JP2002204876A - 遊技機における回路基板の閉止構造 - Google Patents

遊技機における回路基板の閉止構造

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JP2002204876A
JP2002204876A JP2001003035A JP2001003035A JP2002204876A JP 2002204876 A JP2002204876 A JP 2002204876A JP 2001003035 A JP2001003035 A JP 2001003035A JP 2001003035 A JP2001003035 A JP 2001003035A JP 2002204876 A JP2002204876 A JP 2002204876A
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locking
circuit board
base
cover body
gaming machine
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JP2001003035A
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Shuhei Kadoya
周平 門矢
Hisayoshi Sato
久芳 佐藤
Wakichi Yamaoka
和吉 山岡
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Adachi Light Inc
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Adachi Light Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバー体または基板ケース自体を外せなくし
て内部に収納された回路基板のROM等を交換して勝手
に改造するといった不正をすることができない遊技機に
おける回路基板の閉止構造を提供する。 【解決手段】 遊技機裏側の適宜位置に、遊技機の動作
状態を制御するための回路基板18と基体17とカバー
体19とからなる基板ケース15を取り付けるための取
付領域16を形成し、該取付領域16に基板ケース15
を取付けると共に、前記回路基板18を基体17とカバ
ー体19内に封止する閉止構造であって、係止手段4
9,50により前記取付領域16に基体17を固着する
と共に、係止具26によりカバー体19の開封および基
板ケース15の取外しを阻止するようにしたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の遊
技機における動作状態を制御するための回路基板を収容
して封止状態に止着するための構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の遊技機には所定個所に
その遊技動作を制御する回路基板を内装した基板ケース
が取付けられる。該基板ケースは、遊技機に取り付けら
れる基体と、該基体の前面に固着されマイクロコンピュ
ータのCPU,ROM等の電子部品が多数装備される回
路基板と、前記基体とほぼ同じ大きさからなり、回路基
板を覆うようにして基体に取り付けられる箱状のカバー
体とからなり、これらを重ね合せ、更にカバー体に螺子
を挿通して締め付けることにより一体に組み付けてい
る。そして、組み付けられた基板ケースを入賞球集合カ
バー,機構板等にビス着等の適宜手段により取着されて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近時パ
チンコホールにおいて回路基板のROMを勝手に改造し
てゲームに賭博性を持たせるといった不正行為が頻発し
ており、これを防止するために、前記基体とカバー体間
に跨がるようにして破損し易い封印紙を貼着し、該封印
紙が破損していた場合には不正なROM交換が行なわれ
たとみなしていた。ところが、前記封印紙を巧妙に剥が
し内部のROMを交換した後、再度封印紙を元通りに貼
り付けておくといった巧妙な不正行為が行なわれ、封印
紙を一見しただけでは前記不正が行なわれたか否かが分
らないという課題が生じている。また、最近では基板ケ
ースごと取り外し交換する不正が行われている。
【0004】本発明は上記した課題並びに要望に鑑みて
なされたもので、カバー体または基板ケース自体を外せ
なくして内部に収納された回路基板のROMを交換して
勝手に改造するといった不正をすることができない遊技
機における回路基板の閉止構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、遊技機裏側の適宜位置
