JP3161129B2 - 光ピックアップヘッド装置 - Google Patents
光ピックアップヘッド装置Info
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- JP3161129B2 JP3161129B2 JP03509493A JP3509493A JP3161129B2 JP 3161129 B2 JP3161129 B2 JP 3161129B2 JP 03509493 A JP03509493 A JP 03509493A JP 3509493 A JP3509493 A JP 3509493A JP 3161129 B2 JP3161129 B2 JP 3161129B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクあるいは光
カードなど、光記憶媒体上に記憶される光学情報を記録
・再生あるいは消去可能な光ピックアップヘッド装置に
関するものである。
カードなど、光記憶媒体上に記憶される光学情報を記録
・再生あるいは消去可能な光ピックアップヘッド装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光記憶媒体上に情報を記録する光
ディスクシステムが様々な形態で実用化されてきてお
り、光記憶媒体上の情報を正確に読み書きする光ピック
アップヘッド装置も様々な光学系が提案されている。
ディスクシステムが様々な形態で実用化されてきてお
り、光記憶媒体上の情報を正確に読み書きする光ピック
アップヘッド装置も様々な光学系が提案されている。
【0003】図10は、従来の光ピックアップヘッド装
置の一例を示す構成図である。半導体レーザ光源1から
出射した発散ビーム70は、ホログラム素子6に入射し
た後、複数の回折光が生成される。半導体レーザ光源1
から光記憶媒体4へ向かう往路の光路においてはホログ
ラム素子6を素通りする0次回折光70が信号の読み書
きに用いられる。ホログラム素子6からの0次回折光7
0は、対物レンズ8で光記憶媒体4上に集光される。光
記憶媒体4において、42は溝が形成された基板、41
は保護膜である。光記憶媒体4で反射,回折されたビー
ム70は、再び対物レンズ8を透過した後、ホログラム
素子6に入射して、ホログラム素子6では再び複数の回
折光が生成される。ホログラム素子6の1次回折光7
1,72は光検出器5で受光され、電気信号に変換され
る。光検出器5から出力される電気信号に所望の演算を
行うことによってフォーカス誤差信号,トラッキング誤
差信号及び光記憶媒体4上に記録されている情報信号を
得ることができる。フォーカス誤差信号及びトラッキン
グ誤差信号はそれぞれ焦点制御用のアクチュエータ91
及びトラッキング制御用のアクチュエータ92に加えら
れ、光源1から出射されたビーム70が光記憶媒体4上
の所望の位置に焦点を結ぶように対物レンズ8の位置を
制御する。ここでは、半導体レーザ光源1と光検出器5
が同一のパッケージ2の中に収納され、半導体レーザ光
源1と光検出器5を銅ブロック3にマウントすることに
より、非常に小型の光ピックアップヘッド装置を実現可
能にしている。パッケージ2において101は、内部の
半導体レーザ光源1や光検出器5を外部回路と接続可能
にする接続端子である。ホログラム素子6が生成する1
次回折光71,72が有する焦点の位置は異なってお
り、光源1から出射されるビーム70が光記憶媒体4上
で合焦点にあるとき、1次回折光71は光検出器5の上
側に焦点を結び、1次回折光72は光検出器5の下側に
焦点を結ぶようにホログラム素子6に形成されるパター
ンを設計している。このようなホログラム素子を用いて
フォーカス誤差信号を検出する方法はスポットサイズデ
ィテクション法としてよく知られている。
置の一例を示す構成図である。半導体レーザ光源1から
出射した発散ビーム70は、ホログラム素子6に入射し
た後、複数の回折光が生成される。半導体レーザ光源1
から光記憶媒体4へ向かう往路の光路においてはホログ
ラム素子6を素通りする0次回折光70が信号の読み書
きに用いられる。ホログラム素子6からの0次回折光7
0は、対物レンズ8で光記憶媒体4上に集光される。光
記憶媒体4において、42は溝が形成された基板、41
は保護膜である。光記憶媒体4で反射,回折されたビー
ム70は、再び対物レンズ8を透過した後、ホログラム
素子6に入射して、ホログラム素子6では再び複数の回
折光が生成される。ホログラム素子6の1次回折光7
1,72は光検出器5で受光され、電気信号に変換され
る。光検出器5から出力される電気信号に所望の演算を
行うことによってフォーカス誤差信号,トラッキング誤
差信号及び光記憶媒体4上に記録されている情報信号を
得ることができる。フォーカス誤差信号及びトラッキン
グ誤差信号はそれぞれ焦点制御用のアクチュエータ91
及びトラッキング制御用のアクチュエータ92に加えら
れ、光源1から出射されたビーム70が光記憶媒体4上
の所望の位置に焦点を結ぶように対物レンズ8の位置を
制御する。ここでは、半導体レーザ光源1と光検出器5
が同一のパッケージ2の中に収納され、半導体レーザ光
源1と光検出器5を銅ブロック3にマウントすることに
より、非常に小型の光ピックアップヘッド装置を実現可
能にしている。パッケージ2において101は、内部の
半導体レーザ光源1や光検出器5を外部回路と接続可能
にする接続端子である。ホログラム素子6が生成する1
次回折光71,72が有する焦点の位置は異なってお
り、光源1から出射されるビーム70が光記憶媒体4上
で合焦点にあるとき、1次回折光71は光検出器5の上
側に焦点を結び、1次回折光72は光検出器5の下側に
焦点を結ぶようにホログラム素子6に形成されるパター
ンを設計している。このようなホログラム素子を用いて
フォーカス誤差信号を検出する方法はスポットサイズデ
ィテクション法としてよく知られている。
【0004】光検出器5上の受光部と1次回折光71,
72の様子を図11に示す。光検出器5は受光部501
〜506を有しており、1次回折光71は受光部501
〜503で、1次回折光72は受光部504〜506で
それぞれ受光される。このとき、回折光の中心701と
受光部502の中心線801、回折光の中心702と受
光部505の中心線802はそれぞれ一致している。中
心線801は分割線601,602から、中心線802
は分割線603,604からそれぞれ等距離にある。同
図(b)は光源1から出射されたビーム70が光記憶媒
体4上で合焦点にある場合、同図(a)及び(c)はそ
れぞれ逆方向にデフォーカスした場合の様子を示してい
る。フォーカス誤差信号は、受光部502から出力され
る信号と受光部505から出力される信号を差動演算す
ることにより得られ、さらに受光部502から出力され
る信号に受光部504,506から出力される信号を加
算し、受光部505から出力される信号に受光部50
1,503から出力される信号を加算することによりフ
ォーカス誤差信号の振幅を増大させることができる。と
ころが図10に示す光学系において半導体レーザ光源1
の端面と光検出器5の受光面の距離dが設計とずれた場
合にはフォーカス誤差信号にオフセットが発生する。こ
のときのデフォーカス距離とフォーカス誤差信号の関係
を図12に示す。図10に示すように光源1と光検出器
5を一度集積化した場合、改めてdを補正することは困
難であり、このときには、通常ホログラム素子6を回転
もしくは光軸方向に移動させて調整する方法が考えられ
る。
72の様子を図11に示す。光検出器5は受光部501
〜506を有しており、1次回折光71は受光部501
〜503で、1次回折光72は受光部504〜506で
それぞれ受光される。このとき、回折光の中心701と
受光部502の中心線801、回折光の中心702と受
光部505の中心線802はそれぞれ一致している。中
心線801は分割線601,602から、中心線802
は分割線603,604からそれぞれ等距離にある。同
図(b)は光源1から出射されたビーム70が光記憶媒
体4上で合焦点にある場合、同図(a)及び(c)はそ
れぞれ逆方向にデフォーカスした場合の様子を示してい
る。フォーカス誤差信号は、受光部502から出力され
る信号と受光部505から出力される信号を差動演算す
ることにより得られ、さらに受光部502から出力され
る信号に受光部504,506から出力される信号を加
