JP2002205983A - インドール誘導体 - Google Patents
インドール誘導体Info
- Publication number
- JP2002205983A JP2002205983A JP2001355332A JP2001355332A JP2002205983A JP 2002205983 A JP2002205983 A JP 2002205983A JP 2001355332 A JP2001355332 A JP 2001355332A JP 2001355332 A JP2001355332 A JP 2001355332A JP 2002205983 A JP2002205983 A JP 2002205983A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- compound
- general formula
- haloalkyl
- alkyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Indole Compounds (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
低毒性で薬剤抵抗性害虫にも卓効を示す殺虫性化合物、
それらを製造するための中間化合物並びにそれを有効成
分とする殺虫組成物の提供。 【解決手段】一般式(2)で表される化合物。具体的に
は1−(3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン
−2−イル)インドール、3−(ジクロロフルオロメチ
ルチオ)−5−フルオロインドールが挙げられる。 [式中、XはCH、N、又はC−ハロゲン原子を示し;
Yは水素、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン、シア
ノ基、ニトロ基、ハロアルキル基、ハロアルコキシ基、
ハロアルケニル基、又はハロアルキニル基を示す]
Description
する新規化合物ならびにこれら化合物の製造用中間体、
さらにこれらの化合物とその中間を製造するための方法
に関するものであり、該誘導体は水田、畑地、果樹園、
森林または環境衛生場面における殺虫剤として利用する
ことができる。また、該誘導体は人又は動物を寄生虫の
障害から保護するために寄生虫防除剤として利用するこ
とができる。
は、米国特許出願第3290332号および日本特開昭
55−151505号において記述されているが、この
場合窒素原子上の置換基としてアリールおよびピリジル
基は含まれておらず、また用途は殺虫剤ではなく殺菌剤
である。
森林、または環境衛生場面における有害生物防除場面
で、より高い殺虫活性及び有益昆虫、環境等には害を及
ぼさない性質を有し、かつ低毒性な化合物が要求されて
いる。また、最近では公知の殺虫剤たとえば有機リン剤
カーバメート剤、ピレスロイド剤等に対し抵抗性を示す
害虫が増大し、防除が困難となってきており、新しいタ
イプの薬剤が要求されている。本発明は、有益昆虫、環
境等には実質的に害を及ぼさず、低毒性で薬剤抵抗性害
虫にも卓効を示す新しいタイプの殺虫性化合物、それら
を製造するための中間化合物ならびにそれを有効成分と
する殺虫組成物を提供することを目的としている。
に鋭意研究した結果、一般式(1)
Yは水素、C1 −C5アルキル、C2 −C5 アルケ
ニル基、C2 −C5 アルキニル基、アルコキシ基、ハ
ロゲン、シアノ、ニトロ、C1 −C5 ハロアルキル、
C1 −C5 ハロアルコキシ、C2 −C5 ハロアルケ
ニルまたはC2 −C5 ハロアルケニルを示し;R1
は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシまたはハロア
ルコキシを示し;R2 、R3 、およびR4 は、それ
