JP2002205439A - キャリッジ及びそれを備えた記録装置 - Google Patents
キャリッジ及びそれを備えた記録装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 特に大型の記録装置において、記録ヘッドの
位置調整を完全に行うことができるキャリッジ及びそれ
を備えた記録装置を提供すること。 【解決手段】 キャリッジにおける媒体に情報を記録す
るヘッド121が搭載された第1部材500に、媒体の
搬送方向と直交方向のヘッドの傾き及び媒体の記録面に
対して垂直方向のヘッドの高さを調整する第1調整部5
60、媒体の搬送方向のヘッドの傾きを調整する第2調
整部570、媒体の記録面内のヘッドの傾きを調整する
第3調整部580とを設ける。これにより、媒体の記録
面とヘッドのヘッド面との間の平行度、媒体の搬送方向
とヘッドのヘッド面に上記搬送方向に設けられた記録素
子列との間の平行度を高精度に調整することができ、記
録面とヘッド面との間隔を適正値に調整することができ
る。
位置調整を完全に行うことができるキャリッジ及びそれ
を備えた記録装置を提供すること。 【解決手段】 キャリッジにおける媒体に情報を記録す
るヘッド121が搭載された第1部材500に、媒体の
搬送方向と直交方向のヘッドの傾き及び媒体の記録面に
対して垂直方向のヘッドの高さを調整する第1調整部5
60、媒体の搬送方向のヘッドの傾きを調整する第2調
整部570、媒体の記録面内のヘッドの傾きを調整する
第3調整部580とを設ける。これにより、媒体の記録
面とヘッドのヘッド面との間の平行度、媒体の搬送方向
とヘッドのヘッド面に上記搬送方向に設けられた記録素
子列との間の平行度を高精度に調整することができ、記
録面とヘッド面との間隔を適正値に調整することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドが搭載
されたキャリッジ及びそのキャリッジを移動させながら
記録ヘッドを動作させて記録媒体に情報を記録する記録
装置に関する。
されたキャリッジ及びそのキャリッジを移動させながら
記録ヘッドを動作させて記録媒体に情報を記録する記録
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の記録装置の1つである大
型のプリンタは、記録媒体である例えば印刷用のロール
紙を供給する給紙部、給紙されたロール紙に情報を印刷
する印刷部、印刷されたロール紙を排出する排紙部がこ
の順で上部から配設された構成となっている。このよう
な大型の例えばインクジェット式プリンタを使用する場
合、使用者は、ロール紙を給紙部に収納してロール紙の
先端部を引き出す。そして、ロール紙の先端部を用紙搬
送面として作用する平坦な給紙ガイド上を通し、紙送り
ローラと従動ローラとの間に挟み込んでプリンタを起動
する。
型のプリンタは、記録媒体である例えば印刷用のロール
紙を供給する給紙部、給紙されたロール紙に情報を印刷
する印刷部、印刷されたロール紙を排出する排紙部がこ
の順で上部から配設された構成となっている。このよう
な大型の例えばインクジェット式プリンタを使用する場
合、使用者は、ロール紙を給紙部に収納してロール紙の
先端部を引き出す。そして、ロール紙の先端部を用紙搬
送面として作用する平坦な給紙ガイド上を通し、紙送り
ローラと従動ローラとの間に挟み込んでプリンタを起動
する。
【0003】すると、インクジェット式プリンタは、紙
送りローラを回転させてロール紙を用紙搬送案内面とし
て作用する平坦なプラテン上に送り出しながら、キャリ
ッジに搭載されたプリントヘッドを移動させつつプリン
トヘッドのノズル開口からインク滴を吐出して情報をロ
ール紙上に印刷する。そして、排紙ローラを回転させて
ロール紙を用紙搬送面として作用する平坦な排紙ガイド
上を通して外部に排出する。
送りローラを回転させてロール紙を用紙搬送案内面とし
て作用する平坦なプラテン上に送り出しながら、キャリ
ッジに搭載されたプリントヘッドを移動させつつプリン
トヘッドのノズル開口からインク滴を吐出して情報をロ
ール紙上に印刷する。そして、排紙ローラを回転させて
ロール紙を用紙搬送面として作用する平坦な排紙ガイド
上を通して外部に排出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、大型のイン
クジェット式プリンタでは、キャリッジが大型になると
共に、キャリッジを案内するガイド軸が長くなるので、
キャリッジ及びガイド軸自体の重さによりガイド軸の撓
みが大きくなり、印刷品質が悪化するという問題があ
る。このため、上述した従来のインクジェット式プリン
タでは、ガイド軸の途中部分をサイドフレームにより固
定支持し、ガイド軸の両端はサイドフレームから突出し
た構造とすることにより印刷品質の悪化を防止してい
る。
クジェット式プリンタでは、キャリッジが大型になると
共に、キャリッジを案内するガイド軸が長くなるので、
キャリッジ及びガイド軸自体の重さによりガイド軸の撓
みが大きくなり、印刷品質が悪化するという問題があ
る。このため、上述した従来のインクジェット式プリン
タでは、ガイド軸の途中部分をサイドフレームにより固
定支持し、ガイド軸の両端はサイドフレームから突出し
た構造とすることにより印刷品質の悪化を防止してい
る。
【0005】一方、一般に、インクジェット式プリンタ
の印刷品質を向上させるには、対向している印刷用紙の
印刷面とプリントヘッドのインク吐出面との間の平行
度、及び印刷用紙の搬送方向とプリントヘッドのインク
吐出面に上記搬送方向に設けられたノズル列との間の平
行度が高精度に調整されている必要がある。さらに、印
刷面とインク吐出面との間隔(以下、ペーパギャップと
いう)が適正値に調整されている必要がある。
の印刷品質を向上させるには、対向している印刷用紙の
印刷面とプリントヘッドのインク吐出面との間の平行
度、及び印刷用紙の搬送方向とプリントヘッドのインク
吐出面に上記搬送方向に設けられたノズル列との間の平
行度が高精度に調整されている必要がある。さらに、印
刷面とインク吐出面との間隔(以下、ペーパギャップと
いう)が適正値に調整されている必要がある。
【0006】印刷面とインク吐出面との間の平行度は、
印刷面とインク吐出面とが成す角度のうち、キャリッジ
の移動方向、すなわち主走査方向における角度(以下、