算し、受光部505から出力される信号に受光部50
1,503から出力される信号を加算することによりフ
ォーカス誤差信号の振幅を増大させることができる。と
ころが図10に示す光学系において半導体レーザ光源1
の端面と光検出器5の受光面の距離dが設計とずれた場
合にはフォーカス誤差信号にオフセットが発生する。こ
のときのデフォーカス距離とフォーカス誤差信号の関係
を図12に示す。図10に示すように光源1と光検出器
5を一度集積化した場合、改めてdを補正することは困
難であり、このときには、通常ホログラム素子6を回転
もしくは光軸方向に移動させて調整する方法が考えられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ホログラム素子6を回
転させた場合の、光検出器5と1次回折光71,72の
関係を図13に示す。ホログラム素子6を回転させるこ
とによって例えば1次回折光71は破線で示す710
へ、1次回折光72は破線で示す720へ移動する。ホ
ログラム素子6を回転させてオフセットを補正したとき
のデフォーカスとフォーカス誤差信号の関係を図14に
示す。ホログラム素子6を回転させてオフセットを調整
した場合、合焦点付近のフォーカス誤差信号の傾きが0
となり満足にフォーカス制御を行うことができなくなる
という課題があった。
転させた場合の、光検出器5と1次回折光71,72の
関係を図13に示す。ホログラム素子6を回転させるこ
とによって例えば1次回折光71は破線で示す710
へ、1次回折光72は破線で示す720へ移動する。ホ
ログラム素子6を回転させてオフセットを補正したとき
のデフォーカスとフォーカス誤差信号の関係を図14に
示す。ホログラム素子6を回転させてオフセットを調整
した場合、合焦点付近のフォーカス誤差信号の傾きが0
となり満足にフォーカス制御を行うことができなくなる
という課題があった。
【0006】そこで本発明は、上記の課題に鑑み、ホロ
グラム素子を回転させてオフセットの補正をしても、合
焦点付近のフォーカス誤差信号の傾きは十分大きく保た
れ、安定にフォーカス制御を行うことが可能な光ピック
アップヘッド装置を提供することを目的とする。
グラム素子を回転させてオフセットの補正をしても、合
焦点付近のフォーカス誤差信号の傾きは十分大きく保た
れ、安定にフォーカス制御を行うことが可能な光ピック
アップヘッド装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、コヒーレントビームもしくは準単色の
ビームを発するレーザ光源と、前記レーザ光源で出射さ
れたビームを受け光記憶媒体上へ微小スポットにビーム
を収束する集光光学系と、前記光記憶媒体で反射、回折
したビームを受けて回折光を発生させるホログラム素子
と、前記ホログラム素子からの回折光を受けて光電流を
出力する光検出器とを具備する光ピックアップヘッド装
置において、前記光源と前記光検出器は一体化されてい
るもしくは同一のパッケージに収納され、前記ホログラ
ム素子は異なる焦点を有する2つの回折光である第1及
び第2の回折光を生成し、さらに、以下の(1)〜
(4)のいずれかの光ピックアップヘッド装置とする。 (1)光検出器は概短冊形状の第1及び第2の受光部を
有し、前記第1の回折光は前記第1の受光部で受光さ
れ、前記第2の回折光は前記第2の受光部で受光され、
集光光学系の中心部を通るビームをビームの中心とし、
前記ビームの中心を受けてホログラム素子から実際に生
成もしくは等価的に位置する回折光の部分を回折光の中
心とし、前記ホログラム素子からの回折光の中心を受光
する前記第1及び第2の受光部はそれぞれ光源から出射
されたビームが光記憶媒体上で合焦点にあるとき光検出
器で受光される回折光の大きさよりも小さい幅Wを有し
ており、前記第1の受光部の幅Wを定める2つの分割線
を第1及び第2の分割線とし、前記第2の受光部の幅W
を定める2つの分割線を第3及び第4の分割線とし、前
記第1及び第2の分割線から等距離にある仮想の線分を
第1の受光部の中心線とし、前記第3及び第4の分割線
から等距離にある仮想の線分を第2の受光部の中心線と
し、前記ホログラム素子からの回折光の中心と前記受光
部の中心線とが一致せず、前記ホログラム素子からの回
折光の中心が前記受光部の幅Wの中で受光され、ホログ
ラム素子と光検出器を相対的に回転させた場合には第1
の回折光の中心が第1の受光部の中心線に近づくとき、
第2の回折光の中心が第2の受光部の中心線から遠ざか
るような関係に前記2つの回折光の中心と2つの受光部
の中 心線を配置した光ピックアップヘッド装置。 (2)光検出器は4つの概短冊形状の受光部である第1
から第4の受光部を有し、集光光学系の中心部を通るビ
ームをビームの中心とし、前記ビームの中心を受けてホ
ログラム素子から実際に生成もしくは等価的に位置する
回折光の部分を回折光の中心とし、前記第1及び第2の
受光部は光源から出射されたビームが光記憶媒体上で合
焦点にあるとき光検出器で受光される回折光の大きさよ
りも小さい幅を有しており、前記第1の回折光の中心は
前記第1の受光部の中で受光され、前記第2の回折光の
中心は前記第2の受光部の中で受光され、前記第3と第
4の受光部は前記第1と第2の受光部の間に配置してい
る光ピックアップヘッド装置。 (3)光検出器は4つの概短冊形状の受光部である第1
から第4の受光部を有し、集光光学系の中心部を通るビ
ームをビームの中心とし、前記ビームの中心を受けてホ
ログラム素子から実際に生成もしくは等価的に位置する
回折光の部分を回折光の中心とし、前記第1の回折光の
中心は前記第1の受光部の中で受光され、前記第2の回
折光の中心は前記第2の受光部の中で受光され、前記第
1の受光部は前記第2の受光部と第3の受光部の間に配
置し、前記第2の受光部は前記第1の受光部と第4の受
光部の間に配置し、前記光源から出射されたビームが光
記憶媒体上で合焦点にあるとき、前記第1及び第2の受
光部は光検出器で受光される回折光の大きさよりも小さ
い幅を有し、且つ、第2の回折光が第1の受光部で、第
1の回折光が第2の受光部で、それぞれ受光されないよ
うな間隔で第1の受光部と第2の受光部を配置している
光ピックアップヘッド装置。 (4) 光検出器は2つの概短冊形状の受光部を有し、集
光光学系の中心部を通るビームをビームの中心とし、前
記ビームの中心を受けてホログラム素子から実際に生成
もしくは等価的に位置する回折光の部分を回折光の中心
とし、前記ホログラム素子からの回折光の中心を受光す
る前記光検出器の受光部は光源から出射されたビームが
光記憶媒体上で合焦点にあるとき光検出器で受光される
回折光の大きさよりも小さい幅Wを有しており、前記ホ
ログラム素子からの回折光の中心が前記受光部の幅Wの
中で受光され、前記2つの受光部は大略隣接している光
ピックアップヘッド装置。
解決するために、コヒーレントビームもしくは準単色の
ビームを発するレーザ光源と、前記レーザ光源で出射さ
れたビームを受け光記憶媒体上へ微小スポットにビーム
を収束する集光光学系と、前記光記憶媒体で反射、回折
したビームを受けて回折光を発生させるホログラム素子
と、前記ホログラム素子からの回折光を受けて光電流を
出力する光検出器とを具備する光ピックアップヘッド装
置において、前記光源と前記光検出器は一体化されてい
るもしくは同一のパッケージに収納され、前記ホログラ
ム素子は異なる焦点を有する2つの回折光である第1及
び第2の回折光を生成し、さらに、以下の(1)〜
(4)のいずれかの光ピックアップヘッド装置とする。 (1)光検出器は概短冊形状の第1及び第2の受光部を
有し、前記第1の回折光は前記第1の受光部で受光さ
れ、前記第2の回折光は前記第2の受光部で受光され、
集光光学系の中心部を通るビームをビームの中心とし、
前記ビームの中心を受けてホログラム素子から実際に生
成もしくは等価的に位置する回折光の部分を回折光の中
心とし、前記ホログラム素子からの回折光の中心を受光
する前記第1及び第2の受光部はそれぞれ光源から出射
されたビームが光記憶媒体上で合焦点にあるとき光検出
器で受光される回折光の大きさよりも小さい幅Wを有し
ており、前記第1の受光部の幅Wを定める2つの分割線
を第1及び第2の分割線とし、前記第2の受光部の幅W
を定める2つの分割線を第3及び第4の分割線とし、前
記第1及び第2の分割線から等距離にある仮想の線分を
