JP2002205145A - 鋳型搬送装置 - Google Patents
鋳型搬送装置Info
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- JP2002205145A JP2002205145A JP2001004743A JP2001004743A JP2002205145A JP 2002205145 A JP2002205145 A JP 2002205145A JP 2001004743 A JP2001004743 A JP 2001004743A JP 2001004743 A JP2001004743 A JP 2001004743A JP 2002205145 A JP2002205145 A JP 2002205145A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鋳型造型機が作動する待時間を少なくして鋳
造ラインの効率を向上できる鋳型搬送装置を得る。 【解決手段】 ひとつの鋳型に対応する各領域毎にロー
ラが駆動されるドライブユニットを複数連設し、各領域
毎のローラ上で鋳型を下流に搬出すると共に上流から搬
入する鋳型搬送装置であって、下流の鋳型搬出信号に直
ちに追動して、自領域ドライブユニット内に上流から鋳
型を搬入する。そして、追動までの時間を0.2〜2秒
とする。
造ラインの効率を向上できる鋳型搬送装置を得る。 【解決手段】 ひとつの鋳型に対応する各領域毎にロー
ラが駆動されるドライブユニットを複数連設し、各領域
毎のローラ上で鋳型を下流に搬出すると共に上流から搬
入する鋳型搬送装置であって、下流の鋳型搬出信号に直
ちに追動して、自領域ドライブユニット内に上流から鋳
型を搬入する。そして、追動までの時間を0.2〜2秒
とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローラが駆動され
るドライブユニットを用いた鋳型搬送装置に関する。
るドライブユニットを用いた鋳型搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋳型搬送装置の一例を、図3の鋳造ライ
ン10の概略平面図をもとに説明する。図3の鋳造ライ
ン10では、先ず、図の右下近くに配置された鋳型造型
機11により、下型12a又は上型12bが交互に造型
され、プッシャシリンダPS1で押し出しまたクッショ
ンシリンダCS1で衝撃を吸収して受け止めて順々に中
子納めライン13に送り出される。次に、中子納めライ
ン13で下型12a内に中子が納められる。次に、型合
わせ装置14で下型12aに反転した上型12bを載置
して型合わせ一体化し鋳型12とされる。次に、平面視
で屈折形状とした折り返しライン15に、プッシャシリ
ンダPS2、クッションシリンダCS2で送り出され
る。次に、プッシャシリンダPS3、クッションシリン
ダCS3、プッシャシリンダPS4、クッションシリン
ダCS4、プッシャシリンダPS5を順次作動させ、ス
トレージライン15に送り出される。そして、ストレー
ジライン16では詳細を後述する複数のドライブユニッ
トDU1〜17で、鋳型12を自領域から下流側に移し
て注湯装置17まで搬送される。注湯装置17は、溶解
炉(図示せず)から受湯した溶湯を保持し、溶湯の温度
低下による湯境や不廻りなどを無くして高品質な鋳物と
するため、保持した溶湯を一気に10〜30個の鋳型1
2に注湯する。次に、注湯された鋳型12cは、プッシ
ャシリンダPS6、クッションシリンダCS6で冷却ラ
イン18に搬送され、更にプッシャシリンダPS7、ク
ッションシリンダCS7を順次作動され、鋳型12c内
で鋳物の冷却が行われる。次に、鋳型12cは枠分離装
置19に搬送され、この枠分離装置19で、鋳物、鋳物
砂、及び下型12a造型に用いる下鋳枠12d、上型1
2b造型に用いる上鋳枠12eに分離される。更に、枠
戻しライン20に、プッシャシリンダPS8、クッショ
ンシリンダCS8を順次作動させ、下鋳枠12d、下鋳
枠12eを交互に鋳型造型機11まで搬送される。この
ように、鋳造ライン10には、造型前後また注湯前後の
鋳型や鋳枠を順次自動的に循環して搬送する鋳型搬送装
置が用いられている。
ン10の概略平面図をもとに説明する。図3の鋳造ライ
ン10では、先ず、図の右下近くに配置された鋳型造型
機11により、下型12a又は上型12bが交互に造型