に、遊技機の動作状態を制御するための回路基板と基体
とカバー体とからなる基板ケースを取り付けるための取
付領域を形成し、該取付領域に基板ケースを取付けると
共に、前記回路基板を基体とカバー体内に封止する閉止
構造であって、係止手段により前記取付領域に基体を固
着すると共に、係止具によりカバー体の開封および基板
ケースの取外しを阻止するようにしたことを特徴とす
る。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記取付領域に係止具の係止部を設
けたことを特徴とする。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記基体に係止具の係止部を設けた
ことを特徴とする。
【0008】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記係止手段は、取付領域に係止孔
を設けると共に基体の端部が係止する弾性係止片を設
け、一方基体に前記係止孔に係止する係止片を設け、基
体を摺動することにより取付領域に係合固着するように
したことを特徴とする。
【0009】また、請求項5記載の発明は、請求項1な
いし3のいずれかに記載の発明において、前記係止具は
基端部から一対の保持片を延設することによりコ字状に
形成され、両保持片の先端部に係止爪部が突設されてい
ることを特徴とする。
【0010】また、請求項6記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記係止具を複数備えたことを特徴
とする。
【0011】また、請求項7記載の発明は、請求項1な
いし6のいずれかに記載の発明において、前記係止具の
係止部に連通し、カバー体から視認可能な使用済み係止
具の収納部を形成したことを特徴とする。
【0012】また、前記取付領域にカバー体の係止部を
設けるのが好ましい。
【0013】また、前記基体にカバー体の係止部を設け
るのが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遊技機の基板
ケースの実施の形態を図面に基づき説明する。なお、本
発明が適用可能な遊技機には、パチンコ遊技機,アレン
ジボール遊技機,スロットルマシン等が有るが、一例と
してパチンコ遊技機について説明する。
【0015】図1は、本発明が適用されるパチンコ遊技
機の裏面図を示し、図中1は機枠であり、該機枠1に装
着される前面枠2の裏面に遊技盤取付枠3が固着され、
該遊技盤取付枠3に遊技盤4が装着されている。 そし
て、遊技盤取付枠3の一側には遊技盤4の裏面全体を覆
う合成樹脂製の機構板5が開閉自在に装着されている。
【0016】前記機構板5の裏面にはその上部にパチン
コ球を貯留する球タンク6,該球タンク6から流下する
パチンコ球を整列流下させるタンクレール7,またその
一側部に該タンクレール7から流下するパチンコ球の球
圧を弱めるカーブ樋8,該カーブ樋8からパチンコ球を
受け入れる球払出装置9が設けられ、該球払出装置9か
ら払い出された所定個数のパチンコ球を前面枠2の前面
の球受皿(図示せず)に誘導する球排出樋10等が後面
が開放した樋状に設けられている。該球排出樋10は樋
カバー11によって被着されている。
【0017】また、前記機構板5のほぼ中央に窓口12
が開設され、該窓口12に臨んで前記遊技盤4の裏面と
対応する機構板5の前側に入賞球集合カバー13が設け
られ、該入賞球集合カバー13の裏面に遊技盤4に装着
された可変表示装置(図示せず)の後方部分を覆い保護
する保護カバー14が装着されている。また、窓口12
の下方の板状部に本発明に係わる基板ケース15の取付
領域16が形成され基板ケース15が装着されている。
なお、該基板ケース15の取付領域16は機構板5裏面
に限らず、例えば前面枠2の裏面下部または樋カバー1
1および入賞球集合カバー13,保護カバー14の裏面
など他の個所に設けるようにしてもよい。
【0018】前記基板ケース15は、図2および図3に
示すように前記機構板5の裏面に取付けられる基体17
と、該基体17の前面に固着されるパチンコ遊技機の遊
技状態を制御する回路基板18と、前記基体17とほぼ
同じ大きさであって回路基板18を覆うようにして取付
けられるカバー体19とから構成される。
【0019】前記基体17は、回路基板18に合致する
横長長方形の箱状に形成され、該基体17の板状部17
a隅角部に回路基板18を固着するねじ孔20を穿設し
た突起21,21が設けられると共に、支持突起22お
よび押え片23が形成されている。また、右側壁17b
にカバー体19に係止する係止片24が設けられ、基体
17の左右側端縁には一方向(右側壁17b方向)に突
出する係止手段としての係止片25,25が設けられ、