第1の受光部の中心線とし、前記第3及び第4の分割線
から等距離にある仮想の線分を第2の受光部の中心線と
し、前記ホログラム素子からの回折光の中心と前記受光
部の中心線とが一致せず、前記ホログラム素子からの回
折光の中心が前記受光部の幅Wの中で受光され、ホログ
ラム素子と光検出器を相対的に回転させた場合には第1
の回折光の中心が第1の受光部の中心線に近づくとき、
第2の回折光の中心が第2の受光部の中心線から遠ざか
るような関係に前記2つの回折光の中心と2つの受光部
の中 心線を配置した光ピックアップヘッド装置。 (2)光検出器は4つの概短冊形状の受光部である第1
から第4の受光部を有し、集光光学系の中心部を通るビ
ームをビームの中心とし、前記ビームの中心を受けてホ
ログラム素子から実際に生成もしくは等価的に位置する
回折光の部分を回折光の中心とし、前記第1及び第2の
受光部は光源から出射されたビームが光記憶媒体上で合
焦点にあるとき光検出器で受光される回折光の大きさよ
りも小さい幅を有しており、前記第1の回折光の中心は
前記第1の受光部の中で受光され、前記第2の回折光の
中心は前記第2の受光部の中で受光され、前記第3と第
4の受光部は前記第1と第2の受光部の間に配置してい
る光ピックアップヘッド装置。 (3)光検出器は4つの概短冊形状の受光部である第1
から第4の受光部を有し、集光光学系の中心部を通るビ
ームをビームの中心とし、前記ビームの中心を受けてホ
ログラム素子から実際に生成もしくは等価的に位置する
回折光の部分を回折光の中心とし、前記第1の回折光の
中心は前記第1の受光部の中で受光され、前記第2の回
折光の中心は前記第2の受光部の中で受光され、前記第
1の受光部は前記第2の受光部と第3の受光部の間に配
置し、前記第2の受光部は前記第1の受光部と第4の受
光部の間に配置し、前記光源から出射されたビームが光
記憶媒体上で合焦点にあるとき、前記第1及び第2の受
光部は光検出器で受光される回折光の大きさよりも小さ
い幅を有し、且つ、第2の回折光が第1の受光部で、第
1の回折光が第2の受光部で、それぞれ受光されないよ
うな間隔で第1の受光部と第2の受光部を配置している
光ピックアップヘッド装置。 (4) 光検出器は2つの概短冊形状の受光部を有し、集
光光学系の中心部を通るビームをビームの中心とし、前
記ビームの中心を受けてホログラム素子から実際に生成
もしくは等価的に位置する回折光の部分を回折光の中心
とし、前記ホログラム素子からの回折光の中心を受光す
る前記光検出器の受光部は光源から出射されたビームが
光記憶媒体上で合焦点にあるとき光検出器で受光される
回折光の大きさよりも小さい幅Wを有しており、前記ホ
ログラム素子からの回折光の中心が前記受光部の幅Wの
中で受光され、前記2つの受光部は大略隣接している光
ピックアップヘッド装置。
【0008】
【作用】上記手段を用いることにより、ホログラム素子
を回転させてオフセットの補正をしても、合焦点付近の
フォーカス誤差信号の傾きは十分大きく保たれ、安定に
フォーカス制御を行うことが可能となる。
を回転させてオフセットの補正をしても、合焦点付近の
フォーカス誤差信号の傾きは十分大きく保たれ、安定に
フォーカス制御を行うことが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図9を参照しながら、本発明に
よる光ピックアップヘッド装置の実施例について詳細に
述べる。なお、従来の光ピックアップヘッド装置と本発
明の各実施例において、同様の構成要素を用いることが
可能な場合には、同じ番号を付している。
よる光ピックアップヘッド装置の実施例について詳細に
述べる。なお、従来の光ピックアップヘッド装置と本発
明の各実施例において、同様の構成要素を用いることが
可能な場合には、同じ番号を付している。
【0010】(第1の実施例)図1は、本発明の光ピッ
クアップヘッド装置の一例を示す構成図である。半導体
レーザ光源1から出射した発散ビーム70は、ホログラ
ム素子60に入射した後、複数の回折光が生成される。
半導体レーザ光源1から光記憶媒体4へ向かう往路の光
路においてはホログラム素子60を素通りする0次回折
光70が信号の読み書きに用いられる。ホログラム素子
60からの0次回折光70は、対物レンズ8で光記憶媒
体4上に集光される。光記憶媒体4において、42は溝
が形成された基板、41は保護膜である。光記憶媒体4
で反射,回折されたビーム70は、再び対物レンズ8を
透過した後、ホログラム素子60に入射して、ホログラ
ム素子60では再び複数の回折光が生成される。ホログ
ラム素子60の1次回折光73,74が光検出器5で受
光され、電気信号に変換される。光検出器5から出力さ
れる電気信号に所望の演算を行うことによってフォーカ
ス誤差信号,トラッキング誤差信号及び光記憶媒体4上
に記録されている情報信号を得ることができる。フォー
カス誤差信号及びトラッキング誤差信号はそれぞれ焦点
制御用のアクチュエータ91及びトラッキング制御用の
アクチュエータ92に加えられ、光源1から出射された
ビーム70が光記憶媒体4上の所望の位置に焦点を結ぶ
ように対物レンズ8の位置を制御する。
クアップヘッド装置の一例を示す構成図である。半導体
レーザ光源1から出射した発散ビーム70は、ホログラ
ム素子60に入射した後、複数の回折光が生成される。
半導体レーザ光源1から光記憶媒体4へ向かう往路の光
路においてはホログラム素子60を素通りする0次回折
光70が信号の読み書きに用いられる。ホログラム素子
60からの0次回折光70は、対物レンズ8で光記憶媒
体4上に集光される。光記憶媒体4において、42は溝
が形成された基板、41は保護膜である。光記憶媒体4
で反射,回折されたビーム70は、再び対物レンズ8を
透過した後、ホログラム素子60に入射して、ホログラ
ム素子60では再び複数の回折光が生成される。ホログ
ラム素子60の1次回折光73,74が光検出器5で受
光され、電気信号に変換される。光検出器5から出力さ
れる電気信号に所望の演算を行うことによってフォーカ
ス誤差信号,トラッキング誤差信号及び光記憶媒体4上
に記録されている情報信号を得ることができる。フォー
カス誤差信号及びトラッキング誤差信号はそれぞれ焦点
制御用のアクチュエータ91及びトラッキング制御用の
アクチュエータ92に加えられ、光源1から出射された
ビーム70が光記憶媒体4上の所望の位置に焦点を結ぶ
ように対物レンズ8の位置を制御する。
【0011】ホログラム素子60が生成する1次回折光
73,74が有する焦点は異なっており、光源1から出
射されるビーム70が光記憶媒体4上で合焦点にあると
き、1次回折光73は光検出器5の上側に焦点を結び、
1次回折光74は光検出器5の下側に焦点を結ぶように
ホログラム60に形成されるパターンを設計している。
このようなホログラム素子を用いてフォーカス誤差信号
を検出する方法はスポットサイズディテクション法とし
てよく知られており、例えば、ホログラム素子の設計及
び作製方法については、特開平1−94541号公報に
開示されているので、詳細な説明は略する。
73,74が有する焦点は異なっており、光源1から出
射されるビーム70が光記憶媒体4上で合焦点にあると
き、1次回折光73は光検出器5の上側に焦点を結び、
1次回折光74は光検出器5の下側に焦点を結ぶように
ホログラム60に形成されるパターンを設計している。
このようなホログラム素子を用いてフォーカス誤差信号
を検出する方法はスポットサイズディテクション法とし
てよく知られており、例えば、ホログラム素子の設計及
び作製方法については、特開平1−94541号公報に
開示されているので、詳細な説明は略する。
【0012】光検出器5上の受光部と1次回折光73,
74の様子を図2に示す。光検出器5は6つの概短冊形
状の受光部501〜506を有し、受光部501〜50
6は3つの受光部501〜503、504〜506がそ
れぞれ1組となり回折光73,74を受光する。70
3,704はそれぞれ回折光73,74の中心であり受
光部502,505で受光される。回折光の中心70
3,704は、図1におけるビームの中心がホログラム
素子60を透過することによって生成される回折光7
3,74の部分に相当する。受光部502,505は、
光源1から出射されたビーム70が光記憶媒体4上で合
焦点にあるとき、光検出器5で受光される回折光73,