され、プッシャシリンダPS1で押し出しまたクッショ
ンシリンダCS1で衝撃を吸収して受け止めて順々に中
子納めライン13に送り出される。次に、中子納めライ
ン13で下型12a内に中子が納められる。次に、型合
わせ装置14で下型12aに反転した上型12bを載置
して型合わせ一体化し鋳型12とされる。次に、平面視
で屈折形状とした折り返しライン15に、プッシャシリ
ンダPS2、クッションシリンダCS2で送り出され
る。次に、プッシャシリンダPS3、クッションシリン
ダCS3、プッシャシリンダPS4、クッションシリン
ダCS4、プッシャシリンダPS5を順次作動させ、ス
トレージライン15に送り出される。そして、ストレー
ジライン16では詳細を後述する複数のドライブユニッ
トDU1〜17で、鋳型12を自領域から下流側に移し
て注湯装置17まで搬送される。注湯装置17は、溶解
炉(図示せず)から受湯した溶湯を保持し、溶湯の温度
低下による湯境や不廻りなどを無くして高品質な鋳物と
するため、保持した溶湯を一気に10〜30個の鋳型1
2に注湯する。次に、注湯された鋳型12cは、プッシ
ャシリンダPS6、クッションシリンダCS6で冷却ラ
イン18に搬送され、更にプッシャシリンダPS7、ク
ッションシリンダCS7を順次作動され、鋳型12c内
で鋳物の冷却が行われる。次に、鋳型12cは枠分離装
置19に搬送され、この枠分離装置19で、鋳物、鋳物
砂、及び下型12a造型に用いる下鋳枠12d、上型1
2b造型に用いる上鋳枠12eに分離される。更に、枠
戻しライン20に、プッシャシリンダPS8、クッショ
ンシリンダCS8を順次作動させ、下鋳枠12d、下鋳
枠12eを交互に鋳型造型機11まで搬送される。この
ように、鋳造ライン10には、造型前後また注湯前後の
鋳型や鋳枠を順次自動的に循環して搬送する鋳型搬送装
置が用いられている。
【0003】さて、図3に示すような通常の鋳造ライン
10では、例えば、鋳型造型機11による1組の鋳型1
2の造型時間が30秒で、注湯装置17による1組の鋳
型12への注湯時間が15秒など、造型時間に比較して
注湯時間が短い。このため、ストレージライン16の搬
送装置は、中子納めライン13、折り返しライン15、
冷却ライン18などのプッシャシリンダやクッションシ
リンダなどの搬送装置と機構を変えて、鋳型を自領域か
ら下流側に搬送する時間を短くしている。
10では、例えば、鋳型造型機11による1組の鋳型1
2の造型時間が30秒で、注湯装置17による1組の鋳
型12への注湯時間が15秒など、造型時間に比較して
注湯時間が短い。このため、ストレージライン16の搬
送装置は、中子納めライン13、折り返しライン15、
冷却ライン18などのプッシャシリンダやクッションシ
リンダなどの搬送装置と機構を変えて、鋳型を自領域か
ら下流側に搬送する時間を短くしている。
【0004】図4は、特開平5−69927号公報に開
示されるストレージライン用の従来の鋳型搬送装置(特
開平5−69927号公報での図1を左右反転して示
す)の断面図である。図4の鋳型搬送装置は、一対のコ
ンベヤフレーム21間に軸受22により一定ピッチで回
転自在に取付けた多数の回転軸23と、この各回転軸2
3に一体に嵌着した鋳型搬送ローラ24と、一つの鋳型
Wに対応する各領域内にある一連の鋳型搬送ローラ24
を、エンドレスチェン33を介して駆動するインバータ
モータ32とを有するドライブユニット31を順次設け
構成している。そして、各領域のドライブユニット31
には、鋳型Wを検知して各ドライブユニット31を制御
する減速用センサ41及び停止用センサ42を取付板4
3により設け、各ドライブユニット31毎に鋳型Wの有
無をそれぞれ自領域のセンサ41、42により検知し、
鋳型Wがないときは自領域および上流側のドライブユニ
ット31に鋳型搬送指令を与えて、上流側から鋳型Wの
搬入を受けることで、鋳型Wを衝突させることなく密に
ストレージするとしている。
示されるストレージライン用の従来の鋳型搬送装置(特
開平5−69927号公報での図1を左右反転して示
す)の断面図である。図4の鋳型搬送装置は、一対のコ
ンベヤフレーム21間に軸受22により一定ピッチで回
転自在に取付けた多数の回転軸23と、この各回転軸2
3に一体に嵌着した鋳型搬送ローラ24と、一つの鋳型
Wに対応する各領域内にある一連の鋳型搬送ローラ24
を、エンドレスチェン33を介して駆動するインバータ