ぞれ独立に水素、C1 −C5 アルキル、C2 −C5
アルケニル基、C2 −C5 アルキニル基、ハロゲン、
シアノ、ホルミル、カルボキシル、アルコキシカルボニ
ル、ハロアルコキシカルボニル、アルキルカルボニル、
ハロアルキルカルボニル、ニトロ、シアナト、チオシア
ナト、C1 −C5 ハロアルキル、C1 −C5 アルコ
キシ、C1 −C5 ハロアルコキシ、C2 −C5 ハロ
アルケニルまたは−S(O)kR5 (ここで、kは0
、1または2を示し、R5 は未置換のC1 −C5 ア
ルキルまたは、同一もしくは異なる1つ以上のハロゲン
原子で置換されているC1 −C5 アルキルを示す)を
示し;mは0、1または2を示し;nは0、1、2、3
または4を示す]で表わされる新規N置換インドール誘
導体がすぐれた殺虫活性を有することを見いだし本研究
を完成するに至った。
法で製造することができる。 方法1 一般式(3)
する。]で表わされるインドール誘導体と一般式(5)
文中前記と同じ意味を有する。]の化合物を塩基存在下
で反応する事により、一般式(2)
じ意味を有する。]の中間体を調製し、次いでハロゲン
化スルフィニルR1 S−ハロゲン原子(式中、R1は
アルキルもしくはハロアルキルである)と有機溶媒中で
必要により三級アミンの様な塩基の存在下に反応させる
ことにより調製される。
する。]で表わされるインドール誘導体とハロゲン化ス
ルフィニルR1 S−ハロゲン原子(式中、R1はアル
キルもしくはハロアルキルである)と有機溶媒中で必要
により三級アミンの様な塩基の存在下に反応させること
により一般式(3)で表わされる中間体を調製し、次い
で一般式(5)の化合物を塩基存在下で反応する事によ
り調製される。
(5)の化合物または一般式(3)の化合物と一般式
(5)の化合物を任意の割合で使用することができる
が、好ましくは等モル比かほぼ等モル比で使用する。塩
基としては例えば、水素化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化ナトリウムなどの無機塩基、トリエチルアミ
ン、ピリジンなどの有機塩基を使用することができる。
基を用いた場合は大過剰に用いて溶媒として使用するこ
ともできる。塩基の量は理論量もしくは過剰に用いるこ
とができるが、好ましくは理論量がそれにより1.0〜
5.0倍過剰な量を用いる。
とえばヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素類、ベ
ンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、
クロロホルム、ジクロロメタン、クロロベンゼンなどの
ハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフランなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムア
ミドなどのアミド類、アセトニトリル、プロピオニトリ
ルなどのニトリル類などが挙げられる。これらの混合溶
媒及びこれらと水との混合溶媒を用いることもできる。
度範囲で行なうことができるが好ましくは0℃〜80℃
の範囲である。一般式(1)、(2)および(3)の化
合物の製造時における反応混合物は充分な時間攪拌され
通常の後処理たとえば抽出、水洗、乾燥、溶媒留去等の
過程により目的物が回収される。簡単な溶媒洗いをする
だけで充分な場合が多いが、必要があれば再結晶あるい
はカラムクロマトグラフィ−により精製を行うことがで
きる。
場合、使用目的に応じてそのままかまたは効果を助長あ
るいは安定にするために農薬補助剤を混用して、農薬製
造分野において一般に行なわれている方法により、粉
剤、細粒剤、粒剤、水和剤、フロアブル剤、乳剤、マイ
クロカプセル剤、油剤、エアゾール、加熱燻蒸剤(蚊取
線香、電気蚊取など)、フォッキングなどの煙霧剤、非
