JP2002207150A - 筒状部材の係合構造 - Google Patents

筒状部材の係合構造

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JP2002207150A
JP2002207150A JP2001340369A JP2001340369A JP2002207150A JP 2002207150 A JP2002207150 A JP 2002207150A JP 2001340369 A JP2001340369 A JP 2001340369A JP 2001340369 A JP2001340369 A JP 2001340369A JP 2002207150 A JP2002207150 A JP 2002207150A
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cylindrical member
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JP2001340369A
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English (en)
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Hiromitsu Sasaki
啓光 佐々木
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半径方向に余裕がなく、各爪の長さを変更す
るのが難しい場合であっても、筒状部材の回動角度をで
きるだけ大きく確保することができ小型化に都合がよい
ばかりか、回動操作の際の筒状部材の安定性の向上が図
れ、しかも筒状部材の組み付け・分解作業が容易に行え
るようにする。 【構成】 カム筒2側に、爪部20を複数個突設し、1
つの爪部を除き他の爪部20には中央側に溝Wが形成さ
れて分割されている。一方、直進案内環7側に、爪部2
0に対応して溝部70を複数個所設け、1つの溝部70
を除き他の溝部には爪部20の溝に対応する突起Yが形
成されて分割されている。なお、全ての爪部20は周方
向の全体長さ及び溝W幅が互いに異なるように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、例えばカメラのレンズ鏡筒のよ
うに1対の筒状部材を相対的に回動可能に、かつ、係脱
可能に組み付け重合させた係合構造に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】カメラのズームレンズ鏡筒
のように、径寸法の大小異なる1対の筒状部材を、軸線
方向に係脱可能に、かつ、周方向に相対回動可能に結合
(重合)させる場合、例えば、一方の筒状部材の半径方
向に突設した部位(以下、これを爪部とよぶ)を他方の筒
状部材のフランジに設けた溝(以下、これを溝部とよ
ぶ)から挿入させ、爪部をフランジの面方向に回動自在
に係合させる係合構造が知られている。
【0003】ところで、このような係合構造では、一対
の筒状部材の相対的な回動量(回転角)は、爪部や溝部の
数によって決定され、例えば爪部や溝部の数が1個であ
れば、筒状部材を相対的にほぼ360度近く回動させる
ことができる。しかしながら、このような係合構造で
は、フランジに対して爪部が1箇所だけで支持する構造
であるから、係合動作の安定性に欠ける。
【0004】そこで、このような爪部を例えば3箇所等
角的に、つまり120度間隔で設けた構成の係合構造も
考えられる。このように、爪部の数が多いほど支持個所
が多いから、その分、回動時の操作が安定するが、筒状
部材の相対的な回動角度は最大でも120度前後となる
から、相対角度が小さくなる。
【0005】しかしながら、このような構成のレンズ鏡
筒では、使用の際に各モードでのレンズの移動量をでき
るだけ大きく確保したり、使用状態から分解位置までの
角度を確保するために、双方の筒状部材についてはでき
るだけ回動角度量を大きく確保するのが好ましい。
【0006】このような事情から、例えば図25に示す
ように、爪部A1〜A3と溝部B1〜B3をそれぞれ1
20度の間隔を保持して等角的に3組配置するのではな
く、これら3組の爪部A1〜A3と溝部B1〜B3のう
ち少なくとも1組の爪部A2´と溝部B2´を120度
の等角位置からずらして配置することにより、回動角度
量を大きく確保するといったことも考えられる。
【0007】ところが、このような配置にすると、支持
個所が部分的に偏り回動操作の際の安定性や、組み付け
・分解の際の作業性の点などで問題がある。また、筒状
部材を回動させていくと、爪部が他の爪部の組み立て用
の溝部に到達してしまい、その状態ではその爪部の係合
が解除されてしまう。従って、安定性の点で問題があ
る。例えば、ある爪部が他の爪部用の溝部に到達する
と、その爪部の係合が外れてしまい、不安定な状態が発
生する。
【0008】そこで、特開平11−133285号公報
には、各爪及び各溝の周方向の長さを異ならせ、さら
に、各爪及び各溝の径方向の長さを変えることが記載さ
れている。確かに、このような構成では、一箇所以外係
合が外れないようにすることができるが、筒状部材の半
径方向の長さに余裕が必要となる。
【0009】
【発明の目的】そこで、本発明は、上記した事情に鑑
み、半径方向に余裕がなく、各爪の長さを変更するのが
難しい場合であっても、筒状部材の回動角度をできるだ
け大きく確保することができ小型化に都合がよいばかり
か、回動操作の際の筒状部材の安定性の向上が図れ、し
かも筒状部材の組み付け・分解作業が容易に行える筒状
部材の係合構造を提供することを目的とする。
【0010】
【発明の概要】本発明は、互いに重合する二つの筒状部
材の係合構造であって、一方の筒状部材には、径方向の
突出長さは一定で、形状が異なる複数の爪部を周方向の
異なる位置に設けるとともに、他方の筒状部材には、各
爪部に対応する複数の溝部を設け、これらの複数の爪部
と溝部を、二つの筒状部材の一箇所の相対回転位置での
み双方の係合状態が解除されるとともに、それ以外の相
対回転位置では常に各爪部が他方の溝部以外の部分の少
なくとも一部に係合するように構成したことを特徴とし
ている。
【0011】又,この発明は、各爪部は周方向での全体
長さがそれぞれ他の爪部のものと異なるように形成され
ているとともに、各溝部は周方向での全体長さがそれぞ
れ他の溝部のものと異なるように形成されたことを特徴
としている。
【0012】各爪部及び溝部は、それぞれ周方向での全