モータ32とを有するドライブユニット31を順次設け
構成している。そして、各領域のドライブユニット31
には、鋳型Wを検知して各ドライブユニット31を制御
する減速用センサ41及び停止用センサ42を取付板4
3により設け、各ドライブユニット31毎に鋳型Wの有
無をそれぞれ自領域のセンサ41、42により検知し、
鋳型Wがないときは自領域および上流側のドライブユニ
ット31に鋳型搬送指令を与えて、上流側から鋳型Wの
搬入を受けることで、鋳型Wを衝突させることなく密に
ストレージするとしている。
【0005】図4に示す従来の鋳型搬送装置での鋳型の
搬送について、図5をもとに更に説明する。なお、図5
(a)はドライブユニット31bにある鋳型Wbの搬出
前を示す断面図であり、図5(b)は鋳型Wbの搬出後
でかつドライブユニット31cにある鋳型Wcの搬入前
を示す断面図である。先ず、図5(a)に示すように、
ドライブユニット31aに鋳型が無いことが検知され、
上流側のドライブユニット31b上にある鋳型Wbがド
ライブユニット31a内に搬入(矢印Bで示す)され
る。次に、図5(b)に示すように、ドライブユニット
31b内に鋳型が無いことが検知され、更に上流側のド
ライブユニット31c上にある鋳型Wcがドライブユニ
ット31bに搬入(矢印Cで示す)される。
搬送について、図5をもとに更に説明する。なお、図5
(a)はドライブユニット31bにある鋳型Wbの搬出
前を示す断面図であり、図5(b)は鋳型Wbの搬出後
でかつドライブユニット31cにある鋳型Wcの搬入前
を示す断面図である。先ず、図5(a)に示すように、
ドライブユニット31aに鋳型が無いことが検知され、
上流側のドライブユニット31b上にある鋳型Wbがド
ライブユニット31a内に搬入(矢印Bで示す)され
る。次に、図5(b)に示すように、ドライブユニット
31b内に鋳型が無いことが検知され、更に上流側のド
ライブユニット31c上にある鋳型Wcがドライブユニ
ット31bに搬入(矢印Cで示す)される。
【0006】図6は、図4及び図5の鋳型搬送装置のタ
イムチャートを示す図である。なお、図6で、横軸は経
過時間(T)であり、縦軸は各ドライブユニット及び鋳
型造型機の作動(四角枠)の1サイクル分を示し、図6
ではドライブユニット数を17(DU1〜DU17)と
している。図6に示すように、各領域毎のドライブユニ
ットDU1〜DU17は全て、下流のドライブユニット
内に鋳型を搬出したのを確認後、上流のドライブユニッ
ト内から自領域に鋳型を搬入している。
イムチャートを示す図である。なお、図6で、横軸は経
過時間(T)であり、縦軸は各ドライブユニット及び鋳
型造型機の作動(四角枠)の1サイクル分を示し、図6
ではドライブユニット数を17(DU1〜DU17)と
している。図6に示すように、各領域毎のドライブユニ
ットDU1〜DU17は全て、下流のドライブユニット
内に鋳型を搬出したのを確認後、上流のドライブユニッ
ト内から自領域に鋳型を搬入している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の鋳型搬送装置
を、図3のような鋳造ライン10に用いた場合、ドライ
ブユニットDU1〜DU17内全てに鋳型12がある
と、注湯装置17で最下流のドライブユニットDU1に
ある鋳型12に注湯を開始しても、最上流にあるドライ
ブユニットDU17が空でないので、この最上流にある
ドライブユニットDU17に鋳型を搬入することができ
ない。そして、各ドライブユニットの下流のドライブユ
ニットへの鋳型搬送時間(t2)が5秒の場合、ドライ
ブユニット数が17では、5秒×17=105秒の間、
最上流のドライブユニットDU17に鋳型を搬送するこ
とができない。
を、図3のような鋳造ライン10に用いた場合、ドライ
ブユニットDU1〜DU17内全てに鋳型12がある
と、注湯装置17で最下流のドライブユニットDU1に
ある鋳型12に注湯を開始しても、最上流にあるドライ
ブユニットDU17が空でないので、この最上流にある
ドライブユニットDU17に鋳型を搬入することができ
ない。そして、各ドライブユニットの下流のドライブユ
ニットへの鋳型搬送時間(t2)が5秒の場合、ドライ
ブユニット数が17では、5秒×17=105秒の間、
最上流のドライブユニットDU17に鋳型を搬送するこ
とができない。
【0008】そして、この間は鋳型造型機11で鋳型を