加熱燻蒸剤、毒餌などの任意の製剤形態の組成物にして
使用できる。
は、直接そのまま使用するか、または水で所望の濃度に
希釈して使用することができる。ここに言う農薬補助剤
として担体(希釈剤)およびその他の補助剤たとえば展
着剤、乳化剤、湿展剤、分散剤、固着剤、崩壊剤等をあ
げることができる。液体担体としては、トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素、ブタノール、オクタノー
ル、グリコールなどのアルコール類、アセトン等のケト
ン類、ジメチルホルムアミド等のアミド類、ジメチルス
ルホキシド等のスルホキシド類、メチルナフタレン、シ
クロヘキサノン、動植物油、脂肪酸、脂肪酸エステルな
どまたは灯油、軽油等の石油分留物や水などがあげられ
る。
ク、珪藻土、シリカ、炭酸カルシウム、モンモリロナイ
ト、ベントナイト、長石、石英、アルミナ、鋸屑などが
あげられる。
活性剤が使用され、たとえば高級アルコール硫酸ナトリ
ウム、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、
ポリオキシエチレンアルキルフエニルエーテル、ラウリ
ルベタインなどの陰イオン系界面活性剤、陽イオン系界
面活性剤、非イオン系界面活性剤、両性イオン系界面活
性剤があげれらる。又、展着剤としてはポリオキシエチ
レンノニルフエニルエーテル、ポリオキシエチレンラウ
リルエーテルなどがあげられ、湿展剤としてはポリオキ
シエチレンノニルフエニルエーテルジアルキルスルホサ
クシネートなとがあげられ、固着剤としてカルボキシメ
チルセルロース、ポリビニルアルコールなどがあげら
れ、崩壊剤としてはリグニンスルホン酸ナトリウム、ラ
ウリル硫酸ナトリウムなどがあげられる。
合使用によって、より優れた殺虫力を発現させることも
可能であり、また他の生理活性物質、たとえばアレスリ
ン、フタルスリン、パ−メスリン、デカメスリン、フエ
ンバレレート、シクロプロトリンなどのピレスロイドお
よび各種異性体、除虫菊エキス、DDVP、フエニトロ
チオン、ダイアジノン、テメホスなどの有機リン系殺虫
剤、NAC、MTMC、BPMC、ピリマーなどのカー
バメート系殺虫剤、その他の殺虫剤、殺ダニ剤あるいは
殺菌剤、殺線虫剤、除草剤、植物生長調整剤、肥料、B
T剤、昆虫ホルモン剤その他の農薬などと混合すること
によりさらに効力のすぐれた多目的組成物をつくること
もでき、また相剰効果も期待できる。
ド、サルホキサイド、サフロキサンなどのピレスロイド
用共力剤として知られているものを加えることにより、
この効力を数倍にすることもできる。また、本発明化合
物は光、熱、酸化等に安定性が高いが、必要に応じ酸化
防止剤あるいは、紫外線吸収剤、たとえばBHT、BH
Aのようなフェノール類、α−ナフチルアミンなどのア
リールアミン類あるいはベンゾフェノン系化合物類を安
定剤として適宜加えることによって、より効果の安定し
た組成物を得ることができる。本発明組成物中における
有効成分含有量は製剤形態、施用する方法その他の条件
により異なり場合によっては有効成分化合物のみでよい
が通常は0.2〜95%(重量)好ましくは0.5〜8
0%(重量)の範囲である。
方法、時期、その他の条件によって変るが、農園芸用
剤、森林防害虫用剤及び牧野害虫用剤は通常10ア−ル
当り有効成分量で10〜300g、好ましくは15〜2
00gが使用され、衛生防害虫用剤は通常1m2 当り
有効成分量で2〜200mg、好ましくは5〜100mg
が使用される。たとえば粉剤は10アールあたり有効成
分で15〜120g、粒剤は有効成分で30〜240
g、また乳剤、水和剤は有効成分で40〜250gの範
囲である。しかしながら特別の場合には、これらの範囲
を越えることが、または下まわることが可能であり、ま
た時には必要でさえある。
般式(1)の化合物を使用する場合、体重につき、0.