左側壁17cに後述する別途形成した係止具26が係止
する係止部としての係止枠部27が形成されている。該
係止枠部27は、板状部17aの開口28に沿って一対
のリブ壁29,29が立設され、該リブ壁29,29の
略中央に係止凸部30が形成されると共に端部に係合部
31が形成されており、係止具26が隙間がなく嵌め込
まれるようにその横幅が設定されている。なお、基体1
7は、アルミ合金ダイキャスト製,マグネシウム合金製
など金属製のものとしてもよい。
【0020】また、前記回路基板18は周知のように横
長長方形をなすプリント配線基板よりなり、その上面に
パチンコ遊技機の遊技盤4に装着された可変表示装置の
表示を駆動制御したり、その所定表示を切替え制御した
り、入賞によって所定個数の賞球を払出し制御を行った
りする遊技プログラムが記憶されたROM32,CPU
33およびその他各種の電子部品34が関連付けられて
配置されている。また、回路基板18の隅角部には前記
基体17の各突起21,21のねじ孔20と連通する止
着孔35,35が貫設され、一端を支持突起22および
押え片23により位置決め挟持し、各止着孔35,35
にビス36を挿通して各ねじ孔20,20に螺締するこ
とにより回路基板18が基体17に固着される。なお、
回路基板18の取着はビス36着に限定されることな
く、弾性片等により取着するようにしてもよい。
【0021】前記カバー体19は、透明樹脂により裏面
が開放し前記回路基板18の全面を覆う箱形状に形成さ
れている。そして、右側壁19aに前記係止片25,2
5が嵌め込まれる係止孔38,38が形成され、左側壁
19bには前記基体17の係止枠部27と合致する係止
具26の挿通孔39が形成されると共に、その下端に突
片40が形成されている。また、挿通孔39は、成形上
の問題からリブで補強するように前後開口端が左右に位
置がずれて形成されている。41は係止具26への不正
および悪戯を防止する突条である。なお、カバー体19
は、誤作動の原因となる電磁波や静電気を防止するため
に導電性の材料を塗布あるいは含有させるのが好まし
い。さらに、カバー体19は、アルミ合金ダイキャスト
製,マグネシウム合金製など金属製のものとしてもよ
い。
【0022】前記係止具26は基端部42から拡開する
一対の保持片43,43を延設することにより略コ字状
に形成され、両保持片43,43の中間部外側に係止凹
部44,44が形成されると共に、先端部に係止爪部4
5,45が突設され、該係止爪部45,45は外側面に
外向きのテーパー面45a,45aを有し、挿通孔39
に挿通し易いようにしている。なお、両保持片43,4
3は合成樹脂の材質から弾性力が備えられている。46
は係止爪部45,45の先端部に形成された返しで、図
6に示すように該返し46を前記係合部31の内側外周
に係合させることにより、係止具26を引き抜こうとし
ても返し46により係合する方向に力が働き係合状態を
安定することができる。また、一対の保持片43,43
のうちその一方の内側に円弧状に湾曲する腕部47が一
体に形成されている。なお、係止具26は金属製のもの
としてもよいが、このとき基端部42に後述するニッパ
ー等の破壊具で切断しやすいように肉薄部を設けたりス
リットを設けたりするのがよい。
【0023】しかして、前記基板ケース15の取付領域
16は、一側を開放し基体17を囲う大きさにリブ壁4
8を立設し、開放側および該開放側と相対するリブ壁4
8aには前記基体17の係止片25が係止する係止手段
としての係止孔49およびL字状の係止部50が形成さ
れると共に、開放側には前記基体17の端部が係止する
弾性係止片51および前記係止具26の台座52が形成
されている。また、台座52の基部は前記基体17の開
口28が嵌るように切欠き53されると共に、前記カバ
ー体19の突片40が差し込まれる挿通開口54が開設
されている。
【0024】基板ケース15は上記構成よりなり、機構
板5への取付は、まず、回路基板18を取付けた基体1
7を、図4鎖線に示すように弾性係止片51の付勢に抗
して押し付けながら取付領域16のリブ壁48に合致す
るようにスライド(図上右方向)させて係止片25,2
5を係止孔49および係止部50に係止させ、図5に示
すように開口28から台座52を臨ませると共に、図4
に示すように基体17の端部に弾性係止片51を係止さ
せ機構板5に基体17が固着される。このとき、係止枠
部27の上面開放側は図5に示すように回路基板18で
閉塞されている。
【0025】次に、図4および図5に示すようにカバー
体19の係止孔38,38を基体17の係止片24,2
4に嵌め込むようにして突片40を挿通開口54に差込
み、挿通孔39と係止枠部27を合致させて基体17全
体を覆うようにカバー体19を被着する。そして、係止
具26を弾性に抗して係止爪部45側から挿通孔39に