造型することができず、また鋳型造型機11内に下鋳枠
12d又は上鋳枠12eを搬送できず、結果的には、搬
送装置全体が運転できずに鋳造ライン10の効率を低下
させてしまう。
造型することができず、また鋳型造型機11内に下鋳枠
12d又は上鋳枠12eを搬送できず、結果的には、搬
送装置全体が運転できずに鋳造ライン10の効率を低下
させてしまう。
【0009】従って本発明の課題は、鋳型造型機が作動
する待時間を少なくして鋳造ラインの効率を向上できる
鋳型搬送装置を得ることにある。
する待時間を少なくして鋳造ラインの効率を向上できる
鋳型搬送装置を得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明は、ひとつの鋳
型に対応する各領域毎にローラが駆動されるドライブユ
ニットを複数連設し、前記各領域毎のローラ上で鋳型を
下流に搬出すると共に上流から搬入する鋳型搬送装置で
あって、前記下流の鋳型搬出信号に直ちに追動して、自
領域ドライブユニット内に上流から鋳型を搬入すること
を特徴とする。下流の鋳型搬出信号に直ちに追動して、
自領域ドライブユニット内に上流から鋳型を搬入するこ
とで、自領域ドライブユニット内に鋳型を空にすること
なく順次鋳型の搬出及び搬入が行われる。そして、ドラ
イブユニットを複数連設した最上流のドライブユニット
に、更に上流から鋳型が搬送でき、結果的には、鋳型造
型機が作動する待時間を少なくして鋳造ラインの効率が
向上する。
型に対応する各領域毎にローラが駆動されるドライブユ
ニットを複数連設し、前記各領域毎のローラ上で鋳型を
下流に搬出すると共に上流から搬入する鋳型搬送装置で
あって、前記下流の鋳型搬出信号に直ちに追動して、自
領域ドライブユニット内に上流から鋳型を搬入すること
を特徴とする。下流の鋳型搬出信号に直ちに追動して、
自領域ドライブユニット内に上流から鋳型を搬入するこ
とで、自領域ドライブユニット内に鋳型を空にすること
なく順次鋳型の搬出及び搬入が行われる。そして、ドラ
イブユニットを複数連設した最上流のドライブユニット
に、更に上流から鋳型が搬送でき、結果的には、鋳型造
型機が作動する待時間を少なくして鋳造ラインの効率が
向上する。
【0011】第2発明は、第1発明の鋳型搬送装置にお
いて、前記追動までの時間を0.2〜2秒としているこ
とを特徴とする。追動までの時間が0.2秒未満では、
下流の鋳型に自領域ドライブユニットから搬出する鋳型
が衝突して型壊れを起こすおそれがある。一方、追動ま
での時間が2秒を超えると、上流から自領域ドライブユ
ニットに鋳型を搬入するまでの時間が長くなって、鋳造
ラインの効率が低下する。従って、追動するまでの時間
を0.2〜2秒とする。
いて、前記追動までの時間を0.2〜2秒としているこ
とを特徴とする。追動までの時間が0.2秒未満では、
下流の鋳型に自領域ドライブユニットから搬出する鋳型
が衝突して型壊れを起こすおそれがある。一方、追動ま
での時間が2秒を超えると、上流から自領域ドライブユ
ニットに鋳型を搬入するまでの時間が長くなって、鋳造
ラインの効率が低下する。従って、追動するまでの時間
を0.2〜2秒とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図1乃
至図3に基づき詳細に説明する。図1は、図3のストレ
ージライン16に用いられる鋳型搬送装置であり、
(a)は各領域のドライブユニット上に鋳型が停止中の
断面図、(b)は下流の鋳型搬出信号に追動して、自領
域ドライブユニット内に上流から鋳型を搬入中の断面図
である。図1で、鋳型搬送装置は、ひとつの鋳型に対応
する各領域毎に各ローラ14a、14b、14cが駆動
される各ドライブユニット11a、11b、11cと、
各領域のドライブユニット11a、11b、11c毎に
設けて各鋳型Wa、Wb、Wcを検知して各ドライブユ
ニット11a、11b、11cを制御する各センサ18
a、18b、18cとを有し、各領域毎のローラ上で鋳
型を下流に搬出すると共に上流から搬入するようにして
いる。そして、下流の鋳型が搬出すると、鋳型後端の有
無を各センサ18a、18b、18cで検出し、この搬
出信号に直ちに追動して、自領域ドライブユニット内に
上流から鋳型を搬入するようにしている。
至図3に基づき詳細に説明する。図1は、図3のストレ
ージライン16に用いられる鋳型搬送装置であり、