1〜200mg/kgに相当する投与量で用いることが
できる。与えられた状態に対する正確な投与量は、日常
的に決定することができ、種々の因子、たとえば、用い
られる物質、寄生虫の種類、用いられる配合及び寄生虫
にかかったヒトあるいは動物の状態に依存する。
害虫名を挙げる。半翅目〔Hemiptera〕からた
とえばツマグロヨコバイ(Nepho−tettix
cincticeps)、セジロウンカ(Sogate
llafurcifera)、トビイロウンカ(Nil
aparvata luge−ns)、ヒメトビウンカ
(Laodelphax striatellus)、
ホソヘリカメムシ(Riptortus clavat
us)、ミナミアオカメムシ(Nezaravirid
ula)、ナシグンバイ(Stephanit−is
nashi)、
des vaporariorum)、ワタアブラムシ
(Aphis gossypii)、モモアカアブラム
シ(Myzus persicae)、ヤノカネカイガ
ラムシ(Unasqis y−anonensis)、
鱗翅目〔Lepidopters〕からたとえばキンモ
ンホソガ(Phyllonorycter ringo
neella)、コナガ(Plutella xylo
stella)、ワタミガ(Promalac−tis
inonisema)、コカクモンハマキ(Adox
ophyesorana)、マメシンクイガ(Legu
minivora glycinivorella)、
コブノメイガ(Cnaphalocrocis med
inalis)、ニカメイガ(Chil−o supp
eressalis)、アワノメイガ(Ostrini
a fu−rnacalis)、ヨトウガ(Mames
tra brassicae)、アワヨトウ(Pseu
daletia separata)、
litura)、イネツトムシ(P−arnara g
uttata)、モンシロチョウ(Pieris ra
paecrucivora)、ヘリオチス(Helio
this spp.)、ヤガ(Agrotis sp
p.)、鞘翅目〔Coleoptera〕からたとえば
ドウガネブイブイ(Anomala cuprea)、
マメコガネ(Popil−lia japonic
a)、イネゾウムシ(Echinocnemus s−
oqameus)、イネミズゾウムシ(Lissorh
optrus ory−zophilus)、
zae)、ヒメマルカツオブシムシ(Anthrenu
s verbasic)、コクヌスト(Tenebro
ides mauritanicus)、コクゾウムシ
(Sitophilus zeamis)、ニジュウヤ
ホシテントウ(Henosepilachna vi−
gintioctopunctata)、アズキゾウム
シ(Callosob−ruchus chinens
is)、マツノマダラカミキリ(Monoch−amu
s alternatus)、
emoralis)、レプチノタルサ・デセムリネアタ
(Leptiontarsa decemlinet
a)、フェドン・コクレアリアエ(Phaedon c
ochlearias)、ジアプロチカ(Diabro
tica spp.)、膜翅目〔Hymenopter
a〕として、たとえばカブラハバチ(Athalia
rosaejaponensis)、ルリチュウレンジ
ハバチ(Argesimilis)双翅目〔Dipte
ra〕としてはたとえばネッタイイエカ(Culex
pipiensfatigans)、ネッタイシマカ
(Aedes aegypti)、ダイズサヤタマバエ
(Asphondylls sp.)、タネバエ(Hy
lemyaplatura)、
a viclna)、ウリミバエ(Dacus cuc
urcitae)、イネハモグリバエ(Agromyz
aoryzae)、キンバエ(Lucllia sp
p.)隠翅目〔Aphan−iptera〕としてヒト
ノミ(Pulex irritans)、ケオブスネズ
ミノミ(Xenopsylla cheopis)、イ
ヌノミ(Cteno−cephalides cani
s)、総翅目〔Thysanoptera〕として
hrips dorsalls)、ネギアザミウマ(T
hrips tabaci)、 ミナミキイロアザミウ
マ(Thrips palmi)、イネアザミウマ(B
aliothrips b−iformis)、シラミ
目〔Anoplura〕として、たとえばコロモジラミ
(Pediculs humanus corpori
s)、ケジラミ(P−thirus pubis)、
として、たとえばコチャタテ(T−rogium pu
lsatorium)、ヒラタチャタテ(Liposc
e−lis bostrychophilus)、直翅
目〔Orthoptera〕としてケラ(Gryllo
talpaafricana)、トノサマバッタ(Lo
custa migratoria)、コバネイナゴ
(Oxya ye−zoensis)、チャバネゴキブ
リ(Blattella germanl−ca)クロ
ゴキブリ(Periplaneta fuligino
sa)。
トを苦しめる最も重要な寄生虫及びそれによる病気を次
に要約するが、これらに限定されるものではない。
本発明はこれらのみに限定されるものではない。
2−イル)インドールの合成; インドール2.00gをジメチルホルムアミド20ml
に溶解し、氷冷、窒素気流下で水素化ナトリウム(60
%)0.69gを加え、30分撹拌した後、4mlのジ
メチルホルムアミドに溶解した2,3−ジクロロ−5−
(トリフルオロメチル)ピリジン3.70gを氷冷下に
滴下した。滴下終了後60℃まで加熱しその温度で2.