74の大きさよりも小さい幅Wを有しており、このWは
受光部502では分割線605,606により、受光部
505では分割線607,608により決められる。8
03と804は、現実には存在しない仮想の線分であ
る。線分803は分割線605,606から、線分80
4は分割線607,608からそれぞれ等距離にあり、
それぞれ受光部502と505の中心線に相当する。回
折光の中心703と中心線803の距離及び回折光の中
心704と中心線804の距離はそれぞれある有限の長
さaを持たせて光学系の設計を行っている。aの実際の
大きさは通常オフセットをどの程度補正しなければなら
ないかによって決められ、通常、回折光73,74の直
径の数%から20%程度にすればよい。フォーカス誤差
信号は、従来と同様に受光部502から出力される信号
と受光部505から出力される信号を差動演算すること
により得られ、さらに受光部502から出力される信号
に受光部504,506から出力される信号を加算し、
受光部505から出力される信号に受光部501,50
3から出力される信号を加算することによりフォーカス
誤差信号の振幅を増大させることができる。図1に示す
光学系において、半導体レーザ光源1の端面と光検出器
5の受光面の距離dが設計とずれた場合には、フォーカ
ス誤差信号にオフセットが発生する。レンズ8の横倍率
を5倍、dが50μmずれたとき、ホログラム素子60
を回転させてオフセットを補正したときの、デフォーカ
ス距離とフォーカス誤差信号の関係を図3に示す。ここ
で、ホログラム素子60は、ビームの中心を通る軸7を
回転軸として回転させることで、オフセットの補正を行
う。ホログラム素子60と光検出器5 の相対的な関係で
あるので、光検出器5を回転させても同様である。その
結果、合焦点時にオフセットは零であり、このときフォ
ーカス誤差信号の傾きは十分に大きくとれている。本実
施例の光ピックアップヘッド装置では、ホログラム素子
を回転調整することによってフォーカス誤差信号に残存
するオフセットが零となるようにしても、合焦点付近で
のフォーカス誤差信号の傾きは十分大きく保たれ、安定
にフォーカス制御を行うことが可能となる。dのずれを
許容できるようになるので、半導体レーザ光源と光検出
器を集積化するときに要求される精度が大きく緩和さ
れ、製造装置のコストを低く抑えることができ、また、
半導体レーザ光源と光検出器を集積化した光学系の歩留
まりも向上するので、低コストの光ピックアップヘッド
装置を提供することが可能となる。
74の様子を図2に示す。光検出器5は6つの概短冊形
状の受光部501〜506を有し、受光部501〜50
6は3つの受光部501〜503、504〜506がそ
れぞれ1組となり回折光73,74を受光する。70
3,704はそれぞれ回折光73,74の中心であり受
光部502,505で受光される。回折光の中心70
3,704は、図1におけるビームの中心がホログラム
素子60を透過することによって生成される回折光7
3,74の部分に相当する。受光部502,505は、
光源1から出射されたビーム70が光記憶媒体4上で合
焦点にあるとき、光検出器5で受光される回折光73,
74の大きさよりも小さい幅Wを有しており、このWは
受光部502では分割線605,606により、受光部
505では分割線607,608により決められる。8
03と804は、現実には存在しない仮想の線分であ
る。線分803は分割線605,606から、線分80
4は分割線607,608からそれぞれ等距離にあり、
それぞれ受光部502と505の中心線に相当する。回
折光の中心703と中心線803の距離及び回折光の中
心704と中心線804の距離はそれぞれある有限の長
さaを持たせて光学系の設計を行っている。aの実際の
大きさは通常オフセットをどの程度補正しなければなら
ないかによって決められ、通常、回折光73,74の直
径の数%から20%程度にすればよい。フォーカス誤差
信号は、従来と同様に受光部502から出力される信号
と受光部505から出力される信号を差動演算すること
により得られ、さらに受光部502から出力される信号
に受光部504,506から出力される信号を加算し、
受光部505から出力される信号に受光部501,50
3から出力される信号を加算することによりフォーカス
誤差信号の振幅を増大させることができる。図1に示す
光学系において、半導体レーザ光源1の端面と光検出器
5の受光面の距離dが設計とずれた場合には、フォーカ
ス誤差信号にオフセットが発生する。レンズ8の横倍率
を5倍、dが50μmずれたとき、ホログラム素子60
を回転させてオフセットを補正したときの、デフォーカ
ス距離とフォーカス誤差信号の関係を図3に示す。ここ
で、ホログラム素子60は、ビームの中心を通る軸7を
回転軸として回転させることで、オフセットの補正を行
う。ホログラム素子60と光検出器5 の相対的な関係で
あるので、光検出器5を回転させても同様である。その
結果、合焦点時にオフセットは零であり、このときフォ
ーカス誤差信号の傾きは十分に大きくとれている。本実
施例の光ピックアップヘッド装置では、ホログラム素子
を回転調整することによってフォーカス誤差信号に残存
するオフセットが零となるようにしても、合焦点付近で
のフォーカス誤差信号の傾きは十分大きく保たれ、安定
にフォーカス制御を行うことが可能となる。dのずれを
許容できるようになるので、半導体レーザ光源と光検出
器を集積化するときに要求される精度が大きく緩和さ
れ、製造装置のコストを低く抑えることができ、また、
半導体レーザ光源と光検出器を集積化した光学系の歩留
まりも向上するので、低コストの光ピックアップヘッド
装置を提供することが可能となる。
【0013】なお、本実施例では光検出器5が6つの受
光部501〜506を有している例を示したが、例え
ば、受光部が2つの受光部502と505だけを有して
いる場合や、受光部502〜505を有している場合
等、実質的に受光部の中心線と回折光の中心が0でない
距離を有している場合には、本実施例と同様にフォーカ
ス誤差信号に含まれるオフセットを補正することができ
る。
光部501〜506を有している例を示したが、例え
ば、受光部が2つの受光部502と505だけを有して
いる場合や、受光部502〜505を有している場合
等、実質的に受光部の中心線と回折光の中心が0でない
距離を有している場合には、本実施例と同様にフォーカ
ス誤差信号に含まれるオフセットを補正することができ
る。
【0014】(第2の実施例)本発明の別の実施例とし
て、光検出器50上の受光部と1次回折光71,72の
様子を図4に示す。基本的な光学系の構成は第1の実施
例と同様である。第1の実施例と異なる点は、図1に示
す光学系の構成において、ホログラム素子60の代わり
に図10に示す従来と同様のホログラム素子6を用いて
いること、及び、光検出器5の代わりに光検出器50を
用いていることである。
て、光検出器50上の受光部と1次回折光71,72の
様子を図4に示す。基本的な光学系の構成は第1の実施
例と同様である。第1の実施例と異なる点は、図1に示
す光学系の構成において、ホログラム素子60の代わり
に図10に示す従来と同様のホログラム素子6を用いて
いること、及び、光検出器5の代わりに光検出器50を
用いていることである。
【0015】光検出器50は4つの概短冊形状の受光部
507〜510を有し、受光部507〜510は2つの
受光部507と508、509と510がそれぞれ1組
となり回折光71,72を受光する。701,702は
それぞれ回折光71,72の中心であり受光部507,
510で受光される。受光部507,510は、光源1
から出射されたビーム70が光記憶媒体4上で合焦点に
あるとき、光検出器50で受光される回折光71,72
の大きさよりも小さい幅Wを有しており、このWは受光
部507では分割線609,610により、受光部51
0では分割線611,612により決められる。805
と806は、それぞれ受光部507と510の中心線に
相当する。本実施例においては、第1の実施例と異な
り、回折光の中心701と702はそれぞれ中心線80
5と806上に位置するように光学系の設計を行ってい
る。ホログラム素子6をホログラム素子が受けるビーム
70とは直交する方向に回転させたとき、例えば、回折
光71は分割線610側に、回折光72は分割線612
側に移動する。回折光71の中心701を受光する受光
