JP2002207364A - トナー規制ブレード及びその製造方法 - Google Patents

トナー規制ブレード及びその製造方法

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JP2002207364A
JP2002207364A JP2001255026A JP2001255026A JP2002207364A JP 2002207364 A JP2002207364 A JP 2002207364A JP 2001255026 A JP2001255026 A JP 2001255026A JP 2001255026 A JP2001255026 A JP 2001255026A JP 2002207364 A JP2002207364 A JP 2002207364A
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toner regulating
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thermoplastic elastomer
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Sachiko Nakajima
佐知子 中島
Yukinobu Okaura
幸伸 岡裏
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡便かつ低コストにて製造可能であり、しかも
使用環境、保存環境における温度、湿度等の変化によっ
て反りやうねりを生じることなく安定した当接圧を実現
できるトナー規制ブレードを提供する。 【解決手段】静電転写プロセスを利用した画像形成装置
に使用するトナー規制ブレードであって、高剛性樹脂に
て形成された支持体層の片面に第1弾性体層を、そして
他面に第2弾性体層を備えた少なくとも3層からなり、
環境変動により歪みを生じない構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電転写プロセス
による画像形成装置において使用するトナー規制ブレー
ド及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】静電転写プロセスによる画像形成装置に
おいて、トナー規制ブレードはその弾性体層の面にて現
像ローラーに所定の当接圧にて当接し、その表面に確実
に帯電したトナーの薄層を形成する作用を有する部材で
ある(電子写真学会編「続電子写真技術の基礎と応用」
コロナ社)。かかる当接圧は、可とう性のトナー規制ブ
レードの幅方向の曲げ弾性を利用して発現される。
【0003】トナー規制ブレードを開示したものとして
は、特開平6−348119号公報が公知である。この
公報に開示されているトナー規制ブレードは、金属薄板
の片面に、その金属薄板の幅より狭いゴム弾性層がベル
ト状に設けられたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、トナー規制ブ
レードは、上記のように、現像ローラーに当接し、その
表面に確実に帯電したトナーの薄層を形成する機能を発
揮するものであり、そのために所定の当接圧にて現像ロ
ーラーに当接する必要がある。かかる当接圧は、金属薄
板の曲げ弾性によるものであり、薄過ぎると十分な圧接
力が得られないため、金属薄板はある程度の厚みが必要
である。
【0005】従って、上記の公報に開示されたトナー規
制ブレードは、まず金属薄板を作製し、次いで各金属薄
板上に予め作製したゴム弾性体層を接着剤を用いてゴム
弾性体と金属薄板の位置合わせをした上で接着するか、
もしくは金属薄板上に反応性のゴム弾性層形成材料を積
層した後、硬化反応をさせてゴム状弾性体層とする工程
が必要であり、いずれの場合も位置合わせを含めて工程
が多く、コスト的に高く、低コスト化の要求に対応でき
ないという問題を有するものである。
【0006】上記の問題を回避する技術として、高剛性
樹脂シートを支持体層とし、その片面に弾性体層を設け
たトナー規制ブレードが考えられる。かかるトナー規制
ブレードは、大きな原反を作製して所定寸法に切り出す
ことにより、容易に製造可能であるが、単純な2層構造
の場合において、支持体層と弾性体層の線膨張率が大き
く相違すると、使用環境、保存環境における温度、湿度
等の変化によって反りやうねりが発生する場合がある。
かかる反りやうねりが発生したトナー規制ブレードを使
用すると、現像ローラーと当接する際の線圧が部分的に
変動し、トナーの規制が均一でなくなって画像に悪影響
を与える。
【0007】本発明の目的は、簡便かつ低コストにて製