β角という)と印刷用紙の搬送方向、すなわち副走査方
向における角度(以下、γ角という)をできる限り零に
することにより調整可能である。また、印刷用紙の搬送
方向とノズル列との平行度は、同一平面内における主走
査方向とノズル列に直交する方向との成す角度(以下、
α角という)をできる限り零にすることにより調整可能
である。
印刷面とインク吐出面とが成す角度のうち、キャリッジ
の移動方向、すなわち主走査方向における角度(以下、
β角という)と印刷用紙の搬送方向、すなわち副走査方
向における角度(以下、γ角という)をできる限り零に
することにより調整可能である。また、印刷用紙の搬送
方向とノズル列との平行度は、同一平面内における主走
査方向とノズル列に直交する方向との成す角度(以下、
α角という)をできる限り零にすることにより調整可能
である。
【0007】ところが、従来の大型のインクジェット式
プリンタのようにガイド軸の途中部分をサイドフレーム
により固定支持する構造とした場合、小型のインクジェ
ット式プリンタで用いられているガイド軸のサイドフレ
ームにおける支持位置にβ角及びペーパギャップの調整
部材を設ける構造とすることができないという問題があ
る。
プリンタのようにガイド軸の途中部分をサイドフレーム
により固定支持する構造とした場合、小型のインクジェ
ット式プリンタで用いられているガイド軸のサイドフレ
ームにおける支持位置にβ角及びペーパギャップの調整
部材を設ける構造とすることができないという問題があ
る。
【0008】本発明は、上記のような課題に鑑みなされ
たものであり、その目的は、特に大型の記録装置におい
て、記録ヘッドの位置調整を完全に行うことができるキ
ャリッジ及びそれを備えた記録装置を提供することにあ
る。
たものであり、その目的は、特に大型の記録装置におい
て、記録ヘッドの位置調整を完全に行うことができるキ
ャリッジ及びそれを備えた記録装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明の請求項1に係るキャリッジでは、記録媒体に情報
を記録する記録ヘッドが搭載された第1部材及び前記第
1部材が装着され、前記記録媒体に情報を記録する際に
移動する第2部材とを有するキャリッジであって、前記
記録媒体の搬送方向と直交する方向の前記記録ヘッドの
傾き及び前記記録媒体の記録面に対して垂直方向の前記
記録ヘッドの高さを調整する第1の調整部と、前記記録
媒体の搬送方向の前記記録ヘッドの傾きを調整する第2
の調整部と、前記記録媒体の記録面内の前記記録ヘッド
の傾きを調整する第3の調整部とが前記第1部材に設け
られていることを特徴としている。
発明の請求項1に係るキャリッジでは、記録媒体に情報
を記録する記録ヘッドが搭載された第1部材及び前記第
1部材が装着され、前記記録媒体に情報を記録する際に
移動する第2部材とを有するキャリッジであって、前記
記録媒体の搬送方向と直交する方向の前記記録ヘッドの
傾き及び前記記録媒体の記録面に対して垂直方向の前記
記録ヘッドの高さを調整する第1の調整部と、前記記録
媒体の搬送方向の前記記録ヘッドの傾きを調整する第2
の調整部と、前記記録媒体の記録面内の前記記録ヘッド
の傾きを調整する第3の調整部とが前記第1部材に設け
られていることを特徴としている。
【0010】これにより、特に大型の記録装置におい
て、対向している記録媒体の記録面と記録ヘッドのヘッ
ド面との間の平行度、及び記録媒体の搬送方向と記録ヘ
ッドのヘッド面に上記搬送方向に設けられた記録素子列
との間の平行度を高精度に調整することができ、さら
に、記録面とヘッド面との間隔を適正値に調整すること
ができるので、記録品質を向上させることができる。
て、対向している記録媒体の記録面と記録ヘッドのヘッ
ド面との間の平行度、及び記録媒体の搬送方向と記録ヘ
ッドのヘッド面に上記搬送方向に設けられた記録素子列
との間の平行度を高精度に調整することができ、さら
に、記録面とヘッド面との間隔を適正値に調整すること
ができるので、記録品質を向上させることができる。
【0011】請求項2に係る発明では、請求項1に記載
のキャリッジにおいて、前記各調整部による調整は、偏
心した部材が回転することにより行われることを特徴と
している。これにより、記録ヘッドの位置調整を行う場
合は偏心部材を回すのみでよいので、記録ヘッドの位置
調整を容易かつ高精度に行うことができる。
のキャリッジにおいて、前記各調整部による調整は、偏
心した部材が回転することにより行われることを特徴と
している。これにより、記録ヘッドの位置調整を行う場
合は偏心部材を回すのみでよいので、記録ヘッドの位置
調整を容易かつ高精度に行うことができる。
【0012】請求項3に係る発明では、請求項1または
2に記載のキャリッジを備えた記録装置であって、前記
第2部材を前記第1部材と共に前記記録媒体の搬送方向
と直交する方向に移動させながら前記記録ヘッドを動作
させ、搬送されて来る前記記録媒体に情報を記録するこ
とを特徴としている。
2に記載のキャリッジを備えた記録装置であって、前記
第2部材を前記第1部材と共に前記記録媒体の搬送方向
と直交する方向に移動させながら前記記録ヘッドを動作
させ、搬送されて来る前記記録媒体に情報を記録するこ
とを特徴としている。
【0013】これにより、対向している記録媒体の記録
面と記録ヘッドのヘッド面との間の平行度、及び記録媒
体の搬送方向と記録ヘッドのヘッド面に上記搬送方向に
設けられた記録素子列との間の平行度を高精度に調整す
ることができ、さらに、記録面とヘッド面との間隔を適
正値に調整することができるので、記録品質を向上させ
ることができる。また、記録ヘッドの位置調整を行う場
合は偏心部材を回すのみでよいので、記録ヘッドの位置
調整を容易かつ高精度に行うことができる。
面と記録ヘッドのヘッド面との間の平行度、及び記録媒
体の搬送方向と記録ヘッドのヘッド面に上記搬送方向に
設けられた記録素子列との間の平行度を高精度に調整す
ることができ、さらに、記録面とヘッド面との間隔を適
正値に調整することができるので、記録品質を向上させ
ることができる。また、記録ヘッドの位置調整を行う場
合は偏心部材を回すのみでよいので、記録ヘッドの位置
調整を容易かつ高精度に行うことができる。
【0014】請求項4に係る発明では、請求項3に記載
の記録装置において、前記第1及び第2の調整部による
調整を行った後に、前記第1部材を前記第2部材に装着
