムの構成を示す平面図である。
【図6】 本発明の第3の実施例による光ピックアップ
の組立装置の構成を示す平面図である。
【図7】 本発明の第2の実施例による光ピックアップ
の組立装置において、CCDカメラの設置位置を変更し
た構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1…ハウジング、2…ホログラム、2a…ホログラムパ
ターン、2b,2c…位置決め用回折格子、3…ホログ
ラムクランプ、4…ハウジングクランプ、5…クランプ
エアシリンダ、6…ハウジングストッパ、7…調整ステ
ージ、7a…Xステージ、7b…Yステージ、7c…θ
ステージ、8…基準光源、8a…レーザユニット、8b
…エキスパンダ、9…受光板、10…受光素子、10a
…4分割受光素子、10b…2分割受光素子、11…X
方向調整基準線、12…Y方向調整基準線、13…CC
Dカメラ、14…レンズ、15…カメラ移動エアシリン
ダ、16…増幅回路、17…コンピュータ、18…ステ
ージドライバ、19…回折光。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 育夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 照 太郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H043 AD03 AD11 AD19 2H049 AA04 AA50 AA57 AA68 CA01 CA05 CA07 CA15 CA20 5D117 AA02 HH02 KK01 KK14 5D119 AA38 BA01 FA28 JA14 JA23 JC07 NA10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子と、該発光素子からの光束をデ
    ィスク上に集束させる対物レンズと、前記ディスクから
    の反射光を検出する受光素子と、ホログラムパターンと
    位置決め用回折格子を同一面上に有するホログラム等の
    光学部品からなり、前記ディスクに情報の記録、再生を
    行う光ピックアップの前記ホログラムを前記光ピックア
    ップのハウジングに対して位置、角度調整して組付ける
    組立装置において、 前記ハウジングを基準面に保持する基準台と、前記ホロ
    グラムを保持し前記ハウジングに対する位置を調整する
    ステージと、該ステージに保持された前記ホログラムに
    調整用の基準光を照射する照射手段と、該照射手段によ
    り照射された基準光の中で前記位置決め用回折格子によ
    り異なる方向に回折された回折光を受光する受光手段
    と、該受光手段より出力された電気信号から前記ステー
    ジの移動量、移動方向を演算する演算手段と、該演算手
    段による演算結果をもとに前記ステージを制御する制御
    手段を備え、前記受光手段より出力された電気信号をも
    とに前記ホログラムの前記ハウジングに対する位置、角
    度を調整することを特徴とする光ピックアップの組立装
    置。
  2. 【請求項2】 発光素子と、該発光素子からの光束をデ
    ィスク上に集束させる対物レンズと、前記ディスクから
    の反射光を検出する受光素子と、ホログラムパターンと
    位置決め用回折格子を同一面上に有するホログラム等の
    光学部品からなり、前記ディスクに情報の記録、再生を
    行う光ピックアップの前記ホログラムを前記光ピックア
    ップのハウジングに対して位置、角度調整して組付ける
    組立装置において、 前記ハウジングを基準面に保持する基準台と、前記ホロ
    グラムを保持し前記ハウジングに対する位置を調整する
    ステージと、該ステージに保持された前記ホログラムに
    調整用の基準光を照射する照射手段と、該照射手段によ
    り照射された基準光の中で前記位置決め用回折格子によ
    り異なる方向に回折された回折光を受光する受光板と、
    該受光板に受光された回折光スポットを検出するCCD
    カメラからなる検出手段と、該検出手段により検出され
    た回折光スポット位置から前記ステージの移動量、移動
    方向を演算する演算手段と、該演算手段による演算結果
    をもとに前記ステージを制御する制御手段を備え、前記
    検出手段からの検出結果をもとに前記ホログラムの位
    置、角度を調整することを特徴とする光ピックアップの
    組立装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の光ピックアップ
    の組立装置において、 前記ホログラムに2つの位置決め用回折格子を設け、該
    回折格子による回折光が前記受光手段または受光板で2
    つのスポットを結び、該2つのスポットを用いて前記ホ
    ログラムの位置、角度を調整することを特徴とする光ピ
    ックアップの組立装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の光ピックアップ
    の組立装置において、 前記位置決め用回折格子は反射ホログラムによって形成
    されることを特徴とする光ピックアップの組立装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載の光ピックアップ
    の組立装置において、 前記位置決め用回折格子以外の前記ホログラムパターン
    を遮光して前記ホログラムパターンを透過する前記基準
    光の影響を無くしたことを特徴とする光ピックアップの
    組立装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の光ピックアップの組立装
    置において、 前記回折光の検出手段として4分割受光素子と2分割受
    光素子を使用し、前記4分割受光素子の出力から前記ホ
    ログラムの位置調整を行い、前記2分割受光素子の出力
    から前記ホログラムの角度調整を行うことを特徴とする
    光ピックアップの組立装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の光ピックアップの組立装
    置において、 前記受光板上の回折光スポットの検出手段として2つの
    CCDカメラを用い、画像処理にて前記ステージの移動
    量、移動方向を演算することを特徴とする光ピックアッ
    プの組立装置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の光ピックアップの組立装
    置において、 前記受光板上の回折光スポットの検出手段としてCCD
    カメラを回折光スポットのピッチ分だけ移動できる移動
    手段に載せ、前記CCDカメラの視野を切り替えて前記
    ホログラムの位置調整、角度調整を繰り返し行うことを
    特徴とする光ピックアップの組立装置。
  9. 【請求項9】 請求項2記載の光ピックアップの組立装
    置において、 前記回折光を受光する受光板にX、Y、θの基準となる
    線、マークを入れ、それらと前記受光板上の回折光スポ
    ットの相対位置からステージ移動量、移動方向を演算す
    ることを特徴とする光ピックアップの組立装置。
  10. 【請求項10】 請求項3記載の光ピックアップの組立
    装置において、 前記2つの位置決め用回折格子は、前記基準光を光軸に
    対して同一方向、または光軸を挟んで両側に回折し、さ
    らに前記ホログラムの位置決め用回折格子以外の部分を
    透過した前記基準光と干渉せずに前記受光面でスポット
    を結ぶように回折角をもたせた回折光を用いて前記ホロ
    グラムの位置、角度を調整することを特徴とする光ピッ
    クアップの組立装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020534553A (ja) * 2018-01-16 2020-11-26 イラミーナ インコーポレーテッド 二重光学格子スライド構造化照明イメージング

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