造可能であり、しかも使用環境、保存環境における温
度、湿度等の変化によって反りやうねりを生じることな
く安定した当接圧を実現できるトナー規制ブレードを提
供することにある。
【0008】また本発明は、取付部材との位置合わせの
容易なクリーニングブレードを提供することにも有る。
【0009】さらに本発明は、該クリーニングブレード
を取付部材等に簡便かつ精度よく固定する固定方法を提
供することにも有る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、静電転写プロ
セスを利用した画像形成装置に使用するトナー規制ブレ
ードであって、高剛性樹脂にて形成された支持体層の片
面に第1弾性体層を、そして他面に第2弾性体層を備え
た少なくとも3層からなり、環境変動により歪みを生じ
ないことを特徴とする。
【0011】支持体層として高剛性樹脂のシートないし
フィルムを使用し、その両面に弾性体層を設けることに
よって当接の曲げ変形の永久歪による経時変化がなく、
安定した感光体との当接圧を有するトナー規制ブレード
が得られる。また、大きなシート状の連続生産可能なト
ナー規制ブレードの原反を作製し、この原反から裁断し
て切り出すことにより簡便かつ低コストにて製造可能と
なる。さらに、上記の構成により、使用環境、保存環境
における温度、湿度の少なくとも一方、もしくは双方の
変化によっても反りやうねり等の歪みを発生することが
なく、現像ローラーとの当接において均一な線圧が達成
できる。
【0012】環境変動とは、複写機、プリンターの分野
においては、温度10℃、湿度15%RH(LL環境)
が低温低湿度環境であり、温度30℃、湿度85〜90
%RHが高温高湿度環境である。
【0013】第1弾性体層と第2弾性体層は、支持体層
の全面に形成されていてもよく、全面に形成されずに支
持体層が大きい部分があってもよい。第1弾性体層と第
2弾性体層は、同じ厚みであってもよく、異なった厚み
でもよい。なお、第2弾性体層は、現像ローラーに当接
しない面に形成される弾性体層である。
【0014】第2弾性体層は、現像ローラーに接触しな
い面に位置して反りやうねりを防止する作用をする弾性
体層であり、支持体層の両面に設けられたいずれかの弾
性体層が第2弾性体層になる。支持体層の両面に異なる
弾性体層が設けられた場合、目的に応じて適切な方を現
像ローラーに当接させて本発明にいう第1弾性体層と
し、 他を第2弾性体層とする。
【0015】本発明のトナー規制ブレードにおいては、
前記第1弾性体層及び前記第2弾性体層は、それぞれ反
応硬化性弾性体層又は熱可塑性エラストマー層のいずれ
かにて形成されることが好ましく、前記第1弾性体層が
熱可塑性エラストマー層であることが好ましく、また前
記第2弾性体層が熱可塑性エラストマー層であることが
好ましい。
【0016】熱可塑性エラストマーは、押出機やカレン
ダー等を使用すること等により、容易に支持体層に弾性
体層を形成することができ、従って連続的にトナー規制
ブレード原反を製造することが可能であり、トナー規制
ブレードの低コスト化を図ることができる。
【0017】上述のトナー規制ブレードにおいては、第
1弾性体層と第2弾性体層が同一の材料にて形成されて
いることが、温度や湿度等の変動などの環境変動による
歪みを生じにくく、より好ましく、同一材料で同一厚み
に構成されていることが特に好ましい。
【0018】前記第1弾性体層及び前記第2弾性体層は
共に熱可塑性エラストマー層であり、前記熱可塑性エラ
ストマーは、 (a)tan δのピーク温度が0℃以下 (b)0℃におけるtan δ値と50℃におけるta
n δ値の差が0.3以下 の少なくとも一つを満たすものであることが好ましい。
【0019】かかる熱可塑性エラストマーは、使用温度
領域における弾性率の変動が小さく、より安定した当接
圧を示すトナー規制ブレードが得られる。
【0020】上述のトナー規制ブレードは、長さ方向に
複数の貫通孔が設けられていることが好ましい。
【0021】トナー規制ブレードを取付部材に固着する
場合、ないしは画像形成装置に直接装着する場合、自由
端長さを設定値にするための位置決め作業を容易に行う
ことができる。即ち、金属あるいは高剛性樹脂にて作成
される取付部材に突起を形成しておき、この取付部材の
突起とトナー規制ブレードに設けられた貫通孔を嵌合さ
せることにより、位置決め操作を極めて容易かつ確実に
行うことができる。また取付部材に簡便に固定すること
もできる。
【0022】本発明は、高剛性樹脂にて形成された支持
体層の片面に第1弾性体層を、前記支持体層の他面に第
2弾性体層をそれぞれ備えた少なくとも3層からなり、
環境変動により歪みを生じない、静電転写プロセスを利