し、前記第2部材を前記第1部材と共に前記記録媒体の
搬送方向と直交する方向に移動させながら前記記録ヘッ
ドを動作させて、前記第3の調整部による調整を行うこ
とを特徴としている。
の記録装置において、前記第1及び第2の調整部による
調整を行った後に、前記第1部材を前記第2部材に装着
し、前記第2部材を前記第1部材と共に前記記録媒体の
搬送方向と直交する方向に移動させながら前記記録ヘッ
ドを動作させて、前記第3の調整部による調整を行うこ
とを特徴としている。
【0015】これにより、第2部材に第1部材を装着す
る前に第1及び第2の調整部による調整を完了させてお
くことができるので、調整工数の効率を向上させること
ができる。
る前に第1及び第2の調整部による調整を完了させてお
くことができるので、調整工数の効率を向上させること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
施の形態について詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の実施の形態に係る記録装
置の1つであるインクジェット式プリンタの構成例を示
す斜視図であり、図2は、そのインクジェット式プリン
タの主要部の内部構成例を示す斜視図である。図1及び
図2に示すインクジェット式プリンタ100は、例えば
JIS規格のA0判やJIS規格のB0判といった比較
的大型のサイズの印刷用紙にまで印刷できる大型のプリ
ンタであり、給紙部110、印刷部120、排紙部13
0、脚部140がこの順で上部から配設された構成とな
っている。印刷部120と排紙部130は本体として一
体化されており、給紙部110及び脚部140とそれぞ
れ分離可能に構成されている。
置の1つであるインクジェット式プリンタの構成例を示
す斜視図であり、図2は、そのインクジェット式プリン
タの主要部の内部構成例を示す斜視図である。図1及び
図2に示すインクジェット式プリンタ100は、例えば
JIS規格のA0判やJIS規格のB0判といった比較
的大型のサイズの印刷用紙にまで印刷できる大型のプリ
ンタであり、給紙部110、印刷部120、排紙部13
0、脚部140がこの順で上部から配設された構成とな
っている。印刷部120と排紙部130は本体として一
体化されており、給紙部110及び脚部140とそれぞ
れ分離可能に構成されている。
【0018】給紙部110は、図1に示すように、本体
120、130の上部後方に突き出るように設けられて
いる。そして、給紙部110の内部には、図2に示すよ
うに、2本のロール紙(印刷用紙)がセット可能なロー
ル紙ホルダ111が斜め上下に設けられ、給紙部110
の前面には、図1及び図2に示すように、跳ね上げ式の
開閉可能なロール紙カバー112がロール紙ホルダ11
1を覆うように取り付けられている。
120、130の上部後方に突き出るように設けられて
いる。そして、給紙部110の内部には、図2に示すよ
うに、2本のロール紙(印刷用紙)がセット可能なロー
ル紙ホルダ111が斜め上下に設けられ、給紙部110
の前面には、図1及び図2に示すように、跳ね上げ式の
開閉可能なロール紙カバー112がロール紙ホルダ11
1を覆うように取り付けられている。
【0019】ロール紙ホルダ111は、図2に示すよう
に、ロール紙を保持するスピンドル113と、給紙部1
10の両側壁内面に取り付けられて、スピンドル113
の着脱及び懸架が可能な一対のスピンドル受け114、
115を備えている。そして、スピンドル113は、中
央にロール紙が装着された後、両端がスピンドル受け1
14、115に装着され、回転可能に軸支持されるよう
になっている。ロール紙カバー112は、図1及び図2
に示すように、上部が回動可能に支持されており、下部
を持って持ち上げ、あるいは押し下げることにより開閉
するようになっている。
に、ロール紙を保持するスピンドル113と、給紙部1
10の両側壁内面に取り付けられて、スピンドル113
の着脱及び懸架が可能な一対のスピンドル受け114、
115を備えている。そして、スピンドル113は、中
央にロール紙が装着された後、両端がスピンドル受け1
14、115に装着され、回転可能に軸支持されるよう
になっている。ロール紙カバー112は、図1及び図2
に示すように、上部が回動可能に支持されており、下部
を持って持ち上げ、あるいは押し下げることにより開閉
するようになっている。
【0020】印刷部120は、図2に示すように、プリ
ントヘッド121を搭載したキャリッジ122、プリン
トヘッド121と印刷を実行する為の図示しない制御部
とを接続するフレキシブルフラットケーブル(以下、F
FCという)123、プリントヘッド121とインクが
入った図示しないインクカートリッジとをつなぐインク
チューブ124、ロール紙を副走査方向に搬送する図示
しない紙送りローラ、ロール紙の浮き上がりを防止する
図示しない紙吸引手段等を備えている。そして、印刷部
120の上面及び前面には、図1及び図2に示すよう
に、上蓋125及び前蓋126がプリントヘッド121
やキャリッジ122等を覆うように取り付けられてい
る。
ントヘッド121を搭載したキャリッジ122、プリン
トヘッド121と印刷を実行する為の図示しない制御部
とを接続するフレキシブルフラットケーブル(以下、F
FCという)123、プリントヘッド121とインクが
入った図示しないインクカートリッジとをつなぐインク
チューブ124、ロール紙を副走査方向に搬送する図示
しない紙送りローラ、ロール紙の浮き上がりを防止する
図示しない紙吸引手段等を備えている。そして、印刷部
120の上面及び前面には、図1及び図2に示すよう
に、上蓋125及び前蓋126がプリントヘッド121
やキャリッジ122等を覆うように取り付けられてい
る。
【0021】プリントヘッド121は、ブラックインク
を吐出するブラックインク用プリントへッドと、イエロ
ー、ライトシアン、シアン、ライトマゼンタ、マゼンタ
等の各色のインクを吐出する複数のカラーインク用プリ
ントヘッドとを備えている。そして、プリントヘッド1
21は、圧力発生室とそれに繋がるノズル開口が設けら
れており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧で加
圧することにより、ノズル開口からロール紙に向けてコ
ントロールされた大きさのインク滴を吐出するようにな
っている。
を吐出するブラックインク用プリントへッドと、イエロ
ー、ライトシアン、シアン、ライトマゼンタ、マゼンタ
等の各色のインクを吐出する複数のカラーインク用プリ
ントヘッドとを備えている。そして、プリントヘッド1
21は、圧力発生室とそれに繋がるノズル開口が設けら
れており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧で加
圧することにより、ノズル開口からロール紙に向けてコ
ントロールされた大きさのインク滴を吐出するようにな
っている。
【0022】キャリッジ122は、図2に示すように、
主走査方向に設けられているレール127にコロを介し
て吊り下げられ、キャリッジベルト128に連結されて
おり、図示しないキャリッジ駆動装置によってキャリッ
ジベルト128が作動すると、キャリッジベルト128
の動きに連行され、レール127に案内されて往復移動
するようになっている。
主走査方向に設けられているレール127にコロを介し
て吊り下げられ、キャリッジベルト128に連結されて
おり、図示しないキャリッジ駆動装置によってキャリッ
ジベルト128が作動すると、キャリッジベルト128
の動きに連行され、レール127に案内されて往復移動
するようになっている。
【0023】FFC123は、一端が制御部のコネクタ
に接続され、他端がプリントヘッド121のコネクタに
接続されており、印刷信号を制御部からプリントヘッド
121に送るようになっている。インクチューブ124
は、各色のインク用が配設されており、図示しないイン
ク加圧供給手段を介して各一端が対応する各色のインク
カートリッジにつながれ、各他端が対応する各色のプリ
ントヘッド121につながれている。
に接続され、他端がプリントヘッド121のコネクタに
接続されており、印刷信号を制御部からプリントヘッド
121に送るようになっている。インクチューブ124
は、各色のインク用が配設されており、図示しないイン
ク加圧供給手段を介して各一端が対応する各色のインク
カートリッジにつながれ、各他端が対応する各色のプリ
ントヘッド121につながれている。
【0024】そして、インクチューブ124は、インク
加圧供給手段によって加圧された各色のインクをインク
カートリッジからプリントヘッド121に送るようにな
っている。前蓋126は、図1及び図2に示すように、
下部が回動可能に支持されており、上部を持って押し下
げ、あるいは押し上げることにより開閉するようになっ
ている。
加圧供給手段によって加圧された各色のインクをインク
カートリッジからプリントヘッド121に送るようにな
っている。前蓋126は、図1及び図2に示すように、
下部が回動可能に支持されており、上部を持って押し下
げ、あるいは押し上げることにより開閉するようになっ
ている。
【0025】排紙部130は、図1及び図2に示すよう
に、ロール紙を副走査方向に搬送する経路の一部を成す
排紙ガイド131と、ロール紙を副走査方向に搬送する
図示しない排紙ローラを備えている。また、排紙部13
0の前面側から見て右側には、図1及び図2に示すよう
に、インクカートリッジを収納保持するカートリッジホ
ルダ150が配設されている。
に、ロール紙を副走査方向に搬送する経路の一部を成す
排紙ガイド131と、ロール紙を副走査方向に搬送する
図示しない排紙ローラを備えている。また、排紙部13
0の前面側から見て右側には、図1及び図2に示すよう
に、インクカートリッジを収納保持するカートリッジホ
ルダ150が配設されている。
【0026】脚部140は、図1及び図2に示すよう
に、移動用のコロ141を有する2本の支持柱142
と、これらの支持柱142の間に掛け渡されている補強
棒143を備えている。そして、支持柱142の上部に
給紙部110及び本体120、130が載置されネジ止
め固定されるようになっている。
に、移動用のコロ141を有する2本の支持柱142
と、これらの支持柱142の間に掛け渡されている補強
棒143を備えている。そして、支持柱142の上部に
給紙部110及び本体120、130が載置されネジ止
め固定されるようになっている。
【0027】このような構成において、インクジェット
式プリンタ100を使用する場合は、先ず、給紙部11
0からロール紙ホルダ111を構成するスピンドル11
3を取り出し、図3に示すように、スピンドル113に
挿入されているロール紙押さえ113aをスピンドル1
13の一端から引き抜く。
式プリンタ100を使用する場合は、先ず、給紙部11
0からロール紙ホルダ111を構成するスピンドル11
3を取り出し、図3に示すように、スピンドル113に
挿入されているロール紙押さえ113aをスピンドル1
13の一端から引き抜く。
【0028】そして、図4に示すように、スピンドル1
13の一端をロール紙Rの軸穴Cの一端から挿入して貫
通させ、図5に示すように、ロール紙Rの軸穴Cの一端
をスピンドル113の他端側に挿入固定されているロー
ル紙押さえ113bにはめ込んで当接させる。続いて、
ロール紙押さえ113aをスピンドル113の一端から
挿入して、ロール紙Rの軸穴Cの他端にはめ込む。これ
により、ロール紙Rはスピンドル113と共に回転可能
となる。
13の一端をロール紙Rの軸穴Cの一端から挿入して貫
通させ、図5に示すように、ロール紙Rの軸穴Cの一端
をスピンドル113の他端側に挿入固定されているロー
ル紙押さえ113bにはめ込んで当接させる。続いて、
ロール紙押さえ113aをスピンドル113の一端から
挿入して、ロール紙Rの軸穴Cの他端にはめ込む。これ
により、ロール紙Rはスピンドル113と共に回転可能
となる。
【0029】次に、図6に示すように、ロール紙Rが挿
入されたスピンドル113の両端を持ってインクジェッ
ト式プリンタ100の前後方向に対して斜めに向けた状
態、すなわちロール紙Rが挿入されたスピンドル113
の他端側を一方のスピンドル受け114に向けた状態に
する。
入されたスピンドル113の両端を持ってインクジェッ
ト式プリンタ100の前後方向に対して斜めに向けた状
態、すなわちロール紙Rが挿入されたスピンドル113
の他端側を一方のスピンドル受け114に向けた状態に
する。
【0030】ここで、このスピンドル受け114は水平
方向に回転可能に構成されており、通常はスピンドル1
13の端部を受ける各スピンドル受け114、115の
窪み114a、115aは対向させておくが、ロール紙
Rが挿入されたスピンドル113をセットするときは、