(a)は各領域のドライブユニット上に鋳型が停止中の
断面図、(b)は下流の鋳型搬出信号に追動して、自領
域ドライブユニット内に上流から鋳型を搬入中の断面図
である。図1で、鋳型搬送装置は、ひとつの鋳型に対応
する各領域毎に各ローラ14a、14b、14cが駆動
される各ドライブユニット11a、11b、11cと、
各領域のドライブユニット11a、11b、11c毎に
設けて各鋳型Wa、Wb、Wcを検知して各ドライブユ
ニット11a、11b、11cを制御する各センサ18
a、18b、18cとを有し、各領域毎のローラ上で鋳
型を下流に搬出すると共に上流から搬入するようにして
いる。そして、下流の鋳型が搬出すると、鋳型後端の有
無を各センサ18a、18b、18cで検出し、この搬
出信号に直ちに追動して、自領域ドライブユニット内に
上流から鋳型を搬入するようにしている。
【0013】図2は、図1の鋳型搬送装置のタイムチャ
ートを示す図である。なお、図2で、横軸は経過時間
(T)であり、縦軸は各ドライブユニット及び鋳型造型
機の作動(四角枠)の1サイクル分を示し、図2ではド
ライブユニット数を17(DU1〜DU17)としてい
る。図2に示すように、各領域毎のドライブユニットD
U1〜DU17は、下流のドライブユニットの鋳型搬出
信号に追動して、自領域ドライブユニット内に上流から
鋳型を搬入している。そして、各ドライブユニットDU
1〜DU17は追動までの時間を0.2〜2秒としてい
る。
ートを示す図である。なお、図2で、横軸は経過時間
(T)であり、縦軸は各ドライブユニット及び鋳型造型
機の作動(四角枠)の1サイクル分を示し、図2ではド
ライブユニット数を17(DU1〜DU17)としてい
る。図2に示すように、各領域毎のドライブユニットD
U1〜DU17は、下流のドライブユニットの鋳型搬出
信号に追動して、自領域ドライブユニット内に上流から
鋳型を搬入している。そして、各ドライブユニットDU
1〜DU17は追動までの時間を0.2〜2秒としてい
る。
【0014】実施の形態の鋳型搬送装置を、図3のよう
な鋳造ライイン10に用いた場合について説明する。ド
ライブユニットDU1〜DU17内全てに鋳型12があ
っても、下流の鋳型搬出信号に直ちに追動して、自領域
ドライブユニット内に上流から鋳型12を搬入するの
で、自領域ドライブユニット内に鋳型12を空にするこ
となく順次鋳型12の搬出及び搬入が行われる。そし
て、最上流のドライブユニットDU17に向け更に上流
から鋳型12を搬送でき、結果的には、鋳型造型機11
が作動するまでの待時間を少なくする。
な鋳造ライイン10に用いた場合について説明する。ド
ライブユニットDU1〜DU17内全てに鋳型12があ
っても、下流の鋳型搬出信号に直ちに追動して、自領域
ドライブユニット内に上流から鋳型12を搬入するの
で、自領域ドライブユニット内に鋳型12を空にするこ
となく順次鋳型12の搬出及び搬入が行われる。そし
て、最上流のドライブユニットDU17に向け更に上流
から鋳型12を搬送でき、結果的には、鋳型造型機11
が作動するまでの待時間を少なくする。
【0015】追動までの時間が0.2〜2秒であれば、
ドライブユニット数が17の場合には、ドライブユニッ
トDU17が下流のドライブユニット16に鋳型を搬出
して自領域を空にするまでの時間は、(0.2〜2)秒
×17=(3.4〜34)秒となる。そして、鋳型造型
機11を停止する時間も少なくなって鋳造ライン10全
体の効率が向上する。
ドライブユニット数が17の場合には、ドライブユニッ
トDU17が下流のドライブユニット16に鋳型を搬出
して自領域を空にするまでの時間は、(0.2〜2)秒
×17=(3.4〜34)秒となる。そして、鋳型造型
機11を停止する時間も少なくなって鋳造ライン10全
体の効率が向上する。
【0016】
【発明の効果】以上、詳細に説明のとおり、本発明の鋳
型搬送装置によれば、鋳型造型機が作動する待時間を少
なくして鋳造ラインの効率が向上する。
型搬送装置によれば、鋳型造型機が作動する待時間を少
なくして鋳造ラインの効率が向上する。
【図1】実施の形態の鋳型搬送装置であり、(a)は各
領域のドライブユニット上に鋳型が停止中の断面図、
(b)は下流の鋳型搬出信号に追動して、自領域ドライ
ブユニット内に上流から鋳型を搬入中の断面図である。
領域のドライブユニット上に鋳型が停止中の断面図、
(b)は下流の鋳型搬出信号に追動して、自領域ドライ