用した画像形成装置に使用するトナー規制ブレードの製
造方法であって、少なくとも下記(1)〜(3)の工程
を有することを特徴とする。 (1)前記第1弾性体が熱可塑性エラストマー又は反応
硬化性弾性体であり、前記支持体層の一方の表面に前記
熱可塑性エラストマーを溶融状態もしくは溶液にて、又
は前記反応硬化性弾性体を形成する反応組成物をニート
又は溶液にて被覆して前記第1弾性体層を形成する第1
積層工程 (2)前記第2弾性体が熱可塑性エラストマー又は反応
硬化性弾性体であり、前記支持体層の他方の表面に第2
弾性体層を構成する前記熱可塑性エラストマーを溶融状
態もしくは溶液にて、又は第2弾性体層を構成する反応
硬化性弾性体を形成する反応組成物をニート又は溶液に
て被覆し、前記第2弾性体層を形成してトナー規制ブレ
ード原反とする第2積層工程 (3)前記トナー規制ブレード原反を裁断してトナー規
制ブレードを作製する裁断工程 かかる製造方法により、トナー規制ブレードを多数作成
可能な程度に十分な大きさのトナー規制ブレード原反を
連続的に製造し、これを所定寸法に裁断することによっ
て、環境変動により歪みを生じないトナー規制ブレード
を高能率、低コストにて製造することが可能となる。
【0023】第1積層工程と第2積層工程とは、別個の
工程としてもよく、例えば熱可塑性エラストマーを2基
の押出機を使用して1基のダイスに同時に押し出して被
覆する場合のように、同時に行う工程としてもよい。
【0024】前記弾性体、前記補助弾性体が熱可塑性エ
ラストマーである場合、積層工程は、前記熱可塑性エラ
ストマーを溶融状態にてニート状にて積層を行うか、又
は溶液にて被覆して乾燥することにより行う。
【0025】上述のトナー規制ブレードの製造方法にお
いては、前記第1弾性体層と前記第2弾性体層とを同一
材料にて形成することが好ましく、同一の熱可塑性エラ
ストマーにて形成することがより好ましい。
【0026】前記第1弾性体層と前記第2弾性体層と同
一の熱可塑性エラストマーにて形成した場合には、上述
の理由により、該熱可塑性エラストマーは、 (a)tan δのピーク温度が0℃以下 (b)0℃におけるtan δ値と50℃におけるta
n δ値の差が0.3以下 の少なくとも一つを満たすものであることが好ましい。
【0027】第1弾性体層と第2弾性体層構成材料とし
て溶液タイプの弾性体ないし弾性体形成組成物を使用す
る場合には、乾燥する工程が当然に設けられる。
【0028】上述の製造方法においては、トナー規制ブ
レードの長手方向に複数の貫通孔を設ける貫通孔形成工
程を設けることが好ましい。
【0029】本発明のトナー規制ブレードの固定方法
は、請求項4に記載のトナー規制ブレードを使用し、2
個以上の位置合わせ突起が設けられている取付部材に、
該突起に前記トナー規制ブレードの貫通孔を嵌合してト
ナー規制ブレードを装着し、さらに前記トナー規制ブレ
ードの貫通孔に対応した位置に貫通孔を有する高剛性挟
持部材を嵌合した後に他の貫通孔を使用してビス止めす
ることを特徴とする。
【0030】また本発明のトナー規制ブレードの固定方
法は、請求項4に記載のトナー規制ブレードを使用し、
前記トナー規制ブレードを固定する取付部材を熱可塑性
樹脂で形成すると共に前記トナー規制ブレードの貫通孔
に対応する位置に突起を設け、該突起に前記トナー規制
ブレードの貫通孔を嵌合してトナー規制ブレードを装着
し、さらに前記トナー規制ブレードの貫通孔に対応した
位置に貫通孔を有する高剛性挟持部材を嵌合した後に前
記突起の先端部を溶融してかしめることを特徴とする。
【0031】かかるの固定方法に構成により、位置合わ
せの工数が必要なく、簡便かつ低コストにて取付部材に
固定することができる。また、トナー規制ブレードが、
高剛性挟持部材荷より、長さ方向に均一な力で保持さ
れ、当接面にうねりが発生しにくい。特に本発明のトナ
ー規制ブレードは、高剛性樹脂にて形成された支持体層
を有するために、貫通孔を設けた場合にその位置精度が
高く、従って取付部材に突起を2個以上形成してトナー
規制ブレードの貫通孔に嵌合させることにより、高精度
の位置合わせが簡便に行える。
【0032】ここにいう取付部材は、このトナー規制ブ
レードを装着する部材をいい、従来のトナー規制部材に
おいてトナー規制ブレードを固定する、いわゆる金具、
ホルダー等と称される部材でもよいが、装置のハウジン
グであってもよく、また現像部のケースやフレームの一
部であってもよい。なお、他の孔とは、固定部材の突起
が嵌合している以外の孔のことである。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明のトナー規制ブレードの各
層の構成材料として好適な材料は以下の通りである。支