図7に示すように、一方のスピンドル受け114を回転
させて他方のスピンドル受け115に対して約45度の
角度を付けておく。
方向に回転可能に構成されており、通常はスピンドル1
13の端部を受ける各スピンドル受け114、115の
窪み114a、115aは対向させておくが、ロール紙
Rが挿入されたスピンドル113をセットするときは、
図7に示すように、一方のスピンドル受け114を回転
させて他方のスピンドル受け115に対して約45度の
角度を付けておく。
【0031】その後、ロール紙Rが挿入されたスピンド
ル113の他端部を一方のスピンドル受け114の窪み
114aに掛け、ロール紙Rが挿入されたスピンドル1
13と共にそのスピンドル受け114を回転させる。そ
して、各スピンドル受け114、115の窪み114
a、115aを対向させて、ロール紙Rが挿入されたス
ピンドル113の一端部を他方のスピンドル受け115
の窪み115aに掛ける。これにより、ロール紙Rが挿
入されたスピンドル113を給紙部110に容易にセッ
トすることができる。
ル113の他端部を一方のスピンドル受け114の窪み
114aに掛け、ロール紙Rが挿入されたスピンドル1
13と共にそのスピンドル受け114を回転させる。そ
して、各スピンドル受け114、115の窪み114
a、115aを対向させて、ロール紙Rが挿入されたス
ピンドル113の一端部を他方のスピンドル受け115
の窪み115aに掛ける。これにより、ロール紙Rが挿
入されたスピンドル113を給紙部110に容易にセッ
トすることができる。
【0032】次に、図8に示すように、ロール紙Rの先
端を下方に引き出して印刷部120の搬送経路を通し、
さらに図9に示すように、排紙部130の搬送経路まで
通す。そして、図10に示すように、ロール紙Rを巻き
取り方向に回転させてロール紙Rの先端を例えば排紙ガ
イド131に形成されているマーカMに位置決めする。
その後、インクジェット式プリンタ100を起動して、
ロール紙Rを副走査方向に給紙しつつプリントヘッド1
21を主走査方向に移動させながらインク滴を吐出さ
せ、ロール紙Rに所定の情報を印刷して排紙する。
端を下方に引き出して印刷部120の搬送経路を通し、
さらに図9に示すように、排紙部130の搬送経路まで
通す。そして、図10に示すように、ロール紙Rを巻き
取り方向に回転させてロール紙Rの先端を例えば排紙ガ
イド131に形成されているマーカMに位置決めする。
その後、インクジェット式プリンタ100を起動して、
ロール紙Rを副走査方向に給紙しつつプリントヘッド1
21を主走査方向に移動させながらインク滴を吐出さ
せ、ロール紙Rに所定の情報を印刷して排紙する。
【0033】図11は、本発明の特徴的な部分であるキ
ャリッジの主要部を示す斜視図である。このインクジェ
ット式プリンタ100のキャリッジ122は、プリント
ヘッド121が搭載された図11に示す第1部材500
と、プリンタ本体側に予め取り付けられており、第1部
材500が装着されてロール紙に情報を印刷する際にレ
ール127に沿って移動する図示しない第2部材とを備
えている。
ャリッジの主要部を示す斜視図である。このインクジェ
ット式プリンタ100のキャリッジ122は、プリント
ヘッド121が搭載された図11に示す第1部材500
と、プリンタ本体側に予め取り付けられており、第1部
材500が装着されてロール紙に情報を印刷する際にレ
ール127に沿って移動する図示しない第2部材とを備
えている。
【0034】第1部材500は、図11に示すように、
2枚のフレーム510、520がL字状に組み合わさ
れ、その内側両サイドに2枚のサイドフレーム530が
組み合わされており、さらに、レール127にはめ込ま
れる図示しないベアリングを備えたプラスチックで成る
第1の台座540がフレーム510の図示背面側にネジ
止めされ、プリントヘッド121を備えたプラスチック
で成る第2の台座550がフレーム520の図示上面側
にネジ止めされた構造となっている。
2枚のフレーム510、520がL字状に組み合わさ
れ、その内側両サイドに2枚のサイドフレーム530が
組み合わされており、さらに、レール127にはめ込ま
れる図示しないベアリングを備えたプラスチックで成る
第1の台座540がフレーム510の図示背面側にネジ
止めされ、プリントヘッド121を備えたプラスチック
で成る第2の台座550がフレーム520の図示上面側
にネジ止めされた構造となっている。
【0035】そして、第1の台座540の図示上部両側
には、ロール紙の搬送方向と直交する方向のプリントヘ
ッド121の傾き及びロール紙の印刷面に対して垂直方
向のプリントヘッド121の高さを調整する第1の調整
部560がそれぞれ配設されている。また、第2の台座
550の一方のサイドフレーム530側には、ロール紙
の搬送方向のプリントヘッド121の傾きを調整する第
2の調整部570が配設されている。そして、第2の台
座550の両サイドフレーム530間には、ロール紙の
印刷面内のプリントヘッド121の傾きを調整する第3
の調整部580が配設されている。
には、ロール紙の搬送方向と直交する方向のプリントヘ
ッド121の傾き及びロール紙の印刷面に対して垂直方
向のプリントヘッド121の高さを調整する第1の調整
部560がそれぞれ配設されている。また、第2の台座
550の一方のサイドフレーム530側には、ロール紙
の搬送方向のプリントヘッド121の傾きを調整する第
2の調整部570が配設されている。そして、第2の台
座550の両サイドフレーム530間には、ロール紙の
印刷面内のプリントヘッド121の傾きを調整する第3
の調整部580が配設されている。
【0036】図12及び図13は、第1の調整部560
の詳細及び動作を示す側面図、図14及び図15は、第
2の調整部570の詳細及び動作を示す側面図、図16
及び図17は、第3の調整部580の詳細及び動作を示
す側面図である。なお、図14(A)と(B)及び図1
5(A)と(B)は、第2の調整部570の主要部を表
と裏から見た図である。
の詳細及び動作を示す側面図、図14及び図15は、第
2の調整部570の詳細及び動作を示す側面図、図16
及び図17は、第3の調整部580の詳細及び動作を示
す側面図である。なお、図14(A)と(B)及び図1
5(A)と(B)は、第2の調整部570の主要部を表
と裏から見た図である。
【0037】図11、図12及び図13に示すように、
第1の調整部560は、偏心カム561aと係止ピン5
61bが両端にそれぞれ一体形成された2つの調整レバ
ー561と、第1の台座540の図示上部両側にそれぞ
れ突出して設けられている当接部541及び半円弧状の
ギア部542と、第1の台座540の図示下部の2箇所
に突出して設けられている突出部543及びこれらの突
出部543とフレーム510間に連結された引張バネ5
44で概略構成されている。各調整レバー561は、偏
心カム561aの外周が当接部541の窪みに当接しな
がら、偏心カム561aがそれぞれ独立して回転可能な
ように、かつ、係止ピン561bがギア部542に噛み
合うように取り付けられている。
第1の調整部560は、偏心カム561aと係止ピン5
61bが両端にそれぞれ一体形成された2つの調整レバ
ー561と、第1の台座540の図示上部両側にそれぞ
れ突出して設けられている当接部541及び半円弧状の
ギア部542と、第1の台座540の図示下部の2箇所
に突出して設けられている突出部543及びこれらの突
出部543とフレーム510間に連結された引張バネ5
44で概略構成されている。各調整レバー561は、偏
心カム561aの外周が当接部541の窪みに当接しな
がら、偏心カム561aがそれぞれ独立して回転可能な
ように、かつ、係止ピン561bがギア部542に噛み
合うように取り付けられている。
【0038】すなわち、各調整レバー561は、偏心カ
ム561aの偏心軸を旋回中心として係止ピン561b
をギア部542に沿って旋回移動可能なように構成され
ている。そして、その旋回動作は、各調整レバー561
に設けられている半円弧状の規制スリット561c及び
この規制スリット561cを通ってギア部542に螺合
されている固定ネジ561dにより規制及び固定される
ようになっている。
ム561aの偏心軸を旋回中心として係止ピン561b
をギア部542に沿って旋回移動可能なように構成され
ている。そして、その旋回動作は、各調整レバー561
に設けられている半円弧状の規制スリット561c及び
この規制スリット561cを通ってギア部542に螺合
されている固定ネジ561dにより規制及び固定される
ようになっている。
【0039】このような構成において、使用者は調整レ
バー561のつまみ561eを持って係止ピン561b
をギア部542の所定位置まで旋回させる。すると、同
時に偏心カム561aは回転して引張バネ544を弾性
変形させながら当接部541を押し上げ、もしくは引張
バネ544の復元力により当接部541を引き下げる。
バー561のつまみ561eを持って係止ピン561b
をギア部542の所定位置まで旋回させる。すると、同
時に偏心カム561aは回転して引張バネ544を弾性
変形させながら当接部541を押し上げ、もしくは引張
バネ544の復元力により当接部541を引き下げる。
【0040】このとき、一方の調整レバー561のみを
動かすことにより、第1の台座540を図示矢印a方向
に回転させることができるので、ロール紙の搬送方向と
直交する方向のプリントヘッド121の傾きを調整する
ことができる。また、2つの調整レバー561を動かす
ことにより、第1の台座540を図示矢印b方向に上下
動させることができるので、ロール紙の印刷面に対して
垂直方向のプリントヘッド121の高さを調整すること
ができる。その後、各固定ネジ561dを締め付けて調
整レバー561を固定することにより、上記調整を完了
する。
動かすことにより、第1の台座540を図示矢印a方向
に回転させることができるので、ロール紙の搬送方向と
直交する方向のプリントヘッド121の傾きを調整する
ことができる。また、2つの調整レバー561を動かす
ことにより、第1の台座540を図示矢印b方向に上下
動させることができるので、ロール紙の印刷面に対して
垂直方向のプリントヘッド121の高さを調整すること
ができる。その後、各固定ネジ561dを締め付けて調
整レバー561を固定することにより、上記調整を完了
する。
【0041】図11、図14及び図15に示すように、
第2の調整部570は、係止ピン571aが一端に一体
形成された1つの調整レバー571と、サイドフレーム
530の図示前部側に設けられている半円弧状のギア部
531と、両サイドフレーム530間に回転可能に軸支
持され、かつ調整レバー571の他端に連結された偏心
軸572と、偏心軸572に接触している第2の台座5
50の図示前部側と両サイドフレーム530に対向して
設けられた突出部532間に連結された圧縮バネ533
で概略構成されている。調整レバー571は、係止ピン
571aがギア部531に噛み合うように取り付けられ
ている。
第2の調整部570は、係止ピン571aが一端に一体
形成された1つの調整レバー571と、サイドフレーム
530の図示前部側に設けられている半円弧状のギア部
531と、両サイドフレーム530間に回転可能に軸支
持され、かつ調整レバー571の他端に連結された偏心
軸572と、偏心軸572に接触している第2の台座5
50の図示前部側と両サイドフレーム530に対向して
設けられた突出部532間に連結された圧縮バネ533
で概略構成されている。調整レバー571は、係止ピン
571aがギア部531に噛み合うように取り付けられ
ている。
【0042】すなわち、調整レバー571は、偏心軸5
72を旋回中心として係止ピン571aをギア部531
に沿って旋回移動可能なように構成されている。そし
て、その旋回動作は、調整レバー571に設けられてい
る半円弧状の規制スリット571b及びこの規制スリッ
ト571bを通ってサイドフレーム530に螺合されて
いる固定ネジ571cにより規制及び固定されるように
なっている。
72を旋回中心として係止ピン571aをギア部531
に沿って旋回移動可能なように構成されている。そし
て、その旋回動作は、調整レバー571に設けられてい
る半円弧状の規制スリット571b及びこの規制スリッ
ト571bを通ってサイドフレーム530に螺合されて
いる固定ネジ571cにより規制及び固定されるように
なっている。
【0043】このような構成において、使用者は調整レ
バー571のつまみ571dを持って係止ピン571a
をギア部531の所定位置まで旋回させる。すると、同
時に偏心軸572は回転して圧縮バネ533を弾性変形
させながら第2の台座550の図示前部側を押し上げ、
もしくは圧縮バネ533の復元力により第2の台座55
0の図示前部側を引き下げる。
バー571のつまみ571dを持って係止ピン571a
をギア部531の所定位置まで旋回させる。すると、同
時に偏心軸572は回転して圧縮バネ533を弾性変形
させながら第2の台座550の図示前部側を押し上げ、
もしくは圧縮バネ533の復元力により第2の台座55
0の図示前部側を引き下げる。
【0044】これにより、第2の台座550を図示矢印
c方向に回転させることができるので、ロール紙の搬送
方向のプリントヘッド121の傾きを調整することがで
きる。その後、固定ネジ571cを締め付けて調整レバ
ー571を固定することにより、上記調整を完了する。
c方向に回転させることができるので、ロール紙の搬送
方向のプリントヘッド121の傾きを調整することがで
きる。その後、固定ネジ571cを締め付けて調整レバ
ー571を固定することにより、上記調整を完了する。
【0045】図11、図16及び図17に示すように、
第3の調整部580は、凸部581aと係止ピン581
bが両端にそれぞれ一体形成された1つの調整レバー5
81と、フレーム520の図示前部側の突出部521に
設けられている半円弧状のギア部522と、フレーム5
20の突出部521と第2の台座550の突出部551
間に連結された圧縮バネ552で概略構成されている。
調整レバー581は、係止ピン581bがギア部522
に噛み合うように、かつ調整レバー581の凸部581
aが第2の台座550の突出部551と当接するように
取り付けられている。
第3の調整部580は、凸部581aと係止ピン581
bが両端にそれぞれ一体形成された1つの調整レバー5
81と、フレーム520の図示前部側の突出部521に
設けられている半円弧状のギア部522と、フレーム5
20の突出部521と第2の台座550の突出部551
間に連結された圧縮バネ552で概略構成されている。
調整レバー581は、係止ピン581bがギア部522
に噛み合うように、かつ調整レバー581の凸部581
aが第2の台座550の突出部551と当接するように
取り付けられている。
【0046】すなわち、調整レバー581は、凸部58
1aから偏心した端部を旋回中心として係止ピン581
bをギア部522に沿って旋回移動可能なように構成さ
れている。そして、その旋回動作は、第2の台座550
の略中央両端と各サイドフレーム530との連結部55
3に螺合されている固定ネジ553aにより固定される
ようになっている。
1aから偏心した端部を旋回中心として係止ピン581
bをギア部522に沿って旋回移動可能なように構成さ
れている。そして、その旋回動作は、第2の台座550
の略中央両端と各サイドフレーム530との連結部55
3に螺合されている固定ネジ553aにより固定される
ようになっている。
【0047】このような構成において、使用者は調整レ
バー581を持って係止ピン581bをギア部522の
所定位置まで旋回させる。すると、同時に凸部581a
は圧縮バネ552を弾性変形させながら第2の台座55
0を図示左方へ押しやり、もしくは圧縮バネ552の復
元力により第2の台座550を図示右方へ押し戻す。
バー581を持って係止ピン581bをギア部522の
所定位置まで旋回させる。すると、同時に凸部581a
は圧縮バネ552を弾性変形させながら第2の台座55
0を図示左方へ押しやり、もしくは圧縮バネ552の復
元力により第2の台座550を図示右方へ押し戻す。
【0048】これにより、第2の台座550を図示矢印
d方向に回転させることができるので、ロール紙の印刷
面内のプリントヘッド121の傾きを調整することがで
きる。その後、固定ネジ553aを締め付けて調整レバ
ー581を固定することにより、上記調整を完了する。
d方向に回転させることができるので、ロール紙の印刷
面内のプリントヘッド121の傾きを調整することがで
きる。その後、固定ネジ553aを締め付けて調整レバ
ー581を固定することにより、上記調整を完了する。
【0049】ここで、インクジェット式プリンタ100
に上記キャリッジ122の第1部材500を組み込む際
は、先ず、第1及び第2の調整部560、570による
調整を行ってプリントヘッド121のノズル面の平面出
しを行う。そして、その後に第1部材500を第2部材
に装着する。次に、この第2部材を第1部材500と共
にロール紙の搬送方向と直交する方向に移動させながら
プリントヘッド121を動作させて、第3の調整部58
0による調整を行う。これにより、第2部材に第1部材
500を装着する前に第1及び第2の調整部560、5
70による調整を完了させておくことができるので、調
整工数の効率を向上させることができる。
に上記キャリッジ122の第1部材500を組み込む際
は、先ず、第1及び第2の調整部560、570による
調整を行ってプリントヘッド121のノズル面の平面出
しを行う。そして、その後に第1部材500を第2部材
に装着する。次に、この第2部材を第1部材500と共
にロール紙の搬送方向と直交する方向に移動させながら
プリントヘッド121を動作させて、第3の調整部58
0による調整を行う。これにより、第2部材に第1部材
500を装着する前に第1及び第2の調整部560、5
70による調整を完了させておくことができるので、調
整工数の効率を向上させることができる。
【0050】なお、上述した実施形態では、プリンタを
例に説明したが、これに限られるものではなく、記録媒
体の搬送案内部を有する記録装置、例えばファクシミリ
装置やコピー装置等にも適用可能である。
例に説明したが、これに限られるものではなく、記録媒
体の搬送案内部を有する記録装置、例えばファクシミリ
装置やコピー装置等にも適用可能である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るキャ
リッジ及び記録装置によれば、特に大型の記録装置にお
いて、対向している記録媒体の記録面と記録ヘッドのヘ
ッド面との間の平行度、及び記録媒体の搬送方向と記録
ヘッドのヘッド面に上記搬送方向に設けられた記録素子
列との間の平行度を高精度に調整することができ、さら
に、記録面とヘッド面との間隔を適正値に調整すること
ができるので、記録品質を向上させることができる。
リッジ及び記録装置によれば、特に大型の記録装置にお
いて、対向している記録媒体の記録面と記録ヘッドのヘ
ッド面との間の平行度、及び記録媒体の搬送方向と記録
ヘッドのヘッド面に上記搬送方向に設けられた記録素子