挿通し、係合部31および係止凸部30に係止爪部4
5,45および係止凹部44,44を係止して、カバー
体19の解放を阻止し、これによって基体17の解除方
向への移動も阻止される。このように、係止具26を破
壊しない限りカバー体19が解放できず、回路基板18
が基板ケース15に閉止密封されることになる。また、
係止具26を破壊しようとスクリュードライバ等を差し
込もうとしても突条41が障害となって差し込むことが
できず無理にこじ開けることは困難となる。
【0026】このように、基板ケース15を開けようと
すると係止具26を破壊するほかないので、いったん基
板ケース15を開ければその係止具26は再使用できな
くなり、これによって基板ケース15を開けたという事
実が容易に判るようになり、回路基板18を不正に改造
されるのを防止するうえで有効である。なお、回路基板
18はカバー体19側に固着するようにしてもよい。
【0027】図7ないし図10は他の実施の形態を示
し、前記実施の形態と異なる主な点は係止具26の係止
枠部27が機構板5の取付領域16に設けられた点であ
り、同じ構成には同符号を付して説明する。
【0028】基体17は前記実施の形態と同様に回路基
板18に合致する横長長方形の箱状に形成され、該基体
17の板状部四隅角部にはねじ孔20を穿設した突起2
1,21…が設けられ、ビス36,36…により回路基
板18を取着するようにしている。そして、基体17の
左右側端縁に一方向(右側壁方向)に突出する係止片2
2,22が設けられ、左側壁17cに係止具26の挿通
される開口55を形成している。
【0029】また、カバー体19は、裏面側が開放し回
路基板18の全面を覆う箱形状を成しており、左側壁1
9bに後述する取付領域16の係止孔56,56に嵌め
込む差込片57,57が外方へ曲折形成され、右側壁1
9aには前記基体17の開口55と合致する係止具26
の挿通孔39が形成され、その下端に突片40が形成さ
れている。58はニッパー等の破壊具によって係止具2
6の破壊を容易にするように挿通孔39を交差するよう
に形成された切り溝である。
【0030】また、基板ケース15の取付領域16は、
前記実施の形態と同様に一側を開放したリブ壁48で囲
われ、開放側および該開放側と相対するリブ壁48aに
は前記基体17の係止片22が係止する係止孔49およ
びL字状の係止部50が形成されると共に、開放側には
前記基体17の端部が係止する弾性係止片51および係
止具26が係止する係止枠部27が形成されている。ま
た、リブ壁48aの外側に位置して前記カバー体19の
差込片57,57が嵌め込まれる係止孔56,56が穿
設されている。前記係止枠部27は上面開放したコ字状
に形成され、略中央に係止凸部30が形成されると共に
端部に係合部31が形成されており、前記係止具26が
隙間がなく嵌め込まれるようにその幅寸法が設定されて
いる。また、係止枠部27の基部は前記基体17の開口
55が嵌るように切欠き53されると共に、前記カバー
体19の突片40が差し込まれる挿通開口54が開設さ
れている。
【0031】この実施の形態の基板ケース15の機構板
5への取付は、まず、回路基板18を螺締36した基体
17を、弾性係止片51の付勢に抗して押し付けながら
取付領域16のリブ壁48に合致するようにスライド
(図上右方向)させ、係止片22,22を係止孔49お
よび係止部50に係止させて係止枠部27を開口55か
ら臨ませると共に、基体17の端部に弾性係止片51を
係止させ機構板5に基体17が固着される。このとき、
係止枠部27の開放上面は、基体17の板状部17aで
閉塞されている。
【0032】次に、カバー体19の差込片57,57を
係止孔56,56に嵌め込むと共に、突片40を挿通開
口54に差込みカバー体19の挿通孔39と基体17の
開口55を合致させて基体17全体を覆うように被着す
る。そして、挿通孔39および開口55に係止具26を
係止爪部45側から弾性に抗して挿通し、係合部31お
よび係止凸部30に係止爪部45,45および係止凹部
44,44が係止してカバー体の解放を阻止すると共に
基体17の解除方向への移動も阻止される。これによっ
て、係止具26を破壊しない限りカバー体19が解放で
きず、回路基板18が基板ケース15に閉止密封される
ことになる。このように、この実施の形態では係止具に
よりカバー体の解放を阻止すると共に、直接機構板5へ
の取着も行うようにしたので基板ケース15を組立てて
からの取着も可能となる。また、基板ケース15の取着
はスライドによる取着に限られることはない。
【0033】また、図11および図12に示すように取
付領域16への取付けの際に、例えば基体17の裏面側
からビス59等により回路基板18を介してカバー体1
9に螺着し、予め回路基板18をカバー体19側から解