持体層構成材料は、裁断が容易であり、薄くしても感光
体との十分な当接圧が得られるため、高剛性の樹脂材料
は限定なく使用可能である。具体的には、ポリエチレン
テレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエ
ステル系樹脂、ナイロン−6等のポリアミド系樹脂、ポ
リカーボネート、アクリル系樹脂、アラミド樹脂、ポリ
フェニレンオキサイド樹脂、ポリフェニレンサルファイ
ド樹脂、ポリイミド樹脂、その他エンジニアリングプラ
スチックないしスーパーエンジニアリングプラスチック
材のシート、フィルム等が例示される。支持体層の厚さ
は、使用する素材により、また要求される特性により異
なるが、一般的には50μm〜500μm程度である。
厚過ぎると剛性が高くなり過ぎて当接時の線圧の調整が
難しくなり、薄過ぎると剛性が低すぎて所定の当接圧を
得ることが困難になる。
【0034】支持体層には、弾性体形成原料との接着性
を高めるための表面処理をほどこすことは好適な態様で
ある。かかる表面処理としては、コロナ放電処理、化学
物質によるエッチング処理、プライマー処理等が好適な
表面処理として例示される。特にポリエステル系、ポリ
ウレタン系、アクリル系、エポキシ系等の接着性プライ
マーを0.5〜100μmの厚さに塗布することが好ま
しい態様である。
【0035】第1弾性体層並びに第2弾性体層を構成す
る樹脂としては、従来からトナー規制ブレードに使用さ
れる樹脂は限定なく使用可能であり、具体的にはポリエ
ステル系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマ
ー、ポリウレタンエラストマー、ポリアミドエラストマ
ー等が例示されるが、耐久性の点でポリウレタンエラス
トマーの使用が最も好ましい。
【0036】第1弾性体層並びに第2弾性体層を構成す
る弾性体樹脂は、ショアA硬度で60〜95であること
が好ましい。またこれらの弾性体層の厚さは、10〜8
00μmであることが好ましく、20〜500μmであ
ることがより好ましい。薄過ぎるとトナー規制ブレード
としての寿命が短くなり、厚過ぎると弾性体の圧縮永久
歪の影響が表れる。
【0037】ポリウレタンエラストマーとしては、反応
硬化性ポリウレタンエラストマー、熱可塑性ポリウレタ
ンエラストマーのいずれでもよいが、上述のように熱可
塑性エラストマーの使用がより好ましい。
【0038】熱可塑性ポリウレタンエラストマーとして
は、公知の熱可塑性ポリウレタンエラストマーは限定な
く使用可能であり、ポリエーテル系ポリウレタン、ポリ
エステル系ポリウレタン、ポリカーボネート系ポリウレ
タン等の他にポリエーテルポリオールとポリエステルポ
リオールを併用したポリウレタンや共重合ポリオールを
使用したポリウレタン等が例示され、シリコン変性ポリ
ウレタンの使用も好ましい。ポリエーテル系ポリウレタ
ンの構成成分であるポリエーテルポリオールとしては、
ポリオキシプロピレンポリオール、ポリオキシテトラメ
チレンポリオール等が使用される。またポリエステルポ
リオールとしては、アジピン酸、アゼライン酸等の脂肪
族ジないしポリカルボン酸とエチレングリコール、1,
4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、スピログリコール、1,4−シク
ロヘキサンジオール、等の多価アルコール類とのポリエ
ステルやε−カプロラクトンの開環重合体ポリエステル
等が例示される(岩田、ポリウレタン樹脂ハンドブッ
ク、(日刊工業新聞社))。
【0039】熱可塑性ポリウレタンエラストマーとして
は、製造に際してイソシアネート基と水酸基の当量比を
1以上、好ましくは1.05〜1.20程度のイソシア
ネート過剰にて重合し、重合体中にイソシアネーと基が
残存したいわゆる不完全熱可塑タイプのポリウレタンエ
ラストマー、ないしイソシアネート基と水酸基の当量比
を0.95〜1.0程度で重合した後、ポリイソシアネ
ート化合物を添加して未反応のイソシアネート基を含有
させたものを使用することが好ましい。
【0040】かかる熱可塑性ポリウレタンエラストマー
は、重合体中に残存する低分子量成分が少なく、また加
工中の低分子量成分の発生を抑制することができ、感光
体等への低分子量成分の付着による問題の発生等が防止
される。
【0041】熱可塑性エラストマー、とりわけ熱可塑性
ポリウレタンエラストマーを溶液で積層する場合には、
該熱可塑性エラストマーを溶解する適宜の有機溶剤を使
用する。かかる有機溶剤としては、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等の
アミド類、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテ
ル類、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケト
ン類、酢酸n−ブチル等のエステル類、トルエン、キシ
レン等の芳香族炭化水素が例示される。これらに加えて
貧溶媒であるアルコール類、脂肪族ないし脂環式炭化水
素類を併用することも好適な態様である。
【0042】溶液状態の原料を使用して弾性体層を形成
する方法としては、公知のコーターを使用することが可
能であり、ロールコーター、ドクターブレード、コンマ
コーター等が好適な被覆装置として例示される。
【0043】また反応硬化性ポリウレタンエラストマー
も、上記のポリウレタンエラストマー原料をいわゆるワ
ンショット法、プレポリマー法、セミプレポリマー法等
に使用される反応組成物として溶液状態で支持体層に被
覆し、乾燥、硬化させて弾性体層を形成する。溶液タイ
プの場合に使用する溶剤は、熱可塑性エラストマーの溶
剤として例示したものから選択使用する。反応硬化性ポ
リウレタンエラストマーの場合も、重合反応におけるイ
ソシアネート基/水酸基(活性水素基)の当量比は、
0.95〜1.20程度であることが好ましい。
【0044】弾性体層を構成する材料には必要に応じて
充填剤を添加することは好適な態様である。添加剤は用
途・目的に応じて適宜選択されるが、下記の添加剤が例
示される。 導電性材料:カーボンブラック(ケッチェンブラック、
アセチレンブラック、HAFカーボン等)、導電性酸化
チタン、ITO、グラファイト、過塩素酸リチウム、チ
オシアン酸アンモニウム等 潤滑性材料:ポリ四フッ化エチレン、窒化ホウ素、グラ
ファイト、二硫化モリブデン、ポリジメチルシロキサン
等のシリコン化合物等 その他:酸化防止剤、着色剤等 上記の添加剤は、単独で使用してもよく、2種以上を併
用してもよい。
【0045】また上記の添加剤のなかでも弾性体層構成
材料に溶解しない粉末状の添加剤は、溶剤系の弾性体層
形成原料もしくはニートの熱可塑性エラストマーに添加
することが粉末状材料の添加による弾性体層形成原料の
粘度上昇による積層工程上の問題を生じることが少な
く、好適である。
【0046】本発明のトナー規制ブレードの第1弾性体
層、第2弾性体層の少なくとも一方の表面に、さらに他
の材料の薄層を設けて表面の特性を調整することは好適
な態様であり、具体的にはシリコン層、ガラス層などが
例示される。
【0047】図1には、本発明のトナー規制ブレードと
該トナー規制ブレードを取付部材に固着したトナー規制
部材の例を示した。図1(a)はトナー規制部材の斜視
図、(b)はトナー規制ブレード断面図である。トナー
規制部材40は、トナー規制ブレード1が所定の自由端
長を形成するようにブレード固定金具42により、ビス
44にて取付部材43に固着されている。トナー規制ブ
レード1は、支持体層9とその片面に形成された第1弾
性体層12及び支持体層の他面に形成された第2弾性体
層14とから構成されている。
【0048】図1(a)に示したように、トナー規制ブ
レード1には、長手方向に複数個の貫通孔を設けて、こ
の貫通孔を通じてビス44により取付部材43に固定し
てもよいが、トナー規制ブレード1には貫通孔を形成せ
ずに、ブレード固定金具42に形成した孔を通じてビス
44により取付部材43に挟着固定してもよい。
【0049】トナー規制ブレード1の取付部材43への
固定方法は特に上記記載の方法に限定されるものではな
く、図1に例示したビス止めのほかに、瞬間接着剤、粘
着剤、ホットメルト接着剤のような接着剤を使用した方
法、取付部材43にかしめ固定部を設けて、トナー規制
ブレード1を該かしめ固定部をかしめて固定する方法な
どが例示される。
【0050】図2は、トナー規制ブレード原反の製造方
法の例を示したものである。この製造方法は、第1積層
工程と第2積層工程が別工程として行われる例であり、
熱可塑性エラストマーを使用した例である。図2におい
ては、第1弾性体層12が支持体層9に形成される第1
積層工程が示されている。積層工程としては、Tダイを
使用したトナー規制ブレード原反の製造方法の例を示し
た。熱可塑性エラストマーを押し出す押出機31にはT
ダイ33が装着されている。支持体層9は高剛性樹脂フ
ィルム原反(図示せず)から送り出されてロール35に
よりTダイ33の溶融樹脂吐出孔近傍に供給され、押出
機31にて溶融された熱可塑性エラストマーがTダイ3
3より支持体9上に所定厚さの薄層として吐出・積層さ
れ、第1弾性体層12が積層される。
【0051】第2積層工程は、この工程に連続して設け
てもよく、第1弾性体層を形成した後に一旦巻き取り、
またまったく別個に供給して積層する工程としてもよ
い。第2弾性体層14を構成する弾性体樹脂として熱可
塑性材料を使用する場合には、図2に示した装置と同様
な装置が使用可能である。第1弾性体層12と第2弾性
体層14は、どちらを先に形成してもよい。
【0052】図3は、トナー規制ブレード原反の製造装
置の別の例を示したものであり、図3(a)は上面図、
図3(b)は、図3(a)のX−X断面図である。この
製造装置は第1押出機3、第2押出機5の2台の押出機
を備えており、ダイ7に接続されている。ダイ7は、第
1押出機3から供給される溶融状態の第1弾性体層12
構成材料を積層すべき支持体層9の幅方向に広げて供給
するキャビティーLaと、第2押出機5から溶融状態で
供給される第2弾性体層14構成材料を支持体層9の幅
方向に広げて供給するキャビティーLbとが形成されて
いる。各キャビティーLa,Lbは、溶融樹脂の吐出口
方向に幅が狭くかつ支持体層9とほぼ同じ幅で、それぞ
れ最終的には所定の第1弾性体層12、第2弾性体層1
4の積層厚みとなるように形成されている。
【0053】図3の製造方法によれば、第1積層工程と
第2積層工程は、ほぼ同時に行われる。即ち、支持体層
9は、原反ロール10から連続的に供給され、ダイ7に
設けられた支持体層案内スリット8よりダイ7内に連続
的に送入される。支持体層9の片面にはダイ7のクリア
ランスCaにより所定厚みの第1弾性体層12が形成さ
れ、また支持体層9の他面にはダイ7のクリアランスC
bにより、所定厚みの第2弾性体層14が形成される。
【0054】図3においては、第1弾性体層12と第2
弾性体層14とをダイ7内の同じ位置にて支持体層9に
積層する例を示したが、これらの積層位置は異なってい
てもよい。
【0055】また、第1弾性体層12、第2弾性体層1
4は、平坦なシート状にて支持体層に被覆してもよく、
また所定幅のベルト状に被覆して支持体層9の露出部を
形成してもよい。
【0056】図3においては2基の押出機を使用する例
を示したが、1基の押出機を使用し、ダイ内で溶融した
熱可塑性エラストマーの流れを2分して支持体層9の両
面に供給して積層する工程とすることも可能である。
【0057】上述の工程により、トナー規制ブレード原
反が製造され、これを所定サイズに裁断することによっ
てトナー規制ブレードが得られる。裁断方法は特に限定
されるものではなく、回転ないしは非回転の切断刃によ
る切断、トムソン刃等を使用した打ち抜き裁断、レーザ
ー光による裁断等が例示される。
【0058】裁断工程はトナー規制ブレード原反製造工
程とは別個に設けてもよいが、原反製造工程に続けてス
リッターを設け、トナー規制ブレードの所定幅のリボン
状の製品とし、これを所定長さに切断する工程としても
よい。
【0059】トナー規制ブレードに、位置合わせ・固定
用の孔を設ける工程は、裁断工程の前に設けてもよく、
裁断工程の後に設けてもよい。孔を形成する方法として
は、公知の方法が限定なく使用可能であり、例えば打ち
抜き刃による打ち抜き、レーザー光を使用した穿設等が
例示される。
【0060】図4には、複数の貫通孔を有するトナー規
制ブレードを、取付部材の1例である熱可塑性樹脂製の
ハウジングに高剛性挟持部材を使用して固定する方法を
例示した。ハウジング51の取付部には、突起11が形
成されている。高剛性挟持部材53もトナー規制ブレー
ド1と同様に突起11に対応した貫通孔55を有してい
る。トナー規制ブレード1は、複数形成された貫通孔7
をハウジング51の突起11に嵌合させ、さらに高剛性
挟持部材53を嵌合した後に前記突起11の先端部を溶
融してかしめることにより固定される(図4(b))。
【0061】図5には、複数の貫通孔を有するトナー規
制ブレードを、取付部材の1例であるハウジング51に
高剛性挟持部材53を使用して固定する別の態様を例示
した。ハウジング51の取付部には、位置合わせ用突起
11aが2個形成されている。高剛性挟持部材53もト
ナー規制ブレード1と同様に突起11に対応した貫通孔
55を有している。トナー規制ブレード1と高剛性挟持
部材53とには、位置合わせ用の貫通孔7aとビス止め
用の貫通孔7がそれぞれ設けられている。
【0062】ハウジング51の位置合わせ用突起11に
トナー規制ブレード1を嵌合させ、さらに高剛性挟持部
材53を嵌合した後に残りの貫通孔7を使用してビス止
めすることにより、トナー規制ブレード1がハウジング
51に固定される(図5(b))。ビスは、ハウジング
に直接形成したビス孔に固定してもよく、またナットを
使用して固定してもよい。
【0063】ハウジングに直接固定することにより、図
1に示した場合と比較して、ホルダーと称される取付部
材が不要となり、部材数が低減されると共に組み付け工
数も低減可能となって、装置全体として低コスト化が図