列との間の平行度を高精度に調整することができ、さら
に、記録面とヘッド面との間隔を適正値に調整すること
ができるので、記録品質を向上させることができる。
【図1】本発明の実施の形態に係るプリンタの構成例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図2】図1のプリンタの主要部の内部構成例を示す斜
視図である。
視図である。
【図3】図1のプリンタの使用手順を示す第1の図であ
る。
る。
【図4】図1のプリンタの使用手順を示す第2の図であ
る。
る。
【図5】図1のプリンタの使用手順を示す第3の図であ
る。
る。
【図6】図1のプリンタの使用手順を示す第4の図であ
る。
る。
【図7】図1のプリンタの使用手順を示す第5の図であ
る。
る。
【図8】図1のプリンタの使用手順を示す第6の図であ
る。
る。
【図9】図1のプリンタの使用手順を示す第7の図であ
る。
る。
【図10】図1のプリンタの使用手順を示す第8の図で
ある。
ある。
【図11】本発明の特徴的な部分であるキャリッジの第
1部材を示す斜視図である。
1部材を示す斜視図である。
【図12】図11に示す第1部材の第1の調整部の詳細
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図13】図11に示す第1部材の第1の調整部の動作
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図14】図11に示す第1部材の第2の調整部の詳細
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図15】図11に示す第1部材の第2の調整部の動作
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図16】図11に示す第1部材の第3の調整部の詳細
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図17】図11に示す第1部材の第3の調整部の動作
を示す側面図である。
を示す側面図である。
100 プリンタ 110 給紙部 111 ロール紙ホルダ 112 ロール紙カバー 113 スピンドル 114 スピンドル受け 115 スピンドル受け 120 印刷部 121 プリントヘッド 122 キャリッジ 123 FFC 124 インクチューブ 125 上蓋 126 前蓋 127 レール 128 キャリッジベルト 130 排紙部 131 排紙ガイド 132 サイドカバー 140 脚部 141 コロ 142 支持柱 143 補強棒 150 カートリッジホルダ 500 第1部材 510、520 フレーム 521 突出部 522 ギア部 530 サイドフレーム 531 ギア部 532 突出部 533 圧縮バネ 540 第1の台座 541 当接部 542 ギア部 543 突出部 544 引張バネ 550 第2の台座 551 突出部 552 圧縮バネ 553 連結部 553a 固定ネジ 560 第1の調整部 561 調整レバー 561a 偏心カム 561b 係止ピン 561c スリット 561d 固定ネジ 561e つまみ 570 第2の調整部 571 調整レバー 571a 係止ピン 571b スリット 571c 固定ネジ 571d つまみ 572 偏心軸 580 第3の調整部 581 調整レバー 581a 凸部 581b 係止ピン
Claims (4)
- 【請求項1】 記録媒体に情報を記録する記録ヘッドが
搭載された第1部材及び前記第1部材が装着され、前記
記録媒体に情報を記録する際に移動する第2部材とを有
するキャリッジであって、 前記記録媒体の搬送方向と直交する方向の前記記録ヘッ
ドの傾き及び前記記録媒体の記録面に対して垂直方向の
前記記録ヘッドの高さを調整する第1の調整部と、 前記記録媒体の搬送方向の前記記録ヘッドの傾きを調整
する第2の調整部と、 前記記録媒体の記録面内の前記記録ヘッドの傾きを調整
する第3の調整部とが前記第1部材に設けられているこ
とを特徴とするキャリッジ。 - 【請求項2】 前記各調整部による調整は、偏心した部
材が回転することにより行われることを特徴とする請求
項1に記載のキャリッジ。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載のキャリッジを
備え、 前記第2部材を前記第1部材と共に前記記録媒体の搬送
方向と直交する方向に移動させながら前記記録ヘッドを
動作させ、搬送されて来る前記記録媒体に情報を記録す
ることを特徴とする記録装置。 - 【請求項4】 前記第1及び第2の調整部による調整を
行った後に、前記第1部材を前記第2部材に装着し、前
記第2部材を前記第1部材と共に前記記録媒体の搬送方
向と直交する方向に移動させながら前記記録ヘッドを動
作させて、前記第3の調整部による調整を行うことを特
徴とする請求項3に記載の記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001002702A JP2002205439A (ja) | 2001-01-10 | 2001-01-10 | キャリッジ及びそれを備えた記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001002702A JP2002205439A (ja) | 2001-01-10 | 2001-01-10 | キャリッジ及びそれを備えた記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002205439A true JP2002205439A (ja) | 2002-07-23 |
Family
ID=18871167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001002702A Withdrawn JP2002205439A (ja) | 2001-01-10 | 2001-01-10 | キャリッジ及びそれを備えた記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002205439A (ja) |
Cited By (6)
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