体長さが次第に増加するような配列に形成してもよい。
【0013】各爪部には、一つの爪部を除き、一方の筒
状部材の周方向に爪部側の突起が溝を挟んで左右に1個
ずつ形成されているとともに、各溝部には、一つの溝部
を除き、他方の筒状部材の周方向に溝部側の溝が突起を
挟んで左右に1個ずつ形成してもよい。
【0014】各爪部は、夫々その爪部側に設けた溝の幅
が互いに他の爪部側の溝の幅と異なるとともに、各溝部
は、夫々その溝部側に設けた突起の幅Cjが互いに他の
溝部側の突起の幅と異なるように構成してもよい。
【0015】爪部側の全体長さ或は溝部側の全体長さを
Ej(j=1,2,3,…)(但し、溝なしのものの突
起幅或は突起なしのものの溝幅をA)、爪部側の溝の幅
或は溝部側の突起の幅をCj(j=1,2,3,…)、
爪部側の突起の幅或は溝部側の溝の幅をBj(j=1,
2,3,…),Dj(j=1,2,3,…)とすると、
これら爪部或は溝部の各要素が、次式 A>Bj(j=1,2,3,…) A>Dj A<Ej Cj<Cj+1 Ej<Ej+1 を満足するように構成構成してもよい。
【0016】爪部側の突起の幅或は溝部側の溝の幅B
j,Djが次式、 Bj=Bj+1 Dj=Dj+1 を満足するように形成してもよい。
【0017】爪部側の両側の突起の幅或は溝部側の両側
の溝の幅Bj,Djが次式、 Bj=Dj を満足するように形成してもよい。
【0018】二つの筒状部材が、カメラのレンズ鏡筒の
繰出しを行うカム筒と、このカム筒に回転可能に支持さ
れこのカム筒の回動操作によって光軸方向に直線移動し
て繰出されるレンズ支持筒を直進案内する直進案内環と
で構成してもよい。
【0019】また、本発明は、各爪部に設けられた溝の
位置が異なることを特徴としている。
【0020】各爪部或は各溝部は、周方向の全体長さE
jが次式 Ej=Ej+1 を満たし、他の爪部或は溝部のものと等しくなるように
形成してもよい。
【0021】爪部のうち溝を持たないものの突起幅或は
溝部のうち突起を持たないものの溝幅をA、爪部のうち
溝を持つものの全幅或は溝部のうち突起を持つものの全
幅をEj(j=1,2,3,…)、爪部側の溝幅或は溝
部側の突起幅をCj(j=1,2,3,…)、爪部の左
右の突起幅或は溝部の左右の溝幅をそれぞれBj(j=
1,2,3,…)及びDj(j=1,2,3,…)とす
ると、これら爪部或は溝部の要素が、次式 A>Bj(j=1,2,3,…:順不同) A>Dj A<Ej Bj<Bj+1 を満足するように構成してもよい。
【0022】爪部のうち溝を持つものの周方向での全体
幅或は溝部のうち突起を持つものの周方向での全体幅E
jが、次式 Ej=Ej+1 を満足するように構成してもよい。
【0023】各爪部側の突起間の溝幅又は各溝部側の溝
間の突起幅Cjが、次式 Cj=Cj+1 を満足するように構成してもよい。
【0024】二つの筒状部材が、カメラのレンズ鏡筒の
繰出しを行うカム筒と、このカム筒に回転可能に支持さ
れ、このカム筒の回動操作によって光軸方向に直線移動
して繰出されるレンズ支持筒とで構成てもよい。
【0025】さらに、この本発明は、各爪部に設けられ
た溝の数が異なることを特徴としている。
【0026】各爪部或は各溝部は、周方向の全体長さE
jが他の爪部或は溝部のものと異なり、次式 Ej≠Ej+1 を満たすように形成することができる。
【0027】溝を持たない爪部を除く全ての爪部或は突
起を持たない溝部を除く全ての溝部において、爪部側の
溝の幅或は溝部側の突起の幅が、他の爪部或は他の溝部
のものと異なるように形成できる。
【0028】筒状部材の各爪部及び溝部の周方向での全
体幅が次第に増加するような配列で形成してもよい。
【0029】爪部のうち溝を持たないものの突起の幅或
は溝部のうち突起を持たないものの溝の幅をA、第j+
1組目の爪部側に設けた複数の突起のうち第k番目の突
起の幅或は第j+1組目の溝部側に設けた複数の溝のう
ち第k番目の溝の幅をBj,kとすると、これらについて
は、以下のような関係 A>Bj,k(j,k=1,2,3,…:順不同) Bj,k>Bj+1,k を満足するように形成してもよい。
【0030】爪部側の突起の幅或いは溝部側の溝の幅B
j,kが、次式 Bj,k=Bj,k+1 を満足するように形成してもよい。
【0031】第j+1組目の爪部側の突起のうち第k番
目と第k+1番目の突起の間に設ける溝の幅或は第j+1
組目の溝部側の溝のうち第k番目と第k+1番目の間に設
ける突起の幅をCj,kとすると、この爪部の溝幅或は溝
部の突起幅Cj,kが、次式 Cj,k>Cj+1,k を満足するように形成してもよい。
【0032】前記二つの筒状部材が、カメラのレンズ鏡
筒の繰出しを行うカム筒と、このカム筒に回転可能に支
持され、このカム筒の回動操作によって光軸方向に直線
移動して繰出されるレンズ支持筒とで構成してもよい。
【0033】
【発明の実施形態】以下、この発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら説明する。図1は、この発
明に係る筒状部材の係合構造を示すものであり、後述す
るレンズ鏡筒において、カム筒2とレンズ支持筒4側の
直進案内環7との間に、爪を用いた係合構造Aが用いら
れている。
【0034】この実施形態の係合構造を説明するのに先
立って、レンズ鏡筒について説明する。この実施形態に
係るレンズ鏡筒では、概略構成として、多連ピニオン1
と、この多連ピニオン1に噛合して回転しながら繰出す
カム筒2と、このカム筒2の螺旋動作を定位置で回転自
在に支持するヘリコイド筒3と、カム筒2の螺旋動作に
連動して前後方向に直線移動するレンズ支持筒4とを備
えている。なお、図1において、符号5Aは前群レン
ズ、5Bは後群レンズ、6Aは化粧板、6Bはシャッタ
ユニットを示す。
【0035】多連ピニオン1は、カメラ本体に対して定
位置に回転自在に設けられており、図示外のモータから
の回転駆動力が減速ギア列を介して伝達されて駆動・回
転する。この多連ピニオン1は、後述するカム筒2の軸
方向に平行に設けた回転軸1Aに複数のピニオン1Bが
固着されている。なお、この多連ピニオン1は、図2に
示すように、ヘリコイド筒3に一部切り欠いて設けた溝
30に挿入・配置されており、常時その位置が不動状態
のまま回転する。
【0036】カム筒2には、基端側にこの外周面側全体
に亙って先の多連ピニオン1に噛合する雄側の多条ねじ
2Aを形成している。従って、図4に示すレンズ収納状
態から、図5のワイドモードや図6のテレモードに移行
する場合には、このカム筒2が、後述するヘリコイド筒
3側にガイドされながら、多連ピニオン1に設けたピニ
オン1Bの回転力で螺旋方向に押し出されていく。ま