放できない状態で基体17とカバー体19内に封止して
基板ケース15を組立て、前記実施の形態のようにスラ
イドして取付領域16に取付け、最後に係止具26によ
り基板ケース15を封止取付けるようにしてもよい。こ
のとき、前記突片40のかわりにカバー体19または基
体17から係止枠部27に臨む突起60を設けており、
取付領域16に設けた係止枠部27に係止具26を係止
することにより、万一基板ケース15を外そうとしても
該突起60が係止具26の基端部42に衝止することに
より基板ケース15の解除方向への移動が阻止され、基
板ケース15が開封されることがない。
【0034】また、図13は、ROM32内容の対比照
会検査のため、基板ケース15が複数回の開封および密
封ができて再利用を可能とした実施の形態を示し、カバ
ー体19に係止具26が複数設けられている。そして、
遊技機製造メーカーまたはパチンコ遊技機が納入された
パチンコホールで回路基板18を検査する等、基板ケー
ス15を開ける必要が生じた場合には、ニッパーの刃先
を切り溝58に通して係止具26の基端部42を挟んで
切断破壊することにより保持片43の弾性支持が失わ
れ、係止具26が簡単に取り除かれて、カバー体19を
開けられるようになりROM32内容の対比照会検査が
可能となる。
【0035】そして、回路基板18を再度封止するに
は、前述したようにカバー体19を基体17を覆うよう
に被覆して、予備の係止具26を切離使用して挿通孔3
9から挿通係止し、その使用日時,開閉責任者の名前等
を使用記録記載欄61に記載することによりその開閉管
理が確実になされるようになる。なお、予備の係止具2
6をカバー体19側方に設けて切離して使用するように
したが、複数の係止具26を基体17側または取付領域
16の機構板5側に設けるようにしてもよい。
【0036】また、図14ないし図16は、係止具26
を破損することなく、基板ケース15の開放した回数が
確認できるようにした実施の形態を示し、カバー体19
を透明樹脂により形成すると共に、係止枠部27と連通
して基体17を介してカバー体19から視認可能な使用
済みの係止具26の収納部62を設けている。該収納部
62は、係止枠部27と同様に上面開放し、その開放面
を基体17の板状部17aで閉塞するようにしている。
また、係止枠部27の係止凸部30は、係止具26の係
止凹部44が係止して挿入側には抜けないようにすると
共に、挿入側にテーパー面30aを設け収納部62側に
押し込み可能としている。
【0037】そして、上記構成の基板ケース15は、係
止具26を基端部42がカバー体19と同一面となるよ
うに貫通孔38および係止枠部27に嵌挿し、係止爪部
45を係止部31に係合すると共に係止凹部44を係止
凸部30に係止することにより抜脱不能に止着され、回
路基板18が基板ケース15内に封止される。
【0038】このように封止された基板ケース15を開
ける必要が生じた場合には、図15および図16矢印に
示すように封止している係止具26を押し込むようにし
て係止爪部45と係止部31および係止凹部44と係止
凸部30の係合を解除して、カバー体19を開放可能と
してROM32内容の対比照会検査が可能となる。そし
て、検査後は再びカバー体19を取り付け、予備の係止
具26を切離して、貫通孔38に嵌挿し係止部31およ
び係止凸部30に係合させることにより係止具26を抜
脱不能な状態とし、同じ作用を繰り返すことによってR
OM32の検査が3回行なえるようになっている。
【0039】このように、カバー体19を外すには係止
具26を押し込むようにして封止解除しなければなら
ず、その係止具26は必ず収納部62内に残ることとな
り、仮に係止具26を新たに成形して貫通孔38および
係止枠部27に嵌入して不正を隠そうとしても前記収納
部62内に使用済みの係止具26が残っていることが視
認可能であることから、隠蔽することは極めて困難であ
るため不正行為が行い難く、その不正は容易に発見でき
責任の所在も明確化される。また、収納部62内の係止
具26は、図15および図16鎖線に示すように破損し
ていない状態で収納されるため再利用が可能となる。ま
た、カバー体19を金属により成形した際には、カバー
体19に透孔等を設けて収納部62を視認可能とすれば
よい。
【0040】なお、係止具26を保持片43側から差し
込むようにしたが、係止爪部45の方向を変えることに
より差込方向を変更するようにしてもよい。また、収納
部62の許容量は、必要検査回数の係止具26が収納さ
れる大きさが望ましく、必要回数以上の係止具26は収
納部62に収納された使用済みの係止具26により押し
込みが阻止され必要以上の開封ができなくなる。また、
前記収納部62は別体に形成して接着,溶着および弾性
片等で固着するようにしてもよい。
【0041】なお、本実施の形態において回路基板18