れる。また高剛性挟持部材の使用により、図1に示した
場合より、固定後のトナー規制ブレードの取付寸法精度
が向上する。
【0064】トナー規制ブレードの貫通孔7のうち、位
置合わせ用突起に嵌合する位置合わせ用の貫通孔7a
は、ビス止め用貫通孔7より寸法精度を高くし、位置合
わせ用の突起とのクリアランスを小さく形成することが
好ましい。また位置合わせ用の貫通孔7aの1個は、ト
ナー規制ブレードの自由端長さを決定する方向(幅方
向)に寸法精度が高く、長さ方向に長い長円形であるこ
とも好ましい態様であり、かかる構成とすることによ
り、温度変化によりトナー規制ブレードが熱膨張ないし
熱収縮した場合でも、精度よく固定可能である。なお、
ビス止め用貫通孔7は、長さ方向に長い楕円形ないし長
円形であってもよい。
【0065】高剛性挟持部材53は、鉄、アルミニウ
ム、ステンレス、真鍮等の金属、支持体層構成材料とし
て例示した高剛性の熱可塑製樹脂にて形成される。また
高剛性挟持部材53には、取付部材の突起11に対応し
た孔、溝などが設けられる。
【0066】
【実施例】以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実
施例等について説明する。 (実施例1)Tダイを備えた押出機を使用し、図2に示
したのと同様な装置を使用し、幅1m、厚さ250μm
の接着性プライマー層を有するポリエステルフィルム
(コスモシャインA4300,東洋紡績製)を支持体層
9の原反として供給しつつその表面にエラストランC−
80A(熱可塑性ポリウレタンエラストマー、BASF
ポリウレタンエラストマーズ社製)を該Tダイより溶融
状態で押し出しつつ圧着・積層し、厚さ200μmの第
1弾性体層12を形成し(第1積層工程)、巻き取っ
た。この原反を上記と同じ装置に供給し、第1弾性体層
形成面の反対面に同じエラストランC−80Aの厚さ2
00μmの第2弾性体層14を形成し(第2積層工
程)、トナー規制ブレード原反とし、巻き取った。この
トナー規制ブレード原反をトムソン刃とプレス機を使用
して打ち抜き、幅3cm,長さ23.7cmのトナー規
制ブレードサンプル1を作製した。さらに長辺から6m
m位置に4cm間隔で直径4mmの孔を5個形成し、図
1のようにブレード固定部材により取付部材に固定し、
トナー規制部材を作製した。
【0067】〔評価〕トナー規制部材を30℃、90%
RHの恒温恒湿槽に24時間保持し、自由端のうねりを
表面粗さ計(サーフコム550A、東京精密社製)にて
測定した。
【0068】〔結果〕実施例1のトナー規制ブレードの
うねりは、8μmと小さく、使用環境、保存環境におけ
る温度、湿度の変化によって発生する歪みは実用上問題
ない程度であった。比較のために、第2弾性体層を設け
ないトナー規制ブレードについて同じ評価を行ったとこ
ろ、うねりは、72μmであった。
【0069】〔tan δの測定〕上記実施例1のトナ
ー規制ブレードの作製に使用した熱可塑性ポリウレタン
エラストマー エラストラン270Rの厚さが300μ
mのシートを作製し、このシートから幅5mm、長さ3
0mmの短冊状の測定サンプルを切り出し、測定に使用
した。tan δの測定は、DVEレオスペクトラー
(レオロジー社製)を使用し、上記の測定サンプルをつ
かみ幅20mmにてチャッキングして、振幅±10μ
m、周波数10Hz、昇温速度2.5℃/分にて行っ
た。比較のために、現在レーザービームプリンターに使
用されているウレタンゴム製のトナー規制ブレードと同
材料のシート、及びPETフィルムのtan δの測定
も行った。
【0070】〔評価〕tan δの測定結果は図6に示
した。熱可塑性ポリウレタンエラストマーはTPU、ウ
レタンゴムはPUR、PETはPETにて示した。この
グラフから明らかなように、TPUのtan δのピー
クは−40℃以下であり、tan δ(0℃)とtan
δ(50℃)との差は0.3以下である。これに対し
て従来のウレタンゴムはtan δのピークが0℃を越
えており、tan δ(0℃)とtan δ(50℃)
の差は0.3を越えている。一方PETのtan δ
(0℃)とtan δ(50℃)の差もほとんどなく、
PETフィルムに熱可塑性ポリウレタンエラストマーを
積層したトナー規制ブレードは、少なくとも0℃〜50
℃の範囲で安定した当接圧を発揮するものであることが
分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトナー規制ブレードを使用したトナー
規制部材の例を示した図
【図2】トナー規制ブレード原反の製造工程の例を示し
た図
【図3】トナー規制ブレード原反の別の製造工程の例を
示した図
【図4】トナー規制ブレードの取付部材(ハウジング)
への固定方法を例示した図
【図5】トナー規制ブレードの取付部材(ハウジング)
への固定方法の別の態様を例示した図
【図6】熱可塑性エラストマーのtan δの測定結果
を示したグラフ
【符号の説明】
1 トナー規制ブレード 9 支持体層 12 第1弾性体層 14 第2弾性体層

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電転写プロセスを利用した画像形成装
    置に使用するトナー規制部材であって、 高剛性樹脂にて形成された支持体層の片面に第1弾性体
    層を、そして他面に第2弾性体層を備えた少なくとも3
    層からなり、環境変動により歪みを生じないトナー規制
    ブレード。
  2. 【請求項2】 前記第1弾性体層及び前記第2弾性体層
    が、それぞれ反応硬化性弾性体層又は熱可塑性エラスト
    マー層のいずれかである請求項1に記載のトナー規制ブ
    レード。
  3. 【請求項3】 前記第1弾性体層及び前記第2弾性体層
    は共に熱可塑性エラストマー層であり、前記熱可塑性エ
    ラストマーは、 (a)tan δのピーク温度が0℃以下 (b)0℃におけるtan δ値と50℃におけるta
    n δ値の差が0.3以下 の少なくとも一つを満たすものである請求項2に記載の
    トナー規制ブレード。
  4. 【請求項4】 長さ方向に複数の貫通孔が設けられた請
    求項1〜3のいずれかに記載のトナー規制ブレード。
  5. 【請求項5】 高剛性樹脂にて形成された支持体層の片
    面に第1弾性体層を、前記支持体層の他面に第2弾性体
    層をそれぞれ備えた少なくとも3層からなり、環境変動
    により歪みを生じない、静電転写プロセスを利用した画
    像形成装置に使用するトナー規制ブレードの製造方法で
    あって、 少なくとも下記(1)〜(3)の工程を有するトナー規
    制ブレードの製造方法。 (1)前記第1弾性体が熱可塑性エラストマー又は反応
    硬化性弾性体であり、前記支持体層の一方の表面に前記
    熱可塑性エラストマーを溶融状態もしくは溶液にて、又
    は前記反応硬化性弾性体を形成する反応組成物をニート
    又は溶液にて被覆して前記第1弾性体層を形成する第1
    積層工程 (2)前記第2弾性体が熱可塑性エラストマー又は反応
    硬化性弾性体であり、前記支持体層の他方の表面に第2
    弾性体層を構成する前記熱可塑性エラストマーを溶融状
    態もしくは溶液にて、又は第2弾性体層を構成する反応
    硬化性弾性体を形成する反応組成物をニート又は溶液に
    て被覆し、前記第2弾性体層を形成してトナー規制ブレ
    ード原反とする第2積層工程 (3)前記トナー規制ブレード原反を裁断してトナー規
    制ブレードを作製する裁断工程
  6. 【請求項6】 前記第1弾性体層と前記第2弾性体層と
    を同一の熱可塑性エラストマーを使用して形成する請求
    項5に記載のトナー規制ブレードの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記熱可塑性エラストマーは、 (a)tan δのピーク温度が0℃以下 (b)0℃におけるtan δ値と50℃におけるta
    n δ値の差が0.3以下 の少なくとも一つを満たすものである請求項6に記載の
    トナー規制ブレードの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項4に記載のトナー規制ブレードを
    使用し、2個以上の位置合わせ突起が設けられている取
    付部材に、該突起に前記トナー規制ブレードの貫通孔を
    嵌合してトナー規制ブレードを装着し、さらに前記トナ
    ー規制ブレードの貫通孔に対応した位置に貫通孔を有す
    る高剛性挟持部材を嵌合した後に他の貫通孔を使用して
    ビス止めすることを特徴とするトナー規制ブレードの固
    定方法。
  9. 【請求項9】 請求項4に記載のトナー規制ブレードを
    使用し、前記トナー規制ブレードを固定する取付部材を
    熱可塑性樹脂で形成すると共に前記トナー規制ブレード
    の貫通孔に対応する位置に突起を設け、該突起に前記ト
    ナー規制ブレードの貫通孔を嵌合してトナー規制ブレー
    ドを装着し、さらに前記トナー規制ブレードの貫通孔に
    対応した位置に貫通孔を有する高剛性挟持部材を嵌合し
    た後に前記突起の先端部を溶融してかしめることを特徴
    とするトナー規制ブレードの固定方法。
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