部507は、中心線805に対して分割線610側に受
光部508を有し、回折光72の中心702を受光する
受光部510は、中心線806を挟んで分割線612と
は反対側の分割線611側に受光部509を有するよう
にしている。フォーカス誤差信号は、受光部507から
出力される信号と受光部510から出力される信号を差
動演算することにより得られ、さらに受光部507から
出力される信号に受光部509から出力される信号を加
算し、受光部510から出力される信号に受光部508
から出力される信号を加算することによりフォーカス誤
差信号の振幅を増大させることができる。半導体レーザ
光源1の端面と光検出器5の受光面の距離dが設計とず
れたとき、ホログラム素子6を回転させてオフセットを
補正したときの、デフォーカス距離とフォーカス誤差信
号の関係を図5に示す。第1の実施例と同様に、本実施
例の光ピックアップヘッド装置でも、ホログラム素子を
回転調整することによってフォーカス誤差信号に残存す
るオフセットが零となるようにしても、合焦点付近での
フォーカス誤差信号の傾きは十分大きく保たれ、安定に
フォーカス制御を行うことが可能となる。なお、本実施
例に示す光検出器50において、受光部508を分割線
609側に、受光部509を分割線612側に設けた場
合も、同様にオフセットの補正が可能である。
507〜510を有し、受光部507〜510は2つの
受光部507と508、509と510がそれぞれ1組
となり回折光71,72を受光する。701,702は
それぞれ回折光71,72の中心であり受光部507,
510で受光される。受光部507,510は、光源1
から出射されたビーム70が光記憶媒体4上で合焦点に
あるとき、光検出器50で受光される回折光71,72
の大きさよりも小さい幅Wを有しており、このWは受光
部507では分割線609,610により、受光部51
0では分割線611,612により決められる。805
と806は、それぞれ受光部507と510の中心線に
相当する。本実施例においては、第1の実施例と異な
り、回折光の中心701と702はそれぞれ中心線80
5と806上に位置するように光学系の設計を行ってい
る。ホログラム素子6をホログラム素子が受けるビーム
70とは直交する方向に回転させたとき、例えば、回折
光71は分割線610側に、回折光72は分割線612
側に移動する。回折光71の中心701を受光する受光
部507は、中心線805に対して分割線610側に受
光部508を有し、回折光72の中心702を受光する
受光部510は、中心線806を挟んで分割線612と
は反対側の分割線611側に受光部509を有するよう
にしている。フォーカス誤差信号は、受光部507から
出力される信号と受光部510から出力される信号を差
動演算することにより得られ、さらに受光部507から
出力される信号に受光部509から出力される信号を加
算し、受光部510から出力される信号に受光部508
から出力される信号を加算することによりフォーカス誤
差信号の振幅を増大させることができる。半導体レーザ
光源1の端面と光検出器5の受光面の距離dが設計とず
れたとき、ホログラム素子6を回転させてオフセットを
補正したときの、デフォーカス距離とフォーカス誤差信
号の関係を図5に示す。第1の実施例と同様に、本実施
例の光ピックアップヘッド装置でも、ホログラム素子を
回転調整することによってフォーカス誤差信号に残存す
るオフセットが零となるようにしても、合焦点付近での
フォーカス誤差信号の傾きは十分大きく保たれ、安定に
フォーカス制御を行うことが可能となる。なお、本実施
例に示す光検出器50において、受光部508を分割線
609側に、受光部509を分割線612側に設けた場
合も、同様にオフセットの補正が可能である。
【0016】(第3の実施例)本発明の更に別の実施例
として、光検出器51上の受光部と1次回折光75,7
6の様子を図6に示す。基本的な光学系の構成は第2の
実施例と同様である。第2の実施例と異なる点は、光検
出器5の代わりに光検出器51を用いていること、及び
回折光75,76の中心705,706がそれぞれ受光
部511,512の受光部の中心線807,808上に
位置するようにホログラム素子を設計していることであ
る。
として、光検出器51上の受光部と1次回折光75,7
6の様子を図6に示す。基本的な光学系の構成は第2の
実施例と同様である。第2の実施例と異なる点は、光検
出器5の代わりに光検出器51を用いていること、及び
回折光75,76の中心705,706がそれぞれ受光
部511,512の受光部の中心線807,808上に
位置するようにホログラム素子を設計していることであ
る。
【0017】光検出器51は2つの概短冊形状の受光部
511,512を有し、回折光75,76を受光する。
幅Wは受光部511では分割線613,614により、
受光部512では分割線614,615により決められ
る。フォーカス誤差信号は、受光部511から出力され
る信号と受光部512から出力される信号を差動演算す
ることにより得られる。
511,512を有し、回折光75,76を受光する。
幅Wは受光部511では分割線613,614により、
受光部512では分割線614,615により決められ
る。フォーカス誤差信号は、受光部511から出力され
る信号と受光部512から出力される信号を差動演算す
ることにより得られる。
【0018】半導体レーザ光源1の端面と光検出器5の
受光面の距離dが設計とずれたとき、ホログラム素子6
を回転させてオフセットを補正したときの、デフォーカ
ス距離とフォーカス誤差信号の関係を図7に示す。第
1,2の実施例と同様に、本実施例の光ピックアップヘ
ッド装置でも、ホログラム素子を回転調整することによ
ってフォーカス誤差信号に残存するオフセットが零とな
るようにしても、合焦点付近でのフォーカス誤差信号の
傾きは十分大きく保たれ、安定にフォーカス制御を行う
ことが可能となる。
受光面の距離dが設計とずれたとき、ホログラム素子6
を回転させてオフセットを補正したときの、デフォーカ
ス距離とフォーカス誤差信号の関係を図7に示す。第
1,2の実施例と同様に、本実施例の光ピックアップヘ
ッド装置でも、ホログラム素子を回転調整することによ
ってフォーカス誤差信号に残存するオフセットが零とな
るようにしても、合焦点付近でのフォーカス誤差信号の
傾きは十分大きく保たれ、安定にフォーカス制御を行う
ことが可能となる。
【0019】(第4の実施例)本発明の更に別の実施例
として、光ピックアップヘッド装置の光学系の構成の一
例を図8に示す。図1に示す光学系の構成では、光源1
の近傍に光検出器5を配置していたが、本実施例に示す
光学系では光源1と光検出器52を分離して配置してい
る。光源1から出射した発散ビーム70は、ビームスプ
リッタ11を透過後、対物レンズ8で光記憶媒体4上に
集光される。光記憶媒体4で反射,回折されたビーム7
0は再び対物レンズ8を透過した後、ビームスプリッタ
11で反射され、ホログラム素子63に導かれる。ホロ
グラム素子63は共役な1次回折光77,78を生成す
る。ホログラム素子63の1次回折光77,78は光検
出器52で受光され、電気信号に変換される。ホログラ
ム素子63が生成する1次回折光77,78が有する焦
点は異なっており、光源1から出射されるビーム70が
光記憶媒体4上で合焦点にあるとき、1次回折光77は
光検出器52の前側に焦点を結び、1次回折光78は光
検出器5の後側に焦点を結ぶようにホログラム63に形
成されるパターンを設計している。このようなホログラ
ム素子の設計方法も第1の実施例のホログラム素子と同
様によく知られている。
として、光ピックアップヘッド装置の光学系の構成の一
例を図8に示す。図1に示す光学系の構成では、光源1
の近傍に光検出器5を配置していたが、本実施例に示す
光学系では光源1と光検出器52を分離して配置してい
る。光源1から出射した発散ビーム70は、ビームスプ
リッタ11を透過後、対物レンズ8で光記憶媒体4上に
集光される。光記憶媒体4で反射,回折されたビーム7
0は再び対物レンズ8を透過した後、ビームスプリッタ
11で反射され、ホログラム素子63に導かれる。ホロ
グラム素子63は共役な1次回折光77,78を生成す
る。ホログラム素子63の1次回折光77,78は光検
出器52で受光され、電気信号に変換される。ホログラ
ム素子63が生成する1次回折光77,78が有する焦
点は異なっており、光源1から出射されるビーム70が
光記憶媒体4上で合焦点にあるとき、1次回折光77は
光検出器52の前側に焦点を結び、1次回折光78は光
検出器5の後側に焦点を結ぶようにホログラム63に形
成されるパターンを設計している。このようなホログラ
ム素子の設計方法も第1の実施例のホログラム素子と同
様によく知られている。
【0020】光検出器52上の受光部と1次回折光7
7,78の様子を図9に示す。光検出器52は6つの概
短冊形状の受光部511〜516を有し、回折光77,
78を受光する。光検出器52は、第1の実施例で示し
た光検出器5と受光部の配置が異なるだけで、基本的な
原理は第1の実施例と同様である。光検出器52の受光
部513〜519,分割線616〜619、回折光7
7,78、回折光の中心707,708、中心線809
はそれぞれ光検出器5の受光部501〜506、分割線
605〜608、回折光73,74、回折光の中心70
3,704、中心線803,804に対応する。光検出
器52にはさらに0次回折光70を受光するための受光
部519を設けているが、ホログラム素子63の0次回
折光を検出する必要がない場合には、受光部519がな
くても構わない。本実施例の光ピックアップヘッド装置
でも、ホログラム素子を回転調整することによってフォ
ーカス誤差信号に残存するオフセットが零となるように
しても、合焦点付近でのフォーカス誤差信号の傾きは十
分大きく保たれ、安定にフォーカス制御を行うことが可
能となる。
7,78の様子を図9に示す。光検出器52は6つの概
短冊形状の受光部511〜516を有し、回折光77,
78を受光する。光検出器52は、第1の実施例で示し
た光検出器5と受光部の配置が異なるだけで、基本的な
原理は第1の実施例と同様である。光検出器52の受光
部513〜519,分割線616〜619、回折光7
7,78、回折光の中心707,708、中心線809
はそれぞれ光検出器5の受光部501〜506、分割線
605〜608、回折光73,74、回折光の中心70
3,704、中心線803,804に対応する。光検出
器52にはさらに0次回折光70を受光するための受光
部519を設けているが、ホログラム素子63の0次回
折光を検出する必要がない場合には、受光部519がな
くても構わない。本実施例の光ピックアップヘッド装置
でも、ホログラム素子を回転調整することによってフォ
ーカス誤差信号に残存するオフセットが零となるように
しても、合焦点付近でのフォーカス誤差信号の傾きは十
分大きく保たれ、安定にフォーカス制御を行うことが可
能となる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、コヒーレントビームもしくは
準単色のビームを発するレーザ光源と、前記レーザ光源
で出射されたビームを受け光記憶媒体上へ微小スポット
にビームを収束する集光光学系と、前記光記憶媒体で反
射、回折したビームを受けて回折光を発生させるホログ
ラム素子と、前記ホログラム素子からの回折光を受けて
光電流を出力する光検出器とを具備する光ピックアップ
ヘッド装置において、前記光源と前記光検出器は一体化
されているもしくは同一のパッケージに収納され、前記
ホログラム素子は異なる焦点を有する2つの回折光であ
る第1及び第2の回折光を生成し、さらに、 (1)光検出器は概短冊形状の第1及び第2の受光部を
有し、前記第1の回折光は前記第1の受光部で受光さ
れ、前記第2の回折光は前記第2の受光部で受光され、
集光光学系の中心部を通るビームをビームの中心とし、
前記ビームの中心を受けてホログラム素子から実際に生
成もしくは等価的に位置する回折光の部分を回折光の中
心とし、前記ホログラム素子からの回折光の中心を受光
する前記第1及び第2の受光部はそれぞれ光源から出射
されたビームが光記憶媒体上で合焦点にあるとき光検出
器で受光される回折光の大きさよりも小さい幅Wを有し
ており、前記第1の受光部の幅Wを定める2つの分割線
を第1及び第2の分割線とし、前記第2の受光部の幅W
を定める2つの分割線を第3及び第4の分割線とし、前
記第1及び第2の分割線から等距離にある仮想の線分を
第1の受光部の中心線とし、前記第3及び第4の分割線
から等距離にある仮想の線分を第2の受光部の中心線と
し、前記ホログラム素子からの回折光の中心と前記受光
部の中心線とが一致せず、前記ホログラム素子からの回
折光の中心が前記受光部の幅Wの中で受光され、ホログ
ラム素子と光検出器を相対的に回転させた場合には第1
の回折光の中心が第1の受光部の中心線に近づくとき、
第2の回折光の中心が第2の受光部の中心線から遠ざか
るような関係に前記2つの回折光の中心と2つの受光部
の中心線を配置した光ピックアップヘッド装置。 (2)光検出器は4つの概短冊形状の受光部である第1
から第4の受光部を有し 、集光光学系の中心部を通るビ
ームをビームの中心とし、前記ビームの中心を受けてホ
ログラム素子から実際に生成もしくは等価的に位置する
回折光の部分を回折光の中心とし、前記第1及び第2の
受光部は光源から出射されたビームが光記憶媒体上で合
焦点にあるとき光検出器で受光される回折光の大きさよ
りも小さい幅を有しており、前記第1の回折光の中心は
前記第1の受光部の中で受光され、前記第2の回折光の
中心は前記第2の受光部の中で受光され、前記第3と第
4の受光部は前記第1と第2の受光部の間に配置してい
る光ピックアップヘッド装置。 (3)光検出器は4つの概短冊形状の受光部である第1
から第4の受光部を有し、集光光学系の中心部を通るビ
ームをビームの中心とし、前記ビームの中心を受けてホ
ログラム素子から実際に生成もしくは等価的に位置する
回折光の部分を回折光の中心とし、前記第1の回折光の
中心は前記第1の受光部の中で受光され、前記第2の回
折光の中心は前記第2の受光部の中で受光され、前記第
1の受光部は前記第2の受光部と第3の受光部の間に配
置し、前記第2の受光部は前記第1の受光部と第4の受
光部の間に配置し、前記光源から出射されたビームが光
記憶媒体上で合焦点にあるとき、前記第1及び第2の受
光部は光検出器で受光される回折光の大きさよりも小さ
い幅を有し、且つ、第2の回折光が第1の受光部で、第
1の回折光が第2の受光部で、それぞれ受光されないよ
うな間隔で第1の受光部と第2の受光部を配置している
光ピックアップヘッド装置。 (4) 光検出器は2つの概短冊形状の受光部を有し、集
光光学系の中心部を通るビームをビームの中心とし、前
記ビームの中心を受けてホログラム素子から実際に生成
もしくは等価的に位置する回折光の部分を回折光の中心
とし、前記ホログラム素子からの回折光の中心を受光す
る前記光検出器の受光部は光源から出射されたビームが
光記憶媒体上で合焦点にあるとき光検出器で受光される
回折光の大きさよりも小さい幅Wを有しており、前記ホ
ログラム素子からの回折光の中心が前記受光部の幅Wの
中で受光され、前記2つの受光部は大略隣接している光
ピックアップヘッド装置。
準単色のビームを発するレーザ光源と、前記レーザ光源
で出射されたビームを受け光記憶媒体上へ微小スポット
にビームを収束する集光光学系と、前記光記憶媒体で反
射、回折したビームを受けて回折光を発生させるホログ
ラム素子と、前記ホログラム素子からの回折光を受けて
光電流を出力する光検出器とを具備する光ピックアップ
ヘッド装置において、前記光源と前記光検出器は一体化
されているもしくは同一のパッケージに収納され、前記
ホログラム素子は異なる焦点を有する2つの回折光であ
る第1及び第2の回折光を生成し、さらに、 (1)光検出器は概短冊形状の第1及び第2の受光部を
有し、前記第1の回折光は前記第1の受光部で受光さ
れ、前記第2の回折光は前記第2の受光部で受光され、
集光光学系の中心部を通るビームをビームの中心とし、
前記ビームの中心を受けてホログラム素子から実際に生
成もしくは等価的に位置する回折光の部分を回折光の中
心とし、前記ホログラム素子からの回折光の中心を受光
する前記第1及び第2の受光部はそれぞれ光源から出射
されたビームが光記憶媒体上で合焦点にあるとき光検出
器で受光される回折光の大きさよりも小さい幅Wを有し
ており、前記第1の受光部の幅Wを定める2つの分割線
を第1及び第2の分割線とし、前記第2の受光部の幅W
を定める2つの分割線を第3及び第4の分割線とし、前
記第1及び第2の分割線から等距離にある仮想の線分を
第1の受光部の中心線とし、前記第3及び第4の分割線
から等距離にある仮想の線分を第2の受光部の中心線と
し、前記ホログラム素子からの回折光の中心と前記受光
部の中心線とが一致せず、前記ホログラム素子からの回
折光の中心が前記受光部の幅Wの中で受光され、ホログ
ラム素子と光検出器を相対的に回転させた場合には第1
の回折光の中心が第1の受光部の中心線に近づくとき、
第2の回折光の中心が第2の受光部の中心線から遠ざか
るような関係に前記2つの回折光の中心と2つの受光部
の中心線を配置した光ピックアップヘッド装置。 (2)光検出器は4つの概短冊形状の受光部である第1
から第4の受光部を有し 、集光光学系の中心部を通るビ
ームをビームの中心とし、前記ビームの中心を受けてホ
ログラム素子から実際に生成もしくは等価的に位置する
回折光の部分を回折光の中心とし、前記第1及び第2の
受光部は光源から出射されたビームが光記憶媒体上で合
焦点にあるとき光検出器で受光される回折光の大きさよ
りも小さい幅を有しており、前記第1の回折光の中心は
前記第1の受光部の中で受光され、前記第2の回折光の
中心は前記第2の受光部の中で受光され、前記第3と第
4の受光部は前記第1と第2の受光部の間に配置してい
る光ピックアップヘッド装置。 (3)光検出器は4つの概短冊形状の受光部である第1
から第4の受光部を有し、集光光学系の中心部を通るビ
ームをビームの中心とし、前記ビームの中心を受けてホ
ログラム素子から実際に生成もしくは等価的に位置する
回折光の部分を回折光の中心とし、前記第1の回折光の
中心は前記第1の受光部の中で受光され、前記第2の回
折光の中心は前記第2の受光部の中で受光され、前記第
1の受光部は前記第2の受光部と第3の受光部の間に配
置し、前記第2の受光部は前記第1の受光部と第4の受
光部の間に配置し、前記光源から出射されたビームが光
記憶媒体上で合焦点にあるとき、前記第1及び第2の受
光部は光検出器で受光される回折光の大きさよりも小さ
い幅を有し、且つ、第2の回折光が第1の受光部で、第
1の回折光が第2の受光部で、それぞれ受光されないよ
うな間隔で第1の受光部と第2の受光部を配置している
光ピックアップヘッド装置。 (4) 光検出器は2つの概短冊形状の受光部を有し、集
光光学系の中心部を通るビームをビームの中心とし、前
記ビームの中心を受けてホログラム素子から実際に生成
もしくは等価的に位置する回折光の部分を回折光の中心
とし、前記ホログラム素子からの回折光の中心を受光す
る前記光検出器の受光部は光源から出射されたビームが
光記憶媒体上で合焦点にあるとき光検出器で受光される
回折光の大きさよりも小さい幅Wを有しており、前記ホ
ログラム素子からの回折光の中心が前記受光部の幅Wの
中で受光され、前記2つの受光部は大略隣接している光
ピックアップヘッド装置。
【0022】上記の(1)〜(4)のいずれかの光ピッ
クアップヘッド装置とすることにより、ホログラム素子
を回転させてオフセットの補正をしても、合焦点付近の
フォーカス誤差信号の傾きは十分大きく保たれ、安定に
フォーカス制御を行うことが可能となり、信頼性の高い
光ピックアップヘッド装置となる。また、半導体レーザ
光源と光検出器を集積化する際のずれを大きく許容でき
るようになるので、すなわち半導体レーザ光源と光検出
器を集積化するときに要求される精度が大きく緩和さ
れ、製造装置のコストを低く抑えることができ、また、
半導体レーザ光源と光検出器を集積化した光学系の歩留
まりも向上するので、低コストの光ピックアップヘッド
装置を提供することが可能となる。
クアップヘッド装置とすることにより、ホログラム素子
を回転させてオフセットの補正をしても、合焦点付近の
フォーカス誤差信号の傾きは十分大きく保たれ、安定に
フォーカス制御を行うことが可能となり、信頼性の高い
光ピックアップヘッド装置となる。また、半導体レーザ
光源と光検出器を集積化する際のずれを大きく許容でき
るようになるので、すなわち半導体レーザ光源と光検出
器を集積化するときに要求される精度が大きく緩和さ
れ、製造装置のコストを低く抑えることができ、また、
半導体レーザ光源と光検出器を集積化した光学系の歩留
まりも向上するので、低コストの光ピックアップヘッド
装置を提供することが可能となる。
【図1】本発明の一実施例を示す光ピックアップヘッド
装置の構成図
装置の構成図
【図2】本発明の光ピックアップヘッド装置のビームと
光検出器の関係図
光検出器の関係図
【図3】本発明の光ピックアップヘッド装置で得られる
フォーカス誤差信号の特性図
フォーカス誤差信号の特性図
【図4】本発明の別の実施例を示すビームと光検出器の
関係図
関係図
【図5】本発明の光ピックアップヘッド装置で得られる
フォーカス誤差信号の特性図
フォーカス誤差信号の特性図
【図6】本発明の更に別の実施例を示すビームと光検出
器の関係図
器の関係図
【図7】本発明の光ピックアップヘッド装置で得られる
フォーカス誤差信号の特性図
フォーカス誤差信号の特性図
【図8】本発明の更に別の実施例を示す光ピックアップ
ヘッド装置の構成図
ヘッド装置の構成図
【図9】本発明の更に別の実施例を示すビームと光検出
器の関係図
器の関係図
【図10】従来の光ピックアップヘッド装置の構成図
【図11】従来のビームと光検出器の関係図
【図12】従来の光ピックアップヘッド装置で得られる
フォーカス誤差信号の特性図
フォーカス誤差信号の特性図
【図13】従来のビームと光検出器の関係図
【図14】従来の光ピックアップヘッド装置で得られる
フォーカス誤差信号の特性図
フォーカス誤差信号の特性図
【符号の説明】 1 半導体レーザ光源 2 パッケージ 3 ブロック 4 光記憶媒体 5 光検出器 6 ホログラム素子 7 ビームの中心 8 集光レンズ 11 ビームスプリッタ 41 保護膜 42 基板 50 光検出器 51 光検出器 52 光検出器 60 ホログラム素子 63 ホログラム素子 70 ビーム 71 1次回折光 72 1次回折光 73 1次回折光 74 1次回折光 75 1次回折光 76 1次回折光 77 1次回折光 78 1次回折光 91 焦点制御用アクチュエータ 92 トラッキング制御用アクチュエータ 101 接続端子 501 受光部 502 受光部 503 受光部 504 受光部 505 受光部 506 受光部 507 受光部 508 受光部 509 受光部 510 受光部 511 受光部 512 受光部 513 受光部 514 受光部 515 受光部 516 受光部 517 受光部 518 受光部 519 受光部 601 分割線 602 分割線 603 分割線 604 分割線 605 分割線 606 分割線 607 分割線 608 分割線 609 分割線 610 分割線 611 分割線 612 分割線 613 分割線 614 分割線 615 分割線 616 分割線 617 分割線 618 分割線 619 分割線 701 回折光の中心 702 回折光の中心 703 回折光の中心 704 回折光の中心 705 回折光の中心 706 回折光の中心 707 回折光の中心 708 回折光の中心 801 中心線 802 中心線 803 中心線 804 中心線 805 中心線 806 中心線 807 中心線 808 中心線 809 中心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/09 - 7/095 G11B 7/135
Claims (7)
- 【請求項1】コヒーレントビームもしくは準単色のビー
ムを発するレーザ光源と、前記レーザ光源で出射された
ビームを受け光記憶媒体上へ微小スポットにビームを収
束する集光光学系と、前記光記憶媒体で反射、回折した
ビームを受けて回折光を発生させるホログラム素子と、
前記ホログラム素子からの回折光を受けて光電流を出力
する光検出器とを具備する光ピックアップヘッド装置に
おいて、前記光源と前記光検出器は一体化されているも
しくは同一のパッケージに収納され、前記ホログラム素
子は異なる焦点を有する第1と第2の回折光を生成し、
前記光検出器は概短冊形状の第1及び第2の受光部を有
し、前記第1の回折光は前記第1の受光部で受光され、
前記第2の回折光は前記第2の受光部で受光され、前記
集光光学系の中心部を通るビームをビームの中心とし、
前記ビームの中心を受けてホログラム素子から実際に生
成もしくは等価的に位置する回折光の部分を回折光の中
心とし、前記ホログラム素子からの回折光の中心を受光
する前記第1及び第2の受光部はそれぞれ光源から出射
されたビームが光記憶媒体上で合焦点にあるとき光検出
器で受光される回折光の大きさよりも小さい幅Wを有し
ており、前記第1の受光部の幅Wを定める2つの分割線
を第1及び第2の分割線とし、前記第2の受光部の幅W
を定める2つの分割線を第3及び第4の分割線とし、前
記第1及び第2の分割線から等距離にある仮想の線分を
第1の受光部の中心線とし、前記第3及び第4の分割線
から等距離にある仮想の線分を第2の受光部の中心線と
し、前記ホログラム素子からの回折光の中心と前記受光
部の中心線とが一致せず、前記ホログラム素子からの回
折光の中心が前記受光部の幅Wの中で受光され、ホログ
ラム素子と光検出器を相対的に回転させた場合には第1
の回折光の中心が第1の受光部の中心線に近づくとき、
第2の回折光の中心が第2の受光部の中心線から遠ざか
るような関係に前記2つの回折光の中心と2つの受光部
の中心線を配置した光ピックアップヘッド装置。 - 【請求項2】光検出器が2つの受光部を有し、光源から
出射されるビームが光記憶媒体上で合焦点にあるとき2
つの受光部がホログラム素子からの2つの回折光をそれ
ぞれ個々に受光することを特徴とする請求項1記載の光
ピックアップヘッド装置。 - 【請求項3】光検出器が6つの受光部を有し、前記6つ
の受光部は3つの受光部が1組となり、光源から出射さ
れるビームが光記憶媒体上で合焦点にあるとき2組の受
光部がホログラム素子からの2つの回折光をそれぞれ個
々に受光することを特徴とする請求項1記載の光ピック
アップヘッド装置。 - 【請求項4】コヒーレントビームもしくは準単色のビー
ムを発するレーザ光源と、前記レーザ光源で出射された
ビームを受け光記憶媒体上へ微小スポットにビームを収
束する集光光学系と、前記光記憶媒体で反射、回折した
ビームを受けて回折光を発生させるホログラム素子と、
前記ホログラム素子からの回折光を受けて光電流を出力
する光検出器とを具備する光ピックアップヘッド装置に
おいて、前記光源と前記光検出器は一体化されているも
しくは同一のパッケージに収納され、前記ホログラム素
子は異なる焦点を有する2つの回折光である第1及び第
2の回折光を生成し、前記光検出器は4つの概短冊形状
の受光部である第1から第4の受光部を有し、前記集光
光学系の中心部を通るビームをビームの中心とし、前記
ビームの中心を受けてホログラム素子から実際に生成も
しくは等価的に位置する回折光の部分を回折光の中心と
し、前記第1及び第2の受光部は、光源から出射された
ビームが光記憶媒体上で合焦点にあるとき光検出器で受
光される回折光の大きさよりも小さい幅を有しており、
前記第1の回折光の中心は前記第1の受光部の中で受光
され、前記第2の回折光の中心は前記第2の受光部の中
で受光され、前記第3と第4の受光部は前記第1と第2
の受光部の間に配置している光ピックアップヘッド装
置。 - 【請求項5】コヒーレントビームもしくは準単色のビー
ムを発するレーザ光源と、前記レーザ光源で出射された
ビームを受け光記憶媒体上へ微小スポットにビームを収
束する集光光学系と、前記光記憶媒体で反射、回折した
ビームを受けて回折光を発生させるホログラム素子と、
前記ホログラム素子からの回折光を受けて光電流を出力
する光検出器とを具備する光ピックアップヘッド装置に
おいて、前記光源と前記光検出器は一体化されているも
しくは同一のパッケージに収納され、前記ホログラム素
子は異なる焦点を有する2つの回折光である第1及び第
2の回折光を生成し、前記光検出器は概短冊形状の4つ
の受光部である第1から第4の受光部を有し、前記集光
光学系の中心部を通るビームをビームの中心とし、 前記
ビームの中心を受けてホログラム素子から実際に生成も
しくは等価的に位置する回折光の部分を回折光の中心と
し、前記第1の回折光の中心は前記第1の受光部の中で
受光され、前記第2の回折光の中心は前記第2の受光部
の中で受光され、前記第1の受光部は前記第2の受光部
と第3の受光部の間に配置し、前記第2の受光部は前記
第1の受光部と第4の受光部の間に配置し、前記光源か
ら出射されたビームが光記憶媒体上で合焦点にあると
き、前記第1及び第2の受光部は光検出器で受光される
回折光の大きさよりも小さい幅を有し、且つ、第2の回
折光が第1の受光部で、第1の回折光が第2の受光部
で、それぞれ受光されないような間隔で第1の受光部と
第2の受光部を配置している光ピックアップヘッド装
置。 - 【請求項6】コヒーレントビームもしくは準単色のビー
ムを発するレーザ光源と、前記レーザ光源で出射された
ビームを受け光記憶媒体上へ微小スポットにビームを収
束する集光光学系と、前記光記憶媒体で反射、回折した
ビームを受けて回折光を発生させるホログラム素子と、
前記ホログラム素子からの回折光を受けて光電流を出力
する光検出器とを具備する光ピックアップヘッド装置に
おいて、前記光源と前記光検出器は一体化されているも
しくは同一のパッケージに収納され、前記ホログラム素
子は異なる焦点を有する2つの回折光を生成し、前記光
検出器は2つの概短冊形状の受光部を有し、前記集光光
学系の中心部を通るビームをビームの中心とし、前記ビ
ームの中心を受けてホログラム素子から実際に生成もし
くは等価的に位置する回折光の部分を回折光の中心と
し、前記ホログラム素子からの回折光の中心を受光する
前記光検出器の受光部は光源から出射されたビームが光
記憶媒体上で合焦点にあるとき光検出器で受光される回
折光の大きさよりも小さい幅Wを有しており、前記ホロ
グラム素子からの回折光の中心が前記受光部の幅Wの中
で受光され、前記2つの受光部は大略隣接している光ピ
ックアップヘッド装置。 - 【請求項7】ホログラム素子からの2つの回折光が共役
光であることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記
載の光ピックアップヘッド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03509493A JP3161129B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 光ピックアップヘッド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03509493A JP3161129B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 光ピックアップヘッド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06251397A JPH06251397A (ja) | 1994-09-09 |
JP3161129B2 true JP3161129B2 (ja) | 2001-04-25 |
Family
ID=12432366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03509493A Expired - Fee Related JP3161129B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 光ピックアップヘッド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3161129B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102612057B1 (ko) * | 2021-10-19 | 2023-12-15 | 표현학 | 밀폐기능을 갖는 세탁백 |
-
1993
- 1993-02-24 JP JP03509493A patent/JP3161129B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102612057B1 (ko) * | 2021-10-19 | 2023-12-15 | 표현학 | 밀폐기능을 갖는 세탁백 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06251397A (ja) | 1994-09-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |