JP2002207682A - 要約作成支援装置および方法 - Google Patents
要約作成支援装置および方法Info
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Abstract
生成では誤認識もあり、手動要約生成ではメッセージの
依存関係の複雑性から全体像を把握することが難しく、
議論の終了の曖昧性から要約を作成するタイミングをは
かるのが難しかった。そこで、スレッド全体の要約文作
成を支援する仕組みを提供する。 【解決手段】 スレッド内のメッセージに含まれる情報
から抽出される相互依存関係を用いてスレッド全体を複
数の部分メッセージ集合に分割し、インタラクティブに
部分メッセージ集合の情報を提示し、部分メッセージ集
合に対する要約文の入力受付を段階的に行っていくこと
で、スレッド全体の要約文作成を支援する。
Description
ユーザが情報をやりとりするコミュニケーションシステ
ムおけるインタラクティブな議論要約作成支援装置に関
する。
やイントラネットを利用したコミュニケーションが一般
的になっている。特に、1対1の一過性のコミュニケー
ションだけでなく、メーリングリスト、電子ニュース、
WWWでの掲示板システム(BBS)など、複数のユー
ザーが継続的に情報を交換する場を持つ、ネットワーク
上で活動が行われるコミュニティベースのコミュニケー
ションツールの数が増大している。
ョン、つまり議論は、上記のネットワークコミュニケー
ションツールを用いて行われる。この議論は、通常の議
論と同じく話題ごとに議論の流れ(スレッド)が形成さ
れる。スレッドは一人以上の参加者によるメッセージ
(発言)の集合によって構成され、メッセージは主に発
言内容、投稿時間、著者名、発言題名、すでに発信され
た内容への返信であることを表す応答関係で構成され
る。発言内容は基本的に発言者名、あいさつ、意見、他
の発言からの引用、その引用に対する意見、署名等で構
成されることが多い。
構成され、各メッセージは「応答関係」と発言内容に書
き込まれた他の発言への「引用関係」、そしてメッセー
ジが投稿された時間、誰による発信に誰が返信を行った
かという発言者の関係等の要素で複雑に結びつけられて
いるため、多数の発言が含まれている議論は内容を把握
することが非常に難しいことが多い。それゆえ、議論の
全体像が把握しにくくなることはもちろん、以前に行わ
れた議論の活用が難しく、いったん中断した議論の再開
が難しかったり、すでに議論された内容が重複して行わ
れたり、解決されている問題が再び質問されたりするこ
とがある。さらに、新規参加者が発言しにくい状況を招
いている。このような問題に対してよく取られるのは、
発言内容の検索と議論内容の要約の二つである。
内容を理解できる場合は有効であるが、多くの場合、ス
レッドのメッセージの多くを合わせて読まなければ内容
が理解できないため、有効な解決手段とは言えない。
文を作成し、それを利用者に提示するというもので、前
記問題点を解決するのに有効な手段だと考えられる。具
体的な要約手段として、自動要約生成と人の手による手
動要約生成が考えられる。
生成であり、「応答関係」と「引用関係」を利用した話
題のスレッド構造を作り上げ、引用文等の不要なものを
取り除いて提示するものが一般に知られている。しか
し、自由記述体で書かれるメッセージは各個人によって
特徴が異なるため誤判定が発生する可能性もある。ま
た、誤判定が発生しなかったとしても、発言内容の関係
がより詳細に提示されるだけで、逆に全体の流れが見え
にくくなることが多々ある。
から、「論争中」「議論が盛り上がっています」等の要
約を生成する手法も存在するが、喧嘩風に盛り上がって
いるのか、内容のある議論で盛り上がっているのかの判
定は難しく、要約として意味をなさないことがある。ま
た、一般に言われる文章要約技術は、ここで対象として
いる規則的な段落構造の存在しない雑談まじりの自由記
述文が複数連なるようなものに対しては適用するのは難
しい。
文作成であり、作業者の熟練度にもよるが、既存の自動
要約生成手法より高い質と内容のある要約文を提供する
ことができる。しかし、この手動による要約作成の問題
点は、作成者の作業負荷が大きいことである。
ージの依存関係は複雑かつ大規模な構造になりがちであ
り、話の流れを追うだけでも大変な労力を必要とする。
加えて、同じメッセージから開始された議論にも関わら
ず、話の内容が部分部分でまったく異なる等の話題の流
動性も作成者を混乱させる。
程度収束するまで全体的な要約を作成することは難し
い。これは議論が日にち単位で行われることが多い電子
的なコミュニケーションシステムでは大きな問題とな
る。
内容要約において、自動要約生成ではスレッド内のメッ
セージの「応答関係」、「引用関係」を反映させた形で
見せる形がせいぜいで、かつ、発言者の意図を反映しき
れないことが多く、誤認識もあった。
ることが可能だが、主にメッセージとメッセージの依存
関係の複雑性から全体像を把握することが難しく、作成
者の負担が大きすぎ、また、議論の終了の曖昧性から要
約を作成するタイミングをはかるのが難しかった。
内容の要約作成の負担を大幅に減らすべく、スレッド全
体の要約文作成を支援する仕組みを提供するものであ
る。提供する仕組みは要約生成後の新規発言を取り込む
仕組みも備え、議論が収束していなくとも作成を開始す
ることができる。
セージ」を同義に用いる。
稿メッセージを蓄積してなるメッセージ蓄積手段と、
セージのうち、関連づけられている複数のメッセージか
らなるメッセージ集合を提示し、要約文の作成対象とす
べきメッセージ集合を指定させるためのメッセージ集合
指定手段と、
されたメッセージ集合の各メッセージ同士の応答関係,
引用関係(および投稿日時の時系列関係)をもとに、前
記メッセージ集合の構造を求めるためのメッセージ構造
解析手段と、
化された前記メッセージ集合を、所定の分割規則をもと
に、部分メッセージ集合に分割するためのメッセージ構
造分割手段と、
された前記部分メッセージ集合の情報を順次提示し、提
示された前記部分メッセージ集合に対する要約文を作成
させるための要約作成支援手段とを有することを特徴と
する。
要約文を作成することが容易になる。これにより、議論
内容を把握しやすくなり、情報の再利用性が高まる。つ
まり、同じ質問や話題が繰り返されることを防止でき
る。また、その議論に新規加入者が発言しやすくなり、
コミュニティ全体が活性化される。
一実施形態を説明する。本願発明は、例えば図1に示す
ように、インターネット、イントラネットなどの通信ネ
ットワーク12に接続されるパーソナルコンピュータや
専用端末、または携帯端末等の複数の利用者端末11同
士が、通信ネットワーク12に接続されるコミュニケー
ションサーバ13を介して情報交換、つまりコミュニケ
ーションを行うシステムに対して適用される。
ニケーションサーバにおける要約作成支援装置の構成図
を示したものである。メッセージ情報入出力部201
は、図1の利用者端末11から発信されたメッセージ情
報を受け取る。メッセージ情報格納部202は、このメ
ッセージ情報入出力部201から受け取ったメッセージ
情報をメッセージ情報DB211に格納する。メッセー
ジ情報DB211は、メッセージ情報の記憶領域であ
り、メッセージ情報格納部202によって制御される。
ジ情報格納部202によりメッセージ情報DB211に
格納されたメッセージ集合の中から、要約作成対象とな
るメッセージ集合をユーザに指定させ、その情報をメッ
セージ情報DB211から取り出す。メッセージ構造解
析部204は、メッセージ集合指定部203によって取
り出されたメッセージ集合を、その付加情報と本文内容
から互いに関連づける。
ジ構造解析部204によって関連づけられたメッセージ
集合を、所定の分割規則に基づき複数の部分メッセージ
集合(重複可)に分割する。要約情報格納部206は、
メッセージ構造分割部205によって分割された部分メ
ッセージ集合を要約情報DB212に格納する。要約情
報DB212は、部分メッセージ集合およびこの部分メ
ッセージ集合に対応する要約文の記憶領域であり、要約
情報格納部206によって制御される。
206によって要約情報DB212に格納された部分メ
ッセージ集合ごとの要約情報を提示する。要約対象指定
部208は、要約情報提示部207によって提示された
要約情報をもとに、要約文を作成すべき一つ以上の部分
メッセージ集合を選択する。
08によって指定された一つ以上の部分メッセージ集合
を順序付けし、関連する要約情報とともに提示する。要
約文入力部210では、要約文提示部209によって提
示された部分メッセージ集合の要約文を入力し、要約情
報格納部206によって要約情報DB212に格納させ
る。
もとに説明する。大まかな処理の流れは、発言者からの
メッセージ情報を受け付ける。処理対象のメッセージ集
合を解析し、関連づけ、分割し、要約情報を保持する単
位として格納する。格納された部分メッセージ集合に対
し、要約文を作成する。以上の3段階である。
利用者端末11から直接または通信ネットワーク12を
介して入力されたメッセージ情報を受け取る(ステップ
101)。次に、メッセージ情報格納部202は受信し
たメッセージ情報をメッセージ情報DB211に格納す
る(ステップ102)。ここで、メッセージとは、議論
における一発言に相当するもので、メッセージ情報とは
メッセージを構成する情報(発言者名、発言日時、応答