5時間撹拌した。
て抽出した。得られた酢酸エチル層を水洗し、無水硫酸
マグネシウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物を
カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、溶出液:n−
ヘキサン/酢酸エチル=30/1)で精製して目的の1
−(3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−2
−イル)インドールを4.85g(収率95%)得た。 mp 52−53℃
2−イル)−3−(ジクロロフルオロメチルチオ)イン
ドールの合成;1−(3−クロロ−5−トリフルオロメ
チルピリジン−2−イル)インドール1.00gを塩化
メチレン10mlに溶解し、ピリジン0.26ml加え
る。その溶液に氷冷下でジクロロフルオロメタンスルフ
ェニルクロライド1.20gを滴下し、室温で4時間撹
拌した。
ロマトグラフィー(シリカゲル、溶出液n−ヘキサン)
で精製して目的の1−(3−クロロ−5−トリフルオロ
メチルピリジン−2−イル)−3−(ジクロロフルオロ
メチルチオ)インドールを1.38g(収率95%)得
た。 mp 101−104℃
ンドールの合成;5−フルオロインドール1.00gを
10mlの塩化メチレンに溶解し、ピリジン0.7ml
加た後、氷冷下で10mlの塩化メチレンに溶解したジ
クロロフルオロメタンスルフェニルクロライド1.5g
を滴下し室温で2時間反応した。酢酸エチル100ml
およびnヘキサン100mlを加え有機層を10%塩酸
水溶液で2回、さらに水で1回洗浄した。
乾燥した後溶媒を減圧下に留去し目的の3−(ジクロロ
フルオロメチルチオ)−5−フルオロインドールを1.
8g(収率91%)得た。
2−イル)−3−(ジクロロフルオロメチルチオ)−5
−フルオロインドールの合成;3−(ジクロロフルオロ
メチルチオ)−5−フルオロインドール0.6gをジメ
チルホルムアミド15mlに溶解し、氷冷、窒素気流下
で水素化ナトリウム(60%)0.1gを加え、30分
撹拌した後、2mlのジメチルホルムアミドに溶解した
2,3−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジ
ン0.5gを氷冷下に滴下した。
で3時間撹拌した。室温に戻した後、水中に注ぎ酢酸エ
チル100mlおよびnヘキサン100mlの混合溶媒
で抽出した。得られた有機層を10%塩酸及び水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下で濃縮し
た。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、
溶出液n−ヘキサン/酢酸エチル=30/1)で精製し
て目的の1−(3−クロロ−5−トリフルオロメチルピ
リジン−2−イル)−3−(ジクロロフルオロメチルチ
オ)−5−フルオロインドールを0.6g(収率60
%)得た。 mp 107−108℃
る化合物の代表例を表1に示す。
る化合物の代表例を表2に示す。
る化合物の代表例を表3に示す。
説明する。 製剤例1. 乳剤 化合物番号1の化合物20部にキシレン−メチルナフタ
レンの混合液65部を加え溶解し、次いでこれにアルキ
ルフェノール酸化エチレン縮合物とアルキルベンゼンス
ルホン酸カルシウムの混合物(8:2)15部を混合し
て乳剤とした。本剤は水で希釈し散布液として使用す
る。
30部、珪藻土7.5部を混合し、さらにラウエン酸ソ
ーダとジナフチルメタンスルホン酸ナトリウムの混合物
(1:1)7.5部を混合して微粉砕して粉剤を得た。
本剤は水で希釈し散布液として使用する。
混合物(1:1)97部を加え混合磨砕して充分均等に
分散配合した後、さらに無水珪酸2部を添加し、混合粉
砕し粉剤とした。本剤はこのまま散布して使用する。
部、タルク48部、リグニンスルホン酸ナトリウム2部
と混合した後、水を加え均等になるまで混練する。次に
射出成型機を通して造粒し、整粒機、乾燥機篩を通すこ
とにより粒径0.6〜1mmの粒剤とした。本剤は直接
水田面および土壌面に散粒して使用する。
ド0.5部を加え白灯油に溶解し、全体を100部と
し、油剤を得た。本剤はこのまま使用する。次に本発明
に係る一般式(1)で表わされる化合物の生物効果を試
験例により具体的に説明する。
法) 本発明化合物の20%水和剤あるいは20%乳剤を製剤
例1および2に従って製造し、供試薬剤とした。 試験方法:キャベツ本葉10枚程度に生育したキャベツ
の中位葉を切りとり、各供試薬剤の有効成分が200p