た、このカム筒2には、内周面側に夫々螺旋状の固有の
曲線を有するカム溝21,22が刻設されており、それ
らのカム溝21,22には夫々レンズ支持筒4側の前側
ローラ41,後側ローラ42が係合されている。
【0037】ヘリコイド筒3は、カム筒2の回転繰出
(螺旋移動)動作を案内するものであり、本体側の固定
鏡筒31に一体に固定されており、内周面側には全体に
亙ってカム筒2の雄側の多条ねじ2Aに螺合する雌側の
多条ねじ3Aが切られている。そして、このヘリコイド
筒3は、先端側が調整環32で、基端の固定鏡筒31側
が本体アパーチャ33でそれぞれ挟持されており、前後
方向に移動するのを阻止している。固定鏡筒31は、ヘ
リコイド筒3を支持し、カメラ本体に固定するためのも
のであり、調整環32はヘリコイド筒3を前後させてバ
ック調整を行うものである。具体的には、調整環32と
ヘリコイド筒3とはねじ嵌合されており、調整環32を
回転させることで、ヘリコイド筒3より内側の部材を光
軸方向に前後させて、バック調整を行う。なお、ヘリコ
イド筒3内周には、直進ガイドが存在する。
【0038】レンズ支持筒4は、前群レンズ5Aを支持
する前側レンズ筒4Aと、後群レンズ5Bを支持する後
側レンズ筒4Bとを備えており、テレモードやワイドモ
ードが設定される場合には、これらのレンズ筒4A,4
Bは、夫々のレンズ群5A,5Bと共に独立別個に所定
の位置へ移動する。即ち、これらのレンズ筒4A,4B
は、カム筒2内においてそのカム筒2の回転繰出動作に
連動して前後方向に移動する(少なくとも一方はカム環
2の回転角に対して非線形に移動する)ものであり、周
知の手段、この実施形態では、直進案内環7を介してヘ
リコイド筒3の軸線方向(前後方向)にスライド移動す
る。
【0039】直進案内環7は、固定鏡筒31に固定され
ているヘリコイド筒3に対してレンズ支持筒4を回動さ
せることなくヘリコイド筒3の軸線方向に移動させるも
のであり、図3に示すように略円筒状に形成されてカム
筒2の内側に配置されている。この直進案内環7には、
固定鏡筒31と一体のヘリコイド筒3の内周面におい
て、ここに設けた雌側の多条ねじ3Aの一部を先端側か
ら基端側まで軸線方向にストレートに切り取って設けた
図示外のガイド溝内に、ガイド部71がスライド自在に
設けられている。
【0040】さらに、この直進案内環7には、カム筒2
との間に、前述したこの発明に係る係合構造Aが用いら
れており、この実施形態では、双方の筒の奥部におい
て、外側に位置するカム筒2には後述する爪部20(図
7参照)が、内側に位置する直進案内環7には同様に後
述する溝部70(図7参照)が、それぞれ複数形成され
ている。なお、この溝部70は、直進案内環7の奥部側
の端面部分に半径方向の外方側に向けて折り曲げられた
フランジ7A(図3参照)に適宜の間隔で形成されてい
る。
【0041】従って、この実施形態に係るレンズ鏡筒に
よれば、例えば図4に示す各群レンズ5A,5Bの収納
状態から電源スイッチオンでモータを駆動させると、図
5に示すワイドモードとなり、その後、ズームレバーを
操作して、図6に示すテレモード状態を設定する。これ
により、減速ギアを介して多連ピニオン1が回転し、こ
れに噛合するカム筒2の多条ねじ2Aが、ヘリコイド3
側の多条ねじ3Aにガイドされながら、かつ、回転しな
がら前方に繰出されていく。その結果、このカム筒2の
回転繰出動作に連動して、つまりこのカム筒2の内周面
に設けたカム溝21,22に係合する前側ローラ41及
び後側ローラ42を介して、それぞれ前側レンズ筒4A
及び後側レンズ筒4Bが、設定モードに合わせて前側に
向けて適宜移動する。これにより、ワイドモード又はテ
レモードが設定される。
【0042】次に、この発明に係る爪を用いた係合構造
について、先の実施形態のレンズ鏡筒に基づき説明す
る。図11は、この発明に係る筒状部材の係合構造を示
す展開図であり、この筒状部材の係合構造では、この直
進案内環7に対してカム筒2を大きな回転角、つまり0
度〜360度の範囲で回転自在に係合・支持するもので
ある。ここで、直進案内環7は、前述したように、固定
鏡筒31に固定されているヘリコイド筒3に対して回動
することなくその軸線方向に移動する。以下の実施形態
では、説明を簡単にするため、これら直進案内環7及び
カム筒2に、それぞれ3箇所または4箇所の爪部20及
び溝部70を有する構造を説明するが、本発明は、爪部
20と溝部70がj+1個(jは1以上の整数)であれ
ば成立する。また、これらの爪部20及び溝部70は、
安定した回動操作が行えれば、等間隔に設けても、そう
でなくてもよい。
【0043】爪部20は、第0爪20−0から第j爪2
0−jまで、j+1(j=3)個の爪で構成されてお
り、このうち第0爪20−0は、カム筒2の円周方向に
沿って幅がAより若干小さい大きさに形成されている。
【0044】第1爪20−1は、円周方向に沿って幅が
E1(但し、A<E1)より若干小さい大きさを有する
とともに、同じ周方向に沿って左右両側に幅がそれぞれ
溝部側の溝X1,1、X1,2の幅B1及びD1よりも若干小
さい爪側突起V1,1、V1,2を形成している。これらの爪
側突起V1,1、V1,2の幅(或は溝部側の溝X1,1、X1,2
の幅B1,D1)は、同一である。更に、第0爪20−0
の幅は、爪側突起幅V1,1の幅より大きい。即ち、次式
の関係 A>B1(=D1) が成立する。一方、これらの爪側突起V1,1、V1,2の間
には、幅がC1より若干大きい溝W1が形成されてい
る。
【0045】第2爪20−2は、円周方向に沿って幅が
E2(但し、E1<E2)より若干小さい大きさを有す
るとともに、同じ周方向に沿って左右両側に幅がそれぞ
れ溝部側の溝X2,1、X2,2の幅B2及びD2より若干小
さい爪側突起V2,1、V2,2を形成している。同様に、こ
れらの爪側突起V2,1、V2,2の幅(或は溝部側の溝X2,
1、X2,2の幅B2,D2)は、同一である。なお、これら
爪側突起V2,1、V2,2の幅は、第1爪20−1の爪側突
起V1,1、V1,2の幅とそれぞれ等しい。従って、次式の
関係 B1=B2 D1=D2 即ち、(A>)B1=B2=D1=D2 が成立する。一方、これらの爪側突起V2,1、V2,2の間
には、幅がC2(但し、C1<C2)より若干大きい溝W2
が形成されている。
【0046】以下、第j爪20−jについても、第1爪
20−1,第2爪20−2と同様の構成である。即ち、
第0爪20−0を除いてそれらの爪部20側の左右に設
けた一対の突起の幅(或は溝部70側の左右に設けた一
対の溝の幅Bj,Dj)と、その間に設ける溝の幅(或
は溝部70側の溝間に設ける突起の幅Cj)と、これら
の爪部20の全体幅Ejとの間には、以下のような関係
が成立する。 A>Bj(j=1,2,3,…) Bj=Bj+1 Dj=Dj+1 Bj=Dj A>Dj A<Ej Ej<Ej+1 Cj<Cj+1 但し、ここで、溝のない第0爪20−0の幅及びこの第
0爪20−0に対応した溝部70の溝幅をAとし、爪部
20の左右の爪側突起V1,1,V1,2、V2,1,V2,2、…
の幅及びこれに対応する溝部70の溝X1,1,X1,2、X
2,1,X2,2、…の幅をB,Dとし、これらの爪部20の
全幅及びこの爪部20の全幅に対応する溝部70の全幅
をE1、E2、…とし、さらに、爪部20の爪側突起V
1,1,V1,2、V2,1,V2,2、…の間の溝W1、W2、…及
びこれに対応する溝部70の溝X1,1,X1,2、X2,1,
X2,2、…の間の突起Y1,Y2,…の幅をC1,C2,…
とした。
【0047】一方、溝部70については、若干の隙間を
保って各爪部20を補完するような形状及び大きさに形
成されている。この溝部70には、第0溝部70−0を
除いて具体的には、爪部20側の突起が若干の隙間保持
して入り込むような溝と、爪部20側の溝を若干の隙間
を保持して埋めるような溝部70側の突起とが形成され
ている。従って、前述した関係式を満たすように爪部2
0側を形成した場合には、この溝部70側についても、
溝と突起とを同様の大小関係に形成する。
【0048】なお、この実施形態では、爪部20側の突
起の幅及び溝部側の溝の幅Bj,Djが次式、 Bj=Bj+1 Dj=Dj+1 を満足するように形成されているが、特に等しくなくて
も良い。さらに、この実施形態では、爪部20側の両側
の突起の幅及び溝部側の両側の溝の幅Bj,Djが次式、 Bj=Dj を満足するように形成されているが、特に等しくなくて
もよい。
【0049】次に、固定鏡筒31側のヘリコイド筒3側
にカム筒2、直進案内環7及びレンズ支持筒4を組み込
む手順について説明する。なお、レンズ支持筒4を構成
する前側レンズ筒4A及び後側レンズ筒4Bには、それ
ぞれ、前側レンズ群5A及び後側レンズ群5Bが予め装
着されているものとする。最初に、カメラ本体に固定さ
れている固定鏡筒31側のヘリコイド筒3側にカム筒
2、直進案内環7及びレンズ支持筒4を組み込むのに先
立ち、カム筒2にレンズ支持筒4を装着させるとともに
直進案内環7を装着・一体化させる。このカム環2とレ
ンズ支持筒4との組付けは、カム環2と直進案内環7を
組んでから、角度位置をオーバーテレ状態にしておき、
レンズ支持筒4をカム環2の被写体側のものから先に組
んでいく。次に、この直進案内環7及びレンズ支持筒4
を一体化させたカム筒2を、雄側の多条ねじ2Aがヘリ
コイド筒3側の雌側の多条ねじ3Aに螺合するようにし
て、ヘリコイド筒3側に装着する。
【0050】なお、カム筒2は、図4に示す収納状態か
ら図6に示すテレモード状態まで、カム筒2が360度
近く回動しても、直進案内環7から抜け出さないように
なっている。即ち、図4(又は図6)の状態において、
カム筒2及び直進案内環7の相対角度位置の関係が、図
7に示すような爪部20及び溝部70が補完する位置関
係、つまり重なり部分がない状態である「位相0度」の
状態から若干角度がずれた状態に調整されている。即ち
この実施形態では、図8に示すように、「位相10度」
の状態となるように相対角度が予め調整されて装着され
ているものとする。
【0051】従って、この実施形態に係る係合構造によ
れば、図4に示す収納状態において、電源スイッチをオ
ンすると、図示外のモータが駆動して多連ピニオン1が
回転し、カム筒2がヘリコイド筒3側の雌側の多条ねじ
3Aに噛合・ガイドされながら回転を始める。これによ
り、カム筒2は、前方に回転しながら繰り出していく
が、このカム筒2の内側に設けた直進案内環7は回動せ
ずに、カム筒2の回動動作を周方向に沿ってガイドす
る。このようにして、カム筒2が、直進案内環7に対し
て一定角度だけ回動して図5に示すワイドモードに設定
されるまでの間には、例えば120度程度回動したとし
ても、図9や図12(B)に示すように、必ずどこかの
爪部20と溝部70側の突起等とが重なってストッパと
して機能しているので、直進案内環7側の溝部70から
抜け出す虞れはない。
【0052】同様に、カム筒2が、直進案内環7に対し
て一定角度回動して図6に示すテレモードに設定される
までの間には、例えば360度近くまで回動したとして
も、図10や、図12(C)に示すように、必ずどこか
の爪部20と溝部70側の突起等とが重なってスットッ
パとして機能しているので、直進案内環7側の溝部70
から爪部20が抜け出す虞れはない。
【0053】次に、この発明に係る爪を用いた第2の実
施形態に係る係合構造について、説明する。なお、この
実施形態では、先の第1の実施形態において、カム筒2
の爪部20と直進案内環7の溝部70以外は、共通であ
るので、この爪部20と溝部70を中心に説明する。図
13は、この発明の第2の実施形態に係る筒状部材の係
合構造を示す展開図であり、この筒状部材の係合構造で
は、この直進案内環7に対してカム筒2を大きな回転
角、つまり0度〜360度の範囲で回転自在に係合・支
持する。ここで、直進案内環7は、前述したように、固
定鏡筒31に固定されているヘリコイド筒3に対して回
動することなくその軸線方向に直線移動する。
【0054】爪部20は、第0爪20−0と第1爪20
−1から第j爪20−jまで都合j+1個の爪部で構成
されており、各爪部には、第0爪20-0を除き全てに
溝を設けている。なお、第0爪20−0は、カム筒2の
円周方向に沿った幅が溝部70の第0溝70−0の幅A
より若干小さく形成されている。
【0055】第1爪20−1は、円周方向に沿った幅が
第1溝70−1の幅E1(但し、A<E1)より若干小
さく形成されている。そして、この第1爪20−1に
は、左右両側に幅がそれぞれ第1溝70−1に設けた溝
X1,1の幅B1及び溝X1,2の幅D1よりも若干小さな爪
側突起V1,1及びV1,2を形成している。一方、これらの
爪側突起V1,1及びV1,2の間には、幅が第1溝70−1
に設けた突起Y1の幅C1より若干大きい溝W1が形成さ
れている。
【0056】第2爪20−2は、円周方向に沿った幅が
第2溝70−2の幅E2(但し、E1=E2)より若干
小さく形成されている。そして、この第2爪20−2に
は、左右両側に幅がそれぞれ第2溝70−2に設けた溝
X2,1の幅B2及び溝X2,2の幅D2よりも若干小さな爪
側突起V2,1及びV2,2を形成している。一方、これらの
爪側突起V2,1及びV2,2の間には、幅が第2溝70−2
に設けた突起Y2の幅C2(但し、C1=C2)より若
干大きい溝W2が形成されている。
【0057】以下、第j爪20−jについても、第1
爪,第2爪と同様の構成である。即ち、それらの爪部2
0側の左右に設けた一対の突起の幅(或は溝部70側の
左右に設けた一対の溝の幅Bj,Dj)と、その間に設け
る溝の幅(或は溝部70側の溝間に設ける突起の幅C
j)については、以下のような関係が成立する。 A>Bj(j=1,2,3,…:順不同) Bj<Bj+1 Cj=Cj+1 A>Dj Ej=Ej+1 A<Ej
【0058】なお、この実施形態の場合、各爪部20側
の左右に設けた一対の突起の幅(或は溝部70側の左右
に設けた一対の溝の幅Bj,Dj)は同一のところが1つ
はあってもよい。
【0059】一方、溝部70については、若干の隙間を
保って各爪部20を補完するような形状及び大きさに形
成されている。第0溝部70−0を除いてこの溝部70
には、爪部20側の突起が若干の隙間を保持して入り込
むような溝と、爪部20側の溝を若干の隙間を保持して
埋めるような溝部70側の突起とが形成されている。従
って、前述した関係式を満たすように爪部20側を形成
した場合には、この溝部70側についても、溝と突起と
を同様の大小関係に形成する。
【0060】そして、この実施形態では、爪部20のう
ち溝を持つものの全幅或は溝部70のうち突起を持つも
のの全幅Ejが、次式 Ej=Ej+1 を満足するように形成されているが、特にこれは等しく
なくても良い。同様に、各爪部20側の突起間の溝幅又
は各溝部70側の溝間の突起幅Cjが、次式 Cj=Cj+1 を満足するように形成されているが、これも等しくなく
ても良い。また、Cjは、数字jの大きなもの程大きく
なるような関係にしてもよい。
【0061】なお、固定鏡筒31側のヘリコイド筒3側
にカム筒2、直進案内環7及びレンズ支持筒4を組み込
む手順については、先の第1の実施形態と同様であるか
ら、説明を省略する。
【0062】なお、カム筒2は、第1の実施形態と同じ
ように、図4に示す収納状態から図5に示す状態を経
て、図6に示すテレモード状態まで、カム筒2が(ヘリ
コイド筒3に対して)360度近く回動しても、直進案
内環7との係合状態が解除してその直進案内環7から抜
け出さないようになっている。即ち、カム筒2及び直進
案内環7の相対角度位置の関係が、爪部20及び溝部7
0が補完する位置関係、つまり重なり部分がない状態で
ある「位相0度」の状態(図14参照)から若干角度が
ずれた状態(図15参照)に調整されている。即ちこの
実施形態では、収納状態のときに「位相10度」となる
ように相対角度が予め調整・装着されている。
【0063】従って、この実施形態に係る係合構造によ
れば、各群レンズの収納状態から電源スイッチをオンし
てモータが駆動すると、第1の実施形態と同様に、多連
ピニオン1が回転し、カム筒2がヘリコイド筒3側の雌
側の多条ねじ3Aに噛合・ガイドされながら回転を始め
る。そして、また、第1の実施形態と同様に、カム筒2
は、前方に回転しながら繰り出されていき、このカム筒
2の内側に設けた直進案内環7が回動せずに、カム筒2
の回動動作を周方向に沿ってガイドする。このようにし
て、カム筒2が、直進案内環7に対して一定角度だけ回
動してワイドモードに設定されるまでの間には、例えば
120度程度回動したとしても、図18(B)に示すよ
うに、必ずどこかの爪部20と溝部70側の突起等とが
重なってスットッパとして機能しているので、直進案内
環7側の溝部70から抜け出す虞れはない。
【0064】同様に、カム筒2が、直進案内環7に対し
て一定角度回動して、テレモードに設定されるまでの間
には、例えば図17や図18(C)に示すように、36
0度近くまで回動しても、必ずどこかの爪部20と溝部
70側の突起等とが重なってスットッパとして機能して
いるので、直進案内環7側の溝部70から爪部20が抜
け出す虞れはない。
【0065】次に、この発明の第3の実施形態に係る係
合構造について説明する。なお、この実施形態でも、先
の第1、第2の実施形態におけるカム筒2の爪部20と
直進案内環7の溝部70以外は、共通であるので、この
爪部20と溝部70を中心に説明する。図19は、この
発明に係る筒状部材の係合構造を示す展開図であり、こ
の筒状部材の係合構造でも、この直進案内環7に対して
カム筒2を大きな回動角度量(回転角)、つまり0度〜
360度の範囲で回転自在に係合・支持する。この実施
形態でも、これらカム筒2及び直進案内環7に、j+1
箇所の爪部20及び溝部70をそれぞれ有する構造とな
っているが、2箇所以上であればよい。 なお、これか
ら以下において述べる突起Vj,k(j,k=1,2,3,
…:順不同)及びYj,kは、夫々第j爪及び第j溝にお
ける第k番目の突起を示すものとする。同様に、溝Wj,
k(j,k=1,2,3,…:順不同)及びXj,kは、第j
爪及び第j溝における第k番目の溝を示すものとする。
【0066】爪部20は、第0爪20−0と、第1爪2
0−1から第j爪20−jまでの都合j+1個のもので
構成されており、各爪部には、第0爪20−0のもの以
外に、溝を設けている。特に、この実施形態の爪部20
では、周方向に沿ってその溝の数が一つずつ増えるよう
に各爪が配置されており、例えば第1爪20−1には1
個所の溝が、第j爪20−jにはj個所の溝が形成され
ている。なお、このうち第0爪20−0では、カム筒2
の円周方向に沿った幅の大きさが溝部70の第0溝70
−0の幅Aより若干小さく形成されている。
【0067】第1爪20−1には、左右両側に突起V1,1
及びV1,2を形成しているとともに、これらの突起の間
に溝W1,1を形成している。なお、この第1爪20−1
は、円周方向に沿った全幅が第1溝70−1の全幅E1
(A<E)より若干小さく形成してある。さらに、この
突起V1,1及びV1,2の幅は、それぞれ第1溝70−1に
設けた溝X1,1の幅B1,1及び溝X1,2の幅B1,2よりも若
干小さく形成されている。なお、この爪側突起V1,1と
V1,2の幅は、同一である。一方、これらの爪側突起V1,
1及びV1,2の間の溝W1,1の幅は、第1溝70−1に設
けた突起Y1,1の幅C1,1より若干大きく形成されてい
る。更に、第0爪20−0の幅は、爪側突起幅V1,1の
幅より大きい。即ち、次の関係 A>B1,1(=B1,2) が成立する。
【0068】第2爪20−2には、3個の突起V2,1、V
2,2、V2,3を形成しているとともに、これら3個の突起
の間に2個の溝W2,1、W2,2を形成している。なお、こ
の第2爪20−2は、円周方向に沿った全幅が第2溝7
0−2の全幅E2(但し、E1=E2)より若干小さく
形成してある。この突起V2,1、V2,2及びV2,3の幅
は、それぞれ第2溝70−2に設けた溝X2,1の幅B2,
1、溝X2,2の幅B2,2及び溝X2,3の幅B2,3よりも若干
小さく形成されている。なお、この爪側突起V2,1、V
2,2及びV2,3の幅は、全て同一である。これにより、以
下の式 A>B2,1(=B2,2=B2,3) が成立する。
【0069】一方、爪側突起V2,1とV2,2の間の溝W2,
1の幅は、第2溝70−2に設けた突起Y2,1の幅C2,1
より若干大きく形成されている。同じく、爪側突起V2,
2とV2,3の間の溝W2,2の幅は、第2溝70−2に設け
た突起Y2,2の幅C2,2より若干大きく形成されている。
なお,この実施形態では、これらの溝幅W2,1,W2,2は
等しい。つまり、以下の式 C1,1>C2,1(=C2,2) が成立する。一方、この第2爪20−2に形成する爪側
突起V2,1、V2,2、V2,3の幅は、第2溝70-2に設け
た溝X2,1、X2,2、X2,3の幅B2,1、B2,2、B2,3より
も若干小さいが、互いに等しく、しかも第1爪20−1
に形成する爪側突起V1,1、V1,2の幅よりも小さい。つ
まり、以下の式 B1,1=B1,2>B2,1=B2,2=B2,3 が成立する。
【0070】以下、第j爪20−jについても、同様の
構成である。即ち、第0爪20−0を除くこの爪部20
(或は溝部70)は、爪部20側の左右方向に設けた複
数の突起Vj,kに対応する溝部70側の左右方向に設け
た複数の溝の幅をBj,kとすると、これらのついては、
以下のような関係に形成する。 A>Bj,k(j,k=1,2,3,…:順不同) Bj,k>Bj+1,k さらに、第j組目の爪である第j爪20−jにおいて第
k番目に設けた溝Wj,kの幅は、これに対応する第j溝
70−jにおいて第k番目に設けた突起Yj,kの幅Cj,k
よりも若干大きいが、第j+1組目の爪である第j+1
爪20−(j+1)において第k番目に設けた溝Wj+1,
kの幅よりも大きい。即ち、次のような関係 Cj,k>Cj+1,k が成立する。なお、第j組目の爪である第j爪20−j
に設けた各突起Vj,kの幅は、互いに等しい。即ち、次
式 Bj,k=Bj,k+1 が成立する。同様に、第j組目の爪である第j爪20−
jに設けた各溝Wj,kの幅は、互いに等しい。即ち、次
式 Cj,k=Cj,k+1 が成立する。
【0071】また、分割された爪部20の全幅は、溝部
70の全幅Ejより若干小さく形成されているが、各爪
部20側の全幅又は各溝部70側の全幅(但し、第0爪
又は第0溝を除く)はそれぞれ同一となっている。な
お、これらは、同一でなくてもかまわず、例えば数字の
大きいものほど大きくする、つまり爪部20の全幅をE
jとすると、 Ej<Ej+1 を満たすようにしてもよい。さらに、この実施形態で
は、その爪部20の分割数、つまり爪部20での突起の
数は、数字が大きいものほど多くなっており、つまり爪
部20での突起の数をUjとすると、次式 Uj<Uj+1 を満たすように形成する。このようにすると、爪部20
を溝部70から挿入する際や抜脱の際に、これら爪部2
0と溝部70の位置を容易に確認することができる。
【0072】一方、溝部70については、若干の隙間を
保って各爪部20を補完するような形状及び大きさに形
成されている。この溝部70には、爪部20側の突起V
j,kが若干の隙間保持して入り込むような溝Xj,kと、爪
部20側の溝Wj,kを若干の隙間保持して埋めるような
溝部70側の突起Yj,kとが形成されている。従って、
前述した関係式を満たすように爪部20側を形成した場
合には、この溝部70側についても、溝Xj,kと突起Y
j,kとを同様の大小関係に形成する。
【0073】なお、この第3の実施形態では、爪部20
側の突起の幅に対応する溝部70側の溝の幅Bj,kが、
次式 Bj,k=Bj,k+1(j,k=1,2,3,…:順不同) を満たすように形成されているが、これらは等しくなく
ても良い。また、この実施形態では、爪部20の溝幅に
対応する溝部70側の突起幅Cj,kが、次式 Cj,k=Cj,k+1 を満たすように形成されているが、これらは等しくなく
ても良い。さらに、この実施形態では、爪部20の溝幅
に対応する溝部70側の突起幅Cj,kが、次式 Cj,k>Cj+1,k を満たすように形成されている。
【0074】なお、固定鏡筒31側のヘリコイド筒3側
にカム筒2、直進案内環7及びレンズ支持筒4を組み込
む手順については、先の第1、第2の実施形態と同じで
あるので、説明を省略する。
【0075】また、この実施形態でも、カム筒2は、図
4に示す収納状態から図5に示す状態を経て図6に示す
テレモード状態まで、カム筒2が360度近く回動して
も、直進案内環7から抜け出さないようになっている。
即ち、カム筒2及び直進案内環7の相対角度位置の関係
が、爪部20及び溝部70が補完する位置関係、つまり
重なり部分がない状態である「位相0度」(又は「位相
360度」)の状態(図20参照)から若干角度がずれ
た状態(図21参照)に調整されている。即ちこの実施
形態でも、「位相10度」の状態となるように相対角度
が予め調整されて装着されているものとする。
【0076】従って、この実施形態に係る係合構造によ
れば、各群レンズの収納状態から電源スイッチをオンし
て図示外のモータが駆動する。すると、第1、第2の実
施形態と同様に、カム筒2が、直進案内環7に対して一
定角度だけ回動してワイドモードに設定されるまでの間
には、例えば120度程度回動したとしても、図24
(B)に示すように、いずれの爪部20についても、そ
の爪部20側の突起と溝部70側の突起又はフランジと
が必ず重なって抜け止め用スットッパとして機能してい
るので、直進案内環7側の溝部70から抜け出す虞れは
ない。
【0077】同様に、カム筒2が、直進案内環7に対し
て一定角度回動して図6に示すテレモードに設定される
までの間には、例えば図23や図24(C)に示すよう
に、360度近くまで回動しても、いずれの爪部20に
ついても、その爪部20側の突起と溝部70側の突起又
はフランジとが必ず重なって抜け止め用のスットッパと
して機能しているので、直進案内環7側の溝部70から
爪部20が抜け出す虞れはない。
【0078】
【発明の効果】以上説明してきたように、半径方向に余
裕がなく、各爪部の半径方向の突出長さを変更するのが
難しい場合であっても、筒状部材の回動角度をできるだ
け大きく確保することができるようになり、筒状部材の
小型化に好都合であるとともに、回動操作時の安定性に
も優れ、高品質の係合構造が提供できるようになる。
【0079】しかも、この発明によれば、対をなす筒状
部材の各爪部及び溝部の周方向での幅が次第に増加する
ように形成すれば、筒状部材どうしを組み付けたり分解
する際に、爪部を溝部に挿入したり取り外したりする互
いに相手側の部分が容易に捜し出せるので、これらの作
業が容易に行える。
【0080】しかも、この発明によれば、筒状部材の各
爪部及び溝部には、必ず夫々に溝及び突起のないものが
設けられているから、筒状部材どうしを組み付けたり分
解する際に、爪部を溝部に挿入したり取り外したりでき
る状態の部分、つまり位相差0度の部分を素早く見つけ
出すことができるので、誰でもこれらの作業が容易に行
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の係合構造が適用されたレンズ鏡筒を
示す断面図である。
【図2】このレンズ鏡筒の作動原理を示す説明図であ
る。
【図3】この発明に係る直進案内環を示す斜視図であ
る。
【図4】レンズの収納状態を示す説明図である。
【図5】ワイドモードの状態を示す説明図である。
【図6】テレモードの状態を示す説明図である。
【図7】この発明の係合構造に係るカム筒と直進案内環
との相対的な位相差が0度の角度状態を示す説明図であ
る。
【図8】カム筒と直進案内環との相対的な位相差が10
度の角度状態を示す説明図である。
【図9】カム筒と直進案内環との相対的な位相差が12
0度の角度状態を示す説明図である。
【図10】カム筒と直進案内環との相対的な位相差が2
40度の角度状態を示す説明図である。
【図11】この発明の係合構造に係るカム筒側の爪と直
進案内環側の切欠との配置関係を示す説明図である。
【図12】この発明の係合構造に係るカム筒側の爪と直
進案内環側の切欠との配置関係を示す説明図であり、
(A)は相対的な位相差が0度、(B)は120度、
(C)は240度の状態を示す。
【図13】この発明の係合構造に係るカム筒側の爪と直
進案内環側の切欠との配置関係を示す説明図である。
【図14】この発明の係合構造に係るカム筒と直進案内
環との相対的な位相差が0度の角度状態を示す説明図で
ある。
【図15】カム筒と直進案内環との相対的な位相差が1
0度の角度状態を示す説明図である。
【図16】カム筒と直進案内環との相対的な位相差が1
20度の角度状態を示す説明図である。
【図17】カム筒と直進案内環との相対的な位相差が2
40度の角度状態を示す説明図である。
【図18】この発明の係合構造に係るカム筒側の爪と直
進案内環側の溝との配置関係を示す説明図であり、
(A)は相対的な位相差が0度、(B)は120度、
(C)は240度の状態を示す。
【図19】この発明の係合構造に係るカム筒側の爪と直
進案内環側の溝との配置関係を示す説明図である。
【図20】この発明の係合構造に係るカム筒と直進案内
環との相対的な位相差が0度の角度状態を示す説明図で
ある。
【図21】カム筒と直進案内環との相対的な位相差が1
0度の角度状態を示す説明図である。
【図22】カム筒と直進案内環との相対的な位相差が1
20度の角度状態を示す説明図である。
【図23】カム筒と直進案内環との相対的な位相差が2
40度の角度状態を示す説明図である。
【図24】この発明の係合構造に係るカム筒側の爪と直
進案内環側の溝との配置関係を示す説明図であり、
(A)は相対的な位相差が0度、(B)は120度、
(C)は240度の状態を示す。
【図25】従来の爪を用いた係合構造の変形例を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 多連ピニオン 2 カム筒(筒状部材) 2A (雄側の)多条ねじ 20 爪部 21 カム溝 22 カム溝 3 ヘリコイド筒 3A (雌側の)多条ねじ 31 固定鏡筒 4 レンズ支持筒 4A 前側レンズ筒 4B 後側レンズ筒 41 前側ローラ 42 後側ローラ 5A 前群レンズ 5B 後群レンズ 7 直進案内環(筒状部材) 7A フランジ 70 溝部 P 爪部の突出量(半径方向) Q 溝部の窪み量(半径方向) V 突起(爪部側) W 溝(爪部側) X 溝(溝部側) Y 突起(溝部側)

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに重合する二つの筒状部材の係合構
    造であって、 一方の筒状部材には、径方向の突出長さは一定で、形状
    が異なる複数の爪部を周方向の異なる位置に設けるとと
    もに、他方の筒状部材には、各爪部に対応する複数の溝
    部を設け、 これらの複数の爪部と溝部を、上記二つの筒状部材の一
    箇所の相対回転位置でのみ双方の係合状態が解除される
    とともに、それ以外の相対回転位置では常に各爪部が他
    方の溝部以外の部分の少なくとも一部に係合するように
    構成したことを特徴とする筒状部材の係合構造。
  2. 【請求項2】 各爪部は周方向での全体長さがそれぞれ
    他の爪部のものと異なるように形成されているととも
    に、 各溝部は周方向での全体長さがそれぞれ他の溝部のもの
    と異なるように形成されたことを特徴とする請求項1に
    記載の筒状部材の係合構造。
  3. 【請求項3】 各爪部及び溝部は、それぞれ周方向での
    全体長さが次第に増加するような配列に形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の筒状部材の係合構
    造。
  4. 【請求項4】 各爪部には、一つの爪部を除き、一方の
    筒状部材の周方向に爪部側の突起が溝を挟んで左右に1
    個ずつ形成されているとともに、 各溝部には、一つの溝部を除き、他方の筒状部材の周方
    向に溝部側の溝が突起を挟んで左右に1個ずつ形成され
    ていることを特徴とする請求項2又は3に記載の筒状部
    材の係合構造。
  5. 【請求項5】 各爪部は、夫々その爪部側に設けた溝の
    幅が互いに他の爪部側の溝の幅と異なるとともに、 各溝部は、夫々その溝部側に設けた突起の幅Cjが互い
    に他の溝部側の突起の幅と異なることを特徴とする請求
    項2乃至4のいずれか1項に記載の筒状部材の係合構
    造。
  6. 【請求項6】 爪部側の全体長さ或は溝部側の全体長さ
    をEj(j=1,2,3,…)(但し、溝なしのものの
    突起幅或は突起なしのものの溝幅をA)、爪部側の溝の
    幅或は溝部側の突起の幅をCj(j=1,2,3,
    …)、爪部側の突起の幅或は溝部側の溝の幅をBj(j
    =1,2,3,…),Dj(j=1,2,3,…)とす
    ると、これら爪部或は溝部の各要素が、次式 A>Bj(j=1,2,3,…) A>Dj A<Ej Cj<Cj+1 Ej<Ej+1 を満足するように構成されたことを特徴とする請求項2
    乃至5のいずれか1項に記載の筒状部材の係合構造。
  7. 【請求項7】 爪部側の突起の幅或は溝部側の溝の幅B
    j,Djが次式、 Bj=Bj+1 Dj=Dj+1 を満足するように形成されたことを特徴とする請求項
    2,3,4,6のいずれか1項に記載の筒状部材の係合
    構造。
  8. 【請求項8】 爪部側の両側の突起の幅或は溝部側の両
    側の溝の幅Bj,Djが次式、 Bj=Dj を満足するように形成されたことを特徴とする請求項2
    乃至7のいずれか1項に記載の筒状部材の係合構造。
  9. 【請求項9】 二つの筒状部材が、カメラのレンズ鏡筒
    の繰出しを行うカム筒と、このカム筒に回転可能に支持
    されこのカム筒の回動操作によって光軸方向に直線移動
    して繰出されるレンズ支持筒を直進案内する直進案内環
    とで構成されたことを特徴とする請求項2乃至8のいず
    れか1項に記載の筒状部材の係合構造。
  10. 【請求項10】 各爪部に設けられた溝の位置が異なる
    ことを特徴とする請求項1に記載の筒状部材の係合構
    造。
  11. 【請求項11】 各爪部或は各溝部は、周方向の全体長
    さEjが次式 Ej=Ej+1 を満たし、他の爪部或は溝部のものと等しくなるように
    形成されたことを特徴とする請求項10に記載の筒状部
    材の係合構造。
  12. 【請求項12】 爪部のうち溝を持たないものの突起幅
    或は溝部のうち突起を持たないものの溝幅をA、爪部の
    うち溝を持つものの全幅或は溝部のうち突起を持つもの
    の全幅をEj(j=1,2,3,…)、爪部側の溝幅或
    は溝部側の突起幅をCj(j=1,2,3,…)、爪部
    の左右の突起幅或は溝部の左右の溝幅をそれぞれBj
    (j=1,2,3,…)及びDj(j=1,2,3,
    …)とすると、これら爪部或は溝部の要素が、次式 A>Bj(j=1,2,3,…:順不同) A>Dj A<Ej Bj<Bj+1 を満足するように構成されたことを特徴とする請求項1
    0又は11に記載の筒状部材の係合構造。
  13. 【請求項13】 爪部のうち溝を持つものの周方向での
    全体幅或は溝部のうち突起を持つものの周方向での全体
    幅Ejが、次式 Ej=Ej+1 を満足するように構成されたことを特徴とする請求項1
    0乃至12のいずれか1項に記載の筒状部材の係合構
    造。
  14. 【請求項14】 各爪部側の突起間の溝幅又は各溝部側
    の溝間の突起幅Cjが、次式 Cj=Cj+1 を満足するように構成されたことを特徴とする請求項1
    0乃至13のいずれか1項に記載の筒状部材の係合構
    造。
  15. 【請求項15】 二つの筒状部材が、カメラのレンズ鏡
    筒の繰出しを行うカム筒と、このカム筒に回転可能に支
    持され、このカム筒の回動操作によって光軸方向に直線
    移動して繰出されるレンズ支持筒とで構成されたことを
    特徴とする請求項10乃至14のいずれか1項に記載の
    筒状部材の係合構造。
  16. 【請求項16】 各爪部に設けられた溝の数が異なるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の筒状部材の係合構造。
  17. 【請求項17】 各爪部或は各溝部は、周方向の全体長
    さEjが他の爪部或は溝部のものと異なり、次式 Ej≠Ej+1 を満たすように形成されたことを特徴とする請求項16
    に記載の筒状部材の係合構造。
  18. 【請求項18】 溝を持たない爪部を除く全ての爪部或
    は突起を持たない溝部を除く全ての溝部において、爪部
    側の溝の幅或は溝部側の突起の幅が、他の爪部或は他の
    溝部のものと異なるように形成されたことを特徴とする
    請求項16又は17に記載の筒状部材の係合構造。
  19. 【請求項19】 筒状部材の各爪部及び溝部の周方向で
    の全体幅が次第に増加するような配列で形成されたこと
    を特徴とする請求項16乃至18のいずれか1項に記載
    の筒状部材の係合構造。
  20. 【請求項20】 爪部のうち溝を持たないものの突起の
    幅或は溝部のうち突起を持たないものの溝の幅をA、第
    j+1組目の爪部側に設けた複数の突起のうち第k番目
    の突起の幅或は第j+1組目の溝部側に設けた複数の溝
    のうち第k番目の溝の幅をBj,kとすると、これらにつ
    いては、以下のような関係 A>Bj,k(j,k=1,2,3,…:順不同) Bj,k>Bj+1,k を満足するように形成されたことを特徴とする請求項1
    6乃至19のいずれか1項に記載の筒状部材の係合構
    造。
  21. 【請求項21】 爪部側の突起の幅或いは溝部側の溝の
    幅Bj,kが、次式 Bj,k=Bj,k+1 を満足するように形成されたことを特徴とする請求項1
    6,17,19,20のいずれか1項に記載の筒状部材
    の係合構造。
  22. 【請求項22】 第j+1組目の爪部側の突起のうち第
    k番目と第k+1番目の突起の間に設ける溝の幅或は第j
    +1組目の溝部側の溝のうち第k番目と第k+1番目の間
    に設ける突起の幅をCj,kとすると、この爪部の溝幅或
    は溝部の突起幅Cj,kが、次式 Cj,k>Cj+1,k を満足するように形成されたことを特徴とする請求項1
    6乃至21のいずれか1項に記載の筒状部材の係合構
    造。
  23. 【請求項23】 前記二つの筒状部材が、カメラのレン
    ズ鏡筒の繰出しを行うカム筒と、このカム筒に回転可能
    に支持され、このカム筒の回動操作によって光軸方向に
    直線移動して繰出されるレンズ支持筒とで構成されたこ
    とを特徴とする請求項16乃至22のいずれか1項に記
    載の筒状部材の係合構造。
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US9007705B2 (en) 2011-01-24 2015-04-14 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lens barrel

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