ブユニット内に上流から鋳型を搬入中の断面図である。
【図2】図1の鋳型搬送装置のタイムチャートを示す図
である。
である。
【図3】鋳造ラインの一例の概略平面図である。
【図4】特開平5−69927号公報に開示されるスト
レージライン用の従来の鋳型搬送装置の断面図である。
レージライン用の従来の鋳型搬送装置の断面図である。
【図5】図4の鋳型搬送装置での、(a)はドライブユ
ニット31bにある鋳型Wbの搬出前を示す断面図であ
り、図5(b)は鋳型Wbの搬出後でかつドライブユニ
ット31cにある鋳型Wcの搬入前を示す断面図であ
る。
ニット31bにある鋳型Wbの搬出前を示す断面図であ
り、図5(b)は鋳型Wbの搬出後でかつドライブユニ
ット31cにある鋳型Wcの搬入前を示す断面図であ
る。
【図6】図4及び図5の鋳型搬送装置のタイムチャート
を示す図である。
を示す図である。
10:鋳造ライン 11:鋳型造型機 11a,11b,11c,DU1〜DU17:ドライブ
ユニット 12,12c,W,Wa,Wb,Wc,Wd:鋳型 12a:下型 12b:上型 12d:下鋳枠 12e:上鋳枠 13:中子納めライン 14:型合わせ装置 14a,14b,14c:ローラー 15:折り返しライン 16:ストレージライン 17:注湯装置 18:冷却ライン 18a,18b,18c:センサ 19:枠分離装置 20:枠戻しライン 31,31a,31b,31c:ドライブユニット CS1〜CS8:クッションシリンダ PS1〜PS8:プッシャシリンダ T:経過時間 t1:追動までの時間 t2:鋳型搬送時間
ユニット 12,12c,W,Wa,Wb,Wc,Wd:鋳型 12a:下型 12b:上型 12d:下鋳枠 12e:上鋳枠 13:中子納めライン 14:型合わせ装置 14a,14b,14c:ローラー 15:折り返しライン 16:ストレージライン 17:注湯装置 18:冷却ライン 18a,18b,18c:センサ 19:枠分離装置 20:枠戻しライン 31,31a,31b,31c:ドライブユニット CS1〜CS8:クッションシリンダ PS1〜PS8:プッシャシリンダ T:経過時間 t1:追動までの時間 t2:鋳型搬送時間
Claims (2)
- 【請求項1】 ひとつの鋳型に対応する各領域毎にロー
ラが駆動されるドライブユニットを複数連設し、前記各
領域毎のローラ上で鋳型を下流に搬出すると共に上流か
ら搬入する鋳型搬送装置であって、前記下流の鋳型搬出
信号に直ちに追動して、自領域ドライブユニット内に上
流から鋳型を搬入することを特徴とする鋳型搬送装置。 - 【請求項2】 前記追動までの時間を0.2〜2秒とし
ていることを特徴とする請求項1に記載の鋳型搬送装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001004743A JP2002205145A (ja) | 2001-01-12 | 2001-01-12 | 鋳型搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001004743A JP2002205145A (ja) | 2001-01-12 | 2001-01-12 | 鋳型搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002205145A true JP2002205145A (ja) | 2002-07-23 |
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ID=18872889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001004743A Pending JP2002205145A (ja) | 2001-01-12 | 2001-01-12 | 鋳型搬送装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2002205145A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-01-12 JP JP2001004743A patent/JP2002205145A/ja active Pending
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