pmになるように水で希釈した処理液に20秒間浸漬し
た。風乾後、径9cmのプラスチック容器に入れ、コナガ
3令幼虫10頭を放虫した。容器には小穴を5〜6ケ所
あけたふたをして、25℃の低温室内に静置した。処
理、放虫してから4日後に生死虫数を調査し、死虫率を
算出した。結果は2連の平均値で表4に示した。
例1および2に従って製造し、供試薬剤とした。 試験方法:3〜4葉期のイネ8本を1株として、各供試
薬剤の有効成分が200ppmになるように水で希釈し
た処理液に20秒間浸漬した。風乾後、直径4.5c
m、高さ15cmのガラス円筒に入れ、これにトビイロ
ウンカの3令幼虫10頭を放虫し、処理6日後に生死虫
数を調査し、死虫率を算出した。結果は2連の平均値で
表5に示した。
ように構成されているので、以下に記載されるような効
果を奏する。本発明のN置換インドール誘導体は、水
田、畑地、果樹園、森林または環境衛生場面における有
害生物防除場面で有効である。
21)
法で製造することができる。 方法1一般式(4)
する。]で表わされるインドール誘導体と一般式(5)
Claims (2)
- 【請求項1】一般式(2) 【化1】 [式中、XはCH、N、またはC−ハロゲン原子を示
し;Yは水素原子、C1 −C5 アルキル基、C1 −C5
アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C
1 −C5 ハロアルキル基、C1 −C5 ハロアルコキシ
基、C2 −C5 ハロアルケニル基またはC2 −C5 ハロ
アルキニル基を示し;R2 およびR4 はそれぞれ独立に
水素原子、C1 −C5 アルキル基、C2 −C5 アルケニ
ル基、C2 −C 5 アルキニル基、ハロゲン原子、ホルミ
ル基、アルキルカルボニル基、ハロアルキルカルボニル
基、ニトロ基、チオシアナト基、C1−C5 ハロアルキ
ル基、C1−C5 アルコキシ基、C1 −C5 ハロアルコ
キシ基またはC2 −C5 ハロアルケニル基を示し;R3
はそれぞれ独立に水素原子、C1 −C5 アルキル基、C
2−C5 アルケニル基、C2 −C5 アルキニル基、ハロ
ゲン原子、シアノ基、ホルミル基、アルキルカルボニル
基、ハロアルキルカルボニル基、ニトロ基、チオシアナ
ト基、C1−C5 ハロアルキル基、C1 −C5 アルコキ
シ基、C1 −C5 ハロアルコキシ基またはC2 −C5 ハ
ロアルケニル基を示し;nは0 、1 、2 、3または4を
示す]で表わされる化合物{ただし、N−フェニルイン
ド−ル、N−(2−ピリジル)インド−ルを除く}。 - 【請求項2】一般式(3) 【化2】 [式中R1 は、C1 −C5 アルキル基、C1 −C5 ハロ
アルキル基(但し、C2−C5 ハロアルキル基をのぞ
く)、C1 −C5 アルコキシ基またはC1 −C5 ハロア
ルコキシ基を示し;mは0 、1 または2を示し;R2
,R3 及びnは請求項1で定義したものと同一の意義
を有する]で表わされる化合物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001355332A JP3821277B2 (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | インドール誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001355332A JP3821277B2 (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | インドール誘導体 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26910992A Division JP3299784B2 (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | N置換インドール誘導体、その製造方法およびそれを有効成分とする殺虫組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002205983A true JP2002205983A (ja) | 2002-07-23 |
JP3821277B2 JP3821277B2 (ja) | 2006-09-13 |
Family