を遊技内容を司るいわゆる主基板としたが、この回路基
板18に限定されることなくCR機のプリペイドカード
の情報や貸球の払出しを制御する回路基板や各種制御回
路基板としてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、遊技機裏
側の適宜位置に、該遊技機の遊技状態を制御する基板ケ
ースを取付けるための取付領域を形成し、該取付領域に
基板ケースを取付けると共に、遊技機の動作状態を制御
するための回路基板を基体とカバー体内に封止する閉止
構造であって、係止手段により前記取付領域に基体を固
着すると共に、係止具によりカバー体の開封および基板
ケースの取外しを阻止するようにしたので、係止具を破
損しない限りカバー体の開封および基板ケースの取外し
ができないことから不正行為を確実に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるパチンコ遊技機の裏面図で
ある。
【図2】基板ケースを取付けた状態の要部斜視図であ
る。
【図3】基板ケースの分解斜視図である。
【図4】基板ケースの平断面図である。
【図5】基板ケースの要部平断面図である。
【図6】係止具の係止状態を示す要部正断面図である。
【図7】他の実施の形態の基板ケースの分解斜視図であ
る。
【図8】図7の基板ケースの平断面図である。
【図9】他の実施の形態の基板ケースの要部平断面図で
ある。
【図10】図9の正断面図である。
【図11】他の実施の形態の基板ケースの要部平断面図
である。
【図12】図11の正断面図である。
【図13】他の実施の形態の要部斜視図である。
【図14】係止具の収納部を設けた実施の形態の要部斜
視図である。
【図15】図14の基板ケースの要部平断面図である。
【図16】図15の正断面図である。
【符号の説明】
15 基板ケース 16 取付領域 17 基体(基体) 18 回路基板 19 カバー体 25 係止片(係止手段) 26 係止具 27 係止枠部(係止部) 42 基端部 43 保持片 45 係止爪部 45a テーパー面 49 係止孔(係止手段) 50 係止部(係止手段) 51 弾性係止片(係止手段) 62 収納部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機裏側の適宜位置に、遊技機の動作
    状態を制御するための回路基板と基体とカバー体とから
    なる基板ケースを取り付けるための取付領域を形成し、
    該取付領域に基板ケースを取付けると共に、前記回路基
    板を基体とカバー体内に封止する閉止構造であって、 係止手段により前記取付領域に基体を固着すると共に、
    係止具によりカバー体の開封および基板ケースの取外し
    を阻止するようにしたことを特徴とする遊技機における
    回路基板の閉止構造。
  2. 【請求項2】 前記取付領域に係止具の係止部を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機における回路基
    板の閉止構造。
  3. 【請求項3】 前記基体に係止具の係止部を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の遊技機における回路基板の
    閉止構造。
  4. 【請求項4】 前記係止手段は、取付領域に係止孔を設
    けると共に基体の端部が係止する弾性係止片を設け、一
    方基体に前記係止孔に係止する係止片を設け、基体を摺
    動することにより取付領域に係合固着するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の遊技機における回路基板
    の閉止構造。
  5. 【請求項5】 前記係止具は基端部から一対の保持片を
    延設することによりコ字状に形成され、両保持片の先端
    部に係止爪部が突設されていることを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれかに記載の遊技機における回路基板
    の閉止構造。
  6. 【請求項6】 前記係止具を複数備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の遊技機における回路基板の閉止構造。
  7. 【請求項7】 前記係止具の係止部に連通し、カバー体
    から視認可能な使用済み係止具の収納部を形成したこと
    を特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の遊技
    機における回路基板の閉止構造。
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