したメッセージ識別子、発信元利用者端末情報、発言本
文等)を包含した言葉とする。
メッセージ情報格納部202からメッセージ情報DB2
11に格納されているメッセージ情報を受け取り、メッ
セージ集合を構成し、その中から処理の対象とするメッ
セージ集合を選択可能なように表示する(ステップ10
3)。メッセージ集合とは、何らかの関係によって結び
ついているメッセージの集合を指す。ここではスレッド
をメッセージ集合の一例として、メッセージ情報内の応
答関係情報で結びつけられたメッセージの集合を意味す
るものとする。
けるメッセージ集合を選択させるためのユーザーインタ
ーフェイスの例である。スレッド情報枠301にスレッ
ド番号302とスレッドタイトル303を表示し、選択
欄304にてスレッド番号指定を行う。
ジ集合指定部203によって指定されたメッセージ集合
を受け取り、各メッセージの応答関係、作成日時による
時系列関係といった付加情報や、メッセージ本文内に存
在する引用部分で表される引用関係等の、他メッセージ
との関係を表す情報を用い、各メッセージ同士の関係を
解析して関連づける(ステップ104)。
て、メッセージ構造解析処理を行ったメッセージ集合を
視覚化したものである。ここでは、関連を矢印で表し、
関連づけした側から関連づけされた側へ矢印が向かって
いる。「応答関係」による関連づけを黒矢印、「引用関
係」を白ヌキ矢印で表している。応答関係は、メッセー
ジに対する応答,返信という形式で入力されるので、容
易に求めることができる。引用関係は、メッセージ本文
中に含まれる引用部分識別子(「>」など)でマーキン
グされた引用文を、対象メッセージより前に発信された
メッセージの本文と照らし合わせ、一致しているメッセ
ージに関して引用関係を結んでいる。また、識別子以外
では「Aさんが……と言ったが、〜」のような対象メッ
セージ本文の場合、「……」の箇所を引用部分と判断
し、対象メッセージより前に発信されたメッセージの本
文と照らし合わせ、一致しているメッセージに関して引
用関係を結んでいる。
ジ構造解析部204から関連づけによって構造化された
メッセージ集合を受け取り、所定の分割規則をもとに、
さらに単純な構造を持った部分メッセージ集合に分割す
る(ステップ105)。分割規則の一例を図6に示す。
この分割規則は、応答関係と参照関係によって構造化さ
れたメッセージ集合を対象に、応答関係と参照関係の構
造パターンを3つのパターンに分割するものである。こ
れら3つのパターンは、それぞれ各メッセージが一つの
パターン以外に属してもよい。具体的には、次のような
ルールからなる。
E503のルートを末端とし、親なしもしくはTYPE
502のリーフまたはルール503のリーフを先頭とす
るもの。 TYPE502:複数の子を持つメッセージ。 TYPE503:複数の親を持つメッセージ。 判定方法:まず、TYPE502,TYPE503を判
定し、最後にTYPE501を判定する。
ーンに分割され、より単純な関連構造を持った部分メッ
セージ集合に分割できる。
合を図6の分割規則で分割した例である。この例では、
601〜605の5つの部分メッセージ集合に分割され
る。ここでは、TYPE502によって、部分メッセー
ジ集合601〜603に分割され、TYPE503によ
って、部分メッセージ集合604に分割され、最後にT
YPE501によって、部分メッセージ集合605に分
割される。要約情報格納部206は、メッセージ構造分
割部205によって分割された部分メッセージ集合の情
報を受け取り、要約情報DB212に格納する(ステッ
プ106)。ここで格納される要約情報のテーブルを図
8に示す。図8の要約情報は部分メッセージ集合ごと
に、部分メッセージを構成するメッセージの識別子と、
要約文の有無、更新の有無からなっている。ここでは要
約文のない新規な部分メッセージ集合なので、「要約
文」「要更新」のフィールドはすべて「なし」となって
いる。
ジ集合の情報がすでに格納済である場合は、既存のもの
を優先する。ただし、以前に比べて新しく発信されたメ
ッセージがあった場合、そのメッセージが含まれる部分
メッセージ集合の情報は構成メッセージ識別子の中に追
加し、要更新フィールドを「あり」にする。
ジ集合の要約情報を要約情報格納部207によって、要
約情報DB212から取り出し、要約作成対象とすべき
部分メッセージ集合を選択可能なように提示する(ステ
ップ107)。図9は要約情報提示部の具体例である。
図9(a)では、スレッド801の部分メッセージ集合
の情報802を提示する。提示された部分メッセージ集
合の要約の新規作成または編集を行う編集ボタン803
を押すことで、要約対象指定部208に進む。
変化が合った場合、つまり、要約情報格納部207の要
更新フィールド701が「あり」の部分メッセージ集合
には要編集情報804を提示する。
体を包含している要約文を持った部分メッセージ集合に
表示される。具体的には、より多くのメッセージを参照
した要約文を全体要約候補とすることである。例えば、
要約文を作成した際のメッセージ集合と他の要約文に再
帰的に展開し、最終的な参照メッセージ数を比較すれば
よい。
のように部分メッセージ集合の包含関係がわかるような
形式で提示してもよい。要約文アイコンが押されれば、
編集または表示画面に進む。
の作成者が作成した要約情報も同じように提示、編集対
象とすることで、複数の作成者によって要約文を作成し
ていくことができる。
部207で指定された要約作成対象とすべき部分メッセ
ージ集合の情報を受け取り、要約文提示部209に渡す
(ステップ108)。
セージ集合の要約文を作成する際に併せて提示するべき
情報を要約情報格納部206によって要約情報DB21
2から取り出す。そして、対象の部分メッセージ集合に
関連のある他の部分メッセージ集合の要約文を調査し、
必要であれば、他の部分メッセージ集合の作成支援処理
を行うものである(ステップ109)。
理は、対象部分メッセージ集合の情報収集と、要約作成
支援の2つ処理に分かれる。
セージ集合の情報収集の具体的な処理の流れを図10に
示す。対象となる部分メッセージ集合の各メッセージを
要約文作成対象リストに加える(ステップ902)。こ
の要約文作成対象リストは、要約文提示部209および
要約文入力部210における処理のために一時的に情報
を格納するためのものに過ぎないためここでは特に図示
しない。
の部分メッセージ集合を取り出す(ステップ903)。
そして、個々のメッセージに関連づけを行っているメッ
セージを含む他の部分メッセージ集合があるか否かを確
認し(ステップ904)、ある場合は、関連づけられて
いる部分メッセージ集合の要約情報を取り込む(ステッ
プ905)。つまり、対象となる部分メッセージ集合の
各メッセージが、他の部分メッセージ集合に含まれ、か
つ、関連づけされる側である(矢印を向けられる)もの
について、その他の部分メッセージ集合の要約情報を要
約情報格納部206から受け取る。
いる部分メッセージ集合が要約文が格納されているかを
確認し(ステップ906)、要約文が格納されていれば
この要約文を対象部分メッセージ集合の要約情報に追加
し(ステップ907)、対象部分メッセージ集合に対す
る提示すべき情報として要約作成対象リストに追加する
(ステップ908)。これにより、関連のある部分メッ
セージ集合の要約情報を取り込むことができる。
メッセージ集合も要約文作成対象とする(ステップ91
0)。この処理を再帰的に行い、関連のある部分メッセ
ージ集合で、要約文が格納されていないすべてを要約作
成対象にする。
603が対象となる部分メッセージ集合だとすると、メ
ッセージ4が他の部分メッセージ集合604に含まれ、
かつ、関連づけされる側である。よって部分メッセージ
集合605の要約文がすでに格納されているか調べ、さ
れていなければ、部分メッセージ集合605も要約作成
対象とする。部分メッセージ集合605は、他の部分メ
ッセージ集合から関連づけされる側になっているメッセ
ージを含んでいないので、ここで処理がとまる。最終的
には、要約文作成対象となる部分メッセージ集合と、関
連のある部分メッセージ集合の要約情報のペアのリスト
である、要約文作成対象リストが作られる。
文入力部10での要約作成支援の具体的な処理の流れを
図11に示す。図10の対象部分メッセージ集合の情報
収集処理によって作成された要約文作成対象リスト内の
部分メッセージ集合について、要約文作成支援処理の優
先順序づけを行い順序を入れ替える(ステップ100
1)。優先順序づけ規則はさまざまだが、ここでは、要
約対象指定部208で指定された部分メッセージ集合の
要約情報提示時に一番多くの要約情報を提示できる順番
に並べる。具体的には、部分メッセージ集合単位での距
離が遠く、発信日時がより新しい順に並べる。
セージ集合において、部分メッセージ集合602が要約
対象指定部分メッセージ集合であり、要約文対象リスト
には部分メッセージ集合602、603、604、60
5が含まれるとすると、メッセージ番号が発信順序を表
すとするならば、要約作成対象リストの順序は605、
604、603、602となる。
れた要約文作成対象リストから順々に提示し、要約文作
成支援処理を行っていく。まず、一つの部分メッセージ
集合を取り出し(ステップ1002)、それが包含する
各メッセージについて、関連づけられている他のメッセ
ージが含まれる部分メッセージ集合について、その要約
情報を要約格納部206に問い合わせ(ステップ100
3)、要約文が格納されていれば、要約情報提示の際に
合わせて提示する情報とする。この処理は図10におけ
るステップ907と同じものだが、この作成支援処理で
作成される新たな要約文の情報を反映させるためにもう
一度行う必要がある。
他の方法でもよく、例えば作成支援処理中に新たに発生
した要約文を一時的に記憶しておいてもかまわない。
る要約文情報を提示し、それらを包含する情報を持つと
期待される文章をその部分メッセージ集合の要約文とし
て部分メッセージ集合要約入力部210に送る(ステッ
プ1004)。ステップ1004の処理は別途詳細に説
明する。
報格納部206によって要約情報DB212に格納させ
る(ステップ1005)。すでに要約文が格納されてい
る部分メッセージ集合に対して異なる要約文を格納する
場合は、「要更新」フィールド701を「あり」にす
る。
対象リストが空になるまで繰り返す(ステップ100
6、ステップ1007)。
いて、具体例を図12をもとに説明する。この部分メッ
セージ集合要約支援処理用ユーザーインターフェイスは
表示領域1101、1102と、それらを加工する要約
文作成支援機能呼び出し領域1104、要約入力領域1
103から成る。表示領域1101は要約文作成の対象
となる部分メッセージ集合を提示する。個々のメッセー
ジのうち、関連づけられた部分メッセージ集合の要約文
があるものについては、メッセージそのものではなく、
要約文に置き換えられて表示することもできる。
なる部分メッセージ集合1106が議論全体1107の
中で位置する場所を図示したものを提示する。この例で
は、○がメッセージ、□が要約が存在する部分メッセー
ジ集合に含まれるメッセージ、黒矢印が応答関係、白ヌ
キ矢印がメッセージ中の引用文によって関連づけられる
引用関係を表している。
では、対象となる部分メッセージ集合に対し、内容を理
解しやすいようにさまざまな視点で部分メッセージ集合
を加工し、見せ方を変えて表示するための機能を呼び出
すことを目的とするものである。冒頭で自動要約作成手
段の困難さを強調したが、お互いを結びつける関係が単
純な構造であるメッセージ同士であれば、意味を把握で
きる要約文を生成してくれることが期待される。
含まれる挨拶や署名を除去して表示を簡易化する機能、
引用関係に基づき、引用された文章のそばにメッセージ
の一部を表示する機能等を挙げる。要約文がまだ存在し
ない部分メッセージ集合を提示するときには、これらで
加工した部分メッセージ集合を要約文入力フォーム11
09にあらかじめ入力しておく。また、要約文が存在し
ない場合の要約文として見せてもよい。
1101の内容や、要約文作成支援機能呼び出し領域1
104で加工されて表示される情報を下書き要約文とし
て要約入力領域1103の要約文入力フォーム1109
にあらかじめ入力される。
分メッセージ集合の要約文を入力する場所であり、要約
文入力フォーム1109、要約文登録アクション選択ボ
タン1110からなる。要約文入力フォーム1109で
は、作成者からの入力される要約文を受け取る場所であ
る。すでに要約情報格納部206に格納された要約文が
あるのであれば、テンプレートとして機械的に入力させ
ておくこともできる。
は要約文入力フォーム1109に入力された要約文を登
録するか否か、およびその決定後の遷移を選択する。一
例として、次の部分要約文の要約を行わずに、登録して
作業終了となる「登録して終了」、次の部分メッセージ
集合の要約文の作成に進むための「登録して次へ」、こ
の部分メッセージ集合に対する要約文を作成せず、次の
部分メッセージ集合の要約文作成に進むための「スキッ
プ」を挙げる。次の部分メッセージ集合の要約作成に進
む場合、図12のステップ1105の処理に制御を移
す。これにより作成者は、任意の個数の要約文を作成し
た段階で中断することができる。
ば、スレッド内のメッセージに含まれる情報から抽出さ
れる相互依存関係を用いてスレッド全体を複数の部分メ
ッセージ集合に分割し、インタラクティブに部分メッセ
ージ集合の情報を提示し、図13に示すように、部分メ
ッセージ集合に対する要約文の入力受付を段階的に行っ
ていくことで、スレッド全体の要約文作成を支援するこ
とができる。
明する。
報格納部202は、既存のメーリングリストや電子掲示
板と同一のものであり、それらで置き換えたり、外部に
あるものを使用してもよい。
て、実際には特にスレッドで分ける必要はなく、例え
ば、発信日時情報から日付単位等でまとめた集合を扱っ
てもよい。
ずしも図4のようなユーザーインターフェイスで指定を
行う必要はなく、なんらかの基準で機械的に指定を行っ
ても良い。例えば、まだ要約情報格納部へ格納されてい
ないメッセージ集合を指定したり、以前格納してから新
しいメッセージが加わったメッセージ集合等を指定した
りしてもよい。
と引用関係による関連づけを扱ったが、他の要素(例え
ば、発言順による関連づけ)による関連づけも考えら
れ、それらを単独、または組み合わせてメッセージ構造
としてもよい。
他の分割規則としては、(1)参加者の応答パターン
(例えば、発言者A→発言者B→A→BやA→A→A→
A等)によるもの、(2)関連づけされたメッセージの
量によって重み付けを行い、注目度という尺度で分割す
るもの、(3)時間的にある一定間隔内で投稿されたも
ので分割するもの等が考えられる。
が」「ところで」「いきなり話が飛びますが」等の、話
題の切り替えを意味するフレーズが入っていた場合、そ
のメッセージへの返信は話題が切り替わったと判断し、
分割の指標とする等のパラメータを上記分割方法に与え
てもよい。
候補」の決定のしかたは、発言者または読者が、一番内
容に近いという部分メッセージ集合に対する要約文に評
価を与え、その評価ポイントを比較することで全体要約
候補となる要約文を決めてもよい。
セージ集合の情報収集の再帰処理は要約作成対象の増加
を招き、作成者に負担をもたらすため、完全に行う必要
は必ずしもない。要約作成対象を一つに制限してもよ
い。
規則の例としては、より多くの関連がつけられている部
分メッセージ集合の順に作成することが考えられる。こ
れを用いると、議論の主要部分の要約から作成していく
ことができる。また、任意の時間帯に発言されたメッセ
ージや、ある特定の発言者によるメッセージを多く持つ
部分メッセージ集合の順に作成することが考えられる。
これを用いると、優先度の高い要約から作成していくこ
とができる。
リー状に提示したが、時系列順でリスト状に表示しても
よい。
ンピュータで実行可能なプログラムで実現し、このプロ
グラムをコンピュータで読み取り可能な記憶媒体として
実現することも可能である。
は、磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、
ハードディスク、光ディスク(CD−ROM,CD−
R,DVD等)、光磁気ディスク(MO等)、半導体メ
モリ等、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読
み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの
形態であってもよい。
トールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上
で稼動しているOS(オペレーションシステム)や、デ
ータベース管理ソフト、ネットワーク等のMW(ミドル
ウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部
を実行してもよい。
ンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインター
ネット等により伝送されたプログラムをダウンロードし
て記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
体から本実施形態における処理が実行される場合も、本
願発明における記憶媒体に含まれ、媒体の構成は何れの
構成であってもよい。
記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施形態
における各処理を実行するものであって、パソコン等の
1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続され
たシステム等の何れの構成であってもよい。
は、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処
理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本願発
明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称して
いる。
ば、BBSのようなネットワークコミュニケーションツ
ールを使った議論において、内容をまとめた要約作成が
容易になり、議論途中での部分的な要約作成が容易にな
るという優れた効果を奏し得る。
ョンサーバ内のブロック図
す図。
集合指定部のユーザーインターフェイスの例
メッセージ集合の関係の例
集合分割パターンの例
メッセージ集合の例
報テーブルの例
のユーザーインターフェイスの例
ジ集合提示処理の前半である対象部分メッセージ集合情
報収集処理のフロー図
ジ集合提示処理の後半であるインタラクティブ要約文作
成支援処理のフロー図
のユーザーインターフェイスの例
ジ集合に対する要約文の入力受付を段階的に行っていく
ことで、スレッド全体の要約文作成過程を示す図。
Claims (14)
- 【請求項1】受信したメッセージを蓄積するメッセージ
蓄積手段と、 このメッセージ蓄積手段に蓄積されたメッセージのう
ち、関連づけられている複数のメッセージからなるメッ
セージ集合を提示し、要約文の作成対象とすべきメッセ
ージ集合を指定させるためのメッセージ集合指定手段
と、 このメッセージ集合指定手段によって指定されたメッセ
ージ集合の各メッセージ同士の応答関係および引用関係
をもとに、前記メッセージ集合の構造を求めるためのメ
ッセージ構造解析手段と、 このメッセージ構造解析手段によって構造化された前記
メッセージ集合を、所定の分割規則をもとに、部分メッ
セージ集合に分割するためのメッセージ構造分割手段
と、 このメッセージ構造分割手段によって分割された前記部
分メッセージ集合の情報を順次提示し、提示された前記
部分メッセージ集合に対する要約文を作成させるための
要約作成支援手段とを有することを特徴とする要約作成
支援装置。 - 【請求項2】受信した投稿メッセージを蓄積するメッセ
ージ蓄積手段と、 このメッセージ蓄積手段に蓄積されたメッセージのう
ち、関連づけられている複数のメッセージからなるメッ
セージ集合を提示し、要約文の作成対象とすべきメッセ
ージ集合を指定させるためのメッセージ集合指定手段
と、 このメッセージ集合指定手段によって指定されたメッセ
ージ集合の各メッセージ同士の応答関係,引用関係およ
び投稿日時の時系列関係をもとに、前記メッセージ集合
の構造を求めるためのメッセージ構造解析手段と、 このメッセージ構造解析手段によって構造化された前記
メッセージ集合を、所定の分割規則をもとに、部分メッ
セージ集合に分割するためのメッセージ構造分割手段
と、 このメッセージ構造分割手段によって分割された前記部
分メッセージ集合の情報を順次提示し、提示された前記
部分メッセージ集合に対する要約文を作成させるための
要約作成支援手段とを有することを特徴とする要約作成
支援装置。 - 【請求項3】作成された前記部分メッセージ集合に対す
る要約文を、前記部分メッセージ集合の情報と対応付け
て記憶するための要約情報記憶手段とをさらに有するこ
とを特徴とする請求項1または2いずれか記載の要約作
成支援装置。 - 【請求項4】前記要約作成支援手段は、部分メッセージ
集合の各メッセージの一部の文字列を抽出し、所定の順
序で並べたものを要約文の初期値として提示することを
特徴とする請求項1または2いずれか記載の要約作成支
援装置。 - 【請求項5】前記要約作成支援手段は、部分メッセージ
集合の各メッセージの一部の文字列を抽出し、所定の順
序で並べたものを要約文の初期値として前記要約情報記
憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1または2
いずれか記載の要約作成支援装置。 - 【請求項6】前記要約作成支援手段は、提示された前記
部分メッセージ集合と依存関係を持つ部分メッセージ集
合に対応づけられた要約文を前記要約情報記憶手段から
読み出して、前記要約文の一部の文字列を切り出し所定
の順序で並べたものを要約文の初期値として提示するこ
とを特徴とする請求項4記載の要約作成支援装置。 - 【請求項7】前記要約作成支援手段は、部分メッセージ
集合に対応づけられる要約文の作成時に、所定数以上の
他の部分メッセージ集合に対応づけられた要約文の提示
をうけて作成された要約文の優先度を高くして提示する
ことを特徴とする請求項4記載の要約作成支援装置。 - 【請求項8】前記メッセージ構造分割手段は、部分メッ
セージ集合への分割後、新規に発言されたメッセージが
投稿された場合、新規メッセージを加えたメッセージ集
合をメッセージ構造分割手段で再び分割し、 前記要約作成支援手段は、前記メッセージ構造分割手段
によって再分割された新規メッセージが含まれる部分メ
ッセージ集合、およびこの部分メッセージ集合に対応づ
けられた要約文を提示することを特徴とする請求項6記
載の要約作成支援装置。 - 【請求項9】前記要約作成支援手段は、部分メッセージ
集合に対応づけられた要約文を修正した際、この修正さ
れた要約文を持つ部分メッセージ集合に関連づけられて
いる部分メッセージ集合に対応づけられた要約文を提示
することを特徴とする請求項8記載の要約作成支援装
置。 - 【請求項10】前記要約作成支援手段は、部分メッセー
ジ集合に対応づけられた要約文を修正した際、この修正
された要約文を持つ部分メッセージ集合に関連づけられ
ている部分メッセージ集合に対応づけられた要約文も、
前記修正された要約文の修正に反映させて修正すること
を特徴とする請求項8記載の要約作成支援装置。 - 【請求項11】受信したメッセージをメッセージ蓄積手
段に蓄積し、 このメッセージ蓄積手段に蓄積されたメッセージのう
ち、関連づけられている複数のメッセージからなるメッ
セージ集合を提示し、要約文の作成対象とすべきメッセ
ージ集合を指定させ、 この指定されたメッセージ集合の各メッセージ同士の応
答関係および引用関係をもとに、前記メッセージ集合の
構造を求め、 この構造化された前記メッセージ集合を、所定の分割規
則をもとに、部分メッセージ集合に分割し、 この分割された前記部分メッセージ集合の情報を順次提
示し、提示された前記部分メッセージ集合に対する要約
文を作成させることを特徴とする要約作成支援方法。 - 【請求項12】受信したメッセージをメッセージ蓄積手
段に蓄積させ、 このメッセージ蓄積手段に蓄積されたメッセージのう
ち、関連づけられている複数のメッセージからなるメッ
セージ集合を提示し、要約文の作成対象とすべきメッセ
ージ集合を指定させ、 この指定されたメッセージ集合の各メッセージ同士の応
答関係および引用関係をもとに、前記メッセージ集合の
構造を求めさせ、 この構造化された前記メッセージ集合を、所定の分割規
則をもとに、部分メッセージ集合に分割させ、 この分割された前記部分メッセージ集合の情報を順次提
示し、提示された前記部分メッセージ集合に対する要約
文を作成させるステップをコンピュータに実行させるた
めのコンピュータプログラム。 - 【請求項13】受信したメッセージをメッセージ蓄積手
段に蓄積し、 このメッセージ蓄積手段に蓄積されたメッセージのう
ち、関連づけられている複数のメッセージからなるメッ
セージ集合を提示し、要約文の作成対象とすべきメッセ
ージ集合を指定させ、 この指定されたメッセージ集合の各メッセージ同士の応
答関係,引用関係および投稿日時の時系列関係をもと
に、前記メッセージ集合の構造を求め、 この構造化された前記メッセージ集合を、所定の分割規
則をもとに、部分メッセージ集合に分割し、 この分割された前記部分メッセージ集合の情報を順次提
示し、提示された前記部分メッセージ集合に対する要約
文を作成させることを特徴とする要約作成支援方法。 - 【請求項14】受信したメッセージをメッセージ蓄積手
段に蓄積させ、 このメッセージ蓄積手段に蓄積されたメッセージのう
ち、関連づけられている複数のメッセージからなるメッ
セージ集合を提示し、要約文の作成対象とすべきメッセ
ージ集合を指定させ、 この指定されたメッセージ集合の各メッセージ同士の応
答関係,引用関係および投稿日時の時系列関係をもと
に、前記メッセージ集合の構造を求めさせ、 この構造化された前記メッセージ集合を、所定の分割規
則をもとに、部分メッセージ集合に分割させ、 この分割された前記部分メッセージ集合の情報を順次提
示し、提示された前記部分メッセージ集合に対する要約
文を作成させるステップをコンピュータに実行させるた
めのコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001004358A JP3830128B2 (ja) | 2001-01-12 | 2001-01-12 | 要約作成支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001004358A JP3830128B2 (ja) | 2001-01-12 | 2001-01-12 | 要約作成支援装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002207682A true JP2002207682A (ja) | 2002-07-26 |
JP3830128B2 JP3830128B2 (ja) | 2006-10-04 |
Family
ID=18872559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001004358A Expired - Lifetime JP3830128B2 (ja) | 2001-01-12 | 2001-01-12 | 要約作成支援装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3830128B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2001
- 2001-01-12 JP JP2001004358A patent/JP3830128B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP3830128B2 (ja) | 2006-10-04 |
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