ID=19167055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001355332A Expired - Fee Related JP3821277B2 (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | インドール誘導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3821277B2 (ja) |
-
2001
- 2001-11-20 JP JP2001355332A patent/JP3821277B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3821277B2 (ja) | 2006-09-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2577189B2 (ja) | 新規ヒドラジン誘導体およびそれを有効成分とする殺虫組成物 | |
CN1159445A (zh) | 新颖的杀虫剂 | |
HU199426B (en) | Insecticidal and nematocidal compositions comprising n-phenylpyrazole derivatives and process for producing the active ingredients | |
JP3298954B2 (ja) | 新規n,n’−ジベンゾイルヒドラジン誘導体及び殺虫組成物 | |
JP3299784B2 (ja) | N置換インドール誘導体、その製造方法およびそれを有効成分とする殺虫組成物 | |
JP3068846B2 (ja) | 新規ヒドラジン誘導体およびそれを有効成分とする殺虫組成物 | |
JPH1149755A (ja) | 新規含窒素ヘテロ環誘導体およびそれを有効成分とする殺虫殺ダニ組成物 | |
JP3087854B2 (ja) | 新規ヒドラジン誘導体及びそれを有効成分とする殺虫組成物 | |
JP2885902B2 (ja) | N’―tert―ブチル―N―ハロゲノメチルスルフェニル―N,N’―ジベンゾイルヒドラジン誘導体およびそれを有効成分とする殺虫組成物 | |
JP3600298B2 (ja) | 新規ヒドラジン誘導体およびそれを有効成分とする殺虫組成物 | |
JPH06211785A (ja) | 置換2−アリールピロール類 | |
JPS61243049A (ja) | ビニルシクロプロパンカルボン酸エステル類 | |
JP2002205983A (ja) | インドール誘導体 | |
JP2002226460A (ja) | N置換インドール誘導体及びその製造方法 | |
JPH08231529A (ja) | ヒドラジン誘導体およびそれを有効成分とする殺虫組成物 | |
JP4512928B2 (ja) | N−チアジアゾリルシクロアルカンカルボン酸アミド類およびこれを有効成分とする殺虫、殺ダニ剤 | |
JPH06172342A (ja) | 新規ヒドラジン誘導体およびそれを有効成分とする殺虫組成物 | |
JPH0421671A (ja) | 4―ピラゾールカルボキサミド類およびこれを有効成分とする殺虫、殺ダニ剤 | |
JP3102502B2 (ja) | アミジン誘導体及びそれを含有する殺虫、殺ダニ組成物 | |
JP2823060B2 (ja) | 新規なフェニルチオウレア誘導体及びそれを有効成分とする殺虫、殺ダニ組成物 | |
JP2823376B2 (ja) | フェニルチオウレア誘導体およびそれを有効成分とする殺虫、殺ダニ組成物 | |
JP2717990B2 (ja) | フェニルチオ尿素誘導体およびそれを有効成分とする殺虫、殺ダニ組成物 | |
JP2823368B2 (ja) | 4−ハロフェニルチオ尿素誘導体およびそれを有効成分とする殺虫、殺ダニ組成物 | |
JPH04312566A (ja) | エーテル誘導体およびそれを有効成分とする殺ダニ殺虫組成物 | |
JPS60149501A (ja) | 殺虫剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060217 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060410 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060614 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060614 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |